紅莉栖「岡部がツンデレ過ぎて生きるのが辛い」(127)

岡部「フゥーハハハ!だから貴様はアフォなのだ!HENTAI天才処女クリスティーナよ!」

紅莉栖「………」グス

岡部「なっ、何故泣く!?何時ものお前ならもっと言い返してくるはず」アタフタ

岡部「す、済まない紅莉栖。頼むから泣かないでくれ、まゆり達も見てるから」オロオロ

紅莉栖「……うん、許す」グス

岡部「よ、良かった……」ホッ

紅莉栖(やはり……岡部はツンデレ)

紅莉栖「岡部はツンデレ。間違いないわ……」

ダル「今日のお前が言うなスレはここですか?というか、男のツンデレとか誰得……」

まゆり「そうだね~オカリンって昔から素直じゃなかったよ~言われてみればツンデレさんだね、えっへへ」

フェイリス「ニャニャ、フェイリスは凶真がツンデレ属性持ちだって知ってたニャン」

鈴羽「岡部倫太郎がツンデレね~確かに」

ルカ子「岡部さんはツンデレ……」ポッ

萌郁「……ツンデレって、なに……?」キョトン

ダル「桐生氏、ツンデレってのは要は牧瀬氏やオカリンみたいな奴だと思えばいいお」

紅莉栖「だ、誰がツンデレかっ!」

萌郁「……なるほど」

紅莉栖「桐生さんも納得しないでよ!ったく……っで、本題に戻るけど、みんなは岡部のツンデレと思わしき行動を見たことある?」

まゆり「う~ん、でもオカリンはいつも、まゆしぃに優しいよ~」

ダル「オカリン、まゆ氏には過保護だしな。まゆ氏相手にはツンデレの割合がツン1、デレ9だと思われ」

まゆり「えっへへ、まゆしぃはオカリンに愛されているのです」

紅莉栖「くっ、流石は幼馴染み……二人で過ごした時間の差がこれほどとは……!」

ルカ子「いいなぁ、まゆりちゃん……」

フェイリス「凶真はマユシィ相手だと声のトーンが違うニャ」

鈴羽「確かに、岡部倫太郎は椎名まゆり相手じゃ態度が違うよね」

萌郁「ツンデレ……」

まゆり「でもオカリン、ルカくんにも優しいよ~」

ルカ子「へっ?」

紅莉栖「た、確かに……!厨二セリフ撒き散らしてるけど、なんだかんだで漆原くんに結構気を使ってる……」

フェイリス「ニャニャ~ルカニャンは凶真の弟子だからニャン」

ダル「ツンデレ厨二男×巫女服男の娘とか時代を先取りすぎるジャンルだお」キタコレ

ルカ子「そ、そんな、岡部さんに想われてるなんて……ボク、恥ずかしいです」モジモジ

鈴羽「……君の性別をたまに忘れるよ」

萌郁「男同士……」

紅莉栖(くっ、岡部の奴!私相手には普段デレない癖に!)

フェイリス「ニャニャ~ルカニャン相手にも結構デレるのニャ、凶真は」

ダル「割合はツンは4デレは6と見た」キリッ

フェイリス「いいニャ~マユシィもルカニャンも。凶真はフェイリス相手だとツンの割合が高いのニャ」

紅莉栖(確かに。岡部はなんだかフェイリスさんに苦手意識があるみたいだし)

紅莉栖(……やはり危険なのはまゆりと漆原くん)

まゆり「え~?でもフェリスちゃんと話してるオカリン、なんだかいつも楽しそうだよ~?」

紅莉栖「なに!?」

紅莉栖(岡部の奴!相手に伝わらない絶妙なデレをフェイリスさん晒し出しているの!?)

ダル「オカリンの話に付いていけるのはフェイリスたんくらいだしな」

フェイリス「ニャニャ!?マユシィ、それはホントかニャ?」

まゆり「うん、ホントだよフェリスちゃん。それにオカリン、フェリスちゃんの事、凄い奴だって褒めてたよ~」

フェイリス「ニャフフン。そっか~もう、凶真ってば~」デレデレ

ダル「オカリンまじ許すまじ」

紅莉栖「フェイリスさんへのデレ具合はツンが7デレが3ってとこね」

鈴羽「結構いい奴だよね、岡部倫太郎って」

萌郁「素直じゃない……」

紅莉栖(これはマズい。私に対する岡部のデレ具合はおおよそ、ツンが8、デレが2……みんなに対する岡部のデレ具合が今のところ私よりも上……!)

鈴羽「まっ、あたしも岡部倫太郎には結構良くして貰ってるよ」ニヤリ

紅莉栖(くっ!なぜ私を見て笑った!?)

鈴羽「……父さんを一緒に探してくれるって言ってくれたり、こっちでは一人だったあたしをラボメンにしてくれたりさ」ポッ

紅莉栖(なぜ顔を赤らめる!?)

フェイリス「ニャニャ。凶真、スズニャンには割と素直だニャン」

ルカ子「その、デレの割合は、半々くらい、ですか?」

ダル「うーん、ルカ氏もなかなか分かってきたな………それにしてもオカリンまじで許さねー」

萌郁「岡部くん、意外に素直……」

紅莉栖「そ、そうだ!桐生さんは?岡部に何かそういう思い当たる点とかある……?」

萌郁「……?」

紅莉栖(岡部は桐生さんのメールに結構うんざりしてた。ツンデレどころか、デレすらないかも……)

萌郁「岡部くんに……メール…無視、される」

ダル「そりゃ、一日にあんだけのメール送られたらオカリンも嫌になるだろ常考」

萌郁「でも……必ず、数回は、返事を、してくれる」

紅莉栖「!?」

萌郁「喋るのは苦手……でも、岡部くん……口答で伝えないと、返事しないって、言ったから……最近は……少しだけ、人と、話せるようになった…」ポッ

ダル「『メールじゃなくてちゃんと喋ってよ!でないと私、二度とアンタと会話しないから!』ってことですね。オカリンマジツンデレ」

鈴羽「いや~ホント素直じゃないね、岡部倫太郎は」

フェイリス「でもそこが凶真のいいところだニャン」

まゆり「そうだね~」

ルカ子「あぁ、岡部さん……」ポッ

紅莉栖「…………」

次の日

岡部「………」

紅莉栖「………」ジー

岡部「………ごほん」

紅莉栖「………」ジー

岡部「………おい」

紅莉栖「………」ジー

岡部「おい、聞こえているか助手!」

紅莉栖「っ!な、なによ!っていうか助手じゃないし」

岡部「……何故さっきから俺の顔を睨みつけてくるのだ?」

紅莉栖「べ、別に」プイッ

岡部「ふん、構ってほしいなら素直にそう言えばどうだ?クリスティーナ」

紅莉栖「だ、誰がクリスティーナかっ!」

紅莉栖(……やっぱり、私にだけ、ツンの割合が高い気がする……みんなには直ぐにデレるくせに!)

岡部「全く……俺は今、新しい未来ガジェットの設計に忙しいんだ。そんなに睨みつけられると集中できん」プイッ

紅莉栖(な、なによ!なんでそんなにツンツンしてんのよ!胸か!?まゆりやフェイリスさんみたいに胸がないからツンツンしてんのか!?)

紅莉栖「…………ぅぅ」ウルウル

岡部「…………」

紅莉栖「…………ぅぅう」ウルウル

岡部「………くっ」

紅莉栖「…………ぅぅうう」ウルウル

岡部「ああ、もう」バン!

紅莉栖「」ビクッ!

岡部「……隣、座るぞ」ズイッ

紅莉栖「へ!?う、うん……」

岡部「………」

紅莉栖「………」チラチラ

岡部「……話があるなら聞いてやる」

紅莉栖「えっ……?」

岡部「そんな涙目で睨みつけられたら集中できんからな。……何かあったのか?」

紅莉栖「な、涙目じゃねーし」グス

岡部「……今更隠しても遅いぞ。それで、何があった?」

紅莉栖「べ、別に何も……」

紅莉栖(あれ?これって……)

岡部「……お前がそう言うなら、俺は無理に追求しない」

紅莉栖(まさか…)

岡部「だがな、前にも言ったが」

紅莉栖(まさか…!)

岡部「お前は大切な仲間だ」

紅莉栖(岡部の)

岡部「相談なら何時でも乗ると言っただろ」

紅莉栖(デレ期が…)

岡部「だから……あまり自分一人で抱え込もうとするな」

紅莉栖(キタぁあああああああああああああああ!!うはあああああああああ!!キタコレ!岡部のデレ期!いただきましたぁあ!)

岡部「……紅莉栖?さっきからボーっとしているが大丈夫か?」

紅莉栖(な、名前で呼ばれた!助手でもなく、クリスティーナでもなく、ザ・ゾンビでもなく、セレセブでもなく!デレ期限定紅莉栖呼び!ありがとうございます!ありがとうございます!)

紅莉栖「だ、大丈夫……ふぇ!?」ビクッ

岡部「熱は、ないようだが……」サワサワ

紅莉栖(す、凄い……これが岡部のデレ!)

岡部「熱がないとはいえ、体調が悪いなら帰った方がいい」

紅莉栖「そ、そんな……私なら大丈夫よ」

紅莉栖(冗談じゃない!岡部のデレ期を前に帰れる訳ないじゃない!)

岡部「無理をするなと言っただろ。お前が泊まっているホテルまでは俺が送る」

紅莉栖「!?」

紅莉栖(ま、まさか……お、送り狼!?私、岡部に食べられちゃうの?キタコレ!)

紅莉栖「えっと、ありがとう。じゃあ、その……お願い」

岡部「べ、別に構わない。それより、ほら、ちゃんと立てるか?」つ

紅莉栖(ああ、いいよぉ……岡部は優しいなぁ、あはは)

紅莉栖「う、うん……」つ

ツルッ

紅莉栖「へっ」

紅莉栖(しまった。腰が抜けて……)

岡部「紅莉栖!」ガシッ

紅莉栖「ひゃっ」

岡部「やはり体調が悪いみたいだな。大丈夫か……?」

紅莉栖(岡部の胸板キタぁあああああ!!)ダキィ

紅莉栖「ね、ねえ岡部……」ダキィ

岡部「な、なんだ?」

紅莉栖「ちょっと、腰が抜けて上手く立てないの……だから」ギュ

紅莉栖「もう少しだけ、こうしていていい?」

岡部「あ、ああ。し、仕方ないな。た、立てないのなら、ちゃんと支えてやらないとな」ギュ

紅莉栖「岡部ぇ……」

岡部「紅莉栖……」


こうしてツンデレオカリンとツンデレ助手はラブチュッチュしましたとさ、めでたしめでたし


シュタゲに向けて仮眠取るから取りあえずおしまい。読んでくれてありがとニャンニャン

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