苗木「片っ端から「太った?」って聞いてみる」 (259)
苗木「女子にはちょっと申し訳ないけど、男子ならそんなに気にしないよな…………」
苗木「まずは>>5に言ってみようかな」
大和田
苗木「大和田クンかぁ」
苗木「出会った時より仲はいいけど、殺されかねないかもな…………」
苗木「いや、どうにかなる!そうだ!ボクは超高校級の強運に、人より前向きなのを取り柄にしてるんだから!」
苗木「行くぞ…………!」
苗木「大和田クンは…………あ、更衣室に入ってった。サウナかな………石丸クンは一緒じゃないみたいだ」
苗木「ちょっと間を空けて………今だ!」
~~~~更衣室~~~~
大和田「ふぅー」
苗木(うわっ、筋肉すごっ…………太ったとか聞いちゃダメだよこれ。聞くけどさ)
苗木「お、大和田クン」
大和田「あ?よお、苗木か。どうした?」
苗木「うん、ちょっとね…………」
苗木(ヤバイヤバイ緊張してきた)
大和田「お前もサウナか?俺はちょっと汗流してえからよ。かなり長くなるから、しんどくなったら先に出ても…………」
苗木「大和田クン、太った?」
大和田「…………あ゙ぁ゙?」
苗木(アカン)
大和田「苗木ィ…………ちょっとよく聞こえなかったからよ。もう一ペン言ってみてくれや…………」
苗木(て、撤回するなら今か………!?)
どうする?>>12
もっと大きな声で言う
苗木「太った!?」
大和田「…………」
苗木「いや、よく聞こえなかったって言うかr大和田「苗木…………俺が太ってるかどうか…………試してみようぜ」
苗木「え?えっと…………体重計?」
大和田「いいや…………体重は筋肉で重くなるからな。アテにならねえ」
苗木「じゃあどうy大和田「俺がトレーニングを怠ってて太ってたらよ」
大和田「テメーを殴り倒すことは出来ねえよな?」
苗木「…………あの、ボク用事を思い出して」
大和田「覚悟決めろオラァッ!」
苗木「うわぁ!」ダッ
大和田「待てやゴラァ!」ダッ
苗木(外に出ても半裸で追いかけてきた!本気だ!)
朝日奈「あ、苗木…………うわっ!大和田!?は、裸で何やってんの!」
大和田「待てやぁぁぁ!」
苗木「うわあああああ!」
どうなる?>>25
さくらちゃん降臨
大和田「ドラァ!」ガシィ
苗木「うわあああああああ!捕まった!」
大和田「じゃあ苗木ィ…………今から俺の自慢の一発を叩き(ブチ)込んでやるからよ………歯の一本は覚悟しとけや」
朝日奈「だ、誰かー!さくらちゃーん!」
大神「朝日奈ッ!どうした!」
朝日奈「さすがさくらちゃん速い!あのね、大和田が、苗木を!」
大神「大和田が………?大和田、一体どうし…………」
大和田(半裸)「邪魔すんじゃねーよ。俺をその気にさせた苗木が悪ーんだ」
苗木「ボ、ボクはそんなつもりじゃ…………」
大神「…………」
~~~~~~~~~~~~~~
今から俺の自慢の一発をブチ込んでやるからよ
歯の一本は覚悟しとけや
俺をその気にさせた苗木が悪ーんだ
~~~~~~~~~~~~~~
大神(そして苗木に馬乗りになった半裸の大和田…………いかん!)
>>34
口に…ブチ込んでやっからよ…!!
あとはわかるわね?
>>35
きりぎりさん夜更かしはだめですね
大神「よせ大和田ッ!」ガシッ
苗木「お、大神さん!大神さんマジ癒しと救済の天使!」
大和田「がぁぁぁぁぁぁッ!離しやがれ!こいつが俺を(喧嘩に)誘いやがったんだよ!こいつには一発キツいのをブチ込んでやらなきゃおさまりがつかねえ!」
大神「落ち着けェッ!!!!!」ゴウッ
大和田「ッ…………!」
苗木「キャアッ」
朝日奈「ひっ!」
大神「…………大和田よ。苗木に何をされたかはあえて聞かん。しかし、今この閉塞状態で人間関係を拗れさせるのは最もやってはならんことだ」
大和田「だけどよ……!」(苗木今キャアって)
大神「…………その結果に生まれる雰囲気は黒幕の最も望むものだ」
大和田「ッ…………」
朝日奈「さくらちゃん…………(苗木今キャアって…………)」
大和田「…………離せよ。なんもしねえ」
大神「…………」パッ
苗木「大和田クン…………ゴメンね」
大和田「いや、俺も悪かったよ。ちょっとピリピリしてた…………立てるか?ずいぶん強く押したような気がするからよ」
苗木「あ、ウン!大丈夫だよ!」ヨイショ
大和田「…………さてと」
朝日奈「?」
大和田「サウナ入ってくるわ。そろそろ冷えてきちまった」
朝日奈「うわッ!そういえば大和田裸じゃん!」
苗木「あはは…………」(なんとか一命を取り止めた…………)
苗木「じゃあ、ボクはこれで。ゴメンね大和田クン」
大和田「気にすんなよ。んじゃーな」
朝日奈「あ、あたしも泳いでくるね!さくらちゃんも来る?」
大神「そうさせてもらおう…………」
俺「キャア!」
お前ら「は?」
大神「待て、大和田よ」
大和田「あ?まだ何かあんのかよ。もう落ち着いたっての」
大神「そうではない、ただな…………」
大和田「?」
大神「流石に…………歯を折るのは難しいだろう………よほど腰を鍛えてもおそらく大和田のほうにダメージが行くはずだ…………」
大和田「はあ?何言ってんだ?腰…………」
大神「ではな」
大和田「…………アッ!?チクショウそういうことか!待て!誤解だ!話を聞け!」
~~~~~~~~
苗木「大神さんマジ慈愛の女神」
苗木「さて、怒りっぽいのは大和田クンと十神クンぐらいだし、後はだいたい安牌かな」
苗木「次は>>60だ!」
モノクマ
苗木「モノクマー!ちょっと出てこいよ!見てないでこっち来て!」
…………
モノクマ「ハイハーイ!呼ばれて飛び出てモノクマだよ!」デーデーデーデーデー♪
モノクマ「うんうん、今日もボクのテーマはバッチリだね。苗木クン、うらやましい?」
苗木「別にうらやましくないよ…………何の話だよテーマって」
モノクマ「あ、そう?苗木クン聴こえないんだね。まいいや。で、何で呼んだの?ぼっちになったから話相手が欲しいとか?うぷぷ、さみしいなあ」
苗木「聞きたいことがあったんだよ」
モノクマ「聞きたいこと?言っとくけど、テスト範囲とか教えないからね!自分でヤマ張れ!これだからゆとり世代は困るよね!」
苗木「お前太った?」
モノクマ「」
苗木「どうなんだよ」
モノクマ「…………あのね苗木クン。キミが超高校級の幸運という肩書きで選ばれた平凡な人間というのは先生よくわかります」
モノクマ「でも、マンガの読みすぎ!ボクは未来のタヌキ型ロボットじゃないんだぞ!太るなんて余計な機能つけてないの!」
苗木「入学式のときに「ロボットじゃなくてモノクマ」とか言ってただろ」
モノクマ「ハァー………最近の子供は揚げ足取るのばっかりうまいよね」
苗木「どうなんだよ」
モノクマ「>>72」
ニートが皆太ってると思ったら大間違いだぞ!
最安価>>75
少しね
モノクマ「少しね」
苗木「え!?」
モノクマ「なんなんだよ!苗木クンから聞いてきたんでしょ!?ただ単に困らせたいから呼んだの?苗木クンってピンポンダッシュとかよくやるタイプ?軽蔑しちゃうね!」
苗木「モ、モノクマこそ困らせたいからウソついてるんじゃないのかよ」
モノクマ「じゃあ計る?」
苗木「え?」
モノクマ「脱衣場にあるからさ。それ使おうよ」
苗木「じゃ、じゃあそうしよう!行くよ!」
~~~~~~~脱衣場~~~~~~~
モノクマ「乗るよー」ギシッ
苗木「こ、これは…………」
重さは?↓5レス
モノクマ「ありゃ、0だね」
苗木「こんなのおかしいだろ…………!なんだよ体重0って!なんとか言えよ!モノクマ!」
モノクマ「お答えしましょう。実はボク、ちょっとだけ浮いてるのです!」
苗木「どういうことだよ…………」
モノクマ「学園長ともあろうものが靴も履いてない足で屋内を歩き回るっていうのは保護者の方に印象悪いからね!かと言って靴も似合わないし、汚れないように浮いてるのです!」
苗木「なんだよそれ………じゃあちょっと浮いてるの解除してみろよ」
モノクマ「苗木クンさ、圧迫とかせずに一本の指にだけ血を通わせないって出来る?出来ないでしょ?そういうものなの!」
苗木「じゃあ…………どうやって計るんだよ」
モノクマ「持てば?」
苗木「え?」
モノクマ「抱き上げればいいじゃない!」
苗木「ええ…………」
モノクマ「ボク、けっこうモフモフしてるんだよ?ホラホラはやくはやく」
苗木「わ、わかったよ…………痛くてもオシオキとか言うなよ」
モノクマ「そこまで心は狭くないよ!」
苗木「どの口が言うんだよ…………あ、ホントだモフモフして…………くさっ!カビくさっ!モフモフしてるってカビ!?」
モノクマ「ウソはついてないからね!はやくはやく。ボクの重さを計るんでしょ?」
苗木「うええ…………」
モノクマ「いい?ボクを抱えながら体重計に乗って苗木クンの体重との差分がボクの体重だからね!」
苗木「わかった。よいしょっと」
何キロ?>>96
56
苗木「ウッ!?お、重い…………!」
モノクマ「頑張って頑張って!」
苗木(た、体重計は…………)
108
苗木(108キロ!ってことは…………)
苗木「ああっ!」ドサァッ
モノクマ「うわあ!」
苗木「ハァ…………ハァ………ひゃ、108ってことは…………ボクの体重が52キロだから………」
モノクマ「56キロ!サッとボクを持ち上げた大和田クンってけっこう力持ちだよね」
苗木(ホントに太ってるなんて言えないな…………)
モノクマ「ま、ボクぐらいの熊の体重としては平均的じゃない?で、どう?満足した?そろそろ野良熊のウサコちゃんとのデートの時間なんだけど」
苗木「あ、じゃあ最後に一つ。太る前は何キロだったんだよ?」
モノクマ「>>109」
りんご3個分
モノクマ「500g」
苗木「おい」
モノクマ「だって、だって本当なんだもん!」
苗木「どうやったら「少し」の間で体重が112倍になるんだよ!」
モノクマ「先生は嬉しいんだよ!やっぱり愛する生徒に囲まれてると幸せな気持ちになってさ、ご飯も進むんだよ!幸せ太りって奴だよ!」
苗木「…………わかったよ。もうそれでいい」
モノクマ「そう?素っ気ないなあ。それじゃあね!さいなら!さいなら!さいなら!」
バタン
苗木「…………モノクマを相手にすると疲れるな…………いつも以上に」
苗木「次は>>120に聞こう」
セレス
苗木「セレスさんにしようかな」
苗木「すぐ怒るだろうな、きっと………それとも泣いちゃうかな。泣いたらちょっとかわいいかも」
苗木「…………まるで変態みたいじゃないか。ボク」
~~~~~~~~~~~~~~~~
苗木「セレスさーん」
セレス「あら、苗木君………その後、お変わりはありませんでした?」
苗木「ボクは…………特に無いんだけどさ。セレスさんのほうは何か変わらないかなって」
セレス「うふふ…………この学園で何か変わるなんて、それこそ悪いことしかありませんね。私のほうにも特にありませんわよ」
苗木「そう?セレスさんなんか太ってない?」
セレス「」
苗木「ああ、変わるって聞かれたからさ。セレスさんそういえば何となく太ったかなって…………」
セレス「苗木くん」
苗木「ん?」
セレス「血を賭けての麻雀なんていかがですか?レートは100点100CCで」
苗木(泣かなかったか…………)
苗木「いや、あのさ、それって一瞬で死ぬよね?高確率でボクが」
セレス「あら?苗木くんから死にたいと言ったように聞こえたのですが………変ですわね。ふふ」
苗木(まだ素が出てないな…………その分怖いけど)
苗木(正直、泣いてるセレスさんが見たい)
苗木(ここからセレスさんを泣かせる方法って無いのか?)
苗木(…………何か閃きそうだ)
閃きアナグラム開始!
す ひ ば ら う た と す る
答え出るまでおやすみビーム
ひ た す ら ば と う す る
これだ!
苗木「うるせえ調子乗んなデブ」
セレス「へっ?」
マシンガントークバトル開始!
セレス「な、苗木くん?」
苗木「他人から太ったって言われてる時点で太ってるんだよ!」
セレス「ふ、太ってない………」
苗木「自分で気付けるレベルに太ってるのは手遅れって言うんだよ!何にせよセレスさんは太ってる!」
セレス「ち、違います!ちゃんと服だって入るし…………」
苗木「胸が貧相なだけだ!」
セレス「ちがう!ちがう!」
苗木「認めなよ!セレスさんは太ってる!太ってる!太ってる!」
セレス「ちがう!違います!私に、『私に太る要因なんてありませんわ!』」
>ミルクティーのカロリー
これで証明するよ!
苗木「…………セレスさんは、ロイヤルミルクティーしか飲まないんだよね?」
セレス「そ、そうです………私は、お姫様みたいに生活するのが夢で………」
苗木「知ってる?普通のミルクティーとロイヤルミルクティーのカロリーの違い」
セレス「え?」
苗木「一般的にティーカップ一杯分でそ普通のミルクティー37kcalでロイヤルミルクティー116kcalとされているんだ」
苗木「ロイヤルミルクティーしか飲まない人と普通のミルクティーも飲む人ならどちらが太りやすいか!砂糖も入れるならもっとだ!」
セレス「そ、その程度の違い…………」
苗木「そう、これは微々たるものだよ」
セレス「じゃあ…………!」
苗木「でも、ボクは言ったよね。「自分で気付けるレベルに太ってるのはもう手遅れ」って」
セレス「…………!」
苗木「その微々たる差のカロリーによって生まれる体重の増加こそが、「自分では気付けないレベルでのデブ」なんだ!あと餃子!お姫様が餃子なんて食うかバーカ!」
セレス「うぇっ、ふええええ…………」
苗木(泣いた!セレスさんが!泣いた!ボクが泣かせたんだ!かわいい!)
苗木「やーい!セレス!セレス!泣き虫セレスー!」
セレス「もうきらいです!苗木くんなんか、きらいです!」
苗木「泣いてるー!超高校級のギャンブラーが泣いてるー!しゃべり方舞園さんとかぶってるー!」
セレス「うええ…………」メソメソ
苗木「でも、セレスさんは泣いてるとかわいいよね」
セレス「えっ…………」グスン
苗木「かわいいよね」
セレス「か、からかわないで………苗木くんなんか嫌いです」
苗木「かわいい」
セレス「うっ…………」
苗木「かわいい」
セレス「…………」グスン
苗木「あ、そんなかわいくないや」
セレス「…………!」ジワッ
苗木「かわいい」
セレス「…………」グスン
苗木「かわいい」
セレス「や、やめて…………」
苗木「じゃあかわいくない」
セレス「あっ」
苗木「太ってる」
セレス「ううっ…………」ジワッ
苗木「かわいい」
セレス「も、もう!いい加減になさい!苗木くん!」
苗木「かわいい」
セレス「こっ今回だけ!今回だけ許しますわ!次からはもう絶対許しませんわ!」
苗木「わかったよ…………」(ちょろい)
セレス「ふんっ!」スタスタ
苗木「…………セレスさん、かわいかった…………」
苗木「…………かわいい!!!」
<もう!
苗木(かわいい)
苗木「次いこう次!テンション上がってきた!>>161だ!」
霧切
苗木「よしきた」スゥゥゥゥ…………
苗木「きーりーぎーりーさーん!」カチカチカチカチカチカチ
霧切「…………」バン!
苗木「霧切さんだ!」
霧切「苗木くん。あなた高校生よね?そんな小学生みたいに叫びながらインターホン連打って………少しは恥ずかしく思いなさい」
苗木「ご、ごめん…………ちょっとハイになってて」
苗木(諭されてしまった)
霧切「…………まあいいわ。それで、何か用?部屋で休んでたのだけれど」
苗木「太った?」
霧切「は?」
苗木「霧切さん太った?」
霧切「…………ちょっと待ってね。考えるから」
苗木「何を考えるのかよくわからないけど………どうぞ」
霧切「私も何を考えればいいのかよくわからないわ………」
苗木(しかめっ面しながら横頭部を指で支える霧切さんかわいい)
霧切「えっと、苗木くん」
苗木「うん?」
霧切「どうしてそんなこといきなり聞いたの?失礼になる、とか考えなかった?」
苗木「太ったかな、って思ったから。正直なのが取り柄だからさ!」
霧切「前向きじゃなかったかしら………」
苗木「それでさ、太ったよね?」
霧切「………私としてはそんなつもりは無いのだけれど。一概にそうとは言い切れないわね。私がそう思ってても周りにどう見えてるかはわからないわ」
苗木(大人だ…………)
霧切「とりあえず、苗木くんは私のどの辺が太ったように見えたのかしら?」
苗木「>>172かな」
胸
苗木「胸かな」
霧切「へっ?」
苗木「おっぱいかな」
霧切「ちょっ」
苗木「乳かな」
霧切「やめて」
苗木「乳房かな」
霧切「やめなさい!」
霧切(えっと…………胸………が太って見えるってことは……要するに)
霧切「やった!」ピョンッ
苗木「霧切さん!?」
霧切「何でもないわ」キリッ
苗木(膝を思いきり曲げてのジャンプ…………少女漫画みたいなあれだ。はじめて見た)
霧切「苗木くん。それは太ってるのではないの。いえ、太っても起きる現象ではあるけど…………」ギリッ
苗木「どういうこと…………?」
霧切「私達高校生はね、成長期なのよ」キリギリッ
苗木「あっ!」
霧切「ここまで言えばわかるわね?つまり苗木くんの観察により判明した私の謎の豊胸は肥満などによる物ではなく、エストロゲンという女性ホルモンの分泌によるれっきとした成長なのよ!」キリッ!
苗木「す、すごいよ霧切さん!じゃあ、じゃあボクの背も伸びるかもってこと!?」
霧切「その可能性も十分にあり得るわ。十神くん越えも夢ではないかもね」
苗木「やった!」
霧切(舞園さんを見返せるかもしれない…………一センチ差であのサイズは明らかにおかしいと悔し涙を流していた毎日とはおさらばだわ)
苗木「そうだ、霧切さん!」
霧切「何かしら?」
苗木「あのさ、霧切さんに謝りたいんだ」
霧切「私に?太ったって言ったことなら最初から怒って無いわ。困惑はしたけど」
苗木「ううん、そうじゃないんだ。嬉しい事を教えてもらったお礼…………ってのも変だけどさ、謝りたいんだよ」
霧切「別にいいのに………苗木くんだって私にいいことを教えてくれたのだから」
苗木「いや、どうしても言いたいんだ」
霧切「…………頑固なのね。いいわ。好きにしなさい」
苗木「うん、ありがとう。あのさ…………」
苗木「霧切さんが太ったなんてウソついてごめん!」
霧切「だから怒ってな…………」
霧切「は?」
苗木「ごめんなさい!いつもクールな霧切さんが困った所を見たくてさ…………」
霧切「は?」
苗木「本当にごめん!女の子にあんなこと言うなんて冗談でも最低だよね…………」
霧切「は?」
苗木「でも、よかったよ。ボクたちはまだまだ成長するんだね!葉隠クンはハタチだから微妙だけど………いつか十神クンと同じ目線で話をしたいなあ」
霧切「は?」
苗木「霧切さん…………さっきからどうしたの?」
霧切「…………」
苗木「霧切さーん?」
霧切「わあああああああああああん!」ボロボロ
霧切「苗木くんの!苗木くんのバカ!アホ!」ボロボロ
桑田「あー?呼んだ?ってうわ、霧切マジ泣きしてるじゃん。痴話喧嘩?」
葉隠「うお、レアだべ。俺の占いでも霧切っちが泣くなんて出なかったべ」
霧切「呼んでないわよ!部屋に戻りなさい!アホ二人組!」
桑田「お、おう…………ワリィな」
葉隠「よ、よくわかんねーけど、仲直りするべー…………」
霧切「最低よ!ホント最低よ!むしろ最悪よ!」ゲシッゲシッ
苗木「痛い!スネはダメだよ!」
霧切「バカ!バカ!バカ!バカ!…………バカ…………」ペタン
苗木「霧切さん…………」(かわいい)
霧切「どうしてあんなウソついたのよぉ…………うえっうえっうえっ」メソメソ
苗木「だって…………だって…………」
霧切「だって何なのよぉ…………」
苗木「霧切さん泣いたらかわいいかなあって…………」
霧切「…………」
苗木(落ちたな)
霧切「な、苗木くんのくせに…………苗木くんのくせに…………」
苗木「ごめんね」
霧切「えっと…………苗木くん」
苗木「なに?」
霧切「ま、まだ怒ってるけど、今からの質問に対する返答次第で許してあげるわ」
苗木「どんな質問なの?」
霧切「苗木くんは…………その………」
霧切「どんなタイプの人が好きなの………?その、恋愛対象として。別に気になるわけじゃないわ。ただ、許してあげる代わりに苗木くんの弱味を………」
苗木のタイプを↓3レスで決定
苗木「餃子が好きな人………かな」テレテレ
霧切「…………セレスさんのことかしら」
苗木「え゙っ!いやいや、その………アハハ、セレスさんのこととは一言も………」
霧切「じゃあ私が実は餃子大好きだったら私の事を好きになるのかしら?」
苗木「…………え…………っと…………」
霧切「…………」
苗木「それは違うかな。うん」
霧切「バカアアアア!」バチンッ!
苗木「おぶっ!手袋だと独特の痛さ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~
苗木「ボクが後ろに倒れるや否や、霧切さんは泣きわめきながら部屋に駆け込んで行った。かわいい。ついでにドアしまる直前にパンツ見えた」
苗木「モノクマが「絶望に貢献したごほうびだよ!」って言いながらモノクマメダルを101枚渡してきた。端数の1枚は「ほんの気持ちです」と言っていた………うーん、デジャヴ」
苗木「霧切さんもかわいかったし、これで最後にしよう!」
苗木「最後は>>206だ!」
朝日奈
苗木「朝日奈さんか…………彼女はドーナツ厨だし、言い逃れ出来ないよな」
苗木「それに、彼女にこそ「胸が太ってる」と言うべきだよね。ふふふ」
苗木「お、プール帰りの朝日奈さんだ。髪下ろしてるかわいい」
苗木「朝日奈さーん」
朝日奈「あ、苗木じゃん!やっほー」
苗木「プールどうだった?」
朝日奈「あー、いつも通り気持ちよく泳げたんだけど、最後がね…………あーもう、まだムカムカするよ!」
苗木「最後?モノクマに邪魔でもされたの?」
朝日奈「違う。着替える時にさー…………」
苗木「う、うん…………」
朝日奈「…………水着、葉隠のと間違えてた」
苗木「オウフ」
朝日奈「私は数時間に渡って葉隠の水着を着て泳ぎながら「今日はいつもよりよく泳げてるかも!」とかさくらちゃんに言ってたんだよ」
苗木「大神さんも気付かなかったんだ…………」
葉隠「お、朝日奈っちとオーガあがったんか。」
朝日奈「あっ葉隠!あんたねえ…………!」
苗木「朝日奈さん!逆恨みだ!」
葉隠「な、なんだべ?」
苗木「かくかくしかじかで………」
朝日奈「だいたいなんでアンタは女子用の水着着てんのよ!」
葉隠「いやいや、リアルな話スピードレーサーっていうスク水っぽい誰でも着れる水着があってよ………あ、するとこの水着は朝日奈っちのだべ?返すべ」
朝日奈「な、なんで持ち歩いてんのよ!スケベ!」
葉隠「いや、今洗濯終わったから…………俺のも返して欲しいべ。洗うから」
朝日奈「言われなくても返すよ!アンタが来なかったら捨ててたよ!死んじゃえ!」ポイッ
葉隠「ひええっ!朝日奈っちがクロになるべ!逃げるべ!」
朝日奈「バーカ!」
苗木「アハハ…………」
朝日奈「もう、笑い事じゃないよ………」
苗木「ゴメン。でも葉隠クンもちょっとかわいそうかな…………」
朝日奈「…………まぁ、言い過ぎたと思うけどさ」
苗木「後で謝る?」
朝日奈「…………そうするよ。バイ菌みたいに言ってゴメンって」
苗木「それがいいよ。そうだ朝日奈さん!」
朝日奈「ん?どうしたの?」
苗木「太ったよね?」
朝日奈「ふとっ…………へ?」
苗木「太ったよね?」
朝日奈「…………なんで?」
苗木「えっ?」
朝日奈「なんでそんなことひうの…………」フルフル
苗木(え!?早いよ!)
苗木(いや、そういえば前々からドーナツを食べ過ぎてることを気にしてたな………元々そういうのに敏感なんだろう。かわいい)
朝日奈「普通さ………ふつっ、うさ………ひっく、そっそういうこと言ったらっ、傷っ付くってなんでわかんないの………?」
苗木「え?なんで?朝日奈さん自分から話してたじゃないか」
朝日奈「自分で言うのとっ、他にっ、他人に言われるのは違うじゃんっ」
苗木「でも、そこまで泣くってことはやっぱり太ってるんだよね?」
朝日奈「うっ、んぐっ…………ひぐっ…………」
苗木(欲情してきた)
苗木「ねえ、どうなの?」
朝日奈「やめっ、やめてよ………もう言わないで………」
苗木「自分でドーナツ食べ過ぎって言ってたよね?なんで抑えないの」
朝日奈「だって、だってぇっ」
苗木「体重は?プールから上がった後に計ったりしないの?」
朝日奈「うえっ、ぐすっ」
苗木「…………怖いから計れないの?(優しい声)」
朝日奈「………ぅん…………」
苗木「それって逃げてるよね」
朝日奈「ふぇっ…………!」
苗木「ねえ朝日奈さん。自分が具体的にどこが太ってるか分かってる?」
朝日奈「やめてよ…………やめてよぉ…………」
苗木「>>223だよ」
こいつらがこんなに簡単に泣くとは思わんが
苗木「言わなくてもわかるよね。お腹。胸とかお尻とかそういう都合のいい場所だけ太るわけないじゃないか」
朝日奈「うえっく、ひっく」
苗木「泣いてばっかりだよねさっきから。話聞いてる?」
朝日奈「そのっ、そのしゃべっ、喋り方やめてよ…………」
苗木「お腹。わかる。腰周りだよね。ちょっと見ればすぐに太ってるって…………」
朝日奈「もっ、もうやめてよぉ…………見ないで………ごめんなさいぃ…………」
苗木「…………」
朝日奈「ひっく…………ひっく…………」
苗木「ごめん。やっぱり細いね」
朝日奈「えっ………?」
苗木「朝日奈さんって腰細いよね。くびれてるって言うより普通に細いよね。アスリートの身体って感じ」
朝日奈「ちょっと………」
苗木「女の子らしくないって自分で言っちゃうあたり女の子らしいよね。かわいい」
朝日奈「ちょっ」
苗木「石丸クン…………いや、石田クンかな?石田クンがサウナから上がった時も目覆ってたしそういうのに免疫無いんだよね。かわいい」
朝日奈「え?石田って誰?え?え?」
苗木「笑うときのボイスが「えへへ~」な朝日奈さんかわいいよ。初対面の時に「~ッス」って言ってた朝日奈さんかわいい」
朝日奈「ま、待ってよ!」
朝日奈「え?え?えっと、えっと…………」
苗木「さっきまで責められてたのに急に褒められて涙は止まったけどイマイチ気持ちの整理がつかない朝日奈さんかわいい」
朝日奈「わ、わかってるなら言わないでよ!」
苗木「かわいい」
朝日奈「やめてってば!」
苗木「は?」
朝日奈「ひっ!」ビクン
苗木「トラウマになっちゃった朝日奈さんかわいい」
朝日奈「も…………もう!なんか苗木がイジワルだよ!」
苗木「かわいいって言わないほうがいいの?さっきのほうがいいの?」
朝日奈「えっ…………」
苗木「どうなの?」
朝日奈「や、やだ…………さっきの苗木やだよ………だからそのしゃべり方やめてよ…………」
苗木「じゃあどうするの?ひたすら朝日奈さんのかわいいところを言えばいいの?」
朝日奈「だっ、だからそれは」
苗木「あれもいやこれもいやってさあ、朝日奈さんどうしたいの?さっきからさ」
朝日奈「や、やだ!ごめんなさい!それやめて!」
苗木「じゃあどっちなの?かわいいって言われたいの?言われたくないの?」
朝日奈「そ、そういうのじゃなくて!」
苗木「どっちなんだよ!かわいいって言われたいの!?言われない方のさっきみたいにすればいいの!?ハッキリしろよ!」
朝日奈「ひいいいい!」
苗木「どっちなんだよ………かわいいって言われたいのかかわいいって言われたくないのかさあ、言われたい言われたくないで選べることだろ!?」
朝日奈「い、言われたい!かわいいって言われたいよ!」
苗木「…………」
朝日奈「はーっ…………はーっ…………はーっ…………」
苗木「ちゃんと言いなよ」
朝日奈「え?」
苗木「ボクにかわいいって言われたいんだろ。ハッキリ言ってよ」
朝日奈「う、うん…………えっと」
苗木「…………」
朝日奈「な………苗木にかわいいって………言われたい」
苗木「ごめん。ちょっと引いちゃった…………」
朝日奈「へ?」
苗木「いや、たしかに朝日奈さんはかわいいほうだけどさ…………正直いくらかわいくても「かわいいって言われたい」って聞かされたら引くっていうかさ」
朝日奈「ちょっ、ちょっと待ってよ!苗木が言えって………」
苗木「言ってないよ!選んでとは言ったけど」
朝日奈「えっ!?」
苗木「ちゃんと言いなよとは言ったけど一度も強制はしてないよ」
朝日奈「な、苗木!そういうのなんて言うか知ってる!?」
苗木「怒った朝日奈さんかわいい」
朝日奈「あっ………もう!う、うんたら尋問って言うんだよ!」
苗木「簡単に誘導尋問に引っかかる朝日奈さんかわいい」
朝日奈「だからぁ!」
苗木「すぐに誘導尋問って出てこない朝日奈さんかわいい」
朝日奈「もおおおお苗木「やっぱかわいくないや」
朝日奈「えっ…………?」
苗木「………」
朝日奈「苗木…………?」
苗木「」プイッ
朝日奈「ちょっと…………ねえ、こっち見てよ…………」
苗木「急に無視されて不安になる朝日奈さんかわいい」
朝日奈「バカー!」
苗木「あの後、朝日奈さんは顔を赤くしながら膨れっ面でプンプンと怒りながら帰っていった。かわいい」
苗木後ろ姿に向かって「歩き方かわいい」と叫んだらちょっと歩くのを遅くした。かわいい」
苗木「ただ、今語るべき点はそこじゃない」
苗木「問題は、全員が今情報処理室でボクの今回の言動を一部始終収めた映像を見ていることだ」
苗木「ちなみに体は椅子に縛り付けられている」
苗木「みんな何も言わずに映像を見ているのが尚更恐怖を煽る」
パソコン「歩き方かわいい!」
霧切「…………」
大和田「…………」
大神「…………」
石丸「なんということだ…………なんという…………」
セレス「…………」
朝日奈「…………」
山田「朝日奈葵殿への言動が完全にDV男のそれですぞ………」
舞園「苗木くん…………」
江ノ島「引くわ」
十神「…………苗木。貴様が俺と肩を並べたい等と抜かしたことはこの際不問にしてやる」
十神「それ以外のことに関しての弁明はあるか」
腐川「ク、クズよ!クズの極みよ!」
桑田「あの時こんなんなってたのかよ…………」
葉隠「俺、二回も遭遇してたべ…………」
不二咲「な、苗木くん…………」
モノクマ「以上が、苗木クンの一日でした!充実してたね!」
大神「大和田よ。あの時止めるべきではなかった。すまぬ」
大和田「気にすんなよ」
十神「……苗木。弁明は無いんだな?」
苗木「…………モノクマ!なんでだよ!なんで裏切ったんだよ!」
モノクマ「は?」
苗木「メダルくれただろ!あれって、あれってモノクマが味方になったんだろ!?」
石丸「モノを貰っていただと!?」
モノクマ「モノクマだけにね。あのねえ苗木クン。指名手配犯を警察に引き渡して懸賞金何百万かもらって、そうすれば犯罪見逃してもらえるの?違うでしょ?」
霧切「モノクマのほうが正論ね」
苗木「霧切さん!」
霧切「黙りなさい。この苗木」
大和田「モノクマァ。こいつどうすんだ」
モノクマ「もうわかってるでしょ?いくよー!」
苗木「待てよモノクマ!なんでスイッチがせり上がるんだよ!そのハンマーは今使うものじゃないだろ!やめろ!やめろおおおおおおおおおおおお!」
ナエギくんがクロにきまりました。オシオキをかいしします。
モノクマ「ま、オシオキって言ってもみんな任せの袋叩きだけどね!うぷぷ!」
霧切「十分なものを期待していいわよ」
苗木「うわあああああ!」ガラガラ
桑田「あいつ足で椅子ごと逃げやがった!」
大和田「追えー!」
生まれて始めてさるに掘られました
乙
>>1の苗木はいつも面白いなwwwwwww
>>250
えっ何それは…………(初耳)
このSSまとめへのコメント
朝日奈に対する攻め型がやらしくて勃起した。
つか朝日奈かわええ