苗木「超高校級の忍者」(840)
モノクマ「助けて!グングニルの槍!」
江ノ島「え?」
苗木「危ない!」
苗木は懐から取り出したなにかを江ノ島に向けて投げつけた。
それはクナイだった。
数本投げたクナイは飛んできた槍の軌跡を反らし、江ノ島を救った。
葉隠「つ、つまりくないの先制攻撃だべ!」
モノクマ「え? …………え?」
江ノ島「苗木……くん?」
苗木「あっ やっちゃった……」
モノクマ「ちょっとちょっと何が起きてんのさ!?なんでくないなんてもってんの!」
苗木「ひ、ひろったんだよ!拾ったの!」
モノクマ「そんなのあるわけ」
江ノ島「…………」
モノクマ「と、とにかく学園長に逆らったらこうなるからね! 今日はもう解散!」
朝日奈「あ、逃げた!」
苗木「だ、大丈夫江ノ島さん」
江ノ島「う、うん…」
十神「苗木、どういうことか説明してもらおうか」
苗木「た、たまたま拾ったくないを一か八か投げたら偶然槍にあたっただけだよ」
大神「待て、いくらお前が超高校級の幸運だとしてもだ。飛んでくる槍に向かって投げるという判断力とコントロール。まるで慣れたような動きはいくらなんでもおかしい」
苗木「うっ…」
霧切「もしかして苗木君あなたは」
苗木「まって!まって!説明するから食堂に行こう!」
食堂
十神「では、説明してもらおうか苗木」
苗木「江ノ島さんは?」
舞園「部屋に戻りました。あんなことがあったばっかりですしね…」
セレス「苗木君がたまたま(強調)持っていたくないのお陰とは言え死にかけたんですものね」
山田「セレス殿 もう一度強調した部分を言っていただけますかな?」
石丸「ハレンチだぞ山田くん!たまたまだなんて…」
大和田「オイオイむっつりかよお前」
石丸「ち、ちがう!」
腐川「や、やっぱり男はみんなけだものだわ……」
苗木「あはは…説明するっていっても本当にたまたま拾っただけなんだ」
桑田「あるある…ねーよ!」
十神「苗木、お前のそのパーカー 調べさせろ」
苗木「ギクッ」
舞園「と、十神くんがおかしなことを!」
十神「おかしくなんかない」
山田「眼鏡……鬼畜………あっ察しましたぞ」
十神「違う! 俺はただそのパーカーになにか仕込まれていないか確認したいだけだ!」
苗木「な、なんにもないったら!」
十神「力づくでも調べてやる!やれ!大和田!」
大和田「他人任せかよ!クソッしかたねえ!」
苗木「や、やめてよ大和田くん!」
大和田「暴れんな、暴れんなよ!」
ガシッ
苗木「!」
ガコッ!
大和田「ぐわああああ!」
不二咲「お、大和田くんの腕が!」
苗木「しまった!大和田くん!じっとしてて!」
大和田「てめえ……なにしやがった…」
苗木「……間接をはずしたんだよ 今戻すからね」
朝日奈「さ、さくらちゃん!間接ってあんなに簡単にはずせたり戻せるの!?」
大神「いや、かなりの手練でなければ不可能だ。ましてやあのようにごく自然に外すのはな……」
十神「決まったようなものだな」
ガコッ
大和田「~~~ッ はぁ…はぁ…」
石丸「ま、まさか苗木君……君は……」
苗木「うん…超高校級の幸運として抽選で当たってというのは本当なんだ……僕の本当の才能は」
石丸「超高校級の…………整体士!」
苗木「それは違うよ!?」
苗木「そう…僕の才能は……やっぱりここじゃダメだ。 監視カメラがある。」
十神「どこも同じだろう諦めろ」
苗木「うーん……しかたないか。そう、僕は。いや、僕んちは代々忍者の家系なんだ」
桑田「アポ…?」
大神「まあ…認めざるを得ないな……」
山田「アイエエ!ニンジャ!ニンジャナンデ!? ………ふうスッキリしましたぞ」
朝日奈「でもでも!忍者っぽくないよ!どこからどう見ても普通だし!」
霧切「いいえ、普通にしかみえないからこそ忍者としての任務を遂行しやすいのよ」
十神「暗殺や放火をしようってときに葉隠みたいに目立ちすぎる特徴があるやつはまず無理だろうが」
葉隠「お、俺は暗殺や放火なんてしたことないべ!詐欺ならあるべ!」
石丸「いやそれはダメだろう」
苗木「そしてさっき使ったくないも『パーカー』に仕込んであるんだ」
ヌギヌギ ゴトッ
苗木「今のでモノクマにはばれてるだろうし隠し場所変えなきゃ」
石丸「そ、そうか… 」
桑田「し、しかしよぉこれはこれで不味いぜ?」
十神「そうだな、苗木が忍者ということは『俺たちは簡単に殺されるかもしれないな』」
ザワッ
苗木「待ってよ!ぼ、僕はみんなを殺そうなんて」
セレス「確かに先ほどの手腕からして用心すべきですわね」
朝日奈「に、忍者だから毒とか…証拠隠滅したりとか…簡単にできちゃうよね?」
大神「ぬう………」
舞園「苗木くん……」
苗木「それは…………それは……」
大和田「……それはちげえよ!」
苗木「大和田くん……?」
大和田「考えてみりゃあよ……こいつは忍者だってことを簡単にばらしたんだぜ?最後までごまかし続けりゃ、そこのバカの言う通り誰かを殺しやすくなる」
山田「しかし苗木誠殿は逆に自分が武器を持っていることを明かしましたな」
十神「大方ほかにも隠し場所があるんだろう」
葉隠「そうかもしれないべ!身の潔白を証明したいなら全部脱いで見せるべ!」
石丸「き、きみたち…いくらなんでもそれは…」
苗木「……いいよ 調べても」
十神「なんだと…?」
苗木「確かに僕は忍者だ。だからいろんなことをしてきた。スキャンダルを撮ったり、情報収集もしたり場合によっては人を……」
苗木「………でも、でも僕はそれ以外は普通の高校生なんだ。こんなコロシアイなんてしたくない!みんなと脱出したいんだよ!」
十神「その言葉も真実かどうかわからんな。忍者だからそうやって騙すのかもしれん」
朝日奈「十神!あんたそんな言い方ひどいよ!」
霧切「落ち着いて朝日奈さん。苗木くん、調べさせてもらってもいいわね」
苗木「う、うんいいけど…」
霧切「けど?」
苗木「女の子にも調べられるなんて恥ずかしいな……」
霧切「我慢して頂戴(天使…)」
セレス「(ナイト候補…)」
舞園「(結婚したい)」
大神「(手合わせしたい)」
そして
桑田「くない、変な米入ったビン、先がとがった棒、カギ爪、うわっすげえ本物の手裏剣だ!」
山田「よりどりみどりですな…」
大和田「黒幕もちゃんとチェックしてなかったのかよ」
苗木「むしろおもちゃだと思われたかコロシアイに便利だと思ったんじゃない?」
大和田「かもな。 ……オメーはつええな苗木。俺なんかよりよっぽど」
苗木「あの状況でかばってくれた大和田くんのほうがすごいよ。ありがとう大和田くん」
大和田「いや…俺は……」
苗木「………お兄さんの件なら大和田くんは悪くないよ」
大和田「お前っ…なんで知って……」
苗木「仕事で大和田くんのグループを調べたときにね…」
大和田「そうか…」
苗木「だけど、お兄さんは満足して大和田くんに託していったと思うよ。 だって大和田くんはこうして誰かをかばえる男なんだから」
大和田「………兄貴……… 礼を言うぜ、苗木。いや、兄弟!」
苗木「き、兄弟って…」
大和田「かてえことぬかすなよ!兄弟!」
苗木「あはは…お手柔らかに」
石丸「き、きみたち(グスッ)すまない、盗み聞きしてしまった」
苗木「い、石丸くん!」
大和田「いつの間に!?」
石丸「苗木くんのパンツを返そうと思い近づいたのだが…」
苗木「あ、それワイヤー入ってたけど大丈夫だった?」
大和田「さすがだぜ……度胸が違うな」
不二咲「い、いくらタオルで隠しているからって全裸なんてすごいなあ…」
腐川「き、きっとおいろけの術とか使うのよ!スケベよ!」
切霧「腐川さん、そのベルト内部に火薬が仕込んであるから気をつけて」
腐川「ヒィ!?」
切霧「おいろけの術……」(すごそう)
セレス「(すごそう)」
舞園「(くらいたい)」
すべて調べ終わった
苗木「こんなとこだね…… ふ、服着ていいかな」
十神「昔読んだ漫画に、下着の布に睡眠薬をしこんでいるものがあったから
怪しいのでこれは没収だ」
山田「WILDならぬGET pantyですな…」
苗木「えぇ…」
朝日奈「あんたまさか…」
十神「違うからな」
セレス「眠れないから苗木くんの下着をむしゃぶって」
十神「違う!」
葉隠「ともかくこれで苗木っちの所持品がわかったべ」
桑田「どこに入れてんだよってモンばかりだったな…」
切霧「とりあえず再び苗木くんが管理してちょうだい」
苗木「いいの?下手に捨てたら誰かが拾って凶器にするかもしれないもの」
不二咲「葉隠くんの髪とかにも隠せそうだしねぇ」
葉隠「冗談きついべ……」
>>15
> 舞園「(くらいたい)」
お色気を受けたいのか
苗木君を食らいたいのか気になって眠れない
苗木「ふう…寒かったなあ……」
不二咲「裸だったから当たり前だよぉ。でも羨ましいなあ普通の体型なのにあんな動きできて」
苗木「野球少年顔負けの厳しい特訓受けたしね。ちゃぶ台は返されなかったけど」
不二咲「へぇ~」
石丸「とにかく苗木くんのことが隅から隅までわかったことだし改めてよろしく苗木くん!」
苗木「こちらこそ!」
切霧「(これで苗木くんはコロシアイをやりづらくなったわ。忍者という未知の力をふうじることができた。ただ、モノクマがこれを放置するとも思えない……)」
モノクマ「まさか忍者だったなんて不通わかんないよ! 大体どこに隠してたのさ!
まあいい…アレだけの装備じゃ脱出は無理だろうし、苗木くん以外を焚き付けてコロシアイさせればいいんだしうぷぷぷ」
江ノ島「………落とし穴じゃなくて槍だった…なんで……」
>>17
舞園「きっと忍者ってことはソッチの方もすごいから多種多様なお色気が…ふへへ」
両方みたいです
今更だが霧切が切霧になっているのは何か理由があるの?
>>21
こちらのミスでした
以後修正します
閑話
大和田「よっしゃ、裸の付き合いってことで風呂にいこうぜ兄弟!」
苗木「あ、うんいいけど…」
石丸「僕も同行していいだろうか」
大和田「あん?別にいいぜ。山田に桑田お前らもどうだ?」
山田「申し訳ありません、実はニンジャと聞いてなにかインスピレーションがわいてなにか描きたく… 」
桑田「アホアホアホアホ!好き好んでいくわけねえだろ野郎同士で!」
大和田「おう、じゃあいくぜ」
十神「(呼ばれなかった)」
不二咲「みんなでお風呂………よし!」
申し訳ない、マッサージ機しながら寝てしまってた
続きはたぶん今夜できそう
前回のあらすじ
葉隠「苗木っちにたのみがあるべ!ここから出たら俺を追いかける借金取りを…」
苗木「葉隠くんリラックスして」
葉隠「?こうだべか?」
ドスッ
苗木「当て身」
葉隠「ぐえ……」
ドサッ
大和田「なんかすげえスッキリした顔だな…気持ちはわかるが」
※葉隠『も』誘われなかった理由
サウナ
大和田「やっぱりサウナは最高だな!」
苗木「うん、身体中の悪いものが落ちる気がするよ」
石丸「うむ!この後に入る水風呂と牛乳がまた格別だな!」
大和田「お前もわかってんじゃねーか、まあ俺より先にあがっちまうだろうけどな!」
石丸「聞き捨てならないな大和田くん!僕はみんなが出ていったあとの後始末をする余裕はあるぞ!」
大和田「なんなら勝負するか?風紀委員さんよ!」
石丸「望むところだ!苗木くん!君が介添人だ!」
苗木「ええっ!?」
大和田「いざってときはすいとんの術頼むぜ」
苗木「アニメや漫画みたいなすいとんの術はつかえないからね!?」
10分経過
大和田「余裕だぜ」
石丸「当たり前だ!」
苗木「12…13…14…15」
大和田「(親指立て伏せだと……?)」
石丸「(しかもあんなに深く)」
ガチャ
3人「ん?」
不二咲「み、みんな!」
バァーz__ン
大和田「ふじさ_きぃ!?」
石丸「じ、女子がなぜこんな…と…こ…に……い!?」
苗木「不二咲さんの股関に大般若長光が_」
※国宝の太刀
不二咲「じ、実は……」
不二咲……くんはすべてを話してくれた。
自分のコンプレックスのこと、それでも変わりたいと思ったこと。
そして僕がみんなの前で秘密を明かしたのを見て勇気を出してここに来たことを……
すごいな…不二咲くんは……
大和田「オメーも兄弟もスゲーよ…」
不二咲「え?」
石丸「君は悪くないぞ!君は悪くないんだ!」
不二咲「そうだよぉ!むしろ本当に強いよ!」
大和田「オマエラ……」
苗木「いったでしょ大和田くん」
大和田「兄弟……」
苗木「君も不二咲くんも石丸くんも 強い人なんだって」ニコッ
大和田「あー……すまん兄弟…汗が…目に入って……うぐっ…」
それからみんなで雑談が始まった。
裸の付き合いなんて初めてだったから新鮮だった。
石丸「兄弟!持ち物検査のときは武器を持ち込んではいけないぞ!」
大和田「無駄無駄、忍術で忘れさせられるって!」
苗木「あははっ、忍法忘れろビーム! なんちゃって!」
不二咲「僕もパソコン没収されたくないから…えいっ!忘れろ!忘れろ!忘れろビーム!(あのジェスチャーで)」
苗木「(かわいい)」
石丸「(かわいい)」
大和田「(俺のギアがトップギアになる……)」ビキビキ
何だかんだで長い時間サウナにいたなぁ
もうへとへとだ
大和田「ふう…そろそろあがるか…」
不二咲「ふらふらしてきたしねぇ」
石丸「大丈夫か不二咲の兄弟!おぶろうか!」
苗木「君もフラフラじゃないか まったくもう」
ガラガラ
苗木「さて、水風呂に……!!」
石丸「どうした兄弟…早く入ろうじゃないか」
不二咲「どうしたのぉ…?」
苗木「みんな!水風呂に入っちゃダメだ!」
大和田「どうしたんだ…?」
苗木「まず僕たちはサウナに直行したよね」
大和田「ああ、確かにな 不二咲おめーは?」
不二咲「僕もそのまま直行だったよぉ」
苗木「ところが、この水風呂のまわりは誰かが入ったのかすごく水浸しになっているんだ」
石丸「たしかに…こんなにびしょ濡れではなかったはず しかしそれがなにか問題が?」
苗木「水風呂にワイヤーが仕掛けられている。ものすごく細いけどね」
大和田「なっ!?」
石丸「なんだって?!」
不二咲「わ、ワイヤーが!?」
苗木「多分ふらふらになった僕たちが水風呂に入った瞬間、ところてんみたいにバラバラにしようとしたんだ」
石丸「そ、そんな……」
苗木「かなり綿密に仕掛けられているよ…ちょっと大和田くん、体洗うヘチマ貸して」
不二咲「ヘチマで……」
ゆっくりとヘチマを水風呂に入れていく、
するとヘチマの先端から簡単に裂けていき、ヘチマの残骸が浮かんだ
大和田「うえっ!?」
石丸「こんな風呂にフラフラしたときに入ったりしたら……」
不二咲「で、でもコロシアイのルールだと二人までしか殺せないはずだよぉ?これじゃ4人殺してルール違反だよ」
苗木「それは違うよ。この仕掛けじゃ一人しか殺せない。普通、水風呂はゆっくり入るものだし、まず複数では入らない。 誰かがすぐ近くで順番待ちしてても、目の前にいた人間が死んだら入るわけがない」
石丸「何て卑怯な……」
ガラガラガラ
十神「おい貴様ら!長すぎだ!さっさとまたサウナに入るなり水風呂に入れ」
苗木「十神くん!誰かが僕たちの誰かを殺そうとしていたんだ!」
十神「なんだと…?」
数分後、葉隠くんと江ノ島さんを除いてみんなが大浴場まで来ていた
桑田「おっかねー!下手したらサイコロステーキに… オエッ」
舞園「桑田くんデリカシー無さすぎです!」
霧切「しかしよく気づいたわね苗木くん 」
苗木「うん、水風呂のへりに小さなフックがあったんだ しかもいくつも」
霧切「本当だわ…とても小さいけど」
セレス「しかしフックを打ち付ける音は聞こえませんでしたの?」
不二咲「全く聞こえなかったよぉ ぼうおんされてるんだと思う。サウナのなかにも監視カメラがあるくらいだし」
舞園「………あの、ひとついいですか?」
不二咲「どうしたのぉ?」
舞園「なんで不二咲さんがここに?しかもはだ、裸で!」
しまった!不二咲くんはまだ他のみんなにはバレてなかったんだ!
山田「言われてみれ…ムフォー!ちっぱいが!不二咲千尋殿のちっぱいが!ちっぱいが!ちっぱいが!」ダバダバ
桑田「ブーデー!落ち着け!落ち着け!」(前屈み)
大和田「誤解だ!」
不二咲「そうだよ誤解だよぉ!」
朝日奈「いっ、いったいよってたかって不二咲ちゃんになにを!?」
大神「正直に言えば右ストレートで吹き飛ばす。嘘をついたらまっすぐ行って吹き飛ばす どうする?」
セレス「けだものですわ…風紀委員と暴走族と忍者がよってたかって………
てかB級映画かよ!これはよおおお!」
不二咲「待って!!」
前回のあらすじ
Q なぜ舞園さんは生きていたのか
A
舞園「部屋を交換していただけませんか?」
苗木「不安ならここで一緒に寝ようよ!」
舞園「ななななんですと!」
苗木「当て身」
舞園「ぽょお!?」
苗木「ゴメン舞園さん。君からわずかに殺気を感じたからおとなしくしてて」
(ベットに縛り付けながら)
舞園「どぅふふ…はじめてなのにそんなしばるなんてどぅふふ…」
苗木「打ち所悪かったかな」
前回のあらすじ2
いつの間にか空いていた大浴場のサウナの
水風呂にワイヤーが仕掛けられていた。
誰かがサウナに入っていた4人のうち誰かを殺そうとしていたみたいだ。
しかしサウナに不二咲がいたことのほうが衝撃だったみたいだ。
不二咲「僕実は男なんだ!」(腰にタオル)
桑田「アポ?」
舞園「…ぽよ?」
霧切「……」
セレス「あら」
山田「ほぅ…」キュピーン
腐川「はぁぁあ!?」
朝日奈「なーんだそれならよ……え?」
大神「なん…だと…」
十神「バカなことを言うな 貴様の脳みそもプランクトンになったか?」(腰にタオル)
大和田「嘘だと思うなら不二咲のアレを見ろ」(腰にタオル)
不二咲「大和田くん!?」
石丸「手っ取り早いからな!但し男子のみが確認できる!」(腰にタオル)
苗木「あはは…」(タオル使ってワイヤーのフックはずそうとしてる)
セレス「<●><●>」
男子のみんなは大浴場の隅っこで確認中だ
僕はというとこのフックを外せないかどうか特殊な素材でできたタオルを使い、
試していた
霧切「苗木くん、事件の状況を荒らしてはダメよ あとタオルをまきなさい?」
苗木「え? あ。」
大神「苗木よ…デリカシーがないぞ」
朝日奈「見えないよーさくらちゃん」
舞園「見てはいけませんよ<●><●>」
セレス「ええ<●><●>」
~男子達の反応~
桑田「アホアホアホアホアホアホ!なんだこれ!なんだこれ!」
山田「不二咲千尋殿がでっかく見えるほどのビッグ♂サーベル!」
不二咲「は、はずかしいよぉ」
十神「……………………チクショウ」
十神「チクショオオオオ!」
不二咲「ビクッ」
十神くんが吠えた。
理由は男子みんな知っていた。
いや心で理解していた。
貧富の差、美醜の差、それを遥かに凌駕する男のシンボルの差……
あんな大般若長光見せられたら男の自信なくすよね。
………
……
…
十神「それで、話をもどすぞ。俺たちの中にワイヤーをしかけたやつがいるんだな」
十神くん目元が赤い……
葉隠「マジか!俺はずっとこの食堂にいたからわからなかったべ!」
桑田「そういえばずっと寝てたなこいつ」
苗木「葉隠くんにはアリバイがあるね…他の人も僕たちがいない間何をしていたか教えて?」
セレス「私は舞園さんと大神さんと朝日奈さんとで大富豪をしていましたわ」
大神「イレブンバックがなくて焦ったぞ…」
朝日奈「地方ルールによって違うからねー」
十神「俺は苗木のパンツを自室で調べていた。かなりのながさのワイヤーがしこまれていたな」
桑田「じゃあ『十神がやったんじゃないか?』」
苗木「それは違うよ! 僕のパンツのワイヤーは靴紐並の太さなんだ」
十神「これだ。 多分体を固定するために使うんだろう」
苗木「秘密だよ」(しーっと忍者の印をむすぶ)
十神「いらんことをするな」
舞園「(かわいい)」
セレス「(かわいい)」
舞園「(術は使えないのかしら)」
腐川「わ、私は苗木のパンツを調べてたわ……お湯に浸してそのお湯を飲んだり!」
朝日奈「ええ?!」
十神「俺が命令したんだ」
葉隠「ひでえやつはだべ…」
腐川「私だって十神くんの命令じゃなきゃやらないわよ!」
苗木「それ、90努の熱が加わると睡眠薬を出すんだ」
腐川「はあ!?」
苗木「大丈夫そうだけどね…」
桑田「こえーな…でもなんで十神は風呂に行ったんだ?」
十神「腐川が部屋にいたからな。俺の裸をみせてたまるか」
大和田「一緒にこればよかったのに」
十神「まぬかれてないからな… 」
石丸「あっ…」
十神「途中参加の不二咲はどうだ」ギロッ
不二咲「ぼ、僕はすぐにお風呂の用意をしてから行ったよぅ!」
十神「その途中で『ワイヤーをしかけた』」
苗木「それは違うよ! このワイヤーはそもそもみんなの部屋はない代物だよね霧切さん」
霧切「ええ、念のため苗木くんと私の部屋を調べたけど男女の部屋での違いはシャワールームと工具箱との違いしかないわ」
十神「モノモノマシンで当てたんじゃないか?あれは武器も出てくるからな」
苗木「………多分ね。でも不二咲くんは無実だと思う」
十神「話にならんな。不二咲はグレーだ」
石丸「十神くん!私怨で犯人あつかいはやめたまえ!」
十神「俺がいつ私怨で行動した!」
不二咲「い、いまだよぅ…」
葉隠「?不二咲っちは女湯のサウナにいったんだべ?」
山田「僕は部屋で忍者の同人を構想していましたな 証拠のメモです!」
桑田「字ぃきたねえ!」
苗木「戦乱……スレイヤー…天誅…かな?」
山田「お見事」
葉隠「(無視か……)」
十神「こいつに精密作業は無理だな 桑田、貴様は?」
桑田「部屋に戻ってる途中で江ノ島にあったな」
苗木「江ノ島さんもう平気なの?」
桑田「部屋の戸から頭だけだしてた」
石丸「無理もないな…」
桑田「げっそりしてたからウケ狙いでお前ら3人がサウナにいくって話をしたら笑ってたな」
大和田「変な風に言ってねえだろうな」
桑田「サウナで男同士合体するらしいとしか……アポ?」
石丸「…………」
苗木「下ネタじゃないか」
舞園「最低ですね」
霧切「呆れるわ」
セレス「Eランク」
朝日奈「?組体操じゃないの?」
大神「………そうだな」
桑田「た、ただよ!笑ったと思ったら真顔でありがとうって言って部屋に帰ったぜ!……なんか部屋が花火臭かったな…/」
苗木「そうなんだ…」
桑田「なんだよそのめは!?」
大和田「桑田ぁ、いいこと教えてやる」
大和田「俺たちはホモじゃねえ」
桑田「な、なぐんのか?お、おい石丸!助けて!」
石丸「あー!あー!テステス!耳のテスト中だ!聞こえないな!テステス!」
こうしていくつか気になる点がありつつ、
桑田くんがぼこぼこにされてるのをじっと見ていた
桑田くん、顔に向かってくるパンチは頭突きするといいよ?
頭蓋骨は手の骨より固いから
ピンポンパンポーン
モノクマ「ドーモ、生徒のミナ=サン。モノクマ=学園長です至急体育館に来てください。ゴウランガ!」
わけのわからないアナウンスがなった
アナウンス通り体育館に行ってみると
モノクマが赤い忍者装束を着ていた
顔に装着したマスクには『忍殺』と書かれている
モノクマ「ドーモ、生徒のミナ=サン。モノクマ=学園長です。 早速だけど君たちにボーナスゲームを用意したよ!」
葉隠「なんだべ?クイズに正解したら出してくれるとか?」
モノクマ「違うよ!それより簡単!コロシアイよりも!これをクリアしたら外に出られる!」
どういう風の吹き回しだろう?
コロシアイがみたいモノクマが、外に出られるゲームを用意した?
朝日奈「それをクリアしたら外に出られるの!?」
モノクマ「もちろんさ!」
大神「(なにをかんがえている…)」
モノクマ「簡単だよ?苗木誠くんを殺した人は学級裁判なしで卒業できまーす!」
前回のあらすじとお詫び
モノクマ「最初から大浴場があいてたりするけどきにしないでね。動かしづらくて仕方ないのさ」
僕たちはワイヤーを仕掛けたのは誰か話し合いをしたが、結局わからずじまいだった。
強いて言うなら江ノ島さんは部屋に閉じ籠りきりだということくらい。
大丈夫かな…
そしてモノクマが新しいルールを追加した。
それは僕を殺した人は卒業できると言う、最悪なルールだった。
桑田「は、ハァ!?っつーか学級裁判ってなんだよ!」
モノクマ「アッ、ハイ。僕としたことが学級裁判のことを言い忘れていたうっかりしてたなあ」
モノクマは学級裁判のことについて話始める。
コロシアイが起きたときみんなで推理をして犯人だと思った人に投票し、
正解ならした人が死ぬ。しかし外れたら犯人だけ生き残る。
なんて悪趣味なんだ…
舞園さんは顔を真っ青にしていた。
モノクマ「しかし、まさか忍者が生徒の中に紛れていたとは!忍者に妻子を殺された僕は、忍者撲滅を誓ったのだ」
絶対嘘だ。
山田「そもそもロボットですしおすし」
モノクマ「だからざんねんなことに苗木くん。 死んでらえるかな」
苗木「冗談じゃないよ!」
葉隠「それに苗木っちにはオーガ以外勝ち目ないべ!」
朝日奈「葉隠!そういう問題じゃないでしょ!」
僕はそのときモノクマの顔が『待ってました』という顔をしているように見えた。
ひどく笑っている。
モノクマ「ぶっひゃっひゃっひゃ!そんな君たちにプレゼントだあ!」
モノクマがポイポイと僕以外のみんなに何か箱のようなものを投げ渡した。
何となく中身は想像できる。
桑田「な、なんだよこれ。(パカッ)ひぃ!こ、こ、これって!」
セレス「あら懐かしい。 拳銃ですわね」
みんな箱の中身を見てざわついている。
それはそうだ。拳銃なんてテレビでしか見たことないのが普通だ。
セレスさんは……場数踏んでるからかなあ?
モノクマ「いくら忍者でも拳銃より早く走れないよね!漫画じゃないし!下手な鉄砲数打ちゃ当たるしいけるいける!」
朝日奈「ほ、ほ、ほんもの……?」
モノクマ「タマはぬいてるけどみんなの部屋に配っておいたよ!よかったね!」
大神「ゲスな……!」
葉隠「な、なぁオーガ俺っちの銃と交換しないっぺか?女の子にそんなごつい銃は」
大神「ぬん!(ぐにゃ)我にこのようなもの必要ない。銃身が曲がっているがほしいか?」
葉隠「い、いらないっぺ」
モノクマ「苗木くんが死ぬまで貸してあげるよ。コロシアイ学園生活じゃばれちゃうからね銃声とかで」
苗木「どこまでもみんなの心をバカにすることを…!」
モノクマ「忍者に人権なんてないよ!うぷぷぷ」
………
……
…
一度みんなで食堂に戻った。
十神くんは部屋に帰りたがっていたが、大和田くんと石丸くんが力づくでつれてきた。
苗木「……」
舞園「……」
山田「……」
空気が重い
当たり前だ、拳銃なんて渡されたんだ。
どんなにかっこよくても人殺しの道具を渡されたから当たり前だ。
石丸くんはさっきから銃とにらめっこしている。
意外なことに汗一つかかずに腕を組んで何やら考え事をしている。
大和田くんは銃をほっぽいていすによっかかって眠っている。
不二咲くんは手のひらにすっぽり入りそうなデリンジャーをしかめ面で見続けていた。
そして僕の方を向いてにっこりと天使のような笑みを浮かべ、
不二咲「苗木くん」
銃を僕の方へ投げてよこした。
苗木「え、ふ、不二咲くん?」
石丸「こっちをむきたまえ!」
石丸くんの方を向くと石丸くんが銃を投げてよこした。
無言で、親指を上げて笑みを浮かべている。
苗木「えと、その」
足元に銃が滑ってやってきた。
大和田くんが卦ってよこしたのだ。
桑田「は、はぁ!?何アホなことしてんだよ!?」
不二咲「なんでかなぁタマは入ってないんだよ?」
山田「だ、だけど銃を…」
石丸「ハッキリ言うと銃は好かん!それに兄弟を売ってまで外に出たいとは思わない!」
葉隠「で、でもなんで苗木っちにわた」
×卦って
○蹴って
大和田「うるせえ!ピーピーわめ」
石丸「ピーピーわめくんじゃねえええ!ダブり野郎ぉおお!俺達と兄弟の絆の証明だああああ!」
葉隠「ひっ!石丸っちがグレたべ!」
大和田「俺の台詞とんなよ、兄弟。だが百点満点だ」
苗木「不二咲くん、石丸くん、大和田くん……」
十神「バカなやつらだ。マーダーライセンスを与えられて自ら放棄なんてな。」
朝日奈「うっさいかませ眼鏡!あー!もう!決めた!苗木っ!私のもあげるよ!」
苗木「朝日奈さん…」
十神「か、かませだと!?」
朝日奈「こんなもので、人を殺したら外に出てもまともな生活後れないと思うんだ!っていうか人殺しなんて嫌だよ!」ポイッ
十神「貴様ら……」
霧切「モノクマも考えたものね。このルールはコロシアイが起きやすくするルールだわ」
苗木「えっ?」
霧切「まず苗木くんを狙って競い会うことでみんなの理性が麻痺する。その過程でコロシアイが起きるかも…
さらに苗木くんがもし殺されたら、先に出た1名に対して嫉妬と外に出たくなる欲求を高まり、
コロシアイが起きやすくなる。そして苗木くんの味方につく人がいたとしてその人たちとそうでない人が、対立する…… 」
セレス「どちらにせよ疑心暗鬼を煽れますわね…」
山田「えげつないですぞ…」
霧切「苗木くん、私は銃を持っていてもいいかしら?」
舞園「じ、自分で言っておいてなにいってるんですか!」
霧切「身を守る道具はあっても損はしないわ。それに水風呂のワイヤーの件からして… 」
桑田「ここでワイヤー関係してくるのか?」
霧切「内通者がいるかもしれないわ」
桑田「ハァ!?」
大神「……………」
霧切「あのワイヤー、なにかの部品とかそういうものでないとしたら間違いなく黒幕が内通者に渡したものよ。そしてコロシアイを行わせようとした。焦っているのかもしれないわね。コロシアイが始まらないから。」
山田「ぼぼぼくじゃありませんぞ!」
桑田「ブーデーは無理だろ……お、俺も違うぞ!」
苗木「落ち着いて!これじゃやつの思う壺だよ!」
腐川「あ、あんたが混乱の原因じゃないの……ヒッ!近づいたらう、射つわよ!」ガタガタ
霧切「どのみち銃は殺されそうになったときの護身にはなるわ。私は殺さずに相手を銃で制圧できる訓練をしたことがあるし」
十神「俺もだ。だが、トカレフなんぞ貴様にくれてやる」
苗木「十神くん…」
セレス「私は失礼ですが護身として持っておきますわ。こめかみに当てたことならありますもの」
舞園「わ、わたしは……な、苗木くんを信じます!」ポイッ
苗木「舞園さん…ありがとう」
舞園「アイドルの武器は歌と躍りですから!でも…守ってくださいね優しい忍者さん」
桑田「くぁー!羨ましいやつだなてめえ!そんなら俺の武器はギターと歌だ!」ポイッ
苗木「あはは…ボールとバットじゃないんだ…」
葉隠「俺っちは持つべ……ででも苗木っちにはかないそうにないべ…」
山田「僕も護身用で…」
大和田「まあ、ケンカなれしてないやつは持ってて問題ないだろ。」
大神「苗木よ……お前を狙おうというものは……一人も……いない…ぞ」
朝日奈「さ、さくらちゃん?具合悪いの?」
さくら「なんでもない」
苗木「みんな…ありがとう。なんだか気が楽になったよ…」ポロポロ…
舞園「苗木くん!?」
苗木「あれ…気が抜けたのかな…涙が止まらないや」
葉隠「苗木っち……」
大和田「俺たちはお前を売ったりしねえ」
不二咲「友達だからねぇ!」
苗木「ありがとう…ありがとう…」
霧切「(かわいい)」
舞園「(添い寝したい)」
セレス「(男と女のロシアンルーレットしたい)」
朝日奈「(忍者もやっぱり人間なんだなあ)」
大神「(すまぬ…苗木よ…)」
十神「さて、俺は部屋に戻るぞ」
苗木「チラ う、うん…もう解散しよう」
みんなそれぞれ部屋に戻っていった。
僕の部屋まで不二咲くんと大和田くんと石丸くんがついてきてくれた
苗木「そうだ、三人とも」
三人「?」
………
……
…
江ノ島盾子の部屋
ベッドを扉に立て掛け開けられないようにして、私は『手入れをしていた』
はじめはショックだったがあの槍は誤作動だったらしい。安心した。
それに苗木くんが忍者だと知ってから私の役割が増えた。トラップしかけたり。
新しいルールのことは聞いていたので、
今こうして万全の体勢で行くため準備をしている……チッ
江ノ島「盾子ちゃん」
モノクマ「どったのお姉ちゃん険しい顔して」
江ノ島「この銃、動作不良するよ。新しいのと取り替えて。」
モノクマ「はいはーい」
江ノ島「あとuzi使いたいけどダメ?片手で持てるマシンガンだけど」
モノクマ「あー、絶望たちに渡して…」
江ノ島「もったいないよ、それに彼らの活動範囲は野外だからAK……普通のマシンガンにしたほうがいい。 あとは催涙ガスとマスクも」
モノクマ「ちょっとちょっと注文多すぎ」
江ノ島「これでも足りないくらい。ましてや室内だし」
モノクマ「そもそも忍者と戦ったことあんの?」
江ノ島「ないからわかんない」
モノクマ「ですよねー けどさあ、苗木くんが相手だよ手を抜くとか」
江ノ島「ない。なぜならそれだけの価値がある相手だし、全力で相手してそして……」
モノクマ「目、目が怖いよ」
江ノ島「………穴をふさいできれいに保っていつも一緒にいてもらうの…だめ…想像したら…たまらないっ…」
モノクマ「違う方向に残念だなあうぷぷぷ」
モノクマ「まあきたいしてるから頑張ってよ、なんなら苗木を瀕死にしてこっちにひきよせたりとかさ」
江ノ島「ブツブツナイフは…ブツブツいや…しかし…」
モノクマ「だめだこりゃそんじゃまたね」
盾子ちゃんにうそをついた
私はフェンリルに入ったばかりの時に
忍者と殺しあったことがある。
………
……
…
ガチャガチャ
苗木「ふうー、全部分解できた。全部本物か」
もらった銃をすべて解体した。
本物かどうかの確認と、他に異常はないか点検していた。
あとから大和田くんたちが弾薬を持ってきてくれた。
これも本物だった。
モノクマも詰めが甘いな。弾丸を渡すなんて。
ドンドン!
僕は天井に張り付いた。
苗木「誰だ!」
十神「苗木の分際で誰だとはなんだ!いいから開けろ!」
苗木「十神くん!?」
ドアの死角に隠れて鍵を開ける
十神「苗…どこだ!」
死角から十神くんをみたら…
なぜか腰にタオル巻いて半裸だった
苗木「十神くん…」
十神「なんだ!そこにいたのか!」
苗木「僕確かに※房中術できるけどやめてよ…」
十神「勘違いするな……なに?おいちょっとまて」
苗木「冗談だよ。それでどうしたの」
※セックス術
十神「俺の部屋のシャワーが壊れたのか知らんが熱湯が出た!」
苗木「うわっ赤くなってる!」
十神「修理しろ!こい!」
苗木「えー」
ぐいぐい
苗木「ひっぱらないでよ!へっ…へっ…」
苗木「ぶぁっくしょい!ぶぁっくしょい!ぶぁっくしょい!」
十神「唾を飛ばすな!」
十神の部屋
十神「俺は着替える!」
苗木「はいはい…」ガチャ
苗木「うわあ熱気むんむんだ…シャワーノズルは異常なしあっ、ねじはずさな……ねえ、十神くん」
十神「どうした」
苗木「降参だよ」
十神「両手をあげろ。」
苗木「スッ やっぱり持ってたんだね、もう一丁の銃を」
十神「ほう、なぜわかった」
苗木「今思い出したんだ。きみがいってたじゃないか」
~回想~
十神「モノモノマシンで当てたんじゃないか?あれは武器も出てくるからな」
~回想終わり~
苗木「ね?」
十神「くくく、そうだな」
十神「それで、どうする?飛んで逃げるか?この至近距離をどう逃げる」
苗木「どうしようか…」
十神「逃げることができても銃にはかなうまい。俺の腕前は百発百中だ」
苗木「すごいな……生きてる的ならね」
十神「フン、もういいか?」
苗木「ねえ、十神くん。遺言をお願いしたいんだ いいよね」
十神「3分だけ待ってやる」
苗木「僕の家族も忍者だからさ。多分外の世界でも生きているんだ、だからさ、僕は最後まで信念を通して生きたって伝えてほしいんだ」
十神「見つけられたらな」
苗木「あと、心残りがあるんだ。中学に上がる前に偵察任務で行ったチェチェンの内戦で出会った女の子がいたんだ。」
十神「だからどうした」
苗木「すごい子でね、ボロボロになっても一人で戦ってたんだ。でも、死にかけたところを僕が救って…」
十神「それからどうした」
苗木「極寒の地で二人寄り添って暖をとって…」
十神「ほうほう」
苗木「十神くん、気づいてないの?」
十神「は?」
大和田「それなら!教えてやるよ!」
十神「大和田!?くっ!」チャキッ!
苗木「それが命取りだよ!」
足で大和田くんに向けられた銃を蹴り飛ばす、
大和田くんの啖呵で硬直した十神くんは簡単に吹っ飛んだ
石丸「無事か兄弟!十神くん!観念したまえ!」
不二咲「助けにきたよぅ!」
十神「バカな…どうやってこいつらに伝えた!」
苗木「簡単だよ くしゃみだ」
十神「くしゃみ…ハッ!」
十神「あのときの、ばかでかいくしゃみか!」
不二咲「それだけじゃないよぅ」
不二咲さんは僕が撒いたあれを持っていた
十神「なんだそれは…?」
苗木「五色米だよ。忍具の一つでね、仲間との連絡用の道具だよ」
~回想~
苗木「何かあったらこの五色米を撒いて僕がどこに行ったかわかるようにしておくよ」
石丸「ヘンゼルとグレーテルみたいにだな!」
苗木「ちなみに、なにか事件があったらでっかいくしゃみを三回してみるからね。こんなふぶぁっくしょい!ぶぁっくしょい!ぶぁっくしょい!」
不二咲「ぎゃあ!?お、大きいなあ…」
苗木「そして事件を起こしそうな人が一人いるんだ……それは……」
苗木「ということだよ…十神くん」
大和田「さぁてお仕置きだぜ十神ぃ!」
十神「なんだ?俺を殺すか?いいだろうやってみろ校則違反になるぞ?今やったらな!」
石丸「腰にタオル一枚でカッコつけても意味がないぞ!」
不二咲「とりあえずどうしようか…」
苗木「どうしよう……ん?」カチャカチャ
十神「どんな辱しめも無意味だ!」
5分後
十神「殺すなら殺せー!」
十神くんは亀甲縛りをされた状態で食堂に連れてこられた
え?全裸で?
山田「まさか十神白夜殿が苗木誠殿を殺そうとしていたなんて……それにしてもすごい格好だ」
セレス「駆け引きに負けたなんて恥ずかしいですわね…ところでどなたがこの縛りを」
苗木「僕がやったよ」
セレス「まあ」
葉隠「な、苗木っちは超高校級のSM 嬢だべ!?」
霧切「捕縛術も一流なのね…」
舞園「……うへへ」
朝日奈「亀甲縛りってなに?」
大神「言えぬ、見せぬ、教えぬ」
>>94
苗木「腰にタオルまいたうえからきゅっとね」
苗木「十神くんは自ら犠牲になったんだよ」
大和田「?どういうことだ?」
苗木「これ、十神くんがつかってた銃だよ」
山田「黄金銃…乳首が3つついてる人が使いそうですな」
石丸「モノモノマシンで当てたのだな!」
霧切「武器も出るのね…でもその銃」
苗木「うん、マガジンが入ってないんだ」
大和田「?どういうことだ?」
苗木「弾を込めるパーツをわざと抜いてたんだよ ホラ」
石丸「本当だ…しかしなぜ」
苗木「僕の実力を試したんだよきっと…そうだよね十神くん…」
十神「当たり前だ!あといい加減縄をとけ!」
十神「こいつの実力が本物かどうか俺は試してみたのだ。命乞いどころか仲間を用いて抗うなんてな。
真の実力を、あのようにして隠すなんでなかなかの狸だな」
霧切「それは違うわ、苗木くんはみんなで協力することの強さを他人を信じないあなたに示したのよ」
十神「ふん…おいまだか苗木」
苗木「ちょっと待ってよ下手したらしたが見えるよ」
桑田「ともかく苗木に手を出したらこうなんのか?」
苗木「まさか……もっとひどいことしたりして」
葉隠「な、苗木っち!目が怖いべ!」
セレス「(狂った老人を麻雀で協力して倒したあの人のような目ですわ)」
山田「抑止力の行使ですな…」
舞園「(あれ?苗木くんを襲っていたら私得なことになってた…?)」
石丸「そしてみんなで力を会わせれば黒幕なんか怖くないのだ!」
大和田「そういうこった!」
なんとかみんなにあのルールの無駄ぶりを伝えることができてよかった。
これも十神くんのお陰だ……
十神の部屋
十神「まったく…苗木め…」
机の引き出しを開けるとそこには弾の込められたマガジンと、
ごめんねと書かれたメモだった
十神「屈辱は必ず返す!そのためにはまず黒幕を殺す!」
………
……
…
江ノ島盾子の部屋
モノクマ「はあ?二階を開放しろ?」
江ノ島「苗木くんと戦うには狭すぎる。トラップも仕掛けづらい。だから二階まで開放してほしいの」もぐもぐ
モノクマ「別にいいけどさあ、他に必要なものは?」
江ノ島「クレイモヤと防刃チョッキと指向性散弾」
モノクマ「張り切りまくりだねえ」
江ノ島「決着をつけないと。忍者と軍人どちらが強いか」
モノクマ「意地だねえ ここまで来ると戦力差ありすぎてかわいそうだね!」
江ノ島「あと盾子ちゃん、苗木くんの部屋は湿気増やしておいて」
モノクマ「なんで?」
江ノ島「多分弾丸の火薬から炸裂弾とか作ってると思うの」
モノクマ「なるほどぉ、ああうっかりした弾薬にはそんな使い道があったか」
江ノ島「そうすればこちらが有利になる」
モノクマ「ねー、ホントに残姉ちゃんだよね?」
江ノ島「今の私は江ノ島盾子ちゃあああん!……似てた?」
モノクマ「絶望した帰れ」
江ノ島「やった!」
うーん、なんだか寝付けないや。
まだ、20時だから仕方ないか…
苗木「暇を潰しにどこか行ってみるか」
視聴覚室
苗木「誰かいる…?」
江ノ島「………」
苗木「江ノ島さんだ…しかもあのアニメ見てる…」
♪~ むせる
苗木「江ノ島さん…?」
江ノ島「あ、苗木じゃーんあんたも見る?ボトムズ」
苗木「渋いね……確かに面白いけど」
江ノ島「ちょうどさいしゅうかいだけど」
苗木「ははは…」
江ノ島「あの、さ」
苗木「ん?」
江ノ島「助けてくれて…あんがと」
苗木「ううん、江ノ島さんが無事でよかった」
江ノ島「謙遜すんなってー!」
苗木「江ノ島さん!?顔が近いよ!」
江ノ島「近くしてんのよ」
苗木「も、もうアニメ終るよ!」
江ノ島「あ、やべ」
苗木「このあとを考えたら悲しいよね…」
江ノ島「そうかな?だって寿命が少なくても愛する人と一緒なら幸せっしょ」
苗木「そうだね…」
江ノ島「さてっと、そろそろかえりますかね」
苗木「アニメしまわないでいいの?」
江ノ島「モノクマが片づけるってさ」
苗木「へー…あと江ノ島さん」
江ノ島「なに?」
苗木「その…花火みたいな臭いがするよ?」
江ノ島「は?なんでさ?」
苗木「いや、ごめん勘違いだった」
江ノ島「いっくら忍者でもガンパウダーの臭いと乙女の香り間違わないって」
苗木「はは…じゃ、じゃあね!げんきそうでよかった」
江ノ島「またねー」
苗木「…………」
桑田「た、ただよ!笑ったと思ったら真顔でありがとうって言って部屋に帰ったぜ!……なんか部屋が花火臭かったな…」
江ノ島「いっくら忍者でもガンパウダーの臭いと乙女の香り間違わないって」
苗木「まさか江ノ島さん……いや、今日は寝よう」
この残姉は赫奕たる異端を知っているのかな……
ほぼ初めてこんなプロい残姉みた気がする
>>113
江ノ島「変にハッピーにするとボトムズっぽくないから、あれはあれでルートの一つだと思うの。」
モノクマ「さいですか」
江ノ島「なにげにSDボトムズとかそういうギャグ系やってなかったりする。
それがボトムズ。マシンロボですら髪型気にするロムの話があるのに。」
モノクマ「残姉ちゃん山田にすすめられてはまったんだよね」
翌朝
葉隠「苗木っち、朝から何作ってるんだべ」
苗木「あ、葉隠くんその赤いのさわらないでね」
葉隠「ど、どくか?」
苗木「違うよ、唐辛子に胡椒にその他辛いものを混ぜたやつだよ」
葉隠「なんでまた?」
苗木「目潰しに使ったり武器に塗ることで相手に辛さの刺激でハレさせたり」
葉隠「家庭で作れる毒物こえーべ…」
モノクマ「こらー!食べ物を粗末にしちゃだめだよ!これだからゆとりは!」
苗木「いいじゃないか、こっちは狙われてる身なんだしこれくらい。あ、あと僕の部屋の加湿器あれなに?停止できないし」
モノクマ「潤いが足りないと思ってサービスしました!」
苗木「女子たちの部屋にもプレゼントしてあげればいいのに。不自由はさせないんでしょ?」
モノクマ「優しい忍者に心揺らぎそう……揺らがないけどね!」
苗木「(お陰で薬が作りにくいんだよ……梅雨並のじめじめだよ)」
江ノ島「おーす、久しぶりー腹へったー」
朝日奈「江ノ島ちゃん!もう大丈夫なの?」
江ノ島「立ち直った立ち直った 」
石丸「久しぶりにみんな揃ったな!」
セレス「そうですわね ゴクッ ブーッ!!」
大和田「うわっきたねえ!」
セレス「おいコラ豚ァ!なんでロイヤルミルクティーが辛いんだあぁ!?」
山田「アイエエ!いつもの茶葉つかったはずですぞ!」
苗木「あ!ごめん!空の缶に唐辛子の粉入れてたんだ!」
山田「あ、なーる…ブヒィ!」
セレス「気づけよ!」
モノクマ「いいことおもいついたランダムで水道からキムチの汁が」
桑田「ぜってーやんなよ!」
モノクマ「あ、そうそう 君らがいつまでたってもコロシアイしないから二階を開放したよ」
苗木「なんでわざわざ範囲を広げたのさ」
モノクマ「それはね、行動範囲が増えたことで多種多様なコロシアイのキカイが増やせるからさ。」
十神「プールに沈めたりとかな」
朝日奈「えっ!プールがつかえるの!やった!」
大神「朝日奈よ、我が同行しよう」
十神「そうだな、すいとんの術を使われて死なないようにな」
舞園「十神くん」
大和田「テメエ!」
苗木「十神くん、すいとんの術は本当は水の上を走ったり、水音をわざとたてて気を引いたりするような戦いには関係ない術なんだけど……」
十神「…………冗談に決まっているだろ」
江ノ島「ぎゃっはっはっは!無知乙!あっはっはっ!」
十神「黙れアバズレ!」
石丸「十神くん、何て失礼なことを!」
大神「モテぬぞ」
腐川「まったく……十神くんにアバズレだなんて言われたら…おか、おかしくなりそう~」
桑田「こっちはこっちであぶねーな…」
腐川「ふふっふふっふぇ… ふえっくしょおおおい!」
江ノ島「…!」ダッ!
苗木「江ノ島さん…?」
モノクマ「トイレかな?そうそうみんな グッドラック!」
不二咲「え?」
???「イヤッフォォォォ!お待たせしましたしょくぅうん!いやー液晶の前のみんなー …お待たせえいやっはははは!」
苗木「え!?」
舞園「はい!?」
桑田「アポォ!」
山田「な、なにごとですかな!?」
不二咲「腐川さんが!」
葉隠「正気を失ったべ!」
大和田「ついに"キレ"ちまったのか…?」
石丸「ま、まるで性格が変わったみたいだ!」
朝日奈「思いっきり変わってるよ!」
セレス「昔勝った嘘を突き通すゲームでもこんな方がいましたわね」
霧切「どうしたの腐川さん」
大神「皆下がれ、妙な殺気を感じる」
???「あーん?みんなドン引きすぎじゃね?しかたねーよなぁー!この『ジェノサイダー翔』は『超高校級の殺人鬼』ですしー?」
みんな「はぁ!?」
苗木「ど、どういうことだ!腐川さんは?」
ジェノ「あー?まこちん何回も邪魔してくるくせにまだわからないのかー?」
霧切「(何回も……?)」
ジェノ「二重人格だよぉ~ ビリーミリガン知らね?あれと同じ」
朝日奈「ジェノサイダー翔って都市伝説じゃなかったの!?」
ジェノ「本人が目の前にいんじゃん 証拠にイケメン殺すか?」(シャキーン)
桑田「や、やべえ!狙われる!」
葉隠「オーガ助けて!」
大神「葉隠よ……鏡を見よ」
十神「落ち着け、ジェノサイダー翔を騙った二重人格かもしれ」
ヒュッ スパッ
苗木「十神くん!」
十神「きさま…」
ジェノ「あー、めんどくせえ せっかく自己紹介したのに否定されちゃったからあ…早速逝ってみよう!ぱあぁぁぁりぃ!」
セレス「まずいですわね」
霧切「行きなさい、苗木くん」
苗木「う、うん!」
霧切「(ジェノサイダー翔は苗木くんと面識がある…?しかし苗木くんはジェノサイダー翔とは面識がない…何故?)」
苗木「やめなよ腐川さん!」ガシッ
ジェノ「じゃーまーすーんな!」
ガキンッ!!
苗木「くない並に固いハサミなんて…」
ジェノ「特注だしー 早く切り刻みたぁい」
大神「手を貸すぞ苗木よ」
苗木「大神さんはみんなを守って!僕が食い止める!」
大神「しかし……」
苗木「僕は大丈夫!プッ!」
ジェノ「また針を飛ばしてきた!えんがちょ!」
大神「(つばぜり合いからの含み針…なれているな…)」
葉隠「う…うう…」チャキ
大神「葉隠!なにをする気だ!」
葉隠「援護射撃だべ!」
霧切「やめなさい、相手は確かに殺人鬼だけど殺していいって訳ではないわ。」
葉隠「け、けど…」
十神「素人が銃を扱えるわけがないだろ。それに苗木を撃ってしまったらどうする」
葉隠「うぅ……」
朝日奈「苗木を信じよう…?」
ジェノ「あーもうまこちんのおかげで最近殺してないからさああ!スペシャルコースプレゼントしてやるよ!」
苗木「初対面だってば! この!」ゲシッ!
桑田「顔に蹴りが入ったな」
大神「かかとから押し込んだな……体重をかけたか」
寝落ちかな?
>>128
スマヌスマヌ
ジェノ「いやんいい蹴り!これ歯が一本折れましたねー」
苗木「え!?ご、ごめん!」
ジェノ「隙アリィ!お腹ぁ!」
ドスッ!!
苗木「うぐっ…」
霧切「っ…!」
大和田「兄弟!野郎ぉお!」
ジェノ「ぎゃっはっはっは!あれー貫けませんぞー?」
苗木「かたびら入りだからね」
ガシッ
ジェノ「おやつかまった」
ドスッ!!
ジェノ「ぐえ………」グッタリ
苗木「ふう……みんなー、もう大丈夫だよ」
十神「遅いぞ馬鹿者」
大和田「助けられたんだから礼くらい言えバーカ」
舞園「苗木くん、お腹大丈夫ですか?」
苗木「着込んでたから平気だよ」
大神「(苗木の実力は本物だな…ならば…)苗木よ、頼みがある」
苗木「大神さん?」
大神「我と手合わせしてくれないか」
朝日奈「さくらちゃん!?」
苗木「えー…けどその…(大神さんの目…なにかを伝えようとしているな…)わかったよ」
大神さんとの手合わせは体育館で夜にすることになった
さて…どうしようかな
苗木「あ、不二咲く不二咲「カタカタカタカタカタカタカタカタ…あ、苗木くん!」
不二咲「モノクマが二階を開放したお陰で久々にパソコンに触れたよぉ。このパソコンでなにかできるといいなと思ってプログラミングしてたんだぁ」
苗木「すごいや!データ破壊(物理)やデータ回収しかしたことない僕じゃ理解できないくらい!」
不二咲「えへへ ん?データ回収…?
」
苗木「『リンゴの会社』に潜入してそのデータを『キノコの会社』に渡して、キノコがリンゴに対応できるための準備をしたりね」
不二咲「それって」
苗木「他言無用だよ?」
不二咲「ところで大神さんと手合わせするって?」
苗木「うん、体がなまったから僕に手合わせしてほしいんだって(表向きは)」
不二咲「へぇー 大丈夫?」
苗木「まともにくらったら大変だと思う…はは…」
不二咲「怪我しちゃダメだよ?そういえば更衣室がトレーニングルームになってたんだってぇ。そこで運動したらいいんじゃないかな」
苗木「なるほど…行ってみるよ」
トレーニングルームか…
トレーニングルームに向かっている途中、プールで朝日奈さんと大神さんに会った
二人ともすごいシルエットだな…
(特に大神さん)
朝日奈「あっ!苗木!一緒に泳がない?」
苗木「え?一緒に?」
朝日奈「すいとんのじゅつを見てみたいの!」
大神「朝日奈よ…あくまでも早く泳ぐ術ではないらしいぞ…」
苗木「うん、潜水して5分耐えたり水深60mまでもぐったりとかね。着衣水泳もできるよ」
朝日奈「ちゃんと練習したらスイマーになれるよ!」
苗木「目立ったら忍者を廃業しなきゃははは」
苗木「トレーニングルームに行ってから
でもいいかな?」
朝日奈「いいよー、あっ鍵は生徒手帳で空くからね」
苗木「うん、わかった」
トレーニングルームで一通り体を鍛えた。
身体中音がしたからなまってたんだなあと改めて感じる
苗木「次は水泳かー 朝日奈さんどれくらい早いんだろ」
ガチャ
苗木「あれ?江ノ島さん」
江ノ島「苗木じゃん、貧弱解消のために頑張ってたの?」ジロジロ
苗木「そ、そんなに見ないでよ」
江ノ島「いいじゃん別にー」
江ノ島「忍者なのに傷一つないっておかしくない?」
苗木「残らない秘訣があるんだよ」
江ノ島「本当に傷一つないだけだったりして」
苗木「それは違うよ」
やたらと江ノ島さんが僕の体について聞いてくる
やっぱりどこか違和感があるな…
江ノ島「んじゃ、あたしもトレーニングしてくるよ んじゃね」
苗木「うん、無理しないでね」
バタン
江ノ島「苗木くんの体きれいだったなあぁぁ…よくよくみたらひきしまってて、傷一つなくて。あの、あの体を……えへへっ」
ガッシャンガッシャン!
モノクマ「100kgのダンベルを軽々と…
って言うかあの恍惚顔が私の顔にすげえ似てて絶望的です…」
朝日奈さんたちと水泳を楽しんだ。
入る前に水面を歩くやり方を教えたら何度もチャレンジしてたなあ朝日奈さん。
大神さんは素でできてた。
僕ですら浮いた小枝や竹使って歩くのに。
大神「右足が沈む前に左を…」
苗木「ははは…」
大神「それよりも今宵は頼むぞ苗木よ」
苗木「う、うん」
大神「我はけじめをつけねばならぬ」
苗木「けじめ…?」
朝日奈「ま、まさか…………告白?」
苗木「え」
大神「……フフ、違うぞ」
大神「では、またな」
苗木「う、うん」
ガチャ
江ノ島「ふぅぅぅ…」
朝日奈「あれっ!?江ノ島ちゃん!(部屋の中あっつ!?)」
大神「ぬ…(100キロのダンベル……おかしい、我は定位置に片付けたはず……まさか…)」
江ノ島「ありゃ?もう終わり?」
大神「ああ…」
朝日奈「あせびっしょりだよ!?」
江ノ島「太っちゃてさー腹筋とかしてた」
大神「江ノ島よ…100キロのダンベルはどうやって持ち込んだ?」
朝日奈「ほんとだ!でも持ってこられるはずないから…片付け忘れたんじゃない?」
大神「それはちがうぞ、我は確かに片付けた」
江ノ島「あー、それなんか落ちてたし、腹筋の重石にしてたんだよ転がしてきた」
大神「そうか…(だとしても100キロのものを?まさか…"こやつが"……)」
ぐー
朝日奈「お腹すいたあ~早く着替えよ!」
大神「…そうだな」
江ノ島「アタシはしばらくやすんでるよ」
大神「ああ…」
モノクマ「ちょっとちょっと!残念発動した!?怪しまれてんじゃん!」
江ノ島「ご、ごめん…」
モノクマ「バレるのも時間の問題だよ!どうす」
江ノ島「彼女が内通者だと言うことをバラす」
モノクマ「しかたないなぁ!なにか動機を……あれ?」
江ノ島「彼女が私のことを言う前に内通者だとばらせば、彼女の発言力はなくなる。
むしろ彼女に恐怖して誰かがなんらか の手で殺しにかかるかも」
モノクマ「…………うぷぷ!うぷぷぷ!」
江ノ島「私のわがままの邪魔はさせないもん。」にっこり
モノクマ「ハァハァ……残姉のくせに絶望のフルコースを振る舞うなんて……
いつもそんな感じでいてほしいくらいだよ!うぷぷぷ!ではさっそく」
『みなさん、ハァハァ…体育館に…ハァハァ…お越しくださいハァハァはやく!』
様子がおかしいモノクマに呼ばれて体育館にみんなやってきた
変なダンス踊ってた
モノクマ「興奮のあまり出しちゃいけない液体を盛大に漏らしてパンツをダメにしてしまいましたハァハァ…」
葉隠「き、きょうはひときわおかしいべ」
十神「なんのつもりだ。そんなダンスを見せるために呼んだのか」
モノクマ「失礼な!このダンスはエロカワイイ僕の自信作だよ」
山田「抜けませぬぞ」
モノクマ「朝日奈さんや舞園さんが踊ったら似合いそうだよ」
桑田「その意見に賛成だぜ!」
朝日奈「うえーん!あんなのやだよー!」
大神「案ずるな朝日奈よ、我がさせぬ」
あはは…大神さんはすっかり保護者だね
桑田くん、舞園さんがすごいにらんでるよ
セレス「苗木くん。私があれを踊ったら雇われてくれますか」
江ノ島「ないわー、絶対ないわ。絶望視だわ」
セレス「冗談ですわ(嘘ですが)」
江ノ島さんもこわい…
しかしいったいモノクマは何を
モノクマ「ところで大神さん、いつコロシアイすんの?」
え?
みんなの目が点になる
大神さんなんて驚いた顔をしている。
モノクマ「発表します!実は大神さくらさんは僕の内通者なのです!」
朝日奈「え……嘘だよね?さくらちゃん、そんなことないよね…?」
大神「………」
十神「朝日奈、即答しないと言うことは」
朝日奈「うるさい!」
葉隠「お、オーガが…内通者…こ、ころされるべ!」
石丸「落ち着くんだ葉隠くん!!落ち着け!」
山田「ひぃぃナンマンダブナンマンダブ…」
腐川「に、にげなきゃ…誰か縄ほどいてよ!」
大和田「あいつのことだから理由があるはずだ」
不二咲「そ、そうだよ!」
苗木「大神さん…伝えようとしたことって…」
大神「……そうだ」
桑田「ど、どういうことだ!苗木ぃ!あいつが内通者って知ってたのか!」
舞園「それは違いますよ!苗木くんは彼女からは伝えたいことがあるって言われただけです!」
朝日奈「嘘だよ…絶対嘘だよ…!」
江ノ島「脅されて仕方なくなんじゃね?アタシ頭いいー」
朝日奈「そうだよ!そうにきまってる!」
江ノ島「はぁ…もっともアタシたちの命とその内容が天秤にかけられたわけで」
朝日奈「え?」
江ノ島「守る守る言って裏ではどうやって殺そうかと算段して」
朝日奈「あんたぁぁぁ!」
モノクマ「うぷぷぷ!ぎゃあっはっはっはっ!わがまま言わせたらここまで盛り上げてくれるなんて!私様もよめねーっての!」
苗木「待ってよ!朝日奈さん!」ガシッ
朝日奈「離してよ!こいつは許せない!」
霧切「(まとまりかけた団結が崩れようとしている…まずいわ)」
セレス「冷静ですのね」
霧切「あなたもね」
セレス「あら、そうでもありませんわ。さっきまで懐の銃を握ってましたもの…ただ」
霧切「ただ?」
セレス「彼のあんな顔ハジメテ見てしまったから萎縮しましたわ」
霧切「苗木……くん?」
ズダァン!!
全員「!?」
苗木「みんな……」
苗木「いい加減にしろよ!!黙れよ!!大神さんのきもちもしらないで!」
モノクマ「あらら?」
苗木「なんとなく大神さんの言葉の端々からなにか悩んでいるような気持ちは感じていたよ!」
苗木「内通者だって聞いたときは驚きとやっぱりって思ったよ!この中で戦力になりそうな大神さんになにもしないわけがない!」
苗木「でも、やっぱりって思った自分が恥ずかしいんだよ!心の中で大神さんを信頼してなかったんだ!」
苗木「だけど今日に至るまで大神さんはみんなのことを気にかけて!励ましてきた!……そしてこの仕打ちかよ!」
朝日奈「苗木…」
葉隠「確かに俺も怖がっていたべ…」
桑田「俺が同じ立場だったらそんなことできねえな…」
大和田「つええな…一人で戦ってきたんだな……」
石丸「うっぐすっ…ぐぅぅぅ…っ」
不二咲「ごめんねぇ…ごめんねぇ」ポロポロ
大神「苗木…皆…すまぬ……」
十神「………お人好しめ」ボソッ
苗木「悪いかよ!」
十神「なっ…(地獄耳過ぎるだろ…)」
苗木「だから、僕は!くそっ!何て言えばいいんだよ!」
ギュッ
江ノ島「よしよし、落ちつきなって」
苗木「江ノ島さんっ…!?」
霧セ舞「(YARARETA!)」
苗木「ちょっ、なっなにを」
江ノ島「んー?あやしてんのよしよーし」
(苗木くんかわいい苗木くんかわいい苗木くんかわいい苗木くんかわいい苗木くん)ハァハァ
モノクマ「(うわあすげえ興奮してる)」
苗木「も、もうだいじょうぶだよ!離して!すごいどきどきしてるよ?!」バッ
江ノ島「はいはーい。 ごめんね大神、朝日奈変なこと言って」
朝日奈「う、うん」
大神「……」
モノクマ「あらー?ボロボロどろどろな人間関係になりそうなところをまた邪魔が入ったあ!」
苗木「グスッ だからなんだよ」
モノクマ「うぷぷぷ!そうそう、大神さんは人質にとられている同情の人たちのために汚れ役をかって出たのです!」
石丸「なんと卑劣な……」
大和田「クロになってもいいぜ…後にも先にも犠牲者はテメエを操っているやつだけどなぁ!」ビキビキ
山田「絶対に許しませんぞ!」
モノクマ「まあまあ、これから始まるショーで機嫌なおしてよ」
ウィーン
朝日奈「な、なに!?」
舞園「た、体育館からリングが」
桑田「でてきたぁ!?」
モノクマ「いやぁ苦労しましたぁ~左右……知り合いに言って改造してもらったんだあ」
苗木「なにをさせるつもりだ!」
モノクマ「異種格闘技戦!忍術VS体術!ポロリもあるかも!」ハァハァ
苗木「なんだって!?」
石丸?「テッメエエエエ!!邪魔な二人をコロシアイさせるなんてかんがえやがってええ!
更正する時も与えないであの世に送ってやるぜええ!」
大和田「おちつけ!てか力強いな!」
山田「覚醒きたな……」
モノクマ「勘違いしちゃ困るよ~、あくまでもスポーツだよ?死人が出るわけないじゃん!」
霧切「本当かしら、事故にみせかけるとかするつもりでしょ」
モノクマ「まさかあ、でも忍者と格闘家だからわからないかもね!」
モノクマはルールを説明した。
殺す以外はなんでもOK
相手を気絶させた方が勝ち
全力で戦ってないと見なされるとオシオキ
結果がどうあれモノクマしか得しない…!
モノクマ「コロシアイをしないとぬかしやがるオマエラに血沸き肉踊るイベントだよぉ!最高だね!クラスメイトの苦痛の表情が見れるよ!」
プツンッ
苗木「おおおまああええぇ!」
霧切「苗木くんっ!?(速いっ!あの場所からモノクマの目前に!)」
江ノ島「(靴を脱いで足の指で…ドライバーをつかんで蹴り。すごいなぁ足指もつかえるんだぁ)」
セレス「…?」
今までいろんな外道は見てきた。
それでも仕事以外で殺そうとは思わなかった。
どんな人も命があるんだ、奪うのなんておこがましいことだ
だけどこいつはユルサナイ!
大和田「やめろー!」
バシィッ!
苗木「何!?」
大神「苗木よ…お前の魂は受け取った。その魂に揺さぶられ吾の闘志に比がついた。皆に見せよう、我らが試合。奴に見せつけてやろう我らが覚悟!」
苗木「大神さん…」
大神「ただし我が勝ったら我の婿となれ」
苗木「え!?」
霧セ舞江「させねえよ!?」
大神「冗談だ」ニヤッ
山田「苗木誠氏…爆発四散しろ」
×吾の~ 比がついた
○我の 火がついた
朝日奈「忍者で格闘家って絶対強いよ!」
霧切「忍者探偵…」
セレス「ギャンブラー忍者…」
舞園「忍者親子二代で私に襲いかかるマスゴミを暗殺…」
江ノ島「(忍者で軍人…ツヨイ!ヤッター!)」
モノクマ「ねえ、二人ともリングにいるよ?なに将来考えてるの」
リングの上には僕と大神さんとレフェリー服を着たモノクマがいた。
よくよく見たらリング外には実況席と解説席があり、モノクマが二匹座っていた。
実況席のモノクマは緑のパーカーを着ていて、解説席のモノクマは十神君みたいな格好だった。
実況モノクマ「あぁ…まさか超高校級の忍者と超高校級の格闘家の試合が見れるなんて…生で見たかったなあ…はは、ごめんね贅沢すぎるよねこんな僕が…」
解説モノクマ「忍者ってことは変装もお手のものだろうなぁ…自分をしっかり持ってて他人になれるなんて羨ましい…ゴホンッ と、愚民は言うだろうな」
十神「おいモノクマぁ!なんだやつらは!とくに解説!」
モノクマ「くじできめた実況と解説だよ?僕と違うAI なんだ」
実況「ああきみが本物の十神くんか!すごいよね!超高校級の御曹子…あ…でも…大丈夫!きみならいまよりすごくなれるよ」
十神「なんなんだ貴様らああぁ!」
葉隠「特等席だべ…」
石丸「僕たちには見守ることしか…」
朝日奈「でも試合だと思えば…うん、試合だよ!」
セレス「でしたら…苗木くんに賭けますわ」
大和田「ここへ来て賭けんなよ!」
江ノ島「じゃあアタシは大神」
大和田「おまえもかよ!」
解説「まったく、にぎやかでうらやま やかましいな…?おい、実況どうした」
実況「超高校級がいっぱい…ビクンビクンもうしんでもいい!」バタッ
解説「…………」
解説「両方兼ねよう。十神の名に懸けて!」
解説「いいか貴様ら、この試合はコロシアイではない。だが、確実に貴様らの仲間が大ケガをする。看病するなりすきをねらい殺すのもありだ」
朝日奈「ちゃんと説明する十神だ…」
十神「やめろ」
解説「そしてこの企画を提案した『絶望』に対し『絶望しろ、希望を捨てろ、希望なんて無用だ』」
腐川「見、見た目がモノクマのくせに…絶望がいいものに聞こえてくる…」
解説「前回のあらすじだ! 俺達はモノクマに呼ばれて体育館に来た!そして大神が内通者だと言うことを知った、だがそれはモノクマの罠だった!」
解説「モノクマの策で大神と苗木はどちらかが気絶するまで戦うはめになった!本気のな!勝者のいない戦いに偽りの勝利を得るのは誰だ!」
十神「………………ダンガンロンパ1・2リロード 明日発売だ!」
葉隠「こんな環境じゃなかったらベストマッチだべ!」
解説「うるさいぞ葉隠!後ろの席に座れ!不二咲が見えないぞ!」
不二咲「あ、ありがとう十神くん」
十神「お前のとなりにいる俺は誰だ不二咲」
モノクマ「ルールは金的噛みつき目潰しOKじゃんじゃんやりなよ!」
苗木「殺しちゃったら?」
モノクマ「苗木くんは忍者だからオシオキ」
なんか板垣絵で再生されるな……
>>167
解説「剛力な苗木なんてやだな 」
大神「ゆくぞ!」
ゴウッ!
モノクマ「ゴングゴング!」
実況「ああああ!」ビクビク
朝日奈「やなゴング…」
大神「ずりゃあああ!」
苗木「いきなりストレート…うわっ!」
ゴスッ!
解説「右ストレートに見せかけた左のジャブ!」
十神「ストレートをガードしようと構えたときにがら空きになった腹部を狙ったな」
解説「…… 」
十神「フン」
葉隠「こっちもバトルだべ!」
大神「手応えがない 防がれたか」
苗木「危なかった…」
大神「なるほど、後ろに飛び、右足を曲げ、脛で受けたか」
葉隠「なんで後ろに飛んだんだべ?」
解説「後ろに十神「後ろに飛ぶことで衝撃を緩和したんだ
更に右足を曲げることで腿をクッションにして、足によるダメージも軽減した」(早口)
葉隠「はえー…」
解説「やるではないか」
苗木「だけどちょっといたいや…イテテ」
大神「まともに食らえば砕けるからな」
苗木「意地でも当たらないようにしなきゃなあ…じゃあ、とっておきを…」
ダダダッ
大神「背後に回るか、させぬ!」
ダダダッ
桑田「二人して回り始めた!」
石丸「そういえばむかし童話にぐるぐるまわ」
大和田「やめろ!トラウマなんだなんか知らねえが!」
大神「体力消耗のつもりか?無意味だ!我は徹夜で…」
苗木「よっ!」キュッ!
大神「とまった…?!」
ガキッ!
大神「しまった!狙いは足払いか!」ドサッ!
朝日奈「さくらちゃんが倒れた!」
苗木「気をとられすぎだよ!」
バキッ!
大神「ぐうっあ!?」
セレス「大神さんの頭を蹴りましたわ!」
大神「く…!」
苗木「蹴り飛ばした足のかかとでまた頭を!」
大神「二度は効かん」がしっ
苗木「まずい!」
舞園「苗木くんが持ち上げられた!」
大神「うおおお!」ギャルギャルギャル
桑田「回り始めたー!?」
解説「ジャイアントスイング!脳震盪を起こしたかもしれないのによくやる」
苗木「(逃げられないなん…て握力だ)」
苗木「(けど飛ばされてもまだ受け身をとれば…)」
大神「はぁ!」ダンッ!
山田「と、とんだ!」
苗木「(なんだと!?)」
大神「飛ぶ跳ねる走るお前は拘束したままたたきつけた方がダメージを与えられると悟った!南無三!」
ビターンッ!!
苗木「げぼおっ!」ビシャビシャっ
大神「せめて立ち上がってくれるな…」
霧切「っ…」
モノクマ「うわあ、吐いちゃった血が混じってますねうぷぷぷ おやあ?」
苗木「ふぅー…衝撃殺してもこの威力…すごいや」
モノクマ「袖から鍵縄!ローブにひっかけて衝撃を!こしゃくな!」
大神「ほう…」
グイッと鍵縄を手繰り寄せ、一瞬のうちにロープへ
くそっ…まだダメージが…
朝日奈「み、みてるこっちがきついよ…」
不二咲「で、でも見届けなきゃ!」
大和田「お互いのケジメのためだからな」
石丸「暴力行為はこれっきりだ!」
山田「インスピレーションが…で、出ますぞ」
苗木「流派は苗木 あくまでも苗木」
霧切(秘密主義ね…詮索したら殺されるかも)
解説「さて、フラフラな苗木だがあれをくらって無事なのがすさまじいな」
実況「見なよ、十神くん。 大神さんがパンチラしているよ!何て幸運なんだ!」
解説「……」
つっぱりつっぱり
実況「げふぅっ!」
苗木「迂闊に近づけないや…ははは…」
大神「(距離をおくか…だが追い詰める)」ダッ!
苗木「うわっ!?」
解説「一気に詰め寄る大神!苗木はロープ沿いに逃げる逃げる!」
桑田「追い詰められんぞ!」
大神「追い詰めたぞ!この一撃で沈め!」グオッ!!
解説「コーナーポストに追い詰められた!逃げ場がないぞー!」
葉隠「もうだめだべ!」
江ノ島「あるじゃん、『逃げ場』」
苗木「そうだよ、これを狙っていたんだよ『江ノ島さん』」
バキィッ!!
一部を除き全員が苗木が殴られた音だと思っていた。
しかし目の前の光景は
折れたコーナーポスト、苦悶の表情を浮かべる大神。
そして
片手で大神の頭をわしづかみ、
逆立ちをしている苗木だった。
大神「バカな……あの突きを…あの突きを利用したのか…!」
葉隠「十神っち解説!」
解説「恐らく、苗木は前に出たのだ
そのあり得ない行動に隙を作ってしまった。あとは大神のストレートを跳び箱の要領で腕を利用して飛び、今ああして頭を攻めている」
葉隠「なんでオーガはうごけないんだべ?」
十神「頭蓋骨にも関節はあるのだ。それを五指で締め付けられれば激痛だろうな」
大神「不覚……ぐっ…」
朝日奈「さくらちゃん!」
苗木「大神さんがもし全力でいけたら…こんな環境じゃなきゃ僕は負けだったと思うな」
大神「見事だ…苗木よ」
苗木「おやすみ」
そう言うと苗木は両足を下ろし、大神の首にあぐらのように巻き付き、
両腕を使い頭を締め付けた
大神「また仕合おうぞ」
苗木「う、うん」
そして大神は膝から崩れ落ち、倒れた。
モノクマ「うぷぷぷぷぷ!しゅーりょー!ぎゃあはっはっはっ!」
石丸「す、すごい」
大和田「やべえな…」
不二咲「二人ともよかったよ!」
朝日奈「さ、さくらちゃんは大丈夫なの!?」
霧切「気絶してるわ、これといった怪我もないし」
朝日奈「よかったあ…」
葉隠「ビデオあったら高く売れたのに!」
山田「(この戦いを描かねば…)」
桑田「かっちまいやがった…」
舞園「苗木くん!大丈夫ですか?」
苗木「まだおなかいたいや…」
セレス「?江ノ島さん?」
江ノ島「び、びっくりしてうぷぷぷ、変な笑いがうぷぷぷ!(苗木くんすごい苗木くんすごい苗木くんすごい…!)」
モノクマ「(うぷぷぷぷぷ!残姉がすげえことになってる!笑いかたまで絶望的ィ!)」
苗木「モノクマ、僕の勝ちだ」
モノクマ「すばらしいぞ人間!エクセレントでございますわ!ギャッハッハマジパネエ!すっごーい☆あ、うるさくてすいません…僕もヤバイクマね」
苗木「も、モノクマ?」
モノクマ「コホン、いやあスゴかったよ。いいもの見れた。だから」
モノクマ「ここから出す以外ならなにか願い事をひとつかなえてあげるよ」
全員「!?」
モノクマ「さあさあなににする!?あ、決める権利は君だけだよ」
苗木「大神さんの人質たちを無事解放しろ」
モノクマ「黒幕とご対面?それとも4階まで開ける?百億円? あれ?聞き間違えたかな」
苗木「大神さんの人質たちを無事解放しろ」
朝日奈「さっすが苗木!」
十神「もったいないやつだ」
霧切「しかしこれで彼女も自由になるから黒幕に対抗しやすくなるわ」
大和田「やるじゃねえか!」
モノクマ「あ、ごめん今最後の一人が死んじゃったから無理だわ」
苗木「………証拠は……………?」
モノクマ「中継しまーすモノクマヴィジョン!もしもーし」
体育館のスクリーンに映像が写し出される。
そこには喧騒が絶えない荒れ果てた大地と道場、そして胴着を着た人間たちが血を流して倒れていた。
モノクマ面つけたでかい男「糞じゃああああ!こいつら全員24時間トレーニング耐えられなかった!」
モノクマ「そりゃ絶望的だね。仕方ないね。中継おわりー」
朝日奈「うわああああん!!」
桑田「ひでえ……」
不二咲「うっ…ひくっ…」
セレス「ゲスですわね」
舞園「こんなのって…」
ジェノ「ありゃー、下敷きになったり頭からぱっくりしてましたねー」
十神「ジェノサイダー…黙れ」
山田「吐き気をもよおす邪悪!」
霧切「(あれが外の世界…?)」
石丸「………」
大和田「抑えろ兄弟。俺もキレちまってるからよ」
石丸?「ああ…そうだな…そうだよなぁ…?!楽しみはあとにとっておくぜぇ…」
江ノ島「(…一方的なオーバーキルは萎えるよ)」
モノクマ「あらここにハンマーが!起きろー大神さん♪」
バキィッ!!
朝日奈「ひぅ!?」
苗木「なにやってるんだ!?」
モノクマ「利き腕の次は利き足を♪」
バキィッ!!
朝日奈「やめて…やめてよ…!」
モノクマ「さすがにやり過ぎちゃいけないから左手の拳をえいやっ」
朝日奈「やめてったら!!」
大神「朝日奈……!」カッ
モノクマ「あら、おきちゃった」
大神「これはいったい…いや、痛みはどうでもいい…朝日奈よ、無事か?」
朝日奈「わた、わたしは大丈夫だけど…でも…」
大神「…?苗木よ…なにがあった……」
苗木「言いたくないよ……言いたくないんだよ!」
大神「なにがあったのだ!」
セレス「モノクマは苗木くんに出られる以外なら願い事をかなえると言いましたの」
朝日奈「セレスちゃん!?」
苗木「言うなっていってるだろ!」
セレス「現実は受け止めなければいけませんわ。」
霧切「苗木くん。こらえて…」
苗木「ぐっうっ…ううっ…」
セレス「苗木くんはあなたの道場の人たちを解放しろと言いましたの」
大神「…………………」
モノクマ「もうみんな死んだけどね」
大神「ッッッッッ!~~!!!」
大神さんは叫びたい気持ちを抑えている。
でも涙はたきのように溢れている。
僕も朝日奈さんも泣いていた。
モノクマは笑いながら
「3階開けとくよと~願いは勝手にかなえたよー」
といって帰っていった。
モノクマ、絶対に許さない………!
実況「最高だね!この絶望でみんなの希望は」
解説「うるさい帰るぞ」プツンッ
実況「あっはははは!がんばってね!」プツンッ
数年前 チェチェン共和国
吹雪の中、私は掩体の中でじっとしていた。
敵の激しい集中砲火の中、私たちは命からがら逃げてきた。
私にとって幸運だったのは、無傷で生きていて、敵の陣地から離れた場所に逃げてこられたこと。
私にとって絶望だったのは、逃げる途中仲間が敵によって肉片となってしまったこと。
数時間前までウォッカを交し合った仲間たち。あの笑顔と死んだときの顔は忘れられない。
まだ幼い私にはあの味はきつかった。でも、あったかかった。
私「食料はクッキー4枚とウォッカだけ 銃は雪が詰まってしまったし整備道具はなくなったからナイフ2本のみ。
怪我はないけどこのまま体が冷えていたら凍傷になる…ここから出ても前方がわからない大吹雪……」
あの子がいたら『うぷぷぷ!絶望的ィ!』って言うんだろうなぁ。
会いたいなぁ…きっといまごろあったかいベッドで眠ってるんだろうなぁ。
ごめんね、お姉ちゃんは雪の中で死にます。不思議と怖くはなかった。
なんでだろう?まぁいいや眠くなってきたし……
犬「バウバウ!!」
男の子「!誰かいるの!?」
……犬?
男の子「もしかしたら探している女の子かもしれない!よくやった!!」
探しているオンナノコ
私を?なぜ?救助?ちがう、救助隊にしてはおかしい。声からして男の子一人。
しかも日本人だ。怪しすぎる。だけど好都合だ!!
生き物が一匹と一人!!
私が入っている掩体を男の子と犬が覗き込む。
男の子はロシア独特のモフモフした帽子を被り、マフラーにロングコート。ちびちびとウォッカを飲んでる。あ、むせた。
軍人でもなさそう。見た目からして情報を探りに来たKGBやCIAでもないだろう。
なぜこんなところにこんな一般市民が?
男の子「死んで…ないよね?」
私「生きてるよ……たすけて」
男の子「わかった!じっとしてて!今助ける!!」
かわいそうだけどこの子をナイフで突き殺して、服を奪って腹を切り裂いて内臓を掻き出し、手を突っ込んで凍傷を防いで…、
あ、掻き出した内臓は食料にできる。先に犬を殺してからにするか。騒がれたら面倒だ。
ツイてる!ついてるよ私!!それにこの子のおかげで『アレ』が見れるし!!ついてる!!
男の子「後ろ手に隠している武器を捨ててくれたらね」
私「!?」
男の子「ありゃ?持ってたのか……ひっかけだったんだけど?」
私「畜生!!」
苗木「ナイフだけ… ッ!!」
私はナイフを犬に向けて突出し、ナイフのグリップのトリガーを押す。
刃が犬の頭を貫通して、鳴き声を出す前に倒れた。
男の子はすでに下がっていた。早い。早く掩体から出ないと。
男の子「スペツナズナイフ…やられるところだったよ」
私「ご名答 何者なの?」
男の子「君のようにちょっと普通の子供じゃないとしか言いようがないよ」
私「名前くらい言ってくれてもいいじゃない」
男の子「これから死ぬから?」
私「そうだよ」
男の子「いやだよこんなところで死ぬの。僕の任務は君を助けることなんだから」
私「依頼人は?」
男の子「えっと…たしか……」
間髪入れず距離を詰め、鳩尾に蹴りを入れる。
男の子は抵抗もせずに雪の中に倒れる。
この隙に馬乗りになって残ったナイフで殺せば……
『アレ』が見れる。
私「時間切れ、さよなら」
男の子「痛いよもう…ほら、口のなか切っちゃった」
べーっと舌を出して私に見せてくる。
なんだこいつのこの余裕は。まあいい早く殺そう。
男の子「ペッ!!」
私「うぁっ!?あああああ!」
右目が熱い、痛い!思わずこいつから離れる。
目に唾を吐きかけられただけなのに、いや、これはウォッカ!?
男の子「体があったまるように唐辛子も漬けた特別品さ。ちなみにね。
沖縄にはウォッカじゃないけどこういう要領で作った調味料があるんだよ?」
私「うっぐううううっ…」
男の子「思い出した、依頼人は君のいる部隊『フェンリル』の隊長さんの―――って人からだった。
僕のお父さんと隊長さんは旧知の中らしいからそのつてで」
屈辱だ、自慢じゃないが今まで戦場で失態を犯したことがなかった。それをこいつは こいつは!!
本当に隊長の依頼だとしてもこいつだけは許さない!!
男の子「とにかくこの吹雪じゃ移動するのも危険だから掩体に入ろう先に入ってるよ?」
私「………」
男の子が私の堀った掩体に入る。
男の子「一人用だからせまいかも…今更掘れないし」
その余裕そうな顔に腹が立つ。
同時にその優しい声でなぜか暖かい気持ちになる。
もしかして初恋?
男の子「や、やっぱりこういうときは抱き合うのがセオリーなのかな」
掩体に向かって走る。走る。走る。
私にだってプライドがあるんだ。殺す。上に飛び上がって、踏み殺してやる。
うぷ、うぷぷぷぷ変な笑いが止まらない。
男の子「なんだ今の声…?おーいはやくきなよ… 上から!!」
私「死ねえええええ!!!」
男の子「でも上に飛び上がったのが運のつきだよ!!」
気が付くと私は抱きつかれていた。
あれ?なにこれ?
男の子「よかった、気がついた」
私「え?なにこれ?どういうこと?」
男の子「覚えてないの?まぁいっか。気絶してたんだよ」
私「そ、そう」
顔が近い顔が近い!!
帽子でよく見えなかったけどこの子結構可愛い。
そ、そうじゃなくてなんでこうなったの?いったいどうして?
男の子「忍術でちょっとね」
私「忍術…?」
男の子「あっ…あちゃー……」
………
……
…
結局、彼はすべて話してくれた。
自分は忍者であること。私と同い年だということ。(そのわりには身長が低い。絶望的ぃ)
本当に私を助けに来てくれたということ。
隊長は部隊のみんなを家族だと思っていてくれているのはわかっていたけど、
ここまでやるなんてちょっと恥ずかしいな。親ばかみたいで。
男の子「昨日いきなり北海道経由で連れてこられたんだよ、隊長さんとお父さんに」
私「へー。いつも忍者しているの?」
男の子「普段は学生だよ。社会に溶け込んで行動しなきゃいけないし」
男の子「でもまさか注意されたとおりだったなんてさ。あそこまで抵抗するなんて思わなかった。っていうか抵抗しなくなったね」
私「だって、知らない人が私を探しに来たなんて怪しいし、今は両手両足の関節はずされてるんだもん」
男の子「抵抗するからだよしかたないじゃないか」
私「これじゃああーんしてもらわなきゃクッキー食べられないもん」
男の子「ええっ!?し、しかたないな…はい」
やったよ盾子ちゃん!初めて男の子にあーんしてもらえたよ!!極寒の地で!!
ぱくっ
男の子「おいしい?」
私「うん」
男の子「よかったぁ」ニコっ
私「!!!!」
あ、これは。この笑顔は。
見ただけでなんだかぽわーっとしてきた。
うん、たぶんこれが。これが。
恋なんだね!!盾子ちゃん!!
私「そ、そういえばきみの名前は?」
男の子「え、えっとーさすがに名前は教えられないよ…」
私「戦刃 むくろ」
男の子「え?」
私「私の名前 これであなたは名乗らなきゃいけない」
男の子「そ、そういうものなの!? え、えっと……僕の名前は……」
江ノ島「……夢か。懐かしいなぁ。そしてあの後…うぷぷぷ」
モノクマ「なーに、キモい顔してるのさ うわっよだれ」
江ノ島「あ、おはよう」
モノクマ「おはようじゃないクマ!でもまあ寛大な僕は気にしないっていうか残姉ちゃんのワガママに付き合ってたら、
こーんな面白い展開になるんだものねうぷぷぷぷぷ!」
江ノ島「わ、わたしのおかげかな えへへ」
モノクマ「調子こくな!」
ポカポカ
江ノ島「いたいっいたいよ盾子ちゃん」
モノクマ「ふぅー まぁいいや それよりいつおっぱじめるのさ苗木君との激しい運動!」
江ノ島「激しい運動、うん激しい運動だね」ニヤァ
モノクマ「きめえ!」
江ノ島「まだまだ時間がかかるよ 苗木君が万全の態勢になってから」
モノクマ「待てないよー」
江ノ島「私もトラップをどうしかけようか考えなきゃいけないし」
モノクマ「しかたないなー それにしてもすごい嬉しそうだよね」
江ノ島「うん、だって。運命の再開と宿命の対決が待っているんだから。 そして アレ」
モノクマ「アレってなにさ」
江ノ島「 だよ」
モノクマ「……へぇーそれが、それが残姉ちゃんが好きなものかー 初めて知ったと同時にだーからいっつも、
満足できてない顔だったんだねェぶっひゃっひゃっひゃ!!」
プール
苗木「……………」
ブクブク
苗木「(頭を冷やさなきゃ……冷静になるんだ……これからのことを考えなきゃ……)」
ブクブク
苗木「(あの戦いの後見た映像……よくよく見たらおかしな点ばかりだ)」
ブクブク
苗木「(漫画やアニメによくある世紀末の世界。それそのものな環境になってた。いったい外に何が?)」
苗木「(家族のみんなは……たぶん無事だ。気にするな!)」
ブクブク
苗木「(大神さんがモノクマの支配から抜けたことで内通者の心配はなくなった……)」
ブクブク
苗木「(と、思えるけど怪しい人がいる。江ノ島さんだ。)」
苗木「(思えば江ノ島さんは怪しすぎる……)」
ブクブク
苗木「(火薬の臭いがしたり、胸が雑誌と比べてなかったり、抱きつかれたときにわかったけどかなり肉体が出来上がってる。)」
ブクブク
苗木「(最近のギャルはそうなんだな?なんてすまされないな。それにどこかでみたことが……)」
ブクブク
苗木「(とにかく、上がるか)」ザバァー
朝日奈「な、な、苗木ー!すごいよ!息とめすぎだよ!」
大和田「しかも座禅崩してねえ…」
苗木「泳いだら全然朝日奈さんより遅いよ」
朝日奈「ホントに~?ねえねえ勝負しようよ!」
苗木「ええっ?!」
朝日奈さんは大神さんの件で塞ぎ混んでいたけど徐々に元の元気を取り戻しつつある。
大神さんはしばらく車イス生活だ。
大神「すまんな大和田。我が乗った車イスを押せるのがお前くらいしかいないからな」
大和田「気にすんなよ。苗木の応急処置のお陰で大分回復したといってもまだいたいだろ?」
大神「プロテインさえあれば」
大和田「ねーよ」
石丸「滝があったらもっと精神統一できただろうなあ」
不二咲(海パン)「水中にいるじてんですごいよぉ」
大和田「(男だとわかってもビックリするな…海パン姿は)」
大神「ぬう…ビックリした…不二咲が海パンで」ニヤリ
不二咲「そ、そうかなあ?」
朝日奈「(さくらちゃんもだんだん元気が戻ってきたみたい)」
僕たちはプールを後にして(大神さんと朝日奈さんを送って)大浴場へ向かった。
定期的に行うサウナ会議だ。
提案者は石丸くんではだかで狭い場所にいて会議することで腹のうちを隠さずに話せるんだとか。
石丸くん、それマーダーライセンスだよね?
あの総理みたいになりたいの?
十神「なんだ、きさまらか」
十神くんが汗だくでサウナにいた
大和田「なにやってんだお前……」
十神「サウナだ。スッキリしたくてな」
大和田「えらく素直だな」
十神「貴様らはあの外の様子を見てなにも思わなかったのか?」
石丸「確かにガレキばかりだったな……」
十神「俺たちが入学してそんなにたってないはずだが短期間でああなると思うか?」
不二咲「それは…」
十神「不二咲!前は隠せ!隠せ!」
不二咲「?」
三人「(気にしてるんだな)」
大和田「なあ、それなら疑問に思ってたことがあんだよ。校門入ってから意識失わなかったか?」
苗木「確かに、なんだかフラフラしたよ!」
石丸「僕もだ!まさか……みんな同じか?」
十神「信じられんが俺たちが昏睡してから時間が大分流れたのかもしれん」
不二咲「そういえばおかしな写真を見つけたんだ」
苗木「え?」
不二咲くんは図書室のノートパソコンを修理して、人工知能を持ったプログラムを作り、
そのプログラムがデータ解析をした時に見つけた写真について語った
不二咲「ほかには石丸くんが赤いスカーフ着けて忍者みたいなかっこうしたり」
石丸「き、記憶にないぞ!」
大和田「俺たち初対面のはずだろ?」
十神「………まさか」
苗木「十神くん?」
十神くんが突然ぶつぶつと呟きだし、頭をかきむしり始めた。
いつもの十神くんの冷静ぶりがない
大和田「おいおいしっかりしろ!」
十神「クソッ、こんな、こんなことが!」
十神くんはいきなり不二咲くんの両肩をつかんだ
突然のことで不二咲君もビックリするも、すぐに冷静な顔つきになった。
十神「黒板が写った写真はあるか!」
不二咲「次々新しい写真が出てるからもしかしたら…」
十神「こうしてはいられない!確認したいことが…… 前を隠せ!」
あ、タオル落ちてる
葉隠「うわっ、十神っちが不二咲っちを襲おうとしてる!」
桑田「マジで!」
山田「やはり鬼畜眼鏡……」
十神「なぜお前らも来た!?」
山田「一番多くサウナにいた人が漢なゲームをしようと」
葉隠「年上のちからをみせるべ!」
桑田「炎天下の甲子園で鍛えられた我慢強さみせてやるよ」
山田「夏コミの恐ろしさを教えてやるよ」
十神「馬鹿野郎!それどころじゃない!不二咲!ノートパソコンを脱衣所まで持ってこい!」
不二咲「い、いちおうもってきてるよ」
十神「俺の予想が正しければ……最悪な事態だ」
苗木「最悪な事態………?」
十神「ああ。後で教えてやる」
山田「十神白夜殿が教えるだと……?」
葉隠「十神っちの偽物がいる!俺の占いは三割当たる!」
十神「外れだな」
桑田「でもこないだ十神みたいなモノクマいたよな」
石丸「確かにいたな……」
大和田「案外当たってたりして」
脱衣所
アルターエゴ「あれ?みんな一緒だ?」
石丸「なん…と…」
大和田「すげえ、ホントに生きてるみたいだ」
桑田「かがくのちからってすげー!」
山田「ぬああああああ!キターー!」
バサッ
十神「おい山田うるさい!……フン」
山田「今比べましたな!?」
不二咲「落ち着いてよ山田くん。アルターエゴがビックリしちゃったよ」
アルターエゴ「ご主人タマとすごい違う……」
山田「…………」
アルターエゴが解析中に見つけた写真のデータを次々と映す。
どれも覚えのない光景ばかりだ。
写真を見る限り僕は忍者バレしてないみたい。
十神「黒板写っているのはなかったか……日付がわかるものも」
日付……………
まさか、そんな!
でもそれなら納得できる。だとしたら黒幕は相当な悪だ。そこまでしてコロシアイさせたいのか。
山田「いや…日付がわかるものがありましたぞ」
大和田「どういうことだ?」
山田「この僕、山田一二三がアヘ顔ダブルピースしている写真ですぞ!」
桑田「なんかとんでもねえな!」
葉隠「きもいべ」
十神「ふざけるな山田」
だが、山田くんの顔は真面目だ、
それに震えている。
気づいたみたいだ。
山田「こ、この僕が来ているぶー子を探せシャツは……今年冬発売のシャツなんですぞ!!」
石丸「こ、今年の……冬?」
大和田「おい、嘘だろ。おい!」
桑田「どういうことだ?」
不二咲「……少なくとも4月から数えるとこのシャツをきているのがおかしいんだ」
葉隠「黒幕がわざとこんな写真を作ったんだべ!」
不二咲「それはちがうよぉ!このデータを解析したらどこもいじってないんだ!」
桑田「嘘だろおいおいおい……嘘だろ!」
十神「真実をうけとめろ俺たちは」
十神「ここに来てからの記憶を消されている」
それからが大変だった。
十神くんはみんなを脱衣所に集めて、山田くんのアヘ顔ダブルピースと時間の関係を説明した。
舞園「嘘よ、嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘!絶対に嘘!」
苗木「……」トンッ
舞園「あっ…」ドサッ
大神「ケンイチロウ………」ガクッ
朝日奈「さくらちゃん!」
腐川「ふふふふ、どのみちもうおしまいよふふふふ」
霧切「予想した通りだわ…」
苗木「霧切さん」
霧切「短期間であそこまで変化するわけないし…」
一回の投稿における露骨な文章量低下に
涙を禁じえない
>>237
睡魔にやられながらだったので反省している申し訳ない……
霧切「短期間であそこまで変化するわけないし…、
私たちがこんな状態なのに誰も助けに来ないことを考えたら、ね」
石丸「僕たちは半年以上も自分達が元々仲間であったことを忘れさせられていたのか……」ブワッ
石丸くんが歯軋りをしながら号泣している。
食い入るようにパソコンの画面を見つめている。
あたりまえだ。大事なみんなとの思い出を忘れさせられていたんだ、悔しい、悲しい、許せない。
そんなみんなの心を代弁している、そんな顔だった。
モノクマを操っているやつはただでは殺さないでやる。
絶対にだ。 唇から噛みすぎたのかつーと血がにじむ。
石丸「ん?はははっ!兄弟!この写真を 見てくれ!」
石丸くんが急に笑いだした。
さっきまでの顔が嘘みたいに晴れやかだ。
大和田「ど、どうしっ…ぶはっ!」
塞ぎ混んでいたみんなが二人の反応を見て何があったのかと画面をのぞ……こ、これはやばいっ!
十神「…………なぜ俺が満開の桜の下で山田とならんでアヘ顔ダブルピースしているんだ!?」
これは十神財閥にとって大問題過ぎるwwwww
花見の席だろうか、打ち解けすぎだろ!
あ、後ろの木に僕がぶら下がってる。
なに修行してんだ。
よく見たら酒ビン持ってる。
あっ…(察し)
アルターエゴ(cv十神)「んほおお!らめえええみちゃらめええ!……と雰囲気にあった台詞を言ってみたよ!」
やwめwてwくwれwwww
十神「おいバカやめろ!」
山田「そうですぞ!で、できれば不二咲千尋殿の声で…ハァハァ」
不二咲「山田くんやめてよぅ……」
山田「(結婚したい でも男だ)」
腐川「あああっ、しゅごい…白夜様のアヘ顔…アルターエゴ!印刷を!」
十神「だからやめろ!ええいなにかないか……アルターエゴ!なにか苗木の衝撃的な写真はないのか!」
苗木「やめてよ十神くん!嫌がらせかよ!」
アルターエゴ「大神さんがゴスロリを来ている写真もあるけど先に苗木君でいいの?」
やばい、そっちのがみたい。
葉隠「ちがう意味で破壊力がはんぱないべ! 」
大神「ゴスロリ?」
セレス「私の着ているこれですわ」
大神「なんと……////」
桑田「こわいものみたさだな…」
朝日奈「いーじゃん、かわいいじゃん!」
みんなさっきと違って笑顔が戻りつつある。
失った記憶も、時間も、写真と言う形で永遠に残るんだ。
なんだか嬉しいな……!
アルターエゴ「苗木くんの衝撃的な写真は女の子に押し倒されたり押し倒したり抱きついたりしてるよぉ」
………残すなよ!
前言撤回だよ!
舞園「な、なんですって……嫌だわみんなに見られちゃう恥ずかしい……」
アルターエゴ「相手は舞園さんじゃないよぉ」
セレス「あら、私としたことが」
アルターエゴ「セレスさんでもないよぉ」
不二咲「ま、まさか///」
アルターエゴ「それ以前の問題だよぉ」
霧切「きっと私が護身術か何かの練習にしてたのよ」
アルターエゴ「霧切さんでもないよぉ、今うつすねぇ」
写真で写し出されたのは、武道場で胴着を着た僕が同じく胴着を着た黒髪の女の子に組伏せられているところだった。
って、よく見たらこの子……
苗木「戦刃さんだ…」
江ノ島「ピクッ」
桑田「え、だれだこれ?」
大神「我も知らぬ…違うクラスの者か?」
苗木「いや、確か僕と同い年だよ。自分でいってた……戦刃さんだけがいない?」
もしかして黒幕は戦刃さんなのか?
いや、彼女はそういうことができるようには見えない。
嘘をつくのが下手なタイプだし。
山田「やたらと苗木誠どのと写っていますなぁ 爆発しろ」
大和田「殆ど戦ってる写真だけどな。おい、もしかしてこいつが黒幕か?」
江ノ島「そ、そうじゃねー?きっとそうだわー!」
苗木「それは違うよ。僕は彼女とこの学園にはいる前に会ったことがあるんだ。あれは……」
苗木「……ってことからして彼女は黒幕だと思えないよてか無理だよなんか残念だし」
江ノ島「そうかなー?わかんねーわー!」(シクシク)
大和田「死線こえまくってんな」
葉隠「二人ともベストなポジションだったらどっちが勝つかわかんねーべ」
朝日奈「ポジションじゃなくてコンジションだよ。それで、この子は苗木の命狙ってんの?」
苗木「どうだったかなぁ…彼女負けず嫌いだしなあ……」
江ノ島「案外黒幕の傭兵とか」
山田「ここにいない以上可能性は否定できませんな……」
苗木「大丈夫、そのときは刺し違えてでも倒すよ。ところで江ノ島さん」
江ノ島「なに?」
苗木「江ノ島さんって戦刃さんに似てるよね?」
江ノ島「ハァー?なにいってんのさ」ドキドキ
苗木「そばかすとか目元とか、双子?」
江ノ島「うっ……(やばいやばいどうしよういやまてこういうときはあえて否定しないんだもん!)」
江ノ島「…………実はそうなんだ最悪……あー最悪……」
大和田「い、いきなりテンション下がったな……」
江ノ島「物心つく頃から傭兵やってる戦闘大好きっこの一見ただのかわいい女子高生だけど」
苗木「(やたらもちあげたな)」
江ノ島「写メとかでグロい死体の画像送ってきたりマジ意味わからん姉で……(だって独裁者だよ?自慢できるよ?なのに盾子ちゃんたら)」
モノクマ「あいつらどこにいったんだ?……まさか更衣室か?」
モノクマ「怪しいことしているなら見に行かなきゃね!うぷぷ」
江ノ島「とにかくあまり関わりたくないってゆうか来んなって感じ(って言われた)」
セレス「あまりにもお粗末なお姉さんですこと……」
江ノ島「通称残姉!ぎゃっはっはっ(はぁー………)」
苗木「(おや、足音がする?)みんな、モノクマが近くまで来てるから出よう!」
山田「なんでわかるんですかな!?」
苗木「足音!」
石丸「耳よすぎではないか!」
大和田「アルターエゴ隠せ! 」
朝日奈「どこに!?」
大神「我にいい考えがある」
モノクマ「コラー!なにやってん…」
葉隠「あがああああ!」
アームロック
モノクマ「マジなにやってんの?」
苗木「あ、モノクマ。護身術をみんなに教えてたんだよ」
モノクマ「なんでまた…てかかける側なのかよ!」
苗木「モノクマにはみられたくないから練習してたんだけどなあ」
モノクマ「(絶対に他のことしてたな そうだ、残姉ちゃんに聞こう)ねえ江ノ島さ」
江ノ島「こうやると簡単にひねりあげられるって、雑誌にあった」
霧切「たしかにきついわ…(やけに手慣れてる?)」
モノクマ「あ、これほんとに護身術をやってただけかも(残姉がこっちに気づいてすらいないし)」
モノクマ「(てか忘れてそう)ハイハイ…おやあ、大神さん車イスで大変だね」
大神「ふん……プロテインさえあれば治る」
モノクマ「ないわー、あれ?おしりのところもりあがってない?」
大神「!」
朝日奈「(まずい!さくらちゃんのおしりのしたにはタオルで隠したパソコンが!)」
モノクマ「なにかかくしてるのかな?立ちなさい!」
大神「や、やめよ」
モノクマ「立たないとオシオキだよ!」
大神「やめるのだ!」
モノクマ「そうはいきま」
大神「やめろおおおお!!」ビリビリビリ
モノクマ「ちょ、こえ」
大神「やめぬかああああああああああ!」ビリビリビリ
モノクマ「でか、い」
大神「やめれええええええええええ!」
モノクマ「」
苗木「大神さん!もうやめて!」
大神「そうだな取り乱した」ふっ…
モノクマ「……」
苗木「も、モノクマ?」
アナウンス「みなさん、しばらくおまちくださいお待ちください」
???「耳があああああ!スピーカー越しなのに耳いてええええ!絶望的ぃ!」
10分後
モノクマ「なんでそんなたちたくないのさ」キーン
苗木「モノクマ、それは恥ずかしいからなんだ」
モノクマ「なんでさ」
十神「俺が教えてやろう。このとおりこいつは車イスでも誰かに押してもらわなければならない体だ」
モノクマ「それで?」
十神「食事をするのも寝るのも一苦労、だが一番きついのは」
苗木「十神くん!そこは濁せよ!」
十神「嫌だね。一番きついのは 」
十神「トイレにいくのが絶望的に困難なのだ!」
モノクマ「は?」
十神「確かに部屋にいる間なら這いずれば一人で行けるだろう」
十神「だが、廊下などにいて誰かに車イスを押してもらっている間、トイレに行きたくなったら」
十神「わざわざトイレまで連れていってもらわなければならない、それはこいつのプライドと女の羞恥心が許せなかった」
苗木「そんなにぺらぺら言わなくても!」
大神「いや、いいのだ苗木よ……」
十神「しかし滑稽だ!この歳になって『オムツ』だとはな!」
モノクマ「『オムツ』ぅ!?」
十神「迷惑をかけないように考えた結果だ!泣かせるじゃないか!だが、オムツをするのには難点がある」
十神「オムツはかさばる、だから自然と座高が高くなるからな!」
モノクマ「ま、まってよ一応オムツは倉庫にあるけど減ってない」
十神「それは違うぞ!」
break!
十神「大神は布オムツなのだ!」
モノクマ「パンパースぅ!」
十神「こいつは自分のタオルをオムツとして使っているのだ!紙だと蒸れたりするらしいからな!」
苗木「十神くん!大神さん恥ずかしさで漢泣きしてるよ!あと朝日奈さんおさえてらんないよ!」
大神「ああ…ケンイチロウ……」ツーッ
朝日奈「十神ぃ!ぶん殴ってやる!」
モノクマ「」
十神「わかったか?なんならオムツはずして渡すか?」
モノクマ「いや、なんかすんません」
モノクマ「ちょっと耳いたいから帰るね、ばいな」
大神「このような、羞恥……なんと言うことだ………なんと言うことだああああああ!」ビリビリビリ
モノクマ「」
アナウンス「しばらくお待ちください」
???「あがが…絶望的ぃ…にしてもオムツなんて絶望的ぃ!ほんとかどうかはわからないけど」
十神「行ったか……どうだ俺のはつげふぅ!」
朝日奈「このバカ十神!いくら演技だからってあんなふうに言わなくてもいいじゃない!さくらちゃん今本当に布オムツなんだよ!」
大神「案ずるな朝日奈、ちなみにこれは嘘泣きだ」
朝日奈「にしては目が赤いよさくらちゃん!」
苗木「ドン引きだよ十神くん……」
セレス「もう少し言い方がありますでしょうに」
桑田「て、てかパソコン壊れてないのか?」
不二咲「大丈夫みたいだよぉ」
パカッ
アルターエゴ「大神さんのお尻暖かかったよ!ただなんかいわか」
パタンッ
不二咲「……」土下座
大神「頭をあげてくれ」
こうして、波乱に満ちたやり取りは終わった。
このあと、男子は野球しに体育館に行ったのだった。
江ノ島「トンツートンツー00、00、こちら01盾子ちゃんきこえる?どうぞ」
モノクマ「こちら00、てか名前言うなどうぞ」
江ノ島「盾子ちゃん聞いて、不二咲くんがアルターエゴっていう自律AI を作ったの、どこまでできるかわからないけど衛星砲あたりジャックできたらやばいよ」
モノクマ「てかあんの衛星砲って?」
江ノ島「……………………」
モノクマ「秘匿すべき内容なら言うなよ!しかしAI かあ、まいったなあ」
江ノ島「あと大神さんはガチ布オムツ」
モノクマ「どうでもいいよ!」
江ノ島「そうもいかない、オムツおるなしで体の回復度合いがわかる。少なくともまだまともに歩けない」
モノクマ「はえーさいですか」
江ノ島「ところで頼んだものは ?」
モノクマ「あと数日で来るよ、うぷぷ」
江ノ島「よかった、トラップ作るには時間がかかるし」
モノクマ「あともう少しですごいのがみれんだねえ!うぷぷ、うぷぷぷ!」
江ノ島「ああ…楽しみだなあ……ふふふっ」
体育館
桑田「よっし!ホームラ」
苗木「よいっしょ!」
ピョーン
桑田「2m飛んだぞ!?」
苗木「よし、きゃっち……うわっ! 」バツンっ!
葉隠「グラブがやぶけた!」
シュタッ
苗木「すごい威力の打球だったよ!」
桑田「オメーもすげえよ!野球やれよ!」
苗木「目立てないから無理無理 桑田くん、やっぱり野球捨てちゃダメだよ」
桑田「べ、べつにいーだろ!」
苗木「桑田くんは戻れるから大丈夫だよ 僕とちがって」
桑田「…………」
不二咲「スイング難しい」
山田「不二咲千尋殿! おちん○が太ももにつくように腰を回すのですぞ」
大和田「なわけねえだろ!」
石丸「いや、王や長○は事実そうやってスイング矯正してたらしい!」
大和田「マジかよ」
桑田「戻る…か」
十神「おい苗木!早く投げろ!打ってやる!」
苗木「えいっ!」
ズバァン!
山田「ストライクですぞ!」
十神「………速すぎるぞ」
桑田「130くらいかな?」
きょうはこれでおわり
残姉ちゃんはチャージ中
タイマンにするか違うやつにするか考え中
江ノ島盾子の部屋
「97、98、99、100…ふう、3分以内に100回終わりっと」
日課の腕立て伏せを終え、シャワールームへ行く、腕立て伏せは下着姿でやっていたのでさっさと入ってしまおう。
かつらはすでにはずしていた。
シャアァァァァ……
盾子ちゃんが言うにはもう少しで物資が届くという。
私が密かに隠してあった武器だけでは心もとなかったから実に助かる。
「苗木くん……」
2年前
苗木「ここが希望ヶ峰高校かぁ大きいなぁ……」
苗木「(これといって防犯カメラのたぐいは見当たらないな。だけどなにか気になる)」
苗木「………(入り口近くに穴を掘削した跡……そして近くには土嚢…)」
苗木「(よし、なら。)さて、一歩踏み出そう!希望ヶ峰高校で輝かしいスタートだ!」
ぽすっ
苗木「うっ!」
バタッ
???「!?」
苗木「うぐぐ…くるしい…ここからでなくては……」
ずるずる
???「!!」
ドサーッ!
戦刃「大丈夫!?苗木くん!」
苗木「(はいビンゴ)ち、ちかくの…マクドナ○ドへ……」
戦刃「わ、わかった!」
マクドナ○ド
苗木「久しぶり煮会えたね?だけど説教始めます」
戦刃「はい……」
苗木「なんでバレバレなとこで待ち構えてるのさ!」
戦刃「偶然盾……知り合いが希望ヶ峰の新入生全員のリストを見つけて、その中に苗木くんがいたからつい」
苗木「襲う気だったと」
戦刃「そう」
苗木「なんでまた……」
戦刃「それは…」
数年前
苗木「僕の名前は苗木誠 、これでいいかな?」
戦刃「苗木くんかぁ……」
苗木「ただし、隊長さん以外には僕のことを話しちゃダメだよ」
戦刃「なんで?」
苗木「僕は忍者だから言いふらされたら忍者としてやってけないよ」
戦刃「そっか、公にできないからね。」
苗木「顔が知られたらデメリットしかないし」
戦刃「じゃあ、今度会ったら決着つけさせてくれるならいいよ!」
苗木「ははは……そう来たか」
戦刃「このまま勝ち逃げされたくな……へくしゅっ」
おのれ睡魔め…
苗木「だ、大丈夫?」
戦刃「寒い……」
苗木「ウォッカならまだあるから、はい」
戦刃「まだあるって言ったって両腕使えないし、あーんしてもらうにもお酒だからきついよ」
苗木「あっ!………しかたないな……」
ごくごく
戦刃「なんで苗木くんが飲むの?」
チュッ
戦刃「~~~ !?んぐっ…んっ… 」コクコク
苗木「ぷはっ……口移しくらいしか安全に飲ませるやり方なくて……」
戦刃「はぁ…はぁ…… 」 トロン
苗木「よ」
>>285はミス
戦刃「はぁ…はぁ…… ファーストキスだったのに 」 トロン
苗木「(あっかわいい)」
戦刃「ばか……///」
数年後
戦刃「はうう……/////」
苗木「そ、そこまで思い出さなくていいから」
戦刃「あのあとも何回か……」
苗木「ごほん!とにかく誰にも言わない代わりに僕とまた戦いたいってこと?」
戦刃「うん」
苗木「思いっきり殺す気満々だよね」
戦刃「うん」
苗木「僕さあ、高校の学園生活くらいはまともに過ごしたかったんだ」
戦刃「なんで?」
苗木「今まで学校とか行ってても、仕事でだいなしになったりしたし、僕修学旅行も行ってないんだよ」
戦刃「私もないけど」
苗木「戦刃さんと違って忍者してないときは普通の男の子だからね、僕は」
戦刃「うーん……あっ、忍者ってことがバレたり学校やめることになったら戦ってくれる?」
苗木「人のなけなしの青春そこまでして邪魔したい?」
戦刃「うっ……」
苗木「高校生になったんだからせめてこの三年間はまともにくらしたいなあ。
戦刃さんもさ、それでいいんじゃないかな?」
戦刃「つまりエンジョイスクールライフ?」
苗木「そうそう」
戦刃「うーん…盾子ちゃんからもそういう風にしろって言われたしそうするね」
苗木「ありがとう戦刃さん」
戦刃「えへへ……あっ柔道の時間とかはペアになってね」
苗木「うーん……それで妥協してくれるなら」
苗木「(聞いた限りだとばらされてないみたいだからよかった。今まで戦場にいたみたいだし、普通の女の子の生活させてあげたいなあ)」
戦刃「あっ、苗木くん 時間が」
苗木「あっ!始業式はじまっちゃう!」
戦刃「い、急ごう!」
苗木「うん!」
……………
…………
………
戦刃「……それからことあるごとに苗木くんと行動したっけ。遊園地に行ったり、因縁つけてきた8人兄弟倒したり」
戦刃「楽しかったなあ、学園生活」
戦刃「だけど同時に物足りなかった」
戦刃「飛び交う轟音、はりつめた緊張感、絶えず聞こえる阿鼻叫喚」
戦刃「我慢するのに頑張ったけど……んっ……思い出すほど火照ってきて……」
戦刃「あっ…あっ……苗木くんっ…苗木くんっ……」
戦刃「もう少しで、また戦えるね」
モノクマ「シャワールーム覗いてたら残姉ちゃんがオナッてた」
戦刃「見ないで!?」
今日はこれで終わり
残姉ちゃんってガンセックスしてそうだよね
最近モノクマからなんにも動きがない。
とりあえず何があってもいいように準備だけはしておこうと、
なんとなくモノモノマシーンを回してみる。
苗木「葉っぱふんどし、動くこけし、動くこけし、動くこけし、動くこけし……なんだよ!」
舞園「ど、どうしたんですか苗木くん」
苗木「舞園さん、さっきから動くこけししかでないんだこれ」ヴィィィィン
舞園「う、動くこけし……////」
苗木「一応使い道はあるけどこれじゃあ…」
舞園「えっ!?」
苗木「だってこれ」
舞園「(い、いけませんよ苗木くん!そんな動くこけしだなんてそんなに使われたら壊れちゃいます!
で、でも苗木くだったら!)」ムッハー
苗木「なにかの武器に使えそうじゃない?」
舞園「そ、そうですね!(これは誘っていますね////)」
霧切「あら、苗木くん。いいものは出たの?」
ヴィィィィン
霧切「……………」
苗木「武器に使えそうじゃない?」
霧切「そ、そうね///」
苗木「ところで霧切さん、この学校って火災対策のスプリンクラーついてるのかな?」
霧切「え、ええモノクマに聞いたらあるって」
苗木「うん、ありがとう霧切さん!(ガチャ)あっ、これは……」
霧切「お酒ね、しかもウォッカ」
舞園「ウォッカっていえば……」
苗木「……なにかに使えそう」
山田「動くこけしをたくさん…すごいですな」
桑田「まさか苗木のやつ…」
葉隠「いや、工夫して武器を作る苗木っちだからなにか武器に使いそうだべ!俺の占いはr」
セレス「あなたたち、紅茶とスルメたしなむなんてバカみたいなことしないでください」
朝日奈「紅茶にはドーナツだよ!」
大神「(ぬう…苗木よ、阿修羅の涙を当てたのか。羨ましいな)」
二階男子トイレ
石丸「つれションとは不思議な気分だな!」
大和田「ああ!」
不二咲「ふう~」
石丸「ぬっ、小便器のボールが切れた!とりかえねば!掃除道具置き場にあるかな?」
<ウワッ!ゴチャゴチャダ!カタヅウワッコロン……ウワァードサドサ
不二咲「石丸くん!?」
石丸「いたた…な、なんだこの場所は!」
不二咲「か、隠し部屋!?」
大和田「マジかよ!」
石丸「机に…(ガラッ)これは、LANケーブル!」
不二咲「あっ、LAN入れるところがあるよ!これはもしかして!大和田くん!」
大和田「ああ!特服に隠したノーパソを繋いでみようぜ!」
石丸「僕はみんなに知らせてくる!」ダッ!
大和田「ん……?でけえ機械もあるぞ?」
不二咲「シュレッダーだねぇ あれ?なんだかぎちぎちだよこれ」
大和田「開けてみっか!」
ガチャ
大和田「………なんだ?これ」ぷにぷに
ビクッ
不二咲「う、うごいた!」
十神?「お、おい!頼む!出してくれ!」
二人「と、十神(くんっ)!?」
石丸「大スクープだ!」
十神「どうした、慌てて」
石丸「かくかくしかじか」
十神「ほう…それは興味深い」
大和田「なんとかだしてやれたが……お前、太ってないか?」
十神?「俺にもわからん!図書室で本を読んでいたらモノクマに眠らされて……」
不二咲「それでそうなったのぉ?」
十神?「ああ…」
大和田「だっはっは!今までの罰だなそりゃ!」
不二咲「大和田くん!そんな言い方…」
十神?「いや、いいんだ不二咲。単独行動をとっていた俺の責任だ」
大和田「やけに素直だな……」
十神?「今までの態度は確かに覇者というよりは暴君に近かった……これからは他者への気配りも大切にせねばな…」
大和田「へっ、なんだ。やっとわかったか。でもまあ悪くないと思うぜ」
不二咲「そうだね!あらためてよろしくね!十神くん!」
十神「何を改めるんだ?」
三人「え?」
大和田「十神が二人!?」
不二咲「え!?なにこれ!?」
十神「いや、そもそも貴様らなぜこんな豚と俺を見間違える。こんな豚と」
豚神「貴様こそ何者だ!なぜ俺と同じ格好をしている!」
腐川「白夜様いったいなにが… え?白夜様が太った!?」
十神「違う!こいつは偽物だ!」
豚神「何を言うか!貴様こそ!」
大和田「あー、仕方ねえ証明させるにはどうすりゃ……」
ドゴーンッ!!
十神「な、なんだ!?」
山田「ふーっ、ふーっまさか隠し部屋などと!レミーラが使えたらわかったのに!」
霧切「とにかく確認しようと何人か食堂に残して、
向かっているわけだけど…嫌な予感がするわ」
石丸「こっちだ!二階の男子トイレに……」
苗木「待って!石丸くん!」
石丸「え?ぬわっ!?二階トイレがくそまみれに!?」
モノクマ「やっちゃったぜ。」
苗木「モノクマ!?」
モノクマ「実はね、知り合いのマネージャーのおっさんとちびのコックさんとやりあったぜ。
橋の下でやりたかったけどね」
山田「投稿者:変態糞白黒熊。ってあほか!」
豚神「気を付けろ!こいつは敵の間者かも知れない!」チャキ
十神「なんだと!」チャキ
不二咲「(ふたりとも黄金銃だ…)」
腐川「も、もういみわかんない……」バタッ
大和田「おい!しっかりしろ!」
不二咲「(どちらかは偽物確定だけど……モノクマの力さえあればたしかに十神くんを太らせることもできそう…)」
十神「その厚かましい顔を吹き飛ばすぞ!」
豚神「なんだと!貴様!」
モノクマ「みんなおそろいでどうしたのさ?」
苗木「いや、その…」
江ノ島「うーわくっさ!なにこれくさっ!」
霧切「江ノ島さん?」
不二咲「(そうだ!)じゃ、じゃあ二人ともいくつか質問するから答えて!」
大和田「不二咲?」
十神「なるほど、答えられなかったやつが」
豚神「犯人というわけだな!」
大和田「なるほど!冴えてるぜ不二咲!」
江ノ島「こんなくっせーとこいるよりさ、食堂に戻ろうよ。マジくせえ」
苗木「(……助け船をだしてくれたのかな?)」
モノクマ「まだまだ掃除してるからあとにしなよ はっ、まさか男子トイレで5人対戦?ハァハァ」
霧切「一度戻りましょう」
不二咲「まずは20○○年の十神財閥の総資産は?」
二人「○○円」
大和田「うげっ!?なんだそりゃ!?」
十神「あまり収益がなかったな」
豚神「だが、みんなそれぞれ貢献していた」
不二咲「十神くんの所有免許は?」
二人「ほぼすべての車両の免許etc……」
大和田「バイク乗れんのか!外出たら勝負だ!」
豚神「ついてこれるかな?」
大和田「なめんなよ!」
十神「敵にほだされるなよ!」
江ノ島「あ、苗木ー」
苗木「な、なに?」
江ノ島「話したいことかあるから部屋に来てよ」
山田「お誘い!?」
豚神「腹が減ったな……」
十神「おかしなことをしたら撃つぞ」
不二咲「(ふたりともここまでは同じか……)」
大和田「くそっ、区別つかねえじゃねえか!」
霧切「話したいことって?」
江ノ島「散策すんなよー!探偵ってプライベートにも顔突っ込むのかよ!」
霧切「……!いいえ、そんなこと…」
石丸「不純異性交遊はやめたまえよ!」
江ノ島「違うよ」
石丸「それならよし!」
不二咲「(だけどあの質問ならきっと偽物は答えられない)」
豚神「これ以上は無駄だ不二咲、敵にこんな技術があることを伝えにいくんだ」
大和田「けどなんか閉じ込められたらしいぜ?」
十神「なんだと!?」
苗木「いいよ、僕も話したいことがあったし」
江ノ島「じゃあいこーぜ!」
霧切「…………」
不二咲「(だけどあの質問ならきっと偽物は答えられない)」
豚神「これ以上は無駄だ不二咲、敵にこんな技術があることを伝えにいくんだ」
大和田「けどなんか閉じ込められたらしいぜ?」
十神「なんだと!?」
苗木「いいよ、僕も話したいことがあったし」
江ノ島「じゃあいこーぜ!」
霧切「…………」
二重スマソ
不二咲「じゃあ最後の質問だよぉ」
十神「フン、答えてやるか」
豚神「ああ、望むところだ」
不二咲「家族との思い出話をしてよ」
江ノ島の部屋
江ノ島「まーまー、くつろいで」
苗木「う、うん。いいにおいがするね」
江ノ島「アロマってやつだよ!ちょっと着替えてくんね」バタンッ
苗木「火薬のにおいとまざってるよ……まったく」
二人「!!」
不二咲「十神くんちの世襲制は聞いたことがあるよ。兄弟がいた場合は優秀な者が十神財閥を継承、それ以外は絶縁」
不二咲「でも……そんなこと気にしなかった時もあったと思うんだ」
十神「……フン」
豚神「…………」ゴソゴソ
大和田「チョコレート?」
豚神「………………」ガツガツガツ!
十神「あれは…そうだな。家族みんなで初日の出を拝みに富士山へ登ったんだ」
豚神「ハァーッハァーッハァーッ………」
十神「皆、めげることなく山へ挑んだ。」
豚神「うっ…うっ……俺は…」
大和田「ふ、ふとってる十神?」
十神「一番乗りは俺だった、二番目だった兄はな、俺にこう言った」
豚神「ぼ、僕は………」
十神「『それでこそ十神の血だ。誰にも負けない男への第一歩。』そのときは意味がわからなかった」
豚神「うーっ…………ぐうっ………」
十神「………なんだ?『自分にはウソと出任せしかありません』と言えよ。偽物」
豚神「うわあああああ!」チャキッ!
同時刻
苗木「………さっきのウォッカと…グラス持ってきててよかった。」ゴソゴソ
???「おまたせ………それって」
苗木「ねえ、懐かしいよねこれ」
???「うん、懐かしい」
苗木「このちょっと安いウォッカ、飲みやすいよね」
???「みんな飲んでたよ。フェンリルのみんなも」
苗木「君と僕もね」クルッ
苗木「戦刃さん」
戦刃(下着姿)「そうだね。苗木くん。」
苗木「………服は着なよ」
戦刃「タンスにしまいっぱなしだったんだもん!」
戦刃「いつから気づいてたの?」
苗木「そもそも荒がありすぎなんだよ。飲む?」
戦刃「未開封か、いいよグラスは私も持ってるから」
苗木「あはっ、警戒された」
戦刃「ふふっ」
トクトクトク……
苗木「再開を祝して」
戦刃「もう少しで別れになることを惜しんで」
二人「乾杯」
苗木「ふう…」
戦刃「懐かしいね」
苗木「喉が焼けそうだ。でも、いろんなことも忘れられそう」
戦刃「あれから何人殺した?」
苗木「戦刃さんと同じさ」
戦刃「もうっ、私がいくら残念呼ばわりだからって……覚えてないもん」
苗木「戦刃さん、なんでこんな」
戦刃「ねえ苗木くん。私たちキスしたことあるよね」
苗木「ぶはっ!」
戦刃「動けない私のために口移しでウォッカを」
苗木「あ、ああそういうことか」
戦刃「あのあとふたりでなんどもちゅーして朝が来るまで…」
苗木「言い方どうにかならない?」
食堂
モノクマ「どうっすか?生中継!」
山田「朝が来るまでラブトゥギャザー?リア充はぜろ」
石丸「えの…戦刃くん!服を着ろ!飲酒をしてはいけない!」
桑田「苗木のアホアホアホアホ!」
セレス「口移しですか。あらあら口移しですか」ギリッ
舞園「………………………」ピクピク
朝日奈「な、なんだか大人のふんいきだよ!」
大神「(なぜ体育館に我らを集めなかったのだ…消えた十神や腐川、隠し部屋に行った大和田と不二咲……)」
霧切「苗木くん離れてバリツ使えない(探偵だと言う私も忘れていたことを知っていたから黒幕と繋がりが……)」
葉隠「霧切っち!建前が出てるべ!」
戦刃「私はあの子のためにあなたたちを絶望に落とすために頑張ってきたの」
苗木「悲しいね、みんなの記憶を奪ってまでその子のために頑張ったんだ」
戦刃「私も苗木くんやみんなとの思い出がなくなって寂しかった。特に苗木くん」
苗木「そ、そうなんだ」
戦刃「苗木くん、まだ私が軍人モードじゃないうちに御願いしたいことがあるんだ」
苗木「なに?」
戦刃「キ」チュッ
戦刃「ん……」
苗木「んふ… もうしちゃった」
戦刃「ずるいずるい」
苗木「分かりやすいんだよ」
戦刃「じゃあ、もっと」
がしっ
苗木「うわっ…ちゅっ…んっ…ちゅ」
戦刃「ん…あ……んふっ……ぷはっ」
苗木「満足した?」
戦刃「はぅ…やっぱりずるい」
食堂
モノクマ「……………えっと」
石丸「やっぱり不純異性交遊じゃないか!」
山田「だけどこれはなにかのねたに……たぎる!でも死ね!苗木誠どの!死ね!」
セレス「ぐわあああああ!もう今からあいつのソバカスくりぬきにいこうぜ!」
桑田「アポ……」
舞園「あんな大人のキスしたら……いやん、苗木くんそんな…」(現実逃避)
大神「なんと言うことだ……(指の間からバッチリ見てる)」
朝日奈「あうあうあう……」
葉隠「カメラにとりたかったべ!」
霧切「戦刃むくろをなぐ…捕まえにいかなきゃ!」
ガチャガチャ
霧切「鍵がかかっている…?」
モノクマ「うぷぷ……」
戦刃「ああ…苗木くん……」
苗木「戦刃さん…よかったら僕たちと」
戦刃「苗木くん、苗木くん苗木くん」
苗木「……?」
戦刃「苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん
苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん」
苗木「……」スクッ
戦刃「だめ、はやくいって、わたし、我慢してたのにもう限界。
でも盾子ちゃんのお願いのために我慢我慢。
苗木くん部屋にもどってじゅんびして、ねえ全力でねえ決着つけたいんだもん
えへへ苗木くん苗木くん大好き!大好き!大好き!殺す!殺す!殺したい!」
苗木「戦刃さん、あの子って絶望が好きなんだ」
戦刃「うん、そうだよ。でもやだやだやだもん、私と今話しているのに、苗木くんの『アレ』が見たいのを頑張って我慢してるのに!盾子ちゃんのはなし!ずるいずるいずるいずるい!」
苗木「『アレ』って?」
戦刃「『死に顔』最高の『死に顔』。」
戦刃「何が起きたかわからないみたいな顔、苦しみ抜いた悲痛な顔!最後まで自分のため、誰かのために戦って散った顔!泣いて懇願してた顔!戦争、戦場、いろんなところで見てきた顔!」
戦刃「私は苗木くんの死に顔がみたいの!」
戦刃「苗木くん大好き。殺したい。
一緒にデートしたい。決着をつけたい。私に女の子の喜びを教えてくれた。私に敗北の味を教えてくれた。」
戦刃「そんな 苗木くんの 死に顔がみたいの」
苗木「………残念だよ、戦刃さん」
戦刃「ごめんね、苗木くん」
ガチャ
苗木「じゃあね、また来世」
戦刃「またあとでね、苗木くん」
モノクマ「……………」
霧切「狂ってるわ」
モノクマ「そだね」
セレス「あなた、もしかして本物の江ノ島」
モノクマ「そだよ」
石丸「どうしたいつものテンションではないな
殴ってもいいか?モノクマ、いや江ノ島盾子!!」
モノクマ「ぶっひゃっひゃっひゃっ!あっひゃっひゃっひゃっ!ぎゃーっはっはっ!」
ゴスッ!
山田「石丸清多夏殿!おやめくだされ!」
石丸「うるせえええ!止めんな!」
桑田「こいつ殴っても意味ねえだろ!それに校則」
モノクマ「あっひゃっひゃっひゃっ!いいよ、いいよ許可しちゃう!許す!」
舞園「嬉しそうですね」
モノクマ「だってさあー?ねえ?」
モノクマ「ラブラブあまあま展開が始まりました!ふたりそろってチュッチュッ!
それからドン引きカミングアウト!愛する二人がコロシアイ!むしろ?殺し愛!それに比べたら今更この計画や、私様の正体なんて!どうでもいいのだー!」
大神「貴様!」
モノクマ「あー、あー、お知らせですお知らせです」
モノクマ「忍者を倒すために伝説の軍人が来たよ!だからみんな廊下に出ては行けません!邪魔だからね!」
モノクマ「けど一定時間たったら解放してあげる!一人ずつ!ひきこもるもよし、加勢もよし!」
モノクマ「あと一時間後にスタート!苗木くん、お姉ちゃん、いい感じに戦え?勝利条件は戦闘不能にさせることさ!」
モノクマ「戦闘不能にしてからは自由!お姉ちゃん、剥製セットあるからね!」
霧切「狂っている……」
山田「あわわわ…忍者vs 軍人……ヤバイ戦いですぞ」
石丸「まずい!兄弟たちがまだ二階に!」
舞園「ええ!!?」
隠し部屋
十神「お前が偽物か」
豚神「違う、俺は、俺は!」
バーンッ!!
十神「ぐうっ!」
豚神「ぐわっ!」
大和田「二人同時に銃に向かって撃った!」
ジェノ「うは!ドッペルだなおい!」
不二咲「うわあ!?」
豚神「ちいっ!」ザッ!
十神「構えたか、面白い」ザッ!
大和田「タイマンか!」
ジェノ「やだん、ダーリンかっこいいん」
不二咲「十神くんの構えは天地上下の構え、仮に豚神とよぶと豚神の構えは……腰をおとしただけ?」
大和田「詳しいな?」
不二咲「結構読むんだあ格闘技!」
十神「なんだその構えは、なめているのか」
豚神「貴様、至近距離で行う日本の国技を知らんのか?」
十神「なんだと…?」
不二咲「!いけない!正面はだめだよぅ!」
十神「くらえ!(とりあえず蹴りで様子を見るか)」
豚神「ふん!」ゴスッ!
十神「(なに!?あたりにきただと!?)」
豚神「だぁぁぁ!」ベチン!べチン!
十神「ぐぁっ!こ、こいつ!相撲だと!?」
大和田「張り手で押しきってる!」
豚神「捕まえた!」ガシッ
十神「しまった!」
不二咲「さば折り!」
豚神「砕いてやる!うおお!」
大和田「やべえ!たすけねえと!」
ジェノ「いや、大丈夫みたいじゃん」
大和田「はぁ!?」
十神「さば折なら……足も押さえるべきだ…な!」ゴスッ!
豚神「うぐっ!きさま…」
十神「爪先で鳩尾を蹴ってやった。どうした?贋作。終わりか?」クイクイ
豚神「殺す!」
大和田「あいつマジで強かったんだなあ」
不二咲「ケンカしたいとかなしだよ?」
大和田「わーってるよ」
十神「なぜ俺に化けた。答えろ」ガッ!
豚神「うるさい黙れ!」ガシッ!
十神「言葉は理解できるだろ?返答くらいよこしたらどうだ 豚」
豚神「うるさいうるさいうるさい!」
ガシッ
大和田「ベルトをつかまれた!」
不二咲「十神くん!」
ググッ
豚神「君が羨ましかったんだ!財力、容姿、権力!全て!」
十神「………」
豚神「けど僕にできるのは詐欺だ!惨めだ!哀れだ!君のような人間には理解できないだろう!」
十神「……」
豚神「だからきみに成り代わって」
十神「結局、貴様は自分に対して詐欺を行い続けるだけのあわれな豚か。自分の名前、言えるか?」
豚神「」
豚神「うわあああああ!」ブオンッ
大和田「あのまま投げるきだ!」
不二咲「十神くん!」
十神「きさまが横に投げるなら、俺は」
ガクンッ
豚神「えっ?」
大和田「豚神よりさらに体を低くした!?」
十神「あえて地べたにつき、貴様を飛ばそう」
グルンッ
不二咲「ともえ投げ!」
十神「きさまが横に投げるなら、俺は」
ガクンッ
豚神「えっ?」
大和田「豚神よりさらに体を低くした!?」
十神「あえて地べたにつき、貴様を飛ばそう」
グルンッ
不二咲「ともえ投げ!」
また二重スマソ
豚神「うわああっ!?」
ドサアッ!
大和田「自分の重さも相まってかなりの威力だ!」
豚神「ハァーッ…ハァーッ…」ガシッ
ジェノ「やっべ、あいつの近くにさっきの銃が!」
大和田「やばい!」ダッ
豚神「いら……ないっ!」ブンッ
3人「!!」
十神「……」コツコツ
十神「………」
豚神「お願いだ……僕を殺してくれ。もうこの世には絶望しかないんだ…」
十神「絶望?何をいっている。いや、この俺に今まで直接出会うことがなかったからな」
豚神「違うよ……僕は今まで人を騙して生きてきた。もう疲れた。だから…」
十神「甘ったれるな!」バシッ
豚神「!?」
十神「さっきから聞いてれば!貴様!この俺が最初から完璧だと思っていたのか?違うなきさまらの理解できないくらい力を蓄えたのだ!」
大和田「素直に『努力した』っていえよ……バーカ」
十神「きさまのその技術を得るためにそうしただろうが!自分の力にも嘘をつくのか!」
豚神「ちがう…ちがうよ…」ポロポロ
十神「仮にも貴様はこの俺に傷をつけたのだ!罰としてこき使ってやる!ありがたく思え!」
豚神「うぅーっ……!」
十神「きさまの他人に対する気配りは参考にさせてもらうぞ」ボソッ
豚神「ありがとう………」
ジェノ「んあああああ!イきゅううう!」ビクビクッ!
3人「!?」
ジェノ「やべえよ…やべえよ…白夜様やべえよ…○○○○が那智の滝だよ!」
※日本の名勝
不二咲「おっ、おま」
大和田「不二咲、やめろ、危ない」
ジェノ「いいよ!こいよ!ぶちこめぶちこめ!」ふりふり
豚神「よいっしょ!」
バチーン!
ジェノ「いっでええええ! っくしゅ!」
腐川「あ、あら?なになにどしたのよ?おしりがっ!ってひぃぃ!偽白夜様!わ、わたしにスケベなことするきでしょう!」
豚神「やれやれ、見破られたか。俺もまだ未熟だな」
十神「くくく…ハーッハッハッ!」
腐川「え?え?なに?どういうこと?」
大和田「だっはっは!なにはともあれよかったな!あれ?なんでこんなとこにいたんだっけ?」
不二咲「あっ!」
不二咲「そうだ!LANケーブルを」
モノクマ「あー、あー、お知らせですお知らせです」
十神「校内放送!」
モノクマ「忍者を倒すために伝説の軍人が来たよ!だからみんな廊下に出ては行けません!邪魔だからね!」
モノクマ「けど一定時間たったら解放してあげる!一人ずつ!ひきこもるもよし、加勢もよし!」
モノクマ「あと一時間後にスタート!苗木くん、お姉ちゃん、いい感じに戦え?勝利条件は戦闘不能にさせることさ!」
モノクマ「戦闘不能にしてからは自由!お姉ちゃん、剥製セットあるからね!」
不二咲「ど、どういうこと?」
豚神「戦刃むくろが動き始めたみたいだ」
十神「戦刃……超高校級の軍人か!」
豚神「そして、『超高校級の絶望』でもある」
不二咲「超高校級の…絶望」
豚神「あの姉妹がこの世に絶望を振り撒き、滅ぼしたのだ」
十神「なんだと…」
豚神「江ノ島盾子の知恵と戦刃むくろの武力でな。……十神財閥も江ノ島に」
十神「この俺は滅びていない」
豚神「フッ」
腐川「し、子孫なら私が」
十神「まず風呂にはいれ」
十神「豚神、大和田、お前らは不二咲を守れ。俺と腐川は部屋へ戻る」
豚神「苗木を援護するためか」
十神「まあ、この『超高校級の完璧』の助力を与え、奴には十神財閥復興のための手足になってもらう」
大和田「タダ働きさせんのか?まあ、とにかく、だ。死ぬなよ十神」
十神「だれに言っているんだ 大和田」
大和田「ヘン!」
十神「ふん」
不二咲「僕は頑張って回線を繋ぐね!学校のことなにかできるかもしれないし!」
十神「期待しているぞ、ついてこい!腐川!」
腐川「はぃい!」
ギシギシ
十神「あかない…」
豚神「ふんぬ!」
ドオン!
豚神「あいた…くさっ!」
大和田「うんこのにおいが!」
不二咲「くさい!」
アルターエゴ「多分モノクマの仕業だよ」
豚神「十神、俺がこの学園の資料をシュレッダーした紙がそこにある。アレをしいていけ」
十神「貧乏な赤絨毯だな」
豚神「新生十神財閥にはふさわしいかもな」
十神「ははは!よし、ばらまけ腐川」
腐川「はいい!」
十神「さて、 往くぞ!」ダッ
ズルッ ドサッ
十神「おのれえええ!」
食堂
モノクマ「二人とも真剣に吟味しているね!うぷぷ」
葉隠「な、なあ!もし苗木っちが死んだら俺たちは…」
モノクマ「苗木くんなしのいつもの生活が戻るだけだよ。コロシアイのね」
モノクマ「ま、江ノ島盾子が戦刃むくろになるくらいかなあ」
石丸「姿を見せろ、腰抜け!」
モノクマ「いやあ、なにあつくなってんの!石丸くん!」
葉隠「昨日の続きだべ!」
山田「うぐぐぐ……苗木誠殿は大丈夫でしょうか……」
セレス「私たちはただ、苗木くんの勝利を信じるしかありませんわ」
モノクマ「あ、そうそう一度食堂から出たらどちらかが勝つまで食堂にはいれないからね」
舞園「そんな!」
モノクマ「僕の気分でだれをだすかきめちゃうよぉ うぷぷ」
大神「くっ……プロテインさえあれば……」
朝日奈「そういえば苗木がさくらちゃんに飲ませたいものを冷蔵庫にいれたって……」
大神「なんと」
山田「飲ませたいもの(意味深)」
苗木の部屋
シャアアアアアア………
苗木「…………………ふう。」
いつ襲ってくるかわからなかったのに飲酒するなんて……
僕もまだまだ未熟だな……
キュッ
苗木「仲良くできたと思ったのにな……」
ゴシゴシ ガチャッ
苗木「さて……」
えへへ苗木くん苗木くん大好き!大好き!大好き!
殺す!殺す!殺したい!
苗木「……やるか」
モノクマ「二人の部屋も中継していまーす」
石丸「ゾクッ いまの声は本当に苗木君か…? 」
山田「すごい殺気ですぞ……目が怖いですぞ……」
舞園「これは…なんというか……」
セレス「人を殺す目ですわね」
霧切「でも、私たちの命は彼にかかっているわ。私たちは、私たちにできることをしましょう」
モノクマ「残姉ちゃんのヒューマンシールドとかね!」
葉隠「あぁ、戦刃っちは残念な姉だから残姉ちゃんってわけだな!なるほどだべ!」
大神「グビグビ……こ、これは!」
朝日奈「なになに!もしかしてすごいプロテイン?」
大神「いや、これは豆乳と柑橘類とバナナと蜂蜜を合わせた手作りのプロテインだ。」グビグビ
朝日奈「プロテインって自分で作れるの!?」
大神「そうだ、しかしまさか苗木よ。麦茶の容器に入れてカモフラージュしていたとは…」グビグビ
桑田「腹壊すなよ」
大神「ぬ、桑田か。桑田もどうだ」
桑田「……ああ一口くれ」
朝日奈「意外だねぇ、プロテインだよ?」
桑田「飲まねーと落ち着かねえよ」グビ
大神「おっさん臭いぞ、桑田」
桑田「うる……オーガ、お前右手」
朝日奈「しーっ!」
就寝ビームをくらっていたべ!
すまんだべ
戦刃の部屋
ついに告白した。
苗木くんに告白した!
好きって言った!殺したいって言った!やった!やった!
すぐに殺そうか?
でもわざと生かしてもがき苦しむところを見ながらも捨てがたい!
とにかく物品掌握をしなきゃ!
ナイフ、重火器、アーマーベスト、その他の道具はあらかじめ用意したからよし。
爆風が逆にこっちも危険だからRPGは置いておこう。
戦刃「安全装置よし、弾よし、装具異常なし。よし!」
バンッ!
あとは『仕込み』の時間だ。私は勢いよく部屋からでた。
食堂
石丸「なっ、部屋からでたぞ!」
モノクマ「部屋からでちゃいけないなんてルールなんてないしー」
葉隠「きたねえべ!」
セレス「なにかを仕掛けていますわ」
舞園「廊下の曲がり角に箱みたいなものを設置してますね」
モノクマ「楽しみ楽しみ さて、苗木くんは……あれぇ?」
朝日奈「なんだか真っ暗だね」
モノクマ「カメラに細工しやがったな!もー!ずるいよ!」
山田「えぇー……」
苗木の部屋
苗木「とりあえずこれである程度モノクマノ目をごまかせるや」ゴソゴソ
コンコン
苗木「……はーい」
ガチャッ
十神「苗木、まだいた……いない?」
腐川「か、影に潜んでるとか?にん、忍者だし」
苗木「なんだ十神くんかあ」
十神「天井に張り付いていたか」
腐川「ひっ、す、スパイダーm」
苗木「よっと」シュタッ
十神「苗木、いったい何が起きているんだ」
苗木「十神くんこそ、どこにいってたの?」
十神は二階であったことを説明した
苗木「えと……話がなんだかヘンと言うか……」
十神「とにかく、これで黒幕に一泡ふかせられるかもしれん」
苗木「僕はなるべく時間稼ぎをすればいいんだね」
十神「ああ。俺たちはできる範囲で貴様を支援してやる」
苗木「ありがとう。ただ、戦刃さんと戦おうとはしないで 殺されるから」
十神「ああ……」
モノクマ「あー、あー、あと5分です」
苗木「あっ、もうこんな時間か。十神くん腐川さん部屋に戻らないでここにいた方がいい。」
十神「そう思ってあらかじめ準備はしておいた」
苗木「あ、腐川さんのリュックってそういう…」
腐川「な、なによ亀みたいだって?」
苗木「あはは…」
十神「おい苗木」
苗木「ん?」
十神「死ぬなよ。貴様には新生十神財閥のための馬車馬になってもらうからな」
苗木「ははは…お手柔らかに。じゃあ行ってくるよ」
十神「フン」
苗木「ところで……なんで臭いの?十神くん」
十神「うるさいだまれ」
二階 隠し部屋
不二咲「よし、アナウンスといくつかのカメラを見れるようにできたよぉ」
大和田「やったな不二咲!これで苗木を支援できるぜ!」
不二咲「モノクマにばれないようにするために戦いが始まるまで使えないけどねぇ」
豚神「よくやった、俺特製のケーキをやろう。そこの左から二番目の袋にある」
大和田「……5つくらいあんだがでっけえのが」
豚神「日用品が1食料が4」
大和田「おおいっつーの!」
大和田「どれどれ…… 」
ごそごそ
豚神「安心しろ、人肉とか食べられないものでできているわけではない。」
不二咲「た、食べている人もいるのぉ?」
豚神「………うん」
大和田「マジかよ……ん?」
澪田「すやーっ……もう食えないっす」
大和田「えっと……なんだこいつ」
豚神「澪田さ……澪田!?なぜここに!」
不二咲「そ、その子も君の仲間なのぉ?」
豚神「あ、ああ。超高校級の軽音楽部の澪田唯吹だ。彼女も絶望に組みするものだ」
大和田「とりあえず動けないようにしておくか…なんか物騒なもん持ってるし」
ゴトッ
不二咲「ま、マシンガンだ……」
澪田「根はいいやつだからそうしてもらえると助かる」
………
……
豚神「これでよし」
澪田「すやーっ」
不二咲「手際いいね……」
大和田「なんとかなったな。さてケーキを……」
澪田「ふわぁー……よくねたっす………あり?」
三人「」
公開プロキシ禁止とかなんだべ
澪田「ありのままいまr澪田は豚神ちゃんがいないと暇だからこっそりついていったら縛られていた。何を言ってるかわかんねーと思うっすけど澪田も……」
澪田「それにしてもすごい頭っすね。誰っすかあんた」
大和田「お、おう。俺は大和田…」
澪田「自分は澪田唯吹の澪に澪田唯吹の田に澪田唯吹の唯に澪田唯吹の吹で澪田唯吹っす!」
大和田「殴っていいかこいつ!」
豚神「落ち着け」
澪田「っていうかなんで豚神ちゃんそんなにコロシアイの人たちと仲良さげなんすか?もしかして裏切りっすか?」
豚神「実は……」
澪田「……絶望っす…もう死ぬしかないっす…一人でいるのは嫌なのに豚神ちゃんまで澪田から離れるなんて……」
豚神「ち、ちがう僕はこれが終わったら君を迎えにいこうと」
澪田「こーなりゃマシンガンで派手に頭ぶち抜くっす!ヒャハー!」
不二咲「縛られてるのに?」
澪田「あ」
豚神「いいかい澪田さん、正直絶望してるよりこっちにいた方が楽しいよ」
澪田「え?」
豚神「そこのもろこしヘッドの彼はホモだし、超高校級のアイドルもいるし、ミュージシャン希望のチャラ男もいるし」
澪田「ぱ、パネェっす」
大和田「ホモじゃねーよ!」
不二咲「そ、そうだよ!」
チラッ
大和田「ほ、ホモじゃねーよ!」
豚神「痩せた僕がいるし」
澪田「いやいやいやさすがにそれは嘘っす!騙されないっす!もし本当なら鼻の穴でスパゲティ食べるっす!」
豚神「チラッ」
不二咲「ほ、ほんとなんだぁ…ほら」
アヘ顔ダブルピース十神をみせた
澪田「oh」
澪田「やばいっすわーわっくわくのドッキドキっすね」
豚神「そこに俺が加わる。悪くないだろ?」
澪田「おおー」
澪田「と、とりあえず保留で!」
大和田「ほんとにこいつ絶望してたのか?」
豚神「比較的軽い方だひどいやつはひどい」
ねむくなってきたからつづきはあとだべ
澪田「縄も解いてもらったし唯吹がこれまでのあらすじを言うっす!クライマックスあらすじっす!」
豚神「がんばれ」
むくろちゃんがグングニルの槍(意味深)に刺されそうだったけど、誠ちゃんがそれをくないで防いだっす!
ごく普通の高校生の誠ちゃんはなんと『超高校級の忍者』だったっす!アイエエエ!
あ、そういえばこんとき白夜ちゃんの進化前みたいなのがいたっすね。
……鼻の穴で食べる練習しなきゃアチャー
身の潔白を証明する誠ちゃん、もろこしちゃんたちとの熱い友情!
大和田「もろこしじゃねえよ!」
ちなみにカメラがなくて見えなかったけど、細い白夜ちゃんがもろこしちゃんの強烈な一撃アッー!くらったらしいっすね。やはりホモか?
大和田「ちげーよ!」
一方むくろちゃんはちゃくちゃくと、それはそれはデート前の乙女のように~
てっぽーの整備、ナイフ磨き、筋トレほかいろんなことやってたっす。
いやー、レベル高いわ。女子としては……うん、がんばれ。(真顔)
そんで誠ちゃんは実は内通者なオーガちゃんと地下闘技場ばりの闘いをして、勝利したっす。
でもオーガちゃんの人質を部下に命じて殺してたっす!
誠ちゃんカセットコンロ着火ファイアーっす!
………えっと、白夜ちゃんと唯吹はこれには関わってないっすよ?
白夜ちゃんは解説、唯吹はその後ろでお菓子食べてたし……
しょ、正直言って白夜ちゃんすごく優しいしそれに
大和田「脱線したぞおい!のろけんな!」
豚神「………////」
澪田「とりあえずそれ以降は移動に費やして、今日のことは全くわかんねっす」
大和田「それあらすじって言えんのか…?」
不二咲「ところでカメラがなかったから見えなかったって……今までどこで見てたのぉ?」
豚神「あ」
澪田「テレビっすよ?全国に流されてるっす」
大和田「」
不二咲「」
豚神「すまない、言うのをわすれてた…」
大和田「じゃ、じゃあ……」
ホワンホワン
大和田「モノモノマシンで水玉模様陣羽織』を手に入れたぜ。 着てみるか」ゴソゴソ
大和田「………なんかしっくりくるな」
大和田「Are You READY Guys!」
大和田「パーリィの始まりだ!」
大和田「……かっけー」
ホワンホワン
大和田「うわあああ///!」
不二咲「じゃ、じゃあ僕の……」
ホワンホワン
不二咲「モノモノマシンでなんだかかっこいいマントを手に入れたよぉ」ゴソゴソ
不二咲「着てみたよぉ、なんだか魔王みたいだ」
不二咲「………」
不二咲「愚民め」ボソッ
不二咲「な、なんちゃって!」
ホワンホワン
不二咲「//////」
ホワンホワン
テレビ「愚民め」
まわり「ぐわあああああ!クソカワッ!」ドサドサッ
モノクマ面つけた上品な女「なんというスケベ魔性……田中さんに教わった『座して拝聴する賢者の構え』をしていなかったらコシヌケになっていました……」(体育座り)
モノクマ面つけた上品な女「ああっ!田中さんが!」
モノクマ面つけた厨二病「ぐぅぅぅ…… く、おのれ……色欲司りし魔天め……人間ではないと見抜けなかった……無、無念…… クソカワッ!」バタンッ!
モノクマ面つけた上品な女「田中さーん!」
豚神「罪木を呼べ!」(悶絶)
ホワンホワン
豚神「……あれは危うく死ぬかと思った」
大和田「黒幕め!許さねえぜ!」
不二咲「ま、まったくだよ!あっ!戦刃が壁になにかしてるよぉ!なにか取り付けて壁と同じ色を塗っている?」
豚神「指向性散弾だ、あれはワイヤーと連動するタイプだな」
大和田「つまりなんだ?」
豚神「ショットガン+地雷 だ。ひっぱると爆発と多数の鉄の玉が飛ぶ」
大和田「えげつねえな…」
モノクマ「あと、一分で始まりますあと、一分で始まります。オマエラトトカルチョすんなよ!」
不二咲「早い!」
モノクマ「あ、そうそう不二咲くんと大和田くんは精々隠し部屋で糞まみれになってね!ああ^~たまらないよ!」
大和田「チッ!ふざけやがって」
澪田「あり?唯吹たちが裏切ったのばれてないんっすか?」
豚神「みたいだな。もしくはそれを見越して楽しんでいるか……」
不二咲「で、でも黒幕の興味が苗木くんと戦刃に向いている今がチャンスだよぉ」
アルターエゴ「ご主人タマ、苗木くんを見失ったよ!」
澪田「うっぎゃー!千尋ちゃんの生首っす!あれ?千尋ちゃんが二人?」
豚神「こ、これはどういう……」
大和田「説明はあとだ!始まる!」
少し戻って
モノクマ「あと、一分で始まりますあと、一分で始まります。オマエラトトカルチョすんなよ!」
戦刃「設置完了!つかれたあ…」
1階のトラップを仕掛け終わった。
これだけやったのはいつ以来だったか思い出せない。
だって今、すごく楽しみすぎてたまらないんだもん。
あとは廊下の曲がり角に隠れ、ワイヤーを握る。
位置なんてすぐにわかる。ぬかりはない。
部屋から出てから移動していない、
姿が見えないのは隠れ蓑だと思う。なら、持久戦だよ。
私は1週間のまず食わずにこの姿勢を維持できる。
しびれをきらして近づいたときに
指向性散弾の範囲手前に来たらこれを引っ張り、喰らわせてやるんだ。
えへへ、避けられるかなあ?
苗木くん、頑張ってね!
こんなみえみえの罠に引っ掛かったら許さないんだから!うぷぷぷ!
モノクマ「あと、一分で始まりますあと、一分で始まります。オマエラトトカルチョすんなよ!」
僕は1階の廊下の『ある場所に』隠れていた。
戦刃さんがまず正々堂々闘いを仕掛けるのはまずあり得ない。
殺しあいというのは所詮、臆病で卑怯な方が勝つ。
どこかで身を潜め奇襲する。
それが勝利のための定石だ。
恐らく近くで待ち構えているはず。
だけどこんな学園の隠れる場所なんて各部屋と死角になる場所くらいしかない。
そして部屋の場合は博打過ぎるからまずない。
部屋に入ったら襲うなんて、狭い部屋ならまだしもこの学園の部屋は基本的に広い。
逃げ場に余裕がある時点でまずないだろう。
ゆっくり近づくとしよう。
モノクマ「あと10秒、9、8、7、6、5、4」
戦刃「3」
苗木「2」
モノクマ「1!」
モノクマ「スタートぉ!」
シーン……
モノクマ「あれぇ?なんも起きないや」
霧切「互いに牽制してるのよ映画みたいにいかないわ」
葉隠「しびれをきらしたほうが敗けだべ!」
桑田「じゃ、じゃあ苗木の方が有利じゃねえか?忍者だし!」
モノクマ「あ、残姉ちゃんはあの姿勢のまま1週間飲まず食わず維持できるよ」
セレス「さすがは軍人ですわね 」
モノクマ「だからなんか汚いよ!」
舞園「女子力はないんですね 」
山田「くさい だから気に入った」ハァハァ
セレス「二階の隠し部屋へお行きなさいな」
山田「アッー」
モノクマ「あ、校内放送切り忘れてた」
霧切「鬼ね……それにしてもなぜあの場所を動こうとしないのかしら……ハッ!」
戦刃「……グスン……!動いた! 」
苗木「戦刃さーん!やっぱり垂れ流しだったのー?」
戦刃「(返事はしない。答えたら位置がわかる。……恥ずかしいよ苗木くん////)」
苗木「僕も同じくらい維持できるよ!垂れ流さないように訓練しているから平気だけど!」
苗木「僕も同じくらい維持できるよ!垂れ流さないように訓練しているから平気だけど!」
戦刃「(なにそれうらやましい あと5m……)」
苗木「もしよかったらコツおしえてあげようかー?二人っきりで入れるところで!」
戦刃「(4、3、2、1、今!!)是非とも教えてほしいなぁ!あの世で!」クイッ
ズガァァァン!!
戦刃「あは……あはは!あーっはっはっはっ!」
続きかくべ!
さすがに戦刃っち戦だからまとめてからやるべ!
葉隠「ひ、ひえー!苗木っちの遺言はセクハラだったべー!」
モノクマ「ひゃっほう!おっしまーい……なんだかつまんないなー決着かー」
舞園「そんな……」
桑田「あっけなさ過ぎるぜ……」
霧切「……いいえ、まだよ。」
山田「し、しかしどうやったのかは存じませぬが戦刃むくろ殿は苗木誠殿の位置を把握してあの兵器を発動させたから……」
霧切「位置を把握する方法は簡単よ、電子生徒手帳の機能には誰がどこにいるかわかるようになっている。恐らく、彼女の使っているものは距離もわかるタイプ」
朝日奈「ひ、ひきょーだよそれ!」
霧切「モノクマの……江ノ島盾子の回し者なら、高性能な電子生徒手帳をもっているのも納得できるわ。でも……」スッ
戦刃「……死体がない!隠れ蓑をつけていたとしても血や肉片が飛び散るはず!」
山田「電子生徒手帳のな、苗木誠殿が動いている!?」
葉隠「幽霊の術だべ!」
大神「いや、それはない。だがどうやって……」
霧切「いい?彼は『忍者』なのよ?」
戦刃「どこ!苗木くん!」バッ!
戦刃「え?」
上から……小麦粉の袋………?
ボフッ!
戦刃「ゲホッ、ゴホッ!」
苗木「はいかぶりならぬ粉かぶりだね戦刃さん」バサッ!
戦刃「苗木くん……ギリッ」
モノクマ「なんだってええ!?」
葉隠「お、俺っちの目はおかしくなったべか!?な、苗木っちが
天井に立っているべ!」
戦刃「ぐうっ!」
ズガァンッ!ダッ!!
苗木「危ない危ない。真上に発砲したら危ないよ?」
シュタッ
苗木「発砲して、瞬時に距離をとったか。そうこなくちゃ」
戦刃「裸足で天井にどうやって…いや、それは……」
苗木「カギツメをうまく改造して足につけたんだ。」
霧切「彼は隠れ蓑をみにまとい、天井に張り付いて移動したのよ。廊下は真っ赤な色をしているからうまく擬態したのね」
セレス「しかしなぜ小麦粉を?」
霧切「……それはわからないわ」
山田「粉塵爆発にしては粉が足りませぬぞ」
苗木「小麦粉は強いていったらいたずらかな?じゃあ、来なよ」クイクイ
苗木「戦刃さん」(低い声で)
戦刃「~~~///」ゾクゾクゾクッ
戦刃「苗木くん大好き!」チャキッ
ズガァンッ!
苗木「あぶなっ!ちっ!」ヒュッ!
戦刃「棒手裏剣なんて無駄ぁ!」
葉隠「ナイフに持ち換えたべ! 」
カァンッ!
苗木「ははっ、すごいやあの至近距離ではじいたか」
戦刃「これだけ近いと、銃よりもこっち!」ブンッ!
苗木「的確に手首を狙ってくるね……流石っ…!なら、くないでへし折る!」
ガキィィン!キチキチキチキチ
苗木「ナイフが折れない!?くないより固いのか!?」
戦刃「とくちゅうだよ!」グオッ!
苗木「(つばぜり合い中に右足のミドル!押さえる!)」
戦刃「ニヤ」グイッ
苗木「(蹴りの途中で足をたたんだ!?)」スカッ
苗木「しまった!ミドルじゃない!膝げりか!」
ゴスッ!!
苗木「うっぎ……」
戦刃「手応え……なし!脇腹になにかいれてたんだね」
苗木「小さな枕があってさ。いくつか入れたんだ」
戦刃「盾子ちゃんが舞園さんは枕って言ってたけど本当?」
舞園「はあ!?」ガタガタッ
葉隠「ほ、包丁をしまうべ!」
苗木「枕なんてしてないし(調べたし)」
霧切「枕じゃないのね…」
舞園「怒りますよ」
戦刃「だってやわらかそうだし」
苗木「戦刃さん…枕って君が思ってる意味と違うよ。アイドルにはね(略)」
ここの残姉はいいキャラしてるなあ
バトルマニアで変態でヤンデレで女子力0なのに残念かわいい
戦刃「だ、だってしらなかったん……だもん!」ブンッ!
苗木「あぶないあぶない!」スカッ
苗木「戦刃さんは僕に負けたら何をしてくれるのかなあ?」
戦刃「目の前て死んであげる」
苗木「ふふっ、そう?」
学園ではないどこか
???「へへへ……そろそろ頃合いだな!」
モノクマ「おやおやあ?二人になにか向かっていくぞお?」
小さなモノクマ「オラオラオラオラオラ」
苗木「!?」
戦刃「……あ、これ。えいっ」
ガァァン!
小さな撃たれたモノクマ「ばんざーい!」
ドガァァンッ!!
苗木「爆発した!?」
戦刃「盾子ちゃんの部下のえっと……たしか、『ひだりみぎた』くんの作った爆弾だよ」
苗木「変な名前」
モノクマ「あー、あー臨時アナウンスです。そのひだりみぎたくんが作った『モノクマ特攻隊』を作るマシンが学園のどこかにあります。いまもこうしてモノクマ特攻隊は動きだし、苗木くんを道連れに爆発しようとするよ!
そこで他の生徒のみんなはマシンを探して壊してもらいまーす!
苗木くんと残姉ちゃんが愛し合っている間他のみんなが暇だろうから、レクリエーションを計画したんだだよ!」
>>396
きっとこういう使い方ならいかせると思ったんだぁ
石丸「なんてやつだ!真剣勝負な水をさすのか!ひだりみぎたってやつも大概だな!」
朝日奈「許せないね!ひだりみぎた!」
霧切「ひだりみぎた…?」
山田「変わった名前ですな」
セレス「あなたに言われたくありませんわ」
モノクマ「ん?あ、そのひだりみぎたくんが一言もの申すみたいです。中継しまーす!ひだりみぎたくーん!」
モノクマお面つけた左右田「『ひだりみぎた』じゃねえよ!『そうだ』だっての!ふざけんな!」
苗木「……」
戦刃「ぐすん……」
モノクマお面つけた左右田「まあいい!よくねえけど!
とにかくおれのマシンで爆発させてやるぜ!そして絶望しやがれ!バーカバーカ!」
葉隠「桑田っち二号だべ!」
桑田「一緒にすんな!」
舞園「なんだか乱暴そう」
セレス「品性が感じられませんわ」
山田「中ボス的存在ですな!」
大神「覇気が感じられんな」
モノクマお面つけたひだりみぎた「…………オマエラ死ね!」ブツッ
モノクマ「とにかく、いま食堂にいる人は僕のきまぐれで次々指名するから、指名された人は出て探しにいきましょう!うぷぷぷ」
モノクマ「じゃあ、山田くんと桑田くん。いってらっしゃーい!」
山田「なん…ですと」
桑田「よりによってブーデーとかよ……」
戦刃「苗木くん、爆弾が狙ってくるんだって」
苗木「そうだね、大変大変」
戦刃「うん。」
戦刃「顔が焼かれたら表情わからないもんね! 」チャキッ
ズガァンッ!
苗木「失礼っ!」ガバッ
戦刃「私の股の間を通り抜けた!!」
苗木「ここまでおいで!」ダッ!!
戦刃「速い!速すぎるよ! 」ダッ!!
戦刃「………かっこいいよぉ……///」ゾクゾクゾクッ
モノクマ「あー、あー、アヘんな、キモい」
戦刃「盾子ちゃんもこんな感じだよ!」
モノクマ「え?マジ?」
山田「と、とにかくまずは装備を整えるべきですぞ!」
桑田「あ、ああ。流れ弾とか当たらないようにな!」
オラオラオラオラオラ……
二人「………」
ここまでだよぉ
23じころできたらいいなあ
いくよぉ
桑田「なあ、ブーデー、今声が聞こえなかったか?」
山田「手帳によると苗木誠殿たちは寄宿舎から学園へ行ったみたいですぞ?……てことは」クルッ
モノクマ特攻隊「なんか声が聞こえたぞ?オラオラオラオラオラ」
桑田「………逃げろー!」
山田「ひぃいあああああ!」
苗木「こっち!こっち!(おかしい、光がついてるライトとついてないライトがある)」
戦刃「ふっ!」チャキッ
ガァァン!
パリィンッ
苗木「(光ってない僕の真上のライトを撃ってきた?)!」
ドガァァンッ!!
苗木「ううわぁっ!?」
パラパラ……
苗木「爆発しただと……?」
戦刃「おしいなあ、天井歩きしたら死んでたのに」
苗木「(爆発したライト…弾丸があたって…まさか)ニトロを仕込んだね」
戦刃「うん!」
大和田「なあ、ニトロってなんだ?」
豚神「ニトロ、少しの衝撃を与えただけでも、爆発を起こす液体だ」
大和田「ま、マジかよ……」
澪田「怖いっすね!バイクの収納部分にニトロが入ったペットボトルが入っていたら……」
大和田「うっ」ビクッ
澪田「ドカァーン!」
大和田「うおおおお!?」
澪田「もろこしちゃんびびりっすー!」
豚神「シーっ!静かに!モノクマ特攻隊が来たらどうする!」
不二咲「も、もう少しで監視カメラについている武装が使えるようになるけど頻繁に使えないだろうしなるべく静かに……」
大和田「す、すまねえ…」ボソボソ
苗木「危ないことやるなぁ…」
戦刃「火事になるかも!」
ガァァン!
苗木「(また僕の近くのライトに!)くっ!」
ガァァン!スパッ!
苗木「うあっ!(爆発しない!?)」
戦刃「ダミーだよ苗木くん!もう少しでお腹に当たったのに……かすっちゃった」
苗木「くそっ!」ヒュンッ!
ガァァン!
苗木「手裏剣をうちおとした!?」
戦刃「クレー射撃もやってたんだよ?矢とかナイフの」
苗木「なら……これでどうだ!」ヒュンッ
戦刃「無駄だよ!」チャキッ
苗木「(よしっ!)」
ガァァン!
ドォンッ!!
戦刃「うっ!?(撃ったのは手裏剣じゃない!?)」
苗木「簡易手榴弾だよ。といっても、真空パックに火薬をつめた粗悪品さ」
戦刃「(いつのまに近づいた!しかも下からのゼロ距離!?身長差のせいで狙いがつけられない!逃げなきゃ!)」ガクンッ
スパッ
苗木「とっさに左斜めに受け身をとり、距離をとって回避したか……『手応えからして右手に少し傷をつけただけか』」
戦刃「…………… 」チラッ
ポタッ、ポタッ
戦刃「…… 」
ポタッポタッポタッ
戦刃「…………………………あは」
苗木「…………?」
戦刃「あっはははははははははははははははは!」
戦刃「フェンリルが!フェンリルが赤く染まる!初めて!こんな!…こんなの………」ビクッビクッ
戦刃「ううう…痛いなあ……痛いよ………じんじんする」
ゴソゴソ
戦刃「薬草で練った絆創膏はってと」ベタッ
戦刃「ふう……楽になった……さて」
チャキッ
戦刃「ばん」
ガァァン!ガァァン!
苗木「うわっ!?」
ガァァン!ガァァン!
戦刃「ありがとう苗木くん。戦争でも、喧嘩でも、殺し合いもでも、みぃんな私に傷をつけられなかったのに……」
戦刃「………苗木くんが、私の『ハジメテ』奪っちゃった………////」
苗木「ドキッ」
戦刃「ありがとう……/////」
朝日奈「は、はははは初めてとか言い出したよさくらちゃん!」
大神「ぬう……石丸よ、いつものを」ゴクゴク
石丸「ふ、不純異性交遊はいけない!ましてやコロシアイ異性交遊は!」ビシッ
大神「ふぅ… 」
葉隠「お、オーガ?気のせいかなんだか調子が」
大神「ぬぅ!持病の恋煩いが!」グビグビ
葉隠「それは重症だべ!脳の!」
朝日奈「失礼だよ!」
霧切「……?」
モノクマ「初めてとか言い出したとき残姉ちゃんにちょっっっっとだけ萌えてしまいました。ハァ……ハァハァ……」
モノクマ「そうこうしてるうちにモノクマ特攻隊が残姉ちゃんの近くに!」
ズガァンッ!
ドガァァンッ!!
モノクマ「ワガママ通しすぎだろ。(心なしか太ももテカってるし)」
舞園「女の子は会話を遮られたくないものですから」
セレス「拳銃もって恍惚とした表情してますが」
モノクマ「(やっぱ殺意と性欲はかみひとえなんですかねぇ)あ、次はセレスさんと葉隠くんのダブルヤスヒロ出てください」
葉隠「えええ!?俺っち!」
セレス「この変態糞白黒熊がああ!私はセレスティア・ルーデンベルグってんだろぉ!」
葉隠「ふう……しかし、どっからさがすべ?」
セレス「機械の大きさによりますが、寄宿舎に置くスペースはないはずですわ」
葉隠「トラッシュルームのダストシュートのなかとかは……?」
セレス「ありえませんわ……あら、何やら声が」
桑田「おまえらああああ!にげろおおお!」
山田「ひぎいぃぃぃ!」
モノクマ特攻隊「オラオラオラオラオラ」
二人「」
葉隠「走るべ!」
セレス「あいつらここをずっとまわりっぱなしかよ!!」
同時刻
ズガァンッ!
ドガァァンッ!!
戦刃「邪魔 。ひだりみぎたくんのせいで台無し」
苗木「本名で呼んであげなよ……」
戦刃「やだもん。」
苗木「はははは…」
ズガァンッ!
苗木「あぶなっ!」
戦刃「傷による痛みってこんなかんじなんだね……ずきずきする…」
ズガァンッ!カチッ!カチッカチッ
苗木「……?」
戦刃「ほ、本当は苗木くんともっとおしゃべりしたり遊びにいったりいっぱいいっぱいキスしたり」
苗木「顔が赤いよ女子高生さん?」
戦刃「そそそそそれいじょうのこともしたいし!わた、わたわたわたわたし経験ないけど!ち、ちなみに汗かいているだけだからこの太もものぬるぬるはなんでもないよ!」ドキドキ
苗木「可愛いよ、戦刃さん(やっぱりあれそうなのか… / / / / )」
戦刃「でも」
ジャコッ
苗木「(UZI !もう片手にはナイフ!これは……)」
戦刃「死に顔が見たいから死に顔が見たいから死に顔が見たいから死に顔が見たいから
死んで死んでください死んでもらえますでしょうか?死ねよじゃあね、さようなら。またね?うぷぷぷ」
苗木「……かかってこいよ軍人さん。」
戦刃「第2ラウンドだよぉ!」
ダラララララララ!!
ドガガガガガァァァンッ!!
苗木「うわっ!!(ニトロが入っているライトを的確に撃ち抜いてる!爆発音で耳がイカれそう……)」
戦刃「やああああ!」ブンッ!
苗木「危ないっ!」スカッ!
戦刃「まだまだあ!」チャキッ
ダラララララララ!
苗木「至近距離のUZI なんてもったいないなぁ!」(天井張り付き)
戦刃「あっははははははははは!楽しいね!楽しいね!苗木くん!」
苗木の部屋
十神「苗木のやつどうやらまだ生きているらしいな?」
腐川「そそそうみたいです……」
十神「どれ、そろそろ俺もいくか…」
ガチャ
葉隠「とおがみっちぃぃぃぃ!たすけてほしいべええ!」
オラオラオラオラオラ
十神「部屋の壁に沿って全力で走れ!俺に考えがある!」
桑田「わかった!ブーデー!引っ張るが我慢しろよ!」ギュッ
山田「うおっ、なんと言うパワー!」
セレス「うおおおおお!死ねるかよォォ!」
十神「(よし、モノクマ特攻隊からかなり離れた、そしてやつは壁際……あとは……)1、2の…」キィ……
十神「3!!」
ガチャっ!
ドガァァンッ!!
十神「ぐぅっ……」ビリビリビリ
桑田「と、十神がやった!」
葉隠「なあるほど、ドアを開けたときの衝撃で爆発させたんだな!」
十神「大神の攻撃に耐える壁があるくらいだ。ドアで防げる自信があった」
腐川「びゃ、白夜様に感謝しなさいよ」
山田「ありがとうございます!ありがとうございます!」
十神「とりあえず倉庫に行くぞ。装備が貧弱ではもともこもない」
セレス「そうですわね、ところで」
セレス「なぜ黒いジャージですの?」
十神「スーツは犠牲になったのだ」
かきためてたぶんは終わりだよぉ、またいくつかためたらかくねぇ
ちなみに残姉ちゃんが狂ってるときは盾子7変化みたいにコロコロ変わるイメージだよぉ
この残姉ちゃんはマイクロUZIのフルオートも片手で撃てるんやろなぁ……
>>424
パイソンとかコンバットマグナムはもちろん片手でいけるよぉ
いくよぉ
山田「あ、そういえば江ノ島盾子…じゃなくて戦刃むくろの部屋も探してみては?」
十神「しかし罠が仕掛けてあったらどうする?」
セレス「でも賭けてみる価値はありますわ」
葉隠「じゃー、言い出しっぺの山田っち行ってくるべ」
腐川「あ、あんた本当に屑ね……」
葉隠「うぐっ」
山田「任されましたぞ」
十神「大丈夫か?」
山田「この山田一二三、死ぬ覚悟で望む所存ですぞ、できるだけ多く収穫をてに入れて見せましょう」
桑田「ブーデー……」
山田「戦力にはなれそうにないので」キリッ
葉隠「たしかにな!」
セレス「ブーメランですわね」
山田「いってきますぞぉぉ!」ダッ!!
十神「危険だと思ったら引き返せ、俺たちも行くぞ」
葉隠「なんか十神っちが立派に見えるべ!……ジャージ以外」
腐川「し、しかたないでしょ!スーツがあんなことになるなんて!」
十神「腐川!」
腐川「あひぃ!すいません!」
葉隠「(なにがあったんだべ……)」
モノクマ「おやぁ、山田くんがガサ入れしてるぞぉ」
江ノ島盾子の部屋
山田「prrr、prrr 、こちら山田、戦刃むくろの部屋に潜入しましたぞ」
ドアをゆっくり開けて、見渡してみましたがどうやら問題ないみたいですぞ。
部屋の中は変なにおいがしていますなぁ、なんというか花火とトイレの消臭剤の匂いがします。
山田「ややっ、これは!」
ベッドの上にとん、とんでもないものが!
RPG !
ロケットランチャーのようなもの!
た、たぶん本物でしょうな……
説明書はありますかな?
最後に持っていきましょう。
他にも探してみますか、タンスとか
ガサゴソ
>シンプルなブラとパンツをみつけた!
……三次元慣れしていないからしまっておいた。
山田「いやー、シンプルすぎてちょっと」(鼻血)
山田「おっ!なんだか使えそうなものが!」
>なにかのベストをたくさんみつけた
山田「防弾チョッキかどうかわかりませぬが重いですなとりあえず僕の不思議な鞄に入れてと」
山田「おや、このタンス二枚底になっておりますな」
>むくろの日記帳とくしゃくしゃな苗木の写真(意味深)をみつけた
写真の苗木は泳いでいた。
モノクマ「あっ」
山田「あっ(察し)」
山田「しゃ、写真は置いていって日記帳だけ持っていきましょう、せめてもの慈悲ですぞ」
山田「……こんなところですかな。日記帳以外、外の世界の手がかりになるものがありませんぞ」
山田「銃とかそういうものは分解されていますし、なぜRPGだけのこしたのかとりあえずシーツにRPG を包んで……帰りますか」
山田「と、みせかけてベッドの下に謎の段ボール!」
パカッ
>くしゃくしゃな苗木の
パタンっ
山田「……ふっ、どうやら拙者も一皮むけたようですな!」
山田は三次元に対する理解が上がった
モノクマは頭痛がしてきた
倉庫
十神「あの爆弾は衝撃を与えるか、生き物に触れると爆発するようになっているみたいだ。桑田の投球でなんとかなるな。」
桑田「わかったぜ!」
葉隠「あとは山田っちがいいもの持ってきてくれたらなあ」
セレス「下着を頭に被せていないことを祈りますわ」
山田「あけてくだされー」
腐川「ど、どうやら堪能してきたみたいだわ」
十神「一発しかないからと言ってこんなものを残していくのか……」
葉隠「残念だべ」
山田「あと、防弾チョッキみたいなものをいくつか」
十神「でかした、これで防御は固められるな」
山田「あとーそのー……こんなのが」
>むくろの日記帳
十神「………」
腐川「あ、あんた!おん、女の子の日記をあんたの同人誌と同じものだと思ってない?」
山田「し、失礼な!まだ読んでいませんぞ!」
セレス「しかし読んでみないことにはわかりませんわ」
十神「どれ…」
某月某日
今日からコロシアイ学園生活。
盾子ちゃんの代わりにギャルを演じることになった。がんばろっ!
苗木くんは動揺しながらも大和田くんのパンチを見事に受け流して気絶したふりをしていた。
流石だね苗木くん!
山田「うおっ、まぶしっ!嘘みたいだろ?軍人なんだぜこれ……」
桑田「違和感あるけど普通の女の子の日記だな?見たことねえけど。」
十神「日付が書いてあるな……少なくとも1~2年の記憶が奪われたな」
某月某日
盾子ちゃんが動機のDVDを配ったよ。
私が渡されたDVDは
ダメだ書けない。盾子ちゃんのエッチ!
それはそうと舞園さんがかなり参っていた。
これは明日辺り来るかな?
苗木くんが、DVD を見たあとレーションをくれたよ!
ついでにお話もした。
密林で遭難したときの話をした。驚いていた!やった!
夜中に盾子ちゃんに起こされて叩かれた。
モノクマの手で。
なにか悪いことしちゃったみたい。DVDを苗木くんに配るぞと怒られた。やめて!
山田「あちゃー……」
セレス「………えーっと」
桑田「………」
十神「次行くぞ」
某月某日
盾子ちゃんに殺されそうになった
ひどい うっかりだよ盾子ちゃん
でも苗木くんに助けられた
ありがとう苗木くん
苗木くん大好き!
決着つけたい!
十神「文章がなにか怪しくなってきたな……」
山田「うむむ…」
十神たちは徐々におかしくなる日記を大分読み進め、
今日の日記を読み始めた。
盾子ちゃんから体育館と3-Bには行くなと言われた。
なんでだろう
そんなことよりいよいよ苗木くんとコロシアイだよ!今この日記を書いてるときも
2回シちゃった!///
だけどこのコロシアイに勝ったら苗木くんを独占していいって盾子ちゃんが言ってくれたよ!ありがとう!
盾子ちゃんが腕によりをかけて剥製にしてくれるんだって!やった!
はやく殺し会おうね苗木くん
嫌だ殺したくない。
もっとおしゃべりしたい。
遊びにいきたい。
お泊まりしたい。
キスしたい。
えっちなことも………したい。
でもだめ、そんな苗木くんの死に顔が見たい。盾子ちゃんのお願いも聞いてあげなきゃ。
どうしようどうしようどうしよう
苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん 苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん
苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん
大好きだけど殺さなきゃ
盾子ちゃん、この日記を見つけたら燃やしてね
私は
桑田「うっ…」
腐川「く、狂った愛だわ」
セレス「愛と殺意は紙一重ですわね」
山田「トラウマですぞ……」
葉隠「愛が重いべ!」
十神「とにかく次にやることがわかった。体育館か3-Bのどちらかに行くぞ」
腐川「あ、あとは大和田やあいつらが気づいて同行してくれればいいけど」
葉隠「そういや大和田っちや不二咲っちはどこにいったんだべ?」
十神は事情を話した
セレス「た、大丈夫ですの?」
山田「でかい賭けに出ましたな」
桑田「敵だったやつだぜ?」
十神「心配するな。大和田でも倒せるくらい痛め付けた」
葉隠「そ、そうだべか」
十神「とりあえず二手に別れるぞ」
モノクマ「いやー、ひくわー残姉ちゃんひくわー」
※食堂にいるメンツは苗木と戦刃の様子しか見えない
モノクマ「全く、山田くんにガサ入れされてかわいそうに」
石丸「むむむ……兄弟たちは大丈夫か?」
モノクマ「あ、石丸くん出て」
石丸「わ、わかった!」
霧切「気をつけてね」
石丸「うむ!行ってくる!」
大神「グビグビ」メキッ
とりあえずここまでだよぉ
下手にトラッシュルームに捨てられない写真(意味深)
いくよぉ
石丸「む、みんな!まだこんなところにとどまっていたのか!」
十神「やみくもに探すより、手がかりがないか調べていた。そしたらこれだ。」
石丸「に、日記と書いてあるじゃないか!」
桑田「黒幕の仲間の日記だ」
石丸「読む!」
腐川「躊躇ぐらいしなさいよ……!」
読了。
石丸「…………愛とは複雑だ」
セレス「とにかくこれでどうすべきかお分かりになったでしょう?」
十神「問題はなぜ二ヶ所あるのかだ。」
十神「普通に考えれば、あれを量産させるには相当なスペースが必要だ。だから体育館が怪しい。」
十神「だが、3-B にも行くなと書いてあった。もしかしたら体育館になにか仕掛けがあるのかもな」
山田「RPGによくある謎解きゲームですな。リメイク版でその要素をなくして物を置くだけにしたRPG を思い出しますな」
葉隠「なぁー、とりあえず体育館行ってみるべ!」
十神「そうだな」
体育館
十神「なんだこれは………」
葉隠「体育館の前がモノクマで埋め尽くされてるべ!」
桑田「どかせばいいじゃん」
十神「いや、どかそうとしたときに爆発するかもしれん。」
セレス「……よく見たら動いていませんか?」
モノクマたち「ハァ…ハァハァ…ハァ…ハァハァ…」(モノクマダンス)
腐川「ひぃっ!」
モノクマ「やあやあ、気づいたみたいだね!」
十神「体育館にモノクマ特攻隊を作る機械があるみたいだな」
モノクマ「まぁね、残姉ちゃんが日記に書かなきゃもっと楽しめたんだけどなあー」
戦刃「……ぅぅ見られたみられたみられたみられた!!」
ダラララララララ!
苗木「(上の階に行って十神くんたちを巻き込まないようにしないと……
……戦刃さん可愛いな)」シュタタタタッ
戦刃「まってよ!」シュタタタタッ
モノクマ「そのモノクマたちをどかすには3-Bにあるコントロール装置を壊さなきゃいけない。まあ、その過程にはモノクマ特攻隊や残姉ちゃんの流れ弾があるかーもね 」
十神「くっ、集団で移動するには危険だな」
セレス「ですがここで待機していてはモノクマ特攻隊の餌食ですわ」
モノクマ「ちなみに葉隠くんの左側の壁からねえ」
葉隠「これがどうしたんだべ」
パカッ
モノクマ特攻隊「ふぃー、狭すぎるぜ」
全員「」
十神「走れ!」
セレス「ちくしょおおお!学園の壁と言うかべから出てくんのかぁ!?」
山田「モノクマが神出鬼没なのはこれが原因ですなぁ!」
桑田「アホアホアホアホアホアホ!」
十神「苗木ぃぃぃぃ!二階へいけええ!」
2階
苗木「もう来てるよ十神くーん!」
戦刃「はぁっ!」ブンッ!
苗木「おっと危ない!そのナイフ、高そうだね 」
戦刃「博物館にあった刀を奪って加工したから強いもん」
苗木「(まさかそれ大般若……)うわっと!」スカッ
戦刃「よそ見しちゃダメだよ!(切られた部分がまだひりひりする…毒?)」
苗木「くらえっ!」ブンッ
ジ…ジジ……
戦刃「爆弾!?(打ち落とせない…!逃げるしかない!)」ダッ!!
ボフンッ!モクモクモク……
戦刃「(ちがう、爆弾じゃない!煙幕!!)」
戦刃「(目暗撃ちするしかない!)」
ダラララララララ!ダラララララララ!
戦刃「………くっ!どこにっ…」
ヴィィィン…
戦刃「!?」
バチバチバチッ!
戦刃「あぁぁぁぁ!(電撃!?スタンガンなんて苗木くんは持ってないはず!)」
苗木「……あら?もう電気切れ?」
戦刃「そこぉ!」ブンッ!
スパッ!
苗木「っつぅ…!頬を切られた……しかも深い 」
苗木「(動くこけしを壊して作った即席スタンガンだったけど……長時間使えるわりには威力は大したことなかったか……)」
戦刃「はぁ…はぁ…ちょっとビリっとしたけどまだまだ……」
オラオラオラ……
苗木「ちっ!近くにモノクマ特攻隊がいるのか!」
戦刃「煙幕で自分の首を絞めたね」
苗木「くそっ!」シュッ
ビダンッ シャカシャカシャカ
戦刃「天井に!ちっ!」チャキッ
ダラララララララ!
戦刃「!?監視カメラのマシンガンが!?」ビクッ
苗木「(不二咲くんがやってくれたんだね!でも、あくまでもごまかさなきゃ!)」
苗木「壊して使おうとしたらすぐ反応するのかー、やっかいだなぁ!煙幕も薄くなったことだし先にいくねえ!泳ぎにいこっと!」
戦刃「ちいっ!」
モノクマ特攻隊「オラオラオラ!」
戦刃「後ろから…!邪魔!」ダラララララララ!
モノクマ特攻隊「ばんざーい!」
ドガァンッ!
モノクマ「あー、あー、ひだりみぎたくん?モノクマ特攻隊はさぁ、改善の余地ありだよ。仲間も襲うし」
ひだりみぎた「そ!う!だ! ひだりみぎたじゃなくてそ!う!だ!」
モノクマ「愛と勇気だけが友達だからってねえ」
ひだりみぎた「ちくしょおおお!なんかムカつく!」
モノクマ「あ、四人とも出ていいっすよ」
朝日奈「頑張ろう!さくらちゃん!霧切ちゃん!舞園ちゃん!」
舞園「はい!」
霧切「そうね、でも大神さんは…_」
大神「心配いらぬ。」
スクッ
モノクマ「はえ?」
霧切「そ、そんな!」
舞園「き、奇跡です!」
朝日奈「!さ、さ、さくらちゃんが」
朝日奈「さくらちゃんが立った!さくらちゃんが立った!」
ズギャァァーz____ン
大神「ふぅ……」
モノクマ「ええええ!?な、なんでさ!」
大神「さあ、行くぞ朝日奈、霧切
舞園」
霧切「え、ええ……」
舞園「(心なしかオーラが見えます)」
朝日奈「うん!うん!やったぁー!さくらちゃんが復活だー!」
モノクマ「いやいやいやいや!なんでさ!」
タッタッタッ……
モノクマ「シカトなんて絶望的ぃ…… 」
大神「実は苗木に夜時間に針治療を受けていたのだ」
舞園「よ、夜這い!?」
大神「はじめはそうかと思い焦ったぞ」
朝日奈「針治療ってあのおじいちゃんとかが受けるやつだよね」
大神「左様、寝るのを惜しみ懸命に治療してくれたのだ。おかげで先程のプロテインの作用も含め大分回復した」ムキッ
大神「もっとも、苗木の針治療はモノクマにはただのマッサージに見えていただろうな。」
霧切「(針治療とプロテインで回復する大神さんって……)」
霧切「それにしても、苗木くんが大神さんにのりかかるとなんだか小動物が乗っているみたいでかわいいわね」
舞園「あら、霧切さんはそんな苗木くんに乗りかかりたいんじゃないですか?」
霧切「そ、そんなことないわ」
朝日奈「でもよかったあ……って!なにかくるよ!」
モノクマ特攻隊「オラオラオラ」
ズガァンッ
モノクマ特攻隊「ばんざーい」
ドガァンッ!
霧切「ふう…」
朝日奈「すごーい!」
大神「すまぬな……ケンイチロウと互角に戦った、赤いはちまきの男のように我に波動が使えたら……」
舞園「その人人間なんですか……?」
十神「よし、大丈夫そうだ」
葉隠「ずーっと階段の踊り場にいてひやひやしたべ」
桑田「爆発ばっかりしてたしよ……」
セレス「とりあえず隠し部屋で不二咲くんたちと合流いたしましょう」
石丸「よし!行こうではないか!」
山田「いやー…拙者隠し部屋に入れますでしょうか……」
腐川「ていうかぁ……それ以前に……」
二階男子トイレ
石丸「」
葉隠「」
セレス「」
山田「」
桑田「」
腐川「やっぱり……」
十神「紙のうえをあるけ!」
葉隠「糞まみれだべー!!」
セレス「……………」ピクピク
石丸「モノクマぁぁぁ!中途半端な掃除はやめろおお!」
大和田「!兄弟たちが来る!」
不二咲「モノクマ特攻隊もいないからいまのうちだねぇ!」
豚神「ぁあー…緊張してきた……何て言おう」
澪田「白夜ちゃん!『肉』って書いて飲むといいっすよ!」
パカッ
山田「ふんぎぎぎぎぎぎぎ」
大和田「山田が!」
豚神「引っ張ろう!」
澪田「これマジっすか?上半身と違って下半身小さいっす」
不二咲「確かに不思議だよねぇ」
山田「ふぅ、死ぬかと思いましたぞ」
十神「豚神、なんだこいつは」
豚神「かくかくしかじか」
十神「軽いなっ!なんだかノリが軽いなっ!」
澪田「はーい、改めまして澪田唯吹の(略)よろしくっす!」
桑田「えっ!澪田唯吹ってあの有名な……」
澪田「今はソロっすけどね」(真顔)
豚神「澪田さん…彼は空気が読めないんだ」
桑田「ブーデー2号……」イラッ
澪田「あっ!申し訳ないっすー!それならしかたがないっすね!
あ、君がミュージシャン目指してるチャラ男のレオンちゃんっすね!バックギターぐらいにはするからよろしくっす!」
桑田「お、おうってバックギターってなんだ!」
澪田「そして~……あーっ!ほっそい白夜ちゃん!本物っす!たしかにそっくりっす!」
大和田「本物がそっくりさん扱いされてる……」
十神「や、やかましい!なんだいきなり!」
澪田「いやー、まさか白夜ちゃんのそっくりさんがいるなんて疑ってたっすけど本当にそっくりっす」
大和田「本物がそっくりさん扱いされてる……」
十神「や、やかましい!なんだいきなり!」
澪田「いやー、まさか白夜ちゃんのそっくりさんがいるなんて疑ってたっすけど本当にそっくりっす」
腐川「あ、あんた白夜様に色目を使うの!」
澪田「ほっそい白夜ちゃんより唯吹はふっとい白夜ちゃんっす!」
豚神「ごほん!勝手に言ってろ////」
澪田「赤くなってるー!」
セレス「随分と騒がしい方ですこと」
澪田「面白ければなんでもありっす!ところでなに人なんすか?トランシルバニア?」
セレス「(トランシルバニア……そういう手もありましたわ!うかつ!)日本人ですわ…」
豚神「み、澪田。話し合いをしたいのだが」
澪田「タハーッごめんっす!」
石丸「待ちたまえ!澪田くんとやら!そのピアスはいただけないぞ!」
豚神「石丸、話し合いをしたいのだが」イライラ
石丸「む、すまない十神くん!……あれ?」
十神「十神は俺だ」
石丸「……ややこしいぞおお!」
不二咲「あ!今カメラに映ったけど大神さんがあるいているよ!」
大和田「マジかよ!」
葉隠「プロテインの治療効果だべ!」
十神「ありえん……」
澪田「おおー、なんだかすごいメンツっす」
コンコン
霧切「十神くん、開けてちょうだい。早く」
澪田「あー!アイドルのさやかちゃんっす!本物っす!当て身食らってたっすね!」
舞園「な、なぜそれを?」
澪田「テレビで(略)」
舞園「きゃー!(じゃ、じゃあ苗木くんにハァハァしてたのバレバレ!?)」
澪田「これが終わったら澪田とバンドくんでほしいっす」
舞園「か、考えておきます……(いや、逆にこれを逆手にとって苗木くんに告白を!)」
朝日奈「あっはっはっは!十神が太い!」
豚神「俺は豚神だ 」
朝日奈「とんがみwwwwwお腹いたい!」
豚神「ちなみに声帯模写もできるごほん! ドーナツ食べたい!(朝日奈声)」
朝日奈「すっごーい!」
十神「おい、いつまで遊んでいる」
豚神「ご、ごめん」
朝日奈「もう豚神が十神でいいような気がしてきたよ!」
十神「ファっ!?」
豚神「作戦はこうだ」
十神「まず何人か3-Bに行き、目的を達成する。戦刃やモノクマ特攻隊に少しでも抵抗できるようになるべく銃が扱える者がいいな
」
澪田「ちなみに澪田は下手な鉄砲数打ちゃ当たるタイプっす」ジャキッ
大和田「あぶねえな!」
豚神「それからこの部屋にいる数名で体育館へ行こう。残りはここの守護だ。」
葉隠「十神っちが喋っているのか豚神っちが喋っているのかわからないべ」
十神「まずは3-Bにいくチーム決めだ」
霧切「私はここに来る途中モノクマ特攻隊を銃で壊したわ」
十神「なら霧切は決定だな。この俺も行こう。」
桑田「(ど、どうするどうする…このままここで待っていた方がいいんじゃないか?)」
桑田「(そ、そうだぜ、俺はミュージシャンになって舞園ちゃんと付き合うんだ……)」
桑田「…………」
桑田「野球……」
「すごい威力の打球だったよ!」
「オメーもすげえよ!野球やれよ!」
「目立てないから無理無理 桑田くん、やっぱり野球捨てちゃダメだよ」
「べ、べつにいーだろ!」
「桑田くんは戻れるから大丈夫だよ 僕とちがって」
桑田「…………」
桑田「…………俺も行く!」
十神「桑田!?大丈夫なのか?」
桑田「やっぱさぁ、俺の送球とスピードが必要になるんだと思うんだよなぁ、
それに苗木ばかりに任せっきりにしておけるかっての!」
葉隠「桑田っちがなんだかかっこいいべ!」
セレス「まあ、あのロボットは衝撃を与えるだけで爆発するからボールでも大丈夫でしょう」
山田「桑田怜恩殿のパワーは拙者を引っ張っても問題ないくらいですからな! 」
豚神「確かに超高校級の野球選手である桑田ならば問題はないだろう。ならば渡しておくものがある。澪田、そこの一番右の袋から手榴弾を2つとってくれ」
桑田「ま、まじかよ!あと袋の中に入れんな!」
澪田「なんか一杯ものが入っているっすねー。あっ、なんすかこの赤いパンツ?どこかで見覚えが………////!」
豚神「だ、出すなよ!それは絶対に出すなよ!ええい!俺が出す!」
澪田「お、お守りにしてほしいとは言ったけど////」
石丸「ふ、不純異性交遊だ!」
腐川「びゃ、白夜様!私のパパパパパンツなら」
十神「いらん」
桑田「なんか急に行きたくなくなってきた……」
山田「手榴弾なだけに爆発しろ」
豚神「こ、これが手榴弾だ。ピンを抜いたらすぐ投げろ」
桑田「お、おう(パンツと同じ場所にあったんだよな……)」
十神「3-Bに行くメンツはこの3人でいいだろう。」
豚神「そうだな、体育館へ行くメンバーは俺の方で決めていく。お前たちは先に行け」
霧切「わかったわ」
桑田「っしゃー!言ってくるぜ舞園ちゃん!」
澪田「白夜ちゃんはドラムができるんすよ!」
舞園「すごいですね!」
豚神「ふ、ふん。まあな」
桑田「いってきまぁぁあす!」チクショー
大神「大丈夫であろうか」
豚神「心配ないだろう。さて、体育館へ行くメンバーだが………」
プール
ダララララララ!
苗木「そのUZIいくつたまが入ってるのさ!」
ダララララララ!
戦刃「苗木くんこそビート板何枚あるの!」
戦刃さんが追いかけながらUZIを撃ってくる、少しでも距離をつめようと追いかけてくる。
普通なら当たってしまうであろう弾も僕のスピードと、走り撃ちしていることにより精度が落ちているおかげで平気だ。
さらに僕はありったけのビート板をプールにぶちまけてその上を飛んだり跳ねたりして挑発する。
大分あせってきたな。
戦刃「いいもん、もういいもん。」スッ ゴソゴソ
苗木「(撃つのをやめた?)」
戦刃「嫌でも沈めてあげるから!」ピンッ!
苗木「(手榴弾!)」
戦刃「えいっ!」ブンッ
ジャポンッ……
苗木「(近い!離れなきゃ!)」
戦刃「もう一個!」ブンッ
苗木「(反対側にも投げられた!プール再度に飛ぶしか!)」バッ!
戦刃「……よし」ニタァ
ザバア ァンッ! ダララララララ!
苗木「!!(爆発が一つだけ!二回目の手榴弾はダミーか!やられた!)」
ダララララララ!
苗木「(弾が……当たる…!)」
バスバスバスバスッ!!
苗木「ぐぁぁぁっ!」ブシャアッ
ダァンッ………カチッカチッカチッカチッカチッカチッカチッ
苗木「く、くそっ……」ドサッ……
戦刃「仕留めた」
不二咲「な、苗木くんが!」
朝日奈「そ、そんな!」
葉隠「お、おしまいだべ!みんなころされるべ!」
舞園「そ、そんなことありません!きっと大丈夫です!」
セレス「でも……血が……」
山田「うむむ……」
豚神「なんということだ……」
戦刃「はぁ…はぁ…はぁ…」
タッタッタ……
戦刃「苗木くん……」
ツンツン
戦刃「死んじゃったの?」
苗木「……」
戦刃「グスッ……苗木くんが、苗木くんが死んじゃった……」
戦刃「うう……死んじゃったよぅ……でも」
戦刃「すごくいいカオ………」ゾクゾクゾクッ
戦刃「今まで見た中で最高の顔だよ……」グスッ
たまってるぶんはここまでだよぉ
>>470のプール再度はプールサイドたからねぇ
いくよぉ
戦刃「血が出てるよ苗木くん……」ペロペロ
苗木「……」
戦刃「はぁ…はぁ…苗木くん苗木くん……んっちゅっ……んふ…」
苗木「………」
戦刃「剥製にしてあげるからずうっといようね」
苗木「………」
戦刃「本当に死んじゃったんだね……」ポロポロ
澪田「あばばばば恐ろしいっす」
大和田「狂ってやがる………」
戦刃「苗木くん……苗木くん……」
戦刃「苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん苗木くん!あっははははははは!」
戦刃「あっはははははははははははは!あっははははははは!あっははははははは!
あっははははははは!うぷっ、うぷぷっ、あっははははははは!」
苗木「大胆だね、戦刃さん」パチッ
戦刃「ははは……っ!」ビクッ ダッ!
石丸「うおお!生きているぞ!」
大和田「さすがだぜ!」
葉隠「よかった!不二咲っちを盾にしないですんだべ!」
不二咲「…………」
澪田「吐き気を催す邪悪っすね」
苗木「危なかった……パーカーなかったら……死んでいたね」
苗木「僕のシャツとパーカーは特殊なんだよ?高かったなあ。それでも…いてて……お腹いたいや……」
戦刃「よかった!」ブンッ
苗木「あぶなっ!」
戦刃「まだ戦えるならそれでいい!」ブンッブンッ
苗木「そうかい!」シュッ!
バキィッ
戦刃「足払いっ……!(まずい、バランスが!)」
苗木「捕まえた」ガシッ
戦刃「しまっ……」
ザパァァァン!
戦刃さんにしがみつき、プールに落ちる。
ちょうどおんぶするような形になっているからナイフで刺そうとしても難しくなる。
戦刃さんは意地でも出ようとする。
なぜなら、水中は血が流れる速度が早くなるからだ。
少しの傷でも命取りになりかねない。
無論、頬を切りつけられた僕も同じだが、もがく分戦刃さんの方が早く出血する。
このままいけば戦刃さんは出血多量で死ぬだろう。
僕は
逃げられないようしがみつく力を強くした。
苗木「(さようなら、さようなら戦刃さん。)」
戦刃「………」
ピタッ
苗木「(……?動きが止まった?)」
戦刃「ニヤッ(よし、緩んだ)」
ズルッ
苗木「(しまった!締め付けが解かれた!)」
ゴッ!
苗木「ボゴォ…っ!(リーチをいかして鳩尾に蹴り……!)」
戦刃「(よしっ!)」
ザバー
戦刃「ふう……」
戦刃「(ベストが濡れたあげく小麦粉を被っていたせいかなり痛んだ)」
戦刃「(ベストにいれていた救急用のガーゼつき包帯も濡れたせいで使い物にならない。ないよりはましか)」ビリビリ キュッ
戦刃「(応急処置はこれでよし。……最初からこれを狙ってプールにおびき寄せたのかな?)」
戦刃「(そうだとしたらここで殺しにかかってきたと言うことは)」
戦刃「(はじめから本気で戦ってくれていた!)」ゾクゾクゾクッ
戦刃「えへへ、嬉しいな苗木くん」
苗木「(こっちは迂闊に出られないけどね。っていうかなに考えてるか丸分かりだよ)」
モノクマ「あー、あー、残姉ちゃん残姉ちゃん。パンツの中濡れ濡れで興奮している残姉ちゃん」
戦刃「だ、だってしかたないもん!苗木くんが私のために!」
モノクマ「なに勘違いしてンですかねプールに入ったらそりゃ濡れるでしょ」
戦刃「あ」
モノクマ「それはそうとさ、お願いがあるんだよね。実は3-B に向かっている悪い子達がいるからなんとかしてよ」
戦刃「えぇー」
苗木「(まずいっ!戦刃さんがみんなに向かったら大神さん以外まず勝てない!)」
戦刃「でも……」
モノクマ「よーく考えな残姉ちゃん。そこのお人好し忍者が仲間をおいて逃げるなんてことはしない。全力で止めにはいるだろうね」
戦刃「わかった!」ダッ!
モノクマ「はえーよ!」
苗木「(早く上がらないと!)」
ザパァァァン
シュタッ
苗木くん「火薬類はダメになったか……いや、急がないと!」
パカパカパカパカ
苗木「!」
ありとあらゆる場所からモノクマ特攻隊が飛び出してきた。
2階にいたやつ全部か!
苗木「どけえええ!」
モノクマ「にしてもさっきのマシンガンの誤作動はなんだっんだろう?あ、ハッキングの形跡がある!」
豚神「くっ……三人が危ない!」
不二咲「監視カメラのマシンガンを使って足止めを……ロックが新しくなってる!」
舞園「ばれちゃったんですか!」
不二咲「いや、ハッキング元を偽造するデータを次々つくって送信してるけどマシンガンはもう……」
石丸「こうなったら僕が時間稼ぎをする!」
大神「いや、石丸よ…我が行こう」
石丸「いいや!大神くん!君は体育館組だから温存すべきだ!
それに、校内で銃火器は風紀として認められん」
朝日奈「そういうもんだいかなぁ」
大神「しかし……」
大和田「心配すんな、俺もいく」
石丸「兄弟!?」
大和田「からだが…"なまっててよォ"今すぐ"暴れたいんだ"」ビキビキ
葉隠「大和田っちの顔がピクピクしてるべ!」
澪田「特攻のもろこしちゃんっす!」
豚神「……そうか。幸い戦刃はUZI を撃ち尽くしている。時間稼ぎはできる」
豚神「戦おうとはするなよ。あいつはお前たちを苗木を呼ぶための餌ぐらいにしか思っていないからな」
石丸「わかった!」
大和田「上等だ!」
豚神「餞別だ、少し待ってろ」ゴソゴソ
澪田「気が利くっすねー!澪田は白夜ちゃんの優しい所が大好きっす!あ、痩せてる方の白夜ちゃんじゃないっすよ」
腐川「そう、じゃあ競合しないわね……わた、わたしは、罵られたい……」
澪田「えー、ぴったりくっついてる時は優しい言葉かけてほしいっすよー。女の子の方がきついんですしー」
腐川「ヒィィィ!あ、あんた何言ってんのよ!ぴったりってあんた!ぴったりって!」
豚神「澪田、ちょっと黙ろう」
山田「爆発してしまえ」
セレス「同じ豚でもランクが違いますわね」
朝日奈「?つまりはどういうこと?」
大神「気にしてはならぬ」
豚神「木刀二本だ。ただの木刀ではない。氷の覇王の木刀だ」
大和田「洞爺湖にいんのかよ氷の覇王」
石丸「やや!木刀なんてはじめてだ!恩に着る!」
大和田「マジかよ修学旅行必須アイテムだぞ」
石丸「無駄な金を使っていなかったのだ!」
大和田「そーかい」
山田「大和田紋土殿、ねんのために防弾ベストを着た方がいいですぞ(キリッ)」ハイ
大和田「すまねーな!」
澪田「防弾ベストに愛羅武勇ってかいたほうがいいっすよ!(キリッ)」ハイ
大和田「ハイじゃねーよ!もう書いてんじゃねーかよ!」
不二咲「かっこいいなぁ」
豚神「決して無理するな。危なくなったら帰ってこい」
葉隠「俺は応援しといてやるべ!」
舞園「戦意が削がれそうですね」
石丸「行ってくる!」
大和田「行くぜ!」
パタン
大和田「くそまみれだなおい!」
石丸「うぬぬ…モノクマめ」
大和田「いまんとこ特攻隊はいないみたいだ」
石丸「だが気を付けよう、壁から出てくるときもある」
大和田「なんか火薬くせえな……」
石丸「苗木くんが激しく戦った痕だな」
大和田「よくやったなぁ」
タッタッタ
うーん、3-B 3-B~
今廊下をびしょぬれで走っている私は元フェンリルの傭兵。
強いてあげるとしたら苗木くんが好きってことかな。
名前は戦刃むくろ
戦刃「… 3-B … …3-B あっ」
石丸「あっ」
石丸「兄弟伏せろ!」
大和田「応ッ!」
阿吽の呼吸と言うべきか大和田くんがその場に伏せた瞬間石丸くんは大和田くんを踏み台にして私に飛びかかってきた。
教室のことで頭が一杯だった私は、ナイフでその一撃を防ぐのに精一杯だった。
ガキィンッ!
石丸「奇襲戦法を見破ったか!見事だ!」
戦刃「そんなもの奇襲でもなんでもない。ただのやけくそ」
大和田「ただのやけくそじゃあねえっ!」
ガシッ
大和田「なにっ!?」
私の背後に回った大和田くんの一撃を片手で受け止め、蹴りを繰り出す。
違和感あり、防弾ベストか。
大和田「ぐうっ、なんつー蹴りを繰り出しやがる……前戦ったレディースの『酢牌酢我亜留』の総長の蹴りよりやべえ!」
石丸「兄弟、彼女は軍人だ。それくらいの力はある!だが距離をおいて戦うな!」
正解だよ石丸くん。
こんな近距離じゃ銃も手榴弾も無意味だからね!
石丸「女性に手は出さない主義だが悪漢相手は別だ!いくぞ!」
前門に風紀、後門に族。
素人と戦うのが一番怖い。なぜなら自分の思いもよらない攻撃をしてくるからだ。
プロは効率のいい攻撃をしてくるが素人は宝くじ同然な攻撃をする。
いったいどんな??
石丸「チェストオオォ!」
戦刃「ちっ」
大和田「今だ!兄弟!」ガシッ
戦刃「羽交い締めか!」
ガスッ
石丸「なっ!?」
大和田「俺の羽交い締めを抜けやがった!」
万歳して真下に落ち、体制を崩したまま両足で二人の足を蹴り飛ばす。
気づけば二人は頭をたれ、痛みに耐えている
石丸「や、やるではないかぁ……」
大和田「こいつ……バケモンか……」
戦刃「口達者な風紀委員と腰抜け暴走族ごときが私を止められるわけがない」
大和田「へっ、見え見えな挑発だぜ」
石丸「口達者であるほうがむしろいいのだ!」
ダメか、挑発にも乗らない。
なら……
戦刃「大和田くん」
大和田「なんだよ?」
戦刃「実はゲイって本当?盾子ちゃんの用意した動機に書いてあったよ。すごかったらしいよ。」
大和田「……………ぶっ殺す!」
石丸「兄弟!落ち着け!」
戦刃「戦場にはよくいるよ」
大和田「てめえええ!」
怒ってる怒ってる。
彼を殺したときどんな顔をするのかな?
嘆き?怒り?それに応じて石丸くんも廃人になるだろうから……
石丸「落ち着くんだ!苗木くんが好きすぎて、決戦前に自慰にふける彼女よりましだ!」
戦刃「」
大和田「いや、だからホモじゃねえ!…ふう、落ち着いたぜ」
石丸「よし!」
豚神「いいわけあるかぁぁぁ!」
朝日奈「サイテー」
山田「いや~シチュとしてはありですな」
澪田「あれはさすがにないわ」(真顔)
不二咲「お、大和田くんってホモじゃないんだぁ」
セレス「(大和田くんって不憫ですわね)」
葉隠「戦刃っちがキレる!俺のうらないは三割当たる!」
戦刃「……カァァァァ////」
石丸殺す 絶対に殺す
UZI あったら蜂の巣にしてやれたのに
今のが苗木くんに聞かれてないからいいものの
だって
シャッ!
石丸「うわぁっ!」
大和田「きょ、兄弟!」
がしっ
石丸「あがっがっ……(首を絞められている……なんて力だ)」
恥ずかしいんだもん!
ビダァァァンッ!
石丸「ぐげっ!!」
大和田「(首をつかんで壁に叩きつけやがった!)」
石丸「ゲホッゲホッ……」
戦刃「……」ドゴォッ
石丸「あがっ!?」
ドゴォッ
石丸「ぐええっ!」
戦刃「お喋りしなよ口達者」
ゲシッ
石丸「うっぐ……ふふふ……殺し合いを楽しむ狂人が……恥じらいなんて……」
戦刃「……さようなら」
大和田「よそ見すんなぁぁぁ!」
戦刃「!」
バキィッ!
大和田「ぐあっ!」
戦刃「危なかった……」
ドサッ
石丸「ゲホッゲホッ」
大和田「(兄弟は無事か?だが今度は俺がヤバイな)」
大和田「兄貴……そっち逝くかもしれねえ……」
戦刃「大和田くん」
大和田「なんだ」
戦刃「お兄さんが待ってるよ」
大和田「へっ、上等だぁ!」
圧倒的な力の差を見せつけたのに、
なおも立ち上がってくるなんて相当な根性の持ち主だよ。
根性じゃどうにもならないことを教えてあげるよ。
僕は、僕はどうしたんだ。
体が動かない。血へどが出ている?身体中いたい。
なぜだ、なぜなんだ。僕は事実を言ったまでだ……。と、少し前までの僕なら思うだろう。
だが、冷静にかんがえてみたらだ、確かにデリカシーが無さすぎた。いくら敵だからと言って。
あんなことを言ってしまうのは風紀としていや、人間として最低だ。
しかし、相手も相手だ。なんなのだいったい。
苗木くんが大好きな心と苗木くんを殺したいと言う二律背反。
憎んでいると言うより愛している、だから殺したい?
ふざけるなよ、そんなまどろっこしいこと言わずにどちらかにしろよ!
そのせいで今兄弟がなすすべなく打ちのめされている。
兄弟!兄弟!大和田くん!
うおおおおおお!
石丸「ぬおおおおお!」
戦刃「!?」
大和田「きょ………兄弟……」
???「みなぎってきたぜぇ…お前があくまでも二律背反の精神でやるってんなら……」
???「この俺も、石丸の『規律』に大和田の『アウトロー』で!てめえを叩きのめす!」
大和田「兄弟が……へへ、すげえ男らしくなったぜ…!」ビキビキ
戦刃「な、なんなの石丸くん……」
石田「俺は石丸じゃねえ!俺は!俺は!俺は石田だああああ!」
ここまでだよぉ
みんなも血が出てるときは水のなかに入らないでねぇ
いくよう
石田「てめえの愛は残虐行為!規律から見てもアウトローから見てもくそったれだ!」
石田「兄弟!木刀貸してくれ!」
大和田「はっ、なんかよくわからねえが使いな!」ブンッ
石田「ありがとよ!」パシッ
戦刃「二刀流……?素人の二刀流だなんてなめられたね」
石田「兄弟から貸して貰った木刀!受け取った左手がやけに熱いぜ!」
スチャ
大和田「左に持った方をつき出して、右は構えたまま?」
戦刃「……(正しい二刀流の姿勢だ)」
石田「さあ、いくぜ!」
豚神「ただの熱血バカじゃないみたいだな」
葉隠「どういうことだべ」
二刀流は両手に持った武器で戦うように見えるが正しくは片方は相手の攻撃を防いだり、はじくもの。
もう片方はスキができたときに切りつけるもの。
つまり攻守一体の型だ。戦刃が相手でも大和田と連携すれば少しは応戦できるかもな。
葉隠「てっきりクロスさせてビームが」
豚神「バカか」
澪田「アホっすね」
葉隠「バカやアホって言った方がバカアホだべ!!」
澪田「ちなみにぃー唯吹と白夜ちゃんはー!バカップルっす!ぎゃはー!言っちゃった!」
豚神「ふ、フンッ」
葉隠「やっぱりバカだべ!」
舞園「(いや、あなたの方がバカですから)」
石田「来いよ!戦刃ぁ!」
大和田「びびってんのかぁ!ああっ!?」ピキッ ピキッ
戦刃「………」
戦刃「シッ」ブンッ
石田「ぬうっ!?」ガキッ
石田「(なんて蹴り放ちやがる、防ぐのに精一杯だ!だが!)」
大和田「うるぁあああ!」ダッ
戦刃「突進してきたか」
石田「思いっきりぶちかませ!」
戦刃「無駄」
ドスッ
大和田「うぐぁ!」
石田「(兄弟の腹を軸足で蹴り飛ばし、その反動でたおれこんできたか!)」
戦刃「ふんっ!」ブンッ
ガキッ!
ガキッ!
石田「ナイフを振り上げようとも!腕を封じりゃ届かねえ!」(だが……限界だ!)
戦刃「ねえ石丸くん、私だって女の子なんだよ」ギギギ
石田「ぐう、だからどうした!」(まだ力を残してやがったか! )
戦刃「私が一人エッチしてたの思いっきりばらしてたよねえ」(目がぐるぐる)
石田「……ち、ちくしょう、悪かったな!こいつ……(目がいかれてやがる………)」
戦刃「女の子の秘密をばらすような子は死ななきゃ」
戦刃「このままナイフをおろしていってゆっくり首に刺してあげるよ」ケタケタ
戦刃「ゆっくり、ゆっくり痛みをかみしめて」
戦刃「死んじゃおうか」ニコッ
石田「く、くそったれがぁ!」
江ノ島「うっひゃああああー!何々あれあれ本当に残姉ちゃん!?」
江ノ島「いやぁ、あそこまでイカれるなんて思わなかったよ」
江ノ島「さっきの苗木の死んだふりのときもそうでしたがイキイキしていますわ」
江ノ島「こりゃやばいよ~始めからこういうふうにぃ、使ってあげればよかったんだねえ?」
江ノ島「殺しにかける情熱がマジ残念。だがそれがいい」
江ノ島「覚醒しちゃっても、無様なそいつをぐっさりいってみよー!」
豚神「いかん!殺される!」
戦刃「君の死に顔は泣き顔だね。哀れで可愛そうな泣き顔だね。残念だね」グググ……
石田「ちくしょおおお!(俺はここまでかよ!)」
ツプッ
大和田「うおおおおおおおおお!」
戦刃「ピクッ」
大和田「おい」
戦刃「…… 」
大和田「どけよ」
戦刃「……」ダッ
大和田「兄弟大丈夫か?」
石田「あ、ああ!すまねえ……たすかったぜ」
大和田「よし……おい」
戦刃「何?」
大和田「俺は、また『兄弟を』失いたくねえ」
大和田「だから、お前を。もう女なんて思わねえ。鏡で見れないくらい。」ビキビキビキビキビキビキィッ
大和田「不細工にしてやるよっ!!!」ビキッ
戦刃「……言っておくけど」
戦刃「私が石丸くんから離れたのはあなたに恐れをなしたわけじゃない」
戦刃「あなたたちを同時に絶望させたいから」
大和田「上等だゴルァ!」
石田「いくぜええ!」
時は少し遡り
桑田「うらっ!」ブンッ ドゴッドゴッドゴッ
モノクマ特攻隊「「「バババンザーイ」」」
ドガァァァンッ
桑田「いぇー!3体破壊~!ピンボールみてえ!いや、ビリヤード? 」
十神「誰にでも取り柄があるな」
霧切「とにかく先へ進むわ……また、ワイヤーがある」パチンパチン
私たちは桑田くんの投球のお陰もあり、無傷で3階を攻略していったわ。
最も、戦刃むくろが仕掛けていたのかワイヤーが廊下中に張り巡らされていたから慎重に、かつ急いでいたの。
十神「着いたぞ3-Bだ」
桑田「こ、このさきなにがあるんだろな」オドオド
十神「どのみち開けなければならない、いくぞ!」
ガラガラ!
教室の中にいたのは
モノクマ「ヘッヘイヘッヘッヘーイ」
大きさ2mはあるモノクマだった。
普通のモノクマと違う点は頭に竹トンボのようなアンテナだった。
教室の片隅でクネクネ踊っている。
桑田「なんだありゃ!」
十神「一筋縄ではいかないか」
モノクマ「やあ、来ちゃったね!ようこそ来訪者!」
踊るのをやめないままこちらに近づくモノクマ。
どんな攻撃が来てもいいように離れておきましょう。
モノクマ「僕の頭のアンテナを壊したら体育館へのみちがあくよ!僕は抵抗するけどね!」
ブンッ! メコッ!
霧切「!」
桑田「地面がへこみやがった!」
十神「こいつに銃はきくのか……?」
モノクマは椅子や机を私たちの方へ投げつけてくる!
かろうじて避けたものの今度はぐるぐる回りだした。
モノクマ「回るんだよ時代は!回るんだよ!」
桑田「近づけねーよ!」
十神「回転がかかっているからアンテナを撃っても弾かれるぞ!」
霧切「なにか弱点があるはずよ!」
モノクマ「ないない!アッハッハ!モノクマメタボアタック!」
バイーンとお腹から突進を繰り出し、桑田くんに襲いかかる!
桑田「あぶねっ!」
桑田くんはあえてモノクマの股の間をスライディングして背後に回り込んだ!
霧切「うまいわ!」
モノクマ「あらっ、とと!バランスが!」
桑田「!閃いた!」ガシッ!
桑田「必殺!ケツ椅子バット!」
バキィィィィッ!
モノクマ「あらら、椅子壊れちゃったね」
桑田「いて~!かたいな……」
十神「なにをしている!」
桑田「ヘヘ、みてろって」
ガクンッ
モノクマ「あら?あらあらあらあら?」
バランスをとれなくなったモノクマが倒れこみ、そのままじたばたし始めた。
桑田くんは椅子でスイングしてモノクマのバランスを崩したのね。
モノクマ「うぬぬ、し、しかしなあすぐおきあがるぜえ!」ジタバタ
霧切「いまのうちに桑田くん、あれを」
桑田「ああ!」
モノクマ「あれぇ!?手榴弾!なんで!?」
桑田「さあな!」ピンッ
ポイッ
十神「にげろ!」ダッ
モノクマ「ちくしょおおお!左右田のやつ腹に機械入れすぎ!上がれないじゃん!」
モノクマ「にしても手榴弾!あいつらがいたのは隠し部屋……まさか!豚神………!」
ドガァァァンッ!
桑田「よっしゃああ!」
今日はこれまでぇ
ちょっと少なかったかな
いくよぉ
戦刃「今の爆発は!」
大和田「よそみすんなぁ!」
戦刃「ちっ!」ガッ!
豚神「よし!体育館組!行くぞ!」
モノクマ「あー!あー!校内放送!」
モノクマ「っていうか豚神ィ!裏切りやがったな!」
モノクマ「もうね、おこだよ!激おこだよ!」
豚神「今ごろ気づいたらしいな。」
葉隠「で、でもよく考えたらここの存在もバレてるべ!やばいべ!」
豚神「ちっ!仕方ない!」
不二咲「最後にこれを送信して……よしっ!まかせたよアルターエゴ!」
アルターエゴ「わかったよ!」
豚神「みんなここから出るぞ!」
山田「なんと!」
舞園「たしかにここに残っている方が危険です!」
大神「心配するな、我がいる。」
澪田「ヒャハーッ!大移動っすね!」
澪田「いやまつっす、澪田にいい考えがあるっす」
澪田「ふっふっふっ」
江ノ島「とりあえず食堂にいたモノクマを操作して、彼らをぶちのめしましょう」
江ノ島「あれー?動きが悪いよぉ?」
江ノ島「他のモノクマも……動きが悪いです……」
江ノ島「不二咲の野郎!操作にラグが起きるウィルスぶちこみやがったなあ!」
江ノ島「見逃してやったらこうなるなんて絶望的ィ!」
豚神「みんなここから出るぞ!」
山田「なんと!」
舞園「たしかにここに残っている方が危険です!」
大神「心配するな、我がいる。」
澪田「ヒャハーッ!大移動っすね!」
澪田「いやまつっす、澪田にいい考えがあるっす」
澪田「ふっふっふっ」
二重すまそ
江ノ島「まあ、いま対策プログラムを出したからいいとして、腹の虫が収まらないから」
江ノ島「私様特製のリモコン式モノクマ~!」
パーンパパーンパパパパーン パンドン
江ノ島「これはねぇ!日本のレバーで操る特別製なんだよぉ~!ウィルスの影響も受けない!」
江ノ島「てなわけでGO!」
ガシャッ
モノクマ「やったるでぇ~!」
霧切「豚神君のことがバレたわ!」
桑田「やばくねぇ!?」
十神「急ぐぞ!」
霧切「待って!」
モノクマ「オラオラー! 」
十神「モノクマも動き出したか」
霧切「急がないと」
戦刃「たいした根性だね」
石田「バケモンめ、汗1つ流さないで俺と兄弟の攻撃を受け流していやがる。」
戦刃「3-B が壊されちゃった、じゃあせめて目の前のふたりを始末しなきゃ」
石田「やっぱり手を抜いていやがった!」
大和田「おらあああ!」ブンッ
ガシッ!グルンッ
大和田「ぐうっ!」
石田「ずりゃあああ!」
戦刃「うるさい。」ゲシッ
石田「くそがっ!」
モノクマ「いつまであそんでんだよー!」
ぺしっ
戦刃「あいたっ」
大和田「モノクマ!」
モノクマ「さっさと殺しちゃえばいいじゃない、無駄に時間かけんなよ!」
戦刃「でも」
モノクマ「まさか苗木が来るまでの暇潰しじゃないだろうな!」
戦刃「エスパーだね盾子ちゃん!」
モノクマ「アホか!」
ぺしっ
戦刃「あいたっ」
モノクマ「自分から会いに行けばいいだろ!」
戦刃「あっ」
大和田「……こいつとことん残念だな」
石田「まったくだぜ」
モノクマ「僕も苦労してるよー」
戦刃「むぅ」ぷくー
石田「(かわいい)」
大和田「(かわいい)」
モノクマ「とにかく裏切り者を始末しに行ってくるからね!さっさと決着つけなよ!」
ドドドドドドドッ
モノクマ「ぬ、向こうから足音が!豚神たちだな!」
モノクマ「オラー!」
大和田「やべえ!」
戦刃「行かせないよ」ガシッ!
ガコッ
大和田「ぐあああっ!(左腕が…!)」
戦刃「もう一本いっとく?」
石田「てめええ!」
戦刃「無駄だよ!」ガッ!
カランッ
石田「木刀がっ!」
戦刃「刺 す よ」ブンッ
石田「(ここまでか………!)」
バキィッ! カランッカランッ
戦刃「あ……ぐっ!?」
桑田「ストライクってとこだな」
二人「桑田!!」
桑田「つかさー、イインチョ何があったの」
霧切「パワーアップでもしたのかしら」
十神「なんにせよ、危なかったな貴様ら」
まったく、豚神のやつなに希望に染まってんのさ!
まあ、いいやこのモノクマは対大神対策で普通のモノクマより強いし。
予想外なことが起きない限りはまず心配は……
澪田「あっ!モノクマちゃんが飛び出してきたっす!ヒャハー!突撃豚足戦車!」
豚神「うおおお!」
ドドドドド!!
豚神が猛ダッシュしながらそれに澪田がしがみついて、
なんかマシンガン撃ってる。
その後ろを大神が走っていて大神の腕に朝日奈、舞園がしがみつき、不二咲を肩車している。
その後ろに山田が続き、山田にセレスがしがみついている。
山田は心なしか嬉しそうだ。
葉隠のみ最後に来た。
あ、澪田にカメラ壊された。
そうか、カメラも壊す算段か。
っていうか
モノクマ「なんだこれ!」
澪田「ヒャハー!これぞ軍師澪田の豚足戦車隊!破られるもんならやぶってみるっす!」
モノクマ「提案者お前か!」
豚神「どけえええ!」
澪田「マシンガンの先制攻撃っす!」
ダララララララ!
モノクマ「威力強いな!でも、効かな」カキンカキンカキン
豚神「どうりゃあああああ!」
ガシッ!
モノクマ「あれ?」
澪田「つかまえたモノクマちゃんに集中放火っす!」
ダララララララ!ダララララララ!
モノクマ「おいバカやめろ、てか力強いな豚神!押しきりすぎだよ!」カキンカキンカキンカキンカキンカキン
澪田「白夜ちゃんは獣になるっすからね!獣に!」
澪田「そりゃもう朝が来るまで澪田に熱いなんかを////」
豚神「うおおお!!////」
モノクマ「のろけんな!」
大神「十神!朝日奈たちはまかせよ!お前たちも苗木が来るまで無理をするな!」
朝日奈「いっけー!さくら戦車!」
舞園「重くないんでしょうか」
不二咲「すごいよね……」
セレス「走れラード!死にたくなけりゃ!」
山田「加速装置!言ってみただけ」
葉隠「俺っちひどくね?」
戦刃「楽しそう」
桑田「おしきりまくったな……」
十神「霧切、お前もあいつらのあとに続け」
霧切「十神くんは?」
十神「光栄に思え、十神白夜が足止めをしてやる。高いぞ。」
霧切「払いきれるかしら。気をつけて」ダッ
十神「さて、まだ動けるか?バカ三人」
石田「俺はバカじゃねえ!」
大和田「決まってんだろ!転がすぞ?」
桑田「ヒーローは遅れてやってくるぜ!」
戦刃「羨ましいくらいの友情だね。」
戦刃「さぞかしいい死に顔をみせてくれるだろうね。」
十神「行くぞ!」
…………
………
……
…
???「 はぁ…はぁ…」
???「もうでてこないかな?……疲れた。」
???「休んでるひまはないか、『アレ』を使わなきゃ勝てない相手だもん」
苗木「いま行くよ戦刃さん」
つづきはまたこんどぉ
いくよぉ
豚神「無事体育館前についたがここまでモノクマ特攻隊はなしか」
澪田「いやー、いろんなもん壊して回ったっすね!ぎゃはー!弁償できねー!」
朝日奈「大丈夫?さくらちゃん」
大神「心配するな。むしろよいトレーニングになる」
不二咲「すごいよねぇ。ぼくも大神さんみたいになりたい」
舞園「満場一致で反対されますね」
不二咲「ええっ!?」
セレス「あら?おかしいですわ」
山田「ど、どうなされましたかなセレス殿……忘れ物をされても拙者は満身創痍で」
セレス「腐川さんがいませんわね」
葉隠「そ、それってやばくねーか?」
豚神「いや、ちょっとまてあいつも確かずっとカメラで苗木たちの戦いを見ていたよな」
葉隠「そりゃそうだべ、みんなみてたべ。苗木っちがどばっと血を流したときも……あっ」
セレス「確か彼女は……」
豚神「ま、まあ奴なら大丈夫だろう。行くぞ」
不二咲「体育館前ホールにいたモノクマたちがいなくなってるねぇ」
豚神「気を引き締めて行くぞ。そいつらが体育館へ入り込んだかもしれないからな」
澪田「唯吹……これがおわったらまたバンド組むんすよちなみにドラムは白夜ちゃん」
山田「フラグ立てちゃダメですぞっ!!」
豚神「あけるぞ」
体育館
大神「これは……」
体育館のど真ん中に家が建っていた。
その家は日曜の夜に日本人に月曜日という絶望を与えるアニメのEDにでてくるあの家だった。
その家のまわりをモノクマたちがひしめいている。
???「あー、あー、おいテメーら聞こえてやがるか!!」
大神「ぬ?」
葉隠「変なモノクマがいるべ」
不二咲「屋根の上に座ってるねぇ。ツナギ着てる……」
豚神「左右田か」
左右田「そうだよ!俺は安全なところでこのモノクマたち遠隔操作しているんだよ!!どうだ!ビビったか!」
山田「こいつはクセェー!!下っ端のにおいがぷんぷんしますなぁ!」
左右田「へっなんとでもいいやがれ」
葉隠「いや、なんとなくホモくさいべ。ツナギだし」
豚神「奴自身も普段着はツナギだ」
山田「そのちんのさぁーだーめぇー! ホォォォォモォ!!」
澪田「どうてーい!どうてーい!右手が恋人のどうてーい!魔法使い待ったなしー!」
左右田「お前ら言っていいことと悪いことあんだろ!!」
澪田「そういえばこの間ソニアちゃんと眼蛇夢ちゃんがお互いを繋げて(意味深)通信対戦(意味深)してたのをみたっす。いやーはげしかったっすねー」
左右田「え? あーあーあーあーあーきこえないきこえないきこえない!!」
澪田「眼蛇夢ちゃんのモンスター(意味深)が熱い何かを噴出したけどそのあとソニアちゃんもしおふきで応戦したっす」
左右田「うわああああああ!!田中ー!ぶっ殺す!後でぶっ殺す!」
そのころ映像見ていた二人
田中「ポっ!ポケ○ンの対戦のことなのだがな!……お、俺とソニアはそのような関係では……////」
ソニア「ハッこれは澪田さんからのアドバイス!わかりました!既成事実をつくればいいんですね!」
田中「え」
不二咲「傷つきやすいんだねぇ……」
大神「貴様があのおぞましい兵器たちを作り出したのか……絶対に許さん!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
左右田「ひぃぃぃぃぃぃ!!そんなに怒んなよ!!なんなんだよ今日は!!」ブルブル
葉隠「オーガの気が上がっていくべ!!」
セレス「地面揺れてません?」
山田「スカウターがこわれる!やめて!スカウターこわれちゃ~う!」
左右田「ま、まぁいい!てめぇら全員モノクマの爆弾とかでは簡単に殺さねえ!じわじわとなぶり殺しにしてやるぜ!!」
葉隠「これちょっとやばくねえか?」
舞園「がんばって抵抗しましょう!」
豚神「隙をみてあの家を壊すぞ!!」
澪田「ぶちかますっすよぉー!!ヒャハー!!」ダララララ!
桑田「はぁ…はぁ…手も足も出ねえ……」
俺のイケてる顔が何度も壁に叩きつけられたり、踏まれたりした。
奥歯とか折れてないからよかった。力を込めてスイングできないし。
だけどほかの奴らも散々だった。
十神「化け物め……!4人同時に相手しているのに!!」
十神は立っているのがやっとってところか、全身がたがたなのに構えを崩そうとしない。
石丸は白ランを赤く染めて虫の息で倒れている。死んでないみたいだけど早く手当しないとマズイ。
大和田は左腕ぷらぷらさせながらもなんとか持ちこたえてる。でも目がうつろだ。
クソッ!死んでたまるかよ!!
戦刃「もういいよね4人とも。殺しても」
十神「つくづく残念なやつのようだ。確認しないと殺せな」
メキッ!!
十神「ぐっ!?」
桑田「十神ぃ!!」
大和田「片手で顔面つかんで持ち上げてやがるっ!!」
戦刃「勘違いしないで、私はどんな死に顔がいいか考えてたんだもん」
戦刃「十神くんは減らず口ばかりたたくから命乞いする声も聞きたかったんだけど……」
戦刃「無理みたいだからつぶれたトマトみたいにしてあげるね」
十神「ぐあああああああああ!!!」
もうだめかと思ったら廊下から変な声が聞こえてきた
???「その汚い手をはなしやがれ残念女ぁああああ!!」
戦刃「!?腐川さん……いや、ジェノサイダーのほうか」
戦刃「もういいよね4人とも。殺しても」
十神「つくづく残念なやつのようだ。確認しないと殺せな」
メキッ!!
十神「ぐっ!?」
桑田「十神ぃ!!」
大和田「片手で顔面つかんで持ち上げてやがるっ!!」
戦刃「勘違いしないで、私はどんな死に顔がいいか考えてたんだもん」
戦刃「十神くんは減らず口ばかりたたくから命乞いする声も聞きたかったんだけど……」
戦刃「無理みたいだからつぶれたトマトみたいにしてあげるね」
十神「ぐあああああああああ!!!」
もうだめかと思ったら廊下から変な声が聞こえてきた
???「その汚い手をはなしやがれ残念女ぁああああ!!」
戦刃「!?腐川さん……いや、ジェノサイダーのほうか」
戦刃「もういいよね4人とも。殺しても」
十神「つくづく残念なやつのようだ。確認しないと殺せな」
メキッ!!
十神「ぐっ!?」
桑田「十神ぃ!!」
大和田「片手で顔面つかんで持ち上げてやがるっ!!」
戦刃「勘違いしないで、私はどんな死に顔がいいか考えてたんだもん」
戦刃「十神くんは減らず口ばかりたたくから命乞いする声も聞きたかったんだけど……」
戦刃「無理みたいだからつぶれたトマトみたいにしてあげるね」
十神「ぐあああああああああ!!!」
もうだめかと思ったら廊下から変な声が聞こえてきた
???「その汚い手をはなしやがれ残念女ぁああああ!!」
戦刃「!?腐川さん……いや、ジェノサイダーのほうか」
まちがえて3重した……
ドサッ
十神「はぁ…はぁ……遅いぞバカが」
ジェノ「いやんもう、ひどいのよみんな。こいついつの間にか気絶してたのに気づいてなくて、気がついたら変な部屋にいて、」
ジェノ「そしたら男子トイレの中でマジびっくりー!男スメルを堪能していたらダーリンの股間に来そうな叫び声が聞こえて今こうしてやってきたわけ」
大和田「あ、あいかわらず下品だな」
ジェノ「あらもろこし、満身創痍じゃん。しかたないかー」
大和田「もろこし言うな!!」
ジェノ「大体あんたたち素人が殺しを仕事にする奴相手にするのがまちがってるんだっつーの」
十神「なんだと……」
ジェノ「みてみあの目。人殺しなんて屁でもない目してるじゃん?ああいうのは殺すつもりでいかなきゃ殺されんのよ」
ジェノ「でもでも一般ピーポーじゃ衝動的にやる以外人殺しなんてまず無理無理ーだからそこをねらわれて殺されちゃう」
ジェノ「つまりぃー」
ジェノ「隙ありぃ!!」
戦刃「チっ」
ジェノサイダー翔がハサミを戦刃の眼前まで突き出す、しかし戦刃はこれを冷静に回避しスキのできたジェノサイダーに蹴りかかろうとする。
だが、ジェノサイダーはその場でわざと倒れ、ゴキブリのように早く地面を這って移動した。
ジェノ「ふぅー?やるぅー 萌える男子じゃないから管轄外なんだけどさぁこれは楽しくなってきちゃうじゃあん?」
戦刃「そうだね、少なくとも十神くんよりは手ごたえがある」
十神「俺が雑魚だと!?」
桑田「落ち着け十神!ここはこいつに任せた方がいいって!」
正直、ジェノサイダー翔が言うようにこいつらの目はイカれている。
ずっと見ていると気分が悪くなるというか頭がおかしくなってくる。
大和田「女に助けられるなんてがらじゃねえが……いったんひくしかねえ」
大和田、多分あばらもやられてるのか。なのにあんなに暴れたのか。
たいした奴だぜ……。
桑田「とりあえずいったん離れ……」
ゾクッ
桑田「……なんかいまひんやりしたぞ 風?」
十神「俺も感じた……今のはいったい……」
ハサミとナイフでつばぜり合いしていたあの二人も異変に気付いたのかそのまま動きを止めている。
なにかが、おかしい。そう思った矢先、戦刃が笑い始めた。
戦刃「あは、あっはっはっはっはっは!!すごいすごい!!いつの間に来たの!?すごいよ!!」
来た?なにが来たっていうんだ?そんな気配なかったぞ?
ジェノ「あー、こえぇーこんな感じ初めてだわ―」
苗木「ごめんごめん、驚かせるつもりはなかったんだけど」
苗木がいつの間にか廊下の曲がり角にいた。
歩いてきたんじゃなくて。いた。
それも見た目からして普通の状態じゃない。
服はボロボロ、体中まっかっか。両手にギラリと光るナイフ?みたいなのを持って、
棒立ちしている。なのに目は死んでない。むしろいやにイキイキとしている。
苗木「ねえ、ジェノサイダー。十神くんたちを安全なところまで保護してほしいんだ」
苗木「お願いだよ?」ネットリ
苗木がほほ笑む。ただ、いつもの笑顔じゃない。
邪魔をするなとでも言いたげな顔だ。断るなんて言った矢先命の保証なんてあるかわからない。
ジェノサイダーが言ってた通りの殺しができる奴の目だ。
これが本物の苗木なのか?
ジェノ「ひぇ!?わ、わーったよ!おらイインチョたて!いくぞ!」
石田「う…」
苗木「桑田くん」
桑田「」ビクッ!
急に名前を呼ばれて振り返る。
そこには
苗木「みんなを守ってあげてね」ニッコリ
いつもの笑顔の苗木がいた。
ああ、こいつずりぃな。どっちかが本物なんじゃなくてどっちも本物なんだ。
ただ、こっちの方が俺は好きだな。
桑田「あったりめーだろ!!俺はなぁ!ここでて野球もミュージシャンもやるんだよ!!」
苗木「よくばりだなぁ」
桑田「うっせ!!苗木!! 死ぬなよ!!」
苗木「うん。みんなも」
戦刃は追ってこない。
さっきから笑いっぱなしだ。
待ち望んでいた瞬間が来たんだろう。
その隙に俺たちはここを抜ける。
絶対に死ぬんじゃねえぞ。苗木!!
戦刃「それが本当の姿?」
苗木「そうかもしれないね」
戦刃「その姿を見た人は?」
苗木「死んでいるね」
戦刃「嬉しいっ!!私だけがその姿を見た人になれるなんて!」
苗木「なに言ってるのさ。また0に戻るかもしれないのに」
戦刃「うぷぷぷぷ。苗木くん。苗木くん。」
戦刃「大好き!!!」ジャキッ
苗木「ここで終わらせてやるよ。肉体は灰にして風に帰す。魂は魔である僕が食らう。 行くぞ」
終わりだよぉ
いよいよ最終戦だよぉ
最終戦どんな戦いするか思考中なのでNG保守
戦刃「うぷぷぷ、苗木くん苗木くん苗木くん」
戦刃「大好き!」チャキッ ポロッ
戦刃「………ひ、ひろってくるね」
苗木「えー………」
むしろ今のガチモードが残念シーン
>>578
ひでえぞ!!
はっていくべ
戦刃「どこにしまっていたの?そんな小刀」
苗木「内緒。しいて言えば引退してからも大道芸人として暮らしてはいけるくらいの技術を持ってるから」
戦刃「苗木くん、忍者の引退は死ぬ時だけだよ」
苗木「そういえばそうだ」
戦刃さんの構えは拳銃とナイフを重ねて持った構え、さる兵士が編み出した体術だそうな。
攻撃しようものなら、手痛い反撃を食らうだろう。
そう、ただの『兵士』が攻撃したのなら、だ。
構わずに僕は右足の『蹴り』を戦刃さんの腹部に向け下から上へとくらわせる。
しかし、僕の足は簡単に受け止められてしまった。
だが
戦刃「あぐっ…!?」
苗木「どうしたの戦刃さん。右足を離してくれるとありがたいんだけど」
戦刃さんは『信じられない』といった表情をしていた。
僕が右手に持っていた『小刀』が自分の『左すねに刺さっていた』のだから。
戦刃「いつのまに刀を投げたの……」
苗木「なげてなんかいないさ。刺したんだよ。直接『右で』」
戦刃「右手にそういう動きはなかったはず……まさか」
苗木「わかった?よくわかったね」
そう、ぼくは右手に持っていた小刀をけりを繰り出すと同時に『右足の指に挟まるように落し』、
そのまま突き刺しつつ蹴りを放ったのだ。
そして。
メゴッ
戦刃「うっっぷ!?げぇっ!!」
ビシャビシャッ!!
あっけにとられていた戦刃さんの腹を蹴り飛ばす。入った。
体制を立て直しつつもそのまま嘔吐した。だが、追撃を入れられない。
銃口は僕に向けられ、僕の足元へ1発2発と打ち込まれた。
苗木「危ない危ない」
ぐっ!ブシュッ!
戦刃「はぁ……はぁ……」
刺さっていた小刀を抜く戦刃さん。
正解だ。それには毒が入っている。解毒剤を投与しなければ最悪あと2時間全身に回る。。
しかし早いうちに抜けば解毒剤がなくとも応急処置で何とかなるかもしれない。
忍者を想定したいい戦い方だ。
苗木「返してくれるといいなぁ、その刀」
戦刃「こっちにきて……とりにこればいいじゃない」
苗木「遠慮するよ、それじゃあこっち」
間髪入れず銃弾が僕にぶち込まれる。1発2発と急所を打ち抜いた。
ザクロの実が弾けるようにあたりに肉片が飛び散る。
戦刃「やった……」
苗木「残念。変わり身だよ」
戦刃「!?」
弾を撃ち込まれていたのはパーカーだった。
肉片が飛び散ったように見えたのもあらかじめ仕込んでおいた血糊だ。
ふいに後ろから声をかけられた戦刃さんが振り向くも、もう遅い。
あらかじめ切っておいた火薬入りのベルトを戦刃さんのベストに巻き付け、
ナイフで思いっきりベルトを切りつける。
シュゴォッ!!!
戦刃「しまったっ!!?あああああああっ!!!」
苗木「はやくベスト脱がなきゃ燃えるよ?はやくはやく」
まるで踊りを踊るかのように燃え盛ろうとしているベストを脱ぎだす戦刃さん、
だが、銃の構えはとこうとしない、もう少しで全部脱げるというところで弾丸を天井と僕のいた方向に打ち出す。
そうか、スプリンクラー機能が作動するのにかけて天井を高熱の弾丸で撃ったな。
誤作動はこのベストの燃え具合からしてないだろうが、安全牌をとったか。
シャアアアアアア……
戦刃「はぁ…はぁ…すごいよ苗木くん」
苗木「みずもしたたるいい女だよ戦刃さん」
学生服を完全に脱いだ僕を見て戦刃さんは感嘆の声を上げる。
上下ともに体に完全にフィットするように作られた帷子を着こんでいるからだ。
それでも戦刃さんのせいでところどころ血がにじんでいる。黒い色してるからわかんないと思うけど。
戦刃「その小刀どうなってるの、さっきからその刀の周りから異様に蒸気が出てるけど」
苗木「この刀は特別性でね、熱をくわえられるとものすごい高温になるんだ。」
戦刃「いったいな……ぜ?」
苗木「さぁ、なんででしょう。 どうしたんだい?そんな顔をして」
苗木「このスプリンクラーが止まるまでに見つけられるかな?僕の『霧隠』を見破ることができるかな」
戦刃「消えた…!?」
少しの蒸気さえあればいい、それを利用して隠れることができるのだから。
体育館
霧切「こ、これはっ……!」
体育館にたどりついた私はその異様な光景になんとコメントすればいいかわからなかった。
日曜18時30分にやっているアニメのエンディングの最後にでてくる簡素な家の上にツナギを着たモノクマがちょこんと座り、
みんなはモノクマと戦っていた。爆発はしないのだろうか?
左右田「じわじわとなぶり殺しにしてやるぜぇー!!」
恐らくあのモノクマを操っている人物が爆発しないようにしているのだろう。
バカでよかった。爆発するのだったら簡単にこの体育館は阿鼻叫喚に包まれていただろうに。
葉隠「き、霧切っち!助けてくれだべ!!俺のズボンがモノクマにずたずたに!」
霧切「どうでもいいから現状を説明して頂戴」
葉隠「どーでもよくねえべ!あれはれっきとしたゆいしょただしいぶふぉっ!!」
彼の言葉は彼の頭に蹴りを入れてきたモノクマによって阻まれた。
そんなに威力はないみたい。
豚神「霧切!無事か!!」
霧切「豚神くん!現状はどうなってるの!!」
豚神「あの家が爆弾を作り出している、だがそうはさせまいとモノクマたちが襲いかかってきたんだ!!」
澪田「けっこータフっすけどがんばって戦えばなんとか壊せるっぽいっす!!」
豚神「大神まかせだがな……」
霧切「大神さんは…」
いた、向こうで次から次へと投げ入れられるモノクマをジャンプしてはアタックして地面にたたきつけている。
朝日奈「つかまえた!!いくよさくらちゃん!!」
大神「応ッ!!」
朝日奈「トス!」
大神「ふんっ!!」
バキャッ!!!
朝日奈「もういっぱつ!!トス!!」
大神「ふうんっ!!」
ゴシャッ!!
豚神「あの家が爆弾を作り出している、だがそうはさせまいとモノクマたちが襲いかかってきたんだ!!」
澪田「けっこータフっすけどがんばって戦えばなんとか壊せるっぽいっす!!」
豚神「大神まかせだがな……」
霧切「大神さんは…」
いた、向こうで次から次へと投げ入れられるモノクマをジャンプしてはアタックして地面にたたきつけている。
朝日奈「つかまえた!!いくよさくらちゃん!!」
大神「応ッ!!」
朝日奈「トス!」
大神「ふんっ!!」
バキャッ!!!
朝日奈「もういっぱつ!!トス!!」
大神「ふうんっ!!」
ゴシャッ!!
豚神「あの家が爆弾を作り出しているからそれを破壊しようとした。だがそうはさせまいとモノクマたちが襲いかかってきたんだ!!」
澪田「けっこータフっすけどがんばって戦えばなんとか壊せるっぽいっす!!」
豚神「大神まかせだがな……」
霧切「大神さんは…」
いた、向こうで次から次へと投げ入れられるモノクマをジャンプしてはアタックして地面にたたきつけている。
朝日奈「つかまえた!!いくよさくらちゃん!!」
大神「応ッ!!」
朝日奈「トス!」
大神「ふんっ!!」
バキャッ!!!
朝日奈「もういっぱつ!!トス!!」
大神「ふうんっ!!」
ゴシャッ!!
さすがは超高校級のスイマーであり運動関係は万能な朝日奈さん、うまくモノクマを捕まえてはバレーのトスの要領で大神さんに投げつけ、
大神さんはその勢いを殺さずに利用してアタックしている。
彼女がオリンピックのバレーチームに出たら優勝間違いないわ。
セレス「よるんじゃねえええええ!!!」
ガシャーンッ
セレスさんがバスケットボールを入れるかごを普段の彼女からは想像できない力で持ち上げ、
モノクマたちにかぶせ、その上に乗っかった。あのかごに入ったモノクマは身動きが取れないようにされてるのか。
しかしそれを邪魔しようとまた新たなモノクマがちかづき…
多重投稿スマソ
セレス「よるなぁああああ!!」
ヤクザキックよろしく蹴り飛ばすセレスさん。人間、窮地に立つとああも強くなるのね。
舞園「無事でしたか霧切さん!」
霧切「舞園さん、あなたも」
舞園「ええ、なんとか攻撃を防いでいる状態ですがいつまでたってもあの家を壊せません!」
霧切「なにか手段は…… そうだ、RPGはいま誰が持っているの?」
舞園「山田君です!!」
霧切「いちかばちかそれにかけるしかないわ」
舞園「た、ただ 山田君が」
霧切「どうしたの!?」
舞園「山田君がRPGを取られないようにと服の中にしまって」
霧切「じゃあ、引き裂いてでも取りに行かなきゃ」
舞園「手伝います!」ギラリ
霧切「どこに持っていたのその包丁」
戦刃「ふっ!!」
がっ!!
苗木「やるね戦刃さん 見えないのによくわかるね」
戦刃「攻撃に走る時に殺気が来るからそれをたどったの」
苗木「お見事だね!!じゃあこいつでどうだ!!」
そういうといきなり宙に動くこけしが現れ、握りつぶされる。
そこにいたか!と思い銃を構えた矢先に
ドゴォッ!!!
戦刃「ぐぅっ!?」
苗木「『雷遁 紫電掌』!!」
バリバリバリバリバリ!!!
戦刃「ぐあああああああっ!!!」
腹部にまたも強烈な一撃と電撃が繰り出される。
その威力に耐え切れず、私はわざとその身を衝撃に任せ、退路をとる。
なぜ?動くこけしの電力はそんなにないはずなのに。
苗木「僕はね、電気を利用することでその電力を高めることができるんだ」
バリッバリッと帯電しつつ苗木君は言う。
恐ろしい、これが忍者。
ゆえに殺したい。自然と笑みがこぼれる。
最高の戦場がここにあるのだから。
モノクマ「おいこらぁー なにやってんのさ!」
戦刃「じゅ、盾子ちゃん」
無理やりモノクマに1階までひっぱられる。痛いよ盾子ちゃん!
モノクマ「遊んでるからこうなるんだってばもう!ほら、ぼくからのプレゼントやるよ!!」
そういうとモノクマが一挺の拳銃を取り出す。
これは……
すごい!すごいよ盾子ちゃん!!これ私が前ほしいって言ってたやつだよ!!やったぁ!!
霧が晴れるように苗木君が姿を現す。
苗木「もう降参かい?いくさb」
ズガァアアアアンッ!!
苗木「!!」
ブシャッ!!
苗木「かすっただけなのに……右側頭部が少しえぐれたっ……それに今の銃声は」
戦刃「これで終わりだよ苗木くん!!腕も足もこれでふきとばしてあげるから!!あっはっはっはっは!!」
苗木「!! ここまでやるか……しかも反動も気にしてないみたいだしホントばけものだよ戦刃さんは」
苗木「『フェイファー・ツェリザカ』 よりによってそんなものを……!!」
次回へ続く
ツェリザカは重さ6kgの化け物銃。
苗木はギリギリで避けたけどふつうそれでも頭とびそう
あと、紅蓮腕って言ってはいけない
兄様?
おつ。一人称の切替うまいなあ。
>>595
共通するのはシスコンってところだけだねぇ
いくよぉ
銃身長 335mm 全長 550㎜装弾数 5発
弾は本来象などの大型動物を仕留める為の600 N.E.……本来はマグナムライフルに用いられる弾だ。
重量は拳銃なのに6kgを越える。両手撃ちじゃないと腕どころか上半身が危ない。
もっとも、両手打ちでもその衝撃は計り知れないものを、だ。
それを彼女は
プロのガンマンがマグナムを撃つがごとくあまりブレずに撃ってきた。
化け物め!!だが今のようにぎりぎり避けられたしなんとか……
戦刃「ねえ、苗木くん。この銃だったら大神さんでもバラバラになるよね」
そう彼女は言うと、僕の目の前で回れ右。そして
戦刃「鬼さんこちら 手のなる方へ」
戦刃「赤黒いクラスメイトが見たくないならおはやめに」
走った。……そうきたかっ!!!
苗木「戦刃ぁあああああああ!!!」
ドサーッ!!
戦刃さんに気を取られていたせいでこっそり近づいてきていたモノクマに押し倒される。
時間稼ぎするつもりだ、僕ほどではないが彼女の健脚ならばすぐに体育館へ行けるだろう。
いや、下手したらどこかに隠れたかあるいは移動中の桑田くんたちが!!
モノクマ「僕にかまわずいけぇー!ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!!」
戦刃「骨は拾うよ盾子ちゃん!!」
モノクマ「いや、しなねーから!!」
モノクマ「さて、苗木君。なんだかこうしてみるとなんだか騎乗位みたいで、ムラムラしてきますなぁ!!」
仰向けになったぼくの肩を押さえつけ、上半身を動かせないようにするモノクマ。
こいつ、ふざけているようでしっかりしてやがる。
でも。
苗木「足は届くんだけど」
ぐにゃっ
苗木「足は届くんだけど」ぐにゃっ
モノクマ「ザナドゥ!?足そんなにまがんの?ほぼ頭と同じ高さだけど!?」
みすった……まいっか
両足でモノクマの頭をつかみ、ひねる。
しがみつこうとしていたモノクマだったが、簡単に吹っ飛ぶ。
モノクマ「もーう、カニばさみだなんてひどいよ苗木くん!!」
苗木「ゲットォ!!」
がしっ
モノクマ「へ?きゃー、さらわれるー」
モノクマを抱き上げ戦刃さんが走った方へ向かう。
待ってろよ!!
桑田「ひぃー…ひぃー…疲れる。大和田ぁ、ダイエットしろよ」
大和田「ふとってねぇよ……イテテ……」
石丸「すまない桑田くん……ぼくたちがふがいないばっかりに」
桑田「イインチョ、生きてるだけマシだって。軍人相手だぜー?」
俺とジェノサイダーはケガした3人を引っ張って寄宿舎に行こうとなんとか頑張っていた。
いやー、男二人ひきずるのってすげえ疲れる……
途中体育館を横切ったが、なんか激しく争う音が聞こえる。でも、今コブつきの俺たちが行っても無意味だ。
でも恐らくあの自爆メカは大多数がプールで爆発しただろうし、それをつくる機械とかってのも体育館だ。
3人を安全なところに置いたらこの俺が参上してホームラン決めてやるぜ!!
十神「おいジェノサイダー、許可するから俺も石丸や大和田みたいに首根っこつかんで運べ。 息が荒い」
ジェノ「ふんすーふんすーふんすー、いやさぁーおんぶじゃないとただよってくる御曹司スメェルが嗅げないジャン!」
……しかもアレよく見たらケツ触ってね?
十神「ええい、臭いが嗅ぎたければ後で洗ってない俺のスーツをくれてやるからともかく急げ!!」
ジェノ「え?マジ?やっべええたぎるわあああ」
十神そういえばなんでジャージなんだっけ……あ、トイレに誰かが転んだあとが……やっぱり十神……
ズガァアアアアンッ!!
十神「なんだ!?」
石丸「銃声…にしてはでかすぎる!!」
大和田「まだトンでもねえの隠し持っていたのかよ……」
ジェノ「しかたねー、急いで逃げんぞ!!」
ジェノサイダーがいつになく真面目になり、走り始めた。
……俺も急がねえとマキシマムヤベーって!!!
桑田「ふぬおおおおおお!!タイヤ引きとかくそだせえけどやっときゃよかったぁあ!!」
十神「チっ……!!戦刃のやつが来る!だがあの銃声からしてマグナムか……いやそれにしては……」
戦刃「みぃーつけたー」
遠くからでもぞっとするような声が聞こえる。
振り返るとベスト脱いでなんか濡れて透けて見えてる戦刃がいた。
いつもだったらそういうオイシイのいたらラッキー!っておもうんだけど……
桑田「なんだぁそれぇ!?」
十神「桑田ぁあ!ジェノサイダーぁあ!!走れ!!5人とも死ぬぞ!!あの銃を使わせるな!」
ジェノ「なにあれすっげえなっげぇ…… って5人とも!?」
ケタケタと戦刃が笑っている。肩を回してまるでこれから運動するぞーみたいに張り切ってる。
あの馬鹿でかい銃を眺めながら。
戦刃「ゲームとかだとマグナム一発で集団のゾンビとか倒せるけどさすがに無理だよね」
戦刃「でもこれだと本当に一発でいけるかもしれないね」
戦刃「ねーえ?試していいよね?ねぇー?」
戦刃が構える。
だめだ、曲がり角にすら付きやしねえ。
外れるのを祈るか?いやむりだ、あいつの銃の扱いはハンパねえ!!
桑田「アホアホアホアホアホアホアホ!!!ためしていいわけねーだろっての!!バカか!とことん残念だな!!」
戦刃「うん、一人目。」
あー、俺のバカ。なにやってんだ。チクショー……ここまでか……
「―――――――――!!!」
「――――――!?」
あー、もう音も何も聞こえやしない 死ぬのってこういうんだろうなー
野球したかったぁ……
ズガァアアアアアアンッ!!!
同時刻 体育館
山田「んほおおおおお!葉隠康比呂どのやめて!!ふくがやぶけちゃ~う!!」
葉隠「気持ち悪いこと言ってないで早くだすべ!!ええい、どうやって服の中に入れたべ!取れないべ!!」
私たちは身を守りつつ山田君が服の中にしまっていたRPGをどうにか取り出そうと悪戦苦闘していた。
しかし……パンツの中に入れようとしたって言うにも限度というのがあるじゃないの……!!」
澪田「やべーっす!!たまがそろそろキレるっすー!!和一ちゃん!さっきの謝るから弾くれっすー!!」
左右田「アホかテメエ!だれが敵に弾渡すかってのバーカ!!豚神といっしょにテメエも死ね!!」
澪田「シャラップファッキンチェリーボーイッ!!澪田はこんなところで死んでたまるかっす!」
澪田「そうっすねー、白夜ちゃんと結婚してこどもいっぱいつくって音楽めっちゃたのしんで100歳以上でぽっくりだったら死んでやってもいいっす」
左右田「大往生だよ!!それ!!超大往生!!」
なんだかこっぱずかしい告白が聞こえつつ、モノクマをある程度片づけた大神さんが近づいてきた。
大神「山田ぁあああああ!!!」
山田「ひぃいいいえええ!!」
葉隠「あ、わかったべ!!山田っちごとあの機械にぶつけるんだべな!!」
舞園「特攻!?」
大神「ふうううううんん!!」
山田「ひぇええええええ!!!」
大神さんは山田君の襟をつかみ、そして
びりびりびりびり
一気に引き裂いた
山田「なんか、破けた! ってキャー////モーレツ!!」
セレス「きたねえもんみせてんじゃねえええええ!!!」
セレスさんが次々と近づいてくるモノクマをかいくぐりつつ、叫んだ。
なにはともあれ、大神さんがRPGを回収した!
霧切「大神さん!!そのRPGをつかってあの家を撃って!!」
大神「し、しかし使い方がわからん!!」
豚神「まかせろ!!」ダッ
豚神君がその巨体からは想像できない速さで大神さんからRPGを奪い取り構える
家の上でのうのうとすわっていたツナギのモノクマもこれはまずいと降りてきた。
左右田「あーくそ、しかたねえな」
豚神「チっ、どけよプランクトン」
左右田「なんだ?挑発のつもりか?もしかして逆転できるとでもおもってたか?」
そういうや否や、そのモノクマはどこからとりだしたのかマシンガンを構える。
しまった……!!
左右田「逆転なんてねーよばーか!!!もう舐めプは終わりだ!!ぶっ殺してやるよ!!」
ここからあのモノクマを狙おうにも無理、かといってほかの人もあのマシンガンの前ではとてもじゃないけど……
なにかあのモノクマを妨害する手は!!
澪田「(や、やばいっす、このままじゃ白夜ちゃんと唯吹までもがハチの巣に!!考えるっすどうにかする手段を!)」
澪田「(ぽくぽくぽくちーん)」
澪田「和一ちゃあああん!!」
左右田「あ?命乞いか?悪いけど聞けな」
澪田「ソニアちゃん実はとんでもねえちんちんついてるっすよー!!!40cmくらいー!!!!!」
澪田「ソニアちゃん実はとんでもねえちんちんついてるっすよー!!!40cmくらいー!!!!!」
……………
あたりが静寂に包まれた。
そしてなぜ、2回言ったのか。
左右田「……え?」
大神「づああああああ!!!」
その隙を狙って大神さんがツナギのモノクマの頭上から手刀で強烈な一撃を喰らわせて、体育館の床にめり込ませた。
澪田「いやー、すごかったすよー あ、白夜ちゃん降りるっすね。 あれはっすねーンフフフ夜中のことだったんすよ」
左右田「あばばばばっばばばばばばば」
淡々と何かを語りだす澪田さんだが、あのモノクマはバグでも起こしたのか変な挙動をとっている。
澪田「なんでも王族だと生えてくるらしくていやはやそれはもうすごいのなんの」
豚神「決着だな みんな伏せろ!!澪田も!!」
ズガアアアアンッ!!
RPGによってモノクマ特攻隊を作っていた家が破壊される。
と、同時に動いていたほかのモノクマたちも動きを止めた。
どうやらこのモノクマたちを操る言にも使われていたみたいね。
澪田さんはまだ語り続けている。
澪田「いやーすごかったす。それはもう60cm…あれ?30cmだっけ?」
山田「えっと…あれは……ツナギのモノクマの中の人が大ショック受けてる?ってことですかな」
セレス「そうみたいですわね、それにしても40cmだなんて恐ろしいですわね」
不二咲「そ、そうだよねぇ……」
舞園「え、えっとー…澪田さんまだ続くんですかその話……」
たしかにまずいわね、いろんな意味で。
山田君がうーん、ふたなりか ありかも?とか言い出した。最低ね。
澪田「んーっと……えっとー まぁ、嘘なんすけどね てへりん☆」
左右田「嘘かよおおおおおおおおおおおおお!!!!よかったぁああああああああああ!!!」
その場にいた全員がずっこけた。
と、同時に
バァンッ!!と乱暴に体育館のドアが開け放たれる。
霧切「あれは……」
???「くっ……このっ!!」
???「もう好き勝手させないぞ!」
霧切「苗木くんっ!!!」
数分前
桑田「……アポ?生きてる……」
目をつむってた俺が見たのは……
なんかバラバラになってる機械の破片と
しゃがんで苦しそうにしている戦刃と
ふぅと一息ついている苗木だった。
桑田「苗木ぃいいいいいい!!」
苗木「ゴメン、ゴメンみんな。間に合ってよかった」
戦刃「うっぐううっ……」
苗木「いやーよかった、戦刃さんなら撃ちかえしてくれると思ったからわざと大げさな名前で投げつけたんだ」
苗木「モノクマを」
回想
苗木「忍法超強力秘密爆弾!!!」
モノクマ「おわぁーーー!?」
ズガァアアアアアアンッ!!!
回想終り
モノクマ(頭だけ)「ちょっとおおおおジジッ なにしてくれガガガ んだよ!!」
戦刃「不覚っ……」
破片が当たったせいかかなりのダメージを受けているみたいだ。
いや、それだけじゃない?
苗木「戦刃さんの胸から上に行くように投げつけたからね」
苗木「とっさにいつもやってるように撃ったんだろうけど、そのせいで体に負担をかけてしまっ
戦刃「クソッ!!」ダッ
おわっ!こっちに近づいてくる!!
人質に取られるっ!?みんなはやくにげ……
ジェノ「おいレモンちゃーん!みんなもうアタシがはこんでっからはよにげてこいよー!」
桑田「アポアポアポアポォ!?あとレモンじゃねえ!!」
お前一人で運べんのかよ!!っていうかもうそんなとこ行ってんのかよ!!
ど、どうしよう……何かいい策は……ん?ポッケに……あっ!
桑田「まてまてまてまてまちやがれ!!それ以上近づいたらこの手榴弾なげんぞ!!」
戦刃「その前に撃ちかえ……(ビキッ)ぐぅっ!!」
桑田「へっへっへ、もうまともに撃てないんじゃねえ?……そんじゃ苗木たのんだああああ!!!」ダッ
ありがとー!!豚神ー!!
お前のおかげで助かったー!!
戦刃「こうなったら体育館のほうにっ!!」
苗木「行かせないぞ!!」シュッ!
戦刃「あまいっ!!」カキンッ
苗木「もー……なんで至近距離の手裏剣もはじきかえせるかなぁ!!」シュッ!!
戦刃「私はプロだもん。よし、だいぶ体も動かせるようになってきた」
苗木「速いっての!!」
戦刃「体育館だったらまだ人質が」
ズガアアアアンッ!!
戦刃「爆発音!?でもっ!!」
苗木「みんな!!!」
先に走り出した戦刃さんを追いかける、
戦刃さんはもうドアに手を伸ばし……
開け放った!!
だが、彼女が構えられないよう、後ろからくないを投げつけ注意をそらす!!
戦刃「くっ……このっ!!」
苗木「もう好き勝手させないぞ!」
霧切「苗木くんっ!!
霧切さんが叫ぶ声が聞こえる、しかし僕の目に映るのは目の前にいる戦刃さんだけだ。
ここで終わらせるしかない!
苗木「決着をつけてやる!!」
戦刃「ありがとう苗木くん!!さようなら苗木くん!!」
両手持ちしていた銃を片手もちにきりかえ、顎めがけグリップでなぐりかかる戦刃さん!
受け止めるのはマズイ!!かわすしかない!!
ギリギリのところで身を引いてなんとかかわす!!
だが
戦刃「かかった!!」カチッ
苗木「!!ナイフ!?いつの間に持って!!」
ビィイインッ!!ドスッ!!!
苗木「ごぶっ!!!」
深々と銀色の刃が僕の腹に突き刺さる。
すこしだけ、血が口から零れ落ちる。
苗木「スぺツ……ナズッ……!!」
戦刃「あっはっはっはっはぁ!!!あたったあ!あのときとはちがってあたったぁ!!」
狂ったように笑い出す戦刃さん。と、思った矢先、急にしおらしくなる。
戦刃「でも……苗木君の死に顔見れるのはいいけどもうおしゃべりとかできないね」
戦刃「う…うぅ…そんなのやだよ……おしゃべりしたいよ……」ポロポロ
戦刃「本当はもっと普通の女の子みたいにいろんなところに遊びに行ったりとかしたかったよ」
戦刃「でも、盾子ちゃんのお願い聞いてあげなきゃいけないし」
戦刃「盾子ちゃんには私しかいないし」
戦刃「苗木くんのまわりにはかわいい人いっぱいいるし」
戦刃「でもでも、私が一番なえぎくんのことすきなんだもん」
アップダウンが激しい彼女は見ていて痛々しい。
と、同時に本当に愛されてるんだなぁ僕と頭のどこかでのんきにそう思った。
……まったく、本当に残念だな。戦刃さんは。
戦刃「だからね盾子ちゃんには悪いけど」
戦刃「苗木君を私の手で殺して完全にわたしのものにしてから」
チャキッ
戦刃「私もすぐに追いかけるからねぇえええ!」
……残念すぎて………ほおっておくのが怖いよ!!
苗木「プッ!!!」
ビシャァッ!!
戦刃「!!?血を!でも!」
血を吐いて目潰しにしようとしたんだね、でもあの時とは違う。
そう来ると思ってすぐさま顔を大きくズラし
???「しぇあああああ!!!」
ドゴォッ!!!
戦刃「うっぐぼぉぇっ!!?」
びちゃびちゃっ!!
ズラした瞬間、何者かがうしろから私のずらした方向とは逆の横腹を蹴り飛ばした!!
いつの間に!?だが、いくら大神さんでも気配を消すことなんてできないはず!!
すぐさま後ろを向いた私の目に映ったのは―――――
苗木「僕だよ」
苗木……くん?
おかしい、苗木くんが後ろに回ってこれるわけがない。
いくら忍者とはいえこんなにはやくは!!
苗木「戦刃さん、 後ろ」
戦刃「!?」
???「だぁっ!!」
がしっ!!
戦刃「なんで!?」
苗木「隙だらけだよ。すぐ後ろにいるのに」
なんでなんでなんで!?今前にいた苗木君がなんで!?
なんで後ろから羽交い絞めにしているの!?
木「「答えは簡単だ これがいわゆる」」
葉隠「ぎゃ、ぎゃあああああ!!苗木っちがふたりだべえええ!!」
私たちの攻防を見ていて手も足も出せずただ茫然と見ていたギャラリーが騒ぎ始める。
当然だ、同じ人間が2人も目の前にいるからだ。
ありえない、これじゃまるで……
戦刃「分身の……術!?」
苗木1「そう!!」
ガコッ!!!
戦刃「うっぐぁああああ!?」
後ろに回っていた苗木くんが一気に両腕の関節をはずす。
そして間髪入れずに前にいた苗木くんが私の足に蹴りを喰らわせる
ガキッ!!!
戦刃「ぐううううっ!!」
苗木2「もっと普通の女の子みたいにだって?それは違うよ!!なろうと思えばなれたんだよ!!」
ガコッ!!
戦刃「ぐぁああああっ!!!」
足の関節も外された。
そう思った次には首根っこをつかまれる。
苗木1「それを君は自ら放棄したんだ!!」
苗木2「可能性という希望を捨てて、闘いを捨てることへの未知に対する怖さから逃げるため!」
二人がかりでそのまま上に放り投げられる、何の抵抗もできずに真上に飛んでいく
そういえばあの時も……
苗木『でも上に飛び上がったのが運のつきだよ!!』
戦刃『!?』
苗木2「妹のためだとか言い訳して絶望へ逃げたんだ!!!無理やりにでも絶望でいるため死に顔が見たいだとかバカなことを言って!」
苗木くんがしゃがんだ苗木くんを足場にして飛び上がる。
うん、やっぱりあの時と同じだ。
苗木『最後まであきらめたりしない!!』
苗木1「僕は絶対に!!たとえ少しでも可能性があるのなら!!」
飛び上がった苗木君が私を『あの時と同じように捕まえ』、そして。
苗木『目の前の希望に向かって!!』
逃げられないよう、私の腕や足の関節に負荷をかけ、しがみついたまま頭から私を。
苗木「走って行くんだ!!」
落としていく。
戦刃「あはは…… あのときと同じこと言ってる……」
苗木『希望は!!』
苗木「前へ!!!」
苗木『「 進 む ん だ ! ! 」』
戦刃「だいすき…… 苗木くん……」
ドォォォォォンッ!!!
苗木「奥義 龍頭堕とし。 身動き取れない狂った龍は頭を砕いて朽ち果てろ。」
決 着
今回はここまでぇ、ちなみに今はダンロンで言うとチャプター6中盤の後半あたりだよぉ。
ごめんねぇ、ちょっとちーたんの性欲がすごくて……
構想はできてるからねぇ
NGシーン
大神「ぬう、山田からRPGを取り上げたが使い方がわからん ならば!」
大神「だらっしゃああああ!」
ダーツの要領で投げる
左右田「えー!!?」
かきながらいくよぉ
体育館での戦いが終り、僕たちは食堂に集合していた。
桑田「な、苗木よぉ腹ささりっぱなしだけど大丈夫なのか?」
苗木「ああ、コレ?刺さった瞬間に筋肉で締めたから大丈夫だよ。むしろ抜いたら血が出るからさ」
霧切「それはよかったわ。」
十神「まて苗木もう一つ聞かせろ」
戦刃「……」ぐったり
十神「なぜとどめを刺さなかったんだ。今は気絶していても起きたらどうなるかわからんぞ」
葉隠「そ、そうだべ!コキャっとやっちまえばいいべ!」
苗木「多分、戦刃さんを殺したら僕がクロ扱いされてたろうからね」
十神「なんだと?」
苗木「一応戦刃さんはここの生徒だったしね。こじつけようと思えばこじつけられたよ」
十神「逃げればいいだろ」
苗木「この密室ではにげるのには限界があるんだよ」
苗木「どのみちどうにかこうにか江ノ島の奴は僕かそれ以外の生徒をオシオキと称して殺しに来るかもね」
十神「くっ……」
苗木「それに戦刃さんには利用価値があるし」
十神「そいつが口を割るとは思わないがな」
葉隠「と、とりあえず4階が空きっぱなしだったそうだからみんなで探索に行くべ」
朝日奈「私は大和田や石丸の様子を見るね」
不二咲「ぼ、ぼくも」
大神「われも看病をしよう。」
澪田「じゃあ唯吹は冒険野郎マグガイバーっす!ひゃっほーう!!」
桑田「あっ、こらさきにいくんじゃねえ!」
霧切「苗木くんはどうするの?」
苗木「ちょっと戦刃さんをね」
霧切「?」
山田「な、苗木誠殿もってきましたぞ……でも『蝋燭と釘と裁縫道具』でなにを?」
霧切「……まさか拷問?」
苗木「さあ、なににつかうんだろうね あ、あと葉隠くん」
葉隠「なんだべ?」
苗木「モノモノヤシーンでガムといいもの当てたからあげるよ」
葉隠「おっ、やったべ!しかもこれってピッキング道具だべ!これであけまくってくるべ!」
苗木「あとそのガムをね……」ごにょごにょ
葉隠「?よくわからんがわかったべ」
苗木の部屋のシャワールーム
体が動かない。
正しくは動かすことができない。
でも、生きている……?
苗木「起きた?戦刃さん……ぐっ」
戦刃「苗木くん……」
目の前で苗木くんが自分のおなかに熱した釘を当てている。
刺さった部分の雑菌を消毒しているんだろう、ナイフに雑菌や毒がついていてもいいように焼いているんだろう。
そのあと、釣り糸でおなかを縫っている。慣れているのか傷が最初からなかったようになっていた。
苗木「あえて生かしておいた理由はわかるかな?」
戦刃「……私から情報を聞き出すの?」
苗木「戦刃さんからまともな情報が聞けるとは思わないよ」
戦刃「むぅ」
苗木「とりあえずさっきの戦いはお疲れ様」
戦刃「あ、ありがとう。えへへ」
あぁ、楽しかったなぁ。本当に楽しかった。
苗木くんとお互いの力を出し切って最後まで全力で戦ったんだっけ。
まけちゃたけどいままでやってきた闘いの中で一番よかった。
これでいつ死んじゃっても悔いはない。
戦刃「あ、もしかして私を殺すの?……苗木くんなら……いいよ?」
苗木「はい戦刃ぁあああ!使い方間違ってるよ!」
戦刃「ご、ごめん」
苗木「ここにマッ○があったらまた説教してるところだったけど……」
ガコッガコッ
戦刃「!?」
そういうと苗木くんは私の関節を元に戻した。
どういうつもりなんだろう。
苗木「どういうつもりかって?これからやることやるのに戦刃さんがぐにゃぐにゃじゃつまらないからだよ」
戦刃「これからやること……あっ拷問!絶対にはかないよ!」
苗木「まぁ、セックスするんだけどね」
はい?
苗木「大体君が戦ってる最中に誘いすぎなんだよね」
た、たしかにそんなこと言ってたようなないような気がするけど
え?ちょっとまってナニをするって?
苗木「セックス」
戦刃「えええええええ////」
苗木「それから聞けるものは全部聞こうかなって」
戦刃「す、すけべだよ苗木くん!」
ずるいずるいよ苗木くん!えええええっちなことして情報を聞き出すなんてビッチだよ!
絶対に喋らないよ!
苗木「それに……自分の意思でセックスしたいと思ったの戦刃さんだけだし」
戦刃「うううううそだよぜったい」
苗木「君に初めて会ってお酒飲ませるとき口移ししてから えと うん……////」
あああああだめだよ苗木くんそのかおは!!
かわいすぎるよ!
苗木「ねえ…戦刃さん。 いいでしょ?」
戦刃「………」
………
戦刃「うん……わたしのはじめて……もらってください」
苗木「やったぁ」
ちゅっ
戦刃「んぁっ……」
苗木「いっぱいしてあげる」
戦刃「え、えへへ……//んっ」
葉隠「んー、このドアが怪しいべ」クチャクチャ
俺はみるからに怪しいドアに立ち向かっていたべ。
モノクマの顔が描いてあるドア。きっとこの奥に黒幕がいる。そんな感じだべ。
ここをバァーンとあけて黒幕である江ノ島っちをぎゃふんといわせてやるべ!
豚神「葉隠。このドアはなにか怪しいな」
葉隠「そうだべ!だからこのドアをフィッシングするべ!」
豚神「ピッキングだ。フィッシングは釣りか詐欺だ。俺の専売特許だな」
葉隠「ええっ!?豚神っちマグロ一本釣りとかもできるんだべ!?」
豚神「そっちじゃない。そっちじゃ」
さっそくおれは苗木っちからもらった道具、針金二本を鍵穴にさしてやったべ。
葉隠「黒幕の穴にさしこんだべ!!」
豚神「……」
葉隠「ぐへへへ、いまからがちゃっとお前の入り口を開けちゃうべ!」カチャカチャ
モノクマ?「コラー!なにしてんのさ!」
葉隠「うわああモノクマだべ!!コントロール系は不二咲っちが乗っ取ったはずだべ!っていうか」
モノクマ(人体模型)「プロトタイプなんですけど!なんですけど!!」
葉隠「うわぁきもい!きもいべ!!」
モノクマ「いやぁこれにしようか熊にしようかまよってたんだよね。絵的にアレだからくまにしたんだぁ」
モノクマ「それよりさぁなにしてんのさ、そんなんで鍵あくわけないでしょ!」
豚神「そうだ、葉隠。素人のお前じゃむりだ」
葉隠「いや、俺には秘密兵器がある」クッチャクッチャ
モノクマ「ガムはきだしなよ」
葉隠「ぷぇっ!」
モノクマ「うわきたね!!」
葉隠「ふふふ、針金の先にガムをつけることで」
葉隠「なんか鍵の中のが付着するんだべ!!」
モノクマ「……」
葉隠「そいや!!」
ずぼっぼきっ
豚神「いまぼきっていわなかったか?」
葉隠「い、いってないべ」
モノクマ「なにしてんのさ!!」
葉隠「ひぇえええ で、でも学校の備品壊したわけじゃないから…… 俺は悪くないべぇえええ!」ダッ
豚神「おいまて葉隠ええええ!!」
モノクマ「うおっおくまでこびりついてるっ!!何このガム!!」
食堂
十神「とにかくわかったのは4階に職員室などがあったくらいか」
葉隠「あ、あとはモノクマの顔が描かれたドアがあったんだけど……その」
豚神「葉隠がピッキングしようとしてなぜか針金とガムを突っ込んで放置して逃げてきた」
澪田「いみねーっすよねそれ!!」
大神「だが黒幕が居そうな場所と言えばそこしかないな……」
霧切「ところで苗木くんは大丈夫かしら? ちょっとみてくるわ」
大神「我も行こう」
戦刃「はぁ…はぁ……苗木くん……////」
苗木「えっと、もしかしてまだやるつもり?」
戦刃「もっとぉ……////」
苗木「いやーあのこれ以上はちょっと」
ピンポーン
苗木「ま、まずいっ!」
刃「わたしでてくるね」
苗木「そっちのほうがまずい!!」
大神「ぬ、鍵がかかってないな」
苗木「あ、部屋に入られた」
苗木の部屋にみんな来た。
霧切「どういうことかしら 説明して頂戴苗木くん」
苗木「僕はただ尋問してただけだよ」
霧切「戦刃さんは?」
戦刃(一応縛られてる)「苗木君といっしょにシャワー浴びただけだもん」
霧切「そう……そうなの」
戦刃「ふつうだね!」
霧切「やることやってるじゃないの!」
十神「まったく、俺たちを殺そうとした奴といちゃつくなんてずいぶんと太い神経をしているな」
澪田「そうっすねー細いほうの白夜ちゃんは太くなった方がいいっすよ」
豚神「いやそういう問題じゃないだろう」
山田「爆発しろ」
舞園「イマナラ戦刃さんも包丁でいけますかね?」
セレス「無理でしょう、ですからしまいなさい。しまえ。」
苗木「まぁまぁ情報も聞けたからいいでしょ」
霧切「まったく……しかたないわね話してみなさい」
霧切「まとめるわ」
・モノクマがつかってた隠し通路はモノクマ以下の大きさじゃないと通れないくらい狭い
・食材の調達はどうやって調達してるのかわからない
・人間が江ノ島に会うには情報処理室から行かないと無理
霧切「というわけね」
十神「豚神、おまえは調達のときに一緒に来たと言っていたな。どうやってきた?」
豚神「それが学校の近くまで来たら眠らされてな。気がつけば2階男子トイレの隠し部屋だ」
澪田「どうやって入れたんすかねー」
苗木「どちらにせよ情報処理室の鍵をどうにかしないと……」
葉隠「あーそれがな苗木っち…… 俺、ピッキングしようとしたら失敗したんだべ」
苗木「ええっ!?」
葉隠「なえぎっちのいうと」
苗木「はぁぁぁくしょんっ!!」
葉隠「うわっきたねっ」
苗木「ごめんごめん」
葉隠「とにかくガムをつめこんじゃったんだべ」
十神「なにをやってるんだお前は」
苗木「とりあえず今日は休んで明日考えようよ みんな今日はいろいろありすぎたし」
大神「そうだな……我も歩けるようになったとはいえ本調子ではない」
霧切「そうね……」
各々が部屋に帰ろうとするとモニターの電源がついた
モノクマ「いやー、まさか残姉ちゃんが処女喪失するなんておめでとう」
戦刃「ありがとう盾子ちゃん!」
苗木「はぁ……」
モノクマ「まぁ、残姉ちゃんの立場上なにされても文句言えないからつかの間の幸せを楽しみなよ残姉ちゃん」
戦刃「えー」
モノクマ「えー言うな。 男子の専用肉便器とかにされちゃうかもよー」
戦刃「私は苗木君せんようだよ!」
モノクマ「アホ!!だから残念なんだよ!あ、そうそうオマエラに朗報です」
モノクマ「あと三日以内にだれか死ななかったらこの学校の空気をきれいにする装置を解除したのちに、外にいるたくさんの絶望たちが
校内に入ってくるようにしちゃいまーす!!」
苗木「なんだって!!」
モノクマ「うぷぷぷ、おどろいた?ねえ苗木君おどろいた?18人vs100人以上のバトル。はたして勝てるかなぁ。
やりたくなかったらコロシアイしなよ!ぎゃっはっはっは!!」
ぶつんっ
十神「クソッ、あと三日だとっ!」
霧切「三日のうちになんとかしないといけないのね」
苗木「戦刃さん、絶望たちは強いの?」
戦刃「苗木くんほどではないけど『なんでもできるやつ』がと『幸運なやつ』が一番まずい」
苗木「そうか……こりゃ、100人倒せるようにしなきゃ」
葉隠「現実的に考えてむちゃだべー!!」
苗木「と、とりあえず今日はみんな寝た方がいいよもうすぐ22時だよ!」
霧切「(やたら帰らそうとしているわね。なにかあったのかしら)」
苗木「ほらほら霧切さんも」
霧切「こ、こら押さないで頂戴」
葉隠「あっ、わかったべ今から二人でセックスを」
苗木「おやすみ!!」 バタンっ
舞園「はぁ……まさか苗木くんが……」
セレス「ところで私ウィッグとれば戦刃さんにみえません?ほら」
葉隠「まず筋肉が違うべ ん?霧切っち どうした?」
霧切「(ポケットの中に何か入ってるわ……) みんなちょっと来て」
霧切「紙……?」
『 こんやじゅうに あける 』
霧切「!!」
数時間前
シャワールームの中、シャワーを出しっぱなしにしつつ、
横たわった戦刃さんの中にまた精をだす。
多分これで満足したと思う。そろそろ本題に入ろう。
彼女のためにも僕らのためにもなる本題を。
戦刃「はぁ…はぁ……」
苗木「ねえ、戦刃さん。今こうして僕は君を犯したわけだ」
戦刃「う、うん」
苗木「なんも未練もないかい?」
戦刃「うん……あ、わかったやっぱり私殺されるの?」
苗木「そんなことしないよ!むしろあとつげふんげふん」
戦刃「えっ、あとつなに?」
苗木「それはそうと戦刃さんは『人の死に顔が見たい』んだよね」
戦刃「……たしかにそうだけどもういどうでもよくなってきて」
苗木「うそだね」
戦刃「え?」
苗木「どうしても見れない死に顔が一つだけあるだろ?それを見てないから満足してないんじゃない?」
戦刃「……うん」
苗木「僕が協力してあげるよ」
戦刃「でも私が見れない死に顔って『 』 だよ?そしたらなおさら」
苗木「方法はあるんだ。」 ごにょごにょごにょ
戦刃「……」
苗木「……ごめん」
戦刃「しょ、しょうがないよね。でも、ね。みたいって思う私もいるんだぁ」
戦刃さんは泣きながら顔を崩して笑っている。
悲しめばいいのか期待しているのか複雑な表情だ。
戦刃「わかった、わかったよ。ずっと苗木くんといるためだもん。わがままだけどしかたないよね」
苗木「ごめん。本当にゴメン。君を利用する形で」
戦刃「苗木くん」
苗木「ん?」
戦刃「大好き」
そしてまた僕たちは行為に臨んだ。
私様はこの生活がはじまってから何十回目になるかわからないシャワーを浴び終え、
再びモニターを監視する。
めずらしく今日はみんなねてるな。
まぁ、大和田や石丸は重傷だしな。 あと澪田と豚神がなんか十神の部屋で寝てる。
迷惑そうだな十神。
江ノ島「さーって 苗木と残姉ちゃんはなにしてんのかなぁっと ん?」
部屋ん中には二人ともいなかった。
さてはモノクマ用の出入り口から侵入しようとしてるな?
ですが無駄です。モノクマしか通れないよう特別な細工がしてあるのです。
そんなことも忘れたのでしょうか残姉ちゃんは。
江ノ島「ってか今どこいんだろ…… ん?」
情報処理室の中にいつのまにか二人ともいた。
もしかしてこのドアをぶち破るつもりだろうか。
無駄無駄、このドアは残姉ちゃんに渡したツェリザカでも開かないんだよ。
江ノ島「うぷぷぷぷぷ、これをペナルティ扱いにして明日の昼に空気止めてやろうかな?」
そして、残姉ちゃんがツェリザカを構える。
あー、あけるつもりだわ。無駄だってのに。本当に残念です。
苗木も寄り添うように残姉ちゃんを支える。
ラブラブですネーうぷぷぷ。
江ノ島「にしても音声聞こえづらいな ボリュームでかくするか」
戦刃さんを連れ、情報処理室の前まで来た。
得物はフェイファーツェリザカ。最強の拳銃。
戦刃「『あそこ』を狙えばいいんだよね」
苗木「うん。でも弾はのこり少ない。一発目で仕留めるきもちでいかなきゃ」
戦刃「わかってる……」
ガタガタガタ
苗木「戦刃さん……」
戦刃「苗木くん、私……わたし」
ぎゅっ
苗木「……撃って」
戦刃「……ごめん。 ありがとう」
ゆっくりと彼女は 引き金を引いた。
弾はそのまま
鍵穴に向かって 飛んで行った。
葉隠「んー、苗木っちがあげるって言ってたガムよーくみたらこれ変な名前だべ えっと 『プラスチック?』
ズガアアアアアアアアアンッ!!!!
葉隠「だべええええええ!!」
江ノ島「がっ、あっ がっ」
み、耳が 鼓膜が破れるっ 至近距離で爆発っておまえっ
音声拾ってくるはすぐ近くだわでハウリングしまくって
江ノ島「絶望的ィイイイイ! でもなんで爆発なんて」
キィッ
江ノ島「!!」
苗木「江ノ島さん、初めまして?かな」
戦刃「ごめんね、盾子ちゃん、ごめんね」
残姉ちゃんはごめんねごめんねと言いながら顔を両手で隠している。
なにがごめんねだばっきゃろー。こっちは耳が痛いんだッツーの。
苗木「もしかしたら鍵の部分は特殊合金とかじゃないのかもと思って、葉隠くんにガムと称して渡した『プラスチック爆弾』を詰めてもらったんだよ」
江ノ島「おまえっ、そんなもんモノモノマシーンにはっ!」
苗木「僕が元々持ってたんだ。ベルトのバックルのすぐ近くの部分に隠してたみたい。」
うわぁーそんなところついてくるか!絶望的ィ!!
これからどんなことされんだろうと思いつつアタシは気づいてなかった。
残姉ちゃんの口の端が笑っていることに。
続く
次回最終回 希望の忍者と絶望の軍人
今回はここまでぇ
自分の死に顔が見たいために妹様にコスプレさせて殺すとかないよな。ないよな?
>>686くんがクロにきまりました。
オシオキをかいししますいずれ。
まあ、chapter3のセレス並にバレバレだからしかたないね!
許してやるよぉ!(真ゲス)
NG葉隠
葉隠「ピッキングだべ!」
カチャカチャ
モノクマ「無駄だってば!」
カチャン!
モノクマ「……」
豚神「突撃だ!」
江ノ島「ちょまっ」
豚神「トゥ!ヘァー!」張り手
江ノ島「ンアーッ!」
豚神(校内放送)「黒幕を捕まえたぞ!」
苗木「まだいれてないのに!」
戦刃「はぁはぁ……」
マッ○ってなんだべ?素で解らん?
>>697
マクドナル○
過去編でかくつもりだけど苗木の戦刃に対する説教場所。
戦刃「できたよ苗木くん!美術の時間に石膏像のなかにプラスチック」
苗木「戦刃ぁぁ!マッ○な!」
1年前 12月某日 某所
山田「ふう、設置完了ですぞ。あとは始まるのを待つだけ」
オタたち「ぐへへ……」
山田「(ンアッー!新刊おいてないでなんかずっとモン○ンやってるあれはダミーサークル※しかもあんなに!)」
※ サークルチケットてにいれて速攻並ぶためや
そういうやつにサークルチケット売るために本とか出さないくせにサークル申請するやつら。
山田「(拙者の好きなサークルさんも参加できないときがあるのにこいつらは!許せん!)」
妙に小さな忍者コススタッフ「ドーモ、ダミーサークル=サン。裏コミケスタッフのシードリングです。」
オタたち「アイエエエ!?」
山田「裏コミケスタッフ……だと?」
ダミーサークルのオタたちは恐怖、そして失禁した。
裏コミケスタッフ。
たまに徹夜組が海に落ちたり、漏らしてはいけないものをいつのまにか処置したり、
熱中症で倒れたオタクたちを蘇生させたりという噂がたまに流れるがすべて彼らの仕業である。
明らかに裏稼業の者が携わっているのでぶっちゃけコワイ。
シードリング「貴公らはブラックリストに載っていてなおかつマナーが悪い。」
シードリング「よって海に捨てる」
冬の海は下手したら死ぬ。
古事記にもそう書いてある。
オタA 「イヤー!」
ひときわ太ったオタクが型に沿った動きでシードリングに襲いかかる。
だが
シードリング「イヤー!」
シードリングのヒザが、オタの拳に当たり、そして
オタA 「グワー!」
おお、見よ!砕かれた拳からはおびただしい鮮血がほどばしる!
だがシードリングは続け様に拳を踏みつける
シードリング「いま砕いたのは利き腕だ。果たして治るかどうか」
オタA 「グワー!グワー!」
山田「アイエエエ!」
他のスタッフ「いま見たものは他言しないこと、いいね?」
山田「アッハイ」
やがて他のスタッフがなにもなかったかのように回収していった。
山田「にしてもすごいのを見ましたぞ……あ、始まる」
欲望渦巻くコミケがまたいつものように始まるのだ。
山田はいつのまにか来た売り子の苗木とその妹と今日も自分の作品を売るのに精を出すのだ。
シードリング「英訳されないといいなあ」
こまる「むりだよたぶん」
コミケはルール守ろうね!
あけおめ忍者だよぉ
いくよぉ
葉隠「校内放送のマイクを通してでっけー音がしたべ!!」
ピンポーンピンポーン
葉隠「だ、だれだべ!」
ガチャっ
霧切「わたしよ」
葉隠「霧切っち!!」
霧切「どうやら苗木くんと戦刃さんがやってくれたようね」
葉隠「こんなでっかい音がする鍵の開け方って爆弾かなにかか!?でもどうやって」
霧切「(たぶん食べてたガムが爆薬だったのね……)」
十神「いくぞおまえら!」
霧切「あ、スーツに戻ってる」
苗木「さぁ、もう逃げられないよ江ノ島さん」
江ノ島「ああ……これは詰みですね」
江ノ島「どうぞ一思いに殺してしまいなさいな」
江ノ島「そりゃあもうむごたらしく残酷にな!!!」
苗木「……それはしないよ」
江ノ島「あん?」
苗木「きみは、いままでやってきたことを償わなきゃいけない。一生かけてもだ」
江ノ島「……」
江ノ島「うざい」
江ノ島「うざいうざいうざいうざいうざいうざいうざい!!」
江ノ島「さむいさむいさむいさむいさむいさむいさむい!!」
江ノ島「あんだけ殺気に満ちたツラしてたり、許さない許さないとか言ってた割にこれぇ!?」
江ノ島「おいおいまじかよ期待させてこれかよ!!忍者だのなんだの言っておいて最後は偽善者かよ!!」
苗木「なんとでも言えよ!!むしろお前が望んでた絶望なんてやるもんか!!」
江ノ島「あー、つまんねーの……ん?」
がしっ
苗木「い、戦刃さん?」
戦刃「苗木くん、ゴメン」
ゴスッ!!
戦刃「みねうちだから 安心して」
苗木「そん……な……」
江ノ島「……えーっとなに?どゆこと?」
戦刃「盾子ちゃん。逃げて」
江ノ島「はぁ?」
戦刃「苗木君は罪を償えというけど、そんなもの私たちには無理だもん。だから盾子ちゃんだけでも逃げて」
江ノ島「素晴らしい姉妹愛ですがあなたはどうするのです?」
戦刃「……死ぬのは私一人だけでいい」
江ノ島「……」
江ノ島「うぷぷぷ」
江ノ島「うぷぷぷぷ うぷぷぷぷ うぷぷぷぷぷぷぷぷぷ!!」
江ノ島「まっさか残念なお姉ちゃんがここまで身を呈してくれるなんて!!」
江ノ島「うぷぷぷぷ でもさ、このままのかっこじゃ逃げたらバレバレなんですけどぉー」
戦刃「そういうと思って対策考えてきた」
江ノ島「へぇー。まあいいやとりあえずモノクマ操縦室の下のアタシのプライベートルーム行こうぜ」
戦刃「わかった」
ギィ バタン
苗木「……」
苗木「……」
苗木「クスッ」
江ノ島のプライベートルーム
江ノ島「で、対策って?」
戦刃「簡単だよ」
戦刃「盾子ちゃんが私の変装をするの、そして何食わぬ顔で出てくの」
江ノ島「えー、ダサい汚い気持ち悪い」
戦刃「ひ、ひどいよ盾子ちゃん」
江ノ島「だいたい変装してどうすんだよー」
戦刃「隠し通路使って玄関から逃げて。私は盾子ちゃんに変装して時間稼ぐから」
江ノ島「アタシの髪型のカツラまで持ってきてるし……まあいいでしょう」
私は盾子ちゃんの髪の毛をバッサリと切り落とし、私と同じように整える。
この髪形はなるべく戦闘の邪魔にならないように私自身がカットしているのだから慣れている。
それにしても盾子ちゃんの髪の毛はなんというかいいかんじ。ふわふわしてる。
江ノ島「あぁ……残姉ちゃんと同じ髪型なんて絶望的です……」
戦刃「染めるよー」
江ノ島「やけに手際いいなオイ」
戦刃「変装とかよくやるから」
江ノ島「なるほど」
そういえば盾子ちゃんの髪の毛をこういうふうにいじるのなんて初めて。
双子なんだからもっとこういう機会があったんだろうになぁ。
だんだん私と同じ『顔』が目の前に現れてくる。
現れてくる。
戦刃「できたよ盾子ちゃん」
江ノ島「うわぁ……おっぱいある以外残姉ちゃんじゃないですか……絶望的です」
戦刃「うん、あとは」
目の前に盾子ちゃん。盾子ちゃん。私のかわいい妹の盾子ちゃん。
戦刃「盾子ちゃん」
江ノ島「ん?」
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん盾子ちゃん
盾子ちゃん?
イイエ、アナタハ
『私』
情報処理室の前までやってきた私たちは目を疑った。
ドアの前に規則正しくガスマスクと小型の酸素ボンベが15人分置いてある。
霧切「これは……いったい?」
十神「どういうことだこれは おい、なぜ情報処理室を開けないんだ」
葉隠「内側から鍵がかかってるんだべ!?どういうことだべ!?」
豚神「……15人分のマスクと酸素……まさか、バカな!なんてことを!」
十神「どういうことだ説明しろ!豚神!!」
豚神「……今の外の世界は大気が汚染されている、この学校が普通に呼吸ができるのは空気清浄器が機能しているからなんだ」
豚神「だが、空気清浄器は……ヤツの生命がなくなると同時に停止してしまう」
不二咲「それって……」
豚神「あいつら……俺と澪田の分まで置いて行って……」
霧切「!! あけなさい!苗木君!!あけて!!」
情報処理室も防音処置されているかもしれないが、そんなこと関係なしに私はドアをガチャガチャひねったり、
叩いたりした。しかし返事は帰ってこない。
そのかわり、1枚の紙がドアの隙間から出てきた。
霧切「これは!」
みんなへ
僕と戦刃さんの勝手な行動を許してほしい。
でも所詮僕と戦刃さんは裏の人間。みんなと一緒に出て行ったら迷惑をかけてしまう。
それにこれからやろうとしていることは非人道的なことだからどうしてもみんなに見せることができない。
記憶を失ったものの、あの写真から見てとてもいい学園生活をみんなと過ごせたんだと思う。
ありがとう。
どうかみんなが無事脱出して生き抜いてくれることを祈るよ。
苗木誠
十神「あいつ……!!」
霧切「最後まで、最後までひっかきまわしていくのね…… 苗木君のくせに生意気よっ……!!」
江ノ島「あ… え?」
深々とナイフを『私』の脇腹に突き刺したことで、『私』がぽかんとした表情を浮かべる。
まだ自覚がないのだろう、手首を右にひねりぐりぐりまわす。
江ノ島「ごぶっ!?ぐぅっ!!?」
『盾子ちゃん』の顔が苦悶の表情を浮かべる。
『私』の顔が苦悶の表情を浮かべる。
江ノ島「な、なにやってんの……アンタっ、どういうつもりよ……」
戦刃「ふ、ふふふなるほど『私』が刺されて苦しんでいる顔はそういう顔なんだね。……『盾子ちゃん』ずるいよ」
江ノ島「はぁっ…?げふっ!」
おもいっきりナイフを引き抜く。
あえて急所ははずしたのでそんなに出血はない。
戦刃「『盾子ちゃん』が愛する人をあんなふうに殺したとき私がどう思ってたか知ってる?」
戦刃「うらやましかったんだよぉ とってもうらやましかった 愛する人を自分の手であんなふうに殺すんだもん」
戦刃「それにくらべ私の学園生活は苗木君の『おあずけ』や盾子ちゃんの『命令』でフラストレーションがたまってたんだよ」
戦刃「それに加えてコロシアイ学園生活ではずーっと『盾子ちゃん』のふり」
戦刃「苗木君も 『ありがとう、江ノ島さん』 『大丈夫?江ノ島さん』 『いっしょに頑張ろうね江ノ島さん』」
戦刃「江ノ島さん!江ノ島さん!江ノ島さん!江ノ島さん!!!」
戦刃「私の名前は戦刃むくろなのに!!!」
『盾子ちゃん』 いや?『私』?に
足払いをかけ、その場に転ばせる。その後間髪入れずに傷口を踏みつける。
江ノ島「うぐぁっ!!」
戦刃「ずるいっ!ずるいんだよ盾子ちゃんはっ!ずるいよ!!」
傷口をあえて避けてほかの部位を踏み砕いていく。
踏んでいくたびに『私』は血反吐を吐いたり逃げようともがく。
逃げるな。
江ノ島「(やばい、ここまで残念だと思ってなかった。しかもこいつ)」
江ノ島「(笑ってるし)」
戦刃「はぁー……はぁー……でもね、盾子ちゃんそれでも私は盾子ちゃんが大好き」
戦刃「おんなじ顔おんなじ声それでも全然違う盾子ちゃん」
戦刃「だからすごいんだよ盾子ちゃんは 私が見たいものを2つ兼ねることができる」
ゆっくりと『私 盾子ちゃん』の首に手をかける。
やわらかい。とってもやわらかい。
江ノ島「あんた……まさか あぐっ」
戦刃「私の見てみたかった死に顔 盾子ちゃんの死に顔」
戦刃「あの盾子ちゃんが死ぬときはどんな顔をするのか見てみたくて、いまこうして首を絞めてるの」
戦刃「そして、もうひとつ 私が本当なら見れないもの」
戦刃「自分の死に顔」
戦刃「うぷぷぷぷ、おかしいよね自分が死を迎える瞬間の顔をみたいんだもの」
戦刃「でもね、みたいのはみたいんだもんしかたないんだもん」
戦刃「だからね、盾子ちゃん」
まだ苦しそうにしている盾子ちゃんに向かってさらに続ける。
戦刃「死んで?死んで?お願い盾子ちゃん死んでください。ねえ私今から殺される気分はどう?ねえねえ」
江ノ島「はぁ…はぁ…ごぼっ……」
戦刃「返事してよ!!」
傷口に一撃。
江ノ島「があっ!!? はぁ…はぁ…アンタ……ホントバカなんじゃないの?」
戦刃「口答えするな!」
また一撃。
江ノ島「はぁっ!?うぐっ!」
戦刃「あああごめんね盾子ちゃん私に見えた あああだれがこんな目にあわせてあっ、私だうぷぷぷぷぷぷぷ」
また首を絞める手に力を入れる。
はぁ……盾子ちゃんかわいい 盾子ちゃんかわいいよ
すこし力を緩め口の端から漏れてる血を舌ですくったのちに、盾子ちゃんの口の中にむりやりねじこむ。
途中、舌を噛み切ろうとしてきたけど2、3発殴ったらおとなしくなった。
戦刃「ちゅっはぁ……盾子ちゃん盾子ちゃん」
江ノ島「う、うぷぷぷ……まさか死ぬのが実の姉にヤられるなんて……絶望的ぃ」
だんだんと盾子ちゃんの力がなくなってくるのを感じる。
ああああ、盾子ちゃんが死んじゃう。
戦刃「あああああいやだよ盾子ちゃん死んじゃいやだ。だからお願い最後の一言を言って」
ギュウウウウッ
江ノ島「う……げ…… お、 おねえちゃ」
戦刃「なあに なあに盾子ちゃん」
江ノ島「うぷ、ぷ あいし て る」
戦刃「そう」
ゴキッ
江ノ島「」
奇妙な達成感が私の中で満ちていく。
どうしても見ることのできなかった表情をみることができたし、今まであった胸のもやもやも全部言えた。
あとは盾子ちゃんと仲直りするだけ。
許してくれるかなぁ?
戦刃「盾子ちゃんおきて」
ゆさゆさ
江ノ島「……」
戦刃「もう、お寝坊さんだよ起きて」
江ノ島「……」
戦刃「……あっそうか」
戦刃「盾子ちゃん死んじゃったんだ」
戦刃「……え?」
戦刃「盾子ちゃんが死んじゃった?」
戦刃「わた、私のせいで」
戦刃「ああああああああああああああ!!!」
苗木「大丈夫?戦刃さん」
戦刃「苗木くん!!」
ガシッ
戦刃「うえええええ……盾子ちゃんが、盾子ちゃんが」
苗木「きみにだけつらい思いさせてごめん」
戦刃「……でも、でもこれでよかったんだよ ほら盾子ちゃんすごい満足した顔で死んでる……」
戦刃「でも、でも盾子ちゃん盾子ちゃんっ ううう」
苗木「死体は丁寧に埋葬しよう」
戦刃「うん…うん! その前に苗木くん」
苗木「なんだい?」
戦刃「えと…その……え、 えっちしよう」
苗木「はぁ……ふつう妹の死体の前でヤる?」
戦刃「でもほら盾子ちゃん満足してるみたいだしえへへ」
苗木「あとでしてあげるから だからさ」
苗木「思いっきり泣けよ」
戦刃「……ごめっ、ごめんっもうちょっとだけっ…うっ……」
戦刃「うわあああああああああああああああああん!!」
苗木「ホント、ごまかそうとしたって無理なんだから……まったく」
こうして、コロシアイ学園生活は幕を閉じた。
エピローグ
双影再び~影に潜む2つの希望~
あれから2年がたったわ。
あの直後空気清浄機が停止したのを確認した私たちはなんとか学園を脱出。
(なぜか玄関が開いていた)
その直後希望ヶ峰学園の卒業生が結成した未来機関に保護され、みんなそれぞれの役職に就いたの。
朝日奈さんと大神さんはその持前の体力と力で復興作業に従事しているの。
ドーナツのためならえんやこらとほほえましく頑張っていたわ。
一方大神さんは自分の道場の門下生を死に追いやった絶望と決着をつけたわ。
というより、大神さんが発見した時点でその絶望は巨漢であるにもかかわらず、『関節をすべて外されていた』みたいだけど。
大神さんは彼を殺さずに後述する『新世界プログラム』にかけると言っていたわ。
大神さん曰く、「こやつも人の道を踏み外すことなく正しき道を行けばこの上ない『マネージャー』であっただろうから」
ですって。
山田くんはセレスさんと事務の仕事をしながら、コロシアイ学園生活の内容を漫画にしてまとめてたわ。
一番最後のシーンが江ノ島盾子が『自殺』したことになっているけどね。
一方セレスさんはぶつくさいいながら淡々と事務の仕事をしているわ。そういえばあれカツラなのね。
腐川さんはジェノサイダー翔の件もあって大丈夫なのかとおもったけど、ぎりぎり大丈夫だったみたい。
彼女はコロシアイ学園生活の内容を小説として出したわ。小説だからかなりノンフィクションな内容で、
苗木くんと戦刃さんがナニしてたことまで書いてたの。やらしい顔しながら。
葉隠くんはなんだかんだで占いで役に立ってるわ。『超高校級の希望』の居場所を特定したのも彼のおかげよ。
もっとも、誰かさんがその占いを聞いてたのか私たちが現場に行ったころには『超高校級の希望』は気絶していたけど。
報酬で言ったら10億ものだと十神くんが言ったら彼ってば泡吹いて倒れたわ。
桑田くんと舞園さんは澪田さんと豚神くんをひきつれて人々に歌やパフォーマンスで慰安しているわ。
やっぱりアイドルの力ってすごいのかすぐ人々は元気になっていたわ。もっとも、桑田くんは澪田さんと豚神くんのテクニックに
ギリギリついていってるって感じだけどね。頑張りなさい。
……それにしても豚神君ってドラムもできるのね。
大和田くんは各地で暴れている絶望を鎮圧するため奮闘しているわ。北に絶望がいたのならメンチビームでびびらせて、
東に絶望がいたのならバス停ぶん回して圧倒し、西に壊れた家があったらそれを直してあげて、南にとんでもない強さの絶望がいたら、
白くなった石丸くんを連れて『マブダチスペシャル』?とかいうのを使ってたらしいわ。
そういえば最近『超高校級の体操部』を捕まえたのも大和田君だったわ。
石丸くんは絶望を更生させたり社会秩序を立て直すため頑張っているわ。あの性格だから上の人とよく衝突するけど、プッツンくると
白くなって口調が荒々しくなって意地でも意見を通しちゃうたくましさを手に入れたの。……石田って名前はどうかと思う。
不二咲くんは絶望たちを更生させるためのプログラムの『新世界プログラム』の開発に着手しているわ。アルターエゴもいっしょにな
ってがんばっているの。初めは反対意見も多かったけど彼の意志と熱意が上に届いたのかOKをもらえたの。もう少しで完成すると言ってたわね。
そして私と十神くんは
澪田「いやー、わるいっすねーおごってもらっちゃってー」
十神「気にするな。これから大仕事があるんだからな」
澪田「? ただごはん食べに行くだけなのにっすか?」
豚神「……レストランの名前の時点で な。なにかやらされるとは思っていた。」
霧切「ここよ」
フレンチレストラン HANAMURA
ウェイトレス「いらっしゃいませー」
セミロングの髪のウェイトレスがてきぱきと愛想よく私たちを案内する。
何も言っていないのにVIPの部屋に連れて行かれた。
ウェイトレス「しばらくしたら当店のシェフがお会いしてメニューをお聞きしますので少々お待ちください」
霧切「ありがとう。 ……あなた前どこかで会わなかった?」
ウェイトレス「もー、ナンパですか?」
澪田「ゆりっすか!」
霧切「ちがうわよ」
ウェイトレス「ここのシェフよりはましですけどねー あっ言っちゃった」
シェフ「おいおい竹田くん。僕はセクハラなんてしないよ!だから今晩どうだい」
ウェイトレス「あっシェフ」
扉からこっそり頭だけ出してシェフらしき男が顔を出す。
顔はほっそりしているがその特徴的なリーゼントみたいな髪型は『相変わらず』だった。
シェフ「ところで竹田くーん、君といっしょに入ってきたコック見習いの単刃さんなんだけどさー すごいワイルドに今ジャガイモ切ってて」
シェフ「なんというかジャガイモ全部切っちゃって竹田「単刃ぁああああああ!!」
ウェイトレスの子はダッシュで部屋から出て行ったわ。
シェフ「さて……と」
豚神「……」
十神「フン」
澪田「あれ?シェフさんどーっかでみたことあるっすね」
シェフ「ん?いやあそりゃそうさぁそもそも店の名前で気づいてよねっ」
豚神「そうはいっても『当時』とちがって貴様、身長と体重が変わったじゃないか」
澪田「え?しりあいなんすか?」
花村「ぼくだよ、花村輝々だよ」
澪田「あー、なんだ 輝々ちゃんか…… えぇえー!!?」
そう、私たちはいまだに各地にいる超高校級の絶望の一人である花村輝々を捕まえに来たのだ。
彼のような非戦闘員の絶望でも他の絶望の場所を知っているかもしれないから。
花村「どうだい?イケメンになったろう?まぁまだ160cmなんだけどね」
澪田「メガシンカっす!!ほっそりしたっす!」
十神「それで、おとなしく捕まってくれるか?」
花村「あー、それね。うん」
花村「だれがつかまるかばぁろぉめえええええ!!」
ジャキジャキジャキッ!!
霧切「!!」
床下や天井からモノクママスクをつけたコックがあらわれ、私たちに銃を向ける。
やはり伏兵がいたのね。
花村「きみたちぃ、きみたちはさぁ 江ノ島さんの死体をさぁ」
花村「もぐもぐしたろぉ!ぜったいそうだ!!」
霧切「ちがうわ。私たちは彼女が死んでから間髪入れずに脱出したもの」
後で調べて分かったことだが、江ノ島盾子の死体はバラバラになって骨だけしか残っていなかった。
しかも焼いた形跡があるのでおそらく何者かが死体をバラバラにして燃やしたのだろう。
だれがやったかは一目瞭然であるが。
花村「おいしかったんだろうなぁ江ノ島さん、おっぱいとかおっぱいとか……げへへ」
豚神「自分の肉でも食ってろ豚」
花村「豚が豚っていうなぁ!!」
澪田「白夜ちゃんは夜になると狼に変身して澪田を食べまくるっすよ!性的な意味で(真顔)」
花村「知らんちゅうに!もうええわうったれ!!ぶっころしちゃれええええ!!」
霧切「くっ……」
まずはテーブルを使って盾にしてやりすごそうか……と思った瞬間。
扉からひょっこりとコック帽をかぶり眼帯をした人が顔を出した。
単刃「シェフー、大変です。じゃがいもが うわあ」
ごろごろごろ
花村「いやいやいやなにやってんの」
竹田「伏せて!!霧切さん!!」
霧切「!!!」
カッ!!
ズガァァァァンッ!!
澪田「わきゃー!?」
十神「なんだ!?」
豚神「スタングレネードだ!!」
まぶしい閃光と強烈な音があたりに響き、気がつくと
花村「あ、あひぇええええ!?」
竹田「はい、確保」
コック「こいつ!なにをして」ガォンッ!!
コック「ぐあっ!?」
単刃「安心して、急所は外してる。それにしてもやっぱり眼帯はジャマ」
ぽいっ
十神「お、おまえは!!」
戦刃「お久しぶり」
花村「ゲェーッ!!単刃くんが戦刃さんだっただとぉ!?」
戦刃「私の変装は完璧だから」(ドヤァ)
豚神「いや気づけよ!!」
澪田「むくろちゃんは地味だからわからなかった説が微レ存?」
戦刃「ガーン」
霧切「ということはウェイトレスの竹田さんは」
苗木「そう、僕だよ霧切さん」
ヘッドドレスでうまくアンテナを隠していた彼は髪がセミロングでウェイトレスな格好をしていたせいかすごく魅力的にみえた。
ハァハァ
霧切「それにしても、生きてたなら生きてたって言ってくれてもいいじゃない。」
十神「そうだ、お前らなら未来機関でもやっていけるだろ」
戦刃「それは無理。未来機関でも私たちはお尋ね者だから」
豚神「だろうな。かたや元超高校級の絶望もう片方は忍者だ」
霧切「強すぎるがゆえに追われているのね」
苗木「まぁ、そんなとこだよ」
戦刃「ちなみに霧切さん」
霧切「なにかしら」
戦刃「わたしの本名は苗木むくろ。結婚しました。」(ドヤァ)
苗木「ちょっ!いまここでいうの!?」
霧切「そ、それはちがうわ」
苗木「じゃ、じゃあいつかまた」ダッ
戦刃「あっ、待って!」ぽいっ ダッ
花村「はむなぷとら!!」
霧切「………ふ、ふふふな、何かの間違いよ多分」
十神「あきらめろ」
霧切「チクショオオオオ」
すっかり荒野となった街を戦刃……むくろさんの運転するジープに乗って駆ける。
苗木「まったく、あんなこと言ったら霧切さんが動揺するに決まってるじゃないか」
戦刃「事実だからしかたないもん」
苗木「ふぅ…… で、これから捕まえようとしている絶望は?」
戦刃「『超高校級の幸運』だよ。本当に幸運すぎてまだつかまってないみたい」
苗木「たちわるいなぁ」
戦刃「それでも私は捕まえるよ。盾子ちゃんがやってきたことのせめてもの償いで」
苗木「そうだね」
戦刃「ねえ、誠くん」
苗木「なんだい?」
戦刃「絶望的に愛してる」
苗木「僕もだよむくろさん」
さみしいときも悲しいときも
いつもあなた(君)が目に浮かぶ
一人の時も会いたいときも
いつもあなた(君)は胸の中
遠く離れていても
たとえ分かれていても
この世の光とともにまぶしく
あの日のあなた(君)が
さみしいときも悲しいときも
いつもあなた(君)が目に浮かぶ
苗木「超高校級の忍者」 終わり
これにて超高校級の忍者は終了だよぉ。
ここまで長くなるなんて思ってなかったんだよぉ。
書いたきっかけは残姉ちゃんはチートなのになんかそういった活躍が他のSSじゃなかったから思う存分書いてみた。
残姉ちゃんと釣り合うにはやっぱり忍者くらいじゃないとだめじゃねってことで苗木を忍者にしました。
SS初挑戦で今見返したらすごい矛盾点とか直したい部分もあったけど。
息抜きで書いた不二咲「性欲がたまってきた……」シリーズが4スレ行くとは思わなかったけど。
長い間ありがとうございました。次またお会いしましょう。
モノクマ「いやぁ、ボトムズのEDみたいな心境だったんだねェ二人とも」
モノクマ「そんな二人がさ、最初っからむすばれてていっしょに『絶望』のために頑張ったらどうなるか。
モノクマ「次回『 苗木「超高校級の忍者」 戦刃「絶望の忍者と絶望の軍人」』 でまたお会いしましょう。さいならさいならさいなら」
今日のNG
もし部屋の交換が成功してたら
苗木「(それでも舞園さんが心配だなぁ ちょっとたずねてみるか)」
廊下
苗木「ああっ!?ネームプレートが交換されてる!!」
苗木「…… やられた」
苗木「そんなに時間はたってないはず!」
がちゃ
桑田「はーっはーっ……あけろ!あけろ!!」
舞園「ひぃぃぃ!」
苗木「……」
BGM 飛影見参!
デーレーデーレーデッデデデッ
桑田「あん!?苗木か!!くそっ!みちまったか!お前も道連れだ!!」
苗木「なにを」
がしっ
桑田「あれ?」
苗木「やってんだ」
がこっ!!
桑田「うでがっ!!?」
苗木「君はぁぁぁぁぁ!!」×4
桑田「えっちょふえ」
バキドカドゴドゴドゴッ!!
苗木「ふう」
舞園「あわわわわ……」
このあと舞園さんもケジメしました。
今日のNG2
もし山田が残姉ちゃんの部屋で可能性の獣に目覚めてたら
山田「いやー、シンプルすぎてちょっと」
山田「でも下着の資料には使え…資料……」
山田「……」
回想
病床の山田父と山田
山田父「同人の世界の重みを受ける覚悟はあるか……自分の描いた同人がマイナーで売れなくても続けていく覚悟がいる……それでも」
山田「自信とか覚悟とか関係ない、僕はみんなに同人作家として必要とされたいだけなんです」
山田父「ならば……これをもっていけ」
『同人の道具セット』
『資料用の下着とかのカタログ』
『その他の古い同人誌』
山田父「これで、もうこいつはお前のものだ。お前をふさわしい使い手と認めれば、道具もきっと答えてくれるだろう」
山田父「規制もその力でどうにかできるだろう」
山田「規制?」
山田父「われらが山田一族の創作活動をいつも邪魔する呪縛。だがそれを突破できれば創作の自由の光明をもたらす。」
山田「それって……」
山田父「母さんはお前をこの道に進めたくはないと小さいときから……」
山田「!!」
山田父「うらむだろう母さんをそしてお前を」
山田父「だが行け!恐れるな……自分自身の中の可能性を信じて、力を使えば道はおのずと開ける」
山田「そんな……夏休みや冬休み、それどころかイベントがあるたびにまともに遊んでくれなかったのにいまさら勝手ですよ……!」
山田父「許してほしい……お前とはもっと……もっと外で遊んでやりたかった……」
山田父「一二三……私の願いはかなったよ……ママ」
がくっ
山田「お父さん!!」
山田「お父さんって……今……ぼくの……」
山田「あれから10年……」
BGM UNICORN
私のたった一つの望み
可能性のけだもの
オタたちの希望の象徴。
お父さん……
山田「ママ、ごめん。僕は」
山田「いくよ!!」
廊下
モノクマ特攻隊「オラオラオラ」
山田「ここから…… でていけぇ!!」(ポスターサーベル)
全 機 破 壊
とりあえず事後はこんな感じにNGとか後日談とかやるよぉ
絶望編はこうそうがまだできてないよぉ
江ノ島を弔うの巻
戦刃「盾子ちゃんの死体はちゃんと処分しないといけないと思うの」
苗木「たしかにね。なんというかいろいろもってかれそうだし」
プラーン
江ノ島「……」
苗木「首根っこつかんでとったどーみたいにしないでよ……」
戦刃「盾子ちゃんいがいとよろこびそうだし」
江ノ島(霊)「いや、せめて死体をきれいにするとかしろよ!!」
戦刃「まずは体をきれいにしなきゃ」
江ノ島「そうそうそれそれ」
大浴場
戦刃「そぉい!!」ブンッ!! ザパーン
江ノ島「おいこら!!!」
戦刃「うう……盾子ちゃん……」
ざぶざぶ
江ノ島「うぷぷぷ、自分で殺しておいて残念なお姉ちゃん」
戦刃「くさっ」
江ノ島「おい」
トラッシュルーム
苗木「あとは死装束着せたし燃やすだけだね」
戦刃「うん……盾子ちゃんとお別れか……」
江ノ島「えー、せめて食べるとかにしてくれよーファック!」
戦刃「盾子ちゃんの骨つかって弾薬つくっていい?」
江ノ島「どこの魔術師の武器だよ」
苗木「縁起悪そうだしやだ」
江ノ島「ですよねー」
戦刃「あっ、ちょっとまって もう一人火葬にしてあげないといけない人がいるの」
江ノ島「!!まさか……」
苗木「あー……もしかしてあのモノクマ操作室の下の江ノ島さんのプライベートルームにあったホルマリン漬けの肉塊?」
戦刃「うん。あれこれやったおかげで記憶戻った苗木君もわかるあの人だよ」
苗木「松田先輩か……」
江ノ島「うぷ、うぷぷぷぷぷぷぷ!!!なんって絶望的なの!自分が殺した愛する人と一緒に火葬!!ある意味心中!!うぷぷぷぷ」
戦刃「盾子ちゃんのことだから別々に火葬してほしそう。ほら、松田君くさいし」
江ノ島「空気よめ」
松田「チッ どっかのドブスが毎日ホルマリンの水とりかえてるから臭くないってのに」
江ノ島「!!!松田くん!!」
松田「……フン」
江ノ島「ずっとそばにいてくれたの……?」
松田「勘違いするな。地縛霊みたいなもんだ。動けなかっただけだ」
江ノ島「ふっ、松田くん。ポンポンさかさまだぜ」
松田「お前も泣いてるのか笑ってるのかよくわからない不細工顔見せんな」
江ノ島「松田くん!!」
がしっ
松田「ええいはなせ!!」
江ノ島「うぷぷぷぷ!はーなさないー!」
戦刃「ちょっとおいしそうに見えるよね松田君」
2人「おいやめろ馬鹿」
苗木「やっぱりせめていっしょに火葬してあげよう」
江ノ島「苗木ナイス!!」
苗木「とりあえず江ノ島さんの額に犬ってかいてと」
江ノ島「おめーやっぱり死ね」
松田「おい、火葬されたらあの世に行くぞ。最後に何か言っておけ」
江ノ島「えー、はやくね?」
松田「いつ成仏するかわからないからな」
江ノ島「しかたないにゃあ」
江ノ島「えー、お姉ちゃんへ。ぶっちゃけもうすこしお姉ちゃんのわがままを聞いてあげたらよかったなと思いました。」
江ノ島「でもそれ以上にアタシはお姉ちゃんにわがまま言えばよかったなぁと思いました」
江ノ島「まぁこれからもっと絶望的なこと起こるかもしんねーし!ジジババになるまで末永く絶望してろ!!」
江ノ島「……すぐにこっちにくんなよ。」
松田「うわっキモっ」
江ノ島「う、うっせー!!」
江ノ島「ふー、とにかくすっきりした さ、この世界にも飽きたしさっさと地獄いこっか」
松田「『カムクライズルプロジェクト』の件とお前がやらかした件で二人とも直行コースだな」
江ノ島「うぷぷぷ楽しみ楽しみ」
苗木「戦刃さん。二人とも入れるよ」
戦刃「うん……うん……」ぽろぽろ
苗木「……」
江ノ島「おー、なんかひっぱられる感覚がある」
松田「これでこの世とお別れか」
苗木「独り言をいうよ。 苗木流 秘伝 死者語り」
戦刃「うーっ…ぐすっ」ぽろぽろ
江ノ島「???」
松田「……」
苗木「正直言うと自分の体力を消耗する代わりに、 『あるもの』と会話できる」
苗木「近くにいる人間もこの術を使うことであるものを認識できる。僕はこれを希望ヶ峰に入学してから半年後に覚えた」
苗木「だから思い出したからこそ使ってみた。まぁ、びっくりさせるために『あるもの』とは話しかけてないけど」
苗木「道半ばで散った伝令等の『幽霊』と会話できる。つまり……」
江ノ島「ぎゃーっはっはっはっは!!忍者すっげ!すっげ!!!」
戦刃「盾子ちゃん……盾子ちゃん……」
江ノ島「ないてんじゃないよー妹ごろしーやーい」
松田「おいブス自重しろ」
戦刃「盾子ちゃんは美人だもん」
松田「おまえも反応するな」
苗木「この術ホント疲れるから手短に……」
戦刃「う、うん」
戦刃「わ、わたしからは一言だよ盾子ちゃん」
戦刃「二人ともこんどこそ仲良くね」(にっこり)
江ノ島「うぷ、うぷぷぷぷ ぶひゃっはっはっは そんじゃあさっそく行くよ松田君!ちょうど男坂みたいな道出てきてるし!」
松田「おい、先に走っていくなよ盾子。ったく……涙声になってんぞブス」
苗木「うー……もうげんかい」
戦刃「盾子ちゃん!!ばいばい!!ばいばい!!」(ぽろぽろ)
江ノ島「いい絶望しろよ!!」
松田「あの世でこんどこそこいつを更生しといてやるよ」
シュンッ
苗木「あう……」どさっ
戦刃「苗木くん!」
苗木「すやすや……」
戦刃「……」
戦刃「ありがとう……」
こうして、私は盾子ちゃんとちゃんとしたお別れができた。
あとで調べてみたら不二咲くんのアルターエゴに似たプログラムが盾子ちゃんの隠し部屋のパソコンにあったけど、
名前が『江ノ島アルター‐コピー』だった。
最後まで抜け目ない盾子ちゃんだなぁ。
でもそれも、いつか私と苗木くんで止めてみせる。あの世で見ててね盾子ちゃん。
おわり
おまけ
渡し守「最後尾並びなよ!地獄行きのやつはどんなやつも平等に行列まちだよ!!」
江ノ島「ちょっとまてよ!!なんか100億人まちってかいてあるけど!?人口より多いし!?」
渡し守「一人ひとり過去とかそういうの参考にして細かい罪状決めたりするからしかたがないっての!!」
江ノ島「マジかーどうしよう松田君」
松田「まぁ待合室みたいなのは充実してるからいいだろ。おっウル忍の1巻だ」
江ノ島「うううう……こうなったら!」
江ノ島「ジャック・オー・ランタンが如くとんでもないやつになるしかない!」
松田「……がんばれ俺の胃よ……っていうか絶対させねえ」
続く?
こんどこそおわり
……………
江ノ島が死ぬ少し前
カタカタカタカタ
パソコン「メールだよーうぷぷ」
???「件名 プレゼント☆ ですか」
カチカチ
???「ふあーあ……おっ、画面の前のあんた。パスワード入力しなよ」
カタカタカタカタ
音無 涼子 松田LOVE
カチッ
???「せいかーい。うぷぶ、これがわかるのは直接教えてもらった君しかいないからね。」
???「なーんかコピーされたような気がしたけど、コピーしても無駄なんだけどね。パスワードあるし」
???「まあ、不二咲なら解析しそうだからちょーっと消してくるわー ほんじゃいってきまーす」
???「……」
プルルル
???「もしもし?」
左右田「畜生!畜生!聞こえるか!やりやがった!学園の空気清浄機が止まった!つまり……」
???「はぁ……なるほど。これは遺品か」
左右田「はぁ?!」
???「ツマラナイ ……ことから解放されそうだ」ニヤリ
苗木「ねえ、戦刃さん。遺灰集めながら聞いてくれる?」
戦刃「なに?」
苗木「江ノ島さん殺したときパソコン着いていたよね」
戦刃「うん、そして調べたら変なプログラムがあって。いずれ不二咲くんと再開してから調べようって……あ、下手にいじらないように電源は消したよね」
苗木「さっき松田先輩の肉塊はこんだときにみたら」
苗木「電源がついていたんだ」
戦刃「!?」
苗木「しかもパソコンは『まだまだ終わらない』って書いてあるブラクラで埋め尽くされてて、ごっそりと中身がなくなったんだ」
戦刃「江ノ島アルターコピーってプログラムも!?」
苗木「……嫌な遺品残したみたいだ」
戦刃「盾子ちゃんたら……」
苗木「心当たりはある?」
戦刃「うーん……もしかしたらあいつにコピーじゃないプログラム渡したのかも」
苗木「あいつ?」
戦刃「カムクライズル。超高校級の希望。」
苗木「……情報集めしなくちゃね」
戦刃「うん、とりあえず77期生と行動してたから……」
苗木「まず彼らから……か。」
苗木「面白くなってきた」
超高校級の忍者2フラグもたてつつ
終わり
おまけ
松田「……」ぎりぎりぎり
江ノ島「アルター作ったのくらい許してよーいててて」
松田「閻魔の補佐官につき出してやりたい」
江ノ島「それは勘弁」
おわり
もしも忍者
もし苗木の記憶だけ残ってたら。
苗木「(なにやらよくわからないけど記憶を消されているみたいだ 慎重に行動しないと)」
江ノ島「ちょりーっすアタシは江ノ島じゅ」
苗木「なにやってんだ戦刃ぁあああああ!?もう少し似せる努力しろよおおおお!?」
江ノ島「!?」
モノクマ「えっまじちょっと ねえ」
翌朝
苗木「拷問(意味深)して聞き出したよ」
戦刃「苗木君苗木君」べったり
山田「さっきまでめちゃくちゃセックスしてた」(きりっ)
すぐに解決してたかもしれない
誕生日忍者
戦刃「おめでとう誠くん。プレゼントだよ」
苗木「ありがとう!でも何が入っているのかな」パカッ
からっぽ
戦刃「す、ステルス迷彩だよ」
苗木「ちょっとマクドナルド行こうかこりゃ、説教だね」
戦刃「なんで!?」
苗木「これこないだ未来機関に忍び込んだときにあったやつでしょ」
戦刃「なんのことやらさっぱり」ダラダラダラ
苗木「こういう管理されたものなくなったら大騒ぎになるよ!」
戦刃「うう……」
戦刃「でもみんながコロシアイ生活始まるまで手も足もでなかったあそこには過ぎたアイテム」(キリッ)
苗木「これに発信器ついてたらアウトだよね」
戦刃「」
苗木「そうこうしてるうちに隠れ家に誰か近づいてるみたいだし」
戦刃「ど、どうする?撃つ?撃つ?」
苗木「逃げるしかないでしょ」
霧切「そこまでよ!」
バーン!
霧切「ここは完全に包囲されたわ、大人しくステルス迷彩をかえ……って苗木……くん?」
豚神「なんだ、どうしたとい……霧切さん霧切さん帰ろう、帰ろう!しっかり!」
澪田「どうしたんす……あっ」
苗木と戦刃の状況
ベットの上でシーツにくるまり全裸
澪田「どうみても事後ですね。」
霧切「」
苗木「ご、ごめんね戦刃さんが勝手にとって来て」
霧切「」
戦刃「霧切さん」
霧切「?」
戦刃「さっきまで、めちゃくちゃセックスしてた」ドヤァ
霧切「」
霧切「捕獲しなさい!」
苗木「むくろぉぉあああ!」
結局未来機関から逃げるはめになった。
そのあと、お仕置きセックスした。
霧切さんご乱心
霧切「」
朝日奈「き、霧切ちゃん大丈夫?」
霧切「じーごくーじーごーく、ガン見した事後苦ー」
朝日奈「しっかりしてよ!」
霧切「私は正常よ。あの隠れ家にはすごいものがあったから回収したわ」
朝日奈「えっなになに!?」
霧切「しめったティッシュ」
朝日奈「」
霧切「私のものよ」
朝日奈「だれか、だれかきてー!」
血のバレンタイン
戦刃「できたよ苗木くん。チョコレートだよ」
苗木「手作りかぁありがとう」
戦刃「血液とかよだれは入れてないよ」
苗木「うわぁ、なんだろう急に食べたくなくなってくる。」
もぐもぐ
苗木「味は普通だ……うん、おいしい」
戦刃「よかったぁ」
苗木「ところでこのご時世どこから素材を?」
戦刃「絶望の立てこもってたスーパーを占拠してきた」エッヘン
苗木「はい正座ぁ!目立つことするなっていったよね!」
戦刃「だ、大丈夫だよ皆殺ししたし」
苗木「てことは弾薬も無駄に使ったな!やけに硝煙臭いなとおもったよ!」
戦刃「あ! ミ、ナ、ゴ、ロ、シ。 ミナゴロシ」ニヤリ
苗木「滝川クリステルやめろ!にやりするな!」
戦刃「帰りがけ未来機関のトラックが横切ったよ」
苗木「うわあやなよかんする。発信着付けられてないよね」
戦刃「まさかそんな………なにこれ?ひっつきむし?」
苗木「やっぱりな!」
そのときである!
澪田「わっきゃー!こんちゃーす!突撃近くの隠れ家!」
豚神「腕を頭の上でくんで伏せろ!あと服を着てくれ!霧切がまた危ない」
霧切「だだだだいじょうぶよ」
苗木「またみつかった……」
戦刃「ごめん……」
霧切「なるほど……つまり戦刃さんの仕業だったのね」
戦刃「仕事の遅い未来機関がやらなかったから」キリッ
澪田「あっちゃーごめんっす」
豚神「お局がうるさいんだよ」
霧切「それはそうと今日はバレンタイン……ここまで言えばわかるわね」
苗木「まさか……」
霧切「苗木くん。はい、チョコレート」
苗木「あ、ありがとう」
澪田「唯吹はもってきてないっす!あれつくんのじかんかかって!」
豚神「胸像だからか……」
霧切「なにも入ってないから」
戦刃「どれどれ」ヒョイパク
霧切「……」
戦刃「オエッ」
戦刃「にがまずいなにいれたの」
霧切「おい……私の食べたらすごくスケベになるチョコレートを……よくも」
戦刃「こころなしか!むらむらする!」
霧切「ぺっしなさい!」
豚神「ちなみに他の女子たちからのももってきてある」
苗木「大神さんと朝日奈さんの以外は食べていいよ」
豚神「……僕も食べたくない」
苗木「うん…」
霧切「事情聴取するからきなさい」
苗木「まあみんなと久々に会いたいからいくよ。お偉いさんの頭はひっぱたくけどね」
戦刃「誠くん誠くん」すりすり
澪田「メスの顔だー!」
霧切「………死ね!」
おまけ
石丸「兄弟!ともチョコだ!受けとれビーム!」
大和田「お、おう……」
不二咲「僕からも受けとれビーム!」
大和田「かわいい」
霧切「SS速報が落ちててまだ復旧してない……ゆゆしき事態ね」
苗木「>>1も他のひとのダンロンSS見れないからイライラしてるしね」
霧切「それはそうと今あなたと戦刃さんは尋問されてるわけで」
戦刃「戸籍上は戦刃しかし本当はなえ」
霧切「なにかいった?」
戦刃「苗木くんの配偶者は私」キリッ
霧切「うぎぎぎ」
霧切「気を取り直してこないだのスーパー占拠の件で詳しく」
舞園「苗木くんがいると聞いて!……チッ」
戦刃「舌打ちされた!」
戦刃「でも戸籍上は戦刃だけど実質私の名字も苗木だよ」
舞園「うぎぎぎ」
霧切「話が進まないわ」
苗木「三人とも正座させたい」
残念会談
モノクマ「SS速報が見れないからこの小ネタをやるよ」
残 念 会 談 開廷!
戦刃(原作)「ここはいったい……」
原作の戦刃むくろ
江ノ島以外の人とは会話がちょっと無愛想にみえる
いいケツ
戦刃(よく見かける二次創作)「えっ?えっ?」
よくssで見かける戦刃むくろ
江ノ島以外の人ともほのぼの話せる
ケツ描写がほぼない。
いいケツしてるのに
戦刃(このスレの)「摩訶不思議だね」
キチガイじみている。
リア充。
原作「つまり似ているようで違うってこと?」
二次「パラレルワールドだね!」
忍者「スゴイ!」
原作「早く帰らないと盾子ちゃんに迷惑かけちゃう」
二次「どうしようどうしよう」あたふた
忍者「……二人にはまだ盾子ちゃんいるんだ……」
二人「え?」
スレ閲覧中
原作「殺す!!」
二次「はわわ……////それより苗木くんと……」
忍者「気持ちはわかる でも負けない」
そして
原作「ぐううう……!」
忍者「楽勝だね」
二次「強い」(確信)
忍者「セックスパワーアップ」キリッ
戦刃「セックスパワーアップ……zz……」
苗木「起きてよ!霧切さんの尋問中だよ!」
あの世
江ノ島「これは残念な夢を見ていますね……あ、100円きれた。松田くーん貸して」
おわれ
最後のは、それ町ネタかな?
違うならごめん
>>802
観光地によくある望遠鏡みたいなやつさ!
狛枝「うわあああアイツが死んだけど死体がないから仕方なく他ので代用した」
狛枝「それがこのパァンツ」ズリッ
狛枝「ふふふ、意外と地味なのはいてる。心なしか防刃防弾って書いてある」
狛枝「……これ残念な方のだ!?」
戦刃「盾子ちゃんの下着は全部回収して燃やしたよ」
苗木「くさそう」
あの世
江ノ島「臭くねーよ!」
戦刃「誠くん誠くん日付は過ぎたけどホワイトデーだね」
苗木「そうだね、ところでいつ未来機関の軟禁終わるんだろう」
※それぞれ違う部屋にいるので会話はモールス信号
戦刃「そこでほしいものランキングを作りました」キリッ
苗木「聞けよ」
戦刃「まずは第三位 誠くんの手作りなおかし」
苗木「定石だね」
戦刃「いろんなものいれていいよ!」
苗木「おい」
戦刃「体液とか体液(意味深)とか」
苗木「いつも食べてるじゃん。後者は」
戦刃「ホワイトデーなだけに」
苗木「おい」
戦刃「第二位 ラーテ」
※マウスよりでかい戦車
実在しない
苗木「むくろさん、最近変なゲームでもやったの?戦車何て簡単に盗めないし存在しない戦車じゃないか」
戦刃「ロマンがあるよ」
苗木「苦労もね」
戦刃「そして第一位!」
苗木「(たぶんアレだな)」
戦刃「立体起動装置」
苗木「そっちか」
戦刃「超使いたい」
苗木「なんだかしっくりきそう」
苗木「(しかしアレじゃないのか…ちょっとさみしいな)」
戦刃「そ、そして で、殿堂入り」
苗木「なん……だと」
戦刃「こ、こ、こどもがほしい……な///」
苗木「……」
苗木「脱出しよう」
ガチャ
戦刃「い、いつの間に!」
苗木「もう少しいようかなと思ったけど……ホワイトデーだし」
戦刃「あうあう……///」
苗木「殿堂入りと3位をあげるよ」
戦刃「よ、よろしくおねがいします」
葉隠「苗木っちと戦刃っちが『滅茶苦茶セックスしてくる』とかきのこしてにげたべ」
霧切「…………ギリィ」
オワレ
劇場版予告
霧切「石丸くんと大和田くんと不二咲くんが町で暴れているですって!?」
大和田「どういうことだ!?」
石丸「僕たちはなにもしていないぞ!?」
不二咲「待って!誰かにハッキングされてる!?」
朝日奈「え、映像がでたよ!」
十神「こ、これは……」
黒い制服の石丸「やあ!こんにちは!ハッハッハ!はじめましてかな?」
舌が長い大和田「へっへ、きっと驚いてるぜ」
顔の左半分がケロイドな不二咲「だよなー。 まさかそっくりさんが暴れてるなんてよ!」
謎の三人!
霧切「あなたたちはいったい……」
黒石丸「ふっふっふっ、僕たちは君たちの世界とは別の世界から来たのさ!僕は黒石丸濁多夏!」
和人「俺は大和田和人。 ダイアモンド カットってか?」
セン「俺は不二咲セン。ちなみに三人とも多重人格者だ」
霧切「なんですって……!」
黒石丸「ある男に呼び出されて元の世界に戻るには……この世界をめちゃくちゃにしろといわれてね!渋々応じたよ!」
暗躍するカムクラ!
カムクラ「このマシンで5人呼んでうち二人が逃げ出しました」
左右田「なんだって!?」
カムクラ「しかしパラレルワールドの人間を使ってこの世界を混乱させる計画には支障はないでしょう」
意外な味方!
鳴子「私は霧切鳴子。ぶっちゃけそこの響子の多重人格よ。私のほうがコミュ力あるわ」
十六夜「いやーん!びゃっくんがめのまえに!あ、アタシは十神十六夜よー。カムクラとか言うやつに細工されて多重人格のこは主人格を出せないみたい!説明終わり!」
十神「悪夢だ……」
そして彼らが動き出す!
苗木「えっと……なんで霧切さんが二人
?」
戦刃「まさか苗木くんと3ぴーを!?」
霧切「違うわ」
鳴子「そうよ」
霧切「!?」
準備をする両陣営
十六夜「もしかしたら殺すことになるかもしれないわ」
苗木「なるべくそれは避けたいんでしょ?」
十六夜「……そうね、あのこたち操られてるみたいだから」
左右田「こ、こっちくんな!」
黒石丸「僕はゲイなんでね!まちたまえ!」
和人「俺も混ぜてくれよー!」
左右田「ぎにゃああああ!」
激突!
黒石丸「それは覚醒ではない。現実逃避だ。」
石田「うるせえ!だまりやがれ!」
黒石丸「なにが石田だ。思い込み甚だしい。自分は石丸じゃないから暴力をしてもいいとかぬかすのか?」
石田「お、おれは……」
和人「俺は弱い。だから容赦や加減なんてできねえ」
大和田「あ……が……」
和人「弱い弱い弱い弱い弱い」
和人「弱いやつより弱いやつは生きててもしかたねえよなぁ!」
セン「いいぜえ?クズを殺すのはよ、スカッとする」
不二咲「そんなのだめだよぉ!」
セン「チッ、いまは眠ってるけどなぁ千尋も同意見なんだよ」
不二咲「な、なんで……?」
セン「しーらねっ!」
ガキィン!
苗木「間に合った……」
忍者と軍人と仲間たちがついに超高校級の希望を追いつめる!
カムクラ「あなたたちでは僕に勝てません」
苗木「それは違うよ!」
戦刃「苗木くんっ!」
苗木「うおおおおお!」
劇場版 超高校級の忍者 VS 超高校級の多重人格者たち!
ジェノ「あら?あんたイケメンじゃないなにそれ?」
狛枝「これはね…… 超高校級の希望が好きなものだってあいつから教えられたものだよ」
桜餅!
同時上映
超高校級のNG
舞園「ディスペアー!イニシャラーイズ!」
苗木「なつかしっ!」
神代「お化けも捨てたもんじゃないね!セックス見放題!」
苗木「南無阿弥陀仏」
神代「ぎゃあああ!」
戦刃「って夢を見たよ」
苗木「劇場版やらないから!」
おわび
苗木「絶望忍者なんだけどさ」
戦刃「うん」
苗木「なんか無理臭い。作者のモチベも理由なんだけど」
戦刃「えっ!!どういうこと?!」
苗木「だって」
苗木「勝てなくない?生徒側」
戦刃「それは……うん」
苗木「絶対に僕は戦刃さんのフォロー入るし、絶望忍者だよ?容赦しないよ?」
苗木「だから書けるかどうかわからない……他のスレもあるし」
戦刃「やりたいことあっても大概にしてほしいよね」
苗木「まあ、絶望忍者の半分は戦刃さんとの通信簿埋めみたいなもんだし」
戦刃「なんと」
苗木「とにかく疑心暗鬼とか煽りまくる絶望忍者たとえば……」
舞園「(苗木くんならきっと簡単に部屋を変わってくれるはず……)」
ピンポーン
???「はーい」
舞園「あ、なえ……」
江ノ島「どったの舞園」(全裸にシーツ)
舞園「え……?」
苗木「わわわ、ダメだよ江ノ島さん!」
舞園「あの……なんで江ノ島さんが……?」
江ノ島「いやー、そりゃ ねえ」
苗木「えっと……うん」
江ノ島「なんつーか、その怖くてさ、苗木の部屋行って、まぁそういう気分になってさ」
苗木「ま、ま舞園さん……その……」
舞園「……お邪魔でしたね……帰ります」
江ノ島「あ、舞園もまざ」
舞園「お断りします!」ダッ
江ノ島「悪いことしたなあ」
苗木「勝手に幻滅とかされても困るんだけどね。ちょろいな」
苗木「こんなのをやったりする予定だから救いがない」
戦刃「でも私は満足。やった!」
苗木「実際100レスくらいで終わるかも……」
戦刃「まあ、モチベによるよね」
苗木「ところで戦刃さん。僕らの隠れ家の倉庫に弾薬増えてたんだけど。ツェリザカ用の」
戦刃「………さあ?」
苗木「目を見て話せ」
戦刃「ぽっ」
苗木「別の部屋で寝るよ」
戦刃「絶望すぎる!」
申し訳ない終わり
このSSまとめへのコメント
だんだん雑になってきたな
最初は苗木らしかったが、もう誰コイツ
早く続きがみたい!
面白い!
大変だと思うけど早く続きを!
面白い!!
続きはよ
続きを早してくれ
続きはよ
続きみたい!!
残姉が残姉じゃない
残姉が残姉じゃない絶望てきぃ
早く続き
狛枝もそうだけどカムクラ イズル(日向 創)?
あースゲー続き見たいなー
早く続きを~!
早く続きをお願いします!!
ところで、苗木と戦場のエロ展開を書く予定はありますか?
まだですか?
続きお願い
続きを求む
乙!
乙!!
小ネタの投下も楽しみ
続きー
幸運&希望の絶望タッグ見てみたい
苗木が誰コレレベル
まだまだいけるはず
これはもはや伝説・・・
苗木×残姉が個人的には一番だし
こういう方向に突き抜けた残姉は初めて見た
うわあ・・・なんだこれ、くっさ。
スレタイから予測はしてたけどここまで文書&構成ともに臭いssは極稀だな。
こんなのが面白いとか言ってる奴は犬ハサとか観て面白いとか言っちゃう様な中学生くらいだろ・・・w
さすがに分身はダメだと思う。
他は面白かったかな。
めっちゃおもろいやん?
おもろくないとか言うとるやつは試しにSS書いてみてからいえっちゅーねん。
※28
じゃあ書いてよSS
くっそおもろかった
元の苗木?
そんなん知らん
ぶっちゃけssの苗木は希望厨とかクズとかのキャラ崩壊ばっかだからここの苗木は他のに比べると普通に読めるくらいにはまともだった。
戦刃は他の戦刃より絶望寄りだったのがよかった。
つまりこのssは酷評されるほど酷くはないと言うこと。ここまで比較的クオリティ高いのは久しぶりに見た気がする。