八幡「これで雪ノ下になんでも命令できる」
雪乃「さすが発想が最低ね。まあ、比企谷くんにそんな度胸はないでしょうから安心だけども」
八幡「まずは何を命令しようかな」
雪乃「……本気なの?」
八幡「くっくっく……>>5だな」
全裸でオナニーして脱糞
八幡「全裸でオナニーして脱糞 だな」
雪乃「」
八幡「全裸でオナニーして脱糞 」
雪乃「冗談よね?」
八幡「全裸でオナニーして脱糞 しろ、今ここで!」
雪乃「……」
八幡「おっと無言で110番しようとしたのはいいが、お前の秘密をネットで流してやるぞ?」
雪乃「……ここまで最低だとは思わなかったわ」
八幡「いいから全裸でオナニーして脱糞 しろ早く」
八幡(まあ、ここまで無理難題をつきつければ雪ノ下も観念するだろう。あの雪ノ下が俺に心の底からお願いする貴重な様子を見ることができる)
雪乃「……」フルフル
八幡(変に握ってしまった弱みの件もそれでうやむやに……我ながら最高の案だ。こんなにふるえてる雪ノ下を見るのも初めてだしな)
雪乃「……わかったわ」
八幡(羞恥に顔を赤くして、何かに必死に耐えるように、絞り出すように承諾の声を出す雪ノ下とはレアな感じがというかわかっちゃったのかよ!?)
雪ノ下雪乃は俯きながら制服のボタンを外していく。
優等生然ときっちりとボタンの閉められた上着。その第一の門がぷちり、ぷちりと静かに開いていく。
冬服になってから見ることの少なくなったワイシャツ。緊張で汗をかいているのか、僅かに透けていて、純白のレースで装飾された上品なブラジャーが見えた。
だがそれはワイシャツ越しで見る必要はない。すぐにその薄い第二の門も開かれたからだ。
雪乃「あんまりじろじろ見ないでちょうだい……」
上品なブラジャーを両手で隠して雪乃は言う。白という膨張色とレースのおかげで胸はふくらんで見えるはずだが、ボリュームという言葉をあてがうことはできないと感じられた。
言葉の上では強がっているが、声はひどく弱々しかった。比企谷八幡の知っているいつもの雪ノ下雪乃の、芯に強さの通った声ではなかった。
それが八幡の欲望を加速させる。
八幡「……隠してないでさっさと脱げよ」
雪乃「ッ!」
八幡がいざ実際に求めていると言葉に出すと、雪乃は顔をさらに引きつらせる。どこか彼女も途中で制止が入ることを期待していたのかもしれない。
言われて、雪乃はスカートのチャックに手をかけた。
八幡「そっちから脱ぐんだな。最後には全部脱ぐんだから順番なんて関係ないのに」
雪乃「……下着は下着でまとめておいた方がいいでしょう」
せめてもの抵抗、八幡は雪乃の言葉をそう感じ取った。
あの雪ノ下雪乃が自分に対し、為す術もなく従って、僅かながらの意味のない抵抗しかしていないという事実。これが本当に現実なのかと疑いたくなる光景だった。
八幡「そんなこと言ってる暇があったら早く脱げよ。早くしないと由比ヶ浜が来るぞ」
雪乃「わか……ったわ……」
そして雪乃はスカートも下ろした。正真正銘の下着姿。それも、誰が来るかわからない部室で。
ショーツはブラジャーに揃えられるように白いレースの気品溢れるものだった。
八幡「続き、は?」
雪乃「……」コク
ついに雪乃は何も言わなくなる。無言で頷き、両手を後ろに回した。
ぷつん、とブラジャーが外される。控えめな成長途中の乳房が外気に晒される。
季節は既に冬へと向かっていた。とてもではないが、薄着で活動できる時期ではない。
その気温で、雪ノ下雪乃はショーツ一枚を残してほぼ全裸。寒くないわけがない。
現に鳥肌が立っていて、乳首もピンと逆立っていた。
逆立つピンク色の乳首。肌が白すぎて、淡い色にも拘わらず美しいコントラストだった。
比企谷八幡は、それを好機を考えた。
八幡「あれれー? 雪ノ下さん乳首が立っちゃってるよー? もう興奮しちゃってるのかなー?」
雪乃「っ……黙りなさい……」
八幡「は? そんな口の利き方していいと思ってるのか?」
人をバーローと呼ぶような口調から一気に温度が変わる。その変化に雪乃はビクッと反応した。
八幡「注文一つ追加するわ。あとで発表するからとりあえずパンツ脱げよ」
雪乃「……」
ショーツの端に指をかけ、そのまま雪ノ下の行動が止まる。この薄布一枚がなくなれば全裸。その事実はあの雪ノ下ですら躊躇わせるのに十分な材料だった。
八幡「早く」
無慈悲な命令者の催促。意を決してショーツを下ろそうとする。
ひんやりと、決して外気に触れるはずのない箇所に冷気を感じた。反射的にショーツを下ろす指が止まる。
八幡「早く」
だがそんなことを命令者が知るはずもない。ただ先に進むためだけに再度進行を促す。
雪乃「……っ」
本能が行動を邪魔をする。しかし命令者が秘密を保持しているという恐怖が雪ノ下の本能を押さえ込んだ。
するりと、ショーツが下げられた。
薄い陰毛だった。体質的に薄毛なのだろうが、それにしても薄すぎて恥部を隠すには量が圧倒的に不足していた。
割れ目の形がよくわかった。足を閉じているため、大陰唇の形はわからない。
八幡「やっと脱ぎ終わったか。じゃあ次は机の上に上がれ」
雪乃「えっ?」
信じられない言葉を聞いた気がした。その発想はそもそも雪ノ下の脳内にはなくて、突然の出来事に理解が一瞬遅れた。
雪乃「この上で、その、自慰をしろと言うの……?」
まるで見せ物のようだった。羞恥の限界を振り切っていた。
八幡「決まってるだろ。早く上れよ、誰か来るぞ」
雪乃「……わかった、わ……」
しかし雪ノ下雪乃は逆らえない。なにせあの秘密を知られてしまったからだ。
のそのそと、恥部を胸を隠しながらも机の上に座る雪ノ下。
比企谷八幡はそれをゆっくりとじっくりと観察できるよう、椅子に座って眺めていた。
机の上でスタンバイは完了。あとは始めるだけ。しかし雪ノ下自らが開始するには抵抗が大きすぎた。
八幡「足、開けよ」
結局は命令者の一言を待つことになる。
雪乃「……」
返事も頷きもなしに雪ノ下は従う。ゆっくりと足を開いて、まだ誰にも見せたことのない陰部を世界に晒した。
冷気が直接粘膜を刺激する。その非現実的な感触にぶるりと体が震えた。
一瞬震えただけではなかった。よく見ると、体が震えていた。
寒さのせいもあるだろう。しかし、誰が来るかわからない部室に、よく知った相手に自分の全てを見せるという恥辱。自然と震えが止まらなくなっていた。
思わず俯いて、羞恥で熱があるかのようにまで真っ赤になった顔を隠して、
ピロリーン。
そんな電子音で気づかされた。
雪乃「なっ……!?」
いつの間にか、八幡の手には携帯電話が握られていた。正確には、それに搭載されているカメラのレンズが向けられていた。
tukareta
nandakore
八幡「言っただろ、追加って」
既に雪ノ下の恥ずかしい姿は彼の携帯のメモリーに保存されてしまったのだろう。そして、これから始めるもっと恥ずかしい行為も、最先端技術による高画質で保存されるのだろう。
想像して、思わず睨んだ。だがそれは命令者を加速させる燃料にしかならないことを遅れて気がついた。
八幡「雪ノ下……」
雪乃「待って、違うの」
命令者が何か言おうとしたのを遮って、反射的に言葉が出た。それはあわてて弁明を始めるような現行犯のようで、普段の雪ノ下雪乃ならば絶対にしないような無様な言動だった。
八幡「いいや待たないね。お前、俺に反抗しようとしただろ? あの秘密、バラしてやってもいいんだぞ? ここに新しい秘密ができたしな」
雪乃「待って、違うの……違うの……」
八幡「違わないだろ。というか、一番最初に出る言葉がそれという辺り教育が必要だよなあ」
雪乃「……」
八幡「悪いことをしたらまず、ごめんなさいだろ? はい復唱」
雪乃「……ん……い……」
八幡「は?」
雪乃「ごめん……なさい……」
比企谷八幡は暗い爽快感に包まれた。
あの完璧で、他の追従を許さず、高嶺の花で雪の下の雪である雪ノ下雪乃が目の前で信じられない姿を晒していたのだ。
靴下以外全ての服を脱ぎ去った全裸で、はしたなく恥部を見せつけるように足を広げ、その状態で謝罪の言葉を強要され、従っているという姿。
最高だった。これ以上ないくらいの高揚感だった。
八幡「そうだなあ、許してやらないこともないな」
だから比企谷八幡はそこで終わらない。
八幡「予定を変更しよう」
雪乃「予定……?」
八幡「いやさ、さすがに部室の中で脱糞されたら汚れて面倒だろ? だからトイレに移動して目の前で脱糞してもらおうと思ってたんだが、気が変わったわ」
雪乃「えっ……」
八幡「雪ノ下、やっぱりお前ここで脱糞しろ」
絶望、という表情が雪ノ下に張り付いた。せっかく微かに存在した希望を自分で潰してしまったという事実。それが雪ノ下の精神をさらに苛む。
八幡「まあ、安心しろって。順番はまずはオナニーからだからな」
気軽に八幡は言ってのける。雪ノ下は反射的に拒絶反応が出そうになったが、精一杯気力で隠して従順に見せた。
雪乃「……わかったわ」
もう、言われる前に始めようと決心した。
手を乳房というには少々ボリュームが足りない丘に持って行く。
ピロリン、という音が部室内に響いた。恐らく動画モードで撮影を開始した音だろう。
撮られている、と実感しながらも行為を止めることはできなかった。
カメラの前で、雪ノ下雪乃は自らの胸を揉みしだいていた。
雪乃「……ん……」
寒さで敏感になった乳首に触れると思わず声が漏れた。既に硬くなっていた蕾がさらに硬直するのがわかった。
だがそれだけでは物足りない。自然と、もう片方の手が下へと伸びた。
雪乃「あっ……」
クチュリと、湿った音がした。こんな状況にも拘わらず、陰部は淫らな水分を蓄えていたらしい。
もちろんそれはしっかりとカメラに収められているわけで、そう思い出すとたまらなく恥ずかしくなって。
八幡「おいおい雪ノ下、撮られ始めてからかなり濡れてないか? お前こういうのが好きだったのかよ」
雪乃「ち、違っ……うわ……これ、は……危機感を……覚えた、生物的、本能、よ……」
口では否定したが、陰部がさらに潤っていくのが雪ノ下自身でもわかった。
雪乃「……あっ……ん……」
クチュクチュと淫らな水音が部室内で響く。
雪乃「ふ……ぅん……あ……ぁん」
段々と指の速度が増していく。胸を揉む力も乱暴になっていく。声も大きくなっていく。
雪乃「あっ……んあっ……はぁっん……」
満遍なく陰部を弄んでいた指の位置が陰核に集中していく。
乳房を圧迫していた掌の位置が乳首に集中していく。
それにつれて、さらに声が大きくなる。
雪乃「ダ、メ……あっん……ふ、ぁあ!」
声が抑えきれなくなったのか、乳首を刺激していた手が口元に移った。
それでも、クリトリスを刺激する指はもう止まらない。
陰部からは溢れるように、白濁した愛液がとめどめもなく流れ出していた。
雪乃「ん……んん……んぁ……ひき、がやくん……」
声が出ないように口を押さえても、衝動が勝って声は漏れ続ける。
比企谷八幡は冷静にそれを眺めているようで。常に見られ続けて撮られ続けていて。
想像するとまた指の動きが加速して。
クチュクチュという音が速度の増加でクチャクチャクチャという下品で淫らな音になって。
雪乃「んあっ……ああっ……」
八幡「イく時はちゃんとイくって言えよ」
不意打ち気味に、比企谷の声が聞こえた。
言葉の意味は理解するより早く脳内の本能部分へと取り込まれ、溶けていった。命令される状態として、完全なもの。無条件に言われたことに従う状態。
雪乃「イく……」
雪ノ下の意識はそこで真っ白になった。
雪乃「イ、イく……ぅん!」
プシャップシャッと。尿意が訪れて、でも排尿とは違う感覚の放出が最後にあった。
一気に疲労感がやってきて、体の力が抜ける。
膝を立てて、大事な箇所を公開したまま雪ノ下は脱力して動きが止まった。
荒い息を吐くだけで、全てが終わった感覚がそこにあった。
まさしく雪ノ下雪乃の中で全てが終わった瞬間でもあった。
比企谷八幡という人間に、自分の晒したことにない、晒したくなかった淫乱で醜い恥ずかしい部分を一部始終見られ、撮影され。
雪ノ下の女としての尊厳がむちゃくちゃに踏みにじられて、終わってしまった。
八幡「雪ノ下……」
そんな雪ノ下に比企谷が優しく話しかけた。
八幡「次は脱糞だぞ」
これだけ書くのに二時間半もかかってるのかよ
遅筆すぎ
才能ないんじゃね
仕事だぞおい
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