モバP「膝上の猫を撫でるように」 (108)

ちひろ「というわけで、たまにはアイドルを労ってあげましょう!」

モバP「何が始まるんです?」

ちひろ「プロデューサーさんはソファに座って楽にしててください」

モバP「え、それだけでいいんですか?」

ちひろ「ひとまずは、ですね。私がアイドルを一人ずつ呼びますので、少しの間だけ労ってあげてくださいな」

モバP「はあ。よくわかりませんがよしとしましょう」

ちひろ「膝に乗った猫を撫でる感じに甘やかしてくださればオッケーですので」

モバP「アイドルは猫ですか」

ちひろ「では私はこれで。最初のアイドルは>>2です!」

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奏「私が一番乗りね。ふふっ、Pさん嬉しい?」

P「んー、手がかからなそうなのは嬉しいかな」

奏「あら? Pさんも私の扱いに慣れたってことかしら」

P「いや、猫を撫でるように甘やかせろって言われてさ。そもそも猫って気まぐれだろう?」

奏「猫と女の子を一緒にされてもね。ま、よく振り回されてるPさんじゃ仕方ないか」

P「だからおとなしい方の奏が来て安心したんだよ」

奏「そう? 私だって猫ぐらいかぶるわよ。せっかく二人きりなんだし……♪」

P「か、奏?」

奏「なんて、冗談よ。でも……ふーん、私のことそう思ってたのね。これでも積極的なつもりだったんだけどな」

P「何の話だ?」

奏「こっちの話。まあいいわ、しばらく時間もらうわね。Pさん?」

P「ああ。まあ、今ぐらい何でも言ってくれ。俺には何をすれば労ってやれるのかわからないしな」

奏「ええ、是非そうさせてもらうわ」

P「このソファって座り心地いいのな」

奏「いつも自分のデスクだから気づかなかった?」

P「うん。横になってつい寝ちゃうのもわかる」

奏「Pさん、寝ちゃダメよ?」

P「わかってるよ。今は奏の相手をしないとな」

奏「……。本当に大丈夫?」

P「疑り深いな……そんなに信用ないか?」

奏「Pさんいつも疲れた顔してるじゃない。みんなの前では誤魔化してるみたいだけど」

P「えっ、いやそんなつもりは」

奏「いいのよ無理しなくて。Pさんだって忙しいんだもの、当然だわ」

P「……奏には敵わないな。まあそんな時にはこれg」

奏「ドリンクも禁止。いつか体壊すわよ?」

P「でもこれがなきゃ体が保たない時もあるんだよ」

奏「今がそうだってこと?」

P「……。これは後にしよう、うん」

奏「わかればいいの。でも……そうね、楽にしてたら眠くなっちゃうわよね」

P「こうして何か話してれば大丈夫とは思うけど」

奏「Pさん、膝枕してあげる?」

P「えっ」

奏「膝枕よ。聞こえなかった?」

P「そういう意味じゃなくて、奏が? 俺に?」

奏「何か問題でも?」

P「いやいや、俺が奏に何かしてやるのならともかく、奏が俺にしてくれるってのはちょっと」

奏「さっきPさんの時間は私がもらったはずよね? ならいいじゃない、私がそうしたいんだもの」

P「うーん……」

奏「私が膝枕してあげたらPさんもドキドキして眠れなくなっちゃうでしょう? ふふっ、遠慮しないで」

P「ドキドキするかはさておき、そうだな……」


>>6
1 お言葉に甘えて膝枕してもらう
2 逆に膝枕してあげる

2

P「いや、だめだ。今は俺が奏を労ってやらないと」

奏「もう、頑固なんだから……。そんなに私の膝がいやなの?」

P「そういうわけじゃない、むしろ果報者だ。でも今だけはだめだ」

奏「そう。ならPさんは代わりに、私に何してくれるのかしら?」

P「……。それなんだけど」

奏「なあに?」

P「俺が奏に膝枕する、のはだめか?」

奏「……」

P「いや、うん。言ってみただけだ、忘れてくれ。それこそいやだよな……」

奏「……くふっ、ううん違うの。Pさんがちょっと、かわいく見えて、つい」プルプル

P「笑われるのは笑われるで釈然としないんだが、それよりどうする?」

奏「え、ええ。じゃあ……お願いするわ。私に甘えていいってことでしょ?」

P「俺でよければ、だけどな」

奏「Pさん以外の人に甘えたりなんてしないわよ。それより、いい?」

P「おう」

 ※上体だけ横になりPの膝の上に頭を預ける奏

P「どうだ?」

奏「たまには……悪くないかもね、うふふ♪」

P(膝枕する側ってのもまた不思議な感じだな……これはこれで意識が向くというか)

奏「Pさん? 起きてる?」

P「起きてるよ。奏こそ眠くなったりしてないだろうな?」

奏「眠れるわけないじゃない、それに寝ちゃったらもったいないもの」

P「もったいないのか?」

奏「Pさんをこんな風に独占できる機会なんて、次にいつ来るかわからないでしょう?」

P「そういう意味ではそうかもな。俺も忙しいし、他のアイドルもいるしで」

奏「……もう、相変わらず鈍いんだから」

P「何がだ?」

奏「……しーらないっ」

P「奏?」

奏「…………」

P(顔が見えないから表情がうかがえない、けど機嫌を損ねたような気がする……どうしたもんか)


>>10
1 話題を変えて様子を見る
2 ちひろさんの言葉を思い出し、奏を撫でてみる
3 とりあえず謝っておく

2

P(とにかく、今は奏を甘やかしてやらないとな。でも次はどうしたらいいんだ?)

P(そういやちひろさん言ってたな、猫を撫でる感じに甘やかせろって)

P(……奏の頭を撫でてみるか? でもさっき猫と一緒にするなとか言われたような)

P(いや、他に思いつかないしやってみるか。どのみちこの状態で出来ることなんかあまりないし)


 ※ぎこちなさを残したまま奏を優しく撫でる。
  ぴくっと肩を震わせたのも一瞬、無言のまま奏はその不器用な手を受け入れたらしい。


P(うーん、反応がないとはいえ拒絶しないってことは、これでいいんだよな?)

P(もしかして寝てる? ……わけはないと思うけど、ちょっと手を止めてみるか)

P「……」スッ

奏「……? Pさん?」

P「なんだちゃんと起きてたのか」

奏「言ったじゃない、眠れるわけないって。それより……もうお終いなの?」

P「え、ああ」ナデリナデリ

奏「ふふっ、Pさんってこういうことするの慣れてないでしょ?」

P「まあな……すまん」

奏「ううん、むしろ嬉しいわよ。そのうちPさんが慣れちゃったとしても、この不器用なあたたかさは今は私だけのもの。そうでしょう?」

P「うん? そうかもしれないけど、それってどういう」

奏「はいはい、わからないならわからないでいいの。でもいつか、その意味をしっかり理解させてあげるから……ふふっ。覚悟しててよね」


 ※それから少しの間2人は言葉を交わすことなく、しかし居心地の良さを噛み締めながら穏やかに過ごした。

ちひろ「お疲れ様でしたー!」

P「別に疲れはしませんでしたけど、ちひろさん元気ですね」

ちひろ「そんなことよりいかがでした? 奏ちゃんとあんなことやこんなことは出来ましたか?」

P「人聞きの悪いこと言わないでくださいよ。何もありませんとも」

ちひろ「では次のアイドルをお呼びしましょう! >>16です!」

P「なんだこの人」

こんな感じでゆっくりやっていこうと思います
1日最低1キャラはこなしたいところ

志乃「Pさん……いるかしら?」

P「いますよ。次は志乃さんでしたか」

志乃「私では不満? ふふ、ツレないわね」

P「そういうわけないですよ。ただ人選がどうなってるのか気になりまして」

志乃「さあ、私はちひろさんに呼ばれてきただけよ。詳しいことは知らないわ」

P「あの人のことですからね。まったく何を考えてるやら」

志乃「それはそうと、今日は私をもてなしてくれるのよね? 期待してもいいの?」

P「出来る限りは応えさせて頂こうかと……」

志乃「なら頼むわね。久し振りにしばらく付き合ってもらうわよ」

P「あ、やっぱりそれなんですね」

志乃「それじゃ、乾杯」

P「乾杯……まだ外も明るいうちにいいんですかね」

志乃「いいじゃない。こんな贅沢なかなかできないもの」

P「それもそうですけど。あんまり飲み過ぎないでくださいよ?」

志乃「わかってるわ、潰しちゃわないようにPさんのペースに合わせるつもりよ」

P「……。いや、俺も飲んでるんで万が一の時に送ってあげられないじゃないですか」

志乃「あら……」

P「まあ志乃さんに限ってそれはないでしょうけど。あれ、どうかしました?」

志乃「Pさんもたまには気の利いたこと言えるのね。お酒のおかげかしら?」

P「えっ、なんか言いましたっけ俺?」

志乃「……それでこそPさんよね、なんか安心したわ」

P「?」

志乃「まあいいわ、そうね。ゆっくり飲みましょう」

P(ふぅ、さて頭がよく回るうちに話題を考えておくか)


>>23
1 一緒に飲んでみたいアイドルを聞いてみる
2 お酒を飲ませたら危なそうなアイドルを尋ねる

2

P「ひとつ尋ねてみたいことがあるんですが」

志乃「何かしら?」

P「お酒を飲ませたら危なそうなアイドルって、志乃さんからすると誰かいます? もちろんうちの事務所の」

志乃「それは未成年の子が将来飲めるようになったら、ってことでいいのよね」

P「ええ、まあ。志乃さんがまだ一緒に飲んでない人でもいいですけど」

志乃「今飲める子とはもうだいたい飲んだことあるわよ?」

P「えっ」

志乃「世間では飲みニケーションというわね。いい言葉だわ」

P「あまりいいイメージの言葉ではないですけどねそれ……」

志乃「それで、飲ませたらダメそうな子だったかしら。そうねぇ、>>25とかどう?」

意外と凛あたりあぶなそう

P「凛、ですか」

志乃「普段からクールな子だから、顔に出なかったりするといつの間にか飲み過ぎてたりしそうよね」

P「あー。加減も知らず黙々と飲み続けて周りが気づいた時には……ってやつですね」

志乃「それもあるし、あとはもし笑い上戸だったりで普段のイメージとギャップがあったりでもしたら」

P「本人に記憶が残ってようものなら、お酒を飲んだことを後悔するでしょうねぇ」

志乃「そうならないよう、少しずつ飲み方を教えてあげないといけないわ。お酒を嫌いになってほしくないもの」

P「なるほど。頼りがいのある人生の先輩がいるなら、凛の5年後もひとまず安心できそうです」

志乃「5年後? ああ、凛ちゃんって15歳だったわね。5年後……」

P「志乃さん?」

志乃「なかなかの年月よね、5年って。5年もあればいい具合に熟してくるもの……」ブツブツ

P(お酒の話だろうけど、とりあえず黙っておこう)

志乃「……Pさん?」

P「あ、はい。どうかしました?」

志乃「さっきの質問、Pさんはどう? 飲ませたらいけなそうな子、思い当たる?」

P「んー、そうですね……>>27とかどうでしょう」

美世

志乃「美世ちゃん? へぇ、どうして美世ちゃんが?」

P「単純に車やバイク好きだからってのが大きいですね。やはり飲酒運転だけは……」

志乃「美世ちゃんに限ってないとは思うけど、車好きの子は可哀想よね。急な飲み会とか」

P「参加したものの送迎役として一人だけ飲めずにいたりでもしたら、間接的にお酒に良い印象を持たれないかもしれませんね」

志乃「Pさん、もし美世ちゃんとお酒を飲む時は前もって言ってあげないとダメよ?」

P「わかりました。って、アイドルに酒を誘うプロデューサーってどうなんでしょう?」

志乃「私なら大歓迎だけど、場合によるんじゃないかしら。特別な時にだけ飲みたいって子も多いし」

P「難しいですね。……志乃さんは美世と飲んだことあります?」

志乃「あるわよ? まあ、成人したてだしちゃんと加減してあげたから心配しないで」

P「正直、どうでした?」

志乃「さあ、どうかしら。誘ってあげたらわかるんじゃない?」

P「……できれば参考にしたかったんですが」

志乃「教えてあげてもいいけど、Pさんのためにならないと思うのよ。強いとか弱いとか、そういうのを知らない相手とも上手く付き合えるようにならなきゃ」

P「それは……そうですね、仰るとおりです」

志乃「反省した?」

P「はい」

志乃「それなら、今度私に美味しいお酒を飲めるところに誘うこと。いいわね?」

P「えっ、ちょ、それは……いい店なんて知らないですし、ましてやなかなか都合が……」

志乃「ふふ、冗談よ♪ でも期待しないで待ってるわ、それくらいはいいでしょう?」

P「ええ、まあ。なるべく頑張りますので……待っててください」

志乃「あら、お酒切れちゃったわね」

P「何か用意してきましょうか?」

志乃「いいわ。待ってる間の時間がもったいないもの、そろそろ時間みたいだし」

P「えっ、もうそんな?」

志乃「楽しい時間はあっという間よね……お酒が入るとなおさらそう」

P「ええと、俺は志乃さんをちゃんと労って差し上げられましたかね。特別なことはできませんでしたけど」

志乃「そうでもないわよ。特別なひとと二人きりで飲む、これ以上に何も望まないわ」

P「ならいいですけど、ってもしかしてからかってます?」

志乃「どうかしらね、ふふ」

P「……。それより、立てますか? 量も量でしたから大丈夫とは思いますが、一応ね」

志乃「ええ。ありがとう、Pさん――」


 ※差し出された手を取って立ちあがると、すぐにはその手を離さない志乃。
  Pが不思議に思うのも束の間、不意に志乃は寄り添うようにその体をPに預けた。


P「うわっ、し、志乃さん!?」

志乃「少し……酔っちゃったかもしれないわね」

P「そんなに強いものじゃなかったはずですけど……大丈夫ですか?」

志乃「そうね、もう少しだけこうしてていい?」

P「ええ。でももし体調が優れないようならタクシー呼びましょう」

志乃「心配症なのね……それより、Pさん?」

P「はい?」

志乃「さっきのことだけど、やっぱり私、あなたに期待してるわ。……待ってるから」

P「さっきの……」


 ※それだけ言うと志乃は緩やかにPから離れ、僅かながら火照った微笑みを浮かべてその場を後にする。
  ひとり残されたPは、静けさが破られるまでその言葉の意味を何度も自問自答していた。

ちひろ「お疲れ様でーす!」

P「……ちょっと静かにしてくださいよ」

ちひろ「やっぱりというか、お酒の匂いがしますねぇ。今日のところはこの辺にしましょうか」

P「まあ、未成年も多いことですしね。わかりました」

ちひろ「ちなみに次の予定は>>35ですので、覚えておいてくださいね!」

あまり膨らませられなかった……
もちろん全員書くつもりはないのであしからず

>>1乙でした
安価なら藍子ちゃんで

藍子「こ、こんにちは! 今日はよろしくお願いします!」

P「そんなにかしこまらなくていいぞ。藍子がゲストみたいなものなんだから」

藍子「そう、ですか? なんだか緊張しちゃって……」

P「おいおいこれは仕事じゃないんだぞ? 変に構えなくていいって」

藍子「だって、その……Pさんと二人きり……だから」

P「あー。ちひろさんでも呼んでこようか?」

藍子「ええっ!? ち、違うんです! 二人きりなのが嫌ってわけじゃなくて!」

P「本当に?」

藍子「本当です! むしろすっごく幸せっていうか、あれ私何言ってるんだろう……」

P「ま、まあ落ち着こうか。とりあえず座ってくれ」

藍子「あ、はい。お邪魔します、ね?」

藍子「ふぅ……」

P「どうした藍子。いつものゆるふわオーラが消えかかってるぞ」

藍子「何ですかそのオーラって!?」

P「うん、藍子と一緒にいると時間が遅く感じる独特の雰囲気があるってタレコミがあってな」

藍子「そうなんですか?」

P「この前のハロウィンで魔女風の衣装で撮影しただろ? その時にそういう魔法が使えるって言われたら信じてたかもしれない」

藍子「うぅ、私はもうちょっと素敵な魔法が使いたいなぁ」

P「ほう。例えば?」

藍子「やっぱりみんなを幸せにできるような魔法がいいですね。せっかくの魔法なんですから」

P「そういうところが藍子だよな。でも今日は、俺が藍子を少しでも幸せにしてやりたいんだよ」

藍子「Pさんが、私を……?」

P「そう。だからまあ、遠慮しないで何でも言ってくれ。出来る限りはするから」

藍子「……わかりました。ふふ、何をお願いしちゃおうかな♪」

P(やっといつもの調子に戻ったみたいだな)

藍子「えっと……」

P「まだ決まらないのか? 何でもいいんだぞ」

藍子「あはは、いざとなると恥ずかしくなっちゃって」

P「え、俺に恥ずかしいことさせるつもりなの?」

藍子「Pさんが恥ずかしいかどうかはわかりません。Pさん、女の人に慣れてそうですから」

P「いや……仕事柄慣れざるを得ないはずなんだけどさ、未だに振り回されっぱなしなんだよな」

藍子「そうなんですか?」

P「それこそ恥ずかしながら、な。露骨に嫌われてたりしないだけマシだと思ってるよ」

藍子「そんな、Pさんを嫌いだなんて言う人なんていませんよ! 私が保証します!」

P「そう言ってくれるとありがたいな。うん、俺も担当アイドルに恵まれたもんだ」

藍子「そうですよ。Pさんがプロデューサーじゃなかったら、なんて考えられないですもん」

P「藍子……。よし、恥ずかしい話は終わりだ。それで俺は何をすればいい?」

藍子「えっ、あ、……もう。えっと、じゃあですね……」

P「うん」

藍子「>>42

昼ごろ続きします

ヒナタボッコー

藍子「ひなたぼっこしたいです。Pさんと、ふたりで」

P「ひたなぼっこ? 俺は構わないけど場所を移すことになるぞ。そうするとうまく人目を避けられるかどうか」

藍子「それについては任せてください! この前お散歩してた時に良いところがあったんです!」

P「へー、藍子がそう言うんなら安心だな。じゃあ行こうか?」

藍子「はい♪ ついてきてくださいね!」

P「ああ。その前に、一応ちひろさんに外に出るって連絡しておくか」


P『藍子の案で外に出てきますけど問題ないですよね?』

P「たぶんすぐ返事がくるはず……お、きたきた」

ちひろ『なるべく2人きりで過ごしてくださればオッケーです。ただし、アイドルと外出するということは、わかりますよね?』

P『わかってますよ。この前は危なかったですからね……気をつけます』

ちひろ『そこで提案なんですが、ちょこっと変装したくらいじゃまた気づかれちゃうと思うんですよ』

P『そうかもしれませんね。でも、そうしたらどうすればいいんでしょう?』

ちひろ『それはですねぇ。変装はしてもらいますが、いっその事堂々とカップルのように見せかけてしまいましょう!』

P『あなたは何を言ってるんだ』

ちひろ『考えてもみてください! ただでさえお散歩好きで知られる藍子ちゃんが、昼間から男性と外を歩いてるなんて誰も思わないでしょう?』

P『そうかもしれませんけど。万が一もありますし』

ちひろ『世の中はですね、結構都合よくできてるものなんです』

P『何の根拠があってそんなこと言えるんですか』

ちひろ『とにかく! 肩を引いて寄せるなり手を繋ぐなりしてカモフラージュ! そうしなきゃ外出の許可はできません!』

P『横暴だ……わかりましたよ。藍子が嫌がったらすぐやめますからね!』


P「ああもう。なんてこった」

藍子「あの、やっぱりひなたぼっこは中止したほうが……?」

P「ああいや、妙な条件を付けられただけだから気にすることないぞ。早速いこうか」

P(とはいえなあ。何かするだけしておかないと。どこで見られてるかもわからないからなあの人)


>>44
1 肩を引き寄せてみる
2 手を繋いでみる
3 経緯を話して藍子の希望を聞く

1

P(肩を引き寄せてみよう。嫌がられたらすぐ離して謝った後にちひろさんとのメールを見てもらえばなんとかなるよな?)

藍子「Pさん? どうかしましたか?」

P「うん? なんでもないぞ、ははは」

P(いざとなると気が引けるなこれは……こうなりゃ勢いで誤魔化すしかない!)

藍子「こっちの方なんですが、ちょっとした森林浴もできそうなところで私のお気に入りなんです♪」

P「そ、そうか。じゃあ案内は任せたぞ」スッ

藍子「ひゃあっ!? あぅ、Pさん……?」

P「こうしてれば逆に周りに気づかれにくいと思ってな。嫌ならすぐやめるから。どうする?」

藍子「そ、そういうことなら……仕方ない、ですよね? このままで……お願いします」


 ※そうして歩き出した2人はどこか固く交わす言葉も空回り気味。
  藍子がほのかに頬を赤く染めたままだったことにも、終始気づくことはなかった。

P「ここがそうなのか?」

藍子「そうですよ。Pさんにも気に入っていただけたら嬉しいな……」

P「たしかにここなら人目に付きにくいし、なんだか心が休まりそうだ。案外こういう場所もあるもんなんだな」

藍子「私もお散歩するのが好きじゃなかったら、きっと見つけられなかったかもしれませんね」

P「こういうところって見落とされがちだからなぁ。うん、俺も気に入りそうだよ」

藍子「本当ですか? ふふ、よかったです♪」

P「でももう少し近くにあったらよかったのにな? 来る途中なんだか同じ場所をぐるぐる回ったような気さえしたんだよ」

藍子「そ、そそそんなことないですよ! きっと似たような景色が続いてただけですっ!?」

P「お、おう。そんなに慌てて否定しなくても」

藍子「あ、いえ……ごめんなさい」

P「謝ることもないけど、せっかく来たんだしのんびりしよう。落ち着ける場所ある? この辺にいればどこでも落ち着けそうだけど」

藍子「もう少し先にベンチがあったと思いますが、そこでいいですか?」

P「十分だ。立ちっぱなしもなんだしな」

一気に書ききりたかったけどちょっと遅くなるます
1日1キャラ()

P「今日はいい天気だ。ぽかぽかしてて暖かい」

藍子「ひなたぼっこ日和でよかったです。最近天気がよく崩れたりしますから」

P「ああ、寒暖の差が激しかったりな。体調管理はしっかり頼むぞ」

藍子「Pさんも、お体に気をつけてくださいね?」

P「もちろん。お前たちに移すわけにもいかないし、何より風邪なんか引いてる場合じゃない身だ」

藍子「あはは……」

P「こんなゆったりして過ごすのも久し振りかもしれない。藍子のおかげかな」

藍子「私はPさんに私のわがままを聞いてもらってるだけですから、そんなことないです」

P「そんなことあるよ。惜しむらくはそろそろ時間だろうなってことだ」

藍子「あっ、もう……そうですね。そろそろ戻らないと私だけズルになっちゃいます」

P「少しだけでもこの場所にこれてよかったよ」

藍子「あの、Pさん。ここ、Pさんの他の誰にも教えたことない場所なんですよ」

P「そうなのか?」

藍子「はい。今日……私にとって特別な場所になれました」

P「大げさだなぁ」

藍子「大げさなんかじゃないですっ。またいつか一緒に、来てもらえますか?」

P「それくらいお安い御用だ。いつになるかは約束できそうにないけど、いいか?」

藍子「はい、待ってますから。それまでは……Pさん、最後に1つだけ」

P「どうした?」

藍子「写真を撮りたいんですけど、いいですか? 2人で写った写真……なんですけど」

P「いいぞ、撮ろう。俺とでいいなら」

藍子「Pさんとだから撮りたいんですっ! それじゃあ準備しますね?」


 ※何度も撮り直し、満足のいく写真を撮れて幸せそうな藍子だった。
  ……のだが、行きは肩を寄せながら来たことをすっかり忘れたPの隣を、少し残念そうにして歩いていたそうな。

ちひろ「お帰りなさい! いかがでした?」

P「いかがもなにも、ゆっくりしてきましたよ」

ちひろ「本当にそれだけですか?」

P「それだけです」

ちひろ「まあそれはそれでいいんですけどね、ちょっと……最後だけは頂けませんでしたね」

P「えっ、何か俺やらかしました?」

ちひろ「わざとじゃないのが憎らしい! では次は>>50をお願いします!」

× >>50
>>55

茄子

茄子「プロデューサー、来ちゃった♪」

P「来ちゃったも何もないだろ、いやあるのか? 選抜理由を知らされてないんだよな」

茄子「細かいことは置いといて私を目一杯甘やかしてくださいね!」

P「そうするつもりではあるけど、茄子かぁ」

茄子「私が何か?」

P「俺が何もしないでも何とかなりそうというか何というか」

茄子「何言ってるんですかー、プロデューサーに何かしてもらえたらもっと幸せになれますよ♪」

P「それならいいけど。それで、俺は何したらいい?」

茄子「プロデューサーが思いつく最高の方法で労ってくれたらそれでいいです♪」

P「難しい注文だな……」

P(茄子が喜びそうなこと、ってなんだ? >>61とか?)

P「よし、このままだらけてようか。うんそうしよう」

茄子「えー? それだけですかー?」

P「ヘタに何かするよりいいかと思って。ほらだらけただらけた」

茄子「私は別にそれでもいいですけど、どうせならもっとアクセントが欲しいです!」

P「例えば?」

茄子「たとえば……『プロデューサーの家で』だらける、とか♪」

P「うち? いや、それはどうなんだろう。アイドルを連れ込むってのはリスクが」

茄子「プロデューサー、私なら大丈夫ですよ!」

P「……。恐ろしいまでに説得力あるから困る」

茄子「早く行きましょっ、時間は待ってはくれません! プロデューサーのお家ってどの辺ですか?」

P「時間を気にするほど遠くないぞ。なんせここから徒歩5分もないからな」

茄子「えっ」

P「仕事柄、職場から近いほうがいいってわかったからな。便利だぞ~」

茄子「……。プロデューサー、今日はたくさん幸せにしてあげますからね」

P「えっ、でも今日は俺が」

茄子「いいんですっ。それよりプロデューサーのお家に行きましょう♪」

一旦ここまで
思ったよりも安価をスムーズに取ってもらえてありがたや

茄子「お邪魔しま~す」

P「散らかってるから少し片付けさせてくれ」

茄子「お構いなく、むしろその方が好都合といいますか」

P「好都合ってなんだ――いや待てよ?」

P(我ながらどこに何を置いたか全く覚えてない……見られちゃまずいもんがその辺にあるとは思わんが)

茄子「あっ、怪しい本発見♪ ほうほう、プロデューサーもやっぱり男性なんですねぇ」

P「」

茄子「……ふぅん」ペラッ

P「か、茄子? そんなもの読んでないでこっち渡せ、なっ?」

茄子「プロデューサー、1ついいですか?」

P「……はい」

茄子「>>66に似てる方が多い気がするんですけど、もしかしてプロデューサーのタイプなんです?」

ほたる

P「そ、そうか? そんなにほたるに見える?」

茄子「なんとなく、儚げな雰囲気というか……。きっと借金のカタに無理やr」モゴモゴ

P「やめなさい! ほたるを意識しながらのそのシチュはちょっと洒落にならん!」

茄子「むー……。でもこういう健気な感じの子に弱かったりするんじゃないですか?」

P「弱いというか、まあちょっとくらい手心加えたくはなるよな? あくまで一般論というか、な?」

茄子「そうですか。じゃあプロデューサーは私のことなんか可愛がってくれないんですね!」

P「!? おいおい、俺は仕事で誰かを贔屓にしたことなんてないぞ!」

茄子「わかってますぅ! でも、ちょっとだけほたるちゃんが羨ましいんです! ……くすん」

P(めずらしく茄子がふてくされてる……まいったな。どうしよう)


>>69
1 なんとかなだめる
2 機嫌が直るのを待つ

1

P「なあ、気にし過ぎだって。俺の好みなんかどうだっていいだろ?」

茄子「どうだってよくないですよ。せっかくプロデューサーのお家にこれて、もっとプロデューサーの一面を知れると思ってたのに……」

P「そもそも俺の好みを勝手に決め付けるなよ。もし少しでも好みがあるなら、こんなにいろんなアイドル預かれないって」

茄子「お仕事に私情を挟んじゃいけないんじゃないですかぁ?」

P「うぐ、そりゃそうなんだが……とにかく! 誰が好きで誰が嫌いとかないから、あまり気にするなってこと!」

茄子「……。嘘じゃないですよね?」

P「当然だ。じゃないと問題だろ?」

茄子「じゃあ、私のことをもっと好きになってくれたりします?」

P「うん? 好きにもよるけど、少なくとも嫌いになったりしないから。な?」

茄子「それならいいんですけど。ふふっ、ちょっとだけ安心しました♪」

P「俺も機嫌が直ったようで安心したよ」

茄子「プロデューサーが紛らわしいもの持ってるのがいけないと思います!」

P「……もし次があるならちゃんと片付けておくから。その代わりもうあまり物色するなよ?」

茄子「それはぁ、どうでしょう?」

P「やめてくださいお願いします」

茄子「今度はちゃんと万全の準備をした上で招待してくれたら、言うことを聞きましょう。どうですか?」

P「わかったわかった、気をつけるから」

茄子「絶対ですよ?」

P「ああ」

P(って、なんだか乗せられてるような)

茄子「~♪」

P(……ま、いいか)

P「そういやなんでうちに来たんだっけ?」

茄子「それはもちろんお邪魔しに、じゃなくてプロデューサーがだらけたいっていうからじゃないですか?」

P「だらけるだけなら俺の家に来なくてもいいような」

茄子「えっと……あ、思い出しました! いつも苦労されてるプロデューサーを私が幸せにしてあげます♪」

P「幸せに?」

茄子「はい♪」

P「具体的には?」

茄子「どんなことをお望みですか?」

P「えっ、俺が考えるの?」

茄子「ここなら誰にも見られる心配ないですよ!」

P「そういう言い方は変なこと考えるからやめようか」

茄子「変なことって、どんなことですか? ふふっ♪」

P(いかん、茄子のペースになってる。なにか適当なこと頼んでお茶を濁そう)

P「そうだな……。茄子といえば強運だし、ちょっとばかりその運を分けてくれたらそれでいいよ」

茄子「えー、それだけですか?」

P「それだけって言うけど、結構すごいことだと思うぞ? さて、ご利益ありますようにっと」パンパン

茄子「お、拝まないでくださいー! それだけじゃきっとあまり効果ないですよ!」

P「そうか? それじゃあ……>>75


1 キスしてもらうとか?
2 ハグしてもらうとか?
3 (よからぬことが脳裏をよぎる)

3

P「…………」

茄子「……プロデューサー?」

P「ん? ああ、すまん。ちょっと考え事をな」

茄子「もしかして、えっちなことを考えてませんでした?」

P「」

茄子「そんな顔してましたよ。もう、プロデューサーったら正直なんですから……」

P「いや、これはだな」

茄子「ふふっ、仕方ないですね。今日だけですよ?」

P「男としては仕方のない――えっ?」

茄子「プロデューサーが……私みたいな子はタイプじゃないんだなって思った時は、どうしようかと思いました」

P「茄子? おい、どうして服を」

茄子「幸せにしてあげるって、私言ったじゃないですか……♪」

P「茄子……」


 ※それ以上の言葉は要らず、2人は見つめ合い、そしてお互いを求め合った。
  茄子の嬌声が上がるたびに本能に歯止めがきかなくなり、その豊満でしなやかな肢体をひたすら貪り尽くす――

  そんな夢を、見た。

P「……」

ちひろ「あら? 元気ないですね」

P「いい夢を見てたような気がするんですけどね、どうにも思い出せなくて」

ちひろ「疲れてるんじゃないですか?」

P「うーん。そうなんですかねやっぱり」

ちひろ「そんな調子じゃアイドルをちゃんと労ってあげられませんよ!」

P「はあ、気をつけます」

ちひろ「あんまり変なことしたりさせたりしちゃだめですからね! 次は>>83です!」

泰葉

泰葉「あ、Pさん」

P「泰葉か。いよいよ誰が来るのかわからないな」

泰葉「あの、私まだよくわかってないんですけど、今日はどういう……。これってお仕事ですか?」

P「仕事ではないぞ。じゃあ何だって言われたらうまく答えられないんだけど」

泰葉「そうですか。……えっと」

P「うん?」

泰葉「こんな時、どうしたらいいのかなって考えてました。どうしたらいいんでしょう?」

P「さあ。泰葉の好きにしてくれていいらしいぞ。俺もそのつもりだし」

泰葉「……ううん、困りましたね。ご迷惑じゃないですか?」

P「気にするなって。ほら、何でも言ってみろ。今日ぐらいわがまま言ってもバチは当たらないぞ」

泰葉「こういうの慣れてないから……その、じゃあ……>>89、とか」

添い寝

P「添い寝……だと……?」

泰葉「あっ、ち、違うんです……! せっかく穏やかに過ごせるなら、たまにはお昼寝もいいかなって思って……」

P「お、おう」

泰葉「一人でお昼寝してもしょうがないですし……それに、将来ドラマの撮影とかでそういうシーンがあったら、今のうちに慣れておけます……よね?」

P「なるほどな。別にこんな時にまで仕事のこと考えなくていいのに。さすがといったところではあるか」

泰葉「そ、そういうことです……! もちろんPさんさえよければ、ですけど」

P「俺は構わないけど。泰葉こそいいのか?」

泰葉「よくなかったら、こんなこと言いませんから。大丈夫です」

P「わかった。じゃあ添い寝、するか」

泰葉「……。はい」

P「そうすると、ソファじゃさすがに2人は寝れないから、何か良さそうなの持ってくるか」

泰葉「手伝いましょうか?」

P「気にするな。その辺あされば出てくるだろうし、ちょっと待っててくれ」

P(運動会シーズンもあってか器械体操に使うマットがすぐ見つかった。探せばもっといろんなもの眠ってそうだな)

P「さて、寝心地は良いとはあまり言えなそうだけどこれでいいか?」

泰葉「十分です。それと、ハロウィンの時の垂れ幕が残ってたので、冷えないように使わせてもらいましょう」

P「ああこれか、今回も世話になるな」

泰葉「今回も?」

P「こっちの話。それじゃあ横になるとしよう」

泰葉「あの、その前に……このままだと服がシワついちゃいますよね」

P「そうだな。俺は別に気にしないからいいけど」

泰葉「私、レッスン用の着替え持ってきてますので。ちょっと着替えてもいいですか?」

P「わかった。着替え終わるまで外で待ってるよ」

泰葉「あ、いえ……Pさんなら別に、すぐ着替え終わらせますからここに居てもらっても……」

P「」

泰葉「むこう向いてて貰えれば、それで構いませんので」

P「そうは言ってもだな。いいのか?」

泰葉「Pさんのことは信用してます。信用してなければ、そもそも添い寝なんて……でしょう?」

P「んー、泰葉がそう言うなら。むこう向いてるからな、すぐ終わらせてくれよ」



P(とはいえ、このシチュエーションは否が応でも魔が差しそうになるな……くそう!)

P(しかしよく考えろ。せっかく信用してるって言ってくれてる泰葉を裏切りたくはない!)

P(耐えろ、衣擦れの音なんか俺には聞こえない。聞こえてなんかないんだ)

P(…………)


>>94
1 耐えた
2 やっぱりだめだった

1

泰葉「Pさん。もういいですよ」

P「そ、そうか……ふぅ」

泰葉「憔悴してるようですけど……もしかして」

P「そりゃあ全く気にならないなんてことないよ。あー、心臓に悪かった」

泰葉「そんなに大変だったんですか?」

P「天使と悪魔が競合して、なんとか天使が勝ったってところだな。信用してもらって裏切るわけにいかないから」

泰葉「そう、ですか。私でも少しはPさんに意識してもらえるんですね……ふふっ」

P「当たり前だ、泰葉だって年頃の女の子なんだから。まあでも次が本題なんだけどな」

泰葉「あの、こういう時ってどちらが先に横になるべきなんでしょうか?」

P「どうだろう。先に体の大きい方からかな? 特に決まりはないと思うけど、なら先に俺が横になるか」

泰葉「お願いします。……つ、次は私の番ですね」

P「早速緊張してるっぽいな。まああまり無理するなよ?」

泰葉「無理なんてしてません……! えっと、お、お邪魔します?」

P「いいか? あとはさっきの垂れ幕を布団代わりに引いて、っと」

泰葉「……」

P「……」

泰葉「……なんだか、恥ずかしいですね」

P「うん。これで寝ろって言われても無理がある」

泰葉「……眠れないですね」

P「……ああ」

泰葉「……あ、そういえば枕がありませんね」

P「忘れてた。なんか寝にくいと思ったら」

泰葉「こういう時、女性は男性の腕を借りるものだとどこかで見聞きした覚えがあるのですが」

P「たしかにそんなイメージあるな。……貸そうか?」

泰葉「いいんですか? すみません、催促したみたいで……」

P「いいよこれくらい。俺の気が回らなかったせいもあるし」

泰葉「ではお言葉に甘えて……。Pさんって、女性関係に不慣れそうですよね。失礼かもしれませんが」

P「そうだなあ。こういう業界にいる割には慣れてない方かもな、申し訳ない」

泰葉「いえ、悪いなんて言ってませんよ。むしろその方が、私だけでなく事務所の方々も信頼を置けますから」

P「そういうものなのか?」

泰葉「Pさんもおっしゃってましたけど、こういう業界ではあまり良い話ばかり聞けるわけでもありません」

P「まあ……そうだよな。汚い部分っていうか」

泰葉「私もそれなりにこの業界で活動してきましたから。その中でも、Pさんは変わってるというか……抜けてる?」

P「褒められてるのかけなされてるのかわかりにくいな」

泰葉「もちろん褒めてるつもりですよ? ……そんなPさんのおかげで、私は仕事を楽しめるようになれましたし」

P「そっか、それはよかった。俺も泰葉をプロデュースできてよかったよ」

泰葉「……ありがとうございます。ふふっ、なんだかさっきとは違う恥ずかしさがありますね」

P「話してる内容が内容だからな。泰葉がいろいろ素直に話してくれるから」

泰葉「せっかくこういう機会に恵まれたわけですし、ね。こういうのをピロートークと言うんですよね?」

P「いや、それは違うと思う」

泰葉「えっ、違うんですか? …………」

P「まあ俺もしたことないけど、多分違うんじゃないかな。って、おーい泰葉?」


 ※いろいろ勘違いしていたらしく、恥ずかしさのあまり布団代わりの垂れ幕を引っ張って顔を埋める泰葉。
  厳しい世界に長くいてなおたまに覗かせる泰葉の純朴さに、何とも言えない安心感を覚えた。

P「なあ、そろそろ出てきてくれよ」

泰葉「……」

P「俺は別にもう少しこのままでもいいんだけどさ、時間のこともあるし」

泰葉「……そうでした。片付けや着替えもありますしね」

P「まあ、ある意味いい経験したな? 少なくとも添い寝しながら昼寝はできそうにない」

泰葉「勉強になりました……。でも、なんとなくこういうのも悪くないものですね」

P「そうか?」

泰葉「人の温かさに包まれて眠りにつけたら、いつもより安らげそうかなって思いまして」

P「それはあるかもな。眠りにつくまでが大変だろうけど」

泰葉「そうですね。いつかそんなことにも慣れたりする、のかな? ……なんて」

P「できれば健全に経験を重ねてほしいな、そもそもアイドルなんだから」

泰葉「わかっています。だから、その、いつか……そんな日が来るまで、安心できる人の側に……」

P「ん? 最後のほうよく聞こえなかったんだが」

泰葉「……いえ、何でもないです。そろそろ着替えますね?」

P「あー、じゃああっち向きながらできる範囲で片付けてるわ」

泰葉「はい、お願いします」


  ※今度は気を紛らわせるものがあり余裕を持って泰葉の着替えが終わるのを待つ。
   待っている間の腕に残った泰葉の名残に、僅かな温もりを感じて。

P「うるさいです」

ちひろ「まだ何も言ってませんよ!?」

P「先んじて制しておこうかと。それで、次は誰になるんですか?」

ちひろ「それなんですが、ひとまずここでおしまいですね」

P「そうですか」

ちひろ「でも他のアイドルもプロデューサーさんとたまには2人きりで過ごしたいと思ってるでしょうし、また機会があったらお願いします!」

P「……何か企んでたりしませんよね?」

ちひろ「ノーコメントです!」




おわれ

書いたことないキャラばかりだったのでちゃんとそれっぽくできてるかどうか
内容も思ってたより甘くなったような? 勢いだけじゃうまく書けないいい例ですねわかります

似たような感じでまた始めた時はよろしくお願いします

やるとしたら新しくスレを立てます

それとなくこのスレに似た雰囲気にしてわかりやすいようにしましょうかね。キャラもダブらないように
シリーズ化したいわけじゃないのであくまでそれとなくですが

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