幼馴染「ツンデレ要素落とした」男「マジかよ、どこだどこだ探せ」(220)

男「あ、これか?」

幼馴染「あ、それそれ。あーよかった」

男「ほら、返すよ」

幼馴染「ありがとう」
ピト
幼馴染「かっ…勘違いしてんじゃないわよ!!た、ただの表面上の感謝なんだからね!」

男「これで一安心だな」

女「メガネっ子属性落とした」

男「視力回復おめでとう」

幼馴染「ねぇ?」

男「ん?」

幼馴染「そこの曲がり角危険だと思わない?」

男「なんのことだよ、早く学校行くぞうよし郁三」タッタ

ドンッ

転校生「きゃっ!?」

男「ワーオ!」

幼馴染「ほら、転校生シール貼ってある」

幼馴染「転校生は曲がり角でぶつかるものなのよ」

男「あぁ、お前の忠告聞いてりゃよかったよ」

幼馴染「なっ…別にアンタを助けるためにとかじゃないから…!!」

転校生「ご、ごめんなさい!」

幼馴染「男にぶつかった罰として転校生シールを没収するんだから…!!」

転校生「え…」

男「そ、それはやりすぎだろ…」

幼馴染「違うんだからね!別にこれは嫉妬とかじゃなくて…」
ペリッ

転校s「あっ…」

男「あぁっ!」

転k「ごめんなさい…あ、違う高校の制服の人だぁ…」

男「…はい…」

転「これから曲がり角はよく見て間違ってもトーストくわえて走らないでおこうっと」

男「…はい…」

幼馴染「一件落着ね」

男「なにしてくれてんだお前は」

学校

男「ふぅ、遅刻しそうなところだったぜ」

幼馴染「まったく…あんたって奴は本当にバカなんだから…」

委員長「ちょっと貴方たち!?遅刻とはどういうつもりよ!しかも男女そろって遅刻なんて…」

男「はい…」

幼馴染「いいこと考えた」

男「なんだって?」

幼馴染「さっき没収したこの転校生シールを、委員長に貼り付ける」

男「ば…バカな真似はよせ…!!まだ間に合う!」

幼馴染「勘違いしないでよね!別に男が怒られて同情してるわけじゃないんだから!」

男「やめろーー!!」

ピト

転校生委員長「ち、遅刻は遅刻だから、その…」

男「なんだ?急に勢いが…」

幼馴染「当たり前よ、転校初日に委員長に抜擢された生徒の心境を考えなさい」

男「ああっ!確かに!ただでさえ転校で不安で胸がいっぱいなのにその上委員長にまで任されると、些細な注意でその後の人間関係に支障をきたしかねないため、怒るに怒れない精神が!」

幼馴染「長い」

男「はい!」

委員長転校生「とにかく…つぎに遅刻したら…お、怒るからねっ」

男「はい」

男「あれはあれでアリだと思う」

幼馴染「じゃあ委員長シール奪ってくる」

男「やめろ彼女がただの転校生になるじゃないか」

幼馴染「ちっ…じゃあ転校生シールを奪ってくる」

男「よし」

男「アイツ、転校生シール奪いにいっちゃったな…」

厨二女「…ねぇ」

男「ん?」

厨二女「貴方も見えるようね、『力』が」

男「…」
男「今すぐ逃げろ、シールが…」

厨二女「いいえ、私は逃げないわ…。組織と戦うことが私の使命なのだから…」

男「マジで逃げろ!お前が苦しむぞ!」

厨二女「苦しみなんて…もうとうに慣れたわ」

幼馴染「なにやってんの?」

男「ああっほらぁっ!」

幼馴染「またアンタ、コイツにしがみついてんの?」

厨二女「あら、心外ね。私はこの人間の力に気づいただけよ?貴女は気づかないのかしら?うふふ」

幼馴染「おしおきが必要ね…」

厨二女「ふふっ…はたしてどっちが」

ペリッ

女「…」

幼馴染「…」ふんす

女「わ、私、今何か変なこと言ってた…?夢?夢じゃないよね…」

男「力がどうとか」

女「~~~~~~~っ!!」ジタバタゴロゴロ

女「全身があああ!全身がむずむずする~~!!」ゴロゴロ


幼馴染「くく…これが闇の力だ…」

男「なんでお前自分に貼ってんだよ」

幼馴染「私の胸、なんで大きくならないのかな」

男「牛乳に相談すれば?」

幼馴染「あ、アンタに聞いてないわよ!フンっ!」

幼馴染「お色気担当シール、欲しいなぁ~。あれがあれば胸も補正かかるのに~」

男「このクラスではレアな存在だからな」

幼馴染「よしっ」

男「シール持ってる人探すのか?」

幼馴染「そんな面倒なことしないわよ、お色気担当シールの代わりに」

男「うん」

幼馴染「クール系シールが欲しくなったの」

男「クール系シールか~、あの子とか?」


クール「…」フゥ…

幼馴染「クールちゃんっ」ヒョコ

クール「何の用かしら?」

幼馴染「シール頂戴」

クール「…申し訳ないけれど、シールとは何のことかしら?」

幼馴染「くくっクールちゃんのことだから、きっと見えないところに貼ってあるんでしょ~」

クール「…」

幼馴染「そりゃ~!!」ガバッ

クール「…」カッ


男「やばい…あの子クールと合わせて『暴力女系シール』も持ってるぞ!」

クール「…懲りた?」

幼馴染「…ふぁい…」ボロッ

男「あぁもう大丈夫か?ほら、手当てしてやるよ」スッ

幼馴染「…!!」パシッ

男「ん?」

幼馴染「なんで私がアンタからの手当てなんか…!!」

男「いらないのか?」

幼馴染「いらな、い…とは言ってない、けど…」

クール「…」フゥ…
クール「男くん?」

男「なに?」

クール「…」
クール「…呼んでみただけよ」フゥ…

昼休み

女友「男く~ん!!」ガバッ

男「ああん!!」

女友「ねぇねぇ~一緒にご飯たべよぉ~?いいでしょ~?」ギュウギュウ

男「た、食べる食べる!だから一旦離れて」

女友「やだ~!離れたくない~!」ギュウギュウ

幼馴染「アンタまだ持ってんの?」

女友「なにが~?」

幼馴染「『だいしゅきシール』」

女友「だってぇ~ん、これ楽しいも~んっ」ギュウギュウ

幼馴染「以前私がそれ貼ったら男にすごい怒られたんだけど」

男「こいつは幼児体系シール貼ってるから別にひっつかれても問題ないんだよ」

女友「ぶーっそれってどういう意味?どういう意味なのぉ~~?」スリスリスリ

男「ただ飯が食べにくい」

女友「私が食べさせてあ・げ・る!あ~ん」

男「あーん」

幼馴染「」プチンッ

幼馴染「このバカ!バカバカバカバカバカ!!」

男「ふぇ…」

幼馴染「ふんっだ!!」プイッ

男「あらら」

女友「どうしちゃったの?」スリスリ

男「他の女性と仲良くしてると突然キレる。ツンデレの醍醐味の一つだ」

女友「へぇ~」

廊下
幼馴染「ふんっだ!アイツなんて一生女友ちゃんとイチャイチャしてればいいのよっ…」ズカズカ

幼馴染「せめてお色気担当シールがあれば…」

「おーほっほっほ!」

幼馴染「!?」

お嬢様「おっほっほ!私たちの財力を持ってすれば意中の殿方を誑かすなど児戯に等しいですわ」

幼馴染「最レアお嬢様シールきたあああああああああ」

幼馴染「お嬢様」

お嬢様「あら?ごきげんよう、何の御用かしら?」

幼馴染「シール借ります!」ペリッ


お嬢様「ああっ!なんてことを!」

幼馴染「おーほっほっほ!!待っていなさい女友!今度のわたくしは一味違ってよ?」

マッチ売りの少女「…都落ちや…」

幼馴染「おーほっほっほっほっ」

男「うわっなんと煌びやかな」

女友「あ~ん余所見しちゃだめ~ん」スリスリ

幼馴染「SP」パチンッ

SP「かしこまりました!」

女友「わっ!?ちょっと離してよ!?もっとイチャイチャするんだから!」

SP「黙って連行されろ」グイグイ

女友「ロ、ロミオォ~~~~!!」

幼馴染「残念でしたわね、ジュリエットはこのわたくしよ」


男「…」

幼馴染「か、勘違いしないで欲しいですわ。わたくしはただ主役という意味でジュリエットを名乗ったのですわ」

委員長「男君、明日遅刻したら、反省文よ」

男「えぇ~」

委員長「えぇじゃない!まったく…遅刻する人間の気がしれないわ…」スタスタ

ガッ

委員長「キャッ!?」ステ-ンッ

男「あ」

委員長「…あ!?」

男「…パン…ツ」

委員長「…いやーーーーーー!!」

男(そして背中に貼ってあったドジっ子シール!貼った犯人は間違いなくアイツだ!)

寝る

男「はやくあいつを探して止めさせないと面倒だな」

男「とりあえず居そうな場所に行ってみよう…」スタスタ


~図書室~

男「きっとあいつならシールを求めてここにくるはず…」

…トッ

男「ここで待っていれば捕まえられるだろう」


トットットットッ

ドン!
男「う、うわああ!」

ガバッ!

男「だっ誰…!むぐ!んんー!んむむー!」

図書委員「ハァ…ハァ…、男君……私…んっ///んあ…//」

男「(図書委員の女さん!?どっどうして彼女がいきなり!?)」

図女「私さっきから変なの…、体が火照って止まらないのぉ!!」

ハラッ

男「(スカートが…!胸が!!ま、まずい!………!?あれは発情シール!!)」

男「(そうかあのシールのせいで!でもどうすれば…!さっき転けた衝撃で足が…!)」

代わりに書こうと思ったけど携帯だし文才ないし引っ込むワ

おいそんな気になるところで

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