QB「契約してよ!」DIO「ほう……」(118)
キュッキュゥゥゥンッキュゥィィィーーーーz____ッ
[DIO・BRANDO]ドォォォーーーーン
DIO「転校生のディオ・ブランドーだ」
さやか「……いや、どうみてもおっさry」
ドォォォーーーンッ
まどか「なッ!?いつの間にかさやかちゃんが後方にぶっ飛ばされている!?」
さやか「帰りにCDショップ寄っていい?」
DIO「良かろう」
さやか「うおおおッ!?い、いつの間にッ!?」
DIO「行くぞ……」ザッザッ
さやか「え……ついて来る気?」
まどか「グレートにヘヴィだね」
―――CDショップ
さやか「~♪」
まどか「フンフン♪」
仗助「やっぱプリンスはいいよなぁ~~~」
DIO「ルッキントゥーマイーボアーイ」シャカシャカ
『……けて』
DIO「……ん?」
『助けて……!』
まどか「何?今の声……」
DIO「貴様も聞こえたか……」
まどか「あ、DIOさん……」
DIO「ならば話は早い、行くぞ……」ザッ
まどか「え?ま、待って……!」タッ
さやか「あれ?まどかぁーどこ行くのー?」
まどか「確かこの辺りから……」
QB「ウシャアアアアアアアアアアアアアァァァァァァーーーーーーッ!!!」ドシャアァァァッ
まどか「ひっ!?」
DIO「ぬぅぅ……」
ほむら「………」
ドドドドドドドドドドドドドドド
DIO「貴様………」
まどか「あなたは……ほむらちゃん!」
ほむら「まどか、その淫獣から離れなさい」
まどか「ひどいよ!こんなのってないよ!」
QB「UOOOHHHHHHHHHH……!ほ、骨が……!」
DIO「……」
ほむら「そこの黄色いのも、どきなさい」
DIO「ほう……このDIOに退けと?」
ほむら「怪我をしたくなければ……」
DIO「フ……フハハ……フハハハハハハ!!」
ほむら「……」
DIO「フフフフ、失礼、なかなか逞しいお嬢さんだ……」
まどか(ど、どうしよう……!)
さやか「くらえいッ!『消火器』の目潰しだッ!」
ブシャアアアアアアアッ
さやか「まどかッ!こっちにッ!」
ほむら「……!」
ほむら(せめて、QBだけでも……!)
ほむら「『ほむらの世界(ホムホム・ザ・ワールド』ッ!時よ止まりなさいッ!!」
ドォォォォォーーーーーーーン
・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・
ほむら「時は止まった……」
DIO「これは驚いた……このDIO以外に、『時の止まった世界』に入門できり者がいたちは……」
DIO「貴様……まさかスタンド使いか?」
ほむら(わ、私のほかに時を操る者が!?)
ほむら(いや!そんなこと気にしてる場合じゃない!はやくQBを始末しなくちゃ……!)
ほむら「あなたの相手をしてる暇はないの……そこをどいてもらおうかしら」
DIO「良かろう………やってみろ、このDIOに対してッ!!」
3秒経過ッ!!
この時、二人が考えていることは同じだった
『こいつはどれくらい時を止めていられるのか?』
DIO(5秒か?私と同じ9秒?それともそれ以上?)
ほむら(あいつは何秒時を止めていられるの?)
ほむら(けれど……!)
―――かすかな違和感
ほむら(時を止めていられる時間が、短くなっている……!?)
ほむら「クッ!」ジャキィッ
DIO「それは銃か?」
ほむら「っあああああああああああッ!!」バンバンッ
DIO「自分でもわかっているんじゃあないのか?この時の止まった世界で……」
スッ
DIO「動ける者に……銃なぞ無駄だということをッ!!」
―――5秒経過!!
DIO「貴様が何者か知らんが……ラッキーだったな!」
ほむら「!?」
DIO「見せてやろうッ!このDIOのスタンドをッ!!」
ほむら「ス……タン、ド?」
DIO「『世界(ザ・ワールド)』ッ!!」
―――そいつは『傍に現れ立つ者(Stand by me)』ッ!
―――そいつは『立ち向かうもの(Stand up to)』ッ!
―――それは、生命エネルギーが形作る力ある像(ヴィジョン)ッ!!
ほむら「――――――ッ!??」
DIO「視えているのか……『こいつ』が……」
DIOの傍らに、静かにたたずむ一つの影……
中世の騎士を思わせる、そのフォルム
産毛ひとつないその繊細なボディ
引き締まった肉体とあふれ出るオーラは、まさに『帝王』を思わせる
そう!我々は『こいつ』を知っているッ!
DIO「我が『世界』が……!」
―――8秒経過ッ!
ほむら(何故……か、わからないけど……)
ほむら(こ、これ以上、時を『止めていられない』ッ!)
ほむら(もう限界だッ!)
DIO「そして時は……」
ほむら「時が……時、が……ッ!」
『動き出す』
ドォォォーーーーーーンッ!!
ほむら「っはぁッ!はぁ!!」
DIO「フン……」
まどか「ッ!?ほむらちゃん!?DIOさんッ!?」
さやか「いつの間にか……立ち位置が入れ替え合っているッ!?」
さやか「理解不能理解不能理解不能ッ!!」
ほむら(時を止めていられる時間は短くなったけど……!)
ほむら(時間を止めていられる『総時間』は減っていない……)
ほむら(ならば、もう一度時を……!)
DIO「いいのか?呆けていて……!」
ほむら「え?」
ほむら「―――――ナイ、フ?」
DIO「――――チェック・メイトだ」
ほむら(嘘……いつ、いつ投げていたの!?この私が気付かなかっただなんて!?)
ほむら(そ、そう……だったの、ね)
ほむら(私は……『悪魔』にケンカを売ってしまった……)
ほむら「ごめんなさい……まど、か」
パァンッ!
DIO「!?」
ほむら「――――え?」
「ナイフの数は10本……問題はないわ」
ほむら「あ、あなたは……!」
「1(ウーノ)ッ!」パァンッ
「2(ドゥーエ)!3(トレ)!4(クアットロ)!5(チンクエ)!6(セイ)ッ!」パンパンパンパンパンパァンッ
ほむら「―――巴マミ!!」
DIO「このDIOのナイフを……!」
まどか「すごい……あの人……」
さやか「正確に……ナイフの本数だけ、引き金を引いているッ!!」
マミ「7(セッテ)!8(オット)!9(ノーヴェ)ッ!」パァンパァンパァンッ
マミ「――――これでフィナーレよ、10(ディエチ)ッ!!」パァァァンッ!!
DIO「ぬう……う」
ほむら「巴、マミ」
マミ「フゥー、お礼なんていらないわよ」
ほむら「……」
DIO「貴様は……」
マミ「動くことは『許可』しないわ」チャキッ
DIO「……」
マミ「あなたは何者なの?さっきの闘いを覗かせてもらったけど、あなたはどう考えても魔法少女じゃあない、イレギュラーな存在……」
DIO「貴様らは何者なのだ?」
マミ「おっとここに会話の通じないおバカさんがいるわね、疑問文に疑問文で答えると0点だって知らなかったの?おマヌケさん」
DIO「………」
マミ「答えないつもり?」
DIO「このDIOに向かって……!」
マミ「Shoot him!」パァンッ
DIO「WRY!」ビシィッ
マミ「質問は……『拷問』に変わっているのよ?」
DIO「ちょ……調子に、乗りおって……!」グググ
マミ「怪我が修復していく?本当に、あなたは何者なの?」
DIO「たかが薄っぺらなカスの小娘がッ!」
マミ「あなたってホント、バカ」パァン
DIO「ぬう!!」ビシィッ
DIO「俺を誰だと思っているのだッ!?俺は……このDIOはッ!」
DIO「このDIOが世界の支配者なのだッ!それを、それを!!」
DIO「便所のネズミの糞よりもゲスなッ!小娘がァァァーーーーーッ!!」
マミ「―――答えないのね、仕方ないわね……」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
まどか「―――もうやめてぇッ!」
バッ
DIO「!?」
マミ「!!?」
マミ(だめ……間に合わないッ!)
ほむら「時を――――」
DIO「――――『世界』ォォォォォオッ!時を止めろォォォッ!!!」
ドォォォーーーーンッ
DIO「……」
まどか「」
DIO「この、DIOが………」
ズリィ
DIO「この、DIOが……」
ガシィッ
まどか「」
DIO「まさか、たかが小娘を助けるなどと……!!」
DIO「そして時は動きだす……」
バァァーーーーーーz_____ン
ほむら「まどかッ!」
マミ「こ、殺してしまった?そ、そんな、そんなつもりは、なかった、のに」ガタガタ
DIO「勝手に、このDIOを殺すな」
まどか「あ、あれ?DIO、さん?」
マミ「!?良かった……無事だったのね!」
DIO「殺すつもりはなかっただと?嘘は良くないな……」
まどか「わ、私、死んでない?それどころか、いつの間にDIOさんに腕の中に?」
DIO「気にするな……」
まどか「腕の……中……?………うひゃああぁあぁッ///」
DIO「やかましいぞ……」
まどか「ごごごごごごめんしゃしゃっさい///////」
ほむら「―――――――DIOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOッ!!」
DIO「ッ!?」
ほむら「貴様がッ!泣くまで!撃つのをやめないッ!!」ジャキッ
DIO「ッ!?」
DIO(避ければ済む話であろうに………)
DIO(しかし……何故だ?このDIOが、この、DIOが……)
DIO「WRY……!WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYッ!!」チュンチュンチュンッ
まどか「!!DIOさんッ!!」
DIO(何故、こんな小娘をかばってしまうのだ?)
DIO「ぬ……!」
まどか「DIOさん!DIOさんッ!」
ほむら「ハァハァ……やったか!?」
DIO「心配するな、私は死なん」ムクッ
まどか「…DIOさんッ!」バッ
DIO「くっつくな……!」
ほむら「まどか!そのゲス野郎から離れなさいッ!」
まどか「ほむらちゃん!そんな言い方ってないよ!あんまりだよ!」
ほむら「早く離れろッ!離れるんだァァァーーーーーッ!!」
まどか「DIOさんは私の命の恩人さんなんだよ!?その人にゲスだなんて……」
まどか「そんなこと言うほむらちゃんなんて、大ッ嫌い!!」
ずぎゅうううううううううううううううううううううん
ほむら「………」
マミ「あ、暁美さん……?」
マミ「こ、こいつ……!死んでいる………!」
―――暁美ほむら 再起不能
DIO「……鹿目まどかよ」
まどか「DIOさん!」
DIO「まどか、よ、聞いてくれるかね?私の秘密を……」
まどか「DIOさんの、秘密?」
DIO「私は……私は、『吸血鬼』なのだ」
まどか「きゅ、吸血、鬼?」
DIO「そう、だ、それで……一つ頼みがあるのだが……」
まどか「頼み、ですか?」
DIO「さきほどの戦闘で、血を流し過ぎた、すまぬが……私に血をくれないか?」
まどか「血……を………?」
DIO「そうだ………」
まどか「………」
DIO「………」
まどか「私、何の取り柄もなくって、得意な教科とかもなくて」
まどか「それでも、こんな私が、誰かの為に役に立てるなら」
まどか「恩人さんの、役に立てるなら……」
まどか「―――それは、とってもうれしいなって」
DIO「……まどか」
まどか「いいですよ、血、もらっちゃってください」
DIO「……すまない、まどかよ………」
―――ズギュウウウウウウウウウウウウウウンッ!!
―――数日後
ワルプル「プルプル」
DIO「………」
ワルプル「プルプルワルプル」
DIO「貴様がワルプルギスか……」
ワルプル「ワルプルギスゥゥゥゥゥーーーッ」ドヒャオッ!
ドォォォーーーーンッ
DIO「何だその攻撃は………貧弱貧弱ぅ!」
DIO(私は、まどかの血を吸い回復した)
DIO(だが、まどかの血は一つ私に『奇跡』をもたらした)
―――――
DIO「馴染む!!まどかの血は実に馴染むぞ!!」
―――――
DIO「そう……まどかに血はこのDIOの肉体にしっくりと馴染み、さらなるパワーアップをはたしてしまったのだ!!」
DIO「『世界』ッ!時よ止まれい!!」
バァァァーーーーーンッ!!
DIO「そしてそのおかげで、今では何十秒とも時を止められる……」
DIO「世界はこのDIOにひれ伏すのだッ!!フハハハハーーーーッ!」
DIO「そのために……貴様には消えてもらおう!!」
DIO「――――無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァァァァァーーーーーーッ!!!!!」
ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴッ!!
DIO「そして、時は動き出す」
ワルプル「フォカヌポウ」ズバァァァァァァァ
マミ「まさか、ワルプルギスの夜を一人で倒してしまうなんて………」
DIO「当然だ」
この後………
ジョースター家との因縁がうんぬんでまたDIOは戦場へ赴くことになるのだが
それはまた、別のお話
魔法少女たちは、まぁ幸せになりました、良かったね
QB「わけがわからないよ」
終わり
読んでくれたみんなグラッツェ
正直つまらなかったよね!
今度からはちゃんと書きためて投下するよ
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