ほむら「PCゲームをやるわよ」(164)
ほむら「ふふ…お小遣い貯めて買ったこの…『アンリアル彼女』」
ほむら「八千円もしただけのかいがあるわ」
ほむら「まどかそっくりの子が出てるのよね…」
ほむら「うふふふふふ…」
ほむら「さて、パソコンをつけてっと…」カチッ
ほむら「DVD-Rを入れるのね」ガシャー
ほむら「早く起動して…」
ほむら「デスクトップが出た!」
ほむら「えーと、インストールボタンをクリックして…」
ほむら「インストールの時間長いわね…もう一時間よ」
ほむら「早くまどかに会いたい、まどかに会いたい…」ガクガク
ほむら「はぁ…はぁ…やっと100%、次は…」
ほむら「認証コード…えーと、HOM…」
ほむら「違うですって!もう一回打ちなおして…HOM…」
ほむら「また弾かれた…」
ほむら「あががががが」
ほむら「一文字ずつよく見てやるわよ、H.O.M,M.A.D.O」
ほむら「…どうよ」カチッ
ほむら「また弾かれた!なんなのよ!」バンッ
ほむら「あっ、全角モードになってたのね…間違えちゃった」
ほむら「ふぅ…やっと通ったわ」
ほむら「次は…えーと、DirectX9をインストールしますか?ですって」
ほむら「なんか怪しげなソフトね。いいえっと…」
ほむら「デスクトップにショートカットを作って…うふふ」
ほむら「ダブルクリック…待ってなさいね、まどか」
PC「ジジジジ…」
ほむら「タイトルロゴの表示時間長過ぎよ!」
PC「ジジジ…ガガンッ!」カチッ
ほむら「へっ…ブルースクリーンが一瞬出て落ちたわ…どういうことなの」
(数時間後)
ほむら「何度繰り返しても…ブルースクリーンが出てPCの電源が切れちゃう…」
ほむら「私は何度でも繰り返す…わけないじゃない」
ほむら「何か別に原因があるみたいね」
ほむら「えーと、ネットを検索すると…」
ほむら「このDirectX?ってのを入れなきゃいけないみたいね」
ほむら「ダウンロードサイトどこかしら…」
ほむら「うふふ…DirectXを入れたから、これで起動できるわよ…」
ほむら「待ってなさい!まどか…」
ほむら「スイッチ・オン!」カチッ
PC「ガリガリガリガリ…」
ほむら「早くしなさい…」
PC「ガリガリガリガリ…ガーガガー」
ほむら「何悲鳴上げてるのよ…」
「アンリアル彼女!」
ほむら「うふふ…さっそくまどか似の子を選びましょう」
MADO「MADOでーす!ウェヒヒヒ!」
ほむら「この子この子…」カチッ
ほむら「…随分とローディング時間長いわね…」
(三十分後)
ほむら「…」
PC「…」
ほむら「まだかしら!」バンッ
PC「ガガガ…ガガガ」
ほむら「ぐぅ…ローディングバーが進まないわ…」
PC「ガガガ…ガリガリガリガリガリ!ブオーン」
ほむら「おっ!ローディングバーが進み始めたわ!まどか愛が伝わったのね!」
PC「ガガガ…」
ほむら「ローディングバーが満タンの所でまた止まったわ…」
(一時間後)
ほむら「…グググ」
プルルルルプルルルル
ほむら「…誰よ」ガチャ
マミ『暁美さん!紅茶淹れたから、飲みに来ない?」
ほむら「…」ガチャン
ほむら「フゥ…フゥ…」
PC「ガガガガ…ガリガリガリガリ!」
ほむら「!」
PC「ガガガ…ガ…」
ほむら「ぬか喜びさせんじゃないわよ!この糞PC!」バン
PC「ブオオオオオオオオオオオオオオオ」
ほむら「こいつ…威嚇してきたわ…」
ほむら「あっ!画面が暗転したわ!」
PC「ガガ…ガガ…」
ほむら「…いつまで暗転してんのよ」
PC「ガガガ…ガリガリガリガリガリガリ」
「こーんにーちはー!MADOです!」
ほむら「声が聞こえたわ!」
ほむら「早く画像を写しなさい!」
PC「ガガ…ガリガリ」パッ
人間の形をした化け物「ウェヒヒヒ!」
ほむら「いやぁああああああああああああああああああああ!」
ほむら「な、何よこれ…こんなのまどかじゃないわ…SIREN2のラスボスよ」
ほむら「よく見ると壁がサイケデリックな配色になってるし…どうなってるのよ」
ほむら「散々待たせたあげく何よこれ…」
MADO「ウェヒヒヒ!」
ほむら「ウェヒヒじゃないわよ…」
PC「ガリガリ…プチン」
ほむら「あっ、ブルースクリーンが出て落ちた…」
ほむら「もう嫌…」
ほむら「何で…こんな目に…合わなきゃいけないのよ…ぐすっ」
ほむら「うっ…うわあああああああん」ボロボロ
ほむら「こんな糞ゲー壊してやる!」グイッ
ほむら「駄目…CDにプリントされているまどかが可哀想じゃない…」
ほむら「じゃ、じゃあこのPCを壊してやるわ!」
ほむら「PCの中身という中身にC4爆薬を詰め込んで」グイグイ
ほむら「信管は二本じゃ足りないわ…二十本ぐらい刺しましょう…うふふふふふ」ブスブス
ほむら「PCの周りにデトネーションコードを縛り付けて…」ギリギリギリ
ほむら「痛い?それ以上の苦痛を私は貴方に与えられたのよ」ギリギリギリギッ!
ほむら「うふふふ…これで木っ端微塵よ…さっさと死になさい…うふふふふ」カチッ
ほむら「あっ」
ほむら「はぁ…はぁ…」
ほむら「奇跡的に爆破しなくて助かったわ…」
ほむら「何やってるのよ私…」
ほむら「落ち着きましょう、まずはPCの中の爆弾を全部取って…」
ほむら「ああ…チップセットに爆弾がこびり付いて取れないわ」グニグニ
ほむら「ヘラを持ってきましょう」
ほむら「んしょ…んしょ…」グイグイ
マザーボード「バキッ!」
ほむら「変な音したけど大丈夫よね…」
ほむら「この部品…もう取れないわね、捨てちゃいましょう」ポイッ
メモリ「…」
ほむら「さて、もうゲームは諦めて百合板でも…」カチッ
PC「…」
ほむら「あれっ」
ほむら「どういうことかしら」カチッカチッ
すいません、30分ほど開けます
すいません、また書き始めます
ほむら「動かないわ…どういうことなのかしら」カチッカチッ
ほむら「えーっと、付いた爆弾は大体取れたはず…」
PC「…」
ほむら「この変な部品、もしかしたら大事な部品なのかも…それはまずいわね」
メモリ「…」
ほむら「取り敢えず、装着してみましょう」バキッ ボキボキ
ほもら「付きますように…」カチッ
PC「ブイーン…」
ほむら「ほっ…あれ、いつものOS画面にならないわね」
Mados拡張メニュー
セーフモード
通常起動する
再起動する
ほむら「セーフモード?まあいいわ。通常起動でやってみましょう」ターン
PC「ガガガ…カチッカタン」
ほむら「あれっ…勝手に再起動されたわ」
ほむら「今度はセーフモードでやってみましょう」
PC「ガガガ…カチッカタン」
ほむら「え…え…どういうことなのよ」
ほむら「さ、再起動でやって…意味ないわよね」
PC「カチッカタン」
ほむら「な、何なのよ…」
ほむら「どうしましょう…パソコン壊しちゃったわ」
ほむら「お父さんのパソコンなのに…出張から帰ってきたら怒られちゃうわ…」
ほむら「あわわ…」
ほむら「え、えーと…PCの無料点検…無料点検」
ほむら「QBレスキューですって…ここやってみようかしら」
プルルルル プルルルル
QB「やあ
QB「やあ!QBレスキューだよ!僕と契約してPCを治そうよ!」
ほむら「あ、あなたって…」
QB「あっ、やべ」
ほむら「待ちなさい!」
QB「…何のようだい。暁美ほむら」
ほむら「何であなたがPCの修理屋なんてやってるのよ」
QB「人類のコンピュータ修理なんて僕にしちゃお手の物だからね。契約できそうな女の子を探すために副業としてやっているんだよ」
ほむら「…それはいいとして、パソコンの点検をしてもらいに電話したんだけど」
QB「悪いけど僕の店は第二次成長期で人間の女の子しか客を取ってないんだ…だから」
ほむら「来なさい」
QB「だから、だいに…」
ほむら「いいから来なさい」
QB「…わかったよ」
一方まど家
まどか「ティヒッ…お小遣い貯めて買ったこの…『アンリアル彼女』」
まどか「八千円もしたかいがあったよ」
まどか「ほむらちゃんそっくりの子が出てるんだよね…」
まどか「ウェヒッ、ウェヒヒヒヒ!」
QB「…」ガチャガチャ
ほむら「どうかしら?」
QB「粘土みたいな物がこびり付いてるね…これじゃ壊れるわけだよ。何だい?これ」
ほむら「爆弾よ」
QB「へぇ…」ガチャガチャ
QB「様子から見るに…中身全部取り替えなきゃ治らないね、このPC」
ほむら「へ…?」
QB「もう一台PC買った方がいいよ。ほら、提携店のパンフだよ!僕のおすすめはPCショップ『マハーポーシャ』って店なんだけど…」
ほむら「…お金が無いわ」
QB「じゃあ諦めるんだね」
ほむら「お父さんに怒られちゃうわ…」
QB「知らないよ」
ほむら「…グスッ」
ほむら「アンリアル彼女もプレイ出来ない…パソコンも壊す…」
ほむら「こんなんじゃまどかを守るなんて出来るわけがない…」
ほむら「…」
マミ「暁美さんじゃない…!なんであの時は突然電話切ったりしたの?」
ほむら「あら、巴マミ…」
マミ「なんだか凄くやつれている様だけど…もしかして、酷い目にでもあったのかしら」
ほむら「…」
マミ「何なら、私に話してご覧なさい。どんな事でも聞いてあげるから…」
ほむら「うっ…ううううううう」ギュウウ
マミ「きゃっ!」
ほむら「マミさああん…」スリスリ
マミ「嫌な目に遭ったのね…よしよし」ナデナデ
ほむら「うっうっ…」
マミ(なんだかわからないけど、暁美さんが懐いてくれてる。嬉しいわ…!)
マミ「あらら、お父さんのPCを壊しちゃったのね…やりたいゲームもプレイ出来なかったの」
ほむら「そうよ…」
マミ「うふふ、それなら私に任せなさい!」
ほむら「?」
マミ「実はね、私の家には…この前かった最新式のPCがあるのよ!」
ほむら「ほ、本当かしら!」
マミ「本当よ」
マミ(インターネットでお友達を集める為に買ったのは秘密よ)
ほむら「す、凄いわ!ノートパソコンなのね!」
マミ「うふふ…このパソコンには、Mados7が入ってるのよ」
ほむら「あ、あのMado7!?」
マミ「ええ、Mados7が入ってる最新型のPCなのよ」
ほむら「それで…いくらしたのかしら」
マミ「10万ぐらいかしら」ドヤッ
ほむら「お金持ちなのね…」
ほむら「さ、さっそく『アンリアル彼女』を入れさせてもらっていいかしら」
マミ「うふふ…アンリアル彼女でもアンリアルトーナメントでも何でも入れなさい!」
ほむら「巴マミ…貴方にはいつも世話をかけてるわね…グスッ」
マミ「あら、貴方に世話をかけたのは初めのはずだけど」
ほむら「何でも無いわ。じゃあDVDを入れるわね…」
マミ「うふふ…」
マミ(ゲームが終わったらパジャマに着替えて、二人お夕食取って…電気消した後もお話して…)
ほむら「タイトルロゴが出たわ…」
ほむら「ローディングバーもスイスイ動くわ…!」
マミ「うふふ…」
MADO「こーんにーちはー!MADOです!」
ほむら「まどかー!まどかー!」
MADO「ウェヒヒヒ!」
ほむら「ああ…天使のようなまどか…これが本物なのね」
MADO「ウェヒヒヒ!ウェヒヒヒ!ウェヒヒヒ!ウェヒウェヒウェヒウェヒウェヒ…」
MADO「…」
ほむら「あ、あれ…動かなくなった」
デン!
D3D Failed error
ほむら「え…え…」
マミ「どうしたのかしら…」
ほむら「うふふ、偶然よね…うふふふふ」
ほむら「うふふ、もう一回やるわよ…」
MADO「こーんにーちはー!MADOです!」
MADO「ウェヒヒヒ!」
MADO「君の名前はなんていうのかな?」
ほむら「ああっ…良かった…えーっと"ほむら"っと」カタカタ
MADO「へーっ…じゃあ君の名前はほむほむほむほむほむほむほむほむ…」
MADO「…」
デン!
Fatal error!
ほむら「へ…どういうことなのよ」
マミ「あの…私のPCは大丈夫かしら」
ほむら「…」
マミ「私、お風呂入ってくるからね…暁美さんも早く寝たほうがいいわよ」
ほむら「…私は何度でも繰り返す」
ほむら「どういうことなのよ…ちょっと2chの本スレ見てみましょう」
32 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 01:08:36.76 ID:s1ayasaya
7でやるとサウンドループして落ちる。
互換モードでも試したけど、改善する余地無し。これはパッチ待ちしかねえな。
ほむら「サウンドループってのは…さっきのあれかしら」
ほむら「取り敢えず、スレの続きを見てみましょう」
241 名前:名無しさん[sage] 投稿日:2011/08/02(火) 01:08:36.76 ID:s1ayasaya
7パッチ来たぞ
ttp://www.qbsoft.jp/preview/unreal/dl/index.html
ほむら「これがパッチとやらね…さっそくインストールしましょう。
マミ「…暁美さん、お風呂出たから入っていいわよ」ツンツン
ほむら「…」
マミ「暁美さん?」
ほむら「グルルルル…」ギロッ
マミ「…」シュン
ほむら「えーと、容量は…」
ほむら「さ、3GB!?どうなってるのよこれ…!」
ほむら「とりあえずダウンロードして…時間は」
ほむら「6時間40分…なんてことなの」
マミ「…」シュン
ほむら「…巴マミ」
マミ「何かしら!」パァァ
ほむら「このパソコン、ネット接続の…えーと、スピード?が遅すぎない?」
マミ「ごめんなさい…よくわからないまま買ったから」
ほむら「まあいいわ、ちょっとお風呂入らせてもらうわよ」スタスタ
マミ「暁美さんは、これが似合うかしら…でもあの子の趣味に合わないかな」
ほむら「…出たわ」
マミ「暁美さん!パジャマを容易したのだけど…!」
ほむら「…今日は帰るわよ、明日PC見に来るから」
マミ「え…」シュン
ほむら「それじゃ…」
PC「ブオオオオオオオオオ」
ほむら「…やっぱり泊まって行くわ」
マミ「嬉しいわ!じゃあどのパジャマにする?」
ほむら「いや、私服でいいわよ…」
マミ「…」キラキラ
ほむら「…この黒いのでいいわ。変な柄だけど」
マミ「漆黒の堕天使パジャマね!暁美さんにピッタリだと思ってたの!」
ほむら「ああ、そう…」
PC「カリカリカリ…ブオオオオオオ」
ほむら「はっ!」
PC「オオオオオン…カリカリカリ」
ほむら「ほっ…」
マミ「あの、暁美さん…お夕食作ったんだけど」
ほむら「頂くわ」モグモグ
マミ「お席について…食べて欲しいわ」
ほむら「ごめんなさい、今手が離せなくて」ジーッ
ほむら「あっ、1%増えた…これで14%ね」
マミ「…」モグモグ
ほむら「フゥ…フゥ…」ギロギロ
マミ「ねえ、暁美さん」
ほむら「何かしら」ギロギロ
マミ「…何でもないわ」
ほむら「何でもないなら話しかけないで頂戴」ジー
マミ「…」ウルウル
マミ「うっ…ぐすっ…」
ほむら「…」ジー
マミ「せっかくお泊りしてくれると思ったのに…PCに夢中なんて…」
ほむら「…」ジー
マミ「聞いてよぉ…ぐすっ」
ほむら「ふへっ…15%」
マミ「…もう怒ったわ」
マミ「コンセント抜いてやる!」グイッ
ほむら「!?」
ほむら「わ、わかったわ!私が悪かったわ!」
マミ「じゃあ早く食卓につきなさい」
ほむら「ええっ、それでいいのね」
マミ「うふふ、このじゃがいも美味しいかしら、暁美さん♪」
ほむら「…」チラッ チラッ
マミ「暁美さん?」
ほむら「もう16%いってるわよね…」チラッ チラッ
マミ「暁美さん!コンセント抜くわよ!」
ほむら「あ、そうね!貴女は可愛くておっぱいが大きいわ!」
マミ「…はぁ」
マミ「ゲームに夢中になるのは別にいいけれど、こうやってお友達を無視するのはいけないことよ」
ほむら「えっ…貴方って私と友達だったっけ」
マミ「コンセント抜くわ…」
ほむら「いや!お友達よ!大親友!」
マミ「じゃあ、パソコンから離れなさい」パタン
ほむら「あっ、ノートパソコンの蓋を閉じたら…」
マミ「大丈夫よ、電源は起動しているんだかr」
ほむら「…確かに貴方の言うとおりだったわ。ダウンロード終わるまで何かして遊びましょう」
マミ「うふふ…スマブラの対人戦がやりたかったの。これやりましょう」
ほむら「あら、懐かしいわね…」
マミ「私はゼルダにするわ…」
ほむら「じゃあ私は…まどかと同じピンク色のカービィで」
マミ「こんな幸せな気持ちでゲームするのって初めて…!」
マミ「暁美さん、何か飲み物欲しい?」
ほむら「何でもいいわ」
マミ「じゃあ紅茶を入れましょう。ティファールでお湯を沸かして…」シャアアアア
ほむら「その機械、便利ね」
マミ「そうでしょ…」
マミ「ついでに、電子レンジでお夜食のパスタも温めときましょう」
ほむら「随分食べるわね」
マミ「毎日沢山食べるのが成長した体を作るための秘訣よ」
ほむら「…」
マミ「やった!また勝ったわ!」キャッキャ
ほむら「…」ボリボリ
ほむら「あっ、ポテチをこぼしてしまったわ。ごめんなさい」
マミ「掃除機かけましょう。ちょっとどいて…」
ほむら「ええ…」
マミ「…」パチッ ブオーン
パン!
マミ「あっ!ブレーカーが落ちちゃった!」
ほむら「あ…あ…パ、パソコンは…!」
マミ「暗くて何も見えないわ…暁美さーん」
ほむら「電源が…落ちてる…」
マミ「あっ、ここに居たのね!小刻みに体震えちゃって…怖かったのかしら?」ギュッ
ほむら「あ…あ…」
マミ「うふふ、でももう大丈夫よ。今つけてあげるから…」カチッ
>>1は、PCの知識皆無だろ?
ほむら「せっかく半分くらいまで行ってたのに…貴女って人は…」
マミ「あ…ごめんなさい…」
ほむら「見なさい、モデムの電源が落ちたせいで…また最初からやり直しよ」
マミ「…」シュン
ほむら「…まあ、貴女に怒っても仕方が無いわね」
マミ「え?」
ほむら「貸してもらっている身って事を忘れてたわ」
マミ「じゃあ…許してくれるのね」
ほむら「もちろんよ。なんだか一周通り越して、どうでも良くなってきたわ」
マミ「良かった…」
ほむら「本物のまどかにいつでも会えるんだから…こんなゲームに固執する必要性はないわよね」
マミ「うふふ…じゃあもう寝ましょ♪」
ほむら「…」
>>116
自作に手を出してわけわからなくなって、5万円無駄にしたぐらいのレベルだよ
マミ「じゃ、電気消すわよ♪」
ほむら「…」
マミ「電気消すと、なんでも話せるような気分になるわね…」
ほむら「…」モゾモゾ
マミ「あら、どうしたの?」
ほむら「あーっ!あーっ!」ゲシゲシ
マミ「い、痛いわ!どうしたのよ、突然蹴ってきて!」
ほむら「あん時ずっとパソコンを監視してたら!こんな事無かったのに!」ゲシゲシ
マミ「やっぱりまだ怒ってるのね…」
ほむら「貴女に怒ってるんじゃないわ!私自身に対して怒っているのよ!」ゲシゲシ
ほむら「この!やり場のない怒りはどう抑えればいいか…」ゲシゲシ
ほむら「…」ムズムズ
ほむら「ちょっと抱き枕になってもらうわよ」ギュウウウウ
マミ「ひゃっ!な、何をするの?」
ほむら「ふぅ…少しだけ気分が落ち着いてきたわ」
ほむら「悪いけど、今晩はずっと抱かせてもらうわ」
ほむら「なんだか、あなたを抱いてると…懐かしいような気がして、気持ちが落ち着くのよ」
マミ「…構わないわよ」ギュッ
ほむら「…おやすみなさい、巴マミ」
マミ「おやすみなさい、暁美さん」
次の朝
ほむら「…昨日はありがとう」
マミ「ふふ…いつでも好きな時に来ていいわよ。歓迎するから」
ほむら「それじゃ…結局ゲームは出来なかったけれど…楽しかったわ」
ほむら「さようなら」スタスタ
マミ「…やっとお友達が出来たわ!」
マミ「この日を記念日にしましょう。アミチ・ジョールノね…!」
マミ「…うふふ、カレンダーに印付けて…!暁美さんのイメージカラーで黒色のサインペンで塗りましょう」
ほむら「はぁ…結局は、何も解決してないのよね」
まどか「…」フラフラ
ほむら「あら、どうしたのかしら?目の下にくまなんて作って」
まどか「…あ、ほむらちゃん」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「ごめんね…凄い顔だよね」
ほむら「まどかはどんな顔でも素敵よ」
まどか「…実は昨日、さやかちゃんの家に泊まっていて…」
ほむら「…またあの子が何かしたの?」
まどか「いや…どっちかってと私のせいかな…?」
ほむら「何だかよくわからないけど、大事な体なんだから…ちゃんと寝なさいよ」
まどか「ウェヒヒ…ありがとう」
まどか「さやかちゃん、今日も来たよ」
さやか「ああ…また来たんだ」
まどか「ごめんね…お母さんのPC壊してから、家の空気が凄い淀んでて…」
さやか「そりゃあそうだろね…」
まどか「悪いけど、今日もPC貸してもらえないかな…」
さやか「いいよ…私の最新型ボロPC…あ、あはは…」
PC「ガリガリガリガリッガリガリ」
まどか「凄い音だね…」
さやか「まどかが変なソフト入れまくったせいだよ…パッチだの、スーパーなんちゃらだの…」
まどか「ごめんなさい…」
さやか「もういいよ…は、はは」
まどか「うぐぐぐ…このパッチを入れても途中でエラーが出る!」
さやか「諦め…」
まどか「駄目だよ!モニターの中でほむらちゃんが待ってるんだから!」
まどか「このエラーの内容をネットで調べないと…えーと」
まどか「この設定を弄れば改善されるかもだって!やってみよう!」
まどか「駄目だった…あれ、これは」
まどか「このファイルを消せばいいんだね!」
まどか「これでも駄目かあ…じゃあこっちの方法で行こう!」
さやか「ああ…私のPCがメチャクチャにされていく…」
さやか「お年玉貯めてやっと買ったのにぃ…ぐすっ」
まどか「…あれ、フリーズしちゃった」
さやか「…」
まどか「ど、どうしよう…」
まどか「そうだ、再起動しよう」
まどか「あっ…HDD飛んじゃってる…リカバリーディスク持ってない?さやかちゃん」
さやか「HDDって…パソコンの中のデータだっけ?」
まどか「う、うん…」
さやか「飛んだってことは…あ…あたしのと恭介の記念写真ファイルも消えちゃったの?」
まどか「うん…」
さやか「」バタン
まどか「さやかちゃん!さやかちゃん!」ユサユサ
まどか「ど、どうしよう…データとか元に戻せないかな」
まどか「そうだ、ほむらちゃんに聞いてみよう!ほむらちゃん、機械詳しそうだし…可愛いし…ウェヒヒ」
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