女「ぁっ……んっ……。」ブィィィン 男「ん?」 (34)

女「っ……ぁっ……ぁっ………。」ブィィィン

教師「で、あるからしてこの方程式は――」

男(これ、間違いなくバイブいれてるよな。)

男(……どうしたらいいんだ、これは。)

男(席となりだし、注意するか……?)

男(いや、でも、なんて言うんだ?バイブいれてますよね?)

男(なんて言ってもし他の奴に聞かれたら間違いなくクラスでこの子がハブられる……。)

男(だからと言って、このまま放置していたらいずれ、他の奴にバレるぞ……?)

男(どうする、俺……!?どうする……!?)

キンコーン カーンコーン キーン コーン カンコーン

教師「お、もう終わりか。じゃあ、ここは宿題にするからやってこいよー。」

女「……っ……。」ブィィィ………ン

男(っ…とまった!?)

イケメン「あのさ、ちょっといい?」

女「…っ!」

男(ッ!!こ、こいつはこの子の真後ろの席のイケメン!?)

男(ま、まさか今のバイブ音、聞こえてたのか…?)

イケメン「ちょっとさ、ついて来て。」

女「…は、はいっ。」ガタッ

男(ど、どういう事だ……!!??何するつもりなんだ……!?)

男(て、てか、このままだとヤバイよな、この子。)

男(イケメンは結構コミュニティの輪が広いから、もしバラされたらこの学校全体に知れ渡るぞ……。)

男(……俺に何ができる訳でもないし、知らない子だけど……。)

男(一応、着いて行くか……。)

男「………。」

男(アイツ、屋上まで連れて行きやがった……。何する気だ……。)

イケメン「あのさ、さっきの事なんだけどさ……。」

女「…う、うん……。」

男(ッッ…!!!や、ヤバイ、このシーン、エロ漫画で見た!!!!)

男(弱味握られて性奴隷にされるパターンじゃないのか!?これは!?)

男(最初はイヤイヤだったけど、気付いたら……みたいなパターンじゃないのか、これは!?)

男(く、クソ!!結構可愛い子なのに、こんな奴の毒牙にかけられるのか!?)

男「……ゆ、許せん……。」

男(お前、結構可愛い子と今まで何回も付き合ってるだろ!!一人ぐらい俺によこせ!てか、その立ち位置、俺と代われ!!)

男(それか、爆発しろ!盛大に爆発しろ!!)

イケメン「あの反応、良かったよ、その、可愛かった…。」

女「そ、そうかな……///」

イケメン「ちゃんと言い付け、通りいれてたご褒美。やろっか、ここで。」

女「だ、だってイケメン君のお願いだもんっ、断れないよ……///」

男(……ん?ん?ん?)

イケメン「じゃ、抜くよ。」ヌプッ

女「んっ……あっ……っ……。」

男(ん……?ん………?ん………?)

女「そ、そう言えばね、イケメン君。」

イケメン「うん?」

女「さっきからずっと私の隣の席の根暗くんが私達の事、追ってきてるよ?」

イケメン「ははっ、知ってるよ。見せ付けてやろうよ、俺達のセックス。」

女「う、うんっ……///」

男(畜生………!!! 畜生………!!!)シコシコシコシコシコ

    ーー完ーーー 
   ~男はつらいよ~

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