月「新世界の神となる」(76)
月「ただいまー」
母「おかえりなさい、月。テストはどうだったの?」
月「後で話す」
母「今話しなさい」
月「……全部50以上だよ」
母「本当!?奇跡じゃない!あの20点の月が!」
月「うっせーなババア!死ね!」
母「J( 'ー`)し」
ペラッ
月「はぁー……また表紙に騙された」
月「……うっ……ふぅ……」
月「さて……そろそろ裁くか」
月「まず同じクラスの安田。今日俺の方見てニヤニヤしてたから今日魚の骨
つっかかって死亡」
月「次、田村。奴の糞ビッチのレベルには腹がたつ。よってしゃっくりが
止まらなくて死亡」
月「しかし身の回りの奴が死ぬと俺が殺してるって特定されかねないな……」
月「そうだ……犯罪者だ……犯罪者なら殺さなければならないものがたくさん
いる僕が裁くんだ……そして僕は」
月「新世界の神となる」
-二日後-
月「うちの父さんが警察で良かったわwwww犯罪者裁き放題wwwwww」
???「二日で200人以上も殺したのか……クククッ」
月「っ!?だ、誰だ!?……ってうわあああああああああああああ」
リューク「俺の名前はリューク。そのノートの持ち主で、死神だ」
月「死……神……?……ふっ、おどろいろいリューク……」
リューク「……おどろいろい?」
月「驚いてないよ、リューク」
リューク(……言い直しやがった、コイツ)
月「僕は殺されるのか?魂取られるの?ノートは?何で来たの?」
リューク「落ち着け、そんなことはしない」
月「何を言っている。こんな良い物を与えておいて罰がないわけがない!
後で何かしようったってそうはいかねーぞ!クソガッ」
リューク「何だコイツ、ある意味おもしろ。んじゃあ林檎をくれよ。
俺の好物なんだ」
月「お前……キティちゃんか?」
リューク「……?」
月「なんだお前、キティちゃんもしらねーの。じゃあキラは?」
リューク「キラ?マクロスか?」
月(……なんでそれは分かるんだ?」
月「僕が今世間で呼ばれている名だよ。犯罪者を裁く救世主……という意味がこめられているんだ」
リューク「( ´_ゝ`)」
月「何だその顔は!馬鹿にしているのか……クソッ……」
リューク「いや……聞いてないのに答えるとか親切だなーって」
月「そうかそうかwww俺は親切かwww」
リューク(皮肉がまるで通じてないぜ……)
月「まあ見せしめにテレビで出てる犯罪者でも一人殺してやるよwww」
ピッ
???『キラ、お前を必ず捕まえる』
月「……なんだ?コイツ。L……?」
L『殺せるものなら今すぐ殺して見ろ、できるものならな』
月「後40秒……死に急げ……」
リューク「即決かよ」
L『ん?……ごえっ……昼に食べたサンドウイッチに毒が……クソッ』
月「ふははははははは!L退場wwwwwwwwざまあwwwwww
うえっwwwwwwっううぇwwwwwwwwwww……?何だこの文字」
リューク(筆記体も読めないのかよ……)
L『キラ、残念ながら今のはフェイクだ。死んだのは今日死刑になる予定だった男だ。そしてこの放送は東京でしか流れていない。よってお前は今
東京のどこかでこの放送を見ているだろう』
月「……えっ?」
L『お前を必ず捕まえてみせる。覚悟をしておけ、勝つのは私だ』
月「もう駄目だ……あんな奴が捜査し始めたら捕まる……」
リューク「おい、諦めんなよ。まだ生きる希望あるって」
月「……お前意外と良い奴だな……」
リューク「いや、落とした俺が惨めになるからさ。少しはなんかしてくれ」
月「……いいだろう。勝つのは僕だ、L!」
こうして死神、リュークという初めての友達を得た月は裁きを加速させた
月「まずはノートの隠し場所だ」
リューク「期待」
月「ここの引き出しの底に隠そうと思う。この底は普通に開けて開いた場合燃える仕組みになっている。しかし下の穴をボールペンのペンを取り外し嵌める事で燃えない様に開けることができる……」
リューク「すげえじゃんお前。お前の本気初めてみたわ」
月「ふん……僕は新世界の神になる男だぞ?まずは自由帳で実験だ」
月「ここを……あれ?こっちか。……やべ、間違えた。ここだ。
後は嵌めるだけだ。」
月「あっ」ボワッ
リューク「もう帰っていいかな」
-30分後-
月「やっと隠す事に成功したよ、リューク」
リューク「いちいち報告しなくていいよもう」
月「友達が居る事に喜びを得ていたんだ、すまないリューク」
リューク(いいって言ってるのにまた報告してきたぞ)
月「……なぁ、リューク。顔を見るだけで殺す方法ってないのか?」
リューク「たまにお前は鋭いな。あるぞ、死神の目というのがある。
だがそれを手に入れるにはある契約しなければならないんだ」
月「契約?魔法戦士になるとかそういう奴?」
リューク「それお前だけ強くなってんじゃん。寿命の半分を俺によこせば
契約成立でお前の目を死神の目にできる」
月「は?いらねーよ。いつ死ぬかわかんねーんだからそんなんこえーよ」
リューク「お、おう。まぁしなくてもいいけどよ、ククッ」
月「僕はLに捜査をかく乱させるために手をうったよ」
リューク「?何をしたんだ?」
月「犯罪者に死ぬ前の行動で手紙を書かせたのさ。全部で3枚送る。
そしてその三枚の上の行の文字を繋げると……」
リューク「繋げると?」
月「える、知っているか。死神は林檎しか食べない という文になる。
つまり捜査には全く関係ないのさ」
リューク「成る程。まぁ俺は他にも食うけどな」
月「あ?林檎だけだろ」
リューク「そういう変なこと言うから友達ができないんじゃないか?」
その頃……
L「またこの怪文書か、これはキラによって仕組まれた手紙……ん、これは!」
L「えろ、しっているか。……えろ?えるじゃなくてえろ?」
L「これは何かある……こんなミスをキラが犯すとは思えない……」
説明しよう!キラこと、月はデスノートに死因を書く際にるとろを
間違えてしまったのだ!
しかし、Lはキラに何か意図があると勘違いした!
結果オーライだね、月君!
リューク「……誰だよお前」
月「!……思ったより捜査が難航しているようだな!ふ……ふは……ふはは
はははは!やはり僕は天才だ!」
月「新世界の夢は近い……この間に手をうたなければ……」
月「そしてL……お前を必ず始末してみせる……」
J( 'ー`)し「月ー!お友達から電話よー!」
月「うっせえなババア!……って友達……だと……?」
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月「あ、もしもし。夜神ですけど、どちらさまでしょうか」
清美「高田です、月君」
月「ま た お 前 か !」
月「なんなんだお前は!なんで僕みたいな奴につきまとう!」
清美「私、駄目な人が好きなんです……。月君黙ってれば結構イケメン
だから……」
月「黙ってればってなんだよ。とにかく、俺はお前好きじゃないから」
清美「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌いにならないでならないでならないで」
月「うああああああああああああ!殺すぞ!」
清美「えっ……」
月「じゃあな」ガチャ
リューク「何だ今のおもしろそう」
月「どうしてこうどうでもいいときにお前が……」
リューク「高田とか言う奴はどういうやつなんだ?」
月「超頭良くてうちの高校の生徒会長なんだ。気持ち悪いぜ」
リューク「最高じゃないか。そういうの、フラグっていうんだろ?
モテナイ、友達イナイ、残念イケメンのお前にとっては最高じゃないか」
月「嫌だよ、なんか固そうだし。ビッチみたいな子がいい」
リューク(やりたいだけかよ)
その頃……
L「なんか段々意味ないんじゃないかと思ってきました」
ワタリ「私もそう思います」
L「……そろそろFBIから手配しておいた彼がくるはずですよね」
ワタリ「はい、明日には日本に到着する予定でございます」
L(キラ……お前は一体何を考えているんだ……)
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一方……
月「あーこれ俺勝っちゃうから切るわ、飽きた」ブチッ
リューク「お前ふざけんなよこれで何回目だよ。切断厨が」
月「いやだってお前厨ポケばっかじゃねーか」
リューク「マイオナの癖に何言ってんだよ」
意外と満喫していた
-3日後-
月「リューク」
リューク「なんだ?」
月「二日前くらいから変な男がつけて来てないか?」
リューク「あ?まあ居るな」
月「お前気づいてたのかよ!早く言えよ!」
リューク「いや、まぁあんまり関与しちゃ駄目かな、みたいな」
月「林檎やるから名前調べて殺しておけよ」
リューク「……何個だ?」
月「……一ヶ月一日3個は保証しよう」
リューク「仕方ねーな」
月「あ、でも待てよ……?」
月「もしかしたらLの手先かも知れない……」
リューク「え?なんで?」
月「話を聞くと最近、父さんが疑われているんだよ。殺されている犯罪者は
警察関係者にしか見れないという推理をしたらしい」
リューク「誰が?」
月「Lだよ。そんぐらい分かるだろ」
リューク「えっ?えっ?」
月「父さんは少し前にキラ捜査本部に入ったんだよ。それからは息子である
俺が疑われてて……」
リューク「ちょっと待て、そんな話はレスを読み返してもないじゃないか!」
月「うっせえな!原作読んでろ!一見様お断りなんじゃボケ」
リューク(駄目だコイツ……早く何とかしないと……)
ミス 俺じゃなくて僕
月「まぁそれは言いとして。流石に単純に殺したらやばいだろ」
リューク「久々にまともだな……」
月「まずは適当な男を選んで……あーだこーだ」
リューク「すげえ……段々冴えてきてる」
月「ふはは……見ていろL。お前の手先は俺が葬ってやるわ!はっはっ」
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-電柱-
レイ(道のど真ん中で笑っている……怪しすぎる)
割 愛
~今までのあらすじ~
次の日月はバスに乗った!しかし、ただ乗ったわけではない!
なんと適当な男を選んでバスジャックさせたのだ!
もし、つけている男が警察関係者なら身をのりだすはず……
案の定、レイは乗り出した!
その際に月は名前と身分を聞きだすことに成功!
そして次の日電車に乗ってFBIの全員を、レイの手で殺させる作戦を
実行する、それが今回のお話だ!
え?この月にしては頭が良すぎる?へへっ、ご都合主義って奴さ!
-文・松田桃太-
-電車、ホーム-
月(……来たか)
レイ(……月君は白だ……。僕の先入観かもしれないが彼は優しい青年の様に
見える。……ちょっと頭が悪いけど)
-回想-
月「うおおおおおおお」
レイ(!バスジャック犯に突っ込みに行った!なんてことだ!)
月「覚g……」
レイ「待て、月君!危ない!」
月「……何故僕の名前を?」
レイ(しまった……)「かくかくしかじか……」
月「僕をつけてたのはあなたでしたか……」
-回想ヲワリ-
レイ(まさかイキナリつっこむとは……)
月「おい、でくのぼう」
レイ「!?」(後ろに誰か居る……でくのぼうって……)
月「この封筒もって電車乗ったら開封しろ。しなければ即座に殺す」
レイ「……」(確実にキラ……。今は従うしかない……)
-電車内-
レイ(これは……トランシーバー……?)
月『開けた様だな。聞こえるか?スネーク』
レイ「……?」
月『……すまない、本題に入ろう。その封筒に入っている紙に今キラ捜査に
関わっているFBIの名前を全て書け』
レイ「っ……!情報は……もらせない……」
月『お前、結婚しているそうだな。羨ましいぜ』
レイ「!」(人質を取る気か……)
レイ(俺は……生きたい……)
レイは全ての名前を書いた。
月が渡した紙は全てデスノートの切れ端。
自分の手で仲間を裁く事になるとも知らずに……
月『書き終えたようだな。それではその封筒を上の荷物置きに置いておけ』
レイ(くそっ……)
プシュー 駅に到着イタシマシタ
レイ「うっ……」(こ、これは……)ドクンッ
月「ご苦労様。さようなら、レイ、ペッパー」
レイ(や……がみ……ライト……俺は……)
レイ「胡椒じゃ……ねぇ……」ガクッ
リューク「お前よく殺せたな」
月「ああ、胡椒と間違えたよ。はは」
リューク(ははじゃねえだろ……)
月「Lは相当焦っているはず……」
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その頃
L「なんてことだ……キラ捜査のFBIが全滅……やられた」
ワタリ「まさかこんなことになるとは……」
L「意外とキラは頭良いのか知れませんね……」
ワタリ「私、最初からそう思ってました」
L「ワタリ、嘘はよくないですよ」
ワタリ「いえ、本当に」
L「……」
-捜査本部-
L「皆さん、私に提案があります」
総一郎「なんだ?」
L「今一番、怪しい家に監視カメラを仕掛けます」
松田「えっ!?まさか……僕?」
総一郎「……月か」
L「はい、しかしそれでは私の予想ばかりで納得いかないでしょう」
総一郎「ああ、心外だ。家族を監視されるのは」
L「なので、私は夜神さゆさんと月君の部屋に設置したいと思います」
総一郎「さゆが何の関係があるというのだ!」ドンッ
L「一応ですよ……フヒヒ」
松田「僕も見ていいんですよね?」
総一郎「松田、お前は黙ってろ」
その頃……
リューク「監視カメラが設置されてるぞー月ー」
月「マジか。じゃあ死角見つけといて」
リューク「あったあった」
月「おk。じゃあ林檎」
リューク「あ、後イーブイの高固体値よこせよ。厳選してんの
知ってんだかんな、俺」
月「ブイズ作る気かよコイツ」
リュークは餌付けされていた。
トントン
さゆ「お兄ちゃーん」
月「なんだ、さゆか」
さゆ「だっこ!」
月「ふはは、さゆは甘えん坊だなぁ」
説明しよう!
さゆは意外とブラコンなのだ!この事実は、リュークしか知らなかったの
だが……
-捜査本部-
L「月君がキラで間違いありませんね……」
松田「僕もそう思います」
総一郎「さゆが……さゆが……己……ライトォォォォォ!」
月「こら……どこを触っている」
さゆ「たまには……ね?」
月(ふぅ……妹の世話も大変だなぁ)
リューク(まんざらでもないくせにこの男は……ククッ)
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総一郎「L、松田」
L「なんでしょうか夜神さん」
総一郎「ズボンを履け」
松田「うっ……」
L「早漏ですか、松田さん」
松田「あー……はい。悩みの種でs」
総一郎「キラよりこいつらを逮捕したほうがいいかもしれない」
-夕飯-
月「ごちそうさまるまるもりもり皆食べるかは分からない」
J( 'ー`)し「?」
月「あ?何見てんだよ」
さゆ(お兄ちゃんかっこいい……)
月「さて、勉強するか」
J( 'ー`)し「えっ?」
月「イチイチ反応してんじゃねえよ」
さゆ「ポテチ食べるの?あーんして、お兄ちゃん」
月「仕方ないな、さゆは。一枚だけだぞ」
さゆ「あーん」パクッ
さゆ(ああ……エクスタシー)
L「クソガッ。ワタリ、壁殴り頼む」
ワタリ「……かしこ参りました」ドスッドスッ
松田「僕も一時間」
総一郎「……30」
全員「えっ?」
総一郎「30分、だけだぞ」
L「流石です、夜神さん」
松田「見直しました!」
その頃……
月(左手でポテチを食べて一文字ずつ……完璧だ)
月(もう一時間は書いている。……4人は死んだな)
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L「ば、馬鹿な……ついに一人心臓麻痺で死んだ……」
松田「あっ」
総一郎「どうした?松田」
松田「さゆちゃんがお風呂に」
L「……死んだ理由は後で考えましょう。お風呂で何かしでかすかもしれ
ません」
-翌日-
リューク「おい、これ一人しか死んでないんじゃね」
月「……」
リューク「誤字だらけじゃん」
月「……うっせえな。で、監視カメラは?」
リューク「ああ、もうなくなったぞ」
月「よし」
疲れたから今日はもう寝るわ。暇なときまた立てて書く。乙
酉
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