許嫁「好きって10回言って」(282)

男「え?きゅ、急になんだよ」

許嫁「いいから」

男「いや、でもなんか恥ずかしいし…」

許嫁「早く」

男「わ、わかった。言うぞ」

男「…好き、好き、好き、好き好き好き好き好き好き、好き」

許嫁「私のことは?」

男「好き。……あっ」

許嫁「………………………」

男「いや、えっと、その」

許嫁「キモ。早く死なないかしら」

男「………」

男「好き。……あっ」

許嫁「………………………//////」キュンキュン

男「いや、えっと、その」

許嫁「キモ。早く死なないかしら//////」


こうですか

許嫁「私たちは無理やりいやいや結婚させられようとしてるのよ」

許嫁「私があなたに愛情なんて芽生えるわけがないじゃない」

男「はぁ」

許嫁「気持ち悪いからあなたも私にそういう感情を寄せないでって何回も言っているでしょ」

男「でも今言わせたのは許嫁だろ」

許嫁「あなたの気が緩んでないかテストしたのよ」

男「ああ言えばこう言う…」

許嫁「とにかく、本当にやめて頂戴ね」

男「………」

許嫁「こんな気持ち悪い家、早く出て行きたいわ」

男「確かに、俺もそう思うけど…」

許嫁「じゃあなんで婚約を受け入れたの?」

男「いや、それは…」

許嫁「どうせ私の体に目が眩んだんでしょう」

男「そんなんじゃ…!」

許嫁「…ごめんなさい、あなたに当たってもしょうがないわね」

男「……うん」

男「今の時代、こんなことする必要があるのかな…」

許嫁「頭の固い大人たちは、これが一番信頼関係を築ける方法だと思っているのでしょう」

男「……」

許嫁「気持ち悪い」

男「……!」ビクッ

許嫁「なんでビクビクしてるのよ。あなたのことを言ったわけじゃないわ」

男「いや、その、条件反射というか」

許嫁「キモ」

男「……!」

許嫁「ああ、今のはあなたに対して言ったのよ」

男「はぁ…」

許嫁「あなたにも悪いとは思っているわよ」

男「そんな…」

許嫁「好きな子、いたんでしょ?」

男「し、知ってるの?」

許嫁「女子の情報力を甘く見ない方がいいわよ」

男「おっかない…」

許嫁「女先輩…だっけ?」

男「だ、誰かまで知ってたの!?」

許嫁「ええ、あなたは有名人だから」

男「はぁ…」

男「でもいいよ、俺フラれたし…」

許嫁「あら、告白したんだ」

男「うん、まあ…」

許嫁「それって浮気じゃない?」

男「婚約の話が出るちょっと前の話だよ」

許嫁「ふーん…」

男「こっぴどくフられちゃってね…」

許嫁「ざまあないわね」

男「ひどいな…そういう許嫁はどうなんだよ」

許嫁「私?」

男「その…好きな人とか……」

許嫁「いるわよ。それが?」

男「そ、そうなんだ…」

許嫁「でも私は今置かれているこの状況がとても気に入らないの」

男「なんかごめん…」

許嫁「いいのよ、悪いのはあなたではないのだから」

男「………」

許嫁「うちの会社でもいいから潰れないかしら」

男「そんな滅相もない」

許嫁「ここから脱出できるのなら貧乏だって構わないわ」

男「………」

許嫁「はぁ…」(^ν^)

ミスった

許嫁「はぁ…」

男「どうしたの、ため息なんてついて」

許嫁「今夜のことを考えると憂鬱だわ」

男「今夜って…あっ」

許嫁「お爺さんが来る日でしょう?」

男「そうだね…」

許嫁「嫌だな…」

男「……………」

許嫁「ヘマしないでね」

男「分かってるよ」

男「ん?何だか部屋の外が騒がしいな」

許嫁「何かしら」

コンコン

爺「男、入るぞ」

男「……!ど、どうぞ」

爺「元気にしてたか、男」

男「先週も会ったじゃないですか、お爺さん」

爺「おお、そうだったな。ん?」

許嫁「…どうも」

爺「ほう、二人で仲良くお勉強か?」

許嫁「…そうですけど、何か」

爺「いやいや、感心感心。ほっほっほっ」

ガチャン

許嫁「何なのかしら、全く」

男「俺たちがちゃんと仲良くしてるか、見てるんだよ。きっと」

許嫁「鋭い人ね。私嫌い」

男「うん…」

許嫁「はぁ…ますます憂鬱になってきちゃった」

男「………」

男「………」

許嫁「どうしたの?急に俯いて黙ってしまって」

男「えっ?いや、何でも…」

許嫁「まさか、また変なことわ考えていたの?」

男「いや、そういうわけじゃ…ただ…」

許嫁「男の人ってみんなそうなのかしら。汚らわしい」

男「ごめん…」

許嫁「あの忌々しいおじいさんも」

許嫁「相当な変態よね」

男「………」

爺「ふぅ、なかなか美味い飯だったわい」

メイド「ありがとうございます」

許嫁「………」

男「………」

爺「これ、どこへ行く。お前たち」

男「お、俺はトイレに…」

許嫁「私はお風呂がまだなので」

爺「ふん。あの部屋で待っているからな。二人とも逃げるなよ」

男「に、逃げませんよ。何いってるんですか、やだなぁもう」

許嫁「……」ゲシッ

男「いって!なんで蹴るんだよバカ…」コソコソ

許嫁「今のはどう見ても不自然でしょう、気をつけなさい」コソコソ

爺「…………」

爺さんNTRとかはなしでお願いします

許嫁「全く、お爺さんにバレてしまったらどうするの」

男「悪かったって…」

許嫁「ハァ…気をつけてよね」

男「分かってるって」

許嫁「はい、これ。今日の分」

男「ん」

許嫁「じゃあ私、お風呂に入ってくるから。先に部屋で待っていて」

男「分かった」

許嫁「………」

男「………」

>>48
爺「や、やめろぉ…ワシには婆さんが…んあっ!」

男「素直になれよ爺さん!干からびたジジイのクセにこっちは濡れ濡れだぜ!」パンパンパン


ねーよ

コンコン

爺「入れ」

許嫁「お待たせしてごめんなさい」

爺「随分待ったわい。ちと長風呂ではないか?」

許嫁「体の隅々まで綺麗にしていたので」

爺「少しでも時間を遅らせようとしたのではないのだな」

許嫁「………」

爺「まあいいわい。さっさとベッドへ行きなさい」

許嫁「……はい」

許嫁「お待たせ」

男「ん…」

許嫁「私が渡したコンドーム、ちゃんとつけてきた?」

男「うん、トイレで」

許嫁「そう、ならいいわ。あなたとの子供なんて欲しくないから…」

男「………」

許嫁「嫌ね、みんな見てる。この薄いレースのカーテンの向こうで」

許嫁「使用人も、メイドも、お爺さんも…」

男「うん…」

許嫁「こうして一週間に一度、後継作りの儀と称してこんなことをさせて」

許嫁「屈辱だわ」

男「………」

許嫁「ほら、さっさと終わらせてしまいましょう」

男「う、うん…」

許嫁「……ハァ」

男「あの…キス、いい?」

許嫁「人前でよく恥ずかしくないわね」

男「ごめん…」

許嫁「…いいわよ。でもあんまり音を立てないでね」

男「う、うん…じゃあ……」

許嫁「…んっ……」

男「……………」

男「ん…んふっ……ふぅ、ふぅ…」

許嫁「んっ……んっ……」

男「ハァハァ…許嫁、音立てちゃダメ…?」

許嫁「駄目って…いつも言ってるでしょ…」

男「っ……」

許嫁「こんな偽物の愛に、何本気になっているのよ」

男「…俺は」

許嫁「何?……んむっ…」

男「んっ……んむっ……」

男「ハァ、ハァ…」レロレロ

許嫁「嫌、耳舐めないで」

男「なんで?すごく気持ちよさそうな顔をしてるのに…」

許嫁「みんなが見ているでしょう?必要以上の前戯はやめて」

許嫁「それに、んっ…声、出ちゃうから…」

男「声、聞きたい」レロレロ

許嫁「私は聞かせたくないの。あっ……」

許嫁「お願いだから、もうやめて…恥ずかしくて死んでしまうわ…」

男「………」

男「ごめん…」

許嫁「ひっ…ぐすっ……」

男「俺が悪かったって…泣かないで…」

許嫁「もう嫌、こんなの…」

男「………」

爺「おい、どうした」

男「は、はい!」

爺「さっきから許嫁の泣き声のようなものが聞こえるが」

男「き、気のせいですよ!えっと、その…」

許嫁「………」ギュー

男「わっ…えっ、許嫁…?」

爺「まあええわい、さっさと続きをせい」

許嫁「………」

許嫁「早く、続きをして」

男「で、でも…」

許嫁「私もなるべく声を出さないように我慢するから」

男「…わかった。俺もなるべく必要以上の前戯はしないから…」

許嫁「ありがとう」

男「………」

許嫁「早く終わらせてしまいましょう」

男「…うん」

許嫁「それじゃ…下着、脱がせて」

男「………」ペロペロ

許嫁「んっ…んっ……」ビクビク

男「許嫁、大丈夫…?」

許嫁「大丈夫だから…続けて」

男「んっ……」ペロペロ

許嫁「っ………」

男「………」ペロッ

許嫁「あっ……!」

許嫁「…そ、そこはやめてって言ってるでしょ」

男「ご、ごめん…気をつける…」

男(舐めたい…もっと許嫁を気持ちよくさせたい…でも……)

男「そろそろいいかな…」ニュル

許嫁「あっ!」

男「わっ、ごめん…」

許嫁「指を挿れるならそう言いなさいよ…」

男「ごめん、でもそろそろ…」クチュクチュ

許嫁「ば、バカ!音立てないで…」

男「そろそろ、いいよね…?」

許嫁「………」コクン

男「挿れるね……」ニュル

許嫁「いやああぁぁ……」

許嫁「嫌だ、入ってくる…嫌、嫌……」

男「許嫁…」

許嫁「みんな、見てる…私の痴態を…」

男「ごめん、許嫁…なるべく早く終わらせるから……」パンパン

許嫁「嫌、音が……」

男「ハァ、ハァ、ハァ……」パンパン

許嫁「音、聞かれて…いやあぁぁ……」

男「許嫁っ、許嫁っ……!」パンパン

男(やばっ…許嫁の中、どんどん俺のモノにピッタリになってきて……)

許嫁「ひっ…ぐすっ…」

男(許嫁、泣いてるのに、気持ちが抑えられなくて…)

許嫁「ぐすっ……嫌、嫌…」

男「許嫁、許嫁ぇ…」パンパン

許嫁「やめて、名前、呼ばないで…」

男「許嫁、好きだ、許嫁っ……」パンパンパン

許嫁「やめて、みんな聞いてる、見てるから……」

男「ごめん、でもっ…!」

許嫁「んむっ…!」

許褚に見えた

>>117
許さない

男「ちゅぱっ、ちゅうぅっ、れろっ…ちゅっ…」

許嫁「んー!んんー!」

男(はぁぁ…やっぱり、音を立ててするキス、気持ちいい…っ)

許嫁「んっ…んんっ……」グスッ

男「……ちゅぱっ」

許嫁「…ぐすっ…最低……死ね……」

男「………」パンパン

許嫁「ひっく…ぐすっ……」

男「ハァ、ハァ…」パンパン

男「あっ、くっ……」パンパンパンパン

許嫁「……!」

男「許嫁、出そう……っ」

許嫁「ぐすっ…ちゃんとゴム着けてるわよね…?」

男「うんっ…」パンパン

許嫁「本当に本当?」

男「本当だって…だから、もう…」

許嫁「…じゃあ、いつもの演技、お願い」

男「わ、分かった…」パンパン

爺「…………」

「あっ、ハァ、ハァ…!」パンパン

「許嫁、も、出る…!」

「っ……」

「な、中に出すね…!」

「……!」ビクッ

「お、俺の元気な子、産んでね…!」

「………っ」

「い、許嫁っ、許嫁っ!」パンパンパンパン

「くっ…あっ……!」ビュクビュク

「……っ……ぃゃ……」

「ハァ、ハァ……!」ビュク

爺「……ふん」

男「ハァ…ハァ……」

許嫁「……っ、ぐすっ……」

男(またやってしまった…)

爺「おい」

男「は、はい!」

爺「もうお終いか?」

男「は、はい、もう勃たなくて…」

爺「ふん、若いのに情けない……お前たち、引き上げるぞ」

使用人達「はっ」

爺「いつになればひ孫の顔が見れるのやら」

男「……!」ビクッ

男(気づかれてないよな……?)

男「許嫁、みんな出てったよ」

許嫁「……ぐすっ…」

男「はぁ、やっとゴム外せるや。不自然な動きをしたらバレちゃうもんな」

許嫁「………」

男「……許嫁、その、ごめん」

許嫁「…毎度毎度、もう聞き飽きたわ」

男「………」

許嫁「もういい。寝かせて」

男「また俺の部屋で寝るの?」

許嫁「いいじゃない。疲れてるのよ」

男「せめて服くらいな…」

許嫁「すぅ…すぅ……」

男「可愛い寝顔しやがって」

男「………」ムラムラ

男「こっちの気持ちなんて知らないで」

男「……」

男「………」シコシコ

男「………」シコシコ

男「………うっ」ビュッビュッ

男「ハァハァ…まだ収まらない……」

男「…………」シコシコ

許嫁「………………」

許?「わしの事を好きなものはおるか」

曹操「ここにいるぞ!」

許嫁「………」

男「あの、許嫁?」

許嫁「………」

男「もしかして、怒ってる…?」

許嫁「メイドさん、お茶のおかわりいただけないかしら」

メイド「はい、ただいま」

男「ねえ、昨日は悪かったって…」

許嫁「ふんっ」

許嫁「お爺さんはどうされたの」

男「明け方帰ったみたいだよ」

許嫁「そう。よかった」

男「これでまた家には俺たちと使用人だけだね。父さんは本社だし」

許嫁「あなたはそれで羽が伸ばせるのかもしれないけど、私はいつだって堅苦しくて仕方がないわ」

男「…だよね」

許嫁「近くに何もないし、出かけるにしても足がないし、本当不便な場所だわ」

男「なんでこんな場所に別荘建てたんだろうね…」

許嫁「全くよ。おかけで休日は退屈で仕方ないわ」

許嫁「これもお爺さんの策略の内なのかもね」

男「どういうこと?」

許嫁「分からないのならそれでいいわ」

男「なんだよ…」

許嫁「もうお話はいいでしょう、部屋から出てって」

男「ちぇ。こっちだって暇なのに」

許嫁「暇だからって女の子の部屋に居座られてはたまらないわ」

許嫁「メイドさん」

メイド「何でございましょうか」

許嫁「今日のお夕飯はやけに精のつくものばかりね」

メイド「ええ。お爺様からの命令でございますので」

男「俺が余計なことを言ったから…?」

許嫁「………」

メイド「さあ、どうぞ、召し上がってくださいませ」

男「い、いただきます…」

許嫁「………」

男「ふぅ、食べた食べた…」

許嫁「………」

男「許嫁…?」

許嫁「近寄らないで、ケダモノ」

男「そんなにすぐムラムラするわけないだろ」

許嫁「本当かしら。隙あらば私の体を狙ってるんじゃないの?」

男「そ、そんなわけないだろ…!」

許嫁「ふーん…まあ、いいけど」

男「………」

許嫁「それより」

男「ん…?」

許嫁「まさかとは思うけど、お爺さんに気づかれてないわよね?」

男「やっぱり許嫁もそう思う…?」

許嫁「ええ。考えすぎかしら」

男「どうなんだろう…昨日は一瞬びくっとくるようなことを言われたけど」

許嫁「思い過ごしだったことを祈るしかないわね。今までと同じように」

男「あの爺さん、カンがやけに鋭いからな…」

許嫁「とにかく、これからは特に注意を払わないのね」

男「そうだね…」

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