ほむら「ひみつ道具?未来デパート??」(274)


---これは,
愛と勇気と奇跡の物語---------


ほむら「私ね、未来から来たんだよ。何度も何度もまどかと出会って、それと同じ回数だけ、
    あなたが死ぬところを見てきたの・・・ごめんね、訳わかんないよね…きもちわるいよね」

まどか「…え?ほむらちゃん………それ本当?」

ほむら「えぇ…信じられないでしょうけど…これは本当」

まどか「…それじゃあ、ひみつ道具を見せてよ」

ほむら「秘密…道具?」


まどか「うぇひひ!証拠だよ。未来から来たのなら未来デパートで売ってる道具くらいもってるでしょ?」

まどか「えーっと…じゃあホムえもん!タイムマシーンで過去に行きたい!」

ほむら「もう過去に行くのは勘弁したいわね…」

まどか「えぇー…でもまた過去にはいけるんだね。じゃあ空気砲は?エポック社の射程三メートルのゴミは駄目だよ!」

ほむら「お安い御用よ」つM92F

ほむら「…えいっ!」 パァン!

まどか「これは空砲だよ…本当にほむらちゃん未来から来たの?」

ほむら「ええ…でも私が来た未来は今から数日先の未来だから…未来デパートはなかったわ。ごめんなさい」

まどか「えぇー……やっぱり嘘くさいなー」

ほむら「ま…まってまどか!!!そうだ!四次元ポケットならあるわよ!!」

まどか「本当!?すごいよほむらちゃん!!」

ほむら「ふふっ…ほら、この盾の中に幾らでも入れることができるの」

まどか「すごい!すごいよほむらちゃん!!あー…でもこんなのしょぼいよ
    四次元ポケットがあるのにひみつ道具のないドラえもんなんて
    顔もスタイルもいいけどおっぱいがない女の子と同じだよ」

ほむら「うぅ…」

ほむら(ど・・・どうすればいいの…あっ)

ほむら「そ…そうよ!!まどか!!秘密道具ならあるわよ!!」

まどか「本当!?」

ほむら「ええ、じゃあ私の手を握って」

まどか「…あっ!!」

ほむら「私は時間を止められるの。私と私に触れた物だけ時間は止まらない
    内蔵式秘密道具といったところかしら」

まどか「タンマウォッチ内蔵なんてすごいね!!!」

ほむら「……えへへ」

まどか「……ところでどうして未来から来たの?」

ほむら「それは…あなたを救うため、ワルプルギスの夜を倒すために…」

まどか「…えっ?本当…?
    ………本当に…私のために……未来から?」

ほむら「ええ。貴方を救うために。私は何度も…数えるのもあきらめるくらい
    この世界をやり直してきたわ…」

まどか「…………!!!そんなのって……でもそれじゃぁ…ン…ゴホン!
    やっぱり私のポジションはのび太なんだね。
    …そんなに私の未来って悲惨なの?」

ほむら「……あなたはワルプルギスの夜に立ち向かうために契約してそのまま魔女になるわ…最悪の」

まどか「だから契約しないでってあんなに言ってたんだね…
    ……私もさやかちゃんみたいになるの?
    
    …ジャイ子と結婚するより悲惨だね」

ほむら「だから私が助けにきたの。私がワルプルギスを倒し、あなたを救う」

まどか「はぁ…やっぱりか……ほむらちゃんは何もわかってないよ。間違ってる」

ほむら「えっ…?」

まどか「ほむらちゃんは未来から私を助けにきてくれたんだよね?」

ほむら「…ええ。心配しなくても大丈夫。今回こそ私がヤツを倒すわ」

まどか「どうやって?何か今までと違う戦い方でもするの?
    まさかと思うけど戦法は今までと同じ。増やしたのは武器と覚悟だけ。
    なんてことはないよね?」

ほむら「………」

まどか「…それじゃあダメだよ、全然ダメ!
    今まで何度も挑戦して勝てなかったんでしょ?
    じゃあそれはやり方がまちがってるんだよ」

ほむら「…どういう意味?私がまどかを助けることが間違ってるって言うの…?」

まどか「んーん。本当はもうやめてって言いたいけど…同時にとってもうれしいから…
    だからそれは不問として…あきらかにまちがってるのはツールとプロセスだよ!!」

ほむら「ツールと…プロセス…?」

まどか「ほむらちゃん。今までその強い魔女と戦うために準備してたみたいだけど…
    毎回一人で戦ってるんでしょ?倒すために頑張ってるのは武器集めだけ…そうだよね?」

ほむら「ええ…その通りよ。でもね、まどか」

まどか「シャラップだよ!私、ちょっと怒ってるよ。
    いい?それをほむらちゃんは何回も繰り返してるんだよね。
    今まで何回繰り返したかは知らないけど…そのやりかたはまちがってるよ」

ほむら「………じゃあ聞くけど、いったいどうすればいいのよ!?
    何度も何度も!!繰り返したけど勝てない……いったいどうすれば…」

まどか「簡単だよ!一人だから無理なんだよ。誰かと一緒に戦えばいいんだよ」

ほむら「…簡単に言ってくれるわね…それに美樹さやかも巴マミも佐倉杏子も…もう…」

まどか「うん。本当は皆で戦えればよかったんだけど…」

ほむら「ええ……でもそれは本当に難しいわ。それにもう今回は…」

まどか「うん、そうだね。でもまだ私が残ってるよ」

ほむら「えっ?……まさか貴方!…契約を…!!」

まどか「そんなことしたらほむらちゃんの敗北条件を満たしちゃうよ。」

ほむら「…じゃあどういうこと?」

まどか「契約してないから戦えない…その前提は間違ってるよ。
    私だって魔女は見えるし
    後方支援や陽動。最悪戦闘に出なくても知恵くらいだせる…

    ねぇ…私のために何回も未来と過去を行き来しているなら
    なんで未来からきたことを私にすぐに言ってくれなかったの!?

    どうして一人だけで…
    私はほむらちゃんの友達じゃなかったの!!?」
    
ほむら「…ごめんなさい…でも、あなたを巻き込めばそれだけ貴方が辛い思いを…」

まどか「私はほむらちゃんのこと、友達だとおもってる。

    その友達が私のために戦ってくれているのに…
    何にも知らないで。何もしないほうが辛いよ!!」

ほむら「……!!!」

まどか「ほむらちゃん……ほむらちゃんにとって私はなんなの…?」

まどか「ほむらちゃん…答えて…」

ほむら「…そんなの…聞くまでもないじゃない…

    友達に決まってるでしょ!!貴方は私の唯一人の…最高の友達よ…!!」

まどか「…わかった。ならもう私の採るべき道はきまったよ。

    私は、大切な友達のほむらちゃんと戦う…ほむらちゃんと…未来を創るよ」

ほむら「だ…だめよ!まどか。それはとっても危険よ…それに貴方が死んでしまったら…私は…!!」

まどか「うん。でもその気持ちは私も同じだよ。それにほむらちゃんが勝てなかったら素も子もないよ
    もうほむらちゃんが何を言おうが私は戦うよ。これは決定!!」

ほむら「まどか………本当にいいの?とっても怖い目にあうのよ…?」

まどか「ほむらちゃん一人にだけ怖い目に合せないよ。
    ほむらちゃんが一人ぼっちなんて…そんなの、私が許さない。
    だから二人で…ね?」

ほむら「…まどか…ありがとう…ありがとう…!!…うぅぅ」

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ほむら「…そしてFFV013を1000個ほど爆発させるまでは順調にいくのだけど、
    これだけの火力をもってしてもワルプルギスの夜を倒すには至らなかったわ…
    大体そのまま魔力も兵器も切れて使い魔に押されて……」

まどか「んー…ほむらちゃんは前にマミさんがやられた魔女を倒した時、手榴弾で倒したよね?」

ほむら「ええ…時を止めてその隙に数個口の中に手榴弾をお見舞いしたわ」

まどか「でもマミさんはその前に物理攻撃と銃を数発。リボンでギュウギュウに拘束してティロ…なんとかまで撃った。
    でも…倒せなかった…そしてその後に出てきた本体に…」

ほむら「…私があの時うまく説得できていれば…」

まどか「過ぎたことだよ…ほむらちゃんはなにも悪くない……話を戻すね。
    ここからわかることは本体にダメージを与えれていなければ攻撃の意味がないんだよ」

ほむら「…どういうことかしら」

まどか「マミさんがあれだけの攻撃をしたのに魔女はピンピンしてた。
    それでもほむらちゃんの手榴弾で魔女はやられたでしょ。」

ほむら「ええ、それは私が魔女の本体を踏んで増殖がとまったからで……そうか」

まどか「魔法少女の攻撃力と現代兵器の攻撃力をおんなじくらいとして。聞く限り、
    ほむらちゃんは魔法少女数百人分の火力を持っている。
    なのにこれでも倒せないなんておかしいよね。一般的な魔女が手榴弾程度でやられるんだもの。
    
    魔法少女が魔女になるんでしょ?
    いくらワル…なんとかが強くたって魔法少女が倒せないなんてそんなのはおかしいよ」

ほむら「たしかにダメージが通っている風には見えなかった…
    つまり火力は問題ではなく攻撃対象に問題があるのね」

まどか「そうだとおもう…どの魔女にも弱点のようなものがあるみたいだし…
    ほむらちゃん、ワルプルギスの写真や情報はないの?」

ほむら「もちろん用意してるわ…ただ、これが役に立つか…」

まどか「あきらめたらだめだよ!!一緒に弱点を探そう!!」

ほむら「ええ…!絶対にあきらめないわ」

まどか「これって…」

ほむら「どうしたの?まどか」

まどか「ううん、なんでもないよ。でもこんな膨大な資料…よく集めたね」

ほむら「何回も繰り返しているもの…調べる時間は無限よ」

まどか「……この資料の量だけ、ほむらちゃんは繰り返してきたんだね…」

ほむら「ええ…とっても苦しかったわ………でも、良かった。苦しかったけど、
    頑張ってきたから今、貴方と二人でアイツに立ち向かうことができるのだから」

まどか「ほむらちゃんが今まで頑張ってきたこと。無駄にはしないよ」

ほむら「…まどか…ありがとう……なんてお礼を言っていいか…」

まどか「お礼はワルプルギスを倒してからだよ!さ、頑張ろう!!」

ほむら「…ええ!」

まどか「…舞台装置の魔女……性質は無力…」

ほむら「使い魔は触れられると体が石のように重くなるの」

まどか「他の魔女と比べて力も大きさも桁違いだね…

    そういえばこの魔女は何でひっくりかえってるのかな」

ほむら「本来なら舞台の上に人がいるのに。
    この魔女は反対になってる…なにかそこにヒントがあるのかしら…」

まどか「この写真…使い魔たちがワルプルギスの上で踊ってる…使い魔は役者なんだね」

ほむら「だから舞台装置……ならあの下の人型はなんなのかしら」

まどか「…ぱっと見た感じだったらこれが本体なんだろうけど…
    …!!この人型…上の歯車に棒でつながってるね」

ほむら「ええ、喋ってるのも、攻撃を仕掛けてくるのも下の人型よ、
    ただビルを動かしたり使い魔を操る時は上の歯車が動いて…
    あ…もしかして」

まどか「うん、前の魔女と同じじゃないかな…!歯車が本体で、下の人型は魔女の一部…
    なら…!!」

ほむら「全身に攻撃するんじゃなく…あの歯車を集中攻撃すれば…!!」

ほむら「…よく思い出せば初撃の対戦車砲は半分以上が胴体に、
    迫撃砲での歯車への攻撃は曼荼羅のような後光によって直撃はなかった…
    タンクローリーや対艦砲も全部頭部や胴体に…
    
    これを歯車に集中すれば…あるいは…!!」

まどか「うん。でもまだだよ。弱点がわかってもこれじゃあ倒せない。魔女には使い魔がいるし。
    うまく全弾あてるのは難しいよ。それに資料を見る限りワルプルギスの夜は大きさのわりにある程度の機動力もある
    こっちは魔法があるけど生身でワルプルギスの夜と使い魔を相手にするのは難しいよ」

ほむら「いったいどうすれば…」

まどか「でもこの問題点はほむらちゃん一人だったらの話。
    人数と機動力の確保さえあれば問題ないよ。今回は私がいる。きっと、なんとかなるから。」

ほむら「それにしても貴方…よくもこう、たくさんアイディアが浮かぶわね…」

まどか「ウェヒヒヒ!!実はね。前にワルプルギスの夜を見たことがあるの」

ほむら「…え?」

ほむら「どういうこと…?」

まどか「夢の中でね、ワルプルギスの夜とほむらちゃんが戦ってたの…それを見て、
    私も手伝わなきゃって思ったんだけどそこで夢は終わって…そしたらその日、ほむらちゃんが転校してきたの」

ほむら「…それって」

まどか「びっくりしたよ!!だからもしかしたらいつかほむらちゃんはあの魔女と戦うのかなって
    その時にお手伝いできるように魔女についていろいろ考えてたんだよ」

ほむら「…その夢って…もしかして、前の…」

まどか「たぶんそうなんじゃないかな…ほむらちゃんが未来から来たって聞いて話が繋がったよ」

ほむら「……これは奇跡なのかしら」

まどか「…そうだね。ほむらちゃんがいままで頑張ってきたご褒美の奇跡だよ!」

まどか「あっ!ワルプルギスの夜って何日後に来るの!?」

ほむら「あと3日後よ」

まどか「こんな重要なことを聞いてなかったなんて…3日かー、もう時間がないね」

ほむら「ええ、急いで準備をしないと…兵器の量を増やした方が良いかしら…?」

まどか「きちんとピンポイントで当てれたら大丈夫じゃないかな…?
    ただ、私も戦闘に参加するから必要な物が何点かでてくるね」

ほむら「…ねぇまどか。あなたが居てくれて本当に助かった。あなたが気づいた弱点を突けば、なんとかなるわ。
    だから、実際に戦うのは私だけで…」

まどか「だめだよ。一人では使い魔の処理に手間取っちゃう。
    大丈夫だよ。いい作戦があるの!あのね…」

ほむら「なるほど…たしかに使い魔に足止めされたり本体からの攻撃もよけられる
    必要技術も魔法でなんとかなるわ…でもやっぱり貴方を危険に…」

まどか「危険なのは当たり前だよ。それはほむらちゃんも同じ。私達は運命共同体だよ!!」

ほむら「でも……いえ、この作戦はまどかを危険に晒す…それでも…それでも一緒に戦ってくれるの?」

まどか「あたりまえだよ!!ほむらちゃんは私を助けたいんでしょ?
    私も同じくらいほむらちゃんを助けたいと思ってる。だから戦う時も二人だよ」

ほむら「まどか……ありがとう」

まどか「二人で頑張ろうね!ほむらちゃん!!じゃあ早速物資補給しにいこう!!」

ほむら「ええ!!」

-自衛隊駐屯所-

ほむら「じゃあ行くわよ。決して手を離さないで」

まどか「うん!」

カチッ

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ガサゴソ

まどか「L16と、SIGと、んーー……あっ!ほむらちゃん!!レーザー測量機あったよ!!」

ほむら「こっちも大臣署名入り書類やGPS、その他もろもろを手に入れたわ。」

まどか「えっと…これで全部揃ったかな?」

ほむら「ええ、じゃあそろそろ帰りましょうか」

まどか「泥棒なんて始めて!!すごく緊張したよ!
    ちょっと罪悪感があるけど…しょうがないよね」

ほむら「ふふっ。さぁ今日はもう遅いからあとの準備は明日にしましょう。
    朝に私がまどかの家にいくわ」

まどか「??なにいってるの?これから私はほむらちゃんの家でお泊りでしょ?」

ほむら「………え?」

まどか「あと3日しかないんだよ?一々帰ってたら時間がもったいないよ!!」

ほむら「で…でも………まどかはいいの?お家の人は大丈夫?」

まどか「今はママやパパよりほむらちゃんが優先!!電話も入れるし大丈夫だよ

    …なーんて。ホントはね、ほむらちゃんともっとお話したいなって」

まどか「いままであんまりお話できなかったから…もっとほむらちゃんのこと知りたいな
    ……だめ…かな?」

ほむら「…だめなわけないじゃない。
    ただ、まどかとお泊りなんて初めてでちょっと緊張しちゃうわ」

まどか「やったぁー!!ほむらちゃんとお泊りだー!!」

まどか「おじゃましまーす…じゃあ3日間よろしくね!」

ほむら「殺風景な家だけど…寛いでね」

まどか「ウェヒヒ」

ほむら「そういえば計画に夢中になってご飯を食べてなかったわね…まどかもまだでしょう?
    なにか作りましょうか」

まどか「あ!私も手伝うよ!!何を作るの?」

ほむら「冷蔵庫を見てみるわ…えっと…豚肉に野菜…うん
    今日は野菜炒めにしましょう。じゃあご飯を炊くわね」

まどか「私お野菜切るねー」

トントントントン
まどか「~♪」

ほむら「慣れた手付きね。まどかはいつもお料理をしているの?」

まどか「ウェヒヒ!時々パパのお手伝いしてるんだよ。」

ほむら「パパさんは教え方が上手なのね。とっても綺麗に切れているわ」

まどか「うん、パパのお料理はとってもおいしいんだよ!」

ほむら「ふふっまどかはパパさんが大好きなのね」

まどか「うん!パパもママもたっくんも大好き!!
    そうだ!ワルプルギスの夜を倒したら今度はほむらちゃんが私の家に泊まりにきてよ!!
    パパのお料理を食べて欲しいな」

ほむら「ええ。そうさせてもらうわ…本当に…本当に楽しみ」

ほむら「さぁ食べましょう」

まどか「いただきまーす」

ほむら「ん…野菜が丁度いい大きさに切れているわ」

まどか「ティヒヒ。炒め具合も完璧もだね!とってもおいしいよ!!」

ほむら「…ふふっ」

まどか「…ティヒヒ!」
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まどか「…ふぅ。ごちそうさまでした。とってもおいしかったね!」

ほむら「まどかが手伝ってくれたおかげよ。ありがとう」

まどか「明日も一緒にお料理しようね!」

ほむら「ええ。さてと…お風呂が沸いたみたい。先に入ってきたら?」

まどか「え?お泊りなんだよ?一緒に入ろうよ?」

ほむら「ええ…って一緒に!?私がまどかとお風呂!?!?!裸で二人っきりで個室に!?!?」

まどか「えっと…おかしかったかな…?ほむらちゃんは一緒に入るの嫌…?」

ほむら「嫌なわけないわ!!い…いいの!?ままままどかは嫌じゃない?」

まどか「え?私達友達でしょ?あたりまえだよ」

ほむら(いやっふうううううううううううう!!!!!!)

まどか「???へんなほむらちゃん」

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まどか「ほむらちゃんの肌スベスベだねー」ヌギヌギ

ほむら「……恥ずかしいからあまり見ないで///」ヌギヌギ

まどか「ウェヒヒ…よいしょ…っと。じゃあはいろっか」スッポン!

ほむら「え…ええ///」

ほむら(髪を降ろしたまどか…可愛すぎるわ…!!)

ジャバジャバァァ

まどか「ふぅぅ~~…生き返る~~~
    ……あれ?ほむらちゃん、湯船に浸からないの?」

ほむら「わ…私は髪を洗ってからにするわ……///」

まどか「んー…じゃあ私が洗ってあげる!!」

ほむら「!!!」

まどか「あ、シャンプー家と同じだね!!」ワシャワシャ

ほむら「そ…そう」

まどか「…私と同じシャンプーなのにこんなにツヤツヤ…」

ほむら「そうかしら…あなただって綺麗な髪してるわよ?」

まどか「でも本当にほむらちゃんの髪綺麗…ずっとさわっていたいよ…
    …そろそろ流すね」

ほむら「ふぅ……気持ちよかったわ…ありがとう」

まどか「じゃあ次は体洗うよー」

ほむら「え!?ちょっとまって!!」

ほむら「体は自分で洗うわ…」

まどか「えー、そっか、残念」

ほむら(まどかに体なんて洗われたら心臓が止まっちゃうわ…)

まどか「というのは嘘!!スキありぃー!!」

ほむら「なっ…!!ちょっと……!!

まどか「うぇひひひひひ!!ほむらちゃんお肌スベスベぇ!!」

ほむら「ま…まって!!まど…あぅぅ…」

まどか「はぅぅ~気持ちよかったー!!」ツヤツヤ

ほむら「////////」

まどか「あっ…パジャマどうしよう…」

ほむら「え…ええと、私のでよければ貸すけど…?下着は明日まどかの家に取りに行きましょう。
    それまで我慢できる?」

まどか「うん。私、寝るときブラ外す派なんだ」

ほむら「そ…そう…そうなの。そう…うふふふふ」

まどか「??」

ほむら「ゴクッ…ゴクッ」

まどか「ゴクッ…ゴクッ…ゴクッ……はぁぁ!やっぱりお風呂上りにはコーヒー牛乳だね!」

ほむら「心から同意するわ」

まどか「そういえば、私どこで寝たらいいのかな?」

ほむら「そういえば考えてなかったわ…家にお客さんが
    泊まるなんてなかったからお布団なんて用意してないわ…」

まどか「じゃあほむらちゃんのベッドで二人で寝よっか」

ほむら「…ごめんなさい。そうしてくれるかしら」

まどか「何で謝るの?今日は寝るまでいっぱいおしゃべりしようよ!
    私ほむらちゃんのこともっと知りたいな」

ほむら「よかった…それじゃあもう遅いしさっそくベッドにいきましょうか」

まどか「あ、ちょっとまって!今日の日記を付けなきゃ…!」

ほむら「セミシングルだから狭いけど我慢してね」

まどか「狭い方がほむらちゃんと近くで話せるから全然気にしないよ」

ほむら「そう…まどか、聞きたい事があるんだけど」

まどか「なにかな?」

ほむら「今までの時間軸ではいつも最後の戦いは一人で戦ってきたわ…
    いままでずっとそうだったのに。契約もしてないあなたと二人で戦うなんて思っても見なかった。
    だから教えて欲しいの。どうして私と一緒に戦おうって思ったの?」

まどか「んー
    ほむらちゃんは誰とも関わろうとしないでずっと一人だったから…
    どうやったら私やみんなとほむらちゃんが仲良くなれるんだろって、ずっと考えてたの。
    
    でも今日ほむらちゃんが未来から来たことを知って。何回も繰り返しているのに一人で戦う気でいて…
    私や誰にも相談もしてくれなかったことが悔しかったの…」

ほむら「そんな思いをさせてたのね…ごめんなさい…」

まどか「ほむらちゃんがどんな経験をしていたかは知らないよ。
    でも、だからって私を助けるために一人で戦い続けるなんて、そんなの悲しすぎるよ
    だから私は絶対ほむらちゃんを一人にさせない。そう思って…」

ほむら「そうだったの…ありがとう。私は貴方が隣に居てくれてとってもうれしいわ」

まどか「てぃひひ、よかった」

ほむら「…今日はびっくりしたわ…いくつもの時間軸を渡り歩いてきたけど、
    まどかにあんな剣幕で怒られたのは初めてだったから…」

まどか「あっ…ごめんね!!本当はほむらちゃんを元気付けようとおもって振った話題だったんだけど、
    未来から来たことをしって、ほむらちゃんが全部一人で抱え込こむつもりだったからつい…」

ほむら「謝る必要はないわ。あなたが言ったことは全部正しいわ。
    ……ある時間軸で私はマミやさやか。杏子に協力を求めたことがあったわ
    でも誰も私の言うことを信じてくれなかった。」

まどか「えっ…じゃあ私の言ったことは…」

ほむら「続きを聞いて。…そしてその時間軸の顛末は私に対する疑心暗鬼による仲間割れ…
    結末は貴方の今まで見てきたなかで一番苦しそうな泣き顔と死に様
    
    そんな経験をして私は全員が力を合わせて戦うのは無理。あなたが救われるのなら他はどうだっていい
    まどかが悲しい思いをしなければそれでいいって。思ってた。必死で思い込んでた…」

まどか「ほむらちゃんそれは…」

ほむら「ええそうよ。…怖かったの。期待を裏切られるのが、まどかのあんな顔をもう見たくなかった
    だから、もう誰にも頼らない。私一人ででもまどかを救ってみせるって。勝手にそんな結論を出した」

ほむら「でもそれはただ、逃げてただけ…一度失敗したからってもう一回頑張ろう、
    次はその経験を生かしてもっとうまく…
    あなたが誰かを失う悲しい思いをしない…そんな結末から私は逃げていた。もう一度挑戦する勇気がでなかったの

    でもあなたの話を聞いて過ちに気づいたわ。一人じゃなくて、誰かと一緒に立ち向かうことを…
    そして思い出した。誰かが隣にいることの心強さを、信じる勇気を…」

まどか「ほむらちゃん…」

ほむら「だからまどか、どうかお礼を言わせて…あなたのおかげで私はいつか望んでいた未来を思い出せた。

    もうマミもさやかも杏子もいなくなってしまった…でも…それでも私はあきらめないわ
    あなたが教えてくれたから、まどかとならアイツを倒せるって、私は今なら心から信じれる。

    だから…ありがとう。まどか」

まどか「うん…うん……
    ほむらちゃんのそばには私がいるから…!一人じゃないから……!!」

ほむら「ええ…そうよね…グスッ…
    そうなんだよね…ううっ…まどかぁ……」

まどか「ぐすっ…二人で頑張ろうね…絶対に勝とうね…」

チュンチュン
  チュンチュン

ウメ先生「あーさですよー」

ほむら「ん……あれ…知らない間に寝てた…」

まどか「Zzz……ほむ…ちゃ…」

ほむら「…ふふっ…まどか、がんばろうね…」

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まどか「…ほ…むら…ちゃん?あれ、いつの間に寝て……」

ほむら「あら、起きたのね。おはようまどか」

まどか「おはよう!ほむらちゃん。
    あっ…おいしそうなにおいが…」

ほむら「ええ、今ご飯をつくってるから少し待ってて。」

まどか「あ!私も手伝う!!」

ほむら「いただきます」
まどか「いただきまーす」

ほむら「昨日に続いて朝ごはんまで手伝わせちゃってごめんなさいね」

まどか「何で謝るの?私、ほむらちゃんとお料理するのとっても楽しいよ?」

ほむら「だってまどかはお客様だし…」

まどか「そんなの私が泊めてもらってるんだから当然だよ?
    あっ、今日の夜も一緒につくろうよ!!」

ほむら「じゃあお願いしようかしら。私もあなたと一緒にご飯をつくるのはとっても楽しいわ」

まどか「ウェヒヒ!約束だよ。あ、そういえば今日は何からしよっか?」

ほむら「昨日である程度の物資は補給できたわ。
    今日は現地の位置関係を把握しに下見にいって、細かな作戦の見直し。
    明日は必要な兵器を当日速やかに使えるように色々としましょう。」

まどか「じゃあご飯を食べたら早速出かけよう!!」

ほむら「ええ…あ、その前にまどかの家によりましょう。今日と明日も泊まるんだから下着や着替えが必要でしょう?」

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河川敷

ほむら「……はそこ。…の出現は………このタイミングで……
    時間稼ぎさえできれば……………………………
    ………………………………………………
    ………という感じね、大体わかってくれたかしら」

まどか「うん。メモも取ったし後で何回も復習するから大丈夫」

ほむら「ええ。この作戦に必要なのは連携よ。後でメモを見ながら何回も頭の中でシュミレーションしてみて」

まどか「はーい。じゃあ次は何をするの?」

ほむら「今日やることはこれくらいね。貴方の飲み込みが早いから予定よりもかなり早く終わったわ。
    まだお昼だし今からどうしましょうか」

まどか「んー……せっかく河川敷まで来たんだし。お散歩でもしよっか。」

ほむら「そうしましょうか」

まどか「気持ちいい天気だね!」

ほむら「日差しと風がとっても気持ちいいわ…」

まどか「こんなにいい天気なのに二日後には大嵐になるなんて…」

ほむら「それほど強大な力を持つ魔女なのよ…ワルプルギスの夜は……」

まどか「…!」ギュッ

ほむら「あっ…手……」

まどか「私とほむらちゃんなら大丈夫だよ!!」

ほむら「…そ…そうね///」

まどか「? ほむらちゃん?顔が真っ赤になってるよ?大丈夫」

まどか「あ!アイス屋さんだ!ほむらちゃん、アイス食べよ!」

ほむら「ええ」

イラッシャイマセー

まどか「わぁ…いっぱい種類があるね!どれにしよっかなー……
    ほむらちゃんは何にする?」

ほむら「…アイスなんて滅多に食べないからどれがおいしいかわからないわね…」

まどか「えぇー!アイスおいしいのにもったいないよー。…じゃあ私がほむらちゃんの分も選んであげるね!
    えっと…ストロベリーと…チョコと…んー……むむぅ~…」

ほむら「…ゆっくり選んでいいのよ?」

まどか「あぁー!ナッツも捨てがたいよ!!」

ほむら「…ふふっ」
______
___

まどか「お待たせ!悩んだけどストロベリーと黒蜜にしたよ!」

ほむら「選んでくれてありがとう。まどか」

まどか「ウェヒヒヒ!なんでこの味にしたかっていうとね、
    ストロベリーが私で…黒蜜がほむらちゃん!コーンカップの上でもラブラブ!!…なんてね!」

ほむら「ほむぅぅぅうう!!ほむぅぅうぅぅううううううううううううう!!!!!!!」

まどか「えっ?」

ほむら「はぁ…はぁ……な…なんでもないわ…」

まどか「あ!今日は天気がいいから早く食べないと溶けちゃう!
    食べよ食べよ!!」

ほむら「ええ……ペロッ…ペロッ……甘くておいしいわ」

まどか「でしょ!?アイス食べないなんてもったいないよー…ペロペロ」

ほむら「ええ、認識を改めるわ…ペロッ…ん…」

ほむら(頬にアイスが付いちゃったわ…手を繋いでるから両手が塞がって…
    どうやって取ろうかしら…)

まどか「あ!ほむらちゃん動かないで!!」

ほむら「どうかしたのまど…」

ぺろっ

ほむら「え…?えっ!?えぇっ!?!?!?!?!?//////」

まどか「ウェヒヒヒ!手を繋いでるんだったらこうじゃないと拭けないよね」

ほむら「あ…あぅぅぅぅ…///////」

ほむら「…でも本当に久しぶり…」

まどか「ん?何が?」

ほむら「まどかとこんなゆっくりとした時間を過ごすのはいつぶりかしら」

まどか「私はほむらちゃんとお散歩したりするのは初めてだけど。違う時間軸との私とは一緒にこんなことしなかったの?」

ほむら「……今思えばどの時間軸でも貴方とは魔法少女がらみの用件ばかりだったわね
    時間も一ヶ月しかないし、こういう無意味なことはしなかったわ」

まどか「じゃあほむらちゃんも私と始めてのお散歩だね!!なんだかとっても嬉しいな」

ほむら「ふふっ。こんな時間が過ごせるなんて、昨日は思いもしなかったわ。すごく幸せよ」

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ほむら「ずいぶん歩いたわね」

まどか「そうだねー 日も暮れるし、そろそろかえろっか」

ほむら「……ええ…そうね………」

まどか「…?ほむらちゃん?」

ほむら「………いえ、なんでもないわ」

まどか「……これで終わりじゃないよ」

ほむら「えっ…?」

まどか「今日はここまでだけど。こんな時間は来週も、再来週も。来年も。十年後も……
    ずっと……ずっと続くよ」

ほむら「そうね…また、いつか…一緒に散歩しましょう」


10分ほど休憩します

音楽でも聞いてお待ちください

曲名「10 YEARS AFTER」
このSSにぴったり!
http://www.youtube.com/watch?v=wBot-cEBaW4&feature=related

友人が絵を描いてくれました!!

ほむら「さすがにお腹が空いてきたわね…お昼ご飯のことを忘れていたわ…ごめんなさい」

まどか「うん…あしたはお弁当つくろっか。」

ほむら「ええ、一緒に作りましょう」

まどか「じゃあ今日のご飯は何にしよっか」

ほむら「まどかは何が食べたい?」

まどか「んー…クリームシチューか牛丼がいいな!」

ほむら「………お願いだからクリームシチューにしましょう」

まどか「やったぁ!楽しみだなぁー」

ほむら「それじゃあ明日の分の材料もいるし買い物にいかなきゃ…
    スーパーに寄って行くわね」

まどか「うん!!」

ほむら「少し買いすぎたかしら…
    荷物半分もってもらっちゃってごめんね」

まどか「そんなの全然気にしないよ!
    それより一緒にお料理するのが楽しみだよ」

ほむら「ええ、家までもうちょっとだから頑張ってね」

まどか「うん!…あっ………あなたは……」

ほむら「ちっ………
    …よくも私がいる前でまどかの前に出て来たわね…
    インキュベーター!!」

QB「ひどいご挨拶だね。僕は君たちが心配で見に来たってのに」

まどか「キュゥべぇ……」

ほむら「大丈夫よまどか……
    インキュベーター。残念だけど今度という今度はまどかは契約なんてしないわ
    もう、私達といてもお前の利になることはなにもない…さっさと失せなさい」

QB「僕から見ればまだまどかと契約したことなんてないんだけどね
   それにしてもすごい自信じゃないか。暁美ほむら。
   なにかワルプルギスの夜を倒す秘策でも考え付いたのかい?」

ほむら「そんなところよ。わかったらさっさと消えなさい。」

QB「…とても魔法少女一人が立ち向かえる相手じゃないとおもうんだけどなぁ
   僕は君たちがずいぶんのんびりしているから、もう諦めてしまったとおもってたよ
   
   絶望のエネルギー回収は僕の役目だからね」

ほむら「なら無駄足よ…それに私は一人じゃない…
    私には、まどかがいるわ…!!」

QB「魔法少女じゃないまどかがワルプルギスの夜を相手になにかできるとはおもえないよ
   まどか。もし無理だとおもったら遠慮なくぼくt」クチャ

ほむら「うるさい宇宙人ね…」スチャ

QB「…いきなり殺すなんてひどいじゃないか」ヒョイ

ほむら「……」

ほむら「……」

QB「まぁ今日のところはここらへんで退散するとしよう。
   暁美ほむら。魔法少女は自らの祈りで絶望する。
   それがわかってるならそれでいいよ。精々頑張るといいさ。じゃあね」

ほむら「二度とこないでいいわ……
    さ、まどか。帰りましょう?…まどか?どうかしたの?」

まどか「…あっ…なんでもないよ!!」

ほむら「…まさかとは思うけど、あなた、契約しようなんて思ってないでしょうね」
    
まどか「それはない…けど、やっぱりほむらちゃんにだけ魔法少女としての運命を背負わせてるなんて、
    ちょっと後ろめたいというか…心苦しいっていうか…
    こんな私は卑怯なのかな…って」

ほむら「……まどか、聞いて」

ほむら「私はね、これまでいろんな時間軸の貴方に何回も助けられてきたわ
    命を助けられたり、一人から救ってくれたりもしたわ…
    そして今回も助けてもらった…私に勇気と力を与えてくれた」

まどか「……」

ほむら「あなたは私の希望よ。…これは私のわがまま…
    もう、あなたに苦しい思いをさせたくないし、
    まどかが魔法少女になったり死んでしまうのは私の望んだ未来じゃないわ。」

まどか「ほむら…ちゃん」

ほむら「もう、取り返しの付かないこともいっぱいあるけれど…お願いまどか。
    あなただけは、変わらず私の傍にいて…!!
    私のたった一つ…最後のお願いよ…」

まどか「……私ってホント馬鹿」

ほむら「まどか…?」

まどか「どんなに負い目を感じても魔法少女にならないことがほむらちゃんに対しての最高の友情だって。
    ほむらちゃんは望んでないって…そんなのわかってたのに…
    キュゥべぇの言葉で弱気になっちゃうなんて、馬鹿だよ私…」

ほむら「気にしなくていいわ…誰しも気弱になることはあるわよ…
    特に、あの人の心を弄ぶ宇宙人と話した後ならね」

まどか「うん…でももう大丈夫。私がほむらちゃんの未来を壊すなんてしないよ。
    絶対、絶対に…ずっと傍に…だから安心して!

    ……なんかおなか減っちゃったね。
    かえろっか」

ほむら「ええ。今日はとびきり美味しいシチューを二人で作りましょうね」

まどか「うんっ!!」

まどか「よーし!頑張るぞー!!今日は私が味付けをするね!!」

ほむら「私は補佐ね。まどか、お願いね」

まどか「まかせてよ!じゃあお肉とお野菜お願いね!!
    えっと牛乳とバターと小麦粉と…」
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___

ほむら「まどか、お肉と野菜は煮込み終わったわ」

まどか「じゃあ白菜とパパ直伝のホワイトソース投入!!」

ほむら「あら…ブロッコリーが入っていないけど。
    これは入れなくていいのかしら?」

まどか「あ…うぇひひ……私、ブロッコリー苦手で…」

ほむら「…投入」

まどか「あっ!!食べれないのに!!ひどいよほむらちゃん!!」

ほむら「いただきます」

まどか「うぅ…」

ほむら「好き嫌いはダメよまどか…それに今日は少し時間をかけて煮込んだから
    柔らかくなってたべやすいわよ?」

まどか「で…でも…」

ほむら「はぁ…仕方ないわね…スプーンを貸しなさい」

まどか「??」

ほむら「ほら、口をあけて、あ…あーん///」

まどか「えっと…あーん///」

ほむら「ほ…ほら食べられたでしょ///」

まどか「う…うん///」

まどか(ドキドキして味なんてわかんなかったよ…)

ほむら「ごちそうさまでした」

まどか「ごちそうさまでしたー!!」

ほむら「まどかに味付けを任せて正解だったわね。本当においしかったわ。」

まどか「ウェヒヒ!シチューはパパに教えてもらったから得意なんだー!」

ほむら「また私にも作り方を教えてね」

まどか「もちろんだよ!!…あっお風呂沸いたみたいだよ?」

ほむら「あらほんと、今日も一緒に入る?」

まどか「あっ……う…うん」

ほむら「じゃあいきましょう」

ほむら「…じゃあ今日はまどかをあらってあげるわ」

まどか「えっ!?あ、あはは、私はいいよ!」

ほむら「遠慮しないの。さ、座って」

まどか「あっ…」

わしゃわしゃわしゃわしゃ

ほむら「痒いところはない?」

まどか「う…うん」

ほむら「そう…でも貴方の髪。いい手触りね、あまり癖もないし細くて綺麗よ」

まどか「そうかな…ほむらちゃんのほうがずっと…」

ほむら「私はまどかの髪が羨ましいわよ?私はショートヘアじゃ少し癖ってしまうわ」

まどか「うぇひひ、ありがとほむらちゃん」

ほむら「じゃあ流しちゃうわね」

まどか「んん~~…………ふぅ
    気持ちよかった~ほむらちゃんありがとう!じゃあ…次は私が」

ほむら「ダメよ、まだ体を洗ってないもの」

まどか「え…うぇぇ!?か、体は自分で洗うよぉ!!」

ほむら「あら?昨日私がそういって聞き入れてくれたかしら?」

まどか「あ…あれは…あっ、ちょっとほむらちゃんまって
    くすぐったい、あはは!あははははは!!!や…やめてぇ~!!!!!」

ほむら「ふふっ…じっとしてなさいまどか。隅々まで洗ってあげるわ」

ほむら(奇跡のカーニバル 開幕よ…!!)

チャポン………

ほむら「…気持ち良いわ…」

まどか「うぅ…ほむらちゃんのイジワルゥ…」

ほむら「ふふっ…逃げ回る貴方は可愛かったわ」

まどか「うー……」

ほむら「ほら、機嫌を直して…?
    それにしても二人で入るには狭い浴槽ね…窮屈でしょう?ごめんね」

まどか「んーん、それは気にしてないけど…」

まどか(ほむらちゃんと狭い浴槽で密着………なんだかドキドキするよぉ…
    昨日までなんともなかったのに…
    私、さっきからほむらちゃんのこと変に意識しちゃってる…)

まどか「////////」

ほむら「まどか?顔が真っ赤よ?のぼせたなら無理せずあがったほうが…」
    
まどか「えっ!?あ…あああ…大丈夫だよ!!!!」

ほむら「そ…そう?それにしても今日は楽しかったわ…
    貴方と二人で河川敷を歩きながら、手を繋いでアイスを食べて………」

まどか「ホントすっごくたのしかったねー。アイスもおいしかったし………」

ほむら「アイスってあんなにおいしいのね。知らなかったわ…」

まどか「そうだよー!その後ほむらちゃんほっぺにアイスつけちゃって……」

まどか(それで私がほむらちゃんのほっぺに…!!!!!)

まどか「あ…あぅぅ///////」

ほむら「まどか??だ…大丈夫!?すぐにあがりましょう…!!」

まどか「えっ?あっ…」

ほむら「まどか!!しっかりして!!」

まどか「わわわ!!ほむらちゃん私は大丈夫だから降ろして…!!」

ほむら「大丈夫なわけないじゃない!!!そんなに顔を赤くして…!!
    ソファーまで運ぶから暴れないで」

まどか「ほ…ほむらちゃんちょっと////」

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まどか「…ソファーで裸なんて…恥ずかしいよぉぉ……」

ほむら「おまたせまどか!これに着替えて…あっからだを拭かないと」

まどか「じ…自分でやるよ!!」

ほむら「いいから寝ていなさい!」ワシャワシャ

まどか「…………」

ほむら「パジャマに着替えて……はい、これを飲んで。」

まどか「……うん」コクコク

ほむら「ゆっくり飲むのよ…!」ソワソワ

まどか「……ぷはぁっ」

ほむら「………どう大丈夫…?」

まどか「うん…私は大丈夫だけど………ほむらちゃん
   
    ふ…服……」

ほむら「えっ?…あっ!!!!!」

カチッ

まどか「あ…あれ?ほむらちゃん??どこ行ったの???」

ほむら(思わず時間を止めてしまったわ……は…恥ずかしい………///)

まどか(服を着るのも忘れるくらい必死だったんだ……私のために…///)

まどか「心配させちゃってごめんねほむらちゃん…」

ほむら「まどかが何ともないのだったらよかったわ…
    それにしても…見っとも無い所を見せてしまったわね…」

まどか「ううん。ほむらちゃんが私のこと心配してくれて、嬉しかった。
    ありがとう、ほむらちゃん。かっこよかったよ!」

ほむら「え…ええ////…じゃあ私は寝る前に洗濯を片してしまうわね」

まどか「あ、私もあとで手伝うから待っててー!!」

まどか「……さっ、今のうちに日記書いちゃおっと」

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ほむら「じゃあ電気消すわね」

まどか「うん」

ほむら「…今日もいろんなことがあったわね。
    いままで一人で暮らしてきて楽しいなんて思ったことなんてなかったけど、
    貴方といると生活がとても楽しいわ…」

まどか「私もすごく楽しいよ!!
    …こんなことならもっと早くほむらちゃんと仲良くなりたかったな…
    そうしてたらきっと、別の未来も…」

ほむら「そうね…過去は悔やんでも悔やみきれないわ
    でも、私達には未来がある
    助けたかった人、守りたかった人は何人も居なくなってしまったけど…
    私は貴方と生きていく。救えなかった彼女たちの分もね…」

まどか「そうだね…ごめん。湿っぽくなっちゃったね…」

ほむら「後悔なんて誰にでもあるわ…
    でも後悔を反省にして未来に向かわなきゃ
    それを教えてくれたのはあなたよ、まどか」

まどか「そうだね…今日はもう遅いし寝るね」

ほむら「そうね明日も早いし…」

まどか「あっ…ほむらちゃん。こっちきて」

ほむら「?ええ……ほ、ほむっ!」

まどか「うぇひひ、抱き枕ほむらちゃん!!
    きもちいいー」

ほむら「//////」

まどか「おやすみほむらちゃん…」

ほむら「お…おやすみなさい………」

まどか「……………Zzz」

ほむら「寝るの早いわね…」

ほむら「…じゃあ私も…」スルッ
ギュッ
ほむら「ふふっ…おやすみまどか……………」

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ほむら「っ…はっ!!!ここは……」

ほむら「………!!ワルプルギスの夜…!?私は…あ…今のは…夢…!?!?」

ワルプルギスの夜「アハハハハ!!ハハハハハハハハ!!!」

ほむら「そ…そんな…!!ま…まどかは!?まどか!!…まどかぁ!…どこなの……!!!!」

ワルプルギスの夜「ハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!」

ほむら「まどか!!まどかぁ!!!!あっ…まどか!!そこに…!?!?!?!?!」

まどか「」

ほむら「えっ…何で…血…?嘘…まどか?返事をして!!まどかぁぁぁぁぁ!!」

ほむら「うそっ!!嘘よ!!!!認めない!!!!お願い!!行かないで!!!」

……ら……ゃん

ほむら「どうして!?何があったの!?!?!お願いだから返事をしてまどか!!!!」

…むら……ゃん!

ほむら「あ…ぅ…うわああぁぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!!!!!!!」

…ほむらちゃん!!!!!

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ほむら「えっ!?あれ………?」

まどか「ほむらちゃん!!どうしたの!?ひどく魘されてたよ…?」

ほむら「あ…まどか……………まどかぁぁぁぁ!!」

まどか「わわ!!ほ…ほむらちゃん!?」

ほむら「まどかぁ…!!よかったよぉぉ…まどかぁぁぁ…」

まどか「怖い夢を見たんだね…大丈夫だよ…私はここにいるから」

ほむら「うぅぅ…よかった…また私一人ぼっちになったとおもって……!!」

まどか「大丈夫…もうほむらちゃんは一人ぼっちじゃないよ…
    だからもう泣かないで…」

ほむら「えっぐ…ぐすっ…うぅぅ……怖かったよぉぉ…」

まどか「よしよし…」

ほむら「…まどか…どこにも行かないで…」

まどか「私とほむらちゃんはずっと一緒だよ…
    だからもう心配する必要も怖がる必要もなにもないよ」

ほむら「うん…うん…」

まどか「………」ナデナデ

ほむら「………あ、ありがとう…もう大丈夫よ」

まどか「よかったー
    ほむらちゃんが泣いてる所みたの初めてだったからびっくりしちゃった」

ほむら「うっ……忘れてくれないかしら…」

まどか「ウェヒヒ!だーめ!ずっと覚えてるよー」

ほむら「もうっ…////」

まどか「ちょっと早いけど朝ごはんつくっちゃおっか」

ほむら「こんな早くに起こしてごめんなさいね…」

まどか「んーん、ほむらちゃん、これから辛い事や悲しいことがあったら
    私に言ってね。
    
    ほむらちゃんが泣いてる時は私が傍に居てあげたいから…」

まどか「ええ…ありがとう。まどか」

ほむら「じゃあ今日は私がお弁当を作るからまどかは朝ごはんをお願いしていいかしら」

まどか「うん!お弁当、期待してるね?」

ほむら「朝ごはん、楽しみにしてるわよ?」

まどか「…てぃひひ」
ほむら「…ふふふっ」

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まどか「よいしょ…おまたせほむらちゃん!!
    じゃ、たべよっか」

ほむら「ええ、いただくわ」

まどか「……」

ほむら「……」もぐもぐ

まどか「ど…どうかな?味、へんじゃない?」

ほむら「…おいしいわ…とっても、優しい味…」

まどか「えっと…あ、ありがとう////」

まどか(なんか恥ずかしい…でも………嬉しいな)

ほむら「ふぅ……ごちそうさまでした。
    おいしかったわまどか。」

まどか「うぇひひ、お粗末さまでした!
    さぁ!今日も頑張ろう!!」

ほむら「ええ、今日は一昨日に言った基地にいくわよ
    少し遠いけど作戦通りに行けるかどうかの確認だけだから今日はそんなに時間は掛からないわ」

まどか「そっかー、じゃあ早く終わったら街の方に行こうよ!!
    いろいろほむらちゃんと見て歩きたいな」

ほむら「時間があったらね。じゃ、行きましょうか」

まどか「うん!」

-見滝原市自衛隊駐屯所-

まどか「うわぁ…この前は夜に来たけど、お昼だと迫力が違うね…
    私達、こんな所に忍び込んだんだ…」

ほむら「痕跡は全て工作済みだから騒ぎにはなってないと思うけど…
    …さて、さっさと確認しちゃいましょう」

まどか「はーい」

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まどか「あ!ほむらちゃんみて!ちゃんと付いてる!」

ほむら「複座型二機にきちんとついてるわね
    偽装書類がうまく通っているか確認するまで正直気が気でなかったわ…
    じゃあ確認は完了よ。あとは少し魔法で細工をするだけだから」

まどか「あれに私が乗るんだね…なんだか緊張しちゃう
    うまく乗れるかな…」

ほむら「大丈夫、魔法で動かすから複雑な操作はいらないわ
    あなたが動かしたいと思えば動くはずよ。それじゃあ待ってて」

カチッ

カチッ
ほむら「ふぅ…お待たせ」

まどか「時間を止めてるから私から見れば1秒も待ってないよ…」

ほむら「びっくりするくらい順調に終わったわね」

まどか「じゃあ今日は街に行けるね!」

ほむら「ええ、でもその前にいい時間になったし,ご飯にしましょうか」

まどか「うん!お弁当ずっと楽しみだったんだ!!」

ほむら「ふふっ、お口にあえばいいんだけど」

まどか「ほむらちゃんが作ったものなら何だっておいしいに決まってるよ!!」

ほむら「ありがと、まどか。…あそこの木陰なんてちょうどいいんじゃないかしら」

ほむら「シートを引いて…準備できたわ。
    さぁ、ご飯にしましょう」

まどか「わぁ…楽しみ…じゃあ空けるね」ポン

ほむら「……」ドキドキ

まどか「うわぁ…すごい…綺麗な彩り…
    ほむらちゃん本当に私が朝ごはん作ってる間にこのお弁当つくったの?」

ほむら「ええ…まぁ多少時間を止めたけどね」

まどか「あー!ほむらちゃんずるいよ!!」

ほむら「数少ない魔法少女の特権よ。さ、食べてみて」

まどか「うん、いただきまーす!」

まどか「こ…これは…!!」

ほむら「まどかが好きそうなおかずを用意したわ…どうかしら?」

まどか「どうしたもなにも最高だよ!!
    焼き鮭は完璧な焼き加減で身が柔らかくて皮はカリカリ!!
    塩加減も最高だよ!これはご飯が進むね!!
    このお肉は…パクッ …これは吉野家の味!!
    さてはほむらちゃん…お家で吉野家セットを使ったね!!さすがほむらちゃん!!
    牛丼はやっぱり吉野家だよ!!
    ご飯は…むっ!この味は昔吉野家で使われていた
    北海道立上川農業試験場で作られた「きらら397」だね?
    おかずに対してご飯にもこの気配り…!!よくもここまでしてくれたと言いたいよ!!
    そしてこの菜っ葉のお浸しもきゅうりのQBちゃんも!
    主役級おかずに対しすばらしいコラボレーション!!!!!
    決して舌が飽きることがない配慮…!
    スコアはパーフェクト!!!!100点満点!!(パチパチ!)
    天才!!!!!ほむらちゃんは天才だよ!!!!!
    これはお弁当新時代の幕開けだよ!!!」

ほむら「…あ、ありがとう。まさかそんなに褒められるとは思わなかったわ」

まどか「はむっ!! はふはふ!! もぐもぐ!!」

ほむら「まどか、お弁当は逃げないわ、ゆっくり食べてね」

まどか「モグモグ…ゴックン!うぇひひひ!!」

ほむら「ごちそうさまでした」

まどか「ごちそうさまでした!本当においしかったよ!!ありがとうほむらちゃん!!
    家のパパも料理がうまいけど、お弁当はほむらちゃんがつくったのが一番おいしかったよ」

ほむら「よかった、それだけ喜んでもらえれば作った甲斐があったというものよ

    はい、食後のホットココアをどうぞ」

まどか「わぁ!私ホットココア大好き!」

ほむら「ふふっ」

まどか「気分がいいところでさっそく街にいこうよ!」

ほむら「そういえば、ここからだと街までけっこう遠いけど…
    まどかは平気かしら?疲れてない?」

まどか「あのご飯を食べて疲れが残るわけないよ!!
    
    ほむらちゃん手だして……さ、行こ!」ギュ

ほむら「…ええ!」ギュッ

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ほむら「だいぶ歩いたわね…」

まどか「うーん…そろそろ着くころだと思うんだけど」

ほむら「まぁ今日はまだまだ時間があるわ。ゆっくりいきましょう?」

まどか「うん……あっ!見えたよ!!」

ほむら「そのようね、…それでまどか、街での予定はなにか考えてあるの?」

まどか「んー詳しく考えてはいないけど…とりあえずウィンドウショッピングだね!!」

ほむら「ういんどう…しょっぴんぐ…」

まどか「さぁ!いっぱい回るよほむらちゃん!!」

ほむら「え…ええ」

いっぺんアゲます

まどか「うぇひひ!ほむらちゃんこっちこっち!!」

ほむら「ま…まどか、速いわ…ちょっとまって…」

店員「いらっしゃいませ、どのようなお洋服をお探しですか?」

ほむら「あ…えっと…その」

まどか「あっ!すみません、この子に合う服をさがしているんですけど」

ほむら「えっ!?」

店員「かしこまりました。ではお連れ様はこちらにどうぞ」

ほむら「え…えええ!?」

保守ありがとうございました!!
開始します!!

109に感謝!!

まどか「ほむらちゃーん、もう着替え終わった?」

ほむら「ま…まってまどか……
    
    …き…着替え終わったけどこれ…」

まどか「じゃあお披露目タイムだね」シャー!

ほむら「!!…ま、まどか…は…はずかしいわ…」

まどか「………」

ほむら「えっと…まどか…!?」

まどか「すごくかわいいよほむらちゃん!こういう服もほむらちゃん似合うと思ってたんだ!!」

ほむら「で…でもちょっと派手すぎない…?」

店員「とてもお似合いですよ。」

まどか「ほむらちゃんは美人なんだからこれくらいでも全然地味なくらいだよ!!
    サイズは合ってる?」

ほむら「え…ええ」

まどか「店員さん、これください」

店員「ありがとうございます」

ほむら「えっ!?ちょっと!!」

まどか「うぇひひ!これは私からほむらちゃんへのプレゼント!!」

ほむら「で…でもわたし…こんな…」

まどか「ほむらちゃんはもっとお洒落をしないともったいないよぉ!」

ほむら「でも私…性格も地味だし…本当はドジで…こんなの似合うわけ…」

まどか「なら、似合うようになればいいんだよ!」

ほむら「……あ!!」

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ほむら「私、その…あんまり名前で呼ばれたことって無くて…。すごく、変な名前だし…」

まどか「えー?そんなことないよ。何かさ、燃え上がれーって感じでカッコいいと思うなぁ」

ほむら「名前負け…してます」

まどか「えぇー、そんなのもったいないよ。せっかく素敵な名前なんだから、
    ほむらちゃんもカッコよくなっちゃえばいいんだよ!!」
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ほむら「…そうだ……そうだったわね………」

まどか「?」

ほむら「ありがとう鹿目さん…いえ、まどか。私なりに…お洒落をがんばってみるわ」

まどか「うん!!」

ほむら「じゃあ次は…店員さんすみません」

まどか「さっそくだね!!」

ほむら「次はこの子の服見繕ってもらえませんか?」

店員「かしこまりました。ささ、どうぞこちらに」

まどか「ほ…ほむらちゃん!?」

ほむら「ふふっ…私だけじゃ不公平よね?まどかにも可愛い服きてもらわなきゃ」

まどか「え…えぇぇ!?」

店員「ありがとうございましたー」

まどか「ウェヒヒ!結局私もほむらちゃんからプレゼントされちゃったね」

ほむら「ふふっ…すごくかわいかったわよまどか」

まどか「ほむらちゃんだってとっても似合ってたよ!!」

ほむら「また行きましょうね…えっと…次はどこに行くの?」

まどか「んーと…ほむらちゃん、あれ見ない?」

ほむら「映画…?

    全米が泣いた話題作『かわいそうなマミ』『泣いた青さやか』『はらぺこきょうこ』の3部作…」

まどか「原作の絵本が小さい頃だいすきで…前から見てみたかったんだー
    あと10分ではじまるし、ほむらちゃん一緒にこれ見ない?」

ほむら「…どこかで聞いたような名前ね…まぁ『この作品はフィクション?です』って書いてあるし
    どのような感想を持とうが本人たちとは何の関係もないわね……ええ、いいわよ」

まどか「やった!いこいこ!!もちろんポップコーンと巨大コーラも買って行こうね!」

また友達が絵をかいてくれたよ!!\(^o^)/

ほむら「キャラメルポップコーンにしたの?しかもそのサイズ…飽きちゃうわよ?」

まどか「わかってないなーほむらちゃん。これが映画の醍醐味だよ」

ほむら「そういうものなのかしら…」

まどか「あと十回映画にいったらわかるよ。あ、始まった」

ほむら「………CMね」

まどか「あ、あはは。これも映画の醍醐味だよ…
    あっ鷹の爪団」

ほむら「まだやってたのねこれ…」

ほむら「今度こそはじまったわ」

        =======かわいそうなマミ==========

『マミ「おなかが減ったの!!お願い、エサを頂戴!!」』

まどか「もぐもぐもぐもぐ」

『マミ「じゃ…じゃがいも!!やったぁ!!ありがとう!!
    
    …ん?……な…なによこれ!毒が入ってるじゃない!!殺すつもりなの!?」』

ほむら「……………もぐもぐ」

『マミ「え!?ちょっと!その注射器は何?…無駄よ、私は魔法少女。そんなもの効かないわ」』

まどか「もぐもぐ…うっ………ごくごく」

『マミ「………もう何日も飲まず食わずね…あっ!飼育員さん!!お願い!食べ物を…!!
    
    ……ええ、もちろんただでとは言わないわよ…?芸をするわ!!…ティロ…フィナーレ!!」』

『マミ「…あっ…!ちょっと待って!!お願い!!見るだけで良いから…!!!!

    …………ああもう!…こんなのもう嫌よぉぉ!!!!!!!」』

ほむら「なにこれ……」

まどか「……ぐすっ」

         =======泣いた青さやか=======
ほむら「これは期待作ね…」
『さやか「仁美~私は恭介にいっぱいやさしくしてるのになんで振り向いてくれないんだろう…
     CDもあげるし、毎日お見舞いに行ってるのに…」』
まどか「もぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

『さやか「えっ?いい考え…?何々………仁美!ナイスアイディアだよ!!じゃあ私用意してくる!!」』

ほむら「もぐ…もぐもぐ」

『さやか「恭介~お見舞いに来たよ~って、やいやい!あんたは誰だ!!恭介は今腕の治療を頑張ってるんだ!!
     何者かは知らないけど恭介には指一本……え?……あ…付き合ってる?へ…へぇ、そうなんだ…」』

まどか「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

『さやか「……ひっく…ひっく…どういうことよ…仁美と恭介が付き合ってるなんて…
     ………もう今日はもう帰ろう…明日仁美に………ん?手紙…?私宛だ…」』

ほむら「もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ」

『さやか「何々……拝啓、中略、実はわたくし…前から上条くんのこと、お慕いしてましたの
     さやかさんには抜け駆けに見えるかもしれませんが、
     いままでさやかさんにチャンスはいっぱいありましたわよね?それに上条君は私を選んでくれましたわ。
     だからこの勝負はさやかさんの時間切れで私の勝ち。恨みっこはなしですわよ。 仁美

     ……………あ…あの糞ワカメぇえええええぇぇえ!!!!!!!!うわぁぁぁぁん!!!!!」』

ほむら「…史実よりエグいわね」

まどか「プー クスクス」

     =======はらぺこきょうこ========
ほむら「これは安心して見れそうね…」

『杏子「あー…腹減ったなぁ……おっ!こんな所にりんごがある!!へへっ、いただきまーす
    ………やっぱり一個だけじゃなぁ……おっ!今度は梨が…!しかも2個あるぞ!!」』

ほむら「もぐ…」

『杏子「もぐもぐ…んー…うめぇけどもうちょっと量が…ってすももが三つにイチゴが四つ…オレンジは五つときた!!
    なかなか落とすやつも気前がいいな!!パクパクパク!!」

『杏子「…結構食ったな…でも果物は腹持ちがなぁ……ん?チョコレートケーキにアイスクリーム…
    ピクルス、チーズにサラミ…お!ペロペロキャンディーにさくらんぼパイ、ソーセージ
    カップケーキにスイカもあるじゃねーか!!なんだここ!?天国なんじゃねーのか!?」』

まどか「もぐもぐもぐもぐ」

『杏子「ふぅ…食った食った…もう食えねぇや……ん?…ぐ…ぐおおおおおおお!!?!?!?!
    腹が…い…いたたたたたたた!!!いてぇよぉぉ!!!!!」

さやか「天国だと思った? 残念! さやかちゃんの罠でした!!」

 杏子「て…てめぇさやか!!食い物に何てことしやがる!!う…うおおおおお?!?!?」

さやか「あんただけいい目に合わせてたまるもんですかって!よい子のみんなは落ちてる食べ物をたべちゃだめだよ!!」

杏子「く…くそったれぇぇぇ!!!!!!!!!!!」  
              END』
ほむら「…まぁ反教育としては中々優秀な教材ね」
まどか「イイハナシダッタネー」

まどか「とってもおもしろかったね」

ほむら「そ…そうね………」

まどか「さて、もう夕暮れだしそろそろかえろっ」

ほむら「もうこんな時間…楽しくて時間を忘れてしまったわ…」

まどか「あっ!今日私作りたい献立があるんだよ
    帰りにスーパー寄って良いかな?」

ほむら「ええ、もちろんよ。何を作るの?」

まどか「うぇひひ!ひーみーつ!」

ほむら「ふふっ。楽しみにしてるわ」

まどか「あ…あんまり期待しないでね…」

まどか「ごめん…ちょっと重いね」

ほむら「これは買いすぎよまどか…」

まどか「だってこの食材全部合せて一週間は持つよ
    ほら、これで明日負けるわけにはいかないでしょ?」

ほむら「…まぁそういう考え方も出来なくはないけど…」

まどか「もっと前向きにいこうよー
    …あ、ほむらちゃんあっちみて!!」

ほむら「…………壮観ね」

まどか「夕日がこんなに大きく…とっても綺麗、
    まるで私達、宇宙に飛び出したみたい…」

ほむら「ここでもう少しみていきましょう」

まどか「うん!」

ほむら「ふぅ………本当に今日はよく歩いたわね
    お疲れまどか」

まどか「ほむらちゃんもお疲れ様!…ソファーに座ったら疲れがどっとでてくるよ…」

ほむら「明日は大忙しなんだから、今日は早く寝たほうがいいわね。
    眠くなるまえにご飯を用意しちゃいましょう」

まどか「あっ!まって!!ほむらちゃん」

ほむら「どうしたのまどか?」

まどか「あのね、今日は私一人で料理を作らせてくれないかな…?」

ほむら「…いいけど…どうしたの急に?」

まどか「いいからいいから!じゃあほむらちゃんはお掃除でもしといて!」

ほむら「…?」

まどか「さぁ座って!」

ほむら「…まどか?これは…?」

まどか「えっと…ゴホン…3日間泊めてくれてありがとうほむらちゃん!!
    今日のご飯は特別仕様だよ!!」

ほむら「びっくりしたわ…私の好きな食べ物ばかりじゃない…貴方に教えたことあったかしら」

まどか「ほむらちゃんのお料理の本をみたとき花マルマークがついてたからそれかなって…
    しかもデザートにショートケーキ付き!!でもほむらちゃん
    特別なのは食べ物だけじゃないよー」

ほむら「ふふっ嬉しいわ。他にもなにかあるの?」

まどか「なんと!私がほむらちゃんのお食事のお世話をするよ!」

ほむら「…食事のお世話といわれてもピンとこないわ…いったいどういうことをしてくれるの?」

まどか「食べ始めたらわかるよ!!さ、食べ始めよう」

ほむら「まどか、お箸がないんだけど…」

まどか「うん、今日はご飯を食べるのにお口しか使わないよ」

ほむら「………!!ま…まさか」

まどか「じゃあ一品目!デミグラスハンバーグ!」

ほむら「綺麗に焼けてるわね…やっぱりまどかはお料理上手ね。
    焼き方のコツ、教えてくれる?」

まどか「うぇひひ!ほむらちゃんには負けるよ。焼き方はね…
    って話題を逸らそうとしてもだめだよ!さ、お口を開いて」

ほむら「うぅ…は…恥ずかしいわ…ほ…ホントにやるの?///」

まどか「昨日はほむらちゃんに食べさせてもらったからね!
    今度は私の番だよ!!さ、あーん~~~」

ほむら「///あ…あーん………んっ……」

まどか「ど…どうかな?…ちゃんとできてる?」

ほむら「…おいしい…とってもおいしいわ…
    貴方の優しい気持ちが伝わってくるような。そんな味…」

まどか「うぇひひ!正解!この料理はね、ほむらちゃんのことを思いながら作ったんだ!」

ほむら「えっ?」

まどか「ほむらちゃんがおいしいって言ってくれたら…
    この料理を食べてもっと笑顔になってくれたら、って」

まどか(そしてもっと私のことを好きになってもらえたら…)
    
ほむら「そ…そう」

まどか「そしてどっちも成功!!おいしいって言ってもらえたし、
   
    さっきからほむらちゃん、ずっとにやけてるし!」

ほむら「ほ…ほむっ!?」

まどか「あれ、気づいてなかったの?やっぱりほむらちゃんはかわいいなぁ~」

ほむら「あ、あんまり言わないで///
    …でも、まどかにこんなに思ってもらって…私、とっても幸せよ」

ほむら(…本当に幸せ…大好きよ。まどか…)

まどか「はい、最後の一口だよ」

ほむら「はむっ……ごちそうさま。私のためにありがとうまどか
    …って、今思ったんだけどあなたご飯食べたの?」

まどか「ん?ご飯作ってる時につまんだから私はもういいかな」

ほむら「…本当?お腹へってない?」

まどか「うん!さ、お風呂沸いたし入ろう?」

ほむら「いつの間に…」

無駄知識まどかは料理が苦手

>>153しまった\(^o^)/
ほむらちゃんへの愛でカバーしたということで



ジャバーーーー

ほむら「…ふぅ……疲れが取れていくわ……」

まどか「うん…ちょっと今日は疲れたね……でもすごく楽しかったよ!!」

ほむら「…ええ……もう残すところ本番だけね…
    心の準備はできた?」

まどか「……うん、私は大丈夫…!!きっとうまくできるよ…ほむらちゃんは大丈夫?」

ほむら「…ええ…大丈夫………そうね、正直に言うとね…本当はまだちょっと怖いわ…

    戦いであなたを失うかもしれないと思うと…私は…」

まどか「………ほむらちゃん。ほむらちゃんは私のこと………好き?」

ほむら「……えっ!?な…!!」

まどか「……私は…好きだよ。ほむらちゃんのこと…大好き…
    この世界の誰よりも…大好きだよ」

ほむら「……ま、まどか…?」

まどか「さっきは強がったけど…本当は私も怖い…逃げ出したいくらい怖い……
    でもほむらちゃんがいるから、大好きなほむらちゃんがいるから…戦うよ!

    ほむらちゃんが幸せになって欲しい。ほむらちゃんとの未来を守りたいの…!!
    だから私は死なないし、ほむらちゃんも、絶対に死なせないよ…!!

    でね…ほむらちゃん…もう一度聞くけど…ほむらちゃんは…私のこと…」

ほむら「…………そんなの…
    
    好きに……大好きに決まってるじゃない!!!

    私はこの世の全てより…あなたが大切よ…!!    
    
    私だって、貴方の幸せを、未来を守りたい!!」

まどか「ほ…本当・・・?ほむらちゃん・・・私のこと・・・」

ほむら「・・・ええ。私はまどかが大好きよ
    ありがとうまどか・・・おかげで吹っ切れた・・・覚悟ができた。

    絶対に…絶対に貴方を守って見せるわ・・・!!」

まどか「………やったぁ!!!!」

ほむら「あ!ちょっとまどか…急に抱きつかれたら…////」

まどか「うぇひひひ!!!ほむらちゃんと『そうしそうあい』だね!!
とってもうれしいな!こんな嬉しいことってないよ!!」

ほむら「あ…あぅぅ…今になって恥ずかしくなってきたわ…」

まどか「あー!そんないいかたひどいよ!!私頑張って言ったのに!!」

ほむら「で…でも…///」

まどか「もう!ほむらちゃんの馬鹿!!私まで恥ずかしくなってきたよ…///」

ほむら「…………」

まどか「………………」

ほむら「……………………まどか?」

まどか「何かな?」

ほむら「い…いつまで私を抱きしめているつもりなの…?///」

まどか「…ほむらちゃんは嫌?」

ほむら「嫌じゃ…ないけど………」

まどか「うぇひひ!!!じゃあずっとこのまま!!」

ほむら「………まどか」

まどか「んー?」

ほむら「…………だいすき」ボソッ

まどか「!?」

ほむら「スキありよ」

まどか「わわ!!ほ…ほむらちゃん!?」

ほむら「まどかだけなんて不公平よ…今度は私の番…」ギュッ

まどか「ぁ…///」

ほむら「……明日、頑張りましょうね」

まどか「…うん」
________
_____
___
ほむら「…2時間も入っていたのね…指がフヤフヤよ…」

まどか「うぇひひ…私も…なんだかのぼせちゃった…」

ほむら「もう用意は終わったし、明日は多少お寝坊できるけど、疲れを残さないためにもう寝ましょうか」

まどか「そうだね…あっ!日記書かないと!!」

ほむら「じゃあ電気消すわね…」

まどか「う…うん」

ほむら「………おやすみ、まどか」

まどか「お、おやすみなさい……」

ほむら「………」

まどか「………」

ほむら(こ…このシチュエーションはお風呂より来る物があるわ……)

まどか(あんなことがあったあとでほむらちゃんとベッドで二人……)

ほむら(……寝れないわ…)

まどか(……寝れないよ…)

まどか「…ほむらちゃん…起きてる?」

ほむら「…ええ…なんだか寝付けなくて…」

まどか「そっちのほう、いっていいかな…?」

ほむら「え…ええ…」

まどか「………」

ほむら「………」

まどか「…ほむらちゃん。私の顔。見える?」

ほむら「…?ごめんなさい、暗くてよく見えないわ…」

まどか「そっか…じゃあ…」

ほむら「…んっ………えっ…?今のって…」

まどか「…てぃひひ……私、初めてしちゃった」

ほむら「う…うそ!?え!?わ…私…まどかと…キス…!?」

まどか「…だ…だめだった…?」

ほむら「ぁ…いえ…そうじゃないけど…こんなことするの初めてで…な…なんだか現実味が……んっ……」

まどか「………ぷはぁ……どうだった?」

ほむら「…言葉で言い表せないわ………とっても幸せな気分よ…」

まどか「…私も……幸せ……ほむらちゃん…ずっと一緒に……」

ほむら「うん…ずっと一緒よ…まどか」


10分ほど席を外します
ちょっとだけ保守お願いします

音楽でも聴いてお待ちください

曲名「未来の二人に」
このSSにぴったり!
http://www.youtube.com/watch?v=wneWJvOMHY8&feature=related

保守感謝!再開です┌(^o^)┘

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ほむら「…………ふあぁぁ……よく寝たわ…10時…寝すぎね……」

まどか「Zzz…Zzz…」

ほむら「…ほらまどか…起きて…もう10時よ」ユサユサ

まどか「…んん………もう10分……むにゃむにゃ」

ほむら「…はぁ…仕方ないわね」

まどか「Zzz…Zzz…」

ほむら「…ふふっ…可愛い寝顔ね…」

まどか「Zz…z……ん…あれ…ほむらちゃん……おはよ…早起きだね…」

ほむら「おはようまどか。残念だけど今は朝の10時よ」

まどか「…え?嘘!もう10時なの!?わわわ…寝すぎたよ…」

ほむら「状況を確認したところで早速なんだけど、その腕を解いてくれないかしら…
    これじゃ朝ごはんが作れないわ」

まどか「んー…私今日は朝ごはんもなにもいらないや。…ほむらちゃんがいればそれでいいよ」

ほむら「でも…朝ごはんを抜くと体に悪いわよ………」

まどか「そんなこと言いながら私に頭ナデナデされて動かないほむらちゃんでした」

ほむら「…もう!!///」

まどか「うぇひひ!!今日はお昼までゴロゴロけってーい!」

ほむら「はぁ…まあいいわ……」

まどか「ほむらちゃんなでなでー」

ほむら「…完全にまどかに主導権を持ってかれたわ…」

まどか「ん?ほむらちゃんだって、私に何でもしていいし、何でもお願いしていいよ」

ほむら「何でも……」

まどか「うん。なんでもいいよ」

ほむら「………じゃあ。一つだけ……」

まどか「何々?」

ほむら「……明日…一緒についてきて欲しい場所があるの…」

まどか「…それはいいけど…いったいどこに行くの?」

ほむら「巴マミの家よ…あとさやかと杏子も…」

まどか「!?……ど…どうして?…みんなが死んでしまったのはほむらちゃんの所為じゃないよ…」

ほむら「うん。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない…でももう、終わってしまったことだわ…

    でも…私はその結果を覆せるかも知れない力を持っている…」

まどか「……」

ほむら「だから私が行く理由は、力及ばず死なせてしまったことを謝るんじゃなく…
    私はまどかと二人で生きていくことを選んだ…
    その選択をどうか許してほしい…って」

まどか「そっか…うん…私も行くよ…ほむらちゃんだけじゃなく…私も…みんなに聞いて欲しいことがあるから…」

ほむら「ありがとう…まどか」

まどか「…もう12時だね…」

ほむら「ええ……」

まどか「…私。本当にもうほむらちゃん以外何にもいらないや…」

ほむら「…そうね…大切な人と二人でいると言う事は、こんなに満たされるものなのね…」

まどか「もうずっと動きたくないや」

ほむら「…同意よ…でもそんなことしてたらあと数時間で私達、死んじゃうわ」

まどか「ほむらちゃんと一緒に死ぬなら良いかもしれない…」

ほむら「そうね……ってそれだけはだめよ!!あなただけは絶対に生きてもらうわ!!
    さあ、起きましょう」

まどか「うー…ほむらちゃん堕落作戦失敗かー」

ほむら「何てこと考えてるの…さ、ご飯、つくりましょ」

____________________
_______________
____________
ほむら「出現予測時間まであと1時間半…すこし早いけど、そろそろ行きましょうか。

    まどか、準備はいい…?…………まどか?あなた、なにやってるの?」

まどか「あ、あと1分まって…!!」

ほむら「…日記?」

まどか「あっ!見ちゃダメだよ!!帰ってからのお楽しみ!!」

ほむら「?…そう」

まどか「~~~………出来た!!さ、行こう。ほむらちゃん!!」

ほむら「ええ……行きましょう、まどか…一緒に…絶対一緒に帰ってきましょうね」

まどか「…うん…一緒に帰ってこよう…ここに」

-見滝原自衛隊駐屯所-

ほむら「じゃあいくわよ…決して手を離さないで」

まどか「うん」

カチッ
__
_
ほむら「じゃあ、私が指示を出すまでここでジッとしてて…
    魔法でコクピット内部は外部からは見えないから動かなければ大丈夫よ」

まどか「うん…私、頑張るよ…」

ほむら「まどか…約束しましょう…お互い、絶対に生き残ると……」

まどか「もちろんだよ…だからほむらちゃんも…どうか死なないで」

ほむら「ええ……んっ……」

まどか「………もっとほむらちゃんとしたいけど。今はここまで。帰ったら続き…しようね」

ほむら「ええ……それじゃあ、1時間後、無線でまた…」

まどか「…うん…また後で」

-見滝原河川敷-

ほむら「………酷い天気…あと30分でここは戦場になる…
    今回その渦中には彼女も……」

ほむら「……怖い……彼女がまたあんな目にあうかもしれないと思うと……今すぐ逃げ出したく……」

ほむら「……はぁ…違う…私ってほんと馬鹿…そうじゃなかった」

ほむら「それでも私は彼女を守るんだった…まどかが私を信じてくれている…
    私はまどかが好きで、まどかは私のことを好きって・・・…そう、言ってくれた」

ほむら「させない……絶対に…壊させるものか…!
    まどかの未来を…まどかとの私の未来を……私は守る…!」

ほむら「……まどか、もう一度、私に勇気を…!」

______
_________
ほむら「一時間後、無線でまた…」

まどか「…うん、また後で」

まどか「…いっちゃった……」

まどか「本当はもっと…時間ぎりぎりまで一緒にいたかったなぁ…」

まどか「……凄く複雑そうな機械…これで私が…あの魔女と戦う………」

まどか「……!…ウェヒヒ…膝が震えてるよ…ほむらちゃんの前では私、
    勇敢な事や、さも自分は頑張れるなんてこといったけど…」

まどか「ほむらちゃんがいなくなったらすぐこれ…
    なんの取り得もない…いつもの私…大嫌いな私…」

まどか「いつも何も出来なくて…みんなが傷つくのを見てるしか出来ない……」

まどか「……でも、そんな私でも…ほむらちゃんのためなら…ほむらちゃんと一緒なら…
    どんなことでも頑張れる。どんな困難も、絶対にくじけない…!」

まどか「私は変わる…変わってみせる・・・!
    ほむらちゃんの未来を…守ってみせる!!」

ほむら「失敗は許されない…今回だけは…こんな私を愛してくれた彼女だけは…」

ほむら「…まどかは思い出させてくれた…
    一人でなく、誰かと一緒に戦うことを…望んだ未来を目指す勇気を……!」

ほむら「そしてたくさんの初めてを教えてくれた…
    人肌の温かさ…大切な人との時間…いっぱいの幸せを…」

ほむら「まどか…頑張ろうね…二人で…未来を創ろう…」

ほむら「……5分前……そろそろね」
___
_____
まどか「あと10分…もうすぐ。戦いが…」

QB「やあまどか。もうすぐ始まるみたいだね。調子はどうだい?」

まどか「キュウべぇ…!何しに来たの…もう、私は契約しないよ…

    私はほむらちゃんの未来を壊さない…!」

QB「僕は応援しにきただけだよ。それにしても考えたじゃないか。戦闘機を使うなんて。
  人間の技術で可能な機動力、攻撃力を市街地戦という局地で高い水準で満たしている…すごいじゃないか。
  操作も魔法をかけていれば問題ないし、装甲もある程度は強化されているだろう。これはきみが考えたのかい?

  いつかの前言を撤回するよ。もしかしたらやり方によっては本当にワルプルギスの夜を倒せるかもしれない。」

まどか「そう…ありがと……だからもうあなたとは会うことはないよ…」

QB「そうだったらいいね。でも、今回君たちが勝つとは限らないよ。
  負けたその時、絶望する暁美ほむらのそばにいるのは君のはずだよね。そして君は心変わりするかもしれないよね?

  だから僕をこの戦闘機に乗せて戦ってよ!!」

まどか「…………あ、キュウべぇ!あんなところに魔法少女の素質を持った子が!」

QB「?僕は何にも感じないけど…どこだい?」

まどか「…えいっ!」バフッ

QB「???なんだいこれは?視界が真っ暗だよ。これは袋の中…?
  まどか、どうしてこんなことするんだい?あっ…袋の口を閉めたら呼吸ができないじゃないか
  空気穴をあけておくれよ…まどか?まどかー?聞えないのかい?なんだか苦しく…」

まどか「もうだまってて…あと5分…そろそろ…」

ピー
ほむら「こちらほむほむ…応答願うわ」

『こちらまどまど!聞えますか?」

ほむら「聞えてるわ、通信は大丈夫ね。なにも問題は起きてない?」

『んーQBがきたけど黙らせたから大丈夫。いつでも出撃可能だよ!』

ほむら「そ・・・そう。…じゃあ行くわよ」

『うん、ほむらちゃんの未来を…!』

ほむら「まどかとの未来を築く…!!…作戦開始!!」

『これより出撃体勢にはいるよ!』

ほむら「予定通り出現をした瞬間砲撃を浴びせるわ。まどかは指示位置に移動して!」

『了解!ぶっとばすよ!』

ほむら「まどか、わかってるとおもうけど、貴方は訓練もしていない生身の人間。
    多大な負荷Gに耐えられない。無茶な速度は…」

『うぇひひ!わかってる!無茶はしないよ!!』

まどか「よーし滑走路に着いたよ…やっぱりみんなびっくりしてるなぁ…
    まぁびっくりしてもらわないと困るんだけどね!」

自衛隊員「な…!2号機には誰が乗ってる!?止まれ!!!出撃許可は出ていない!
      何をするつもりだ?!今そいつには上層部の指令でAMIミサイルと対地爆撃兵装が……!
      誰かコイツをとめろぉ!!!!!!」

『すごい怒号が聞えてきたけど…』

まどか「うぇひひ…ごめんね。じゃあいくよ、ほむらちゃん…!

    まどか、F15…出撃するよ!!!」

シュィィィィィィイイイイイイイイイイイイ

まどか「す…すごい速度…それに機体を手足のように…!!
    これなら……!目標到達まで残り2分50秒!」

『敵出現30秒後…ジャストタイミング…!!了解!その速度のままこっちに向かってきて』

まどか「了解!」

ほむら「……来る…!!」
パオーン
ほむら「…今回は…絶対に勝ってみせる…

    ワルプルギスの夜!!!!!」

ワルプルギス「アハ」

カチッ

ほむら「一気に叩かせてもらう!!」
___________________________
_____________________
_________

まどか「目標視認!!到着まで20秒!そろそろ減速するよ!!
    ほむらちゃん準…!!」

ドドドドドドドゴオォォォォォ!!!!!

ワルプルギス「!?!?!?!アハハハハハハハハハ!!!!!」

『初撃命中!対戦車ロケットと迫撃砲を歯車に全弾くれてやったわ
 いまから目標ポイントにむかう…!』

まどか「す…すごい……あんな大きい魔女がよろけて…!!
    ダメージが…通ってる!!」

『これでこっちに気が付いたわ、注意して!…ポイント到達!!』

まどか「…!!減速は終了!!タイミングを間違えないで…!残り予測時間2秒!!ハッチオープン!」

ほむら「………来た!!今よ!」


カチッ

ほむら「タイミングも高度も…完璧ね。飛び乗るわ」シュッ

タンッ

ほむら「ぐっ…急加速が…」

まどか「あっ!ほむらちゃん!!成功だね!!」

ほむら「ええ。それじゃあいくわよ」

まどか「うん!ミサイル発射!!対地兵装ロック解除!!」

ブシュウウウウウゥゥゥ   ピタ

ほむら「もう数秒でアイツの真上よ・・・!」

まどか「うん……………投下!!!!」

スッ…     ピタ

ほむら「やった!!!ナイスタイミングよ!!離脱して!!」

まどか「了解!!」

ほむら「…じゃあ私は予定どおり次の攻撃をするわ…まどかも頑張って」

まどか「…ほむらちゃん…死なないで…!!」

ほむら「…まどかも…生きて…!!……」シュッ

カチッ

ズドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォ!!!

ワルプルギス「アハハ!!!!!!アアアアアアアハハハハハハ!?!?!?!」

『着弾確認!!やったよ!!かなり効いてるみたい!!』

ほむら「油断しないで!アイツはまどかを狙ってくる!!」

ワルプルギス「アハハハハハハハハハハハハ!!!」

ほむら「でもその前に……」トンッ

ザバァ

ほむら「その間抜けな背後に対艦ミサイルをくらえぇぇぇ!!!」

パシュンパシュン!!

ワルプルギス「アハハハハッハ!?!?!?!?!?!?!ハッァァァアアァァッァァ!?!?!?!」

まどか「!!ほむらちゃんのほうには行かせないよ!!」

まどか「フレア…射出!!!!!」

シュウウウウウウウウウ!!

ワルプルギス「???アハハハハハハハハハハ!!」

まどか「あなたの相手は私だよ!!!!」

ピー!ピー!

まどか「もう!うるさいなぁ!!」

自衛隊無線『ビー…2号機のパイロット!!聞えているか!?こちらはウラキ中尉!!返事をしろぉ!!』

まどか「ちょっとあとにして!!」

ワルプルギス「アハハハハハハハ!!!!」

自衛隊無線『何が目的だ!?速やかに帰還しろ!!さもなくば…撃墜する!!』

まどか「!!ほむらちゃん!!戦闘機視認!!自衛隊から追っ手がきたよ!!」

『くっ…!少し早い!!予定ルートから少し北西にずれて!!すぐに行くからなんとか持ちこたえて…!』

自衛隊無線『ん…?対地爆弾を使ったのか…?!き…貴様ぁ…!!うおぉぉおおお!!!』

チュチュチュチュチューン

まどか「撃ってきた!!…ちぃ!!」

ワルプルギス「アハハハハハハハハハハハハハ!!」バシュー

まどか「…あたらないよ!!」

自衛隊無線『くっ…満足だろうな…!しかしそれは2号機を奪われた俺たちには、屈辱なんだああああああ!!」

まどか「くっ…振り切れない・・・!!これでミサイルを使われたら…!ほむらちゃん!!」

『使い魔が多くて…!もうちょっとで追いつくわ。あと少しだけもって!!』

自衛隊無線『答えろ!!なぜ爆弾をつかった!!』

まどか「…もう!うるさい!!あなたと話す舌はないよ!!」

自衛隊無線『説得は無理か…本部!コウ・ウラキ、突貫します!!ミサイル使用許可を!!』

まどか「わわわ!ま…まずいよ…」

自衛隊無線『うおおおガt……………!?な…なんだおまえ!?
      何をする!?お…うぇ……………まどか?聞える?』

まどか「えっ?ほむらちゃん?」

ほむら「遅くなってごめんなさい。すこし予定が早まったけど…時間を止めて奪取したわ。
    パイロットさんには気絶してもらったわ。」

『危ないところだったよ。ありがとう!ほむらちゃん!』

ほむら「実弾装備の戦闘機はあの基地ではこの2機だけのはず。陸自もまだまだ来ないわ…
    もう大丈夫よ」

『うん… !!!!ほむらちゃん!!来るよ!!」』

ワルプルギス「アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!」

ほむら「…ちぃ!!」

『ほむらちゃん!!』

ほむら「…大丈夫!…かすっただけよ!!」

ワルプルギス「アハハハハハハハハハハ!!!」

『ワルプルギスは私が相手をするよ!予定ポイントまで誘導するから
 ほむらちゃんは支援お願い!!』

ほむら「了解!!支援するわ!!」

ワルプルギス「アハハ!!アハハハハハハハハハハハハハハ!!!」

まどか「胴体がハリボテなのはわかってる!…くらえ!!」

ババババババババババババ

使い魔「キャハハ…」グチャ

『使い魔が盾に…まどかの邪魔をするなぁ!!落ちろ!蚊トンボぉ!!!』

ババババババババババババババババババババ

まどか「やるね。ほむらちゃん!!

    そろそろポイントだよ!
    ほむらちゃん!!対象目標ポイントまで…!!」

『7秒!!まどか!!!!対象到着と同時に低高度で予定待機ポイントに居るように!!!
 3…2…1…』

カチッ

ほむら「さぁ…いくわよ…ワルプルギス…!!AIMミサイル全弾発射!!」

バシュシュシュシュシュ  ピタ


ほむら「…対地爆弾投下!!」

ヒュー   ピタ

ほむら「そしておまけの…機体特攻…!!ワルプルギスの真下には爆薬10t
    周りには歯車に向けた指向性散弾地雷1000個!!これで…!!」

隊員「………」

ほむら「…はぁ…降ろしてあげるわ」

隊員「…うぅ……ニンジン…いらないよ…・・・…」

ほむら「…この軌道で…緊急脱出!!」

ヒュゥゥゥゥゥゥ

トンッ

隊員「………」

ほむら「…降ろしてあげただけ感謝しなさい。死なないことを祈ることね」

ほむら「さて…」

トンッ
ほむら「おまたせまどか」

まどか「うまくいった?」

ほむら「ええ。これ以上ないくらい・・・まどか。3km先まで行ったら降ろして」

まどか「言ってる間に移動完了!!」

ほむら「…じゃあとどめを刺してくるわ」スッ

トンッ

ほむら「さよなら…ワルプルギスの夜」ポチッ

カチッ

ワルプルギス「アハ 
  
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


ドドゴゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン

『ぅ……一帯が更地に…ものすごい爆風…!!』

ほむら「攻撃全てを弱点の歯車に放ったわ…これで………」

シュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ…

『……あ…跡形も…残ってない…!!』

ほむら「…やった……やったわ!!!!倒した…!ついにアイツを!!!」

『やったね!ほむらちゃん!!!』

ほむら「未来を…!!貴方との未来を守ったわ!!」

『よかった…よかったよ……』

ほむら「…ええ………本当にこれからまどかと…」

『うん……っ!?』

まどか「ほむらちゃん!!上!!」

『えっ…?なっ・・・!!」

ワルプルギス「………………アハハハハハハハハ!!」

まどか「反転……?…まさか…これがワルプルギスの夜の…本気……」

『う…うそ……こんなこと…一度もなかったのに…!!」

まどか「!!攻撃が!!ほむらちゃんよけて!!!!!!!!!!!!!」

ワルプルギス「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
       ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ
       ハァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

『ま…まにあわ…きゃあああああああああああああああああああああ!!!!!!』

ドゴゴゴオオオオオオオオオオオオ!!!!!

まどか「くっ…ゲホッ………ほ…ほむらちゃん!?」

『…………』

まどか「う…嘘!!ほむらちゃん!!返事して!!!!」

………らちゃん!!

…………

…むら……ん!!!

……

『ほむらちゃん!!!!!!』

ほむら「はっ!………くっ…何が…」

『よ…よかった…ほむらちゃん!!無事だったんだね!!」

ほむら「ええ…何とか………反転するなんて…どういうことなの…」

『わからない…でも見て、歯車にひびが入っているよ!あともうすこしで…!!」

ほむら「残りの兵器は……個人携帯火気しか残ってないわ…」

『こっちにはミサイル4発。機銃残り600発……どうにかして全弾あたれば…」

ほむら「…難しいわね…反転したあとのやつのスピードは桁違いだわ…
    時間を止めようにも私がまどかの戦闘機に乗れるタイミングは……」

『……大丈夫』

まどか「大丈夫だよ。ほむらちゃん。心配しないで」

『…まどか?』

まどか「言ったでしょ?私がほむらちゃんの未来は壊させない…

    其処で待ってて…絶対にほむらちゃんの未来を…守ってみせるから」

『…!!一人でいくつもり!?無茶よ!!』

まどか「ううん。一人じゃないよ!私にはほむらちゃんがついてる
    ほむらちゃんは私のことを信じてくれている…そうでしょ?」

『…まどか………!! ワルプルギスが!!』

ワルプルギス「アハハハハッハハハハハッハアハハハハハハハハハ!!!!!!」

まどか「!! ほむらちゃんはやらせない!!!!!!」

まどか「ほむらちゃんは私と一緒に…未来を創るんだ!!!!」

『……!!』

まどか「フルスロットル!!!!!」

シュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ!!!!

まどか「!!う…ぐふっ……ま…まだまだぁ!!!!!!」

『・・・!まどか!!やめなさい!!!そんな無茶な速度を出せば…体が…!!!』

まどか「………捉えた!!」

ワルプルギス「アハハハハハハハハハハハハハハハハッハハハハッハ!!!!」

まどか「落ちろぉぉおおおおおおおお!!!!!」

バシュシューーーーーー!!!

ワルプルギス「!!!!!!!?!?!?!?!あははは…はははh…ハハハ…ハハハ…」

まどか「当たった!!…やっぱりまだ…でも、確実に効いてる…!!」

『……!反撃が来るわ!!避けて!!』

まどか『…!!旋回!!!!!!!』

ワルプルギス「アハハ……アハハハハハハハハハハ…ハハハ!!」

まどか「ぐ…ぐ…あ…あああああああああああ!!!!!」ベシャ

まどか「………はぁ…はぁ…う…ブハッ…」ベシャ

『まどか!!!な…なによ今の音…まさかあなた…今の急旋回のGで内蔵が…」

まどか「だ…大丈夫…攻撃は当たってないよ…!!」

『そういう問題じゃない!!あなた血を吐いてるでしょ!!それ以上続ければ死んでしまう!!』

まどか「…まだ…………まだ……やれるよ!」

『だめよ!!一回戻って!!作戦を練り直すわ!!!』

まどか「…そんな時間を与えれば…また回復してしまうよ…」

『…………どうすればいいの!?どうすれば………』

まどか「…ワルプルギスはかなり弱っている…おそらく後一撃で…

    今倒すしかない…絶対に倒してやる…!!今日!!ここで!!!!」ガチャ

シュイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!

『待って!!!!まどかぁぁぁ!!!』

シュイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!

まどか「残りのミサイルは一発……」

シュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!

まどか「この一撃に………」

シュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!!!!

まどか「全てを賭ける!!!!!!!!!!!!!!!」

ワルプルギス「アハハ………ハハハハハ…はははは!!」

まどか「ぅああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

使い魔「!!キャハハ!!」

まどか「邪魔だよ!!!!!どけえええぇぇぇぇ!!!!」

ババババババババババババババ!!!!!

使い魔「ギャアアア!!」

まどか「目標との距離5000!!」

ワルプルギス「アハハ!!」

まどか「…!!くっ…ぐは…あ…あたらないよ!!」

シュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

まどか「…4800…射程圏内…!ううん…限界まで接近する…!!」

まどか「…怖がってなんか…いられないんだ…!!」

ワルプルギス「アハハハハ…ハハハ……」

まどか「ほむらちゃんがいるから…!!私は…!!」

まどか「強くなれる!もうほむらちゃんに守られる私じゃない…!!守ってみせる!!」

まどか「私は…」

まどか「………私は…変わるんだああああああああああああああああ!!」

ワルプルギス「!!!!!!!あは!!あははは!!!!!!!!!!!!!」

まどか「いけえええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!」

パシュウウウウウウウウウウ!!!

ワルプルギス「ア…」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

オオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…

ほむら「…やったの………!!あれは!!」

ワルプルギス「ア……………ハ…………」

ほむら「瀕死…?地面に倒れたわ・・・!!これなら私でも…やった…!!
    まどか!!やったわ!!これで!!!……まどか?」

『……………』

ほむら「まどか?聞えてる…?ねえ!!まどか!!!!!!」

『…ごふっ………き…きこえてるよ…」

ほむら「!!びっくりさせないでよ!!やったわまどか!!これで私達の勝ちよ!!」

『う…うん…ぐ…ぐふっ…ぶはぁ』ドバドバ

ほむら「…!?まどか!!どうしたの!?まどか!?」

『…ごめん…ほむらちゃん…わたし…もう…』

ほむら「え?…ちょっと…嘘でしょ…!!」

ほむら「…ねぇ…冗談よね?まどか…」

『…ごめん……わたし…かえれそうにないや……
 …ほむらちゃんとの約束…やぶっちゃったよ…やっぱり私って…ぐはぁ!!』

ほむら「…!!もう話さないで!!病院に行けばまだ…!!」

『……ほむらちゃん…ありがとう…ほむらちゃんに会えて…私、変われた…
 私は…ほむらちゃんの力に……なれたよね?』

ほむら「そんなの…!!そんなの…昔から私は…まどかに…!!」

『…うぇひひ……よかった……ほむらちゃんごめんね…
 ほむらちゃんの選択した未来…私が台無しにしちゃった…』

ほむら「嫌…嫌だ…!!私はまどかと…!!この時間のまどかと…!!!」

『うん…ごめん…だからね…次はほむらちゃんが望んでた未来を…
 私と…ほむらちゃんがいて……マミさん、さやかちゃん…杏子ちゃんがいっしょの未来…』

ほむら「私が望んでた…未来…?」

『私とほむらちゃん二人じゃ…駄目だったけど…みんなが仲良くしてて……
 …時にはけんかするかもしれないけど…最後はみんななかよく…
 そんな未来に……そんな未来を…次は・・・!!』

ほむら「嫌よ…嫌よ!!今の『貴方』がいない世界なんて…!!私は…!!」

『…しんじようよ…!…奇跡を!!』

ほむら「きせき…?」

『約束したよね…ほむらちゃんと私は…ずっと一緒…それはどの世界に行っても変わらないよ…?』

ほむら「……」

『またあえる…きっといつか…そんな運命が…私はそう、信じてる』

ほむら「まどか…」

『だからほむらちゃんも信じて…ね?』

ほむら「でも…でも…!!」

『…うぇひひ…そろそろお別れかな…』

ほむら「ま…まって!!!!」

シュイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!
ほむら「…この音…!!突っ込むつもりなの!?お願い待って!!」

『ほむらちゃん…お願い…いつか望んだ未来を…!!
 あったかも知れない未来を…!!』

シュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!

ほむら「やめて!!まどかお願いよ!!!!!!!!!!!!」

『…信じてるよ!………じゃあね』

シュイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!

ほむら「やだ!!!!いやだ!!!!!!!!!まどか!!!!!!!!!!!」

『…てぃひひ…ほむらちゃん…あいして………」

ドッゴオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ワルプルギス「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!…………」

ほむら「…ま…どか?」

『………』

ほむら「……へ…返事をして…まどか…!!」

『………』

ほむら「あ………」
コロン
『………』

ほむら「あ…ああ…ああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」

『………』

ほむら「嫌!!!いやぁぁぁ!!!!!嘘よ!!こんなの、嘘!!!!!!!!きっと生きてるわ!!!
    …今行くわまどか!!!!!!!」
ダッ

『………』

『……………』

『…………………』

『…………………シンジテルヨ』

ほむら「………………」

まどか「 」

ほむら「なによ………これ……」

まどか「 」

ほむら「う…うぅぅぁぁぁ………!!」

QB「やぁ、暁美ほむら」

ほむら「…………」

QB「すごいじゃないか!!まさか本当に倒せるとは思わなかったよ!!
  これでまどかが契約せずワルプルギスの夜を倒せた。君の目的は完遂だね。」

ほむら「違う…」

ほむら「こんなこと…望んでない…!!」

QB「何を言ってるんだい?まさかまどかが生きていることも前提だったのかい?
  ああ、なるほどね。そんなの無理にきまってるじゃないか。」

ほむら「……なんですって?」

QB「数人ならともかく、魔法少女一人と人間一人だけで勝てたのは奇跡だよ。
  1人くらい犠牲がでるのなんてあたりまえじゃないか。」

ほむら「…さい」

QB「それにまどかだってあの速度を出してさっきまで生きてたのは本当に奇跡だよ
  よく最期まで脳と心臓が動いてたよ。たぶん他の臓器は全部ぐちゃぐちゃだったと思うよ?」

ほむら「…るさい」

QB「前に言ったよね?
  魔法少女は自らの祈りで絶望するって。これは当然の結果だよ」

ほむら「うるさい!!!!!うるさいうるさい!!!!!」

QB「やれやれ…まぁそろそろ君も魔法少女としての寿命が来そうだね
  僕は気長に待つとし」グチャ

ほむら「もう…だまれ……!」スチャ

ほむら「まどか…帰ろう…家に…」

________
_____
__
ほむら「帰ったわ…まどか…」

ほむら「帰ってきた…のに…なんで…」

ほむら「なんであなたがいないのよ!!!!!」

ほむら「うぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」

ほむら「ううううぅぅぅぅぅ………」
______________
_________
_____
__
まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「ま…まどか…!!生きて…!!」

まどか「ごめんねほむらちゃん…でも、大丈夫だよ」

ほむら「えっ…?えっ…?」

まどか「奇跡はあるから…未来も…ほむらちゃんならきっと…」

ほむら「お願い…まどか…いっしょに…!!」

まどか「もういかなきゃ…ほむらちゃん…頑張って!」

___
_____
________
__________
ほむら「…まどか!!!!!!」

ほむら「……寝ていた…?嘘…夢だって言うの!?」

ほむら「もういやだ…もう一度過去に戻っても…もう『まどか』とは会えない…!!」

ほむら「会いたい…会いたいよ…まどか……………」

ほむら「…これは…まどかの…日記?」

ほむら「…………」ペラッ

○月△×日
今日はびっくりしたことがたくさんあります。
なんとほむらちゃんは未来からやってきたらしいのです!
しかも私を救うために…なんだか絵本のお話みたい!
でも一人で戦おうとしてて…おもわず怒っちゃった。

でもほむらちゃんといっしょに戦うことになって…そのまま一緒に基地で泥棒しちゃった…
すごく怖かったです…ほむらちゃんは平然としてたけど慣れてるのかなぁ…
そしてビックイベント!今日からほむらちゃんの家でお泊りです!
いっしょに野菜炒めを作ったり。お風呂でほむらちゃんの体を洗ってあげたり…とっても楽しいな。

やっとほむらちゃんと仲良くなれたな…明日から凄く楽しみです!

ほむら「………」

○月△○日
今日は凄く楽しいことがいっぱいありました
朝起きると、ほむらちゃんがお料理を作ろうとしていたので、一緒にお料理!!
おいしかったな……

少しして、私の家に着替えを取りに行き、ほむらちゃんといっしょに河川敷に行きました。
ほむらちゃんが言う作戦を覚えるのは大変!!
メモを書いたので何回も見直そうと思います。当日うまくできるかなぁ…
余った時間はお散歩をしました。手を繋いで河川敷を歩いて…まるでデートみたい!

それから、歩いている途中でアイス屋さんがあったのでアイスを食べました。
ほむらちゃんはアイスをあまり食べたことがないので、私が選んであげることに。
ほむらちゃん、喜んでくれたかな…?食べてたらほむらちゃんのホッペにアイスがついたり…
またいっしょに行く約束もしちゃった!!今から凄く楽しみです。

帰りは買い物をして…キュウべえとあったけど…絶対に契約なんかしません。だってほむらちゃんが大好きだから…
ほむらちゃんが悲しむことなんて…絶対にしません

その後、私の大好きなクリームシチューをつくったり、お風呂に入りました
ほむらちゃんに私の体を洗われてすっごく恥ずかしかったです。
その後ほむらちゃんのことを変に意識してしまって…顔が真っ赤になっちゃったら、
ほむらちゃんがのぼせたとおもって大慌て!

服も着ずに看病してくれました。すごくドキドキしちゃった!ほむらちゃん。かっこよかったなぁ…
それじゃあ今日は寝ます。明日もいい日でありますように…



ほむら「……まどか」

○月△◎日

とってもうれしいことがいっぱいありすぎて何から書いていいかわかりません!
今日はとっても長い日記になりそうです。

朝起きるとほむらちゃんが泣いてて…びっくりしたけれど…
ずっと一緒って約束したら泣き止んでくれました。ほむらちゃんが悲しい時は傍にいてあげたいな…

今日はお弁当を持っていくので私が朝ごはん、ほむらちゃんがお昼ご飯をつくりました
ほむらちゃんにご飯をほめられて、恥ずかしかったけどやっぱりうれしい!!

お昼前には基地につきました。あんな機械に乗ると思うといまから緊張しっぱなしです!!
不安なのがほむらちゃんに伝わってなければいいけど…
その後はお弁当!これは本当にびっくりしたな!!私の大好きな吉野家牛煮込みがはいってたり…
とにかくすごくおいしかったです!!こんなおいしいお弁当食べるの初めて!!

次はおもったより早く用事が終わったので、二人で街に出かけました!!
前からほむらちゃんと行ってみたかったお洋服屋さんで、ほむらちゃんにプレゼント!!気に入ってくれると良いな
と思ったら私までプレゼントされちゃいました。ほむらちゃんからのプレゼント…ずっと大切にしようと思います!

そのあと映画をみて、昨日から考えてた計画を実行するためにスーパーで買い物!!
こっそりほむらちゃんの好きな食べ物の材料を買って…準備完了!!

家に帰ってほむらちゃんにご馳走を振舞いました!!とってもおいしいと言ってくれて…本当にうれしかったな!!

ほむら「…忘れない……とっても…おいしかったわ…」

ご飯のあとはお風呂に入って…私。勢いでほむらちゃんに告白しちゃいました!!
そしたらほむらちゃんも私のこと…とっても幸せ!こんなうれしいことは生まれて初めてです!
その後何時間もほむらちゃんとベッタリ!とっても幸せな時間でした…
私がほむらちゃんのこと、絶対守るからね……ずっと一緒に…

ほむら「…ま……どか………」

○月△△日
起きたら10時でびっくり!ほむらちゃんとお昼までずっとベッタリしてました!ずっとこうして居たい…
明日ほむらちゃんと皆のところに謝りにいく約束をしました。
ほむらちゃん…やっぱりみんなのこと……でも……

ご飯を食べて今から作戦開始です!!絶対帰ってきて日記の続きを書くぞ!!

ほむら「…うぅ…まどかぁ…うあぁぁぁぁぁ」

ほむら「何で…何でなのよ…!ずっと一緒に居てくれるんじゃなかったの…!?
    ねぇまどか!答えてよ…まどかぁ……!!」


ほむら「河川敷に…街に一緒に行くんじゃなかったの!?貴方のお家に泊まらせてもらって…ご飯を食べて…
    いっぱい…いっぱい約束したのに…!!」

ほむら「もう…いや…『まどか』がいない世界なんて…もう……」

スルッ

ほむら「うぅ……?…これは…?手紙…?」
           ほむらちゃんへ
ほむら「………!?」

__________________________________________________
           ほむらちゃんへ

お帰りなさい。とっても大変だったでしょう?お疲れ様でした
一緒に帰れなくてごめんね。たくさんの約束、守れなかった。

私がどんなドジを踏んだかわからないけど…どうか許してください。

ほむらちゃんにお願いがあります。 どうか、もう一度、過去に戻って…

ほむらちゃんが好きで居てくれた私はいないかもしれないけど、マミさんやさやかちゃんや杏子ちゃん、
そしてその世界の私と。どうかもう一度、頑張って欲しいの。

ほむらちゃんはこの世界で、もう一度頑張る勇気を、あきらめない心を手に入れたはずです。

ほむらちゃんがここに帰ってきたなら、ワルプルギスの夜の倒し方は、もうわかるよね?

だから次は皆と、もう一度、私やほむらちゃんが最初に願った未来を創ってください。

それが私の最期の願いです。ほむらちゃんがそんな世界で生きてくれたら、そんな世界があったら、

私が生きていた、ほむらちゃんが愛してくれた私が居た証になるから…
お願いほむらちゃん。頑張って。どうか幸せな未来を…


この手紙をほむらちゃんが読むことがないことを願って

                     世界で一番愛しています
                     まどかより
___________________________________________________

ほむら「………まどか」

ほむら「………ひどいわ……こんなこと書かれたら…行くしかないじゃないの…!!」

ほむら「………まどか………私は…生きるわ…
    
    生きて…貴方の勇気を…………!!
     
    ……貴方の意思を……………!!

    最期まであきらめなかった強い心を…私は継ぐわ…!!あなたが生きた証を…作ってみせる!!」


ほむら「…………」

ほむら「…じゃあいってくるわね……まどか。プレゼント。大事にするから…!!

    絶対に私…あきらめないから…!!…貴方の望んだ世界を…絶対に!!

    …だから…見ていてね?」

ほむら「………またいつか…あなたの言う奇跡を信じて…」


          …ありがとう…ほむらちゃん

ほむら「…!!
    ええ…!いってきます…まどか!」
 
カチッ




           がんばって




       きっといつか、会える日が来るよ

       


          奇跡を信じよう?



◎月△□日

貴方の真似をして日記を書き始めてもう半年も経ちます。
今日で貴方と別れてちょうど1年。いろいろなことがありました。

みんなをまとめるのはいままで私が考えていたより簡単だった…
まどかに初めて会ったら、すぐに本当のことを話して…さやかやマミともだんだん仲良くなって…
杏子は…未だに捻くれてるけど、根はいい子。なんだかんだでみんな仲良しです。

みんなでワルプルギスを倒した後も、よくマミの家で集まったりしています。
さやかと杏子が喧嘩したり…それをまどかが必死で止めようとしてたりとか…マミはそれを見て笑って…
とっても騒がしくて…でも、とっても楽しいわ

私は…
私は、貴方の生きた証を残せたわよね…?
貴方は見ていてくれたわよね?

私…がんばったよ

貴方との約束…守ったよ

だから…私は奇跡を信じてます

また貴方と再び会える運命を信じて…


END

EDテーマ 「君との明日」
http://www.youtube.com/watch?v=1G8fMmfLOVc


ここまで読んでくれてありがとうございました!!
愛と勇気と奇跡の物語…どうだったでしょうか?

それにしてもドラえもんとまったく関係なくなっちゃいました…
あとかなり無茶苦茶な設定がいくつかありましたね…ごめんなさい…戦闘機とか…

この結末は賛否両論あると思います、私自身何時間も悩みました。
ハッピーエンドかバッドエンドか…

ほむらは『まどか』の生きた証を残すことが出来て、幸せか…
結局『まどか』は死んだからハッピーも糞もないか…

『まどか』の存在によって、ほむらが救われたか、否か

EDを聞きながらちょっとでも考えてくれたらうれしいです

ここまで読んでくれた皆様、保守、支援してくれた方々、絵を描いてくれた友人に最大の感謝を!!
またどこかのSSで会いましょう!!



奇跡がない?ご安心ください、ハッピーエンド至上主義の皆様

この話はちょっとだけ、続きがあります
これで満足な方は超絶蛇足ですが…完全な形の救いを求めるならどうぞ

まどか「信じようよ…奇跡を…!!」

ほむら「…ふぅ……もう一年が経つのね…」

ほむら「……まどか……」

ほむら「私…頑張ったよ」

ほむら「約束…守ったよ…」

ほむら「貴方が生きていた証は…私が……」

ほむら「…………」

ほむら「…会いたい……会いたいよぉぉ…まどかぁぁ……」

ほむら「…いつよ…何時奇跡は起こるの…!?私は今すぐ会いたい……!!」








         「…会いに来たよ!!ほむらちゃん!!」




ほむら「…!?ま…まどか!?」

まどか「うぇひひ!!…ほむらちゃん…ありがとう…私のお願い、聞いてくれて…」

ほむら「…どういうこと!?まどか!?貴方は本当に前の時間軸の…!?」

まどか「んー正確にいうとこの時間軸の私…でもね…」

まどか「前に夢でほむらちゃんを見たことがあるっていったでしょ?

    だいぶ前からたまに夢で見てたんだけど…全部つながった…
    全部思い出したの…全てを…!」

ほむら「え…?それって…」

まどか「ほむらちゃんと河川敷を歩いたり…町で買い物したり…いっしょにご飯を作って…
    ワルプルギスの夜と戦った記憶を……

    だからほむらちゃん、私言ったでしょ?」



『約束したよね…ほむらちゃんと私は…ずっと一緒…それはどの世界に行っても変わらないよ…?』

『またあえる…きっといつか…そんな運命が…私はそう、信じてる』



まどか「ね?奇跡は起こるでしょ…?前だって私思い出せたんだから……ほむらちゃん?」

ほむら「……まどかぁ!!会いたかったよぉぉ!!まどかぁ………」

まどか「うぇひひ!!ほむらちゃん…よく頑張ったね!!
    私…ほむらちゃんのこと信じてたよ」

ほむら「うん…!私も…もう一度会えるって…
    そう信じてた…!!」

まどか「…ほむらちゃん…約束…今度こそ守れるね…」

ほむら「…まどか…んっ…」

まどか「ずっと…
    ずっと一緒だよ!ほむらちゃん!!大好き!!」







…永遠に続く

お前ガンダム好きだな

>>270
本当はキースも出したかった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月16日 (月) 00:28:30   ID: hAHunUHI

…おれも奇跡を信じる!!

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