リーダー「今日で、この男の娘バンドは解散ですっ!」 (2)

ドラム「ど、どうしてですかっ!?リーダーッ!!」

ベース「そうだよ!俺達でこの学校を盛り上げようと誓ったばっかじゃねえかっ!」

ボーカル「こ、こんなのってあんまりですっ!」

リーダー「みんな、僕の話を聞いてくれ。」

リーダー「僕が入った時、この男の娘バンドはもう誰も居ないような、本当に衰退していた影の部だったんだ。」

リーダー「そこから、僕と同じ様な男の娘の君達に集まってもらって、僕は幸せだった。」

リーダー「ただでさえ少ない女の子の様な男の子にも、音楽が好きな子は居るんだって……。本当の本当に嬉しかった。」

リーダー「この前の、学園祭でライブをした時なんか、本当に嬉しくて……思わず涙が浮かんだよ……。」

リーダー「でも……風の噂で……聞いてしまったんだ………。」

リーダー「この部に、女の子が居るって!!!!」

ドラム・ベース・ボーカル「!?」

リーダー「この部には、『男の娘なんて、女にちんこつけただけじゃねえかw』、なんて思想を持った人はいて欲しくないんだ……。」

リーダー「だから、解散する事にした……。」

リーダー「でも、もし、もしも君に良心があるなら……、でてってくれないか……。そうすれば、この部は、今まで通り続ける……。」

リーダー「目を瞑る間に……お願いするよ……。別れの顔は、見たくないんだ……。」

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