まどか「ほむらちゃんトリビア」(226)

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃんトリビアその1! えーい!」

ほむら「ほむっ!?」

まどか「ほむらちゃんを叩くとほむっ! ほむっ! って鳴く」

ほむら「何を言っているの、鹿目まどか。そんなことある筈、ほむっ!」

まどか「ほら、やっぱり鳴いたー。変なのー」

ほむら「……」

まどか「面白いからもうちょっと叩いてみようっと」

ほむら「止めなさい鹿目まどか。それ以上叩いたら……」

まどか「えいっ!」

ほむら「ほむっ! だから止め……ほむっ! ほむっ!」

まどか「えいえいえい!」

ほむら「ほむっ! ほむっ! ほむっ!」

まどか「ほむらちゃんトリビアその2! 猫舌!」

ほむら「別に猫舌なんかじゃないわ」

まどか「本当かなぁ」

ほむら「ええ」

まどか「じゃあ、はい。このホットミルクを飲んでみてr」

ほむら「いいわよ」

ほむら(いったん時間停止して、と)

ほむら「ふーっ! ふーっ! ふーっ!」

ほむら(だいぶ冷めたわね)

ほむら(そろそろ時間停止を解除……)

まどか「てぃひひ」

ほむら「なっ!?」

ほむら(どうして時間停止の影響を受けていないの!?)

まどか「気が付かなかったかな?わたしね、 こっそりほむらちゃんに触れてたの」

ほむら「……」

まどか「ふーっ、ふーっ、って、凄く念入りに冷ましてたね」

ほむら「……」

まどか「ほむらちゃんトリビアその3! 5分に一度は髪をかきあげないといけない!」

ほむら「そんなことはないわ」ファサァ

まどか「あー、ほら! また髪かきあげた!」

ほむら「……今から5分、いえ、10分間は髪をかきあげずにいるわ」

まどか「本当に我慢できるの?」

ほむら「もちろんよ」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……」ウズウズ

ほむら「ね、ねえ……」

まどか「んー?」

ほむら「もう1時間ぐらいたったかしら……?」

まどか「まだ30秒ぐらいだよ」

ほむら「!?」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……」ウズウズ

まどか「えいっ!」

ほむら「ほむっ! ちょっ、まどか!? どうしていきなり叩くのよ!」

まどか「なんとなく」

ほむら「もうっ……」

まどか「ちなみに今、ようやく2分だよ」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……」

まどか「3分経過!」

ほむら「ようやく半分以上経過したのね……」

まどか「何言ってるのほむらちゃん? 自分で10分以上我慢するって言ったよね?」

ほむら「あれはその場の勢いで……」

まどか「ほむらちゃんは交わした約束を忘れちゃうような子なの?」

ほむら「……いいえ」

まどか「じゃあ頑張って!」

ほむら「ええ……」

ほむら「はあっ、はあ、はあ……」

ほむら「ほむうっ!」

まどか「ほむらちゃんが吐血した!?」

ほむら「うぅぅ……」

まどか「まさかたった4分の髪かきあげ断ちで、こんなに深刻な症状が起こるなんて……」

ほむら「……」

ほむら「うああぁぁ……」ガクガクガクガク

まどか「あちゃー、とうとう痙攣始まっちゃったよ」

ほむら「あ、あと、何秒ぐら、い、なの……?」ガクガクガクガク

まどか「今4分30秒だよ」

ほむら「そ、そう……」ガクガクガクガク

まどか「……さすがに後遺症が残るとまずいし、もう5分我慢できたらそれでいいよ」

ほむら「あり、がとう……ま、どか……」ガクガクガクガク

まどか「4分50、51、52」

ほむら「……」ガクガクガクガク

まどか「53、54、55、56」

ほむら「うぅぅ……」ガクガクガクガク

まどか「57、58」

ほむら(あと少し……!)

まどか「ごじゅうきゅーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ほむら「……」ガクガクガクガク

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ほむら「……」ガクガクガクガク

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ほむら(どこまで息が続くのよ!?)ガクガクガクガク

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

ほむら「も、う、許し、て……」ホム

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーーう」

ほむら(や、やっと終わった!?)

まどか「5ふぅーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」

ほむら(そ、そうだった……、あと1秒あるんだったわ……)

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

ほむら「し、ぬ……」プルプルプル

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーー」

まどか「ーーーーーーーーーーーーーーーん」

ほむら「!!」

まどか「はい、5分経ったよ!」

ほむら「……」フアッサァ! フアッサァ! フアッサァ!

まどか「ほむらちゃん、必死に髪かきあげてるww」

ほむら「……」フアッサァ! フアッサァ! フアッサァ!

まどか「わたしの声も聞こえてないみたいwww」

まどか「ほむらちゃんトリビア4! わたしのパンツを見るとにおいを嗅いでしまう習性がある!」

ほむら「そんな習性がある筈ないじゃない」

まどか「スカートぴらっ」

ほむら「ほむーっ!!」クンカクンカ

まどか「ね?」

ほむら「……あ」

まどか「ほむらちゃんトリビアその5! さらさらストレートかと思いきや、
      実は髪の後ろ側が左右に分かれてる!」

ほむら「え? え?」

まどか「はい、鏡」

ほむら「!?」ガーン

ほむら「……」ホムゥ

まどか「ほむらちゃんトリビアその6! 下の毛が無い!」

ほむら「……中二にもなって、はえていないわけがないじゃない」

まどか「ええーっ? じゃあこの写真に写ってるのはなんなのかなぁ?」

ほむら「なっ!? ど、どうしてお風呂に入ってる時の姿が写真なんかに!?」

まどか「はえてないよね?」

ほむら「……」

まどか「見栄はっちゃったんだよね?」

ほむら「……」ホムゥ

ほむら「いいえ。はえているわ」

まどか「じゃあこの写真はどう説明……、あ、あれ?」

ほむら「写真? 何のことかしら」ファサァァ

まどか(時間停止して証拠写真を処分したね、ほむらちゃん!)

ほむら「妙な言いがかりはよしてもらえるかしら」

まどか「……いいもん、じゃあこの場で直接チェックするもん」

ほむら「えっ?」

まどか「脱いで、ほむらちゃん」

ほむら「そ、そんなことするわけ―――」

まどか「見たいなぁ。ほむらちゃんのア・ソ・コ」

ほむら「いますぐ脱ぐわ!」ホムーッ!

まどか「やっぱりはえてなかったね」

ほむら「……はい」

まどか「見栄張ってたんだね」

ほむら「はい……」

                                     f'´   f'´  f'´   f'´
                                     込   鼎  丱   仍
                                     |\ ∧  ∧  /|_
                                  ,.<::::二Λ .ト::| .|:::::| |::::/ /:::::::>、
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                               {:::::::::::::::ァ=ュn二二二二三ヨ::::::::::::::::::::::::::}
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                                ∨::::::::ヾL__,,LL_______   .!:::::::::, '   我が使命は
                                ∨:::::::::::::r「il}}{{;;illllli;;}}{{;;i,'  /:::::/    此のスレに近づく愚猿を
                , -―――――――――――――「__|―ュ_| i h、.  /:/     その肉の最後の一片までも

               '―――――――――――――――l |―‐[二==リ'ァ''/        殲滅する事――
                                   /..| | ̄`| ̄.... ]ヽ/ ヽ

                                 /   | |  /| ̄.|.!   l
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                  ,. - ' ´         /     ...| |   Y         ヽ
               ,.- ' ´            /      ...| |  /|      ヽ   ヽ
           ,. - '´                       .ヽ.|  / .l      ヽ    ヽ
        ,. - '´                             /{( .|       ヽ    ヽ
    ,. - '´                                /-- ヽ       ヽ    ヽ
,. - '´                             /     ,イ     ヽ       ヽ    }

まどか「ほむらちゃんトリビアその6!」

ほむら「もう許し―――」

まどか「わたしの嫁!」

ほむら「……えっ?」

まどか「わたしの嫁!」

ほむら「……」

まどか「今度は否定しないの?」

ほむら「……」ホムゥ

まどか「じゃあやっぱりわたしの嫁だね!」

ほむら「……」ホムホム

ほむら「まどか、私……」

まどか「しかーし!」

ほむら「……?」

まどか「ほむらちゃんトリビアその6には、既に別の内容が当てはめられている!」

ほむら「あ……」

まどか「だから、ほむらちゃんが私の嫁というトリビアは無効!」

ほむら「そ、そんなぁ……」

まどか「ほむらちゃんトリビアその7! ストーカー!」

ほむら「ま、まま、まどかのストーカーなんてし、ししし、してないわ!」

まどか「あれぇ? わたし、ほむらちゃんが誰のストーカーをしてるかまでは言ってないよね?」

ほむら「それはその、言葉の綾というか……」

まどか「変態!」

ほむら「うっ」

まどか「変態変態!」

ほむら「うぅぅ……」ホムゥ

まどか「全部知ってるんだから!」

ほむら「ぜ、全部?」

まどか「うん! ほむらちゃんがわたしにつきまとってるのはもちろんのこと。
      朝起きたら、まずはわたしの写真にキスをすることも!
      ノートに授業中、鹿目ほむらや暁美まどかって名前を書いて悦に浸ってることも!
      寝る前に枕の下にわたしの写真を入れて、
      わたしの夢を見れるようお祈りしながら眠ることも!」

ほむら「そ、そんな……」

まどか「ストーカー!」

ほむら「……ぐすっ」

ほむら「……で、でも、まどか」

まどか「何かな、ストーカーほむらちゃん」

ほむら「ど、どうしてまどかは、そんなことまで知って―――」

まどか「まさかほむらちゃんは、これ以上わたしのプライバシーを侵害する気なの?」

ほむら「え……」

まどか「そうなの?」

ほむら「あ、ち、違うわ!」

まどか「それなら余計なことは聞かないで」

ほむら「……」ホムゥ

まどか「ほむらちゃんトリビアその8! 頭を撫でられると力が抜けちゃう!」

ほむら「そんな体質はないわ」

まどか「じゃあ試してみようよ」

ほむら「いいわよ」

まどか「よしよーし」ナデナデ

ほむら「ふぁぁ……」ホムー

まどか「ほら、力が抜けてる!」

ほむら「そんらことないわよ、まろかぁ……」ホムホム

まどか「意地っ張りなんだから、もう!」

まどか「ほむらちゃんトリビアその9! 眼鏡をかけると、つい気弱になる!」

ほむら「……」

まどか「えいっ」スチャッ

ほむら「っ!?」







まどか「おうおうほむらちゃん、金出せや!」

メガほむ「は、はい……」

まどか「なんやこれっぽっちかいな!」

メガほむ「ごめんなさい……」ホムゥ

まどか「にしても腹減ったな。飯!」

メガほむ「えっ!? 食べるものなんて……どこにも……」

まどか「無いなら作らんかい!」

メガほむ「ごめんなさい、あなた……」

まどか「ちっ。風呂ぉ入ってくるから、あがるまでに用意しとけ」

メガほむ「あ……。お風呂もまだなんです……」

まどか「んだとコラ!?」

メガほむ「ごめんなさいごめんなさい!」

まどか「こちとら競馬ですって気分が悪いんじゃ! ちっとは気いきかせろよ、このダボがぁ!」

メガほむ「くすん……」

まどか「仕方ねぇな。風呂が沸くまでの間、抱かせろや」

メガほむ「!!」





ほむら「……みたいな生活なら、私は一向に構わないわ」

まどか「何故か妄想力がアップしちゃったよ……」

まどか「ほむらちゃんトリビアその10! タイツで蒸れるから足が臭い!」

ほむら「臭くなんてないわ」

まどか「本当にそう言いきれる?」

ほむら「ええ」

まどか「じゃあ嗅がせてよ」

ほむら「それには及ばないわ」

まどか「臭いから?」

ほむら「いいえ。必要が無いからよ」

まどか「臭いんだ」

ほむら「臭くないわ」

まどか「それなら嗅がせてくれてもいいじゃん」

ほむら「……」

メガほむ「かなめさんなめなめ」

まどか「ほむらちゃんむらむら」

しえん

まどか「知り合いにメールで一斉送信しよう。ほむらちゃんは足が臭―――」

ほむら「ま、待ってまどか! 分かった、分かったから!」

まどか「それでいいんだよ、ほむらちゃん」

ほむら「さあ、さっさと嗅いでしまって」

まどか「うん。くんかくんか」

ほむら(……臭いって思われたらどうしよう)

まどか「すーはーすーはー」

ほむら(いつまで嗅いでいるつもりかしら)

まどか「くんかくんかすーはーすーはー」

ほむら(ちょっと長くない……?)

まどか(どうしよう、ほむらちゃんの足の臭いが癖になっちゃった!)

まどか「すはーすはー」

ほむら「まどか……、そろそろよくない……?」

まどか「あとちょっと待って!」

ほむら「あ、うん……」

まどか「くんくんくんかくんか」

ほむら「……」

まどか「くんかくんかぺろぺろ」

ほむら「ひっ!?」

まどか「ちゅぷちゅぷちゅぷ」

ほむら「何をしているのまどか!?」

まどか(やばいよほむらちゃんの足に目覚めちゃった!)

まどか「ほむらちゃんトリビアその11!
      ほむらちゃんの足を抱きしめて頬ずりすると気持ちいい!」

ほむら「ま、まどか……、足に抱きついたりなんかしたら汚いわ……」

まどか「ふーん。別に止めてあげてもいいけど、
      そのかわり、ほむらちゃんの足は臭いってクラスで言いふらすよ」

ほむら「そ、それは……」

まどか「嫌でしょ?」

ほむら「うん……」

まどか「じゃあ、ほむらちゃんは大人しくわたしに好きにされること!」

ほむら「分かったわ……」

まどか「ほむらちゃんの足ぎゅーっ!」

ほむら(まどかの体温がタイツ越しに伝わってくる……)ホムホム

まどか「ほむらちゃんの足すりすり!」

まどか「ほむらちゃんの足ちゅっちゅ」

ほむら「っ!?」

まどか「ちゅーっ、ちゅぅぅーっ」

ほむら(そ、そんな!? まどかのファーストキスがタイツに奪われた!?)

まどか「ちゅー」

ほむら(そこをかわりなさい、タイツ!)ホムーッ

まどか「ほむらちゃんトリビアその12! 炭酸が苦手!」

ほむら「小さな子供でもあるまいし、そんなことないわよ」

まどか「それなら試しにこのコーラを飲んでみて」

ほむら「いいわよ。ごく、ごく、ごく……」

まどか「すかさずお口にメントスを放り込む!」

ほむら「ごく……、がぼっ!? がぼがぼがぼ!?」

まどか「凄い! 予想以上の泡の出だよ!」

ほむら「がぼがぼがぼがぼ……!!」

まどか「あ、あれ……?」

ほむら「がぼぼっ、がぼっ!」ホムーホムー

まどか(なんか本当に苦しそう!?)

まどか(どうしようどうしよう、ちょっとした悪戯のつもりだったのに!)

ほむら「がぼぼっ、がぼがぼ!」ホムッ!ホムッ!

まどか「あ、泡に血が混じってきた……」

ほむら「が……がぼぼっ!!」ジタバタ

まどか(救急車、救急車呼ばないと……)

ほむら「……がぼっ」ピクピク

まどか(でも……、この状況で救急車を呼んだら、わたしが罪に問われちゃうかも)

ほむら「……」

まどか(やっぱり救急車は止めよう……)

ほむら「ぶくぶくぶく……」

まどか(ほむらちゃんの意識がなくなった……)

ほむら「……」ジョワァァァァ

まどか(し、しかも漏らしてる……)

まどか(いったいどうすれば……)ペロペロ

ほむら「……」

まどか「そ、そうだ! 泡を口で吸いとろう!」

まどか「ちゅううー。ぺっぺ」

ほむら「……」

まどか「ちゅうううぅー。ぺっぺ」

ほむら「……」

まどか「ちゅうううー。ぺっぺ」

まどか(お願いほむらちゃん。目を、覚まして……)

まどか「ちゅうううー。ぺっぺ」

まどか(もう意地悪しないから……)

ほむら「……」

まどか(どう、しよう……)

まどか(魔法少女だからなんとかなるだろうって、正直、事態を甘く見てた……)

まどか(こんなことなら救急車を呼んでおけば……)

まどか(やだよほむらちゃん、死なないでよ……)

まどか「ほむらちゃん……」

ほむら「……」

まどか「どうしてわたしがあんなに沢山のほむらちゃんトリビアを知ってたか、分かる……?」

ほむら「……」

まどか「ずっとほむらちゃんのことを見てたからなんだよ……」

ほむら「……」

まどか「……ほむらちゃん」グスッ

まどか「目を覚ましてよほむらちゃん……」

ほむら「……」

まどか「早く起きてくれないと、みんなに足が臭いって言いふらしちゃうよ……?」

ほむら「……」

まどか「なんだってするから……」

ほむら「……」

まどか「だからわたしを置いていかないでよ、ほむらちゃん……」

ほむら「……」

まどか「よいしょ、と」

ほむら「……」

まどか「ほら、わたしの脱ぎたてパンツだよー。なんて、こんなことしても効果があるわけ……」

ほむら「……」ピクッ

まどか(反応があった!)

まどか「ほらほら、わたしのパンツを顔の上に置いてあげる!」

ほむら「……ごがっ、ご、ごがぁ……」ビクビク

まどか(い、いびき!?)

まどか(これは……、気道が確保されつつあるということ!?)

ほむら「ごが、ぶくぶくぶく……」

まどか(あと一歩足りないみたい……)

まどか(こうなったら……)

まどか「ほっ、ほーら、ほむらちゃん! わたしの裸だよ!」

ほむら「ぶばぁああああああああっ!!」

まどか(うわっ!? 大量の鼻血!?)

ほむら「ぶば……、すー、はー、すー……」

まどか(!! 鼻血が鼻の穴の泡を押し出してくれたみたい!)

ほむら「うう……」

まどか「!?」

ほむら「わ、私はいったい……?」

まどか「ほむらちゃん、気がついたんだね!?」

ほむら「まどか……? って、あ、貴女、どどどうして裸で―――」

まどか「よかったよぉ……」ギュッ

ほむら「え……?」

まどか「ほむらちゃんが意識を取り戻してくれて、よかったよ……」ギュウウッ

ほむら「あの、まどか!? む、胸が、いや、胸だけじゃなくて、
      あ、と、とにかく色々当たっているわよ!?」

まどか「そんなのどうだっていいよ……」

ほむら「どうだってって……」

まどか「ほむらちゃんが生き返ってくれたから、もうなんだっていいもん……」

ほむら「……」ドキドキ

まどか「調子に乗ってやりすぎてごめんなさい……」

ほむら「い、いえ、とんでもないです……」

まどか「わたし、ほむらちゃんなら何でも受け入れてくれるだろうって、甘えてたのかも……」

ほむら「……」

まどか「本当にごめんね……」

ほむら「……ほむぅ」

まどか「ほむらちゃんトリビア、ラスト」

ほむら「……?」

まどか「やっぱりほむらちゃんはわたしの嫁!!」

ほむら「まどかっ!!」

流れで結婚したわたし達は、新婚旅行をすることになりました
行き先は、リビアという国
ほむらちゃんとリビア

ほむら「熱いわね……」

まどか「うん……。というか、この状況は本気でまずいよ……」

ほむら「歩いて砂漠を横断しようとしたのは無謀すぎたわね……」

こいつら死ぬ気か

まどか「死むー……、のたれ死むー……」

ほむら「ぜーはー、ぜーはー……」

まどか「もう、駄目ぇ……」

ほむら「まどかっ!?」









マミ「どうして1人旅の旅先で知り合いを見つけてしまうのよ!?」

マミ「か、隠れなきゃ! この年で1人海外旅行してるなんて知られたらもう生きていけないわ!」

マミ「とりあえず車の陰に退避しましょう!」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん……。のどが渇きすぎて、もう動けない……」

ほむら「いやっ! 死なないでまどか!」

まどか「ごめんね……」







マミ「??」

マミ(もう砂丘一つ越えれば町に着くのに、どうしてあんなに深刻そうな顔をしているの?)

ほむら(ど、どうすればいいの……、水はもう無いし……)

まどか「ううぅ……」

ほむら(そうだ! 下のお口から出る水を飲ませれば……!)









マミ「もしかして現在地が分かってないのかしら?」

マミ「仕方ない。1人旅がばれることには目をつぶって、道を案内してあげましょう」

マミ「……?」

マミ「っ!?」

マミ「な、な、なんで服を脱ぎ始めるの暁美さん!?」

マミ「思わずまた隠れちゃったじゃない!」

ほむら「まどか。ここをぺろぺろしてみて」

まどか「ん……、ぺろ、ぺろ」

ほむら「ふはぁ……」ホムゥ

まどか「!! 水! 水が出てきたよ!」

ほむら「ええ……、もっと舐めてみて」

まどか「うん! ぺろぺろ! ぺろぺろ!」

ほむら「うぅん……」ホムホム









マミ「ちょ、ちょっと! どうしておしっこが出るところなんか舐めてるの!?」

マミ「熱さで頭がやられてしまったのかしら……」

まどか「ふううっ……。だいぶ元気が出てきたよ!」

ほむら「二重の意味でよかったわ、まどか」

まどか「ところでほむらちゃん。わたしも水分補給の方法を思いついたよ!」

ほむら「あら。どんな方法なのかしら」

まどか「えっとねー。キスして、よだれを交換すれば……」

ほむら「なるほど。まどかはわたしのよだれで、
      私はまどかのよだれで、それぞれ水分補給できるわね!」ホムッ

まどか「ね? どちらも喉の渇きを潤せるなんて凄いよね!」








マミ「2人で見つめあってるけれど……」

マミ「今度は何をするつもりなの……?」

まどか「じゃあいくよ、ほむらちゃん」

ほむら「ええ」

まどか「んーっ」








マミ「きききききききキス!?」

マミ「な、ななな、何考えてるのよあの2人は本当に!?」

まどか「んんぅ……」クチュクチュ

ほむら「ほむぅ……」ホムホム

マミ「やっ、止めなさい貴女達!」

まどか「ふぇ……? あ、マミさん……。どうしてこんな国に……」

マミ「そんなことより、ちゅっ、中学生でキスなんて不純よ!」

ほむら「婦妻なんだもの、キスしようが勝手でしょ」

マミ「え? 婦妻?」

まどか「またまたぁ! わたしたちの結婚式にマミさんも出席したはずじゃないですかー!」

マミ「結婚式?」

まどか「あ……。そ、そういえば、招待状出し忘れてたかも……」

マミ「……」

まどか「……」

ほむら「……」

マミ「うわぁあああーん!!」ダダッ

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「……」

ほむら「……」

まどか「と、とりあえず、マミさんが逃げていった方に行ってみようか……」

ほむら「そうね……」

まどか「ああーっ!! 町だぁー!」

ほむら「よかった……、これでまどかに辛い思いをさせずに済む……」

まどか「まさかこんなに近くに町があったなんてね」

ほむら「さっそく予約してあったホテルを探しましょう」

まどか「……ん? 何か地面に落ちてるよ」

まどか「まさかこれ……」

ほむら「巴マミのパスポートね。何やら焦っていたようだったし、落としてしまったのかしら」

まどか「どうしようほむらちゃん!? マミさんを見つけて渡してあげないと!」

ほむら「ええ。さすがにこれは洒落にならないわね」







マミ「暁美さんと鹿目さん!?」

マミ「私をからかうために追ってきたのかしら……」

マミ「いいもん、隠れながら1人旅をエンジョイしてやるんだから……」

マミ「ケバブ美味しいわ……」ハムハム

マミ「コーラも美味しい。……いつも通りの味だけど」




まどか「マミさんいないかなぁ?」

ほむら「このあたりにいるんでしょうけど……」

まどか「ちょっと体力がきついし、とりあえず何か食べてからにしよっか」

ほむら「私はまどかの意思にしたがうわ」ホムッ




マミ「っ!?」

マミ「もう追手がきた!?」

マミ「ふふ……、そう、つかの間の休息はもう終わりなのね」

マミ「移動するとしましょう」

マミ「とうとうやってきたわ! 白塗りの旧都市ガダミス!」

マミ「ここが一番見たくてこの国までやってきたのよね……」

マミ「ああ、感慨深いわ……」

マミ「さっそく見て回ると―――」







まどか「わー! 凄いところだね、ほむらちゃん!」

ほむら「そうね」

ほむら(はしゃいでるまどかを観察するのに夢中で、周りの景色が目に入らないわ)







マミ「あの2人、こんなところまで!?」

まどか「マミさんもここにきてればいいんだけどなー」





マミ「やっぱり私を追ってきたのね……」

マミ「くっ! 建物の中に隠れながら移動するとしましょう!」

まどか「幻想的なところだよね」

ほむら「まるで魔女の結界みたい」

まどか「ほむらちゃーん? せっかくの新婚旅行なんだから、そういうこと言わないの」

ほむら「ふふっ、ごめんなさいまどか。ちょっとブラックなたとえだったかしら」





マミ「……」

マミ「……」

マミ「ハッ! 何を私はあの2人の観察してるのよ!?」

マミ「さっさと離れましょう」

マミ「……」

マミ「あ、壁画だわ」

マミ「面白いものね……」ボーッ

マミ「……きゃっ!?」ドスン

マミ「いたたたた……、よそ見をしていたから転んでしまったわ……」




まどか「何今の音!?」

ほむら「誰かが転んだ音ではないかしら」

まどか「ひょっとして、マミさんだったりしないかな……?」

ほむら「いってみましょう」

まどか「音がしたのはこのあたりかな……」

ほむら「誰もいないわ」

まどか「あれ? ここのところ、少し地面がへこんでるよ?」

ほむら「転んだ誰かが巴マミだという可能性が上がったわね」






マミ「なんでよー!!」

マミ「反論しに出ていけないのが悲しいわ!」

マミ「まあ、確かに私が転んだ跡なんだけど……」

マミ「これでも体重は平均プラス3キロぐらいなのに……」

マミ「それにしても歩き通しだから少し疲れたわね」

マミ「少し壁にもたれかかって休もうかしら……」ミシミシッ

マミ「え……?」ビキビキッ

マミ「えええええええっ!!?」ドンガラガッシャン!

マミ「あわわわわ!? 世界遺産の壁が崩れた!?」

マミ「ろ、老朽化していたのが悪いのよ! うん!」





まどか「マミさーん!? いたらへんじしてくださーい!」





マミ「早いところ逃げましょう!!」

まどか「この壁の破壊の後……」

ほむら「間違いなく巴マミの仕業ね」

まどか「世界遺産の景観をこんなに損なって大丈夫なのかなぁ……」







マミ「だからどうして壁の破壊跡を見て、私がここにいると確信するのよ!?」

マミ「胸がなければ……、ちょうど平均体重ぐらいよ」

まどか「けっきょくマミさんは見つからなかったね……」

ほむら「本当に大丈夫かしら……」

まどか「うーん……」

ほむら「ところでまどか。巴マミのパスポートはどうしたの?」

まどか「あっ! 持って帰ってきちゃった!」

ほむら「ええええっ!?」





マミ「あの、だからですね!」

マミ「密入国なんかじゃなくて、本当にパスポートは持ってたんです!」

マミ「き、帰国証明書発行手続き……?」

マミ「え……? 戸籍謄本?」

マミ「あ、それもないです……」

マミ「……どうすんのよぉおおおおおおお!!」


おわり

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 \      ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/              _,,..-一" ̄
   \  £. CO/ ̄            \       _,,..-" ̄   __,,,...--
      ∫  /         ,、.,、       |,,-¬ ̄   _...-¬ ̄
 乙   イ /    /   ._//ノ \丿    ..|__,,..-¬ ̄     __,.-一
      .人 | / ../-" ̄   ||   | 丿 /  ).  _,,..-─" ̄   ._,,,
 マ    .ゝ∨ / ||        " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
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 ミ  ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")

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   /  ( /      ∪.冫 干∪ 人 ` 、    `
 /      )         ノ '`--一`ヽ  冫
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