一夏「童貞卒業失敗した・・・」(163)
一夏「俺はもうダメだ・・・」
弾「いきなり来てなに言ってんだ?」
一夏「童貞卒業失敗したんだよ!!ちくしょう!!」
弾「わ、分かったから、落ち着いてくれ」
一夏「ふぅー、ふぅー」
弾「で?」
一夏「・・・俺には無理だ・・・」
弾「はぁ・・・まずなにがあったのか話してみろよ」
一夏「まあ、俺も思春期を向かえた健康的な男子高校生なわけだから、そういうことに興味を持つのは致し方ないだろ?
フロイト先生じゃなくてもそんな時どういう行動にでるかなんて分かるってものだ。やれやれ・・・
あの時の俺に言ってやりたいね、あせっても「その気持ち悪い話し方やめねえ?」
一夏「・・・まあ、セックスがしたかったんです」
弾「ああ、男だもんな」
一夏「そう、で、前に話したろ?ファースト幼なじみ」
弾「ブラシだっけ?」
一夏「箒だ。その箒と部屋に二人っきりでいい雰囲気になったんだよ」
弾「おぅ」
一夏「で、キスをしてみた」
弾「おお、どうだった?」
一夏「・・・ふふ、勃起、してしまいましてね。これは卒業確定だと思った、ベッドに押し倒しても抵抗されなかったし」
弾「順調だな。なんで失敗したんだ?」
一夏「服を脱がせるとこまでは完璧だった。でもな・・・・・・」
弾「・・・なんだ?」
一夏「ブラジャーを外すのに手間取った・・・」
弾「それだけか?」
一夏「いや、結局外せなくて、箒が自分で外してくれた」
弾「いい子だな」
一夏「顔を赤くしてブラジャーを外す箒を見たら・・・なんていうか、我慢出来なくなった」
一夏「あらぶる童貞魂にまかせて飛び掛かったんだ」
弾「おぅ」
一夏「で、まずやることと言ったらおっぱいじゃないですか」
弾「おっぱいだな」
一夏「むしゃぶりついたよ・・・初めてのおっぱいはそれはそれは素晴らしいものだった」
弾「そこまで言ったら止まらないだろ?なんで失敗したんだ?」
一夏「・・・・・・」
弾「ど、どうした?」
一夏「・・・ジャリジャリしてた・・・」
弾「は?」
一夏「脇が・・・ジャリジャリしてた・・・」
弾「Oh・・・」
一夏「・・・俺のスカイツリーが一瞬で通天閣になった・・・」
弾「約1/6か・・・」
弾「それで、そこでギブアップしたってわけか?」
一夏「いや・・・つい『ジャリジャリする』と言ってしまったら、箒が顔をさらに真っ赤にして逃げようとして・・・すごい興奮した」
弾「童貞のくせにすごいな」
一夏「箒が『そんなとこ舐めるな!』って必死に抵抗することにより、スカイツリーが復活したんだ。快感だった」
弾「そうしたらもうあとはやるだけだろ、実は惚気に来たのか?」
一夏「ジャリジャリをもむしろ興奮材料にした俺は無敵だった。もうなにも怖くなかった」
一夏「でも・・・・・・」
一夏「うぐっ・・・うあああああ!!!やめてくれええええええ!!!」ガンガン!
弾「い、一夏!?どうしたんだよ!」
一夏「すまん取り乱した・・・」
弾「続きを、話してくれるか?」
一夏「・・・おっぱい、脇と来たら次は・・・あそこじゃないですか」
弾「そうだな」
一夏「まずはパンツの上から撫でようとしたら・・・ぐっ・・・」
弾「・・・・・・」
一夏「・・・・・・た」
弾「なに?」
一夏「・・・チクチク・・・した・・・」
弾「・・・・・・」
一夏「最初は女の子のパンツってみんなこうチクチクするのかな、とも思った」
一夏「でも、よく考えてみたら千冬ねえのパンツはそんなことなかったんだ・・・」
一夏「勘違いするなよ?洗濯する時に触っただけで、変な意味じゃないからな」
一夏「この時点で心が折れかけたが、パンツといってもたくさん種類はあるし
そういうデザインのものなのかもしれないと思い込むことによってなんとかこらえた」
弾「一夏・・・お前すげえよ」
一夏「でもな・・・現実は厳しかった」
一夏「スカートをめくって・・・みたら・・・」
弾「・・・」
一夏「・・・・・・」
弾「・・・・・・」
一夏「・・・たわしってあるだろ?」
弾「ああ」
一夏「・・・・・・」
弾「・・・」
一夏「・・・・・・」
弾「・・・・・・」
一夏「・・・もう、無理だった・・・泣きながら逃げることしか・・・できなかった・・・ぐすっ・・・」
弾「一夏・・・お前はよくやったよ」ポンポン
一夏「うっ・・・うぅっ・・・・・・」
一夏「もう大丈夫、落ち着いたよ」
弾「よかった」
一夏「・・・それにしても・・・女の子ってもっとスベスベでツルツルなもんだと思ってたよ」
弾「いや、まあ、女の子っていっても同じ人間だしなあ。それぐらい千冬さんいるんだしわかるだろ?」
一夏「千冬ねえはいつも綺麗だからなあ・・・蘭は?」
弾「ああ、あいつはいつも、ひっ!?」
「・・・」
弾(な、なんだ今の殺気は・・・まるでケツの中にツララをぶっ刺されたような)
一夏「どうした?」
弾「な、なんでもない・・・しかしまあ、今回の敗因は毛だったわけだろ?」
一夏「あぁ・・・」
弾「なら、毛が薄い相手ならいけるんじゃないか?」
一夏「な、なにっ!?」
弾「幸いお前は女の子に囲まれてるわけだし、探せばいそうじゃないか?」
一夏「・・・・・・いる」
弾「えっ?」
一夏「いるよ!毛が薄くて・・・いける!ありがとな弾!!」
弾「お、おい一夏!」
弾「まったく・・・しかし、すぐ次の候補が見つかるなんてうらやましいやつ・・・はっ!?」
蘭「・・・・・・」
弾「・・・は、ははっ。お兄ちゃんはちょっと用事が」
ガシッ
弾「ぬ、ぬわーーーーーーーーーーーー!!」
次の日
一夏「・・・童貞卒業失敗した・・・」
弾「・・・またかよ」ボロボロ
一夏「・・・もう俺には無理だ・・・」
弾「今度はどうした?」
一夏「・・・昨日、敗因は毛だって言ったろ?」
弾「ああ」
一夏「ちょうど下の毛が生えてない同級生がいたのを思い出したんだよ」
弾「ああ・・・あ?なんで生えてないって知ってんだ?」
一夏「たまに全裸でベッドに侵入してくるから、嫌でも目に入るんだ」
弾「なるほど全裸で」
一夏「ああ、で、その」
弾「ちょっと待て」
一夏「なんだ?」
弾「全裸でベッドにって、どういうことよそれ」
一夏「なぜかたまに勝手に入ってくるんだ。でその」
弾「だからちょっと待て、おかしいだろ?」
一夏「なにが?」
弾「なんでベッドに全裸の同級生が入ってくる?」
一夏「そんなことわからないよ、俺は本人じゃないんだから。とにかく、今はなんで失敗したかだろ!」
弾「あ、ああ・・・すまん」
一夏「で、どうせ朝になれば全裸で来るんだから、と待ち構えてたわけだ」
一夏「それで、朝起きたら隣で寝てた」
弾「うらやましいな」
一夏「そこまでは計算通りだった。やった!と思った。ちなみにこのやったは成功と性交をかけてんのな」
弾「やかましい」
一夏「でも・・・くそっ・・・」
一夏「最初は・・・キスからだろ?」
弾「そうだな」
一夏「というわけでキスしたんだが・・・」
弾「寝てる女の子にキスとか最高なシチュエーションだな」
一夏「・・・・・・」
弾「な、なんだよ」
一夏「・・・口が・・・臭かった・・・」
弾「wow・・・」
弾「でも、寝起きの口が臭いのは・・・仕方ないだろ?」
一夏「そうかもしれない・・・けど・・・けどな、理屈じゃないんだ・・・」
一夏「その時点で・・・俺に出来ることは・・・泣いて逃げることしかなかった・・・」
弾「一夏・・・」ポンポン
一夏「弾・・・ぐすっ・・・」
弾「ほら、ココア。落ち着くぜ」
一夏「ありがとな・・・ずずっ」
一夏「どうしたらいいんだ・・・どうしたらいいんだよ・・・」
弾「寝起きをやめたらいいんじゃないか?」
一夏「もうラウラをそういう対象として見られなくなった・・・千冬ねえは臭くなかったのに・・・」
弾「そうか・・・他に毛が濃くない人を探すしかないんじゃないな・・・それと朝はやめて」
一夏「他にといっても・・・・・・はっ!?」
弾「な、なんだ」
一夏「あの時・・・毛は少ししかなかったし・・・あの時はスベスベだった・・・いたぞ弾!!いける!!いけるぞ!!!」
弾「お、おい一夏!」
次の日
一夏「・・・失敗した・・・くそっ・・・ちくしょう・・・」
弾「正直予想は出来てた。今度はなんだ?」
一夏「・・・キスはいけた・・・素晴らしいものだった」
弾「おう」
一夏「良い匂いがしたし、俺のエッフェル塔は天井知らずだった」
弾「いけそうだな」
一夏「おっぱいも以外と大きかったし、脇もスベスベだった。」
弾「やったか?」
一夏「で、いざフランス革命しようとしたら・・・」
『い、一夏・・・する前に約束して?』
『なんだ?』
『宗教上の理由で結婚するまではその、しちゃダメなんだけど・・・す、するなら、僕と結婚するって約束して?』
『えっ・・・えっ?』
『それと、避妊もダメなんだ・・・だから、その、出来ちゃうかもしれないから、結婚するって約束して?』
『・・・・・・』
一夏「俺は泣きながら逃げ出したよ・・・それしか出来なかった・・・」
弾「一夏・・・」
一夏「・・・結婚とか・・・無理だろ!!」
一夏「子供が出来たってこんなただの高校生に育てられるわけがないだろ!!」
弾「一夏・・・お前、意外とちゃんと考えて」
一夏「こっちはセックスしたいだけなのに!!なんで普通にセックスさせてくれないんだ!!わけがわからないよ!!」
弾「・・・・・・」
弾(・・・ひょっとしてこいつは人間のクズなんじゃないだろうか)
弾「ま、まあとりあえず落ち着こうぜ」ポンポン
一夏「くそっ・・・くそぅ・・・」
一夏「・・・助けてくれ・・・助けて
ミスタ
弾「ま、まあとりあえず落ち着こうぜ」ポンポン
一夏「くそっ・・・くそぅ・・・」
一夏「・・・助けてくれ・・・助けてくれよ弾・・・」
弾「いや、まあ・・・向いてないんじゃないか?」
一夏「そんな・・・親友だろ?なんとかしてくれよ弾・・・」
弾「うーん・・・まあ、今までの失敗から考えて、毛が濃くなくて、朝じゃなくて、めんどくさいことを言わない、要するにちょろい子を探せば」
一夏「・・・な、なに?今なんて言った?」
弾「だから、今までの」
一夏「その後!」
弾「毛が濃くなくて」
一夏「濃くなくて?」
弾「朝じゃなくて」
一夏「朝じゃなくて?」
弾「めんどくさいことを言わない」
一夏「めんどくさいことを言わない?」
弾「要するにちょろい子を」
一夏「それだ・・・なんで今まで気づかなかったんだ・・・」
一夏「欧米人だから毛も綺麗に、いやブルジョアだから永久脱毛なんてしてるかもしれない」
一夏「いつも良い匂いがするし・・・なによりちょろい!!ありがとな親友!!」
弾「頑張れよー」
次の日
一夏「・・・・・・」
弾「お、どうだった?」
一夏「・・・失敗した・・・」
弾「今回はどうした?」
一夏「・・・ちょろすぎた・・・」
弾「はぁっ?」
一夏「おっぱいも匂いも毛もグッドだったし面倒なことも言わなかったんだ・・・」
弾「ならいいじゃねーか」
一夏「でも、なんかリアクションが・・・違った」
弾「違った?」
一夏「・・・なんていうか・・・慣れてた」
弾「慣れてたって・・・」
一夏「一応、恥ずかしがってはいたんだけど・・・慣れてた・・・触ると変に腰動かしたりするし妙に声出すし・・・シャルと違って指入れてみたらなんかするっと入ったし・・・」
弾「それって」
一夏「入れる前に思い切って聞いてみたんだよ・・・」
弾「・・・」
『なあ・・・俺、初めてなんだ・・・その』
『そうなんですの?なら私がリードして差し上げますわ』
一夏「泣いたよ・・・ひたすらに走った・・・そして今ここにいる・・・」
一夏「ちょろすぎたんだ・・・だから、今までも簡単にやらせてたんだろ・・・くそっ・・・」
弾「別に処女じゃなくてもいいだろ。初めてはむしろ経験ある子のほうが」
一夏「歯を食いしばれ!!」バキッ
弾「いって!!なにすんだ!!言いながら殴ったら食いしばれないだろこの野郎!!」
一夏「うるせえ!!そんな考え修正してやるよ!!」
一夏「・・・ごめんな・・・取り乱した・・・」
弾「まあ、いいよ」
一夏「好きな子が・・・いやそんな好きじゃなかった。とにかく非処女でショックだったんだ・・・」
弾「お前そのうち刺されるぞ?」
一夏「挿したかったんだけどな・・・」
弾「・・・」
一夏「俺には・・・無理なのか・・・」
弾「どうだかなー」
一夏「真剣に考えてくれよ!親友だろ!?」
弾「やめたくなってきたけどな・・・そうだ、鈴は?」
一夏「鈴?」
弾「あいつなら間違いなく処女だろうし、いいんじゃないか?」
酢豚にもようやく日の目が当たる時が・・・
一夏「中国からかけられる迷惑は黄砂だけで十分だよ」
弾「確かに」
一夏「・・・やっぱり俺には・・・」
弾「まあそのうちなんとかなるって、とにかくもう遅いしもう帰ったらどうだ?寝て起きたら良い考えが浮かぶかもな」
一夏「そうだな・・・今日は帰るよ」
帰り道
一夏「お、蘭」
蘭「あ、い、一夏さん!ど、どうしたんですか!?」
くそ、ここでも酢豚はディスられるのか・・・・!!
一夏「ちょっと弾とな。蘭は?こんな時間にどうしたんだ」
蘭「あ、あの、塾で勉強を」
一夏「IS学園受けるんだっけ?」
蘭「はい!だからたくさん勉強しないと」
一夏「確かにうち倍率高いからなあ。でも黄砂でも入れたんだし蘭なら大丈夫だろ」
蘭「あ、ありがとうございます!」
一夏「・・・そうだ、話しは変わるけど蘭って今まで男と付き合ったことあるか?」
蘭「えっ!?・・・あの、ないですけど・・・」
一夏「・・・ふーん」
数ヶ月後
一夏「弾!・・・あれ、弾?」
弾「よう一夏」サクッ
一夏「えっ・・・?」
一夏「な、なに・・・を・・・」ガクッ
一夏「なんだこれ・・・血が・・・だ、弾?」ドクドク
弾「なんだ親友」
一夏「なんで・・・ぐふっ・・・」ドサッ
弾「さあ、自分の胸に聞いてみたらどうだ」
一夏「ごふっ・・・・・・なん・・・で・・・」
スクイズかよwww
弾「蘭にな、子供が出来たみたいなんだよ」
弾「でも、頑として父親の名前は言わないんだ」
弾「まあ、聞くまでもなくすぐ分かったけどな」
弾「で、その父親は蘭に子供が出来てやれなくなったら、簡単に蘭を捨ててそこら中の女とやりまくってんだわ」
弾「許せねーよな・・・なあ?」
一夏「・・・・・・」
弾「もう聞こえてねえか、親友」
終・わ・り
眠くなったとか面倒になったとかじゃないよ、決して、決して
伊藤誠かよwwwwww
主人公補正が切れたか…
千冬「中に誰もいませんよ」
蘭「・・・・・・」
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