ハルヒ「あれ?あたしのプリンがない!」(150)

ハルヒ「ちょっとキョン!あたしのプリン食べたでしょ!?」

キョン「あれお前のプリンだったのか。冷蔵庫にあったし食べたんだがそんぐらいいいじゃないか」

ハルヒ「何がそれくらいよ!あのプリンは1日30個限定で朝から並んで買ってきたのよ」

キョン「通りで今日は遅刻してきたのか。プリンのために学業をおろそかにするなんて空前絶後だぜ」

ハルヒ「話を逸らすな!」

キョン「ああスマン。で、何だっけ?」

ハルヒ「このバカキョンっ!あんたがあたしのプリン食べたことに怒ってんのよ!」

キョン「そうだったな。明日同じの買ってくるから許してくれ」

ハルヒ「そんなんじゃダメよ!今日食べるためにわざわざ遅刻してまで買いに行ったのよ?
    それを明日出されたって何のありがたみもないじゃない!」

キョン「じゃあ明日2個買ってくるよ」

ハルヒ「あんた全然解ってないわね。なんで明日同じの2個も食べなきゃいけないのよ?」

キョン「どうすりゃいい」

ハルヒ「あんた、私にとってプリンがどれだけ大事なものか分かってんの!?」

キョン「な、なにそんなに怒ってるんだよ・・・いいから落ち着け」

ハルヒ「適当になだめないで!!あんた私がオワコンだからって適当にあしらっとけばいいと思ってるでしょ!」

キョン「べ、べつにそんなこと・・・(オワコンって自覚あったのか)」

長門「あなたが全面的に悪い」

キョン「長門までハルヒの味方するのか」

長門「あなたの物ではないプリンを勝手に食べたことについてあなたの味方はいない」

ハルヒ「ほら有希もこう言ってるんだし早く何とかしなさい」

キョン「なんとかって言われてもなあ。ただプリン買うだけじゃダメなんだろ?」

ハルヒ「当たり前よ」

キョン「おい古泉、いるんだろ?出てこい」コソコソ

古泉「おやおや、気づかれてましたか」コソコソ

キョン「古泉、どうすればいいか教えてくれ」コソコソ

古泉「珍しいですね。あなたが僕に助けを求めるなんて」コソコソ

キョン「御託はいいからどうにかしてくれ」コソコソ

古泉「んっふ。では僕が涼宮さんに一言進言してあげますよ。
   この一言で恐らく涼宮さんは納得してくれるはずです」コソコソ

キョン「えらく自信満々じゃないか。まあ何でもいいとりあえず今この場が収まれば」コソコソ

ハルヒ「こそこそ話は終わった?」

古泉「ええ、無事まとまりましたよ」

古泉「明日プリンを作って持ってきてくれるみたいです」

ハルヒ「ま、まあそこまでしてくれるなら許してあげてもいいわ。
    ただし、あたしが認めたらの話よ?
    ただ普通に美味しいだけじゃあたしは満足しないからね!
    調理はもちろんのこと材料を揃えるとこから全部一人ですること!
    いい?みんな手伝っちゃダメよ?
    明日の団活にみんなで食べましょ。じゃあ今日は解散!」

ハルヒ「ふふんふふーんふんふふふー」タッタッタッタ

キョン「急に上機嫌になって帰ってったな……。まあよしとしよう」

キョン「っておい古泉!なんてこと言いやがる!
    プリンを作れだ?しかも一人で?無理に決まってるじゃないか!」

古泉「あなたが言ったんですよ?今この場が収まれば何でもいいと。
   この言葉のおかげで僕はバイトに行かなくて済みますしあなたの要求も満たしました」

キョン「そうは言ったが他にあっただろ」

古泉「んっふ。では僕もこれで失礼します。
   あなたもプリン作りのために早く帰ることをお勧めしますよ」スタスタ

キョン「ちくしょう……」

長門「期待している」トテトテ

キョン「長門まで……」

みくる「空気でしゅwww」

キョン「朝比奈さんプリンの作り方教えてください」

みくる「えーと、涼宮さんは手伝っちゃダメって言ってましたし……。ごめんなさい」

キョン「いえ、いいんです。朝比奈さんに手伝ってもらったってあいつが知ったら次の衣装は亀甲縛りになりそうですもんね」

みくる「ひっ……。じゃ、じゃあわたしも帰ります。
    あっキョンくん、料理のコツは愛情ですよ?ふふっ」トコトコ

キョン「俺一人か……。とりあえずパソコンでプリンの作り方でも調べよう」ポチ

キョン「いつぞやみたいにOSが起動せず真っ黒な画面が」

YUKI.N > みえてる?

キョン「やはり長門か」

KYON > ああ

YUKI.N > あなたは明日プリンを作ってこなければならない。時間は迫っている。

KYON > どうすりゃいい

YUKI.N > わたしにはどうすることもできない。あなたが一人でやらなくてはいけない。

KYON > もし作らなかったらどうなるんだ?

YUKI.N > それは許されないこと。

KYON > ハルヒが?

YUKI.N > わたしが。

KYON > 長門っ!?

YUKI.N > わたしという個体もあなたのプリンが食べたいと感じている。

KYON > そんなこと言われても

YUKI.N > また明日部室で

YUKI.N > custard pudding - Wikipedia

キョン「おい長門!……しかしどうしてまたWikipediaなんだ?」

キョン「パソコン起動したが調べる気が失せたな。材料だけメモっとくか」

キョン「卵に牛乳……砂糖にバニラエッセンス……っと」

キョン「帰る際に買うか。さっきからなんで独り言言ってんだろうな俺」

キョン家

キョン「よし、材料も揃ったことだしやりますか」

キョン妹「キョンくんなにつくるのー?」

キョン「プリンだ。お前の分も作ってやるからあっちでシャミセンと遊んどきなさい」

キョン妹「ほんとっ?しゃみーしゃみープリンだよー♪」

キョン「邪魔者はいなくなった。早速とりかかる」

キョン「長門の言うとおりWikipediaに書いてある通り作ればいいか」

キョン「……プリンの素なんてものがあったんだな」


ハルヒ「プリンープリン-」

キョン「よしできた。明日までずっと冷蔵庫に寝かせとくか」

キョン「おーいプリンできたぞ」

キョン妹「やったー。いただきまーす」パクッ

キョン「どうだおいしいか?」

キョン妹「んーっと。ふつー」

キョン「そ、そうか……」

翌日

キョン「なんでプリン持ってこの坂を登らにゃならんのだ」ブツブツ

谷口「よーキョン。朝からブツブツと暗いやつだな。
   ああ?プリンだあ?お前まさかプリン持ってきたのか?
   もしかして手作りだったりすんのか?プリンなんて似合わねえよ」

キョン「うるせえ黙ってろ。お前はプリンどころかプリン体すら似合わねえよ」

谷口「プリン体?なんだそれ」

教室

ハルヒ「持ってきたっ?」

キョン「開口一番それか。心配せんでもさっき部室の冷蔵庫に入れといたよ」

ハルヒ「気が利くわね。よっぽどの自信作なんでしょね?」

キョン「あんまり期待せんでくれ」

放課後

キョン「すまないが岡部に進路のことで呼び出された。先行って待っててくれ」

ハルヒ「いいわ。でも待たせる分採点は厳しくするわよ」

キョン「やれやれ」

部室

ハルヒ「あら、有希だけ?まあいいわ。ねえ有希はキョンが持ってきたプリン見た?」

長門「まだ見ていない。しかし冷蔵庫に入ってある」

ハルヒ「そっ。キョンが来るまで楽しみに待っときましょ」

みくる「遅れました」ガチャ

つまらん
典型的なヤマ無し落ちなし意気地なしSS

>>47

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みくる「キョンくんプリン作ってきたんでしょうか?」

ハルヒ「ちゃんと作ってきてそこの冷蔵庫に入ってるそうよ。
    キョンが来るまで待ってんの」

みくる「そうなんですか。どんなプリンなんでしょうね。ちょっとわくわくしちゃいます」

古泉「すいません。遅れました」ガチャ

>>49
死ね

古泉「おや?まだ彼は来てないようですね」

ハルヒ「岡部に進路のことで呼び出されたそうよ。まっ少しは焦らされたほうがありがたみがあるもんよね」

古泉「そうですね」

鶴屋さん「やっほーみんな!」バタン

>>52

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鶴屋さん「おやー?キョンくんはまだ来てないのかいっ?まっいっか。
     みんなに差し入れ持ってきたっさ。うちの系列の洋菓子店で売られてる奴なんだけどねっ」

ハルヒ「鶴屋さんの系列ってもしかして○×洋菓子店!?すごい有名所じゃない!」

鶴屋さん「さすがハルにゃん!よく知ってるねっ。そこの名物1日限定10個の開店と同時に売り切れ必然っ!
     お値段はなんとっ1個2000円もするプリンっさ!それを全員分用意してきたのさ!」

みくる「ぷ、プリンですかあ……?」

鶴屋さん「ん?どうかしたかい、みくるー?」

古泉「えーとですね。涼宮さんどうしましょうか?」

ハルヒ「折角だけど……」

 ,.――――-、
  ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、
   | |  (・)。(・)|
   | |@_,.--、_,>   ‥‥‥‥。
   ヽヽ___ノ






 ,.――――-、     =ャ=ャ
  ヽ / ̄ ̄ ̄`ヽ、  =ャ=ャ =ャ=ャ
   | | (゚ )。(.。)|     =ャ=ャ
   | | \___/>   =ャ =ャ=ャ=ャ
   ヽヽ \|/ノ    =ャ=ャ =ャ =ャ
      ̄ ̄ ̄      =ャ=ャ =ャ=ャ

長門「○×洋菓子店と言えばVIP相手にしか商売をしていないことで有名。
   そのプリンが目の前にあって逃げ出すわけには行かない。
   それに○×洋菓子店では店舗で最高の環境で乳牛が飼育されている。
   毎朝それを絞ったものが使われていると聞いた。卵も同様。
   今このプリンを食べなければ一生後悔することになる」

みくる「な、長門さん……?」

鶴屋さん「さすが有希っこ!よく知ってるねっ!」

ハルヒ「そうね。有希がそういうのならいただきましょ。
    キョンにも採点は厳しくするって言ってあるし丁度いいわ」

鶴屋さん「ささっ召し上がれっ!」

ハルヒ「なにこれっ?美味しいって言葉以外思いつかないわ!
    これがプリンというなら今まで食べてきたものは何だったの?」

鶴屋さん「わははは。気に入ってもらえてよかったっさ。あたしも持ってきたかいがあったよ」

古泉「1個2000円が安く感じますね。1口2000円くらいが妥当かと」

長門「Excellent。すばらしい。まさにプリン界でも伝説の存在だけある」

鶴屋さん「そいやさっきキョンくんがどうのこうの言ってたよね?採点がどうとか。なんかあるのかい?」

ハルヒ「それはね、古泉くん説明して頂戴」

古泉「了解しました。実はですね、昨日彼が涼宮さんのプリンを誤って食べてしまったのですよ。
   そしてなんやかんやあって今日プリンを作って持ってくることになったんです」

鶴屋さん「なるほどっ。で、作ってきたプリンを採点して合格したら許してあげようってことだねっ。
     ありゃ、そしたら今日プリン持って来なかった方がよかったのかい?ごめんよっ」

ハルヒ「いいのよ鶴屋さん。遅れてくる分採点は厳しくするから」

>>73
FUCKYOU

鶴屋さん「あはは。少しは手加減してあげなよっ。あたしもキョンくん来るの待っとくっさ」

みくる「お茶どうぞ」

ハルヒ「それにしても遅いわね」

古泉「もうそろそろ来る頃かと」

長門「あと一口でわたしのプリンが……」ジー

キョン「遅れてすまん」ガチャ

ハルヒ「遅い!そんだけ遅れてこれるってことはよっぽど美味しくないと不合格よ!」

キョン「しょうがねえよ。今の成績じゃ岡部も危機感持って当たり前だろうし」

古泉「あなたも危機感持ってくださいよ?後々苦労するのは嫌ですからね」

>>74

         /              /
       ,イ               /
      //                    |
      /         ,ィ介i      |   う  ぶ  き
      {. |l     ,イ  ///||     |   ち   っ え
     ,-.、Vl      / | /// | |    」  に  と  ろ
      lこ!l ! ト   ト.l | !i  | ヽト、<   な  ば
      |  l Vヽ  トjヽ\!l   ,>‐_ニヽ     さ
     |  |   \ ! く__・、jiLノ・_´フ .||   れ
     | | __   ヽ} -‐   -─‐  レヘ.   ん
   _r‐j   >イ fヽ  l   ノ  __    ,イ-ハ
  / ′、   i   {ノ-、 ヽ  `t_/  /| /´ヽ
 〈 ヽ    l   |  }   \    -' j  |   \
  ヽ          /     |  ̄     L
  ヽ       / -─ フ′          `ヽ─- 、
   ヽ     ヽ  /`ー-、   ,. -─ '/    ー- 、

    f‐--── 'ヽ {     ~    /  /, -──‐-\
  /|         | ヽ         / ///        ヽ

キョン「へいへい。ん?長門、なにをそんなに見つめてるんだ?」

長門「プリン」

キョン「プリン?俺の……ではなさそうだな。なんでプリンが?」

鶴屋さん「ごめんよっ。あたしが差し入れとして持ってきたのさ。後でキョンくんにも手配するよ」

キョン「そういうことでしたか」

ハルヒ「さあそういうことだしさっさと出しなさい!」

キョン「解ったよ。今準備する」

みくる「どんなプリンか楽しみです」

キョン「これだ」

    _
   /~ヽ
     ̄
ハルヒ「見た目は普通ね」


古泉「まあまあ。問題は味ですよ」

長門「……」

ハルヒ「まあいいわ。いただきましょ」パクッ

みくる「いただきます」パクッ

キョン「すいません鶴屋さん。来ると解ってたら用意してたんですが」

鶴屋さん「いいっていいって。いきなり押しかけたあたしが悪いんだしっ。みくるから一口貰うよ!」パクッ

古泉「では」パクッ

長門「……」パクリ

ハルヒ「…………ん」

みくる「えーと……」

鶴屋さん「んんー……」

古泉「んっふ」

長門「………」

キョン「みんな……どうしたんだ?妹には好評だったんだぞ」

長門「作戦タイム」

鶴屋さん「ナイスっ!」

ハルヒ「で、どうする?」コソコソ

古泉「こういう時は正直に言ったほうがよろしいかと」コソコソ

みくる「でもキョンくんは一生懸命作ってきたんですよ?」コソコソ

ハルヒ「それは解ってるわよ。でもね……」コソコソ

鶴屋さん「じゃあ正直に言ってフォローいれるってことでどうかな?」コソコソ

長門「賛成」コソコソ

古泉「ではそういうことで」コソコソ

キョン「話は終わったか?で……どうなんだ?」

ハルヒ「そうね、感想としては……普通ね」

みくる「可もなく不可もなくってところです。あ、でもおいしかったですよ?」

古泉「おいしいことはおいしいのですが普通なんですよね」

鶴屋さん「あたしが持ってきたプリンのせいかもしほんっとごめんっさ」

キョン「普通……か」

ハルヒ「そ、普通。でもそれはそれでキョンらしいわ」

キョン「まっそんなもんだな。料理すら初めての俺が普通の域まで達したんだし上出来だな」

ハルヒ「何言ってんの?」

キョン「へ?」

ハルヒ「最初に言ったわよね?あたしが認めたら許すって。
    こんなんじゃ認められないわ!」

鶴屋さん「残念だけどハルにゃんの言う通りだねっ」

古泉「また明日楽しみにしときます」

みくる「頑張ってくださいね」

長門「エンドレスプリン」ゴクリ


キョン「やれやれ」


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