後輩「あれ?私縛られてる……?」 (109)
後輩「ねー先輩」
先輩「何よ」
後輩「もうしんどいです」
先輩「……何のために後輩と勉強会開いてると思ってるの」
後輩「私の中間テストがピンチだからです」
先輩「だったらほら、分からないところ教えなさい」
後輩「えっと……もうあきらめようかと正直思います」
先輩「」
後輩「な、何ですその絶望と例えるにふさわしい表情は」
先輩「」
先輩「わ、分かりましたってば! やりましょうやりましょう!」
先輩「だったらほら、分からないところ教えなさい」
後輩「えっと……もうあきらめようかと正直思います」
先輩「」
後輩「な、何ですその絶望と例えるにふさわしい表情は」
先輩「」
後輩「わ、分かりましたってば! やりましょうやりましょう!」
先輩「何のために私が後輩のために時間を割いてると……」ゴゴゴ
後輩「ごめんなさい! 私頑張りますから!」フンス
先輩「あっそ……」フーン
後輩「なんという冷めた顔……」
先輩「真面目にやらないなら帰るよ!」
後輩「頑張ります」シュン
後輩「えっと……この公式は……?」ウーン
先輩「はい! 衆議院と参議院で与党と野党の議席数が逆転している状態の事を何て言う!?」
後輩「……ね、ねじれ国会!」
先輩「……正解!!」
後輩「やったぁ! 自信ありましたよ!」
先輩「よし、この調子!」
~すっかり夜が更けて……~
後輩「むにゃ……」グシグシ
先輩「眠い?」
後輩「ん~……頑張ります」
先輩「無理しなくていいよ」
後輩「……キスしてくれたら目がぱっちりするかもしれません」
先輩「こら」コツン
後輩「え~いいじゃないですか~」
先輩「もう、ほら」チュッ
後輩「ほっぺからじゃ愛情を感じません」
先輩「じゃあもうキスしないよ?」
後輩「えっ」
先輩「どうしよっかなー」ニヤニヤ
後輩「それだけはだめです!」ドゲザ
先輩「そんな土下座するほどの事でも……」
先輩(ホントはいつでもキスしたいんだけどね)
後輩「でも、眠いのはホントなんです……ふぁ~……」
先輩「じゃあコーヒーでも入れてこようか?」
後輩「いいんですか?」パァァ
先輩「ちょっと待ってな」
~台所~
先輩(ブラックでいいよね……)コポコポ
先輩(……後輩があんなこと言うから、キスしたくなっちゃった)
先輩(そうだ! 問題1問解いたらご褒美にキスしてあげるとか?)
先輩(結構いいかもしれない。それで後輩の勉強に身が入るならいいし……)
~先輩の部屋~
先輩「ほら、コーヒー」ガチャ
後輩「zzz……」
先輩「うわ、人のベッドに図々しく寝てやがる」
先輩「こら、起きろ」ユサユサ
後輩「んん……」
先輩「……そんなに無防備なら、襲っちゃうぞ」
後輩「ん……」
先輩「本当に寝てる」
先輩「……せっかくだし、何かイタズラしてやろう」ムフフ
先輩「どこかにマジックペンがあったはず」ゴソゴソ
先輩「机の引き出しだったかな」ガタッ
先輩「あれ? どこだっけ?」ガサガサ
~数分後~
先輩「おっかしいな……」ゴシャ
先輩「部屋散らかっちゃった」
先輩「……暑っつ」シュル
先輩「……」つネクタイ
先輩「私のネクタイ……」
後輩「むにゃ……」ゴロン
先輩「……」チラ
先輩「……」シュルシュル
後輩「んっ……」
先輩(ふふ、可愛い……)
先輩「結構キツく縛っちゃった」
後輩「うう……」ギチッ
先輩「ここまでしても起きないなんて、誘ってるのかしら」
先輩「……」チュ
後輩「ん……? 先輩……」
先輩「おはよ」
後輩「あれ? 私縛られてる……?」ギチッ
先輩「寝ちゃった後輩には、ちょっとお仕置きが必要だね」
後輩「えっ」ドキ
先輩「抵抗できるわけないよね」モミ
後輩「やだぁ……勉強するんじゃないんですか?」
先輩「私にテスト勉強助けてって泣きついてきて、ぐっすり眠っていたのはどこの誰でしょうね?」
後輩「そ、それはっ……」ウル
先輩「ふふ、ちょっとだけ息抜きにね。いいじゃない」
後輩「息抜きって……///」
先輩「ほら、ボタン外しちゃおうね」プチプチ
後輩「っ……///」
先輩「なんかさ、よく考えると危ないよね」
後輩「な、何がですか?」
先輩「だって制服姿の女の子を後ろ手に縛って、制服のボタン外してるんだもの」
先輩「しかも後輩さ、エッチするときいつも少しだけ泣くじゃない。今だって目がウルウルしてる」
後輩「う……///」
先輩「傍から見たら完全にレイプだよこれ」
先輩「後輩のそういう表情、割と好きだけどね」
先輩「ほら、そんな事言ってる間にボタン全部外れちゃった」ペラ
後輩「やっ///」ウルウル
先輩「ほら、乳首見えちゃうよ」
(ブラを少しずつずらす)
後輩「あ……や、やです」
先輩「もう、どうしてそんなに可愛いのかな///」チュッ
後輩「んっ……///」
後輩(先輩ってば……もう……)
先輩「おっぱい気持ちいい?」モミモミ
後輩「ああっ……///」
後輩(いつも先輩から始めて、先輩が主導権を握って、先輩ばっかり……)
後輩(私は別に先輩にいじめられるの好きだし、それでも全然いいんだけど……)
先輩「気持ちいいって言うまで、乳首もアソコも弄ってあげないんだから」
後輩「あっ……///」
後輩(どうせなら火に油注いじゃえ)
後輩「やめてください!」ジタバタ
先輩「えっ?」
後輩「何する気なんですか?」フルフル
先輩「後輩? 何言って……?」
後輩「私の事縛って、何しようとしたんですか!? 女同士でこんなこと、いけないですよ!」
先輩「!」
先輩(ははーん、そういうプレイか。いいお膳立てしてくれるじゃない)ニコ
先輩「何言ってるの? 後輩ちゃん私の事、好きなんでしょ?」ニコ
後輩(お、ノッてきてくれた。さすが先輩)
後輩「それは友情って意味で、恋愛の意味は……」
先輩「そんなわけないでしょう? 私が好きなんだから、あなたも私の事が好きなはずよ?」ニコニコ
後輩(先輩、ヤンデレがハマるな……なんかやばい。ゾクゾクする)
先輩(なんだろう、すごく楽しくなりそうな予感)
後輩「お願いです、手をほどいてください! 目を覚ましてください!」
先輩「ほどくわけないじゃない。やっと後輩ちゃんが私のものになるのよ。素敵」サワ
後輩「ひっ」ゾク
先輩「あら? もう湿ってる。体は正直ね」ウフフ
後輩「やだっ……やめて……!」
先輩「乳首、気持ちいいでしょ?」クリクリ
後輩「嫌! 嫌だよぉっ!!」ジタバタ
先輩「っ……静かにしなよ」ギュ
後輩「あ……!///」
先輩「嫌じゃないでしょ? ね? 嫌じゃないでしょ?」クビシメ
後輩「う……うぐ……///」ギュウウウ
先輩「ああ……可愛い。可愛いよ後輩ちゃん♪」パッ
後輩「げほっ! けほっ……けほっ……」ハァハァ
先輩(……ちょっとやりすぎちゃったかな)
後輩(やだ、今のクセになりそう)
先輩「ふふ……後輩ちゃんのアソコ……///」ウットリ
後輩「やめて、先輩っ……///」
先輩「もう何を言っても無駄よ。あなたは私がめちゃくちゃにしてあげる」ペロ
後輩「ひぁっ!」ビクン
先輩「いい声で鳴いてくれるのね///」ペロペロ
後輩「そ、そんな所舐めちゃ……だめぇっ///」
先輩「ほら、指入っちゃったぁ///」ツプ
後輩「やぁ! やだぁ!」
先輩「気持ちいいでしょ? ね?」クチュクチュ
後輩「き、気持ちよくなんかっ……///」ボー
先輩「いけない子。こんなに気持ちよさそうなのに」チュッ
後輩「んーっ! んっ……///」
先輩「イッちゃう? 私の指でイッちゃうの?///」チュプチュプ
後輩「ああっ、やぁっ、だめっ!!///」
先輩「ほら、堕ちなよ。後輩」ボソ
後輩「~っ!!///」ビクビクッ
後輩「はっ……はっ……///」
先輩「えへへ……これで後輩ちゃんは私のもの」
後輩「もう、いつもでやってるんですか」
先輩「うわー、つれないやつ」
先輩「どうだった?」
後輩「もう。首絞めてきたりして、苦しいったらありゃしない」
先輩「……ちょっと気持ちよさそうだったくせに」ニコニコ
後輩「なっ///」
先輩「だいたい始めたのは後輩のほうじゃん」
後輩「……油を注いでやろうと思っただけです」
先輩「どういう意味?」
後輩「まぁ気持ちいいから良しとしましょう」フン
先輩「ふっふっふ。そんなナマイキな事言っていいのかな?」
後輩「ど、どういう意味ですか」ギク
先輩「第2ラウンド行こっか♪」ニコ
後輩「」
~めちゃくちゃにされまくって~
後輩「うぁ……///」ビクッビクッ
先輩(かわいい///)ニコ
後輩「ひどいです……激しすぎます……///」
先輩「なんか火がついちゃった。ごめん」
後輩「汗だく……」
先輩「お風呂入る?」
後輩「いいですか?」
先輩「私も汗だくだし」
後輩「じゃあこれ、いい加減ほどいてください。もう体痛いです」
先輩「……別にこのままでも」
後輩「怒りますよっ!」
先輩「冗談だって」エヘヘ
~数十分後~
先輩「ほら、お風呂わいたよ」
後輩「……あの……」
先輩「何?」
後輩「その……///」
後輩(せっかくだから、一緒に……)
先輩(……!)ピーン
先輩「ほら、一緒に入るよ」グイ
後輩「えっ……!///」
先輩「ん? なんだか素直だね。もしかして一緒に入りたかった?」ニヤ
後輩「べ、別に///」プイ
先輩(可愛い)
~脱衣場~
先輩「後輩、先に行ってるよ」ガチャ
後輩「はい」ヌギヌギ
先輩「……」シャカシャカ
(頭洗い中)
後輩「……」ザバッ
(かけ湯)
後輩「先に湯船いただきますねー」チャポン
先輩「はいよー」シャカシャカ
先輩「体洗い終わったから、どーぞ」
後輩「はーい♪」ザバッ
後輩「……」シャカシャカ
後輩(あ、手首にネクタイの跡ついてる)
後輩(もしかして……)
(鏡に映る自分の姿を見て)
後輩(やっぱり、首にも跡残ってる)
後輩(先輩につけられた跡……)
後輩(……///)ウットリ
後輩(ハッ! も、もう!///)シャカシャカシャカ
後輩「……」ザバー
後輩「ふぅ」
後輩(もう一回湯船に入って温まろう……)
先輩「……」チャプ
後輩「……」
先輩「さ、どーぞ」ニコニコ
後輩「このために先に入ったんですね」ムー
先輩「ほら、体が冷えちゃうよー」
後輩「案外普通に2人でも入れるんですね」チャポン
先輩「何してるの。ほら、私のほうにおいで」
後輩「おいでって……?」
先輩「抱きかかえてあげるから」
後輩「重くないんですか?」
先輩「全然。後輩軽いもの」ギュッ
後輩「……///」
先輩「気持ちいいね」チャポン……
後輩「温かいです」
先輩「……顔、赤いよ?///」
後輩「先輩だって///」
先輩「きっとお風呂のせいだよ」
後輩「そうですね」
先輩「……///」
後輩「……///」
チュッ
先輩「何のために私が後輩のために時間を割いてると……」ゴゴゴ
後輩「ごめんなさい! 私頑張りますから!」フンス
先輩「あっそ……」フーン
後輩「なんという冷めた顔……」
先輩「真面目にやらないなら帰りなさい!」
後輩「頑張ります」シュン
先輩「っ……///」チュッチュッ
後輩「はぁっ……///」
先輩「……顔真っ赤」
後輩「だって、しょうがないですよ……」ボー
先輩「! の、のぼせる前に上がろっか」ザバ
先輩(やば……あんな顔見せられちゃ……///)
後輩「はい」ザバ
~脱衣所~
先輩「冷蔵庫にフルーツ牛乳あるから、飲んでいいよ」フキフキ
後輩「さすが先輩♪」
先輩「あー、体ぽかぽか」
後輩「気持ちいいですね」
先輩「……あれ?」
後輩「どうしました?」
先輩「そういえばなんで後輩、私の家に来たんだっけ」
後輩「それは……」
先輩・後輩「あ」
後輩「もう……」ズーン
先輩「はい」つフルーツ牛乳
後輩「ありがとうございます」チュー
先輩「ごめん。本来の目的をすっかり見失ってた」
後輩「いいですよもう……」ハァ
先輩「明日早く学校に行って、ギリギリまで一緒にやろう。後輩も割と頑張って勉強できてたし、いけるって」
後輩「……できるでしょうか」
先輩「大丈夫だよ。おいで」
後輩「……」ススス
先輩「あなたはテストでいい点が取れる、取れる~」ナデナデ
後輩「もー! 子供じゃないんですよっ」プー
先輩「……ごめんね」ギュッ
後輩「……!///」ドキ
先輩「もし後輩がテストの点悪かったら、私のせいだから……」
後輩「そんな。私もノッちゃいましたし、それにもともとちゃんと勉強してこなかった私が悪いんです」
先輩「じゃあさ、一緒に寝よ」
後輩「えっ///」
先輩「ね。ずっと頭の中でおまじないしてあげるから///」
後輩「はい……///」
先輩(やっぱり可愛いな……)
後輩(もう。ずるいよ先輩)
~歯磨き中~
先輩「……」シャコシャコ
後輩「……」シャコシャコ
先輩(なんか、悪戯したい)
先輩「……」コチョ
後輩「んっ!?」ビク
先輩「……」コチョコチョコチョ
後輩「んふっ……ぶはっ、げほっ!」
後輩「な、何するんですか」ケホケホ
(口の端から歯磨き粉を垂らし、涙目になる後輩)
先輩「!!///」
後輩「先輩ってば」
先輩「……」グチュグチュペッ
先輩「……なんかエロいぞ、後輩」
後輩「先輩がやったんじゃないですか!」
先輩「さ、寝よっか」
後輩「あったかーい」モゾモゾ
先輩「電気消すよ」パチン
後輩「はい」
先輩「……」モゾモゾ
先輩「後輩」ギュッ
後輩「何ですか?」
先輩「暑くない?」
後輩「大丈夫ですよ。先輩が抱いてくれてると、なんか安心です」ニコ
先輩「そう。なら良かった。おやすみなさい後輩」ニコ
後輩「おやすみです、先輩」
後輩「……」
後輩「zzz……」
先輩(もう寝ちゃった。疲れてたのかな)
先輩(大丈夫、あなたはテストでいい点が取れる取れる取れる……)ナデナデ
後輩「んふふ……むにゃ……///」ニヘー
~翌日~
後輩「先輩!!テスト結構できました!」
先輩「本当!?」
後輩「先輩が朝からしっかりまた教えてくれたおかげですよ!」
先輩(本当におまじない効きそう……)
後輩「先輩♪」
先輩「何?」
後輩「……///」チュッ
先輩「!?///」
後輩「私からのお礼ですっ///」
先輩「もー、こいつぅ……///」ギュッ
後輩「えへへ……///」ポー
後輩のテストの結果は、予想通り素晴らしい結果でしたとさ
おわり
こんな時間まで保守、応援してくれたみなさん、ありがとうございました
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません