ほむら「巴マミについてとんでもないことに気づいてしまった」(542)

立ったら書く

ちなみにマミさんは終盤くらいしか活躍?しません

ほむら(ようやく、ワルプルギスの夜を倒した……もちろん、まどかを契約させずに)

ほむら(それに、美樹さやか、佐倉杏子、巴マミを死なせずに倒せた)

ほむら(まさに奇跡ね…)

ほむら(今思うと、いろいろなことがあったわね…)

ほむら(まず、最初にまどか……全ての始まり…)

ほむら(あの子がいなければ、今私はここにいない…)

ほむら(二度も私なんかを助けて……)

ほむら(自分のことより、他人のことを優先して……でも、そこがいいところでもある)

ほむら(美樹さやか……あの子とはあまりいい関係を築いたことはなかったわね…)

ほむら(まさか協力してワルプルギスを倒すなんて思いもよらなかったわ)

ほむら(思い込みが激しいけど、根はいい子よね…)

ほむら(佐倉杏子…)

ほむら(彼女とも協力することになるとは思わなかったわ)

ほむら(初めて会ったときは自分のことしか、考えてないのかと思ったけど…)

ほむら(美樹さやかと同じで根はいい子なのよね…)

ほむら(そして、巴マミ…)

ほむら(最初は頼れるお姉さん的存在とか思ってた時期もあったわね…)

ほむら(それにしても、殺されそうになったときは本当に焦ったわ…)

ほむら(この時間軸では、そんなことがなくて助かったわ…)

ほむら(でも、本当に巴マミは変わっているわ…)

ほむら(例えば、ティロ・フィナーレとか……)

ほむら(……)

ほむら(と、とんでもないことに気づいてしまった…!)

まどか「ほむらちゃん、話したいことって何?」

さやか「ワルプルギスを倒したとはいえ、疲れてるんだから休ませてよ…」

杏子「別に呼ぶのはいいけどさ……お菓子ない?」

まどか「……そういえば、マミさんは?」

ほむら「呼んだ理由はその巴マミに関してよ」

さやか「マミさんになんかあったの?」

ほむら「何かあったというか…」

杏子「いいから、早く話せよ」

ほむら「……ええ」

ほむら「巴マミについてとんでもないことに気づいてしまったの」

まどか「とんでもないこと?」

ほむら「ええ、みんな、巴マミの必殺技を覚えているかしら?」

さやか「覚えてるよ、『ティロ・フィナーレ』でしょ?」

さやか「あたし、あれ最初見たとき、魔法少女って必殺技叫ばなきゃいけないのかな、とか不安になったよ」

杏子「あたしも最初見たとき、爆笑したなぁ…それがどうかしたのか?」

ほむら「私が何度も時間をループしていることは前にも言ったわね」

三人「うん」

ほむら「実は……」












ほむら「巴マミは過去の時間軸では、『ティロ・フィナーレ』と叫んでないのよ!」

さやか「嘘でしょ!?」

杏子「どういうことだ……おい!?」

まどか「そんなの絶対おかしいよ!」

杏子「いや、待て!漫画版の過去のループじゃ、マミは『ティロ・フィナーレ』って叫んでるぞ!」

ほむら「この話はアニメ本編での話をしているの。漫画の話を持ち出さないで」

さやか「そ、そういえばマミさんは10話で『ティロ・フィナーレ』って叫んでない!」

杏子「本当か!?さやか!」

さやか「うん!」

ほむら「BD5巻があれば、すぐに確認出来るのに…」

まどか(みんなの話、ついてけないよ……)

杏子「つーか、何で今ごろ築いたんだよ?ずっと前に気づくべきだろ」

ほむら「まどかを助けることに集中し過ぎていちいち気にしなかったのよ」

まどか「ほむらちゃん、私のことをそんなに思ってくれてたんだね……ありがと!」

さやか「でも、何でこの時間軸では言ってるんだろ?たまたま見たアニメの必殺技とか?」

ほむら「一応、検索したけれど、何も引っかからなかったわ」

ほむら「とにかく、私が病院で目覚めてから見滝原中学に転校するまでに巴マミに何かがあったことは確かね」

QB「興味深い話をしているね」

まどか「キュゥべえ!」

ほむら「……何の用かしら」

QB「僕も気になっていたんだよ、何故マミは『ティロ・フィナーレ』と叫んで魔女を倒すのか」

さやか「キュゥべえも知らないの?」

QB「ああ、ある日突然、魔女を倒すときに『ティロ・フィナーレ』って言うようになったんだ」

杏子「いつ頃か、覚えてないのか?」

QB「いちいちそんなことを記憶するなんて無駄じゃないか」

まどか「じゃあ、マミさんに理由とか聞いたことないの?」

QB「ああ、あるよ。けど……」



マミ「カッコいいじゃない!」



QB「それしか言わないんだ」

杏子「やっぱり、今回の時間軸だけの気まぐれとかじゃないのか?」

ほむら「けど……」

QB「そんなに気になるなら過去に行けばいいじゃないか」

ほむら「私にまたループしろって言うの!?ふざけないで!」

QB「違うよ、この時間軸のまま、過去に行くんだ」

ほむら「……どういう意味よ」

QB「暁美ほむら……君の時を操る力があれば、時間を巻き戻さないで過去に行くことが出来る」

ほむら「そんなの、不可能よ。私がよく知ってるわ」

QB「そうじゃない、それは君だけの場合だ」

QB「さやか、杏子、二人がほむらに力を貸せば、時間を巻き戻さないで過去に行くことなんて造作もない」

さや杏「ホント!?」

QB「ああ、君達の力があれば、最大五人まで過去に行ける」

ほむら「その話……ホントでしょうね」

QB「そう言ってるじゃないか」

ほむら「デメリットはあるのかしら?」

QB「特にないね」

QB「ただ、注意はしておくれよ。過去の時間の流れを変えることは許されない」

ほむら「……まあ、いいわ」

ほむら「私は過去に行く」

杏子「何もそこまでして『ティロ・フィナーレ』誕生の理由を探らなくても……」

ほむら「もしかしたら、巴マミは悩んでいるのかもしれない…」

ほむら「過去の時間軸になかったことをするなんて、ただごとではないわ」

ほむら「もし、それが私のせいなら尚更……」

さやか「……うん、わかった!あたしも行く!」

杏子「さやか!?」

さやか「もしかしたら、あたしにも責任があるかもしれないからね!ほむら一人には背負わせられないよ!」

まどか「じゃあ、私も!」

杏子「まどかまで!?」

ほむら「まどか……これはもしかしたら、危険な旅なるかもしれないのよ。それでも…」

まどか「危険かもしれない……でも、私はほむらちゃんを信じてるから!」

ほむら「まどか………ええ、わかったわ」

ほむら「あなたは私が守ってみせる」

杏子「……わかったよ!あたしも行くよ!」

ほむら「別に来なくていいのよ」

杏子「行くったら行く!マミとは一応……な、仲間だからな///」

QB「どうやら、覚悟は出来たようだね」

ほむら「ええ、でも、過去に行く前に準備をしておかないとね」

ほむら「過去でしばらくの間、滞在することになるから、着替えとか、ね」

ほむら「だから、夜10時にまた、ここで集まりましょう」

ほむら「巴マミには気づかれないようにね」

三人「うん!」

午後10時
ほむホーム

ほむら「みんな、用意はいいかしら」

まどか「うん!」

杏子「おう!」

さやか「あたしは大丈夫だけど……杏子何も持ってないじゃん…」

杏子「あたしはこれで十分だけど」

さやか「……今度…一緒に買い物に行こうね…」ウルウル

杏子「ん?何か食い物でも奢ってくれるのか?」

QB「準備は出来たようだね」

ほむら「ええ」

QB「もう一度言うけど、過去の事柄に干渉してはいけないよ」

ほむら「ええ、わかってるわ……ところで……」

ほむら「あなたも来るのよね?」

QB「いや、行かないよ」

ほむら「…何故?」

QB「考えてごらんよ、もし僕が過去に行ったら、過去の君が僕を殺そうとする」

QB「そして、過去の君が僕を殺したとする」

QB「そうしたら、僕が死んだと認識されて、新しい僕が来る」

QB「そうすると、僕が二体いる状況が出来上がる」

QB「そうなると、君も困るだろ?」

ほむら「……そうね、あなたは連れていかないことにするわ」

ほむら「まどか、さやか、杏子!過去に跳ぶ準備をするわよ!」

三人「うん!」

QB「二人の魔力をほむらに集中させるんだ」

さやか「……」シュィィィィン

杏子「……」シュィィィィン

ほむら「……まどか、しっかりつかまってて…」

まどか「……うん」

QB「さあ、ほむら!魔法を発動するんだ!」

ほむら「……!」

カチッ

ギュィィィィン

シュン

QB「……行ったようだね」

QB「そういえば、彼女達にはいい忘れてたけど」

QB「こっちに戻ってくる時間は、過去に飛んだときの時間+過去の滞在時間」

QB「彼女達は5日間、過去に居るつもりだから、帰って来るのは5日後だね」

QB「さあ、今のうちに契約して魔法少女を増やす!」キュップイ

過去のほむホーム
午後10時

まどか「う~ん、ここは?」

杏子「あたし達、過去に飛んだのか…?」

さやか「見て!時計が今日の日付けじゃない!」

まどか「ということは…」

ほむら「過去へ跳ぶのに成功したのね」

ガチャ

ほむら「まずい!過去の私が帰ってきた!窓から逃げるわよ!」

三人「うん!」

過去ほむ(今日もまどかを契約させずに済んだわね)

過去ほむ(……あら?)

過去ほむ(窓が開いてる……何か盗まれた…!?)

数分後

過去ほむ(爆弾とかは盗まれてなかったけど………あれは……)

過去ほむ(まあ……予備があるからいいか…)

まどか「で、これからどうするの?」

さやか「まず、どこに泊まるか決めない?」

ほむら「そうね」

杏子「でも、今の時間帯に泊めてくれる宿なんかあるか?」

三人「……」

まどか「……あ!」

ほむら「どうしたの?まどか」

まどか「いい場所があるよ!」

さやか「あ~ここか~」

杏子「何だこのボロい洋館」

ほむら「この街にこんなものがあったのね」

まどか「ここなら誰も住んでないし、誰も来ることもないよ!」

ほむら「じゃあ、ここを過去にいる間の拠点にしましょう」

三人「おーう!」

ほむら「では、明日に備えて早く寝ましょう」

さやか「早過ぎでしょ!」

ほむら「明日から巴マミをずっと監視するのだから、体力は温存しておかないと」

杏子「一理あるな」

まどか「でも、ほむらちゃん…」












まどか「一つのベッドに四人は辛いよ…」

ほむら「そうね……」

さやか「そういえば、この面子で寝るのって初めてだね」

ほむら「そういえば……そうね」

杏子「あたしは誰かと一緒に寝ること自体久しぶりだな」

さやか「杏子……」

まどか「誰かと一緒に寝る、といえば……」

まどか「マミさんはいつも一人なんだよね…」

ほむら「そうね……じゃあ、現在に戻ったら巴マミを誘ってお泊まり会をしましょう」

まどか「うん!」

ほむら「そのためにも、早く寝ましょう」

まどか「うん、おやすみ」

朝六時

ほむら「それでは役割分担をするわよ」

ほむら「巴マミが外出の間は、まだ面識のない私が見張る」

三人「うん」

ほむら「あと、未来から来たとはいえ、ここにいるまどかをキュゥべえが狙う可能性がある」

ほむら「だから、杏子。この時間で既に面識があるあなたがこの発信機をキュゥべえに付けて来て」

ほむら「このレーダーを使えば、発信機を付けられたものがどこにいるかわかるわ」

杏子「おう!…にしても、これも軍から盗んで来たのか?」

ほむら「そうだけど、違うわ。これを持っていたのは過去の時間、つまりこの時間の私から盗んだの」

三人「!?」

杏子「何やってんだよ、キュゥべえがあれほど過去に干渉するなって!」

ほむら「実は過去に来てすぐ気づいたことがあったのだけど」

さやか「何?」

ほむら「私は見滝原中学に転校する数日前に泥棒が入ったのを思い出したの」

まどか「それがどうかしたの?」

ほむら「ちょうど昨日がその日だったの」

ほむら「でも、私が帰ってくるのに発信機は盗まれてなかった」

ほむら「つまり、既に私達の今は、私達が干渉して作られている未来なのよ」

杏子「……!」

まどさや(よくわかんない…)

杏子「じゃあ、キュゥべえが干渉するなって言ったのは何だったんだ?」

ほむら「多分、大きく過去に干渉するようなことはやめろってことじゃないかしら」

さやか「……ま、とにかくあまり関わるなってことでしょ!」

さやか「で、あたしとまどかは何をすればいいの?」

ほむら「私の指示があるまで待機……いえ、この家を綺麗にしておいて」

まどさや「……それだけ?」

ほむら「それだけ」

まどか「……と、とにかく頑張ろう、さやかちゃん!」

さやか「お、おう!」

ほむら「いつでも、連絡が取れるように携帯を渡しておくわ」

ほむら「みんな、頑張りましょう」

マミのクラスの天井裏

ほむら「……」

ほむら(朝からずっと見張ってるけど、何もないわね)

プルルル

ほむら「もしもし」ボソッ

杏子「キュゥべえに発信機付けたぞ」

ほむら「よくやったわ、じゃあ今からまどかを呼んで、巴マミの家に集合よ」ボソッ

杏子「さやかは?あと、そっちは見張らなくていいのか?」

ほむら「美樹さやかにここを見張らせるわ」ボソッ

杏子「わかった、まどかとさやかに伝えておく」

さやか「ほむらー、バトンタッーチ」ボソッ

ほむら「ええ……あ、これを渡しておくわ」ボソッ

さやか「……ねえ……これ…」ボソッ

ほむら「巴マミのことは任せたわ、頑張って」ボソッ

さやか「いや、あの~……行っちゃった…」ボソッ

さやか「それより、これどう見ても……」ボソッ

さやか「銀行強盗とかが被ってるマスクだよね…」ボソッ

マミの家

杏子「で、これからどうすんだ?」

ほむら「巴マミが家にいる間も監視出来るように監視カメラと盗聴器を仕掛けるわ」

まどか「でも、マミさんに悪くない?」

ほむら「『ティロ・フィナーレ』の秘密を探るためよ、仕方ないわ」

杏子「にしても、何でこんなに持ってんだ?魔女退治に関係ないだろ」

ほむら「まどかがいつ契約するか見張れるようにまどかの部屋に仕掛けておいたの」

まどか「」

まどか「えっ……ちょっと待ってよ、ほむらちゃん!」

ほむら「大丈夫よ、まどか。今は部屋に付けてないから」

まどか「じゃあ、ほむらちゃんは私が一ヶ月何をしてたか知ってるの……?」

ほむら「……キュゥべえと会話してるところしか注目してないから、具体的に何をやっていたかまでは…」

まどか「ほむらちゃんのバカー!!」

ほむら「まどか!?」

杏子「……」

ほむら「ごめんなさい、まどか……人付き合いをあまりしたことがないから、嫌がるだなんて気づかなかったわ…」

杏子「いや、気づくだろ」

ほむら「せめて、盗聴器だけにしておけば……」

杏子「そういう問題か?」

まどか「ううん、私もごめんね……ほむらちゃんは私のことを思ってしてくれたんだよぬ…」

ほむら「まどか……許してくれるの?」

まどか「うん!」



杏子「……(あたし、完全に置いてけぼりじゃねえか…)」



ほむら(それにしても、起こるほどのことって何かしら……帰ったら見てみましょう)

眠いので寝る
明日は午前中に再開かな?

マミさん、全然出なくてごめんね

あと、10分くらいしたら再開しまーす

別のスレが1時間で落ちた
今の時間なら30分ぐらいの頻度で大丈夫

って書こうとしたらもどって来てたのか期待

>>78の続き



さやか(う~ん……)

さやか(ずっとマミさん見張ってるけど、何もないなぁ…)

さやか(あ、魔女の結界だ!)

さやか(マミさん、入ってった!あたしも追いかけないと!)

魔女の結界

マミ「はぁっ!」ドカーン

さやか(やっぱり、『ティロ・フィナーレ』って言ってない…)

さやか(何があったんだろ……マミさん…)

マミ「きゃあっ!」

さやか(あっ、マミさんがやられそう!)

さやか(まずいよ……マミさん、やられそうだよ……助けないと!)

さやか(でも、過去に干渉するなって言ってたし…)

さやか(でも、ほむらがあたし達の今は干渉して出来てるって言ってたし…)

さやか(……)

さやか(いいや!あとは野となれ山となれ、だ!)

さやか「うおりゃぁぁぁぁ!!!」

魔女「グォォォォ」

さやか(ふぅ……何とか倒せたね…)

マミ「だ、誰?」

さやか(やばっ!早くここから逃げないと……って足掴んでる!?)

マミ「私を……助けてくれたの…?」

さやか(どうしようどうしよう!ここで会ったら……あ!あれがあった!)

マミ(煙が晴れてきた……私を助けてくれたのは、どんな人なのかしら…?)












マミ「」

さやか「だ、大丈夫ですか?」(裏声)

マミ「大丈夫だけど……何でそんな被り物をしているの?」

さやか「え、えーと、は、恥ずかしがり屋なんです、あたし……」(裏声)

マミ「……ふっ、ふふふ」

マミ「変わった人ね、あなたは」

マミ「私は巴マミ……あなたは?」

さやか「えっ!えっと……」

さやか(どうしよう……名前なんて考えてないよ!ここであたしの名前出したらヤバイし…)

さやか(……もうこれでいいや!)

さやか「し、志筑仁美です!(ごめん、仁美!)」(裏声)

マミ「志筑……仁美……さんね、よろしく!」

さやか「あっ!こ、こちらこそ!」(裏声)

マミ「志筑さんはいつ、魔法少女になったの?家はこの辺?」

さやか「魔法少女になって、まだ一ヶ月くらいで……家は……この辺じゃなくて……もっと遠いところです…」(裏声)

マミ「そうなの……じゃあ、何でこの街に?」

さやか「ちょっと……旅行で」(裏声)

マミ「そう……あ、助けてくれてありがとう!」

さやか「い、いえ!」(裏声)

マミ「志筑さんはいつまでこっちにいるの?」

さやか「え、えっと……四日後くらいまで……」

マミ「じゃあ、もしその間に魔女が現れたら、協力してもらってもいいかしら?」

さやか「あ、はい、いいですよ!」(裏声)

さやか(しまった……つい、了解してしまった…)

プルルル

さやか「あっ!ちょっと失礼します!」(裏声)

さやか「もしもし」(裏声)ボソボソ

ほむら「……何で変な声で喋ってるの…」

さやか「ちょっと……訳ありで…」(裏声)ボソボソ

ほむら「で、調子はどう?」

さやか「じゅ、順調だよ!」(裏声)ボソボソ

ほむら「……そう、巴マミに折衝しないように頑張ってね」プツッ ツーツー

さやか(もう手遅れだよ…)

マミ「志筑さん」

さやか「はっ、はい!」(裏声)

マミ「よかったら、メルアド交換しない?」

さやか「えっ!?」

マミ「私、友達と呼べるような魔法少女の知り合いがいなくて……だから…」

さやか(う~ん、ここで断るのも……でもなぁ……)

さやか「……いいですよ!」(裏声)

さやか(あたしってホント甘いなぁ……)

マミ「ありがとう!じゃあ、早速!」

洋館

さやか「ただいま……」

まどか「おかえり、さやかちゃん!」

杏子「疲れてるな、なんかあったのか?」

ほむら「どうせ、巴マミに接触してしまって相手するのに疲れたんでしょ」

さやか「何でわかったの!?」

さやか「……というわけでマミさんと接触してしまいました…」

杏子「まあ、その状況ならしょうがないんじゃねーの?」

ほむら「あなたの正体はばれてないんだし、大丈夫よ」

まどか「それよりメールどうするの?」

さやか「それなんだよなぁ……ってそんなこと言ってたらメール来た」

さやさや
(この場合メールはどっちのさやかに届くんだろう)

さやか(新)の携帯はほむほむ製
さやか(旧)の携帯はオリジナル
じゃなかったっけ?

>>159
ほむら「どうせ、誰かが巴マミに接触すると思って全員に私の携帯を渡しておいたの」

さやか「万能過ぎだろ」




<早速メール送ってみました。ちゃんと、届いてるかしら?>

杏子「おい、監視カメラ見てみろ」

ほむら「三秒に一回は携帯を開けて、メール来てないか確認してるわね」

まどか「早く返してあげよ、さやかちゃん!」

さやか「うん!」

<ちゃんと、届いてますよ!マミさん!>

まどか「あっ!マミさんにメール届いたみたいだよ!」

杏子「すごい勢いでメール打ってるな…」

さやか「あ、また来た」

<よかった~ちゃんと届いてて。これから、私は晩御飯なんだけど、志筑さんは?>

ほむら「また、すごい勢いで打っているわね」

ほむら「じゃあ、メールはさやかに全部任せるわ。ただ、現在に戻る前に適当に切り上げなさいよ」

さやか「はーい」











ほむら(その後、美樹さやかは一晩中巴マミのメールの相手をすることになって、風邪をひいたのだった)

じゃあ、抜けます。帰って来るのは夕方くらい


ところで今の話終わったら、さやかとマミさんのメールの話でもやろうか考えてるんだが、需要ある?

マミさんとデブ友になりたい

マミ「ピザーラお届け!」

>>169
どこがデブなんだよ
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY-JiRBAw.jpg

>>174

| |     | .|  |/      / |   /   | /           ,-|-r T´  |   || |
.! l     ! |  |.     ̄/ ̄/ ̄/ ̄ ̄T /           '´ |/  l .!  /   | |.!
ヘ l     、 |  |   // ./  /     i/                 /!   | l ィ   / ,リ
/,ヽi     V .|   /    .!  /                    / |   ,' /.!  /
  lゝ 、    ゙、 |  ,/___| /____            ,.-‐┬‐┬ァ /  / l\
 i ´ヽ    ヽ | /  ̄`ー、_   l::::::::}ヽ         -ニ、__l_;:='//  / | l ヽ
.,ヽ   ヽ    ヽl/       ̄`ー┴‐'"´          、 ー─‐  / ,.'  //  ヽ
..\ __i、   ヽ                             /.イヽ / /   l }
\ \  ` \   ヽ                       ハ\ヽ' ´ |  |/ /   //
 ヽ  ヾー-r、 `ヽ、 ヽ、 \\\\             ゝ       // /   /イヽ
   ヽ Y ´  `ヽ、   ̄                         / ´ ` ヽ、/,.< ,|i .!
―--、l  |     |`ヽ、           、____ _,       ,. '        \ .)/ !
    `ヽi,r―、_,r-|  ヽ ヽ、         ` ー― '´     , イ            \  .|
      \ \\\  \ヽ、ヽ 、            ,イ  l;;|       /      ヽノ
         ヽ ヽヽ ヽ   `ヽヽ、 `゙ -  _ ,.イ/./ |  |;;|      /        ヽ
         ヽ ヾヽ \    `゙ -`゙、ヽ-,.r'´/ / !   |;;|     V /         `ー
          ヽヽ ヽ、, r  ̄ ` ヽ、  i .| i   / ,. --、.|;;|     V
           ヽV ´        \ | | | ,ノ/     `ヽ、     |

  _________________
 |                            |
 |          保 守            |
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        r‐ |::|´       \‐x.|::|
      /乂_|::|ソ  ___∧ __ ∨i|::ト,
    ,ノイ  |::| |\/  ∨ VⅥ_|::|.|
     |   ,|::|小. ┃  ┃ | |_|::N
     |/∨|::| | ' '  _  ' '〉| |::|

.       | |::N{≧‐┴┴r≦‐ミ|::|_
.       |(___)   〈__〉   ! (___)
       ノム|::| |      |   |::ト、〉
      |├|::|ノ|      ├<二ノ
      |八`゙/ミ      ノ⌒ヽⅣ
          /           \

晩御飯食べたら再開します

     /⌒ヽ
\ ⊂[(_ ^ω^)     
  \/ (⌒マ´
  (⌒ヽrヘJつ

    > _)、
    し' \_) ヽヾ\
          丶_n.__

           [I_ 三ヲ (
              ̄   (⌒
            ⌒Y⌒


 ̄ ̄|                        ┌‐┐
__|_                    _l__|_ ┌‐┐
 ^ω^)    i>i<!´`⌒ヾi ,r´===ヽ   (^ω^) _l__|_

7 ⌒い     ((( ノノリ从ゝ!l|从ハノリ!|    /   ヽ (^ω^)
    | l      ゞ(リ ゜ヮ゚ノリ|リ、゚ ー ゚ノl|        l  /   ヽ
 \ \      | <∞>  @@*@@         l    |

   \ /っ     |U..V |⊃⊂  ⊃
    │      | : | /∞  ∞\
___)      .U..U ~~~~~~

│ | │
┤ ト-ヘ

あと、10分くらいしたら再開


あと、今の終わったらさやマミやります

>>164の続き


ほむら(次の日から、私が巴マミを見張り、まどか、美樹さやか、佐倉杏子の三人がマミの家を見張る体制をとった)

ほむら(しかし、ずっと見張っていても巴マミに特に変化はなかった)

ほむら(そして、私達が現在に帰る最期の日…)

 ̄ ̄|                        ┌‐┐
__|_                    _l__|_ ┌‐┐
 ^ω^)    i>i<!´`⌒ヾi ,r´===ヽ   (^ω^) _l__|_

7 ⌒い     ((( ノノリ从ゝ!l|从ハノリ!|    /   ヽ (^ω^)
    | l      ゞ(リ ゜ヮ゚ノリ|リ、゚ ー ゚ノl|        l  /   ヽ
 \ \     @@@*@  @@*@@         l    |

   \ /っ     .|U. .|⊃⊂  ⊃
    │    ./∞   \   ∞\
___)    ~~~~~~~~~

│ | │
┤ ト-ヘ

ほむら「さぁ、忘れ物はない?」

まどか「うん!」

杏子「今日で最期だからな、張り切っていこうぜ!」

さやか「おう!」

まどか「そういえば、仁美ちゃん、マミさんへのメールはどうしたの?」

さやか「まどか~、その呼び方はやめてったら」

まどか「あはは、ごめん、ごめん。で、どうしたの?」

さやか「……ちゃんと書いたよ」

<マミさん。私は急用で帰らなくてはならなくなってしまいました。
その用というのは、地元に魔女が現れたのです。それもとても強い魔女。私の仲間がピンチでそれを助けに行くんです。

もしかしたら、私はこの戦いで負けてしまうかもしれません。

もし、しばらくしてもメールが帰って来なかったら、多分私は死んでいると思います。

でも、泣かないでください。私はマミさんを応援してますから。マミさんはこの街の魔法少女として頑張ってください。>



ほむら「ま、あなたにしてはそれなりに悲壮感が漂ってるわね」

さやか「それなりってなんだよう!……とにかく、送るよ」

さやか(ごめんね、マミさん……)

ピッ

ほむら「さあ、出発するわよ」

午後9時頃

まどか「もうこんな時間だよ……」

杏子「もしかしたら、『ティロ・フィナーレ』の秘密を知らないまま帰ることになるかもな」

さやか「そうかもね…」

ほむら「見て、魔女の結界よ」

まどか「あ、マミさんが入ってくよ!」

杏子「よし、あたし達も行くぞ!」

ほむら「ええ」

ほむら(これが『ティロ・フィナーレ』誕生のきっかけであるといいんだけど……)

マミ「うっ……!」

マミ(何なの、この魔女……攻撃が効かない!?)



さやか「ねえ、助けたほうがいいんじゃ……」

ほむら「ダメよ、巴マミが完全に戦えなくなるまでは手を出すわけにはいかないわ」

杏子「ああ、それまで我慢だな…」



マミ「こうなったら……!」ドカーン



ほむら「……やはり、『ティロ・フィナーレ』と言わないわね……」

マミ(やったかしら……?)

その時、煙の中から現れた魔女のものによる攻撃がマミに重い一撃を与えた

マミ「うっ……!う、うーん……」バタッ



ほむら「二人とも、行くわよ!まどかはここに隠れてて」

さやか「うん!」

杏子「おう!」

まどか「うん……頑張ってね、みんな!」

ほむら「私は使える武器がロケット弾と爆弾しかないわ、強烈な一撃を浴びせるために二人とも、隙を作って!」

杏子「わかった!」

さやか「行くよ、杏子!」

さやかは剣で、杏子は槍で、攻撃を与えるが、巴マミのときのように魔女に全くダメージを与えられなかった

さやか「どうして!?何で効かないの!?」

杏子「さやか!諦めないでどんどん行くぞ!」

さやか「うん!」

杏子「ダメだ……全然効いてねえ…」

さやか「こいつ……もしかしたらワルプルギスより強いんじゃないの?」

まどか「さやかちゃん!杏子ちゃん!」

ほむら(こんな強い魔女がいるなんて……こうなったら……ダメ元で……)バシュン

魔女「グォォォォ」

ほむら「!?」

さやか「攻撃が…」

杏子「効いてる!?何でだ!?」




まどか「……あれ?」

ほむら「もしかして、ロケット弾なら効くのかしら…」

さやか「よし、ほむら!」

杏子「その意気だ!」

ほむら「」コク バシュン

再びロケット弾を放つほむら。だが、今度の攻撃は何故か通用しなかった

ほむら「何で!?さっきは効いたのに!」

杏子「ほむら!危ない!」

ほむら「……!きゃあ!」



まどか「ほむらちゃん!」

まどか(やっぱりさっきのあれが関係してるのかな……もし、そうなら早く伝えないと!)

まどか「ほむらちゃん!聞こえる!?」

ほむら「はぁ…はぁ…」

まどか(ダメ……聞こえてない……早く伝えないと………そうだ!)

プルルル

ほむら(こんな時に電話!?……ってまどかじゃない!)

ほむら「もしもし……どうしたの?まどか」

まどか「もしかしたら……もしかしたらだけど……魔女の弱点がわかったかも」

ほむら「ホントに!?」

まどか「多分だけど……さやかちゃんと杏子ちゃんにも聞こえるようにして!」

ほむら「わかったわ!(スピーカーの音量を最大にして…)」

数分後

杏子「……それが魔女の弱点?」

さやか「……何でゲームのボスっぽい弱点なの……?」

まどか「わかんない……でも、弱点があるとしたらこれだと思う…」

ほむら「もう奴を倒せるとしたらこれしかないわ」

ほむら「私達に残された力はあとわずか……全力で行くわよ!」

さや杏「うん!」

さやか「はぁっ!」ザシュ

杏子「おりゃあ!」ザシュ

魔女「グォォォォ」

さやか「うん、効いてる!」

杏子「これなら、楽勝だ!」

ほむら「まどかの言った通りね……」


~回想~

まどか「ほむらちゃんが魔女に攻撃を与えたとき、魔女の背中がそれまで赤かったのに、青くなってたの」

まどか「だから、その時だけダメージを与えられるんじゃ……って思って」

ほむら(信号機……?)


ほむら「まさか本当にダメージを与えられるなんて……ね」

数分後

さやか「……って何でこの魔女、耐久力が高いの!?」

杏子「もう、ほとんど魔法使えねーよ…」

ほむら「私も……ロケット弾一発しか残ってないわ」

杏子「じゃあ、どうすんだよ?」

ほむら「効率よくダメージを与えるために同時攻撃で行くわよ」

杏子「同時攻撃なんてうまくいくか?」

ほむら「まどかに合図をとってもらうわ。いいかしら、まどか?」

まどか「うん!……でも、どんな合図を?」

ほむら「別に何でもいいわ。『いっせーの、せっ』とか『よーい、ドン』とか」

まどか「うーん……悩むよぉ」

ほむら「何でもいいわ、あなたの好きな合図で」

まどか「……わかった!」

ほむら「じゃあ、行くわよ!さやか!杏子!」

さやか「うん!」
杏子「おう!」

ほむら「……そろそろね、準備はいい?」

さや杏「」コク

まどか「みんな!行くよ!」

三人「!」












まどか「ティロ!!」

三人「フィナーレ!!」

三人(っておい…)

魔女「グォォォォ」ドカーン

マミ「……」

マミ(仲間と力を合わせて、魔女を倒す技『ティロ・フィナーレ』……カッコいい…)

マミ(私にも仲間が出来たら……)

アチャー

ほむら「倒せたからいいけど……何故『ティロ・フィナーレ』?」

まどか「だって……マミさんのために来てるから……つい…」

さやか「……まあ、いいや……そういえば、マミさんは?」

杏子「気絶してるな」

マミ「う、うーん」

まどか「あ、マミさん起きちゃうよ!」

ほむら「そろそろ、過去に帰りましょう。さやか、杏子」

さや杏「うん」

パァァァ

シュン

マミ「うーん……」

マミ(あれ?……今誰かいたような……夢?)

マミ(……違う!魔女が倒されてる!夢じゃない!)

マミ(誰が倒したのかしら……)

マミ(……まさかね)

現在
ほむホーム

まどか「やっと帰って来たね……」

ほむら「そうね…………!」

さやか「あ~疲れた……」

杏子「はぁ……ホントに疲れた…」

QB「お帰り、魔法少女達」

四人「キュゥべえ!」

QB「で、『ティロ・フィナーレ』誕生の秘密はわかったかい?」

まどか「それが……」

QB「わからなかったんだね……でも、よくやったよ、君達は」

QB「今日はもうゆっくり休んだほうがいいよ」

ほむら「ええ、そうさせてもらうわ……お前を倒した後にね」

QB「わけがわらな」バキューン

さやか「えっ!5日も経ってるの!?」

まどか「どうしよう……ママやパパに怒られるだろうなぁ…」

杏子「ま、あたしは構わないけどな」

ほむら「とにかく、今日は早く帰ったほうがいいわ。巴マミには明日、会いに行きましょう」

翌日
マミホーム

マミ「みんな~!」ダキッ

四人「うわっ!」

マミ「心配だったのよ……みんな、いなくなって…」

まどか「ごめんなさい……心配させて…」

ほむら「少し問題があってね…」

マミ「……まあ、よかったわ……それより、お願いがあるんだけど……いいかしら?」

四人「?」

マミ「ティロ!」

ほむさや杏マミ「フィナーレ!!」

魔女「グォォォォ」

マミ「これがやりたかったのよ、ずっと!」

マミ「ワルプルギスのときは言い出せるような雰囲気じゃなかったから…」

さやか「まどか…」

まどか「ご、ごめんね……さやかちゃん…」

杏子「何であたしまで……」

ほむら(私はもうちょっとしたら武器がなくなるから言わなくて済むわね……まあ、でも…)

ほむら(巴マミが)

まどさや(マミさんが)

杏子(マミが)

四人(幸せならそれでいいや……)

一旦終了

12時くらいになったらさやマミやる

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
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 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
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 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

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   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
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                .  ト─-----イ |
                  ∪       ∪

今、晩飯喰ってるからもう少しだけ待って

あと、10分したら再開する

過去から帰って数日後

さやか「ふぁ~あ、まだ疲れとれないよ………って、あ」

さやか「しまった……まだ、携帯ほむらに返してなかった……まどか達はもう返しただろうなぁ…」

ピローン

さやか「……って、メール来た……ほむらかな…?………!」

さやか「これ……マミさんからだ…」

<志筑さん、あなたから最後のメールが来て、もう一ヶ月近く経ったわ。
あなたはもうこの世にいないでしょうけど、それをわかってメールを送りました。

私は一ヶ月前に魔女との戦いで死にかけたの。で、魔女にやられて次に目覚めると魔女はやられていたわ。

誰が魔女を倒したのかはわからない。でも、何故かあなたが魔女を倒したような気がしたの。

もし、あなたが魔女を倒したとしたら、『ティロ・フィナーレ』と言ったのも志筑さん……そして、その仲間なんでしょうね。

私は今、魔女を倒すとき『ティロ・フィナーレ』と叫んで倒しているわ。
理由はカッコいいから、というのと、あなたにまた会えそうな気がするから。
例え、あなたが死んでいたとしても私は叫び続けるわ。

今の私には、一緒に『ティロ・フィナーレ』と叫んでくれる仲間がいる。だから、魔女と戦うなんて怖くない。

けど、悲しいことがあるとすれば、あなたに会えないことかしら…。
何故なら、あなたは私の仲間第一号なのだから。

あなたが死んでいたとしてもこのメールがあなたの目に映ることを祈るわ。>



さやか「……」




ピッピッ

数日後
ファーストフード店

さやか「あははは!何それ!」ピロリン

さやか「あ、ごめん、メールだ」ピッピッ

仁美「メールは誰からですの?」

さやか「秘密!」

まどか「も、もしかして、上条君から?」

仁美「そうなんですの!?」

さやか「違う、違う!ただのメル友だって!」

まどか「びっくりした~さやかちゃん、やっと上条君からメルアド貰ったのかと思っちゃった」

さやか「そうだったら、どんなに嬉しいことか……送信、っと」ピッ

まどか「あれ?さやかちゃん、携帯変えた?」

さやか「いや?何で?」

まどか「…?」

さやか(危ない……まどかにバレるところだった…)

マミホーム

まどか「おいしいです、マミさん!」

さやか「ホント、めちゃウマっすよ!」

杏子「」モグモグ

ほむら「おいしいわ、巴マミ」

マミ「そんな無表情で言われても、おいしそうに見えないのだけど………」ピッ

ブルブル

さやか「!」

さやか「マミさん、ちょっとトイレ借りてもいいですか?」

マミ「ええ、いいわよ」

さやか「じゃあ、行ってきます」

トイレ

パカッ

<私は今、友達とケーキを食べてるの!志筑さんは今何してるの?>

ピッピッ

<奇遇ですね!あたしも友達とケーキを食べてるんです!>

さやか「送信、っと…」ピッ


ピロリン

マミ「!」

さやか「あ~すっきりした!」

ほむら「ケーキを食べてるときにあまりそういうことを言わないでほしいのだけど」

さやか「ごめん、ごめん」

杏子「なんてことがあってさ~」

アハハハ

マミ「あははは!」ピッ

ブルブル

さやか「!」

さやか「あ……ちょっと……お腹痛くなってきたかも……」

まどか「え!大丈夫?さやかちゃん!」

さやか「う、うん……マミさん……トイレ借りますね…」

マミ「ええ……ホントに大丈夫?」

さやか「は、はい……」

トイレ

ピッピッ

ピッ


ピロリン

マミ「!」

さやか「ふぅ…」

ほむら「お腹が痛いわりにはすぐ帰ってきたわね」

さやか「いや、ホント痛かったんだって!」

マミ「でも、治ったんだからいいじゃない」ピッ

ブルブル

さやか「!」

さやか「す、すいません……マミさん……また……」

杏子「またかよ!」

まどか「ホントに大丈夫なの?さやかちゃん」

さやか「う、うん……じゃあ……行ってきます…」

ピロリン

マミ「!」

さやか「うぅ…」

杏子「さやか……大丈夫か?」

さやか「正直………マミさん……今日は調子悪いんで帰ります……」

マミ「大丈夫?家まで一緒に…」

さやか「いえ、大丈夫なんで……みんな、また今度…」

まどか「う、うん…」

マミ「お大事に……ね、美樹さん……」

杏子「あいつ、大丈夫かな…」

ほむら「心配なら行けばいいじゃない」

杏子「べっ、別に心配じゃねーし!」

ピッピッ

ほむら「……さっきから何、必死にメールを打っているの?」

マミ「迷惑だったかしら……ごめんなさい…」

ほむら「いえ、私達以外にメールのやり取りをするほどの相手がいるのかと思って」

マミ「それぐらいいるわよ!……まあ、今送ったのは魔法少女だけど…」

杏子「マミに魔法少女の知り合いなんて私達以外にもいたんだな」

マミ「けど、一回会ってそれ以来ずっとメールでなんだけどね」

まどか「へぇ~、どんな風に出会ったんですか?」

マミ「一ヶ月ほど前の話なんだけど……私が魔女にやられかけたときにね、颯爽と現れて、私を助けてくれたの!」

杏子「へぇ~(どっかで聞いたような…)」

マミ「印象的だったのが、その子が恥ずかしがり屋だからって、銀行強盗がしてるような被り物をしてたの!」

三人「えっ!」

マミ「えっ……って、どうしたの?」

ほむら「い、いえ……それは印象的ね…」

マミ「でしょ!」

ほむら「ええ……」

ほむら(美樹さやか……!)

             ̄ ̄` ‐- 、:\ //': : :/. -‐‐‐‐‐‐--. 、
           ,--i-- 、==: 、:`': : : : ;.........---┐-----丶
      .___,‐‐‐‐-|: : : : `: ‐‐. ._'二::::::::::::::::::::::/-.、

      / : : :i: : : : : ;i: : : : : : : : : : : : : ∧、::::::::::::/: : : \
     ./ : : : |: : : : : ハ : : : : : : ∧ : : : : ∧\::::::/: : :ヽ.、:\
    ./ : : /: :i: : : : :l ∨: : : : ;イ: ト : : : : ∧: : V: : : : : : ヾ、:ヽ
.   ,.': : : :i: : A.‐‐Aj   ヽ ' ̄厂i:六: : : : : :i: :∧: : : : : : : :ヽ 、:、
  /‐1: : :l: / ヽ: :l   丶、/ ` ヽ: : : : :|: : : i: : : : : : : : :∧、!
     |: : : : 行テ=x、    =テ行示ア: : : !‐、:|: : : : : : ト : :∧Y
.    ∨: : :| r'U |   -   .r'、」| ∨: : /,ヽ.i/: : : : : : :iハ: : :i
.    ヾヽ | └‐┘ /ハ.l   丶‐┘ .i : /  |.l: : : : : : : :| ヽ: :i
       / ,1 /i _//._|.|___  , ハヽレ,'> / : : : : : : : | .i: :!
       〈    ∥'`.||  `'/     /-.': : : : : : : : : : :i  .|/
       .\  ∥ヽ-||- ', '     .<: : : : : : : : : : : : : :|
         `(ヽ----- ' _  .イ: : : : : : : : : : : : : : : : |
           ̄`,= -, ニ.---┘、: : : : : : : : : : : : : : :|

          ,. . . ': :V: : : : : : ; . . >.、: : : : : : : : : : : |
      , -/ ̄ヽ-- 大------. ': : /  `   、: : : : : : |
     / /: : : /./ ヽヽ: : : : : : : : |       ヽ: : : : :|

翌日
学校の屋上

さやか「何?用って?」

ほむら「私の携帯を返して」

さやか「えっ、あっ、うん!返す!もちろん、返しますよ!あっ!でも、今日は持ってないから、明日返s」

ほむら「だったら、あなたの家まで行くわ」

さやか「い、いや、いいよ!ほむらだって迷惑でしょ!?」

ほむら「迷惑じゃないわ、だから、今日返して」

さやか「う、うん……」ピロリン

さやか「!」

ほむら「どうしたの?メールなら早く見なさい」

さやか「えっ!み、見るよ!けど、今はほむらと話してるから、後で見r」

ほむら「私は構わないわ。早く見なさい」

ほむら「……それとも、私の前で見ることが出来ないわけでもあるの?」

さやか「わ、わかったよ…(ここは私の携帯を出して…)」

さやか「じゃあ、見るから…」

「……」

「えいっ!」

さやか「あっ!」ガラガラガラ

ほむら「……」パシッ

さやか「何すんの、まどか!」

まどか「ご、ごめん…」

ほむら「まどかは悪くないわ。責めるなら私を責めなさい」

ほむら「それより、あなたの携帯にメールが来てないのだくど、どういうことかしら?」

さやか「あっ……」

ほむら「『メールが来た』ほうの携帯を見ていいのよ……私の携帯を」

さやか「……はい」

さやか、ほむらに携帯を渡す

ほむら「……」パカッ

ほむら「やはりね……」

ほむら「言ったわよね、メールは適当なところで切り上げなさいと………志筑仁美」

さやか「……」

まどか「さやかちゃん……」

>>465
お前んちの方向にRPG飛んでったぞ

まどか「そんなことがあったんだ…」

ほむら「だからといって、メールを再開する理由にはならないわ」

さやか「けど、マミさんがかわいそうだと思って……」

ほむら「あなたのその行為が巴マミを……そして、美樹さやか、あなたを苦しめているの!」

さやか「苦しめてる?マミさんを?それに私を?」

さやか「私はマミさんを思って…!」

ほむら「あなたは今、巴マミを騙しているのよ」

ほむら「もし、志筑仁美の正体があなたと分かれば、どうするつもりなの?」

ほむら「一ヶ月前に会った魔法少女は美樹さやか。だけど、その後に契約して魔法少女になったのも美樹さやか」

ほむら「これを巴マミが知ったら、あなたはどう説明するの?『ティロ・フィナーレ』誕生の秘密を知るため、とでも言うの?」

ほむら「もし、それを聞いたら巴マミはバカにされてると思って悲しむでしょうね」

さやか「……(納得出来ないけど、反論も出来ない…)」

さやか「で、でもバレなければ…」

ほむら「じゃあ、メールが来るたびにトイレに行く?」

さやか「!」

ほむら「このままだと、あなたは日常生活の半分以上を美樹さやかとしてではなく、志筑仁美として過ごすことになるわよ」

ほむら「それにね……あなたがごまかすためにした行為は巴マミを心配させてるの!」

さやか「……!」

さやか「わ、わかったよ……でも、最後のメールだけ…」

ほむら「……わかったわ……でも、前回のような手は使えないわよ」

さやか「……わかってる」

ピッピッ

さやか(送信……)

ピッ



ピロリン

マミ(あっ、来た!)パカッ

マミ(……!?)


<もう、マミさんとはメール出来ません。ごめんなさい。さようなら。>

数日後

まどか「マミさん…どうかしたんですか?」

マミ「……ちょっと、ね」

マミ「……それより今日私の家に来ない?」

まどか「はい!行きます!」

ほむら「私も行くわ」

マミ「……美樹さんは?」

さやか「……」

マミ「美樹さん?」

さやか「あっ、えっ、はい!何ですか、マミさん?」

マミ「私の家に来ないかって聞いたんだけど…」

さやか「あっ!今日は用事があるんで、また今度!」

マミ「そう……また今度ね」

数日後
マミホーム

杏子「また、さやか来てないのか?」

マミ「ええ、最近ずっと用事だって……私のことが嫌いになったのかしら…」

まどか「そんなことないですよ!きっと、たまたまですよ!」

マミ「そうよね……そうだといいんだけど…」

ほむら「……(美樹さやか)」

>>466
なんかワロタ

翌日
学校の屋上

ほむら「どうして、巴マミの誘いを断るの?」

さやか「……私なんかがマミさんと一緒にいていいわけないじゃん……そんな資格、私には…」

ほむら「誰かと一緒にいることに資格なんて必要ないわよ」

さやか「あるよ……私はマミさんが喜ぶと思ってずっとメールを送ってた…」

さやか「けど、それはマミさんを苦しめてただけだったんだ…」

さやか「そんな私がマミさんの近くにいる資格なんてないよ…」

ほむら「けど、あなたのその行為がさらに巴マミを苦しめているのよ」

さやか「……!……けど……やっぱり…」

ほむら「……(これは私が何を言っても無駄なようね…)」

ほむら(どうすれば……)

数日後
魔女の結界

さやか(早く、魔女を倒さないと……)

さやか(誰かいる……ほむら?……杏子?……)

さやか(あ……)

マミ「はぁっ!」ドカーン

マミ「……あ、美樹さん…」

さやか「……マミさん」

マミ「美樹……きゃあ!」

さやか「マミさん!」

さやか「……よくもマミさんを!」

マミ(このままじゃ……あれ?)

マミ(前にもこんなことがあったような……)

さやか「うおりゃぁぁぁ!!!」

魔女「グォォォォ」

さやか「……じゃあ、マミさん……さよな…」

マミ「……ねえ、美樹さん……どうして、最近、私を避けているの……?」

さやか「……別に……避けてるわけじゃ…」

マミ「嘘……美樹さんは私を避けてるわ…」

マミ「もし……私のせいなら…」

さやか「マミさんのせいじゃないです……」

マミ「なら、どうして……?」

さやか「……」

|∧∧
|・ω・`) そ~~・・・
|o④o
|―u'


| ∧∧
|(´・ω・`)
|o   ヾ
|―u' ④ <コトッ



| ミ  ピャッ!
|    ④

マミ「……美樹さん」

マミ「……私は今……ある友達とね……喧嘩したというか……その子と友達ではなくなったようなものなの…」

マミ「私はこれ以上、友達を失いたくないの……だから…」

さやか「……」

さやか「……マミさん」

マミ「……何かしら」

さやか「……例え話をします…」

マミ「……?」

さやか「ある女の子の……友達が……その子の……また別の友達が死んだと思って悲しんでいるとします…」

さやか「……でも、その友達というのは、ホントは存在しなくて、正体は女の子なんです……」

マミ「……」

さやか「でも、女の子は友達を元気にしてあげたくて……本当はいない友達を演じるんです…」

さやか「女の子は友達を励ましたかっただけなんですけど、それが逆に友達に女の子の心配をさせてしまうんです」

さやか「だから女の子は、そんな自分が友達のそばにいていいわけない……だから、友達のそばに近寄らなくなりました」

さやか「本当はいない友達を演じることもしなくなりました…」

マミ「……それって…」

さやか「マミさん……」

さやか「女の子の行動は間違ってないですよね……?」

さやか「だから……」

マミ「……いいえ」

マミ「確かに女の子は友達を心配させたかもしれないわ…」

マミ「それに友達は嘘をつかれていたわ」

マミ「でもね……その嘘は何のための嘘だったの?」

マミ「友達を励ますための嘘じゃなかったの?」

さやか「……!」

マミ「もちろん嘘という悪いことをしたわ」

マミ「だったら、その女の子は友達を避けるのではなく、謝るべきじゃないかしら?」

さやか「マミさん……」

マミ「どうして、あんなメールを送れたかは聞かないわ」

マミ「けど、嘘を吐くのはもうやめましょう……志筑さん」

さやか「は……はい……ごめんなさい……マミさん…!」

マミ「もういいわよ……美樹さん…!」

杏子「やっぱりほむらの言うとおり、出ていかなくて正解だったな」

まどか「けど、よかったの?さやかちゃん、バラしちゃってたけど…」

ほむら「いいんじゃない?元通りになったのだから」

数日後

さやマミ「アルティマ・シュート!」

魔女「グォォォォ」

まどほむ杏「……」

さやか「マミさん、やっぱり剣なのにシュートは変じゃないですか?」

マミ「そうね……じゃあ、『アルティマ・スラッシュ』ならどう?」

さやか「いいですね、マミさん!」

まどほむ杏「……」

マミ「あなた達も必殺技作ってみる?」

ほむら「遠慮するわ」

杏子「あたしも…」

まどか「あはは…」

杏子『ホントによかったのか?あれで』

ほむら『よかったのよ……だって、あんなに幸せそうなんだから…』


今までさやマミのSS読んだことなかったけど、さやマミいいなって思った

あと、一日中保守させてすみませんでした


ところでアルティマの意味を勝手に究極と解釈して書いたけど、間違ってたら許して

              .,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
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      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
        ( \∨| "  t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年03月14日 (土) 03:30:47   ID: StVWv5mP

よくわかんないけどなんか良かった

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