コニー「あっあれは」サシャ「お肉!」(31)

コニー「休日ってなんもすることないよな~」ダラー

サシャ「対人格闘の訓練でもします?」グテー

コニー「…休みの日くらいゆっくり休もうぜ」ダラー

サシャ「さっきなんもすることないって、言ってましたよね」グテー

コニー「訓練となると話は別だろ。どうしても教官を思い出しちまうからな…」

サシャ「確かに…」

サシャ「ふああ…」

コニー「ねみぃ…ZZZ」

サシャ「ん?」ビクッ

コニー「どうしたサシャ?」

サシャ「空を見てくださいコニー!」

コニー「え?空がどうしたって?」

サシャ「あの雲、お肉に見えませんか!?」

コニー「…うーん形とかは見えないこともねーけど、色とか全然違うぞ」

サシャ「もう!難しく考えずに目を細めてぼんやり眺めて見て下さい!見えてきませんか!?お肉が!」

コニー「お前どんだけ腹空かせてるんだよ!」

サシャ「もっとちゃんと見て下さいよ!コニイイィィ」ポカポカポカツルポカ

コニー「痛い痛い痛い!頭叩くな!」

コニー「わかったよちゃんと見ればいいんだろ」

コニー「………」

サシャ「どうですか?」ワクワク

コニー「え…」

コニー「あ…れ?雲が肉に見えてきた…」

サシャ「ね!?そうでしょう!」エッヘン

コニー「おいおいおいマジかよ。あれ肉だよな!?な!?」

サシャ「うん!お肉ですよ、どう見てもお肉!」ジュルリ

サシャ「さっそく獲りに行きましょう」

コニー「でもどうやって?」

サシャ「うーん私たちだけでは難しそうですから、誰かの力を借りればなんとか…」

ジャン「フンフンフーン♪」

サシャ「あ!ちょうどいい所に馬d…ジャンが!」

コニー「今明らかに馬面って言おうとしたよな?」

ジャン「ようお前ら!今日も相変わらずバカそうだけど憎めない顔してるな!」

コニー「やけに機嫌がいいけど、どうしたんだ?ジャン」

ジャン「ミカサと会話出来たんだ。今の俺はなんだって受け入れることが出来る自信があるぜ」

サシャ「これはチャンスですね…」ヒソヒソ

コニー「ああ、どうやって話を切り出す?」ヒソヒソ

サシャ「私に任せて下さい!」ヒソヒソ

コニー「おう、食い物の事となると急に頼もしくなるな」ヒソヒソ

サシャ「ジャン!」

ジャン「あん?」

サシャ「私たちに協力してくれませんか?」

ジャン「協力?何を?」

サシャ「あの空を見て下さい」

ジャン「…いい天気だな」

サシャ「もう!天気じゃなくて!わかるでしょう?」

ジャン「は?天気がいい以外に感想が浮かばねぇよ」

サシャ「真ん中辺りに注目して下さい。数ある雲の中でも一際存在感を放つ物があるんですよ」

ジャン「確かにでかいが、普通の雲にしか見えないぜ?」

サシャ「よく目を凝らして見て下さい!あれは雲じゃなくてお肉なんですよ!お肉!」キラキラ

ジャン「は?」

ジャン(元からおかしいとは思っていたが、頭でも打って本格的におかしくなっちまったのか…?)

ジャン「おい…コn」

コニー「はぁぁ、うまそうだな~あの肉。早く食いてえ」キラキラ

ジャン「ええぇー」

ー男子寮ー

ジャン「ということがあってな…」

アルミン「うーん。二人は確実に幻覚を見ているね。なにか珍しい物でも食べたとか言ってなかった?」

ジャン「いや、それはわからねぇな…」

アルミン「僕が直接聞いてみよう。きっと手掛かりが掴めるはず」

ジャン「頼んだぞアルミン。あいつらは馬鹿だけど、俺にとっては弟と妹みたいな存在なんだ」

ーその頃、コニーたちはー


コニー「もうちょっと右だ!あー行き過ぎ行き過ぎ!少し左に寄って!」

サシャ「ぐぬううぅ…お、重いいい。そろそろ交代してくれてもいいじゃないですか」

コニー「あとちょっとで届きそうなんだけどな~」

アニ「あんたたち、肩車なんかしてどうしたんだい」

サシャ「あ!アニ!」

ベルトルト「な、なんかすごい光景だね」

ライナー「なんだなんだ。新しい遊びか?」

コニー「ベルトルト!ライナー!」

コニー「再びチャンス到来ってやつだな、サシャ」ヒソヒソ

サシャ「さっきはジャンに逃げられてしまいましたからね。狙った獲物は逃がしませんよ」ヒソヒソ

ライナー「ん?今度は内緒話か?」

ベルトルト「ねぇ、さっきからサシャとコニーの視線がすっごく僕に注がれてるんだけど…」

アニ「一緒に遊んでやったらどう?ベルトルト」

ベルトルト「えっ!?(アニに提案されたら断れないよ…)」

コニー「ベルトルト!遊ぼうぜ!」

サシャ「遊びましょう!」

ジャン「あっ、いたいた。あいつらまだ雲相手に格闘してんのか」

サシャ「もうちょっと左ですねー。あ、いい感じですよ」

コニー「うおぉ!やっぱりベルトルトに肩車してもらうと眺めがいいな!」

サシャ「コニー、これは遊びじゃないんですからね。お肉を獲る為なんですから」

ベルトルト(えっ、さっき遊びって…)

コニー「わーってるって!ちゃんとお肉ゲットしてやるからよ」

サシャ「むふふ…お肉獲ったらどうしましょう。スライスしてパンに挟んで…」


ジャン「あいつら肩車で雲に手が届くと思ってるのか。馬鹿すぎるにもほどがあるだろ(白目)」

アルミン「ふむふむ、二人にはあの雲がお肉に見えてるみたいだね」

ジャン「マジでなんとかしてくれ。頼むアルミン」

アルミン「任せて!僕の演説魂を見せてやる」

アルミン「おーい!コニー!サシャ!」

コニー「なんだぁ?俺は今忙しいんだよ。話ならサシャとしてくれ」

アルミン(サシャは今完全に狩人モードに入っている。まともな対話が出来るとは思えない…)

アルミン(いや、諦めたらダメだ!)

アルミン「サシャ!」

サシャ「はい、なんでしょう」

アルミン(あれっ、意外とまともだ)

アルミン「君達にはあの雲がお肉に見えるって本当かい?」

サシャ「本当もなにも、あれはお肉じゃないですか。なに言ってるんですかアルミン」

アルミン「君がなにを言っているんだ!あれはお肉じゃない!」

サシャ「じゃあ…あれはお肉じゃない別の物だと?そう言いたいんですか?」

アルミン「ああ、あれは雲だ。雲!『大気中にかたまって浮かぶ水滴または氷の粒(氷晶)(Wikipedia参照)』だ!」

サシャ「な、そんな……あれが雲?」

コニー「おしいベルトルト!もう少し右だ!」

ベルトルト「う、うん」アセアセ

ベルトルト(なんか段々楽しくなってきた自分が怖い)

アニ「平和だね…」

ライナー「そうだな」

アルミン「理解出来たかい?サシャ」

サシャ「いえ、あれはお肉です!お肉のはず…!」

アルミン「うむむ…なかなか手ごわいね」

アルミン(…ここまであの雲がお肉だということに固執するとは。他にも原因があるのかな?)

アルミン(コニー、サシャと身近な人物に聞いてみれば解決に繋がるかもしれない)

アルミン(二人に身近な人物と言えば…)

アルミン「!」

ジャン「おっおい!どこ行くんだアルミン!」

アルミン「ジャンはこれ以上コニーとサシャが暴走しないように見張ってて!」

ジャン「へ?」

ジャン「俺にこの二人の面倒を見ろと?」

アルミン「うん」

ジャン「………」チラッ

コニー「ようし!もう少しで肉に届きそうだ!今持っていくからな。待ってろよサシャ!」

サシャ「パンに挟んだお肉が食べられるのはもう目前ですね!いっけええコニーー!」

ジャン「ミカサ―っ!エレーンっ!早く来てくれーーっ!!(クリリン風に)」

ーキース教官の部屋ー

キース「それで、コニー・スプリンガー、サシャ・ブラウスの様子がおかしいと」

アルミン「はい。なにか心当たりはありませんでしょうか?」

キース「うーむ。もしかすると、昨夜の…」

アルミン「昨夜の、とは?」

キース「実はな…」

ー話は昨日の晩に遡るー

サシャ「コニー、寝る前にいつものあれしましょう」

コニー「そうだな。やっとくか」

ベルトルト(や、やるって何をやるんだ!?)

アニ(なんか…聞いちゃいけない会話を聞いちゃった気がする)

ー外ー

コニー「やっぱ寝る前はこれに限るな!」

サシャ「ええ、なんか自然と一体になった感じがして好きなんですよねこれ」

キース「…貴様ら、なにをしている」

コニー「きょ、教官!」

サシャ「こ、こんばんわであります!」

キース「そんな高い木の上で突っ立ってなにをやっているんだと聞いている」

サシャ「これは…」

コニー「ここにいると安心するんです」

サシャ「私達の故郷は自然に囲まれていたので」

キース「そういうことか。しかし、他の訓練兵から苦情が来ていてな」

サシャ「えっ」

コニー「それは一体どういう…」

キース「『コニーとサシャの話し声がやかましい』とのことだ」

コニー「サーセン」テヘ

サシャ「ごめんちゃい」テヘ

キース「……謝り方がおかしいが、まあいいとしよう」

キース「スプリンガーとブラウスには、消灯時刻を過ぎても騒いでいた罰を受けてもらう」

コニー「」

サシャ「」

ー教室ー

キース「なんでも貴様らは、座学の成績が振るわないらしいではないか(こいつらに限ってはこうなると想定はしていたが)」

キース「これから二人に補習をしてもらう。これが問題用紙だ」ペラッ

コニー(やべぇ、数式が呪文に見える)

サシャ(これアカンやつや)

キース「問題を全て解き終わるまでは寝ないように。わかったな」

サシャ「は、はひ」

コニー「へい…」

ーキース教官の部屋ー

キース「…ということがあった」

アルミン「まさか二人は、徹夜で補習を?」

キース「ああ、もしかすると問題を解くのに手間取り、寝ていない可能性もある」

キース「私も、まさか二人がそこまでの馬鹿だとは思っていなかった」

アルミン「徹夜からくる睡眠不足で、二人が幻覚を見ている可能性が高いようですね」

キース「うむ」

キース「規律を守らない者は罰するべきだが、あの二人には少しやりすぎたかもしれんな」

ー外ー

アルミン(しかし、一日寝ないくらいで幻覚を見てしまうものなのかな?)

アルミン(僕もたまに睡眠を忘れて本を読み耽ってしまうことがあるけど、幻覚なんて見ないしな…)

アルミン(発育が未発達な幼児とかならまだしも…)

アルミン「あっ(察し)」

コニー「ジャン、おまえさっきからそればっかり言っててつまんねーよ」鼻ホジホジ

ジャン「誰のせいでこんなことになってると思ってるんだ!」

ジャン「まさか、ベルトルトがライナーを肩車している光景を見せられることになろうとはな…」


ベルトルト「ぐぐぐ…さすがにコニーと違って重い…」

ライナー「おお、なかなかいい眺めだな!」

アニ(だめ、ここで笑ったらクールな私のキャラが壊れる)プルプル

ライナー「サシャ、こうすれば本当にクリスタの写真を譲ってくれるんだろうな?」

サシャ「え?ああはい、もちろん!」ニコ

サシャ(クリスタには後で頼んで写真を撮らせてもらうことにしましょう)

サシャ(それよりも今はお肉が優先!お肉お肉お肉…フッフッフ)

ベルトルト(サシャの顔こわいよ)ビクゥッ

>>22
間違えた
ジャン「だ・か・ら!あれは肉じゃねーっての!」

コニー「ジャン、おまえさっきからそればっかり言っててつまんねーよ」鼻ホジホジ

ジャン「誰のせいでこんなことになってると思ってるんだ!」

ジャン「まさか、ベルトルトがライナーを肩車している光景を見せられることになろうとはな…」


ベルトルト「ぐぐぐ…さすがにコニーと違って重い…」

ライナー「おお、なかなかいい眺めだな!」

アニ(だめ、ここで笑ったらクールな私のキャラが壊れる)プルプル

ライナー「サシャ、こうすれば本当にクリスタの写真を譲ってくれるんだろうな?」

サシャ「え?ああはい、もちろん!」ニコ

サシャ(クリスタには後で頼んで写真を撮らせてもらうことにしましょう)

サシャ(それよりも今はお肉が優先!お肉お肉お肉…フッフッフ)

ベルトルト(サシャの顔こわいよ)ビクゥッ

サシャ「ほら、空に向かってちゃんと手を伸ばして!」

ライナー「? ああ」

ライナー(それにしても、俺は貴重な休日を使って一体何をやってるんだ)

ライナー(クリスタの写真に釣られ、馬鹿みたいに空に向かって手を伸ばしたりなんかして…)


アルミン「サシャ!コニー!そこまでだ!」

サシャ「ん?」

コニー「あ?」

ジャン「アルミン!」

アルミン「ベルトルト、もうライナーを肩車する必要はないよ」

ベルトルト「う、うん…(あれ、なんか残念な気持ち)」

アニ「もう終わり?(もっと見ていたかった)」

ライナー「えっ(結構楽しかったのに…)」

アルミン「さあ、二人は早く宿舎に戻るんだ」

サシャ「ちょ、どういうことですか?」

コニー「俺達はまだ肉にありつけていないんだぜ?」

アルミン「いいから!」

コニサシャ「うわあああ」

ライナー「つれていかれたな」

ベルトルト「うん」

アニ「アルミンって意外と力強いんだね」

ジャン「ああ」

ー宿舎ー

コニー「クカークカー」

サシャ「スースー」

ジャン「ぐっすり寝ていますね」

キース「こうして大人しくしていれば可愛いものなんだがな」

アルミン「これで二人は幻覚を見なくても済むはずだよ」

ジャン「色々とありがとうな、アルミン」

アルミン「同じ104期生として当たり前のことをしたまでさ」

アルミン「あとは迷惑をかけてしまった人たちに謝らないとね」

ー次の日ー

コニー「こ、この節は」

サシャ「その、大変なご迷惑を…」

コニサシャ「おかけしました!!」

ジャン「ほら、きちんと頭も下げろ」グイッ

コニサシャ「すみませんでした!」

ライナー「はっはっは、そんなことで謝らなくてもいい。第一に楽しかったしな」

ベルトルト「僕も久しぶりに楽しかったよ」ニコ

アニ「…私も」

ー外、夕方ー

コニー「アルミンとマルコから聞いたんだけどよ」

ジャン「ん?」

コニー「ジャンお前、俺達が起きるまでずっとそばにいてくれたらしいな」

ジャン「お、お前らがまた暴れ出したら大変だからな。見張ってただけだバーカ」

サシャ「ジャン、本当はいい人だったんですね!」

ジャン「本当はってなんだよ本当はって!今まで俺の事どう思ってたんだよ?!」

サシャ「うーん。顔が縦に長いなぁ…としか」

ジャン「地味に傷つくぜ、それ」

コニー「おいジャン、サシャ、宿舎まで競争しようぜ!よーいドン!」ダッ

ジャン「フライングかよ!はえーよ!」ダッ

サシャ「あ、待ってください二人ともー!」




おわり

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