一夏「友達が少ない」 (76)

一夏(・・・)

「ねぇ、話かけないの?」ヒソヒソ

「あんたが行ってよ」ヒソ

一夏(・・・)

一夏(また俺をめずらしがってるのか)

一夏「」スッ

「あ、いっちゃうよ!」

「ま、また今度にしよっ」

一夏「・・・」

スタスタスタ

~トイレ

一夏「・・・ふぅ」

一夏「高校生活始まってはや1ヶ月」

一夏「いくら回りが女だらけといってもまだ一人も友達ができないなんて」

一夏「・・・」

一夏「原因不明だ」


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ガチャ

箒「・・・」

一夏「・・・」

箒「・・・あ、あのな!ちょ、ちょっといいか!」

一夏「・・・なんだ?」

箒「わ、わたしのこと覚えて!ないかッ!」

一夏「・・・さぁな」

箒「な、なんだと!?」

箒「き、貴様は幼馴染の顔もわ、忘れたのか!」

箒「なんて非常識な!やつだ!」

一夏「・・・」

一夏「幼馴染だとかどうでもいいが」

一夏「貴様こそどうして男子トイレのしかも個室をなんの躊躇もなく開けてこれるのだ」

一夏「非常識なやつだ」

箒「わ、わたしは!お、お前を見かけたから!」

一夏「・・・」

箒「わ、わかった、出て行くよ・・・」トボトボ

一夏(男子トイレから女子を追い出すのがまるで悪いみたいなリアクションだ)



山田「・・・というわけで乱流のような流体を制御するには」

一夏(友達がいないから時間の限り予習復習してたら)

一夏(もう一年の授業範囲は全て10回網羅してしまった)

一夏(くそ・・・眠いぜ・・・)フラフラ

バシン

一夏「っ!」

千冬「授業中に居眠りとは貴様も偉くなったな?」

一夏「・・・すいません」

千冬「丁度いい、今の問題を説明してみろ」

山田「ちょ、ちょっと織斑先生!この授業は一年生の範囲じゃなくてISの広範囲な概要説明ですよ!」

一夏「この問題においての方程式の存在については・・・」

一夏「」ペラペラペラ

山田「す、すごいっ!」

千冬「ふっふっふ」

「お、織斑君すごいねっ!」

「頭いいんだ」

千冬(もっと褒めろ!わたしの一夏をもっと褒めるんだ!)

一夏「・・・以上でナビエ–ストークス方程式の解の存在と滑らかさの証明を終了します」

山田(合ってるかどうかすらわからない)

千冬「すばらしいぞ一夏!よく予習をしていたな!」

一夏「一年の範囲はだいたいやったから」

「きゃーすごーい!織斑君!」

「めちゃくちゃ頭いいーーー!」

一夏(ん?なんか好感触?)

一夏(も、もしかしてこれを機に友達ができるかも!?)

千冬「じゃかあしいわ!お前ら授業中にしゃべるなボケッ!!!」

「「「「「っ!?」」」」」ビクッ

千冬「・・・」

千冬「さて、授業を続けてください」

山田「は、はい」

千冬「えー、今の問題は代表候補生ならわかるくらいのレベルだ」

千冬「これを機に一夏に勉強を教えてもらおうなどと決して考えないように」

「「「「」」」」アゼン

千冬(まったく!どうして一夏はもてるんだ!)



セシリア「・・・」

「ねぇセシリアさん」

セシリア「!?」

セシリア「は、はい!なんでしょうか!」

「さっきの問題なんだけどさ、セシリアさん代表候補生だからわかるんでしょ?」

セシリア「へ?」

セシリア(なんの話でしょう?授業中寝てましたからよくわかりませんわ)

「あっ、それわたしも聞こうと思ってた!」

「教えてー」

セシリア「ひっ」

セシリア(こ、ここで知らないとかいったら空気読めないやつとしてまた学園で一人ぼっちになってしまいますわ!)

セシリア(そんなの嫌ですわ!)

セシリア(で、ですが知らないものは知らないのですわ!)

セシリア(どうしたらいいんです・・・わ)

「どうしたの?」

セシリア「う・・・ぅぅ・・・」

セシリア「うぐっ!」ドバァ

「きゃあっ!セシリアさんが血を吐いた!」

「きゅ、救急車ーーーーーッ!」

セシリア「だ、大丈夫・・・ですわ・・・た、ただの発作です・・・わ」

「発作!?それだったらもう末期だよ!」

セシリア「オロナイン食えば直ります・・・わ」

「うそッ!?」

セシリア「ちょ、ちょっと保健室で貰ってきます」




セシリア「・・・うぐ」

セシリア(またやってしまいましたわ)ハァ

セシリア(せっかくお友達ができそうだったのに)

セシリア(緊張のあまり胃が擦り切れてしまいました)

セシリア「・・・とりあえずオロナイン貰うですわ」

ガラガラ

セシリア「あのー、オロナインくださいですわ」

保険医「あら?またあなた?」

保険医「よく来るわね、本当に大丈夫なの?」

セシリア「大丈夫ですわ、オロナインくれですわ」

保険医「毎回言ってるけどオロナインは食べ物じゃないから」

セシリア「物事にはなんでも特例がありますわ」

セシリア「わたくしはオロナインを食えば胃痛が治るのですわ」

セシリア「ちゃんと医者から診断書も貰ってますわ」

保険医「はいはい・・・ちょっとかけてまってて、今他の患者の薬を準備してるから」

セシリア「先客がいたんですか」

セシリア「待ちますわん」

セシリア「」スッ

セシリア「・・・」

「ふぎゃあああああああああ!」

セシリア「っ!?」ビクン

セシリア「な、なんですか!?今の叫び声は!」

「い、いやだあああああああ!」

セシリア(カ、カーテンの向こう側から聞こえますわ!)

「ぐああああああああああああっ!」

セシリア「ひっ!」

セシリア(こ、今世紀に悪魔祓いでもやってるのですか!?)

セシリア(なんにしても普通じゃないですわ!)

セシリア「・・・だ、大丈夫ですか?」ソロリソロリ

シャー

保険医「あー、こらこら、のぞいちゃだめでしょ」

箒「やめてくれーーーーーっ!」ジタバタジタバタ

セシリア「な、なにをしてるのですわ!?」

保険医「ひざすりむいたから消毒してるだけだけど」

セシリア「そ、それにしてはリアクションがオーバーすぎるですわ!」

箒「ぐぎぎぎぎぎぎぎぎぎっ!じ、じんでじまうぅぅ」ギリギリギリ

保険医「この子はいつもこうなのよ」

セシリア「そ、それは、なんと申しますか」

箒「だ、だずけでぐでぇ」ガタガタガタ

保険医「ほら!暴れないの!」

箒「ごろざれる・・・」

箒「」バタ

セシリア「気絶しましたわ」

保険医「よし、おわった!」

保険医「じゃあオロナイン用意するから」

セシリア「は、はい」

セシリア「・・・」

箒「」グッタリ

セシリア「な、なんだか友達になれそうな予感・・・ですわ」

セシリア「・・・」

セシリア「あ、あの!ちょっとよろしいでしょうか!」

箒「」グッタリ

セシリア「わ、わたくしセシリア・オルコットと申しますわ!」

セシリア「イギリス代表候補生としてこの学園に入学いたしましたわ!」

セシリア「趣味はオペラを少々嗜んでおり、音楽はクラシックからポップスまで幅広く聴き漁ってますわ!」

箒「」グッタリ

セシリア「も、もしよろしければこのあと一緒にお昼でもいかが・・でしょうかですわん!」

箒「」シーン

セシリア「・・・」

セシリア「・・・また無視されましたわ」

セシリア(毎度のことで慣れていますが・・・やはり心が痛いですわ)

セシリア「・・・うっ」ウル

保険医「ほいオロナイン、ってなんで泣いてんの!?」

セシリア「お、オロナイン切れの禁断症状ですわ!決して泣いてないですわ!」ボロボロボロボロ

保険医「あ、ああ、そう・・・」

セシリア「はやくよこせ!ですわん!」ササッ

保険医(この学園は変な子がおおいなぁ)

鈴(ようやく・・・ようやく一夏に会える!)

鈴(中学卒業以来合ってなくて1年もの間言葉を発する機会もなかったけど)

鈴(今日からまたあの時みたいに楽しい日々を過ごせるんだ!)



鈴(ここが一組の教室ね・・・)

鈴(な、なんだかドキドキするわね)

鈴(か、顔覚えててくれてるかしら?)

鈴(もしかしたらわたしのことなんか忘れて・・・)

鈴(いや!ここでいろいろ考えるよりまず行動よ!)

鈴(い、行くわよ)ドキドキ

ガラガラ

鈴「――――――っ!」

「ん?誰あの子?」

「さぁ?」

鈴「あ・・・ああ・・・」

鈴「・・・」

「・・・」

鈴「・・・あ」

「・・・あのー?誰かに用ですか?」

鈴「――――っ」

鈴「・・・あ・・・ぅ・・・」

一夏「・・・」

鈴(い、一夏!)

鈴「い・・・あ・・・」

鈴「・・・」

スタスタスタ

「???」

鈴「」スッ

一夏「ん?」

鈴「・・ひ・・・あ・・・あ」(ひ、久しぶりね!元気だった?)

一夏「・・・」

鈴「あ・・・あああ・・・」(あんた随分と大人びたわね!もうすっかり高校生って感じね!)

一夏「・・・」

鈴「・・・・・ぃ」(もしかして驚いて声も出ないってやつ?わたしも今日からこの学園であんたと一緒に生活していくのよ?ま、まぁべつにあんたがいるからわざわざ日本に来たってわけじゃないんだけど!か、勘違いしないでよねっ!)

鈴「・・・」

一夏「・・・」

「な、なにあれ!?」

鈴「あ・・・ああ・・・」(ちょっと!あんたも久しぶりで驚いてるのはわかるけどいい加減なんか言いなさいよ!)

スパーン!

鈴「っ!?」

千冬「・・・」

鈴「あ・・・あああああああぎががああああッ!」(ち、千冬さん!)

千冬「このストーカーが!また一夏をつけ狙って来たのか!」

千冬「来い!二度と一夏に近づけなくしてやる!」ガシィ

鈴「あがっ!あがっ!」(痛いです!話してください!)

ズルズルズル


「・・・」

一夏「・・・あっ、鈴か」


--------------
---


一夏(鈴のやつこっちに転校してきたのか、ならここでようやく友達ができるな!)

一夏(これからは昼休みに便所飯食う必要もないのか・・・さみしくなるなぁ)

鈴「・・・」

一夏「おっ、鈴だ」

鈴「ひっ!」

ダダダダダダダダダ

一夏「・・・あれ?」






山田「今日は転校生を紹介しまーす」

山田「どうぞ!」

シャル「シャルロット・デュノアです!みなさんよろしくお願いします!」

「シャルロット?」

「あれ?たしか男の子がくるって言ってたよね?」

シャル「・・・」

シャル「シャ、シャルロットっていうのは女性っぽい名前ですけどっ!嫌がらせで親がつけたのですっ!」

シャル「決してぼくは世界初の男性IS操縦者である織斑一夏くんのデータを盗もうとして学園に侵入したデュノア社のスパイではないです!」

山田「・・・」

シャル「と、とりあえず席は織斑君の横ということで・・・」ソロリソロリ

山田「あなたの席は一番後ろの窓際です」

シャル「えっ?計画とちが」

山田「では次お願いします」

ラウラ「・・・」

山田「あの~?」

ラウラ「」スタスタスタ

一夏「ん?」

ラウラ「・・・」

ラウラ「か、金貸してくれないか?」

一夏「はぁ?」

山田「ちょ、ちょっと!高校生がお金の貸し借りなど!」

一夏「いや、俺も今もってないし」

ラウラ「そ、そうか・・・」

ラウラ「・・・」

千冬「転校早々なにをしている!」

ラウラ「きょ、教官!?」ビシ

千冬「貴様はまた問題を起こす気か?」

ラウラ「い、いえ・・・その・・・」アセアセ



山田「ま、まぁ織斑先生もお手柔らかにっ」

山田「あっ!そういえばクラス対抗試合の代表者を決めてなかったですね!」

山田「だれかやりたい人若しくは推薦したい人はいますか?」

「織斑くんがいいでーす」

「せっかく男子がいるんだから使わなきゃもったいないよねー」

一夏(俺か・・・これでもしかしてクラスになじめたりするのかな・・・)

セシリア「zzz」

千冬「他にやりたいやつはいないのか?」

シャル「あっ、ぼくも織斑君がいいと思います!」

千冬「ん?お前はたしか転校生の・・・」

千冬「たしか専用機もちだったよな?なぜ自分ででようとはおもわないんだ?」

シャル「だってそのほうが白式のデータを効率よく収集できるから」

千冬「・・・白式のことはまだ機密情報なはずだがどうしてお前がそのことを知っているのだ?」

シャル「えっ!?」

シャル「そ、それは・・・その・・・」

シャル「あ、あの・・・」アセアセ

千冬「・・・」ジロ

シャル「・・・こ、これは偶然ですね!たまたま知っている日本語を話したらなんとそのような回答になっていたなんて!」

千冬「は?」

シャル「ほ、ほらっ!英語をしゃべれない日本人が親友は元っていうのがsee you agein.に聞こえたみたいな!」

千冬「ほう」

シャル「・・・な、なーんちゃってっ」

千冬「後で職員室へ来い」

シャル「ぐぅ」

千冬(他に誰かいないのか?一夏に決定してしまうぞ?)

千冬「さて、当日の勇士を録画するために後でビックカメラで一番高いやつを買いに行くか」

山田「織斑先生・・・本音が漏れてます」

千冬「む?べつに気にしてないぞ?」

山田「そですか」

ラウラ「な、なぁっ!比較的小額でハイリターンな儲け話があるんだが!」

一夏「だから俺金もってないって」

ラウラ「そ、そうか・・・」

千冬「誰もいないのならおりむらに「すいません!遅れました!」

千冬「む?」

箒「すみません!ひざ!すりむいたので!遅れました!」ハァハァ

千冬(束の妹か)

千冬「さっさと席につけ!」

箒「はい!」

箒「・・・」

スタスタスタ

一夏「ん?」

箒「ひ、ひさしぶりだなっ!」

一夏「はぁ?」

箒「お前は幼馴染の顔も忘れたのかっ!」

一夏(こいつ頭おかしいのか?なんでこのタイミングなんだよ)

千冬「束の妹!さっさと席につけ!」

箒「あ、」

箒「し、しかし!一夏のやつがわたしのことを!」

千冬「そんなこと休み時間にでもやってろ!」

箒「そんな・・・」

箒「・・・」

箒「こ、こうなりゃ決闘だ!」

一夏「なんでだよ!」

箒「お、お前がいけないんだ!わ、わたしをないがしろにするからっ!」

箒「決闘だったら決闘だ!」

千冬「決闘なんて古臭いもんがいまどき許されると思ってるのか?一夏がクラス代表でクラス対抗戦優勝者に決定したところだ」

千冬「無駄な体力を使わせるわけにはいかない!」

山田「いや、まだクラス対抗戦始まってないんですけど・・・」

箒「な、ならっ!わたしがクラス代表になります!そうすりゃなんやかんや一夏と決闘できそうな予感ッ!」

千冬「な、なんだとっ!」

箒「わたし!応募します!」

山田「えー、じゃあ今のところ二人がクラス代表の候補ということで」

千冬「ふざけるなっ!一夏のかっこくぁわいい勇士をハンディカムに収める絶好の機会をみすみす逃せというのか!」

山田「織斑先生、仕事に私情を挟むのはそこまでです」

千冬「や、山田教諭」

山田「二人が候補なのでどちらかを決めるために今週末にクラス代表決定戦を行います」

山田「各自当日までにISの操作方法を予習していてください、以上」

山田「他になにかありませんか?」

千冬「束の劣等遺伝子が、当日まで生きてられると思うなよ?」

山田「織斑先生はわたしが力ずくで止めますので思う存分戦ってください」

山田「なければ授業を始めます」

千冬「ファックッ!」



箒「お、お前をギタギタにしてわたしのこと!思い出してもらうからなっ!」

箒「逃げるなよっ!」

スタスタスタ

一夏(なんか変なことになったなぁ、まぁおれとしてはクラスに馴染めればなんでもいいが)

シャル「ねぇ織斑君?ちょっといい?」

一夏「ん?君はたしか転校生の」

シャル「シャルロット・デュノアだよ、よろしく」

一夏「シャルロット?」

シャル「お、親が嫌がらせで人生アルティメットモードで生きろって意味でつけた名前だよっ!」

シャル「決して女とかじゃないんだからねっ!」

一夏「あそう」

シャル「ふぅ、なんとかごまかせた」

一夏(なんかわけありなのかな?)

一夏「まぁいいや、で?なんのようだ?」

シャル「白式のデータってどこにあるの?」

一夏「なんだそれ?白式?」

シャル「えっ?もしかして知らないの?」

一夏「しらん」

シャル「がーんっ!」

シャル「い、いきなり詰んだ!?」

シャル「ど、どうしようっ!パパにシバかれるっ!」

一夏「なんだかなぁ」

ラウラ「な、なぁお前っ!」

シャル「ん?ぼく?」

ラウラ「デュ、デュノア社のスパイなんだろ!か、金結構もらえるのか?」

シャル「えっ!?な、なんで知ってるのっ!」

ラウラ「さ、さっきいってたじゃないかっ!自分で!」

シャル「うそっ!?」

シャル(や、やばいよっ!こんなのいきなりばれたら強制送還+懲役20年のバリューセットだよっ!)

シャル(な、なんとかごまかさないと・・・)

シャル「ちょ、ちょっとラウラさんと話がしたいんだけど・・・」

ラウラ「な、なんだ?も、もうけ話か!な、ならわたしも吝かではないぞ!」

シャル「ちょっとあっちで話そう」

ラウラ「先物か!?ディ、デリバディブは失敗するからちゃんとした資産が見えるものじゃないと・・・」

スタスタスタ

一夏「そういや昼だ」

セシリア「・・・ふぁ」

セシリア「ふぁ~~~っ」アクビ

セシリア「・・・」ムニャムニャ

セシリア「あら?もう授業おわりましたの?」

「あ、セシリアさん!ちょっといい?」

セシリア「は、はい!なんでしょうか!」

「なんだかすごいことになっちゃったよね!」

「そうだね!決闘だもんねー」

セシリア「け、決闘!?」

セシリア(この国はそのような全時代的な風習がまだ残っているのですか!?)

「それでさー、セシリアさんからみてどっちが勝つと思う?」

セシリア「へ?」

「あんまり大きな声では言えないけどクラスで食券かけてるんだよねー」

「今のところ1:9だね!」

セシリア「そ、そうなんですの・・・」

「セシリアさん代表候補生だからなんか詳しそうだし」

「どっちが勝つと思う?」

セシリア(そもそも誰と誰が決闘するのですか!?)

セシリア(で、ですがここで寝てましたなんていったらせっかくのお友達チャンスを棒にふることにっ!)

セシリア「・・・」

「な、悩んでるね」

「も、もしかして篠ノ之さんが有利だったり!?」

セシリア「ぐぼぁっ!」ドバァ

「きゃーーーーーーっ!また血を吐いたーーーっ!」

一夏(鈴のやつ誘おうと思ったけどなんか休んでるみたいだったな)

一夏「仕方ない、便所で食うか」スタスタスタ

………ボソボソボソ

一夏「ん?女子トイレのほうから話声が?」


シャル「な、なんとかこれで黙っていてくれないかな?」

ラウラ「こ、これはなんだ!ひぃふぅ・・・に、20万あるじゃないかっ!」

ラウラ「な、なんだ!わたしに誰かを殺せと言うのか!?」

シャル「そ、そんなこと頼まないよっ!た、ただぼくがデュノア社のスパイだって黙っててもらえれば・・・」

ラウラ「な、なんでそんなことでこんな大金が・・・わ、わたしを騙そうったってそうはいかないぞ!」

シャル「こ、これでも駄目なら次の月末になればまたおこづかいが振り込まれるからっ!7・・・で、でも現状はそれしかなくって・・・」

シャル「なんとか今日はこれで許してもらえないかなっ?」

ラウラ「こ、こんなうまい話が・・・な、なぜだ?」

シャル「じゃ、じゃあよろしくねっ!」

スタスタスタ

ラウラ「こ、こんなばかな・・・い、一年暮らせる金が・・・手元に・・・」ワナワナワナ



一夏(なにやってんだろ?)

シャル「あ、あれ?織斑君!?」バッタリ!

一夏「ん?ああ、こんにちは」

シャル「こ、こんにちはっ!」

シャル(い、今のところおかしな点は・・・ないよね?)

一夏「なぁ、どうして女子トイレにいたんだ?」

シャル「しまったっ!」

一夏「はぁ?」

シャル「・・・」

一夏「どした?」

シャル「お、織斑くんて女子トイレから出てきた人についてどう思うっ!」

一夏「質問が意味不明なんだけど」

シャル「お、男も女子トイレに入る可能性についてっ!」

一夏「変態以外入らないんじゃないの?」

シャル「へ、変態・・・」

シャル(ど、どうしようっ!変態はさすがに嫌だよっ!)

シャル(で、でも、もうお金ないよ!)

シャル(アコムで借り入れ?)

シャル(で、でも審査に時間がかかるって聞いたことがっ)

一夏「あ、警備の人も入るな」

シャル「!?」

シャル「そ、そうなんだよっ!ぼく実は警備員なんだよっ!」

一夏「えっ?そうなの?」

シャル「そ、そうなのだよ!」

一夏「ふーん」

シャル「な、なんとかごまかせたよ」ホッ

一夏(あんまし頭よくないのかな?)

ラウラ「お、おいっ!」

一夏「今度はなんだ?」

ラウラ「や、やっぱりこの金は返すぞっ!いくらなんでも今日あったばかりのやつにこんな大金を!」ダダダダ

ラウラ「っ!」ガッ

ラウラ「わ、わわっ!」トト

ガシィ!

ラウラ「いでっ!」ドシーン!

一夏「おいおい大丈夫かよ?」

ラウラ「うぐぐ・・・」

ラウラ「は、鼻血が止まらん」ドバドバドバ

一夏「あー」

一夏「なぁシャルロットさんティッシュもってない・・・か?」

シャル「えっ?」

一夏「↓」

シャル「↓」

一夏「・・・女もののパンツ」

シャル「」シタギスガタ

ラウラ「か、金に鼻血がっ!べ、弁償しなきゃっ!」

シャル「き」

一夏「銀行いけば変えてくれるぞ?」

ラウラ「そ、そうかっ!ありがとうっ!お前いいやつだなっ!」

一夏「いやあ、そのくらい」

シャル「きゃああああああああああああああああっ!」ダダダダダダダダダ

一夏「なにしてるのシャルロットさん?」

シャル「はっ!」

シャル「こ、これは・・・そのっ」

一夏「・・・それ俺のパンツだよね?なんでもってんの?」

シャル「ち、ちがくてっ!これはべつに織斑君のパンツとぼくのパンツをとりかえてっ!」

シャル「女もののパンツを織斑君が間違ってはいてくれれば今日の出来事が取り消されるとかそういったことを考えてたわけじゃなくて!」

一夏「さすがにそれはないわ」

シャル「そ、そうだよね・・・」

シャル「・・・」

一夏「なんかさ、わけありみたいだけど」

一夏「なんで男として振舞ってるわけ?」

シャル「!?」

シャル「ど、どうして!ぼくが女だってわかったのッ!」

一夏「まぁ今日の出来事を論理的に考えたらそういう結論に至っただけで」

シャル「ろ、ロンリー?む、むずかしいことはよくわからないけど」

シャル「頭良いんだね、ぼくみたいなんじゃかなわないよ」

シャル「・・・もう全部話しちゃったほうがいいよね」

シャル「実は・・・ぼくは女なんだ」

一夏「それは知ってる」

~フランス説明中


一夏「そういうことか」

シャル「うん」

一夏「で?どうすんの?」

シャル「なにが?」

一夏「これからのこと」

シャル「フランスに戻って自首するよ、データ盗めって言われたけどできなかったし」

シャル「自首すれば情状酌量の余地があるってパパが言ってたし」

シャル「はっ!フランスに帰るお金もラウラさんに渡しちゃった!」

一夏「・・・」

一夏「たぶんだけどさ、君のお父さんは君を見捨てようとしてると思うぞ」

シャル「そんなわけないじゃないっ!パパだよ!」

一夏「いくら会社の危機だからって親が子供に盗みを働かそうとする時点でおかしいだろ?」

一夏「普通の親ならそんなことしないよ」

シャル「そ、それは・・・」

一夏「それに自分が命令してる癖に子供にだけ自首しろっておかしくないか?

一夏「そんな親の言うことなんか聞かなくていいよ」

シャル「でも・・・ぼく犯罪者だし」

一夏「まだなにもやってないじゃん」

一夏「それにIS学園は国から独立した機関だからたとえ犯罪者であっても」

一夏「3年間はここにいていいんだぞ?」

シャル「そ、そうなの?」

一夏「とりあえずこの件は俺から千冬姉に話しておくからさ」

一夏「少しの間俺に任せてくれよ」

シャル「織斑君・・・」

シャル「あ、あのさ」

一夏「なんだ?」

シャル「どうしてそんなによくしてくれるの?」

一夏「さぁ」

シャル「さぁって」

シャル「今日あったばかりでしかも織斑君に迷惑をかけようってしてたのに」

シャル「理由がなきゃおかしいじゃない!」

一夏「うーん」

一夏「・・・子供のころさ、友達作ろうって思ったら」

一夏「相手になにかしてあげないとお互い友達になれないだろ?」

シャル「と、友達?」

一夏「べつにだからって友達になれとか言わないけど」

一夏「まぁそういう利己的な考えもあるわけですよ」

一夏「宝くじ買うような感覚だけどさ」

シャル「・・・」

シャル「つ、つきにいくら払えばいいの!?」

一夏「なんの話してるの?」

32と33の間が抜けた

一夏が自室に戻ったってことで

一夏「友達に金なんてかからないよ」

シャル「そ、そうなの!?」

シャル(お金いらないなんて、織斑君は聖人君子?)

一夏「まぁそういうわけだから」

一夏「あ、そういや飯くうの忘れてたわ」

一夏「ちょっと便所いってくるから」

シャル「ご飯食べるのにトイレ?」

シャル(まったく意味がわからないけれど、織斑君が言うならたぶん凄いことなんだろうなぁ)

シャル「じゃ、じゃあ一緒に食べようよ!と、友達なんだから」

一夏「えっ?」

シャル「あ・・・」

一夏「い、いやっ、嫌とかじゃなくてなっ!」

一夏(男子と女子じゃ一緒に食べれないよな)

一夏「仕方ない食堂に行くか」

シャル「なんかごめんね織斑君」

一夏「一夏でいいよ」

シャル「い、一夏」

一夏「じゃあ食堂行こうぜシャル」

シャル「シャル!?」

一夏「ん?シャルロットって長いからシャルで呼ぼうと思ったけ」

一夏「もしかしてあだ名とか嫌だったか?」

シャル(あ、あだ名って便所女とかゴミ虫立ちんぼとか以外にもあるんだっ)

シャル「い、嫌じゃないよ!むしろすごくいいっ!」

一夏「そうか、じゃあはやく行くぞシャル」

シャル「うんっ!」



シャル「えへへ///一夏はなに食べるの?」

一夏「カレーだな」

シャル「じゃあぼくも同じやつ頼む!」

一夏「おー」

シャル(友達ってこういう会話しても怒られないんだ)

シャル(なんだか世界が広がる思いだよー)

一夏「あ、財布忘れたから先行っててくれ」

シャル「ここで待ってるよ」

一夏「わりぃな、すぐ戻るから!」

タタタタタタ

シャル「・・・」

ガシィ!

シャル「!?」ビクッ

千冬「よお転校生」

シャル「え、えっと、お、織斑先生?」

千冬「ああ、私は織斑先生だ」

シャル「そ、そですよねっ」

千冬「ところで一夏のやつとえらく親しげに話していたみたいだが」

千冬「なんでだ?」

シャル「な、なんでと言われましても!」

シャル「・・・と、友達だから」

千冬「アァッ!」グググ

ミシミシミシ

シャル「ひぎぎぎっ!」ギリギリギリ

千冬「すまん私はな冗談が嫌いなんだ」

千冬「なんで一夏と親しく話してたんだ?」ググググ

シャル「と、友達だからですっ!」ミシミシミシミシ

千冬「もう一度聞くぞ?な・ん・で・し・た・し・く・は・な・し・て・た・ん・だ?」ググググググ

ミシミシミシミシ…ボキィ!

シャル「ふぎゃあああああああっ!」

千冬「おっとすまんな、私は一夏の友達の肩を抜き手で貫く癖があるんだ」

千冬「大丈夫だったか?」

シャル「ぅぅぅ・・・だ、だいじょうぶです」

千冬「そうか、なら次は反対の肩を「おーいおまたせー」

千冬「!?」

一夏「わりぃな、すぐ食堂に・・・ってどうし「どうしたシャルロットくん!」

シャル「ふぇ?」

千冬「一体だれにやられたと言うのだね!」ガシ

シャル「痛いっ!」

千冬「ここが痛むのかね!すぐに手当てをしなくては!」ユサユサユサ

シャル「痛いっ!痛いっ!痛いですっ!」

一夏「おい千冬姉!痛がってるだろ!」

千冬「おっとすまない!だが骨折しているようだすぐに医者に見せなくては!」

一夏「そりゃそうだが」

千冬「・・・おい」ヒソ

シャル「は、はいっ」

千冬「もし一夏に変なことを行ったら・・・わかってるだろうな?」

シャル「へ、変なことって?」

千冬「ちっ、こいつ頭が回らないタイプの人間か!」

千冬「わかりやすく言ってやる」

千冬「両肩ぶち抜いて柱にくくりつけて胴回し蹴りの練習台にしてやるからな!」ヒソ

シャル「え、えっと・・・」

シャル「ぼ、ぼくなにか悪いことしましたか?」

千冬「貴様ッ!天使の素振りってんじゃねえぞゴルァ!」

シャル「ごめんなさいっ!」ビクッ

一夏「千冬姉!なにしてんだよ!」

千冬「しまった!」

千冬「すぐに医者に見せなければ!」

一夏「もういい!俺が連れて行くよ!」

千冬「あ、一夏・・・」

一夏「いくぞシャル!立てるか?」

シャル「うん」スッ

スタスタスタ

千冬「・・・」

鈴(おなかすいた・・・トイレいこ)スタスタスタ

ガッ

鈴「ぴっ!?」



シャル「送ってくれてありがとう」

一夏「本当に大丈夫なのか?」

シャル「うん!肩がえぐれただけだから!」

一夏(本人が言うならべつにいいか)

一夏「じゃあ俺は部屋に戻るから、なにかあったら連絡しろよ」

シャル「わかった」

一夏「おやすみ」

バタン

シャル「・・・」

シャル「・・・」

シャル「・・・」

シャル「痛いよおおおおおおおお!」ギャピィィィィィィィ

シャル「肩の感覚がもうなくなってきたよおおおおおお!」ドタバタドタバタ

シャル「・・・ぐぐぐっ」

シャル「で、でも友達なんだからこんなことで迷惑かけれないしっ」

シャル「医者に行ったらなんか文句あるように思われるし!」

シャル「うぅぅぅぅ・・・が、我慢っ我慢っ!」

シャル「ぎぎぎぎぎぎっ」ギリギリギリ



一夏「あ、そういや連絡先しらねぇや」



箒「ふ、ふふっ、こ、今週末に!一夏に!顔を!思い出してもらえる!」

箒「そのためには!私が!試合に!勝たねば!」

箒「だから!お願い!」

束「そういう話なの?」

箒「姉さんならなんとかできるはず!」

束「そりゃ私ならできなくもないけど」

束「今合コン中だからいそがしくてさー」

箒「さ、さすが姉さん!」

箒「色とりどりの!順風満帆な!性活!」

箒「わたしじゃ!到底!かなわない夢っ!」

束「ま、まぁねっ!」

箒「で、でも!なんとかして!」

束「じゃ、じゃあ明日にはなんとかするから」

箒「お願いしますっ!」

ガチャ

ツー ツー

束「・・・」

ピッ

ザーーーーーーー ←砂嵐

束「・・・」

束「・・・」

ザーーーーーーーー 

束「・・・」

束「・・・へっ」

束「順風満帆だよ」

束「・・・」

束「さて気持ちを切り替えよう」

束「暇だから箒ちゃん用に改良を重ねすぎた」

束「第20世代用紅椿SSK-MK5を渡せば」

束「3カ国と同時に戦争できるくらいの戦闘力はあるから大丈夫でしょ」

束「後はこのネジをつけるだけで・・・」

pr

ガチャ

束「もしもしっ!」

千冬「あー、束か?」

束「ち、ちーちゃんっ!」

千冬「今電話大丈夫か?」

束「ご、合コン中だからいそがしいけどっ!」

束「ほかならぬちーちゃんだから全然いいよっ!」

千冬「自宅で合コンとは新しいな」

束「えっ!?」

千冬「固定電話にかけたつもりだが?」

束「そ、そうなの!我が家で今合コン三昧なの!」

千冬「そうか」

束「で、で?なんの用なのっ!」

千冬「いや、今夜飲みに誘おうと思ったけど合コンじゃまたこん「全然大丈夫だよ!オラッ!お前ら帰れよ!よし帰った!」

千冬「・・・じゃあ7時にいつもの店で」

束「1時間前には入ってるからっ!」

千冬「じゃあ”7時”にな」

束「絶対了解しました!」

ガチャ

束「よし、準備完了」

束「行ってきまーす」

シーン



束(待ち合わせの2時間前に来たけど)

束(ちーちゃんまだかな~)ソワソワ

「・・・あれって篠ノ之じゃね?」

「ほんとだ」

束「・・・」

「おら!くされレイシスト!さっさとくたばれ!」

「てめぇは外に出てくるんじゃねーよ![ピーーー]よ!」

束「・・・」

「あれって束博士じゃん?」

「ほんとあいつのせいでIS乗れるってだけでふんぞり返るバカがふえたんだよね」

「ほんとくっさい!マジで消えてくれないかな?」

「ちょっと聞こえるわよ?くさいのは事実だけど!」

「店員さーん!ちょっとこの店くさいんですけどー!」

束「・・・」

束(ちーちゃんまだかな・・・)

----------
---

ガラガラ

千冬「やっぱりきてたか」

束「ち、ちーちゃん!ひ、ひさしぶり!」

千冬「ああ」

束「ぜんぜんまってないよ!だからきにしなくていいよ!」

千冬「まだ待ち合わせの1時間まえだがな」


店員「お客様!落ち着いてください!」

「なんだこの店!生ゴミでも置いてんのかよ!さっさと処分しろよ!」

「ちょっとそこの女!お前だよ!でてけよ!」


束「・・・」

千冬「・・・店を変えるか」

束「そ、そうだねっ!」

スッ


バリーン!

束「っ!?」

ポタポタポタ


「ちょっとやばくない?あたったみたいだけど?」

「平気だよ!どうせなんもしてこねぇよ!」


束「・・・で、でようか」

千冬「先にでてろ」

束「ち、ちーちゃん!?」

千冬「さっさと出ろ」



ピーポーピーポー

「なに?救急車?なんかあったの?」

「なんでも店にダンプが突っ込んできたらしいぜ」

「ちげーよ、ガメラがあばれたんだよ!」

「男と女合わせて7人が重体だってよ」

「つーか現場みたか?」

「顔が剥がれ・・・うっ、もうこの店でめしくえねぇよ」



束「ちーちゃん・・・やりすぎかも」

千冬「なんの話だ?ガメラがつっこんできたんだろ?」

束「・・・ありがと」

千冬「今日は部屋のみにするか!」

束「そうだね!っていつもだと思うけど」

千冬「気にするな」

束「えへへ///」

千冬「ところで折り入って相談があるんだが」

束「なになに?ちーちゃんの頼みならなんだって聞くよ!」

千冬「実はな・・・」

~クラス代表決定戦当日

山田「さて試合前に注意事項ですが」

一夏「」ガシーン!

箒「」キラーン!

山田「・・・なんですかそのISは?違法カスタムですか?」

一夏「千冬姉に渡されたやつだけど」

箒「姉さんに用意してもらった」

山田「・・・まぁいいですけど」

千冬(やはり妹のやつは用意してあったか)

千冬(だがいざとなったら私がこの手で抹殺してでも一夏をクラス代表にしてやるからな!)

山田「織斑先生は今日は今から出張入ってますので」

千冬「なんだと!?聞いてないぞ!」

山田「沖縄へ2泊3日です、よかったですね」

千冬「ふざけるな!それならあと1日ずらして一夏といっしょに!」

山田「仕事です」

一夏「千冬姉大変だな、でも仕事がんばってな」

千冬「!?」

千冬(一夏がわたしを尊敬のまなざしで!こ、これはチャンスッ!)

千冬「ま、まぁわたししかできない仕事だしな~、ほんとしょうがないな~」

千冬「つれーわー、これって2時間しか寝れなくね?」

千冬「ほんとつれーわー」

千冬「・・・」チラ

山田「もう試合場に行きましたよ」

千冬「クソッタレ!」

------------
---

箒「一夏!この試合が終わった暁!貴様はわたしを思い出す!」

一夏「なにいってんの?」

「きゃー一夏くんがんばってー!」

「絶対勝ってー!」

キャーキャー

一夏「な、なんだか知らんが応援されてるぞ!」

一夏(こ、これはクラスに溶け込めるハヤブサ!)

セシリア「・・・あの男の人なんだか人気ものですわ」

「なんだって食券かかってるからね!」

「あ、でもセシリアさんは篠ノ之さんを応援してるんだっけ?」

セシリア「へ?な、なんのことですか!?」

「まけたら40人ぶんの食券払わなきゃならないからセシリアさんもしっかり応援したほうがいいわよ?」

セシリア(い、いつのまにそんなことになってましたの!?)

セシリア(で、ですがここでとぼけたらク、クラスでハブにされちまいますわ!)

セシリア(そ、それだけは避けなければ!ですわ!)

セシリア「し、しのののののののののんさんがんばれーですわ!」

「誰応援してるの?」



「えー、それでは試合開始です」

ビー


箒「ふっふっふ、余裕の笑い」

一夏「なんだかわからんがとりあえずマニュアル通り動かしてみるか」

ウィーン

ファーストシフト完了・・・続いてセカンドシフトへ移行

一夏「ありゃ?まだやってなかったか」

・・・・これよりファイナルモードを展開します

なお、このモードの使用は大統領権限が必要です、音声認識および生態認証をクリアしてください


一夏「だ、大統領!?俺ってそんな偉かったか?」

一夏「お、織斑一夏です!えーと・・・ここを押せばいいのかな?」

ピッ


・・・認証完了、1分後登録敵対国へ核ミサイル攻撃を開始します


一夏「!?」

一夏「か、核ミサイルだと!」

一夏「そ、そんなの中止だ!中止!」


・・・認証エラー


一夏「なんでだよ!」


箒「ふっふっふっふっふっふ・・・ふ?」

箒「・・・こないのならこっちから行くぞ!」

一夏「ちょっとまて!いまそれどころじゃ!」ポチポチポチ

箒「問答無用!」

箒「てりゃあああ!」

ガキン

箒「ガキン?」

ビービービー

ガシャーン!

バラバラバラ…

箒「あ、あれ?いろんなところが動かなくなったぞ?」


緊急警告!搭乗者は速やかに非難してください!


箒「!?」

箒「そ、そんな!もう壊れたのか!」

箒「」ガチャガチャガチャ

箒「ううっ!シ、シートベルトが外れない!」

ガチャガチャガチャ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年08月16日 (水) 15:22:10   ID: DAv5pbIU

悲しいなぁ……

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