勇者「それでも僕は…」 (4)

王「どうしても行くと申すか?」

青年「はい。これ以上人々が苦しむ姿を見ていられないのです。」

王「しかし、他国からも魔王討伐に向かう者が大勢おる。何もおぬしが危険に身を投じる必要もないのではないか?」

青年「…しかし魔王が現れてからすでに100年以上の月日が経っています。私に出来ることがあるのならば…」

王「…そうであるな。我が国から魔王討伐に向かう者が現れるのも10年振りか…。よかろう!出立の日にはもう一度城に来るがよい。」

王「僅かではあるが準備金を用意しておこう。」

青年「はっ。有り難き幸せ」

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