さやか「思い出せない。大切なこと」(408)

マミ『美樹さん。あなたはその人の夢を叶えたいの?それとも夢を叶えた恩人になりたいの?』

上条『動かないんだ…もう………奇跡か魔法でもない限り……!』

さやか「…」

さやか「決めた」

さやか「キュゥべぇ、いる?」

QB[なんだい?さやか」

さやか「あたし、魔法少女になる…」

通学路・朝

まどか「おはよー!」

さやか「おはよう。まどか」

仁美「おはようございます。まどかさん」

さやか「行こっか」

まどか「うん」

仁美「はい」

さやか「まどか…」ボソッ

まどか「なに?」コソツ

さやか「後で、話したいことがあるけどいいかな?出来ればマミさんも一緒に」コソッ

まどか「?いいけど…」コソッ

仁美「?お2人ともどうかしました?」

さやか「ううん。なんでも、ね?まどか」

まどか「う、うん!なんでもないよ。なんでも」

仁美「?」

学校「・昼休み

マミ「それで、話って?」

さやか「はい、これです」スッ

まどか「さやかちゃん!?これって…」

マミ「ソウルジェム…」

さやか「契約しちゃいました…」

マミ「良かったのかしら?本当に」

さやか「良いんです。あんな恭介、見てられなくて。それに自分なりに考えて、決めたことですから…」

マミ「そう。美樹さんがいいなら。私はなにも言わないわ」

マミ「それより大事なのは、これからなね。取り敢えず、しばらくは私のサポートをしながらお勉強ってことでいいかしら」

さやか「はい。でもそれ、今までとあんまり変わらない様な?」

マミ「以前は、見ているだけだったけどこれからは美樹さん自身も実際に魔女と戦うのよ?」

さやか「あ、そっか…」

まどか「さやかちゃん、大丈夫?」

さやか「あはは、まどかは気にしすぎ!マミさんも付いてるんだし、大丈夫大丈夫」

カツン

ほむら「…」

まどか「ほむらちゃん…」

さやか「転校生…なんのようだよ?」

ほむら「あれ程、契約してはいけないと言ったのに…」

ほむら「あなたは、どうしていつも…」ボソッ

マミ「美樹さん自身が決めたことよ。周りがとやかく言うことではないわ」

ほむら「……ッ」フイッ

スタスタ

まどか「仲良く、出来ないのかな…」

さやか「あいつに、その気が無いじゃん…」

マミ「そうね…

学校・放課後

さやか「マミさん。すみません、あたしちょっと病院によってから行くので、合流は後から出いいですか?」

マミ「オッケ。鹿目さんはどうする?」

まどか「じゃあ、わたしもさやかちゃんと…」

マミ「わかったわ。じゃあ、また後でね?」

さやか「はい!」

病院・夕方

さやか「恭介ー?」

上条「さやかかい!?」

さやか「わ!今日は元気だね?」

上条「聞いてくれ。手が、手が動くんだ!」

さやか「そっか!おめでとう」

上条「さやかの言うとおり、奇跡も魔法もあったんだね」

さやか(これでよかったんだよ。マミさん、あたし、後悔なんてあるわけ無いよ)

さやか「退院はまだ先?」

上条「そうだね。もう少し掛かりそうかな」

さやか「そっか。それが聞きてよかった、今日は帰るね?」

上条「いつも、ありがとう。さやか」

さやか「まぁ、いいてことよ。はっはっはっ!」

病院駐車場・夕方

まどか「上条君どうだって?」

さやか「退院はまだだけど、手が動くってお喜びだったよ」

まどか「てぃひひ、良かったね」

さやか「うん!」

まどか「ん…さやかちゃん。あれ、なんだろう?」

さやか「あん?」

QB[グリーフシードだ!孵化しかかってる」

まどか「どうしよう!?」

さやか「まどかは、マミさん呼んできて!ここはあたしが」

まどか「だ、ダメだよ!危ないよ!?」

さやか「あたしだって、もう魔法少女なんだ。時間稼ぐくらい出来るよ」

まどか「でも…」

さやか「最悪、見張ってるくいは出来るから。ね?」

まどか「…うん、わかった。すぐに戻ってくるから絶対無茶しないでね?!」タッタッタッ

お菓子の魔女の結界

QB「恐いかい?さやか」

さやか「そりゃね」ギュゥ

QB「それでも、君はもう魔法少女なんだ。いざとなったら戦うより術は無いよ」

さやか「わかってるよ…」

ザッ

さやか「なに!?」

さやか「うわぁぁ!?」

お菓子の魔女の結界

マミ「美樹さんはこの先ね!急ぎましょう!」

まどか「はい!」

タッタッタッ

QB『マミ!』

マミ「キュゥべぇ!?」

QB『大変だよ!突然使い魔に襲われて、さやかとはぐれてしまった!』

マミ「そんな!」

まどか「さやかちゃん!?」

QB『僕は、最深部でグリーフシードを見張ってる!とにかく急いで!』

マミ「…」

まどか「マミさん、さやかちゃんは…」

マミ「先に魔女を倒しましょう!美樹さんも一応もう魔法少女、使い魔が相手なら最悪逃げるくらいは出来るわ」

まどか「そんな…」

マミ「私達より先に、魔女が美樹さんを見付けてしまう方が問題よ。だから先に、魔女を叩く。いいわね?」

ほむら「それには及ばないわ」

マミ「暁美さん…」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「今回の魔女は私が狩る。あなたたちは退きなさい」

マミ「悪いけど、構ってる暇は無いの!」シュルルル

ほむら「バカ!こんなことしてる場合じゃ!」

マミ「それはこっちのセリフよ!」

まどか「ほむらちゃん、ごめんね!」

タッタッタッ

ほむら「まどか…」ボソッ

お菓子の魔女の結界・通路

さやか「どこここ!?」

さやか「キュゥべぇ、キュゥべぇー!」

さやか「やっば、完全に迷子だわ」

さやか「ん、あれは…?」

ほむら「…」

さやか「なにしてんの?」

ほむら「あなたには関係無いわ」

さやか「あっそう」

ほむら「…」モゾモゾ

さやか「…」ジー

さやか「てや!」

シュッシュッ、パラッ

ほむら「これは…どういうつもり?」

さやか「別に…あんた。魔女の場所わかる?」

ほむら「魔法少女よ。当たり前でしょう?」

さやか「じゃあ、案内してよ」

ほむら「あなた…」

さやか「あたし、初めてだからよくわからないんだよ!だから」

ほむら「断るわ」

さやか「貸し作ったまま逃げるの?」

ほむら「…」

ほむら「いいわ。着いて来て」

さやか「そうこなくっちゃ」

ほむら「急ぐわよ!」ヘンシン

タッタッタッ

さやか「はいはい!」

タッタッタッ

お菓子の魔女の結界・最深部

シャル「ちーっす」

アーン

マミ「え…」

まどか「マミさん!?」

QB「マミ!」

ガブッ

マミ「あぐ…ああっ!!??」ブシュッ!

さやか「マミさんを、放せェ!!」

ザシュッ!

ほむら「…よっと」ダキッ

まどか「さやかちゃん!それに、ほむらちゃんも!」

さやか「転校生!マミさんは!?」

ほむら「辛うじて生きてるわ。でも、首の出血が酷い…このままだと」

さやか「どうすんのさ!?」

ほむら「落ち着きなさい。あなたの魔法なら助けられる」

さやか「あたしの?」

ほむら「あなたの願いは癒しに祈り、それならこの程度の傷すぐに治せるわ」

ほむら「その間…」

シャル「ちーっす!」

ダンダンッ

ほむら「魔女は私が引き受ける」

さやか「わ、わかった…やってみる…」

パァーッ

まどか「すごい…傷が…」

ほむら「あんたは、爆弾でも食べてなさい」

ポイポイ

シャル「効きゃーせんぞい」

ほむら「な!?」

さやか「うおりゅぁぁぁぁ!!」

ザシュ

シャル「いた」

ほむら「美樹さやか!?あなた、巴マミは?」

さやか「傷は塞いで、今はまどかが看てる!それよりこいつを!」

ほむら「ええ!」

ドンドン! ザシュザシュ!

さやか「なんだよこいつ!?ぜんぜん効いてないの?」

ほむら「私が新しいのを燻り出すから、あなたは頭を押さえて!」

さやか「お、おう!わかんないけどやってみる!」

ポイッ ドーン!

さやか「ここだぁぁぁぁ!!」

ズバーン!

シュル「さすがに死ぬて」

さやか「やった?やったー!」

ほむら「…ふぅ」

まどか「さやかちゃん、ほむらちゃん!」

さやか「そうだ、まどか。マミさんは!?」

マミ「ん…うう…?」

まどか「よかった!目が覚めたんだすね」

さやか「マミさん!よかった」

マミ「あれ?私、魔女に襲われて…」

まどか「はい!それで、さやかちゃんが!」

マミ「美樹さん?」

まどか「さやかちゃんが、マミさんのケガを治してくれて!」

マミ「そう、ありがとう…美樹さん」

さやか「いやー、そんな照れちゃいますよ~」

ほむら「巴マミ」

マミ「暁美さん…」フイッ

ほむら「言ったわよね?ここの魔女は私が狩ると」

ほむら「それを無視した挙句にこの様。大方、後悔が出来て浮かれていたといったところかしら?」

さやか「おい!そんな言い方」

ほむら「これに懲りたら魔法少女体験コースなんてお遊びはやめて、もう少し慎重になることね」

フイッ スタスタスタ

マミ「…」

さやか「待てよ!そんな言い方って無いだろう!?」

ほむら「…」スタスタ

さやか「なんだよ!せっかく、魔女を一緒に倒したのに!ホントいい奴か持って、友達になれるかもって思ったのに!!」

さやか「なんなんだよ、あんたは!?」

まどか「…さやかちゃん…

修正
下から3行目「ホントは~」です

翌日通学路・夕方

まどか「マミさん、今日学校来てなったみたい…」

さやか「…そっか」

まどか「…」

さやか「仕方ないよ。あんなことあって昨日の今日じゃ…」

まどか「うん…」

さやか「まどかは、今でも魔法少女になろうって思ってる?」

まどか「…」フルフル

さやか「そだよね…」

まどか「さやかちゃん。さやかちゃんも、もしかしたら…昨日のマミさんみたいなことに…」

さやか「大丈夫。心配しないで~って、無理だよね…」

まどか「うん…さやかちゃん、死んじゃやだ、ケガしちゃヤダよぉ…」ギュウッ

さやか「まどか…」ナデナデ

マミホーム・夕方

さやかと別れて

ピンポーン

まどか「マミさん…」ガチャ

トテトテトテ

マミ「……鹿目さん」

まどか「マミさん、大丈夫ですか?」

マミ「ええ、少しは落ち着いたわ。けど…」ブルブル

マミ「ごめんなさい。昨日のことを思い出すと、身体が震えて…」

まどか「仕方…ないですよ…あんなの、わたしだって…」

マミ「鹿目さん、あなた魔法少女には?」

まどか「ごめんなさい…ごめんなさい…!一緒に魔法少女になるって約束したのに…」

まどか「でも、わたし…あんなの…恐くて…ずるい子でごめんなさい」

マミ「いいのよ?仕方ないわよね…」

マミ「それより、美樹さん…出来たら彼女のこと支えてあげて…」

マミ「自分から引き込んでおいて、押し付けてしまって…ごめんね…弱い先輩で…」ポロポロ

まどか「マミさんが悪いんじゃありません…」ポロポロ

マミ「ありがとう、鹿目さん…」グスッ

繁華街・夜

まどか「仁美ちゃん!?」

仁美「あら~鹿目さ~ん鹿目さんも一緒に行きましょう?」

まどか「行くって?どこに…」

仁美「とても良いところですわ~」

           _,,..-――-...._
          ,..::''" : : : /⌒: : : : : `ヽ、
      / : : : : : : : i: : : : : : : :`、 : :\
     ,:': : : : : : : :/ : i: : : : :i: : : :ハ: : : : ヽ
     /: : : : /: : :/ : /{: : : : :i: : : : :i : : ゙,: ヘ
    /: : : : :i : : :i: ィ⌒i ト、: i: :i : :_i_ : : i : ハ

    /: : : : : i : : :i ム斗云ミ\iヽ}、∧ヽ: } : : i
   / : : : : : i : : :i〃然(_,      j/ミx :ノ: : : :i
   / : : : : : : i: : : i!{;;じミj       fl|(j }} / : : :}
  ノ/{ :i: : :゙、:゙、: : i弋;;;ノ      {Jタ j:/:i : : :j
      i i: : : :`、゙、 iつ /`''ー-  ゙''゙ ハ :i : i j!
     ヾ\ : : \: :i、 乂__ ノ  ⊂ノ:iノ}: j:/
         \トミ>、i^く≧┬rr ''サ~∨ !:/
          ζ/⌒''ー`~'フュ      j/
           //⌒/''"⌒`ヾ~ヽ
            //:::::/): :: :: :: :: :: ノ
          / \:::ヽミ==''"゙ii~!
    ,..- ''"  / <、ノノ>、ー :ji {、
   /     / / ヒ__ノ   ノヾミ、
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      `ミヲミ彡7⌒∨::ノミ回ァ''"

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廃工場

まどか(どうしよう。みんな様子が…これってやっぱり魔女の?)

仁美「さあ、儀式を始めましょう」

まどか「ダメだよ!それ、混ぜちゃ危険だよ!」

ザパー

まどか「これで…」

人々「…」

まどか(みんな目が死んでる…)

まどか(逃げなきゃ!)

タタタッ ガチャッ バタン

まどか「しまった、ここ物置?どうしよう…」

グニョーン

まどか(ああ、そっか。きっと罰が当たったんだ。わたしが弱い子だから…マミさんごめんなさい…)

まどか(わたし、ここで…死…)

まどか「やだ、死にたくない!助けて、誰ぁ、助けて………さやかちゃん!!」

ズバ! ザシュ!

まどか「……え?」

?「大丈夫?」

まどか「……あ」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「おう!まどかの、ヒーローさやかちゃんだぞ?」

さやか「まどかは危ないから下がってて」

まどか「う、うん」

さやか「さぁ、まどかをいじめた悪い奴にはこのさやかちゃんの鉄槌が下ると昔から決まってんだ」

さやか「覚悟しな魔女め!」

ピーポー ピーポー

さやか「間一髪ってとこだったね?」

まどか「さやかちゃぁん」ダキツ

さやか「おっと、よしよし。恐かったね?もう大丈夫だから」

まどか「うん…」

さやか「あはは、初めてにしてはうまくっやったでしょう?」

まどか「うん…」

さやか「さぁ、仁美達は救急の人たちに任せてあたしたちは帰ろう?」

ジャリッ

ほむら「…」

さやか「…転校生」

まどか「ほむらちゃん?」

ほむら「…」

さやか「帰ろう。まどか…」グイッ

まどか「…」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「…鹿目、まどか…」

まどか「あの、さやかちゃんと仲良くしてあげてくれないかな!?」

さやか「まどか!?」

まどか「昨日みたいなことになると危ないし、2人が仲良くしてくれて魔女退治も協力してくれたら…」

ほむら「…」

さやか「…」

まどか「安心…だな、って…」ショボン

さやか「…だって?どうなの、転校生?」

ほむら「…」

ほむら「…ごめんなさい」

フイッ スタスタスタ

まどか「仲良く出来ないのかな…」

さやか「マミさんが言ってたでしょう?お互いにそう思えればって…」

まどか「さやかちゃんは…?」

さやか「あたし…?」

まどか「さやかちゃんは、どうなの?」

さやか「あたしは、どっちなんだろう…」

高層ビル・深夜

?「あれが?新しい魔法少女?」

QB「そうだね。名前は美樹さやか」

QB「けどまさか君が来るとわね。佐倉杏子」

杏子「マミの奴が寝込んだって聞いたから、来てみたら…」

QB「昔のことはいいのかい?」

杏子「うっせ。殺すぞ?」キンッ

QB「おっと」ヒョイ

QB「まったく、血の気が多いね」

杏子「おめぇが余計なこと言うからだ」

QB「それで、どうするだい?」

杏子「簡単でしょ?」

杏子「ブッ潰しちゃえばいいよ。その子!」

小説まどか
・「わたしがさやかちゃんの友達でいたいのは、さやかちゃんが大好きだから」
・「さやかちゃんがわたしの世界から消えてしまったら・・・堪らなく怖くなって」
・「さやかちゃんが大好きで、そのさやかちゃんにいつまでもわたしの横にいて欲しくて」
・「絶対、いつまでも友達だから・・・これまでもここからも、何がどうなったって、さやかちゃんを一人にはしないから」
・「さやかちゃん大好き」「大好きなさやかちゃん」 連呼
・「さやかちゃんがこんな時にそんな事言わないで(仁美が上条に告白するという話)」
・「(さやかちゃんがこんなに苦しんでるのに)そんなに楽しそうに笑わないで」
・「なんで上条君の隣にいるのがさやかちゃんじゃないの?」
・「(杏子死亡後、仁美はまだ生きてるけど)わたしにはもう友達なんていない」

翌日
美樹ハウス前エントランス・夜

さやか「まどか…」

まどか「パトロール行くんだよね?」

まどか「着いて行っちゃ、ダメかな?」

さやか「ありがとう。実は昨日も一昨日もさ、ただ夢中で…必死だっただけで」

さやか「今はこんなに震えてる…情けないよね?」

まどか「…」フルフル

まどか「そんなことない」ギュゥ

まどか「そんなことないよ…」

さやか「まどかは、優しいね…」

まどか「……」フルフル

路地裏

さやか「てやぁぁぁ!」

キンッ

杏子「ちょっとちょっと!あれ、使い魔だよ?グリーフシード持ってるわけ無いじゃん」

まどか「誰…」

QB「やっぱりきたね」

杏子「4,5人食わせりゃ魔女になってグリーフシード孕むんだからさぁ」

杏子「それともなに?人助けとか、そんな正義感でやってるわけ?」

杏子「巴マミみたいに…」

さやか「…」カチン

さやか「マミさんの悪口を……言うなぁ!」

杏子「なにがマミさんだよ…気安く呼ぶんじゃねぇよ…」ボソッ

杏子「は!威勢だけはいいな、相手してやるよ!」


   _    __   /            /    ___    /           イ:| ..:..:....:....:....:.....:.. ミ...、
   /  /        /   ̄ ̄ ̄  / ̄ ̄ ̄           /      ./........:| ..:...:......:ヽ:、:...:. \:.. \
  _/  \__  /  __/  / \_/   ___    ___/   /  ./ /| ..:...:{:....:|:..ヽ\ヽ:.ヽ:.....ヽ
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                                     役満     イ 八 :{ { ん:.1   \}   ヒ..ソ |:..:...|::.八:.、
                        (.`ヽ(`> 、                  八:..ド ヒツ  '   / /i ハ |:..:...「i:.i:. ト  +
                         `'<`ゝr'フ\                 | ト\/i/            |:..:...|ノ::|:..|
                      ⊂コ二Lフ^´  ノ, /⌒)              ....:|:{     __ .  ≦ `i   |:′:..};  +
                      ⊂l二L7_ / -ゝ-')´             ...:込.   ‘廴     ノ   j{:..:...
                           \_  、__,.イ\        +      > ..         . イハ|r<   .+
    /i´Y´`ヽ   ./i´Y´`ヽ    /i´Y´`ヽ   /i´Y´`ヽ
   ハ7'´ ̄`ヽ.  ハ7'´ ̄`ヽ   ハ7'´ ̄`ヽ  ハ7'´ ̄`ヽ

   l ,イl//`ヘヘ!   l ,イl//`ヘヘ!   l ,イl//`ヘヘ!  l ,イl//`ヘヘ!
   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ   リノ(! ゚ ヮ゚ノリ  リノ(! ゚ ヮ゚ノリ  リノ(! ゚ ヮ゚ノリ
   ノ ⊂)i杏i| つ ノ ⊂)i杏i| つ ノ ⊂)i杏i| つ ノ ⊂)i杏i| つ

カンッ! キンッ! ガキンッ!

まどか「キュゥべぇやめさせてよ…こんなの変だよ…」

QB「それは無理だよ。僕や、今の君ではあの戦いに介入できない」

QB「でも、君ならそれが可能になるよ?」

QB「なるかい?魔法少女に?」

まどか「わたし…わたしは…!」

ほむら「それには及ばないわ」

カチッ

杏子「なぁ…」

さやか「転、校生…」

まどか「ほむらちゃん…」

杏子「なんだあんた、こいつらの仲間か?」

ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをするバカの敵よ」

ほむら「あなたはどっちなの?佐倉杏子」

杏子「は、あんたが噂のイレギュラーか。まったく手の内が見えないんじゃ今は退くしかないね!」ヒュンヒュン

さやか「転校生…」

ほむら「美樹さやか…ソウルジェムを出しなさい」

さやか「え…」

ほむら「早くしなさい」

さやか「あ、うん…」スッ

ほむら「…」キン スゥ

さやか「それ、グリーフシード…」

ほむら「ええ。一昨日倒した魔女のね」

さやか「分け合うのは嫌いなんじゃなかったの?」

ほむら「そんなことは一言も言ってないし、それにこれはあなたと私で倒したのよ。あなたにも使う権利があるわ」

さやか「……ありがとう…」

ほむら「これでいいわね」ポイッ

QB「おっと!」ヒョイパク

QB「きゅっぷい」ゲプ

QB「いきなり投げないでくれよ」

まどか「ほむらちゃん…その、ありがとう…」

ほむら「言ったわよね?こいつと、関わりを持つべきじゃないと」

ほむら「愚か者が相手なら私は容赦はしないわ」

まどか「あ、…その…」

ほむら「わかったのなら、早く帰りなさい」

ほむら「あなたもよ、美樹さやか…」

スタスタスタ

まどか「ほむらちゃん…」

さやか「…」

病院・夕方

さやか「え?退院した?」

看護婦「ええ。つい昨日…聞いたないんですか?」

街路

さやか(恭介の奴…退院したなら連絡ぐらいくれればいいのに…)

さやか「…」

さやか「あれは…」

ほむら「…」スタスタ

さやか「…」スタスタ

ほむら「……」スタスタスタ

さやか「……」スタスタスタ

ほむら「………」スタスタスタスタ

さやか「………」スタスタスタスタ

ほむら「…」スッ

さやか(お、曲がった…)スッ

ほむら「ちょっと」

さやか「おわぁ!?」

ほむら「なにをしているの?」

さやか「や、やぁ転校生!奇遇だねぇ?」

ほむら「人の後を付回して、奇遇とはどういう意味かしら?」

さやか「あはは…ばれてた?」

ほむら「ええ」

ほむら「それで、なんの用かしら?」

さやか「あ~単刀直入に言うとさ」

さやか「仲良くしようよ!」

ほむら「え…」

さやか「昨日のことで確信した!あんたは冷たいしなに考えてるかわかんない奴だけど、悪い奴じゃない!」

ほむら「なぜ、そういえるのかしら…?」

さやか「マミさんが言ってた、グリーフシードが目当ての魔法少女ならあたしに分けてくれるわけ無いもん」

ほむら「!」

ほむらで、でも…それも演技という可能性もあるわ」

さやか「あ、そっか」

ほむら「そうでしょう?だったら…」

さやか「あれ?けど、そうならそんな風に相手に言わないよね?」

ほむら「と、とにかく私はあなた達と馴れ合う気は無いわ」

さやか「えーなんでだよ!」

ほむら「答える義務は無いわ」

さやか「いいもんね!それなら、ずっと付回すから」

ほむら「ずっとって…」

さやか「あんたが、心を開いてくれるまで…かな?」

ほむら「…」フイッ

さやか「お?」

ほむら「付き合ってられないわ」

カチッ

さやか「あれ?いない!?」

さやか「ちくしょー!逃がした!!」

別の路地

ほむら「今更…どんな顔してあなた達と仲良くしろって言うのよ…」グスッ

ほむら「…」グシグシ

ほむら「佐倉杏子を探さないと…」

チカチカ

ほむら「魔女の反応!?」

ほむら「近いわね…」

タッタッタッタッ

ほむら「ここね…」

魔女「マジョー」

ドガガガガガ

ほむら「大した事無いわね」

ほむら「一気に片付けるわ」

ドガガガガガ

魔女「マジョー!」

バシッ!

ほむら「しまったっ!?」

ほむら「くっ時間停止を…」クラッ

ほむら(しま、今ので脳震盪が…)

ほむら(巴さんに偉そうな事言っておいて、自分がこの様なんて…)

ほむら(まど…か…)

?「どぅおりゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」

魔女「マジョー!?」

?「おい!ちょっと、しっかりしなって!」

ほむら(誰…ダメ、意識が…)

?「あ、ちょっと!」

いつかのどこか

?『美樹さんはどうして私を助けたくれたんですか?』

?『え?助けたって?』

?『あの、通学路で…』

?『あー!あの、あんたが教科書とかぶちまけてスッ転んでた時』

?『///』

?『似てたんだよねーまどかに』

?『鹿目さん?』

?『そ!あたしがまどかに初めて声掛けたときもあんな感じでさ』

?『なんか、放っておけねー!みたいな』

?『は、はぁ…』

?『まぁ、あたしもさ誰彼構わず助けてきたわけじゃないよ』

?『そうなんですか?』

?『まどかと出会ってからだなー自分が変わったって思うの』

?『そうなんですか?』

?『今時の人って、誰かが困ってても手を貸さないじゃん?なんか、そういうの寒いっていうかダサいっていうか』

?『そう、でしょうか?』

?『うん。けどね、あの子があたしに勇気をくれるの』

?『勇気?』

?『そう!まどかがあたしに…』

?『人を助ける勇気をくれたから』

?『人を助ける…勇気…』

美樹ハウス・朝

ほむら「!?」

ガバッ

ほむら「なんで今更…あんな夢を…」

ほむら「私はたくさんのあなた達を見捨ててきた…私は臆病者だ…」

ほむら「は!?ここ…」

キョロキョロ

ほむら「!」

さやか「Zzz…」

ほむら「美樹さやか…」

ほむら「椅子で寝るなんて…」

ほむら(私にベッドを貸してたから…)

ほむら(気付かれる前に抜け出しましょう)

ほむら「…」

ほむら「…あれ?ソウルジェムが無い!?」

ほむら(まずい…)キョロキョロ

ほむら(私が死んでいないということは少なくともこの部屋の中には…)

キョロキョロ

さやか「Zzz」ニギッ

ほむら「!?」

ほむら「この子…私のソウルジェムを握りこんでる…」

ほむら「放しなさい!美樹さやか…あなたはどこまで愚かなの!?」

さやか「Zzz」

ほむら「というか、なんで起きないのよ」

コンコン、ガチャッ

さや母「あら、目が覚めた?」

ほむら「あ、いえ…あの…」

さや母「よかったら、朝ごはん一緒いかがかしら?」

ほむら「いや、いえ…私は…」

さや母「まぁまぁ、そう遠慮せずに♪」

ほむら(なにかしら、この状況…)

さや母「さっ、遠慮せずにどうぞ」

ほむら「…い、いただきます…」

ほむら(とにかく、美樹さやかが目を覚ますまで時間を)

<フゴッ!
<ウオォ、カイダンカラオチルユメミタ…
<ア、ヤベ、ヨダレタレテル…
<ア!テンコウセイガイナイ!?

ガチャ、ドタドタドタ

さやか「お母さん!転校生は!?」

ほむら「…」ホムーン

さやか「なにしてんの…?」

ほむら「う、うるさいわね///」

さや母「さやか、はしたないわよ!さっさと顔洗って来なさい!」

さやか「あ、うぅ…はぁ~い!

さやか「で?なんで起こしてくれないのよ転校生?」

さや母「さやか!転校生なんて失礼でしょう!ごめんさいね?暁美さん」

ほむら「あ、いえ…」

さやか「もう!早く学校行こう、転こ…暁美…さん」

ほむら「そうね、美樹さ…ん…」

美樹ハウスを出て

ほむら「そろそろ、ソウルジェムを返してくれないかしら?」

さやか「ほいよ」スッ

ほむら「…ホッ」

さやか「…」ジー

ほむら「なにかしら?」

さやか「別に」

ほむら「どうして、私を助けたの?」

さやか「たまたまだよ」

ほむら「そう…」

さやか「いやーでも、こうして一緒に登校することになるなんてね」

ほむら「不本意だけど、家に帰ってたら始業に間に合わないもの」

さやか「とか言っちゃって」

ほむら「…」スタスタ

さやか「あ、こら。先行くな!」

ほむら「あなたが、くだらないこと言うからよ?」

さやか「そう言うけどさ、あんた気付いてる?」

ほむら「なにがかしら?」

さやか「昨日より、すっごい饒舌になってるよ?」

ほむら「え?」

さやか「気付いてなかったの?」

ほむら「あなた、『饒舌』なんて言葉知ってたの?」

さやか「そっちかよ!あたしをなんだと思ってるんだ」

ほむら「ふふ、ごめんなさい」

さやか「!」

ほむら「なに?」

さやか「笑った顔…いいね」

ほむら「///」カァ

ほむら「バカにしないで」

さやか「褒めたんじゃん」

まどか「おはよー!さやかちゃん…と、ほむらちゃん!?」

仁美「あら、おはようございます。暁美さん」ニコッ

ほむら「お、おはよう…」ソワソワ

さやか「おはよう2人とも!今日から転こ、あー暁美さんも一緒に行っていいよね?」

まどか「うん!一緒に行こう?ほむらちゃん」

ほむら「鹿目…まどか…」

まどか「まどかでいいよ、ほむらちゃん」

ほむら「まどか…」

仁美「わたくしも仁美で構いませんわよ?ほむらさん」ニコ

ほむら「仁美…」

さやか「ずるい!あたしも、ほむらって呼ぶ!あ、あたしのこともさやかって呼んでいいよ?」

ほむら「さぁ、行きましょう。まどか、仁美」

まどか「うん!」

仁美「はい」

さやか「おぉ~い!スルーかスルーなのか?さやかちゃん泣くぞ!?泣いちゃうぞ!?」

ほむら「早く来なさい。さやか」

さやか「!お、おう!」

スタスタ、ガヤガヤ

まどか「あ!あれ…」

仁美「あら、上条君…退院なさったんですのね?」

さやか「あぁ…うん…」

ほむら「…」

喫茶店・放課後

仁美「わたくし、上条恭介君のことずっとお慕いしてました!」

さやか「へ、へぇ~仁美が恭介をねぇ~」

仁美「1日だけお持ちします。わたくしは、明日の放課後上条君に告白いたします」

仁美「さやかさんも、どうか後悔なさらないよう決めてください」

仁美「それでは…」ペコッ

さやか「…」ボーッ

―――――

ほむら「…」

上条邸前・夜

~♪

さやか「…」

杏子「よぉ」

さやか「あんた…」

杏子「会わねぇのかよ」

さやか「あんたには関係ないでしょう?」

杏子「たった一度の奇跡をくだらないことに使いやがって。魔法なんてのは全部自分の為に使うものなんだよ」

杏子「巴マミはそんなことも教えてくれなかったのか?」

さやか「っ…!」ムカァ

さやか「許さない!あんただけは絶対に!」

杏子「いいね、そういうシンプルなのな方があたし好みだ」

歩道橋

杏子「ここなら遠慮はいらねぇ。派手にやろうぜ」ヘンシン、パァー

さやか「…」スッ

まどか「ダメだよさやかちゃん!こんなの絶対おかしいよ!」

さやか「まどか…」

杏子「へ、ウザい奴にはウザい仲間がいるもんだな」

ほむら「あなたはどうなの?」

杏子「イレギュラー!?」

ほむら「美樹さやかからは手を引きなさい。さやかあなたもよ」

さやか「まどかもほむらも黙ってて!これは、あたしの戦いなの」バッ

まどか「っ…!」

まどか「さやかちゃん、ごめん!」バシッ

ほむら「!まどか、ダメよやめなさ、」

まどか「ソーイ!」

ほむら「いけない!」カチッ、シュン

さやか「まどか、あんた!」

まどか「だって、こうしなきゃ…さやかちゃん」

さやか「だからって…あ…」ガクッ

まどか「え、さやかちゃん?ねぇ、さやかちゃん!?どうしたの、冗談やめてよさやかちゃん!!」

杏子「…!」ガシッ

まどか「やめて、酷いことしないで!」

杏子「どういうことだよ!?……こいつ死んでるじゃねぇか!」

まどか「え…」

QB「今のは拙かったよ。まどか…よりにもよって友達を投げ捨てるなんて…」

まどか「どういう…こと…」

―――――
―――


杏子「それじゃああたし達、ゾンビにされちまったようなもんじゃねぇか!?」

まどか「エグさやかちゃん…グスごめん、さやかちゃん…ごめんねぇ…」ギュゥ、ポロポロ…

シュン

ほむら「はぁ…はぁ…」スッ

さやか「…」ギュ

さやか「かは……!?」

まどか「さやかちゃん!」ダキッ

さやか「まどか?」

まどか「よかった!よかったぁ…」ポロポロ

さやか「え……なに………?」

ほむら「…」

杏子「…ッ」

翌日
放課後・公園

上条「志筑さんって、帰り道こっちだっけ?」

仁美「本当はぜんぜん逆方向ですの」

―――


さやか「…」スッ

スタスタ

マミホーム

ほむら「お邪魔します」

まどか「お邪魔…します…」

マミ「なんだか久し振りね」

ほむら「そうかしら?」

マミ「ええ、なんレス振りかしら?」

ほむら「どういう意味?」

マミ「ふふ、冗談よ」

ほむら「冗談を言える程度には回復したのかしら」

マミ「ええ、どうにか」

ほむら「グリーフシードよ使いなさい」

マミ「ありがとう。暁美さん」

ほむら「お茶を入れるわ」

マミ「ありがとう…」

ほむら「いいのよ」スタスタ

マミ「鹿目さん、どうかした…」

まどか「…」フルフル

マミ「そう?元気が無いように見えたから…」

まどか「…」

ガチャ

ほむら「お待たせ」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「まどか。悪いのだけど席を外してもらえないかしら?」

まどか「え…うん…」

ほむら「ごめんなさいね」

まどか「ううん」

まどか「それじゃあ、マミさんまた…」

マミ「ええ。またね、鹿目さん」

ガチャ、バタン…

マミ「それで、鹿目さんに外してもらったって言うことは、なにか大事な話なのかしら?」

ほむら「ええ、ソウルジェムの真実よ…」

―――――
―――


まどか「わたしは、なんにも出来ないな…」

まどか「…」

まどか「あれは…」

街中・夕方

杏子「いつまでもしょげたんじゃねぇぞボンクラ」

さやか「あんた…」

杏子「そう身構えるなよ。別にやり合おうってわけじゃないんだ」

さやか「じゃんなんなのよ…」

杏子「ちょっと付き合いな…」

廃教会

杏子「ここはさ、あたしの親父の教会だったんだ」

さやか「…」

杏子「正直すぎて優しすぎる人だった」

―――――
―――

杏子「だからさ。あんたも好き勝手にやりなよ」

さやか「あたし、あんたのこと誤解してたごめん。そのことは謝る」

杏子「じゃあ」

さやか「でも、あたしは。絶対に他人の為に魔法を使わない」

杏子「なんでだよ!バカ野郎、あたしらは魔法少女なんだ!他に同類なんかいねぇんだ!」

さやか「あたしは、あたしのやり方で戦う。あたしは人を助ける」スッ、スタスタ

杏子「なんだよ…それ…!」ワナワナ

さやか「それがあたしの最後の、ちっぽけな勇気だから…」ボソッ

ギー、バタン…

杏子「なんなんだよ、なんなんだよ!クソッ!!」

さやかちゃん、自分のためだけに魔法を使うんだね…

街中・夕暮れ

さやか(とは言ったものの…)

恭介『~』

仁美『~』

さやか(……恭介)グスッ

まどか「さやかちゃん!」

さやか「…まどか?」

まどか「……なにか、あった?」

さやか「…まどか、ちょっと話さない?」

まどか「え、う…うん…」

>>139
うわぁごめんミス

>>138は他人じゃなくて「自分の為に~」です

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余計な茶々をいれるな

公園・夜

さやか「仁美ね、恭介のこと…好きなんだって」

まどか「…」

さやか「あたし、最低なこと考えちゃった。あの時、仁美を助けなければってほんの一瞬だけ考えちゃった」

さやか「最悪だよね?正義の味方失格だよ…マミさんに顔向け出来ない…」

まどか「さやかちゃん…」ダキッ、ギュゥ

さやか「仁美に恭介を取られちゃったよぉ…」ポロポロ

まどか(さやかちゃん…)

さやか「けどあたし、なにも出来なかった…だってあたし死んでるんだもん!ゾンビだもん!」

さやか「抱きしめてなんて言えない…キスしてなんて言えないよぉ…」ポロポロ

まどか(さやかちゃん。わたし…わたしなら…)グッ

まどか「わたしじゃ…ダメかな…」ボソッ

さやか「グス……え…?」

まどか「わたしじゃ、上条君の代わりにならないかな?」

さやか「まど、か…?なに言ったて…」

まどか「わたし、わたしね…さやかちゃんのことが好き!」

さやかえ?」

まどか「ずっと、好きだったの。さやかちゃんのこと!」

まどか「笑いかけてくれる笑顔が好き、抱きしめくれる腕が好き、名前を呼んでくれる声が好き…」

まどか「優しく撫でてくれる、手を繋いでくれる、蹲ってたわたしを引っ張りあげてくれたさやかちゃんの手が大好き!」

まどか「ずっと、ずっと…好きだったの!」

さやか「まどか…」

sssp://img.2ch.net/ico/002.gif
さやか「レズとかマジ無理だわ」
まどか「」
ほむら「」

まどか「付き合って…欲しいな?」ニコ

さやか「まどか…」グシグシ

さやか「そんなにもあたしのこと…」

さやか「気付いてあげられなくてごめんね、それと…ありがとう」

さやか「けど…」

まどか「…」ビクッ

さやか「ごめん。少し考えさせて…」

スッ

さやか「ごめん…」

タッタッタッ

まどか「さやかちゃん…」ポロポロ

まどか「うぅ…うわぁあぁ…」ポロポロポロ

ほむら「…」

スタスタ

さやか「…」

タッタッタッ

ほむら(あれは…)

さやか「うう…ごめん。ごめんね、まどかぁ…」スタスタ

ほむら「…」スタスタ

さやか「……」グシ、スタスタスタ

ほむら「……」スタスタスタ

さやか「………エグ」スタスタスタスタ

ほむら………」スタスタスタスタ

さやか「いつまで着いてんのよ…」グシッ

ほむら「そうね。あなたが、心を開いて話をしたくなるまでかしら」

さやか「なによ…それ…」

ほむら「…」

駅のベンチ・深夜

さやか「とまぁ、そういうわけよ…」

ほむら「そう…」

さやか「あはは、なんか話したらすっきりした。ありがとね?ほむら…」

ほむら「友達…なんでしょう?」

さやか「あは、そだね」

ほむら「…」

ほむら「あなたも出てきたら…?」

杏子「…」スッ

さやか「あんた…」

杏子「隣…いいか?」

さやか「…うん」

ストン

杏子「…」スッ、ピリピリ

杏子「…あん」ポキッ

杏子「…くうかい?」

さやか「ありがと…」

ほむら「いただくわ…」

杏子「…」ポキッ

さやか「…ポキッ

ほむら「…」ポキッ

さやか「なんか…おかしな組み合わせだよね」

ほむら「そうね…」

さやか「最初はいがみ合ってたり、殺し合いした仲なのに…」

杏子「こうやって、ポッキー齧ってんだからな」

さやか「あはは…」

ほむら「ふふふ…」

杏子「へへへ…」

杏子「こういうのも、悪くないよな…」

カワシタヤークソクーワスレーナイヨー

さやか「あ、ごめん…あたしだ」

さやか「もしもし?」

まどか『さやかちゃん!?』

さやか「ま、まどか…どうしたの?」

まどか『お願い助けて!』

さやか「どうしたの!?いいから落ち着いて」

まどか『う、うん。今から言うところにすぐに来て…』

さやか「?うん、わかった…」

プツッ、ツーツー

ほむら「まどか?」

杏子「どうかしたのか?なんか、穏かじゃねぇじゃ」

さやか「わかんない、けど…すぐ来てって…」

ほむら「急ぎましょう!」

さやか「あ、うん…」

杏子「あたしも行くよ」

さやか「あんたも?」

杏子「乗りかかった船だしな!」

ほむら「急いで!」

杏子「おう!」

さやか「うん!」

路地裏

モブ「はぁ…はぁ…」

まどか「がんばって、もう直ぐわたしの友達が来ますから」

さやか「まどか!」

まどか「さやかちゃん!それにほむらちゃんも…あ、えっと…」

杏子「杏子、佐倉杏子だ」

まどか「杏子…ちゃん…」

さやか「まどか、助けたってこの人?」

まどか「うん!」

モブ「はぁ…はぁ…」

さやか「苦しそう、大丈夫ですか!?」

ほむら「!」

ほむら「さやか…その子から離れて!」

さやか「え?」

ピシッ…パリーン!…ーン…ン…

魔女「…」

さやか「な、なに!?」

杏子「どうなってんだよこれ!?なんでいきなり魔女が!」

ヒュン

まどか「ひっ」

杏子「危ねぇ!」ガシッ、ヒュッ

杏子「大丈夫か?」

まどか「う、うん…ありがとう」

さやか「どういうこと?あんたなんか知ってるの?なぇ、ほむら!?」

ほむら「く…」

ほむら「とにかく、今はこの魔女を倒すことだけに集中して!」パァー

さやか「なんなのよ!」パァー

杏子「やるっきゃねぇのか…」パァー

シュウゥゥゥ

まどか「あ、景色が…」

杏子「どういうことだよ…」

さやか「ほむら、知ってるんでしょう?説明してよ!」

ほむら「それは…」

QB「見ての通りさ…」

まどか「キュゥべぇ…」

QB「さっきの少女は見ての通り魔法少女。ソウルジェムが限界まで濁りきると、魔法少女は魔女になる」

QB「先ほど、君達が目にしたようにね」

QB「それが、ソウルジェムの最後の真実」

さやか「なんで、なんで最初に言わかったのよ!」

QB「聞かれなかったからね」

さやか「…っ」ワナワナ

まどか「さやかちゃん…」

QB「君達の国では成長途中の女性を「少女」って呼ぶんだろう?」

QB「なら、いずれ「魔女」になる君達のことは「魔法少女」と呼ぶべきだよね」

さやか「…」

ほむら「…」

杏子「…っ!失せろ、下衆野郎!」ヒュン

QB「おっと…やれやれ。嫌われたものだね」

QB「まどか」

まどか「なに?」

QB「契約する気になったらいつでも呼んでね」

ほむら「失せろというのがわからないの?」ダンッ

QB「やれやれ」ソソクサ

ほむら「…」

さやか「…」

杏子「…」

まどか「…」

さやか「ほむらは、知ってたんだね…」

ほむら「ええ…」

さやか「だから、あたしやまどかに契約するなって必死だったんだ…」

ほむら「ええ…」

さやか「ごめんね…ほむらぁ、ごめんねぇ…」

ほむら「さやか…」

ほむら「…」グッ

ほむら「こんな時に…いえ、こんな時だからこそ言わせて」

ほむら「一週間後、ワルプルギスの夜が来る」

杏子「…確かか?」

ほむら「ええ…」

まどか「ほむらちゃん…ワルプルギスの夜って?」

ほむら「超ド級の魔女よ。私はそいつを倒すためにこの街に来た」

ほむら「お願い、力を貸して!私1人ではあいつに勝てに。けど、あなた達の力が必要なの!」ペコッ

杏子「そいつを倒せたとして。その先になにがあるんあよ…」

ほむら「え?」

杏子「その先にあたしらの救いは、希望があるのかよ!?」

ほむら「それは…」

さやか「…」

さやか「いいよ」

3人「え?」

さやか「あたし、やるよ…」

まどか「さやかちゃん…」

さやか「もう、あたしには魔女から誰かを護る。それしか残ってないから…」

さやか「それに、この街にはあたしの両親やクラスのみんな…仁美と・・・恭介…」

まどか(…)

さやか「それに、まどかがいるんだもん」

さやか「絶対に、護ってみせるよ」

まどか「さやかちゃん…」グスッ

さやか「あんたは、好きにしたらいいよ」

杏子「…」

杏子「…けっ!お前のバカがうつっちまったよ!」

ほむら「杏子…」

杏子「やってやるよ!上手くいくかどうかなんて知らねぇ。けど…」

杏子「一度くらい派手なことしたいじゃねぇか!」

さやか「ありがとう、杏子!」

杏子「お、おう…!急に元気になるなよ現金な奴だな」

まどか「ねぇ、マミさんは…このことは…」

ほむら「知らないわ。彼女には、伝えないほうがいい」

さやか「なんでよ?」

ほむら「あの人は、脆いから…」

杏子「隠したっていつかはボロが出るよ」

杏子「あたしが伝える」

ほむら「危険よ!」

杏子「?大丈夫さ、あたしを信じな」

ほむら「でも…」

杏子「信じろよ…あたしら」

杏子「仲間だろ?」

ほむら「あ……うん」

さやか「おーっし。じゃあ解散解散!」

さやか「まどか、帰ろう?」

まどか「あ、えと…」

ほむら「ふぅ…まどかは私が送るわ」

まどか「あ、うん…」

ほむら「じゃあ、おやすみ2人とも」

まどか「また明日ね。さやかちゃん、杏子ちゃん」

杏子「おう!またな」

スタスタ

さやか「?」

杏子「お前、バカだろ?」

さやか「え?」

杏子「普通、告白した相手のしかも返事保留の奴と2人でいたいと思うか?」

さやか「あ…」

杏子「やれやれだ。あたしも帰るわ」

さやか「あんたって、どこ住んでんの?」

杏子「ん~?野宿だったりホテル忍び込んだり」

さやか「あんた、今日は家に泊まりなさい」

杏子「はぁ?」

さやか「ほら、さっさと来なさいよ!」

杏子「チッ…飯は出るんだろうな!」ニヤッ

さやか「昼寝も付けてやるわよ!」ニカッ

翌日
マミホーム・夕方

ガチャ

杏子「おーっす!」

マミ「佐倉さん…」

杏子「なんだ、驚かないのかよ」

マミ「話は聞いてるもの…」

杏子「そうかい?」

ゴソゴソ、ピリリ

杏子「くうかい?」スッ

マミ「ふふ、相変わらずね?頂くわ」ポキッ

杏子「へへ…」ポキッ

杏子「…」

グシャッ、ポイッ、スポッ

マミ「…」

杏子「ソウルジェムの話、どこまで聞いた?」

マミ「これが、私達の魂そのものだっていうことかしら…」

杏子「ああ。その後だ…」

マミ「その後?」

杏子「ソウルジェムが完全に濁りきると…」

杏子「…」ギリッ

杏子「魔法少女は………魔女になる…」

マミ「!?」

マミ「………そう」

杏子「驚かないのか?」

マミ「なんとなく…予想はしてたの…」

マミ「考える時間は…いっぱいあったから…」

マミ「うう…あぁ…」グスッ、ポロポロ

杏子「マミ…」

マミ「バカみたいよね?いい気になって正義のヒーロー気取りで…」

マミ「私が、さんざん殺してきたのは…同じ、魔法少女だったなんて…」ポロポロ

マミ「ホント、バカよ…」

杏子「…」

マミ「死にたい…」

杏子「!?」

マミ「こんな石ころにされて…最後は醜い怪物になるくらいなら…いっそ…」ポロポロ

杏子「そうかい?」スッ

杏子「なら、せめたもの情けだ」パァー

杏子「あたしが介錯してやるよ」ヒュン

マミ『危ないところだったわね?でも、もう大丈夫』

モブい『ありがとう』

モブろ『助かったよ、ありがとう!』

モブは『助けてくれてありがとう…』

モブに『ありがとね』

モブほ『ありがとー!』

『ありがとう』

『ありがとう』

『ありがとう』

『ありがとう』

『ありがとう』

まどか『素敵です!マミさん』

さやか『やっぱり、マミさんはかっこいいなぁ!』

マミ『一緒に魔女を!』

杏子『助かったよ。ありがとう、マミさん』

マミ「あ…」

杏子「目は覚めたかよ」

マミ「今のは…」

杏子「さぁな、夢でも見てたんじゃないか?」

マミ「佐倉さん…」

杏子「確かに、あたしらの命は石っころでいつかは魔女になっちまう運命かも知れない」

杏子「けど、マミが今まで正義の魔法少女としてこの街を護ってきたのは、紛れもない事実だろう」

杏子「さやかも、あのまどかってのも…あたしだってマミさんに助けられたんだよ!」

マミ「私が?助けた……?」

杏子「ああ、そうだよ。みんなあんたが護ってきたんだろう!?街も!人も!」

杏子「魔女になって人を殺す!?」

杏子「結構じゃねぇか!なら、魔女になって人を殺すよりもっと多くの人を救ってみせろよ!!」

杏子「正義の魔法少女、巴マミとして!!」

マミ「…佐倉さん…」

マミ「うぐ、ふえ、うえぇぇぇえぇ…!!」グスグス

ダキッ、ギュウッ

杏子「1人じゃ出来ねぇってなら、ずっと側に…一緒にいてやるよ」

杏子「一人ぼっちは寂しいもんな」

マミ「ごめんなさい、弱い先輩で…泣き虫な先輩で…」ギュゥ

マミ「ホントに……ごめんねぇ…」ポロポロ

杏子「泣けよ。好きなだけ、あたしの前でだけはいくらでも泣いていいから…」グスッ

杏子「あいつらの前では、いつものかっこよくて素敵な憧れの先輩、巴マミでいてやってくれよ…」

杏子「マミさん…」ギュゥ…

マミ「あぐ、え、ううぇええぇぇぇぇ…」

マミホーム外

バタン…

ほむら「…」

杏子「よう。盗み見かい?」

ほむら「どうやって、説得を?」

杏子「な~に、あたしの固有魔法は幻惑魔法さ」

杏子「それで、ちょちょっと、マミの記憶を復元してやっただけさ」

ほむら「あなた、そんなことが出来たのね…知らなかったわ」

杏子「そりゃ、言ってないからな」

ほむら「ループしても、知らないことはまだまだあるのね…」

杏子「ん?なんか言ったか?」

ほむら「いいえ、なにも」

ほむら「帰るわ。あなたは?」

杏子「あたしは、買出ししてからまたここだ」コンコン

ほむら「御人よしなのね?」

杏子「お前らほどじゃないさ」

ほむら「マミさん…ね?」ニヤリ

杏子「う、うるせぇ!///」カァ

ほむら「それじゃね、杏子」

杏子「おう、またな。ほむら」

スタスタ

ほむホーム

さやか「マミさん!」

まどか「マミさぁん!」

ダキッ、ダキッ

マミ「ふふ、2人とも心配かけてごめんね?」

杏子「ん、あーコホンッ」

杏子「お前ら、ちょっと引っ付きすぎだぞ」

さやか「いいじゃん別に!ねー?」

まどか「ねー?」

杏子「おい!」

マミ「もう、杏子さんも焼きもち焼かないの」

杏子「な!や、焼いてない!?///」

さやか「おーおー赤くなっちゃって」

まどか「てぃひひ、杏子ちゃん可愛い」

杏子「うっせぇよ!バーカバーカ!」

ほむら「コホンッ」

ほむら「明るいことは良い事だけど、あなた達もう少し緊張感を持ちなさい」

4人「はーい」

ほむら「ワルプルギスの夜の話をする前に、まず私自身の話をしておくわ」

―――――
―――

まどか「ほむらちゃん!」ダキッ

ほむら「まどか…」

まどか「ごめんね。わたしの所為で、ごめんね…」

ほむら「いいの…私がやりたくてやってきたことなんだから」

ほむら「だから、あなた達も泣かないで…」

さやか「だ、だってぇ…」ポロポロ

マミ「うぅっ…」ポロポロ

杏子「…」グスッ

ほむら「泣くのも喚くのも、全部後からでも出来る」

ほむら「今は、ワルプルギスの夜を倒すことだけに集中しましょう!」

4人「うん!」

美樹ハウス

さやか「いよいよ明日か…」

さやか「まどかとほむらと、みんなの為に絶対勝たなくちゃ!」

さやか「明日に備えてお風呂は入って早く寝よう」

ピンポーン

ガチャ

<アラ!アケミサン
<サヤカナラヘヤヨ
<オジャマシマス

ガチャ

ほむら「…」

さやか「ほむら…どうしたの?」

ほむら「今晩、泊めてもらっていいかしら?」

さやか「そりゃ、いいけど…」

ほむら「…ありがとう」

さやか「あたし、今からお風呂入るんだけど…」

さやか「一緒に入る?」

ほむら「…///」コクッ

チャプーン

さやか「…」

ほむら「…」

背中合わせ

さやか「どうしたの?」

ほむら「なにがかしら?」

さやか「いや、いきなり泊めてくれなんて…」

ほむら「いきなり押しかけて迷惑だっだわよね…」

さやか「いや、それはいいんだけどさ…」

ほむら「…」

さやか「明日、絶対勝とうね」

ほむら「ええ」

さやか「負けられないね、まどかの為にも」

ほむら「ええ、負けられない。まどかの為に」

ほむら(そう、すべてあの子の為)

ほむら(巴さんと杏子の協力を得たのも、究極的にはまどかの為)

ほむら(でも、どうしてかしら。さやかにだけは、その言葉を口にして欲しくない…)

さやか「そろそろ、あがろっか」

ほむら「ええ…」

ザパッ

inベッド

さやか「…」ギュゥ

ほむら「…」ギュゥ

ほむら「ホントはね…不安だったの」

さやか「んあ?」

ほむら「誰も失わずここまでこれた。でも、もし失敗したらって…みんなを失ったらって…」

さやか「ほむら…」

さやか「大丈夫だよ。ベテランのマミさんと杏子にほむら、それにちょっとだけどあたしも手伝うからさ」

ほむら「さやか…」

さやか「みんな一緒なら。大丈夫」ナデナデ

ほむら「うん…」

ワルプルギスの夜



杏子「いっちょ、派手に暴れてやろうぜ!」



マミ「負けられないわ。街の人たちのために!」



さやか「絶対に勝つ!」



ほむら「今度こそ倒してみせる…絶対に!」

ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハ!」

ほむら「ありったけの火力をお見舞いしてあげる!」

ドガガガガガガ!!

杏子「グレネードは片膝付いて、構えて撃つんだぜ」

ドンッ!

ほむら「強化人間だから必要ないわ」

バンバンッ!

マミ「魔法少女よ。っと言うかあなた達以外と余裕あるわね」

ティロ・フィナーレ

さやか「ブレード光波!」

ブンッ! ズシュッ!

ワルプルギスの夜「キャハハハハハハハ!」

杏子「クッソ!ホントに、効ぃてんのかよこれ!」

さやか「はぁ…はぁ…」

マミ「さすがに、それそれグリーフシードの残りも危ないわ!」

ほむら「こうなったら…」

ほむら「みんな、聞いて。今から私の時間停止で、私、さやか、杏子であいつに一気に接近するわ」

杏子「おいおい、大丈夫なのかよ」

ほむら「わからない。これは、賭けよ」

ほむら「杏子、さやか、私の順の3段攻撃であいつの防御を突破。最後に巴さんの一撃で貫く」

ほむら「これでダメなら打つ手はないわ」

さやか「いいよ、やろう!」

杏子「仕方ねぇ、とことん付き合ってやんよ!」

マミ「みんな、絶対に無事に戻って!」

ほむら「行くわ!」

ほむら「2人とも手を!」

さやか「うん!」

杏子「おう!」

ほむら「時間停止!」

ほむら(これすべてを賭ける…)

ほむら「可能な限り接近するわ!」

ヒュンッ

ほむら「今よ!」

杏子「こいつでぇー!」

グサァ!

杏子「爆発はおまけだ!」

ドォン!

さやか「こぉのぉぉぉぉ!」

さやか「エターナルオメガスラッシュ!」

ズバーン!!

杏子「( ´,_ゝ`)プッ 」

ほむら「手持ちの爆弾、餞別よ。全部あげるわ!」

ポイポイポイポイッ

ドガガガガガガガガガ!!

ほむら「巴さん!」

マミ「これで最後よ……ティロ・フィナーレ!!」

ズドォォォォォーーーーー!!

さやか「やった…の?」

杏子「おい、見ろ!」

マミ「空が…晴れていくわ…」

ほむら「終わった…勝ったの・・・私たち…」

QB「やれやれ、まさか本当にワルプルギスの夜を倒してしまうなんて」

マミ「キュゥべぇ…」

QB「最終的に、まどかに契約してもらう予定だったけど。これでは無理そうだね」

ほむら「当然よ。そんなことは絶対にさせない」

QB「じゃあ、僕はまた別の魔法少女候補を探すためにこの街を去るとするよ」

杏子「け!さっさと、どっか行っちまえ」

QB「やれやれ」

マミ「キュゥべぇ」

QB「なんだいマミ。君も僕に文句があるのかい?」

マミ「私はあなたのこと、今でも大事な友達と思っているわ」

QB「…………僕もさ」

QB「それじゃあね」

スルッ

杏子「本当に勝ったんだな、あたし達」

マミ「ええ」

まどか「みんなー!」

さやか「まどか!」

ほむら「まどかぁ!」

タッタッタッ、ダキッ

ほむら「まどかぁヒク、私…ウゥあなた、約束…果たせて…」グスグス

まどか「うん…うん!ありがとう、ほむらちゃん…ありがとう…」ポロポロ

さやか「もう、2人とも酷い顔…」ポロポロ、ナデナデ

杏子「お前もな」グスッ

マミ「杏子さんだって」ポロ、ツー

まどか「みんな、本当に…お疲れ様!」

それから、あたしたちは避難所を抜け出したこと親や先生にこってり怒られたり
街の復旧とか、色々ごたごたしたけど比較的被害の少なかった学校は直ぐに再開して

そして

さやか「まどか!」

まどか「さやかちゃん」

さやか「ごめんね?呼び出したのに、遅れちゃって」

まどか「ううん、いいの。それより、話って…」

さやか「うん、たぶん察しの通り告白のこと」

まどか「うん…」

さやか「まどか、あたし…」

―――――
―――

さやか「ほむら!」

ほむら「さやか…」

さやか「お待たせ」

ほむら「それで、話って…」

さやか「あたし、あたしね。ほむらのことが好き!」

ほむら「え?で、でも…あなた、まどかに告白されたって…」

さやか「振っちゃった」

ほむら「振っちゃったって…」

さやか「あたし、もう自分に嘘つかないって決めたの。だから、好きな人には好きってちゃんと言う」

さやか「だから、ほむらの気持ちを聞かせて」

ほむら「私は…」

ほむら「…」グッ

ほむら「ええ。私も、さやかが好きよ」




さやほむEND

カワシタヤークソクーワスレーナイヨー

さやか「電話?」

さやか「もしもし?」

まどか『さやかちゃん?今、大丈夫』

さやか「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」

まどか『てぃひひ、ううん。ちょっとお話したくって』

さやか「そっか」

まどか『……明日、絶対勝てるよね?』

さやか「うん!だから、まどかは信じて待ってて」

まどか『ケガとかしちゃやだ、死んじゃやだ、どこにも行っちゃやだよ…』

さやか「まどか」

まどか『なに?』

さやか「あたし、これが終わったらまどかに伝えたいことがあるんだ」

さやか「だから大丈夫!絶対無事に帰ってくるから」

まどか『……』

さやか「う~ん・・・じゃあ約束」

まどか『約束?』

さやか「もし、離れ離れになってもあたしが絶対まどかのこと迎えに行く!それなら、まどかも安心でしょう」

まどか『さやかちゃん』

まどか『どこかに行っちゃうかもしれないのは、さやかちゃんの方だだよ?』

さやか「あ!言ったなこいつぅ~」

まどか『てぃひひひ』

さやか「…」

まどか『…』

まどか『さやかちゃん……約束…だよ?』

さやか「うん、約束」

ガラガラ

ほむら「う…」

ほむら「どうして、私達の渾身の攻撃だったのに…」

ほむら「みんなは…」

杏子「チクショウ、チートかよ…」

マミ「つっ……」

ほむら「杏子、巴さん無事…?」

杏子「ああ、なんとかな…」

マミ「こっちもどうにか無事よ・・・」

ほむら「は!さやか、さやかは!?」

さやか「」

ほむら「さやかぁ!?」

杏子「落ち着け!気ぃ失ってるだけだ!」

ほむら「あ、そ…そう。よかった」

マミ「!?暁美さん、避けて!」

ほむら「え?」

ズゴォォォ

ほむら「くっ…」カシュ

ほむら(そんな!砂時計が!?)

ドン!

ほむら「かはっ!」

ほむら(時間を…)

ほむら(逃げるの?この状況で)

ほむら(けど、私が死んだら誰がまどかを・・・みんなを助けるの?)

ほむら(次のみんなを助けるために、今のみんなを見捨てるの?)

ほむら(でもだって…そうしないと…)

ほむら(このまま時間を跳ぶの?それとも諦めずにみんなと一緒に戦うの?)

ほむら「どうしよう…」

ほむら「どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
     どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
     どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう
     どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう」

ほむら「どうすれば…」

ギュッ

ほむら「あ…」

まどか「ほむらちゃん。もういいんだよ、もういいの…」

ほむら「まどか…」

まどか「ごめんね?わたし、魔法少女になる」

ほむら「待って、ダメよ!まどかぁ…」

まどか「キュゥべぇいるんでしょう?」

QB「やっと呼んでくれたんね。まどか」

QB「さぁ。君はどんな祈りでソウルジェムを輝けせる?」

まどか「わたし、わたしは…」

まどか「すべての魔女を生まれる前に消し去りたい」

QB「!」

まどか「すべての宇宙、過去と未来のすべての魔女をこの手で…」

QB「その祈りは、そんな願いが叶うとしたらそれは時間干渉なんてレベルじゃない!因果律そのもの対すら叛逆だ!」

ほむら「お願い、やめて…まどかぁ・・・」

マミ「鹿目さん・・・」

杏子「まどか・・・」

ほむら「巴さん、杏子…お願い!まどかを止めて!」

マミ「鹿目さん。それがどんなに恐ろしい願いかわかってるの?」

まどか「はい。でも、決めたんです」

杏子「は!いいじゃねぇか、叶えたい願い見つけたんだろう?」

杏子「運命だか、因果だか知らないけどさ思いっきり叛逆してやんなよ!」

マミ「あなたは希望を叶えるんじゃない、あなた自身が希望いなるの。私達すべての希望に…」

まどか「ありがとう。杏子ちゃんマミさん」

まどか「ほむらちゃん、今まで本当にありがとう。けどわたし、行くね」

ほむら「ダメ、行かないで…まどか・・・」

まどか「最後に1個だけお願い。さやかちゃんこと、支えてあげて?無茶するからさやかちゃん」ティヒヒ

まどか「後、ごめんねって…」

ほむら「いや、行かないで!まどかぁぁぁぁーーーー!!!!」

―――

※※※『さやかちゃん、わたしたちおっきくなってもずっと一緒にいられるかな』

さやか『当たり前だよ!だって、あたしと※※※ずぅっと親友だもん!』

※※※『てぃひひ、そうだといいなぁ~』

※※※『もしそうなら、それはとっても嬉しいなって』

さやか『よ~っし!じゃあ※※※のこと、あたしのお嫁さんにしてあげる』

※※※『お嫁さん?』

さやか『うん!そしたら、ずっと…ずぃ~っと!一緒だよ!』

※※※『うん!ならわたし、さやかちゃんのお嫁さんになる!』

さやか『じゃあ、約束ね!』

※※※『うん!てぃひひ、さやかちゃんとの初めての約束』

さやか『約束ならいっぱいしたじゃん』

※※※『そういうのじゃないも~ん』

さやか『え~じゃあどういうの?』

※※※『教えてあ~げない。てぃひひ』

美樹ハウス・朝

さやか「…は!?」

ガバッ

さやか「夢?」

コンコン、ガチャ

ほむら「さやか…?」

さやか「ほむら・・・」

ほむら「珍しいわね、あなたが1人で起きるなんて」

さやか「うん。なんだろう…すごく懐かしい夢を見た気がする…それで…」

ほむら「夢?」

さやか「うん…」

ほむら「朝から、夢くらいでそんな…」

ほむら「あなた…泣いてるの?」

さやか「え…?」

グイッ

さやか「ホントだ…」

ほむら「悲しい夢だったの?」

さやか「そうじゃないと思う」

さやか「小さい頃の夢で、誰かと話をしてるんだ」

さやか「でも、それが誰なのかどんな内容だったか思い出せない」

ほむら「はぁ、わかったから。早く着替えなさい」

ほむら「学校、遅れるわよ」

さやか「あんたは、あたしのお母さんか」

通学路・朝

さやか「…」

ほむら「まだ、今朝のこと気にしてるの?」

さやか「まぁ…ね~」

さやか「ほむらってさ、昔リボンとかしてた?」

ほむら「え?」

さやか「いや、出合った頃からしてないか…」

ほむら「なんなの突然」

さやか「いや~夢でさ、なんか相手の子がリボンしてた様な気がして」

ほむら「へ、へぇ~」

さやか「そんで、なんか約束するんだけどさ…あ~ダメだ!」

さやか「どうしても思い出せない。大切なことのはずなのに…」

すみません。ちょっとだけ寝ます
もう7か8割くらい来たのでもうじき終わりますので、出来れば保守頼みます

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保守

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保守

sssp://img.2ch.net/ico/002.gif
保守

寝すぎた
保守、ありがとうございます
再開します

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岡江リ

仁美「おはようございます。さやかさん、ほむらさん」

上条「おはよう。さやか、暁美さん」

ほむら「おはよう」

さやか「おはよ!仁美、恭介」

さやか「相変わらず熱々だねぇ!」

仁美「///」

上条「///」

さやか「うわぁ、赤面しおった」

さやか「いいもん!あたしには、ほむらがいるもん」

ギュゥ

ほむら「ちょっと、こんな人も目のあるところで抱きつかないで」

さやか「無ければいいの?」

ほむら「そういうことを言ってるのではないの」ペシッ

仁美「ふふ、お2人こそ。ずいぶん仲がよろしいですわね」

さやか「そうだぞ、ほむらはあたしの嫁になるのだ!」

学校・昼休み

さやか「今日も放課後は魔獣退治?」

ほむら「ええ」

さやか「あーあ、あたしも手伝えたらいいんだけど」

マミ「美樹さんは魔法少女じゃないでしょう?」

さやか「それは、そうですけど」

さやか「あたしも、魔法少女になろうかな」

ほむら「ダメよ」

さやか「ほむら?」

ほむら「あなたは、決してなってはダメ」

マミ「命を賭けてでも叶えたい願い。美樹さんにはあるの?」

さやか「それは…無いですけど…」

マミ「なら、心配してくれる暁美さんの気持ち、無駄にしてはダメよ?」

さやか「はい…」

路地・放課後

マミ「あらかた片付いたわね」

ほむら「ええ」

杏子「まぁ、あたしらにかかりゃこんなもんかな」

さやか「お疲れ様。3人とも」

さやか「これ、良かったら飲み物」

マミ「あら、ありがとう」

杏子「へぇ、さやかにしては気が利くじゃん」

さやか「うっさい」

ほむら「ありがとう、さやか」

さやか「あたし、これくらいしか出来ないから」

ほむら「いいえ。そんなこと無いわ」

ほむら「あなたを護らせてくれる。それだけで、私の支えになるわ」

さやか「なはは、面と向かって言われると照れますな///」

※※※『おはよー!』

さやか『お、可愛いリボン』

※※※『派手過ぎない?』

さやか『可愛いなぁ※※※は!』

さやか『※※※はあたしの嫁になるのだぁ!』

※※※『てぃひひ、やめてよさやかちゃん!くすぐったいよぉ』

さやか『あははは』

※※※『てぃひひひ』

美樹ハウス・朝

さやか「…」

スクッ

さやか「…」グシグシ

さやか「あなたは誰?顔も名前も思い出せない…」

さやか「…」

さやか「!」

さやか「思い出せないってなに?」

さやか「まるで、あたしがこの子のことを前から知ってるみたいじゃん」

さやか「行ってきまーっす」

ガチャ、バタン

ほむら「!」

さやか「ほむら…おはよう」

ほうら「お、おはよう」

さやか「どしたん?」

ほむら「いえ、あなたが自分で起きて出発してるなんてと思って…」

さやか「なんか目、覚めちゃってさ」

ほむら「まさか…また例の夢…?」

さやか「そんなとこ、さ!行こう」

ほむら「ええ…」

ほむら「…」

ほむホーム・夜

さやか「みんな今日も、お疲れ様」

マミ「さぁ、紅茶とケーキよ」

スッ、コポポ、カチャカチャ

ほむら「ありがとうございます」

杏子「いっただきー!」

さやか「あ!杏子、行儀悪いぞ、ちゃんとフォーク使いなさいよ」

杏子「んだよ、うっせえなぁ。お前はあたしのお母さんか」

さやか「そのセリフ、あたしがもう使ったよ!」

マミ「ほらほら、2人とも喧嘩しないの」

さやか「あ、すみまさん…」

杏子「はは。怒られてやんの!」

マミ「あなたのよ。次、煽るようなこと言ったらケーキ没収だから」

杏子「ええ!?そりゃねぇよ!」

ほむら「ふふふ」ニコッ

杏子「お、もうこんな時間か」

杏子「あたし、もう帰るわ」

さやか「もう?まだいいじゃん」

杏子「最近、帰りが遅いって親父がうるさいんだよ」

杏子「それと、モモが相手しろってうるさくてさ」

さやか「あはは、モモちゃん。お姉ちゃんが大好きだもんね」

杏子「気が向いたら、また会いに来てやってくれよ。あいつもお前らにずいぶん懐いてるからな」

さやか「うん」

マミ「じゃあ、私もそろそろお暇しようかしら」

さやか「えーマミさんは家近いじゃん」

マミ「私も、帰って家の手伝いしないと」

さやか「ちぇ~じゃしょうがないか~」

マミ「ふふ、会おうと思えばいつでもあえるから」

さやか「そうですね」

マミ「それじゃあ、また明日ね?」フリフリ、ガチャ、バタン

さやか「2人っきり…だね///」

ほむら「科を作るのはやめなさい」

さやか「ばれた?」

ほむら「わからないほうがどうかしてるわ」

さやか「ねぇ、今日さ。泊まって行ってもいい」

ほむら「それは構わないけど、どうしたの?」

さやか「なにが?」

ほむら「最近のあなた、少し変よ」

さやか「あはは、な~んにも無いって!たまにはほむらちゃんと親睦を深めようと思っただけですよ」

ほむら「なら…いいけど」

さやか「ほんじゃ、夕食の買出しでも行きますか」

ほむら「ええ」

スーパー・夜

オリャー! ドガッ!
ドリュアー! バキッ!

さやか「相変わらず、ここの半額弁当争奪戦はすごいな」

さやか「魔法少女も顔負けのバトルだね」

ほむら「よく、人死にが出ないわね」

さやか「その辺はわきまえてんじゃないの?」

ほむら「今日はなにを作るの?」

さやか「ん~クリームシチューとかどう」

ほむら「いいんじゃないかしら」

さやか「おーっし!じゃあ、豚肉と…ジャガイモと…ニンジンと…玉ねぎと…」

さやか「牛乳は何本買おうかな」

さやか「ほむら、あんた牛乳飲む?」

ほむら「ぐぬぬ」

さやか「なにその顔?」

ほむら「どうせ、私は小さいわよ」

さやか「そういうことを言ってるんじゃないよ」

ほむら「別にいらないわ。どうせ1人じゃあまり飲まないもの」

さやか「じゃ1本でいいか」

さやか「よーっし!今晩はさやかちゃん特製クリームシチューを作りまくっちゃいますからね」

ほむら「さやかは、その頭に「さやかちゃん特製」をつけるたがるのはなんなの?」

さやか「あたしが作るんだか、さやかちゃん特製ってのは必須でしょう」

ほむら「それなら、私は見てればいいのね」

さやか「イモの皮むきくらいさせてあげるよ」

ほむら「はいはい」

再びほむホーム

ほむら「ブロッコリーって、どのタイミングで入れるの?」

さやか「食べる直前。火はすぐ通るから、ちょっとだけ煮ればいいの」

さやか「そうすると、歯ごたえを損なわずに煮えるの」

ほむら「さやかにも取り柄ってあるのね」

さやか「喧嘩なら買うよ?」ニコッ

ほむら「食器の準備でもしようかしら」

さやか「まったく」ブツブツ

さやか「ほーい出来たよー」

ほむら「こっち準備できたわ」

さやか「それじゃ、食べよっか」

ほむら「ええ」

さやほむ「いただきます」

ほむら「…」ホムホム

さやか「どうかな?」

ほむら「そこそこといったところかしら」

さやか「素直じゃないやつ」

ほむら「美味しいわ」

さやか「あ…そ、そう?///」

ほむら「…」ニヤニヤ

さやか「くぅ、このさやかちゃんがほむらなんぞにぃ…」

ほむら「…うむうま」ホムホム

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(   ^ω^)……

(   ^ω^) ID:JrmBUcSq0から狂気を感じるお

TV<ワイワイガヤガヤ

さやか「あははは」

ほむら「さやかお風呂は?」

さやか「これ観てから」

ほむら「そう。なら、私は先に入るわ」

さやか「行ってらー」

TV<CM

さやか「う~ん…」

キョロキョロ

さやか「ぬふふ、ほむらちゃんは普段どんなパンツはいてるのかなぁ~」

ゴソゴソ

さやか「あれ?ここじゃないのかな…」

さやか「ん?……この、リボン…」

さやか「どこかで…」

さやか『お!可愛いリボン』

さやか「はぁ…はぁ…」

※※※『派手過ぎない?』

さやか「あっつ…なに?頭…痛い…」

さやか「はぁ…はぁ…」

さやか「うぅ…」

バタッ…

数十分後

ほむら「さやか、お風呂…」ガラ

さやか「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ

ほむら「さやか!?」

ほむら「さやか、さやかぁ!しっかりして!」

さやか「うぅ…」ニギッ

ほむら「これ…リボン…?」

ほむら「見付けて、しまったの…」

ほむら「とにかく、さやかをベッドに寝かせないと…」

ヨイショ、ズルズル、スッ、パサッ

ほむら「巴さんと杏子に連絡しなと…」

スタスタ、ガチャ、バタン

さやか「まど、か…」

ごめん、ちょっと離席

さやか「んん……」

「どういうことだよ?さやかには記憶は残ってなんじゃなかったのか?」

「私もずっとそう思っていたのだけれど…」

「それより、美樹さんは?」

「今はベッドに寝かせてあります」

「さやか、うわ言で確かに「まどか」って言ってました…」

「話すべきなのかしら?」

「本人が知りたいってなら、まぁ言うべきだろうな」

「…」

「暁美さん、あなたはどうしたいの?」

「私、ですか…?」

「あなたが教えたくないのなら私たちからはなにも言わない。すべてあなたに任せるわ」

「私は…」

「私は、もし…まどかのことを話して、それがさやかの重荷に…苦しめることになるのなら話したく、ない…」

「そう」

「けどもし、本人が知りたいと言ったら?」

「…」

さやか「…う、ん…」ギシッ

「「「!」」」

ガラッ

ほむら「さやか!?」

さやか「……ほむら?」

ほむら「良かった、さやかぁ」ダキッ、ナデナデ

さやか「あたし…」

マミ「倒れたんですって」

杏子「ったく、あんま心配かけんなよな」

さやか「マミさん、杏子…どうして…?」

マミ「美樹さんが倒れたって、暁美さんから連絡があって」

杏子「急いで来てみりゃ、特にたいしたことなさそうじゃん」

さやか「あはは、ありがと。ごめん心配かけて…ほむらも、ごめん」サスサス

さやか「それで、さ…」

さやか「あたしも、1つ聞きたいんだけど」

さやか「まどかって…誰?」

3人「!?」

ほむら「さ、さやか…なにを言って」

さやか「誤魔化さないで」

さやか「ねぇ、あたし知ってるんだよ」

さやか「みんなが、あたしになにか隠し事してるの」

さやか「けど、あたしはみんなと違って魔法少女じゃないし、みんなのこと信じたかったから今までなにも聞かなかった」

さやか「けど最近、ずっと同じ夢を見るの」

さやか「記憶に無い、けどすごく懐かしい子とお話する夢」

さやか「その夢の中で出逢った子がしてたのと同じリボンがほむら家にあって」

さやか「偶然で済ませられることかもしれない。けど、あたしにはとてもこれが偶然なんて思えない!」

さやか「話してよ。あたしのこと友達だって思ってくれてるなら、全部!」

杏子「こりゃ、さやかの勝ちだな…」

マミ「暁美さん。もう、話してもいいんじゃないかしら?」

ほむら「わかった…全部、話すわ…」ポロ

さやか「ほむら…」

ほむら「けど、後1週間待って…」

ほむら「1週間後のこの日、その前日に全部話すから…今は…なにも聞かないで…」ポロポロ

さやか「……わかった」

2人が帰って

さやか「…」

ほむら「Zzz…」

ギュゥー

さやか「…」ナデナデ

ほむら「んん…Zzz」

さやか「ほむら…ごめんね。いっつもわがまま言って、迷惑ばっかりかけて」

さやか「でも、あたしどうしても知りたい…知らなきゃいけない気がするんだ…」

さやか「ほむら…ホントに、ごめん」ポロポロ

―――――
―――


さやか「Zzz」

ほむら「……さやか」

ギュゥ

1週間後の前夜
ほむホーム

さやか「…ゴクッ」

マミ「…」

杏子「…」ポキツ

ほむら「…」

さやか「話して、くれるんだよね…」

ほむら「ええ。話すわ、私たちが隠していたこと。あなたの夢に出てきたという女の子のこと」

ほむら「まどかのこと」

―――――
―――

さやか「………」ポロポロポロ

ほむら「これが、私達が秘密にしていた全てよ」

ほむら「さやか…」

ほむら「本当に、ごめんんさい」フカブカ

さやか「……」フルフル

さやか「ほむらは、悪くないよ…」グスッ

さやか「マミさんも、杏子も…誰も悪くない」

さやか「悪いのは…最低なのは…このあたしだよ…」

さやか「いっつも護られて、みんなに心配ばっかりかけて…」

さやか「なのに、そんな大切な、親友のこと…忘れちゃってたなんて…」グスグス

さやか「あたしって、ほんと………バカ」

ほむら「…」グッ

ほむら「さやか」

さやか「グスッ…なに?」

ほむら「まどかに会いたい?」

さやか「え?」

マミ「暁美さん?」

杏子「お前、なに言って」

さやか「会いたい…会いたいよ…」

さやか「会って…謝りたい…まどかに、会いたいよぉ」

ほむら「明日、もう一度ここに来て」

さやか「え?」

ほむら「詳しいことは明日話す」

ほむら「とにかく、明日」

さやか「……うん、わかった」グシグシ

深夜

QB「そんなことが、本当に可能なのかい?」

ほむら「質問しているのこっちよ」

QB「それなら、こう答えるしかないね」

QB「わからない」

QB「君達魔法少女は条理を覆す存在だ、どんな奇跡が起きたとしても不思議じゃない」

QB「けど、今回ばかりはさすがの僕らでも予測のしようが無いよ」

ほむら「そう。用件は済んだわ、消えなさい」

QB「やれやれ、人使いならぬインキュベーター使いが荒いよまったく」

QB「おやすみ、ほむら」

ほむら「…」

スッ

ほむら「きっとまた、会えるわ」

ほむら「さやか…まどか…」

ちょっと晩飯の理に導かれます
ホントすみません

その日

ほむら「来たわね。さやか」

さやか「うん」

杏子「うっし!じゃ、行くか」

マミ「ええ」

さやか「杏子、マミさんも!行くってどこに?」

ほむら「そうね、空に一番近い場所。かしら」

ほむら「ここが、この見滝原で一番それに近い場所よ」

さやか「ねぇ、今日って何の日なの?」

ほむら「…」

杏子「かつて、この街にワルプルギスの夜が来た日…かな」

マミ「そして、鹿目まどかさんがこの世界から消えた日」

さやか「…」

ほむら「世界が書き換えられる前、まどかはその祈りで今の世界を創った」

ほむら「私達を、みんなを…さやか、あなたを護る為に」

さやか「…」

さやか「それで、ここでいったいなにを?」

ほむら「今からここの、概念に…円環の理への門を作るわ」

>>342
ここの×
ここに○

さやか「そんなこと、出来るの?」

QB「それが出来るなら、僕にも是非見せてもらいたいね」

QB「君達の起こす奇跡を」

マミ「キュゥべぇ…」

QB「さぁ、見せてくれないか」

さやか「…出来るの?本当に…」

杏子「出来るに決まってんだろ!」

さやか「杏子…」

杏子「あたしらは、抜け殻のゾンビなんかじゃない」

マミ「呪いを振り撒く魔女でもない」

ほむら「私達は、夢と希望を叶える魔法少女」

マミ「心かな信じるなら」

ほむマミあん「「「どんな奇跡だって起こしてみせる!」」」

さやか「みんな…」

杏子「へ、まぁ見てなって」

杏子「あたしの魔法は惑いの力、幻惑を見せそこにそれがあると思わせる創造の力」

杏子が手をかざした先、空中に巨大な白い門が浮かびあがる

さやか「白い門…けど、霞んでる」

マミ「私の魔法は繋ぐ力、人と人、物と物、虚像と現実すらも繋ぐ結ぶ力」

杏子にならってマミが手をかざす。ぼんやりと揺らめいていた門がはっきりとその姿を現す

ほむら「私の魔法は越える力、時間と空間を飛び越えて大切な人ともう一度めぐり会う力」

QB「まさか、こんなことが…」

杏子「行けよ、さやか」

マミ「行ってあげて、美樹さん」

さやか「マミさん…杏子…」

ほむら「さやか…」ジワッ

ほむら「行って、さやか…」ポロ

ほむら「私の、ヒーロー…」

ほむら「そしてまどかの…スーパーヒーロー!」

さやか「うん!美樹さやか、行ってきます!」

さやか「キュゥべぇ、あんたも来るの!」

QB「僕もかい?」

さやか「あんたには、あたし達の行末を見届ける義務がるの!」

QB「やれやれ、わかったよ」ヒョイ

さやか「あはは、この抱き心地も久し振りだ」モフモフ

QB「…」

さやか「それじゃあ、行ってきます!」

タッタッタッタッ

杏子「やっと行ったか…」

ほむら「ウ…グス…さやかぁ…」ポロポロ

マミ「暁美さん…」ダキ

ほむら「うう、ああぁ…」グスグス

マミ「バカな子…」

マミ(こんな良い子を泣かせるなんて、帰ってきたらお説教かしら美樹さんには)

円環の理

QB「不思議な空間だね」

さやか「うん…」

QB「真っ白でなにも無い…」

さやか「そうでもないみたいだよ」

QB「これは、今までの魔法少女の記録かい」

さやか「ううん。たぶん、あの子の記憶だよ」

QB「なるほど、これが暁美ほむらが言っていた魔女という存在、そしてそのシステムか」

QB「確かに、これは僕らが悪者と言われてもおかしくないね」

さやか「わかるの?」

QB「システムの仕組みと、それを客観的に見て君達が人類がそれをどう捉えるか」

QB「簡単の推察さ」

さやか「あんたも、魔女がいる世界のほうがいいって思うの?」

QB「僕は…そうは思わないね」

さやか「え?」

QB「効率は悪いけど、魔女は魔獣より厄介なようだ」

QB「魔法少女と魔女のバランスが崩れれば、人類の存亡に関わる可能性も無いとは言い切れない」

QB[君たちのような種の生物はこの宇宙でも稀少だからね」

さやか「…」クス

さやか「心配してくれてるんだ、あたし達のこと」

QB「僕なりに客観的に考えてだけさ…」

スタスタ

QB「これは…」

※ど※『わたし、鹿目※ど※』

杏子『佐倉杏子だ。よろしくね』

さやか「…」スタスタ

※どか『マミさんはもう独りぼっちじゃないです』

マミ『魔法少女コンビ結成だね』

さやか「…」スタスタ

まどか『わたし、鹿目まどか。まどかって呼んで』

ほむら『鹿目…さん…』

さやか「…」グスッ、グシグシ

まどか『わたし、鹿目まどか……です』

さやか『してるよ同じクラスだし。美樹さやか、よろしく』

QB「泣いているのかい?さやか…」

さやか「うん…」

最深部

QB「どうやら、ここが最深部のようだね」

さやか「うん」

QB「僕はここで待ってるよ。なにかあったら呼んでね」

さやか「うん…キュゥべぇ」

QB「なんだい?」

さやか「ありがとう」

QB「君達にお礼を言われる資格が僕らにあるとは思えないけどね」

さやか「それでも、だよ」

QB「そうかい」

QB「行っておいで、さやか」

さやか「うん」

最深部

ホール状の大きな白い部屋
その中央、髪の長い少女が1人こちらに背を向けて座っている

さやか「…」

スタスタ

さやか「…」

さやか「大丈夫?」

さやか「まどか」

まどか「そうやって、声を掛けてくれたのは3回目だね」

さやか「そうだね。

まどか「わたし達が初めて出逢った時、わたしが魔女に襲われてた時…」

まどか「そして、今…」

まどか「久し振り、さやかちゃん」

さやか「うん、久し振りだね。まどか」

さやか「顔、見せてくれないの?」

まどか「…」

まどか「さやかちゃん…」

まどか「悪いんだけど、帰ってくれないかな」

さやか「え?」

まどか「わたし、さやかちゃんには会う気はない。会いたくなかったの」

さやか「なんで?あたしが、まどかのこと…忘れちゃってたから…」ジワ

まどか「グス…そう、だね…」

まどか「わ、わたしのこと忘れちゃってたさやかちゃんなんて、もう嫌いなの・・・だから」

まどか「帰って」

さやか「ねぇ、まどか。あの時の電話覚えてる?」

まどか「…」

さやか「あの時、伝えたいことがあるって言ったよね」

さやか「今、言わせて」

さやか「あたしは、まどかが好き」

まどか「…」ピク

さやか「ずっと、あたしを見ててくれたまどかが好き」

さやか「あたし見つめてくれる瞳が、ふわふわの髪が、笑いかけてくれる笑顔が…」

まどか「……」ジワ

さやか「あたしの名前を呼んでくれる声が!まどかの全部が好き!!」

まどか「ウ……グス…」

さやか「それだけは、伝えさせて欲しかった」

まどか「そっか…」

さやか「まどかぁ!」

さやかはまどかに駆け寄り、その身体を抱きしめる

まどか「いや!やめて、放して!」

さやか「まどか、帰ろう。一緒に」

まどか「放して、放してよぉ!」

まどかはさやかを振り解き、さやかから距離をとる
その顔は、涙のくっきりと浮かび上がっていた

まどか「なんで、そんなこと言うの!?」

まどか「抱きしめられたら、好きって言われたら…」

まどか「わたし、揺らいじゃう…ダメになっちゃう…」

まどか「ここにいるって、魔法少女を救って決めたのに…」

まどか「さやかちゃんの声を聞いたら、顔を見たら、触れ合ったら…」

まどか「帰りたいって、一緒にいたいって…思っちゃうぉ…」ポロポロ

>>375
思っちゃうぉ×
思っちゃうよぉ○

もう、誤字が酷くてすまん

さやか「まどか、いいんだよ…」

さやか「まどかだけが、そんなにがんばらなくたって…」

さやか「まどか、もういっぱいがんばったんだから」グスッ

ダキッ

まどか「さやかちゃん、さやかちゃぁん!」

まどか「わたし…わたしは…」

まどか「希望なんかじゃなくていい、神様なんかじゃなくていい!」

まどか「わたしはただの鹿目まどかでいい…」

まどか「ただの鹿目まどかとして…ずっと、一緒に…」

さやか「うん…うん、うん!」

さやか「まどか…帰ろう一緒に」ポロポロ

まどか「帰りたい、さやかちゃんと…みんなのところに」ポロポロ

さやか「帰れるよ」

さやか「キュゥべぇ」

QB「呼んだかい。さやか」スッ、テトテト

まどか「キュゥべぇ…」グシ

まどか「てぃひひ、久し振り…だね?」

QB「久し振りになるのかな?僕の感覚でははじめましてになるんだけど」

さやか「キュゥべぇ、あたしと契約して」

まどか「さやかちゃん…?」

QB「それは、君の命を差し出すのに値するのかい?」

さやか「うん」

QB「聞かせてもらおうか、美樹さやか。君の願いを」

さやか「あたしの願いはまどかと一緒に帰ること」

さやか「あたしたちの両親、たっくん、仁美、恭介、和子先生、クラスのみんな…」

さやか「マミさん、杏子、そしてほむら…みんなが待ってる見滝原市に、まどかと一緒に帰りたい」

QB「いいだろう、美樹さやか。君の祈りはエントロピーを凌駕した。解き放ってごらん君の思い、君の願い、君の奇跡を」

杏子「おせぇな…」

マミ「そうね…」

ほむら(さやか、まどか…お願い、どうか無事で…)ギュゥ

杏子「ん?おい…あれ!」

マミ「美樹さん!…それに…」

ほむら「…!」パァ

ほむら「さやか…まどかぁ!!」

まどか「ほむらちゃん、マミさん、杏子ちゃん!」タッタッタッ

ほむら「まどか、会いたかった、会いたかったぁ…」ダキッ

マミ「お疲れ様、美樹さん」

杏子「やるじゃねぇか、さやか」

さやか「なはは、結局…契約することになっちゃったけど」ポリポリ

まどか「ほむらちゃん、わたし…わたしはここにいていいの?帰ってきてよかったの?」グスッ

ほむら「誰が、あなたを拒絶するって言うのよ…」ポロポロ

まどか「だって、ほむらちゃんは…さやかちゃんが…」ポロ

ほむら「いいの、私は…あなた達さえいてくれれば…もう、それだけで…」

まどか「ほむらちゃん…」グスグス

杏子「へへ、よく帰ってきてな。まどか」グシ

マミ「おかえりなさい、鹿目さん」ツー

さやか「おかえり、まどか」グスッ

ほむら「まどか、おかえり…」ポロポロ

まどか「杏子ちゃん、マミさん。さやかちゃん、ほむらちゃん…みんな、ただいま!」

エピローグ

たとえ魔女が生まれなくなった世界でも、それで人の世の呪いが消えうせるわけではない
世界の歪みは形を変えて、今も闇の底から人々を狙っている
悲しみと憎しみをばかりを繰りか返す、救いようの無い世界だけど
それでもここは、かつて私自身が望んだ場所なんだ
それを覚えてる、決して忘れたりしない
だから私は、私達は生き続ける。大切な人達と、寄り添い支え合い、笑い合いながら

プルルルルル

ほむら「もしもし?」

マミ『暁美さん?早く来てあなたも手伝って!もう、この子達ときたら』

さやか『あー!杏子、なにつまみ食いしてんの!?』

杏子『たくさんあんだからちょっとくらいいいだろ!』

まどか『もー!2人とも喧嘩はダメー!それより、ツリーの飾りつけ手伝って!』

ほむら「だいたいわかりました。すぐ行きます」

マミ『お願いね』

ピッ、ツーツーツー

今日はみんなとすごす、初めてのクリスマス

HAPPY END

今度こそ終わりです
長ったらしくダラダラ続けて申し訳ない。後、相変わらず誤字脱字酷くて申し訳ない
支援、保守くれた方、読んでくれた方、ありがとうございました
今更、本編改変もどうよ?って感じですが、映画も決まったのでこれだけは書きたかったので

後、さやか「神を……見た!!!」は自分じゃないです

もう一個
日曜だかに木金のどっちかで、さやか「まどかって可愛いよね」というスレを立て直すといったのは自分です
まぁ、見ての通りもうさすがに無理ですが。それだけ

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