妹「私って魅力無いんでしょうか」(484)
妹「別れた彼氏に魅力が無いと言われました」
兄「俺に伝えてどうすんだそんな事」
妹「まあ私も常々彼は魅力が無いと思っていましたが」
兄「よくそんなんでカップル成立してたなお前ら」
妹「恋人ごっこの練習です。本命は別に居るんですよ」
兄「最悪だこいつ」
妹「ちなみにその本命とは貴方の事です」
兄「告白を物のついでみたいに扱うんじゃねえ」
妹「嫌でしたか」
兄「気分が悪くなってきました」
妹「そんな貴方が大好きです」
ふぅ
妹「で、どうなんです」
兄「保留にさせてくれ」
妹「そうじゃなくて。私は魅力無いですかね?」
兄「そっちか。まあ、無いな」
妹「なんと」
兄「まず色っぽさが無い」
妹「顔はそこそこ整っていると自負しているのですが」
兄「確かに顔は上の上だよお前。でもそれが逆にとっつきにくさを演出してる」
妹「ふむ、そのような考え方があるのですね」
兄「男って馬鹿よ。で、体型」
妹「……体型ですか」
兄「……まあ世の中にはロリコンと言う人種がいるから一概には言えないが」
妹「兄さんはどうです?」
兄「巨乳好きです」
妹「……」
兄「そのジト目も魅力を削る一因だな」
妹「がびぃん」
兄「外見に関しては……そうだな、40点と言った所か」
妹「50点満点ですよね」
兄「話聞いてた?」
妹「少しくらい希望を見たって」
兄「同情はしてやる」
兄「性格に関して話をする必要はあるだろうか」
妹「私を隅々まで分析してくださいよ、そのいやらしい目でじっくり眺めて」
兄「そう言うのいらないから」
妹「服脱ぎましょうか?」シュル
兄「いらねえっつってんだろ」
妹「つれないですねえ」
兄「……その突拍子も無い誘惑は減点対象だ」
妹「好きな人は好きなのでは?」
兄「どうだか」
兄「お前女の子らしい趣味が無いよね」
妹「失礼な」
兄「好きな漫画は?」
妹「画太郎先生とか」
兄「マニアックすぎる」
妹「元彼氏に打ち明けたら明らさまに引かれました」
兄「別れてよかったな」
妹「それでも兄さんは引かないんですよね、大好きです」
兄「軽々しく好きなんて言っちゃいけません」
兄「もう少し女の子らしい立ち振る舞いを身につけたらどうだ」
妹「処女らしい振る舞いですか」
兄「なんでそっちに行くかな」
妹「まあまあ。例えばなんです?」
兄「うーん。笑顔を絶やさず人と接するとか。お洒落に気を使うとか。
俺は男だからよく分からないけど、とにかく色々あるだろ」
妹「……好きな人に接触的にアプローチをかける、とか?」スッ
兄「首に腕を回すな」
接触的?
積極的です多分
妹「一度してみたかったんです、これ」
兄「耳元で喋るなぞわぞわする」
妹「抵抗しないんですか? 振り解いてもいいんですよ?」
兄「後が怖いからな」
妹「ふふ……ぁ、んっ……はぁ……やぁっ……」
兄「何喘いでんだ」
妹「私なりの“襲っていいよ?”アピールです」
兄「やべぇこいつ本気で訳分からん」
妹「そうは言っても」
兄「なんだね」
妹「こちらの方は、大きくなって」サワ
兄「いない」
妹「……ちょっぴりショックです」
兄「悪いな」クイ
妹「あ……」
兄「俺、童貞なんだ」
兄「この程度でやられる程甘くは無い」スタスタ
妹「……何処行くんですか?」
兄「風呂……ま、頑張ってお洒落でもしてみろよ」
兄「お前が女の子らしくなってきたら、少しは反応するかもな」
バタン
――浴室
兄「……短小で良かった」
兄「あの場で脱がされてたら間違いなく終わってた」
兄「告白もされちゃったな、ついでだったけど」
兄「……どーすっか」
兄「答えを出す出さない以前に……誘惑に耐える事から始めなきゃならんのか」
兄「……」
兄「突然乗り込んできたりして……」キョロキョロ
兄「……無い、か」
兄「……」
兄「……」
兄「んー」
兄「何考えてんだかな、俺も」
兄「寝よう」
――
妹「……よいしょ」シュルシュル
妹「……これ、まだ着れるかな……」シュルシュル
妹「兄さんはどういうのが好きか、聞いておくべきでしたね……」
妹「むう……」グイグイ
状況どうなってんだよこれ
>>27
風呂上り後のそれぞれの自室です
分かりにくくてさっせん
兄「朝です起きます」
妹「おはようございます」
兄「……何故妹の声がするのか」
妹「朝から私の声が聞けるなんて幸せじゃありません?」
兄「ああそうだね」
妹「目がしょぼしょぼしてますね」
兄「寝起きだからね、今お前が何処にいるかも分からん」
妹「……ご飯できてますから、下に来てくださいね」
兄「今の間はなんだよ」
兄「……」スタスタ
兄「妹? 居ないのか」
兄「下に来てくださいってのはなんだったんだ……」
兄「まあ、食べるか。コーンフレークだけど」
妹「……兄さん?」
兄「あ? なんだお前、上に――」クルッ
妹「……どうですか?」
兄「いや、どうって。どうしたんだ、その格好」
妹「可愛いですか?」
兄「……うん、まあ」
妹「……そうですか」スタスタ
兄「あ。なんなんだあいつ……?」
妹「……うんまあ、ですって。相変わらずはっきりしない人です」フンス
妹「でも、明らかに目が泳いでいましたね」
妹「最初の印象付けとしては、上々までは行かなくとも、いい結果でしょう」
妹「ここから徐々に切り崩していくとしましょう」ワクワク
――
兄「……」モグモグ
兄「……あー。可愛かったな、あいつ……」
兄「昨日の今日であれかよ……これはまずいかもしれん」
兄「あいつが本気を出したら、どうなるか分かった物じゃないぞ」
兄「食った。部屋に戻るか」
兄「そしていつ妹が来てもいいように心の準備を……」
妹「おにーちゃーん!」
兄「とんずらー!」ダッ!
妹「ちょっと待ってください」
兄「うるせぇダァホ。今のはどういうつもりだダァホ」
妹「いいじゃないですか、お兄ちゃん大好きな妹を演じてみました」
兄「頼むから無表情でそういう事を口にしないでくれ」
妹「まぁ、いけないお兄様」モジモジ
兄「……もういい。俺は行くぞ
妹「……ふむ。口調変更は効果薄、ですね」
兄「なんの話だ」
妹「さぁ?」ニコニコ
妹「ところで、兄さん」
兄「なんだ」
妹「どうして先程から私の方を見て話さないんですか?」
兄「……今のお前は俺にとって直視するにたえないからな」
妹「かわいすぎて襲ってしまいそうと言う事ですか」
兄「見解の相違だ」
妹「残念です……」ピタリ
兄「抱きつくなダァホ」
妹「気に入ったんですか、それ」
兄「うん」
妹「妹の体はどうです? 気持ちいいでしょう?」スリ
兄「お前が言うと意味もなく罪悪感に包まれるからやめろ」
妹「そんなもの取っ払ってしまえばいいのですよ……私の体で」
兄「ちょっと待て、ちょっと待って妹」
妹「なんですか」
兄「もしかしてさ、お前この場で俺に襲われても構わないとか考えてるわけ?」
妹「痛いのは嫌ですけど……貴方になら、何をされても」
兄「実の妹にそんなこと言われて興奮しない俺はまだ正常なんだよな」
妹「私は自分で言ってて興奮しますけど」
兄「お前は元から異常だ」
妹「……まだおっきくしてくれないんですか?」サスサス
兄「初めてだと中々勃たないらしいぞ」
妹「こんな可愛い妹がアタックしているのに……」
兄「多少は可愛くなったが、まだまだのようだな」
妹「あら。素直に可愛いって言ってくれましたね」
兄「嘘は嫌いだ」
妹「ふうん……」スッ
兄「何で目閉じて顔をよせてくるの?」
妹「空気読んでくださいよ」
兄「こんな空気嫌だ」
妹「どうやらまだ妹ちゃん好き好きポイントが足りないようです」
兄「寒気がしてきた」
妹「ちなみに私のお兄ちゃん好き好きポイントは上限を振り切っています」
兄「その割には襲ってこないのな」
妹「いいんですか?」
兄「駄目」
妹「でしょう。私とて強引な性交は好きではありませんから……されるのは好き、ですけど」
兄「あっそう」
妹「勿論兄さん限定ですよ?」
兄「あっそう」
妹「ところで兄さん、本日のご予定は」
兄「自室警備」
妹「ひまんじですね」
兄「肥満児?」
妹「暇人と言うことです」
兄「そういう造語が今流行ってるのか」
妹「気のせいです……折角ですから、お出かけしませんか」
兄「お出かけですか」
妹「私としては、デートの方がいいのですが」
兄「お出かけなら許す」
妹「ならそうしましょう」
妹「さあ、行きましょうか」
兄「何処行くかとか、考えてるのか?」
妹「お任せください、色々調べておきましたから。
まずは駅前のデパートに向かいますよ」
兄「……へえ」
妹「用意周到だな、とか思っちゃいました?」
兄「思っちゃいました」
妹「頭なでてもいいんですよ」
兄「はあそうですか」テクテク
妹「……面白くないですねぇ」テクテク
――駅前
妹「人がいっぱいいますねー」
兄「胸が痛くなる光景だ」
妹「よしよし、私の可哀相な兄さん」ナデナデ
兄「公衆の真ん中でさあ、よくそういう事言えるよね。頭やめろ」
妹「私が貴方の慰み者になります」
兄「話を聞けよ」
妹「……ここまでやって、まだ私に魅力が無いと言いますか?」
兄「今更その話を持ち出されてもな……」
妹「まあいいです。このデートで貴方の気持ちをゲットしてみせますから」
兄「さりげなくデートにすんなダァホ」
――デパート本屋
妹「涼しいですね」
兄「何故本屋なんだ?」
妹「貴方が来たそうな眼をしていましたから」
兄「エスパーかお前は」
妹「うふふ。知っていますよ兄さん。貴方がかねてから愛読している漫画があることを」
兄「ちょ」
妹「そしてその漫画の最新巻が先日発売された……しかし」
妹「その漫画の表紙は極めて如何わしい。そりゃそうですね、エロ漫画ですもの」
兄「」
妹「私は知っています。毎回その漫画を買いに行く事で、兄さんは本屋の従業員にとても白い目で見られてしまうことを」
兄「もうやめろ……やめてくれ……」
妹「泣きそうにならないでください。何故私が此処に貴方を連れてきたか、まだ分かりませんか?」
兄「か、買いに行けと言うのか!?」
妹「いいえ。今日は大サービスです……私がその漫画を買ってきてあげましょう」
兄「なん……だと……」
妹「だから、その漫画の名前を口頭で、一言一句漏らさず私に伝えてください」
兄「……」
妹「どうしました?」
兄「……お前さ、見たんだろ」
妹「はい」
兄「中身、読んだんだろ」
妹「ヒロインが素敵でしたね。巨乳ですが」
兄「……そこまで知ってるなら、わざわざタイトルを言う必要は」
妹「買わなくていいんですか?」ニッコリ
兄「……」
デュフ男マダー
兄「……」キョロキョロ
妹「周りを気にしてるようじゃまだまだですね」
兄「くっ……いいか、一回しか言わないぞ……?」
妹「ええ、どうぞ」
兄「……“いもっこプレイング”だ」
妹「いもっこ? ええと、どういう字ですか?」ニコニコ
兄「い、妹だよ! 妹っ子! 分かったか!?」
妹「ええ、大丈夫です。じゃ、行ってきますね!」スタスタ
兄「ああ……はあ……」
>>50
残念、人違いです
妹「お待たせしました。はい、どうぞ」
兄「……確かに受け取った」ガサゴソ
妹「今更ですが、ここで買う必要はあったのでしょうか」
兄「ここが一番お求めやすいんだよ……」
妹「なんにせよ購入を恥ずかしがってるようじゃまだまだですね」
兄「る、るせえダァホ!」
妹「うふふ。そう言うジャンルが好きなんですね、兄さん?」ニコニコ
兄「やっぱりお前は性格が駄目だ……」
妹「あら……てっきり喜ぶ物かと思っていたのですが」
兄「買えたのは嬉しいが前提がおかしすぎだ」
妹「成程。勉強になります……」
兄「まったく……」
兄「……そういや、お金は?」
妹「大サービスです。私が払いました」
兄「それは知ってるけど。この本は俺のだし」
妹「大サービスです。お金はいりません」
兄「っつってもなあ」
妹「……いつもの感謝、として受け取ってくださいよ」
兄「……むう」
兄「次は何処行くんだ?」
妹「ゲームセンターなんてどうでしょう」
兄「まあ、いいだろう」
妹「曖昧な返しですね」
兄「今度こそお前に金を毟られるかと思うとな」
妹「大サービスです」
兄「それはもういい」
妹「ラッキースケベはいかがですか?」
兄「いらねぇよ」
妹「あら、これは」
兄「ガンシューか。新しくなったんだな」
妹「どうです、兄さん。一回やってみませんか?」
兄「いいけど……やった事あるのか?」
妹「デモ映像なら何度も繰り返し見ましたよ」
兄「お金の無い小学生みたいな事をするのはやめろ」
妹「大丈夫ですって。今、小銭はたくさんありますから」
兄「コンティニューする気まんまんじゃねぇか」
妹「ちょ、ちょっとだけですよ……さ、やりますよ!」シュコン
兄「ったく、しゃあないな……」シュコン
妹とアイス買ってくる
戻りました
我が家は揃ってスーパーカップが好きです
妹「傾向と対策」バンバンバン!
兄「あ?」バンバン
妹「このゾンビたちは頭を狙うとすぐ倒れるようです」バンバン!
兄「ああ……シリーズ通してそうだよ」
妹「だから、冷静に……対処すれば……んっ!」
兄「……無理すんなよ」
妹「えっ?」
ドギャー
妹「あ。あー!」
兄「あーあーよそ見するから」
妹「に、兄さんが変な事言うからですよ!」
妹「待っててください、今コンティニューしますから……」
兄「いや、いい」
妹「え?」
ドギャー
兄「……俺もやられたし、これで終わりでいいだろ」
妹「あれ? 兄さん、いつの間に」
兄「……ほら、行くぞ」スタスタ
妹「え……あ、はい……」
兄「……」
妹「……あの、兄さん?」
兄「なんだね」
妹「もしかして……つまらなかった……ですか」
兄「いや、面白かったよ」
妹「……本当ですか?」
兄「どうした、妹」
妹「え?」
兄「珍しく気弱じゃないか」
妹「なっ……そ、そりゃ、自分の立てた計画が、失敗してたら……嫌じゃないですか」
兄「ふぅん……」
兄「俺は嘘が嫌いだって言ったろ」ナデナデ
妹「っ……そうですけど……」ピク
兄「あー。なに、俺がわざと死んだのを気にしてんの?」
妹「……はい」
兄「……あのなー。初心者のお前がコンティニューなんてし始めたら、どんだけ金かかると思ってんだ」
兄「こっちは漫画を買ってもらってんだ。これ以上お前に不必要な金なんて使わせたくないの」
兄「楽しめる場所なら他にもたくさんあるんだから、な」ポンポン
妹「……むう。変に優しいです、兄さん」
兄「おめーこそ訳分からんくらいへたれだな」
妹「……でも。少しきゅんとしました」
兄「俺はしなかった」
妹「えぇ!?」
――フードコート
兄「そろそろ昼飯にするか」
妹「そうですねー……」
兄「何おちこんでんの」
妹「魅力が無いのは私じゃなくて兄さんなんじゃないかと」
兄「好き好き言ってた奴が何を今更」
妹「そ、それは関係ありません。で、何食べましょう?」
兄「先に行ってこい。俺は席を――」
グイ
兄「……なんだよ?」
妹「一緒に並びましょう」
兄「……仕方ないな」
妹「ふふふ……」キュ
兄「なんて自然な動きで腕を絡ませやがる」
妹「こうするとカップルみたいでしょう?」
兄「初々しさが無い」
妹「初々しい妹、が好きなのですね」
兄「な、何のことだまさかお前」
妹「ご安心ください」スッ
妹「私、処女ですから……」
兄「……耳元でささやくな」
妹「どきどきしちゃいました?」ニコニコ
兄「はあ……」
兄「処女、て、そりゃ分かってたけど」
妹「あら。てっきり元彼にずこずこされてる妄想で抜いてるものかと」
兄「その発想の時点でお前は初々しくねぇよ」
妹「してなかったんですか? 本当は別れてほっとしていたり……?」
兄「……そりゃ、駄目な奴に振り回されるよかマシとは思ったが」
妹「大事にしてくださっているのですね」ギュ
兄「都合いいなあお前の頭……」
妹「今の私の頭は95%が兄さんの事で構築されています」
兄「障害抱えてるレベルじゃないな」
オカーアゲジャッシター
兄「……結局二人ともマックにしてしまったが」
妹「美味しそうです」
兄「お前、一人でポテトのLなんて食べれんのか?」
妹「何言ってるんですか、半分こですよ!」
兄「ああそう」
妹「……まあ兄さんがふっくらとした女の子が好みと言うなら私は」
兄「分かった分かった食うぞ」
妹「ふふ、貧乳の良さにようやく気付いてくれましたね」
兄「それは違う」
兄「丁度席も空いたな」
妹「よいしょ……ここで席が見つからないと計画がずれてしまいますから、良かったです」
兄「やっぱさっき俺が探しておいた方が」
妹「それだと私が処女だって情報が開示されないじゃないですか」
兄「なにゲームみたいな事言ってんだお前」
妹「気のせいですよー。さ、食べましょう」モグモグ
兄「……あーところで。その計画とやらは、この先どうなってるんだ」
妹「知りたいですか?」
兄「やっぱいい」
妹「少しだけ教えてあげます」
兄「一々不可解だなお前」
妹「昼食をとった後は、デパートを出ます」
兄「ほう。てっきり映画でも見に行くものかと」
妹「時間をとってしまいますから。そう言うのはまた今度で。
……それから少し歩いて、カラオケ屋さんに入ります」
兄「……カラオケも時間取るだろうが」
妹「それ言ったらなんでも時間取るじゃないですか!」
兄「なんで怒るんだよ」
妹「もー。少しは察してくださいよ、私の純情を……」
兄「寒気がしてきた」
妹「……ふん。まあいいです。
カラオケで時間を費やした私たちは、ふと自分達がいい感じの雰囲気になっている事に気付きます」
兄「ボツ」
妹「最後まで聞いてくださいよ!」
兄「なんだ今の三流小説みたいな流れは」
妹「カラオケですよ? 普通の男女だったらいい雰囲気に流れます」
兄「俺ら兄妹」
妹「それ以前に雄雌です」
兄「そう言う台詞が三流小説めいてるぞ」
妹「なんですか、折角近くのラブホテルの情報まで調べてきたのに」
兄「その努力をもうちっと別の方向にだな……」
妹「私は兄さんの為ならなんだってします!」
兄「……」
妹「……こほん。まあ、カラオケに行くのは絶対です」
兄「あっそう……」
兄「ふう。食ったな」
妹「マックチキンはいつになったら復活するんですか」チュウチュウ
兄「何年前の話してるんだよお前」
妹「マックポークはなんか違うんですよね……美味しいですけど」チュウチュウ
兄「ならいいじゃねぇか……捨ててくるぞ」スタスタ
妹「あ、はい。お願いします……」
妹「……オレンジジュース、おいし……」
――デパート前
妹「外に出るとあっついですねー」
兄「だなあ」
妹「こんな日は泳ぎにでも行きたいですねー……ちら」
兄「カラオケ行くんじゃなかったのか?」
妹「それは変更無しですが……ちら」
兄「……なんだよ」
妹「私の水着姿、見たくありませんか……?」
兄「あんまり」
妹「水着の私と、したくありませんか……?」
兄「お前の妄想は何処まで進んでるんだよ」
アイス食ってきたり色々してきますわ!
おまた
妹「水着はもう用意してあるんですよ」テクテク
兄「へえそう」テクテク
妹「興味なさそうですね」
兄「無いからな」
妹「スクール水着と言っても?」
兄「……着るのはお前だから」
妹「あえて小さいサイズを選んだと言っても?」
兄「……着るのはお前だから」
妹「この変態」
兄「お前にだけは言われたくない」
妹「……そんなに大きな胸が好きなんですか?」
兄「……」
妹「確かに、私は貧乳だし、肉付きも貧相ですけど……兄さんの事は大好きなんですよ?」
兄「……」
妹「胸がなくても、きっと気持ちよくさせてあげられますし……。
それに、体の相性だって、もしかしたら合ってるかもしれません」
兄「……そこまで、かよ」ポツ
妹「はい? 何か言いました?」
兄「……なんでもない。面倒だなあ、お前」グシグシ
妹「あっ!? か、髪をいじらないでください。折角整えたんですから!」
兄「おうおうおー」グシグシ
妹「ちょ、ちょっと!」
兄「けしてええええええリライトしてええええええ」
妹「いいですよーにいさーん!」シャカシャカパカスカ
――
妹「あーる、じーだい。あーるばしょー」
兄「……」
――
兄「のーぼーるうううのぼるうううたぁいよぉうがああああ」
妹「きゃー兄さんかっこいー!」シャカシャカパカスカ
――
妹「夜はー自己嫌悪でいそがしいー夜はー自己嫌悪でいそがしいんだー」
兄「……」
妹「ふー。大分歌いましたねー」
兄「……お前の趣味が分からん」
妹「はい?」
兄「なんで歌う曲歌う曲軒並みテーマが暗いんだよ!
一曲目とかカラオケで歌っちゃいけない曲ランキング上位に食い込めるぞ!?」
妹「いい曲じゃないですか」
兄「まあ、それは認めるけど……五分間聞かされるこっちの身もだなあ」
妹「そうですか……ではふぃぎゅあっとなどは」
兄「別の意味でやめろ」
妹「えっちな曲を歌う妹は嫌いですか?」
兄「好き嫌いじゃなくて道徳上の問題でして……」
妹「……」
兄「おい」
妹「はい」
兄「何故しなだれかかってくる」
妹「兄さんの事が好きだからです」
兄「軽々しく好きと言ってはいけないと昨日」
妹「兄さんは私の事、どう思ってるんです?」
兄「……」
妹「私、これでも頑張ったんです」
妹「ラブホテルの事調べて、何処を廻るかとか、時間の事とか、色々計算して。
兄さんに喜んでもらう為に、頑張ってみたんです」
兄「……」
妹「私は、少しでも自分を可愛く見せたくて……。
結局、どれも意味無かったみたいですけどね」
兄「……妹」
妹「はい」
兄「俺はやっぱりまだ、お前の事を家族としてしか、見れない」
妹「……」
兄「今日、お前と一日過ごして……お前を見てだな」
兄「ああ、こいつはいつもどおりだと思ったよ」
妹「……そう、ですよね」
兄「……でもな」
妹「え?」
兄「……ふん。頑張っただぁ? いつもぶらぶらしてるお前が、珍しい事もあるもんだよ」
兄「そんな事言われたら――可愛く見えない訳無いだろが」
妹「…………兄さん」
妹「兄さんって、結構初心なんですね」
兄「おいちょっと待て」
妹「なんですか」
兄「今の流れをどうしてそう簡単にぶっ壊すんだお前」
妹「やー驚きでした。素直に可愛いって言ってくれればいいのに!」ニコニコ
兄「こいつ……」
妹「……でも、嬉しかったですよ」
兄「俺はいつも通りすぎて疲れたよ」
妹「今度はラブホテルまで行ってやりますから」
兄「それは勘弁だな」
妹「家でしたいんですか? お、お母さんに気付かれちゃいますよぉ……でも感じちゃう……びくびく」
兄「はあ……」
妹「……そうだ、兄さん」
兄「あん?」
妹「いい事教えてあげます」
兄「いやいい」
妹「そう言わずに。私、処女って言いましたけど……初めてはそれだけじゃないんですよ?」
兄「は?」
妹「――ん」チュッ
兄「――!?」
妹「……ふふふ。ファーストキス、貰われてしまいました」カア
兄「お、お前……」
妹「……責任は、取ってくださいね?」
兄「」
続くの?
これで終わりのつもりだったけど
需要あるなら妹さんの処女BANまで書こうかしら
一応お粗末さまでした
oh…
書くけど書き溜めるから待ってね
元彼も登場させて男に嫉妬させる方向で
ごめんね何度もごめんね風呂です
>>127
oh…
今書いてるのは大体構想決まったから、その話は次で……続くか分からんけど
>>126だったもう沈んでくる
妹「暑いですねー」
兄「夏だからなー」
妹「部屋に篭ってると余計暑くなりますよ?」
兄「それ以前にお前がひっついてるのが原因だと思うが」
妹「ならお風呂にでも入ります?」
兄「勝手にどうぞ」
妹「面白くないですねぇ」
兄「面白くなってたまるか」
妹「だったら……脱いでいいですか?」
兄「ふざけろ」
妹「精一杯からかってます」
兄「やっぱ性質悪いなお前」
妹「ここまでしてあげてるのに応じてくれない貴方も貴方ですよ……?」
兄「お前は何処に行こうとしてるんだよ……」
妹「やだ……兄さん、えっちです」
兄「あーあー」
妹「はあ。仕方ありませんね」スッ
兄「ようやく離れたか」
妹「これ、借りますね」ガタッ
兄「は? そ、それは!?」
妹「いもっこプレイング最新巻……読ませていただきます」
兄「おい待て! それまだ俺読んで無いんだよっ!」
妹「安心してください、ネタバレになるような事は言いません」
兄「そういう問題じゃない!」
妹「ではどういう問題ですか? 女の子はこういう如何わしい物は読むべきではないと?」
兄「いや、お前に限っては特例だが」
妹「ふふ。兄さん……女の子だって、こういうことには興味あるのですよ?」
兄「人の話を聞け!」
兄「結局持っていかれてしまった」
兄「はあ……そっか、俺が愛読してるのを知ってるって事は、あいつも全巻読んでる訳なんだよな」
兄「うへえ」
兄「しゃあない……あいつが風呂行ってる間にでも取りに行こう」
兄「今は他の画像をオカズに……」
兄「……」
兄「……たまには、スク水の女の子もいいかもしれないな。うん」
――夜、リビング
妹「お風呂、行ってきますねー」ガチャ
兄「おう、行って来い」
母「行ってらっしゃい」
妹「……」ジィ
兄「……?」
妹「覗いちゃだめですよ?」
兄「ダァホ」
妹「うふふ……」スタスタ
兄「ったく……」
母「あなたたち、なにかあったのかしら」
兄「うぇ?」
母「やー最近妙に仲がいいなあって!」
兄「勘弁してくれよ……何も無いって」
母「あら、そう? 別にいいのよ、私としては」
兄「何の話だ」
母「二人が愛し合っていても」
兄「ぶへ」
母「あらあら。図星かしら?」
兄「違うって……大体俺たちは、兄妹なんだぞ」
母「まあ、そうだけど……顔、赤いわよ?」
兄「っ……部屋戻る。とにかく、なんもないからな!」
母「はいはい」
――兄部屋
兄「あー……あ」ボフッ
兄「兄妹。そう、俺たちは兄妹だ……」
兄「でも、この前の一件以来……」
兄「俺の中で、着実にそう言う道徳が崩れ始めてるのは事実だ」
兄「いけない筈なんだがなあ……妹の事を考えると、どうも……」
兄「……はあ」
兄「……ああ、いもっこ取り戻しに行かなきゃな」ギシッ
兄「妹の、部屋……」ゴクリ
――妹部屋
兄「おじゃま、します……」ガチャ
兄「なんだかんだで暫く来てなかったな……あいつの匂いがすげえ」
兄「さて……あいつ風呂あんま長くないし、とっとと探すか……」ガサゴソ
兄「……ん? なんだこ……れ……」ピラ
兄「……“兄さんにしてあげたいコト”」
兄「……あいつ、やるやるとは思ってたが、まさかここまでとは……」
兄「なになに……“フェラ、パイズリ→ここで射精”。
いや射精て。こんなとこまできっちり設定してんのかよ」
兄「パイズリも、あいつの胸じゃ……」
兄「……って、あれ? これって……」
兄「いもっこに出てきたプレイの一覧……か?」
兄「おいおい……そりゃ愛読してるって言ったけど……こんな、事まで」
兄「まさか、最新巻を借りていったのも、これに書く為……?」
“私は兄さんの為ならなんだってします!”
兄「――は、は……」
兄「……あー、落ち着け、俺……」ドキドキ
兄「こんな。こんな事で、理性を……」
兄「あいつの事を、考えちゃ……駄目だ」
兄「顔を洗いに行こう……」スタスタ
兄「……」スタスタ
母「あら? どうしたの?」
兄「なんでもない」スタスタ
母「随分急いでるわね」
兄「顔を洗うだけだ」
母「顔? って、今、妹ちゃんが――」
母「……行っちゃった」
母「まあ……いいかな♪」
ガチャ
兄「あ」
妹「え」
兄「……え」
妹「――~~!!」カアアアアッ
兄「すまんっ!!」バタン!
ドタガタンッ!
兄「い、妹!? どうした!?」
妹「なっ!? な、なんでもありません!
なんでもありませんから、開けようとしないでくださいっ!!」
兄「あ、ああ……ごめん」
妹「部屋!」
兄「え?」
妹「貴方の部屋で――待っててください!!」
兄「あ……はい」
――兄部屋
兄「……」ドゲザァ
妹「……どういうつもりですか?」
兄「すみませんでした」
妹「……覗こうとしてたんですか?」
兄「それは違う……顔を洗おうとしてたんだ」
妹「全く……そんな事言って。本当は見たかったからしたんじゃないですか?」
兄「違うって……」
妹「言ってくれれば、一緒にお風呂入るのも私は構いません……」
兄「おい」
妹「なんなら覗くのも……興奮するかもしれません」
兄「おい!」
妹「……でも、ですよ」
妹「流石に、突然裸を見られるのは……その……」
妹「私だって、恥ずかしいんですよ……」カアア
兄「……」
兄「すみませんでした」
妹「まあいいです。許してあげます」
兄「……ありがとう」
妹「勿論条件付ですけど」ニッコリ
兄「……出来る限りのことは」
妹「では裸になってください」
兄「却下だ」
妹「あら……いいんですか、そんな事言って?
いもっこプレイングのこと、家族に話しても?」
兄「ひ、卑怯だぞ! そんな交渉は!」
妹「人の裸見ておいて何を言ってるんです」
兄「う……」
妹「それに、対等じゃないですか……貴方は私の裸を見た、だから私も貴方の裸を見るのです」
妹「さあ……兄さん?」ニコニコ
兄「……」ヌギヌギ
妹「……」ボー
兄「……そんな直視されると脱ぎにくいんだが」
妹「ああ……すみません。見とれていました」
兄「お前なあ……」ヌギヌギ
妹「案外……逞しいんですね」
兄「……腹筋してるからな」
妹「そうですか……」
兄「……パンツは」
妹「……脱いで、ください……」
兄「……はあ」
ボロッ
妹「……ちっちゃ」
兄「」
妹「あ。えっと……みんな、こんなもんなんです……かね?」
兄「く……どうせ短小だよ……」
妹「短小……え、えっと、私はどんな兄さんでも愛しますよ……?」
兄「うう……ぐすっ……ぐす……」
妹「兄さん……」
妹「……っ」ツン
兄「はうっ!?」
妹「ふにゃっと……してますね……」ツンツン
兄「お、おい!? 何つついてんだ!」
妹「お、大きくしようと……」
兄「する必要あるか!?」
妹「だ、だって! 大きくしなきゃ出来ないじゃないですか!」
兄「しないよ馬鹿!」
妹「……分かりました、兄さん」
兄「……そう、分かってくれれば」
妹「口で駄目なら――体で分からせるまで!」ヌギッ
兄「」
妹「……脱ぎましたよ、兄さん」
兄「見ない見ない見ない見ない見ない見ない」
妹「……兄さん?」
兄「眼を開けちゃ駄目だ開けちゃ駄目だ開けちゃ駄目だ」
妹「……」
チュッ
兄「……!?」パチッ
妹「兄さん、私を……見てください」
兄「あ……あ」
妹「……どう……ですか? 変じゃ……無い、ですか……?」カアアアッ
兄「……妹……」ゴクッ
兄「ちっちゃ……」
妹「……あのですね」
兄「……おう」
妹「お互いの傷をえぐりあうのは、やめましょう」
兄「……そうだな」
妹「折角、二人とも裸なんです。する事は……一つですよね?」
兄「服を着るか」
妹「先手必勝!」ガバッ
兄「うおあっ!?」
妹「えへへ……兄さんの胸……逞しいです」スリスリ
兄「く、くっつくなぁ……うあ……」
妹「どうしました……感じているんですか?」
兄「ち、ちげえよっ……お前の肌が……すべすべすぎて……!」
妹「え……うふふ。褒められたら俄然やる気が出てきましたっ」スリスリ
兄「う、ああっ……!」
妹「はあ……はあ……兄さん……」
妹「……あっ!」
兄「うぇ!?」ビク
妹「お、お……おっきくなってます……!」
兄「み、見るなぁ……っ!!」
妹「な、何言ってるんですか……ここまで来て、止められませんよ……」
妹「見違えるようですね……これでも、小さいほうなんですか?」ツンツン
兄「ち、小さくねぇよっ!」
妹「あ、失礼しました……お互い言わない約束でしたね」
兄「ったく……」
妹「お詫びに……ぺろっ」レロ
兄「――っ!?」ビクッ!
妹「わ……びくんって……面白いですね……」ペロペロ
兄「な、舐め、るな」
妹「ふふ……気持ちいいんでしょう?」
兄「……」
妹「沈黙は肯定とみなします……嬉しいです」レロッ
兄「う……くっ!」ビクビク
妹「……ここから、フェラをして……十分気持ちよくなったらパイズリ……そして、えっと……」
兄「……何言ってるんだ?」
妹「えっ……なんでもないです! 独り言です……」
兄「……」
妹「……それじゃ、フェラ、してみますね……?」
兄「無理しなくていいんだぞ……?」
妹「あら……心配してくださるんですか?」
兄「なっ、そ、そう言う訳じゃなくて!」
妹「ふふ……大丈夫です……からっ」ジュルッ!
兄「あっ……!」
妹「ちゅ、ぽ……れろ……ちゅっ」
兄「ぎ、ぎこちな……っ! うう……!」
妹「きもちいいれすか……?」チューチュー
兄「あ、ああ……大丈夫……」
妹「そう……くぷっ……!」
妹「……ぷは……こんなもの、でしょうか」ジュルリ
兄「……経験は無いんだな」
妹「当たり前でしょう……存在自体、いもっこで学んだんですから……」
兄「……そうなんだ」
妹「はい……では、次は……」
兄「……パイズリか?」
妹「……どうして分かったんです?」
兄「別に……」ニヤ
妹「……?」
妹「……えーと」
兄「……どうした」
妹「いえ、えっと……その」カア
兄「胸が無いから出来ない、って?」
妹「――っ! き、禁句です! 反則です!」
兄「お前もさっき小さい言っただろ……」
妹「そ、それはそうですが……」
兄「で、どうするんだ? その平原にこすりつけてみるか?」
妹「へ、へいげ……っ! そ、そんな、こと、言う人は!」ギュッ
妹「乳首で、こすってやります!」グニッ!
兄「んはぁあ!?」ビクンッ!
妹「んっ……どうしたんですか? びくびくしてますよ……んぁっ」クニクニ
兄「は、あ……乳首が……こりこりしてっ……!」ビクッ!
妹「ふふ……さっきまでの威勢は、ぁんっ、どうしっ……たんです……?」ズリズリ!
兄「はぁ、はあ……や、べっ……!」
妹「どんな気分ですか……? 私みたいなちっちゃな胸な女の子に、乳首でくにくにされるのは……?」
兄「あぁ……もう……でるっ……!」
妹「っ! そう、ですか……いーっぱい……出して、ください、ねっ!」クニッ!
兄「――う、あッ!!」ビュルルッ!
妹「ふ、あ、ぁっ……」グニッグニッ!
兄「うっ! それ駄目っ! ち、乳首におしつけんなぁっ……!」ビュッ! ビュルルッ!
兄「はぁ……はあー……」
妹「くす……胸がべたべたです……」
妹「これが……兄さんの、精子……」ペロ
兄「! お、おい……」
妹「……にがい、ですけど」
妹「私で……気持ちよくなってくれたんですもの。嬉しいです……」ニコ
兄「――ッ! 妹っ!!」グイッ!
妹「きゃ!? に、にいさ、ぁんっ?」ボフッ!
兄「はあ……はあっ……」ムクムク
妹「あ……また、大きく……」
兄「く……妹、ちょっと聞け!」
妹「なんですか……?」
兄「……聞きたいことがあるんだ」
妹「……はい」
兄「……もう、多分、俺は自制が聞かなくなる」
妹「……」
兄「お前にとっては不本意な形で……お前を襲うかもしれない」
兄「それでもいいのか? 続けるのか?」
妹「兄さん……」
妹「兄さんは、どうなんです?」
兄「何がだ」
妹「私と、したいんですか?」
兄「……」
妹「私は、どんな形であれ、貴方とつながりたい。
でも、貴方が嫌々すると言うなら……私は、したくありません」
兄「…………」
兄「ああ。俺は、お前と……したい」
妹「……なら、構いません」
妹「私は……貴方の物です。私の処女を……貰ってください」ニッコリ
兄「……分かった」
ちくしょーズチンって見る度笑っちまう
もう二度と使わないぞあんなの! あんなの!
妹「は、ぁんっ……きもちいいです……兄さんっ……」フルフル
兄「じゅるっ……ちゅ……じゅるる……」
妹「んうっ!」ピクンッ!
兄「っぷは……ちゅ、れろっ……」
妹「ひんっ……舌、ぁ……!」ビクッビクッ
兄「れろ……ずっ、ずずっ……」
妹「ぁ……き、ますっ……にいさんっ……わたしっ……」
兄「ああ……分かってる……!」
妹「ん――ぁあっ!!」プシャアアッ!
兄「んぶっ」ビクッ
妹「あ、あっ、あ……はっ……」ビクンッビクンッ
兄「……」ゴクッゴクッ
妹「はぁ……す……すごかったです……」ドサッ
兄「ぷはあ」
妹「あ……兄さん……」
兄「……美味しかったぞ、お前のごにょごにょ」
妹「なっ……の、呑んだんですか?」
兄「ああ」
妹「そ、そんな……恥ずかしいです……」カアア
兄「妹……」ムラムラ
妹「……いいです、よ……しましょうか」
兄「……」コクコク
ギシッ
兄「……はあ」
妹「兄さん……」ドキドキ
兄「挿れる……ぞ」ズニュッ…
妹「はいっ……!」ギュッ
兄「……っ!」ズッ!
妹「ん――うぅ……」ビクッ!
兄「……痛い、か……?」
妹「いいですっ……わ、たしは……気にしないで……好きにっ」
兄「は、ぁ……っ」グチュッ
妹「ん、ああっ、あっ!」ビクビク
兄「奥まで……入ったぞ」
妹「ふー……ふーっ……はい……あたたかい、です……」ジワ
兄「……泣くなよ」
妹「だ、って……嬉しくて……やっと、兄さんと一つになれたんですよ……?」
兄「妹……」
妹「大好きです、兄さん……もう、離しませんからっ……、
ずっと、貴方だけを見てますからっ……!」
兄「妹っ……!」ズチュッ!
妹「ひぁあっ、あっ!」ビクンッ
兄「っ……妹、妹……!」ズッ! ズッ!
妹「ん、うぅ、あっ、はぁっ……!」
兄「俺も……好きだよ。ずっと好きだった」
兄「けど……それは家族としてだったんだよっ」ズンッ!
妹「はっ……あ、んっ……!」ギシッギシッ
兄「でも、お前に告白されてっ、お前と一緒に出かけてっ」
兄「お前の書いたリストを見たりしてっ……」
妹「なっ……り、リストって、まさかっ……!」
兄「ああ……“兄さんにしてあげたいコト”!」
妹「――~~!?」
兄「うくっ!? きゅ、急にしめつけがっ……!」
妹「う……やぁ……見られてた、なんてっ……!」
兄「はは……おかげで、気付けたんだよ」
妹「え……」
兄「お前は……いっぱい、努力したよな」
兄「俺に振り向いてもらえるよう、頑張ったよなっ!」
妹「は、いっ……んっ、ぁあっ!」
兄「あったじゃねぇかよっ……それが、お前の魅力なんだっ!」
兄「誰かのために努力が出来るっ……そんなとこに俺は、惹かれたんだよ!」ズンッ! ズンッ!
妹「やぁっ、そんなっ……こと、言われたら、わたしはっ……!」
兄「妹……好きだっ、男として、俺は、お前がっ……ぐっ!」ビクッ
妹「あっ、んっ、で、そう……なんですか?」ギュッ ギュウッ
兄「ああっ……もう、限界がっ……!」
妹「は、いっ……だして、くださいっ……いっぱい、私にっ……!」
兄「う――で、射精るっ!!」ズルッ!
妹「――!」
兄「――うっ……あっ!!」ビュクッ!!
妹「んっ! あ……あ……」ビクビクッ
兄「はは……おかげで、気付けたんだよ」ズチンッズチンッ
兄「お前は……いっぱい、努力したよな」ズチンッ
兄「俺に振り向いてもらえるよう、頑張ったよなっ!」ズチンッ!
兄「あったじゃねぇかよっ、それが、お前の魅力なんだっ!」ズチンッ!
兄「誰かのために努力が出来るっ……そんなとこに俺は、惹かれたんだよ!」ズチンッ!
――
妹「げしげーし」
兄「いてえいてえ」
妹「なんで中出ししないんですか」
兄「なんかデジャブだな……」
妹「気のせいです。げしげし」
兄「し、仕方ねえだろ……二人でやっていけるほど蓄えがある訳じゃないし」
妹「あったら種付けしてくれるんですか?」
兄「生々しく言うなよ……まあ、考えてはやるが」
妹「そ、そうですか……ふふ……」
兄「……はぁ」
妹「それにしても、驚きました。
してあげたいリストがばれていたなんて」
兄「ああ……さっきな、いもっこを取り戻しに行った時、見つけた」
妹「成程……って、部屋入ったんですね」
兄「うん」
妹「げしげし。許しません」
兄「す、すまんかったって」
妹「じゃあ」
兄「ん」
妹「……もう一回。好きって、言ってください」
兄「……好きだ」
妹「……ん。許します」
兄「愛してる」
妹「……それはずるいです」
わっふる終わり!
これって実妹? 母親の発言から義妹っぽさを感じたんだけど当人等が知らないだけ?
たっはー終わった お粗末さまでした
どうも毎度本能が忌避するのかいちゃらぶに終わります
そのうち妹ちゃんも切望していたがんがん攻めを書いてみたいです
さすがに明日までは残ってないかなー
>>239
一応血の繋がりはある設定です一応
>250
一応ケダモノ攻めを書いてみたいので残しておいて貰えると嬉しいですが…
そこまで需要があるかどうか
おはようございます
保守ありがとうございます
母「それじゃ、行ってくるからね。二人とも仲良く過ごすのよ」
妹「はい、お母さん」
兄「ああ。いつ頃帰ってくるんだ?」
母「そうねえ。明日の昼頃には帰ってこれると思うけど……どうして?」
兄「いや……特に意味はない」
母「そう。っとと、早く行かなきゃ。それじゃ、また明日ねー」ガチャ
兄「いってらー」フリフリ
妹「いってらっしゃい」フリフリ
バタン
妹「……兄さんっ!」ダキッ
兄「いきなりかよ」
妹「聞きました? 明日の昼頃まで帰ってこないって……それまでずっと二人っきりですね!」
兄「ああ、ああ」
妹「うふふ……色々しましょうね。
一緒にお風呂入ったり、一緒に寝たり、あ、夜通しでしたいと言うのなら……私は構いませんよ?」
兄「足腰が立たなくなりそうだな」
妹「そんな時は活力剤を」
兄「そこまで用意してあんのか。と言うか他にやる事はあるだろ」
妹「王様ゲーム、とか?」
兄「なんでそっちに行くかなー」
妹「冗談です。それに、今日は夏祭りですしね」
兄「え?」
妹「今日は夏祭りですよ?」
兄「……」
お、保守終了か
>>325
感謝感謝です 思いっきり寝坊しました
妹「実は、楽しみだったんですよね……一年にそう何度もある訳じゃありませんし」
兄「ほう、珍しいな」
妹「楽しみ、って事がですか?」
兄「ああ。お前そう言う行事は好きそうじゃないし」
妹「確かに好きじゃないです。と言うか夏祭り自体どうでもいいです」
兄「おい」
妹「私が好きなのは……浴衣を着る事、ですから」
兄「あー……」
妹「……見てみたくありませんか? 私の、着物姿」
兄「……見てやらない事も無い」
妹「素直じゃないですねえっ」プー
妹「覗いちゃ駄目ですからねー」シュルシュル
兄「わかっとるわダァホ」
妹「ふふ……」ピシャッ
兄「……はあ」
妹「……んー、兄さん?」シュルシュル
兄「あー?」
妹「兄さんはどの色が好みですか?」
兄「そんなの気にするなよ。その色の浴衣が無かったらどうしようもないだろ」
妹「それはそうですけど」
兄「まあ一応、青が」
妹「ああありました偶然ですね」
兄「……あっそ」
兄「……素直じゃないのはどっちだよ」
ピシャッ
妹「……着ましたよ」
兄「おう……」
妹「……どうですか?」
兄「……」
妹「兄さん?」
兄「……ああ。似合ってるんじゃないか?」
妹「ふふふ……」スタスタ
兄「何故近寄ってくる」
妹「見とれてたんでしょう、兄さん?」ギュッ
兄「だ、抱きつくなって。乱れるぞ?」
妹「いいんですよ……」スッ
妹「夜になったら、いっぱい乱してもらうんですから……ね?」
兄「……っ」
兄「……」バッ
妹「きゃ……」ドタッ
兄「……」
妹「……もう、したくなったんですか?」クスクス
兄「お前が、そう言う事を言うのが悪い」
妹「あら……誘ったつもりは無いんですよ?」
兄「嘘つけダァホ……」スッ
妹「ふふ……ん……」スッ
ピンポーン
兄「……」ピタッ
妹「んー……」
兄「止まれ馬鹿」ベシ
妹「あたた」
宅配「お届け物を届けにきましたー」
兄「はい、どうも……」
――
兄「やれやれ、なんか来たぞ」
妹「……」ムスッ
兄「何塞ぎ込んでんだよ」
妹「私と宅配便……宅配便の方が大事なんですね」
兄「面倒くせぇなお前……」ビリバリ
兄「ん? これって」
妹「どうでもいいです。それより早く、さっきの続きを」
兄「画太郎先生の新作」
妹「なんですって」ドサササ
兄「膝だけで動くな気持ち悪い……」
妹「……わー! 本当です! こんな早く届くなんて! 感激ッ!」
兄「良かったな……」
妹「さ、早速読まないと……と」チラッ
兄「あ?」
妹「いえ、その……えっと」
兄「……私と画太郎先生、画太郎先生の方が大事なんですね」
妹「っ! す、すみません……」
兄「別にいいよ。……でも」グイ
妹「え?」
兄「キスだけさせてくれ」チュッ
妹「――!! な、な……」カアアッ
兄「何で今更顔赤くしてんだお前」
妹「ふ、不意打ちは卑怯ですよ! 弱いんですから、私!」
兄「あーそう」
妹「そ、それじゃ……読んできますっ」スタスタ
兄「はいよ」
兄「……ふー」
兄「キスだけさせてくれ、ねえ……童貞あがりたての言う台詞じゃねぇな……」ポリポリ
兄「あー……っと。さっきの妹思い出したらムラムラしてきた」
兄「可愛かったなー……」
兄「……一発抜いておくか」
兄「着物姿の女の子も中々乙だな、うん……」ブツブツ
――夕方前
妹「読み終わりました」
兄「面白かった?」
妹「それはもう」
兄「そうか……で、どうする?」
妹「何がです? あ、さっきのつづ――」
兄「そろそろ夏祭り始まるけど」
妹「……ああ、成程。折角ですから行きましょうか」
兄「ん。じゃ、準備すっか」
妹「……はい」
兄「……そう言うのは帰ってからな」
妹「っ! わ、分かってますよっ」カア
兄「ならいいけど」
兄「行くか」テクテク
妹「はい……」
兄「む。地味に化粧したのか」
妹「あ、はい。ちょこっとだけですけど」
兄「可愛いな」
妹「あ。ありがとうございます……」
妹(随分素直ですね……一回抜いたんでしょうか?)
妹(私を、想像したりして……)
妹「ふふ……」
兄「……何ニヤニヤしてんだ?」
妹「なんでもありませーん」ギュッ
兄「だから抱きつくなって……」
妹「腕を絡ませるくらい、いいじゃないですか」
兄「腕だけだぞ」
妹「はいっ」ニコニコ
荒ぶる昼飯
あ、夏祭りの舞台は階段の上に神社があって
参道にずらーっと屋台が並んでいる漫画とかじゃお馴染みの形式で保管お願いします
兄「相変わらず中途半端に長い階段だ」
妹「でも、よく毎年屋台を出せますよね」
兄「一応裏側に車が通れる道があるからな……その他にも、何故かこの山は道が多い」
妹「山って言うか」
兄「丘と言うべきか」
妹「……まあ、行きましょうか」
兄「だな。足元気をつけろよ」
妹「……兄さんがいますから」ギュ
兄「軽くプレッシャーになるような事を……」
妹「……結構賑やかですね」
兄「そりゃなあ」
妹「カップルとして来てる人も、兄妹で来てる人も……いるんでしょうね」
兄「……何か言いたげだな」
妹「私たちは……どっちでしょうか?
兄さんは、どっちがいいですか?」ジッ
兄「……お前なー」グシグシ
妹「あ、う」
兄「一々そんな事を確認しようとすんなっての」
兄「俺はお前の事が好きなんだからな」
妹「! ……はい、すみません……」カアアァ
兄「……」
妹「……ふふ……」ニコニコ
兄「……面倒くせぇ奴」
兄「……ふう、ついた」
妹「ゆ、浴衣着ている人がたくさん」
兄「だなー」
妹「兄さんも着てくれば良かったのに……」
兄「あー? 俺は似合わんよ、そういうの」
妹「そうでしょうか? 案外いける口かもしれませんよ。私とか」
兄「ごめん意味が分からない」
妹「とにかく、今度着ましょうね。手伝ってあげますから」
兄「絶対なにかしらの時点で襲われる気がする」
妹「浴衣がはだけた兄さん……最高です、んっ」モジモジ
兄「底抜けの変態だなお前」
妹「何をしましょうか? それとも買いますか?」
兄「んー。まだ腹は減ってないなー」
妹「では、先に遊びましょう!」
兄「そうすっか」
――射的
妹「ふふ……私のデッドアイに狙われたら最後、逃れる術はありません……」
兄「的は動いて無いからな、意味無いよな」
妹「BANG!」パン!
おっさん「おー、惜しいねー」
妹「なん……ですって」
兄「どんまい」
妹「ま、まだまだァ! 私には後二発の弾丸が残っているッ!」
兄「……」
妹「……」
兄「結局最後は小さいのに標的変えたのね」
妹「い、一番の獲物は最後の最後までとっておくものです……」
兄「……ま、気にすんな。どう考えても落せないような物がおいてあったりするからな」
妹「ですよね! あんなのずるいですよね! 福引で中身全部赤玉と同じような物です!」ブンブン
兄「力説しないでいいから……」
――金魚すくい
兄「よーしやったるか」グイッ
妹「おお……あの、真夏でも長袖シャツを愛用した兄さんが、腕まくりを……」
兄「人を暑寒感覚の無い奴のように言うんじゃない」
妹「事実なのに……」
バシャ
兄「あ」
妹「……」
ビシャ
兄「うお」
妹「……」
ブシャ
兄「……」
妹「……」
兄「運が無かった」
妹「そうですね」
兄「ま、まあ金魚取ったとしてもすぐ死なせてしまうしな」
妹「兄さん、小学生みたいですよ」
兄「うるせえダァホ!
小学生の頃鈴虫を飼おうとして虫かごに入れようとしたら、
勢い余って投げ殺してしまった俺の気持ちがお前には分かるか!?」
妹「どういうことなんですかそれ」
兄「俺は不器用だって事だよ……!」
妹「いや知ってますよ……」
兄「腹減ってきたな」グー
妹「そろそろ何か買いましょうか?」
兄「別に帰ってもいいけどな」
妹「えー……夜まで楽しみましょうよ」
兄「ほー?」ニヤニヤ
妹「なんです?」
兄「いやー、来るまでは夏祭り自体どうでもいいとか言ってた奴がなーそんな事言うなんてなー」
妹「う……違います、それは」
兄「分かってるよ、本当は好きなんだろ?」
妹「そうじゃなくて。折角、兄さんと一緒に遊べるんです。
出来る限り、楽しみたいと思うのは……当然でしょう?」
兄「……よくそんな事真顔で言えるな」
妹「あら? 顔が赤いですよ、兄さん?」ニヤ
兄「る、るせえダァホ!」
妹「ふふ……」
兄「ったく……お、俺は焼きそば買ってくるから! ここで待ってろよ!」スタスタ
妹「あー……行ってしまいました」
妹「不意打ちに弱いのはお互い様ですねぇ」フゥ
妹「さ、てと……少し、待ちましょう」ストン
金髪「……」ジロジロ
妹「……あら、これはフラグ」
金髪「君、可愛いね。一人? なんなら一緒にまわんない」
妹「はあ……」
妹(なんともまあ)
妹「今、待っている人がいるので……」
金髪「ええ!? 君みたいな可愛い子を待たせる奴なんて」
妹「どうせだらしない奴だよ、ですか?」
金髪「おー、よく分かってんじゃん」
妹「それはもう。では行きましょうか」
金髪「え」
妹「どうしたんです? 早く行きましょうよ」
金髪「あ、ああ……じゃ、行こうか……へへ」
妹「……」クス
妹「……」スタスタ
金髪「……あー、君? どこいくつもりなんだ?」
妹「……ここらへんで、いいですかね」
金髪「う、おっ……あ、危ないな、ここ」
妹「ええ……崖っぷちで行われる情事って……なんだか興奮しません?」
金髪「え? 今、情事って」
妹「ふふ……私に声をかけたのも、そういう事が目的だったのでしょう? ……それとも」
妹「自分からそんな事を言ってしまう女の子は……お嫌いですか?」ウルウル
金髪「な――そんな訳、ねぇだろ!」ガシッ
妹「きゃ……そんながっつかないでください……」
妹「まずは、キスから……ね?」
金髪「あ、ああ……」
妹「あ、眼を、つぶってください……恥ずかしいので……」
金髪「わ、分かったよ……」スッ
妹「――なんて、そんな甘い話がある訳無いでしょうが」ドンッ
金髪「え……!?」グラッ
妹「」ニッコリ
金髪「う――おおおおおおおおおあっ!?」ゴロゴロゴロ
妹「まあ崖と言っても精々丘程度……死にはしませんよ」
妹「私に手を出した以上……こう言う目にはあってもらわなきゃですけど、ね」スタスタ
妹「兄さん待ってるかなー……」
妹「――なんて話がありまして」ズルズル
兄「お前馬鹿だろ」ズルル
妹「やぁん、もっと言ってくださいっ」
兄「……あのな、それ失敗したらどうするつもりだったんだよ」
妹「さあ?」
兄「さあって……」
妹「まあ見た目どおりの単細胞でしたし……。
もうちょっと賢かったら他の手段を考えなくてはなりませんでしたが」
兄「……お前、やっぱり性格が最悪だ」
妹「安心してください……私は兄さんだけには従順ですから……」
兄「なんか全然嬉しくないのが悲しい」
兄「ふー食った食った」
妹「ですねぇ……ちょっぴり疲れてしまいました」
兄「自業自得だ」
妹「私はする事をしたまでです……でもまあ、結構体力使ったのは事実です」
兄「……どうする、帰るか?」
妹「ううん……そうですね」
兄「ん、じゃ」
妹「待って」ギュ
兄「……なんだよ?」
妹「……おんぶ、してくれませんか?」
兄「――ったくよー」テクテク
妹「ふふ……すみませんね、兄さんっ」ニコニコ
兄「そういう割には反省の色が見られないが」
妹「私は悪い事してませんもの」
兄「はあ……」
妹「ふふ……でも、なんだかんだでおぶってくれる兄さんが大好きです」
兄「だーやめろ、人目を避ける為に裏道使ってんだから、そういう台詞で恥ずかしくするんじゃない」
妹「あら……いつも言ってるじゃないですか、大好きって」
兄「じ、事情が変わったんだよ!」
妹「それにしても、見事に誰もいませんね……」
兄「使うなら表の道でいいからなあ……車用も別にあるし」
妹「……静か、ですね」
兄「……そうだな」
妹「……ね、兄さん」
兄「あん?」
妹「少し……お話しませんか?」
兄「……お前がしたいってんなら」
妹「ふふ……ありがとうございます」
妹「よいしょ……ふふ、青春ですね」ストン
兄「あぁ? 何がだよ」ストン
妹「夏祭りの帰り、石段に座ってお話する男女! 素敵じゃありません?
きっとこの後いい感じになって――」
兄「前半はいいにしても、後半の毒され具合はなんだ」
妹「ぶぅ、酷いです」
兄「大体さっきのだって、上手くいく保障もねぇのに勝手に動きやがってよ……」
妹「それは……そうですけど」
兄「お前は、不安定なんだ。安定して事を運べないから、どうなるか分からない。
見ていると本当に……不安になる」
妹「……」
兄「俺はお前を……それなりに心配したんだぞ?」
妹「……ごめんなさい」
兄「いいよ、もう。過ぎた事だしな。でもこれからは気をつけろよ」
妹「はい……」
妹「……あの、兄さん?」
兄「うん?」
妹「もし、ですよ。もし、あの時、私が兄さんに助けを求めていたら……貴方は、来てくれましたか?」
兄「……ダァホ。お前は俺を誰だと思ってんだ」
妹「だ、誰って……」
兄「俺はお前の兄だよ」
妹「……」
兄「でもって、お前の彼氏だ」
妹「かれ、し……」
兄「助けない訳無いだろ。
そんなのーたりんの一人や二人くらい、助走をつけて顔面にパイ投げしてやる」
妹「……兄さん」
兄「なんだ」
妹「惚れ直しました」
兄「好きにしろ」
妹「と言う訳で、キスを」
兄「それは管轄外だ」
妹「監視の眼をくぐっての逢瀬。興奮しません?」グッ
兄「……そんなだからお前は駄目なんだ」スッ
妹「ん……ちゅっ……はぁ、んっ……」
兄「……」ガシッ
妹「! ふふ……れろ、ちゅ……」
やべぇ抜きたい
妹「んっ……あ、ふぁ……」レロレロ
兄「ん、ん……」サワ
妹「あっ……っぷは、それは、駄目です……!」
兄「駄目って?」
妹「触るのは、家に帰ってから……誰かに、ばれたらいけませんし……」
兄「はは……ばれた方が、嬉しいんじゃないか?」サス
妹「な、なにいって……く、ひんっ!」ビクッ
兄「……浴衣の下は、何もつけてないんだな」スッ
妹「あっ! 手、入れたらだめ、なのぉ、っ!」ビクビクッ
兄「……やっぱちっちゃいなー」クニクニ
妹「ちくびらめぇっ! つまんじゃっ、あっ、らめっ……!」ビクンッ!
兄「……」スッ
妹「……? どうしたん、ですか……?」
兄「おしまい。行くぞ」
妹「え、え……?」
兄「ばれたらいけないんだろ? 続きは家で、な」
妹「そんなっ……!?」
兄「……ほら、乗せてやるから」
妹「っ……で、も……」モジモジ
兄「早くしろって」
妹「……はい……」ギュッ
兄「……」
兄「……」テクテク
妹「……ん……ん」
兄「……急に静かになったな?」
妹「……意地悪です、兄さん」
兄「何が?」
妹「……もう……」
兄「……」
妹「ん……ふぅ……は、ぁ……」
兄「……」テクテク
ガチャ
兄「ただいまー」
妹「……」
兄「ほら、とっとと降り――ろぉっ!?」チュプッ
妹「んっ……ちゅ……れろ、れろっ……!」カチャカチャ
兄「は――んっ、く……お、おい、部屋まで我慢……」
妹「出来る訳無いでしょうっ……ここまで、我慢するのも……精一杯だったんですから……!」スルスル
妹「今、この場で……搾り取ってやりますっ!」ズルッ!
兄「う……!」
妹「あら……? なんだかんだで、兄さんのも大きくなってるじゃないですか……」シュコシュコ
妹「こうする事を……期待、していたんですね?」クニクニ
兄「う、くああっ……あっ……」ビクビク
妹「ふふ……興奮しているんですね……浴衣姿の私にこすられて……」シコシコ
兄「っ、い、もうと……お前……っ」
妹「はい……?」
兄「……乳首、きんきんに勃ってるぞ」クニッ!
妹「ひんっ!? や、らぁっ、またっ、つまんじゃ……っ!」ビクッ
兄「胸が無い代わりに乳首が敏感なんだな……く、う」コリコリ
妹「ん、ぁっ……ふっ、んっああ……!」ゴシゴシ
兄「な――や、やめろっ、そんな強くしたらっ!」キュウッ
妹「――んんんっ!!」ビクンッ!
兄「う……あっ! うっ!!」ビュルルッ!!
妹「あっ、あっ……あ、んっ……」ビクッ ビクッ
妹「はぁ……んっ……はあ……」
兄「……辛抱たまらん」ガシッ
妹「ひゃっ……に、にいさんっ!?」
兄「壁に……手、ついて」
妹「え、う……恥ずかしい、です……」スッ
兄「……いもうとっ!」ズッ!
妹「ひっ!?」ビクッ
兄「はあっ……はあっ……!」ズリッズリッ!
妹「あっ……あそこに……熱いのっ、こすれてぇっ……!」ビクビクッ
兄「挿れる……ぞっ!」ズンッ!
妹「ああああんっ!!」ビクン!
兄「ふっ……ふっ……」ズチュッ! ズチュッ!
妹「やぁっ……いきなりっ、はげしっ……!」
妹「に、にいさっ……らめっ、こわれちゃ……あんっ!」
兄「ううっ、はあっ……ん!」ズンッ!
妹「ひああっ!?」ビクンッ!!
兄「く、おっ……!」ズ…ズンッ!
妹「あ、ひっ……らめぇっ、そこっ突いちゃあっ!!」ガクガク
兄「う……はあっ……はあっ……」スッ モミモミ
妹「んんんっ! きもち、いいですっ、もっと揉んでっ……! 指で、ちくびこすって……!」
兄「あ……で、るっ!」ギュッ!
妹「あはっ……はいっ、出して、くださいっ……いっぱい――ん!」キュウウッ!!
兄「う、ああああっ!!」ビュクッ!
妹「ん――~~ッ!!」ビクンッ!!
――兄部屋
妹「れろ……くぽ、ちゅっ、じゅるる……」クチュクチュ
兄「……フェラ好きだよなお前」
妹「ん、パイズリできませんから……こっちで、満足していただかないと」レロレロ
兄「乳首でこすってもらうのも、気持ちいいけどな……」
妹「あら、そうですか……? では、今後は積極的に活用してみますね」
兄「妹」
妹「はい?」
兄「好きだよ」
妹「……な、なんですか、いきなり」
兄「なんとなく」
妹「め、珍しいですね、そんな突拍子も無く……嬉しいですけど」
ヒュルルルル…ドーン
兄「あ、花火」
妹「あ……綺麗……」
兄「音がうるさいけどなー」
妹「それも風情あっていいじゃないですか」
兄「まあな」
妹「……さて、兄さん」
兄「あ?」
妹「もう一回戦……行きませんか?」
兄「もうかよ」
妹「私子宮が疼いてしまって……」
兄「中出ししてないだろ……」
妹「した感じだったんですけどね」
兄「まあ、細かい事は」
妹「さ……兄さん……」
兄「あーうん……」
妹「気の無い返事ですね」
兄「そんな事は」
妹「まあいいです……さあ、くぱぁしました」
兄「……いくぞ」
妹「はい……ずっと愛してくださいね、兄さんっ……」
兄「当たり前だろ、ダァホ」
終わりダァホ
お粗末様でした
ケダモノ攻めはまだ改良の余地がありそう…
まあとりあえずやる事やったし、これから個人的に少し忙しいのでこのスレはおとしてもらって構いません
ありがとうございました!
妹「あ、今気づきました」
兄「何が?」
妹「表示が『妹』になってます。戻しますね」
兄「えっ?」
弟「あ、これで正常に戻りました」
兄「えっ?……えっ?」
誰かこれ原作で絵描いてくんねぇかな
>>455
地味に見てみたい!
と言うか支援絵とか大好物なんですダァホ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません