エレン「おっぱいは命より重い!!」(59)

ー850年


静寂は破られ、再び人類は危機に陥った……




エレン「……スプリンガー訓練兵!!おっぱいとはなんだ!?言ってみろ!!」


コニー「はっ!おっぱいとは




命より重いものであります!!」

エレン「そうだ!!その至高の宝玉を食い散らかそうとする馬鹿共がいる。そいつは誰だ!!」

ライナー「はっ!憎っくき巨人共であります!!」

エレン「そうだ!!そいつらは卑しくも再び我々の宝を奪おうとしている」


エレン「そんなグズ共はどうするべきか!?」

マルコ「……駆逐だ。駆逐するしかない……」

ライナー「……そうだ。駆逐、駆逐するしかねえ!!」

コニー「そうだ!!奴等いぬ畜生に死の制裁を!!」


エレン「そうだ!!奴等に死の鉄槌を!!」

ウオオオオオオオオオオ!!!

アルミン「ちょっ、ちょっとみんな!?」

エレン「……こーろーせ」

コニー「こーろーせっ」

ジャン「こーろーせっ!!」

ベルトルト「こーろーせ!!!」

「こーろーせ、こーろーせっ、こーろーせっ!!こーろーせ!!!!!」

エレン「行くぞおおおおっっっっ!!」チャキッ


エレン「訓・練・兵・団!!!総員出撃ぃぃぃぃぃい!!」

ウオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

アルミン「あの、えっと、ちょっと待ってよおおおお……」


ーー斯くして、人類と巨人の決戦の火蓋は切って落とされたのであった……

ーーー


エレン「……なあ、アルミン」

アルミン「なーに?」

エレン「……おっぱいって、良いよな……」

アルミン「……へ?」

エレン「へっ?、って何だよ。お前、興味ねーのかよ?」

アルミン「い、いや、僕はあんまり……。ってか、エレンもそういうのに興味あったんだ……」

エレン「どういう意味だよそれ!?」

アルミン「い、いや、ちょっと、意外だなーって思って……」

コニー「よう!何の話してんだ!?」

アルミン「あ、コニー。聞いてよ、エレンがね……」

エレン「なあ、コニー、お前はどのおっぱいに興味があるんだ?」

アルミン「ちょっと、エレン……」

コニー「俺か!?俺はやっぱサシャのおっぱい、名付けてサシャッパイだ!!!」

アルミン「サシャッパイって……」

エレン「で、その心は?」

コニー「考えてみろエレン、対人訓練の度に俺の目の前で揺れるたわわなサシャの胸!!!」

エレン「ほほう……」

コニー「あれだけ食ってんのに相変わらずのスレンダーボディーに年々成長していく二つの双丘!!」

エレン「おおーー……」

コニー「ああ、何べんあの胸にむしゃぶりつこうとしたことか!!」

エレン「……分かるなぁ」


アルミン「……何でこんなに熱心語ってるんだろう……」

マルコ「ねえ、何熱心に語ってるの?」

コニー「おう!!今、誰のおっぱいが一番か話してるんだ!!」

エレン「なあ、マルコは誰が一番だと思うんだ?」

マルコ「ん~、僕はミーナが一番だと思うけどな」

コニー「え~、ミーナかよ!?」

エレン「何でそう思うんだよ?」

マルコ「ズバリ言ってバランスさ」

コニー「バランス?」

マルコ「そう、けして大き過ぎず、小さすぎず。バランスがとれ均整あるおっぱいこそが至高だね」

コニー「え~!でも、どうせならデカイほうが良いじゃねーか!!」

マルコ「いやいや、むやみにボリュームを求めてもさ」

「……くだらねえ」


アルミン「ジャン!!」

コニー「何がくだらねーんだよ!?」

ジャン「お前らの言い分全部がくだらねーんだよ」

コニー「何だと!?」

ジャン「美乳?巨乳?そんなもんがなんだってんだ?」

ジャン「至高のおっぱいはミカサに決まってんだろ?」フンッ

コニー「……あー」

マルコ「まあ、ジャンだからねえ……」

ジャン「何だと!?」

マルコ「大体、あのミカサだよ?腹筋と一緒でいかにも固そうじゃないか」


ジャン「何だと!?」

コニー「じゃあ、お前、ミカサの胸触った事あんのかよ?」

ジャン「そ、それは……」

マルコ「ね?ミカサの胸が一番だなんて考えられないよ」

ジャン「うっ……」

エレン「……それは違うな」

コニー「は?何言ってんだよ!?」

エレン「……ミカサの胸はなぁ、まるでボールのような弾力と張りがあるんだぜ?」

コニー「何だよ、ボールみてーな弾力と張りってwwwwwwwふかふかマシュマロみたいな胸じゃねーのかよwwwwwww」

エレン「……ああ、確かにアニみたいな柔らかさはない。しかし、あのずっしりとした重量感とはち切れんばかりの自己主張には新たな次元を感じられる……!!!」

コニー「……っ」

マルコ「……」ゴクッ

エレン「まあ、こればっかりは直接触ってみないと差がわからないけどな」

コニー「って、お前、触り比べしたのかよ!?」

エレン「……ああ」ニィ……

ジャン「大体、いつ触ったっていうんだよ!?」

エレン「触る機会なんて幾らでもあるだろ」

マルコ「まあ、ミカサはとにかく、アニはどうやって……」

ベルトルト「……」

エレン「お前らなぁ……」ハァ…

エレン「お前ら、真面目に格闘訓練やってんのか?触りたい放題じゃねーかそんなの」

ベルトルト「いや、それは違うね」

マルコ「ベルトルト?」

ベルトルト「そんな事をしようものなら、まず間違いなくぶっ飛ばされるね」

コニー「やけに自信満々じゃねーか」

ベルトルト「いや、ぶっ飛ばされたの間違いだね」


コニー「触ってたんかい!!」

ベルトルト「僕はそれ以降、アニからは組んでもらうどころか口もなかなか聞いてもらえない」

ジャン「自業自得じゃねーか」

ベルトルト「君のはアニが寄せる君自身への好意につけ込んだ卑劣な行為さ」

ジャン「だな」フフンッ

エレン「……ちなみに、サシャやミーナ、ユミルやクリスタ、ハンナとか大抵の女子訓練兵のは調査済みだ」

マルコ「!?」

エレン「……おい、ベルトルト」

ベルトルト「……何?」

エレン「女の子の胸を触るっていけないことか……?」

ベルトルト「……当たり前だろ」

エレン「……なら、何でわざわざ嫌がる事をするんだ」

ベルトルト「……君も同じだ」

エレン「……そうだ!だからこそ、細心の注意を払わなきゃならない……」

コニー「……」ゴクッ

エレン「……いいか、おっぱいってのは触りに行くんじゃない。触りにきてもらうんだ……」

マルコ「……」ゴクッ

エレン「……まるで、燕が毎年決まった場所に巣を作るように、ごく当然に手があるところにおっぱいに来てもらう」

エレン「そうすれば、おっぱいがぶつかった事を謝りはすれど、文句を言われる事はない……」

ベルトルト「……詭弁だ。現に僕はミーナのおっぱいが手にぶつかった際に思わず揉んでしまったけど、そのあとは酷いものだったさ……」

エレン「……馬鹿野郎!!何でそこで揉んでしまうんだよ!?」

エレン「……いいか。おっぱいに来てもらった時は揉むんじゃない。優しく、そして、何よりもさりげなく、相手に気づかれない様に、一瞬で堪能するんだ」

ベルトルト「……馬鹿げてる。一瞬でなんか堪能できるはずがない」

エレン「……ベルトルト、お前、ライナーに胸を揉みしだかれたらどう思う?」

ベルトルト「……それは」

エレン「そう、気持ち悪いと思うだろう。女の子も同じだ。胸を揉みしだかれて気持ち悪いと思わない訳がない。違うか……?」

ベルトルト「……っ」

エレン「……俺はおっぱいを揉む事はいけない事だと思っている」

エレン「なら、何故それを行うのか……」

ジャン「……」

マルコ「……」

コニー「……」

ベルトルト「……」

エレン「……それは、夢、だからだ」

コニー「……夢?」

エレン「……女の子のおっぱいに挑むのは壁外の自由を得るのに匹敵するほど難しい」

エレン「けどよ、そこで諦めんのか……?」

エレン「それが難しいからって、分かったような顔でぼんやりと遠くから見てるだけなのか……?」

エレン「……いや、違う。俺達は挑み続けなきゃならない」

エレン「細心の注意、認識力、限界までの想像力を駆使して勝利を奪いとれ……!!」

エレン「……戦え、戦え!この残酷な世界で、戦わなきゃ奪いとれない……!!」

ベルトルト「……!!」

ベルトルト「……それでも僕は!!」ダッ!

コニー「あ、おい、ベルトルト!?」

マルコ「……少し一人にしてあげよう」

エレン「……そうだな」フッ…



アルミン「……寝よ」

ベルトルト「……それでも僕は!!」ダッ!

コニー「あ、おい、ベルトルト!?」

マルコ「……少し一人にしてあげよう」

エレン「……そうだな」フッ…



アルミン「……寝よ」

二重投稿すいません…



――――――



ベルトルト「……」

ライナー「どうしたベルトルト?そんな顔して」

ベルトルト「……聞いて欲しい事がある」

ライナー「?なんだ」

ベルトルト「……僕は、おっぱいが、好きだ」

ベルトルト「好きってもんじゃない。愛してるんだ。抱きしめたいんだ」

ベルトルト「サシャのたわわに揺れるおっぱいも、ミーナのバランスの取れたおっぱいもクリスタのちょっとささやかだけど可愛らしいおっぱいもユミルのぴんとした格好いいおっぱいもいや、言い出したら切りがない。僕は全てのおっぱいを愛してるんだ」

ベルトルト「なんて事だ。気づいてしまったんだ。僕はこの世界を愛してるんだ、狂おしいほどに」

ベルトルト「守らなきゃならないんだ命に代えても」

ライナー「……そうか」

ライナー「……それならば、その思いを貫けばいい」

ライナー「……それでいいんだ」

ベルトルト「……っ、ライナー、君は……!!」

ライナー「……そうだな」

ライナー「俺も、この世界のおっぱいを愛しちまった、クズ野郎ってことさ……」

――――――



トロスト区の攻防が始まった。

ある者は勇敢に戦い、そして死んだ。

沢山の血が流れていた。

―――


ミカサ「――アルミン!」

アルミン「あ、ミカサ……」

ミカサ「怪我はない?」

アルミン「うん。どこにも」

ミカサ「……そう」ホッ…




ミカサ「……エレンは何処?」

ミーナ「……まさか、他のみんなは……」

クリスタ「そ、そんな……」

サシャ「こ、コニーはどうなんですか!?無事なんですよね!?」ガッ!

ユミル「落ち着け、まだそうと決まった訳じゃないだろ」

アニ「……そうさ。あいつが簡単にやられるはずがない」


ミカサ「……で、どうなの、アルミン?」

アルミン「うん、エレンとかみんな、巨人をやってつけにいっちゃって、僕はここにいろって、機動装置のガスまで取られちゃって……」

ユミル「……なんじゃそりゃ?」

アニ「……とんだ腰抜けもいたもんだ」

ミカサ「アニ」

アニ「……」フンッ

ミーナ「……待ってよ、じゃあ、アルミンは機動装置もなしで放置されてたの?」

アルミン「……うん」

クリスタ「じゃ、じゃあ、どうやって巨人から身を守ってたの?」

アルミン「……えーと」



オオオオオオオオオオッッッッッ!!!!!!!


ミカサ「巨人!?」

アニ「くっ!」チャキッ

サシャ「あ、あれ見てください!!」

オオオオオオオオオオ……


オッパァァァァァァァィ!!!!!!!!!!!!


グシャアッ!!



ミカサ「巨人が巨人を襲っている………?」

アルミン「あ、あれエレンだから」




ミカサ「……え?」


アルミン「エレンだから」

ミカサ「」

アニ「」

サシャ「」

ミーナ「」

クリスタ「」

ユミル「」

サシャ「あ、見てください!巨人に女の人が!!」

女駐屯兵「いやぁああああ!!」

ミカサ「まずい、巨人にかじられる」

クリスタ「助けないと!」

ミーナ「でも、この距離じゃ!?」



ドゴンッ!!

巨人「………オオオオオ」ドサッ…

巨人エレン「……」フウウ…

ミーナ「エレン…が、あの女の人を助けた……?」

エレン「……」スッ…

女駐屯兵「ひいっ」



サシャ「エ、エレンが女の人を優しく手に持って安全なところに……」

ユミル「完全に分かってやってるな、ありゃ」



女駐屯兵「…あ、ありがとう……」

エレン「……」グッ!



ミーナ「うわー、親指立ててるよーー……」

クリスタ「なんだかなー……」

ミカサ「そ、それよりもエレンを支援しないと!!」

ミーナ「だね」

ユミル「……やれやれ」


クリスタ「……ところで、エレンが振り回してるあの二本の棒ってなに?」

アルミン「し、知らない///」プイッ



その後、エレン巨人体を中心にトロスト区内の巨人の駆逐に一応、成功。

しかし、新たに現れた巨人の集団に人類は一時後退を余儀なくされる……

――――

キッツ「エレン・イェーガー訓練兵!!貴公に聞く!!お前は何者だ!?」

エレン「……味方です!!おぱ、人類の!!!!」

アルミン「……今、おっぱいっていいかけてたよね、エレン?」

エレン「……空耳だ!」

キッツ「お、お前が敵ではないという証拠があるのか!?」

エレン「……それは!!

ミカサ「……エレン」

エレン「……安心しろ、ミカサ。お前のおっぱ、事は俺が守ってみせる……」

ミカサ「……エレン///」

アルミン「いやいやいやいや、もう隠せてないよ願望が」

エレン「安心しろアルミン!!お前のおっぱいも守ってみせる!!」

アルミン「いや、僕、男だから」

ミカサ「……」ギリッ

アルミン「にらみつけないでよ……」


キッツ「な、何をやってるか!!撃て、撃てーーーっ!!」

エレン「……!!」グッ!



ピクシス「………騒がしいのぉ」

キッツ「し、司令………」

ピクシス「全く、厳つい顔してからに……」

アルミン「……あれは」

エレン「……おっぱい司令」

アルミン「えっ?」

エレン「おっぱい司令」

アルミン「」

―――

ドット・ピクシス

南部方面の総司令であり、生来の変人として知られる……

ピクシス「……どうじゃ、相変わらずおっぱいに励んどるか」

エレン「はっ!未だ未熟者であります!!」

ピクシス「そうかそうか…」ニコニコ

もとい、変態である……

―――

司令は自らの作戦を語り始めた…

巨人になったエレンが大岩で穴の空いた所を塞ぐ。

単純だが効果は抜群といえる。

なるほど、ただの変態ではないようだ……

ピクシス「やってくれるか?」

エレン「はい!!是非やらせてください!!」


――――こうして、エレンを中心にした閉塞作戦が決定したのである。

エレン「……ところでアルミン」

アルミン「なに?」

エレン「俺って、どうやって巨人になったらいいんだっけ?」

一時終了します。


お付きあいありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom