ミーナ「是非読んで下さい!私の傑作です!!」
リヴァイ「いきなり何だお前は?誰だ?」
ミーナ「いいから読んで下さい!」
リヴァイ「・・・」パラ....
リヴァイ「正直に言うと....扉絵から読む気無くすな」
ミーナ「半額でいいです」
リヴァイ「金取るのかよ」
ミーナ「お買いあげ....ありが...と...」スゥ
リヴァイ「消えた!?」
トロスト区防衛作戦 戦没者の墓
リヴァイ「俺が見たのはここに眠ってるんだな?」
ペトラ「えぇ、おさげの兵士といえばこのミーナ・カロライナで間違いないでしょう」
リヴァイ「そうか...」
ペトラ「本当に昨日彼女を見たんですか?」
リヴァイ「でなきゃここには来ない」
リヴァイ「証拠もある、コイツから本を買った」
ペトラ「本ですか?一体どんな」
リヴァイ「コイツの名誉にかかわるから見せれん、だが買ったのは本当だ」
リヴァイ「しかし死んでたとはな...」つGペン
ペトラ「それは....?」
リヴァイ「あの世ってのは退屈そうだからな、それに本が未完のままだった」
ペトラ「....らしくないですよ兵長」
リヴァイ「形だけで俺の自己満足だ」
その夜
ミーナ「続きが気になるんですか?」
リヴァイ「帰れ」
ミーナ「え?でもGペン貰ったし....」
リヴァイ「さっさと成仏しろって意味だ帰りやがれ」
ミーナ「.....」グスン
リヴァイ「チッ.....早く書いて持ってこい」
ミーナ「じゃあ明日インクと紙もお願いします」パァー
リヴァイ「あんま調子乗んなよガキが」
ミーナ「....」グス
リヴァイ「わかった....本当にこれで成仏しろよ」
ミーナ「はいっ!!」
翌朝
ハンジ「リヴァイが幽霊から本を買ったって!?すげぇ!!」
ペトラ「そうなんですよ!さっきなんか紙とインクを持って墓地に行ったんですよ!」
ハンジ「やべぇ見たいww幽霊も幽霊が書いた本も見たいww」
ペトラ「でも名誉にかかわるから見せてくれないみたいです」
ハンジ「えぇ~何だよそれ!!」
エルヴィン「お前達、その話詳しく聞かせてくれないか?」
エルヴィン「亡霊が本当に存在するなら巨人討伐、壁外調査の切り札になるかもしれん」
墓地
リヴァイ「持って来たぞ....ったく、画材屋で変な目で見られたじゃねーか」つインクと紙
ミーナの墓「・・・・」
リヴァイ「まぁ....さっさと書けよ、俺もいつ死ぬかわからんからな」
ハンジ「ふ~んミーナ・カロライナか」肩ポン
リヴァイ「!?」
ハンジ「詳しく聞きたいなぁw」ニヤニヤ
リヴァイ「おいペトラ、よりにもよってこの変態に言いやがったな」
ペトラ「ごめんなさい....でも」
エルヴィン「私も亡霊について聞きたい、まずは例の本を見せてくれ」
リヴァイ「.....何でだ?」
エルヴィン「亡霊をうまく使って壁外調査に利用する」
エルヴィン「だから少しでも亡霊の情報がほしい、本は重大な資料になる」
リヴァイ「....チッ」
リヴァイ「エルヴィン、テメェは死んだ兵士まで利用する気なのか?」
エルヴィン「私に人間性を求めても無駄だ、人類勝利の為なら何でも利用するし犠牲にする」
リヴァイ「.....残念だが本に役立つ情報はねぇな」
エルヴィン「それは私が判断する事だ」
リヴァイ「いや、本当に載ってねぇ...本当に」
エルヴィン「団長命令だ見せろ」
リヴァイ「後悔するだけだ」
エルヴィン「・・・・」
リヴァイ「・・・・」
ハンジ「ねぇ....何でそんな頑なに拒むの?」
ペトラ「せめて本のタイトルくらい...」
リヴァイ「タイトルは....」
リヴァイ「....」
リヴァイ「...」
リヴァイ「男根調査兵団・自由のホモォ....だ」
エルヴィン「総員解散!!!」
夜
ミーナ「書けました!!」
リヴァイ「お前のせいで今日恥をかいた」
ミーナ「堂々とすれば良いんですよ!立派な趣味ですから!!」
リヴァイ「俺の趣味じゃねぇ.....いいから成仏しろ」
ミーナ「はい!約束ですからね」
ハンジ「ミーナさんいる~?」ガチャ
リヴァイ「おい勝手に部屋に入ってくんな」
ハンジ「リヴァイの部屋から独り言が聞こえて来たからさ....幽霊さんにお願いがあるんだよ」
リヴァイ「お願いだと?」
ハンジ「うん!幽霊さんは同人作家なんだよね?ソニビンの本を書いてほしいんだ」
リヴァイ(何言ってんだコイツ)
ミーナ「良いですよ!!難しい題材だけどやってみせます!!」
リヴァイ(コイツも何言ってんだ)
ハンジ「リヴァイ!幽霊さんは何て言ってる!?私見えないんだ」
リヴァイ「....良いってよ....」
ハンジ「よっしゃああああ!」
リヴァイ「成仏はどうすんだ?」
ミーナ「注文がきたからには書くしかないですよ!リヴァイ兵長には迷惑かけませんし」
リヴァイ「......もう勝手にしろ」
一ヶ月後 第57壁外調査が行われ多数の死者、行方不明者を出した
ソニー「俺たちには生殖器が無いはずだか....お前はあるんだな」サワサワ
ビーン「や....やめろよソニー///」
ソニー「ははっ、少し触っただけでもうビーンビーンだぜ?光がないのに元気なもんだ」サワサワ
ビーン「面白くないよソニー....うっ!」ドピュ
ハンジ「最高....最高だよミーナ!!」パタン
ミーナ「えへへ」
リヴァイ「壁外調査の後に何書いてんだテメェは」
ミーナ「頼まれただけですよ」
ハンジ「ミーナ絵上手いよね!背景がすごい細かい」
ミーナ「気付きました?最近凄腕のアシが4人も入ったんですよ!」
リヴァイ「4人?」
ミーナ「生前は無敵のエース部隊だったみたいで今一緒に仕事できて光栄です!!」
リヴァイ「そうか.....馬鹿共が....」
その後
リヴァイ「まぁ....楽しくやってりゃ何でも良いか」
リヴァイ「ハンジやエルヴィン共はあれから同人誌を注文しまくってるみたいでキモいが....」
リヴァイ「俺に迷惑かけなきゃ何でも良い...寝るか...」ゴロ
ペトラ「兵長!!私が書いたリヴァペトです!是非読んで下さい!」
オルオ「兵長!!俺が世界の英雄になる漫画書きました!読んで下さい!」
リヴァイ「......お前達....さっさと帰..」
リヴァイ「いや、これからも書いて俺に会いに来てくれ....すまん」
おわり 特にオチなし
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