男「ひとりぼっちだから奴隷をかう」 (21)
男「寂しいよ、ああ寂しいよ」
男「最近お兄さん親指の爪を噛む癖が復活してきたよ」
男「しゃべる相手がほしいー!」
男「・・・独り言も多くなったし」
男「買い出しも含めて奴隷市場にでもいくかな」
男「しっかし奴隷を買うなんて初めてだな」
男「手続きなんてわからないけどなんとかなるよね!」
男「じゃあ行ってみよう!」
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ーー奴隷市場
男「賑わってるなー」
男「奴隷商人たちの稼ぎってのは
王政としても見落とせない額なんだろうな」
男「まあ大都市郊外の財政の均衡を保つには
必要なビジネスなんだろうが」
男「なんつっても国家予算の一割は
奴隷のやりとりでうめられてる腐ったご時世だ」
商人「さあ!今度新しく入ったのは中々の上玉だよ!」
奴隷「・・・」カシャン
商人「最初は銀貨3枚から!」
客「銀貨5枚で売ってくれ!」
客「俺は8枚だすぞ!」
男「やっぱり見てて気持ちいいもんでもないよなぁ」
男「まあ話し相手だったら誰でもいいし」
商人「さあ8枚まででたよ!もういないのかい?」
男「金貨1枚」
商人「金貨出ました!これ以上は?」
シーン
商人「いません!そこのお兄さん落札決定!」
男「ふう・・・」
商人「ほらはやくこっちにこい!」
奴隷「・・・ッ!」
男「・・・」
商人「すいませんね。のろまなもんですから」
奴隷「・・・」キッ
男「!」
男(へー、まだ反抗する意思は残ってるんだな)
男(見たところ新入りらしいけど、
長年使い回されてる奴隷もいるんじゃねえのか?)
男「つかぬことを伺いますが」
商人「?」
男「この子は新入りみたいですけど、
長いこと奴隷をやっていくと最終的にどうなるんですか?」
商人「あれ?お兄さんは奴隷は初めてで?」
男「・・・まあ」
商人「『処分』ですよ」
男「!」
商人「奴隷なんてやっていくと、
心がボロボロになるのがなれのはてですしね」
商人「最終的にはもう人形ですよ」
男「・・・」
商人「何より歳もとるから、
貴族の変態さんがた相手にも売れなくなる」
商人「そういうのはもう処分したほうが楽になるってもんですよ」
商人「いまさら社会に出たところで
まっとうな生き方も知らねぇでしょうし」
男「・・・」ギリ
商人「ん?どうしました?お兄さん?」
男「・・・」
商人「?」
男「・・・やっぱりそうですよねー!
奴隷は奴隷らしく生きるのが一番ってもんですよねー!」
商人「お兄さんにもわかりますかい!いやー結構結構!
商売をわかってくれるというのは嬉しいもんだねぇ!」
男「・・・」ギリギリ
奴隷「!」
男(とりあえず目の前にいる
この腐った豚野郎を殴り飛ばしたい)
男(あーイライラする、早く帰りたい)
男「じゃあそろそろ・・・」
商人「おう!じゃあなお兄ちゃん!またきてくれや!」
男(二度と来るかハゲ、つかお兄ちゃんって・・・)
ーー中心街
男「さて・・・」
奴隷「!」ビク
今日はここまで。
自分的にまとめかたが上手くないと思うのですが
これから上達していけたらと思うので
素人ですがご支援よろしくお願いします。
それと、これからも深夜に少しずつ
投稿していくので、のんびり待っていただければと思います
このSSまとめへのコメント
続きはよ
はよしろよ!
はよ!
はよ!
はよ!