ギャル男「はあ?」
男「な、なんで…そんな…」
ギャル男「だっておめーいつも一人で暗いからそーゆーやつって
オタクなんだろ?って不良男達が言ってた」
男(お、俺はやっぱ…そう、思われてるんだ…)
男「…た、多分…そう、だよ…」
男(絶対、馬鹿にされる…っ)
ギャル男「―へえ。今度いいゲームとか教えろよ」
彼女「ねーえギャル男!帰ろーよ」
ギャル男「すまん!じゃあな男!」
男「う、うん…」
男(ギャル男くん…いい、人なのかな…)
ガラッ ピシャン
彼女「ねー今あの暗そうな男くんと何話してたの?」
ギャル男「あー?んー、最初の挨拶?」
彼女「何それ!www地味だし合わなそー」
ギャル男「そんなこと言っちゃだめだぞー」
バシッ
彼女「いったーぃ!もお~…」
男(あ…ギャル男君彼女いたんだ…)
ギャル男「まったくおめーはよ~!www」
男(…可愛い彼女もいて格好よくて…本当、羨ましいよ)
男(それに…俺、動作とか顔が女っぽいってたまに虐められるし…ギャル男くんみたく
生まれたかった、よ…)
彼女「ギャル男だーいすきぃ」
ギャル男「何デレてんのww」
男「俺、も、リア充したい…な」
俺は鞄の中にある好きなアニメキャラの
グッズを握り締めて、帰る準備をした。
すモってなんだよ
次の日―…
ギャル男「おーとこくん☆」
男(ドキ)
男「な、なんでクン付け…っ」
ギャル男「あ?ノリだよノリー!」
男(今日も、ギャル男くん、髪の毛上手にセットしてる…いい、なあ…)
彼女「…」
女1「ねえ、彼女!なんであんたの彼氏仲良くなってんの!?」
彼女「…さあ」
女2「うわーきもー」
彼女(…ギャル男は優しいけど、たまにおかしくなるんだよね)
女2「あ、もしかして…地味男に乗り換えー!?wwwwww」
彼女「ちょっとーwwwやめてよぉーwwww」
男(彼女さんたち…超、丸聞こえ、なんだけど…)
ギャル男「―って、おめー聞いてる?」
男「―っ!!あ、ごめ…ごめっ」
ギャル男「あーいいよ。で、アニメとかも好きなのか?」
男「い、一応…。ぎゃ、ギャル男くんは?」
ギャル男「俺?あー俺あんま詳しくないけどし○ちゃんの映画だけは
毎年映画館で見てるんだーwwww意外だろ?」
男(―えっ…。ギャル男くんが映画館…)
男「…い、がいだね…」
ギャル男「だろ!?それ皆に言うと、馬鹿にされんだぜー」
男(…ギャル男くん…本当にいい人なのかも…)
不良男「ギャル男ー!おはよーっす」
ギャル男「おー!不良男!おはー」
男(うわ…、今日も不良男くん派手…)
不良男「誰とはなしてんの?あ、男じゃん」
男(ビクッ)
男「あ…あ…」
ギャル男「おめー怖いから優しくしてやれよーwwww」
不良男「はあ?wwww俺超スーパーミラクル優しいから」
男(不良男くんも、優しい…ひとなのかな)
不良男「あー俺一週間禁煙成功ー♪」
ギャル男「まじ?ありえねーwwww」
男(高校生なのに…タバコとか吸ってるんだ…、怖い、な…)
不良って良いやつはほんと良いやつ
不良男「あ、男も吸ってみる?!てかすってたりすんの!?」
男「う…えっと…」
ギャル男「え!?何?まじ?」
男「ち、ちがっ、吸ってないよ!!」
不良男「相変わらず真面目さんだねーwww」
ギャル男「てかおめー身長いくつだよ、小さくね?」ぽんぽん
男「ひゃっ…167cm…」
不良男「おー俺と10cm差じゃん」
ギャル男「じゃー俺は13cm差?」
不良男「ちっせーwwwww牛乳のめよwwww」
男(お、俺って小さいのか…?)
>>36
良い奴は不良とは呼びません
しかし一度苛められると全不良が憎悪の対象に早変わり
ギャル男「って鞄のキーホルダーってけい○んの梓ってやつじゃね?」
不良男「は?何それ、アニメ?」
男(み、見られた…っ)
ギャル男「もしかしてそういう系の方がすき?」
男「あ、う…っ、なんで知って…」
ギャル男「あーなんか姉貴がアニオタで自然と情報入ってくんだよwwww」
不良男「ギャル男が知ってんのかと思ったwww」
ギャル男「でも面白いよな!な、男」
男「う、うん…!」
不良男「わーなんか打ち解けちゃってますねーwwww」
ギャル男「そんなんじゃねーぞwwww」
男「…っ」
男(見た目はチャラくても中身はいい人、なんだ…!)
ギャル男「今度そのアニメについて教えろよ!」
男「―うん!」
不良男・ギャル男(!!、―お、男が、笑った…)
先生「はい、おまえら席つけー」
ガタガタ
不良男「じゃーね男くーん」
ギャル男「またな」
男(と、友達に…なれたのかな…)
>不良男・ギャル男(!!、―お、男が、笑った…)
なに「クララが立った!」的な感じで言ってんだ
ギャル男(そういえば笑った顔初めて見たかも…。いつも男っておどおどしてるしな…)
先生「今日の日直男くんだから宜しくー」
男「は、はいい!!」
ギャル男(体もちっちぇーしまじあいつ女じゃねーのか?www)
ギャル男「…なわけねーよな」ボソ
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昼休み
彼女「ギャール男!皆で一緒に食べない?そっちのめんつと私らで!」
ギャル男「ん?ああ俺は良いけどおめーらは?」
不良男「俺はいいよー」
ギャル男2「どっちでもいい」
彼女「じゃー一緒食べよ!」
男(―っ、クラスの派手系の人たちが一緒に食べてる…怖いな…)
男「今日はどこで食べよう…っ」
彼女「でさー昨日女2がさーって、ギャル男、聞いてる?」
ギャル男「おーい!!男!一緒たべよーぜ!」
彼女・女達(は、はああ!?)
男「な、なんでっ」
男(こ、怖いのに…っ。どうしよう…)
ギャル男「どーせ一人なんだろー来いよ」
男(どーせ一人って…)ズキン
不良男「たまには一緒に食おーぜwwww」ぐい
不良男「ほらほら」
男(不良男くんの力強い…)
彼女(ちょ…何男くん呼んじゃってんの)
ギャル男「男は俺の隣ねー」
男「あ…あぅ…」
ギャル男2「いつから仲良しになったんだよwwwww」
ギャル男「んー昨日じゃん?だよな?」
男「う、うん…」
不良男「じゃーいっただきまーす」
女1「なんで地味男がいんだよ…」コソ
女2「だよなwww空気読めよ」コソコソ
彼女(ギャル男何考えてんのか意味わかんない…ちょうど男女3人ずつだったのに)
ギャル男「あー?おめーらどしたの?」
女1「あ、いや…」
女2「なんでもないよう!!」
これ>>1の体験談じゃね
ギャル男「そ、そう…」
不良男「それにしても女達今日派手じゃねー?」
女1「あ、わかったあ?昨日一緒に染めたんだー茶髪☆」
女2「彼女も誘ったんだけど染めないってさーぷん」
彼女「髪痛むから長期休みしか染めないのー」
不良男「程ほどにしろよなーwwwww」
女2「ってか不良男だって、人の事言えないくらいチョー明るいんですけどwwww?」
不良男「俺のはちげーんだよwwww」
ギャル男2「いや、意味わかんねーからwwww」
男(…う。何か話題ついていけない…)
ギャル男「男は染めたこととかあんのー?」
男(ドキっ!―って…みんなの視線痛い…、)
男「お、俺は、ないよ…っ」
不良男「そうっぽいなー。何か髪さらさらしてそうだし」
ギャル男「え?まじ?」くしゃ
男(―っ!う、わ…っ)
ギャル男「うわーさらさらしてんのなー」
男(なんか俺…子供みたいじゃ、ん)
ギャル男2「その髪質俺にくれよーwwwww」
男「あ、あは…」
男(話に、入れたのかな…?)
不良男「ごちそーさんでした!早く外行ってサッカー行こうぜ」
ギャル男「おーちょっとまって」
男「じゃ、じゃあ俺もごち、そうさま…」
男(今日は図書室で昼休み過ごそう…)
ギャル男「あ、男!おめーもサッカーしようぜ!」
男「さ、さ…っ」
男(サッカーなんて全然出来ないっ…ど、どうしよ)
ギャル男2「じゃあやるってことで行こうぜ」ぐいっ
男(こ、断れないや…)
ガラッ ピシャン
彼女「・・・・・・」
女1「何なの?地味男…」
女2「ね。まじ邪魔じゃん」
彼女(―あんなきもい奴…いなくなればいいのに)
キーンコーンカーン
先生「じゃあ気をつけて帰ってくださいね」
「「 さよならー 」」
ガヤガヤ
先生「あ、男くん。日誌書いておいてね。」
男「は、はい!」
号令かけてからすぐに教室には俺以外誰もいなかった。
男(トイレ、行ってから…、日誌書こう…)
ガラッ
男(ふー。すっきり…した…って…あれ?)
男「あ、あの…?」
教室に入ると彼女さんと女1と女2が
俺の机を囲っていた。
彼女「…」
女1「あ、来た」
男(え…何…?)
女2「あのさー私ら、男くんに話があるんだよね」
男(―ドキッ)
男「え…と、な、何…」
男(俺、彼女さんたちに何か、したっけ…?)
女1「てゆーかあんたオタクなんでしょ?」
男「―え、と…」
女2「なんでギャル男と一緒にいんの?」
男(もしかして…その事…?)
女1「あんた、地味男で暗いくせに調子乗ってんじゃねーよ」
おかしい
「男」の部分を「俺」に変えても全く違和感がない
男「で、でも…それは…」
男(ギャル男くんたちが…誘ってきて…)
彼女「なに?」
男(―!こ、わい…)
女1「あのね、私ら6人はずっと前から仲良かったの。だから邪魔が入るとむかつくんだよ」
女2「それにギャル男達はあんたに同情してるだけだよ?一人で寂しそうだからって」クス
男「あ…っ…」
男(そんなの…わかってる…っ)
彼女「女みたいににょろにょろしてまじきもいんだけど」
男「…う、う…っ」ゴシゴシ
男(泣いちゃ、だめだろ…。堪えろ俺…)
>>137 想像と同じだった。ありがとうございます
>>137
なにこれたまらん
女1「わ、泣いてんの?wwwww」
女2「男のくせにだっさwwwww」
彼女「ふん。一応言っとくけどギャル男には彼女がいて私なんだから。
ギャル男を気持ち悪い道に連れ込まないでよね」
男「気持ち悪い道…って…」
バシッ
女1は俺に日誌を強く投げた
男「―うわ…っ」
ドサ
女1「地味男さっさとそれ書いて消えてね」
女2「ちょwwwww男くんかわいそwwwwwぷっwwww」
彼女「あんたの味方なんかいないんだからね。」
ガラッ ピシャン
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