セシリア「い、一夏さんは酔うとキス魔になるんですの!?」(376)

セシリア「一夏さん一夏さん」

一夏「んーどしたセシリア」

セシリア「今週の土曜日は、その、お暇ですか?」

一夏「家帰って掃除でもしようかなと思ってたんだけど、なにかあるのか?」

セシリア「いえ、あの、じゃあ、わ、わたくしもお手伝いしてもよろしいですか?」

一夏「いいよ悪いから」

セシリア「悪くありませんわ!」

一夏「お、おぅ。でもただ掃除するだけだし退屈じゃ」

セシリア「ありませんわ!」

一夏「あ、あぁ・・・じゃあ手伝ってもらおうかな?」

セシリア「は、はいっ!あ、あと、このことは二人だけの秘密に」

一夏「へ?なんでだ?」

セシリア「ひ、秘密ったら秘密なんですの!」

土曜日

一夏「さて」

セシリア「まずなにをしたらよろしいですか?」

一夏「とりあえずそのフリフリじゃ汚れるから、着替えないか?」

セシリア「あっ・・・でも、着替えを持っていませんわ」

一夏「俺のTシャツ貸す・・・あぁ、やっぱ千冬ねえのがいいか」

セシリア「い、一夏さんのがいいですわ!」

一夏「へ?」

セシリア「あ、えっと、織斑先生の服を勝手に着て汚してしまっては申し訳が立ちませんし」

一夏「別に気にしなくていいのに」

セシリア「わたくしが気にするんですの!だ、だからその、一夏さんのシャツで構いませんわ」

一夏「まあ、そう言うんだったら。ちょっと待ってろ」

セシリア「は、はい!」




一夏「とりあえずこれでいいか?」

セシリア「ええもちろんですわ!」

一夏「じゃ、2階の窓開けてくるからその間に着替えてくれ」スタスタ



セシリア「・・・・・・」クンカクンカ

セシリア「・・・・・・」フンフン

セシリア「・・・・・・」モフモフ

一夏「おーいセシリアもういいか?」

セシリア「っ!?ああああのもう少々お待ちになってくださいですわ!」


一夏「んじゃまずは」

セシリア「雑巾がけですわね?日本の掃除といえばそれですわ!」

一夏「いや床は最後だし、ワックスハゲるから雑巾がけはしない」

セシリア「あっ・・・うぅ、そうなんですの・・・」

一夏「とりあえず、天井の埃落しからだな。掃除は上からが基本だ」

セシリア「掃除は上から」

一夏「そっ、セシリアも子供が出来たらお手伝いさんとかじゃなくて、自分で教えてやらないとダメだぞ?」

セシリア「こ、子供なんて・・・うふふ、気が早いですわ!」パシン

一夏「いてえっ!ま、まあとりあえず始めようか」





セシリア「ぐすっ・・・本当に・・・申し訳ありません・・・」

一夏「いや、まあいいって」

セシリアが壊した物
・マグカップ
・写真立て
・窓ガラス
・掃除機
・洗濯して失敗した衣類12点
・証明器具2点

セシリア「・・・お手伝いするどころか邪魔するばっかりで・・・」

一夏「まあ、セシリア掃除なんかしたことなかったんだろ?最初は誰でもこんなもんだよ」

セシリア「一夏さん・・・ぐすっ・・・」

一夏「腹減ったし、昼メシにしようぜ。すぐ作るからお茶でも飲んで待っててくれ」

セシリア「はい・・・」

昼も食べて掃除も終わり15時頃

一夏「はぁースッキリした。やっぱ掃除すると気持ちいいな」

セシリア「・・・」

一夏「だから、気にしなくていいって」

セシリア「でも・・・」

一夏「でも禁止」

セシリア「・・・うぅ」

一夏「よし、散歩でもいこうぜ」

セシリア「へ?」

一夏「こんな良い天気なんだから、家ん中でぼーっとしてるなんてもったいないだろ?ほら」グイッ

セシリア「あっ」

一夏「いこうぜ」

一夏「良い天気だなぁー」

セシリア「・・・・・・」

一夏「あの公園で良く遊んだんだ」

セシリア「そうなんですの・・・」

近所のおばちゃん「あらまぁ一夏くんじゃないの」

一夏「お、こんにちは」

セシリア「こんにちは」

近所のおばちゃん「おやぁー綺麗な子と手なんか繋いじゃって、羨ましいねえ」

一夏「あはは」

近所のおばちゃん「あんたも良い男捕まえたね、離しちゃだめだよ?」

セシリア「え、えぇ・・・もちろんですわ」

近所のおばちゃん「じゃ、千冬ちゃんによろしくね」

一夏「うん、また」




弾「よぉー一夏」

一夏「おぉ弾」

セシリア「こんにちは」

弾「なんだぁー昼間っから羨ましいなこの野郎」

一夏「はぁ?」

弾「ったく・・・こいつ、めちゃくちゃ鈍感だから、頑張ってね」

セシリア「えぇ、この上なく理解してますわ」

一夏「なんだよ?」

弾「蘭が待ってるから、じゃーな」

一夏「おぅ・・・なんなんだろうな」

セシリア「さあ?ふふっ」





蘭「遅い!アイス買うのにどれだけ掛かってんのよ!」

弾「ごめんごめん、途中一夏と会ってさ」

蘭「えぇ!?い、一緒に行けばよかった・・・なにしてたの?」

弾「あの綺麗な金髪の姉ちゃんと手繋いで歩いてた」

蘭「なっ!?・・・この!この!」バシッ!バシッ!

弾「いだぁっ!?なんで蹴るんだよ!」

蘭「うるさい!!バカ兄!!」

一夏「あぁーお茶が美味い・・・」

セシリア「美味しいですわー・・・」


一夏「もう17時か・・・どうする?」

セシリア「なんですの?」

一夏「うちで夕飯食ってくか?それとも学園もど」

セシリア「いただきますわ!」

一夏「そ、そうか。んじゃいっちょ作りますか」

セシリア「わたくしもお手伝いしますわ!」

一夏「え゙っ・・・い、いやいいよ。疲れたろ?セシリアは休んでてくれ」

セシリア「いえ、今度こそお役にたってみせますわ!」

一夏「いや、でもほら」

セシリア「やっぱり・・・迷惑なんですの?」

一夏「いやそんなことは」

セシリア「じゃあさっそく取り掛かりましょう!」

一夏「あの、セシリアさん?」

セシリア「はい?」

一夏「なにを作ってらっしゃるんです?」

セシリア「茶わん蒸しですけれど」

一夏「さっきバニラエッセンスを入れてませんでした?」

セシリア「えぇ、隠し味ですわ!」

一夏「あの・・・料理は基本に忠実なほうが」

セシリア「大丈夫です、食べてみてのお楽しみですわ~♪」

一夏「・・・・・・はぁ」



一夏「いただきます」
セシリア「いただきますわ」

セシリア「むぐむぐ・・・美味しい、これなんですの?」

一夏「里芋の煮っ転がし。結構簡単なんだぜ」

セシリア「ピッコロがし?」

一夏「煮っ転がし」

セシリア「あの、一夏さん」

一夏「な、なんでしょう?」

セシリア「よ、よかったらわたくしの茶わん蒸しも食べてくださると」

一夏「えーっと、そろそろお腹」

セシリア「・・・・・・」シュン

一夏「最後に食べようと思ってたんだよ、俺好きな物は最後に食べる派だから・・・うわーおいしそうだなー」

セシリア「よ、よかった・・・」ドキドキ

一夏「・・・・・・えぇい、ままよっ!」パクッ

セシリア「・・・・・・」ドキドキ

一夏(ぐっ・・・下処理してない海老の生臭さ、どっから持ってきたのかなぜか入ってるあん肝、バニラエッセンス、シナモン、醤油の風味があいまって・・・もはや料理じゃない・・・兵器だ)

セシリア「ど、どうでしょうか?」

一夏「ふぐっ・・・ふ、ふまひよっ・・・」ポロポロ

セシリア「ま、まあ!泣くほどに美味しいだなんて・・・わたくしの分もどうぞ!たくさん食べて下さいまし!」キラキラ

一夏「よ・・・よろこん・・・で・・・」

一夏(男を見せろ・・・男を見せろ織斑一夏!!)

一夏「うぐっ・・・ぐっ・・・」

セシリア「大丈夫ですか?」

一夏「ちょっと・・・食べ過ぎた、かなっ・・・へ、部屋で横になっててもいいかな・・・」フラフラ

セシリア「では、御皿洗いはわたくしがやっておきますわ!」

一夏「ありがと・・・ぐふっ・・・」フラフラ






セシリア「二人でお掃除をして、お散歩をして、お料理をして・・・なんだか新婚さんみたいですわ・・・ふふっ」

セシリア「ふんふんふーん♪」カチャカチャ

ガチャッ

セシリア「お皿洗い終わりましたわ」

一夏「あぁ・・・ありがとな」

セシリア「なにかお飲みものでもお持ちしましょうか?」

一夏「ありがと・・・じゃあ冷蔵庫にレモネードあるから持ってきてもらってもいいか?」

セシリア「すぐにお持ちしますわ」




ガチャッ

セシリア「んー・・・これですの?」

セシリア「コップコップ・・・」

シュワァー

セシリア「日本のレモネードは炭酸入りですのね」


セシリア「お待たせいたしました!」

一夏「あぁありがとな・・・んぐっんぐっ・・・ぷわぁー!」

一夏(なんか妙に下がピリピリするな・・・さっきの茶わん蒸しの後遺症か)

一夏(でも美味いなこれ)

一夏「んぐっんぐっ」

一夏「ふぅーーーーー」

セシリア「お代わりお持ちしましょうか?」

一夏「あぁ、お願い」



一夏「んぐっんぐっ・・・えぅっ・・・」



一夏「んぐっんぐっんぐっ・・・はふぅー・・・」



セシリア「・・・そういえばなんだかお酒臭くありません?」

一夏「んんー?なにがぁ?うふぅー」

セシリア「い、一夏さん!?」

一夏「んふふふふふふ」

セシリア「ま、まさか・・・」




セシリア「ぺろっ・・・これは・・・お酒!」

下がピリピリすんのかよwwwwwww

俺「んふふふふふふ」

セシリア「な、なんであんなジュースみたいな缶にお酒が!?」

一夏「ふぅー・・・んぐっんぐっ」

セシリア「も、もう飲んじゃいけませんわ!」バシッ

一夏「あっ・・・返せよー、うへっ」

セシリア「ダメです!今お水持って来ますから」

一夏「・・・返さないならぁ・・・こうだっ!」ギュッ

セシリア「ひゃっ!?い、いいい一夏さん!?」

一夏「俺のレモネードかえせぇぇ」ギュッ

セシリア「こ、これはレモネードじゃありませんわ!ダメったらダメですの!」

一夏「むわーだ言うか・・・そんな口は・・・」

セシリア「えっ?」

一夏「んんぅー」ムチュッ

セシリア「んむっ!!??」

一夏「お前を食べるためだぁー」

一夏「んふぅー・・・もーらい」バシッ

セシリア「あっ・・・い、いまいまいま、いまきききキス」

一夏「んぐっんぐっ・・・うひぃー・・・えへへへ」

セシリア「き、キス・・・キスされ・・・って、だから飲むなって言ってるんですの!」バシッ

一夏「・・・・・・」ジィィィー

セシリア「そ、そんな顔したってダメですわ。お酒は20歳になってから」

一夏「セシリアって・・・良い匂いするよな・・・」

セシリア「ふぇ?」

http://tabemono2news.blog.fc2.com/blog-entry-12.html

一夏「綺麗だし・・・」

セシリア「い、一夏さん?」

一夏「つい抱きしめたくなる・・・」ギュッ

セシリア「あっ」

一夏「ん・・・首筋も・・・」チュッチュッ

セシリア「きゃっ!い、一夏さん!?」

一夏「ほっぺたも」チュッチュッ

セシリア「ちょ、お、落ち着いて!」

一夏「・・・・・・」ジィィィー

セシリア「あ、あのですね。こういうことは、嬉しいんですけれどもっとちゃんと」

一夏「・・・」ペロッ

セシリア「ひゃっ!!??く、くち、いまくちっ」

一夏「・・・」ペロペロ

セシリア「んっ!?い、いちかさっ、んむっ!!」

一夏が飲んだのはレモンサワーだな、こりゃww

一夏「・・・」

セシリア「はあっ、はあっ、あ、あぅあぅ」

一夏「・・・・・・」スタスタ

ガチャッ



セシリア「・・・・・・あ、あれ?一夏さん?」


ガチャッ

一夏「・・・にひっ」

セシリア「あ、一夏さ」

プシュッ

一夏「んぐっんぐっんぐっんぐっんぐっ・・・わふぅー!!」

セシリア「だ、だから飲むなと!!」

一夏「・・・」ジィィ

セシリア「ま、またなにかする気ですの?」

これは千冬にアイアンクロー決められるレベル

というか、ワンサマ下戸過ぎだろww

一夏「・・・」ジリッ

セシリア「か、簡単にやられるわたくしでは」ジリッ

一夏「ん・・・?」チラッ

セシリア「そんな手に引っ掛かるとお思いで?」

一夏「げえっ、千冬ねえっ!?」

セシリア「えぇっ!?」バッ

一夏「・・・」ガシッ

セシリア「あぁっ!は、離し」

一夏「ふぅぅーっ」

セシリア「ひゃああんっ!」

一夏「ひゃっはー!セシリアはちょろいぜぇーっ!!」ガバッ ペロペロペロペロチュッチュッチュッチュッ

セシリア「きゃあああああ!」

>>一夏「げえっ、千冬ねえっ!?」

横山三国志かよwww

チュンチュン



一夏「ふわぁー・・・」

セシリア「んんっ・・・」ゴロン


一夏「・・・ん?」


一夏「・・・・・・えっ?」

あ~あ、酔った勢いでやっちゃったかww

一夏(落ち着け・・・落ち着くんだ・・・そうだ、素数だ。素数は心を落ち着かせてくれる・・・1、2、3、4、5、6、7、8、9、10・・・)



セシリア「んんっ・・・ふぁぁ・・・あ・・・お、おはようございます一夏さんっ」

一夏「お、おはあはおは、オッハー」

セシリア「・・・どうしたんですの?」

一夏「・・・あ、あの・・・なんでセシリアさんが俺のベッドで、その、寝てらっしゃるんでしょう・・・裸で」

セシリア「・・・・・・覚えてないんですの?」

一夏「覚えてないというか、夕飯を食べて部屋に来てからの記憶がないというか」

セシリア「・・・・・・わたくしの初めてを奪ったくせに・・・」

一夏「Oh・・・」

今度はプッチかよww

千冬「家に帰ったら弟が童貞卒業してた件」

一夏「・・・・・・」

セシリア「わ、わたくしちゃんと男性とキスするのは初めてでしたのに!あんな無理矢理、ムードもなく!」

一夏「へっ・・・キス?」

セシリア「・・・本当に覚えてないんですの?」

一夏「はい・・・すいません」

セシリア「わたくしの顔中ペロペロしたことも?」

一夏「はい・・・」

セシリア「・・・わたくしの服を脱がせて全身にキスマークを付けたことも?」ピクピク

一夏「そ、そんなことを」

セシリア「・・・・・・あげく、そのままわたくしに抱き着いて寝てしまったことも!?」ピクピク

一夏「・・・申し訳ない気持ちでいっぱいです・・・でもよかった」

セシリア「・・・はい?」

一夏「やっちゃったかと思ったぜ。ふぅー」

なんだと!?

セシリア「・・・」ブチッ

一夏「流石にな、初体験を覚えてないってのは」

セシリア(き・・・切れた。わたくしの体の中でなにかが切れた・・・決定的ななにかが・・・・・・!)

一夏「でも、ごめんなセシリア・・・氷結の缶が転がってるけど、もしかして俺飲んじまったのか?千冬ねえに怒られるなー」

セシリア「・・・・・・」

一夏「もしかしなくても酔ってそんなことしたのか・・・セシリア?」

セシリア「こ・・・」

一夏「こ?」

ワンサマ…お前の勇姿は忘れないwww

セシリア「殺して差し上げますわ!!」ジャキッ

一夏「いぃいっ!?ちょっと、待った!」

セシリア「待ちませんわ!」ビシュッ

一夏「どわあっ!?死ぬ、ほんとに死ぬって!」

セシリア「死になさい!!」

一夏「ぬわあーーーーーーーーーーー!!」




セシリア「反省しましたか?」

一夏「はい、しました」ボロボロ

死になさいwwww

一夏「もう酒は飲みません」

セシリア「絶対ですわね?」

一夏「絶対です」

セシリア「最悪、どうしても飲まなければいけないときは酎ハイ1本まで、それとわたくしがいる時だけ、いいですわね?」

一夏「酎ハイ1本まで、セシリアがいる時・・・なんでだ?」

セシリア「それはっ・・・とにかく、いいですわね!?」

一夏「はい、すいません」

セシリア、狙ってやがるなww

そして学園に戻り

シャル「あ、一夏!昨日はずっといなかったみたいだけどどこにいたの?」

一夏「家の掃除してたんだ」

シャル「一人で?」

一夏「あ、あぁ」

シャル「その傷はどうしたの?」

一夏「ジャッキーの映画見てたら無性に階段落ちしたくなってさ」

シャル「はは、変な一夏」

ジャッキーwww

セシリア(ふう・・・身体のキスマークは隠せますけど、首筋は難しいですわね)

セシリア(いっそ見せびらかしても・・・いえ、それは淑女として、なによりシャルロットさんあたりに何を言われるか)

セシリア(うーん)

ガチャッ

鈴「セシリアいるー?」

セシリア「り、鈴さん!?ノックくらいしてください!マナー違反ですの!」

鈴「あーごめんごめん。暇なら買い物でも行かない?」

セシリア「お買い物ですか?まあ、特に用事もありませんし」

鈴「・・・首、虫にでも刺されたの?」

セシリア「えあぁっ!?そ、そうなんですの、痒くて仕方ありませんわーおほほー」

鈴「・・・あやしい」

修羅場クルーーーーー!?

鈴「ちょっと見せてみなさいよ。治してあげるわ」

セシリア「い、いえ結構ですわ。さあお買い物に行きましょう。今日はスカーフの気分ですわー」シュルリ

鈴「・・・・・・」



鈴「ってなことがあったのよ」

ラウラ「虫に刺された痕を隠したんだろう?」

シャル「ラウラはちょっと静かにしててね」

ラウラ「なんだシャルロット、わたしをのけ者にするのか!」

シャル「ほら、チョコあげるから」

ラウラ「むう」ペロペロ

シャル「そういえば昨日セシリア見た人いる?」

箒「わたしは見ていない」

鈴「あたしも」

シャル「・・・まさか」

箒「なにかわかったのか?」

シャル「うーん・・・ちょっと確かめてみるよ」


コンコン

シャル「一夏、いる?」

ガチャッ

一夏「あぁ、なんだ?シャル」

シャル「ちょっと一夏に聞きたいことがあって、入っていい?」

一夏「あぁ、どうぞ」

一夏「緑茶でいいか?」

シャル「うん、ありがとう」


一夏「ふぅーお茶が美味い。で、聞きたいことって?」ズズッ

シャル「昨日セシリアになにしたのかなぁ?」

一夏「ぶぅぅぅぅ!!ごほっごほっ・・・な、なにほいってるのかな?」

シャル「わかりやすすぎるよ一夏」

一夏「な、なんのことだ?わけがわからないよ」

シャル「昨日セシリアと家にいった後、なにしてたの?」

一夏「別に、普通に掃除して飯食っただけで」

シャル「やっぱりセシリアと一緒だったんだね?」ニコニコ

一夏「なっ!?」

一夏(笑ってるけど・・・こ、怖い!!)

シャル「で、なにしてたの?」ニコニコ

一夏「だ、だから、掃除して散歩して飯食って」

シャル「さっきは散歩したなんて言ってなかったよね?」ニコニコ

一夏「ひっ!!」

シャルは怒らせると怖いなぁwww

一夏(に、逃げよう・・・ここにいたらダメだ!)スッ

シャル「逃げようなんて思わないでね?間違えて撃っちゃうかもしれないから」ニコニコ

一夏「お、思ってないよ・・・ははっ」

一夏(読まれている・・・)

シャル「それで、他にはなにしてたの?」ニコニコ

一夏「だ、だからだな、掃除して、散歩して、食事して」

シャル「ふーん」ニコニコ

一夏「な?別に変なことなんて」

シャル「じゃあ・・・じゃあなんでセシリアにキスマークがついてるのかなぁ?」

いいぞ、もっとやれ!!

ふと思ったんだが、今酒飲めば、何とかごまかせそうじゃね?

一夏「キスマーク?気のせいじゃないか?」

シャル「はいこれ」パサッ

一夏「写真・・・はっ!?」

シャル「そう、セシリアの首筋の写真だよ。でも普通の人ならこんな首筋だけの写真見せられてもなにがなんだかわからないよね?」ニコニコ

シャル「でも一夏はすぐわかったみたいだよね?なんで一夏にはすぐわかったのかなぁ」ニコニコ

一夏「それは・・・その・・・」

シャル「・・・・・・」ニコニコ

一夏「あの・・・」

シャル「・・・・・・」ニコニコ

一夏「いや、ただ写真だなぁって思っただけでなにがどうとかは」

ドン!

一夏「ひぃっ!?」

シャル「・・・・・・」ニコニコ

なんだ、このプレッシャーは!?

一夏「違うんだよ・・・俺はほんとに覚えてないんだ。ほんとなんだよ・・・」

シャル「どういうことかなぁ?」

一夏「その、セシリアの料理を食べて気分が悪くなって、セシリアに飲み物を持ってきてもらったんだ・・・」

一夏「そしたらそれが酒だったらしくて、そこからはなにも覚えてないんだよ・・・」

シャル「嘘じゃない?」

一夏「あ、あぁ嘘じゃない!」

シャル「・・・・・・」

一夏「あの・・・シャルロットさん?」

シャル「それで?ほんとになにもなかったの?」

一夏「セシリアにきいたら散々キスした挙げ句寝ちゃったらしい・・・」

シャル「ふーん・・・へぇー」

そういえば、ワンサマのファーストキスってラウラなんだよなぁ…

一夏「お前に何の関係があるんだよ!俺とセシリアがどこで何してようが勝手だろ!」

こんなこと言える主人公最近見ないな

>>145
それじゃ男前過ぎてワンサマじゃないw

一夏「あの・・・」

シャル「・・・・・・」

一夏「・・・・・・」

シャル「・・・・・・」

一夏(待てよ・・・なんで俺がこんなにビビらなくちゃいけないんだ?)

一夏(どうして、こんなとこにいるなら『下痢腹かかえて公衆トイレ捜しているほうが、ズッと幸せ』って、思わなくちゃならないんだ?)

一夏(別に、俺が休みの日にどこで誰となにしてようと勝手じゃないか!!)

一夏(そうだよ!!こんなの絶対おかしいよ!!)

一夏「シャル!!いやシャルロット!!」

シャル「・・・」ピクッ

一夏「シャルロットさん!!」

微妙にビビってるワンサマwww

シャル「なに?」

一夏「別に、俺が休みの日に誰となにをしてたって、俺の自由だろ!?」

シャル「・・・」

一夏「シャルにそれを怒る権利なんてないだろ!!まったくわけがわからないよ!!」

シャル「・・・本気で言ってるの?」

一夏「そうだ、俺はいつだって本気だ!!」

シャル「・・・・・・ぐすっ・・・」

一夏「えっ」

シャル「うえええええええええええええええん!」ポロポロ

シャルは何か、こういうのが似合うような気がしてきたんだが…

一夏「えっ、ちょっと、シャルロットさん?」

シャル「ああああああああああああああああああん!」ポロポロ

一夏「あっ、ご、ごめん!俺が悪かった!!すまん!!」

シャル「ああああああああああああん!」ポロポロ

一夏「ごめんシャル!!すまなかった!!」





シャル「ぐすっ・・・ぐすっ・・・」

一夏「すまんこの通りだ」ゲザッ

シャル「ひっく・・・じゃあ、来週の土曜日は僕を家に招待してくれる?」

一夏「する、いくらでも招待する!」

シャル

          ,      /〃ハヾ  / ∧∨〃、ヾ} l| :}ミ;l\
        /〃// / 〃l lヽ∨,〈ヾ、メ〈 }} ;l リ ハ l`!ヽ.

          //' /,'  ,' 〃 l l川/,ヘ丶\;;ヽ/:'/〃∧ l ト、:l !
         〃,'/ ;  ,l ,'' ,l| レ'/A、.`、\;;ヽ∨〃/,仆|│l }. |、
         i' ,'' l| ,l ' l. !| l∠ニ_‐\ヽ;\,//,イ| l | l ト/ λ!   、
.        l ;  :|| ,'i:/ l| |:|: |``'^‐`ヾ∨`゙//|斗,l ! | ,タ /l.| l  三__|__
       l ' l |」,' l' lハ |'Ν    ̄´ /` ,|l_=ミ|! ly' ,〈 :|| |  口 |
        |l .l H|i: l | ゙、| l        _.::: ,!: l厂`刈/ /!} :l|    ‐┬‐
        |! :l |)!| ! |  ヽ      '´ ’/'_,.   ノイ.〃/|!    │田│
        l|l |l 「゙|l |`{             ..   _   |}/,ハ l     ̄ ̄  
       |!l |l、| !l :|.      ‘ー-‐==ニ=:、__j:)  l'|/|l リ    、 マ
ヽ ̄ニ‐、__.」乢!L!lヱL」__           ー、 `'''´   从「 /     了 用 
 \ `ヽ\      /l |       / ̄´     //        '"`ー‐
.  ,、  l  ゙、    / ' |、      {        /l/         ,
   '}  l  ゙,    /   |:::\      }     ,.イ/          レ |  
   l  l   l  ,.イ   l:::::::::\__   `'-‐::"// |′          ノ
   l   !   K ヽ,、 \「`''''''''"´:::::::;;:" //          
.    l   l   ト、\( _.... ヽ  .:.::::::::;;″ /'       _    
\   |  l|  八、ヽi´    | .:.:::::::::::::i' .:/'"´ ̄ ̄ ̄ ,.へ\


シャル「一緒に料理して、お散歩に連れてってくれる?」

一夏「はいよろこんでー!」

シャル「ぐすっ・・・じゃあ許してあげる・・・」

一夏「よかった・・・ごめんなシャル」

シャル「ううん、来週楽しみにしてるね?」

一夏「あぁ、楽しみにしててくれ」

シャル「じゃあまた明日」

ガチャッ

バタン


一夏「ん?・・・流れで謝ってしまったけど結局俺が悪かったのか?」

シャルの姦計にハマったな…




ラウラ「シャルロット、なにかわかったのか?」

シャル「ううん、なにも」

ラウラ「そうか・・・ところでさっきシャルロットの首に吸い付いたのはなんの意味があったんだ?」

シャル「ちょっと虫刺されが痒くてね」

ラウラ「そうなのか?・・・なにか隠し事してるんじゃないだろうな」

シャル「む・・・チョコあげないよ?」

ラウラ「ご、ごめんなさい」

シャル「はい、ラウラは素直でいいね」

ラウラ「うまい」ペロペロ

ラウラwwwww

小休止
寝はしない、寝はしない・・・

頑張れ、俺も眠いが…w

決戦は土曜日!

ピーンポーン

一夏「はいはーい」

シャル「こんにちは一夏。良い天気だねっ」

一夏「だな、まあとりあえず入ってくれ」

シャル「お邪魔しまーす」

雑談はそこまでだ、始まったぜ…

一夏「お茶入れるからソファー座って待っててくれ」

シャル「はーい」



一夏「で、どうしようか?まだ昼飯には早いし」

シャル「お掃除は、先週したんだよね?」

一夏「あぁ、今日はもう軽く掃き掃除したから大丈夫」

シャル「じゃあお散歩、お散歩いこう?」

一夏「散歩っても、ただの住宅街だから面白いこてなんてないぞ?」

シャル「いいから、行くのっ」

一夏「はぁー・・・気持ちいいな・・・」

シャル「ねえ、セシリアとはどんな風に歩いたの?」

一夏「どんな風にって・・・あいつが掃除で失敗して落ち込んでたから、手繋いで引っ張ってたかな」

シャル「ふーん」

シャル「じゃあ僕は」ギュッ

一夏「お、おい。これじゃ」

シャル「歩きにくいなんて言ったら怒るからね?」

一夏「うっ・・・うん」

シャルはツボを押さえてやがるな…w





一夏「ん?おーい蘭、なにやってんだ?」

蘭「ふぇっ!?い、一夏さ・・・」

一夏「よう、なにやってんだ?」

シャル「こんにちは蘭ちゃん」ギュッ

蘭「こんにちは・・・えっと、おじいちゃんに言われてお使いに」

一夏「珍しいな、弾は?」

蘭「遊びにいっちゃってて・・・」

一夏「こりゃ弾の奴帰ったらゲンコツだな」

蘭「あの・・・じゃあ、失礼します!」

一夏「あ、おい!・・・そんなに急ぎだったのかな?」

シャル「さあ?」ギュッ

これ、腕組んでんのか?



一夏「さて、腹も減ったし昼飯作ろうか?」

シャル「うんっ、頑張って美味しい料理作るよ」

一夏「よっしゃ、どっちが美味いか勝負だな」

シャル「望むところだよ!」



一夏「作りすぎたな・・・」

シャル「全部食べてとは言わないから、なるべくたくさん食べてね!」

一夏「それあんまり変わらないんじゃ」

シャル「男の子でしょ?」

一夏「できるかぎり頑張ります」

シャル(さて・・・勝負はここからだね)

シャル(多分一夏に普通にお酒を飲ませようとしても、真面目な一夏のことだし絶対に飲まない)

シャル(ならどうするか)

シャル(簡単なこと、水分を摂取せざるをえない状況にすればいい)

シャル(そして、一夏から聞いた話しから察するに、一夏がペロリストになるにはかなりの量のアルコールが必要と思われる)

シャル(そこで、これ!)

シャル(パイカールで作った特製カルーアミルク!)

シャル(そのアルコール度数は50%近くに及び、でも柔らかい口当たりと飲み易さで一夏を簡単にペロリストに変えてしまう代物!)

シャル(あとはこのデスソースを料理に垂らせば・・・)

デスソースwwwwwwww

シャル「あ!外にゴリラーマンが!」

一夏「な、なに!?」ガタタン

シャル(いまだっ!)ピチョン

シャル「あ、ごめんただのあーちゃんだった」

一夏「なんだよ・・・びっくりしたな」ガタン

シャル「・・・」

一夏「ぱくっ・・・ん・・・?」

シャル「どうしたの?」

一夏「・・・ほあああああああああああああああああああああああ!!!」ガタタン!

シャル「い、一夏!?」

一夏「ほっほああほああああああああああああああ!!!みううううううううううううううううう!!」

シャル「は、はい!」つ酒

一夏「んぐっんぐっんぐっんぐっ・・・はぁーーーー」

シャル「大丈夫一夏?」

一夏「・・・・・・」



一夏「えんっ!」バタン

シャル「えっ・・・い、一夏!?」



説明しよう!酎ハイをちょっと飲んだだけで酔っ払う奴にパイカールなんか飲ませたら下手したら死ぬのだ!
お酒はきちんと飲み方を覚えてから飲もう!一気とかダメ絶対!

シャル「い、一夏!!大丈夫一夏!?」ユサユサ

一夏「・・・・・・」

シャル「えっ・・・死んじゃやだよ!!一夏!!」ユサユサ

一夏「・・・・・・Zzz・・・」

シャル「あっ・・・よかった・・・」


さらに説明しよう!ISの生命維持機能とかそんなのが働いて一夏はギリセーフだったのだ!

深酒すると、マジで起き上がれないんだよな

シャル「って、寝ちゃったの!?キスは!?ペロペロは!?一夏!」ユサユサ

一夏「んぐぁ・・・すぅ・・・」

シャル「起きてよ一夏!!」ユサユサ




シャル「ダメだ・・・せっかくお酒を飲ませたってのに・・・こうなったらベッドに連れ込んででも既成事実を」

??「人の家で誰になにをしてどうするって?」

シャル「えっ」

結局このオチかいwwww

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


シャル(ダメだ・・・ここは振り返ってはいけない・・・振り返ったら確実に帰って来られなくなる・・・)

シャル(ここをなんとか切り抜けさえすれば・・・僕はまだ復活出来る・・・ここさえ)

??「おい、誰の家でなにをしてるんだと聞いている」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

シャル(・・・・・・素直に謝って)チラッ

千冬「・・・・・・」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

シャル「ひぃぃぃっ!?」

南無阿弥陀仏!!

千冬「覚悟はいいか?わたしは出来てる」

シャル「待っ、なんで!ラウラと訓練してるはずじゃ!!」

ラウラ「教官と一日訓練をしろというのはこういうことか」モグモグ

セシリア「策士策に溺れるとはこのことですわ」

シャル「ラウラ!う、裏切ったの!?」

ラウラ「先に裏切ったのはシャルロットだろう。このチョコは美味しいな?」ペロペロ

セシリア「ええ、イギリス王室御用達ですもの」

シャル「そんな・・・な、なんで僕だけこんな目に!!」

千冬「いいから来い。みっちり身体に教えてやる。誰の弟に狼藉を働いたのかをな」ズルズル

シャル「ご、ごめんなさい!!ごめんなさいぃぃたいいたい!」

ラウラ「教官!わたしも手伝います!」

千冬「ドイツ軍式の拷問を教えてやるか」ズルズル

シャル「ひぃぃぃ!今拷問って!!拷問って言った!!ジュネーブ条約違反だよ!!」

千冬「うるさいな。縫い付けるぞ?」ズルズル

シャル「や、やだやだ!!た、助けて一夏!!いちかぁーーーーーーーー!!!」

チョコで釣られるって…ハリマオかよwwww

哀れ、シャル…合掌



セシリア「ようやく静かになりましたわね・・・」

一夏「・・・んぐぅ・・・くぅ・・・」

セシリア「ここに寝かせておくわけにいきませんし、とりあえずベッドへ・・・よいしょっと」グイッ




ドサッ

セシリア「・・・ふぅ・・・結構強いお酒を飲まされたみたいですけれど、大丈夫なんでしょうか?」

ドクン

セシリア「あんなジュースみたいなお酒で酔ってしまうのに、心配ですわね」

ドクン

セシリア「寝顔は安らかですけれど・・・」

ドクン

セシリア「とりあえず、お水となにか桶のようなものを」ギシッ

一夏「・・・・・・」ユラァ

志村…じゃなくて、セシリア、後ろーーーーーーーーー!!!

チュンチュン



一夏「ふわぁー・・・んん?」

一夏「・・・なんかあそこがガビガビするなぁ・・・なんだ?」バサッ

セシリア「んんっ・・・んぅ・・・」ゴロン

一夏「えっ?」



一夏「む、息子よ」チラッ

息子「決めてやったぜ」グッ

一夏「う、嘘だろ・・・」

セシリア「んぅ・・・ふぁっ・・・あっ・・・」バサッ

一夏「お、おはよう」

セシリア「お、おはようございますわ・・・」チラッ

一夏「えーっと・・・き、昨日は何回ほど?」

セシリア「そ、そんなことレディの口からは・・・」

一夏「頼む答えてくれ」ガシッ

セシリア「ご・・・5回から先は覚えていませんわっ・・・わ、わたくし、初めてでしたのに、あ、あんな・・・は、恥ずかしい格好まで!」バサッ

一夏「Oh・・・Jesus」




こうして結ばれた二人は、阿修羅のような姉のプレッシャーや、小悪党の数々の妨害を退け
末永く幸せに暮らしました。

終わり

乙!
セシリアが最後に美味しいところを持っていったなwww

いつもシャルには損な役回りを押し付けてしまうけど
愛ゆえにな。愛ゆえに。
俺はシャルもラウラもセシリアも千冬ねえも会長も簪ちゃんも好きだよ。

ラウラスレも立てたいけど、ラウラだと話しが展開しないし
ラオウラオウ言われて終わるのが目に見えてるんだよな。そのうちな。

じゃあの

ラウラ「い、一夏が酔うとキス魔になるだと!?」

ラウラ「だが、しかし…この情報は本当なのだろうか、それに私はまだ未成年だどうやって酒を手に入れれば…」

一夏「おいラウラ、さっきから一人でブツブツなに言ってるんだ?」

ラウラ「えっ!い、いや……そうだ、一夏」

一夏「ん?何だ」

ラウラ「今週の土曜は暇か?」

一夏「…?部屋の掃除でもしようかなーってくらいだけど」

ラウラ「ふ…そうか、ならば私が手伝ってやろう」

一夏「え、ラウラが…?掃除できるのか?」

ラウラ「なっ馬鹿にするな!!それくらい私には造作もないことだ!!」

一夏「そっそうか…分かった、じゃあ頼むよ」

ラウラ「ふ、ああ…まかせておけ」

一夏「あ、でもなら…」

ラウラ「それと一つだけ言っておくが」

一夏「え?」

ラウラ「他のやつを連れてこようものなら…いくら嫁といえど容赦はせんからな」

その夜

ラウラ「ふむ、とりあえずこれで場は整ったが…いかんせん、ブツがない。どうしたものか…」

シャル「さっきからブツブツ言っているけどどうしたの?」

ラウラ「ん?…いや、今週のな…って」

シャル「今週?今週に何かあるの?」

ラウラ「いっいや、なんでもない。ただ、訓練の事で少々…な」

シャル「……ふーん」

ラウラ(く…私としたことが、もう少しで極秘ミッションの作戦の内容を滑らせてしまうとこだった)

ラウラ(特にシャルロットには悪いが、一番邪魔をしてきそうだしな……ん?そういえば教官は確か酒を嗜んでいたような)

ラウラ「ふ…いけるぞ…!これで恐らくいける!!」

シャル「そっそっか何だかよく分からないけどよかったね」

ラウラ「ああ、シャルロット。お前のお陰でもある、感謝するぞ」

シャル「うんありがとう、だから夜だしもう少し声のボリュームは下げようね?」

ラウラ「ぐ…むぅ…」

土曜日

ラウラ「では、始めるとしよう」

一夏「なぁ…本当に大丈夫なのか?」

ラウラ「心配するな、方法や作法はクラリッサに全て聞いてある」

一夏「そっそうか…それは良かった…のか?」

ラウラ「とりあえず、掃除をするときの格好があるらしいな。着替えてくる」

一夏「格好?何だそれ」

ラウラ「ふ、コレに決まっているだろう。先日特注で仕入れたものだ」

一夏「へー…ってこれメイド服じゃねぇか!!」

ラウラ「そうだ!掃除など身の回りの世話係はこの服が当たり前だと言っていたからな!!」

一夏「いや!!それ絶対に間違った情報だからな!?」

ラウラ「なに?いや…しかし」

一夏「別に着替えなくていいから!そのままでいいだろ」

ラウラ「そうか…一夏がそっちの方がいいというなら仕方あるまい」

一夏「始める前から不安でいっぱいだ…」

一夏「じゃあとりあえず─」

ラウラ「邪魔なものは一斉に排除する」キィィン

一夏「っておい!!何でISを起動してんだよ!?」

ラウラ「コレなら一気に掃除可能ではないか」

一夏「ちげぇぇよ!!掃除ってそっちの意味じゃなくてキレイに部屋を片付けるって意味だ」

ラウラ「何!?ちょっと待て……私だクラリッサ…何だか言っていた事と違うようだぞ…何!?─」

一夏「…せめて壊す事だけはしないでくれ」


ラウラ「一夏、失礼した。さっきのは私の誤認だったようだ。それにISをこんなところで使用するのは規定違反だった」

一夏「そりゃそうだろ…。まぁいいや、取り合えず部屋の窓を開けてきてくれ。その間に天井の埃落としておくから」

ラウラ「承知した」


ラウラ「一夏、任務完了だ。次は何をすればいい」

一夏「えーっと…じゃあ──」

一夏「──よしっと、こんなもんだろ」

ラウラ「……おい、一夏」

一夏「ん?どうした、ラウラ」

ラウラ「私はまだ窓を開けただけなんだが」

一夏「そんなことないだろ、ゴミ袋とか持って来たりとかしただろ?」

ラウラ「だが!!私は一夏のように掃除っぽいことはしていないぞ!」

一夏「まぁ、終わっちまったし……」

ラウラ「ぐ…納得いかん!!もう一度散らかして掃除をする!!」

一夏「ちょっと待て!!それは意味が分から…ってホントにやろうとするなって!」

ラウラ「ぐ…離せ一夏!!」

一夏「あっそうだ!!もう昼時だし飯食おう!!な?腹減っただろ?」

ラウラ「む…たしかに、腹は減った」

一夏「よし!用意するから大人しく待っててくれ」

ラウラ「うむ……いや、待て。私も手伝おう」

頼むから別のスレ立ててやってくれ
頼むから


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                 `ヽ|  \,. : ´: : : : : : : `: .、/ . |
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               〈::/ ./. : :/. : : : : : :\: : \: :', \: i.′
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               │: : :.| : 斗孑f \/}ハ \:}: |⌒ : |
               │: : :.|∧::| .〕 |      〕 l  i`: | : : : |
               │: : :.| i゚:| 〔_」    〔_ハ│: | : : : |__
           /, ハ: : : | }人        (__ノノ: :.|: : : :ハ  ト、
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妾!妾!妾の子!やることなすことビッチ臭い!

背中押してやるよ

ラウラ「い、一夏が酔うとキス魔になるだと!?」
ラウラ「い、一夏が酔うとキス魔になるだと!?」 - SSまとめ速報
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