杏子「知らねーよそんなのマミにでも聞けよ」
ほむら「クラスメイトに気になる子がいてね」
ほむら「どうしてもその子と仲良くなりたいの」
杏子「お前は社交性なさそうだしな」
ほむら「あなたに言われたくはないのだけれど」
勢いで立てた
あとは頼む
杏子「んで、だれと仲良くなりたいんだ」
ほむら「あなたにとっても身近な人よ」
杏子「あたしにとっても身近…」
杏子(さやかか!?)
ほむら「残念ながらハズレよ」
杏子「ひ、人の心読むなよ!」
ほむら「鹿目まどか」
杏子「鹿目まどか?こないだの転校生か」
杏子「全然身近じゃねーんだけど」
ほむら「…そう」
杏子「へーあんたってあんな大人しそうな奴がタイプだったんだ」
ほむら「そうよ悪い?」
ほむら「いいからさっさとコツを教えなさい」
杏子「だからさっきもいっただろそんなの知らねーよ」
ほむら「あらシラを切るつもり?」
ほむら「美樹さやかと両想いになり親公認で同棲まで果たしたあなたの台詞とはとても思えないわ」
杏子「さ、さやかのことは関係ねーだろ」
杏子「友達になりてーなら素直にそう言えばいいだろ」
ほむら「いいえ佐倉杏子。私とまどかはすでに並の友達を遥かに超すベストフレンド」
ほむら「いうなれば魂で結び付いた関係にあるのよ」
ほむら「私が聞きたいのは魂ではなく物理的に結びつくための手段よ」
杏子「病院いけ」
>>23
背景や相関除いても大概ボケとツッコミだからな
杏子「仲良くってそういう意味かよ!」
杏子「だいたいあたしとさやかはまだそういう関係じゃ」ゴニョゴニョ
ほむら「別にあなたたちが事を致してようがいまいがどっちでもいいの」
ほむら「私はあなたの美樹さやかを攻略した手練手管を高く評価している」
ほむら「どうすれば私も鹿目まどかを攻略できるかしら」
杏子「…あんたマジなんだな?」
ほむら「ええ」
杏子「…わかった。協力してやるよ」
ほむら「感謝するわ佐倉杏子」
杏子「その代わり一つ条件だ」
ほむら「…ラーメンでも奢ればいいのかしら?」
杏子「よくわかってるじゃねーか」
攻略1
杏子「まず大切なのは相手との距離感だ」
杏子「相手との距離もわからずやみくもに近づいてっちゃ警戒されるだけだし」
杏子「あんたは鹿目まどかをどの程度理解してる?」
ほむら「もちろん全てを」
杏子「その自信はどこからくるんだか」
杏子「んじゃお手並み拝見といきますか」
ほむら「おはよう、まどか」
まどか「!?」
まどか「ほ、ほむらちゃん…おはよう」ビクビク
ほむら「今日も可愛いわねまどか。あなたの周りはいつも世界が輝いて見える」
まどか「あはは…」
ほむら「…あら?その髪紐」
まどか「」ビクッ
ほむら「私があなたに返したものじゃないわね?」
まどか「ア、アレはね、えっと」
まどか「そう!ちょうどお洗濯にだしちゃって!」
まどか「せ、せっかくほむらちゃんから貰った大切なものだから!」
まどか「いつもキレイにしておきたくて!」
まどか「それでね、その…」ビクビク
ほむら「…そう」
ほむら(そんなに大切に思ってくれてたのねまどか///)
ほむら「そういうことなら仕方ないわね」
まどか(ほっ)
ほむら「今日は代わりの紐を持ってきてるからこっちをつけるといいわ」
まどか「」
ほむら「やっぱりあなたは赤が似合うわ」ニコッ
まどか「そうだ今日は日直だったんだ!ごめんねほむらちゃん先行くね!」ダダダ
ほむら「あ、まどかぁ」
ほむら「どうだったかしら佐倉杏子」
ほむら「あの子と私の間には1マイクロの壁も存在しないとわかっていただけたと思うけど」
杏子「私には絶壁が見えたけどなー」
杏子「あれは完全に怯える小動物のそれだったぞ」
ほむら「佐倉杏子、あなたの両の眼は飾りかしら?そんなんじゃ先が思いやられるわね」
杏子(これ無理じゃねーかな)
さやか「あれー?杏子じゃん」
ごめんちょっち疲れた
飯食う
>>25
杏子「それでもてめえ人間か!」
ほむら「もちろん違うわ、あなたもね」
これは最強のボケと突っ込みだよな
ほむ
杏子「さ、さやか!」
さやか「用事があるから先に行くっていってたけどどうしたのー?」
さやか「っと、あんたも一緒だったのか」
ほむら「ええ」
さやか「珍しい組み合わせだね。またなんか企んでるの?」
ほむら「あなたには関係のない話よ。行きましょう佐倉杏子」ガシッ
杏子「ちょ、引っ張るなよ!また後でなさやか!」
さやか「…」
攻略2
杏子「相手が何が好きで何が嫌いか把握しておくことは重要なポイントだ」
杏子「単純に相手の好む行動を取っていれば自ずと高感度も上がるんじゃね?」
ほむら「なるほど。一理あるわね」
杏子「んであんたは鹿目まどかの好みは?」
ほむら「当然把握しているわ」
杏子「そうかい」
ほむら「まどか」
まどか「ほ、ほむらちゃん」ビクッ
ほむら「一緒に帰りましょう」
ほむら「行きつけの場所があるの」
ほむら「おいしいお菓子と紅茶が出てくるのよ。あなたもきっと気に入るわ」
ほむら「さあ行きましょう?」
まどか「あ、あの、ごめんねほむらちゃん…」
ほむら「まどか?」
まどか「今日はさやかちゃんと約束があって…」
ほむら「…そう、美樹さやかと」
まどか「さやかちゃんの先輩を紹介してくれるんだって」
まどか「優しい先輩らしくてね、私も会うの楽しみなんだ」
さやか「まどかー、そろそろいくよー」
まどか「う、うん!」
ほむら「…」
まどか「ほ、ほむらちゃんも一緒にどうかな?」
・・・
杏子「断っちまってよかったのか?」
ほむら「今回は先手を取られた私の負けよ。潔く美樹さやかに譲るわ」
杏子「あんたからそんな殊勝な言葉が出るとはね」
ほむら「あなたこそ美樹さやかに誘われてたのでしょう?」
ほむら「あちらに付き合わなくてよかったの?」
杏子「こっちも色々あんだよ」
杏子(朝のでちょっとさやかとギクシャクしてるしな。それに)
杏子(こっちもほっとけないしな)
ほむら「そう」
杏子「んで今はどこ向かって歩いてるんだ?」
ほむら「すぐにわかるわ。あなたもよく知ってるところよ」
杏子「へいへい」
・・・
マミ「あら、いらっしゃい」
ほむら「お邪魔するわ」
さやかの先輩ってデデさんしかいないだろ・・・
さやかって先輩からうざがられて陰湿なリンチとかされてそいう
マミ「佐倉さんも一緒だったのね」
マミ「今日は千客万来ね。うーんとおもてなししないと」
杏子(おいほむら!これはどーいうことだ!)
ほむら(まどかが好きなもの)
ほむら(それは私をおいて他にいない)
ほむら(そんな私が後からサプライズで登場する)
ほむら(まどかにとってこれほど嬉しいことはないはずよ)
杏子(頭が痛くなってきた)
まどか「ほ、ほむらちゃん!」
ほむら「待たせてしまったわねまどか」
杏子「よ、ようさやか!」
さやか「なんとなくそんな気はしてたけど杏子も一緒か」
さやか「いつの間にその悪魔と仲良くなったの?」
まどか(悪魔…?)
杏子「たまたま!たまたまそこで会ったんだよ!」
さやか「ふーん…」
マミ「うふふ。こんなに賑やかなのはいつ以来かしら」
・・・
まどか「今日はとっても楽しかったです巴さん」
まどか「またお邪魔してもいいですか…?」
マミ「あら、嬉しいこと言ってくれるわね」
マミ「いつでも遊びにいらっしゃい。今度は私の新しいお友達も紹介するわ」
まどか「はい!とっても楽しみにしてます」
マミ「うふふ」
マミ「そ・れ・と」
まどか「?」
マミ「これからは私のことマミって呼んでくれると嬉しいなー」
まどか「…はい!マミさん!」
・・・
さやか「あんた何考えてるの?」
ほむら「何のことかしら?」
さやか「まどかだけじゃ飽き足らず、今度は杏子まで巻き込んで」
さやか「もし杏子に変なことするつもりならあたしが許さない」
杏子「さやかちょっと待って、これには事情が…」
ほむら「ひどい言いがかりね」
さやか「言いがかり?」
ほむら「佐倉杏子は『今』は私のパートナーなの」
ほむら「彼女と私は同じ理想を夢に見るパートナー」
ほむら「この件に関しては彼女も同意してるはずよ」
さやか「…本当なの?杏子」
杏子「だからさやか聞けって!これには事情が!」
さやか「じゃあほむらが言ってるのは全部嘘?」
杏子「全部…は嘘じゃない、けど!」
さやか「そっか…」
修羅場って怖い(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
まどか「みんなー遅れてごめんね!」
まどか「…どうかしたの?」
さやか「ごめんねーまどか。あたし先に帰るわ」
さやか「誘っておいてなんだけど、さ」
まどか「ううん、大丈夫だよ。私は大丈夫だけど…さやかちゃんの方こそ」
さやか「あはは!このさやかちゃんが大丈夫ですかって!モチのロンってやつですよ!」
さやか「…また明日ね」ダッ
杏子「おいさやか!待てって!」ダッ
まどか「どうしちゃったのかな、さやかちゃん…」
ほむら「今はそっとしておいてあげましょう」
まどか「今日は楽しかったねほむらちゃん」
ほむら「そうね、私も久しぶりに、楽しかったわ」ニコッ
まどか「」ドキッ
まどか(今まで怖くて気付かなかったけど)
まどか(ほむらちゃんって笑うとほんとに綺麗…)
ほむら「?どうかしたの?」
まどか「な、なんでもないよ、なんでも」
ほむら「?ならいいけど」
まどか「…」
まどか「あのねほむらちゃん」
ほむら「なにかしら」
まどか「正直にいうとね、ほむらちゃんのこと」
まどか「ちょっと怖いなってずっと思ってたんだ」
ほむら「…そう」
まどか「ごめんねほむらちゃん」
ほむら「…気にしなくていいわ」
ほむら「…気にしなくて、いいわ」
ほむら(それでも私は…)
まどか「…でもね、今日みんなで集まってね」
ほむら「…」
まどか「私がいて、マミさんがいて、さやかちゃんがいて、杏子ちゃんがいて」
まどか「ほむらちゃんがいて」
まどか「なんでかわからないんだけどすっごく幸せな気分だった」
まどか「失くしちゃったものがいっぺんに戻ってきた気がしたんだ」
まどか「だから…はいっ」手ヲダス
ほむら「…?」
まどか「私と友達になってください」
まどか「こんな私でよければずっと友達でいてください」
ほむら「…」
ほむら「……」
まどか「ダメ、かな?」
ほむら「ダメじゃない!」パシッ
ほむら「わ、わたしこそ」
ほむら「こんなわたしでよければ!!」
まどか「うん!改めてよろしくねほむらちゃん!」
ほむら「こっちこそ、まどか///」
まどか(ウェヒヒ、こんな照れたほむらちゃん初めてみるよ///)
翌日
まどか「あ、おはよー!ほむらちゃん!」
ほむら「お、おはよぅまどか///」
まどか「今日もいい朝だね」
ほむら「そ、そうね」
まどか「それと今日もほむらちゃんは美人だね!」
ほむら「は、恥ずかしいからやめて」
まどか「ウェヒヒ」
まどか「そういえばさやかちゃん達はどうなったのかな?」
杏子「だからあんまりひっつくなって!」
さやか「いーやーだー!」
まどか「あ、さやかちゃん!杏子ちゃん!」
ほむら「…様子が変ね」
さやか「おっはー!」
杏子「よう、二人とも」
まどか「おはよう。さやかちゃん昨日は大丈夫だった?」
さやか「いやー昨日はすっかり取り乱してしまいまして」
ほむら「それでいったい何があったのかしら?」
ほむら「随分と仲がよろしくなったように見えるけど」
杏子「それは…」
さやか「それは私たちだけのヒミツ!」
杏子「おいさやか」
さやか「なんというか二人で熱いハートをぶつけ合ったといいますか」
さやか「お互いを深い所まで認識しあったといいますか」
まどか「…」
ほむら「…」
まどか「そ、それって」ゴニョゴニョ
杏子「か、勘違いするなよ二人とも!」
杏子「あくまで比喩だからな!比喩!」
さやか「ニヒヒ」
ほむら(その様子だと本当のところは教えてくれなさそうね)
杏子(さやかに口止めされてるんだよ…)
さやか「おやお二人さん、また私に黙って内緒話ですかな?」
杏子「さ、さやか!これは違っ!」
マミ「あらあら朝から賑やかね」
まどか「あ、マミさんおはようございます」
マミ「おはよう」
マミ「今日も良い一日になりそうね」
まどか「そうですね」
まどか「みんながいるんだからきっとそうなります!」
マミ「そうね。うふふ」
マミ「そうそう美味しいケーキが手に入ったの」
マミ「今日もみなさんでどうかしら?」
まどか「是非!」
さやか「なになに、ケーキだって」
杏子「ちゃんとお菓子もつけてくれるんだろうな?」
マミ「もちろん!」
マミ「とびっきり美味しいのを御馳走するわ」
まどか「一緒にいこう、ほむらちゃん!」
ほむら「ええ。まどか」
ほむら(あなたと一緒に、どこまでも)
まどか「ウェヒヒ」
終わり
私はカツ丼
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