エレン「ペルソナ」(869)
【prolouge】
845年
【シガンシナ区】
ワーワーキャーキャー
ハヤクドケオレガサキダ
オスナバカヤロー
ハンネス「すまない…二人とも」タッタッタッ
ハンネス「オレが、オレが臆病なせいで…」タッタッタッ
ハンネス「イェーガー先生と…カルラを…アッカーマンさんたちを…」タッタッタッ
ミカサ「…」
エレン「…」
ハンネス「すまない…すまない…」タッタッタッ
エレン「…」
エレン「(…ハンネスさんは言った)」
エレン「(父さんたちを助けられなかったのは)」
エレン「(オレに、力がないからだ…)」
ミカサ「あ!ハンネスさん、あれ!」
ハンネス「!」
巨人「」ズシン ズシン
ハンネス「巨人どもが…もうここまで来やがったのか!」フルフル
エレン「(もし…オレに力があったら…)」
ハンネス「ミカサ!お前はエレンを連れてさっさと逃げろ!」
ミカサ「ハンネスさんは!?」
エレン「(巨人どもをぶっ殺すほどの力があったら…)」
ハンネス「オレはあの巨人を食い止める!」シャッ
巨人「」ズシン ズシン
ミカサ「だめッ!!ハンネスさんも逃げて!!」
エレン「(力が…あったら…)」
ハンネス「バカなこと言ってないでさっさといけ!!」
ハンネス「次の便までに時間がないんだ!」
ミカサ「でも…でも!」
エレン「(もう…あの家には…帰れない…)」
エレン「(穏やかだった日々には…二度と帰れない…)」
エレン「(どうしてオレたちはこんな目にあう…)」
エレン「(…人間が弱いから?)」
エレン「(弱い人間はただ殺されるしかないのか?)」
エレン「(だったらオレは…)」
エレン「(力が欲しい…)」
エレン「(巨人どもを殺せるほどの…圧倒的な力が欲しい…)」
エレン「(そうだ…そしてその力で父さんたちの仇を討とう…)」
エレン「(力が欲しい…)」
エレン「(力が欲しい…)」
エレン「(力が欲しい…)」
エレン「力が欲しい」ボソ
ズキン
エレン「!?」
エレン「ガッ…あ、あたまガッ…!」ズキンズキン
ミカサ「エレン!?とうしたの!?エレン!!」
エレン「あ、あガ、あッ」ズキンズキンズキン
ハンネス「どうした!?エレン!!」
エレン「うッ、うわああああああああああッ!!!」タッタッタッ
ミカサ「待って、エレン!そっちはダメ!!」タッタッタッ
ヒュールルルルル
ハンネス「そうだ…それでいいんだ…」
ハンネス「さて…待たせたな」クルッ
巨人「」ジロッ
ハンネス「来いよ…くそ野郎」ヒョイヒョイ
巨人「!」ズシン ズシン ズシン
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「はッ…、はッ…、はッ…」タッタッタッ
エレン「はッ…、はッ…」タッタッタッ
エレン「はぁ…はぁ…」ガクン
エレン「うッ…うあッ…」ズキンズキン
巨人「」ズシン ズシン
エレン「うッ…うッ…」ズキンズキンズキン
巨人「」ズシン ズシン
エレン「うッ…駆逐…してやる…」ギロ ズキンズキンスギン
巨人「」ズシン ズシン
エレン「この世から…一匹…残らず…」ズキンズキンスギン
『やり方なら、もう知ってるはずだよ…』
エレン「!」
エレン「…頭痛が治まった」
巨人「」ズシン ズシン
エレン「」
エレン「やり方なら、もう知ってるはず…」
巨人「」ズシン ズシン
エレン「」
エレン「ペ」
エレン「ル」
エレン「ソ」
エレン「ナ」ガリ
カッ
シュッ
ドォッ
巨人「!?」ズシン
巨人「」ゴオォ
エレン「」スタスタ
エレン「巨人どもは、このオレが駆逐する」スタスタ
エレン「この世から、一匹残らず」スタスタ
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ハンネス「これで…二体だッ!!」ズバ
巨人「」ズシン
巨人「」ゴオォ
ハンネス「オラァ!もっとかかってこいよ!」
巨人「」ズシンズシン
ハンネス「はぁ…はぁ…まさか…たった二体で貴重な刃をここまでなまくらするとは…はぁ…はぁ…」
ハンネス「完全に訓練不足だ…はぁ…」
ハンネス「エレンに怒られるわけだ、はは…」クルッ
巨人「」ズシンズシン
ハンネス「…今日がオレの命日…か…」
ハンネス「だがただでは死なねぇ…」スタスタ
ハンネス「刃が残ってる限り…オレは最後まで戦う…」スタスタ
ハンネス「…これがオレなりの…あの人たちへの償いだ…」
ハンネス「すうぅ…いくぜ!!」ダッ
シュッ
ドォッ
巨人「」ズシン
ハンネス「なッ、なんだ!?」
巨人「」ゴオォ
ハンネス「…いったい何が…ん?屋根の上になんか…」
????「…」
ハンネス「…3m級に見えるが…あれも巨人か?」
????「…」シュッ
ハンネス「…オレを襲わないのか…おかげで助かったが…」
ハンネス「っとこうしちゃいられねぇ」
ハンネス「早くエレンたちを見つけなきゃ!」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
今日はここまでです、また来週書きます
補足ですがここのミカサは誘拐事件に合わず
両親は巨人に殺されたためファナリス化していません
されでは、おやすみなさい
>>22
北欧神話からのフェンリルさんにします
エレンはなんかバーサーカーっぽい人に思えたので
合うとおもいました
ちなみに見た目はデジモンのワーガルルモン
と思えば分かりやすいと思います
>>1です
最近SS書くのが楽しくなってきました
来週と言わず書きます
できる範囲で
オキロ オキロ オキロキャクジン
エレン「んんッ、ん?」パチパチ
エレン「」キョロキョロ
エレン「なんだ、ここは」
「どうやら、ようやくお目覚めのようだね」
エレン「?」クルッ
「やぁ」
エレン「…」
「ようこそ、我がベルベットルームへ」
エレン「べるとる?」
「略さないでよ。ベルベット・ルームだ」
エレン「えっと、お前は一体…」
「あ、自己紹介はまだだったな」
「僕の名はファルロス。よろしく…エレン」
エレン「え、なんでオレの名前を…」
ファルロス「君とは前のときに契約を済ませているからな」
エレン「まえ?けいやく?」
ファルロス「そうだ。ほら、ちゃんと出せただろう?」
ファルロス「ペルソナ」
エレン「あ」
ファルロス「思い出したか?」
エレン「ああ」
ファルロス「そう、ならよかった」
エレン「…」
エレン「…なぁ、少し質問してもいいか?」
ファルロス「ダメだ」
エレン「え、なんで?」
ファルロス「今回は確認みたいなものだから」
ファルロス「質問とかはまた今度来たときにしなよ」
ファルロス「あ、それと、これを受けとって」
エレン「これは…鍵?」
ファルロス「今回は僕の方から呼び出したんだけど」
ファルロス「次からは君の方からおいでよ」
ファルロス「それじゃ、次に会う時まで…ごきげんよう…」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
補足ですがここのファルロスはあのファルロスではありません
解放されたキタローが元の体が火葬されたため
今のベルベットルームの住人になった
という設定です
性格についてですが
キタローとファルロスを足したあとリョージで割ったみたいになってます
チュンチュン
エレン「ん」パチパチ
エレン「んんッ、んーッ」ポキポキ
エレン「」ゴシゴシ
エレン「ここはどこだ?」ファー
ガララ
エレン「ん?」
アルミン「え」
エレン「え、アル、ミン?」ゴシゴシ
エレン「…」ジーッ
アルミン「エレーンッ!!!」ダキ
エレン「うおッ!?アルミン!?何抱きついてんだお前!?」アタフタ
アルミン「だって…心配…だったから…」ウルウル
エレン「心配?オレのことか?」
アルミン「うん…」
エレン「なんで?」
アルミン「だって、エレンはあれから目が覚めず、ずーっと眠っていたから…」
エレン「あれからって、巨人が現れた日のことか?」
アルミン「うん。ハンネスさんが見つかったときはすでに意識不明の状態だったんだよ?」
アルミン「もう一生目が覚めないかと思ったよ」
エレン「お、おう。そりゃあ悪かったな、心配掛けちまって」ポリポリ
アルミン「まったく」
エレン「はは。…ところでアルミン」
アルミン「ん?なんだいエレン」
エレン「1つ、質問してもいいか?」
アルミン「どうぞ」ズイ
エレン「お前、老けたか?」
アルミン「…」
アルミン「ああそっか、エレンは目覚めたばかりで知らなかったんだ…」ハァー
ちょっと飯食べます
また後で書きます
エレン「?…なんのことだ?」
アルミン「ねぇ、エレン。あれからどれくらい時間がたったと思う?」
エレン「うーん、3日?」
アルミン「2年だよ」
エレン「…」( ゚д゚)
アルミン「…」
エレン「は?」
エレン「は、はぁ!?」
エレン「2年って言ったか!?」
エレン「2週間とか2か月とかじゃなく、2年って言ったのか!?」
アルミン「お、落ち着いて、エr…」
エレン「これが落ち着いていられるか!!」バン
エレン「あれから2年もたってたら、今年は訓練兵を受ける年だろうが!!」バンバン
エレン「もしかしてもうとっくに過ぎてるのか!?オレは兵士になれなかったのか!?アルミン!!」ガシ
アルミン「お、落ち着いて、エレン!」
アルミン「訓練兵を受ける時期なら、まだ1か月先の話だよ!」バッ
エレン「そ、そうなのか…それなら良かった」ホッ
アルミン「まったく、どんだけ取り乱すのさ」
エレン「いやだって、焦るだろう?」
アルミン「はぁ…」ヤレヤレ
エレン「はは…」
アルミン「笑ってる場合じゃないよ」
アルミン「エレンは今の自分の状況分かってる?」
エレン「?」
アルミン「はぁ…」
アルミン「試しに立ってみて」
エレン「お、おう…」
エレン「!?」ガクン
アルミン「ああ、…やっぱりか…」
エレン「な!?どういうことだアルミン!」プルプル
アルミン「2年間も眠ってたら、流石に筋力も落ちちゃうよ…」
エレン「なん…だと…?」プルプル
アルミン「それと、そんなガリガリにやせ細った体じゃ…訓練についていけないんじゃないの?」
エレン「そ、そんなことないぞ!」プルプル
エレン「労働や喧嘩も知らず、兵士を目指すモヤシっ子もいるんだ!」プルプル
エレン「それにまだ1か月もある」プルプル
エレン「今からリハビリを始めれば間に合うはず!」プルプル
エレン「オレだけおいてけぼりにされてたまるか!!」プルプル
俺全然ペルソナしらないんだけど、話し全部調べたりしてきたほうが楽しめるかな?
アルミン「でも、本当についていけるの?」
エレン「やればできる、なせば成る!努力し続ければ何かが起きる!!」プルプル
アルミン「はぁ…わかったよ」
アルミン「そこまで言うなら、僕もエレンのリハビリを手伝うよ」
エレン「本当か!?ありがとうな!」ドサッ
アルミン「フフ、どういたしまして」ニコ
エレン「…ところでアルミン、ミカサは?」
アルミン「今花瓶に水を入れてるところだよ」
エレン「あいつ、元気か?」
アルミン「うん…ミカサの両親が巨人に殺されて、エレンが目覚めない日々が続いたあの日から」
アルミン「ミカサは毎晩泣いてたんだ…」
エレン「…」
アルミン「あ、でも最近は泣かなくなったよ!」
アルミン「それに、また笑うようになって、前より綺麗になったよ!…ミカサは!」
エレン「へぇー…綺麗になった…ねぇ…」ニヤニヤ
アルミン「な、何かな?」
エレン「いや?…なにも?」ニヤニヤ
アルミン「そのニヤニヤ顔はやめて」
アルミン「僕とミカサの間にはなにもないから」ダラダラ
エレン「ふーん…」
オハヨウゴザイマス、センセイ
オハヨウ、キョウモエレンクンノミマイカナ
ハイ、ソウデス
アルミン「あ、ミカサの声だ」
エレン「やばい…なんか緊張してきた…」
アルミン「フフ、きっと驚くよ」
エレン「(オレは…もっと強くならなきゃいけない…)」
アルミン「エレンがもう起きてると知ったら」フフフ・・・
エレン「きっと今まで見たこともないミカサの驚き顔が見れるぞ」
エレン「(これ以上…大切な人たちを失わないためにも…)
ガララ
エレン「(もっと…強くならなきゃ…)」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
>>48
しなくても楽しめます、そういう風に書いてますから
これで【prolouge】は終わりです
次回からはコミュです、たぶん日曜日あたりに書きます
おやすみなさい
オレだ
まさか故郷に帰るハメになるとは思わなかった、日曜日に書くって言ったのに
パソコンさえあれば日曜日でも書けた、スマホンさえあれば日曜日でも書けた
オレがガキで何一つ知らされなかった、故郷に行くって知ってたら
日曜日に書くなんて言わなかったのに
もうオレには、何が正しいことなのかわからん
ただ、オレがすべきことは、このSSを書いたことな対し
戦士として、最後まで責任を果たすことだ
続きは今!!ここで書く!!
すまない、私は冷静じゃなかった
ので
少し休んだら続きを書きます
【Chapter 1 : Newbie】
847年
【訓練施設】
ザッザッザッザッザッ
キース「オイ、貴様」
アルミン「ハッ!」
キース「貴様は何者だ!?」
アルミン「シガンシナ区出身!アルミン・アルレルトです!!」
キース「そうか!バカみてぇな名前だな!!」
キース「親がつけたのか!?」
アルミン「祖父がつけてくれました!」
キース「アルレルト!」
キース「貴様は何しにここに来た!?」
アルミン「人類の勝利の役に立つためです!!」
キース「それは素晴らしいな!!」ガシッ
キース「貴様は巨人の餌にでもなってもらおう」
キース「3列目後ろを向け!」グイッ
キース「貴様は何者だ!?」
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【食道】
ガヤガヤガヤ
ミカサ「…」ズーン
アルミン「ミカサ、もう元気出して…」アセアセ
エレン「そうだぞ、あんなのただの通過儀礼じゃんか」モグモグ
ミカサ「…でも」ズーン
ー回想ー
キース「ほう、貴様は東洋人か」
キース「珍しい顔立ちだと思ったら、貴様の親は東洋人か?」
ミカサ「亡くなった母がそうでした!」
キース「そうか!なら」ズイ
キース「その民族の血をねだやさない為にも」
キース「巨人に食われず、死ぬ気で頑張るんだな」
ミカサ「…」
ー回想終了ー
ミカサ「…はぁ」ズーン
アルミン「…ミカサ」
エレン「(…あそこまで言われりゃこうもなるか)」モグモグ
ジャン「な、なぁアンタ…」
ミカサ「?…なに?」
アルミン「(…ミカサに馴れ馴れしいな…なんだこいつ?)」イラッ
エレン「…」モグモグ
ジャン「えっと、君って東洋人…だったよな?」
ミカサ「…」ズーン
ジャン「え?あれ!?」
エレン「…」モグモグ
アルミン「…ねぇ、彼女は今そのことで深く傷ついてるんだよ?誤ってよ」
ジャン「す、すまん!悪気はなかんたんだ!」
ナンダナンダケンカカ?
ナンカアノコガオチコンデル
イジメハヨクナイヨー
ゾロゾロゾロゾロ
ジャン「(う、野次馬が…)」
>>70
修正
×ジャン「す、すまん!悪気はなかんたんだ!」
○ジャン「す、すまん!悪気はなかったんたんだ!」
ジャン「えっと、見慣れない顔立ちだと思ってな…つい…」
ミカサ「…」ズーン
エレン「(…なんだかいじめの現場を見ている気分だな)」モグモグ
ジャン「すまない…えっと…何が言いたいかって言うと…」
ジャン「とても…綺麗な黒髪だな…と…///」カァァ
ミカサ「え…///」カァァ
オ、ナンダナンパカ
イイゾオトコミセロー
ヒュウヒュウ
アルミン「(こいつ!僕とエレンのミカサを!?)」ガタッ
ミカサ「(…髪が綺麗って言われたのは生まれて初めて…///)」カァァ
エレン「ん?なんだ?お前、ミカサと友達になりたいのか?」
ジャン「え」
ミカサ「え」
アルミン「エレン!?」
エレン「ミカサと友達になるならオレとも友達だな、ほい」スッ
ジャン「え、あ、あぁ」ガシ
エレン「オレはエレン・イェーガー、でこっちがミカサであっちにいる奴がアルミンだ」
ミカサ「ど、どうも…///」
アルミン「…よろしく」
ジャン「(ミカサって名前なのか…)」
ジャン「オレはジャン・キルシュタイン、ジャンでいい」
エレン「おう、よろしくな!」
ジャン「(…悪い奴じゃないな)」
ジャン「ああ、よろしく」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【魔術師】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(これがファルロスの言っていた絆の力…か)」
ー回想ー
ファルロス「やぁ、リハビリの調子はどうだい?」
エレン「ボチボチって言ったところかな」
エレン「…まあ、あの時のように上手くいかないだろうけどな」
ファルロス「でしょうね」
ファルロス「ペルソナを強くするには肉体も、精神も、それと心を鍛えなきゃいけない」
ファルロス「今の君にはすべてが欠けている」
ファルロス「とくに、今の君に必要なのは心、即ち絆だ」
エレン「…絆、か」
ファルロス「君がいろんな人との交流を深める時」
ファルロス「人の絆の数だけでペルソナは強くなる」
ファルロス「絶対に忘れるな…絆の力を…」
ー回想終了ー
ジャン「なぁ、お前らの関係って何なんだ?」
エレン「幼馴染で親友」
ジャン「そ、そうか」
ジャン「なぁ、エレン」ボソボソ
エレン「ん?なんだ?」
ジャン「ミカサのこと、いろいろと教えてくれないか?」ボソボソ
エレン「なんだそんなことか、いいぜ、教えられる範囲でなら」
ジャン「いいのか?本当にいいんだな!?約束だぞ!」ボソボソボソボソ
エレン「分かってるって」
カンカンカン
マルコ「晩飯は終わりだ、片付けるぞ…」カチャカチャ
アルミン「それじゃあ明日も早いし、そろそろ寮の戻ろうか」
ミカサ「うん」コク
ジャン「じ、じゃあまた明日な」
ミカサ「う、うん…また、明日…///」
アルミン「…」
エレン「(さて、そろそろ行くか…)」スタスタ
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報
ジャンのアルカナ
魔術師:
魔術師のアルカナは独創的な考えや好奇心、新鮮さなどを意味します。
すべての物事の始まりや新しい状況、
無限の可能性も表すアルカナになります。
基本的には良いアルカナですが、
状況によってはこれまでのことに対して見切り
をつけなければいけないという意味になります。
ケジメをつけて新しい状況に旅立つことを求められることになります。
【女子寮付近】
サシャ「ぜぇ…ぜぇ…」フラフラ
サシャ「やっと…終わった…」フラフラ
サシャ「(本当に…死ぬ寸前まで走らされた…)」フラフラ
サシャ「(故郷の森を出れば旨い物が食べられると思ったのに…)」フラフラ
サシャ「(なのに…)」ガクッ
サシャ「(おそらく朝には飢えて死んでる…)」ドサッ
サシャ「(もっと…色んな物を食べた…かっ…た…)」
ザッザッザッ
エレン「おーい、生きてるかー?」ペチペチ
サシャ「」
エレン「(だめだ…ただの屍にしか見えない)」
エレン「生きてるんなら口を開けろー」ペチペチ
サシャ「あ…あー…」アーン
エレン「」ムシ ポイ
サシャ「ん」モグモグ
サシャ「ん?ハッ!!」ガバッ
サシャ「(これは!?)」
サシャ「パァン!!」
エレン「お、ようやく復活したか…ほれ、飯だ」つ【パン】
サシャ「あなたが神ですか!?」キラキラ
エレン「静かにしていろ、あと、オレは神様なんかじゃない。救世主だ」ドヤァ
サシャ「神様も救世主様も一緒なのでは?」モグモグ
エレン「違うな…間違っているぞ芋女」
エレン「神は人を救わない…人を救うのが救世主だ」
サシャ「なるほど…あと、私の名前はサシャです」モグモグ
エレン「オレはエレン…よろしくな」スッ
サシャ「はい!」ガシ
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【女教皇】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(食べ物から生まれる絆って…)」
サシャ「…」ムシャ モグモグモグ
クリスタ「あ、あのー」テクテク
エレサシァ「「ん?」」モグモグ
クリスタ「疲れた体でパンを食べると喉に詰まらせるかもしれないから」
クリスタ「よかったら…水…飲む?」
エレン「…」
サシャ「救世主がもう一人いました!!」
クリスタ「え、救世主?」キョトン
サシャ「ください!」バッ
クリスタ「あ、はい」つ【水】
サシャ「グッ…グッ…」グビグビグビグビ
エレン「少しは落ち着いて飲め」ヤレヤレ
クリスタ「あ、あの…」
エレン「ん?」クルッ
クリスタ「君はエレン…だよね?私はクリスタ・レンズ…よろしく」
エレン「おう、よろしくな…ってなんでオレの名前を知ってるんだ?」
クリスタ「あ、それはさっき…食道で…」
エレン「…ああ、なるほどなー」
エレン「たしかに言ったな」
クリスタ「ふふ、エレンはすごいなー」
エレン「?…何がだ?」
クリスタ「だって、初日で友達とかできてて…ちょっと…うらやましい…」
エレン「は?何言ってんだお前」
クリスタ「え」
エレン「お前だってもう友達じゃねぇか」
クリスタ「と、友達って、私とエレンが?」
エレン「おう、あとサシャも」クイ
サシャ「グー…」スヤスヤ
クリスタ「…」
クリスタ「ふふ、そうだね…私たち、もう友達…だよね」
エレン「ああ、よろしくな、クリスタ」スッ
クリスタ「うん!」ガシ
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【法王】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…まるで絆のバーゲンセールだな、こりゃ)」
エレン「…」フゥー
クリスタ「どうしたの?エレン…」
エレン「いや、何でもない」
エレン「それじゃあ、そろそろサシャを運ぶか」ザッ
クリスタ「え!?」
エレン「いや、変な意味はないよ?ただ、ここに寝かせるのもかわいそうだし」
サシャ「グー…」スヤスヤ
クリスタ「ああ、なるほど…そういうことね…」
エレン「じゃあ、クリスタは左持って、オレが右な」
クリスタ「うん!」
ユミル「(…出遅れた)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報そのⅡ
サシャのアルカナ
女教皇:
女教皇のアルカナは直感や平常心、
知性や安定した心理状況などを意味します。
落ち着いた心境や状況、
聡明さや知性を表し精神性を強く表しているアルカナになります。
混乱が晴れてくることや解決先が見えてくることなども表します。
強い安定感や落ち着きを意味しているので、
精神面でとても頼りになる良いアルカナです。
現在公開可能な情報そのⅢ
クリスタのアルカナ
法王:
法王のアルカナは優しさや包容力、
受け入れる心の広さなどを意味します。
ゆとりを持ち視野を広げていくことや、
人間関係を大切にし人の意見に耳を
傾けていくことの大切さを表すアルカナになります。
何をするにしても、ゆとりを持って落ち着いて
考えることで視野は広がり様々な事が見えてきます。
人とのつながりの大切さや、ゆとりを持った優しさを
思い出させてくれるアルカナです。
私です
実は、ちょっとだけネタバレしますけど、
アルミンとミカサのコミュはありません。
正確にいえばあるんですけど、とっくにMAX状態なんです。
コミュとはそもそも初対面や赤の他人
と仲良くなるのが前提条件ですので
幼馴染の上に親友であるアルミカは当てはまりません。
しかし、アルカナ自体は存在します
ので
公開します
現在公開可能な情報そのⅣ
アルミンのアルカナ
節制:
節制のアルカナは安定や節約、
状況管理などを意味します。
堅実な姿勢や安定した状況が良い結果
に向いていることを表すアルカナになります。
友情が愛情に変わるなどの、
自然の流れを大事にすることも表します。
焦っても状況が良くなることは多くはありません。
悩んだときには、落ち着いて自然の流れに
身を任せていくことが一番の近道なのです。
焦らずに状況を受け入れながら歩む
ような堅実さを与えてくれるアルカナです。
現在公開可能な情報そのⅤ
ミカサのアルカナ
運命:
運命の輪のアルカナは周期や運命を意味します。
回避できない運命的な事件や変化、
チャンスの到来などを表す良いアルカナになります。
運命というのはとても難しいもので、
望んでいることばかりが運命につながるわけではありません。
望んでいないことも運命としてのしかかってくることもありますし、
自分の力ではどうすることも出来ない状況を表したりもします。
今日はここまてです
次に書くのはたぶん来週になると思います
私のテンション次第でもっと早い時期に
書くかもしれません
おやすみなさい
私です
暇だったので書きます
考えながら書く
ので
遅いはず
ー翌日ー
【訓練場】
ヒョオオオオオオオオオオ
エレン「(ん?何だこれ?)」
エレン「(ベルトの金具が破損している…)」
エレン「…」
エレン「少し、遊ぶか…」ニヤリ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
キース「まずは貴様らの適性を見る!」
キース「両側の腰にロープを繋いでぶら下がるだけだ!!」
キース「全身のベルトで体のバランスを取れ!」
キース「これができない奴は囮にも使えん!」
キース「そんな時は開拓地に移ってもらうから覚悟しろ!!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
キース「よし!次は貴様だエレン・イェーガー!!」
エレン「(大丈夫だ…考えはある…上手くいけば、注目を集める…)」ザッザッザッ
サシャ「エレーン!頑張ってくださーい!」
ジャン「約束を守るためにもちゃんと生き残れよッ!」
エレン「(誰かと絆を結ぶためには…注目をあびる必要がある…)」カチャカチャ
クリスタ「(頑張って!エレン!)」ギュッ
アルミン「エレン!しっかり!」
エレン「(痛みを恐れるな…兵士には引けない状況がある…)」カチャカチャ
エレン「(まだ兵士じゃないけど…取りあえず…)」カチャカチャ
エレン「(今がそのときだッ!!)」カッ
キース「始めろ」キリキリキリキリキリ
ミカサ「(…エレン)」
エレン「(ッ!?集中しろッ!!下半身を前に出し、上半身に体重を乗せるんだッ!!)」ギシギシギシ
キース「…」
キース「…ふむ」
キース「よし、下ろせ」
トーマス「ハッ」キリキリキリキリキリ
ミカサ「(…エレン)」
エレン「(ッ!?集中しろッ!!下半身を前に出し、上半身に体重を乗せるんだッ!!)」ギシギシギシ
キース「…」
キース「…ふむ」
キース「よし、下ろせ」
トーマス「ハッ」キリキリキリキリキリ
エレン「(そろそろ限界か?)」ギシギシ
ガキン
グルン
エレン「いでぇ!!」ゴッ
一同「…」( ゚д゚)
エレン「…」
キース「」ザッザッザッ
キース「ふむ」
キース「イェーガー、どうやら貴様のベルトだけが破損していたようだ」
エレン「え!?」
エレン「(知ってたけど…)」
ザワザワザワザワ
アイツハソンシテイタベルトデバランストッテイタノカ
ナンカソレッテスゴクナイ?
エレン「あの、教官?適性判断は…」アセアセ
キース「問題無い…修練に励め」
エレン「(しゃあッ!!)」ガッツポーズ
クリスタ「よかったね!エレン」
アルミン「一時はどうなるかと思ったよ」
ジャン「ったく、ひやひやさせやがって」
ミカサ「(…エレンも合格した)」ホッ
キース「…」
キース「(特別優れているわけでもなさそうだが…だが…しかし…)」
キース「(この破損した装備で一時姿勢を保った…)」
キース「(そんなことをできる者が他にいるだろうか…)」
キース「(グリシャ…今日お前の息子が…兵士になったぞ)」
エレン「(ここで得た教訓は、無理せず素直に言えば痛い目に合わずに済んだ)」
エレン「(でも注目を集めたからよしとしよう!)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
また夜に書きます
私です
久々にカップメン食べた、超うまい
ご飯にぶっかけるとさらにうまい
ちなみに私はカレー派です
では書きます
【食道】
ガヤガヤガヤ
コニー「よう!隣いいか?」ヌッ
エレン「ん?おう、いいぞ」
コニー「サンキュー」ドス
コニー「オレコニーな、お前は?」
エレン「エレンだ、隣にいるのがアルミン」
アルミン「よろしく、コニー」
コニー「よろしくな!アルミン!」
エレン「そんで向かいに座ってるのが左からジャン、ミカサそしてサシャだ」
ジャン「おう」
ミカサ「…よろしく」
サシャ「お願いします」モグモグ
エレン「こらこら、遊ぶなお前ら…」
コニー「はは、よろしくな!」
コニー「そういやエレン、お前やっぱすげーな…あれ、どうやったんだ?」モグモグ
エレン「なにを?」モグモグ
コニー「とぼけるなよ…さっきの適性判断の時だよ、装備が壊れててもちゃんと姿勢を保てたろ」
コニー「あれ、どうやったんだ?」モグモグ
サシャ「あ、じつは私も気になってたんです」モグモグ
ジャン「ついでにオレも…」モグモグ
ライナー「オレも気になるな」ヌッ
ベルトルト「…」
エレン「ん?たしかライナーとベルベット…だったかな」
ベルトルト「ベルトルトだよ、どういうミラクルを起こせばそんな間違い方をするのさ」
エレン「はは、冗談だ、よろしくな2人とも」
ワイワイガヤガヤ
キアイトコンジョウデノリキル!
ハハ、マジカヨコイツ
クリスタ「(うーん…みんな楽しそう…)」
クリスタ「(私も混ざりたかったな…)」ススゥ
ユミル「どうした?クリスタ」
クリスタ「え、ううん、なんでも…」ブンブン
ユミル「…」
ユミル「…加わりたいのか?あっちに」クイ
チョウサヘイダンニハイッテキョジンヲクチクスル!
オオ、イイゼカッコイイゾワレラガタイショウ!!
クリスタ「…」
ユミル「ただ待ってるだけじゃあ何もおこらねぇぞ?」
ユミル「自分から積極的に攻めなきゃな」
クリスタ「…でも」
ユミル「…」イラッ
ユミル「ああッ、もう…イライラする!」イライラ
ユミル「こっち来い!」グイ
クリスタ「え、ちょ、ちょっとユミル!?」ズルズル
チョットハナシテ!
イイカラコイ!!
コニー「ん?おい、誰か来たぞ」
ユミル「ほい」ポイ
クリスタ「きゃッ」ドサ
ユミル「おい、有名人」
エレン「…」モグモグ
ユミル「お前だお前!こっち向けバカ!」ギロ
エレン「え、オレ!?」キョロキョロ
ユミル「クリスタが寂しがってるぞ…」
ユミル「せっかくお前とダチになれたのに一人ぼっちにするんじゃねぇよ」
クリスタ「…」
エレン「あ」
エレン「ご、ごめんクリスタ!お前のこと完全に忘れてた!」
クリスタ「ううん、いいの…私の方からも声かけなかったから…」シュン
エレン「…」
エレン「なぁ、お詫びと言っちゃなんだが…クリスタも混ざる?」
クリスタ「え、いいの?」
エレン「まだ時間はたっぷりあるし…一緒に話そうぜ」
クリスタ「…でも」
エレン「遠慮すんなって」
エレン「なあ、皆もいいだろう?」
サシャ「私は大歓迎です!」
アルミン「僕もいいよ」
ライナー「オレも構わん」
ミカサ「一緒に話そう」
エレン「だそうだ」
クリスタ「あ、ありがとう…みんな…」ウルウル
エレン「よし!そうと決まれば、オレの隣に来いクリスタ!」
クリスタ「うん!…///」
アルミン「(女神)」
ジャン「(かわいい)」
ライナー「(結婚しよ)」
ユミル「ふぅ…やれやれ」
ユミル「まったく、世話が焼ける」スタスタ
エレン「おい、なに元いた場所に戻ろうとしてんだよ」
ユミル「あ?」ギロ
エレン「お前もこっち来いよ」
ユミル「あん?いやに決まってんだろ」
ユミル「そういう仲良しごっこはてめぇらだけでやってろ」フン
コニー「グダグダ言ってねーでお前も来いよブス」
ユミル「てめぇにだけは言われたくねぇよこのハゲ!」
コニー「ハゲてねーよ!よく見ろよ、ボーズだろうが!」
ユミル「ハッ!それはファッションのつもりか?ハゲにしか見えねぇよ!」
ンダト、ヤンノカゴラァ
オ、ナンダケンカカ?
イイゾヤレヤレ!!
エレン「さっきはごめんな、クリスタ」
クリスタ「ううん、もう気にしてないから」
エレン「次からはちゃんと誘うよ」
クリスタ「本当に?」
エレン「ああ、約束する」
クリスタ「なら楽しみに待ってるね!…///」
エレン「おう」
エレン「!?」
【法王】 Rank 1 → Rank 2
クリスタ「どうしたの?エレン」
エレン「大丈夫だ、心配するな」
エレン「(なんか上がった)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
今日はここまでです
続きは来週書きます
ので
おやすみなさい
私です
やはりスマホンよりもパソコンです
タッチ操作よりもキーボードです
トントンよりもカタカタです
ので
カタカタ打ちながら少しずつ書きます
【訓練施設外】
エレン「ふぅ…今日も疲れた…」ザッザッザッ
エレン「さっさと寮に戻って、早く寝よ」ザッザッザッ
エレン「ん?」ピタッ
…ヨカゼガココチイイナ…
エレン「あれってもしかして…教官?」
エレン「…」
エレン「ちょっと話しかけてみるか…」ザッザッザッ
キース「ん?貴様か、イェーガー…」
エレン「失礼します」ビシッ
キース「…何の用だ?」
エレン「あ、いえ、えっと…教官はここで何を?」
キース「見ればわかるだろう」
エレン「(いや、分かんねぇよ…)」
キース「…星を見ていたのだ」
エレン「星…ですか…」
キース「そうだ」
エレン「…」
キース「…」
キース「…そういえば…貴様の父親は、2年前に亡くなったそうだな」
エレン「あ、はい…あの時の、巨人の襲撃で…」
キース「そうか…」
エレン「…あの、教官は…父をご存じですか?」
キース「…グリシャとは、共に調査兵団を目指した…同期だ」
エレン「え!?」
エレン「と、父さんが、調査兵団を!?」ガバッ
キース「落ち着け、イェーガー」
エレン「あの、教官!その話をもっと詳しく!!」
キース「…駄目だ」
エレン「な、何故ですか教官!?納得いく理由を!」
キース「明日からは本格的な訓練が始まる」
キース「今話し、夜更かしすれば明日の訓練に影響が出る」
エレン「ぐぬぬ…」
キース「…」
キース「そうだな」
キース「訓練のない日ならば、話してやってもよいが…」
エレン「ほ、本当ですか!?」
キース「ああ…その時は、グリシャの過去を語ろう」
エレン「あ、ありがとうございます!!」バッ
キース「…もう遅い…さっさと寮に戻れ」
エレン「はい!」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【死刑者】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…慣れてきたな)」
エレン「それでは、夜分遅く失礼しました!!」ザッザッザッ
キース「…」
キース「(グリシャよ…これで良かったのかもな…)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー適性判断から数日後ー
【訓練場】
ライナー「ふっ!」ダッダッダッ
エレン「ッ!」ガシッ
エレン「ふん!!」ブンッ
ドサ
ライナー「イテテ…ほら、次はお前がならず者をやる番だ」つ【木剣】
エレン「悪い…力の加減が下手でよ」スッ
ライナー「お前、取っ組み合いに慣れてやがるな?」
エレン「町にいた頃は体ばっかでかいガキ大将が遊び相手だったからな…」
ライナー「へぇ…」
エレン「それにリハビリしたおかげでさらに力も付いたしな」
エレン「オレより体でかい奴が相手でも、軽く投げれるよ」
ライナー「…リハビリしてたってことはお前、どこか怪我でもしてたのか?」
エレン「いや、巨人が攻めてきたあの日から」
エレン「2年間もずーっと眠ってたから体が鈍ってたんだよ」
ライナー「に、2年間ってその話、本気か!?」
エレン「おう、ちなみにオレが目が覚めた日は1か月前からだった」ポリポリ
ライナー「…なんか…すまない」
エレン「なんでライナーが誤ってんだよ?」
ライナー「いや、忘れてくれ」
エレン「?」キョトン
ライナー「…なぁ、エレン」
エレン「ん?なんだ?」
ライナー「お前はそんな目に合って…それでも巨人と戦うつもりか?」
エレン「…ああ…戦わなきゃ…大切な人たちや、仲間を守れない…」
ライナー「…」
エレン「…大切なものを守るためには、…オレ自身が、強くならなきゃいけない」
エレン「だからオレは戦う」
ライナー「…そうか」
ライナー「…エレン、お前が強くなれるよう、これからも…オレがいろいろと協力する」
エレン「はは、何言ってんだよ…お前も強くなるんだろうが」ケラケラ
ライナー「フッ…そうだな…」
エレン「はは…」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【皇帝】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…絆…次から次へと来るな)」
ライナー「よし、エレン…さっさと訓練に…ん?」
ライナー「オイ…アイツ…」
エレン「ん?」
ザッザッザッ
エレン「ああ…アニか…」
エレン「教官にバレないようにうまいことサボってるな」
ライナー「…」
ライナー「よーし、エレン」
ライナー「アニにも短刀の対処を教えてやるぞ」
エレン「は?」
ライナー「あの不真面目な奴には説教だ」
ライナー「兵士とはどうあるべきか…教えてやろうじゃないか」
エレン「(…なんか嫌な予感がする)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ザッザッザッ
アニ「…」
ライナー「教官の頭突きは嫌か?」
ライナー「それ以上身長を縮めたくなかったら」
ライナー「ここに来た時を思い出して真面目にやるんだな」
エレン「は?何だその言い草…」チラ
アニ「…」ギロリ
エレン「(あ…すげぇ怒ってる…)」
エレン「(いつも怖い顔してると思ってたけど…本当に怒った顔は比じゃねぇな…)」
エレン「(やっぱ予感、的中したか…これもペルソナの力か?)」
エレン「(あと、ライナーは後で投げる…それでコミュランクは上がるはず)」
ライナー「(エレン…これでお前も強くなれる…はず…)」
ライナー「そら!始めるぞ、エレン!」バッ
アニ「…」スッ
エレン「えっと…アニ?」
エレン「(何だ?あの構えは)」
エレン「これは刃物の対処を形式的に覚える訓練だぞ?」ギュッ
エレン「やり方は知ってるよな?」
エレン「いくぞ!」ダッ
トン
バキ
マテヨアニ!コレニハヤリカタガ・・・
グイッ
ヒュッ
バキ
グル
ドサッ
エレン「…」ドーン
ライナー「…」
アニ「はい」つ【木剣】
ライナー「…」パス
ライナー「…え?」
アニ「次はあんたが私を襲う番だね」ギロ
ライナー「イ…イヤ…オレは…」ズズ
エレン「やれよライナー」ドーン
ライナー「え!?」
エレン「兵士とはどうあるべきか…教えてやるんだろ?」ドーン
ライナー「…」
ライナー「あぁ…兵士には引けない状況がある」
ライナー「今がそうだ!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ライナー「…」ドーン
エレン「…」
エレン「すげぇな」
エレン「お前の倍近くあるライナーが宙を舞ったぞ…」
アニ「…ふぅ」スタスタ
エレン「…」
エレン「…すげぇ技術だな」
アニ「…」ピタッ
エレン「誰からか教わったんだろ?」
アニ「…」
アニ「…お父さんが」
エレン「親父さんがこの技術の体現者なのか?」
アニ「…どうでもいい」
エレン「どうでもよくない!」ガバッ
アニ「!?」ビクッ
エレン「オレはどうしても強くならなきゃならねぇんだ!」
エレン「だから、オレにもその格闘術を教えてくれ!」
ライナー「…」ムク
アニ「…関係ない…悪いけど、他をあたりな」スタスタ
エレン「(…あくまで応じないか)」
エレン「(あんまやりたくねぇけど…これも人類の為だ)」スッ
トン
アニ「ッ!?」
ライナー「(ちょ!?アニの足を引っかけた!?)」
アニ「…」ザッ
アニ「…」ギロ
エレン「(さすがに転ばねぇか…たいした反射神経だな…)」
ライナー「あばばばばばば」ブクブク
アニ「覚悟は…出来てるんだろうね」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
エレン「(アニの方から教える気がないなら…)」スッ
エレン「(体で覚えるまでだ!)」ダッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「…」チーン
アニ「ゼェ…ゼェ…」
ライナー「(尊敬するぞ、エレン…あのアニ相手に12回も挑むなんてな)」
エレン「ま、…まだだ…」ピクピク
アニ「!?」
ライナー「エレン…あと少しで訓練終了の鐘が鳴る」
ライナー「今日はもう終わりだ」
エレン「…」
エレン「(結局、アニからは何も盗めなかった…早すぎて参考にならねぇ…)」
アニ「…」
アニ「…あのさ」
エレン「ん?」
アニ「なぜ…アンタは強くなることにそこまでこだわる」
エレン「え、なぜってそりゃ…」
アニ「巨人と戦うなら格闘術ではなく立体起動術で戦うはず」
アニ「アンタが私から技術を学ぶ必要なんか全然ないよ」
エレン「…」ムク
アニ「ねぇ…なぜ?」
エレン「…たしかにオレは巨人と戦う…でも敵は巨人だけじゃない」
アニ「どういうこと?」
エレン「この世界は…悪意で満ちている…」
エレン「アルミンって知ってるか?」
アニ「…アンタといつもつるんでる奴のことかい?」
エレン「アイツはな…昔、苛められたんだ…」
エレン「夢を語っただけで異端者扱いされてた奴なんだよ…」
ライナー「…」
アニ「…」
エレン「これで分かっただろ?人間の悪意ってのは何処にでも蔓延るんだよ」
エレン「だから、巨人も含め、いろんな奴らからも…大切な人たちを守らなきゃならないんだ」
アニ「…でも、それはアンタがやる必要はないんだろ?」
エレン「オレがやらなきゃ誰がやるんだよ?誰もやらないからオレがやってるだろうが」
アニ「…」ポカーン
ライナー「フッ、一本取られたな」ポン
アニ「触るな」ゲシ
ライナー「おうふ」ドサッ ピクピク
アニ「…アンタさ…やっぱ、他のやつらとは違うな」
エレン「どういうことだ?」
アニ「…」フッ
アニ「ねぇ…アンタさっき…私から格闘術を教わりたいって言ったわよね?」
エレン「おう、言ったな」
アニ「…そんなにこの技が気に入ったんなら」
アニ「教えてやってもいいけど?…//」
エレン「ほ、本当か!?オレ、物覚え悪いから教えるの大変かも知れねぇけど、それでもいいのか?」
アニ「全然構わないよ…それよりも、私は人に教えた事がないから手加減とかできないかも…」
エレン「痛くない訓練なんかねぇから気にするな!どんとこい!」
アニ「ふふ、よろしくね…エ、エレン…///」カァァ
エレン「こちらこそよろしくな!アニ」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【恋人】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…またか)」
カンカンカン
エレン「お、鐘が鳴ったな」
エレン「そういやライナー、立てるか?」スッ
ライナー「…しばらく立てそうもないので、先に行っててくれ」ピクピク
エレン「そうか…じゃあ行こうぜ、アニ」
アニ「うん…///」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報そのⅥ
キースのアルカナ
死刑者:
死刑者のアルカナは犠牲や献身、慈愛の精神を意味します。
自分よりも相手のことや身の回りのことを優先して
考える献身的な姿勢を表すアルカナになります。
慈愛の精神が強く、自己犠牲の念もあるので、
時には不都合なことばかりかもしれませんが、
いつかは報われ大きな幸せがやってくることを意味する優しいアルカナです。
現在公開可能な情報そのⅦ
ライナーのアルカナ
皇帝:
皇帝のアルカナは積極性や統率力を意味します。
何事にも前向きで積極的に取り組むことで、
良い結果をもたらすことが出来る状況を表すアルカナになります。
また、そういった人との関係を大切にすることで
自分にも幸せが訪れることも表します。
自分の願望や行動に対して自信を与えてくれる、
とても積極的で支えになってくれるアルカナです。
自分の求めていることに対しては常に積極的な姿勢を保ちたいです。
現在公開可能な情報そのⅦ
アニのアルカナ
恋人:
恋人のアルカナは恋愛や結婚、選択などを意味します。
恋愛や結婚、出会いやセックスを表すほかに、
プロポーズされた時のような判断を迫られる状況と
正しい決断を表す良いアルカナになります。
恋愛では良い意味につながることが多いですが、
曖昧な状況を続けることが出来なかったり、
はっきりとした選択を迫られてしまうような状況になることも表します。
この選択により、
自分の逃げ場を失ってしまうことも覚悟しなければいけません。
私です
これで【chapter 1】は終わりです
つーかもう眠いです
ので
今日はここまでにしときます、次回はいつ書くか分かりませんが
とりあえずまっててください
おやすみなさい
アルカナって取得したら具体的に何があるんだ?
おつおつ
私です
.>>196
先の話ですがそのアルカナに適したペルソナが解禁になります
例えば【魔術師】のコミュが無いと低レベルのペルソナすら
呼べない状態なんですフロストとかピクシーとか
私てす
暇だったんだ
ので
再開します
【Chapter 2 : Communication】
ー1か月後ー
【食道】
ガヤガヤガヤ
エレン「それでな、ミカサには何か思い出に残りそうなものをあげたらいいと思うぞ」
ジャン「すまないなエレン…かなり参考になった」
エレン「気にするな、それよりもうまくやれよ?」
ジャン「分かってる」
エレン「まったく」ヤレヤレ
エレン「!?」
【魔術師】 Rank 1 → Rank 2
エレン「(…また上がった)」
ジャン「それじゃあ、次もまた頼むぞ」スタスタ
エレン「おう、また来いよ」
アルミン「…エレン」
アルミン「ジャンと何を話してたの?」
エレン「ん?ミカサの事」アッケラカーン
アルミン「グッ!!」バン
エレン「うお!?どうしたアルミン!?」
アルミン「いや、何でもない」
エレン「そ、そうか…」
アルミン「はぁ…」
エレン「それよりアルミン、ようやく明日から立体機動装置が使えるようになるんだなぁ」キラキラ
アルミン「あ、うん」
アルミン「それまでは山を登らされたり、バンジージャンプをしたり、崖から飛び降りたりしかやってないもんね」
エレン「楽しみだなぁ」キラキラ
アルミン「は、はは…はぁ…」
ー翌日ー
【訓練場】
ヒョオオオオオオオオオオ
キース「今日からは立体機動装置の訓練を行う!!」
キース「まずは名前を呼ばれたものは、あの木に向かってアンカーを射出する!」
キース「次に手元にある操作装置を操作し、目標である木までに移動する!」
キース「なお、これができない者は次の訓練に進めないから覚悟するんだな!」
キース「一週間以内にモノにしろ!」
キース「それ以上は待たん!」
キース「では、まずは…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ミカサ「…上手く当たらない」ショボーン
アルミン「どうしたの?ミカサ」ザッ
ミカサ「あ、アルミン…これ、上手く当たらない…」
アルミン「ああ、確かにこれは難しいよね」
アルミン「銃みたいにならもう少し簡単だったんだろうけど」
アルミン「これ、両腰脇からだもんね」
ミカサ「…うん」
ジャン「どうした、二人とも」ザッザッ
ミカサ「あ、ジャン…」
アルミン「何の用?」ジッ
ジャン「ああ、遠くからお前らがしょぼくれてるのが見えてな」
ジャン「何かあったのか?」
ミカサ「うん、これ…」
ジャン「ああ、なるほどな…つまり、あの木に命中できないってことだな」
ミカサ「どうすればいいの?」
アルミン「いや、ミカサ…実は誰も出来ていないんだよ…」
ミカサ「え、そうなの?」
ジャン「ああ、あの教官の言葉は始めっからオレたちが一日で習得できる
とは思っていないことを予想してたんだな…」
アルミン「確かにそうだね…」
ミカサ「…」ショボーン
パシュ
カツ
ヨッシャ!!アタッタ!!
ワタシモアタリマシタ!!
ザワザワザワザワ
ミカサ「…ねぇ、何かあっちにエレンとサシャが当てたみたいだけど…」
ジャン「…」クルッ
アルミン「…」クルッ
ミカサ「ジャン?…アルミン?」
ジャン「ミカサ、あいつらを絶対参考にするな」
アルミン「そうだよミカサ…あの人たちは普通じゃないんだよ」
ミカサ「え、で、でも…」
アルミン「ミカサ、地道に頑張ろう」ニコ
ジャン「そうだぞ、人間は努力が一番だ」ニッ
ミカサ「う、うん…」コク
ジャン「(フゥー、よく合わせたなアルミン)」ボソボソ
アルミン「(当り前だよ、サシャの身体能力と勘のよさはどうしても説明できないし…)」ボソボソ
アルミン「(エレンの新しい物への飲み込みの早さは上手くハマると何でもできるから)」ボソボソ
ジャン「(なるほどな)」ボソボソ
カンカンカンカン
ミカサ「二人とも…訓練が終わったよ」
アルミン「うん」ザッザッ
ジャン「行くか」ザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【食道】
ガヤガヤガヤ
ライナー「なぁ、お前ら…」
ライナー「あれ、どうやったんだ?」
サシャ「へ?」モグモグ
エレン「ライナー、まずは用件を言え」
エレン「何のことか分からないぞ」
ライナー「すまん」
ベルトルト「えっと、立体機動装置のアンカーをどうやって木に当てたか…」
ベルトルト「その、コツとかある?」
サシャ「勘で当てます」モグモグ
ベルトルト「えぇー…」
エレン「オレも最初は何回か失敗したけど…」
エレン「慣れたら当てるようになったぞ」
エレン「たぶん精度よりも数だと思う」
エレン「教官がわざわざ1週間も待つって言ったのもその為なんじゃね?」
ライナー「なるほどな」
エレン「あと、アンカーを発射する時はちょっとだけ姿勢を低くした方がいいと思うぞ」
ベルトルト「ありがとう…かなり参考になったよ」
ライナー「邪魔したな二人とも」スタスタ
エレン「おう、また訊きに来いよ」
サシャ「ふふ…」
エレン「ん?…どうしたサシャ」
サシャ「あ、いえ…ただ、いいなって…」
エレン「は?」
サシャ「ほら、立体機動を初日で成功させたのって私たちだけじゃないですか」
サシャ「それで皆が私たちを頼ろうとしてる…」
サシャ「なんだか嬉しいです」
エレン「ああ、なるほど…」
エレン「確かに新鮮な感じだよな…人に頼られるのも」
サシャ「…私は…最初は自分の為に兵士になろうとしました」
エレン「まぁ、兵士ってそんなもんだろう」
サシャ「いえ、そうじゃなくて…」
サシャ「本当に、自分の事しか考えて無かったんです…」
サシャ「心臓を捧げよと言われても何のことか分かりませんし」
サシャ「人類の為と言われても全然ピンと来ませんでしたし」
エレン「…」
サシャ「私って変…でしょうか…」
エレン「変じゃねぇよ…むしろ普通…いや、いい奴だよ」
サシャ「え」
エレン「いいか?…自分の事しか考えて無い人は普通の人なんだよ」
エレン「泣いたり、笑ったり、怒ったり、悲しんだり、疑ったり…」
エレン「これって全部自分の事しか考えて無いだろう?それが普通なんだよ」
エレン「さっきお前は自分だけじゃなく、オレの事も誇ってたじゃねぇか」
エレン「だからお前は変じゃなく、いい奴なんだよ」
サシャ「エレン…」
エレン「とにかく、もうそんな暗い顔すんな」
エレン「せっかくの飯が台無しになるだろう?」
サシャ「はい!」
エレン「!?」
【女教皇】 Rank 1 → Rank 2
エレン「(…テレッテッテー)」
サシャ「ところでエレンの夢は何ですか?」
エレン「オレの夢か?」
エレン「それはな、外の世界を探検することなんだ」
サシャ「外の世界…ですか」
エレン「外の世界には色々あるんだ!」バッ
エレン「炎の水や氷の大地!砂の雪原とか!」キラキラ
エレン「オレは、それらをこの目で見てみたい!!」ドン
ナンダナンダ ドウシター?
エレンノユメダッテ ヘェー
エレン「(しまった!ここ食道だった!)」
エレン「(注目集めるのに色々やってるけどこれは…)」
エレン「(う、みんなこっち見てる!は、恥っずかしいッ!!)」バッ
サシャ「ふふ、なんか意外ですね」クスクス
エレン「今、壁外は巨人だらけだから無理だろうけど…」
エレン「巨人共を全て駆逐したら、この狭い壁の中から出たい」
サシャ「本当に意外です」
サシャ「エレンは、こう…復讐に燃えるような人だと思ってたんですが…」
エレン「家族の復讐は勿論するさ」
エレン「それに巨人と戦うことは目的であって夢じゃないよ」
サシャ「なるほど…」
カンカンカン
エレン「お、そろそろ寮に戻るか」
エレン「それじゃ、おやすみサシャ」スタスタ
サシャ「はい、おやすみなさいエレン」スタスタ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
暇があったらまた書きます
ので
またの
ーしかしー
ーその瞬間ー
エレンの頭が消しとんだ!
サシャ「え?」
キース「あふん」
その他「うっそーん」
私です
ちょっとだけ
続きを書こうとおもいます
ので
再開です
【男子寮】
コニー「よう、エレン…ちょっといいか?」
ベルトルト「…」
エレン「コニーにベルトルト…珍しい組み合わせだな…」
コニー「まぁ、ちょっと…な」
ベルトルト「それでエレン…さっきの食道での事何だけど…」
エレン「立体機動についての事か?」
ベルトルト「いや、そうじゃなくて…」
コニー「お前、さっき食道で自分の夢について熱く語ってたじゃねーか」
エレン「(う、やっぱ聞こえてたんだ…恥ずい…)」
エレン「まぁ、そうだな」
エレン「壁を出て、探検するのがオレの夢だよ」
コニー「炎の水や氷の大地や砂の雪原、だっけか?」
エレン「おう…あと、見たこともない動物を探したり、見たこともない植物を見つけたりしたいな」
ベルトルト「へぇ…」
コニー「…」
コニー「なぁ、エレン」
エレン「ん?なんだ?」
コニー「お前、本気で自分の夢を叶えるつもりか?」
エレン「そう言ってるけど…」
コニー「でもさ、その夢を叶えるためにも」
コニー「まず、外にいる巨人共を絶滅させなきゃならねーだろ?」
コニー「お前にそれが出来るのか?」
ベルトルト「…」
エレン「…正直に言うと無理だ」
エレン「オレだって命に限りのある人間だ」
エレン「どこかで力尽きて、夢を叶えないまま死ぬかもしれない」
コニー「…」
エレン「でも、オレじゃなくてもいい」
コニー「え?」
エレン「オレがアルミンに影響されたように」
エレン「きっといつか、オレたちの意思を次いで夢を叶えてくれる奴は必ず現れる」
エレン「オレたちはそいつらの為に道を作る」
エレン「そいつらが道を迷わない為に…」
コニー「…お前がそれじゃあ…何も言えないじゃねーか」
ベルトルト「僕も、言葉を失った…」
コニー「…なぁ、エレン…オレも手伝っていいか?」
コニー「その、道を作る夢をよ…」
エレン「手伝うってお前も調査兵団に入るつもりか?」
コニー「お前らの手伝いをするのも悪くないと思ってな」
エレン「そうか…ならこれからもよろしく頼むぜ、コニー」
コニー「おう!」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【剛毅】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…来たか)」
ベルトルト「…」
ベルトルト「…僕は…君たち二人が羨ましいよ」
エレン「ベルトルト?」
ベルトルト「自分の命より大事なものがあって…」
ベルトルト「僕には…自分の意思がない…」
エレン「…」
コニー「…」
ベルトルト「僕は…君たちと違って…臆病なんだ…」
ベルトルト「体動かすの得意…だから…憲兵団の特権階級狙いで兵士を選んだ」
ベルトルト「…すまない…僕を軽蔑してくれ…」
エレン「何言ってんだよ…全然誤ることなんか無いじゃん」
エレン「オレが言ってたそいつらってのは憲兵団とかお前みたいな奴の事を言ってるんだよ」
ベルトルト「え?」
エレン「オレはいつか、お前らを壁の中から引きずり出してやる!」
エレン「そして、内側に引きこもるよりも外の方が楽しいって思わせてやる!」
エレン「いつか…絶対だからな!」
ベルトルト「…エレン」ジワ
コニー「ほら、涙吹けよみっともない」つ【ハンカチ】
ベルトルト「う…ありがとう…コニー…エレン…」ウッウッ
エレン「…」フッ
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【死神】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…なんか…ちょっと疲れたな)」
ベルトルト「エレン…君には…謝らなければいけない事がある」
エレン「?…何のことだ?」
ベルトルト「…」
ベルトルト「今は…言えない…でもいつか話す」
エレン「よく分からねぇけど待ってるぜ」ニッ
ベルトルト「…」
ベルトルト「(僕は…戦士失格なのかもしれない…)」
ベルトルト「(この人類に消えてもらうのが僕らの使命…なのに…)」
ベルトルト「(僕は…揺らいでる…!!)」
ベルトルト「(もう…後には引けないって分かってるのに…)」
ベルトルト「(…)」
ベルトルト「(でも…訓練兵でいる内は…全てを忘れよう…)」
ベルトルト「(いつか…エレンたちが僕らを殺してくれるのを期待して…)」
ベルトルト「(それまでは…)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報そのⅧ
コニーのアルカナ
剛毅:
剛毅のアルカナは前向きな強い意志や熱くなる感情を意味します。
目標に対しての強い意志と、
問題や障害を乗り越えていく忍耐力を表すアルカナです。
前向きな意志と最後まで諦めない根気を意味する良いアルカナですが、
状況しだいでは周りが見えずに
自分たちの世界に入り込んで失敗してしまう可能性もあります。
熱くなりすぎると長続きさせるのは返って大変になります。
現在公開可能な情報そのⅨ
ベルトルトのアルカナ
死神:
死神のアルカナは苦境や終末、解体を意味します。
物事を辞める事や、根本的な部分から考え直す
必要性を表すアルカナになります。
良いアルカナではありませんが、行き詰った状況を打開し、
新しい状況を迎えるための方向性を示してくれるアルカナです。
無理に行き詰った状況を続けていても、好転するわけではありません。
思い切って考え直すことが一番なのかもしれません。
私です
短いですけど今日はここまで
しばらくの間はゲームをやります
ので
次にいつ書くのかまだ決まってません
それでは
おやすみなさい
私です
魔装機神面白いです
まだ途中ですけど、そろそろこっちを進めます
ので
書く
ー一週間後ー
【訓練場平地】
ヒョオオオオオオオオオオ
馬「…」パカパカ
エレン「…」ズルズル
馬「…」パカパカ
エレン「…」ズルズル
パカパカパカパカ
ズルズルズルズル
ミーナ「ぷ、ぷぷ、ぷくくく…」プルプル
トーマス「笑うなミーナ、エレンに悪いだろう?…ぷぷ」
ユミル「ぎゃはははははははッ、ははッ、最高だよッエレン!!」ゲラゲラ
ミカサ「ユミル笑い過ぎ…ふふ」
アルミン「まさか鐙に足を引っかかったまま馬に引きずられるなんて…」ハァ
パカパカパカパカ
ズルズルズルズル
ライナー「おい、誰か助けろよ…くくッ」
ジャン「いや、このまま見るのも面白いし…それに」
パカパカパカパカ
ズルズルズルズル
ドウドウ
エレン、ダイジョウブ?
ジャン「な?ほっといても助ける奴がいるんだ」
ジャン「心配するだけ無駄だ…さっさと訓練に戻ろうぜ…ライナー?」
ライナー「…」
ウラヤマシスギル!!
ウオ!?ドウシタライナー!
クリスタ「立てる?エレン」スッ
エレン「あぁ、わりぃなクリスタ…」ガシッ
クリスタ「馬…上手く乗れないの?」
エレン「(『うま』だけに…な)」
エレン「そうなんだよ…何が嫌なんだこいつ…」
クリスタ「うーん…多分エレンが馬に優しくしていないからなんじゃないかな」
エレン「そうか?他の奴らも特別馬に優しくしているようには見えねぇんだが…」
クリスタ「きっとこの馬はエレンに優しくされたいんだよ」
エレン「オレに?」
クリスタ「うん」
クリスタ「例えば、エレンがもし馬だったら、自分の背中に嫌いな人なんて乗せたくないでしょう?」
エレン「そりゃ…まぁ…」
クリスタ「だったら優しくしなきゃ」ニコ
エレン「…そうだな」
クリスタ「でも、今日中に懐くはずないから…」
エレン「ですよね…」ズーン
クリスタ「…」
クリスタ「ね、ねぇ、エレン…」
エレン「ん?」
クリスタ「今日は…私の馬で訓練しよ?」
クリスタ「これじゃ、時間がもったいないし…ね」
エレン「クリスタのって、もしかして2人で乗るのか?」
クリスタ「う、うん…いや?」
エレン「全然」キッパリ
クリスタ「そ、そっか!それじゃ後ろに乗って…///」テレテレ
エレン「お、おう…」ザッ
エレン「!?」
【法王】 Rank 2 → Rank 3
エレン「(…また上がった)」
クリスタ「…でね、手綱をってエレン聞いてるの?」ムッ
エレン「!…わりぃ、聞いてなかった」
クリスタ「もう!エレンなんてしらない!」プイ
エレン「お、おいおい…機嫌直せよクリスタ…」アタフタ
クリスタ「…」
クリスタ「…次からは…ちゃんと私の話を聞く?」プクー
エレン「お、おう…」
クリスタ「なら許す!…///」
エレン「(…女心ってよく分からねぇ)」
キャキャウフフ
アハハハハハ
ベルトルト「…青春だね」シンミリ
マルコ「…そうだね」シンミリ
ライナー「…」
アルミン「なんかライナーが息してないよ…」チョンチョン
ジャン「…ほっとけ」スタスタ
キャッ、モウ、エレンタラドコサワッテルノ?
チ、チガウ!イマノハワザトジャナイ!
ジャン「…訓練に戻るか」スタスタ
アルミン「…そうだね」スタスタ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー数日後ー
【訓練施設広場】
ザワザワザワザワ
エレン「ん?なんだ?」
アルミン「何か掲示板に張り紙が貼ってある」
ミカサ「見てみよう」スタスタ
チョットドイテドイテ
トウリマスヨー
ミーナ「あ、エレン」
エレン「なに見てんだみんな」
ベルトルト「えっと、これ」ビシ
エレン「どれどれ…」
【104期訓練兵順位結果発表】
首席 ライナー・ブラウン
2番 アニ・レオンハート
3番 エレン・イェーガー
4番 ベルトルト・フーバー
5番 サシャ・ブラウス
6番 マルコ・ボット
7番 ジャン・キルシュタイン
8番 ミーナ・カロライナ
9番 ミカサ・アッカーマン
10番 ナック・ティアス
12番 コニー・スプリンガー
15番 ユミル
19番 ダズ
21番 サムエル
25番 クリスタ・レンズ
26番 トーマス・ワグナー
27番 トム
29番 フランツ
30番 ミリウス・ゼルムスキー
33番 ハンナ
35番 アルミン・アルレルト
エレン「お!ライナーすげえ!首席じゃん!」
エレン「(オレは3番か…)」
エレン「(まぁ、こんなもんだろう…)」
クリスタ「エレン、おめでとう!」
エレン「おう、サンキューな」ニッ
コニー「やっぱライナーが首席になったか…」
ライナー「フッ…」
アルミン「総合的に見ればライナーが一番だもんね」
エレン「立体機動術も最初と比べたらさらに上手くなったもんな」
アルミン「それを言うならジャンだって負けて無いよ」
ベルトルト「ジャンから学ぶ事は色々あるよね」
ジャン「よせよ、これは一時的な結果だし」
ジャン「次の結果発表にまた変動するだろ」
ジャン「特に、オレも含めての6番以下の奴らはあまり差がない」
ジャン「いつ抜かれるかわかんねぇ…」
ミカサ「でもジャン」
ミカサ「上位入りしたのだからもう少し素直に喜ぶべき」
ジャン「お、おう…悪かったな、水を差すようなことを言って」
エレン「まぁ、気持ちは分かるよ」
エレン「ここにいる皆は上位を狙おうとするライバルばっかりだもんな」
エレン「それにオレは首席の座を狙ってるから今のままじゃ満足できねぇ」
サシャ「3番で上位入りしましたのに更に上を狙いますか」フム
ユミル「どんだけ欲張るんだよ…」
エレン「オレは1番じゃないと気がすまねぇんだよ」
エレン「(…何故だかわからねぇけど)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【訓練場】
ヒョオオオオオオオオオオ
エレン「さて、少しでも成績が伸びるよう自主練でもするか」ザッザッザッ
エレン「ん?あれは…」
・・・ハァ
エレン「もしかしてアニか?」
エレン「…」
エレン「声かけてみよ」ザッザッザッ
アニ「ん?アンタ…」クルッ
エレン「よぅ、こんなところで何してるんだ?」
アニ「べつに…」
エレン「そっか…」
アニ「…」
エレン「…」
エレン「そういえば…結果発表、2番だったな…おめでとう」
アニ「そんな一時的な順位に何の意味もないよ…」
エレン「はは、ジャンと同じこと言ってらぁ…」
アニ「卒業までに上位入りすればいいんだよ…」
エレン「なるほどな…」
エレン「つまりアニは憲兵団に入りたいのか…」
アニ「…悪い?」
エレン「いや、全然…」
アニ「…そう」
アニ「…」
エレン「…」
アニ「何も言わないの?」
エレン「例えば?」
アニ「…お前にはガッカリした、とか…」
エレン「別にガッカリとかはしてねぇよ」
アニ「…そう」
エレン「そうだよ」
アニ「…」
アニ「…私は」
エレン「ん?」
アニ「私は…戦うのが怖い…」
エレン「は?お前なにを言って…」
アニ「私はいろんなものを押し付けられて…背負わされた…」
アニ「勝手だよ…私に一体なにを期待していたのさ…」
アニ「本当に…息苦しいよ…」
エレン「アニ…」
エレン「(前からすげぇヤツだと思ってたけど…)」
エレン「(やっぱ…いろんな悩みとか…あるんだな…)
エレン「(…アニの事…ちょっとだけ分かった気がする…)」
エレン「!?」
【恋人】 Rank 1 → Rank 2
エレン「(…上がった…か)」
アニ「…すまない」
アニ「らしくないな…弱音を吐くなんて…」
エレン「アニ…オレでよければ…その、悩みを…聞いてあげようか?」
アニ「いいよ…そんなの…」
アニ「今日はたまたま…弱気になってただけだから…」
エレン「…そっか」
アニ「でも…気遣ってくれて…本当に、ありがとう…///」
エレン「おう」
アニ「…」
エレン「…」
エレン「(さすがに自主練できる雰囲気じゃねぇなこれ…)」
エレン「…アニ、そろそろ中に戻ろうぜ」
アニ「いや…私はもう少しだけ…外にいるから…」
エレン「そっか…なら、また明日な」ザッザッ
アニ「うん…また…明日…」
アニ「…」
アニ「(…本当…いつまでこれを続ければいいの?)」
アニ「(早く自由になりたいよ…)」ジワ
アニ「(…エレン)」グス
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【男子寮】
ガヤガヤガヤガヤ
アルミン「あのさぁ、ライナー…」
アルミン「どうして男子を一か所に集めたのさ」ジッ
ミリウス「おかげでこっちの男子寮が狭すぎて眠れねぇ」ファー
トーマス「おまけにこの人口密度で若干、寮内がサウナのように熱いよ…」パタパタ
ジャン「さっさと要件を言えよ、こっちも眠いんだから」
ライナー「まぁ待て、まだアイツが…」
ガチャ
エレン「帰ったぞ…ってあれ?」
エレン「なんでみんながここに集まってるんだ?」
ライナー「来たか…」
エレン「ん?どうしたライナー…」
ライナー「ああ、男子全員に知らせがあってな…」
ナンダナンダ
ナンカジケンカ?
ライナー「静粛に!!!」バン
エレン「声でけぇよ!」バキッ
ライナー「ぐはッ!」ドサッ
マルコ「ライナー…大声出すと教官が来るから…」
ライナー「す、すまん…つい」プルプル
ベルトルト「それで、知らせって何のこと?」
ライナー「あ、ああ…この施設内で恋人同士になった奴らがいやがる…」
男子一同(一部除く)「「「「「!?」」」」」
エレン「(…ほう)」
コニー「(もう、帰っていいかな…)」ファー
マルコ「そ、それで一体どこのクズ野郎なんだ!」クワッ
ライナー「フランツだ…」
ナック「アイツが!?」
アルミン「それでフランツの相手は一体誰なんだ!」
ライナー「ハンナだよ…」
サムエル「う、嘘だろ!?」ガタッ
トム「ハンナはオレが狙ってたのにッ!!」ガタッ
アルミン「(…良かった)」
ジャン「(相手がミカサじゃないなら…)」
ダズ「(オレの好みは黒髪だからどうでもいい…)」
ベルトルト「それで、ライナーはどうするの?」
ライナー「いや、どうもしないが…」
アルミン「じゃあ何でこの話を持ち出したのさ…」
ライナー「すまん…何だかモヤモヤしていたから」ソワソワ
アルミン「(ライナーがなんか気持ち悪い…)」
ミリウス「でも彼女か…なんか羨ましいよな…」
マルコ「この際だからみんなで語ろうよ」
コニー「いや、語らないでもう寝ようよ…」ネミネミ
ミリウス「オレはクリスタと結婚する」キリッ
マルコ「早ッ!」
トム「っていきなり!?」
ライナー「ちなみにオレもクリスタと結婚するから」
アルミン「僕もクリスタが一番、かな」
エレン「(クリスタ多いな…)」
サムエル「オレはサシャがいいな…なんか可愛いから」
ナック「あぁ、その気持ちわかるわ…」ウンウン
マルコ「僕は皆からはあんまりマークされてないミーナがいいかな」
ジャン「オレはミカサさえいれば、他はどうでもいい」
アルミン「…」
エレン「(ジャン…お前はぶれないな…)」
ダズ「オレも相手が黒髪なら他はどうでもいいな」
アルミン「ッ!?」クルッ
マルコ「え!?」クルッ
ジャン「おいダズ、それってもしかしてミカサの事か?」
ダズ「いや、アイツはオレのタイプじゃないし…」
ダズ「(カワイイけどな…)」
ダズ「オレはユミルみたいな奴が好みなんだ」
ライナー「お前の趣味は分からん」
ベルトルト「でも気持ちは分かるよ…」ウンウン
ミリウス「(つまりマゾか…)」
コニー「…」zzz
アルミン「(こいつら気持ち悪いな…)」
アルミン「エレンはミカサとかどう?」
エレン「…」
アルミン「エレン?」
エレン「なぁ、アルミン」
エレン「前から思ってたんだけどさ…」
アルミン「な、なにかな?」
エレン「こういう話をする時、お前はいつもオレに『ミカサとかどう?』って訊くよな?」
アルミン「え、き、気のせいじゃないかな?」アセアセ
エレン「いいや、気のせいじゃない!」
エレン「いつも昔からオレに対してミカサ、ミカサって」
エレン「お前、オレとミカサをくっつけようとしてるのか?」
アルミン「!」ギクッ
ジャン「な、何だと!?」ガタッ
エレン「言っておくがアルミン、オレはミカサを異性として見る気はねぇぞ?」
アルミン「…」
エレン「むしろ、ミカサを異性として見てるのってアルミンの方だよね?」
アルミン「ちょ!?」
ライナー「ほう」ニヤニヤ
マルコ「なるほどね」ニヤニヤ
ジャン「な!?どういうことだアルミン!」ガシッ
アルミン「ちょ、放してよジャン!」ジタバタ
コニー「…」zzz
エレン「つーかアルミン、自分の気持ちを誤魔化す為にクリスタの名前を出すとか、ちょっと最低だぞ…」
アルミン「う…」
ライナー「それは許せんな」
ジャン「お前はミカサが好きなのか!?」
アルミン「う…うぅ…」
ジャン「どうなんだよ、アルミン先生よぅ!?」
アルミン「う、うがああああああああああ!!」ガバッ
ジャン「うお!?」
アルミン「そうだよ、そうなんだよ!」
アルミン「僕はミカサが大好きなんだよ!」
アルミン「ミカサはエレンのこと、好きみたいだったから…」
アルミン「彼女の気持ちを尊重してエレンと幸せになって欲しかったんだ!!」
エレン「(いや、多分ミカサのオレへの気持ちは、恋愛感情じゃないと思うぞ?)」
アルミン「でもエレンはミカサのことを異性として見てないからチャンスだと思ったんだ!」
アルミン「本当は色々やるはずだったんだけど…」
アルミン「ジャンが初日で余計な事をするから!」
ジャン「知らねぇよそんなもん」
ジャン「つーかお前が何もしてねぇだけじゃねぇか!」
アルミン「うるさい!この馬面が!」ダッ
ジャン「吠えんな!このちびガキが!」ダッ
オ、オンナノトリアイダ!
キョウカンガクルカラヤメロ!
ベルトルト「エレン…あれ、止めなくていいの?」
エレン「ああ、別にいいだろ」キッパリ
マルコ「自分で焚きつけておいて放置とか…」
ライナー「悪魔か、お前は…」
サムエル「そういえば、エレンはまだ好みの女の子とかまだ言ってないな」
ライナー「で、エレンはどうなんだ?」
エレン「オレか?オレは…」
エレン「そうだな…ミステリアスで悩みとかが多い女性が好きだな」
男子一同(一部除く)「「「「「は?」」」」」
コニー「…」zzz
マルコ「どういうことなの?エレン…」
ライナー「訳が分からないぞ」
エレン「あれだよ、なんか…そうだな…」
エレン「例えば、悩みのある女性が思わずため息を漏らすとさ…」
ベルトルト「漏らすと?」
エレン「エロくないか?」
男子一同(一部除く)「「「「「…」」」」」
コニー「…」zzz
アルミン「ねえ、エレン」ヌッ
アルミン「その特徴からして、今の同期で当てはまる女の子っているの?」
ライナー「お、もういいのかお前ら」
ジャン「ああ…とりあえず、はな…」
アルミン「で、どうなの…エレン」
エレン「うーん、そうだな…」
エレン「当てはまる女子は…アニとクリスタとサシャだな」
エレン「あと、ミステリアスと言えばアニとユミル…あとクリスタもそれっぽいな」
エレン「あいつらと恋人になってみてぇな…」
男子一同(一部除く)「「「「「うぉい!!」」」」」
エレン「うお!?」ビクッ
ナック「せめて一人に搾れよ!」
ライナー「つーかアニならともかく、クリスタは悩みとか無いだろ!?」
サムエル「あとサシャもだよ!」
エレン「いや、悩まない人間とかいないと思うぞ?」
ライナー「とにかく、クリスタはオレと結婚するからだめだ!!」ドン
ミリウス「オレもクリスタと結婚するけどな!!」ドドン
サムエル「ちなみにサシャはオレと付き合う予定だから諦めろ!!」ドドドン
ベルトルト「僕はアニに告白するからだめだよ、エレン」ドドドドン
ダズ「ユミルはオレの嫁だから渡さねぇよ」ドンドン
エレン「(…こいつら気持ち悪いな)」
エレン「はぁ…そもそも付き合うかどうかは女子次第だろ」
エレン「もし、女子の方からオレに告白してきたらどうするつもりなんだよ」
ライナー「いや、ねーよ」
ワハハハハハハハハ
ナイナイ、ナイナ
エレンハジョウダンウマイナ
エレン「…」
エレン「(まぁ、いっか)」
エレン「(答えはいずれ分かることだし…)」
エレン「!?」
【魔術師】 Rank 2 → Rank 3
【皇帝】 Rank 1 → Rank 2
【剛毅】 Rank 1 → Rank 2
【死神】 Rank 1 → Rank 2
エレン「(何故か寝てるコニーとまでランクが上がった…なんでだ?)」
モウサッサトネヨーゼ
ソウダナー
エレンイッショニタンケンシヨウジェイ
ジャアマタアシタナー
オウ、オヤスミー
エレン「(…もう…寝よ)」ガバッ
アルミン「ねぇ、エレン」ボソボソ
エレン「ん?何だアルミン」ボソボソ
アルミン「さっきの話、どこまで本気なの?」ボソボソ
エレン「全部だ」ボソ
アルミン「…何がしたいの?」ボソ
エレン「うーん…ハーレム?」ボソボソ
アルミン「何で疑問形なのさ」ボソボソ
エレン「まぁ、そのうち分かるよ」ボソボソ
アルミン「まったく…」ボソ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
暇だった
ので
ちょっとだけ書きます
【Chapter 3 : Combat】
ー1か月後ー
【訓練場】
ヒョオオオオオオオオオオ
キース「今日の訓練は立体機動術による次の段階へ進む為のものだ!!」
キース「貴様らがこれからやる訓練は特殊な場所にある為、全員馬で移動する!!」
キース「そしてこの訓練は今までの生ぬるい訓練と比べて、命をかける必要がある!!」
キース「訓練兵の死亡率は4割を超えるから覚悟するように!!」
ザワザワザワザワ
マルコ「死亡率が4割を超えてるってどういうことなんだ…」
ナック「いったい何をやらされるんだ…」
キース「静粛に!!」
一同「「「「「…」」」」」シーン
キース「なお、詳しい説明は目的地に着いてから話す!!」
キース「されまでは余計な詮索はしないように!!」
一同「「「「「ハッ!!」」」」」ビシッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【???】
ヒョオオオオオオオオオオ
ライナー「何だこりゃ、やけにバカでかい壁だな」
アルミン「見たところ、20mはあるね」
ダズ「壁の向こうにでかい木がちらほら見えるんだが…」
サムエル「ここってもしかして…巨大樹の森か?」
ミーナ「え、うそ!?何でこんな所に!?」
ザワザワザワザワ
キース「全員注目!!」
一同「「「「「」」」」」ザッ
キース「まず、初めに言っておくが…」
キース「ここは巨人の森と呼ばれる場所だ…」
キース「そして、この壁の向こう側には巨人共がいる」
一同「「「「「えっ!?」」」」」
ド、トウイウコトダ!?
ナゼキョジンガ
アルミン「あの、教官!!」サッ
キース「何だ、アルレルト…」
アルミン「先ほど教官はこの壁の向こう側には巨人がいるっと仰いましたが…」
アルミン「確認ですけど…それって本当なんですか?」
キース「事実だ」
アルミン「何故、ローゼ内に巨人が…」
キース「…」
キース「およそ2年前…」
キース「壁の状態を確認していた駐屯兵団の兵士が」
キース「壁に穴が開けられていることに気づいたのだ」
キース「幸い…穴は小さく、入ってくる巨人は2m級から4m級ばかりだ」
エレン「(オレが眠っている間にそんな事が起こってたんだ…)」フム
キース「最初はウォール教が壁の修理を主張したが…」
キース「しかし、調査兵団は兵士育成の為に穴をそのままにしろと主張したのだ」
キース「そして長い話し合いの末…」
キース「調査兵団の主張が通ったのだ」
一同「「「「「…」」」」」
キース「急ぎで作った新しい壁も奴らを食い止めることができた」
キース「小型の巨人共にこの壁を破壊する術が無いのだ」コンコン
アルミン「しかし教官、この訓練に意味はあるんでしょうか…」
アルミン「いくら2~4m級でも…」
アルミン「訓練兵がいきなり巨人と戦うなんて…」
アルミン「これじゃあ、死人が増える一方ですよ!?」
キース「早まるな、アルレルト訓練兵…」
キース「別に巨人と戦えとは言ってない」
アルミン「え?」
キース「ここでの貴様らの訓練内容は…」
キース「立体機動装置で森に入り、ここから反対側まで移動することだけだ!」
キース「そして移動中に巨人を見かけたら接触せず無視しろ!」
マルコ「あの、接触したら…どうなるんですか?」
キース「知れたこと…ただ巨人に食い殺されるだけだ!」
一同「「「「「…」」」」」シーン
キース「まぁ…巨人と戦い、その上勝利するようなことがあったら」
キース「当然、評価し、点数も与える」
キース「ただ…それだけの為に命を賭ける気があるなら…な」
一同「「「「「…」」」」」シーン
キース「この訓練の目的は、巨人に対して戦う度胸を身につける為の訓練だ!」
キース「特に調査兵志望の奴ら!」
キース「最初の壁外調査で巨人に食い殺されたくなければ…」
キース「ここで巨人への恐怖を克服しろ!!」
一同「「「「「ハっ!!」」」」」ビシッ
キース「では、今から貴様らを班に分ける!」
キース「一度だけ言うから聞き逃さないように!!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「なるほど…見事に上位陣がばらけたな」
トーマス「3番のエレンと同じ班なんて心強いよ」
クリスタ「エレン、よろしくね!」
エレン「おう、こちらこそ…な」ニコッ
クリスタ「うん!…///」
ミーナ「さて、エレンが班長だけど方針とかどうする?」
エレン「オレは調査兵志望だから、出来れば巨人と接触したいんだが…」
クリスタ「私も、巨人と戦ってみたい」
トーマス「ん?もしかして、クリスタって調査兵志望なのか?」
クリスタ「あ、うん…そうなの」
クリスタ「巨人との戦いに出来るだけ慣れておきたいなっと思って…」
エレン「トーマスは?」
トーマス「オレか?」
トーマス「オレも調査兵志望だから、巨人をこの目で見ておきたいな」
ミーナ「なるほど…巨人と出来るだけ接触するってことで決まりね」
エレン「ミーナはいいのか?」
ミーナ「私も同じだから」
エレン「そっか」
ミーナ「あ、でも危なくなったらちゃんと守ってよ?」
エレン「安心しろ…オレが必ず守るよ」
ミーナ「頼もしいわね、よろしくね、エレン!」
エレン「おう」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【戦車】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…なんか久しぶりだな)」
トーマス「どうした?…エレン」
エレン「いや、何でもない…」
クリスタ「エレン」クイクイ
エレン「ん?なんだクリスタ?」クルッ
クリスタ「私の事も…守って欲しい…」
エレン「大丈夫、クリスタはオレが守るから」
クリスタ「本当に?」
エレン「ああ、オレの班で死人は出さないさ」
クリスタ「ふふ、頼りにしてるからね…///」
エレン「まかせろ」
エレン「ん?」チラ
エレン「あれは…」
[ベ]
クリスタ「どうしたの?」
エレン「ちょっとここで待っててくれ」ザッザッ
クリスタ「え、ちょっとエレン!?」
ガチャ
エレン「…」
エレン「よう、元気だったか」
ファルロス「来る頃だと思ったよ」
エレン「あのさ、訓練施設で扉が無いんだけど」
エレン「あれ、どうにかならねぇか?」
ファルロス「うーん、残念だけどこればっかりは…」
エレン「…はぁ…そうですか…」
ファルロス「そんなことよりも、今日はペルソナのことでしょう?」
エレン「あ、ああ…今から戦いに行くんだけど」
エレン「ペルソナについて、何かアドバイスとかは?」
ファルロス「ペルソナについては、基本的な事はだいたい話したっけ…」
ファルロス「うーん…そうだな…」
ファルロス「君の属性はワイルド、と言うのを前に話したかな?」
エレン「いや、初耳だけど」
ファルロス「そうか…長い説明は省くけど」
ファルロス「分かりやすく言うと、君のペルソナは複数いる…ということだ」
エレン「複数?一体じゃないのか?」
ファルロス「普通は一体なんだけどな」
ファルロス「ごく稀に、ワイルドの素質を持つ人間が現れるけど…」
エレン「なるほど…」
ファルロス「では、はい」つ【本】
エレン「?…何だこの本?」
ファルロス「それはペルソナ全書」
ファルロス「これから君が手に入れるであろうペルソナを管理する為の本だ」
エレン「そっか…なるほど」
エレン「それじゃあ、そろそろ行くよ」
ファルロス「あぁ、またおいでよ」
エレン「おう」
ガチャ
クリスタ「エレン…どうしたの?」ユサユサ
エレン「ん?お、おう…ちょっとな…」
クリスタ「?」キョトン
エレン「(やっぱ見えないんだな…この扉)」
ミーナ「しっかりしてよエレン」
ミーナ「あと、もうすぐで私たちが呼ばれるから」
エレン「ああ、わかってる」
キース「次!7班!!」
トーマス「お、次はオレたちだ」
ミーナ「班長…出発前に何か言うことは?」
エレン「ある」ザッザッ
エレン「全員いつでも停まれる速度で移動するぞ!」
エレン「あと、2~4m級でも中には奇行種もいるんだ!」
エレン「奇行種に不意打ちを食らわないよう、常に全員で周囲を警戒する!」
エレン「何か質問は?」
ミナトマクリ「「「無い!」」」
エレン「よし…では、行くぞ!!」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【愚者】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…このタイミングでくるとか…)」
トーマス「どうした?エレン」
エレン「い、いや…何でもない」フゥー
エレン「では、気を取り直して…行くぞ!!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報そのⅩⅠ
ミーナのアルカナ
戦車:
戦車のアルカナは積極的な行動や最終的な勝利を意味します。
積極的な行動が結果につながり勝利を勝ち取れることや、
問題を乗り越えられる状況を表すアルカナになります。
最終的な結果を手にすることが出来る良いアルカナになりますが、
その後のことは保障されていません。
一時の感情に任せて勢いに乗ることも大事ですが、
最終的な構想をしっかりと描いておかないと、
現実逃避や一時の思い出にしかならずに長続きしないかもしれません。
現在公開可能な情報そのⅩⅡ
104期生のアルカナ
愚者:
愚者のアルカナは変化や柔軟さ、これからの期待を意味します。
現状では満足できず、変化を求めている気持ちや前向きな姿勢、
期待などを表すアルカナになります。
気持ちが新鮮さや楽しみを探して浮いているような状態です。
好奇心にあふれ、刺激を求めていることも少なくは無いでしょう。
私です
短いけど今日はここまで
実は戦闘にかんして、かなり悩みました
エレンたちが戦うのは卒業後の話なんですけど
出来ればそれを早めたい、と思った所で
このオリジナル舞台です
RPG風に言うならダンジョンと思えばいいです
ので
かなり原作と違うベクトルで物語が進むかもしれません
されでは
バイバイ
私です
眠る前に少しだけ続きます
パシュ
カツ
ヒュン
エレン「まだ見かけないな…巨人…」ヒュン
トーマス「そ、そうだな…」ヒュン
ミーナ「まぁ、もしいたら私が倒すんだけどね」パシュ
クリスタ「…」ヒュン
エレン「…」ヒュン
エレン「(最初に出発した時は皆、元気だったのに…)」パシュ
エレン「(今じゃ全員、苦虫を噛みしめた顔になってるぞ…)」ヒュン
エレン「(やっぱ怖いんだよな…)」パシュ
エレン「ん?」ヒュン
エレン「ッ!?」
エレン「全員止まれ!!」バッ
ミナトマクリ「「「ッ!?」」」ビクッ バッ
ミーナ「ど、どうしたの?」
エレン「あれを見ろ」ビシッ
ズシン ズシン
トーマス「巨人だ…」
クリスタ「本当にいたんだ…」
エレン「4m級だな」
エレン「どうやら、まだオレたちには気づいていないらしい」
エレン「奇襲を仕掛けるなら今だな」
トーマス「奇襲って…本気かエレン?」
エレン「ああ…」
エレン「とりあえず、単独で仕掛けてみる…」
エレン「お前たちはその場で待機だッ」パシュ
クリスタ「あ、エレン!」
エレン「(まずは皆を勇気づけなくちゃ話にならねぇ…)」ヒュン
エレン「(でないと本番では戦えないし、連係もできないしな…)」ヒュン
エレン「(その為には」パシュ
エレン「(オレが巨人を倒す所を見せないと…)」ヒュン
エレン「(根拠は無いけど…そうすれば、みんなを元気付ける…はず)」パシュ
巨人「」ズシン ズシン
エレン「後ろがガラ空きだぜ?」ヒュン
巨人「」ズシン ズシン
エレン「…」パシュ カツ ギュン
エレン「ふっ!!」ズバ
巨人「」ズシン
巨人「」ゴオォ
エレン「ふぅ…」
ミーナ「エレーン!」ヒュン ダッ
トーマス「凄かったぞお前!」ヒュン ダッ
エレン「たまたまだよ、最後までオレに気付けなかったし」
クリスタ「エレン!」ヒュン ダッ
エレン「おう」
クリスタ「もう!単独行動はやめてよ!見ててハラハラしたから!」プンスカ
エレン「お、おう…悪かったな、勝手なことをして…」
ミーナ「次は全員でかかりましょ」
トーマス「今度はオレが巨人を倒す!」
エレン「はは、言ったなトーマス」
エレン「(…よかった…みんなの顔色が段々戻ってきている)」
エレン「(士気が低下したまま巨人に挑むと…)」
エレン「(間違いなく返り討ちに会うからな…)」
エレン「(とりあえず…これで戦える…)」
エレン「さて、さっさと移動するぞ」
エレン「足を止めてると奴らが来る…行こう」
ミナトマクリ「「「了解!」」」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
もう眠い
ので
ここまでにしときます
おやすみなさい
私です
今日は気分最高です
昨日書いたばかりですが
一気に進めます
巨人「」ズシンズシンズシン
エレン「く、素早いな!コイツは奇行種だ!」パシュ
エレン「オレが囮になる!」ヒュン
エレン「ミーナ!お前は足を狙え!!」ヒュン
ミーナ「了解!」パシュ
エレン「トーマスは奴の後ろに回り込み、うなじを狙え!!」パシュ
トーマス「了解した!」パシュ
エレン「クリスタはトーマスの援護を!!」ヒュン
クリスタ「わかった!」パシュ
エレン「さぁて…」チラ ヒュン
巨人「」ズシンズシンズシン
エレン「しっかし、早いなコイツ…」パシュ
エレン「頼んだぜ…みんな」ヒュン
ズシンズシンズシン
クリスタ「目標との距離まであと200!」ヒュン
トーマス「ミーナ!足を!」ヒュン
ミーナ「わかってる!!」パシュ
ミーナ「くっ!」ギュン
巨人「」ズシンズシンズシン
ミーナ「これで…」ギュン
ミーナ「転びなさい!!」ズバ
巨人「」グラ
トーマス「次はオレの番だ!」ギュン
トーマス「はあッ!!」ズバ
巨人「」ズシン
巨人「」ゴオォ
クリスタ「やった!」ヒュン ダッ
エレン「おう、お疲れさん」ヒュン ダッ
トーマス「見たかエレン!これでオレも討伐数1体だ!」
エレン「ああ、オレと一緒だな」
クリスタ「私だけまだなにもしてない…」シュン
ミーナ「まぁ、チャンスならまだあるから落ち込まないで」ヒュン ダッ
クリスタ「だといいけど…」
エレン「はは…ん?」
ズシン ズシン ズシン
エレン「みんな…巨人だ…」
ミーナ「え?」クルッ
エレン「しかも複数…3体はいるな…」
クリスタ「こっちに向かってる…」
ミーナ「襲う気まんまんね…」
トーマス「マジかよ…どうするんだ?エレン」
エレン「そうだな…」
エレン「応戦しよう…お前たちはあのハゲをやれ」
エレン「オレは残り2体を引き受ける」
クリスタ「エ、エレン!いくらなんでも1人だなんて…」
ミーナ「せめて二手に分かれるべきでは?」
エレン「それはお互いの力量が同じだった場合の話だろう?」
エレン「それに巨人は3体いる…全てを分散するのは難しい…」
クリスタ「でも…」
エレン「安心しろ…伊達に3番をやってるわけじゃないさ」
エレン「うまくやるよ…だから…」
クリスタ「…うん…わかった」
エレン「よし、ミーナ!」
ミーナ「なに?」
エレン「オレが離れてる間、お前が指揮を取れ」
ミーナ「わかった」コク
エレン「よし…いくぞ!!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ズシン ズシン ズシン
トーマス「よし!予定どうり、2体はエレンの方へ向かった!」ヒュン
クリスタ「あとは私たちでこの巨人を…」パシュ
巨人「」ズシン ズシン
ミーナ「トーマス!貴方は先行して巨人の注意を引いて!」パシュ
トーマス「了解!」パシュ
ミーナ「クリスタは私と二人で足を狙う!」ヒュン
クリスタ「わかった!」パシュ
ミーナ「行くわよ!」ヒュン
巨人「」ズシン ズシン
トーマス「こっちだ!デカブツ!!」ヒュン
巨人「」ズシン ズシン
ミーナ「学習能力が無いのよ!アンタらは!!」ギュン
ミーナ「しッ!」ズバ
巨人「」グラ
クリスタ「私も…役に立ってみせる!」ギュン
クリスタ「くッ!」ズバ
巨人「」ズシン
ミーナ「これで…とどめよ!!」ギュン ズバ
巨人「」ゴオォ
トーマス「よし、これで何とかなったな」ヒュン
クリスタ「ミーナ、早くエレンを援護しに行こう」パシュ
ミーナ「わかった…それじゃ行こう!」パシュ
クリスタ「(待っててね…エレン…)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
巨人1「」ズシン ズシン
エレン「…」パシュ
巨人2「」ズシン ズシン
エレン「…ここまで来れば…見られる心配もないだろう」ヒュン
巨人1「」ズシン ズシン
エレン「さて、久しぶりにやってみるか…」ニヤ ヒュン
エレン「来い…フェンリル!!」ガリ カッ
フェンリル「」フワ
エレン「まずは動きを止める…ブフーラ!」ヒュン
フェンリル「」ヒュッ
巨人1「」カキーン
エレン「よし、あっちが凍ってる間に片方をやつけるか」パシュ
エレン「せっかくだから、お前にはワイルドの力とやらを試させてもらうぜ!」ヒュン
巨人2「」ズシン ズシン
エレン「まずは…ペルソナ全書を開くんだったな」パララ ヒュン
エレン「そうだな…まずはこいつからだ!」パシュ
エレン「来い…ティターン!!」ガリ カッ
ティターン「」フワ
エレン「マハジオ!!」ヒュン
ティターン「」ヒュッ
ジリリリリリリリ
巨人2「」ビリビリ
エレン「動きが鈍った処で…」ギュン
エレン「ふんッ!!」ズバ
巨人2「」ズシン
巨人2「」ゴオォ
エレン「続いて…グール!!」ガリ カッ
グール「」フワ
エレン「スクカジャ!」パシュ
グール「」ヒュッ
エレン「よし!これで…」ダッ タッタッタッ
エレン「立体機動装置を使わなくても…」タッタッタッ
エレン「この…速さだ!」タッタッタッ ダッ
エレン「死ねよ…巨人!!」シュッ
巨人1「」カキーン
エレン「しッ!」ズバ
巨人1「」ズシン
巨人1「」ゴオォ
エレン「…ふぅ」
エレーン!!
エレン「ん?あれは…」
クリスタ「エレン!無事!?」ヒュン ダッ
エレン「クリスタ…みんな…」
ミーナ「巨人は?」ヒュン ダッ
エレン「もう片付いたよ」クイ
巨人1「」ゴオォ
巨人2「」ゴオォ
トーマス「お前1人でやったのか?」ヒュン ダッ
エレン「まぁな…そっちは?」
ミーナ「当然やつけたよ」ブイ
クリスタ「私も頑張ったよ!」
エレン「そうか…頼もしいな」
クリスタ「えへへ…///」テレテレ
エレン「さて…そろそろ出口に向かおう」
エレン「ガスの残量も心配になってきたしな」カンカン
ミーナ「賛成…」
トーマス「ようやく出られる…さすがに疲れたよ…」
エレン「よし、それじゃあ行くぞ!」
ミナトマクリ「「「おお!」」」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ガヤガヤガヤガヤ
コニー「マルコ!お前の班、本当に巨人を見たのか!?」
マルコ「ああ、本当だよ」
トム「初めて見た巨人には本当にビビった…」ガタガタ
マルコ「接触するのが怖くて、すぐに逃げたよ」フゥ
コニー「いいなぁ…オレ、調査兵志望だからどうしても巨人を一度見たかったんだよなぁ…」
ハンナ「コニーたちは巨人を見かけなかったの?」
サムエル「会えなかったのは単に運がいいのか、それとも悪いのか…」
ザッザッザッ
ミカサ「ねぇ、エレンの班を見かけなかった?」
マルコ「あ、ミカサ…いや、見かけなかったな…」
ミカサ「そう…」シュン
コニー「やっぱ、まだ戻ってないのか…」キョロキョロ
ミカサ「うん」
ミリウス「8班のライナーたちが先に森を抜け出たんだよな」
ジャン「つーかエレンの班以外、全員いるぞ」
サシャ「何かあったんでしょうか…」
アルミン「エレンの事だから…たぶん、巨人に挑んだかも知れないけど…」
一同「「「「「…」」」」」シーン
ナック「もしかして…あいつら…全滅したんじゃ…」
ユミル「おい!バカなことを言ってんじゃねぇよ!!」ガバッ
ユミル「7班にはクリスタがいるだろうが…」
ユミル「嫌な事を想像させるんじゃねぇよ!!」
ナック「わ、悪い…」
ユミル「次にまた縁起でもねぇことを言ってみろ…」パキパキ
ナック「わ、わかった、わかったからもう言わないから…」
アルミン「でも…本当どうしたんだろう…」
ヒュウ ダッ
トウチャク!!
アルミン「ん?」クルッ
ジャン「あ?」クルッ
ヨウヤクツイタ
ミンナブジデヨカッタ
オレタチガサイゴカ?
一同「「「「「…」」」」」
ザッザッザッ
エレン「さて、そろそろ休んで…ん?」パチクリ
トーマス「どうした?エレン…」
エレン「いや…あれ…」ビシ
クリスタ「あれは…」
ミーナ「あ、あそこに皆がいる」
トーマス「何でみんな、あんな処で固まってんだ?」
ミーナ「さぁ?」
エレン「おーい!!みんなー!!」
エレン「そこで何やってんだー!?」
一同「「「「「エレーン!!!」」」」」ドッドッドッドッ
エレン「うお!?」ビクッ
エレン「皆こっち来た…」
アルミン「エレン!!何があったの!?」ガバッ
エレン「え?…あ、と…」
アルミン「説明して!!」
エレン「いや、だから…その…」
アルミン「NOW!!」ダン
キース「うるさいぞアルレルト…」ザッザッ
アルミン「あ、教官」
キース「これは一体何の騒ぎだ?」
アルミン「はっ!エレンら7班がようやく到着したとの事です!」ビシッ
キース「ようやく、か…」
キース「イェーガー訓練兵!!」
エレン「はっ!」ビシッ
キース「何があったか報告しろ」
エレン「はい!」
エレン「移動中に巨人を発見し、戦闘を仕掛けました!」
エレン「その為…合流するまでに多少時間が掛かりました!」
キース「…ふむ」
ザワザワザワザワ
アイツラキョジントタタカッタノカヨ
ヨクヒトリモシナズニモドッテコレタナ
エレン「…」
キース「では7班…戦果を報告しろ」
エレン「はッ!エレン・イェーガー!討伐数3体、討伐補佐数1体!」
ミーナ「ミーナ・カロライナ!討伐数1体、討伐補佐数1体!」
トーマス「トーマス・ワグナー!討伐数1体、討伐補佐数1体!」
クリスタ「クリスタ・レンズ!討伐補佐数0体、討伐補佐数1体!」
キース「ふむ」カキカキ
キース「初めての戦闘にしてはなかなかの結果だ…」カキカキ
エレン「(オレは初めてなんかじゃないけどな…)」
キース「7班以外にまだ戻ってない班はいないな!?」
キース「ならば支度をしろ!!」
キース「施設に戻るぞ!!」
一同「「「「「はッ!!!」」」」」ビシッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
疲れました…文字どうり燃え尽きました…
次に明日か明後日あたりにまた書きます
もう眠い…
ので
おやすみなさい
私です
今日も暇を持て余してる
ので
少しだけ書こうと思います
【訓練施設門前】
ヒョオオオオオオオオオオ
パカパカパカパカ
ミリウス「よ、ようやく…帰って…これ…た…」
マルコ「訓練から施設に戻るだけなのに…」
マルコ「こんなに安心したのは…生まれて初めてだよ…」
ジャン「まぁ、自分の方から巨人がいる所にいくなんて…」
ジャン「普通に考えて…無いよな…」
アルミン「調査兵以外は…」
エレン「だな…」
ゾロゾロゾロゾロ
エレン「ん?あれは…」
ライナー「102期兵の先輩方だな」
ベルトルト「もしかして訓練かな?」
ミカサ「でも馬に乗ってる…」
コニー「じゃあ馬術の訓練か?」
フランツ「それにしては…かなりの重装備だけど…」
アニ「たぶん…巨人の森に行くんじゃない?」
ユミル「そういえば…先輩方は今年で卒業だったな」
ライナー「なるほど…つまり、卒業が近いから今の内に戦いの感覚を身に付けようとしてるのか」
サシャ「あれ?でも遅くないですか?」
ライナー「何がだ…」
サシャ「だってエレンたちは既に巨人と戦っていましたよ?」
サシャ「なのに今から戦いの感覚を身に付けるなんて…遅くないですか?」
一同「「「「「…」」」」」シーン
アルミン「あのねサシャ…それとエレンだけど…」
エレン「ん?」
アルミン「さっき教官に聞いたけど…」
アルミン「本来…巨人との戦闘は3年生になってからだったんだよ…」
エレサシャ「「…」」
アルミン「つまりエレン…7班は先走りしすぎ…」
7班「「「「うッ…」」」」
ミーナ「いや、でもアルミン…」
ミーナ「ちゃんと結果を残せてるんだから…別にいいんじゃ…」
クリスタ「そ、それに教官はこの事についてなにも言わなかったし…」アセアセ
ミカサ「言わなかったんじゃなく、呆れてたんじゃ…」
7班「「「「…」」」」シーン
エレン「こ、これはいじめだ…」
トーマス「結果を残した7班に対する露骨ないじめだ…」
アルミン「いや、別に苛めてる訳じゃ…」
エレン「だったらいいじゃんか…1年生が巨人と戦っても…」
ミカサ「でもエレン…やっぱり危ないから少しだけ控えるべきだと思う…」
ジャン「そうだぞエレン…あんまりミカサを心配させるんじゃねぇよ」
エレン「いや、でもさ…」
アルミン「あのね…エレン」
アルミン「別に戦うな…っとは言わないけど…」
アルミン「せめて、もう少しだけ余裕を持とうよ…」
アルミン「時間なら3年間もたっぷりあるしさ」
エレン「…分かったよ…確かにオレも少しだけ気持ちが早まり過ぎた…すまん」
ユミル「お前らもだぞ」ジッ
ミナトマクリ「「「はい、ごめんなさい…」」」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【食道】
ガヤガヤガヤガヤ
エレン「…それでな、オレはこう…ズバっとうなじを削いだわけよ」モ゙クモ゙グ
アルミン「へぇ、それで?」
エレン「それで、ん?おい…窓を見ろよ」クイ
コニー「ん?」クルッ
ハァ、キョウモツカレター
ハヤクフロニハイリテェ
サシャ「あれって、先ほど巨人の森に向かった先輩たちじゃないですか」モグモグ
ライナー「もう、戻ってきたのか」
ベルトルト「…あれ?さっき見た時より人数減ってないか?」
ミカサ「え?」
エレン「うーん…言われてみれば、確かに減ってるな…」ジッ
ユミル「もしかしたら、何人か巨人に食われたんだろうな…」
マルコ「でもその割には、まるで何事もなかったかのように振る舞ってるように見えるが…」
エレン「…」
エレン「きっと人間の…仲間の死に慣れたんだろう…」
マルコ「慣れるって…」
エレン「?…どうした?」
マルコ「…エレン、君の考えを否定する気はないけど…」
マルコ「せめて…言葉を選ぶべきだ」
マルコ「どんなに人の死を目の当たりにしても、それに慣れちゃいけないと思う」
マルコ「死に慣れすぎると…痛みを忘れてしまうから…」
ユミル「…」
エレン「あ、あぁ…すまない…嫌な言い方をしてしまったな…」
マルコ「いや、別にいいけど…」
ユミル「でもエレンの言ってる事は別に間違ってねぇだろ?」
マルコ「え?」クルッ
ユミル「あいつらは、きっと1年生の時から何度も仲間が巨人に食われる光景を目の当たりにしたんだろ」
ユミル「私たちはむしろ運がいい方だよ」
ユミル「死人を出さずに済んだからな」
ユミル「まぁ、それも今だけかもしれないが…」
クリスタ「ユ、ユミル…」クイクイ
ユミル「ん?何だ?」
クリスタ「周りを見てよ…」
ユミル「…」クルッ
一同(一部除く)「「「「「…」」」」」ズーン
ユミル「…こりゃ言いすぎたな…どうしたものか…」ポリポリ
クリスタ「だったら誤ってみれば?」
ユミル「いや、ガラじゃねぇし…パスだな」
クリスタ「…」ハァ
エレン「だったら変な目で見られる前にさっさと飯食って早く出ようぜ」
ユミル「賛成だな…早く食べよ、クリスタ」
クリスタ「う、うん…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
食堂が食道になってるのはわざと?
【女子寮付近】
ザッザッザッザッ
ユミル「はぁ…疲れた…」ザッザッ
ユミル「早く寮に戻って眠りてぇ…」ザッザッ
オーイ!ユミルー!
ユミル「んあ?」クルッ
>>441
はい、誤字とかじゃなく遊び心みたいなもんです
最初から食道です
ザッザッザッザッ
エレン「やっと見つけた」ザッ
ユミル「何の用だよ…クリスタなら馬小屋だけど…」
エレン「いや、用があるのはユミルの方だけど」
ユミル「私に?」キョトン
ユミル「おいおい、まさか私に告白か?エレン」ニヤ
エレン「告白?まぁ、ある意味告白だな」
ユミル「え!?…///」ドキッ
エレン「えっと、ユミル…さっきはありがとうな」
ユミル「え、さっき?」キョトン
エレン「さっき食道でさ、オレが何か変なこと言ってたろ?」
エレン「それでマルコに説教されてさ…」
ユミル「あぁ、あれか…」
エレン「そう…ユミルがいろいろとフォローしてくれてたし…」
エレン「どうしてもお礼が言いたかったんだ…本当にありがとう、ユミル」
ユミル「いや、別にいいって…」
ユミル「あれも結局、自分の為にやった事だしな」
エレン「自分の為?」
ユミル「あぁ…我慢できなかったのさ…」
ユミル「さっき…食道でアイツ…名前なんだっけ?」
エレン「…マルコだよ」
ユミル「そうだ…アイツ、お前の言葉で動揺してたろ?」
エレン「ああ」
エレン「(マルコの名前…せっかく教えたのに…)」
ユミル「私は…ああいう奴らが我慢ならないのさ…」
ユミル「巨人も見たこともないような平和頭な連中が兵士を目指してて…」
ユミル「あいつら見てて、腹が立つ」イライラ
エレン「まぁ、それが普通だろ…気持ちは分かるけど…」
ユミル「さっきの…食道での事もそうだ…」
ユミル「アイツが言ってた事は別に間違っちゃねぇ…」
エレン「(…アイツってマルコの事だよな?)」
ユミル「ただ…あのセリフを言う資格がまだ無いだけ…」
エレン「資格が無い?」
ユミル「つまり青臭いんだよ」
ユミル「まだ童貞のくせに死を語ってんじゃねぇよって事だよ」
エレン「…」
ユミル「その点、私たちには資格がある」
エレン「え?」
ユミル「死を語るだけの経験は積んでるだろ?」
ユミル「お前も…」
エレン「…」
エレン「(…父さん…母さん)」
エレン「あぁ…そうだよ…お前の言うとうりだ」ポリポリ
ユミル「だと思ったよ…」
エレン「それにしても、お前もってことは…ユミルもか?」
ユミル「ノーコメントだ…」
エレン「ずるい」
ユミル「しっかし…まさかエレンとここまで打ち解けるとは思わなかったな…」
エレン「(スルーされた…)」
エレン「嫌か?」
ユミル「別に?」
エレン「そうか…」
ユミル「…なぁ…エレン」
エレン「ん?」
ユミル「私たちってさ…気が合うみたいだし…今度もさ…もっと話さないか?」
エレン「おう、別にいいぜ」
ユミル「…そっか」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【女帝】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…結構増えてきたな)」
ユミル「どうしたエレン?」
ユミル「ぼーッとしててさ」
エレン「い、いや…何でもない」アセアセ
ユミル「ふーん…」
エレン「それより、こんな時間に呼び止めて悪かったな」
エレン「オレもそろそろ寮に戻るよ」
ユミル「あぁ…」
エレン「おやすみ…ユミル…」
ユミル「え?あ、あぁ…えっと、おやすみ…」
エレン「おう、また明日な」ザッザッザッ
ユミル「…」
ユミル「…不思議な奴だな」
ユミル「エレン…か…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報そのⅩⅢ
ユミルのアルカナ
女帝:
女帝のアルカナは実りの多い状況や、豊かな母性愛を意味します。
恋愛や結婚、セックス、芸術性での良い意味を表すほか、
母のような優しく暖かい気持ちを感じることが出来る良いアルカナになります。
ちょっとした幸せや満足感を大切にすることで、
気持ちも穏やかになり優しさが生まれるといった優しい印象のアルカナです。
私です
今日はここまで
そしてchapter3はこれで終了です
次回は普通にコミュします
ので
バトルはありません
それでは
see you again
私です
なんか、最近夜になると涼しいです
夜行性の私としては本当に助かります
気分がいい
ので
今日は続きを書こうかと思います
【Chapter 4 : Layoff】
ー数日後ー
【男子寮】
チュンチュン
エレン「…」パチパチ
エレン「んあ…」ムク
エレン「…」ゴシゴシ
エレン「…」キョロキョロ
エレン「みんなが…いない…」
エレン「…食道か?」
エレン「…」
エレン「とりあえず…着替えよ…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【食道】
ガラン
エレン「…誰もいない…」ポツン
エレン「みんな…どこにいるんだ?」スタスタ
エレン「ん?」
エレン「これは…メモか…」
エレン「えっと…『今日は休日だから皆と出かけます…お土産も買ってくるから期待していてね!byアルミン』」
エレン「…ふむ」
エレン「そういえば…昨日、アルミンたちがそんな話をしていたな…」
エレン「…休日…か」
エレン「どうしよう…」
ガチャ
リコ「ん?お前、そこで何をしている?」
エレン「え?」クルッ
リコ「…」
エレン「…」
リコ「おい、質問に答えろ…そこで何をしているかって聞いてるんだ」
エレン「あ、えっと…朝飯をもらいに来たんですけど…」
リコ「こんな時間に?もう昼だぞ…」
エレン「寝坊したもんで…」
リコ「いくら休日だからといって…だらけすぎるぞお前…」
エレン「はぁ…すみません…」
リコ「まぁいい…私は昼飯をもらいに来たんだ」
リコ「お前は1人か?」
エレン「はい…他の皆は街の方へ出かけたそうです」
リコ「お前は行かないのか?」
エレン「疲れてるんで」
リコ「そうか…」
リコ「ならお前も、まだ食事をとっていないなら私に付き合え」スタスタ
エレン「あ、はい…わかりました、えっと…」スタスタ
リコ「…」ピタッ
エレン「うおッ!」ピタッ
リコ「…102期生のリコ・プレツェンスカだ…お前は?」
エレン「あ、自分は104期生のエレン・イェーガーです」
リコ「エレン・イェーガー?…お前があの噂のイェーガーか?」
エレン「?…あの、プレツェンスカ先輩…噂って何ですか?」
リコ「いや、1年生でいきなり巨人と戦った奴がいるという噂を聞いてな…」
エレン「あぁ…あの巨人の森の事か…」
リコ「そうだ」
エレン「そんなに噂になってるんですか?」
リコ「かなり凄いことになってるぞ?」
リコ「なにせ、あのシャーディス教官が珍しく人を褒めるぐらいだからな」
リコ「一度は本人と会ってみたいと思ってたよ…」
エレン「(…シャーディスってキース教官の事だよな?)」
エレン「(なんか照れるな…)」
エレン「でも…噂されるほど、そんなに凄いんですか?」
リコ「当たり前だろ?1年生が巨人に挑むなんて、ふつう出来ないよ」
エレン「いや、でも…戦ったのオレだけじゃないですし…」
リコ「シャーディス教官は、班員を焚きつけたのはお前だと言っているが?」
エレン「(戦う同意を得たが、確かに自分が焚きつけてたな…)」
エレン「まぁ…否定はできません…」
リコ「まったく、まだ12歳なのに…どんな心臓をしているの?」
エレン「さぁ?」
リコ「まぁいいか…イェーガー、そろそろ食べよう」
エレン「あの、プレツェンスカ先輩…」
リコ「リコでいい…」
エレン「それじゃあ…オレもイェーガーじゃなく、エレンと呼んでください」
リコ「わかった…それで何だ?エレン」
エレン「あ、いえ…名前で呼んで欲しいなっと思っただけで…」
リコ「フッ…かわいい奴…」クスクス
エレン「かわいいって言わないでください」
リコ「はいはい」
エレン「!?」
『我は汝…汝は我…』
『汝新たなる絆見出したり…』
『絆は即ち…真を知る一歩なり』
『汝【正義】のペルソナを生み出せし時』
『我ら更なる力の祝福を与えん…』
エレン「(…朝っぱらから…いや、もう昼か…)」
リコ「エレン、何をしている?」
リコ「早く飯を取りに行くぞ」スタスタ
エレン「あ、はい!」
エレン「今行きます!」タッタッタッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
現在公開可能な情報そのⅩⅣ
リコのアルカナ
正義:
正義のアルカナは安定や世間体、均衡状態を意味します。
バランスの取れた良い状況や、心理状況などを表すアルカナになります。
誰にでも公平で正義感あふれる面が強いので、
恋愛では少し心細いかもしれません。
自分からは多くを求めず、
受け入れてもらえればよい状況になると思います。
私です
短いですけど今日はここまで
ここだけの話…短髪で、メガネで、年上のお姉さまは
完全に私のどストライクです
それでは
おやすみなさい
私です
眠くなるまで書こうと思います
ので
再開
【食道前】
エレン「それでは…自分はこれで失礼します」ザッザッ
リコ「エレン…このあと、何か予定とか無いのか?」
エレン「寮に戻って眠る以外の予定なんてありませんが…」
リコ「ならシャーディス教官の所へ行け…」
リコ「なんかお前を探していたみたいだから」
エレン「オレを…探してる?」
リコ「そうだ…心当たりは無いのか?」
エレン「はて…うーん…」
エレン「…うーん…」
エレン「あ…」
エレン「あああッ!!!」
リコ「んッ!?」ビクッ
エレン「そうだ…そうだった…」
エレン「今日は休日だった…」
リコ「ど、どうしたのだ…エレン…」
エレン「あ、いえ…思い出しただけですよ」
リコ「何を思い出したんだ?」
エレン「今日は教官に用事があるのを思い出したんです」
リコ「そうだったのか…」
リコ「なら、こんな処で油売ってないでさっさと行きなさい!」
エレン「はい!」ザッザッザッ
エレン「今日はいろいろとありがとうございましたー!!」ザッザッザッ
リコ「まったく…」
リコ「仕方が無い奴だ…」クス
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【教官専用自室】
キース「…ふむ」
キース「イェーガーめ、たまの休日だというのになぜ来ない…」
キース「これだから最近の若者は…」
コンコン
キース「ん?入れ」
ガチャ
エレン「失礼します!」スタスタ
キース「貴様か…もう来ないかと思ったぞ…」
エレン「あ、えっと…ちょっと、寝坊したもんで…」
キース「ふん、まぁいいだろう」
エレン「はは…」ダラダラ
キース「さて、グリシャの過去についてだったな…」
エレン「はい」
エレン「よろしくお願いします」ペコ
キース「うむ…あれは…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
続きを書く前にちょっとだけ注意です
ここから先は原作複線への私なりの推理や展開予想も含まれます
苦手な方は普通にスルーして結構です
それでは
再開します
あと
これは回想ではなく過去編です
キース視点で書きたくなかった
ので
さまざまな人の視点で書きます
ー過去ー
【訓練施設門前】
ハンネス「ついに…この時が来たか…」ドン
ハンネス「今日からオレたちは…」スゥ
ハンネス「兵士だ!!」ドドン
キース「門の前で何堂々と仁王立ちしてるんだ貴様」ドカッ
ハンネス「グハッ!?」ドサッ
キース「それにオレたちは兵士どころか、訓練兵ですらない…」
グリシャ「ちょっとキース!?」
ハンネス「ってぇなぁ…」ムク
ハンネス「蹴ることねぇだろこのバカ!」
キース「バカは貴様だ」
キース「門の前に突っ立ってたら」
キース「邪魔で他の人が通れないだろうが…」
キース「少しは周りに迷惑かけないようにしろよ、ハンネス」
ハンネス「んだと?」ズイ
グリシャ「まあまあ」
グリシャ「ハンネス押さえて…」
グリシャ「キースもハンネスと仲良くしなよ」
ハンネス「そうだぞ…」
ハンネス「お前の数少ない友達が1人経るぞー」ケケケ
キース「別にいい」スタスタ
キース「友人はグリシャだけでいい…」スタスタ
ハンネス「んだと!?まてこのスカシヤロォ!!」ザッザッザッ
オマエヲブットバス!!
ヤレルモンナラヤッテミロ!!
グリシャ「ハァ…」
グリシャ「…」
グリシャ「兵士…か…」
グリシャ「(…まさか父さんが僕に地下室の秘密を教えるなんて…)」
グリシャ「(僕は…どうすればいいんだろう…)」
ー回想ー
【イェーガー宅】
カッカッカッ
グリシャ「父さん…話って何ですか?」カッカッカッ
父「ああ、君が施設に行く前に見せたい物があってね」カッカッカッ
グリシャ「見せたい物?」カッカッカッ
父「ああ…ここだ…」ピタッ
グリシャ「あ、ここって父さんが近づいてはいけないと言っていた…」
父「そうだ…地下室だ…」
グリシャ「ここを僕に?」
父「うむ、君が兵士を目指すと言った時に…」
父「君にも…この地下室について、教えても良いと思ってね」
グリシャ「なぜ兵士を目指すと言っただけで教えるんですか?」
グリシャ「父さんが地下室へ行くなと、あれほど言ってたのに…」
父「それは…私がまだ若い頃…」
父「私は親父に向かって兵士になるっと言ったら…」
父「親父は私にこの地下室を見せたのだよ」
グリシャ「?…それってなにか伝統的なものなんですか?」
グリシャ「兵士を目指すなら地下室を見せる…と」
父「いや…必ずそういう決まりは無かったが…」
父「昔からそうしているからそうしたまでだよ…」
グリシャ「そうなんですか…」
父「うむ、では…開けるぞ?」
グリシャ「は、はい…」
グリシャ「(いったい…どんな秘密が…)」
カチャ
ギイィ
スタスタスタ
グリシャ「(真っ暗でなにも見えない…)」スタスタ
父「今、明かりを付けるぞ…」
ボォ
グリシャ「あ、これで見える」
グリシャ「…」キョロキョロ
父「どうだ…グリシャ…」
グリシャ「ここって…資料室ですか?」
父「うむ、奥には薬を作る為の部屋もあるが…」
グリシャ「どんな薬を作っているんですか?」
父「気になるか?」
グリシャ「はい、とても…」
父「そうだな…それに答える前にまずこの本に目を通しなさい」つ【本】
グリシャ「わかりました」スッ
グリシャ「…」パラパラ
グリシャ「……」パラパラパラ
グリシャ「………」パラパラパラパラ
グリシャ「あの…父さん…」パタン
父「ん?何かな?」
グリシャ「父さんが僕に教えたかった秘密って…」
父「そうだ…巨人の事だよ」
グリシャ「…」
グリシャ「と、父さんは今までこんな重大な秘密を隠していたと言うんですか!?」
グリシャ「なぜ黙っていたんですか!?」
グリシャ「これを公表すれば、多くの兵士が無駄に命を落とすことも無かったかもしれないのに!!」
父「グリシャ…私も、初めてこの地下室の秘密を知った時…」
父「君と同じように、親父に突っかかったものだよ…」
グリシャ「…」
父「なぜ…どうしてと…」
グリシャ「この地下室はいったい何なんですか?」
グリシャ「どうしてこんなに巨人の情報が…」
グリシャ「調査兵団だってここまでの情報は手に入れてませんよ?」
父「それはな…グリシャ…」
父「この地下室は、私たちの先祖が残したものなんだよ」
グリシャ「え?」
父「およそ100年前、我々の先祖は巨人を作った研究員の1人なんだ」
グリシャ「巨人って作られたものなんですか?」
グリシャ「でも、いったいなぜ僕らの先祖は巨人っという危険なものを作ったのでしょう?」
父「正確に言えば、彼らが作りたかったのは巨人ではなく不老不死の薬だよ」
グリシャ「不老不死?」
父「うむ、どんなに年の数を重ねても、絶対に老いることのない肉体…」
父「そして、どれほど傷を付けても、すぐに再生する肉体…」
父「彼らは…そういう存在を作ろうと研究をしていたのだよ」
グリシャ「それなら…いったいなぜ、巨人ができたんですか?」
父「解らないのかい?」
父「巨人はある意味、不老不死研究の成功例とも言えるんだよ」
グリシャ「は?」
父「巨人は100年前から存在し続けた…」
父「その姿形を変えることなく…今でもこの世に居続けた…」
父「傷が付いたり、体の部位が切断されてり…あるいは破壊されてもすぐに回復する」
父「研究は…こんな形になってしまったけど…間違いなく成功した…」
グリシャ「何のんきな事を言ってるんですか!」
グリシャ「これじゃあ…僕らの先祖こそが全ての元凶じゃないですか!!」
父「そうだね…でも…本来ならこうなるはずじゃなかったんだ…」
父「100年前…ある事故が起こったんだよ…」
グリシャ「事故?」
父「うむ…彼らは、不老不死の実験の際…」
父「ある動物に不老不死の薬を試したのだ…本当に効果があるかどうかを見るためにね」
父「そして、実験を開始した」
父「実験動物は次第に変貌し、通常時の大きさから10倍にもなった…」
父「研究員の人たちも、変貌した動物に最初は戸惑ったがすぐに実験を再開した…」
父「刺したり、切断したり、いろいろ試した結果…数分後に傷は全て回復した…」
父「不老にかんしては気長に実験するつもりでいた…が…」
父「とりあえず実験は成功した」
父「彼らは浮かれていた…研究員たちの悲願だった不老不死が成功したから…」
父「しかしその時だった…事件が起こったのは…」
父「鎖で繋がれたはずの変貌した実験動物は突然いなくなった…」
父「研究員たちは浮かれ過ぎて気付いていなかった…事態の深刻さに…」
父「そして…通常時の大きさの実験動物が彼らの目の前にいた…」
父「数秒後…実験動物はまた変貌し…」
父「今度は、その場にいた人間を皆殺しにしたのだ…」
父「しかし、それだけに飽き足らず…実験動物は不老不死の薬を…」
父「今度は研究員…人間に使ったのだ…」
父「変貌した人間に理性が無く…彼らは本能のままに人間を襲った…」
父「後になって、彼らはその大きさから巨人と呼ばれるようになる」
父「ただ人間を殺すだけの存在となった巨人」
父「研究所は破壊され、その中にいた人たちは皆、帰らぬ人となった…1人だけを除いて…」
父「そう、そんな絶望的な状況からたった1人だけ生き残った人がいたんだ…」
父「彼は、研究所の資料やデータと共に…」
父「この壁の中まで逃げ延びたんだ…」
父「そして…今までの出来事を全て日記に書きとめ、この地下室に納めたのだ」
父「今、君に話していたのは…全て日記の中身だ…」
父「フゥ…これが…全てだ…」
グリシャ「…」
父「それと今、君の手元にあるその本こそ…我々の先祖が残した巨人化する為の薬の作り方だよ」
グリシャ「これが…」
父「そして、先ほど君が気になっていたあの奥の部屋も…」
父「あそこで私は巨人化する為の薬を作っている」
グリシャ「父さんはなぜそんなものを…」
父「いつか…巨人と戦う時の為の保険だよ」
グリシャ「保険…ですか?」
父「うむ、人類には大砲の技術はある…が…」
父「それだけでは巨人に勝てない…」
父「だからこそ巨人化する為の薬が必要なんだ…ただ…」
グリシャ「ただ?」
父「この薬には欠点がある…」
父「一度この薬を投与すると理性が奪われた状態で巨人化することなんだ」
グリシャ「それでは…とても巨人に対抗できる力になるとは思えません…」
父「安心しろ…巨人化しても理性を取り戻す方法はある」
グリシャ「本当ですか!?いったいどんな…」
父「人間を食うんだよ」
グリシャ「え?」
父「巨人はなぜ人を襲うか?」
グリシャ「それは…」
父「人間に戻る為なんだよ」
父「理性が無くとも奴らにはわずかな感情があった」
父「その感情こそが、人間に戻る為の必要な因子…」
父「後悔、悲しみ、罪悪感…」
父「これらの感情が本能を上回れば…奴らは人間に戻ることができる」
父「人間は本来、共食いをしない生き物だ」
父「そんな人間が人を食い殺したらどうなる?」
父「人を殺しただけで精神を崩壊させた人だっている」
父「これが人間を食い殺したとなると、想像を絶するほどの感情が暴走するはず」
父「下手すると廃人と化すかもしれんが…」
父「とにかく…巨人が人間を100人以上も食い殺せば間違いなく人にもどる」
グリシャ「100人も…」
父「しかし、別の方法もある…」
グリシャ「別の方法って…それはいったい…」
父「それは…その巨人にとって、もっとも愛するものを1人食い殺すことだ」
父「100人の命よりも、たった1人の命を犠牲にする…」
父「1人の命で残り99人の命が救われる…」
父「理性を保ったまま巨人化するにはこの方法以外ない」
父「これでわかったか?グリシャ…」
父「なぜ私が、この地下室の秘密を隠していたのか…」
グリシャ「…はい」
父「巨人化は当然誰にでも出来る…」
父「そして理性を保つこともできる…」
父「しかし、その為にはさらに多くの命を生贄にしなければならない…」
父「もしも、これが王政側に知られたら…」
父「巨人の力を手に入れる為に…」
父「奴らは間違いなく…多くの人たちを犠牲にするだろう」
グリシャ「…うん」
父「私は、この情報は今明かすべきではないと思っている…」
父「グリシャ…」
父「君に全てを教えたのはイェーガーの人間としての使命だからだ」
父「公表するかどうかは全て君に任せる」
父「仮に秘密にするなら…いつか…」
父「君のも子供が出来たら…」
父「この地下室の存在を必ず伝えるんだぞ?」
グリシャ「はい…」
グリシャ「わかりました…父さん…」
ー回想終了ー
グリシャ「(あの地下室のおかげで、僕は巨人の全てを知った…)」
グリシャ「(不老不死、巨人化、イェーガー家)」
グリシャ「(僕の為すべき事っていったい何だろう?)」
オーイグリシャーナニシテルンダー!!
ハヤクコナイトキョウカンニオコラレルゾー!!
グリシャ「今行くー!!」ザッザッザッ
グリシャ「(僕の役割が何なのかはまだ分からない…)」
グリシャ「(でも今は、世界がどう動くかを見ておこう…)」
グリシャ「(この謎だらけの世界で、自分の為すべき事を見つけて…)」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
キース「そうして我々は門をくぐり、列を作ったのだ」
キース「貴様らが初日でやった時のようにな」
エレン「へぇ…教官たちも我々と同じような事をさせられたんですね」
キース「ふん…まぁな…」
キース「さて、話はここまでだ」
エレン「あ、はい…わかりました」ガタッ
エレン「忙しい中、父の過去を教えて頂いて…本当にありがとうございます!」ペコ
キース「うむ…また訊きに来ても構わんぞ?」
エレン「はい、その時はよろしくお願いします!」
エレン「!?」
【死刑者】 Rank 1 → Rank 2
エレン「それでは、失礼しました!」スタスタ
ガチャ
バタン
キース「フゥ…」
キース「話す側もなかなか疲れる…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
疲れました
もう、眠い
ので
おやすみなさい
私です
疲れてるけど
ちょっとだけ書きます
それでは
再開です
【訓練施設広場】
ザッザッザッ
エレン「うーん…」ザッザッ
エレン「夕飯までにまだ時間はあるけど…どうしようか…」ザッザッ
アニ「エレン…何してるの?」
エレン「え?」クルッ
アニ「…」
エレン「お前…ずっと施設にいたのか…」
アニ「疲れてるんだ…」
アニ「あんまり体を動かしたくないんだよ…」ハァ
エレン「そうなのか…」
アニ「そういうアンタも出かけなかったんだ…」
エレン「あぁ、オレも疲れてるからな」
アニ「そう…」
アニ「エレン…」
エレン「ん?」
アニ「何してたの?」
エレン「?…何もしてないよ?」キョトン
エレン「暇だから」
アニ「でも…教官の私室から出てくるのを見たんだけど…」
エレン「あー…あれな…」
エレン「教官とちょっとした世間話をしただけだよ」
アニ「ふうん…」
アニ「てっきり…また何かやらかしたから呼ばれたかと思ったよ…」
エレン「ひでぇ…」
アニ「ふふ…」クス
エレン「ところでさ…」
アニ「なに?」
エレン「アニってさ…今暇?」
アニ「特に予定はないけど…」
エレン「じゃあさ…暇なら、オレと自主練しないか?」
アニ「さっき…疲れてるから体を動かしたくないって言ったはずだけど?」
エレン「そういえば…そうだった…」
アニ「それに…アンタも疲れてるんじゃなかったの?」
エレン「いや、だって…やることが無いと、落ち着かないっつーか…」
アニ「とにかく…休むことも大事な訓練なんだよ…」
アニ「疲労のせいで…大事な時に動けないなんてイヤだろ?」
エレン「そりゃあ…まぁ…」
アニ「なら…今日の所はおとなしくしてな…」
エレン「むぅ…」
アニ「拗ねるな…」ポンポン
エレン「別に拗ねてなんか無い」
エレン「あと…頭ぽんぽんするな」
アニ「…」ナデナデ
エレン「撫でるな!」
アニ「せっかく…かまってあげようと思ったのに…」
エレン「気持ちだけで充分だよ」
アニ「そうかい…」
エレン「でも、ありがとうな」
アニ「…どういたしまして」フッ
エレン「!?」
【恋人】 Rank 2 → Rank 3
アニ「それじゃ…私はこれで…」スタスタ
エレン「おう、また後でな!」
エレン「…」ポツン
エレン「さて…」
エレン「今度こそやることが無くなった…」
エレン「…寮に戻るか」スタスタ
エレーン!!
ザッザッザッザッ
エレン「ん?」クルッ
アルミン「ただいま!」ザッ
エレン「お、アルミン…おかえり」
ミカサ「ただいま、エレン」ザッザッ
ジャン「よう、エレン…もう起きてるのか」ザッザッ
エレン「おかえり…ミカサ、ジャン」
ジャン「おう」
エレン「他の皆は?」
アルミン「途中で別行動を取ったから分からないけど…」
アルミン「夕飯前には戻ってるはずだよ」
エレン「そっか…」
アルミン「それよりエレン!お土産、買ってきたよ!」ガサガサ
アルミン「えーと…はい!」つ【本】
エレン「…THE外道?何だ?この本?」
アルミン「街で売ってた1日限定の本だよ」
アルミン「読むと知識と伝達力が上がるかもよ?」
エレン「ふうん…」
エレン「じゃあ、貰っておくよ…」
エレン「ありがとな、アルミン…」
アルミン「どういたしまして」ニコ
ジャン「なぁ…そろそろ寮に戻って着替えたいんだけど…」
エレン「あ、わ、わりぃ…引き止めてしまったな…」アセアセ
ジャン「いや、別にいいんだが…」スタスタ
ミカサ「それじゃエレン…またあとで…」スタスタ
エレン「おう」
アルミン「あとで食道で合おう!」スタスタ
エレン「わかった!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
短いですけど今日はここまで
あと、明日から忙しくなる
ので
しばらくの間は書けないかもしれません
本当ごめんなさい
それでは
おやすみなさい
私です
ようやく落ち着いた…
夏休みが明けると、一気に忙しくなるんです
相変わらず考えながら書きます
それでは
再開です
【食道】
ガヤガヤガヤガヤ
エレン「それでアルミンたちはどこ行ってたんだ?」モグモグ
アルミン「うん…僕は書店街の本屋でこれを買って来たんだ…えっと…」ゴソゴソ
アルミン「これだよ」つ【本】
エレン「おう…」スッ
エレン「えーなになに…素敵な漢…何だこの本?」
アルミン「さぁ…まだ読んでないけど…」
アルミン「タイトルからして…かなり男らしい内容になってるかもね」
エレン「なんでこの本を買ったんだ?」
アルミン「…うん」
アルミン「最近ね…エレンも含めて、皆の成長ぶりに圧倒されてたんだ…」
アルミン「ためしに、筋トレしてみたけど…」
アルミン「僕は自分の貧弱さに腹が立つよ…」
アルミン「どんなに鍛えても…あんまり筋肉が付かないんだ…」
エレン「アルミンは生まれつき、体が弱いからな…」
アルミン「うん、分かってる…今更って話だよね…」
アルミン「でも…やっぱり…悔しいよ…」
アルミン「僕だって、立派な兵士になって…みんなと肩を並べたいのに…」グッ
エレン「アルミン…」
アルミン「だから…この本を買ってみたんたんだ…」
アルミン「気休めなのかもしれないけど…」
アルミン「僕も…これを読めば、少しは男らしくなれるかなっと思って…」
エレン「そうだったのか…」
>>559修正
×アルミン「だから…この本を買ってみたんたんだ…」
○アルミン「だから…この本を買ってみたんだ…」
早速誤字った…疲れてるんでしょうか…
スタスタスタ
ライナー「ん?」ヌッ
ライナー「おいアルミン…その本…」
アルミン「あ、ライナー」
アルミン「どうしたの?…この本が気になるの?」
ライナー「ああ…お前、もう読んだのか?」
アルミン「いや、まだ読んでないけど…」
ライナー「そうか…実は、オレもそのシリーズを読んでるんだ」
アルミン「そうなの?」
エレン「へぇ…あのライナーが読んでた本なら、きっと凄い本なんだろうな…」
ライナー「ああ、すごい本だ…新しい世界が開くぞ?」
アルミン「はは、なにそれ?」クスクス
アルミン「でも楽しみだなぁ…早く読みたいなぁ…」
ライナー「読み終えたらオレの所へ来い…」
ライナー「本の感想を聞かせてくれ」
アルミン「うん、わかったよ」コク
エレン「(まさか…あのライナーが読書なんてな…)」
エレン「(人間、見た目で判断出来ないもんだな…)」
エレン「(ライナーのこと…ちょっとだけ分かった気がする…)」
エレン「!?」
【皇帝】 Rank 2 → Rank 3
ジャン「おいエレン…お前もオレが何を買ってきたか気にならないか?」
エレン「別に気になってないけど…」
ジャン「いいから聞けって」
エレン「わかったよ…で?…何買って来たんだよジャン…」
ジャン「フッフッフッ…」
ジャン「聞いて驚けよ?…オレは商店街でこれを買って来たんだ!」つ【カード】
エレン「なんだこれ?」
アルミン「エレン…それはタロットカードだよ」
エレン「たろっとかーど?」
アルミン「うん…占いの道具として、一般的に使われてる物なんだよ」
エレン「へぇ…そうなんだ…」
ジャン「さすがだな…アルミン…」
ジャン「やはり知っていたか…」
アルミン「まぁね」
ライナー「それでジャン…そのカードをどうするんだ?」
ジャン「ああ、お前らを占ってやろうと思ってな」シャッシャッ
エレン「ふうん…」
アルミン「ねぇ…せっかくだし、他のみんなも誘おうよ」
ジャン「あ?あぁ、そうだな…そうすっか…」
エレン「じゃあオレが呼んでくるよ」ガタッ
エレン「ちょっと待ってろ」タッタッタッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「呼んだぞ…まぁ、いつものメンバーだけど…」
クリスタ「エレンが占いをやるって言ってたけど…」
ジャン「おう、やるのはオレだけどな…」シャッシャッ
サムエル「ジャン…お前、占いなんてできるのか?」
ジャン「一応、ガキの頃に占いを遊びでやったことがあるんだよ…」シャッシャッ
ジャン「これでも…占いの腕に、かなり自信はあるんだぜ?」シャッシャッ
ミリウス「本当かよ?」
ジャン「まぁ見とけ…誰からやる?」シャッシャッ
サシャ「それでは、私から…」スッ
ユミル「お前…占いとか興味あったんだな」
サシャ「失礼な人ですね…」
クリスタ「まあまあ」
ジャン「それじゃ…始めるぞ?」シャッシャッ
サシャ「は、はい…よろしくお願いします…」ペコ
ジャン「じゃあ…まずは、占って欲しいものとかってあるか?」シャッシャッ
サシャ「そ、そうですね…」ソワソワ
サシャ「お、思い切って…恋愛を…///」カァァ
オオ!アノサシャガレンアイダト!?
イガイダ・・・ホントイガイダ・・・
ユミル「…以外とかわいい所あるじゃねぇか」ウププ
サシャ「うるさいです」
ジャン「静かにしてろ…」シャッシャッ
サシャ「あ、すみません
ユミル「ふん…」
ジャン「まぁいい…それでサシャ…」シャッシャッ
ジャン「恋愛を占って欲しいってことは…」シャッシャッ
ジャン「当然、相手はいるんだろうな?」シャッシャッ
サシャ「あ、当り前です!」
ザワザワザワザワ
イ、イッタイダレナンダ!?
ジャン「よし、じゃあ…まずはこの紙にお前の好きな人の名前を見られないように書け」つ【紙】
サシャ「わかりました」スッ
サシャ「…」カキカキ
ジャン「そして、デッキからカードを一枚引いて…そのあと、紙の上に置くんだ…」つ【デッキ】
サシャ「…」スッ
ジャン「次は並べるぞ?」
サシャ「はい」コク
ジャン「…」ペタペタ
星 逆位置
正義 逆位置
ジャン「…ふむ」
サシャ「あの…どうですか?」オズオズ
ジャン「そうだな…」
ジャン「まずはカードの配置についてだけど…上から現在、そして下は未来を表してるんだ」
ジャン「一応…過去もあるんだが…どうせ全員、過去に恋なんてしたことねぇだろ?」
一同「「「「「うッ…」」」」」
ジャン「だから省く」
ジャン「さて、手始めに星の逆位置だけど…」
ジャン「比較的良い運気の時期なんだが…自意識過剰で高望みをすることにより、運気を下げてしまうようだ」
ジャン「大志を抱くことは良いことだが…あまり高望みばかりしていると、大切なものを失うかも知れない」
ジャン「また、自己主張は控えめにし、相手の意見を良く聞くよう努力しろ」
ジャン「将来の見通しが立たず…自分に自信が持てないことがあるかも知れないが…」
ジャン「お前の才能を十分に発揮すれば、必ず道は開けるだろう」
サシャ「…」
ジャン「そして次は…正義の逆位置だな」
ジャン「不公平あるいは不道徳な考え方や行動が、周囲の人々の反感を買い、トラブルに発展する可能性がある」
ジャン「また、環境の不安定さから、誤った判断を下しがちになり、失敗を招きやすい時期だ」
ジャン「問題が発生することが多い時期だが…」
ジャン「焦らず公正、公平、道徳という面について、じっくりと考えてから判断を下すように心がけろ」
ジャン「また、釣り合いの取れない人との関係は長続きしないので、付き合う相手は慎重に選べ」
ジャン「フゥ…どうだ?」
サシャ「…なんか当たってるっぽいです」ズーン
ジャン「オレもなんとなく途中で気づいたよ、悪かったな」
サシャ「いえ…ただの占いですし…」ズーン
ジャン「そうだな!ただの占いだもんな!」
サシャ「…」ズーン
私です
今日はここまでです
私らしくない終わり方ですが
その辺は許してください
言い忘れましたたけど
エレンたちが訓練兵になってから、まだ3か月しか経ってないんです
話は卒業後もあるんですが…その辺はいつ書けるのやら…
話が中途半端になってしまうからキングクリムゾンするのも嫌なんです
おまけに私自信のペースも遅いと来た
本当に長い話になりますが付き合ってくれると嬉しいです
それでは
おやすみなさい
私です
まず…最近、仕事が忙しくて書けない事についてお詫び申し上げます
少しずつだけペースを上げる予定です
それでは
再開です
ジャン「え、えっと…次に占って欲しい奴は誰だ?」
ライナー「オレだ」ヌッ
ジャン「ライナーか…」
ジャン「よし、そこに座れ」
ライナー「ああ…」ドスッ
ジャン「それで…何を占って欲しいんだ?」シャッシャッ
ライナー「れ、恋愛を…」モジモジ
ジャン「(またか…つーかもじもじするな、気持ち悪い…)」
ジャン「それじゃあ…やり方はもう知ってるよな?」つ【紙】
ライナー「ああ…この紙に好きな奴の名前を書けばいいんだな?」スッ
ジャン「おう、そうだ…」シャッシャッ
ジャン「(知ってるけどな…どうせクリスタだろ…)」シャッシャッ
ライナー「…」カキカキ
ライナー「よし、始めてくれ」
ジャン「では、カードを一枚引け…あと、紙の上に置けよ?」つ【デッキ】
ライナー「…」スッ
ジャン「…」ペタペタ
剛毅 正位置
世界 逆位置
ジャン「なるほどな…」
ライナー「どうだ?」
ジャン「おう、まずは剛毅の正位置だな」
ジャン「信念と知恵と勇気を持って根気強く取り組めば…」
ジャン「手ごわい相手を見方に引き込むことができ、成功を手にすることがでる」
ジャン「決して焦らず、理性的に、穏やかな心を持って努力すれば…」
ジャン「まもなく努力は報われるだろう」
ライナー「ほう…」
ジャン「そして世界の逆位置なんだけど…」
ジャン「努力を重ねて進めてきたものが行き詰まり…」
ジャン「未完成のまま延期されたり、中止になったりする状況に陥る」
ジャン「挫折感を味わうが、悲観的になって自暴自棄にならないよう注意しろ」
ジャン「長い人生、このような時期は何度も巡って来る」
よう・・・5日ぶりだな・・・!
待ってたぜ! >>1よ!!!!
ジャン「密かにタイミングを見計らい、自ら進んで変化を起こす努力をしろ」
ジャン「恋愛においても悲しい別れがあるかも知れない」
ジャン「しかし、別れがあれば新たな出会いもある…」
ジャン「悲観的にならずに一歩一歩前進しましょう」
ライナー「…」
ジャン「えっと…なんか…すまない」
>>587
ありがとうございます
本当は日曜日に書く予定だったんですけど
その日も仕事があったんです
仕事は大変ですけど、好きだから
ワーカーホリックとは違いますね、これ…
ライナー「いや、気にするな…」
ライナー「ある意味…的を得ている」
ジャン「そうなのか?」
ライナー「そうだ…」ガタッ
ライナー「悪いが、オレはこれで失礼する」スタスタ
ベルトルト「あ、まってよライナー!」タッタッタッ
シーン
ジャン「…えーっと」
ジャン「…次…誰?」
一同「「「「「…」」」」」シーン
ダズ「おいコニー…次、お前がやれ」
コニー「え!?やだよ!!ジャンの占い、怖すぎるよ!!」
ミリウス「もはや怪談レベルだな…」
エレン「怪談って…ひでぇ言われようだな…」
トム「どうする?もう、やめにする?」
ミーナ「いや、でも…今やめるのはちょっと…」チラ
ジャン「…」
アルミン「…」ガタッ
アルミン「…わかった…次は、僕を占ってくれ」
ジャン「え?お、おう…」
エレン「おいアルミン、いいのか?」
アルミン「なにが?」
エレン「あの精神攻撃みたいな占いを受けるんだぞ?」
エレン「大丈夫か?お前…」
アルミン「ただの占いでしょ?」
アルミン「所詮遊びだよ」スタスタ
エレン「お、おい…」
アルミン「…」スタスタ
アルミン「待たせたね」ピタッ
ジャン「おう…それじゃあ、始めるか」シャッシャッ
アルミン「うん」ドスッ
アルミン「(…大丈夫…こんなもの…所詮は遊び)」
ジャン「それで…注文は?」シャッシャッ
アルミン「恋愛」
アルミン「(遊び遊び遊び遊び…)」
ジャン「これにお前の好きな人の名前を書け」つ【紙】
アルミン「うん…あれ?」スッ
アルミン「今日は珍しく、突っかからないのね」カキカキ
ジャン「大人の余裕だよ」シャッシャッ
アルミン「ふうん」スッ
ジャン「ほれ、一枚選んで紙の上に乗せろ」つ【デッキ】
アルミン「…」スッ
ジャン「…」ペタペタ
正義 正位置
死刑者 逆位置
ジャン「…ふん、なるほどな」
アルミン「で?どうなの?ジャン」
ジャン「ああ…とりあえず、正義の正位置からだな…」
ジャン「公正、公平を心がけて行動すれば…」
ジャン「特に人間関係においてお前への信頼が増し、良い結果を招くだろう」
ジャン「正しい判断を下せることができるため…」
ジャン「お前の周りの状況を安定させることができる」
ジャン「また…お前の正しい考え方や道徳的な行動が…」
ジャン「周囲の人々から評価され、幸運を運んでくれるだろう」
一同「「「「「おお!!!」」」」」
ナック「珍しく、まともだ…」
サシャ「いかにもアルミンらしい占いですね」
サムエル「また恐ろしい内容になるかと思ったよ…」
エレン「よかったな!アルミン!」
アルミン「え?う、うん…」
ミカサ「でも正位置は基本悪い内容ではないから、問題はここから…」
マルコ「確かに」
ジャン「そんで、死刑者の逆位置だな」
ジャン「外的な妨害により事態はますます深刻になり」
ジャン「今までの努力や苦労が報われず、無駄になる」
ジャン「また、何をすべきか方向が定まらず」
ジャン「自分は何もできないと思い込み、自暴自棄になってしまうかもしれない」
ジャン「人生にはいくら頑張ってもうまく行かない時もある」
ジャン「ダメなものはダメとあきらめ…」
ジャン「新たな道を模索すれば道が開ける可能性がある」
ジャン「また恋愛においても、今までの恋人や好きな人に関心が薄れ…」
ジャン「新しい異性が気になったり、趣味や仕事などへ興味の対象が移る可能性がある」
一同「「「「「…」」」」」シーン
アルミン「…」
ジャン「…」
アルミン「…まぁ、僕は信じてないけどね」ガタッ
アルミン「…占いなんて」スタスタ
エレン「お、おいアルミン!」ガシッ
エレン「どこ行くんだよ…」
アルミン「お手洗い」バッ
アルミン「…」スタスタスタ
エレン「アルミン…」
ジャン「えっと…まだ、占って欲しい人…いる?」
クリスタ「あ、じゃあ私が…」
ザワザワザワザワ
ユミル「お、おいおい…正気か!?」
ユミル「アイツの占いはやばいって…」
クリスタ「う、うん…わかってる…でも…」
クリスタ「本当に占いが当たるなら…」
クリスタ「試してみようかな、と思って…」
ユミル「…はぁ…勝手にしろ…」
クリスタ「…うん」スタスタ
ジャン「…」シャッシャッ
クリスタ「…」ドスッ
クリスタ「えっと…よろしくね」
ジャン「お、おう…」シャッシャッ
ジャン「それで…何を占って欲しい?」シャッシャッ
クリスタ「えっと…恋愛…///」カァァ
ジャン「(マジか…)」
ジャン「それならほら、ここにお前の好きな奴の名前を見られないように書け」つ【紙】
クリスタ「う、うん」スッ
クリスタ「…」カキカキ
ジャン「…」シャッシャッ
ジャン「(オレはミカサが好きだが…)」
ジャン「(やっぱ、気になるな…クリスタの好きな人…)」
マルコ「(誰なんだろう…)」
ミリウス「(きっとオレだな…)」
トム「(オレかな?)」
ナック「(オレだろうな…)」
エレン「(オレだったら嬉しいなぁ…)」
クリスタ「はい…」スッ
ジャン「よし、次はこのデッキから一枚選んで紙の上に乗せろ」つ【デッキ】
クリスタ「うん」スッ
ジャン「…」ペタペタ
愚者 逆位置
隠者 正位置
ジャン「…ふうん」
クリスタ「ど、どうかな?」オズオズ
ジャン「あぁ…それじゃあ、愚者の逆位置から始めよう…」
ジャン「先入観を捨て切れないため、自分の殻を破れずにいる」
ジャン「いくら夢を語っても…行動が伴わなければ、誰も助けてはくれない」
ジャン「また…焦って無鉄砲に突き進むと、失敗してしまう可能性を秘めている」
ジャン「ここはじっくり考え…周囲の人を説得できるしっかりした計画を立ててから、確実に行動を起こせ」
クリスタ「うぅ…」
マルコ「やっぱこうなるか…」
ミーナ「ひどくはないけど…」
ミカサ「よくもないわね」
アニ「確かに…」
ジャン「それで、隠者の正位置なんだが…」
ジャン「自分自身について深く考え…」
ジャン「自分が信じる道に誤りは無いか…」
ジャン「自分の能力は十分か、また信じる道に沿って歩んでいるかなど…」
ジャン「自分自身を見つめ直せば…」
ジャン「自ずと目標へ向かう道が見えてくることを示唆している」
ジャン「この時期は…世間の評価や意見を気にせず…」
ジャン「コツコツと自分の知識や洞察力を磨き…」
ジャン「自分の道を究めることに徹していろ」
ジャン「そうすれば自ずと状況が改善し…」
ジャン「お前が望む結果を手に入れることができるだろう」
クリスタ「…」
クリスタ「え?」
クリスタ「つまり…どういうこと?」キョトン
ジャン「まぁつまり、分かりやすくまとめると…」
ジャン「現在ではいろいろと空回りするだろうけど…」
ジャン「自分自身を見失わず、努力し続ければ…」
ジャン「お前が望む未来を手に入れるってことだろ」
クリスタ「え?え?」
ジャン「まぁ、これは恋占いだから、この場合…」
ジャン「望む未来は気になる異性と結ばれるってことだろうけど…」
クリスタ「え、ええええええ!!??…///」ガタッ
ミーナ「よかったね!クリスタ」バッ
ミリウス「くそう…いったい誰だよ、クリスタの相手って…」
ユミル「おい、クリスタ!さっきの紙を見せろ!!」
クリスタ「だ、ため!絶対に見せない!!」
ミセロッテ!
ダメ!ゼッタイニミセナイ!
アニ「しかし、まさか最後にまともな結果になるなんてな…」
ジャン「お前ら大げさだな…ただの占いじゃねぇか…」ハァ
エレン「でも、ジャンの占いって本当に当たるっぽいよな!」
ジャン「そうかよ…」
エレン「次はオレを占ってくれ!」
ジャン「また今度な…」
エレン「わかった!」
エレン「!?」
【魔術師】 Rank 3 → Rank 4
ジャン「…」
ジャン「(占いなんて…ただの遊びだ…)」
ジャン「(別に占い通りに世界が動いてる訳じゃない…)」
ジャン「(ただ…迷いがあったり…悩みがあると…)」
ジャン「(以外と簡単に信じ込ませるのが占いなんだよなぁ…)」
ジャン「(ある意味詐欺みたいだな…)」
ジャン「(クリスタの気になる人…)」
ジャン「(誰だか知らんが…)」
ジャン「(永遠に爆発しろ…)」
ジャン「それじゃあ、そろそろ寮に戻ろうぜ…」スタスタ
エレン「あぁ、そうだな」スタスタ
イイカラミセロ!
イヤダヨ!!
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
今日はここまでにしときます
これでchapter4は終了です
次にいつ書くのかはまだ決まってません
ので
また待たせるかも知れません
それでは
おやすみなさい
私です
かなりお待たせしました
今日は書きます
ので
再開です
【Chapter 5 : Seek】
【男子寮】
チュンチュン
エレン・・・オキテ・・・エレン
エレン「ん、んむむ…」クー
エレン・・・オキテッタラ・・・
エレン「んん…あと320秒…」スピー
アルミン「(うーん…なかなか起きないな…)」
アルミン「(手強い…)」
アルミン「起きてって…エレン…」ユサユサ
エレン「うぅぅ…何でだ…アルミン…」ムニャムニャ
エレン「何でお前は…」ムニャムニャ
アルミン「(夢に僕が出てきたの?)」
アルミン「(いったい何の夢なんだろう…)」
エレン「何でお前は…男装なんかしてるんだ…」ムニャムニャ
アルミン「(本当に何の夢を見てるの!?)」ガビーン
エレン「似合わないからやめろ…」ムニャムニャ
アルミン「(男装が似合わないって…)」ガーン
アルミン「(もしかして…僕の服のセンスって間違ってるの?)」ズーン
アルミン「エレン!…起きてって!」ユサユサ
エレン「むむ…踊るなよ…ライナー…」ムニャムニャ
エレン「地震が激しいだろうが…」ムニャムニャ
アルミン「(内容が段々カオスになってる!?)」
アルミン「いいから起きろエレン!!」ドカッ
エレン「グハッ!?」ヒュッ
ドサッ
エレン「い、いてて…」ピクピク
アルミン「おはよう…エレン…」ニコ
エレン「お、おはよう…アルミン…」ピクピク
エレン「つーか、朝っぱらから蹴るな…」ムク
アルミン「エレンがなかなか起きないからだよ」ヤレヤレ
アルミン「僕がどれだけ君をおこす事に苦労したことか…」
エレン「む、そりゃあ悪かった…」
アルミン「分かればいいんだよ」
アルミン「それより、早く着替えて…」
アルミン「みんなはもう食道へ向かったよ…」
アルミン「まだ寮に残ってるのは、僕らだけだよ?」
エレン「それはマズイな」
エレン「1分で着替えるからちょっと待ってくれ」ゴソゴソ
アルミン「うん、わかった」コク
エレン「(あれ?)」
エレン「(夢を見てたはずなのに、内容が全く思い出せない…)」
エレン「(せっかく楽しい夢を見てたのに…)」
エレン「まぁいっか」
エレン「さっさと着替えよ」ゴソゴソ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【食道】
ガヤガヤガヤガヤ
エレン「おはよー」フラフラ
クリスタ「あ、エレン…おはよう!」ニコ
ミカサ「おはよう」
ミーナ「おはよう…けっこう遅かったわね、寝不足?」
エレン「あぁ…昨日は上手く眠れなかったんだよ…」フワァ
コニー「夜更かしでもしてたのか?」モグモグ
アルミン「いや…たぶん、エレンが昨日…」
アルミン「昼までたくさん眠ったせいで、夜は眠れなかったんだよ」
エレン「あぁ…たぶんそれだ…」フラフラ
ライナー「しっかりしろ…今日から訓練だぞ」
エレン「あ、ライナー…おはよう…」フラフラ
ライナー「ああ、おはよう」
ナック「大丈夫かエレン…目のクマがひどいぞ…」
エレン「大丈夫、大丈夫…」フラフラ
アニ「(フラフラしてるのに…どこが大丈夫なんだか…)」
ユミル「おい、お前らもさっさと朝飯を食え…」モグモグ
ユミル「ただでさえ…朝はだるいんだ…」モグモグ
ユミル「訓練に遅れてもしらねぇぞ…」モグモグ
エレン「ありがとう、ユミル…相変わらず優しいな…」フワァ
ユミル「むッ!?」ム゙グッ
ユミル「げっほ!げっほ!」ドンドン
クリスタ「ユミル大丈夫!?」サスサス
エレン「少しは落ち着いて食えよ…」フラフラ
ユミル「お、お前がバカな事を言うからむせたんだろうが!!」ガタッ
エレン「?…別にバカな事を言ったつもりは無いよ?」キョトン
ユミル「あ?」
エレン「ユミルは優しいよ?」
エレン「なぁ?…クリスタ」チラ
クリスタ「え!?」ビクッ
クリスタ「あ、うん…そうだね…」
クリスタ「ユミルは優しいよ…昨日だって街で…」
ユミル「あーわかった、わかったからそれ以上は言うな」
エレン「…照れちゃって」
クリスタ「ね♪」
ユミル「お前ら、引っ叩くぞ?」ゴゴゴゴゴ
エレクリ「「ごめんなさい」」ペコ
ユミル「まったく…」
エレン「(素直じゃねぇな…)」ニヤニヤ
ミカサ「ん?…エレン…なにニヤニヤしてるの?」
エレン「別になんでも?」
ミカサ「そう…」
エレン「!?」
【女帝】 Rank 1 → Rank 2
エレン「(朝っぱらから上がりやがった…)」
アルミン「どうしたの?エレン」
アルミン「早く食べものを取りに行かないと、本当に訓練に遅れちゃうよ?」
エレン「お、おう…そうだな…ちょっと待ってろ」タッタッタッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
【訓練施設広場】
ガヤガヤガヤガヤ
エレン「おい…」
エレン「今日から訓練じゃねぇのかよ…」イライラ
エレン「なんでオレたちは広場にいるんだ?」イライラ
アルミン「さぁ?」
ベルトルト「教官が広場で集合しろって言ったから…」
エレン「集合してから、もう2時間も経ったぞ…」イライラ
エレン「どうすんだよベルトルト…」イライラ
ベルトルト「僕に言われても…」
ジャン「それじゃあ…肝心の教官殿はどこにいるんだよ?」イライラ
マルコ「さぁ?」
サシャ「なんかお腹がすきました…」グー
ミカサ「サシャ…まだ朝ご飯を食べたばっかりだけど…」
ユミル「少しは我慢しろ…」
ダズ「お前らうるさい」
ザッザッザッザッ
キース「全員注目!!」
一同「「「「「…」」」」」ビシッ
エレン「(やっと来たか…)」
ジャン「(遅ぇよハゲが…)」
キース「今日の貴様らの訓練なんだが…」
キース「予定変更して野外演習を行ってもらう!!」
ザワザワザワザワ
アルミン「あの、教官!」スッ
キース「また貴様か…」
アルミン「(またって…)」
キース「何だ?アルレルト訓練兵」
アルミン「今日やる予定だった訓練とはいったい何だったんですか?」
キース「今日やらない訓練を訊いてどうするつもりだ?」
キース「大事なのは今日やる訓練じゃないのか?アルレルト訓練兵…」
アルミン「…はい、仰るとおりです」
マルコ「それで教官…野外演習とはいったい…」
キース「うむ…」
キース「貴様らにはこれから、東の森で5日間サバイバル訓練をやらせてもらう!!」
キース「最近、貴様らがたるんでるようだからな…」
キース「兵士が常に屋根の下で眠っていられると思ったら大間違いだ!!」
エレン「(あれ?)」
エレン「(これってもしかして…)」ダラダラ
エレン「(オレの所為…なのか?)」ダラダラ
キース「持っていく道具はこの訓練兵用サバイバルキット以外は何も持っていくな!!」
キース「食べ物は全て現地調達なので、餓死したくない奴は必死に探せ!!」
キース「なお…これから貴様らを班に分ける!!」
キース「現地に着いたら、各班にそれぞれミッションを与えるので…」
キース「班長になった者は後で私の所へ来るように!!」
キース「なにか質問は!?」
クリスタ「は、はい!」スッ
キース「何だ?」
クリスタ「あの…トイレは…どうすれば…」
キース「そこら辺の草場でしていろ」
クリスタ「…」
女子一同「「「「「(((((最低だこの人…)))))」」」」」
キース「他に質問は!?」
一同「「「「「…」」」」」シーン
キース「無いなら、これから貴様らを班に分ける!!」
キース「まずは…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
キース「ふむ…こんなものだろう…」
1班 ライナー、マルコ、ユミル、コニー
2班 エレン、アニ、サムエル、クリスタ
3班 ジャン、アルミン、ミリウス、フランツ、ダズ
4班 ミーナ、サシャ、ナック、トム
5班 ミカサ、トーマス、ハンナ、ベルトルト
その他モブ班…
マルコ「あ…ライナーと同じ班だ…」
コニー「班長はライナーで決まりだな!」
マルコ「班長って…あれが?」チラ
ライナー「くッ…オレはクリスタと同じ班じゃないのかよ!?」
ライナー「何故だ!?教官!一体何故なんだ!!」
マルコ「(ライナーが班長って…)」
マルコ「(まぁ首席だし?…実力もあるんだし…)
マルコ「(納得はするけど…不安だなぁ…)」
ユミル「私以外、全員男ってこれ…」
ユミル「襲われないか?…私…」
エレン「またクリスタと同じ班だな…」
クリスタ「今度もまたよろしくね!エレン!」
エレン「おう、よろしくな」ニッ
アニ「ところでエレン…」
アニ「アンタ…街に住んでたそうだけど…」
アニ「この訓練…平気なの?」
アニ「(やった!エレンと同じ班になった!)」グッ
エレン「ああ…前に山でキャンピングしたことがあるんだ」
アニ「ミカサとアルミンたちの3人で?」
エレン「おう、よくわかったな」
アニ「まぁね…」
サムエル「しっかし、逞しいなお前たちは…」
サムエル「この訓練…経験のある奴は有利だよ…」
クリスタ「特にサシャとコニーはね」
ジャン「おい…オレらの班って男ばっかだな…」
アルミン「確かにね…」
ミリウス「花が無い…」
ジャン「なんでオレがお前らと同じ班にならなきゃならねぇんだよ…」
フランツ「それは僕の台詞だよ!!」クワッ
ジャン「うおっ!?」ビクッ
フランツ「ハンナと離れ離れだなんて…」メソメソ
ダズ「たかが数日会えないだけでどんだけ取り乱すんだお前は…」
フランツ「だって…だって…」メソメソ
アルミン「なんか、嫌な班だな…」
ダズ「まったくだ…」
サシャ「ミーナ!!」
サシャ「現地へ付いたらまずは食糧調達です!」
ミーナ「いや…食糧よりもまずは寝る場所を確保しないと…」
サシャ「なにを言いますか!」
サシャ「食べ物が無ければ餓死しますよ!?」
サシャ「教官も言ってたじゃないですか!」
ナック「いや…でもよ…」
トム「(不安だ…)」
ベルトルト「僕らの班長はミカサで決定だね」
ミカサ「私はベルトルトが班長をやった方がいいと思うけど…」
ベルトルト「僕はリーダーにはむいてないんだよ…」
ミカサ「そう…でも…」
ミカサ「班長は本当に私で良かったのかしら…」
トーマス「オレはいいと思うよ」
ベルトルト「ミカサは経験があるみたいだし…」
ベルトルト「その能力をもっと活かすべきだよ」
ミカサ「本当に私でいいの?」
ハンナ「うん!ミカサなら大丈夫でしょ」
ミカサ「みんな…ありがとう…」
キース「班員どうしの挨拶は済んだな?」
キース「ならさっさと馬へ乗れ!!」
キース「我々はこれから東の森まで行くぞ!!」
一同「「「「「ハッ!!!」」」」」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
今日はここまでです
ちなみに今回の班分けは、鉛筆を転がしての完全なランダムです
なのに3班の野郎オンリぇ…
しかも5班はなんか面白みの無い地味な班になっちまったし…
おまけにエレンとクリスタがまた同じ班…
ある程度話が頭の中にまとまったら、また書きます
それでは
おやすみなさい
私です
風邪が治りました
寒くなったり、暑くなったり、雨が降ったりで大変です
それでは
再開します
【東の森入口】
パカラパカラパカラ
ヒヒーン
キース「よし!着いたぞ!!」ザッ
ベルトルト「ここが東の森か…」ザッザッ
アルミン「なんか、森の奥は深そうだね」ザッザッ
アオーン
ライナー「狼の遠吠えだ…」
ミリウス「マジか…」
コニー「たいした装備も無いのに…大丈夫か?」
サシャ「さぁ…」
キース「全員注目!!」
一同「「「「「…」」」」」ザッ
キース「我々教官陣はここでテントを張る!!」
キース「各自は班長の命令に従い…行動するように!!」
キース「森を舐めたら、森に殺される…」
キース「死人を出したくないなら、独断行動は慎むように!!」
キース「わかったか!!」クワッ
一同「「「「「ハッ!!!」」」」」ビシッ
キース「よし!各班長はここに残れ!!」
キース「それ以外は全員、森に入る準備をしていろ!!」
一同「「「「「ハッ!!!」」」」」ザッザッザッ
班長組「「「「「…」」」」」ポツン
キース「さて…各自は己らの班の番号が書かれてある紙を受け取れ」つ【紙】
ライナー「…」スッ
エレン「…」スッ
ミーナ「…」スッ
ミカサ「…」スッ
ジャン「わざわざ紙で書くってことは…全員のミッション…課題が違うって事でしょうか?」スッ
キース「鋭いな…その通りだ」
キース「今回の訓練では、我々教官陣の監視がないからな…」
キース「ミッションの達成が貴様らの点数となる」
キース「あと、全員のミッション内容が違うのは…あくまで不正が起きない為の処置だ」
ライナー「なるほどな」
エレン「それでは…お互いのミッション内容を教え合うのも、いけないってことですか?」
キース「うむ、あと…班同士が協力し合うのも禁じている…」
ミーナ「なぜなんですか?」
キース「これは班員同士のチームワークを見る為の訓練だ…」
キース「他の班と協力すれば訓練の意味が無いからな…」
ミカサ「なるほど…」
キース「これは演習であって、断じてキャンピングなどではない…」
キース「それを肝に銘じておけよ?」ギロ
班長組「「「「「ハッ!!」」」」」ビシッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
短いですけど今日はここまで
治ったと思ったら実は治ってないでござる
やっぱ病人は寝るべきですね
というわけで
おやすみなさい
私です
進撃アニメ最終話を見ました…やはり物足りないです…
個人的な感想ですが…
アニメ23話、24話、25話はエレアニでした…あくまで個人的な感想です
それでは再開します
【東の森】
ー1日目ー
ー4班ー
サシャ「よし!まずは食糧探しです!」
サシャ「私についてきてください!」ザッザッパキッ
ミーナ「サ、サシャ!一応私が班長だから!」
サシャ「なら、さっさと行きましょう!」クルッ
サシャ「グズグズしていると食べ物が無くなっちゃいますよ!」
ミーナ「いや、だからまずは寝る所を確保しないと…」
サシャ「?…先に食糧を探してから寝所を探せば良いのでは?」キョトン
トム「でもサシャ…仮に食糧を見つけたとしても…」
トム「食べる場所が無いと不便だろう?」
ナック「それに、固まって探すよりも、手分けして探した方が効率いいだろ」
ナック「その為には…合流場所となる寝所を決めないと…」
サシャ「ム…」
ミーナ「サシャ…食べ物はきっと逃げないから…」
ミーナ「まずは寝る所を探そう?」
サシャ「ムゥ…班長がそこまで言うなら、仕方ありませんね…」
ミーナ「よかった!それじゃ寝所を探しに行きましょう!」ザッザッザッ
サシナクトム「「「おおー」」」ザッザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー1班ー
コニー「どうだライナー…着きそうか?」ザッザッザッ
ライナー「うーん…地図によると、まだまだ先だな…」ザッザッパキッ
ユミル「つーかライナー…いったいどこまで行くんだよ?」ザッパキッザッ
ライナー「川か湖を探してるんだ…」ザッザッザッ
ライナー「それさえ見つかれば、水も食糧にも困らないだろう?」ザッザッパキッ
ユミル「とかもっともらしい事言ってるけど…」ザッザッザッ
ユミル「本当は、人気のない所へ行って私を襲う気じゃねぇだろうな?」ザッザッザッ
マルコ「ユミル…今の僕らのこの状況こそまさに…」パキッパキッパキッ
マルコ「君が言う、人気のない所なんだが?」ザッパキッザッ
ユミル「!…この変態!!」バキッ
マルコ「グハッ!!」ドサッ
ユミル「おい、糞野郎…処刑されたいのか?」ギロリ
マルコ「ご、ごめん…」ピクピク
コニー「バカな事を言ってないでさっさと行くぞ」ザッザッザッ
ライナー「そもそもオレは面食いだ」ザッザッパキッ
ライナー「悪いがユミルはオレのタイプじゃないんだ」ザッザッザッ
コニー「それにオレはソッチの話とか、あんまわかんねぇし…」ザッザッザッ
ライナー「ソッチってドッチ?」ニマァ
コニー「知ってる癖にからかうな…」ザッ
コニー「とにかく、興味無いから安心しろ」
ユミル「ハッ…そうかよ」ザッザッパキッ
コニー「ほら、マルコ」スッ
マルコ「あ、あぁ…ありがとう、コニー…」ガシッ ムク
ライナー「それじゃ…行くか…」ザッザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー3班ー
アルミン「ジャン、テントが少しだけずれてるよ…」
ジャン「おいダズ、しっかり支えろ!」カッカッカッ
ダズ「手がもう痺れてるんだが…」プルプル
ミリウス「あと少しの辛抱だ…」カッカッカッ
ダズ「つーか、フランツの奴はどこにいるんだよ…」プルプル
アルミン「ハンナがいないから向こうで落ち込んでるよ」クイ
ウゥ・・・ハンナ・・・ハンナ・・・
ダズ「…ウザイな」プルプル
アルミン「正直言うと、全く役に立たない…」
ミリウス「せっかく5人なのに…」カッカッカッ
ダズ「人数の多さが全く生かされてない…」プルプル
ジャン「うーん、まぁ仕方ない…」カッカッカッ
ジャン「オレたち、4人だけで現状を維持しよう」カッカッカッ
ミリウス「ジャンがまともな事を言ってる…」カッカッカッ
ジャン「失礼な事を言うな…オレはいつだってまともだ」カッカッカッ
ダズ「(占い以外はな…)」プルプル
アルミン「それでジャン…この後はどうするの?」
ジャン「そうだな…とりあえず、テントを張り終えたら食糧を探しに行こう」カッカッカッ
ジャン「夜になってからじゃ、遅いもんな…」カッカッカッ
アルミリダズ「「「了解…」」」
ウゥゥ・・・ハンナァ・・・
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー5班ー
ベルトルト「みんな!帰ってきたよ!」パキッパキッパキッ
トーマス「お、ベルトルト…どうだった?」
ベルトルト「収穫はあったよ…」スッ
ハンナ「これは…ブルーベリーと胡桃ね」
トーマス「…正直に言うと、これだけじゃあ物足りないな…」
ベルトルト「うん…たしかに…」
トーマス「あとはミカサしだい、だな…」
ハンナ「…うん」
ザラザラザラザラ
ミカサ「…みんな…ただいま」ザッザッザッ
ハンナ「あ、おかえりなさい」
ベルトルト「ミカサはどうだった?」
ミカサ「うん…」スッ
トーマス「おわッ!ウサギじゃん!!」ガバッ
ハンナ「もしかして捕まえたの!?」
ミカサ「うん…石を投げて…」
ベルトルト「へぇ…よく中てたね」
ミカサ「昔…山で暮らしてた頃…」
ミカサ「よく、これでウサギや小鳥を仕留めたことがあるの」
トーマス「なるほどな…それじゃ、今晩は肉ってことだな!」
ベルトルト「お肉なんて久しぶりだよ」
ハンナ「ミカサと同じ班になれて本当よかった!」
ミカサ「ふふ、ありがとう…」クス
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー2班ー
クリスタ「うーん…エレン、遅いね…」
アニ「まったく…こっちはもうとっくにテントを張り終えたのに…」
アニ「アイツはいったい、どこで道草食ってるんだか…」
サムエル「そろそろ、エレンを探しに行った方がいいんじゃ…」
ザラザラザラザラ
エレン「おーい、帰ったぞー」ザッザッザッ
クリスタ「エレン!」パァァ
アニ「アンタ、どこまで行ってたの?」
エレン「川で魚捕りに…」
サムエル「へぇ…エレンって釣りとか出来るんだ…」
エレン「いや、釣りなんてできねぇよ…」
サムエル「へ?」
クリスタ「じゃあ、どうやって捕れたの?」
エレン「素手で」
アニ「アンタは熊か…」
エレン「むしろ熊みたいに出来てたら、もっと捕れてたけどな…」
アニ「はいはい」ヤレヤレ
エレン「それより、さっさと魚を焼こうぜ…」
エレン「もう…腹が減ったよ…」グー
クリスタ「あ、ちょっと待って…今、火を熾すから」ゴソゴソ
エレン「おう、頼むぞー」グー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「ごちそうさま」フーッ
クリスタ「結構、美味いお魚だったね!」
アニ「確かにね…もうお腹いっぱいだよ…」
エレン「なら明日も魚捕るか」
サムエル「そういえばエレン…さっき言ってた川ってどこにあるんだ?」
エレン「ここから北へ1km進めば川だよ」クイ
サムエル「結構遠いな…」
エレン「さて、今日は疲れたし…」
エレン「もう…そろそろ寝よ」フワァ
クリスタ「うん…賛成…」フワァ
アニ「…」ジッ
エレン「ん?どうしたアニ…」
サムエル「オレらの顔に何か?」
アニ「一応…言っておくけどさ…」
アニ「私とクリスタは女子だから…」
エレン「お、おう」
アニ「テントはこれ1つしかないからいいとして…」
アニ「もし…寝込みを襲ったら…」
エレサム「「お、襲ったら?」」オズオズ
アニ「蹴り飛ばす…特にエレンとは絶交だから…そしてサムエルは殺す…」
エレサム「「…」」シーン
サムエル「(あれ?…よく考えたらオレだけ罰が厳しい…つーか殺すって…)」
クリスタ「ア、アニ…いくらなんでも…」オドオド
アニ「いいんだよ…さぁ、眠ろう…」
クリスタ「う、うん…」
アニ「ほら、アンタらも…」
エレサム「「ラ、ラジャー…」」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
疲れたんで今回はここまでです
明日からまた忙しい
ので
続きは2日、3日後に書くと思います
それでは
おやすみなさい
私です
ようやく回復しました…風邪って本当に大変です…
台風…と言うより雨は辛いです…
昔、子供の頃…病気になったら学校を休めるっと…
そんな風に言っていた時期が…私にもありました…
仕事を休んだ分…明日から仕事が大変です…
ので
書ける内に書きます
それでは再開です
ー2日目ー
ー1班ー
ライナー「おーい、みんな起きろー」カンカン
ライナー「朝飯が出来たぞー」カンカン
ユミル「カンカンうるせぇな…」ムク
マルコ「…耳が痛い」ムク
コニー「なんだぁ?ライナー…」フワァ
ライナー「朝飯が出来たぞ、冷めない内に食え」
ユミル「ってこれ…昨日の魚じゃねぇか…」
ライナー「無いよりマシだろう?」
ライナー「それとも要らないのか?」
ライナー「要らないならオレが食うが…」
ユミル「別に要らないとは言ってねぇよ…ったく…」バシッ
ユミル「…」モグモグ
ライナー「(まったく…素直じゃない奴…)」
マルコ「あ、先に食べるなよ…」
ユミル「うるへぇ…」モグモグ
コニー「…」zzz
ライナー「ほら、起きろコニー」ユサユサ
コニー「あと1分…」ムニャムニャ
ライナー「やれやれ…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
コニー「ごちそうさまー」
ユミル「ごちそうさん…」フーッ
マルコ「さて、これからどうする?ライナー…」
ライナー「うーん…そうだなあ…」
ライナー「そろそろ教官からもらったあの紙を確認するか…」ゴソゴソ
マルコ「紙って何のこと?」
ライナー「あぁ、まだ言ってなかったな…」ゴソゴソ
ライナー「オレたちのミッション内容は紙に書かれてるんだよ…っとあったこれだ…」つ【紙】
コニー「で何が書かれてるんだ?」
ライナー「急かすな…えっと…『森に散らばってある拳銃のパーツを探し、これを最終日までに組み立てるがよろしい』…だと」
マルコニユミ「「「…」」」
ライナー「お前らは昨日…拳銃のパーツとか見かけなかったか?」
マルコニユミ「「「全然」」」キッパリ
ライナー「ハァ…これは骨が折れそうだな…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー3班ー
ザラザラザラザラ
ジャン「おーい、見つけたか?」ザッザッザッ
アルミン「無いね…」ザッザッパキッ
ミリウス「しっかし…オレたちの課題が、まさかのキノコ探しとはな…」ザッザッザッ
ダズ「しかも毒キノコだよ、まったく…」ザッパキッザッ
フランツ「それでジャン…毒キノコ、何種類だっけ?」ザッザッザッ
ジャン「10種類だよ…」ザッザッザッ
ダズ「頭が痛くなってきた…」ザッザッパキッ
アルミン「しかしフランツも、よく立ち直れたね」ザッザッザッ
フランツ「みんなの点数が掛かってるからね」ザッザッザッ
フランツ「僕だけ何もしない訳にはいかないだろう?」ザッザッパキッ
フランツ「ハンナと離れ離れになるのは辛いけど…」ザッパキッザッ
フランツ「今回だけ我慢する!」ザッ
アルミン「フランツ偉い!」ザッ
ミリウス「(まぁ…野外演習も、今回だけとは限らないけどな…)」ザッザッザッ
ジャン「(つーか普通の訓練でも全員バラバラだってことを忘れてるのか?)」ザッザッザッ
ジャン「おいお前ら…雑談ばっかしてないで働けよ…」ザッザッパキッ
アルミン「ごめんごめん」
ダズ「おい、みんな!キノコ見つけたぞ!」
ジャン「な、なに!?」ザッザッザッ
ダズ「どうだ!?」ドヤァ
アルミン「…」ジー
アルミン「ダズ…これ、食べられる普通のキノコだよ?」
ダズ「え?…マジで?」
アルミン「うん」コク
ダズ「…」ガーン
ジャン「仕方ない…それは今晩のおかずにするか…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー4班ー
ザラザラザラザラ
サシャ「…」ザッザッザッ
ナック「サシャの奴…集中してるなぁ…」ザッザッザッ
ミーナ「まぁ、ミッションの内容がアレだからね」ザッザッパキッ
トム「たしか…『猪を一頭仕留めよ』…だっけ」ザッザッザッ
ナック「ロクな装備も無いのに、どうやって仕留めるんだよ…」ザッパキッザッ
トム「トラップを張るとか?」ザッザッザッ
ナック「例えば?」ザッザッザッ
トム「うーん、穴を掘るとかは?」ザッザッパキッ
ナック「道具はどうする…お前が手で掘るか?」ザッザッザッ
トム「すまん…言わなかったことにしてくれ…」ザッザッザッ
ミーナ「ねぇ、サシャ…猪いた?」ザッパキッザッ
サシャ「全然いませんね…」ザッザッザッ
ナック「そもそもこの森に、本当に猪っていんのか?」ザッザッザッ
ミーナ「いなかったら、私たちだけ点数貰えないわよ…」ザッパキッザッ
トム「それもそうだ」ザッザッパキッ
ミーナ「とにかく…地道に探すしかないわね…」ザッザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー5班ー
ザラザラザラザラ
ベルトルト「なかなか見つからないね…」ザッザッザッ
ミカサ「うん…」ザッザッザッ
トーマス「今度は向こうで探そうか…」ザッパキッザッ
ハンナ「そうだね」ザッザッザッ
ベルトルト「ミカサ、さっきの紙…もう一度見せてくれないか?」クルッ
ミカサ「はい…」つ【紙】
ベルトルト「えっと…『森の中にあるアエオニュームという珍しい花を収穫せよ』…か」ザッザッザッ
ハンナ「珍しい花か…」ザッザッパキッ
トーマス「ベルトルト…花の絵をもう一度見せてくれ」ザッパキッザッ
ベルトルト「はい」つ【絵】
トーマス「ふうん…おもしろい形をしてるな…」ザッザッザッ
ミカサ「葉っぱが傘状に広がってるから、見つけやすい…」ザッザッザッ
ミカサ「はず…何だけど…」ザッザッザッ
ハンナ「見つからないね…」ザッザッパキッ
ミカサ「…うん」ザッザッザッ
トーマス「まぁ、珍しい花っていうぐらいだからな…」ザッパキッザッ
トーマス「そう簡単には、見つからないだろう」ザッザッザッ
ベルトルト「たしかに…簡単に見つけてしまったらミッションの意味、無いよね…5日間もやるのに…」ザッザッザッ
ミカサ「それもそうだね」ザッザッザッ
トーマス「それじゃ、気を取り直して行くか!」ザッザッパキッ
ミカサ「うん」ザッザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
短いですけど、眠い
ので
ここまでにしときます
それでは
おやすみなさい
ミスト「う、頭が痛い…ここはいったいどこなんだ?」ムク
ユーゼス「ようやく目覚めたか…待っていたぞ…」
ミスト「!?…お前は…ユーゼス!!」
ユーゼス「如何にも…私の名はユーゼス・ゴッツォ」
ミスト「何故お前がここに!?」
ユーゼス「愚問だな…ここはクズと負け犬が集う暗黒空間だ…貴様も…ここに落ちた哀れな放浪者ということだ」
ミスト「う、嘘を言うな!!俺は今まで地球の為に沢山戦った!負け犬でも無いのに…だから俺がここにいる事がおかしい!」
ユーゼス「貴様がどう思うかなどどうでもいい…だが思い出してみろ…貴様は数多の世界では嫌われ、差別的な扱いを受けている…」
ミスト「くっ、なぜそんな事に…」
ユーゼス「気付かないのか?ここまでの経緯で自分がまるで意図的に嫌われているその根本的な原因を…」
ミスト「ま、まさか!お前が!!」
ユーゼス「そうだ!全ては私の思惑通りだ!!」
ミスト「な、何だって!?はっ、まさかKが黒歴史扱いされてるのも!」
ユーゼス「それも私だ」
ミスト「俺が女の子にもてないのも!」
ユーゼス「それも私だ」
ミスト「俺がOGに出れないのも!!」
ユーゼス「それも…私だ!!」
ミスト「ユゥゥゼェェスッ!!!」
すみません…近所が霧だらけでしたので一発ネタを閃いてしました
え?なぜ本編を書かずにこれを書いたかって?それは…
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
キース「オイ…貴様が書いてる物は何だ?」
私「霧ネタです!帰宅中に周りが霧だらけでしたので!つい!」
キース「貴様…書いたのか…なぜだ…なぜ今…SSを書いた?」
私「…忘れてしまっては元も子もないので…今書くべきだと判断しました」
キース「!?…イヤ…わからないな…なぜ貴様はSSを書いた?」
私「?…それは…『何故人はSSを書くのか?』という話でしょうか?」
キース「…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
みたいな感じで書きました…凄い反省してます…ごめんなさい
それでは…気分を切り替えてそろそろ続きを書きます
ので
再開です
私です
書こうと思ったらまさかの呼び出しです
今日は書きますが、今は書けないみたいです
数時間待たせるかも知れませんがすぐに戻ります
私です
ようやく片付いた…これで書けます
なんか豪い遠回りになってしまいましたが
今度こそ再開です
ー2班ー
ザッザッザッザッ
エレン「うーん…何処にあるんだろうな…」ザッザッザッ
アニ「探し始めてから3時間も経つけど…」ザッザッザッ
クリスタ「見つからないね…」ザッザッパキッ
サムエル「でもびっくりだよな…」ザッザッザッ
サムエル「まさか、この森の中にコテージがあるなんて…」ザッザッザッ
エレン「あったらな…」ザッパキッザッ
サムエル「いや、無かったら訓練にならないだろ…」ザッザッパキッ
エレン「それもそうだな…」ザッザッザッ
アニ「エレン…」クイクイ
エレン「ん?」クルッ
アニ「あのさ…3時間も歩き回ってたし…」
アニ「さすがに疲れてきたから…そろそろ休もう?」
エレン「あー…そうだな…」
エレン「じゃあ、ちょっとだけ休憩するか」
アニ「やっとか…」フゥ
クリスタ「あ、じゃあ私はもう少しだけ探しに行くから…」
エレン「いや、それは後でいい…」
クリスタ「え、どうして?」
エレン「まだ早いけど、昼飯も食べようと思ってな…」
エレン「だからコテージを探すのはその後だ」
エレン「だから皆で食べよう、な」
クリスタ「う、うん…わかった…」コク
エレン「…」
サムエル「それじゃあ…今から火を熾すから…」ゴソゴソ
エレン「おう、がんばれー」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
パキッ パキッ
エレン「フーッ…何回食べても飽きないな、この魚…」モグモグ
クリスタ「私もこのサッパリしているところが好みだね…」モグモグ
サムエル「ところで、訊き忘れたけど…これって何の魚だ?」モグモグ
エレン「さぁ?…美味けりゃ何でもいいじゃん…」モグモグ
サムエル「まぁ…それもそうか…」モグモグ
アニ「ねぇ…エレン…」
エレン「ん?」モグ
アニ「食事中すまないけど…」
アニ「私たちのミッションの内容をもう一度だけ言ってくれる?」
エレン「なんだアニ…忘れたのか?」ゴックン
アニ「いや…そうじゃないけど…」
アニ「ただの確認だよ…」
エレン「ふうん…まぁ、いっか」
アニ「すまないね…」
エレン「えーっと…オレたちの課題は…」
エレン「この森の何処かにあるコテージを探すことだな…」
エレン「そして…その中にある書類を最終日までに手に入れること」
サムエル「最初聞いた時は簡単そうに思えたけど…」
クリスタ「そのコテージ…地図にすら載ってないもんね…」
エレン「そうなんだよな…闇雲に探すと間に合わないかもしれないし…」
エレン「どうしよっか…」
アニ「…ねぇ」
エレン「ん?」
アニ「1つ…提案があるんだけど…」
エレン「提案?…何だ?」
アニ「このまま固まって行動しても…」
アニ「下手すれば…コテージを見つからないまま訓練が終わるかもしれない…」
アニ「なら…二手に分かれて探した方が効率いいと思うけど…どうする?」
エレン「うーん…やっぱ、それしかないか…」
エレン「(本当はクリスタとサムエルが心配だから、なるべく皆で行動した方がいいんだよな…)」
クリスタ「(あれ?…二手に分かれるってことはもしかして…二人っきりになるってこと?)」
サムエル「(もし、サシャがいたら…アイツと二人っきりになれたかもしれないな…)」
エレン「それで、だれとだれが組むんだ?」
アニ「普通に考えて…私とエレンは別々に行動した方がいいわね…」
エレン「オレとアニは上位成績者だもんな」
アニ「うん…あと…」
アニ「途中で力仕事が必要な場面もあるかも知れないから…」
アニ「私のところに男子がいると助かる…」
エレン「いや待てよ…アニは力持ちだから男子の助けなんて必要ねぇだろ…」
アニ「エレン…何言ってるの?」
アニ「私は見ての通り…小柄で…細くて…」
アニ「か弱い…乙女なんだよ?」
エレン「いやいやいや…」
エレン「ライナーやオレを空中で一回転させるような乙女はか弱くねぇよ」
アニ「…」
クリスタ「(エレン…本気で言ってるの?)」
サムエル「(ここまで来ると…鈍感と言うより、もはやバカだな…)」
アニ「エレン…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
アニ「お望み通り…今からアンタを空中で一回転させてあげるよ…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
エレン「えッ!?ちょっと待てアニ!」ガバッ
エレン「別に望んでねぇし…つーか落ち着け!」アセアセ
アニ「遠慮なんかしなくていいって…」シュッ
グイッ
ヒュッ
バキ
グル
ドサッ
エレン「…」ドーン
クリスタ「凄い…本当にエレンが空中で一回転した…」
サムエル「是非、ライナーの一回転も見てみたいな…」
アニ「まったく…」ザッザッ
アニ「女の子相手に力持ちなんて…」ザッ
アニ「本当…傷つくよ…」
エレン「いや、でも…現にオレを倒してるじゃん…」ドーン
エレン「男であるオレが力持ちなら、負けてるなんておかしいだろ…」ドーン
アニ「別に力で倒した訳じゃないよ…」
アニ「力の無い者が力の有る者を倒す為の…そういう技術なんだよ…」
エレン「なるほど…」ドーン
アニ「これに懲りたら…今度こそ学習しなよ…」
アニ「力の使い方と…」
アニ「女の子との話し方を…」スッ
エレン「了解」ガシッ ムク
エレン「!?」
【恋人】 Rank 3 → Rank 4
エレン「さて…さっきの話に戻すけど…」
エレン「サムエルはアニと行動して、クリスタはオレと行動するってことでいいんだな?」
アニ「そうなるね…」
アニ「(本当はエレンと行動したいけど…ここは我慢…)」
クリスタ「(やった!エレンと一緒!)」グッ
エレン「よし…食事も終わったし…」
エレン「探しに行くか!」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
今日はここまでです
最近ペースが落ちすぎです
11月から海外出張なのに
それまで、どうにかしてきりの良い所で終わらせないと
多分明日か明後日に書きます
それでは
おやすみなさい
私です
昨日書くつもりでしたが寝オチしました
今日は書きます
では
再開です
ー5時間後ー
ザッザッザッザッ
エレン「無いなぁ…」ザッザッザッ
クリスタ「どこにあるんだろう…」ザッザッパキッ
エレン「出来れば、早い内にコテージを見つけたいよな…」ザッザッザッ
クリスタ「どうして?」ザッザッザッ
エレン「実は…このミッションを早く終わらせた班には…」ザッザッザッ
エレン「特別休暇がもらえるんだよ…」ザッパキッザッ
クリスタ「え、そうだったの!?」ザッ
エレン「おう」
エレン「終わったら、森の入口にいる教官たちに報告すれば…の話なんだけどな…」
クリスタ「ふうん…だからエレンは休暇をもらえる為に早く見つけたいんだ…」
エレン「うーん…ちょっと違うな…」
クリスタ「?」キョトン
クリスタ「それで…エレンはどうするの?」
エレン「ん?なにが?」
クリスタ「休暇をもらえたらどうするのかって…」
クリスタ「(自主練とかするのかな?)」
エレン「あぁ…その話か…」
クリスタ「その話って…」
エレン「ん?どうした?」
クリスタ「だってエレンは休暇が欲しくて、早く終わらせたかったんじゃないの?」
エレン「いや?別にご褒美欲しさで訓練を早く終わらせようとは思ってないよ?」
クリスタ「じゃあ何で?」
エレン「まぁ…早く終わらせれば…」
エレン「余った時間でみんなと普通に遊べるじゃん…教官もいないことだし」
クリスタ「エレンって遊びたいの?…巨人を倒す兵士なのに…」
エレン「オレだって、まだまだ青春を謳歌したい若者だ」
エレン「遊びたい時だってあるさ」
クリスタ「家族が巨人に殺されたのに?」
エレン「…」ピクッ
クリスタ「(本当は…言うべきじゃなかった…)」
クリスタ「(こんな言い方をするなんて…最低だよ…私…)」
クリスタ「(でも…エレンがなんか…)」
クリスタ「(いつもと違うと思ったから…だから…)」
エレン「…」
エレン「確かに…巨人の所為でオレは大切な家族を失った…」
エレン「失って…そして絶望した…」
クリスタ「…」
エレン「でもな…オレにはまだ、大切な友達がいた…」
エレン「そして…それと同じ位、大切な仲間と出会えた…」
エレン「別に巨人への憎しみが消えたわけじゃない…」
エレン「憎いさ、今でも…ただ…」
エレン「復讐の鬼になって巨人と戦うことは…やめにした…」
エレン「巨人との戦いは…個人的な感情はない…」
エレン「あるのは…兵士としての使命だ…」
エレン「それにオレは…お前たちともっと触れ合いたいんだ…」
クリスタ「エレン…」
クリスタ「(私は…馬鹿だ…)」
エレン「皆がいる内は、もっとたくさん話したい…」
エレン「卒業すれば…もう、こんな風に会話することもできないかもしれないから…」
クリスタ「(エレンの優しさを知ってるはずなのに…何で私は…)」
エレン「ん?どうした、クリスタ…浮かない顔して…」
クリスタ「え?う、ううん…なんでも」フルフル
エレン「そうか…」
クリスタ「あの、エレン…さっきはごめんなさい…」
クリスタ「エレンの前で…あんな事を言うべきじゃないのに…私…」
エレン「いや、気にするな…」
エレン「オレも訓練中に、緊張感がまったく無かったし…」
エレン「クリスタが真面目にやってるのに…悪かったよ…」
クリスタ「…」
クリスタ「ねぇ…エレン…」
エレン「ん?」
クリスタ「いつか…遊ぼうね」ニコ
エレン「!…ああ!」ニッ
エレン「!?」
【法王】 Rank 3 → Rank 4
クリスタ「それでエレン…これからどうするの?」
エレン「うーん…とりあえず戻ろう…」
エレン「さすがに暗くなってきたし…」
エレン「晩飯の用意もしなくちゃいけねぇ…」
クリスタ「わかった…」
エレン「それじゃ行こ」ザッザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ザラザラザラザラ
エレン「フーッ…やっと戻った…」ザッザッザッ
サムエル「おう、おかえり…」
エレン「あれ?…お前ら先に戻ってたのか…」
クリスタ「早いね」
サムエル「まぁな…」
アニ「それでエレン…そっちはどうだった?」
エレン「全然…そっちは?」
アニ「…」フルフル
クリスタ「そっちも無いんだ…」
サムエル「あ、そういえばアルミンたちと偶然会ったよ」
エレン「3班と?」
アニ「まぁ…すぐに別れたけどね…」
サムエル「他の班とあまり接触しないのがこの訓練のルールだからな」
クリスタ「そうなんだ…」
エレン「それよりも、さっさと飯の支度をしよう…」
エレン「明日も早いしさ…」
アニ「それもそうだね…」
サムエル「おう、ちょっと待ってろ」ゴソゴソ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
ー夜ー
【テントの中】
サムエル「すぅー…」zzz
クリスタ「くー…」zzz
エレン「…」ムク
エレン「…」パチクリ
エレン「…トイレ」ガサガサ
エレン「ん?…あれ、アニがいない…」キョロキョロ
エレン「…外か?」
エレン「…」
ガサガサ
エレン「…」ザッザッ
アニ「エレン?」クルッ
エレン「よぅ…何してるんだ?」
アニ「星を見てたんだ…エレンこそどうしたの?」
エレン「いや、小便しに出て来たんだけど…」
アニ「そう…」
エレン「(なかなか顔色変えねぇな…)」
エレン「(普通の女子とかならデリカシーが無いとか言われてる所なのに…)」
エレン「(さすがだぜ…アニ…)」
エレン「それじゃあな…」ザッザッザッ
エレン「膀胱炎になると大変だから…」ザッザッパキッ
アニ「…」
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
眠い
ので
今日はここまでにしときます
それでは
おやすみなさい
私です
まず、ここまで遅くなったことについて一言謝りたいと思います
実は、この前の台風の時に、家のありとあらゆる隙間から水が入って来たんです
そのため、家を掃除する必要があったので書く暇が無かったんです
本当にごめんなさい
さて
そろそろ久々に書きたいです
それでは再開です
チョロロロロロロロ
エレン「あー…」チョロロ
エレン「(しかし、本当どうしよう…)」チョロロ
エレン「(期限まであと3日しかない…)」チョロロ
エレン「(全員で手分けして探すという手もあるんだけど…)」チョロロ
エレン「(いつ危険な野生動物と出くわすか分からないこの状況で…)チョロロ
エレン「(クリスタとサムエルに1人で探させる訳にはいかない…)」チョロロ
エレン「(オレとアニならともかく…)」チョロロ
エレン「つーか…なげぇなオレの小便…」チョロロ
ザザザザザ
エレン「ん?」クルッ
サシャ「え?」ザッ
エレン「…」チョロロ
サシャ「…」
エレン「えーっと…」チョロチョロ
エレン「(何でサシャがここに!?)」ブルル
サシャ「…」
エレン「(何の反応もないんですけど…)」ブルブル
エレン「あの…サシャ?」
サシャ「き…きゃああぁぁぁああッ!!!」
エレン「(ですよね!?そら叫びますよね!?びっくりするよね!?)」
エレン「サシャ!静かにしろ!人が来ちまうだろう!?」アタフタ
サシャ「痴漢!変態です!変態!!」
エレン「違う!オレは被害者だ!」
エレン「たまたまオレがここで小便してたところをお前が来ただけの話だろうが!」
サシャ「そんな事はどうでもいいですからさっさとズボンを穿いてください!!」
エレン「(そうだった!オレ、下半身が全開じゃん!)」ガーン
エレン「お、おう…ちょっと待ってろ…」ゴソゴソ
エレン「(これじゃあ…変態とか言われても、何も言い返せないな…)」ゴソゴソ
エレン「ほら!これでいいだろう」バッ
サシャ「なぜエレンはズボンを穿いて無かったんですか?」
エレン「こうでもしねぇと、落ち着いて小便できねぇんだよ…」
サシャ「…」ジーッ
エレン「(うぅぅ…露骨に警戒されてる…)」
エレン「(ちょっとだけショック…)」ガックリ
エレン「それより…サシャはこんな時間になにしてるんだ?」
サシャ「…それを私に言わせますか?」
エレン「(なるほど…トイレか…)」
エレン「されじゃ…オレはそろそろ戻るよ…じゃあな」ザッザッザッ
サシャ「えッ!?ちょ、ちょっと待ってください!」
エレン「ん?どうした?」クルッ
サシャ「その…ちょっとだけ…待っててくれます?」
エレン「なんでだよ?」
サシャ「えっと…」
サシャ「1人だと怖いんですよ…」
サシャ「特に用を足してる時は無防備なんです…」
サシャ「だからお願いしますエレン…見張っててください…」
サシャ「なんならそこで立ってるだけでいいですから…」
エレン「…わかったよ」ハァ
エレン「どこにも行かないからさっさとやれ」
サシャ「ありがとうございます!」ザッザッザッ
エレン「…」ポツン
サシャ「どこにも行かないでくださいよ?」ヌッ
エレン「いいから行けよ!」
サシャ「フフ…」クス
ザッザッザッ
エレン「まったく…」
エレン「…」
エレン「(うーん…静かだ…)」
エレン「(何も聞こえないな…)」
エレン「(なにか聞こえたらどうしよ…って何考えてんだオレ!?)」
エレン「(そんなことを考えてるから変態呼ばわりされるんだよ!)」
エレン「(煩悩を掃え!)」ブンブン
ザザザザザ
サシャ「何してるんですか?エレン」ザッザッパキッ
エレン「あ、サシャ…別に何でもないよ?」ダラダラ
サシャ「まさか…覗いたんですか?」
エレン「だれが覗くか!」クワッ
サシャ「本当ですか?」
エレン「信じろよ…」
サシャ「ふうん…それよりエレン!」
サシャ「先ほど見張っててくれて、本当にありがとうございます!」ペコ
エレン「疑った後に感謝するか普通…」
エレン「まぁしかし…大げさだよ、サシャ…」
エレン「別にお礼を言われる様なことでもねぇだろう…」
サシャ「はい、確かにそうかも知れません…」
サシャ「でもお礼を言うのは、私がそうしたいからなんです」
サシャ「でないとスッキリしませんから…」
エレン「なるほどな…」
エレン「しかし、まさかサシャにも怖いものってあるんだな…」
エレン「ちょっとだけ意外」
サシャ「いったい私をなんだと思ってたんですか?」
エレン「怖いもの知らずのバカ」
サシャ「ひどいですよエレン…」
エレン「はは…冗談だ」
サシャ「もう…」
サシャ「それに怖いもの知らずのバカってエレンのことじゃないですか…」
エレン「そうなのか?」
サシャ「知らなかったんですか?」
サシャ「あの巨人の森での訓練以来…」
サシャ「エレンは死に急ぎ野郎と呼ばれるようになったんですよ?」
エレン「マジでか…全然知らなかった…」ガーン
サシャ「とにかく話を戻しますけど…」
サシャ「私だって…素直に怖いと思えるものもちゃんとありますよ」
エレン「例えば?」
サシャ「巨人とか」
エレン「他は?」
サシャ「食べ物が無くなるって想像するだけで思わず失神します」
エレン「お前らしいよ…」
サシャ「エレンには怖いものって無いんですか?」
エレン「ん?オレか?」
エレン「そうだな…巨人以外なら…」
私です
まさかの寝オチです
本当ごめんなさい
仕事に行って来ますんで
また後で書きます
私です
今度こそ最後まで書きます
それでは
再開です
エレン「知り合いや仲間の死が、今のオレの1番の恐怖だな…」
サシャ「エレンでも巨人が怖いんですか…」
エレン「…」
エレン「正直に言うとな…」
エレン「この訓練生活で死者や脱落者を出て欲しくないんだ…」
エレン「自分が望みすぎるなのを理解しているんだけどよ…」
エレン「それでも…最後まで全員揃っていて欲しい…」
サシャ「エレンって本当に優しい人ですね」
エレン「そんなんじゃねぇよ…」
エレン「オレはただ…」
エレン「将来…巨人を倒せるかもしれない兵士を…」
エレン「つまらないことで失いたくないだけだ」
サシャ「そういうことにしときましょう」
エレン「はぁ…」
エレン「!?」
【女教皇】 Rank 2 → Rank 3
エレン「さて、オレはそろそろ戻るよ」
サシャ「そうなんですか…なら私も戻ります」
エレン「帰り道…気をつけろよ…」
サシャ「エレンもです!」
サシャ「それでは、おやすみなさい!」ザッザッザッ
エレン「(あの方角に4班がいるのか…)」
エレン「…」ポツン
エレン「帰るか…」ザッザッザッ
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
エレン「あー…眠い…」ザッザッザッ
アニ「ん?…エレン…」クルッ
エレン「アニ…まだいたのか…」ザッ
エレン「もしかして眠れないのか?」
アニ「そうじゃないんだけど…」
エレン「ふうん…オレはもう眠るけどお前は?」
アニ「私は…もう少しだけ外にいるよ…」
エレン「そうか…あんま夜更しすんなよ…それじゃ、おやすみ…」ザッザッザッ
アニ「…おやすみ」
アニ「…」
ザザザザザ
ライナー「行ったか?」ボソ
アニ「もう大丈夫よ…」ボソ
ライナー「そうか…それでさっきの話の続きなんだが…」ボソボソ
アニ「クリスタがウォール教の重要人物かどうかは…」ボソボソ
アニ「今の段階では…まだ何とも言えない…」ボソボソ
ライナー「そうか…」ボソ
アニ「…」
アニ「ねぇ…ライナー…」ボソ
ライナー「なんだ…」ボソ
アニ「クリスタって…本当にウォール教の人間なの?」ボソボソ
ライナー「さあな…」ボソ
ライナー「この前の休日で…」ボソ
ライナー「たまたま街によってきた憲兵がそういう話をしてたのを偶然聞いたんだ…」ボソボソ
ライナー「名前を偽って訓練兵になった女がいるってな…」ボソボソ
アニ「それがクリスタと?」ボソ
ライナー「確信はないがな…」ボソ
アニ「なぜクリスタだと思う?」ボソ
ライナー「クリスタは食事の時もそうだが…」ボソ
ライナー「アイツの普段の振るまい方は、他の奴らと比べて気品がある…」ボソボソ
ライナー「食器の持ち方、歩き方、接し方…」ボソボソ
ライナー「兵士を目指す、もとはただの一般人にしては行儀があまりにも良すぎる…」ボソボソ
アニ「(ストーカーかコイツは…)」
ライナー「恐らくクリスタは、そういったマナーを徹底的に叩き込まれたのかもしれん」ボソボソ
ライナー「普通の街ならここまでやる必要はないはずだ…となると…」ボソボソ
ライナー「クリスタは内地の人間、あるいは貴族の生まれの可能性がある」ボソボソ
ライナー「以上のことからクリスタに目をつけた理由だ」ボソボソ
アニ「肝心のウォール教との繋がりが説明されてないんだが…」ボソボソ
ライナー「そこはまだ調査中だ…」ボソ
ライナー「とにかく、もしこれでクリスタが本当にウォール教の人間なら…」ボソボソ
ライナー「オレたちが憲兵を目指す理由が無くなる…」ボソボソ
ライナー「もしかしたら故郷に戻る期間を早めることができるかもしれない…」ボソボソ
ライナー「今後クリスタからあまり目を放すな…わかったな?」ボソボソ
アニ「…」
ライナー「アニ?」ボソ
アニ「了解した…」ボソ
ライナー「そうか…それじゃ、頼んだぞ」ボソボソ ザッ
ザザザザザ
アニ「…」
アニ「(本当…いつまでこんな事を続ければいいんだろ…)」
アニ「(嘘をついて…騙して…)」
アニ「(エレンたちを騙すのは嫌…だけど…)」
アニ「(ライナーたちには逆らえない…)」
アニ「(お父さんや故郷なんて…もうとっくに捨てたのに…)」
アニ「(少しでも巨人から離れる為に憲兵を目指してるのに…)」
アニ「(もう…何もかも嫌なのに…)」
アニ「(手を…伸ばすこともできない…)」
アニ「(伸ばしても…誰も私の手をとってくれない…)」
アニ「だれか…助けてよ…」ボソ
エレン「アニ?」
アニ「え?」クルッ
エレン「…よう」
アニ「寝てたんじゃなかったの?」
エレン「いつまで経ってもアニが戻って来ないから心配で眠れなかったんだよ」
アニ「…そう」
エレン「また…悩み事か?」
アニ「…うん」
エレン「そっか…」
アニ「…」
エレン「…」
アニ「ねぇ…エレン…」
エレン「ん?」
アニ「…うん」
エレン「そっか…」
アニ「…」
エレン「…」
アニ「ねぇ…エレン…」
エレン「ん?」
アニ「もしも…迷ったり、悩んだりしてるとさ…」
アニ「その時…エレンはどうしてるの?」
エレン「オレか?」
エレン「オレは…最も信頼する人に相談するな…」
エレン「この場合はアルミンだな…」
アニ「そう…私はいないな…そういう奴…」
エレン「だったらオレにしなよ」
アニ「え?」
エレン「前にも言ったろ?」
エレン「悩みがあったり…迷ったりしたらさ…」
エレン「だからオレに相談しなよ、アニ…」
エレン「力になるぞ?」
アニ「でも…」
エレン「お前がなにを抱えてるのかは知らないけどさ…」
エレン「オレが導いてやるよ…迷わない為にも…だから…」
エレン「オレを信じて」
アニ「…」ジワ
アニ「エレン…私のこと…裏切らない?」ポロ
エレン「しないよ」
アニ「信じて…いいの?」ポロ
エレン「ああ…」
アニ「…」ポロ
アニ「…あり…ぁとう…」グス
エレン「アニ…」
エレン「!?」
【恋人】 Rank 4 → Rank 5
アニ「(今まで…人を信じたいなんて…思ったことは無かった…)」
アニ「(信じてついてきて…裏切られた時の痛みはもう…嫌だから…)」
アニ「(でも…エレンは違う…)」
アニ「(エレンを信じると…私は安心出来て…)」
アニ「(それに…こんなに心地いいなんて…)」
アニ「エレン…ありがとう…」グス
アニ「アンタのおかげで私は…」
アニ「生まれて初めて…人を信じてもいいと思えた…」
エレン「そっか…それは光栄だな」
アニ「フフ…」クス
エレン「ハハ…」
アニ「…」
アニ「ねぇ…」
エレン「ん?」
アニ「アンタだけだから…」
エレン「なにが?」
アニ「私が信じてるのは…エレンだけだから…///」
エレン「!…お、おう…///」
エレン「(まいったな…今の不意打ちは反則だろ?)」
エレン「(カワイイにも程があるだろう…)」
アニ「エレン…そろそろ寝よ?…///」ザッザッザッ
エレン「お、おお…わかった…///」ザッザッザッ
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ーーー
ーー
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【???】
ズン ズン ズン ズン
???「…」
???「…」ニッコリ
???「…」ズン ズン ズン
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
私です
これでchapter5は終わりです
実はこのスレで書くのを今日までにしときます
あ、別に完結とかそんなんじゃないからね?
まだまだ続きますからね? か、勘違いしないでよね!
予定では別のスレタイで続きを書きます
さて
来週からは、仕事の都合で海外へ行く事になってます
2か月ぐらいです
ので
しばらくは書きません
まぁ…ノパソをもっていけば書けますが、なるべく仕事に集中しいんでやっぱ書きません
来年の1月に書く予定です
それでは
少々早めですがよいお年を!
そしてまた会いましょう!
このSSまとめへのコメント
面白いです!それと更新がんばってください!
久々の良いss!是非完結させてください!
"4"からの知識しかない俺には所々分からんな…
ファルロスって誰だ?シャドウか何かか?(・_・?)
"悪魔"と"隠者"がいつ出てくるか地味に期待(*´∀`)
あんま知らない僕でも楽しめます!!
乙!
でも二か月か…
結局ハーレムかよ!
おもしろい
ファるロスはりょーじっつあんや