絵理「愛ちゃんにウソを教える」 (257)
876プロ
愛「絵理さーん! 絵理さんと涼さんのおかげで無事テスト乗り切れました!! ありがとうございました!!」
絵理「そう……良かった」
愛「えへへっ! 勉強はちょっとニガテですけど、絵理さんの教え方が良くてガンバレちゃいましたっ!」
絵理「愛ちゃん素直で一生懸命だから……教えがいある」ナデナデ
愛「えへへへ……絵理さんはなんでも知っててすごいですよねー!」
絵理(そう、愛ちゃんはとっても素直。教えたことをすぐに信頼しちゃう――でもリテラシー能力は余りない)
絵理(それを鍛える時が……そろそろ来た?)
絵理(ウソを教えちゃうからね、愛ちゃん)
絵理「愛ちゃん……」
愛「?」
愛についた嘘 >>4
涼ちんにちんちんが生えてる
絵理「実は涼さんにはおちんちんが生えている」
愛「ええっ! 涼さんにっ!!」
絵理(あれ、今思ったけどこの時間軸って涼さんの男バレ前? それとも後?)
絵理(次の愛ちゃんの発言で収束する――)
愛「>>11」
1.そんなの当たり前じゃないですかっ! 涼さんは男ですよ!
2.ええっ! それは本当なんですかっ!?
1か2で
に
愛「ええっ! それは本当なんですかっ!?」
愛「涼さん女の子なのに……っ! 病気なんですか!?」
絵理「そうかもしれない……前、更衣室でチラッと見えた。涼さんが私達といっしょに着替えないのはそのせいかも」
愛「はっそういえばあんまりいっしょに着替えません!! そんなーっ!! 涼さん……どーしてなんにも言ってくれないんですかー!」
絵理「きっと怖がってる。これがバレたらこれまで通りの関係が壊れちゃうかもって」
愛「そんな……それじゃそんな不安の中で……涼さんはずっと……」
愛「あたし決めました!!」
絵理「愛ちゃん?」
愛「涼さんに>>17してきますっ!」
詰問
このスレのボリューム調整はどこでできますか?
愛「涼さんにキツモンしてきます!」
絵理「えっ」
愛「はっしん! 日高えくすぷれすっ! 涼さんに向かってダーッシュ!!!」ドシューン!!
絵理「ひうっ! 四足獣の如く身を屈め、超クラウチングスタートからのロケットダッシュ……!?」
絵理「ま、待って愛ちゃんっ」
涼「言うぞ……やるぞ! 遂に男デビューするんだ!」
涼「でも、愛ちゃん絵理ちゃんに僕が男だって言う方が先だよね……」
涼「くう……怖がってちゃ話にならないのに……! やっぱり拒絶されるのが怖い」
涼「って前から走ってくるあれは……愛ちゃん!?」
愛「日高だーいぶっ!!」ドスゥゥゥゥッッッ!!!!
涼「ごふうっ!?」
涼「ごほっごほっ……! 愛ちゃんいきなりなにするの~!?」
愛「涼さん! どーしてですか!」
涼「へ?」
愛「どーして黙ってたんですかっ! なんで隠してたんですかっ!」
涼「え、え、え(まさか……もうばれて……!)」
愛「話してくれなかったのには事情があるんでしょうけどっ……それでも! なんにも言ってくれないなんて……っ!」
涼(あっ愛ちゃんの気持ちが高まってる。この前兆は……)
愛「うわぁああああああああああああああああんッッ!!!! 悲しいよぉー――――――――――――っっ!!!」
涼「ぎゃおおおおんっ! やっぱりー!! 」
涼「と、とりあえず落ち着いて! 愛ちゃん!!」
絵理「はぁはぁ、追いついた……ひうっ! 案の定修羅場になってる!」
絵理「私の嘘が原因……ここは>>30の一手」
涼ちんを確認のためぬがす
絵理「愛ちゃん、涼さん。落ち着いてっ!」
愛「えぐえぐ……えりさぁーん」
涼「え、絵理ちゃん」
絵理「とりあえず事務所に行こ? 愛ちゃんの泣き声でガラスがひび割れる前に」
事務所
絵理「がちゃり」
涼「え、絵理ちゃん? どうして鍵閉めるの?」
絵理「確認に邪魔が入らないように……」
愛「絵理さんに言われても、涼さんにおちんちんが生えてるなんてちょっと信じられませんっ!」
涼「え?」
愛「……脱がします!」
\:. : : : : : ハ
, -:':": ̄:込::. : : : : :}ィ:=‐ュ‐-、
/: : : :_:_: : :∧:: : : :ノ: :/ュ、
.// ̄ ,ィ≦: : ;ニノ:__: : : ̄ミヽヽ./¨\
/ / : ;: :/´ `' 、ヘョ、∨\ }
/,:ィ: :/ ,,.. --ュ,, 〉:ヽ: `}: : :\
.〃: :|:/: Y: :イ{: : :`:ミ≧彳: : } : : : : : ∧
i : : : : i{: ::i: :\:`:~"'': : ̄}:\: : : : : :,リ: :}
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\ヽ: : :/:{iニ=ー彳{:::::::::::::::.:.: :/メ/:レ /
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Y、:::i::::::::::::::::::::::::::::::/ ハ:: :!
.|:::ヽ:7'¨ ̄¨` 、>'´ / |: | 続けて
|:::::ハ _ i:. / |::|
|::ム彳 `>k ´ |:i|
/_,..-ェ‐‐ュ- ..,,_ \ |:}
,.イ='¨ニニ:{ニニニニ=ー-=ュ、 リ
涼(なっなんだろなんか運命が収束しているような感覚がっ)
涼「ちょっ、ちょっと待ってよ!」
愛「脱がせばわかりますっ! だからっ!!」
涼「ひいっ! 絵理ちゃん!」
絵理「これも愛ちゃんのリテラシー教育のため。実物を確かめるのはこの上なくいい方法?」
涼「リテラシーってこの場に必要なのは対話力だよぉぉぉぉ」
愛「もんどーむようですっ! てりゃー!!」
涼「アッーーー!!」
,r'"// \
i -‐''"ノ \ \
,-‐'´ / \ \
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/ l ゚::ノ l \ ヽ
l ノ | / |\ ゙、
.i ', / | \ ヽ
', ヽ / | \_,, '、
ヽ \ ,;‐'" | / ヽ
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ノ } ゙l、 」′ .,/′ .,ノ _,,y
.,v─ーv_ 〕 〕 .| .il゙ 《 ._ .,,l(ノ^ノ
,i(厂 _,,,从vy .,i「 .》;ト-v,|l′ _,ノ゙|.ミ,.゙'=,/┴y/
l ,zll^゙″ ゙ミ .ノ .il|′アll! .>‐〕 \ _><
《 il|′ フーv,_ .,i″ ||}ーvrリ、 ¨'‐.` {
\《 ヽ .゙li ._¨''ーv,,_ .》′ ゙゙ミ| ,r′ }
――
涼「みんな! 僕が男の子になっても好きでいてくれますかー!?」
ウォオオオオオオオオオオオオ! モチロンダヨリョウチーン!!!
涼「ありがとー!! ホントにありがとー!!」
絵理「本当に男の子だったなんて……」
愛「涼さんっ! お疲れ様ですっ」
涼「あっ! 二人とも!」
絵理(そして涼さんにあんな仕打ちをしてしまったせいで顔が合わせにくい……)
愛「? どして後ろに隠れるんです」
絵理「ううう……」
涼「……絵理ちゃんは多分、僕が男だったことにまだショックを受けてるんだよ……。ごめんね絵理ちゃん、僕の勝手のせいで……」
絵理「ち、違う……ちょっと乱暴に確認しちゃったから……」
涼「あ、ああ、あれのこと。あはは、それこそ気にしないでよ。いいきっかけになったよあれも」
絵理「……」
涼「本当だよ? ちょっと感謝してるくらい。僕からじゃ言い出しにくかったからね」
絵理「……」
愛「わっ!? また引っ込んじゃいましたよっ! どーして隠れるんです? 涼さん気にしてないって言ってますよ」
絵理(もう……愛ちゃん。察して)
絵理「>>42だから……」
涼のあれがでかすぎる
絵理「涼さんのあれが大きすぎるから……」
涼「いいいっ!?」
愛「あれっておちんちんのことですかっ!?」
涼「ちょっ! ちょっと愛ちゃんそんなこと大声で言っちゃダメ!!」
絵理「そう……だからちょっと落ち着かなくて」
愛「あれ? 前確認した時は、涼さんが抵抗しながら男だって明かしたから上だけ脱がしただけですよね?」
愛「どーして大きいって知ってるんです?」
絵理(っ! 『更衣室で見た』って言って破綻なく言い訳することは可能)
絵理(しかし、今回目的だった『愛ちゃんに嘘をつく』ことに関して、涼さんが男だったために私は半分ぐらいしか達成してない)
絵理(ここはもっと切れ味鋭いウソをつく)
絵理「大きいのを知ってる理由は>>48」
セフレだから
シたから
絵理「シたから」
涼「」
愛「したってなにをです?」
絵理「H……男と女の交尾」
愛「え」
絵理「初めは涼さんの部屋。男だってことを問い詰めに行った時、涼さんは泣いて……そんな震える姿に私は辛くなって慰めた」
絵理「そしたら肩にかけた手をとられて……私は押し倒された」
絵理「泣きながら胸に顔を埋ずめる涼さんを宥めているうち、私の下腹のあたりが段々熱を帯びて……」
絵理「気付けば、私は涼さんの背中に手を回していた」
絵理「お互いの鼓動、息使い、体温……それが全部筒抜けになって、彼我の境界がとろりとろりと消えていった……」
絵理「窓を雨粒が叩いていて……空白のような、曖昧とした時間に、私達は男と女の境と、それが存在する意味を知った」
絵理「その意味の確かめ合いは、雨音によって覆われて。私達はその雨音に、キスの水音をそっと混じらせた……」
涼「」
フランス書房と化した絵理ちゃん
愛「え、えっち……えっちぃですっ! 絵理さん涼さんっ!! えっち、えっちです……///」カアァァッ
絵理(ふふふ。信じてる信じてる。やっぱりこんなインパクトのある嘘の方が身になっていい?)
涼「え、絵理ちゃん、いったい何を……」
>>55「――――!」
部屋の外で絵理の話を聞いていた人物
りっちゃ
律子「失礼するわよっ!」バァーン!!
涼「うわっ! り、律子姉ちゃん」
絵理「ひうっ!? 秋月さん」
愛「こっ、こんにちわー――!!!」
律子「こ、こんにちわ(声が大きい!)」ビクッ
律子「……で、涼!!」
涼「な、何?」
律子「話は聞いてたわよ! あんた水谷さんと本当に……その……行為に及んだの!? あんた桜井さんはどうするのっ!」
涼「行為って、そんなことしてないよぉー! それになんで夢子ちゃんが出てくるの~!?」
律子「本当にっ!? 水谷さん本当にしてないの? やたら情感たっぷりに話していたけど」
絵理(ひぅぅ……まさか涼さんの身内の秋月さんが来るなんて……さすがに親族の方に生々しい話、しかも嘘を言う訳には)
愛「ど、どーなんですか?」
絵理(でも、愛ちゃんの手前すぐ嘘をばらしたくない)
絵理「それはもちろん>>60です」
中出し
アナルだからセーフ
絵理「アナルだからセーフです」
律子「なーんだ良かったっ」
愛「あなるってなんですか?」
律子「お尻の穴よー覚えておきなさいね」
愛「へー。お尻の穴だったらオーケーなんですねっ!」
律子「ふう、一時はどうなることかと思っちゃったわ」
絵理「くすくす」
愛「えへへ」
律子「うふふ」
あははははははは…………
/ , ,ィ ハ i、 、 ! /''⌒ヽ-─‐- 、 、ー'´ \ .イ , ,ィ ハ i 、 . |
/イ ,ィ/l/ |/ リuヽlヽト、 | ゝ ,、.___, \ > , ! | ,ィ/l/ l/ uハlヽトiヽ. |
イ /r >r;ヘj=:r‐=r;<ヽ│ 「 ./ u \ | ≧ , ,ィ/ハヽ\ | |/゙>r;ヘ '-‐ァr;j<`K
r、H ┴'rj h ‘┴ }'|ト、 |./ ヽ | 1 イ/./ ! lvヾ,.ゞ、 ! .ry ┴ 〉 └'‐ :|rリ
!t||u`ー-‐ベ!` ` ー-‐' ルリ r|´゙>n-、ヽ-rj='^vヽ _レ「゙f.:jヽ ーT'f.:j'7`h |t|. ヾi丶 u レ'
ヾl. fニニニヽ u/‐' :|r| ー "j `ー ′ h゙リ {t|!v ̄" } ` ̄ !リ ヾl u iニニニヽ /|
ト、 ヽ. ノ u,イl. ヾ! v ヾ__ v イ‐' ヾl ヾ_ v ./' ト、 、__丿u ,イ ト、
,.| : \ `ニ´ / ; ト、 ト.、u L_ フ , ' |. ト、u ヾー `> /.|. ,| ::\ / ; / \
-‐''7 {' :: ` ー ' ,; ゝ:l`ー- ⊥:`ヽ. __ / ,' | | :\  ̄ /,' ト、_ /〈 :: ` ー ' ,'/ 「
/ \ :: , '/ :| `'''ー- 、 , ' '>-,、.._ノ :: `ー ' /,.イ \:: / |
/ \ / | | ヽ-‐'´ _,.ヘ< _:: _,. イ/ | ,.へ、 /´\ |
律子「……………………………………………………………………………………って」
律子「そんなわけないでしょぉおおおおがぁああああああぁああぁっっ!!!」
絵理「ひぅ!」
律子「なによ! 何? アナルだからセーフって何? なんで最初からいきなりアブノーマル入っちゃってんの!?」
律子「膜破って無きゃセーフって、その感性がアウトでしょうが!」
律子「ていうか! アイドルが! いきなり上級なみだらな行いしてんじゃないわよぉおおおお!!」
愛「あなるでもOKじゃないんですか?」
絵理「さあ……個人の価値観も入るから。大事なのはまず人の意見を認めること。そして互いを尊重すること」
愛「互いを尊重ですか。はいっ! わかりましたっ! それが一番大事なんですねっ!」
絵理「そう。その価値観の擦り合わせが無いといっしょになっても段々ずれて破局の元になる?」
愛「へぇぇぇええ……流石は絵理さん、大人です」
律子「ちょっと、何暢気に話してるのっ!?」
あれ?りっちゃん先越されてあせってんの?
涼「」(放心中)
律子「涼っ! あんたねぇ!! いつからそんな子になったの!!」
涼「はっ」
涼「ち、違うよ! 僕そんなこと……」
律子「こ、こういうのは責任とれる年になってから……はっ! そうよ責任よ! あんたいったい水谷さんと桜井さんどっちを選ぶのよ!?」
涼「え、えええ!? ちょっと話を聞いてよー! 考えたこともないよそんなこと!」
律子「あんたまさか二人とも……乱れてるっ! 乱れてるわっ!! 私は絶対そんな破廉恥な真似許さないからっ!!」
涼(あっやばい。律子姉ちゃん倫理と常識が乱されて混乱してる)
涼「なんでこんな状況に…………」
絵理「涼さん涼さん」
涼「え」
絵理「>>79」
10月13日は大安で日曜日です
ハーレム宣言
いつの間にか愛ちゃんがモブと化してる
>>84 そうなんだよ! どうしてこんな話になってるんだ!(錯乱)
絵理「愛ちゃん、涼さんに左側から抱きつける?」
愛「はいっ、できますよー!」ガバッ!
涼「愛ちゃん絵理ちゃん!?」
絵理「秋月さん。ご覧の通り、涼さんはいつも女の子をはべらせてる。そんな日常? つまりは――ハーレム?」
律子「な、な、な、な」
絵理「愛ちゃん、男の子になって涼さんのこと嫌いになった?」
愛「そんなことありません! 涼さんは涼さんですっ!」ギュー!
涼「愛ちゃん……」
絵理「私も、涼さんがいい人だってわかってるから――男の人でも怖くない?」ギュッ!
涼「わわっ絵理ちゃん……(胸が当たってるよ!)」
律子「……――――――――っ!! わかったわ。ハーレムなんて言い出すんならこっちにも考えがあるから」
涼「あの、律子姉ちゃん?」
律子「>>89してやるんだからっ!」
掘ってやる
律子「掘ってやるんだからっ!!」
愛「掘る? おいも?」
絵理「違う。掘るっていうのは男の人の……はっ」
絵理(だめだめ。こんな言葉今から教えたら愛ちゃんの教育に悪い)
絵理「もうちょっと大人になったら教えてあげるね」
愛「えーっ……わかりました。きっと今知るにはふさわしくないってことですよね」
律子「今さらなに言っとんじゃーっ!!」
律子「というか涼! 今すぐその両手花を手放しなさい! 本気でやるわよ!」
涼「律子姉ちゃん、落ち着いて……というか手放そうにも」
あいえり「ぎゅー」
涼「僕から掴んでるわけじゃないし……」
律子「」プチ
律子「涼ぉぉぉぉっ!」ガバッ
このスレには愛ちゃんの教育に悪いレスで溢れている。
絵理「あっ! 律子さんがそのしなやかな肢体を活かし、俊敏な肉食獣を思わせる跳躍でこっちに突っ込んでくる?」
愛「わわっ!」
どすーん
愛「わーっ! みんな倒されちゃいましたっ!」
律子「このっ! 涼! いい加減にしなさい! あんたの尊厳奪うなんて私には造作もないことなんだからね!」グイグイ
涼「ぎゃおおおんっ! 律子姉ちゃんの目が本気だー!」ギュムギュム
涼(というか僕なんかしたっけ?)
愛「なにを掘るのか分かりませんけど、それは雪歩先輩にやらせてあげたらどうですか律子さん!」ギュムギュム
律子「なにをいってるのあなたは! 雪歩にそんなことやらせられますかっ!」ギュムギュム
絵理「ひぅぅ……律子さんが覆いかぶさってきて、秋月家でサンドイッチされてる……」
ガチャ
絵理「!! (誰か入ってきた!)」
部屋に入ってきた人物>>102
そう、僕だ
武田「そう、僕だ」
涼「武田さん!?」
律子「!!? こ、これには深い訳が!」
武田「ふむ……流石だ。男アイドルに転向してすぐにこの有様とは」
愛「はい?」
武田「事務所仲間の日高愛君、水谷絵理君――のみならず、従姉弟の関係である秋月律子君まで」
武田「退廃的かつ反社会的な香りを漂わせるものなのに、そのビジュアルは今をときめくアイドル達の肢体で編まれているために耽美ささえ感じられるものになっている」
武田「また女性から男性へと殻を破った秋月君が、その孵化した肉体を、再び女性の体で囲うことは、以前に戻ることではなく、男性としての大いなる躍進を意味し――」
武田「以前と現在――男と女、罪と美。矛盾した、曖昧な有様を表現することに結実している」
武田「――いやはや、素晴らしい」
律子「は、はぁ」
絵理(この人……わたしとちょっとセンス似てる?)
武田「提案だが、そこにもう一人加えてもいいだろうか?」
武田「夢子君入ってきたまえ」
涼「え」
どうして下ネタ路線になったんですかねぇ…
武田「さあ来たまえ」
夢子「……ぐす」
涼「ゆ、夢子ちゃん」
夢子「武田さん、ちょっと私だけでしゃべります――――とりあえず立ちなさいよ、涼」
涼「う、うん」スクッ
愛「夢子さんこんにちはー! あっギョーカイ人だからおはようございますですねっ!」
夢子「はい、おはようございます」
涼「夢子ちゃん……どうしたの? なんか変だよ。目も赤いし」
夢子「誰のせいだとっ……!!」
律子(この子やっぱり……)
夢子「はぁっ……なんかもういいわ……虚しいし」
涼「え、どうかしたの?」
夢子「あんたのことちょっとわからなくなってきたのよ……!」
ダズリンはあれでいいよ。女性アイドルだったころから歌って、男性アイドルになって歌い方が変わることに意味がある、涼とともに成長する歌だから。
現実でも男性が女性目線の歌詞歌うことなんて珍しくもないし。
夢子「私にあんなこと言っといて! なにやってるのあんたは!」
涼「夢子ちゃん!」
絵理(あっ――夢子さん、傷ついてる? さっきのハーレムもどき見てたんだ……)
絵理(どうしよう。原因は……やっぱり私、だよね……)
絵理(そろそろ、締めるべきだし……)
愛「?」
絵理(愛ちゃんに嘘の責任の取り方も教えないといけないし、ね)
絵理「待って! 涼さんと私は>>118なの!」
武田「ほう」
双子
異母兄弟
あれ、ちょっとまって。律子と涼の父親が兄弟ってソースある?
涼の父親が婿入りしたとかないよね?
そっか、父親たちが兄弟でいいんだな
そっか。でもまあ展開あんまり変わんないからいいや。ありがとう。
夢子「は?」
涼「え?」
律子「はい?」
愛「あーっ! その言葉知ってます! ドラマで出てきましたっ! 『ハラチガイ』ってやつですよね!」
武田「ふむ、秋月君のお父上に如何様なロマンスが……」
律子「ちょっ、ちょっと待ちなさい水谷さん! あのねぇ、私と涼は従姉弟なの! わかる? 父親同士が兄弟なの!
おじさまが浮気なんて!」
絵理「私の家には……お父さんが居ない?」
夢子「え」
愛「そーいえばっ、絵理さんちに遊びに行ってもいつもご両親の姿がありません!」
絵理「お金はずっと送られてきて……でもお母さんはいつも寂しそうだった」
絵理「ある日、お母さんがなんでお父さんが居ないのか語ってくれた……」
絵理「『あの人にはあなたと同じぐらいの子どもがいる』って……」
絵理「お父さんとお母さんの間に何があったのかそこまでは知らない。お母さんもきっと教えてくれない」
絵理「でも『私と同じくらいの子どもがいて』、『そちらを優先している』ということは分かった」
絵理「そこから自力で調べた……そしたら私と涼さんが異母兄弟ということがわかった」
律子(適当! なんか適当! そしたらって!)
涼「ええぇ、僕と絵理ちゃんが異母兄妹だなんて、信じられな」
絵理「お兄ちゃん!」ガバッ!
涼「ちょっ! 絵理ちゃん!?」
夢子「水谷絵理! あ、あんたなにやってんの!」
絵理「秋月絵理になりたかった……! ううん、今でもなりたい! 私、涼さんに『妹みたい』って言われた時にピンと来た!
ああ、私達は兄妹なんだって……っ!」
愛(あれ? 私も言われたような?)
涼「ま、待って! 妹みたいとは言ったけど、僕は全然そんなことは……」
絵理「涼さん……お兄ちゃんはニブいから……」
夢子「まあ、それには同意するけど……って! いつまで抱きついてるの! 離れなさい!」
愛「ダメですっ夢子さん! 兄妹の感動の再会シーンですっ! 暖かい目で見守るんですっ!」
律子「私にはできの悪いドラマの修羅場にしか見えないけど……あの、水谷さん? 証拠は……って!」
律子「あなた、涼と、その……行為に及んだって言ったじゃないの! 仮に兄妹だったらそんな行為道を踏み外し過ぎよ!」
涼「だからやってないって!」
夢子「な、な、な……なぁ~んですってぇっ!! 水谷絵理! どういうつもりよっ!」
涼(どうして僕の言葉誰も聞いてくれないの)
絵理「言ったはず……『秋月絵理』になりたいって……私は涼お兄ちゃん結婚して『秋月絵理』になるの! 失われた人生を取り戻すの!」
夢子「あ、アンタ本気?」
絵理「本気も本気? いや本気も本気! 私なら秋月家をもっともっと栄えさせられる!」
律子「たしかに水谷さんの手腕があれば、より秋月家は大きくなるわね――」
涼「ちょっと律子姉ちゃん!?」
武田「実に面白い」
ごめんなさい、ちょい休憩します。
戻ってきたよ。また修羅場っぽい何かを書くよ
律子「でもね、水谷さん。仮にあなたが本当に涼と異母兄妹だったとして――」
絵理「秋月さんの従姉妹だとして」
律子「ま、まあそうなるわね――でもね、三親等は結婚できないわ」
絵理「関係ありませんっ! 私と涼お兄ちゃんの気持ちが全てですっ!」ギュウウウ
涼「わわっ、強く抱き過ぎ……っ」
夢子「ちょっと! 私は絶対認めないわよ!」
愛「絵理さん……涼さんと結婚するんですか?」
絵理(愛ちゃん?)
愛「す、ステキだと思います! 尊敬しているお兄ちゃんとお姉ちゃんが結婚するなんてっ! ……本当に、ステキだと、思います……っ」
絵理(あ、あれ? 愛ちゃんなんだかさびしそう)
絵理(もしかして……引き際間違えた? ど、どうしよう)
武田「ふむ――秋月君。君は幾人もの女性の運命を束ねる存在のようだ」
武田「ならばいっそ>>165してはどうかな?」
重婚
武田「重婚してはどうかな」
律子「ぶっ! な、なに言ってるんですかっ! ですからそもそも三親等内ですから結婚できないんですって! 私とはできますけど!」
武田「ルールとは規格外の存在からすれば邪魔にしかならないものさ。かつての日高舞がそうだったように」
武田「彼女は――16歳で結婚し、ここにいる愛君を生んだ。トップアイドルで、しかも劇的な入籍・出産――」
武田「それは当時大いに社会を揺るがし、おびただしいゴシップが流れたが……彼女の決断が間違いでなかったことは今この場にいる愛君が証明している」
愛「――っ! た、武田さん。もしかしてママと知り合いなんですか?」
武田「……君が生まれる前の話さ」
律子「でも法律上」
武田「なにも法に則らなくてもいい。愛に法の保障は不要だ。要は結婚しているも同然な関係を持てということさ。
それに、いざとなれば法律でも変えそうな人物がいる」
愛(もしかしてママのこと?)
武田「さて――秋月君どうかな」
涼「け、結婚は、確かに憧れてます……っ。でも一人だけじゃないなんて不誠実だと思います……」
武田「だが、君は見る限り―― 一人だけに愛を注ぐよりは、多くの人に愛を配る方が向いているようだよ?」
涼「えっ……!」
武田「それに君は、誰か一人を気にかけたら、その子以外は気にならなくなるのかな?」
涼「それは――――」
夢子「……涼」
涼(夢子ちゃん)
愛「涼さーん」
涼(愛ちゃん……)
絵理「り、涼さん? け、結婚って……?」
涼(――絵理ちゃん)
涼(僕は夢子ちゃんに諦めてほしくないから、男アイドルの道を進むって決めた……)
涼(でもずっと心には、愛ちゃんと絵理ちゃんの存在があって……男になった僕を許してくれるか不安で……)
涼(だからこそ、扱いが変わらなかったことがとってもうれしかった――)
涼「僕は…………みんなのことをずっと好きでありつづけたいです」
夢子「涼っ!」
武田「そうか。答えは既に心の中にあったんだね。では後は心のままに、だ。秋月君」
武田「いけ。――空気など読むな。本当にやりたいことを君の心で成し遂げろ」
絵理(ど、ど、どうしようどうしようどうしようどうしよう)
絵理(なんで、なんでこんなことに…………っ!)
絵理(ウソだったのに)
絵理(みんなみんなウソだったのに!!)
絵理(『シた』っていうのも! 『ハーレム』を作ってるっていうのも!)
絵理(『異母兄妹』っていうのも! 『お父さんがいない』っていうのも!)
絵理(全部口から出まかせだったのにっ!)
絵理(本当のことじゃなかったのにっ!)
絵理(それがなんで――こんなことにっ!)
絵理(『結婚する』っていうのも――ウソだったのに!!)
絵理(それも、涼さんと…………)
涼「――――」
絵理(あれ、涼さん、こっちを見てる。――悼むような、そんな表情で)
絵理(! もしかして、私のウソに気付いてるっ!? そう! あんなウソ鵜呑みにするわけない!)
絵理(良かった……っ! これでウソだって言って話を無かったことにできる……!)
絵理(無かった、ことに……っ!)
絵理(――――――――本当にそれでいいの?)
絵理(涼さんのことが好きだというのは、私にとってウソなの?)
涼「絵理ちゃん」
絵理「――――涼さん。私好きだっていうのは」
>>185
1.ウソ
2.ウソじゃない
2
愛ちゃんが静かになった…?
絵理「ウソじゃないよ!」
涼「絵理ちゃんっ!」
絵理「だ、大好きだからっ! 私、涼さんを嫌いになったことなんて――――ないっ!」
涼「ほ、本当に……っ?」
絵理「うん!」
愛「もーっ! 涼さんなに聞いてるんですかーっ!! 絵理さんは、ウソついたことなんてないんですよーっ!」ガバッ!
涼「わっ!」
絵理「あ、愛ちゃん何を?」
愛「ほらほら! こーやってくっついてください! 私達『ハーレム』なんですから」ギュムギュム
絵理「ちょっ、ちょっと……近すぎ」
涼「愛ちゃん……すこし緩めて――――あっ」
チュッ
愛「あれ? 静かになってどーしました?」
涼「///」
絵理「///」
夢子「――――、――」ユラリ
愛「はれ? 夢子さん?」
夢子「リョウ」ガシッ
涼「え」
夢子「行くわよっ! このままホテルに直行よっ!」ダッ
涼「わわー――っ! 夢子ちゃん! 落ち着いてー!?」
夢子「落ち着いてられるもんですかっ!! 水谷絵理に後れはとらないわ! 一気に追いぬいてやるんだからっ!!」
涼「追いぬくって……夢子ちゃんなにするつもりなのーっ!?」
愛「待ってくださーいっ!! 私も涼さんと結婚しますからねーっ!!!」ダッ
律子「え」
追いヌく(意味深)
律子「…………」
絵理「…………」
律子「水谷さん」
絵理「はい」
律子「涼も気付いてたみたいだけど、異母兄弟って嘘よね」
絵理「はい」
律子「シたっていうのも、ハーレム作ったっていうのも嘘ね」
絵理「はい」
律子「あの子のことが好きなのも?」
絵理「それは、いいえ……」
律子「そう」
律子「あの子ね、あんまりいい目にあったことないの」
絵理「はい」
律子「だからね、気を使うことないのよ」
絵理「はい」
律子「幸せにするなんて気負わずに、幸せにしてもらうことだけ考えなさい」
絵理「はい」
律子「困ったことがあったら――って、こんなおかしな状況で言えることじゃないかもしれないけど――いつでも言いなさい」
絵理「秋月さん、あのハンカチ……」
律子「ありがとう、なんなのかしらね。寂しいのかしらね」ポロポロ
ノヘ,_
,へ_ _, ,-==し/:. 入
ノ"ミメ/".::::::::::::::::. ゙ヮ-‐ミ
// ̄ソ .::::::::::: lヾlヽ::ヽ:::::
|.:./:7(.:::::|:::|ヽ」lLH:_::::i::::: ゙l
ノ:::|:::l{::.|」ム‐ ゛ ,,-、|::|:|:::: ノ / / / | _|_ ― // ̄7l l _|_
ヽ::::::人::l. f´i _l :i |:|リ:ζ _/| _/| / | | ― / \/ | ―――
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ヽ(_ lt|゙'ゝ┬ イ (τ"
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武田「さて、行くとしよう。スキャンダルによって若き才能が潰れてはならない」コツコツ
武田「音楽業界を導く如月千早君。性差を超えた魅力を追究する菊池真君――秋月君と交流がある彼女らにも声をかけなければね」
武田「彼が師匠と呼ぶ水瀬伊織君。そして最も親しい間柄である秋月律子君。彼女らの協力があれば、如何なる苦難も問題ではない」
武田「ふっ、もしかしたら声をかけるうちに『仲間』に入る子もいるかもしれないが――――それはそれでまた面白い」
武田「ウソが本当になるように」
武田「それはきっとおもしろい」
武田「だがとりあえずは、支える者達の役得…………彼と彼女らを祝福できる喜びに浸るとしよう」
完
 ̄ヽ、 _ノ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`'ー '´
○
O
\:. : : : : : ハ
, -:':": ̄:込::. : : : : :}ィ:=‐ュ‐-、
/: : : :_:_: : :∧:: : : :ノ: :/ュ、
.// ̄ ,ィ≦: : ;ニノ:__: : : ̄ミヽヽ./¨\ と
/ / : ;: :/´ `' 、ヘョ、∨\ } 、
/,:ィ: :/ ,,.. --ュ,, 〉:ヽ: `}: : :\ 思
.〃: :|:/: Y: :イ{: : :`:ミ≧彳: : } : : : : : ∧ う
i : : : : i{: ::i: :\:`:~"'': : ̄}:\: : : : : :,リ: :} 子
{: : : : : \::\: : ヽ:.:.:.: : ノ::: : :`'ー:、;イ:}:ル| で
∨: {: : :.::::>、:::>、:彡イ:\:::: : : :〃ノ:/´リ あ
\ヽ: : :/:{iニ=ー彳{:::::::::::::::.:.: :/メ/:レ / っ
\::::{:::|::::::::::::}:::\::::::::::::::/ レi :| た
Y、:::i::::::::::::::::::::::::::::::/ ハ:: :!
.|:::ヽ:7'¨ ̄¨` 、>'´ / |: |
|:::::ハ _ i:. / |::|
|::ム彳 `>k ´ |:i|
/_,..-ェ‐‐ュ- ..,,_ \ |:}
,.イ='¨ニニ:{ニニニニ=ー-=ュ、 リ
__,. ィ≦ニニニニニ:}ニニニニニニニニ=‐- .,,_
{ニ∨}ニニニニニニi:ニニニニニニニニニニ/ニニニi
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やってもた。まこちんごめん。「菊地」→「ふふっ間違わないぜ」→「菊池」などというアホ変換コースですわ
というかさ、愛ちゃんがかわいい作品を作ろうと思ったのに
純粋な愛ちゃんが絵理の突拍子もないウソを信じて無茶やって、
絵理がフォローに動くという、そういう愛ちゃんに振り回される絵理を書きたかったのになぜりょうえり話になっているのか。
愛ちゃん空気すぎ
>>213
そうだよ。空気すぎだよ。でも安価が下世話なもんばかりだったから無垢な愛ちゃんを絡ませづらいんだよ!
まあ、いいや。短くなるけど2回目やる。
おまけだと思って読んで
愛「絵理さーん」スリスリ
絵理「愛ちゃん」ヨシヨシ
愛「えへへ、お姉ちゃんみたいですね」
絵理「うん。(お姉ちゃんだなんて――愛ちゃんすぐになついて少し危なっかしい?)」
絵理(ここは心を鬼にして、愛ちゃんを成長させるウソをつこう)
絵理「愛ちゃん」
愛「はい?」
絵理「>>222」
私アイドル辞めるわ
絵理「私アイドルやめる」
愛「はいっ!?」
絵理「もう自分の中で歌うことに対する情熱がなくなった。アイドルはもう……引退?」
愛「ええええええっ!! そんなぁあああっ!!」
尾崎「た、タチの悪い冗談はやめなさい絵理っ!!」
絵理「ひぅ! 尾崎さん!?」
尾崎「やめるなんて、嘘よね? ね?」
愛「わぁあああああああああぁぁああんんっ!! 絵理さんが辞めちゃうよぉおおおおぉおぉおおー―――っ!!!」
尾崎「ほら、愛もこんなに泣いてるわ! 大体やめてなにするつもりなの!」
絵理「それは>>228」
ニート
絵理「とりあえず充電期間……本読んだりゲームしたり動画あさったり1日16時間寝たりしたい」
尾崎「ニートじゃないっ!」
絵理「働かなくても勝ちかなと思っている」
愛「絵理さぁああんっ!! やめちゃいやですぅぅぅううううっ!!!」ビェーン!!
絵理「花に嵐の例えもある。さよならだけが人生……」
尾崎「許さないわよっ! 絵理! あなたは私の夢そのものなの! もはや切り離すことはできないわ!」
尾崎「そんなことして見なさいっ、金にあかした工作動画を作ってネットでの居場所を無くしてやるわ!」
絵理(どうしてだろう、脅しに聞こえない……)
絵理「わかった。じゃあ愛ちゃんが>>233したら考え直す」
総理になったら
絵理「総理になったら考え直す」
尾崎「ええ!?」
愛「えぐっ、ソーリ? ですか」グスグス
尾崎「そうりって、総理大臣のこと?」
絵理「いえす?」
愛「わかりましたっ!! 私がソ―リになればいいんですねっ!! 早速行ってきます!」ダーッシュ!!
尾崎「あ、愛?」
絵理「行っちゃった……」
街中
愛 「 え ー お 忙 し ー と こ ろ す い ま せ ん っ ! 」
愛 「 日 高 愛 ! ! ! 日 高 愛 で ご ざ い ま ー っ す ! ! 」
愛 「 こ の た び ソ ― リ に リ ッ コ ウ ホ し ま す ! ! 」
愛 「 私 が ソ ― リ に な っ た ら 学 校 の 給 食 を ぜ ー ん ぶ っ 」
愛 「 ご 飯 山 盛 り 太 郎 に し ま ー っ す ! ! 」
絵理「ひぅぅ……拡声器ナシであんな大きい声出してる」
尾崎「愛にはまだ投票すら早いのに総理なんて……しかも立候補なんていってまるでシステムを理解してないわ」
愛「 日 高 愛 で す よ っ ! 日 高 愛 っ ! ! 」
絵理「愛ちゃんもうやめて!」
愛「あっ! 絵理さん」
絵理「もうこんな暴走は止めて……」
愛「で、でも……ソ―リにならないと絵理さんが」
絵理「もっと考えて!」
愛「え! どーいうことですかっ!?」
絵理「私が総理になれ、と言った意味をもっとよく考えてみて」
愛「え、そんなのソ―リになれってことじゃ……」
絵理「考えてっ!」
愛「むむむ、むーんむーんむーん…………」
愛「あっ!! >>243ってことですね!」ピコン
立候補
愛「あっ? 立候補ってことですね」
絵理「え?」
愛「ソ―リって立候補のこと……」
絵理「え、なにどういう意味?」
愛「あぅぅ……だから、立候補が絵理さんの本当の気持ちで」
絵理「愛ちゃん」
愛「はい」
絵理「真面目に考えて。というか、立候補ならもうしてるでしょ? それが正しかったら私がやめてっていうの変だよね?」
愛「はい……」シュン
絵理(アホ毛が垂れた愛ちゃんかわいい)
愛「じゃあ>>278って意味ですか?」
絵理「安価遠すぎだよもっと早く考えて」
愛「ハイ……すいません。>>250で」
自分で考えれるようになって
絵理「まだ?」
愛「むーんむーん……(絵理さんちょっとこわいよー……)」
絵理「……」
愛「あの、ソ―リっていうのはみんなのリーダーで……」
絵理「うん」
愛「だから、あの、あたしもリーダーになれるように頑張れって」
絵理「うん」
愛「そういう意味かと……ど、どーですかっ!?」
絵理「愛ちゃん」
愛(ドキドキ!)
絵理「正解」ギュッ
愛「やった!」
愛「当たったー! 当たったー! うわぁあああああぁぁんんっっ!! うれしいよー!!」
絵理「頑張ったね。よく自分で考えたね。その姿勢にはなまるあげる?」
愛 「 わ ー い っ ! ! は っ な ま る で ー っ す ! ! ! 」
愛「はっ、ということは! 絵理さんやめないんですよね!」
絵理「うん! 愛ちゃんの頑張りの結果?」ナデナデ
愛「やったぁああああああああっっ!! 絵理さんこれからもずっといっしょですよ!!」
尾崎「よかったわ……もう、心配かけないでよ」
絵理「尾崎さん、ごめんなさい」
愛「わーいっ! わーいっ!」
絵理(これでちょっとは疑ったり、自分で考えることを覚えた……はず?)
愛「絵理さんっ! 今日ウチに泊まりに来ませんかっ!?」
絵理「えっ――お断り?」
愛「ええええっ!!」ガーン
絵理「うそ」
愛「へっ?」
絵理「楽しみ」
愛「も、も~!! 絵理さーん! 驚かせないでくださいよー!!」
尾崎(私も絵理とお泊りしてみたいわね……)
完!
終わりです
876ss冬を越えた草花のようにちょっとずつ増えろ
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