紅莉栖「岡部ってもしかしてホモなのかしら」(242)

 


紅莉栖「ラボメンは可愛い女子ばかりなのに手を出そうともしない」

紅莉栖「私も一応、見れない容姿では……ないわよね」

紅莉栖「なのにいつも橋田とばかりつるんでいる……」

紅莉栖「やっぱりホ……いえ!それはだめだわ!」

紅莉栖「お、岡部が私に興味ないのは困る……じゃなくて!現実で男同士とかラボの風紀が乱れる!」


~ラボ~

紅莉栖「というわけで岡部!橋田とイチャつくのはやめなさい!不健全だわ!」

岡部「はぁ?何を言っているのだクリスティーナよ、ダルは男だぞ!?暑さで頭をやられたか?」

紅莉栖「だからティーナをつけるな!誤魔化そうとしたって無駄よ!」

ダル「腐女子乙。というかルカ氏ならともかく、僕とオカリンがそういう関係とか勘弁、そんなのありえない件」

岡部「ダルの言う通りだ。ルカ子ならとも…いやとにかくだ、男同士はありえんだろう!」

紅莉栖「そこまで息も合ってるのね……いいわ、あくまでも隠し通そうとするなら私にも考えがある」

岡部「」

ダル「だめだこの腐女子なんとかしないと……」

紅莉栖「ラボ内の風紀を戻すために岡部には女に興味をもってもらうことにするわ!」

岡部「……色々とつっこみたいところはあるがまぁ誤解を解けるのならいい。具体的にどうするのだ?」

ダル「オカリンだけなんですねわかります」

紅莉栖「きっきょきょ今日一日、岡部は私と一緒に出かけること!私の魅力をたっぷり教えてあっあげるわ!///」

ダル「シカトはちょっと堪えるだろ常考」

岡部「なんだそんなことか。よかろう助手よ、狂気のマアァッド・サイエンティスッの生き様、その目に刻み付けるがいい!」

紅莉栖「ほ、ほんと!?じゃ、じゃあまずここ!この遊園地いきたい!」

岡部「おいクリスティーナよ、この狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真が遊園地などという……」

紅莉栖「だ、だめ……?」ショボーン

岡部「い、いや……フゥーハッハッハ!機関の目を欺く必要がある!早速行こうではないか!」

紅莉栖「厨二病乙。じゃあ早速行きましょ、岡部!」

ダル「リア充死ね。氏ねじゃなくて死ね!」

思いつかん


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 / ̄´   \::::::ヽ:::::\:::::\  〃ヽ、_/ヽヽ/  ´       \______________

~遊園地~

紅莉栖(こ、これは私に気があると思ってもいいのかしら///……いえ、まだ結論付けるのは早いわね)

岡部(冷静になってみると……これはデートとかいうやつではないのか?)

紅莉栖「ね、ねぇ岡部」

岡部「ななななんだ助手よ」

紅莉栖「だから助手じゃないって……まぁいいわ、あれ乗ってみたい」

岡部「メリーゴーランド……って子供かきさm」

紅莉栖「小さいころにパパと乗ったっきりだから懐かしいな……」

岡部「……」

紅莉栖「あ、でも流石に子供っぽいわよね。やっぱなし!他のにしましょ」

岡部「何してる?いくぞ、紅莉栖」

紅莉栖「え?そっちは……って今名前で」

岡部「フゥーハッハッハ!狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真があの乗り物の乗り心地を試してやる!」

紅莉栖「……ありがと」

岡部「何か言ったか?クリスティーナ」

紅莉栖「ななななんでもない!感謝なんてしてない!それにティーナでもないっ!」


結局、名前を呼んでくれたのはあの時の一回だったけど
今日は一日、岡部と二人で楽しく遊べた。

もしかすると橋田にすら嫉妬するくらい私は岡部のことが好きなのかも……
そんなわけあるか!そんなわけあるか!大事なことなので2回言いました!
まだホモ疑惑が残ってるから定期的に二人で出かけるのもいいかもしれない

終わり



誰か書け

岡部(ふぅ…うまくごまかせたな)

ダル「それじゃあオカリン」

岡部「ああ」

ダル「……で?牧瀬氏とイチャラブデートしてきた訳ですか。そうですか」

岡部「イチャもラブもデートもしとらん!」

ダル「よく言うよ。リア充乙。そして死ぬが良いオカリン」

岡部「やかましい。狂気のマッド・サイエンティストは女になど興味は無い」

岡部(はぁ……実際あれはデートだったのだろうか……)

岡部(まぁ傍から見ればデート呼んで差し支えないのだろうな……)

岡部(しかし……まぁ……正直なところ……)


岡部(疲れた。女というのはあぁも面倒な生き物だったのか)

岡部(デートに行くたびにあんな気を使わないといけないとは、女と付き合ったら俺は間違いなくストレスで禿げるぞ)

岡部(女というのは皆あぁなのだろうか……?)

岡部(少しシミュレートしてみるか)

岡部(例えば……そうだな、閃光の指圧師はどうだろうか?)



岡部「で、萌郁よ。朝早くに呼び出して今日はどうしたのだ?」

萌郁「……」ポチポチ

ブー ブー

岡部「…………デートに行きましょう?……まぁ、それは構わんが……どこへ行くつもりだ?」

萌郁「……」ポチポチ

ブー ブー

岡部「……特に決めていない?……ふむ、そうか。では定番の遊園地等にでも行ってみるか?」

萌郁「……」ポチポチ

ブー ブー

岡部「…………疲れるからあまり歩かなくて済む場所がいい?そんな事を言っていてはどこへも行けんではないか」

萌郁「……」ポチポチ

ブー ブー

ブー ブー

岡部「…………」

萌郁「…………」

ブー ブー

岡部「……………………」

萌郁「……………………」

ブー ブー

萌郁「……ケータイ…見て」

岡部「えぇい!!いちいちメールで会話するな!!」



岡部(……論外だな。デートに行く以前に俺の黒々とした髪が漂白されてしまうぞ)

岡部(……ふむ、ならばフェイリスはどうだろうか……?)

               ___ _
カチカチカチカチカチカチカチカ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヾ:.ー─- 、カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ
カチカチカチカチカチカチカチカi:':.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:仏;ヘ:.:.:.:.:.:.:.チカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ
カチカチカチカチカチカチカチ/:.:.:.:.:.:.:.:.:.:/:.:.::{⌒ヾ:.:.:.:.:.:.∧カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ

カチカチカチカチカチカチカ, :.:.:.:/:.:.:.:..∧:.:.:.:!   V:.:.:.:.:.:.:.チカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
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カチカチカチカチカチカ/:.{:.:.i:.:.| 弋zソ`jノ ´弋zソ イ:.:リ:.:.:.:ヽチカチカチカチ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\カチカチカチカチ

カチカチカチカチカ, ':.:.:.:.:.、:.:.:ハ { ̄ ̄`}⌒{´ ̄ ̄}゙!:/:.:.:八:.:.カチカチカ<  ……ケータイ…見て  │カチカチカチカ
カチカチカチカチカ.{:.:.:.:、.:.:.:.Y:.∧  ̄ ̄  ′ ̄ ̄ ,'/:.:.:/:.:.:.:ソカチカチカチ\_________/カチカチカチカチ
カチカチカチカチカ〉:.:.∧:.:.:{:::::::::\   --   /::{:.:.:.:i:.:.:.:.:.ヽチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
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カチカチカ//:.:.:./::::::::::::::::::l:.:.:}:::::::.′ l///∧::::::::::::/:.:、::::::.:.:.:.:.:.:.:くチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ

カチカ / /:.:.:.:.:.:.:>─‐.ノ:.:.リ‐ヘ'   //////ー─/:.:.:.:.}:::::::::::::.:.:.:.:.:\カ\人_从人__从_从人__从人_人从人_从人_ノ/
カチカチカ/:.:.:.:.:.:.:/ ゝ=='ヘ:.:.:\ | ̄ ̄iヘ//〉  {:.:.:.:.:/`ヽ:.::::::::::.:.:.:.:.:}チ > えぇい!!                <
カチカ ./:.:.:.:.:.:.: ′     \:.:.:.|    | ヾ\   ゝ:.:.:彡' ∨::::::::.:.:ソチカ> いちいちメールで会話するな!!  <
カチカ ':.:.:.:.:.:.:.:         l!、_):ハ.   |   ∨    ?亜  ?::::::::.:.:.ノカチ/Y⌒YW⌒Y⌒WW⌒⌒YW⌒WY⌒WY\
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ゝ:.八:.:.:.:.:.:/       /        i     -}}-     V :.:.:.:.:/カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ
カチカ i:.:.:.:./  x介1  ′          ノ    /′    ∧ ∨/チカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカ

フェイリス「凶真!今日はデートに行くニャン!」

岡部「デートだと……?フフ……甘いなフェイリスよ!デェーートなど生ぬるい!!」

岡部「マァーッド・サイエンティスッとして下界の建築物や愚かしき人類の進化過程を視察する……そう!これはオペレーション・クロノスだ!!」

フェイリス「にゃ、にゃんだってー!!流石ニャ凶真!!オペレーション・クロノス……そう、これは人類粛清の為の準備だったのニャ!」

フェイリス「生ぬるい世界に浸った愚かしき人類……彼らは自分たちが恵まれた生活を享受していることに何の疑問も抱いていない」

フェイリス「自らの快楽に溺れ、資源や命を食い散らかしていることに気付かない愚者の群れ……それを視察するマッド・サイエンティスト」

岡部「ウ、ウム……」

フェイリス「彼は人類に失望し、粛清を決定した!全人類を支配し管理・統括するミッションを開始したのニャ!」

フェイリス「しかしその危機に気付いた人類は愚かにも抵抗を始めたのニャ!マッド・サイエンティストと人類の戦いの幕開け……」

フェイリス「そう、それは聖戦・ラグナロクの幕開けに過ぎなかったのニャ……」

岡部「ま、まぁそうなる可能性も無きにしもだな……」

フェイリス「そして聖戦から数百年の月日が流れ…」

岡部「え、あの、ちょっと……」



岡部(駄目だ……俺のアイデンティティが失われてしまう……デートに行く以前に胃に穴が開いてしまうぞ)

岡部(くっ……ならばバイト戦士はどうだ!?奴の軽快な性格ならば楽しい気持ちで過ごせるやも知れん)



鈴羽「岡部倫太郎~!一緒にどこか行こうよ!」

岡部「なんだ?フッ……まさかデェェェトというやつか?」

鈴羽「えっ、アハハ~!ま、まぁ……そんな感じ……かな」

岡部「戦士ともあろう者が色恋沙汰にうつつを抜かすとは……失望したぞバイト戦士!」

鈴羽「い、いいじゃないかたまには!君は僕の彼氏なんだよ?デートくらい連れて行ってよ!」

岡部「フ……まぁ良いだろう。で?どこに行きたいのだ?」

鈴羽「えーっとね、コミケ?っていうのが開催される大きな建物があるんだよね?そこに行ってみたいな」

岡部「国際展示場か……また変なところに行きたがるものだ。まぁいい、では駅へ向かうぞ」

鈴羽「嫌だなぁ、岡部倫太郎。こいつで行くに決まってるじゃないか」ポンポン

岡部「自転車……だと!?正気か貴様!!」

鈴羽「戦士の資本は体力だからね!岡部倫太郎も私の彼氏なら体力つけなくちゃ!!」

岡部「ぐおおぉぉぉおぉおぉぉ……………!!」

岡部(これではデートと言う名の地獄トレーニングだ……マッド・サイエンティストがマッチョ・アスリートになってしまうぞ)

岡部(仕方が無い……これだけは考えたくなかったが……まゆりでシミュレートしてみるか……)

岡部(幼馴染として今までやってきたのだ。十中八九問題なかろう)

岡部(だが、その分異性として意識するのは難しいかもしれんな……)



まゆり「トゥットゥルー♪オカリン!今日はまゆしぃと一緒にお出かけして欲しいのです」

岡部「ふむ……まぁ良かろう。してどこへ行こうというのだ?」

まゆり「えーっと~。まずは次のコスを作るための材料を買いに行きたいのです」

岡部「な……ッ!!この狂気のメァーーッドスァイエンティストに!フリフリ~っとした!可愛らし~い布を!買いに行かせようというのか!!」

まゆり「オカリンはまゆしぃの彼氏なのです。彼氏さんは彼女さんのお願いは聞いてくれるものなんだよ~」

岡部「クッ…!俺だ、機関が人類に対する男女意識の刷り込みを利用したマインドコントロール実験を行っている……!!」

まゆり「ちなみに、作るのはオカリンの衣装だからね~。次のコミケではオカリンが主人公で、まゆりぃがヒロインのコスをするのです♪」

岡部「ぬお゛お゛ぉ゛ぉおぉぉ!!!お……俺だ、……機関が強烈な精神攻撃を仕掛けてきた……!」

まゆり「さ、行こうオカリン!オカリンは結構スタイルがいいから似合うと思うんだ~」

にゃ、にゃんだっ ∨ / / /\ _r─ 、  / / / / / /流石ニャ凶真!!
オペレーション・ク ∨ /r-イ ̄! |  厂/Yヽ、./ / / /……
そう、これは人類/ 〉⌒>=====ミ、/⌒)( ̄> 、粛清の為の準備だったのニャ!

生ぬるい世界 ./  _≧〈           ヾ/ ヽ   ヽに浸った愚かしき人類……
彼らは自分た // <介フ i   !     / <介フ 丶    i丶ちが恵まれた生活を享受していることに
何の疑問も ./ /  |i∥ |  i 丶  // /  リj   ハ   │ 〉抱いていない
自らの快楽 .〉 !   ! ハ  |ヽ |  iヽ' /-─‐‐ /   |j i  , /ヽ資源や命を食い散らかしていることに
気付かない〈  !  |l T7大| | ∧/.|从人i//  /  |     l愚者の群れ……それを視察
それを視 /⌒ l  |   _ 人 __ 人 _ //   /察! /    / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
するマッ 〈  ヽ  ヽハ.   `Y´ ,  `Y´ //   /ド・〈/   / / |  ウ、ウム……  │サイエンティスト
彼は人類 \ \ | ヽ.   |    |  /'  / / に l  / ム\_______/に失望し、
粛清を決_ム   ヽ  \ ゝ、 丶フ  ム-イ/定した│ / /  } i
.全人 / \  ヽ  │類を⌒' <>--イ二>支配し管 ヽ| i_/ │理・統括するミッションを開始したのニャ!

しか /   \>─‐‐ ' しその ,斗r-r三三〈危機に気付い ̄/ │た人類は愚かにも抵抗を始めたのニャ!
マッドヽ  \\・サイ_,、r‐r'シヒ|!|lフ⌒¨/三7"⌒ヽエンテ//   /ィストと人類の戦いの幕開け……
そう、そ\    〉れ/  /ミ/  イ`||   /三ミ|    \はi   ム-、聖戦・ラグナロクの幕開けに過ぎなかったのニャ……
      > / /    //  /||./||  l三三| ヽ _  ヘ_ ヽ / ` /}/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     / <´ /___// ヽ ┼ /‐||//三三ゞ  ⌒ ̄ l   ̄/ ||  ま、まぁそうなる可能性も無きにしもだな……  │

     ゞ  ∨`  /ミ/   / /´ j /三三ミiヽ      ヽ  // |\____________________/
      {ヽ/   |三ミj   i i    |三三三j  \     ヘ ヽl 〈そして聖戦から数百年の月日が流れ…
    〈/       l三ミj   lo l    |三三ミ∧        i  \ iー、
    ∧      ヽミ∧__⊥⊥__|三三三/〉       \ └| l/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
    / ∧ __   | ̄ ||_||_||_/ └─ ‐/〈 ヽ、         /  / /| え、あの、ちょっと……  │
    |/  Y.//// ̄∧/三/三三三>、_/  ヽ、_____/ヽ j´ \__________/

狂気のマッチョ・サイエンティスト、鳳凰院凶真の図

            ( 〃::::::::::::::::::::::::::::::::::Z_
             >^::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ゞ、
            〃::::厂7⌒ ̄ 厂リミ:::::::::::了

              ケ:::ト! _    リ_ ミ:::::::::::ゝ
               7::l rモテi  チモテミヽ:::::::ノ
             Yヘ.   l      ミ^レ′
              Ⅵ, 〈     ミソ
                 ‘, _   /|
             _,, -‐''‘,, ̄,, ,.イ∧`丶ー-、
           /     { ` ― '゙_ノ 〉    \
        ,, -イィ_ ノ ! ∧  ∧ i \   ソ`ヽ、

       /   〉`  \ヽ)ー、 ( ) -‐‐― >⌒ ン  丶
      /  /!    ノノ )  ̄ヽソ´ ̄   ハ   〈    i
      ∧  /    /,'´/ 彡  >`ヽ \   }   l    }
      /,ヘ  i   / ∠三彡´ 〉-- 、ヽ ヘ   《ゝ  ノ\
    i,'  入__,=、∠イく  ー==三个ミミ    >ヘ //ノく  ヽ
   / /     λ } ∧      十     /ノ / 厂`´   ,  ∧
   i ハ、   / 人_へ、__,ノ个<、__彡八 _ ,   )ミ  i
   { ⌒ =ミ⌒_ン  |  ',         /〃 ∧、 ,ラ  >  i
   ! > <  `〈     !  l       イ   '  |ン  , 、_, }
   ! \    ヽ   \ i            /   / / 〈
   \  、_   ∧   八     _  ノ   ノ  彡´´ ノ  ノ
     \  `゛丶 ヘ、 /,-、γ'Z´`ヽ、-‐‐''´ ̄      /
      `ー-、_ ヽ、`く⌒ヽ>)<ヽ、_   ゝ  ____,, -‐''

          `ヽ__  _,- 'ハ`   ,-‐''´    ∧

            / `ゝ、__ノ 人 ̄フ         i
           i      /   Y              i

岡部(……マッド・コスプレイヤーになるのは勘弁だ……)

岡部(だが、ここで踏みとどまらなければもう後が無いのだぞ鳳凰院凶真!!)

岡部(耐えろ!!耐えるのだ!!)



まゆり「えへへ~。いっぱい買っちゃったね~」

岡部「あ、あぁ……そうだな」

まゆり「結構遅くなっちゃったね。今日はもうこのまま帰ろうかな」

岡部「そうか、なら駅まで送っていこう」

まゆり「うん♪ありがとなのですオカリン!」

ガコッ

まゆり「えっ……?」ゴンッ

岡部「ところでまゆりよ。その沢山の荷物を抱えて帰るのか?何なら俺がラボに……まゆり?」

岡部「まゆり……どこだ……?」

通行人「大変だー!!女の子がマンホールに落ちたぞ!!」

岡部「!?」

通行人「おい!大丈夫か!?」

通行人「いや……し、死んでる……!頭を強く打ったらしい……」

岡部「ぁ……あ……あ……!!」

岡部「まゆりぃぃいいぃぃいぃぃ!!!!」

岡部「買い物になんて行かなければ……!!」

岡部「はっ……!?タイムリープマシン……あれで!」

岡部「飛べよおぉぉぉおぉぉぉぉおお!!!」

ギュイーン

岡部「ぅ……ここは……ラボか……」

岡部「まゆりは……まだ来ていないか」

ガチャ

岡部「! ま、まゆり……!!」

まゆり「トゥットゥルー♪オカリン!今日はまゆしぃと一緒にお出かけして欲しいのです」

岡部「い、いや!!駄目だ今日はラボにいるんだ!!」

まゆり「え~……新しいコスの材料買いに行きたいのです……」

岡部「駄目ったら駄目だ!今日はラボにいてくれ……頼む」

まゆり「う~ん?まゆしぃはよくわかんないけど、オカリンがそこまで言うなら仕方ないのです」

岡部「そ、そうか……助かる……」

まゆり「じゃあまゆしぃはジューシーからあげでも食べるのです♪ふんふんふ~ん」

岡部「あ、おい気をつけろ、足元にバナナの皮が…」

まゆり「え?」ツルッ

ゴンッ

岡部「ぁ……あ……あ……!!」

岡部「まゆりぃぃいいぃぃいぃぃ!!!!」

岡部「飛べよおぉぉぉおぉぉぉぉおお!!!」

ギュイーン

岡部「くそっ!何があるかわからん!まゆりがラボに来る前に迎えに行くぞ!」ガチャッ!!

まゆり「え?」ゴンッ

岡部「ぁ……あ……あ……!!」

岡部「まゆりぃぃいいぃぃいぃぃ!!!!」



岡部(……ま、まずい!あの体験がトラウマになっているのか……!?)

岡部(まゆりと一緒にいるところを想像すると必ずまゆりが死んでしまう!)

岡部(これでは怖くてまゆりと付き合うことなんて出来んぞ……!)

岡部(く……くそ……、こうなってしまっては……)

岡部(残る選択肢は……)



るか「おか……凶真さん!わ、私と、そ、そそその……デートしてください!!」

岡部(男なら言われて喜ばないはずが無い素晴らしい言葉だ……)

岡部(だが男だ)

るか「あ、あの……やっぱり……私じゃ駄目でしょうか……」

岡部(上目づかいでうるうるとした愛くるしい瞳を向けられるのは反則的な可愛さだ)

岡部(だが男だ)

るか「す、すみません……私なんかじゃ……嫌、ですよね……」

岡部(だが男だ)

岡部「時にルカ子よ」

るか「は、はいっ!!」

岡部「お前の一人称は"僕"ではなかったか?」

るか「は、はい……それは恐らく凶真さんの"女であって欲しい"という願望が表れているのではないでしょうか……」

岡部「成程な……さすがだなルカ子よ!ラボメンに相応しい推理力だ!!」

るか「あ……ありがとうございます!」

岡部「して、デート……だったか」

るか「は、はい……」

岡部「……一応、聞くが。お前は男だよな?」

るか「……はい。僕は男です……」

岡部「男であるお前は男であるこの俺とデートして楽しいのか?」

るか「……はい!僕は…その、男ですけど、凶真さんを想う気持ちは本物です!!」

岡部「ぐはぁぁあぁ!!」

岡部(なんという可愛さだ……こんなセリフが似合うラボメンは他にはいまい……!!)

岡部(だが……男だ!!!)

るか「だから、ぼ、僕とデートしてくれませんか……?」

岡部(男だ)

るか「も、もし、おか……凶真さんが望むなら……僕、何をされたって平気ですから……」

岡部(男だ)

るか「駄目……ですか?」

岡部(だが……それがどうした?)

岡部(性別という壁はそんなにも厚く高いものだろうか?)

岡部(所詮は染色体如きがもたらしたちっぽけな区別ではないのか?)

岡部(男であることに何の支障があるというのか?)

岡部(生殖が不可であることか?それは大きな問題か……?)

岡部(否!それは遺伝子が押し付ける種の繁殖という目的の過程でしかない!)

岡部(愛とは……あらゆる壁を打ち壊すのだ……)

岡部(そうか……これが、運命石の扉の選択か……)

岡部「ルカ子よ」

岡部「デートしよう」

るか「ほ、本当……ですか?」

岡部「あぁ、俺は至った。ダイバージェンス1%を超えた世界線に」

るか「う、嬉しいです……凶真さん……僕…僕っ…」ポロポロ

岡部「泣くなルカ子よ。さぁ、どこへ行きたい?どこへでも連れて行ってやろう」

るか「あ、あの……その、それなら…」

岡部「ん?なんだ」

るか「その!えっと……ほ、ほほ、ホテル……に……行ってみたいです……」

岡部「」

ダルの巨乳を揉む展開は・・・

るか「あ、あああああの!!やっぱり駄目ですよね!いきなりそんな!!」

岡部「い、いや、いきなりだったので少し驚いただけだ……我が妄想とは言えここまでルカ子が積極的になるとは思わなかった」

るか「えっと……それじゃあ、その……」

岡部「あ、あぁ、……行こう、か」

るか「はいっ!」

in ラブホ

るか「ホ、ホテルってこんな部屋なんですね……」

岡部「う、うむ……殺風景なのは許せ。俺がこういう場所に来た事がないので想像が追いつかないのだ」

るか「えっと……どうすればいいんでしょう……」

岡部「そ、そうだな……まずは……あー……そのだな……」

岡部(どうすればいいのだ!?こういうときは、先にシャワー浴びてこいよ。とか言うんだったか!?)

岡部(くっ……こんなところでこの鳳凰院凶真がうろたえているだと……?落ち着け…落ち着け……!)

るか「……くすっ、凶真、さん……」チュッ

岡部「っ!?」(なんだ……この心地良く柔らかい感触は……ゲルリップか……!?)

るか「す、すみません……わたわたしてる凶真さん、なんだか可愛らしくて、つい……くすっ」

岡部「ルカ子……」

るか「凶真……さん」

岡部「脱がしても……いいか?」

るか「っ……はい……」

岡部「大丈夫だ、優しくする……」シュルシュル

るか「んっ……」

岡部(当然だが胸はない……だが、美少女にしか見えないこの生命体の衣服を剥ぎ取っていると思うだけで……)チュッ…チュッ…

るか「あっ!…あっ…ん……ぁ……凶、真さんっ……胸、吸っちゃ……っ」

岡部(何なのだこの脳髄を揺さぶる甘い香りは……そしてこの細さ、儚さ、美しさ、これが本当に俺と同じ男なのか……?)

るか「んぁっ!きょ、凶真ッ……さん……あのっ……」

岡部「……どうしたルカ子よ」

るか「その……、ズボンが……窮屈で………少し、辛いです」

岡部「ん……分かった、下も……脱がせるぞ」

岡部(ルカ子の股間は苦しそうにテントを張っている……これが男の証。ルカ子の妖刀五月雨か……)

岡部(ふっ……クク……俺がその封印を解いてやる……っ!!それっ!!)

濃厚なルカ子スレ

トゥットゥルー☆

岡部「」

るか「ひゃぁっ……!」

岡部「」

るか「はっ……恥ずかしいです凶真さん……!」

岡部「」

るか「凶真、さん……?」

岡部「オーゥ……」

岡部「ベリィ…ラァージ…ラァァァジ…………コォック!!!!!!」

岡部「ショォォ・・・ック」

るか「え?え?」

岡部「ショォォォックショォォックショォックショォォオオオック!!!!!」

岡部「ショオォォォォォォォォオオオォオオオォオォオオォオォォォォオオオォオッッッッッッキィングッ!!!!」

るか「おおおおぉ、岡部さん!?」

岡部「ホアァァァァァッァァァホアァッ!!ホアァッ!!」

オカリン・・・

岡部「ホアァァァァァァァァァァァァア゛ア゛ァア゛ァアァァ゛ァァアァァア゛アあぁ゛ぁあ゛あ゛あ゛ああ゛ぁぁぁぁぁぁ゛ああ゛あ゛ッッッッ!!!!!!!!!!!!」



岡部「ぅぐ……はっ!?」

岡部「……あまりのショッキング映像に強制的に現実に引き戻されてしまった……」

岡部「うぉっっぷ……リーディング・シュタイナー発動時より気分が悪い………」

岡部「ルカ子の妖刀がバスターソードだった場合、そのギャップに俺の精神は耐えられないらしい……」

岡部「我ながら恐ろしい妄想だった……奴の得物は俺のディックの倍にも及ぶ勢いだった」

岡部「あれで行為に及んだ場合、精神だけではなく俺の括約筋も容易く崩壊してしまうだろう……」

岡部「そんなリスキーな賭けは俺には出来ない……」

岡部「やはり……この狂気のマッド・サイエンティストと、人生の二人三脚を送れる者など……存在しないのか……」

岡部「フ……ファーハッハッハッハッハッハ!!!!それも良かろう!!俺は孤独のメァァッド・スァイエンティストッ!!鳳凰院凶真だッ!!」

ダル「……オカリンどしたん?さっきから立ち尽くしてブツブツ言ってるかと思えば急に笑い出して……。遂に壊れたんですね。わかります」

岡部「……ダル……」

岡部「………」

岡部「………………」


           人気ナンバーワン巨乳メイド

           r'二 ̄ >  -‐‐ ‐  ‐‐-< ̄,二ヽ
              ヾ 、,`"          。;゚ \'、//
            V        く r_>        V
              l r;.  。 、  l」]   , ;´    l
              | 。.;_) ゚  =-‐‐‐‐-      |
.          l(    |  , : ´; ,;゜ ___ _   `ヽ._| _ _ノ)__
        __」 ヽ、 _ _し'  x<,,,,__  __,,,,>x   |: : :_:_:<
      > : :_:_:ノ八_/fr ぞテY}‐‐frぞテ Y}`ー'゙: :_:_:ノrく_  
      _フ:´:_: :_: :_:_ぐー ゙'ー‐一'゙〈{_ ゙'ー‐一'゙ ):ノ):_: :_: :_:_:ノ 
      `ーぇ: :_:_ノV(:_:> /// ^ r^ ///   〉: : : : : : く  
        厶: : : : : :\     _j _     厶ィ:ノ)ノV⌒    
          ノV(ヽ(\:_>   ´ ̄´    /´ \_
           _/    ` . ____ _ .  ´    /⌒>: ._

                ダルしぃ・ニャンニャン



ダル「オカリンオカリン。メシ食いにいかね?」

岡部「サイコーにクールな提案だよダル!」

ダル「牛丼でいいよね」

岡部「もちろんだよ!」

ダル「僕もう大盛り5杯はイケちゃうくらいハラペコなんだよ」

岡部「それくらい俺が奢ってやるよ!」

ダル「オカリン金あるん?」

岡部「愛するダルのためなら生活費を削ってでも出すさ!」

ダル「嬉しい事言ってくれるじゃないの」

岡部「その代わり……一つ条件がある」

ダル「なんだね聞こうではないか」

岡部「至……って呼んでも、いいかい……?」

ダル「オカリン……バカ、好きにすりゃいいだろ常考……」

岡部「至……」



岡部「………」

岡部(完璧だ……何の問題もない。一寸の隙もない完璧な相性だ……)

岡部(性別という些細な壁は俺の中で既に倒壊している)

岡部(趣味も合う、信頼もある、どんなことでも気兼ねなく言い合える相手……)

岡部(それに連れションに行ったときにチラ見したがダルのナニのサイズは標準だ)

岡部(行為に支障を来たす危険も少ない)

岡部(完璧だ)

岡部(ダルが)

岡部(ダルこそが………)

岡部(運命石の扉の選択……!)

岡部「ダル!よく聞け!俺にはお前しかいないようだ!!」

ダル「ハァ?何気色悪いこと言ってんのオカリン。やっぱ壊れましたか」

ダル「僕そんな事より腹が減ったなぁ~」

岡部(……!来た!)


              トイ
              トイ
              トイ
             i三i

            〃   ヾ、
           〃      ヾ、
          〃        ヾ、

         〃 '´  ̄  ̄ ` ヽ、 ヾ、
         〃 / : : : : : )ノ: :ヾ: : :\ ヾ、
       〃 7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽヾ
       || {: : ト/;ハ,リノ;\川 } : ノ: : i|| 失敗した失敗した失敗した
       || i::小●    ● ノリル: ; j ||
       || 从l⊃  、_,、_, ⊂⊃从ッ》 ||
         ヾ、(y;)   ゝ._)    (y;)///
        (⌒) >、 ____, イ(y;)(⌒)
         l ly;)ー======一l l
         ヽ_ノゞ::::::((:::::::::::::ルリゞノ

ダル「オカリンオカリン。メシ食いにいかね?」

岡部「サイコーにクールな提案だよダル!」

ダル「なんなんその喋り方。バカにしてるん?」

岡部「もちろんだよ!」

ダル「オカリンにケンカを売られる日が来るとは……だがそんなケンカを買う金も度胸も僕にはない!」

岡部「それくらい俺が奢ってやるよ!」

ダル「……オカリン…本気で言ってるん?」

岡部「愛するダルのためなら生活費を削ってでも出すさ!」

ダル「……冗談で言ってるんじゃないんだよな?ラボメン辞めるよ僕?」

岡部「その代わり……一つ条件がある」

ダル「何」

岡部「至……って呼んでも、いいかい……?」

ダル「……オカリン見損なったお!僕もう帰るからな!!」ガチャ

岡部「至……」

岡部「…………あれ」

成功した成/: : : : : : : : : : : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : :、た成功した成功した成功した成功した
成功した成; : : : : : : : : : : : : ::! : :/ : : : : i : : : : : : : : : : \成功した成功した成功した成功した
成功した : : : : : : ::l: :i: :,:イ::∧: : : ; : : : :ト、 ; : : : : : : : : : :)成功した成功した成功した成功した
成功した | |l : : : : ',: |:/-|/--Ⅵ: |: l: |:リ-Vト、 :l : : : : : : ;ゝ成功した成功した成功した成功した
成功した j:,': : : : : : Ⅵ 厶≧ Ⅵ: |: l:リ|=ミリ㍉V::: : : : :::トj成功した成功した成功した成功した
成功した(:i: : : : : : : :Ⅵ 7i::下ミ Ⅵリ(´トi:.ィ} }}ア : : : : l::ノ成功した成功した成功した成功した
成功した ヾ: :l::、::、:、:冬 乂ヅ .............ミ≧='- ケィ : : ;リヾ成功した成功した成功した成功した

成功した成功ケハ ヘトゞヽヽ   〈{    ヽヽヽムイハトノ|た成功した成功した成功した成功した
成功した成功,' : V:V∧    ___ .. イ      /::::::::::リた成功した成功した成功した成功した
成功した成功V: ::V : ::|     {v'^´ `}     〈∧:::::/した成功した成功した成功した成功した
成功した成功 ヽ: : : Vヘ、   、  ノ   / V: :Vした成功した成功した成功した成功した
成功した成功し/ : V∧ 个; .  `¨´  ..イ   /: V∧した成功した成功した成功した成功した
成功した成功し{ : : : : :;l     ≧=-     |   { : : : : 》た成功した成功した成功した成功した
成功した成功し.ヽ: : : V    |二二H二二l.   V : : /した成功した成功した成功した成功した
成功した成功し/::::V∧   ノ.三三||三三ニh  》V∧した成功した成功した成功した成功した
成功した成功し{: : : : :リ.三三三三||三三三三《: : : :》三≧功した成功した成功した成功した

成功した /三二》: : ::《 :三三三三||三三三三::V : /二三三ヽした成功した成功した成功した
成功した/三三/: : レ:∧三三三三||三三三三::/V∧三三三ニ`、た成功した成功した成功した
成功した,{{三三V : : : :/.三三三三||三三三三《: : : :》三三三ニニ∧成功した成功した成功した
成功した{{. 三三》: :V《 ::三三三三||三三三三::》: : 《三三三三三}}成功した成功した成功した

岡部「どうしてこうなった……完璧なシミュレートだったハズだ……」

岡部「これが運命石の扉の選択ではなかったのか!?何を間違えたというのだ……!」

岡部「これじゃ、本当に一人ぼっちではないか……」

岡部「ダル……」

ガチャッ

紅莉栖「はろー。さっき橋田が凄い勢いで出てきたけど何かあったの?」

岡部「……助手か。しばらく一人にしてくれないか……」

紅莉栖「だから助手になった覚えは……って、岡部?どうしたのよ!」

岡部「フ、フハハハハ……タイムトラベル理論についてちょっとダルと意見の相違があってな……科学者故の衝突という奴だな…フハハ……」

紅莉栖「い、いつもの憎たらしい笑いに気迫がない……」

紅莉栖「つまり、橋田とケンカしたのね?珍しい事もあるもんね」

岡部「俺は……見捨てられてしまったのだろうか……」

紅莉栖「……ハァ、ラボメンの絆ってのはそんなに簡単に壊れるものだったの?バカなの?死ぬの?」

岡部「……」

紅莉栖「心配しなさんでもそのうち戻ってくるわよ。そしたらアンタは『ファーハハハ!やっと戻ったかスーパーハカーよ!』とか言ってりゃいいのよ」

岡部「クリスティーナ……。そうだな……ラボメンの絆は例え組織の内部抗争誘発攻撃を受けても崩れたりはしない」

岡部「フ……!この鳳凰院凶真ともあろうものが!!少ぉしばかしおセンチになってしまっていたようだな!!フハハハハハ!!!」

紅莉栖「その意気よ。しっかりしなさい。あとクリスティーナって呼ぶな」

岡部「……感謝するぞ、紅莉栖」

紅莉栖「~~っ/// ふ、ふん……アンタがそんなんだとこっちまで調子狂うのよ」

岡部「フッ、礼として今度またユゥ・エン・ツィにでも連れて行ってやらんこともないぞ?」

紅莉栖「えっ、ホ、ホント・・・?」

岡部(っ……か、可愛い……だと!?)

紅莉栖「あっ、いやっ、ああ、あああアンタがどーしてもって言うなら……その……一緒に行ってやらんでも……」

岡部「あ、あぁ……別に遊園地でなくてもいいぞ、先日行ったばかりだしな」

紅莉栖「う、うん……まぁ、アンタとなら、どこでも……って、あーーーっ!!何を言っとるんだ私は!!!」

岡部(助手ってこんなに可愛かったっけ)

紅莉栖「はい!岡部に宿題!!来週までにアンタが行く場所考えておくように!!ちゃんとエスコートしなさいよね!」

岡部「あぁ……」

岡部(まさかこれが運命石の扉の選択なのか?)

つまんねえSSだな

>>94はゼリーマンにしておいた

岡部「クリスティーナ……いや、紅莉栖」

紅莉栖「な、何よ……」

岡部「抱きしめてもいいか?」

紅莉栖「ハ、ハァ!?なななな何よ急にこのHENTAI!バカなの!?死ぬの!!?」

岡部「駄目か?」

紅莉栖「だ、だだっだ駄目って言うか……その、すっ、す、好きに……したら…いいじゃなぃ……」

岡部「……」ギュッ

紅莉栖「~~~~っ/////」

岡部「紅莉栖……俺は、」

ガチャッ

ダル「オカリーン、さっきは怒鳴って悪かったお……僕も空腹でちょっとイライラして……て………」

岡部「っダ、ダル!?」

紅莉栖「えっ!橋田!?」

ダル「……よーく分かったお、オカリン……僕を怒らせて追い出して…自分は牧瀬氏とイチャイチャラブラブ……」

ダル「オカリンが僕を邪魔だと思ってることはよ~~く分かった」

まさかのダルルート回帰で俺歓喜!

岡部「ダ、ダル!!違うのだ!!これは……!!!」

ダル「何が違うって?現に今牧瀬氏と抱き合ってたお!!」

岡部「い、いや、これは……その!」

ダル「もういい!!僕はラボメンを抜ける!!!」

岡部(!? ダルが……ラボメンを抜ける!?)

岡部(そんな……そしたら俺は、また、一人ぼっちに…)

岡部(いや、俺は紅莉栖の事が…)

岡部(待て!そもそも紅莉栖のような女は無理だというのが俺の考えだったはずだ!)

岡部(俺は、俺は……どうすればいい!?)

岡部(考えろ岡部倫太郎!お前は誰を求めてる!!運命石の扉の選択なんて言葉で誤魔化すな!!!)

岡部(俺に、必要なのは………!)

ダル「じゃあなオカリン、今まで世話になったお」ガチャッ

岡部「待て、ダル!!!お、俺は、………俺はお前のことが好きなんだぁああああぁぁぁっ!!!」

ダル「」

紅莉栖「」

苦しくなったら、いつでも4℃ルートに行っていいんだぞ?

>>112
却下する

岡部(あぁ……そうだ)

岡部(ダルがいないと……俺はロンリー・サイエンティストなんだ……)

ダル「オ、オカリン、冗談キツいお……はは……」

紅莉栖「お、岡部……アンタ、やっぱり……」

岡部「俺は嘘も冗談も言っていない。俺にはダルが必要なのだ」

ダル「ちょ、おま!オカリン!自分が何を言っているのか分かってるのかお……」

岡部「アイラービュー」

紅莉栖「岡部……やっぱりホモ……だったのね……」

ダル「なんということでしょう」

岡部「アイニージュー」

紅莉栖「ぅぅ……ぐすっ……」

ダル「いや、……オカリン悪いけど……」

岡部「ホワッ?」

ダル「普通に女の子しか無理だろ常考……」

岡部「ォーゥ…………」

ダル「と、とりあえず今日のところは僕帰るお…。オカリン、落ち着いて考えて直してくれ……じゃ、じゃぁ」バタン

岡部「……」

紅莉栖「……」

岡部「……」ポロポロ

紅莉栖(泣いてる!?)

岡部「フ……失恋の痛みというものは本当に胸が締め付けられる感覚があるのだな……」

紅莉栖「あぁ……うん……そうね……」

ガチャッ

まゆり「トゥットゥルー♪まゆしぃでーす。オカリンにクリスちゃんこんにちはー」

まゆり「ダル君が怯えるように出て行ったけど何かあったのかな?」

紅莉栖「まゆり……今日は遅かったのね」

まゆり「うん。ちょっとルカ君のところに採寸に行ってたんだよー。コス作るためにね」

岡部「ルカ……ルカ子……ルカ子?」

紅莉栖「……岡部?」

まゆり「オカリンどうしたの?」

岡部「フ……フハハ……フハハハハハハハ!!!!」

岡部「見つけた!見つけたぞ!!これだ!!」

紅莉栖「な、何なのよ……」

まゆり「オカリン……?」

岡部「……もしもし、あぁ、俺だ。一つ教えて欲しいことがあるんだが…、……の……を……」

紅莉栖「何…急に電話なんてかけて……」

岡部「よし……よし、よし!!完ッ璧だ!!やはり俺は狂気のマッド・サイエンティスト!!フハハハハハハ!!!」カチャカチャカチャ ピッピッ

紅莉栖「ちょ、ちょっと岡部……!!電話レンジを起動して一体何をするつもり……!」

まゆり「オ……オカリン……!?」

岡部「ククク………"やさいくうとげんきなこをうめる"だ。……送信ッ!!!」

紅莉栖「岡部ーーーーーッ!!!!」

バチバチバチバチッ

岡部「うっ……」

岡部「ここは……ラボか……」

岡部「!? 俺の……この声は……!」

岡部「フ……フハハハハハハハ!!成功だ!!」

まゆり「もー、オカリンってば、女の子がそんな笑い方しちゃ駄目なんだよ?」

岡部「まゆりか……、クク……女の子、か……」

岡部(やはり俺の母親へのDメールの影響で俺は女になったようだな……成功だ!!)

岡部(これでダルも躊躇なく俺と結ばれる事が出来るだろう)

岡部「まゆりよ。ダルはどこにいる?」

まゆり「ダル……?」

岡部「あぁ、あいつに少し話したいことがある。今どこにいるか分かるか?」

岡部(あぁ……待ってろ、ダル!今行くからな!!)

まゆり「ダルって……」



まゆり「誰?」

岡部「……は?」

岡部「誰……って、ダルだよ!ダル!スーパーハカーの橋田至!!」

まゆり「うーん……ごめんね、まゆしぃには分からないのです」

岡部「嘘……だろ?」

岡部(どういうことだ…!!まさか…!この世界線では俺とダルは出会っていない……!?)

岡部(何をやっていたんだこの世界の俺は!!最重要事項だろうが!!)

岡部(くそっ!!こうなったらこの世界の過去の俺にDメールを送って……)

岡部(送って…………?)

岡部「…………おい……電話レンジは、どこだ?」

まゆり「電話、レンジ?電子レンジならそこに―――」

岡部「電話レンジだ!!俺とダルで作った過去にメールを送ることが出来る……!」

岡部「俺と……ダルで作った………」

岡部(まさか……ダルがラボにいないから、電話レンジも開発されて、いない……!?)

岡部(まずい、まずいぞ……どうする……!?)

岡部(電話レンジの構造はある程度頭には入っている……が、)

岡部(あれと同じものをダル抜きでもう一度作る事が出来るのか……!?)

岡部(いや、無理だ!!たとえ作れたとしてもあまりに時間がかかりすぎる!)

岡部(せめて……助手が居てくれれば……)

岡部「……まゆり」

まゆり「ん?」

岡部「……牧瀬、紅莉栖を知っているか?」

まゆり「クリス……ちゃん……?」

岡部(頼む……!)

まゆり「うん、もちろん知ってるよ」

岡部(!!!)

岡部(おおおぉぉぉぉおぉぉ!!!助手よ!!やっぱりお前は助手だ!!!!)

まゆり「オカリンあれだけ騒いでたからねぇ、"あの牧瀬紅莉栖がラジ館で刺されて死んだーっ!"って」

岡部(…………は?)

まゆり「可哀想だったよねぇ……まゆしぃ達と歳も変わらないのに……」

岡部(……は、あ?)

岡部(死ん………だ?)

岡部(死んだ……って、何だよ………)

岡部(死んだって何なんだよおぉぉおおぉぉおおおおお!!!)

岡部「………」

まゆり「オカリン?」

岡部「他には誰を知っている!!?桐生萌郁は!!阿万音鈴羽は!!!漆原るかは!!フェイリスは!!?」

まゆり「い、痛いよオカリン……!!」

岡部「あっ、す、すまない……!!」

まゆり「ルカ君はお友達だし、フェリスちゃんはバイト仲間だよ……って、オカリン、フェリスちゃんのこと知ってたっけ?」

まゆり「後の人はわかんないよ……」

岡部(なんて事だ……)

岡部(俺が主立って関わった人物との接触が全て無くなっている……)

岡部(しかも……紅莉栖が死んだ……?)

岡部(俺のせい……だよな……)

岡部(終わった……何もかも……)

岡部(皆……すまない……)

まゆり「……オカリン?」

岡部「少し、外の空気を吸ってくる……」

まゆり「うん……?」


岡部(これから……この世界で……俺はただ無為に生きていくしかない……)

天王寺「おう、岡部じゃねえか。なぁにしみったれたツラしてんだよ」

岡部「ミスター……ブラウン……」

天王寺「そうだ、今日から新しくバイトが入る事になったんだ。てめぇも挨拶しとけ。おーい!バイトー!!ちょっと来ーい!!」

岡部「バイト……?」

岡部「まさか……!!」

鈴羽「はーい!!」

天王寺「ちょっとこいつに挨拶しとけや」

岡部「鈴羽……じゃない……?」

鈴羽「はじめまして!私は鈴羽!岡部鈴羽!!」

岡部「岡部……鈴羽……?」

天王寺「そうなんだよなぁ、こいつ、お前と同じ苗字なんだぜ。ややこしいったらありゃしねえ」

鈴羽「君が岡部倫だね!よろしく!」

岡部「あ、あぁ……」

天王寺「まぁ、仲良くやっとけや。バイト。ちょっと休憩入っていいぞ」

鈴羽「はーい!」

岡部(どういうことだ……?)

岡部(俺の知っている鈴羽……じゃない)

岡部(顔が違う、それにあの鈴羽よりも明らかに年上だ)

鈴羽「さて、と」

鈴羽「色々聞きたそうだね?」

岡部「あ、あぁ……」

岡部「まず、最初に確認したい」

岡部「お前は、俺の、娘か?」

鈴羽「そうだよ」

岡部(やはり……!)

鈴羽「でも」

鈴羽「岡部倫、君と橋田至の娘ではないよ」

岡部(……!!)

鈴羽「君は橋田至と人生を歩みたいと思っている。でもそれは叶わなかった」

鈴羽「君は自分へのせめてもの慰めとして、橋田至との間の娘に付けるつもりだった名前を私に付けた」

鈴羽「君はこれから数年後、強姦事件に遭うんだ」

鈴羽「そこで君は妊娠してしまう」

鈴羽「相手は……何だっけ、ゴド?ジュード?よく分からないけどなんか温度みたいな変な名前の奴だよ」

な・・・

鈴羽「犯人は捕まったけど、君は私を身ごもっていた」

鈴羽「君は私に鈴羽と名付けて女手一つで育ててくれたんだ」

鈴羽「もちろん、複雑な心境だったみたいだけどね」

鈴羽「君は母親呼ばわりされる事を嫌がってね」

鈴羽「フルネームか"君"で呼べってさ」

鈴羽「一度、"何でママって呼んじゃ駄目なの?"って聞いたらさ、君何て言ったと思う?」

鈴羽「"鈴羽はそんなこと言わない"だってさ!失礼しちゃうよねー」

鈴羽「なんて、君に言っても仕方ないんだけどね」

岡部(……)

鈴羽「色々と事情は聞いたよ。どうやら依然居た世界線の橋田至の娘"阿万音鈴羽"に私を近づけたかったみたいだね」

鈴羽「言葉遣いや趣味なんかも色々と躾けられたよ」

岡部「……すまない」

鈴羽「あー、ごめん。別に君を責めるつもりじゃなくって……アハハ、難しいねこういうの」

急に重くなってワロタ

鈴羽「私の正体に関してはそんなところかな。次の質問は?」

岡部「……この時代に来た目的は?」

鈴羽「やっぱそれだよねー。………」

岡部「どうした?」

鈴羽「着いてきて」


岡部「ここは……ラジ館じゃないか。今は封鎖されてるようだが」

岡部「どうするんだ?」

鈴羽「忍び込む」

岡部「……フッ……俺の教育はなかなか優秀だったらしいな」

鈴羽「アハハ」

構想中・・・

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1818041.jpg

よし書く

鈴羽「さ、着いたよ」

岡部「屋上か……こ、これは!!?」

鈴羽「もちろんタイムマシンだよ。これが無いとこの時代には来れないからね」

鈴羽「そしてこれが……あたしが来た目的」ガシャッ

岡部「これは……電話、レンジ……」

鈴羽「そう。あたしはこの時代の君にこれを渡すために来た」

岡部「こ、これを俺に渡してどうしろと!」

鈴羽「今、君がしたいと思っていることは分かるよ」

鈴羽「この世界線の過去の岡部倫にDメールを送って、橋田至と巡り会うように仕向ける。でしょ?」

岡部「……」

鈴羽「もちろんそうするも君の自由だよ」

岡部「し、しかしそうするとお前は……」

鈴羽「そうだね。もし君が橋田至と結ばれたら、あたしは生まれない」

岡部「……」

鈴羽「……とりあえず、これを君のラボに運ぼうか。ホラ、手伝ってよ」

まゆり「わ、わ!オカリン!……と、どちら様ー?」

鈴羽「こんにちは、椎名まゆり。はじめまして、岡部鈴羽です」

まゆり「え、えーと、岡部?う~ん……トゥットゥルー、まゆしぃです。よろしくお願いします」

鈴羽「あはは、まゆりおばちゃんはやっぱり面白い人だね」

まゆり「えぇ~?お、おばちゃん……?」

岡部「まゆり、すまないが少し外してくれないか。鈴羽と大事な話がある」

まゆり「ええぇ~?分かったけど……まゆしぃは何が何やらさっぱりなのです。後で説明してねオカリン」

岡部「あぁ」

ガチャン

岡部(すまないな…まゆり。恐らくその約束は守れない…)

鈴羽「さて、岡部倫。どうするか決めた?」

岡部「……ひとつ、聞きたい」

鈴羽「何かな?」

岡部「未来の俺は、何故俺に電話レンジを渡した?」

岡部「ダルと出会うだけならわざわざこの時間の俺に渡す必要はないはずだ」

岡部「いや……未来からDメールを送ってもリーディングシュタイナーが発動した時点以前の記憶が得られないからか……?」

岡部「わからん……未来の俺は何を思って俺に電話レンジを渡した!?」

鈴羽「……君はさ、この電話レンジとタイムマシン。君一人で作れると思う?」

岡部「……?いや……電話レンジはともかく、タイムマシンなど恐らく俺には………まさか!?」

鈴羽「そう、未来の君は橋田至に出会っている」

岡部「……!」

鈴羽「でも君たちは結ばれてはいない」

鈴羽「私が生まれてから更に数年後、君は橋田至と出会うんだ」

鈴羽「そして一緒にタイムマシンの研究を始める」

鈴羽「でもその頃既に橋田至には、阿万音由季という奥さんがいたんだよ」

岡部「阿万音……由季……」

鈴羽「そして阿万音鈴羽。彼女も生まれている」

鈴羽「正確には橋田由季に橋田鈴羽、だけどね」

鈴羽「橋田夫妻は驚いてたよ。まさか娘が同じ名前だなんて、ってね」

鈴羽「橋田鈴羽。彼女はあたしにとっても妹みたいな存在かな」

鈴羽「人懐っこくってね。あたしの真似してマウンテンバイクもすっかり気に入っちゃって。アハハ」

鈴羽「君は成長した彼女の姿を見て泣いてたよ」

鈴羽「きっと、久しぶりに阿万音鈴羽の姿を見て、何か思うところがあったんだろうね」

鈴羽「……さて、ここまで言えば分かるかな?」

岡部「……」

岡部「未来の俺は、ダルの家庭幸せな家庭を、そして生まれてくる阿万音鈴羽を、壊したくないと思った……」

鈴羽「そうだね。でもそれだけじゃないよ」

鈴羽「牧瀬紅莉栖」

岡部「……」

鈴羽「あたしはよく知らないけど、彼女もラボメンの一員だったんだよね。けれど君が改変し、再構築したこの世界線では彼女は死んでしまった」

岡部「あぁ……」

              トイ
              トイ
              トイ
             i三i

            〃   ヾ、
           〃      ヾ、
          〃        ヾ、

         〃 '´  ̄  ̄ ` ヽ、 ヾ、
         〃 / : : : : : )ノ: :ヾ: : :\ ヾ、
       〃 7: (: : : : : : : : : : : : :} :)ヽヾ
       || {: : ト/;ハ,リノ;\川 } : ノ: : i|| 失敗した失敗した失敗した
       || i::小●    ● ノリル: ; j ||
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        (⌒) >、 ____, イ(y;)(⌒)
         l ly;)ー======一l l
         ヽ_ノゞ::::::((:::::::::::::ルリゞノ

鈴羽「君の改変で牧瀬紅莉栖は死んだ。君が橋田至と結ばれれば阿万音鈴羽は産まれない」

鈴羽「君は何年も何年もかけてその事実を飲み込んだんだ」

鈴羽「そして電話レンジとタイムマシンが完成したとき、一つの答えが出た」

鈴羽「この世界線に居てはいけない。なぜなら―――」


――『……ハァ、ラボメンの絆ってのはそんなに簡単に壊れるものだったの?バカなの?死ぬの?』


岡部「―――ラボメンの絆は、守らねばならない」

鈴羽「……」

鈴羽「未来の君は、過ちを犯した直後の君に全てを託した」

鈴羽「橋田至と出会うか。このままこの世界線で過ごすか。元の世界線に戻るか」

鈴羽「全ては君次第だよ。岡部倫」

岡部「……未来の俺は無責任な奴だ」

岡部「ダルと出会う。世界を戻す。どちらのDメールを送ってもお前は消えるのだな」

鈴羽「……そうだね」

鈴羽「……ま、それもいいんじゃないかな。望まれて生まれた命じゃなかったしね。世界からも。そして、親からも」

岡部「………」

鈴羽「さ、どうするか決まった?」

岡部「……あぁ、俺は、Dメールを送る」

鈴羽「……そう」

鈴羽「んじゃ、そうと決まったらちゃっちゃとやっちゃってよ!電源入れるねー!」

岡部「……鈴羽。これだけは言っておく。お前は望まれて生まれた命ではなかったかもしれない」

鈴羽「……」

岡部「だが、お前はここに居る。そして俺を導いた。お前はこの瞬間俺に望まれている命だ」

岡部「そして、未来には可愛い妹分がいる。望まれている。そして、お前の親からも……」

鈴羽「…あは……あはは、親が?そんな訳、ないじゃん」

岡部「さっき俺が"無責任な奴だ"と言った意味が分かるか?」

岡部「未来の俺はな……Dメールを送れなかったんだ。送ってしまえばどちらにせよ、お前は存在しなくなる」

岡部「そこでお前と面識の無い俺に託した。しかし、知らないで済んだそれをわざわざお前に託させたんだ」

岡部「人に押し付けておいて尚、お前の存在を俺に知らせて、お前が生まれる可能性を作ったんだ。全くふざけた奴だ」

鈴羽「そん、な……あの人が、そんなハズ無いよ……」

岡部「……親というのはそういうものだ」

鈴羽「嘘……嘘だよ」

岡部「……先ほど俺のケータイが震えてな、メールがきているようだ。俺のアドレスからだ。未来からだな」

鈴羽「!」

岡部「…読むぞ。――-調子はどうだ、岡部倫太郎。今頃お前は俺を滑稽な奴だと笑っているのだろう?
   いや、笑えないか。自分のことだしな。突然だが鈴羽という名前をどう思う?何?パクリだと?
   正直に言えばそれもある。だがな岡部倫太郎。この名前に込めた意味はそれだけじゃない。
   俺、岡部倫は飛び損ねたんだ。上手く飛べなくておかしなところに墜落してしまった。滑稽だ。
   ならばせめて生まれてくるこいつが羽ばたく時が来たならば。その時は正しい道を飛べるように
   羽を与えようじゃないか、と思った。まず、倫羽。こいつが思いついた。しかし如何せん語呂が悪かった。
   リンパ腺のようじゃないか。ならば倫の字を変えてみよう。鈴羽。これはいいと思わないか?
   もしもこっちでのお前が娘を産む事になったら、この名前を与えてやってくれ。頼んだぞ。 岡部倫」

鈴羽「っ……ぅ…うぅっ…ぅ……」

岡部「まったく。こじつけもここまで行くと評価したくなるな。ふざけている」

岡部「そうは思わないか鈴羽」

鈴羽「うんっ……うん……まったくだねっ……ホントっ…、ふざけてるよ……っ」

岡部「……お前は望まれていない命なんかじゃない」

鈴羽「…うんっ、そう…だね……っ」

岡部「さぁ……俺はそろそろ行こうと思う」

鈴羽「うん…」

岡部「短い間だったが世話になったな」

鈴羽「うん……」

バチバチバチッ

鈴羽「妹をよろしくね」

岡部「あぁ」カチカチ

岡部「さらばだ」

鈴羽「ねぇ、何てメール送るの?」

岡部「フッ……フハハハハハ………!」

岡部「"にくをくうとげんきなこをうめる"だ。……送信ッ!!!」

ジジジジジジジジッッ!!!

鈴羽「ねぇ!最後くらい呼んでもいいよね!?さよなら!!ママ―――――――――

―――――――――――――――――――――――――――・・・・・・・

――・・・・・・・

岡部「う………っ」

紅莉栖「ちょっと岡部!大丈夫!?」

まゆり「オカリン!!」

岡部「紅莉栖……まゆり……」

岡部「俺は……戻ってきたのか………?」

紅莉栖「岡部?」

岡部「あぁ、大丈夫だ……、っダルはどこだ!?ダル!!ダル!!!」

紅莉栖「あ、あの…岡部?橋田はさっき……」

ガチャッ

ダル「じろ~~~~」

まゆり「あっ、ダルくん!」

紅莉栖「橋田!!戻ってきたんならこっち来なさい!なんでそんな物陰でこっちを警戒しとるんだ!」

ダル「だ、だってオカリンがさっき……身の毛もよだつ発言を………」

岡部「………ダル」

ダル「………」

岡部「………」

まゆり「オカリン?」

岡部「フ……フフ………」

ダル「オ、オカリン?」

岡部「フフフフ………フフフフフフ!!」

紅莉栖「岡部…?頭でも打ったの?」

岡部『ファーハハハ!やっと戻ったかスーパーハカーよ!』

岡部「お前は貴重なラボメンなのだ!!絶対に逃がさんぞ!!ファーッハッハッハッハ!!!!」ガシッ

ダル「ひ、ひいいぃぃぃぃぃぃい!!!!抱きつくなおオカリン~!!!!ひいぃぃいい!!!」






紅莉栖「岡部ってもしかしなくてもホモなのかしら」





おわり

おわりです。完全に行き当たりばったりで書いてて纏められなくなったので無理矢理閉めました
原作を発売当時にやって以降触れてないので世界設定とか一人称とか口調とか滅茶苦茶だと思います
お粗末様でした 寝る・プサイ・コンガリィ

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