P「う……そ、そんなわけ無いだろ」
伊織「いや、この味は果汁97%じゃないの!」
P「なんで正確な数字が分かるんだよ!?」
伊織「このスーパーアイドルの伊織ちゃんを舐めないで欲しいわね」
P「(いや、それにしたって凄すぎだろ)」
伊織「次は100%のを頼むわよ」
P「わ、分かったよ」
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次のレッスン終わった時
伊織「ふぅ、今日も疲れたわ」
やよい「伊織ちゃんたくさん頑張ったもんね」
伊織「やよいだって頑張ってたじゃないの」
P「おーい、差し入れだぞー」
伊織「ありがと」
やよい「わぁ!有難うございます!」
伊織「……」チュー
伊織「……ちょっとアンタ」
P「へ?」
伊織「これ78.3%のオレンジジュースじゃない!」
P「だからなんで正確な数字が分かるんだよ!」
やよい「伊織ちゃん凄いです!!」
伊織「次100%のじゃなかったら承知しないんだからね!」
P「お、おう」
P「(コイツは一体何者なんだ)」
P「皆帰ったか……ふぅ」
小鳥「お疲れ様です」
P「すみません音無さん」
小鳥「はい?」
P「伊織ってぶっちゃけ何者なんですか」
小鳥「え、えっと……言ってる意味が良く分からないんですけど……」
P「アイツ、果汁100%かそうじゃないか見分けられるんですよ」
小鳥「それは、結構ありえる話では?」
P「いや、さらにアイツ、その飲んだオレンジジュースが何%かも分かってしまうんですよ」
小鳥「……にわかに信じられない話です」
P「まぁ、明日見てて下さい」
次の日
P「おはよう伊織」
伊織「おはよう」
P「昨日実家からオレンジジュースが送られてきたんだ、飲んでくれ」スッ
伊織「あ、ありがと……」
P「……」
小鳥「……」ゴクリ
伊織「な、何よ……飲みにくいじゃない」
P「あ、あぁスマン」
伊織「ったく……」チュー
伊織「っ!!」
伊織「ちょっとアンタ!」
P「な、何だ?」
伊織「これ64%じゃない!」
P「へ?あれ?おかしいなぁ」
小鳥「(こ、これは……)」
伊織帰宅後
P「ほら、見たでしょう」
小鳥「た、確かに言い当てては居ましたけど……当てずっぽで言ってるかもしれませんよ」
P「いやいや、後でパッケージ確認したんですけど、64%でした」
小鳥「なるほど……」
高木「ハッハッハ、君ィ!」
P「し、社長!?」
高木「水瀬君のこの当てっぷり、何かに活用は出来ないものか……そう、例えば五つ用意したオレンジジュースがそれぞれ何%か言い当てるとか」
P「な、なるほど!」
P「次の企画で出してみましょう!!」
小鳥「いや、伊織ちゃんの断りも無しにそれはあんまりなのでは?」
高木「ハッハッハ」
P「これは行けそうだ!」
小鳥「……少しは話を聞いてくださいよ」
小鳥「ちなみに、濃縮ですか?」
P「原液に決まってるでしょう、濃縮なんて飲ませたら処刑確定ですよ」
小鳥「濃縮と原液の違いが分からないんですけど」
P「まぁ、あの伊織ですからね、それくらいの区別をつけるのは簡単でしょう」
P「それに、俺だってもう区別できるくらいですから」
高木「君ィ、このオレンジジュースを飲んでみたまえ」
P「へ?ありがとうございます」チュー
P「……果汁100%の原液ですねっ!」
高木「果汁0.5の濃縮だ」
P「……」
小鳥「ダメダメじゃないですか」
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