男「行くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」(497)

男「そうか……」

許嫁「本当に御免なさい……男さん。ぐすっ」ポロポロ

男「謝らないでくれ……」

許嫁「うぅ……だって、だって……」ポロポロ

男「許嫁さん……俺は……」


__________
______
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1か月前……

男の自宅

男の父親 以下 父

父「……と言うことで、おまえには許嫁さんと婚約して貰うことになった。」

男「貰う事になったって……いきなりそんな……」

父「一応、明日顔合わせをして貰う訳だが、時間は空いているな。」

男「…………」

父「……不満か?」

男「あぁ!不満だね。いつも俺に無断で決めやがってっ!!!」ガタッ

父「ふん。」

男「……一応、あんたの面子は立ててやる。だけどどう判断するかは俺次第だからなっ!!」

父「……まぁいい。明日の14時、○○駅手前の喫茶店で落ち合う事になっている。」

男「ふ~ん。まぁいいさ。付き合ってやる。」

許嫁「こんにちは、おじ様。初めまして、男さん。許嫁と申します。」

男「あ、あぁ……」ドキッ

父「暑い中すまないね。大変だっただろう。ささっ。どうぞ席について下さい。」

許嫁「はい、おじ様。失礼します。」ちょこん


男「…………」ぷかぷか

許嫁「けほっけほっ!」

男「!!あ、あぁすまないっ!今すぐ消すから。」

ジリジリッ ケシケシ

許嫁「!い、いえこちらこそ!すみません!」

父「だから消せとあれ程……」

男「ああ!悪かったっ!」

許嫁「あぅ~///」

男「…………」


男「(き、気まずい。)」

__________
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___

許嫁「それでは男さんは○○大学の学生さんなんですか?」

男「ああ、そうだ。あなたは?」

許嫁「私も同じです。ふふっ。気が付きませんでしたね。」

男「学部も違えば、校舎も違うかもしれない。それに同じ授業を履修したとしても

  知り合う可能性は少ないだろう。」

父「こらっ!!男、おまえ……」

男「なんだよ。本当のことじゃねぇか!」

父「すまないね許嫁(いいなずけ)さん。こいつは昔から捻くれて育ってしまって……」

男「けっ!」

許嫁「ふふっ。でも、もしかしたらどこかで会ってるかも知れませんね。」

男「まあな。折角知り合えたんだ。まぁ仲良くしてくれ。」

許嫁「こちらこそ。宜しくお願いします。」

男「ああ……宜しくな。許嫁さん。」

男の自宅

父「……で、どうだ。許嫁さんは?」

男「ああ、確かに悪い人じゃなさそうだな。」

父「そうか。」

男「だけど、婚約の件は別だ!俺は承諾できないっ!!」

父「なんだと?」

男「……ちっ。今、俺には付き合ってる彼女が居る。」

父「……聞いておらんぞ。」

男「あいつの事、好きだし裏切れない。」

父「……考える時間をやる。」

男「父さんっ!!!」ガタッ

父「俺にも事情があるんだ。少し時間を貰えないか……」

男「……わかった。」

父「すまなかったな。勝手に話を進めたりして。」

男「…………」

翌日 

○○大学 1号館 3F講義室

男「ふあぁ~。やっぱ1限からはきついなぁ……」

?「おはよ~男っ♪」

男「!おう!女。」

女「えへへ~。間に合ったよぉ~。途中で電車が止まっちゃってあせったよお。」

男「人身事故か?」

女「ううん。信号機のトラブルだって。」

男「まぁよくあるからな。」

ざわざわ……

男「おっ。教授が来たな。」

講師「え~。始める。まず、市場における価格弾力性について。

   財のPriceは市場における需要によってうんたらかんたら……」

女「ねっ、男。今日はどこいこっか?」

男「そうだな……。池袋のカラオケ行った後、適当にメシ喰って終了じゃねぇ?」

女「え~ありきたり~。つまんない!ブーブー!」

男「けっ。そんなこと言って、いつもノリノリで歌うくせに。」

女「えへへ~。まぁね~♪」

講師「よって財の需要量は価格Pに対して、負の相関関係をうんぬんかんぬん……」

男「(父さん……。考えろって言われてもなぁ~。やっぱ俺、こいつの事好きだわ。)」

女「ねっ?どうしたの男?」

男「……いや、なんでもねえ。」

女「?変な男。」

男「うっせ!」

学食

ざわざわ……

男「ちっ。やっぱ混んでるな。」

女「しょ~がないよぉ~。ねっ、あそこ空いてるよ♪」

男「あぁ、先に席取っちまうか。」

女「うん。そだね。」



男「すみません。ここいいですか?」

?「えぇどうぞ。……あら!」

男「!!い、許嫁さんっ!?」

女「えっ?なになに知り合い?」

許嫁「えぇ、まぁ……」

男「……許嫁さん、紹介します。こいつ俺の彼女で女って言います。」

許嫁「!そ、そうなの?初めまして女さん。許嫁と申します。」

女「はぁ~い、どうもどうも♪」

男「女……この人は俺の親父の知り合いなんだ。」

許嫁「…………」

女「へぇ~そーなんだ。綺麗な人ねっ!」

つねっ

男「!!いつっ!お、おまえなにすんのっ!」

女「いやぁ~なんとなく~♪」

許嫁「ふふっ。安心して女さん。私と男さんとは只の知り合いよ。」

男「!あ、あぁそうだ。だからなんもねえって!」

女「あ~やし~なぁ~。」

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___


許嫁「それじゃ、男さん。私はこれで。」スタスタ

男「あぁ、またな。」

女「ばいば~い♪」


男「じゃ、3限行くか。おまえ次なに?」

女「えっと、社会学。だから3号館かな?」

男「それじゃまたあとで。」

女「うん。じゃあね。あっ……もしもし、うん、うん……」スタスタ





男「……只の知り合い、か。……違いねぇ。」

一週間後……

自宅

男「……で、どういうことだ。クソ親父。」

父「……すまん。」

許嫁「御免なさい、男さん。」

男「……はぁ~。まぁなんと言うか、在り来たりな展開と言うか……」

父「なにを言っているんだ?」

男「……こっちの話。で、どうしてこう言う事態になったのか説明してくれ。」

父「あぁ、そうだな。」


__________
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___

父の回想

父「一緒に住まわせる?ほ、本気なのか!?」

許嫁の父 以下 義父(許嫁の『義父』と言う意味ではない。)

義父「ああ、そうだ。いずれ一緒に住む事になるわけだし、な。」

父「まってくれ!やはりこの話は無かった事にしてくれないか!」

義父「いまさら何を言っているんだ。往生際が悪いぞ。」

父「俺の息子には今、交際している女の子が居るそうだ。だから……」

義父「くどいっ!!」

父「!!」

義父「おまえは以前、『俺の息子はおまえの後継者にしてもいい』、と言った筈だ!!」

父「確かにあの時はそう言った!だが……」

義父「もう忘れたのか!?勤める会社で出されたノルマを達成する為、俺に泣きついたのは誰だったか!」

父「忘れるものか!だが頼むっ!!息子を巻き込んでしまった俺の不始末は俺が付ける!だから……」

義父「どうケジメを付けると言うんだ?」

父「そ、それは……」

義父「……ふん。悲しいな。俺はおまえに裏切られた気分だ。」

父「…………」

義父「実に薄っぺらい友情だな。」

父「…………」






父「(金で俺の息子を買おうとするおまえの方が、よっぽど薄っぺらくね?)」

__________
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___

父「……と言う訳だ。」

男「と言う訳だ、じゃねえーーーっ!!!おまえ俺をなんだと思ってるっ!!」ダンッ

父「親に向かってなんだその口のきき方はっ!!」

男「あぁ、天国の母さん。あなたの息子は薄情な親父の所為で、金で売られる事になりました。」

父「そんな言い方はないだろうっ!!俺だってまさかこんなことになるなんて思わなかったんだっ!!」

男「思わない訳ねえだろがっ!!現にてめえ『俺の息子はおまえの後継者にしてもいい』と抜かしてるじゃねえか!!」

父「だが、『金で売られる事になりました』、と言うのはちょっと……」

男「あんた『金で俺の息子を買おうとする』とか思ってただろうがっ!!」

許嫁「すみません。うちの父(義父)が大変なご迷惑を……」シュン

男「あなたが謝る事じゃない!こいつらが勝手にやったことだ!!」

父「……すまん。」

許嫁「うぅ~。」

男「……というか。一番の被害者はあなただ。あなたはこの事についてどう思う?」

父「ひ、被害者って……」

男「黙れ。」ギロッ

父「お、おま……」

男「許嫁さん?」

許嫁「え、えぇ……」

父「そうだな。俺も是非聞いてみたい。」

許嫁「私は……」




許嫁「本当の事を言えば、迷っています。」

男・父「!!」

男「そ、そうか。」

許嫁「御免なさい、男さん。私もまだ気持ちの整理がついていなくて……」

父「当然だろうな。元々あいつ(義父)が言いだした事だし、許嫁さんが困惑するのも無理はない。」

男「…………」

許嫁「…………」シュン

男「……(ふぅ~、そんな悲しそうな顔すんなよ。)」

許嫁「…………」シュン


男「歓迎するよ許嫁さん。婚約は別として、あなたの人柄には惹かれるものがある。」

許嫁「!!は、はい!男さん、宜しくお願いします。」パアァ

父「すまないな、二人とも。俺の不始末が原因でこんなとこになってしまって。」

男「もういいよ、父さん。」

許嫁「ふふっ。ありがとね、男さん。」にこっ

男「…………」

翌朝

許嫁「おはようございます。」

男「おはよう、許嫁さん。昨日は良く眠れた?」

許嫁「はい。」

男「そうか。それは良かった。そう言えば今日は何限から?」

許嫁「2限目からです。」

男「そっか。じゃ俺と一緒だね。」

許嫁「えぇ。男さん、一緒に行きます?」

男「ああ、いいぜ。」

電車内
ガタン……ゴトン……

男「そう言えば許嫁さん。あなたの学部は?」

許嫁「文学部です。男さんは?」

男「経済学部。まぁ~受けたら偶々受かったようなもんだったからな。」

許嫁「ふふっ。そうなの。」

男「ま、勝負は時の運ってね。」

許嫁「そうかしら?偶然だけで受かるようなものじゃないですよ。」

男「……と、前から気になっていたんだが。その話し方なんとかならないか?」

許嫁「えっ?どうしたんです、男さん。」

男「それっ!その敬語。なんだか他人行儀な気がしてな。」

許嫁「御免なさい、男さん。」

男「すぐ謝るのも禁止!!」びしっ

許嫁「ごめ……ううん、わかった。」

男「くくくっ。そうそう、その方が自然でいいよ。」

許嫁「ふふっ。」

○△駅 構内

男「ふぅ~、乗り換えが面倒だよな。」

許嫁「そうね。」

男「そう言えば許嫁さん。定期は買ったの?」

許嫁「えぇ、もちろん。」

男「う~ん、でもさ、どうなるんだろ?長くなるのかなぁ?」

許嫁「……わからない。父(義父)のことだからそう簡単に引き下がるとは思えないわ。」

男「はぁ~。あなたも苦労しているんだね。ご愁傷様。」

許嫁「ううん。そんなことないよ。父には感謝してるの。」

男「ふーん。成程ね。やっぱりあなたはいい人だ。そう言うところ好きだよ。」

許嫁「///」

男「!!あっい、いやそ、その……」

許嫁「……わかっているわ。男さん。」

男「……なんかごめん。」シュン

ガタン……ゴトン……

許嫁「…………」

男「…………(き、気まずい……)」

許嫁「!」

男「?」

?「でさぁ、昨日の授業サボってブクロに行ったんだ。わりぃけど頼むよ、な。」

?「もういつもそうなんだから!!ちゃんと授業に出なきゃ落としちゃうよ!!」

男「……知り合い?」

許嫁「!え、えぇ……」

?「ゲラゲラ……」

?「プンスカ……」


男「(うわぁ~なんと言うか……)」

許嫁「…………」

○○大学 校内

男「もう一つ聞きたいんだけど、許嫁さんって何年生?」

許嫁「3年よ。男さんは?」

男「俺は2年。……ってことはあなたの方が年上になるのか。」

許嫁「ふふっ。そうね。でも男さんの方が年上に見えるわ。」

男「……違いねぇ。なんせ老けヅラだからな。」

許嫁「ううん。そう言った意味じゃないの。なんと言えばいいのかしら。」

男「うん?」

許嫁「大人っぽいというか、しっかりしてると言うか……」

男「くくっ。素直に褒め言葉として貰っておくよ。ありがとう。」

許嫁「ふふっ。」

?「おっ!許嫁じゃん!!」

男・許嫁「!!」

許嫁「あっ……先輩……」

先輩「へへっ。今日は2限からか。俺と一緒じゃん♪」

男「…………(さっきの『男』……か。)」

許嫁「はい。」

先輩「おぉっ!!許嫁ぇ~。そっちの紳士は彼氏ぃ~?」

男「!!」

許嫁「!ちっ違いますっ!!た、只の友達ですっ!!!」

男「!!!」

先輩「へへぇ~。ムキになって否定すんなって!でもま、おまえとは釣りあわねぇよなそいつ!」ケラケラ

男「!!」むかっ

許嫁「先輩っ!!そんな酷い言い方って!!」

先輩「ぎゃははっ!!ウソウソっ!かる~いジョークだって!」

男「(……ちっ。やな奴。)」


男「じゃ俺こっちだから。」スタスタ

許嫁「あっ!男さん!!待っ……」

先輩「よしっ!ウザい奴も居なくなった事だし、許嫁、一緒に行こうぜ~♪」

許嫁「…………」

3号館 5F 講義室

男「(くっそー。腹立つなぁあいつ!)」イライラ

男「(許嫁さんの知り合いかもしれんが、虫の好かない奴!!)」イライラ

男「…………」

許嫁『!ちっ違いますっ!!た、只の友達ですっ!!!』

男「まぁ……違いねぇ。」

?「男おはよ~♪」

男「!お、おう。女。」

女「?どうしたの?なんかゴキゲン斜めな感じ?」

男「……いや、なんでも……なんでもないんだ。」

女「へんなの。まっいいけどさぁ~。」


女「でね、この前さぁ~……」

男「…………(俺、最低だな……)」

学食
男「旨いな。」モグモグ

女「そ~だね♪うちの学食って結構美味しい!」モグモグ

?「あら、男さん。」

男「!おぉ、許嫁さん。どーも。」

女「へへっ。こんにちは~♪」

許嫁「一緒にいいかしら?」

男「女、いいか?」

女「うん!いいよぉ~♪」

許嫁「ありがとう。」ちょこん

男「…………」モシャモシャ

許嫁「…………」モグモグ

男「(き、気まずい……)」

女「えへへ~。みんなで食べると美味しいねぇ~♪」

男「(女……おまえいい奴だよなぁ……)」じーん

?「よお許嫁ぇ~♪」

男「げっ!」

許嫁「せ、先輩!」

先輩「あれぇ~?もしかして俺嫌われちゃってるぅ~?」

男「……気分を害したのなら謝ります。すみません。」

許嫁「男さん……」

先輩「いいっていいって♪気にすんなっ!」ポンポンッ

女「あれぇ~。この人も知り合い?」

男「いや、知り合いと言うか……」

先輩「初めまして^^俺、先輩って言うんだけどさ♪今度俺と遊びに行かないぃ~?」

男「!!」

女「えへへ~。やです~♪」

許嫁「…………」

先輩「そんなつれない事言わないでさぁ~、ねっ?ねっ?」

女「うわぁ~、こいつうぜぇ~。」ボソッ

男・先輩「!?」

女「!!え、えへへ~。また今度にしてくださ~い♪」

先輩「お、おう。ま、またな……」スタスタ

許嫁「あっ……先輩。」



女「今度は永遠に来ないけどね。チャラ男さん。」ボソッ

男「…………」

女「じゃ、あたしはこっちだから。」

許嫁「えぇ、それじゃあ。」

男「女、終わったらな。」

女「あ~。今日は無理。ちょっと用があるからさ♪」

男「!そ、そうか。じゃまた明日になるな。」

女「じゃね~♪あっ……もしもし……うん、うん……」スタスタ




許嫁「御免なさい、男さん。先輩の言った事気にしないで。」

男「……あなたが謝る事じゃない。」

許嫁「……うん。」

男「そろそろ授業始まるぜ。じゃあな。」スタスタ

許嫁「えぇ。また後で。」



自宅

リビング

男「ふわぁ~。眠いなぁ~。」スパー

ガチャ

許嫁「男さん、お風呂どうぞ。」

男「あぁ、それじゃ入r……!!!!!!!」ポロッ

許嫁「?」

男「どわああっ!!あっちぃぃーーーーーーーーっ!!!」

許嫁「きゃっ!!お、男さん大丈夫!?」スタスタ

男「わわわっ!いいいい許嫁さんっ!!そんな格好で来ないでくれっ!!」

許嫁「えっ………」ぱさっ

男「!!!!」

許嫁「きゃあぁぁーーーーーーーーーーっ!!!」

男「まぁあれだ……その……なんと言うか、ごめん。」

許嫁「うぅ~///男さんが謝る事じゃ無いですよ。」

男「あのぉ……話に水を刺す様だけど、敬語……」

許嫁「あっ。ごめん。」

男「……すぐ謝らない。」

許嫁「うぅ~///」

男「ぷっ。」

許嫁「も、もうっ!笑う事無いじゃない!!」

男「いや、すまん。でもまぁ悪くないな、こう言うやり取りも。」

許嫁「!ふふっ。そうね。」

男「じゃあ俺も風呂に入らせて貰うよ。」スタスタ

ガチャ

許嫁「…………」



許嫁「……ふふっ。」

リビング

ガチャ

男「ふぅ~、さっぱりしたぜ。」スタスタ

許嫁「あっ。男さん、お疲れ様~。」

男「あれ?まだ起きてたの?」

許嫁「うん、ちょっと。ねぇお風呂上りに一杯どうかしら?」

男「おー♪じゃいただこうかな。」

コポコポ

男「じゃ、改めまして……ようこそ許嫁さん。俺達の家へ♪」カーンッ

許嫁「はい、男さん。これからもよろしくね♪」カーンッ

ゴクゴクッ

男「ふぅ~。旨いなぁ~。やっぱり風呂上りは最高だね。」

許嫁「うん。」

ゴクゴクッ

男「ん~。旨い。それにしても……許嫁さん、結構いける口だな。」

許嫁「そうよ。私、お酒は強い方よ。」

男「へぇ~。普段はなに飲んでるの?」

許嫁「ウィスキーかしら。」

男「!ほう~。どんなのが好きなの?」

ゴクゴクッ

許嫁「スコッチとかバーボンなんか好きだわ。」

男「くくくっ。俺とおんなじ!趣味も合うね。」

許嫁「ふふっ。そうね。」

男「それじゃあ……これなんかどうだ?」コトン

許嫁「あっ。ジョニ黒!いいわね♪」

男「だろ~。じゃ、どうぞ。」

トクトクッ

許嫁「ふふっ。明日も学校があるんだから適量に、ね♪」

一時間後……

許嫁「でね~男さ~ん。先輩とは高校の時に出会ったの。」

男「ほう~。」チクッ

許嫁「その時の先輩、カッコ良かったのよ~。バスケ部のエースでね。」

男「成程ねぇ~。」チクチクッ

許嫁「あの頃からモテモテでね。試合の時はいつも黄色い声が向けられてたわ。」

男「ふ~ん。今でも先輩の事、好き?」チクチクチクッ

許嫁「!!!え、えぇ、そうね。好きね。」

男「……成程。(いや、あのさっきからチクチクうるさいんだけど、俺の心臓さん。)」チクチクチクチクッ

許嫁「…………」

男「…………(?)」

許嫁「私だけ話すのもなんだし、女さんとの話も聞きたいな♪」

男「……そうだな。あいつとは大学ん時に知り合ったかな?」

許嫁「へぇ~。」

男「俺が喫煙所で煙草を吸ってたらな、あいつから声かけられて。」

許嫁「うんうん。」

男「火、貸してくれ。って感じで。まぁよくある話だ。」

許嫁「へぇ~。女さんも煙草吸うんだ。」

男「授業の時、何回か見かけてな。俺の方はあいつの事、知ってたんだ。だから、驚いちまって。」

許嫁「ふ~ん。一目ぼれってこと?」

男「まぁね。そんで何回か喫煙所で会う度、話をする様な仲になってな。」

許嫁「ふむふむ。」

男「今度遊びに行こうぜって、口説いた。」

許嫁「へ、へぇ~、男さんやるわね。」

男「最初のデートはカラオケだった。まぁあいつ歌うのが好きでな。マイク離さねえんだな。これが。」

許嫁「ふふっ。」

男「2度目はあいつから誘われた。またカラオケ行こって。」

許嫁「へぇ~。良かったじゃないの♪」

男「あぁ、すんごく嬉しかったぜ。マジかよって。」

許嫁「それで?」

男「3度目の時、あいつに告白した。OKだった。」

許嫁「ふ~ん。おめでとう。」

男「それからかな。あいつと付き合うようになったのは。」

許嫁「男さん、女さんの事、好きなのね。」

男「ああ、好きだ。」

許嫁「…………」

男「…………」

許嫁「…………」

男「……(なんで?なんでここで気まずくなるの?)」

男「わりぃ!ちょっと煙草吸ってくる。」

許嫁「えっ?別にここで吸ってもいいのよ。」

男「いや、許嫁さん煙草の煙、苦手だろ?だから、さ。」スタスタ

許嫁「ご、ごめんね。男さん、居候の身なのに……」

男「気にすんな。それに……当面は家族だろ?」

許嫁「あっ……」

男「へへっ。だから居候なんて他人行儀な事は言いっこ無しっつーことで♪」にこっ

許嫁「!!」

ガチャ


許嫁「…………」

許嫁「男さん……」

男の部屋

男「…………」スパー

男「ふー。(……なんだかな。)」スパー

男「ふぅ~。(許嫁さんはあの嫌な奴のことが、か。)」スパー

男「ふー。(許嫁さんの言ってる事は……)」スパー

男「ふひぃ~。(あいつの表面的なとこしか見てないからそう言えるんじゃないのか?)」スパー

男「…………」

男「ふー。俺も随分勝手な事を考えてるな。」スパー

男「ちっ。酔いが回って来たぜ。」

ジリジリッ ケシケシ

男「煙草吸うとどうしても、な。」

男「……でも、あいつ。どうしても好きになれない……」

男「なんと言うか、あいつ……」

男「どうも嫌な予感がするな。」

リビング

男「…………」トコトコ

許嫁「……すや……すや……」

男「おいおい。こんなとこで寝てると風邪、引くぞ。」

許嫁「……すや……すや……」

男「なぁ、許嫁さん。起きろ!」ゆさゆさ

許嫁「う~ん……むにゃむにゃ……」

男「うむ。……これはダメだ。」

許嫁「……すや……すや……」

男「ふぅ~。仕方がない。よっと!」だきっ

許嫁「……すや……すや……」

男「……軽いな。」

許嫁「う~ん……にへぇ~……」

男「くくくっ。どんな夢、見てるんだか。」スタスタ

父「ただいま……」

男「おっ。おかえり!遅かったじゃねぇか。」

父「ああ、まあな。……それよりおまえ……」

許嫁「……すや……すや……」

男「ああ、これはその……あれだ。」くいくいっ

父「あああっ!!!お、俺のジョニーちゃんがああーーーっ!!!」だっ

男「へへっ。わりいな父さん。」

父「く、お、おまえ……」プルプル

男「わっはっはっは!!」

父「くぅ~!なんて奴だっ!!全部飲んじまうなんてっ!!おまえも薄情じゃねえか!!」スカスカ

男「父さんに似たんじゃね?はっはっはっ!!」スタスタ



父「まったく可愛げのない奴だっ!!母さん、おまえの息子は盗人になってしまったよ!」

翌日

大学 1号館1F 大講義室

ざわざわ

男「ちっ。やっぱり大きい教室だとうるせぇなぁ。」

ざわざわ


?「男おはよ~♪」

男「お、来たな寝ボスケ。おまえ昨日何時まで起きてたんだよ!」

女「えへへ~。ちょっとね~♪それより1限のノート、コピらせてぇ~。」

男「はいはい。後でな。それよりおまえ、レポート持って来たか?」

女「あっ!!忘れてたっ!!どどどどうしよー!」

男「そうかよ。まぁ乙ってことで。」

女「うぅ~、男の薄情者っ!!」

女「ね、おとこぉ~♪」

男「あん?」

女「これ終わったら早引きしない?」

男「はあ!?なに言ってんのおまえ?」

女「いいじゃんいいじゃん♪たまにはさぁ~。」

男「おまえなぁ、学生の本分はなんだ?」

女「たまには悪い子になってみない?」にぃ~

男「……たまにはな。」


__________
______
___

ホテル

女「はぁ……はぁ……おとこぉ……」

ジュプ……ジュプ……

男「くっ……おんなぁ……」

ギシッ ギシッ

女「あんっ……そこ、き、気持ちいい……!」

ニュプッ……ニュプッ……

男「相変わらず、凄い締め付けだな。」

ギシッ ギシッ

女「ああっ!!い、いくぅっ!!!」

男「くっ。俺もだっ!!」

ピュッ ビュルルルッ

女「ああああああーーーっ!!!」

プシャアアアアアア

女「はぁ……はぁ……」

男「…………」スパー

男「ふぅ~。おまえ、欲求不満なのか?」

女「えへへ~。まぁねぇ~。一本頂戴♪」

男「ほらよっ。」さっ

女「ありがと~。しゅぽ~」スパー

女「ふひ~。マルボロちゃんはきついねぇ~♪」

男「変な名前を付けるな。……ちっ。値上げしやがって。」スパー

女「あたしに文句言ってもしょうがないじゃん!」スパー

男「ふぅ~。まぁな。」スパー

女「ふひ~。ねえ、やっぱきついよこれ。あたしの買っておけば良かった。」スパー

男「ふぅ~。おまえ、灰をベッドに落とすなよ。」スパー

女「ふひ~。りょうか~い♪」スパー

男「ふぅ~。」

ジリジリッ ケシケシ

女「ふひ~。ごちそう様ぁ~。」

ジリジリッ ケシケシ

男「女、好きだよ。」チュッ

女「うん、あたしもぉ~♪」チュッ

男「女、好きだ。」

女「……ねえ、それだけ?」

男「?……ところでもう一回、やるか?」

女「う、うんっ。しよっか♪じゃゴムつけたげる~。……と、そのまえに、あ~~ん……」

パクッ ペロッ ジュプ……ジュプ……ジュポ……ジュポ……

男「……ああ、頼む。」

__________
______
___



自宅

許嫁「あっ。男さん、おかえりなさい。」

男「ああ、ただいま。」

許嫁「今日は遅かったのね。」

男「ああ、女と、その……な。」テレテレ

許嫁「!そ、そう……」

男「連絡くらい入れておけば良かったかな?」

許嫁「…………」

男「……(なぜこの空気になる?)」

男「まぁいいや。父さんは?」

許嫁「今日は遅くなるそうよ。」

男「またかよ。じゃごはんどうしよっか?」

許嫁「私が作ったわ。いただきましょ。」

男「ああ、ありがとう。」

一週間後……

自宅

リビング

男「ん……」

許嫁「どうしたの、男さん。難しい顔しちゃって?」

男「いや……な。あれから一週間たっちまったなぁ、と思ってさ。」

許嫁「……そうね。」

男「なぁ、許嫁さん。あなたは……」

許嫁「…………」

男「……いや、なんでもない。」

許嫁「?まぁいいわ。じゃ、私、今日は1限目からだから。」

男「あ、あぁ……」

許嫁「行って来ます。」スタスタ

ガチャ

男「う~ん。あの人の事が良くわからん。」

大学 構内

男「はぁ~。次の授業までヒマだなぁ~。ちっと早く来すぎたか?」スパー



?「ふふっ。相変わらずですね、先輩。」

先輩「だろ?今度の試合さ、許嫁も見に来てくれよ♪」

許嫁「えぇ、もちろん。楽しみにしてますね。」




男「ふ~ん。」スパー  ←ちょっと離れたとこから二人の様子を見ている。



先輩「なぁ、ところでさ、今日、授業終わったら遊びに行かない?」

許嫁「えっ、どこに行くんですか?」

先輩「へへっ。内緒♪」

許嫁「……でしたらご遠慮させて貰います。」

男「…………」スパー




先輩「ほ~、つれねえ事言うんだな。じゃいいや。」

許嫁「試合は見に行きます。」

先輩「別にいいぜ、こなくても。」

許嫁「!」

先輩「俺を応援してくれるのは何もおまえだけじゃねえからな!」

許嫁「!そ、そんな言い方は……」

先輩「おっ!A子!ちぃ~す!」スタスタ

許嫁「…………」





男「…………」スパー

男「ふー……なんだろう。少し安心してしまう俺がいる。」

大学 1号館3F 講義室

男「女の奴、遅いなあ。また今日もサボリか?」

男「(……なんかあいつ、最近俺に甘えすぎじゃね?)」

男「(ふぅ~、いつかヤキ入れる必要があるのか。)」

男「ふぇ……」

男「へっくしょんっ!!」

?「あら、大きなくしゃみね。風邪かしら?」

男「おー、おん……」

許嫁「ふふっ。御免なさい。女さんじゃなくて私よ。」

男「!?なんであなたが?」

許嫁「なんででしょう?」

男「……いや、知らんがな。」

許嫁「…………」

男「……(?)」

許嫁「ねっ、男さん。この授業が終わったら私と遊びに行きましょ?」

男「いやいやいや。許嫁さん、あんた何を言ってるんだ。」

許嫁「いいでしょ?男さん。」

男「……と言われてもなぁ。(……なんだか先週、女からも同じ様な事を言われた気がする。)」

許嫁「ねっ。ねっ♪」にこっ

男「……無理。自分の授業を受けて来なさい!」

許嫁「うぅ~。男さんの意地悪!」ウルッ

男「!!!」ドキッ

ざわざわ

学生「おい……あいつあんな綺麗な人泣かせてるぞ。」ヒソヒソ

学生「やだ……女の子泣かすなんて最低。」ヒソヒソ

学生「ちっ……あいついつも可愛い女の子と一緒に居る奴じゃね?」ヒソヒソ

男「(えぇーーーっ!!?)」

ざわざわ

男「(うわ~なにこの空気……)」

学生「氏ね……氏ね……」ボソボソ

ざわざわ

鷲っ鼻「とどのつまり……死ぬ……!死ねっ……!死ねっ……!死ね死ねっ……!」

ざわ……ざわ……

男「(なんだあの爺っ!!?)」

許嫁「…………」ウルウル

男「ああっ!!もうっ!!許嫁さんっ!出るぞっ!!」がしっ

許嫁「きゃっ///」

男「授業終わってからっつーか、今から付き合ってやるよっ!!」スタスタ

許嫁「///」スタスタ

某でっかい野球場とかあるとこの遊園地

ガタンガタン

男「……で、一度乗って見たかったんだよねぇ~♪」

許嫁「…………」ガクガク

男「許嫁さん?ど~したの?」ニヤリ

許嫁「うぅ~。」ガクガク

男「大丈夫大丈夫!死にはしないから♪」

許嫁「うぅ~。お、男さんの意地悪~」ガクガク

男「……あんな空気にしやがって……あなたには制裁が必要だね♪」

許嫁「これ……ほ、ほんとに、にが……」ガクガク

男「おっ、来るぞ。」

ギューーーーーーーーーーーッン

許嫁「いやあああーーーーーーーーーーっ!!!」

男「あははははーーーーーーーーーーーっ!!!」

許嫁「…………」フラフラ

男「ああっ!おもろかった♪女の奴も怖がってさ、乗りたくねぇっつうんだもん♪」ニコニコ

許嫁「ひ、酷いよ……」フラフラ

男「くくくっ。俺に恥をかかせた罰だ。」ニヤリ

許嫁「うくっ。お、お昼に食べたごはんが逆流しちゃう……」フラフラ

男「あははっ。ま、これも一つの経験だと思ってさ。」ニコニコ

許嫁「…………」じと~

男「流石にやり過ぎたか。……ごめん。」

許嫁「…………」じと~

男「よし、あそこで飲み物を貰おう。許嫁さん、行くぞ。」スタスタ

許嫁「うん♪」スタスタ

喫茶店

男「……で、許嫁さん。なんであんな事した?」

許嫁「なんの事かしら?」しれっ

男「……ジェットコースター、また乗る?」

許嫁「!!いやよっ!!」

男「……で、どうして?」

許嫁「……男さんと遊びに行きたかったの。」

男「なんで?」

許嫁「なんでも!!」

男「……俺じゃなくともさ、ほら……あの先輩とか、いるじゃん。」

許嫁「…………」

男「…………」



男「(……あれ?俺なんかマズいこと言った?)」

許嫁「……先輩は、その……」

男「ああ……」

許嫁「……兎に角、この話はおしまいっ!!」

男「ええっ!?」

許嫁「ね、男さん。観覧車、乗ろうよ♪」

男「えええっ!!?」

許嫁「はやくはやく♪」がしっ

男「ああっ!!ちょっ……ちょっとっ!!」スタスタ

許嫁「♪」スタスタ

男「(訳わからん……)」スタスタ

観覧車内

許嫁「夕日が綺麗……」ぽぉ~

男「…………」

許嫁「いい景色ね。」

男「まぁね。東京中が一望できるね。」

許嫁「えぇ。」

男「…………」

許嫁「男さん、女さんとは上手くいってる?」

男「えっ?ま、まあ、そうなんじゃね。」

許嫁「そう……」

男「?」

許嫁「…………」

男「(いやいや、だからなんで黙るの?)」

許嫁「…………」

男「…………(き、気まずい。)」

許嫁「ねぇ男さん、あそこから見えるのってなにかしら?」

男「えっ?どれ?」

許嫁「…………」すっ

男「えっ?」

許嫁「…………」ちゅっ

男「はあっ!!?」

許嫁「…………」

男「あ、あの……い、許嫁さん?」

許嫁「…………」


男「(何これ!?何これ!!?なんでほっぺにキスされた!!!?)」

許嫁「///」

遊園地を出て、駅へと向かう

男「な、許嫁さん。さっきの……」

許嫁「えっ……」

男「いや、なんでもない。」

許嫁「そう……」

男「(う~ん、調子狂うなぁ~。)」

許嫁「ね、男さん……」

男「あい?」

許嫁「ありがとね。」にこっ

男「!!あ、ああっ!!」ドキッ

許嫁「♪」

男「(う~ん、やっぱり調子狂うなぁ~。)」

許嫁「…………」トコトコ

男「…………」スタスタ

許嫁「…………」トコトコ

男「(き、気まずい……)」スタスタ






?「でね……あ、そうそう……うん、わかった。」



?「あっ!やっほー!待ったぁ~♪」

?「全然。おまえ今日どこに行きたい?」

?「ブーブー!『男』の子がエスコートしなきゃダメなんだぞ!」プンスカ

某酒屋

男「むぅ~。それで……」コクコク

許嫁「にへぇ~♪なにかしら?」コクコク

男「いや、なんで僕達おちゃけ飲んでるんでしょ?」コクコク

許嫁「えっ?お店に入ってから言うの?」カランカラン

男「……いや、まぁそうなんだけどさ。」

ガヤガヤ

許嫁「見て見て、男さん。あれすごいねぇ♪」

男「うわっ!なにあれ!?メスシリンダーっぽいものにナミナミと注がれてるビール!?」

許嫁「タワービールだって。男さん♪」ちらっ

男「……いや、飲まんぞ。俺はそんな冒険はせんぞ。」

許嫁「えー?」

男「ニヤリ。許嫁さん、良かったら俺がいいもの頼んでやるよ♪」

許嫁「えっ?ほんとに♪」

2時間後……

許嫁「えへへ~♪」デロンデロン

男「……で、こうなる訳ね。あんた酒強いっつったじゃん!!」

許嫁「ふにゃあ~♪」

男「俺が招いた事だけど。……やっぱ色々ちゃんぽんさせるのは危険だったか。」シュン

許嫁「おとこさぁ~ん♪わらひ歌ひたひ~♪」

男「えっ!?おいおい、今から入ると終電逃すぞっ!!」アセアセ

許嫁「うらうのぉ~♪ねっいいでちょ~♪」スリスリ

男「!!わ、わかった!わかりましたよもぉっ!!」

許嫁「えへへ~♪」スリスリ

男「うわぁ~、なんか余計、性質悪いぞ。……ってかなんであんなもん飲ませた俺!?」

カラオケ

許嫁「ららら~♪ふんふふ~ん~♪」

男「ああ……もう完全に帰れなくなってしまった。」がくっ

許嫁「るるる~♪ららら~♪」

男「でも……」ちらっ

許嫁「ら~~~~~♪」

男「……ふっ。」

許嫁「~~♪」

男「まっ、いっか。」

許嫁「♪」

__________
______
___

数時間後……

許嫁「すや……すや……」

男「……まぁ、そうなるわな。」

許嫁「すや……すや……」

男「……無防備に寝やがって。」

許嫁「すや……すや……」

男「はぁ~。女の子がこんなんでいいのか?お兄さん、あんたの将来が心配だよ。」

許嫁「すや……すや……にへぇ~……」

男「……犯すぞコラ。」ぺしっ

許嫁「ん……むにゃむにゃ……」

男「……冗談だよ。」

プルルルル……

ガチャッ

男「はい。」

店員『お客様、お時間です。』

男「はい、わかりました。お会計お願いします。」



許嫁「すや……すや……」

男「……仕方がないお嬢様だぜ。」

許嫁「むにゃむにゃ……にへぇ~……」

男「……こら起きろ!」

許嫁「へっ?」

男「……時間だ。」

許嫁「ふえっ?時間って?……あれ、ここどこ?」

男「ったく何も覚えていないのか。」

許嫁「?カラオケ屋さん……?」

男「にやり♪」

許嫁「えっ?私、ここで歌ってたの?」

男「ああ。とってもいい声で歌ってくれたよ♪……しかもノリノリで、マイク離さなかったし……」

許嫁「///」

男「はぁ~。まさか、許嫁さんがこんなにもHな子だったなんてな。」ニヤリ

許嫁「えっ!!!?」

男「……覚えてないの?あんなにも愛し合ったと言うのに。」ニヤニヤ

許嫁「うそおおおーーーーーっ!!!?」

許嫁「男さんのバカバカっ!!!」ポロポロ

ポカポカポカッ

男「い、許嫁さんっ!?ちょっちょっとおち、おちつい……」

許嫁「わっ私なにも覚えてないよっ!!どうしてっ!!!」ポロポロッ

ポカポカポカッ

男「わっ悪かったってっ!!お、落ち着いてっ!!」

許嫁「うわああーーーんっ!!!男さんのバーーーーカッ!!!」ポロポロッ

ガチャッ

店員「お客様、お会計ですが……」

男・許嫁・店員「あっ!!」

電車内

ガタン……ゴトン……

男「…………」

許嫁「…………」むすっ

男「……いや、あの……」

許嫁「なあに?」ギロッ

男「!!い、いや……何でも無いです。」

許嫁「……敬語。」

男「あっ。ごめん。」

許嫁「すぐ謝らない。」

男「…………」

許嫁「くすっ」

男「……処女のくせに。」ボソッ

許嫁「……なにか言った?」ギロッ

男「……な、何でも無いで……でぇ~。」

ガタン……ゴトン……

男「許嫁さん、そろそろ……」

許嫁「う、うん。」

男「……な、なぁ、許嫁さん。」

許嫁「?」

男「……いや、なんでもないよ。」

許嫁「?変な男さん。」

男「(なんだろう。こう言うのも悪くないな。)」じっ

許嫁「?」

男「(許嫁さん……あんたの事好きになっちまうよ。)」じっ

許嫁「???」

男「(俺のこと振り回すし、何考えてるのかわかんねぇけどさ。)」ポリポリ

許嫁「ね、ねぇさっきから黙っちゃって。男さん、起きてる~?」

男「(あんたと居ると、なんでかな……楽しいんだ。)」じぃ~

許嫁「なっなあに///」

男「(多分、姉貴がいたらこんな感じなのかなぁ~。)」じぃ~

許嫁「なっ……なんなの///」

男「(くくくっ。いかにも年上ぶってるけど、……あんた処女なんだよな。)」ぷっ

許嫁「あーーーっ!!なんか失礼なこと考えてるでしょ!!」プンスカ

男「(やーいやーい!処女処女!!)」じぃ~

許嫁「……なんだろう。すごくバカにされてる気がする。」イライラ

男「(……でも、可愛い人。)」にこっ

許嫁「♪」

男「(俺は……。駄目だな。考えるの止めよう。)」

自宅

リビング

男・許嫁「ただいま。」

父「おっ!?やっと帰って来たか。おまえ達、一体どこをほっつき歩いていたんだ?」

許嫁「///」

父「おっ!?これはもしや……」

男「父上。あなたにプレゼントがあります。」すっ

父「……なんだ?このレシートは?」

男「接待費、だな♪」

父「おい……おいおい!!な、なんだこれはっ!!?」

男「お父様、ありがとう御座いました♪」

父「さっ……3万……だと?」

男「ニヤニヤ」

許嫁「///」

父「い、一体どう言うことだ!?」

男「いや、そのままの意味だが……何か問題でもあるのか?」

父「いやいやいや!!お、おまえ……」

男「内訳は、昼ごはん、遊園地、夕ご飯、BAR、カラオケ……以上。そこで飲み食いし、遊んだ♪」

父「……出さんぞ。貴様の貯金の中でヤリクリしろ……」

男「ドナドナド~ナドォ~ナ♪息子は、か~ねでぇ~♪」

父「!!!」

男「……つうことで宜しく♪」すっ

父「…………」すっ

許嫁「…………」

男「流石お父様……すばらしいっ!!!」

父「ぐすっ……」

許嫁「おっ、男さん……」

男「あ~~ん?なに?」ギロッ

許嫁「!!!」

許嫁「…………」

男「さっ。寝ようぜ、許嫁さん。」

許嫁「す、すみません……おじ様……」シュン

父「!!!い、いいんだっ!わっ若者は青春しなければなっ!!わっはっはっはっ!!」

男「くくくっ……。そうだよ。許嫁さんはなんにも気にする必要は無いんだよ♪」にたぁ~

許嫁「!!ぞくっ!!」

男「許嫁さん、さぁ行こうぜ♪パトロンのお父様に感謝して。くくく……」

父「ぐすっ……」

男「くくくっ……。父上万歳っ!!!うわっはっはっはっはっ!!」スタスタッ

許嫁「…………」ペコリ

スタスタ



父「…………」

父「ニヤリ。……まぁ、義父の奴から許嫁さんの生活費として、結構な額を貰っているからな♪」

父「……甘いな。息子よ。」にたぁ~

夕方……

リビング

カァー カァー カァー

男「…………」

許嫁「…………」

男「盛大にやっちまったな。」

許嫁「うぅ……」

男「……ま、まぁ。あるさ、こんな事も。」

許嫁「わ、私の所為でお、男さんまで。」

男「気にすんな。一日さぼったくらいで単位落とすこともねえだろ。」

男「……それに。」

許嫁「それに?」

男「良い思い出にはなったろ?」にかっ

許嫁「!……うん。」

夜……

男の部屋

男「…………」カタカタカタッ

男「ふぅ。まぁこんなもんだろう。」

男「はぁ、めんどくせぇ。」スパー

男「ふぅ。これで10点プラスになるってんだから、おいしいっちゃおいしいか。」

男「…………」スパー

男「ふぅ~。」

ジリジリッ ケシケシ

男「さて、もう一本……」

フリフリ 

男「……買いに行くか。」

コンビニ

男「うわぁ~、全然眠くねぇ。今日、寝れるか?」

店員「いらっしゃいませぇ~。」

男「赤マルBOX、2箱。」

店員「880円です~。」

男「へい。」

店員「120円のお返しで~す。ありがとうございました~。」

男「どうも~。」




男「……たけぇよ。……なぁそうだろ?」

男「あ~あ、高いなぁ~。やめっかなぁ~。」スパー




?「知らねぇよ!!」




男「!!」スパー




?「あんた以外誰がいるってのよっ!!責任とってよ!!先輩っ!!」




男「!!!」

先輩「はぁ?証拠は!?DNA鑑定でもしたの?」

?「間違い無く、あんたの子だよ!!ねえ!どうすんのよ!!」

先輩「俺を騙して金取るつもりじゃねえのかA子さんよぉ~。」

A子「ひ、酷いっ!!な、なんでそんな酷いこと言うの!!」

先輩「ぶっちゃけそろそろ飽きてきたんだよな。おまえとはもう終わり^^」

A子「!!!」じわっ

先輩「あ~あ、めんどくせー。」

A子「……ゆ、許さない。絶対にあんたの事許さない。」

先輩「へぇ~。許さなかったらどうすんの?」

A子「出るとこ出て問題にする。」

先輩「ほぉ~。してみれば^^出来るもんならな。」

A子「……どう言う事。」



男「…………」

先輩「あれぇ~?話してなかったっけ?俺の親父、○○党の国会議員様なんだよね^^」

A子「!!う、嘘……」

先輩「親父がその気になれば幾らでも息子の不祥事くらいもみ消してくれるって^^」

A子「……ぐすっ。」

先輩「だから、おまえが幾ら騒いだところで誰も相手にしてくれないの♪」

A子「……うえっ。うええぇーーんっ!!!」ポロポロ

先輩「……うぜー。じゃそう言うことだから。永遠にさようなら^^」

ブロロロロッ

男「…………」ぎりっ

A子「酷いよおおおーーーっ!!うわあぁーーーんっ!!」ポロポロ

男「な、なぁ。あんた大丈夫か?」スタスタ

A子「!!き、君は?」ポロポロ

男「なぁ、少し俺と話しようぜ。……立てるか?」

A子「う、うん。」

男「……ファミレスに行こう。ここじゃなんだからな。」

某ファミレス……

A子「……と、言うわけなの。ぐすん。」

男「……そうか。辛いな。」

A子「どうしよう。あたし、あたし……」ポロポロ

男「…………」

男「……(はぁ~。仕方ねぇな。)」

男「なぁ、これ……」すっ

A子「?な、なに?」

男「バイク買おうと思ってバイトして貯めてたんだ。良かったら使ってくれ。」

A子「!!そ、そんな……。受け取れないよ!!」

男「う~ん。一度出したものを引っ込める勇気は生憎持ち合わせちゃいないんだ。いらないなら捨ててくれ。」

A子「そ、そんな。だって見ず知らずの君にそこまでして貰う理由なんて!」

男「暗証番号は、○○○○だ。」

A子「だからっ!!!」

男「……単なるおせっかいだ。気にすんな。」ニヤリ

A子「男君、このお金、絶対返すから。」

男「そうか。律儀な人だな。」

A子「あたしの携帯、アド交換しよ。」

男「ああ、わかった。」

ピッ ピッ

男「まぁそう言うことだから。またな。」

A子「男君、ほんとにありがとうね。」

男「あぁ。……もう変な『男』に引っかかるなよ。」にかっ

A子「!!う、うん。」

男「またな。」スタスタ




男「……(俺、カッコいいってか?だせぇ……ほんとダサいよ。あ~あ、やっちまった。)」トコトコ

男「……でも、ほっとけねえもんな。」ニコニコ

自宅 リビング

男「ただいま……。」

許嫁「あら、お帰りなさい。……遅かったのね。」

男「!?あれ、許嫁さん。起きてたのか?」

許嫁「ふふっ。ずっと寝ていたものね。」

男「くくっ、違いねぇ。」

許嫁「今日は眠れるかしら?男さん、ちょっと飲む?」

男「…………」

許嫁「♪~」

男「……なあ、許嫁さん。」

許嫁「なに?」




男「先輩にはもう近づくな。」

許嫁「!!な、ど、どうして!?」

男「……頼む。」

許嫁「理由を知りたいわ。……教えて男さん。」

男「……言えない。」

許嫁「そう……なら、男さんにもお願いがあるの。」

男「あ、あぁ……」




許嫁「女さんと別れて。」

男「なっ……なんで女が出てくる!?」

許嫁「…………」

男「どう言うことだ。」

許嫁「…………」

男「説明してくれ。」

許嫁「…………」

男「…………」

許嫁「…………」

男「……なにかあったのか?」

許嫁「……私の口からは言えないわ。」

男「…………」

男「……まさか……」

許嫁「…………」

男「……確証を持てなければ……おれ自身の目で確認しないと。俺はあいつを捨てることなんて出来ない。」

許嫁「……私もそう。先輩のこと……」

男「そうか……」

許嫁「…………」

ガチャ

父「ただいま。……どうしたんだ?お前達?」

男「……いや、なんでもない。」

許嫁「男さん……」

男「なんだ?」

許嫁「今週の日曜日、先輩の試合があるの。……見に行くわ。」

男「そうか……」

父「?」

翌日

電車内……

ガタン……ゴトン……

男「…………」

男「(俺は一体何をやっていたんだ。)」

男「(あいつに限ってそんな筈は……)」

男「(……いや、自惚れだな。……だが、俺は……)」

ピンポーン シャー

↑電車の開閉音。決して勝俣州○の家のチャイム押して、彼が叫んでいる訳ではない。

注:以前やった時、誰かに指摘されたんですけど、他にどう表現すんのかわからんので。

?「やったぁ~!間にあったよ!!」

?「なぁ、今日はどうすんだ?」

?「ごっめーん。今日は用事があるの♪」



男「!!!」

?「おまえなぁ。」

?「えへへ~♪じゃそう言うことだから!」

?「まぁ、俺とおまえは大学違うからな。彼氏としては心配なんだよ。」

?「だいじょぶだいじょぶ♪」



男「…………」



?「それにしても、おまえ、ほんとにエロいよな。俺、腰が痛え……」

?「いい若者がそんなんじゃダメだぞ♪」

?「まあな。……愛してるよ。」

?「うん、あたしも~♪」

チュッ



男「……成程な。……そう言うことだったか。」

男「…………」

大学 1号館 3F 講義室

ざわざわ……

講師「本日は、厚生経済学の第一定理について説明する。テキスト~うんたらかんたら……」

男「…………」

女「男おはよ~♪」

男「……ああ、おはよう。」

女「?どおしたの?へへ~元気ないぞぉ~♪」

男「まあな。……なぁ女。」

女「うん、なに~?」

男「今からふけて、遊びに行こうぜ。」

女「えぇっ!?お、男!?ほ、ほんとだいじょぶ!!?」

男「ああ、なっいいだろ?」

女「へへ~。普段真面目な男さんが、さぼりだなんて!明日は槍が降りますなぁ~♪」

男「くくくっ。そうかも、な。」

女「じゃ、行こっか?」

男「ああ、そうしよう。」




講師「つまり、パレート最適とは、集団の中の誰かの効用……つまり満足度を犠牲にしないと、

   自己の利益を得られない状態にある、と言うことである。」

カラオケ

女「ららら~♪ふんふふ~ん♪」

男「ふっ。おまえ、歌うの大好きだな。」

女「うんっ♪あたしの健康の秘訣だよ~♪」

男「そうか……」

女「♪~」

男「……最初のデートん時もカラオケだったな。」ボソッ

女「うん?何か言った?」

男「……いや、なんでもねえよ。」

女「そっかそっか♪ら~~~♪」

男「…………」

数時間後……

女「ふひ~。いっぱい歌っちゃった♪ちかれた~。」

男「お疲れ。じゃ、メシ行くか!」

女「うん!あたし、鍋食べたーい♪」

男「こんなにあちいのに鍋か?」

女「うん!行こうよ行こう!!」

男「しょうがねえな……。じゃ行くか!」

女「おう!いこいこ♪」




男「……最後だしな。我侭くらい聞いてやるか。」ボソッ

女「……ねぇ、どおしたの?」

男「……いや、なんでもねえ。」

某鍋屋

女「はふはふ……すき焼きおいち~♪」モグモグ

男「ああ、久しぶりだが旨いよなこれ。」モグモグ

女「ここのお店はどうなってるんだろ?原価幾らなのかな?」モグモグ

男「……やめろ。メシが不味くなる。」モグモグ

女「それにしてもブクロは最高だね♪あたし、この街大好き♪」モグモグ

男「ああ、俺もだ。」モグモグ

女「えへへ~。それより男、聞いてよ!」

男「なんだ?」

女「えっとね……」

女「ふぅ~。おなかいっぱい♪」

男「ああ、もう食えんな。」

女「へへへ~。ねぇ~男ぉ~♪」

男「……なんだ?」

女「わかってるくせに~。ねっ?しよっ♪」

男「……その前に寄りたい場所があるんだ。」

女「えっ……」

男「兎に角、付き合えよ。」

女「う、うん……」

夕方……

大学 2号館 屋上

男「ふぅ~。やっぱここからの眺めは最高だな。」

女「あっ。ちょっといい?」ゴソゴソ

男「ああ、俺もだ。」ゴソゴソ

女「へへっ。ねぇ、火ぃ~付けて♪」

男「ああ。」シュボッ

女「ありがと~。」スパー

男「また忘れたのか?」

女「うん。さっきのカラオケ屋さんで落としたみたい。」スパー

男「なぁ、俺らが出会ったきっかけもそれだったな。」スパー

女「うん♪そ~だったね~!」スパー

男「ここだったんだよな。おまえと初めて話したのってさ。」スパー

女「あっ!そうだっけ?」

男「あんときな、びっくりしたんだぞ。おまえから声かけられてさ。」

女「えっ?そうだったの?」

男「ああ、実はな。……俺、お前のこと、知ってた。」

女「!!へ、へぇ~。そうだったんだ。」

男「教室で何度か見かけたことがあってな。……正直、可愛いと思ってたよ。」

女「えっ……えへへ~///」

男「それからだよな。お前と付き合うようになったのって。……楽しかった。」

女「うん、あたしもぉ~。」

男「…………」

女「ね、ねえ男?どおしたの?」

男「ああ……」

女「今日の男、変だよ。ねえねえ、なんだか怖いよ……」

男「……なぁ女。」

女「……なに?」




男「俺達、別れよう。」

女「えっ……」

男「…………」

女「なっ……なんで?」

男「……すまない。」

女「謝るんじゃなくってさ!理由を聞きたいのっ!!」

男「…………」

女「…………」



男「……好きな人が出来た。」

女「!!!」

男「…………」

女「……はっ。そう言うこと。別にいいや!」

男「すまない……」

女「あんたなんかキープだし♪単なる暇つぶしに遊んでただけだし~♪」

男「ああ、知ってる。」

女「!!……そ、そう……」

男「…………」

女「…………」

男「…………」

女「……ねえ、なんであたしを責めないの?あんた知ってたんでしょ!?言いたい事ないの!!」

男「……ああ。ないな。」

女「!!バカッ!!」バシッ

男「…………」

女「バカバカっ!!!あんたがそんなんだからあたしはっ!!」

男「ああ……」

女「…………」

男「女、楽しかったよ。」

女「……あたしも。楽しかったよ、男。」

男「それじゃあな……彼氏を大事にしろよ。」

女「!!……あんたに言われなくっても。」

男「…………」スタスタ

女「…………」

男「……女。」

女「なに?」



男「好きだったよ。おまえの事。」

女「!!!あ、あたしはあんたの事なんて好きじゃなかった!!」

男「そうか。……俺の一方的なものだったか。」

女「うん!そう言う事っ!!じゃねっ!!」

男「ああ、さようなら。」スタスタ







女「…………」

女「あたしはあんたの事、好きだったんじゃない……」ポロッ

女「愛してたんだ……。男、愛してたんだよっ!!」ポロポロ

女「なんで……なんで一度も愛してるって言ってくれなかったのさっ!!!」ポロポロ

女「うえっ……うええぇぇーーーーんっ!!!」ポロポロ

女「うええぇぇーーーーんっ!!!」ポロポロ




男「…………」

男「……女、すまなかった。」

男「俺、朝……おまえ達を見た時、気がついちまったんだ。」

男「俺……おまえの事……」

男「大事にしちゃいなかった……」

男「だから……ごめん。」

男「…………」

男「!」ポロッ

男「そうか……俺、泣いてるんだ。」ポロポロ

男「女、好きだったよ。おまえの事。」ポロポロ

男「こんな事いえた義理じゃないけど、さ。」ポロポロ

男「……幸せになれよ。女。」ポロポロ

自宅

リビング

男「ただいま……」

許嫁「!お、男さん、真っ青よ!!どどどうしたのっ!!?」

男「……ああ、すまないが水を貰えないか。」

許嫁「は、はいっ!!」たったったっ

男「…………」


許嫁「はい、男さん、お水……」すっ

男「ありがとう……」ゴキュゴギュ

男「ぷは~。助かった。」

許嫁「……なにがあったの?」

男「……ちょっと飲んで来た。」

許嫁「!!お、女さんと……?」

男「いや……あいつとは別れた。」

許嫁「!!」

男「…………」

許嫁「そうなんだ……」

男「ああ……」

許嫁「……御免なさい、男さん。私の所為で……」

男「……あなたが謝る事じゃない。」

許嫁「でも!!」

男「寂しがり屋のあいつに……気がつけなかった俺が悪いんだ。」

許嫁「男さん……」

男「だからさ……気にすんな。」ピシッ

許嫁「!う、うん。」

男「…………」


許嫁「ねえ男さん。……日曜日よ。忘れないでね。」

男「ああ……」

日曜日

大学 体育館

キュッ キュッ キュッ

部長「おいっ!!おまえら回れっ!!」

先輩「くそっ!!もうダメだっ!!」ダムダム

敵チームA「へへっ!!行くぜっ!!」パシッ

キュッ キュッ キュッ

部長「!!あっ!!?」

先輩「し、しまったっ!!?」

敵チームA「シューッ!!」ポンッ

パスッ

ピピー

先輩「ああっ!!?」

敵チームB「よっしゃっ!!かったあーーーっ!!」

部室

先輩「くそくそくそっ!!」ガンッ

部員A「おい、おまえ八つ当たりすんな!!」

先輩「……なんすか?」ギロッ

部員B「おまえが最後にスティールされたのが敗因だろうがっ!!」

先輩「ああん?俺の所為だっつうのかよ?」

部長「やめろ!!」

先輩「けっ!!アホくさ。帰る。」スタスタ




部員A「部長、あいつもうダメじゃね?」

部員B「そうですよ。あいつの所為でチームの雰囲気も悪くなる一方だし……」

部長「…………」

部員C「部長、実は部長の耳に入れておきたい事が……」

部長「……なんだ?」

部員C「実は……」




部長「なんだと!?それは本当なのか!!?」

部員C「はい……この間、偶然聞いてしまって……」

部員B「げっ……そんな奴と俺ら一緒にやってたのか……」

部員A「これは俺達だけの問題じゃないぞ?どうする部長?学生部に知らせた方が……」

部長「ああ、そうだな。あいつの退部は決定。そして……」

校舎 敷地内

先輩「ちっ!!くそっ!!イライラするぜ!!」スパー

先輩「全員で、俺の所為にしやがって!!」スパー

先輩「くそがっ!!」ガンッ

先輩「へへへっ!ようやく回って来たぜ。」クラクラ

先輩「やっぱり『葉っぱ』は最高だな……」スパー

注:これはネタです。本当に絶対に真似しないで下さい。ダメ、絶対!!

先輩「ひひひ……そう言えば、今日はあいつが来てたんだったな。」

先輩「……そろそろ喰うか。」

ピッ プルルルルル……

先輩「ちぃ~す。許嫁、おまえどこ居る?へへっ。今からおまえに会いたい^^」

スタスタ

校舎 敷地内 人気のない場所……

許嫁「先輩、今日は本当に残念でしたね。」

先輩「ああん?どうでも良いよあんなの。」

許嫁「!せ、先輩っ!!なにを言っているんですか!」

先輩「なにをってなに?」

許嫁「先輩はあんなに頑張ってたじゃないですか!!」

先輩「ああ、飽きた。」

許嫁「そ、そんな……先輩、バスケが好きで……」

先輩「どうでもいい。もうどうでもいい。」

許嫁「なっ……なにを言っているんですか。昔の先輩に戻って。」

先輩「ああ、俺バスケよりもっと好きなものがあるんだ♪」

許嫁「えっ……」

先輩「高校の頃から大好きだったんだよね^^」



先輩「セックス♪」

先輩「くくくっ。泣いても叫んでも誰も来ないぜ!!」

許嫁「いや……こ、来ないで……」ガクガクブルブル

先輩「ああ、そう言えばこんなもんも持ってたんだよな^^」ガサゴソ

チャキッ ピューー

許嫁「!!そ、それは、ま、まさか……かかか覚○剤……」ガクガクブルブル

先輩「そっ♪気持ち良くなれる薬。おまえも天国へ連れて行ってやるよ^^」

注:これはネタです。本当に絶対に真似しないで下さい。ダメ、絶対!!

許嫁「いやあああーーーーーーっ!!助けてっ!!」ガクガクブルブル

先輩「へへへっ。嫌がるおまえも可愛いよ。」

許嫁「た、助けてっ!!助けてっ!!男さんっ!!!」ポロポロ

先輩「往生際が悪いな。」ガシッ

許嫁「いやあっ!!やだっ!!やだよっ!!!」ポロポロ

__________
______
___

?「はぁ……はぁ……はぁ……」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

?「気持ちいい?許嫁?」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

許嫁「あっ……だ、ダメ……そ、そんな……わ、私……」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

?「感じてるんだ。」

ムニュッ……ムニュッ……

許嫁「はあんっ……あ……ふ……くぅ……」

ムニュッ……ムニュッ……

許嫁「……くぅ……せん……ぱい……もっとやさしく……」

おいふざけんな

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

許嫁「あ……あ……ああっ……」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

?「ああ……可愛いよ……許嫁……」

許嫁「はあっ……くぅ……ああっ、お、おとこさんっ!!」

男「行くんだ……」

許嫁「御免なさい……男さん」




男「行くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」     ←False

         ↓変換

男「絶頂(い)くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」 ←True

今回の趣旨……『スレタイ詐欺』

目的……寝取られ属性の人を釣って遊ぶ。(まぁ女の方は寝取られた?訳だし、100%詐欺ではない筈)

このスレの存在意義……只、これをやりたかっただけ。あとはオマケ。……と言うことで、続き投下します。

許嫁「……くぅ……せん……ぱい……もっとやさしく……」 ←これに関しては後で説明。

先輩「ほら……素直になれよ…… オラァッ!」

許嫁「キャッ!」

男「おい! 俺の許嫁に何してるんだ?」ダムダム

許嫁「男さん!(どうして……?)」

先輩「……んっ……」ダムッ

ちょっと意味がわからない

先輩が許嫁を襲おうとするシーンから……

許嫁「いやああーーーーーーーっ!!!」ポロポロ

先輩「へへへっ。許嫁。怖がらなくても良いよ^^」

許嫁「あっ!!!」

先輩「!!!」

男「おらああっ!!!!」バキッ

先輩「ぐぴっ!!!!」

ドーーンッ

許嫁「おっ男さんっ!!!」

男「すまなかった、許嫁さん!!俺、場所わかんなくて迷っちまった!!」だきっ

許嫁「ううん。いいの!でもでも怖かったよおーーーっ!!!」ポロポロ

先輩「うわああーーーっ!!歯が……鼻があっ!!!」

男「よおクズ野郎。」

先輩「へ、へめえ……」

女と別れるところまではよかったんだよな。

男「おまえ、最低だな。A子さんを妊娠させた上、捨てやがって。」

許嫁「!!お、男さんっ!?その話って本当なの!?」

先輩「ぐぎいい……」ナワナワ

男「……今度は許嫁さんに手を出すつもりだったのか?」ビキビキッ

先輩「けっ。てめえには関係ねえだろうがっ!!」

男「いや、ある。許嫁は俺の大事な人だっ!!!」

許嫁「!!!」

先輩「カッコつけてんじゃねえっ!!ダセえよおまえっ!!」

ブンッ

男「よっと!ダサいのは元より承知。……だがな……」スカッ

先輩「おらっ!!!」

ブンッ

男「……ここで引いたら『男』じゃねえだろ?」パシッ

          ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.

          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |
   l  l   l  ,.イ   l:::::::::\__   `'-‐::"// |′          ノ
   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _

先輩「はなせっ!!」

ブンッ バキッ

男「……痛くねえな。」

先輩「!!ふざけんなっ!!」

ブンッ バキッ

男「……だから、痛くねえっつうの。」ギロッ

先輩「!!ゾクッ!!」

男「ぺっ。ちょっと切ったか?……今度はこっちの番だな。」

先輩「……や、やめろ。おおお俺に手を出すな。」ガクガク

男「ほぉ……」

先輩「お、俺の親父は国会議員……」ガクガク

男「……そうらしいな。知ってるが?」

先輩「へ……へへへ……そうだろそうだろ?」

男「ニヤリ」

先輩「!!!」

先輩「な、なんだおまえ……そ、その顔は……」

男「くくく……」ニヤニヤ

先輩「おい……なんだよ……なんなんだおまえっ!!?」ガクガク

男「許嫁さん、そこに落ちてる如何わしいものをハンカチで取ってくれ。」

許嫁「!!は、はい!!」

先輩「な、なにをするつもりだ!?」

男「いいか、許嫁さん。指紋とか付いてる筈だから気を付けて扱うんだぞ。」

許嫁「わかったわ。慎重にね。」

先輩「やめろ……やめるんだ……そんなことをしたら俺達は……」ガクガクブルブル

男「ほぉ~。察しが良いな。つまりそう言う事だ。」ニヤニヤ

許嫁「男さん、これでいいの?」

男「ああ、じゃ許嫁さん。警察に連絡して。」

許嫁「う、うん。わかったわ。」

先輩「やめろ許嫁っ!!俺の言う事が聞けねえのかっ!!ああっ!!!」

許嫁「!!」びくっ

男「暴れるなよ、先輩。おまえの相手はこの俺だ。」ニヤニヤ

先輩「くそがっ!!おらああーーーっ!!」

男「あっ……手が滑った♪」

ブンッ ボオオーーーンッ

先輩「かはっ……」どさっ

男「あらら?先輩、大丈夫ですか?」ニヤニヤ

先輩「…………」

男「ふぅ~。なんと言う事でしょう。手が滑ったら、先輩が気絶してしまった♪」ニヤニヤ

許嫁「お、男さん。だ、大丈夫?」

男「ああ、平気平気♪……シャブ中の奴のパンチなんか大したことねえよ。」

先輩「…………」

男「……(と言うか。ちん○丸出しの奴にダセえって言われてもな。)」

先輩「…………」

男「(しかも……ちっちぇえ~。なんだか可哀想だぞ。)」

許嫁「あの……男さん?」

男「(おお、くわばらくわばら!こんなダセえかっこで気絶なんて……死んでもやだな。)」

許嫁「ありがとう男さん。私、もうちょっとで……ぐすっ。」

男「……許嫁さん。どうしてこいつと?」

許嫁「心配だったの。……試合で負けてショックだったんじゃないかと思って。」

男「……辛い思いをさせてしまったな。俺が早いうちにA子さんのこと……」

許嫁「いいの。もういいの。男さんが謝る必要なんてないの。それに……」

男「うん?」

許嫁「信じてたわ。男さん。」にこっ

男「そっか。じゃあ、警察に連絡しよう。」

許嫁「うん。」

__________
______
___

自宅

リビング

テレビ『衆議院議員○○氏の長男、○○容疑者を乗せた車が○○署に入りました。』

男「ふぅ~。事情聴取も案外すんなりと終わったな。」

注:警察のお世話になったこと無いので、事後処理はわかりません。あしからず。

許嫁「ええ、そうね。」

男「はぁ~。つかれたあ~。」

許嫁「ねっ?男さん♪」

男「うん?」

許嫁「おじ様、今日は父(義父)と会うんですって。」

男「へ~。そっかそっか。」

許嫁「だから今夜は帰ってこないわよ。」

男「へ~。そっかそっか。」

許嫁「もぉ~。なによ!!その気の抜けた返事は?」

男「いや、許嫁さん。あんたタフだよな。」

許嫁「へっ?」

男「だってさ、レイプされそうになったり、憧れの先輩があんな事になったのにさ。」

許嫁「うん、まぁ先輩の事はね。……薄々だけど知っていたから。」

男「ほお~。」

許嫁「それに……もう私には……その……」モジモジ

男「あん?」

許嫁「お、男さんがいるし///」

男「!!!」

許嫁「大事な人なんでしょ?離しちゃダメよ///」モジモジ

男「あ……ああ。(やべえな。チクショウ、可愛いじゃねえか!!)」ドキドキ

夕食後……

TV『衆議院議員○○氏は長男の○○容疑者が覚醒剤取締法違反の罪で逮捕された事を受け、

   議員辞職を表明しました。今後、さらなる取り調べが……』

男「……まぁ、そうなるよな。」スパー

男「ちっ。俺らの大学の名を落としやがって……この恥さらしが!!」ゴクゴク

男「……まぁ、警察が来るまで奴は、ちん○丸出しでほんとに恥をさらしてた訳だが。」スパー

男「あの後、たくさんの野次馬が来てたもんなぁ~。」

男「なんか、写メとかいっぱい撮られてたし……」スパー

男「武士の情けで、ズボンくらい上げてやれば良かったかな?」

男「……ま、いっか♪」ニヤニヤ

男「A子さん……仇は討ちましたよ。」

ガチャ

許嫁「はぁ~。さっぱりした♪」

男「おっ。許嫁さん、先にやっちまってるぞ。」ゴクゴク

許嫁「うん。私も貰っていいかな?」

男「もちろん♪さっ、どうぞどうぞ~」

コポコポ……

許嫁「ゴクゴク……ぷはぁ~。うん、おいし~♪」

男「ああ、風呂上りはこれに限るな♪」

許嫁「ほんとにさっぱりしたわ。思い出しただけでも気持ち悪い~。」ブルブル

男「……えーと、許嫁さん。あんたの憧れの人だったんだよな?」

許嫁「ええ。ただし……」

男「だだし?」

許嫁「人間としてのあの人は最低だったわ。」

男「ええぇーーーっ!!?」

男「あ、あのぉ……許嫁さん?あんた以前、先輩の事好きだって……」

許嫁「うん。バスケをしてる時だけね。」しれっ

男「(ひ、ひでえ……なんだか先輩が憐れになって来たぞ。)」

許嫁「男さん、よぉ~く考えてみて。」

男「うん?」

許嫁「先輩との付き合いは私の方が長いの。」

男「当然だろ。」

許嫁「そうしたらあの人の悪い噂とか、私が知らないと思う訳?」

男「まぁ~、そうだろうな。」

許嫁「あの人の軽薄な言動や行動なんかを見て、私が惚れるとでも?」

男「さ、さぁ~?……それこそ知らんがな。」

許嫁「男さん……私を見くびらないでね。」ギロッ

男「!!は、はいぃ~。」

男「グビグビ……(そう言われてみれば、女の事もこの人から指摘されたんだったな。)」

許嫁「うん、おいし~わね♪」ゴクゴク

男「……どうやら尻に敷かれる事になりそうだな。」ボソッ

許嫁「……なにか言ったかしら?」ギロッ

男「いや、なんでもないで……でぇ~。」

いいなづけ←『いいなづく』という古語から由来する。本来はこっちが正解
いいなずけ←昭和以降云々

どっちも正しいよねまぁ
少しでも『づ』と『ず』に詳しい奴は鬼の首とったようにそんな事言わない
参考http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok_white_day.htm

あれだけ言われても「♪」をやめないのか
精神的に向上心のない>>1は馬鹿だ

>>362
さっき「いいなづけ」で変換したら いい菜漬 になったから

あ、「いいなずけ」なんだって思ったばっかだった。

いやだからなに?って感じだけどね

1時間後……

許嫁「…………」ゴクゴク

男「……(な、なんだ?許嫁さん、さっきから無言で飲んでるぞ?)」

許嫁「ふぅ~ふぅ~。」ドキドキ

男「な、なぁ~。許嫁さん?」

許嫁「!!…………」カアァ

男「(な、なんだ?い、一体なんなんだ?)」

許嫁「お、おとこしゃんっ!!!」

男「!!なななっ!?なんだ?」ドキッ

許嫁「お、おとこしゃんは……あの……その……///」カアァ

男「!!ま、まさか……」ドクン

許嫁「う、うん……」ドキドキ

男「いやいやいや、許嫁さん……ちょっと待て。」

許嫁「いいなずけっ!!!」

男「!!?」

>>363
おまえ>>1が、偶然浜辺で知り合った奴に原稿用紙400枚弱の手紙書き出したらどうすんだよ

許嫁「『さん』は要らないっ!!」びしっ

男「ななな、なんでっ!!?」

許嫁「さっき私の事、そう呼んでくれたでしょ?うれしかったわ……」にこっ

男「許嫁……」

許嫁「そう……男さん。それでいいの。」

男「あのな……言っておくけど。」

許嫁「うん?」

男「あんた、この前のカラオケみたいに、起きたら忘れましたっての無しだからな。」

許嫁「えっ?や、やっぱりあの時……」カアァ

男「違う違う。お酒飲んで歌った事やら覚えてなかったってこと。だから朝になって……」

許嫁「その時は、もう一度……」

男「……どうなっても知らんぞ。」

許嫁「うん。は、初めてだから……や、やさしくしてね///」

やっぱりエロシーンカットした方が良いですか?

もう、これ以上お目汚しを晒し続けるのもホントに申し訳ないので。

正直ね、私も辛いんですわ。早いとこ逃げたい気持ちでいっぱいというか。

男の部屋

許嫁「はぁ……はぁ……はぁ……」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

男「気持ちいい?許嫁?」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

許嫁「あっ……だ、ダメ……そ、そんな……わ、私……」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

男「感じてるんだ。」

ムニュッ……ムニュッ……

許嫁「はあんっ……あ……ふ……くぅ……」

ムニュッ……ムニュッ……

許嫁「ちくぅび……せんたん……おっぱいも……もっとやさしく……」 ←騙しの真相

ちくぅび



なんだそれwww

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

許嫁「あ……あ……ああっ……」

クチュッ……クチュッ……クチュッ……

男「ああ……可愛いよ……許嫁……」

許嫁「はあっ……くぅ……ああっ、お、おとこさんっ!!」

男「絶頂(い)くんだ……」

許嫁「御免なさい……男さん」

男「そうか……」

許嫁「本当に御免なさい……男さん。ぐすっ」ポロポロ

男「謝らないでくれ……」

許嫁「うぅ……だって、だって……」ポロポロ

男「許嫁さん……俺は……」



男「寧ろうれしいが?」

許嫁「はぁ……はぁ……お、おとこさん。」

男「どうした?許嫁?」

許嫁「せつないの……男さん、お願い……」カアァ

男「ああ、これくらい濡れれば大丈夫だろう。」

ニュププ……

許嫁「はあっ!!き、きたっ……お、おとこさんのが……」

ズブブブブ……

男「くっ!!きつい……これが処女か?」

許嫁「ふぐっ……くう……」ポロポロ

男「許嫁……大丈夫か?」

許嫁「うん、気にしないで。う……あ……ああっ!!」ポロポロ

ズブブブブ……

男「くぅっ!!い、許嫁。全部入ったぞ。」

許嫁「はぁ……はぁ……男さん……す、好き!」ちゅっ

男「動かすぞ……」

ジュプジュプ……ニチュニチュ……

許嫁「ああっ!おとこさんっ!おとこさんっ!!」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

男「ああっ!!許嫁っ!好きだっ!」

許嫁「ひぎいっ!!あっ……くっ……ああっ!!」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

男「そろそろか?」

許嫁「……なにこれ?なにこれっ!?あ、ああっ!わ、わらしもうっ!!」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

許嫁「ああっ!!ら、らめええぇぇーーーーっ!!!」

プシャアアアーーーーーーーーッ

許嫁「かはっ………………はぁはぁはぁ……」ピクピク

男「……絶頂(い)ったか?……くぅ!!」

ピュッ ピュルルルルッ

もう無理。ここまで頑張って来ましたけど、これ以上は無理。

こんなに叩かれてまとめサイトやらブログに転載までされるなんて無理です。

え?書き溜めしてあったんじゃないの?

>>398

ですよ。もうこんなに叩かれてまでやるなんてもう無理ですわ。

__________
______
___

翌日

チュン……チュン……

許嫁「すや……すや……」

男「……朝だな。」

許嫁「すや……すや……にへぇ~……」

男「起きろ、許嫁!」

許嫁「う、う~ん……」

男「おはよう、許嫁。」にこっ

許嫁「!!…………///」カアァ

男「……覚えてないのか?」

許嫁「ううん。大丈夫。全部覚えてるわ……」

男「そっか。それは良かった。」

その後、A子さんは中絶手術を行い、水子の供養をし終え、素敵な彼氏に巡り合ったそうな。

そして、以前貸した銀行のカードと、お金を返してくれた。

先輩のその後と言えば、裁判で懲役刑が確定し、服役する事になった。

親も権力を失い、先輩は勘当されてしまったそうな。

そして俺と許嫁は……

許嫁の実家

義父「そうかそうか!こいつを貰ってくれるか。」

男「いや、どちらかと言えば、俺が貰われるんじゃないんでしょうか?」

父「さみしくなるなあ~。」ニヤニヤ

男「ほう~。てめえの態度からはそんな事、微塵も伝わってこねえぞ。」いらっ

許嫁「まあまあ、男さん。」

義父「さて、今後の事だが、どうする?」

男「取り合えず、大学を卒業するまでは待って下さい。」

父「えっ!?遠慮するなよ。おまえは立派に育った。もう旅立ってもいいんだぞ。」

男「て、てめえ……」むかっ

許婚「空気改善のために私のパーフェクトな滑らない話を披露しましょう。何故なら私はかんぺk」

男「はいはいわかったから帰るぞ許婚」ずるずる

許婚「かんぺき・・・(´・ω・`)」

許嫁「お父さん(義父)、もうしばらく様子を見ましょう。」

義父「そうか、わかった。」

父「むう、仕方がない。男、それでいいのか?」

男「ああ、俺も実家を出たいのは山々なんだが、なんだかすぐにってのはちょっとな。」

義父「では引き続き、娘の御世話をお願いしてもいいかな?」

男「はい、もちろんです。では娘さんを俺に下さい。」

許嫁「///」

義父「う~ん。感慨深いなぁ~。こんな日が来るとは……娘も出て行くかぁ~」

男「いや、だから俺の方がいづれ実家を出て行くんですって。(めんどくせえなこのおっさん!)」

許嫁「それじゃあ、男さん、おじ様、帰りましょう。」

男「ああ!」

父「それじゃあな、義父。」

3年後……

教会

牧師「男よ。汝はかの者を妻として、永遠に愛することを誓いますか。」

男「誓います。」

牧師「許嫁よ。汝はかの者を夫として、永遠に愛することを誓いますか。」

許嫁「誓います。」

注:私はキリスト教信者じゃないので、正式な誓いの儀式とかわかりません。あしからず。

牧師「それでは誓いの口づけを……」

男「許嫁……愛してる。」

ちゅっ

許嫁「お、男さん///」

パチパチ……

男「なあ、許嫁……幸せか?」

許嫁「うん///男さん、愛してるわ。」




男「行くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」  ←嘘スレタイ

改め……

男「絶頂(い)くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」 おわり

さあ、女√へ

>>426 女√確かにあります。ですが、

初めてです。こんなに叩かれたの。もう精神的にボロボロ。

あーあ、なにやってんだろうって感じです。

女√編

男「俺達、別れよう。」

女「はああぁぁーーーーっ!!?なになに!?いきなり何言ってんのっ!!!?」

男「!!」いらっ

女「なんで!?なんでなんで!!?」

男「ああ、好きな人が出来たんだ。だから別れてくれ。」

女「はああっ!!?あたしを裏切る気!!?浮気っ!?浮気っ!!?」

男「て、てめえ……」いらいらっ

女「おいこら!答えろバカ男!!」

男「!!ほ、ほお~、そうかそうか。おまえの浮気は良くて俺はダメな訳だな?」

女「あっ……あたしがう、浮気っ!!?」

男「今日の朝、おまえが電車の中でイケメン君とちゅ~してるとこ見たんだよ!アホッ!!」

女「はあああーーーーーっ!!!?」

男「全くとんでもない奴だ!!シラを切り通せるとでも思ってんのか?」プンスカ

女「…………」いらっ

男「ふぅ~。これでおまえとも終わり終わり!!」

女「…………」いらいらっ

男「さよならビッチ。ありがとうビッチ!おまえの事はすぐ忘れるよ♪」

女「…………!!」ブチッ

男「……なんだ、その顔は?」

女「……ねえ男君~。これ誰だ?」すっ

男「はあ!?おまえじゃん。」

女「じゃあこれは?」ピッピッ

男「あん?おまえ…………が二人!!?」

女「あたしはどっちだ?」

男「えっ……あっ……ええっ!!?」

女「ところで男君、あなた様がご覧になったあたしはその時、何を着てましたか?」

男「えーーと、確か、涼しそうな花柄のワンピー……ス……」

女「それじゃあ質問です。あたしの今日の服装は?」

男「大胆なキャミに真白チュニック……おしゃれなショートパンツがとても素敵ですね。」アセダラダラ

女「せいか~い♪」ニタリ

男「あ、あれ?……お、おまえ着替えたの!?」

女「バカッ!!なんであたしがそんなめんどいことすんのよっ!!違うよっ!!!」

男「え……あ、あの。お、おまえの姉?妹!?」

女「妹ちゃんで~す♪今年の春からこっちの大学に進学したんだよ。」

男「え……はあっ!?え……ええぇ!!?」

女「あたしと妹ちゃんはそっくりだからねぇ~。」

男「……エロいとこもそっくりな様だな。ほんと似たもの姉妹だよ、おまえら。」

女「……さあて、どう言うことか説明して貰いましょうか?」いらっ

男「うん、そっかそっか。俺の彼女は潔白だった。」

女「誤魔化さないでくれるかなぁ?おぉ~とぉ~こぉ~く~ん?」いらっ

男「いやあ、疑って悪かったよ!」キリッ

女「おいこら。おまえさっきなんつった!?」いらいらっ

男「いやぁ~、ななななんのことでしたっけ?」アセアセ

女「……好きな人が出来たんだ。だから別れてくれ。……だっけ?」ギロッ

男「!!!」バクンバクン

女「……許嫁さんだね。あんたが好きになった人ってさ。」

男「ななな……」ギクッ

女「へぇ~、そうどすか。あんさん、うちのこと捨てはるんですね。」

男「なっ……なんだその口調は!?」

女「その上、うちのことビッチ呼ばわり……酷いわぁ~。メソメソ……」

男「なっ……ほ、ほんとに悪かったって。」

女「さみしいわぁ~。うちはあんさんの事、信頼しとりましたのに。オヨヨ……」

男「……頼む、もうやめてくれっ!!」

女「おまえ、ぶん殴られる覚悟はあんだろうな?」ギロッ

男「ええぇっ!!!?」ギクッ

女「おとこぉ~、誰がビッチだって?もう一回言ってみな……」ゴゴゴゴゴゴゴ……

男「えええーーーっ!!?なにこの豹変ぶり!!?」

女「ふぅふぅ~、よくもあたしの一途な思いを裏切ったね……」チャキッ

男「お、おまえ、棒を持ってくるな。マジでやめろ。」ガクガクブルブル

女「ふぅふぅ~、覚悟しろバカ男……」ブンブンッ

男「ま、待て……は、話せばわかる!!だからお願い、待って!!」アセダラダラ

女「もはや問答無用っ!!」チャキッ    ←注:女の子

男「!!!!」

男「うわああーーーーっ!!!?」

女「チェストオオオォォォーーーーーーーーーーッ!!!」    ←注:女の子

ばきっ

男「ぎゃあああーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

男「ぐふっ……」

女「バーーーカ!!あたしがそんな尻軽だと思った!?舐めないでよっ!!」

男「す、すんませんでした。」土下座ッ

女「へぇへぇ、すまなかったら男君はどうしてくれるのかな?」

男「今から俺は女様の忠実な下僕です。どうか、許して下さい。」シュン

女「!!へ、へぇ~。そう!なんでも言う事聞いてくれるんだぁ~♪」

男「はい、そうです。女様。」

女「下僕ちゃん、下僕ちゃん。火を付けたまえ♪」ちょこん

男「はい。」シュボー

女「ふひぃ~。さぁて、なにしてもらおっかな?」スパー

男「女……俺を許してくれるのか?」

女「……まあ、今回だけだよ。……次くだらない事言ったら、あんたを殺してあたしも死ぬ。」スパー

男「……ゾクッ……(なんと言うことでしょう……俺の彼女はヤンデレの人だった!!?)」

ジィーーーー 脱ぎ脱ぎ

男「はあっ!?待て待て待てっ!!!ここじゃマズイっ!!!」

女「こんな時間だし誰も来ないって♪」ガシッ

男「いや!待って下さいっ!!ほんとに!!」

女「下僕ちゃん、何時からそんな口を聞いてもいいって言ったかな?」

男「ああっ!!?ななななにするつもりだ?」」

女「にたぁ~♪」

クパー

男「こ、こらっ!!や、やめ……」

女「下僕ちゃん……ご主人様に奉仕しろ。」ギロッ

男「!!……は、はいぃ~。」ペロッ

女「ん……そ、そうそう。ン……あ……いいよ。」

ピチャ……ピチャ……クチュクチュ……

男「……どうなっても知らんぞ。」ペロペロ

女「はぁ……はぁ……男……あたし……はぁはぁ……」

ピチャ……ピチャ……レロレロ……

男「興奮して来たってか?当たり前だ。」

ピチャ……ズズズッ……

女「あんっ///お、音立てないでよっ!!」

男「……知らん。見つかったらおまえも俺も終わりだな。」

女「やん!それも良いかも♪二人で地獄に落ちよっか?」

男「……俺が悪かった。すんません。」

ピチャ……ピチャ……レロレロ……

女「ふひ~。もういいよ。」

男「……(と言うか、俺は尻に敷かれる運命なのか?)」

女「じゃ、下僕ちゃんに御褒美あげないと♪」

ジィーーーーー

男「おっ!おいおいっ!!俺はいいよ!」

女「あ~~~~~ん。」ペロッ

ジュプ……ジュポ……ジュポ……

男「バカっ!!ま、まじいって!!」

女「♪」

ジュプ……ジュポ……ジュポ……

男「あ……やべ……だ、だれか来たら。」

チュポン

女「えへへ~。男、元気になったね♪しよっか!」ちょこん

男「こ、こらっ!!待て待て!!俺、ゴム持ってねえぞっ!!」

女「まあいいからいいから♪……今日は危険日なんだよね~♪」

男「なおさらやべえじゃねえかっ!!」

ニュプッ……ズブズブ……

女「はあっ……入った♪」

男「おっ!おいおいっ!!俺はいいよ!」

女「あ~~~~~ん。」ペロッ

ジュプ……ジュポ……ジュポ……

男「バカっ!!ま、まじいって!!」

女「♪」

ジュプ……ジュポ……ジュポ……

男「あ……やべ……だ、だれか来たら。」

チュポン

女「えへへ~。男、元気になったね♪しよっか!」ちょこん

男「こ、こらっ!!待て待て!!俺、ゴム持ってねえぞっ!!」

女「まあいいからいいから♪……今日は危険日なんだよね~♪」

男「なおさらやべえじゃねえかっ!!」

ニュプッ……ズブズブ……

女「はあっ……入った♪」

男「お、おい……女……」

ジュプジュプ……ニチュニチュ……

女「ああっ!おとこっ!おとこっ!!」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

男「お、女、激しいってっ!!待て待てっ!!」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

女「おとこっ!!好きっ好きっ!!」

男「だから、声が大きいってっ!!」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

女「あはっ!!これいいっ!!これいいよっ!!お外でやるの気持ちいい♪」

男「まずい!こいつ青姦に目覚めた!!?」

ジュプジュプ……パンパンパンッ

女「あっ……ふあっ!!いく……いっちゃうっ!!」

男「絶頂(い)くんだ……って俺もいきそう……」

女「おとこっ!!おとこ!!一緒に……」ぎゅっ

男「ああ、いくぞっ!!」

女「ああああーーーーーーっ!!」

プシャーーーーーーッ ドピュッ ドピュッ

男「はぁ……はぁ……」

女「はぁ……はぁ……気持ち良かった……」

男「……やっちまった。」

女「出来たら責任取ってね♪」

男「……俺でほんとにいいのか?」

女「うん。良いよぉ~。」

男「女……愛してる。」ちゅっ

女「!!!やっと、やっと言ってくれた。」ジワッ

男「ああ、今まですまなかった。愛してる、女。」

女「あい……じでる……おどごっ!!」ポロポロ

男「ああ……」ぎゅっ

女「ううっ……おとこぉ~」ポロポロ


その後、帰宅した俺は許嫁さんの勘違いだった事を話した。

そして、許嫁さんは俺達の元を去り、婚約は破棄された。

その後の許嫁さんは、4年後にほんとに良い人が見つかり、幸せな結婚をした。……これはまだ先の話だが。

そして俺と女は……

3ヶ月後……  自宅

女「えへへ~。出来ちゃった!」サスサス

男「……はぁ~。あの時のか?」

女「そうだねぇ~。」

男「いや、確かにおまえとは結婚するつもりだが……早くないか?」

女「……堕ろせって?」

男「そんなこと言わねえよ、バーカ。産め。」

女「えへへ~///」

男「煙草も吸うなよ。俺も止めるから。」

女「うん。」

男「なぁ女、おまえ幸せか?」

女「うん……」

男「そっか。ならいいや。愛してるよ、女。」

女「あたしも~♪」

女√編 おわり

以上で終了です。

もう自分の力の無さを思い知らされました。

文才とか以前に基礎的なものが何もないって改めて思い知らされました。

お願いですので、まとめサイト等に載せないで下さい。

読む方も苦痛でしょうし、読まれる方も苦痛です。

お疲れ様でした。

男「行くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」  ←嘘スレタイ

改め……

男「絶頂(い)くんだ……」許嫁「御免なさい……男さん」 おわり



(笑)

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