雪ノ下「由比ヶ浜さん、あなた比企谷君のことが好きなの?」 (193)

由比ヶ浜「う、うん…」

雪乃「そう、私は応援するわよ」

結衣「ほんとっ!?」

雪乃「ええ、その…友達……だもの///」

結衣「ゆきのん……ありがとー!!」ダキッ

雪乃「ちょっと、由比ヶ浜さん暑苦しいわ///」

結衣「あはは、ごめんね。嬉しくって、つい…」

結衣「でも、本当にいいの?」

雪乃「どういうことかしら?」

結衣「ゆきのんはヒッキーのこと好きじゃないの?」

雪乃「私が?あのヒキガエル君を…?由比ヶ浜さん、冗談でもやめてほしいものね」

結衣「あ、あはは…でもよかった。ゆきのんと勝負になったらあたしなんかに勝ち目なんかないもん」

雪乃「自信を持ちなさい、由比ヶ浜さんは十分魅力的だしそんな弱気じゃ比企谷君を落とせないわよ。あの男より疑心暗鬼さとガードが強い人間もなかなかいないでしょうし」

結衣「うん、そうだね…あたし頑張る!せっかくゆきのんが応援してくれるんだもん!」

雪乃「そうとなれば作戦を練りましょうか」

結衣「作戦…?」

雪乃「ええ、まずは比企谷君が由比ヶ浜さんをどう思っているかを確かめる必要があるわ」

雪乃「とりあえずもうすぐ彼も部室に来るでしょうし私の話に合わせてちょうだい」

結衣「了解!」

ーーーー
ーー


ガラッ

八幡「うーっす」

結衣「あっ、やっはろー!」

雪乃「あら、今日も陰湿な顔ね。背景と空がモノクロにでもなりそうよ」

八幡「陰湿そうなじゃなくて陰湿そのものかよ…しかも背景まで変えるほどか…」

ドサッ

八幡「今日も何の相談も無しか」

雪乃「ええ、寧ろそのほうがいいのだけれど」

結衣「でもちょっと暇だねー」

八幡「俺と雪ノ下は本を読んでるからいいけど由比ヶ浜はケータイいじってるだけだもんな」

雪乃「そうね、由比ヶ浜さんももう少し何か有意義なことをしたらどうかしら」

結衣「うーん、でも本とか読むの苦手なんだよねー。そうだ!今日は三人で何かお話しようよ!」

八幡「嫌だよめんどくせぇ」

結衣「えーっ!?いいじゃん、たまにはしようよー!」

結衣「ねー、ゆきのんはどう?」

雪乃「……そうね、たまにはいいかもしれないわね」

八幡「マジかよ…お前どんどん由比ヶ浜に甘くなっていくな」

書き溜めしてやがる嬉しい

雪乃「あら、たまにはいいじゃない。私だって女の子なのよ話すこと自体は嫌いじゃないわ。お猿さんみたいなバカ話は嫌いだけど」

八幡「(たぶん三浦みたいな奴のことを言ってるんだろうな…)」

八幡「……わかったよ」

結衣「わーい!ゆきのん大好き!」ダキッ

雪乃「だから由比ヶ浜さん、暑苦しいわ」

結衣「じゃあ何のお話する?」

雪乃「そうね、さっきの「大好き」って発言で思いついたのだけれど好みの異性の話うかしら」

結衣「こ、好みの異性!?(ゆきのんストレートすぎぃ!)」

八幡「うぇっ!?男女混合でする話じゃないだろ…」

雪乃「いいえ、比企谷君。実はさっき相談はなかったと言ったけれど本当は私が一人の時に相談者が来たの」

八幡「じゃあなんで相談に乗らないんだ」

雪乃「内容が『同年代の男性がどんな容姿を好むのか教えてくれ』だったからよ」

八幡「ああ…千差万別すぎるしそんなことをする部活でもないから断ったってとこか」

雪乃「そうよ、けれど本人も真剣だったし少しは考えて答えてあげてもいいかしらと思ったのよ」

結衣「(な、なるほどー)」

八幡「まぁそういうことなら、仕方ない、か…?」

結衣「うん!そういうことなら仕方ないね!」

雪乃「それでなんだけれど、我が部で唯一の男?両生類?である比企谷君の意見を聞きたいの」

八幡「お前、今ヒキガエルって考えただろ」

雪乃「よく言うでしょ。気にしたら負け、よ」

八幡「気にするに決まってんだろ!さりげなく人の心抉りやがって!」

結衣「まあまあヒッキー。それよりヒッキーは…ど、どんな異性が好みなのかな…?」

八幡「千葉に詳しくて一晩中話し合える人」

結衣「うっ!そ、そういうんじゃなくてさ。もっとこう……容姿的に?」

八幡「正直容姿なんかどうだっていいだろ」

結衣「もう!そうじゃなくて!」

八幡「な、なんでそんなに必死なんだよ…」

結衣「えっ!?べ、べべ別に必死になんかなってないし!」

雪乃「いいわ、なら比企谷君、私と由比ヶ浜さんのどちらが好みか答えなさい。これなら二択で大して考えなくても済むでしょう」

八幡「なっ!?」

雪乃「簡単なことでしょう、早くなさい」

八幡「か、簡単なことって…」

結衣「ヒッキー……」

八幡「(なんかしらんが逃れられる雰囲気じゃない!)」

雪乃「……」

結衣「……」

八幡「し、強いて言うなら…ゆ、由比ヶ浜…かな」

結衣「…ッ!!」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!
ビッチ!( ゚∀゚)o彡°
ビッチ!( ゚∀゚)o彡

雪乃「そう……ちなみにどういうところが?」

八幡「ビッチそうに見えて、実は結構しっかりしてるところとか、気さくなとこ……ってこれじゃ中身の話か」

八幡「まぁお団子とか似合ってるんじゃねーの」

結衣「そ、そうなんだ…あ、ありがと///」

八幡「えっ?あ、あぁ…(な、なんだこの反応///)」

雪乃「比企谷君、由比ヶ浜さんを口説くのはそこまでにしなさい。警察に通報するわよ」

八幡「お前が聞いたんだろうが…」

雪乃「でもまぁ意見は聞けたわ。もう少し皆で話し合って答えを出しましょう」

ーーーー
ーー


雪乃「ふぅ…それじゃ回答は私がしておくわ。どうせ同じクラスの子だったし」
八幡「ああ」

結衣「うん、お願いねゆきのん」

雪乃「それじゃ、そろそろ帰りましょうか。私は鍵を返してくるわ」チラッ

結衣「!!…あ、あたしもついて行くよ」

雪乃「ありがとう、それじゃ比企谷君、今日はこれで」

結衣「じゃあね、ヒッキー」

八幡「おう、じゃあな」

テクテク

雪乃「…これで比企谷君のタイプがあなた寄りだということがわかったわね」

結衣「うん!ゆきのんのお蔭だよ、ありがとう!」

雪乃「しかもあの男、焦って由比ヶ浜さんの中身まで褒めていたわ。本人は気づいていないかもしれないけれど相当あなたに気があるわね」

結衣「ほ、本当!?嬉しい…もしかしたらヒッキーもあたしのことを…」

雪乃「ええ、あなたが頑張ってアプローチしていけば上手くいくかもしれないわ」

雪乃「これからのことは、また明日話しましょう」

結衣「わかった!じゃあね、ゆきのん!」

雪乃「さようなら、由比ヶ浜さん」

~~~~~~~~~~
帰り道

テクテク

結衣「ふふっ…ヒッキーがあたしのことを好きかもしれない…///」

結衣「早く明日にならないかなー」ワクワク

ブロロロロロ

キキッ!

結衣「え?」

男たち「引き込め!」

がしっ

結衣「キャッ!?」

ドサッ

男A「出せ」

ブロロロロロ

超☆展☆開wwwww

数時間後
どこぞの橋の下

男A「フフフ…」

結衣「いや……怖い…」ブルブル

取り巻き「早くヤりましょうよ!」

男A「そうだな、俺からヤらしてもらうか」

結衣「やめて…来ないで…!」

男A「おら!脱げ」ビリリリ

結衣「イヤッ!!」

男A「でかい胸じゃねぇか」モミモミ

結衣「うぅ…」ポロポロ

取り巻き「うひょー!泣いてる顔も可愛いねぇ」

男A「残念ながら後がつかえてるんで愛撫なしで挿入させてもらうぜ」ギンギン

結衣「えっ?ダメッ!!初めてはヒッキーに…」

男A「ヒッキー?誰だそれ、彼氏か?まぁいいや初めてはってことは処女かよ、ラッキー」

男A「じゃあ挿れるぜ」クチュクチュ

結衣「やめてーーーーっ!!」

男A「オラッ!」ブチブチ

結衣「痛ッ!いた…い……ぬ、抜いて」

男A「動くぞ」パンパン

結衣「いっ…!う、うぁ……」

男A「さすが処女、良く締まるぜ」パンパン

結衣「うっ…グスッ……」

男A「これは気持ちよすぎてすぐ出るわ」パンパン

男A「あー、そろそろイク!膣中に出すぞ!」パンパン

結衣「えっ…!?ダメッ!!膣中は絶対にダメ!外に出して!!」

男A「イク!」ビュルルル

結衣「あ……あ…」

結衣「膣中に……」

男A「フーッ、お前ら後は好きにしていいぞ」

取り巻き「よっしゃー!」

男B「俺が下使わしてもらうぜ」

男C「じゃあ俺は口な!」

男D「じゃあ俺は次まで待つかな」

結衣「……」

男B「呆けてるんじゃねえよ!」グイッ

結衣「うあっ!」

男B「気持ちいいー」パンパン

男C「口使えよ!」ズボッ

結衣「ンンッ!」ジュボジュボ

男B「口もいい感じだぜ」ズチュズチュ

結衣「(もう嫌……ヒッキー)」

男B「出すぞ!」ビュルルル

男C「俺も!」ビュルルル

結衣「ッ!!ゲホッゲホッ!」

男C「あーあ、こぼしやがって」

男D「はやくしろよ」

結衣「(ヒッキー……ごめんね、初めてはあげられないね…)」ポロポロ

ーーーー
ーー


結衣「……ハッ!?」

結衣「ここは…?」

雪乃「目が覚めたようね…」

結衣「ゆきのん…?あたしは…確か……あっ…」

結衣「…あたし、知らない人たちに初めてを…」

結衣「う、うぅ…ゆきのん、あたし…あたし…」ポロポロ

雪乃「……」ダキッ

雪乃「…泣いていいのよ」

結衣「うっ、ううっ、うああああ!!うわぁあああああん!!」

~~~~~~~~

雪乃「落ち着いたかしら」

結衣「うん…ごめんね、迷惑かけて」

雪乃「謝らなくてもいいわ、あなたは何も悪くないのだから」

結衣「ありがと…」

結衣「ここはどこ?」

雪乃「私の家よ。姉さんが大学の友達と川でフザケていた時にあなたを見つけて私に連絡してくれたの」

雪乃「その時の様子を見れば大体何があったかは理解できたらしいわ」

結衣「……」

結衣「ゆきのん、あたし…もうヒッキーのこと諦めるよ…」

雪乃「なぜ?あなたは比企谷君のことが好きなんでしょ?」

結衣「でも…汚されちゃったし、こんな負い目を感じながらヒッキーと向き合えないよ」

雪乃「そう、ならいいわ。あなたの気持ちがその程度だったというだけね」

結衣「ッ!!…そ、そんなことないもん!ヒッキーのこと好き!大好きだもんっ!!」

雪乃「なら、何が怖いのかしら」

結衣「…ヒッキー、こんな汚されたあたしでも、ちゃんと見てくれるかな」

雪乃「……」

雪乃「私は…彼があなたのことを好きだとしたら、そんなことは気にしないと思うわ。彼が奉仕部に来てから、どんな人かは少しでも理解したつもり」

雪乃「それはあなたも同じでしょう?」

結衣「うん…そうだね…」

雪乃「…明日、彼に告白しなさい」

結衣「えっ?明日ッ!?」

雪乃「ええ、明日の放課後、部室に来なさい。彼を呼んでおくわ」

結衣「そ、そんないきなり!」

雪乃「あなたの傷を癒せるのは比企谷君だけよ。けれど、あなたは恐らく時間が経つほど彼に告白できなくなるわ」

雪乃「だから勇気を出して明日…告白しなさい」

結衣「……」

雪乃「……」

結衣「……ゆきのんはいつも、あたしのために考えてくれてるんだね…」

雪乃「と、友達……だから///」

結衣「ゆ…きの…ん」ポロポロ

結衣「ありがとう!ありがとう!」ダキッ

雪乃「ゆ、由比ヶ浜さん…///」

結衣「ゆきのんには助けられてばっかりだね………うん、わかった。あたし…明日ヒッキーに告白するね」

雪乃「ええ、頑張ってね…今日はもう学校は休みましょう。無理しても意味は無いわ」

雪乃「このまま私の家に泊まりなさい。親には私から連絡しておくわ」

結衣「うん、ありがとう」

雪の下「頼まれた通りのことはしたわ」

八幡「どもども」

ーーーー
ーー




結衣「……ゆきのん、もう寝た?」

雪乃「いえ、まだ起きてるわ。どうかしたのかしら?」

結衣「ちょっと聞きたいことがあって」

雪乃「何かしら」

結衣「…ゆきのんってさ、あたしに良くしてくれるのは友達だからって言ってくれたけど、それだけじゃ普通ここまでしてくれないよ」

雪乃「……」

結衣「ねぇ、どうしてここまでしてくれるの?」

雪乃「…別に理由などないわ。友達だからよ」

結衣「嘘…」

雪乃「嘘じゃないわ」

結衣「ゆきのん、さっき同じ部活の仲間としてヒッキーのこと少しは理解したつもりって言ってたよね……あたしだってそうだよ?」

結衣「ゆきのんのこと、少しは理解したつもり…ゆきのんは普段は絶対に嘘はつかないけど、今は嘘ついてる。あたしにはわかるよ……だって、友達だから」

雪乃「……」

結衣「……」

雪乃「私は……あなたのことが好きなの」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!!

結衣「……そっか」

雪乃「あまり驚かないのね」

結衣「驚いてはいるんだけど、なんだか冷静になってる」

雪乃「私はあなたが好きだった。初めてできた二人の友だち…あなたと比企谷君。三人で一緒に過ごしていて私が惹かれていったのは異性である比企谷君ではなく、あなただったの」

雪乃「自分でも、おかしいって分かっていた。それに、あなたが比企谷君のことを好きなことも…」

雪乃「だから私は…この気持は心の奥に閉まっておこうと思っていた。打ち明ければ、あなたの恋を邪魔することになるのは分かっていたから…」

結衣「……」

雪乃「でもバレてしまったわね…普段しないから嘘つくの下手なのかしら…」

雪乃「…ねぇ、由比ヶ浜さん…」

結衣「何かな、ゆきのん…」

雪乃「私はあなたのことが好き。付き合ってくれないかしら…」

結衣「ゆきのん……」

結衣「…ごめん、それはできないよ。あたしは…ヒッキーが好きだから」

雪乃「……そうよね、ごめんなさい」

結衣「謝らないで…ゆきのんの気持ちに答えてあげられないけど、すごく嬉しいよ」

雪乃「…ありがとう」

雪乃「もう寝ましょうか…明日は大事な日なのだから」

結衣「うん、おやすみ…」

雪乃「おやすみなさい…」

ーーーー
ーー


翌日 放課後 部室にて

結衣「……」ドキドキ

ガラッ

八幡「うーっす」

結衣「や、やっはろーヒッキー」

八幡「よう、今日は雪ノ下いないのか?」

結衣「うん、ゆきのん今日は来ないって」

八幡「そうなのか?じゃあ、二人きりか」

結衣「そ、そうだね…」

~~~~~~~

八幡「……」

結衣「……」

八幡「(なんか空気が重いし、ドキドキする///)」

八幡「(そういや、由比ヶ浜と二人きりになるのって久しぶりだな…)」

結衣「ね、ねえヒッキー…大事な話があるんだけど」

八幡「な、なんだ」ドキドキ

結衣「私ね……ヒッキーのことが好きなの」

八幡「えっ?」

結衣「ヒッキーのことが好き…」

八幡「な、何言ってるんだ由比ヶ浜…あ、あれか?三浦たちと賭けに負けt」

結衣「違うっ!」

八幡「!!」

八幡「!!」

結衣「罰ゲームでも冗談とかでもない!」

結衣「私は…異性として本気でヒッキーのことが好きなの!」

結衣「今日ゆきのんが居ないのも、あたしが告白することに協力してくれてるからなの!」

八幡「……」

結衣「…私は、ヒッキーのことが好き……ヒッキーは、あたしのことどう思ってるの?」

結衣「でもね、答える前に聞いてほしいの…」

結衣「じ、実は…あたし昨日…知らない人たちに襲われちゃったんだよね……レ○プっていうのかな?」

八幡「はっ?」

結衣「あ、あはは!参っちゃうよねー!それで、ね…初めて…まぁつまり処女……奪われちゃった」

八幡「……それ…マジなのか?」

結衣「うん…」

結衣「さっきの答えとは違う答えがヒッキーの中で出たかもしれない…それを答えて」

結衣「嘘や同情で答えを出すのは止めて……ヒッキーの正直な返事を聞かせて」

八幡「……」

八幡「(罰ゲームでも冗談でもないと言われた。由比ヶ浜を見ていても真剣さが伝わってくる。これはフザケたり誤魔化したりできないな)」

八幡「俺は、以前からちょっとしたアピールをしていたお前に対して二度と勘違いするかと思っていた。でも、そう思って抑えこもうとしていたってことは俺も由比ヶ浜が好きだと言ってるようなもんだ。お前が今日真剣に告白してくれて本気で気づけたよ」

八幡「俺は由比ヶ浜が好きだ。できれば付き合ってほしい。この答えはお前がどんな目にあっていても変わらない。」

結衣「……」

八幡「……由比ヶ浜?」

結衣「……」ポロポロ

八幡「うぇっ!?お、おい由比ヶ浜!?」

結衣「あ、あはは……ヒッキー、ありがとう」ダキッ

八幡「ッ!?」

結衣「あたし、すごく怖かったんだ。ゆきのんにも色々してもらったのに失敗したらどうしようって…」

結衣「だから、今すごく嬉しいんだよ。ヒッキー…これからよろしくお願いします…」

八幡「…ああ、こちらこそよろしくな」ダキッ

チラッ

八幡「(ん?今ドアのところに誰かいたような…ま、いっか)」

 廊下

雪乃「……」テクテク

静「雪ノ下」

雪乃「平塚先生…」

静「その…実は私も部室の様子が見えてしまってな。正確には比企谷と由比ヶ浜が泣いて抱き合っているところを見てな……大体想像はつく、由比ヶ浜が以前から比企谷のことを好きなことは知っていたからな」

静「……雪ノ下。お前が背中を押したんだろ?あんなことがあった後に由比ヶ浜は一人で立ち直れるほど強くはない。……すまないが陽乃から事件のことは聞いた。教師として知っておく必要があると言われてな。由比ヶ浜を襲った犯人は先ほど捕まったそうだ」

雪乃「そうですか…」

静「ああ……それで、お前は由比ヶ浜が好きだったのだろう?」

雪乃「……」

静「お前が私に相談してくれたのが、ずいぶん前のようだ。由比ヶ浜に告白するわけにもいかず、比企谷に相談すると、由比ヶ浜が比企谷に告白した時に気を遣われて断るかもしれないと相談してきたな」

静「今回、雪ノ下が由比ヶ浜の背中を押したのはわかるが…想いは伝えたのか?」

雪乃「はい、昨日の晩に……振られましたが」

静「そうか……それでもお前は由比ヶ浜を応援したんだな」

静「……辛かったろう」

雪乃「…!」ピクッ

静「好きな人の恋を応援することほど辛いこともない…」ダキッ

雪乃「や、やめてください先生…」ポロポロ

静「いいんだ…お前は頼られても頼ることを知らない奴だ…だが、今は……泣いてもいいんだ」

静「私が受け止めてやる」

雪乃「う、ううっ、うわああああ!!うわぁあああああん!!」ダキッ

静「……」ナデナデ

後日 部室

結衣「やっはろー!」

八幡「うーっす」

雪乃「あら、由比ヶ浜さんと比企谷くん。一緒に部室に来るなんて、すっかりアツアツのカップルね」

結衣「あはは…///」

八幡「うっせーよ」

雪乃「(あれから、だいぶ心の整理もついた。由比ヶ浜さんは事件のことを比企谷くんに話したそうだが彼は普通に受け入れてくれたようだ)」

雪乃「(私達はまた以前のように放課後は奉仕部として活動している。案外こういうのが青春というものなのかもしれないわね)」


おわり

ほんとはお前らが考えてた通りゆきのんが黒幕だったんだけど由比ヶ浜が可哀想になってきたんだ(´・ω・`)
だからゆきのんの告白までとそれ以降は別の作品になってるんだよ

一応、黒幕ルートも用意してるんだけど消えたほうがいいですか(´・ω・`)?

結局黒幕は誰やねん
いないなら唐突にレイプとか携帯小説か

>>170
予定ではレイプはゆきのんの差し金で由比ヶ浜を告白させるために部室に呼び寄せるも、そこではセックスしてる八幡はとゆきのん
そして凍りついた由比ヶ浜に昨日のレイプ犯が現れてゆきのんと八幡のセックスを見せつけられながら犯されるという展開だった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月20日 (土) 17:44:15   ID: S7UHz0Eo

童貞型ご都合主義

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom