DIO「ペットショップに行こう」(42)
ペトショ「?」
DIO「いやそうじゃない」
DIO「動物が欲しい」
ヴァニラ「・・・なぜですか?」
ん?DIO様がロードローラー買いに行くSSと同じ人?
DIO「この間テレンスに貸してもらった映画を見たんだがな」
DIO「あるハゲ魔法使いがヘビを飼っていたのだ」
ヴァニラ「それで?」
DIO「動物は強さの象徴!このDIOも動物を飼ってみたくなったのだ!」ガタ
ヌケサク「それはいいですね!」
>>2
違います
ヴァニラ「・・・すでにペットショップがいるではないですか」
DIO「猛禽も確かによいが・・・もっとこう野獣みたいな感じがした動物がいい」
ヌケサク「ライオンとかですか?」
DIO「金のことも考えるとライオンはちょっとな・・・だからペットショップに行って店員におすすめの動物を教えてもらい、それを飼おうと思っている」
ヴァニラ「なるほど」
ヴァニラ「では手ごろな大きさの動物がいいですね」
DIO「ああ・・・大きくてもピューマぐらいまでがいいな」
ヴァニラ「ドーベルマンはどうでしょうか?」
DIO「」ピクッ
ヌケサク「土佐犬の方が強さを示せると思いますよ」
DIO「」ピクピクッ
ヴァニラ「う~む、ほかにはシェパード・マスチフ・セントバーナード・・・あとはハスキーなんていうのも」
DIO「犬は駄目だ」
ヴ・ヌ「え」
ヌケサク「なぜですか!強く、そして愛らしいじゃないですか!」
DIO「駄目なものは駄目なのだッ!人間にへーこらする態度に虫唾が走る!」
ヴァニラ「おーいテレンス」
テレンス「ん?」
ヴァニラ「本当にDIO様は「人間にへーこらする態度」に虫唾が走るから犬が嫌いなのか見てみてくれ」
テレンス「?ああ」
DIO「!」
テレンス「・・・う~ん、これは」
DIO(バ ラ し た ら 殺 す)ゴゴゴゴゴ
テレンス「!」 ゾク
テレンス「・・・本当みたいですね、はい」ダラダラ
ヴァニラ(嘘だったんだな)
DIO「しかしこんな真夜中に開いているのかな・・・?」
ヴァニラ「そういえば吉良さんから荷物が届いてましたよ。確か日焼け止めでした」
DIO「何?」ガタ
ヴァニラ「これです」
DIO「う~ん・・・カーズの手作りのようだな」
ヌケサク「そういえばなぜ荒木荘から脱走したんですか?」
DIO「・・・少しプッチと喧嘩してしまってな」
テレンス「あのプッチ神父と?」
DIO「ああ・・・プッチの録画していた宗教番組230本を容量の関係で消去してな・・・それでだ」
ヴァニラ(どっちもどっちだ)
DIO「そろそろ開店時間か」ヌリヌリ
ヴァニラ「では行きますか」ヌリヌリ
DIO「そうだな・・・ところでペットショップはどこにあるんだ?」
テレンス「ここから車で10分ですね」
DIO「近いな」
ヌケサク「DIO様運転荒すぎです」オエエエ
ヴァニラ「ここ制限時速30kmですよ」ゲロゲロ
DIO「制限や・・・運転の荒さなど・・・どうでもいいのだーッ!というより、なにもゲロを吐くほど怖がらなくていいじゃないか!酷いぞ!」
ヌケサク「そういわれても・・・ペットショップだってさっきからグッタリしてますよ!」
テレンス「うぷ・・・ここを右です」
DIO「WRYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY!」
ドカーン
ヴァニラ「ちょっとDIO様、何盛大に店に車ぶつけてるんですか!」ウエエ
DIO「別に細かいことはいいだろう」
ヌケサク「よくそんな運転で免許取れましたね」
DIO「なに、ただのワイロさ。さて店に入ろう」
カランコローン
カーズ「いらっしゃいま・・・DIO!?」
DIO「カーズ!?」
ヴァニラ「あ、カーズさんお久しぶりです」ペコ
カーズ「あ、この間は宝石セットありがとうございました」ペコ
ヴァニラ「いえいえ」
DIO「このDIOを無視するなッ!WRYYYYYYYYY!」
カーズ「黙れ」
前作とかある?
>>16
【ジョジョ】荒木荘メンバーが殺せんせーを暗殺する話【暗殺教室】
があります
DIO「・・・で?なぜ貴様がここで働いている?吉良にバイトしろとでも言われたのか」
カーズ「バイト?何をいうか。このカーズは頂点だ、すなわち店長だ!」
DIO「店長!?」
カーズ「今や、このあたりで就職していないのは貴様ぐらいだぞ。あのディアボロですら仕事に就いたというのに」
DIO「!?」
仗助「どうしたんスか店長?」
DIO「うおッ、牛のクソ頭」
仗助「テメー今俺の頭のこt」
カーズ「落ちつけ」サッ
仗助「ああ・・・スンマせん。お茶お持ちしました」
カーズ「うむ・・・ヴァニラ達も座ったらどうかな」
ヴァニラ「ありがとうございます」
DIO「ディアボロが一体何の職業についているというのだ」
カーズ「何度死んでもよみがえる性質を利用して、芸人になったぞ」
DIO「・・・プッチと吉良はもともと職に就いていたな、大統領もか」
カーズ「そうだが・・・吉良は仕事掛け持ちしてるぞ。吉良は爆破解体の仕事にも就いた」
DIO「・・・」
カーズ「貴様も働くことだな」
カーズ「ところで何の用で来たのだ?」ズズズ
DIO「ペットを買いに来たに決まっているだろうが!」ダン
カーズ「カスが・・・激昂するんじゃあない・・・茶がこぼれるだろう」ズズズ
カーズ「で、どのような動物がよいのだ?」コト
ヴァニラ「強さを象徴できて、大きさはピューマ以内で」
カーズ「そうか、ついてこいDIO」
カーズ「このリスはどうだ?」
DIO「そんな貧弱な生物などいらん!」
カーズ「貧弱だと?少なくともお前よりパワーはあると思うが」
DIO「何?」
カーズ「こいつは軽く飛びついただけでナチスのサイボーグを貫通する威力だ。1番の好物は吸血鬼、次に人間」
DIO「私の家を滅ぼす気か貴様」
カーズ「家といえば・・・そろそろ荒木荘に帰ってこい、プッチがうるさくて迷惑だ」
DIO「何?」
カーズ「毎晩毎晩泣きじゃくりおって、家のティッシュはもう底をついたぞ。みなも熟睡できない」
カーズ「特に吉良がな・・・ストレス発散でディアボロをちょくちょく爆殺するようになったから、あまりディアボロを食えんのだ」
DIO「そうか・・・じゃあ少し考えてみよう」
カーズ「そうしてくれるとありがたい。・・・この魚はどうだ?」
DIO「魚か・・・その発想はなかった」
カーズ「陸上でも1週間はピンピンしているぞ。好物は吸血鬼だが、何も生き物がいない場合はそこらへんの鉄クズでもなんでも食べる」
DIO「・・・こ、こっちのタコは?」
カーズ「そっちは陸上で3日は大暴れできるタコで、趣味は建物や機械の破壊だ。ちなみに好物は吸血鬼」
DIO「・・・ああ、この蝶は綺麗だな!」
カーズ「その蝶は時速200キロできる蝶で、もちろん好物は吸血鬼」
DIO「ざけんなよてめえ」
DIO「ここには吸血鬼を好物とする生物しかおらんのか!?」バン! バン!
カーズ「全てこのカーズがつくった生物だからな」ゲージヲタタクナ
DIO「よくそんな凶暴生物ばかり集めて経営が成り立つな」
カーズ「飲まず食わずで1年活動できるからな、エサ代はほぼ不要だ」
カーズ「まあ時々ゲージが壊されるがな・・・だからなんでも直せるという仗助くんを雇ったんだ」
仗助「どうもっス」ペコ
DIO「牛のk・・・仗助、ここにまともな生物はいないのか」
仗助「いないっスね」
DIO「・・・」
仗助「あ、この人面岩はどうっスかね?」
DIO「何が悲しくて岩などをペットにしなければならない」
仗助「じゃあこの生きた本は・・・」
DIO「もっとひどい」
仗助「じゃ他をあたってください」
DIO「ひどい」
ヴァニラ(ひどい)
ヌケサク(ひどい)
DIO「い、言われなくともそうする!で?どこにペットショップがあるんだ?」
仗助「そのくらい自分で探せないんスか?」
DIO「き、貴様!」
仗助「冗談スよ。え?そんなこともわかんないんスか?」
DIO「肉の芽うめたろか」
仗助「そうスね・・・ここから2キロほど北に店がありますよ。音石の野郎とシュトロハイムとかいう奴が店員だったはず」
DIO「よしヴァニラ行くぞ」
仗助「動物は全部機械仕掛けっスけどね」
DIO「・・・ほかに店はないのか」
カーズ「ないな。このカーズが風評被害を流してすべて潰した」
DIO「」
カーズ「どうしてもここが嫌なら、波紋戦士たちが花屋をやってるからそこへ行け」
DIO「死ぬじゃないか」
カーズ「じゃあジョータローが水族館の館長やってるからそこに」
DIO「そのアトムみたいな髪型かりあげるぞ」
仗助「あ?」
DIO「いえそちらに言ったわけではなく」
DIO「」ブラブラ
ヴァニラ「DIO様?」
DIO「一応最後に動物を見ておこうかと思ってな」テクテク
DIO「まったく・・・どいつもこいつもクソ親父みたいなヤツばっかだ」
カーズ(どこが)
DIO「・・・ん?おい、カーズ。これはなんだ?」
カーズ「どれどれ」
カーズ「ああ、ディアボロのクローンだ」
DIO「・・・は?」
カーズ「前にディアボロを食べた時に遺伝子を覚えてな・・・作ってみた。今から布外すから」
DIO「・・・ふむ。よく考えれば手駒としていいかもしれんな」
カーズ「キングクリムゾンも使えるし、ディアボロ本人よりも3倍ほど長く時を飛ばせる。サイズも手乗りサイズで場所をとらん」
DIO「ほほう」
DIO「・・・帝王はこのディアボロだとか言わないだろうな」
カーズ「言わん。忠誠心はヴァニラやワムウと同格だ」
DIO「好物はなんだ」
カーズ「イタリア料理」
DIO「買った」
仗助「ありがとーございましたー」
DIO「さて・・・ディアボロよ。これからこのDIOのしもべとなってもらうぞ」
チビボス「ありがたき幸せ」
DIO(本人と違って調子狂うな)
DIO「さあ帰るか・・・」
ヴァニラ「DIO様運伝は私めが」
運伝になっちまった・・・運転です
DIO「フフ・・・いいものを拾ったな」ナデナデ
ヌケサク「DIO様、少し言いにくいのですが」
DIO「・・・なんだヌケサク」
ヌケサク「・・・これはペットを飼ったのではなく、部下のスタンド使いを増やしただけでは?」
DIO「あっ」
ヴァニラ「あっ」
完
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