京子「結衣に監禁された」(72)

京子「……」

京子「…結衣に監禁されて、もう2日…」

京子「もう、私、耐えられない…」

京子「結衣がトイレに行ってる、今なら…!」

京子「……」タッ

京子「玄関の鍵は、内側からなら簡単に開くはず…」

京子「は、はやく…はやく…!」カチャカチャ


チーン


京子(あ、開いた!こ、これで外に逃げられる…!)


ガチャーン


京子「え、な、なに…あ、チェーンか…!」

京子「こ、これを早く外さないと…早くしないと、結衣が…!」

結衣「私がどうしたって?京子」

京子「……!」ビクッ

結衣「そんな所で、何をやってるのかな、京子は…」

京子「あ、あはは、べ、別に、なんでもないよ…」

結衣「……」


バーン!


京子「ひっ」

結衣「京子、約束したよね…」

結衣「…外に出ないって、約束したよね?」

京子「……」

結衣「返事」

京子「は、はい…!」

結衣「じゃあ、どうして、玄関の鍵開けてるの?」グイッ

京子「あ、ゆ、結衣、乱暴は、もう…」ビクッ

結衣「応えて、京子、どうして玄関の鍵開けて、チェーンに手を添えてるの?」

京子「そ、それは…」

結衣「……」

結衣「京子には、まだお仕置きが足りないみたいだね…」

京子「……!」

結衣「……さあ、部屋に戻って?」

京子「ゆ、結衣、お願い、謝るから、ね?お仕置きだけは…」

京子「お仕置きだけは許してよぉ」ウルッ

結衣「…京子、私だって」

結衣「私だって、別にやりたくてやってる訳じゃないんだよ」

結衣「京子の為を想って、やってるの」

京子「う、うん、判ってる、判ってるよ、ゆ、結衣、何時も、何時もありがとう…」グスン

結衣「……ん、いい態度だ、さ、部屋に戻って…」

結衣「さあ、そろそろ食事の時間にしようか、京子…」

京子「……」

結衣「……京子?」

京子「あ、ご、ごめんなさい、あ、あはは、わーい、嬉しいなあ」

結衣「ふふ、京子が喜んでくれて、私も嬉しいよ…」

結衣「さあ、今日の京子のご飯は、これだよ」コトン

京子「……」

結衣「今の京子には、お似合いの食べ物だよね」

結衣「さあ、何時もみたいに」

結衣「ぺろぺろ啜って?」

京子「うう、こ、こんなのって、ないよ…、こんな、犬みたいな…」

結衣「京子」

京子「た、食べよ、食べるから…」

結衣「当然だよ、京子、残したら…判ってるよね?」

京子「うう、ヒック…」カチャン

京子「……」ペロッペロッ

結衣「よし、いい子だ、京子…」ナデナデ

京子「……」グスン

結衣「ちゃんと全部食べられて、えらいね…」

結衣「さあ、次は、何時ものこれ…」コトン

京子「……!」ビクッ

京子「い、いや、それ飲みたくないよ…」

京子「それ飲んだ後、私、何時も…意識がちゃんと保てなくなるもん…」

結衣「……京子、我侭言わないで」

結衣「大丈夫、恐くないから…それとも」

結衣「無理やり、飲まされたいのかな?」

京子「ひっ、わ、わかったよ、わかったから、もう、酷くしないで…」

京子「……」アムッ

結衣「さ、京子、水で流し込んで?」スッ

京子「……」ゴクンゴクン

結衣「ん、いい子だ…あれ?」

京子「な、なに、結衣、私、ちゃんと飲んだよ…」

結衣「……京子、今、手に何か隠したでしょ」

京子「……!」

京子「な、なにも隠してないよ、結衣!」

結衣「じゃあ、手を出してみて、京子」

京子「……」

結衣「早く!」

京子「……!」ビクッ

京子「う、うう…」スッ


コロン


結衣「……京子、さっき、飲んでくれたのは、演技だったんだね」

京子「ご、ごめん、結衣、ゆ、許して…」

結衣「これは、お仕置きしないといけないね…京子…」

結衣「さっき、逃げ出そうとしてた分も合わせて、二倍…」

京子「え、そ、そんな…!私、さっきは逃げ出そうとなんてしてないよ!信じて結衣!」

結衣「……そうやって、嘘をついてるから…三倍かな」

京子「そんな!や、やめて、私、た、耐えられないよお!」

結衣「京子が悪いんだよ、私だって、私だって、こんな事はしたくないんだ…」

結衣「……」プルンッ

京子「い、いや、そ、それ、嫌だよ」ガクガク

結衣「……さ、京子、これを口に含んで」

京子「む、無理だよ、そんな太いの、無理だよぉ」グスン

結衣「自分から口に含むのが嫌なら…無理にでも押し込むけど…」

京子「む、むー!」

結衣「さ、早くお口を開けないと…口の周り、ぬるぬるになっちゃうよ…」ペチペチ

京子(う、うう、ぬるぬるして、気持ち悪い…)

京子「ん、あ…」

結衣「……」グイッ

京子(し、しまった、く、口の中に…)

結衣「ふふ、京子、口に含んじゃってるよ…」

結衣「たっぷり、味わってね…」

京子「む、むぐ…ん、んん…!」チュプ

結衣「噛んでもいいんだよ、京子…噛めたらだけど」

京子(うう、気持ち悪いよお、く、口の中、いっぱいに味が広がって…)

京子(は、吐き出したい…)

結衣「おっと、吐き出そうとしても無理だからね…」グイッ

京子「んぐっ!」

京子(お、押し込まれて…吐き出せない…!)

結衣「ふふふ、たっぷり、たっぷり味わうんだ、京子…」

京子「はぁ…はぁ…はぁ…」

結衣「京子、良くがんばったね、偉い偉い…」

京子「う、うう、結衣、もう、もうこんな事やめてよぉ…」

京子「もう私を、解放してよぉ…」

結衣「京子…」

結衣「まだ判ってくれてないの、京子…」

京子「……」

結衣「これは、京子の為にやってるんだよ」

結衣「私がしててあげないと、京子はだめになっちゃうから」

結衣「それを、今から、判らせてあげる…」

結衣「さあ、京子、こっちに来て」

京子「え、ま、まさか、まさか今日も…」

結衣「当たり前じゃないか、京子…毎日、毎日、してあげるよ…」

結衣「さあ、早く服を脱ぐんだ、京子…」

京子「や、やだ、もうやだっ」タッ

結衣「京子!」ガシッ

京子「あ、ああっ」コロン

結衣「京子、京子が悪いんだよ、逃げ出そうとするから、京子」

京子「や、だめ!服脱がさないで!ゆ、ゆるして!」

結衣「だ、だめだよ、京子、大丈夫、今日は優しくするから、ね?」

京子「も、もう、や、もうやだよお」ウルウル

結衣「うん、京子、綺麗だよ、綺麗な肌…」スッ

京子「う、ううう…」ガクガク

結衣「大丈夫、ね?優しく触ってるでしょ?」サワサワ

京子「ふ、ふあんっ」

結衣「もう、京子ったら、さっそく変な声出して…」サワサワ

京子「へ、変な声なんて出してないもん…」

結衣「本当…かな?」グイッ

京子「や、だ、だめ、そ、そこは///」

結衣「大丈夫、ちゃんと綺麗にしてあげるよ…」チュプ

京子「やぁ、だ、だめ、だめぇぇぇっ!」

京子「……」グッタリ

結衣「京子?大丈夫?」

結衣「……寝ちゃったか」

結衣「まったく、風邪引いてるのに無理するから…」

結衣「ちゃんと布団に寝せて、と…」ゴソゴソ

結衣「あ、結局、風邪薬飲ませられなかったなあ」

結衣「まあ、京子も大分、風邪良くなってるみたいだし、明日でいいか」

結衣「…さて、京子の身体を拭いてあげた濡れタオルを洗濯して…」

結衣「京子が食べたお粥と大根の煮物のお皿を洗って…」

結衣「あーあ、京子が大根嫌がるからテーブルもベチャベチャだよ」フキフキ

結衣「私もそろそろ寝るかな」

結衣「……」ゴソゴソ

結衣「京子、ごめんね、私が風邪をうつしちゃって」

結衣「ちゃんと私が責任を持って看病してあげるから…」

結衣「早く元気になってね…」チュッ

京子「う、うう、大根、きらいだよお…」zzzz

結衣「……」クスッ

~翌朝~

結衣「ん…もう朝か…」

京子「……」ソーッ

結衣「京子、また外に出ようとしてるの?」

京子「ひっ」ビクッ

京子「だ、だって、ラムレーズン、買いに行きたいんだもん…」

結衣「風邪治ってないのに、外出なんてさせるわけにはいかないだろ…」

結衣「……冷凍庫の中に、1個だけ買って来てあるからさ、食べていいよ」

京子「ほ、本当!?結衣、大好き!」タッタッタッ

結衣「調子がいいんだから、京子は…」クスッ

結衣(もう、殆ど完治したみたいだな、京子)

結衣(旅行に出てた京子の両親も今日には帰ってくるし…)

結衣(これで、京子のお世話も、終わりかな…)

結衣(なにか、寂しい…)

京子「結衣、何たそがれてるの~?」

結衣「ん、何でもないよ、京子」

結衣「さ、朝ごはんにしよう?」

京子「結衣~、今日のおかゆは、ちゃんと冷めたヤツにしてね?」

京子「私、熱いおかゆはもう嫌だよお…」

結衣「仕方ないだろ、体温上げるには熱いお粥がいいんだから」

結衣「猫舌の京子には申し訳なかったけどね」

京子「う、うう…ペロペロとしか食べられなかった…」

結衣「まあ、もう京子は完治してるみたいだし…」

結衣「仕方ないから、好きなもの、作ってあげる」

京子「おおお!流石、結衣!結婚して!」

結衣「うん、いいよ、京子」

京子「軽く返された!?」

結衣「じゃあ、重く言うよ」

結衣「京子」ガシッ

京子「え、え?」

結衣「私、京子と結ばれたい。……結婚したい」

京子「ちょ、結衣///演技うますぎ///」

結衣「演技じゃないよ…」

結衣「京子の風邪は治ったけど、私、これからも京子のお世話をして暮らしたい」

結衣「一緒に、ずっと過ごしたいの」

結衣「だから、京子、もう、もう家には帰らないで」

結衣「ずっとここにいて」

結衣「でないと、私…私…」ショボン

京子「ゆ、結衣…」

京子「ありがとう…結衣、私も、私も結衣の事を///」

京子「す、好き///」

結衣「……」プッ

結衣「あはははははははははは!」ププッ

京子「……結衣?」

結衣「もう、京子、何処まで続けるの、このコント!」

結衣「まったく、ノリがいいんだから」クスクス

京子「……」

結衣「さ、京子、朝御飯にしよ?何が食べたい?」

京子「結衣」

結衣「ん?」

京子「結衣を食べたい」

結衣「もう、京子、冗談は…」

京子「……」ガバッ

結衣「え、きょ、京子?」

京子「私は、結衣を食べたいの」

結衣(え、京子の顔が近付いて…)

京子「結衣、私、冗談じゃないの、本気で、結衣の事が好き」

結衣「きょ、京子…」

京子「結衣が嫌なら、諦める…」

京子「けど、もし、いいなら…抵抗しないで」

京子「私に、結衣を食べさせて…」

結衣(あ、きょ、京子の唇が…私の唇に…)



チュッ


結衣「きょ、京子///」

京子「抵抗しなかったって事は…」

京子「嫌じゃないんだって、考えていいよね…?」

結衣「い、いやじゃない…けど…わ、わた、んぐっ!?」

京子「……」チュッチュパッ

結衣「ん、んぐっ、きょ、きょうこぉ///」

京子「ぷはっ、ゆい…可愛いよ、ゆい…」

京子「私、私、嬉しかったの…んっ」チュッチュッ

結衣「ん、んふぅ、あっ///」

京子「結衣に…ずっと一緒にいたいって言われて…んぐっ、嬉しかったの…」チュパチュッ

結衣「ん…ぷはっ…はぁ…はぁ///」

京子「……だから、だからさ、結衣…さっきの言葉、取り消して…」ジッ

結衣「え、さっきのことばって…」ポー

京子「冗談だって、言ったでしょ…私、あれ、凄く傷ついたの…」

京子「だから、お願い…結衣…」

結衣「……うん」

結衣「取り消す、取り消すよ、京子…」

結衣「傷つけて、ごめん…私、私、京子の事が、大好きだから…」

京子「結衣……ありがとう…ありがとう…」ギュッ

結衣「京子ぉ…」ダキッ

~翌日~

京子「はぁ…はぁ…はぁ…」

結衣「はぁ…はぁ…はぁ…」

京子「ゆ、ゆい、生きてる…?」ズビー

結衣「はぁ…な、なんとか…」ズビー

京子「こ、これ、私達、やばいんじゃない…」ズビー

結衣「う、うん、二人とも、また風邪ひいちゃって、動けないし」ズビー

京子「き、昨日頑張り過ぎた///」ズビー

結衣「う、うう…このまま死にたくないよお」ズビー


≪次の日、お見舞いに訪れたあかりとちなつに発見された二人は≫

≪無事、病院に担ぎ込まれた≫

≪めでたし、めでたし≫




参考資料
大根コラ画像(ゆるゆり・大根で Google検索)

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