ほむら「私はただ貴女とずっと一緒にいたかった」(1000)
『鹿目まどか』…彼女が宇宙の概念となることで、全ての魔女が消え、魔法少女は魔女になることはなくなり、魔法少女が繰り出す不の連鎖は打ち切られる。
だが、私にとってその選択の代償は大きすぎた。それは、彼女の存在が消えること。
鹿目まどかは私に『またいつか会える』、『私はいつも傍にいるよ』と…そう言葉を残した。
だけど、私はそんなまどかの気持ちを裏切った。
自分が何故あんなことをしたのか今でもよく分からない。もしかしたら後悔をしているのかもしれない。
でも、不安だった。耐え切れなかった。彼女の存在が…彼女の記憶が…私から無くなってしまうことに、…それが果てしなく恐ろしかった。
そう…私は、まどかが全ての力を解き放とうとした瞬間。
私は時を戻した…。一ヶ月前に。
この選択は間違っていたかもしれない…。でも、そんな心の不安定な状態な自分に冷静な判断が下せるわけがない、と自分の中で言い訳をした。
もし、あのまままどかが全ての力を解き放ち…、その後の世界が私達魔法少女にとっての平和が訪れていたとしても…私はその中で、生きていける自信が無かった。
まどかのいない世界。いいえ、まどかが居なくなっていることにされている世界…。そんな世界に行くのが怖かった。そして、どうしようもなく嫌だった。
そんな世界に行って、まどかの事を忘れた私がのうのうと生きている事を少しでも想像したら吐き気がした。そして、そんな自分を見て寒気がした。何故か悔しさが心の中から込み上げてきた。
これは唯の傲慢、我侭、そんなこと分かってる。
でも、このまままどかに任せていたら今までと変わらない気がした。いや…多分今でも変わっていない、私はあの時の弱い自分のままだと思う。
私は、今まであの人のために何度も歴史繰り返してきた…と思っていた。でも、それは違うという事に今回気づかされた。
今回はまどかの思うとおり、まどかの中での最高のエンドを迎えられる…そんな終わり方だった。
でも、私はそれを拒んだ。まどかの選択を無かった事にした。
私は…まどかのためにとか言っておきながら…結局は自分のために、自分が一番幸せなラストにしたかっただけだったのだと思い知る事になった。
その勝手な傲慢で、まどか達は何度も同じ時間を生き続けている…一定以上の未来に行けず、同じ時間をぐるぐる廻り続けているだけ。
始めはまどかのあの言葉を、約束を果たすために動いていたのかもしれない。
でも、私はいつの間にか自分の都合のいい最後を…ストーリーを押し付けていただけなのかもしれない。
それが、結果的に自分の首を絞め続けていることになっていることも知らずに。
でも、それでも…私は進まなければ行けない。立ち止まっては行けない。まどかが一度はくれた、私をこのループから抜け出すチャンスを捨てた私は立ち止まってはならない。
私がこれからすべき事…それは、自分の傲慢、我侭を貫く。そうしなければ、まどかに申し訳がたたない。それに何より私が満足しないだろう。
そう、私は進まなくてはならない。
愛しいたった一人の友達と、ずっと一緒にいられる世界に行けるまで。
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ほむら「……そろそろ、行動を開始しなくちゃね」
白い天井。何度も見た、私の始まりの場所。
ほむら「やっぱり病院スタートは慣れないわね……」
ほむら「転校する日まで、少し時間がある……」
そう、目覚めてから2日間…私はこの病院で過ごす事になる。今まではただジッと待つか、ここら一帯の魔法少女の動向やキュゥべえの動向を探ることをしていた。
しかし、もうそんなことをしても今は意味はないだろう。何も考えずにやったとしてもただ無駄に時間を浪費するだけだ。
今までの結果から私だけでは、ワルプルギスの夜を討つことはおそらく不可能だろう。
しかし、絶対ではないはず…そんなものがあれば私はとっくに心が折れているだろうし…。まぁ、絶対はないとは100%は言えないのだけど。
ほむら「…そうね、まずこれからどうするか、考えてみようかしら」
まず、ワルプルギスの夜は回避は出来ない。奴は必ず討たなくては何も解決はしないだろう。
でも私だけではワルプルギスの夜を討つ事はかなり…いや、ほぼ不可能。すなわち助力が必要という事になる。
それにワルプルギスの夜は、まどかの力がなければ突破は出来ないのかというところは重要な部分だと思う。今までは私はまどかに魔法少女にさせないようにしてきた。それはまどかが最悪の魔女にさせないため、それに私だけでも討てると思っていたからだ。
しかし、結果は惨敗だった。ダメージを与えるどころか一方的にやられてしまった。
仮にまどかの力無しでは突破不可であれば、もう最初の約束はもう果たせない。それに、奴を倒さずに回避する方法も検討もつかない。そうなれば、もう為す術は無いだろう。
それに問題はまだある。私がまどかに執着する事で因果律が収束して、まどかの力が増幅しすぎているということ…このまま無意味にこれからもループし続ければ、いつかまどかは力をオーバーヒートしてしまうことだろう。
そう、前回までのようにループできるからと安易に行動がもう出来ない。もし、まどかが暴走してしまったら誰も止められないだろうし、私は……いえ、考えるのは止めましょう…させなければいいだけ。
しかし、もしまどかの力無しでもワルプルギスの夜が突破可能だった場合…それが一番手っ取り早い私の望む世界になれると思う。
そのためには、まどかに契約させず…かつ全ての魔法少女を死なせず、奴に挑む状況を作り出さなければいけない。
その中で重要な人物は、巴マミ、美樹さやか、佐倉杏子だろう。
彼女達は魔法少女の中でまどかと繋がりが深く、私とも繋がりが深い。最低限彼女達だけは生かさなければならない。
それに、まどかの反応なども多種多様だった。
状況が変われば、まどかの反応や価値観、認識なども大きく変わっていた。そこもうまくやりくりしないといけない。
しかし、それでもワルプルギスの夜は恐らく倒すのは困難だろう。
そもそも今までまどかが魔法少女になってワルプルギスの夜に挑んでも、倒す事が出来たのは限りなく少ない。まどかの力はかなり強力、それでも勝てないのにそれが無くなったら勝てるのなんてほぼ無理。
しかし、そこにはある意味勝算が無いわけでもない。前回まどかはいともたやすく奴を倒した。
そう…因果律を収束するたびにまどかは強くなった、だから倒す事が出来たのだ。
これから私は今までみたいにまどかだけでなく、他の魔法少女にも気を使う事になる。つまり、まどかに対して因果律は大して収束する事は無くなり、他の魔法少女に収束されることになるはず。
そうすれば、まどかの力はオーバーヒートすることもなく他の魔法少女は力を増すことになる…はず。
まぁ、これは私の考えであって絶対的だとはいえない……それでも、私の考えうる一番現実的な策はこれしかない、やるしかない。
この作戦の欠点があるとすれば、それは周回前提であること…これからよりももっと難しいことを永遠と続ける事になる。私の心が持つかどうか、情けないけどわからない。
それに、この作戦を成功させるためには彼女達が関わる大きな出来事に干渉しなくてはならないこと。
その大きな出来事の結果を変えることによりそこが分岐点となり、新たな選択が増える。
例えば、巴マミの死亡回避。美樹さやかの魔女化阻止。
恐らく何とかやりくりすればこの二つは結構簡単にクリア出来ると思う。…しかし、問題はそこからなのだ。
そもそも佐倉杏子が此処に来る条件は巴マミが死んだことによって出来た穴の埋め合わせだ。よって、巴マミが生き残れば佐倉杏子はこの場所に来る事は無くなる。つまり、私達との接点が一切消えてしまう。
そうなれば計画は成功できない。どうにかして、佐倉杏子をこの場所におびき寄せる方法を考えなくてはならない。
それに、巴マミの死によって及ぼされる影響はそれだけではない。
巴マミと鹿目まどか、美樹さやかはどうも統計的に一緒に行動する確立が高い、よってここを回避する事は難しいだろう。さらに巴マミは私に警戒心を持っている。それにより他の2人も私に警戒してしまう。
そして、巴マミが死ななかった場合…まどかは魔法少女がどういう役割を持ち、そしてその危険性がどういうものかを知る事が出来なくなる。よってまどかが魔法少女になってしまう確率が高くなってしまう。
それにその状態で美樹さやかが魔法少女になった場合、まどかの魔法少女阻止はもう絶望的になる。これをどうにかしなくてはならない。
それにこれでは結局はまどかに執拗に執着してしまっている。これではまどかがオーバーヒートを起こしてしまうかもしれない。
ほむら「……八方塞がりじゃない」
ほむら「いえ、私はそういう道を自分で選んだのよ…これくらい分かっていたことじゃない。弱気になるな、暁美ほむら!」
ほむら「よく考えるのよ…どこかに突破口があるかもしれない……」
こうして、眠れぬ夜が2日間続いた。
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ほむら「……結局、大していい案は思いつかなかったわ…」
ほむら「私だけでは駄目なのかもしれない…やっぱり、他の人の意見もあれば……まどか………」
ほむら「ああ、もう学校に行かなくちゃ……」
ほむら「……そうね」
学校まで行ってる時間、この2日間で考えた事をまとめてみましょう。
まず鹿目まどか、美樹さやか、巴マミと知り合いになっておくこと。そして鹿目まどかと美樹さやかには私の警戒を解いておく。
次に巴マミと共同戦線を結ぶ、そして巴マミに全ては語らずになんらかの意見をもらえるようになるまで信頼関係をよくしておく。
そして、巴マミの死亡フラグの回避。とりあえずここまでクリアしましょう。
この作戦は駄目かもしれないけど、今の情報ではこれが私の考えうる精一杯の策…これに頼るしかない。
ほむら「さて、頑張りましょう。まどかのためにも、私のためにも」
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先生「転校生の暁美ほむらさんです。彼女は最近まで入院していたので皆さんもそれを考慮して接してあげてくださいね」
ほむら「暁美ほむらです、これからよろしく」
先生「では暁美さん、あそこの席に座ってください」
ほむら「はい」
さやか「うわー、キレイな人だねー」
まどか「うん…なんかすごいね」
さやか「なんかオーラ漂ってない?なんか別次元の人みたいな感じ」
まどか「うん、そうだね…私達とは縁がなさそう」
さやか「あはは、そうかもねー」
ほむら「……」
今日はとりあえず、まどかと美樹さやかと接点を持つ事……巴マミはその後になんとかなるはずよ。
さてホームルームが終わったわ……さっそく行動に移しましょう。
ほむら「鹿目まどか」
まどか「え……?」
う……いけないわ……これではまどかが困惑してしまう、もう少し優しくしなくちゃ。」
ほむら「鹿目まどか……さんよね」
まどか「えっ…う…うん…。そうだけど……」
ほむら「保険委員だったわよね、保健室の場所を教えてほしいのだけど」
まどか「あっ!そっか、そうだよね!うん、いいよっ!行こう暁美さん」
ほむら「ええ、ありがとう。鹿目さん」
まどか「うん!」
……ファーストコンタクトはいい感じ……よね?今までよりかなり優しくしたつもりだけど…大丈夫よね。
まどか「ねえ暁美さん」
ほむら「何かしら」
まどか「暁美さんって前は何処の学校に行ってたの?」
ほむら「そうね、ちょっと遠いけど○×中学校よ」
まどか「へぇ、そうなんだ。うーん、でも私知らないや…ごめんね」
ほむら「いいえ、小さい学校だったから知らなくても全然おかしくはないわ」
まどか「そ…そっか、えへへ」
ほむら「……」
まどか「……」
うぐ……会話が続かない…。一体どうすれば、何か好きな食べ物とか聞いたらいいのかしら…?でも、そんなの小学生じゃあるまいし……あああ!!こんなことも思いつかないなんて…これだから根暗眼鏡なのよ!私のバカ!!
まどか「あ、着いたよ!ここが保健室」
ほむら「あ……そう」
まどか「これでいい?暁美さん」
ほむら「え…ええ、ありがとう。鹿目さん」
まどか「ううん、いいよ。じゃ、困った事があったら何でも聞いてね」
ほむら「ぁ……」
ああ……まどかが行っちゃう……なんか言わなきゃ…何か……。
ほむら「……あ…の」
まどか「ん?何か言った?暁美さん」
ほむら「ぇ…えっと…その」
まどか「?」
ほむら「……えっと…ごめんなさい、何でも……ない…わ」
まどか「? そっか、じゃあまた教室でね」タッタッタ
ほむら「……」
……ホントに愚図ね、私…。まどかに冷たく当たるのはあんなに簡単に出来るのに、いざ普通に接しようとしたらコレか……。この馬鹿根暗眼鏡。
外見だけ取り繕っても中身がこれじゃ意味ないわね……こういうところは美樹さやかが羨ましいわ。……ってそれじゃあ駄目でしょうが…私も何とか仲良くならないと…。
あと、何か話題も探さなくっちゃ…このままじゃロクに話もままならないもの…。……とりあえず教室に戻りましょうか。
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さやか「まどかー!あんたさっきさ転校生と一緒にいたじゃんか」
まどか「う…うん」
さやか「どんな感じだった?」
まどか「うーん、何か思ったよりも話やすい人だったよ」
さやか「え?マジで!?そっかー!じゃあ今日お昼さそっちゃったりする?」
まどか「暁美さんがよければいいと思うよ…あっ…」
さやか「おっけーおっけー!じゃあ後で誘ってみるよ!!」
先生「……美樹さん、話をするならせめてもっと小声でしてくれないかしら…?」
さやか「げ…やば」
先生「美樹さん?気をつけてね…?」
さやか「はい、スミマセン」
アハハッハハ モーミキサンッタラー
さやか「あはは、みんなゴメンねー」
ほむら「……」
……相変わらず授業中でもよくあんな大声でしゃべれるわね…でも、さっきのやり取りまどかには好感触みたいだったみたいね、やったわ。
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先生「では、これで終わります」
よし、これで昼休みね。さっきまで色々クラスの人に囲まれちゃってたけど…
さやか「暁美さーん」
ほむら「あら、何かしら美樹さん」
さやか「今日お昼一緒に食べない?ほら、あの子と一緒にさ」
まどか「えへへ…」
ほむら「……ええ、構わないわ。一緒に食べましょう」
さやか「おー!そうこなくっちゃねー!!じゃあさっそく食堂行こう!」
ほむら「ええ、分かったわ」
よしっ…いい感じね。この調子でもっと接点を増やしていきましょう。
さやか「ごっはん!ごっはん!らんらんるー♪」
まどか「暁美さん、ゴメンね?さやかちゃん、元気だけど少し…ほら、暁美さんビックリしちゃったりしたよね」
ほむら「いいえ、元気なのはいいことだと思うし大丈夫。心配してくれてありがとう、鹿目さん」
まどか「えっ…そうかな、えへへ」
ほむら「でも…まぁたしかにちょっとビックリしちゃったけど」
まどか「あはは、そうだね」
さやか「おー?二人してなんか楽しそうじゃ~ん!私も混ぜろー!」
まどか「きゃあ!もーさやかちゃんったら!廊下で抱きついたら他の人の迷惑になっちゃうよー」
ほむら「うふふ、ホントにね」
さやか「あははは」
いい感じね…やっぱり、美樹さやかがいると勝手に色々と構ってくれて助かるわ。私だけじゃまた黙ってしまうだろうし…。
マミ「あら、鹿目さんに美樹さん…それに…誰かしら?」
さやか「あ!マミさんこんにちはー!!」
まどか「マミさんこんにちは」
!?……巴マミ……まさかこんなに早く会うなんて!!えっとどうしましょうか…自己紹介よねとりあえず。
ほむら「あ…あの
さやか「マミさーん!!この子はね今日転校してきた暁美ほむらさん!!今、案内がてら食堂でご飯食べようとしてたんですよー!!」
ほむら「あ、暁美ほむらです。よろしく…マミさん」
マミ「ふふ…ええ、よろしく。暁美さん」
まどか「とか言ってさやかちゃんはご飯食べたいだけでしょ?」
さやか「むー!まどか言ったなぁ!!そんなやつにはぁー…こうだ!!」
まどか「ひっ!あひっあはははは!!さやかちゃ…!くすぐりは反則だよ!あはははは!!」
さやか「うりうりうりー!」
まどか「もー!やめてってばぁー!」
マミ「うふふ、相変わらず仲良しね」
ほむら「……そうね、こういうことが出来る人が要るのは羨ましいわ」
マミ「あら?じゃあ私がしてあげましょうか?」
ほむら「え……いや、別にやらなくていいわ」
マミ「あらそう?遠慮しなくてもいいのに」
さやか「あ!マミさんも一緒にどうです?それとももう予約済み?」
マミ「いいえ、ご一緒していいかしら」
まどか「もっ勿論ですよ!暁美さんもいいよね?」
ほむら「ええ、構わないわ」
さやか「よっし!じゃあさっそくレッツゴー!」
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さやか「えー!?病院暮らし!?じゃー私と会った事あるかも!!私も結構お見舞いに行ってるんだよねー!」
ほむら「多分、違う病院だと思うわ」
さやか「それもそっかー!!あっはっは!!」
まどか「もーさやかちゃん!ご飯食べてるときぐらいもう少し静かにしようよ」
マミ「相変わらず美樹さんは元気ね」
さやか「まー!それが取り得の一つでもありますしね!」
ほむら「そうみたいね」
どうやら、巴マミともうまくいってるみたいね……まぁ、なんとかなりそうね。
まどか「暁美さんってキレイだよね」
ほむら「え!?そっそうかしら……」
いっいきなり何を言い出すのかしらこの子は…。
さやか「あ!やっぱりそうだよねー!私もそんだけキレイなら恭介だって…」
マミ「たしかに、憧れるわ」
ほむら「ちゃ、茶化さないでちょうだい」
まどか「そんなことないよー!えへへ、暁美さんって意外と面白いね」
ほむら「そっそう…?」
まどか「うん!これからもよろしくね!」
ほむら「ええ、こちらこそよろしく。鹿目さん」
さやか「あー!まどかだけずるいぞー!!転校生!!私とも仲良くしろー!!」
ほむら「少し落ち着きを持てるなら考えるわ」
さやか「うっ……」
まどか「あはは、さやかちゃん。これからは少し落ち着かなきゃね」
マミ「そうね、少し女の子らしくしましょうね」
さやか「ま、マミさんまで…よってたかって私をいじめるなぁ!」
まどか「暁美さん、明日も一緒にお昼食べようね」
ほむら「え…いいのかしら?私と一緒で」
まどか「勿論だよ!!じゃあ明日も一緒にね」
マミ「あら、私は入れてくれないの?」
まどか「勿論いいですよ!マミさんもっ」
さやか「うー!!無視するなぁ!!私も混ぜろぉ~!」
ほむら「……ふぅ」
初日にしてはすごい成果じゃないかしら…。とりあえず二人の警戒は解けたようだし……。巴マミのほうはまだ少し私を警戒していたみたいだったけれど、この調子にもっともっと接点を増やしていけばそれもいずれ消えるはず…。
でも、問題はこれからね。どうも、巴マミは一緒に戦う仲間がほしい傾向があるみたいだったし……魔女が出現したときには、警告ではなくあくまで巴マミを立たせるように協力をしていけば…まどかを魔法少女に誘わなくなるわよね……多分。
まぁ、それでも魔女が出てこなければ話にならないし…とりあえず現状はこのままの調子でいってみましょう。
……まどかとあんな風に話すのも久しぶりで楽しかったし…ね。
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まどか「ほむらちゃん!また明日ね!」
ほむら「ええ、また明日まどか」
あれから1週間、私はまどかと名前で呼び合うくらいの仲になった。初めいきなり名前で呼んでもいいかって聞かれた時はビックリしたけど嬉しかったわ……。
それと巴マミともお昼を共にしたり、美樹さやかともまどかと一緒に談笑をしたりした。
ここまで、結構順調に進んでいる……でも。
ほむら「……さて、そろそろ…ね」
そう、今日はあの魔女…巴マミを殺す魔女が出現する日……。
巴マミはもう既にまどかと美樹さやかに何度か自分の戦っている姿を見せているはず……、多分今回もあの二人は付いて来るだろう。
それに巴マミには私が魔法少女であることは既に言ってある。私と協力してくれると約束もしてくれた。
でも、まどか達にはまだ私が魔法少女だという事は伝えていない…。だから今日、まどか達に初めて私の魔法少女の姿を見せる事になるだろう。
そして、ここからが重要な分岐点になる……。巴マミは実力はかなり高い、あれは有頂天になった巴マミのミスから起きた死だ。アレをなんとかフォローすれば死ぬ事はないはず…。でも、慎重にいくことに損はないわ。
ほむら「……時間ね。……万が一の事もあるし、先回りしておきましょう」
まどか「マミさん…すごい」
マミ「私には!仲間がいる!!もう何も……怖くない!!!!」
……今のところ巴マミは優勢……、でも、そんなことはいつものこと。問題は最後の一瞬の隙……そこをフォローする!
マミ「これで終わりよ!!ティロ・フィナーレ!!!!」
まどか「マミさんすごい!!」
マミ「ええ、もう何が来ても私は負けないわ……」
まどか「うん!…っ!?マミさん!危ない!!!」
マミ「………え?」
シャルロッテ「あーん」グパァ
今!!時間停止!!!!
…よし、そしてこいつの口に手榴弾を食わせてやって……巴マミを少し違う位置に移動させれば……
シャルロッテ「むぐ」バクッ
シャルロッテ「?」モグモグ
シャルロッテ「!!!」ボカァァァァン
マミ「なっ何!?」
ほむら「危なかったわね、巴マミ」
まどか「ほっほむらちゃん!?どうしてっ!!」
マミ「……暁美さん。……助かったわ」
ほむら「お礼はまだいいわ、まだあいつは死んでない。二人で蹴りをつけるわよ!!」
マミ「……ええ、そうね!!」
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ほむら「今よ!!巴マミ!!」
マミ「ええ、今度こそ!!ティロ・フィナーレ!!!」
ドカァァァアァアアン
マミ「……今度こそ、倒せたみたいね……」
ほむら「ええ、そうね……」
まどか「マミさん!!ほむらちゃん!!」
ほむら「まどか……」
まどか「ほむらちゃん……魔法少女だったんだね。…私知らなかった」
ほむら「…今まで黙っててゴメンなさい……。でも、これには理由があるの」
マミ「…そのことは後で話しましょう。ここは美樹さんを途中で回収して、一端外に出ましょ?」
ほむら「……そうね。まどかもそれでいいわよね?」
まどか「う…うん」
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さやか「ええええええええええええ!!!!!!!!!!!あっ暁美さんも魔法少女だったの!!!???」
まどか「こっ声が大きいよ!!さやかちゃん…」
さやか「あっ…ご、ごめん」
ほむら「二人ともゴメンなさい、今まで黙ってて」
さやか「もー!ホントだよ!!もっと早く言ってくれればよかったのにさぁ」
マミ「まぁ、私は知っていたけどね」
まどか「でも、どうして?今まで何で言ってくれなかったの……?」
ほむら「……詳しい事はまだ言えないのだけど──」
私は三人に必要な情報をここで与える事にした。まず、まどかは魔法少女になってはいけないという部分…。一応理由はぼかしておいたけど、まどかはそれでも何とか納得してくれたみたいだ。
それとワルプルギスの夜の事、これは魔法少女が力を合わせないと勝てない相手だという事を巴マミに再認識させることと他の二人にとても危険な事ということを知らしめておきたかった。
ほむら「──というわけ、これで分かってもらえたかしら」
まどか「……うん」
さやか「う……なんか、やばそうなんだね」
マミ「そのとおりね」
ほむら「だから、安易に手伝いたいからとかそういう気持ちで魔法少女になるのは止めなさい。後で必ず後悔する事になるわ」
さやか「ひえー…おそろっしいなぁ」
まどか「……」
ほむら「……ごめんね、でも本当にここだけははっきりさせておきたかったから」
マミ「うーん、今日はとりあえず家に帰りなさいな。心を整理する時間も必要のはずよ」
まどか「はい…そうします」
さやか「そーだね、時間ももういいころだし」
ほむら「…そうね、じゃあ先に失礼するわ」
私はそう言い放って席を後にした。──まどかのあの複雑な表情を胸に刻んで…。
あああ、20万点しかいかないいい
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こうして巴マミは生き残り、かつまどかに魔法少女のリスクを教えることが出来た。美樹さやかは今後の展開が前回の通りなら魔法少女にならざるをえないだろうし、うまくいっているといえるだろう。
……少々うまく行き過ぎているような気がしないでもないけど。
時間が経てば、美樹さやかは自分を自ら壊し始めるだろう…今度はコレを阻止しなければ美樹さやかは魔女に変貌してしまう。コレをなんとかするには、美樹さやかの思い人である上条恭介とそのライバルである志筑仁美をどうにかしなくてはならない。
……とはいえ、恋愛沙汰などまったく縁の無かった私にはどうすればいいのか全然見当もつかない。
そもそも人間ではなくなってしまったと自分を卑下する美樹さやかと上条恭介をくっ付ける方法が分からない……。それに上条恭介のほうは美樹さやかのことをどう思っているのかも分からないし……。
志筑仁美とは少し話した事があるくらいで、全然接点が無い…。どういう人物なのかもあまり分かってはいないのよね……。しかも私、何故かあの子とそりが合わないというか……ぶっちゃけてしまえば嫌い、何故かは分からないのだけど。
それに問題点がまだある……。それは、佐倉杏子の件だ。どうにかして、佐倉杏子と美樹さやかを引き合わせなくてはならない。
そうね……とりあえず、佐倉杏子にコンタクトをとってみましょう……。前の世界では何故か佐倉杏子はワルプルギスの夜について少し知識があるみたいだったし、交渉すればなんとかなるかもしれない。
ほむら「キュゥべえ」
QB「なんだい?暁美ほむら…。それにしても珍しいね、君が僕を呼び出すなんて。いつもは僕を無意味に葬るくせにさ」
ほむら「……」
相変わらずムカつく態度ね…。でも、こいつを通して佐倉杏子の場所を割らなくてはいけないし…、仕方ないわね。
ほむら「……やってほしいことがあるのだけど」
QB「…なんだい?」
ほむら「佐倉杏子という魔法少女を知っているわね?」
QB「ああ、彼女かい?一体彼女がどうかしたのかい?」
ほむら「彼女の場所を教えてくれないかしら」
QB「? まあ別にかまわないけど、一体何をするんだい?」
ほむら「……少し話をするだけよ」
QB「……そうかい、分かったよ。ついてくるといい」ヒュン
ほむら「………」
ほむら「………随分と遠いのね」
QB「そりゃあね、彼女はここの管轄じゃあないしね。少し遠くなのは勘弁してよ」
それもそうか…この世界では巴マミは生きているもの…、ここに彼女が来る理由がないものね。
QB「着いたよ、ここが彼女のアジトさ」
ほむら「……随分と古い教会ね……。廃教会かしら」
QB「そこらへんは知らないよ。でも、間違いなくここに彼女はいるよ。じゃあ僕はもうここで退散するよ」
ほむら「ええ、もういいわ」
QB「……君が何を考えているのか、君が何者なのかはよく分からないけど…。君は…君のしようとしてることは僕には全然わからないよ」
ほむら「………分かる必要もないし、分からなくて結構よ。もう消えなさい」
QB「……まったく君の考えている事は本当に予測できないね」ヒュン
ほむら「………」
別に知る必要なんてないわ……。私はお前の思惑も全て知っている、精々、私はお前を有効活用する……それだけよ。
そう心の中で私は言い、重い古びた扉を開いた。
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杏子「一体何者だ、こんなところに来る好き者は」
ほむら「随分なご挨拶ね、別に貴女と戦いに来たわけではないわ。そんなに構えなくていいわよ」
杏子「てめぇ…キュゥべえと一緒にいたよな。つーことはアンタもあたしと同業ってわけだ。警戒するに越した事はねーよ」
ほむら「ええ、そうね……。なら、そのままでもいいわ。今日は貴女と交渉を……いえ、お願いをしにきたのよ」
杏子「はぁ?教会だけにお祈りがてらお願いを叶えて下さいってか?悪いがあたしは聖母でも神父でもねえ、ただの愚か者さ。だからそんなこと知ったこっちゃねーな」
ほむら「……」
…う、思ったより話しづらいわねこの子……、どうしよう。…でも、ここで付け上がったら駄目なタイプの子のはず……。ここは下手にでましょう。
ほむら「そう言わずに話だけでも聞いてくれないかしら」
杏子「………まぁ、話だけなら聞いてやんなくもねーよ。ただし、話を聞くのとてめーを信用するのとは違ぇからな、そこらへんは勘違いすんな」
ほむら「……それでもいいわ」
……とりあえず、話を聞いてもらえるみたいね。さて、何から話しましょうか。
ほむら「まず、これからのことについて───」
ほむら「───ということなの、だから…
杏子「協力しろってか?」
ほむら「……そ、そうよ」
杏子「はー…つまり、ワルプルギスの夜に挑むには複数の魔法少女の力が必要で……そのためには美樹さやか?だったか、そいつを仲間に引き入れることが必要。でもそのためにはアタシの協力が必要不可欠で?
うまくいったら皆で仲良くワルプルギスの夜を討ちましょー…ってそんなところか?」
ほむら「それで、大体合ってるわ」
杏子「ふーん、いいぜ、協力してやるよ」
杏子「………なんて言うと思ったのか?」
ほむら「……え」
杏子「……はっ!!ふっざけんな!!!舐めんのも大概にしろ!!そんなことして、アタシになんの利益があんだよ!グリーフシードをくれるってか?ふざけんな!そんなもん今まで一人でやってきたんだよ!」
杏子「それに、何でそんなことてめーが知ってんだよ!そもそも怪しいんだよお前、…そんなことで私が釣れるとでも思ったのか?……なら残念だったな、さっさと他あたりな」
ほむら「そっそれじゃ駄目なのよ!!貴女じゃなきゃ!!」
杏子「だーかーら!!てめーと協力するくらいだったら一人で狩ってた方がマシだって言ってんだよ!!これ以上訳わかんねーことほざくんならぶっ殺すぞ!!」
ほむら「でっでも……」
杏子「早くアタシの前から消えな、暁美ほむら。アタシが武器を出さないうちにな」
ほむら「……それでもっ!!」
ガシャン
杏子「アタシはさっさと失せろっつったんだ。三度はねえ……」
ほむら「…………」
ほむら「うっ…何で……」
私はあの後大人しく教会を後にした……。佐倉杏子の説得は失敗……、これから先のことを考えると頭が痛くなる。
どうやら佐倉杏子は私が思ってたよりも自分のポリシーを持って、魔法少女の仕事をやっていたのだ。もう、佐倉杏子の協力を仰ぐのは難しいだろう……。
今に思えば、あんな佐倉杏子にあそこまで執着させた美樹さやかはそうとうのポテンシャルを持っていたのだろう…、……私なんかとは違って。
ほむら「……これからどうすればいいの。────まどか」
私は己の弱さ、脆さを噛み締めながら暗闇に向かって呟いた───。
────────────────────────────────
ほむら「はぁ……」
私は放課後一人で公園で黄昏ていた。これからの行動を家で考えていたが、どうも恋愛沙汰はどうすればいいのか分からない。仕方ないので、息抜きがてら近くの公園に来たのだ。
でも、これからどうすれば……最近美樹さやかの様子がおかしいのはたしかなのだけど……。
まどか「ほっほむらちゃん!!」
ほむら「え…?」
ここで聞こえるはずもない声を聞いた私は、声がした方向に反射的に顔を向けた。
ほむら「まどか……何故ここに……?」
まどか「ほっほむらちゃん!!さやかちゃんが!!さやかちゃんが大変なの!!」
ほむら「え…」
まどか「さやかちゃんが魔法少女になっちゃって!それでおかしくなって!!」
まどかは慌てた様子で状況を言っているけどイマイチ要領をつかめない……。ただ、嫌な方向に事が進んでいるのは目に見えて確かだけど。
ほむら「落ち着いてまどか……一体何があったの?」
まどか「あっ…あのね、さやかちゃんがね───」
まどかの話を聞いた後私は走っていた……あの廃教会に向かって。
ほむら「早い!いくらなんでも早すぎる!!!」
何故だかわからないが、普段よりも早く美樹さやかは魔法少女になり、そしてもう精神がおかしくなっていたということ。
今は巴マミが説得をおこなっているらしい。
ほむら「ク……間に合って!!」
ほむら「ッ!?」
マミ「」
オクタヴィア「ゥガァァァアアアアア!!!!!!」
教会の光景は最悪の状況だった。そう、見るも無残な光景…私の今までの苦労が全て消え去っていた。
ほむら「……なんてこと………」
私は傍観していた、その最悪の状況を。
美樹さやかは魔女に変貌していて、巴マミはその魔女に殺されていた。
オクタヴィア「ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」
廃教会に美樹さやかの成れの果てが悲痛な叫びだけが、ただ響いていた───
計画は失敗。もう、駄目だ…そう思っていたその時。
杏子「なんなんだよ!!コレは!!!」
ほむら「……あなたは」
佐倉杏子がいた。
杏子「なんなんだよ畜生!!てめえがここに連れて来たのか!!コイツをよ!!!」
ほむら「………」
私は何も答えられなかった。いや、答えたくなかった。怖かった、何をしゃべっても彼女は恐らく私に怒るだろう。何故かそれが怖かった。
杏子「ッチ!だんまりかよ!!くそっ!!魔女がぁ!!ここはアタシの大切な場所なんだ!!!さっさと消えろぉぉおおおお!!!」
オクタヴィア「ガァァアァァァアアアアアア!!!!!」
杏子「ちくしょおおおおおおお!!!!早く消えろ消えろ消えろ!!!!」
魔女と佐倉杏子の力は互角のようだった。…いや、体力がある分魔女のほうが優勢だといえた。
でも、私は見ていることしか出来なかった。ただ……ただ見ているだけ…。加勢すればいいものをそれをせずに。
杏子「っくそ……何なんだよコイツ…」
あれから30分ほど過ぎた時、佐倉杏子は見るからに弱っていた。しかし、魔女のほうはダメージがそこまで無いようにみえる。
オクタヴィア「ガァアアアアアアアアアアアア!!!!」
杏子「うわっ!!……がぁっ!!」
杏子「くそ…くそ…!!」
オクタヴィア「ギャアアアアアアアアアアアアア!!!!」
杏子「何だよさっきからコイツ…!!………泣き叫んでるような悲しいような声だしてんだよ……何なんだよ……意味わかんねえよ……」
オクタヴィア「ァァァァアアアアァァア………」
杏子「何だよお前……悲しいのか?………捨てられた…のか?」
……? さっきから彼女は何を言ってるのかしら……。魔女に気持ちなんてあるわけないのに。
あ、日付変わってた。一応1です
杏子「……そうか、そうなのか。分かったよ……お前、寂しいんだろ。……そうだよな、一人ぼっちは寂しいもんな……」
オクタヴィア「ァァァ……」
杏子「チェッ……分かったよ…、だからさ、もう…そう悲しい声出すなよ。……私も一緒にいってやるよ、お前のところに」
ほむら「!? 貴女!!何を!?」
杏子「ああ、暁美…だったか?なんかよ、アタシこいつを連れて行くことにしたからさ…後は頼むよ」
ほむら「貴女……」
杏子「さて、いこうか…。もう、休もうぜ……悲しい魔女さんよ」
オクタヴィア「ァァァァアアアアア!!!!」
教会には巴マミの死体と私だけが残った…。後はもう、何も残ってはいなかった。…そう、何も。
────────────────────────────────
あの後私は巴マミの死体を処理し、まどかに状況を伝えた。
まどかは泣きながら私から走りさり、私はそれを見ることしか出来なかった。
結局一夜にして、魔法少女は三人も消え去った。…もう、コレで今回はワルプルギスの夜を倒す事はできなくなってしまった。
そう、佐倉杏子がいなかった影響で美樹さやかの精神疾患は随分と早くなっていたようだ。佐倉杏子が及ぼす美樹さやかへの影響はそれほど高かったことになる。
こうして、ここの魔法少女は私一人だけになってしまった。もう、何もする気も起きない…、後は時を待ち時間が来れば時間を戻すだけだ。
ほむら「……まったく駄目だったわね…所詮は中学生の考えた戯言ってことなのかな…」
……弱音を吐かずにはいられなかった。
────────────────────────────────
ワルプルギスの夜が来る日、私はまどかを呼び出した。
私はどうせ時間を戻すなら…と邪な考えが頭を過ぎったからだ。……我ながら、最低なことをしている…そう、分かっていても止められなかった。
ほむら「まどか…来てくれたのね」
まどか「ほむらちゃん…」
まどかは見るからにやつれていた。それはそうだろう、一日にして尊敬する先輩と親友を無くしたのだから…。私の失態の所為で。
そんなまどかをみた私は…、もう耐え切れなかった。……ただ顔を見ておきたかっただけだけど…もう、全部話してしまおうかしら。
ほむら「まどか、聞いて。信じられないかもしれないけど…それでもいいから」
まどか「……うん、いいよほむらちゃん…、話して……」
ほむら「信じられないかもしれないけど……私未来から来たんだよ──」
コレをまどかに伝えたのは2回目、同じような場面ではあったわね……絶望的な状況という意味で。
それから私は全て包み隠さずまどかに話した。……いえ、吐き出したといったほうが正確ね。
まどか「……そうだったんだ、つらかったね。寂しかったよね」
ほむら「うっ…まどかぁ……寂しかった……辛かったよぉ……」
まどか「ほむらちゃんは頑張ったんだね……」
ほむら「でも…まどかのチャンス……無下にして……」
まどか「仕方ないよ、ほむらちゃんが嫌だったんだもん……。それは私の勝手だったみたいだし」
ほむら「ううう……」
まどか「……でも、これからも一人で戦い続けるの…?ほむらちゃん」
ほむら「…それしか……ないでしょ?……私しか記憶は引き継げないのだから」
まどか「………そうなのかな」
ほむら「…え?」
まどか「そうでもないかもしれないよ」
ほむら「どういう…こと?」
まどか「あのね、時間を戻して転校初日でほむらちゃんがさっき私に言ってくれた事を話してほしいんだ」
ほむら「……そんなことをしても、信じてくれるはずないわ」
まどか「……普通ならね」
ほむら「…?」
まどか「……その後にね、ほむらちゃんが未来から来た証明をしてくれれば…私は信じるんじゃないかな」
まどか「……今みたいにね」ニコッ
ほむら「まどか……信じてくれるの?」
まどか「もちろんだよ、ほむらちゃん。……私達友達でしょ?」
ほむら「……ありがとう、まどか…。……でも、証明って……どうやって?」
まどか「うふふ、ほむらちゃん。……これから私のとっておきの秘密を教えてあげる」
ほむら「……秘密?」
まどか「うん、秘密。……これ、未だに誰にも言った事ないんだ…。私しか知らないとっておきの秘密」
ほむら「まどか……」
まどか「だからね、コレを過去の私に言えば多分信じるよ。私馬鹿だからw」
ほむら「……まどか、じゃあ」
まどか「うん、これからは一人じゃなくて…二人で戦っていこ?…ね?」
ほむら「……ありがとうまどか……ありがとう」
まどか「……じゃあ、教えてあげるね。私のとっておきの秘密──」
────────────────────────────────
──────────────────────────
─────────────────────
こうして私はワルプルギスの夜を迎えた。まどかと一緒に。
QB「相変わらずすごいね。これを止めるのは至難の業だと思うよ、暁美ほむら」
ほむら「……そうね、私だけでは止めるのは無理ね」
QB「…おや?君からそんな言葉が出るとは思わなかったよ。どうしたんだい?」
ほむら「……心境の変化というやつよ」
QB「そうかい?じゃあまどか!アレを止めるためには僕と契約して
まどか「ごめんね、キュゥべえ。私…契約は出来ないよ」
QB「…でも、君の力が無くてはあの魔女は倒せないよ?あの魔女を放っておけば沢山の人間が犠牲になる。……君はそれでもいいのかい?」
まどか「……いいわけないよ。…いつか、止めて見せるよ」
────────────────────────────────
今回は起こす事の出来なかったフラグ、その所為で出来事の前倒しが起きてそれに対応し切れなかった。
そして、自分のメンタルの弱さがまさかここまでだったとは……もう少し何とかしなくちゃね。
それにどうも佐倉杏子は美樹さやかと何か通ずるものがあったのかもしれない…。普通なら何も知らない魔女と一緒に消えるなんてしないはず…、そこにも何かの因果があるのかもしれない。
何か全体的に不自然な事が起きている様な気がしない事も…ない。そこも調べてみる必要がありそうね。
あと不測の事態が起きたときに臨機応変に行動しなくちゃいけないわ…、美樹さやかが魔女になったときは情けないけど足が竦んで動けなかった。
その部分をもっとよく考えて…慎重に行動できるようにしましょう──
────────────────────────────────
──────────────────────────
─────────────────────
ほむら「……」
見慣れた白い天井。独特の匂い。
………嫌ね、病院スタートって…本当に慣れないわ。
…でも、今回は私一人じゃ…ないのよね。……まどか。
ほむら「……じゃあそろそろ、行動を始めましょう……貴女のために」
to be continued...
眠いからここで一端切ります
一応2周目も半分くらい書いてあるのでスレが残ってたら昼ごろ再開します
落ちてても気分しだいですが、また立てるかもしれません。
あ、別に他の人が書いてくれてもいいのよ?
まどか「実は私……レズなんだ!!」
ほむら「ほむっ!?」
それからワルプルギスの夜が来るまで、私たちの夜は終わらなかった。
>>138
期待
保守あげ
ほ
適当にオナるけど、保守代わりだから気にしないでね?
今まで何度挑んだかは、もう覚えてない。そのくらい、戦い続けている悪魔。
『ワルプルギスの夜』なんて、大層な名前を持っているだけあって、その強さは対峙度に絶望を覚えてしまう。
何度目のそれであろうと、残酷なまでの闇に包まれる。絶望が支配する、真っ暗な闇に。
もちろん、戦闘での勝利が一度も無かったわけではない。それでも、最終的な結果は……
個人で戦うには、勝率が絶望的過ぎる。二人、三人、四人いても大差は無く。
今の私が思うに、最低10人の魔法少女が必要だろうと思う。それを集めるのは、苦難であるのは知っているけれど。
鹿目まどか以外で、魔法少女を10人……いや、なんなら7人程度でも何とかする。
とにかく、仲間。奴を倒すためには、とにかく仲間が必要だった。
それを知っている今の私にできる事は――――そう、覚悟は出来ている。私は悪魔に魂を売るのを厭わない。
先生「――というわけで、転校生を紹介します!暁美さん、入ってきて~」
長い時間をかけて重ねた研究の結果、割り出した私なりの答え。
最も効率よく仲間を集められる、最良の選択。そして、チャンスは一度きり……
先生「彼女が、今日からあなた達の新しいクラスメイト。暁美ほm」
隙を突くのは常套手段。まだ心の準備が出来ていない級友達に、強襲をかける。
ほむら「みっなさ~ん!はじめましてー、見滝原中のnewエンジェル。その名も――」
この際、冷たい視線の類は無視する。最初にいかに大きなインパクトを与えられるか、それが友達をたくさん作るための秘訣だ。
経験上間違いない。私の行動は、一切間違ってなんかいない――はず。
ほむら「ほむにゃんで~す♪」ニャン♪
クラスの皆(うわぁ…………)
ほむら「ちゅーしれ」
まどか「ふぇっ!?」
ほむら「ちゅーしれ」
まどか「ほ、ほむらちゃん///」
ほむら「……あれ?みんな反応が薄いんじゃな~い?もっと元気出してよ!」ニャン♪
「…………」
気まずい…が、計画通りだ。『明らかに常識人じゃないぜ!』って印象を与える事に成功すれば、後にどんな空気の読めない行動をとっても「暁美ほむらだから」と言う理由で納得してもらえる。
つまり、どんな行動をとってもある程度は誰しもが許容できる!これは、友達を作る上で確実に有効な状態。
そして、友達を増やす事で町内の情報ネットワークを最大限まで広げることができる。
それはつまり、まどか以外の素質がある子を見つけやすくなる事を意味する。そうして発見した子を即契約させ、新たな戦力として迎え入れる……
先生「えっと……暁美さんの席はそこね。お願いだから、おとなしく座っててね?」
ほむら「はい♪」ニャン♪
素質ある子の探し方は簡単だ。キュウべえを連れ回して、見える子に契約を迫ればいい。
友好範囲が広まれば、触れ合う少女の人数も多くなり…自然と魔法少女のたまごと出会えるはずだ。
なんなら、戦闘特化の契約をするようにお願いしよう。そうすれば、一人の新人魔法少女でもいくらかの戦力になる。
ざわ……ざわ……
皆が落ち着きを取り戻して、改めて私の事を奇異の目で見てくる。私は彼ら彼女らに笑顔を返す。
このキャラを通す事さえ出来れば、今度こそワルプルギスの夜を相手に善戦できる。そのためなら私は、もうかつての私に戻れなくてもいい。
ほむほむ「うじゅじゅwwwww」
明日の朝まで残ってますように
女1「暁美さんって、前はどんな学校にいたの?(いろんな意味で)」
ほむら「いゃん、ほむにゃんかほむほむって呼んで下さいな♪」ニャン♪
女2「そういうキャラってモテる?今は彼氏いるの?」
ほむら「にゅー。ほむほむのとこにはまだ、王子様来てくれないんです~」ニャン…
女3「暁美さ…ううん、ほむほむって面白いね!私は優歌って言うんだ。よろしくね!」
ほむら「優歌さんって、素敵なお名前♪こちらこそよろしくですにゅ♪」ニャン♪
女4「私私、私は理奈って言うの!大崎理奈。早く覚えてね?」
ほむら「こちらこそ。暁美ほむら、暁美ほむらをどうぞよろしくですにゃ~!」キラッ☆
さやか「……こいつはビックリだね。何と言うか、美味し過ぎるぞ!あの転校生~!」ワキワキ
まどか「うーん、なんなんだろうね…上手く、仲良く出来ればいいんだけど…」
仁美「中々見かけないタイプと言いますか、口を開かなければ容姿は素敵な方だと思いますのに」
まどか「うん。暁美さん、結構美人だよね」
さやか「なにー、私のまどかが色気づいてきただと!?」ニヤニヤ
まどか「いや、そんなんじゃないけど」
――――――――
ほむら「(そろそろ頃合いか…)あー、ほむにゃんてば気分悪くなってきちゃったかも…保険係の人って誰だったかにゃ?」
女2「それなら確か鹿目さんだったけど、保健室?私達がついていこうか?」
ほむら「うにゃ、係の人がいるなら係の人にお願いするのです」
ほむら「えーっと…鹿目まどかさん、『まどまど』がいい?それとも『まどっち』?」
まどか「暁美さん…気分が悪いんだよね?大丈夫?」
ほむら「まどっちまどまどですなー」
さやか「何だよ転校生!私の嫁を攻略しにかかる気なのか~?挑戦なら受けて立っちゃうぞ!」イキイキツヤツヤ
ほむら「にゃにゃんと!?ほむにゃんは皆と仲良くしたいだけにゃーですの」ウルウル
仁美「なんだかさやかさん、楽しそうですわね…」
まどか「暁美さん、絶対元気だよね……」
ほむら「あ、そうでしたの。そういう事で、保健室まで鹿目さんをお借りしますですの」
ほむら「行ってきまーすなのでーすノシ」
まどか「えっと、とりあえず連れてってあげるね」
ほむら「はぐれないように、しっかり手を繋ぎましょうね♪」
まどか「それ、私の言うことじゃないかな…あはは」
彼女と二人きりになり、手を繋いで廊下を歩く。
繋いだ手は子供っぽく、ちょっと大きく前後に振ってみる。楽しくてしょうがない、そんなイメージで。
そんな私達の姿を見て、次々に視線がこちらに集まる。私はお構い無しの表情で通すが、まどかは頬に赤みが差していた。
ほむら「鹿目まどまどさん、もしかして私と一緒は嫌なの?」
まどか「う、ううん。そんなことは無いんだけど…」
ほむら「ほむーん、それなら別にいいほむけど」
保健室の扉が視界に入ったところで、私の方から手を放した。
本当は、もっと繋いでいたかったのだけど。
ほむら「ありがと、乙っちまどまどであります!」ビシッ
まどか「あはは、こっちこそ…なんか暁美さん見てたら、不思議な気持ちになっちゃうよ」
敬礼する私に、まどかが苦笑いしてみせる。
こんな出会いも新鮮だな、と、改めて感じた。
ほむら「暁美さん、は嫌にゃのですの。せめてほむらちゃんがいいのですの」プー
まどか「うん、わかった。ほむらちゃん……だね」
私は思いっきり笑ってみせる。まどかも、今度は自然な笑顔を作ってくれた。
ほむら「まどまどに…聞いて欲しい事があるです」
まどか「? なにかな、私でないと話せない事なの?」
ほむら「ですです」コクコク
ほむら「私は……ずっと一人で戦ってたです」
まどか「?」
ほむら「重い病気や、魔女さんと」
まどか「びょ、病気?」
ほむら「ん……辛い闘病生活、長い事学校なんて来てなかったですわ」
まどか「…………」
ほむら「いっつも、友達をたくさん作る事とか、たくさん仲良くする事とか、そんな事考えて……」
まどか「そうなんだ……」
ほむら「だから、明るく振舞うのってどうしたらいいかちょっとわかんなくて、たぶんおかしな方向にフルスロットルなんですぅ」
まどか「そっか……」
ほむら「だから、今は皆笑ってくれてるけど、もしかしたら私ヘンじゃないかなって。本当は嫌われてるんじゃないかって心配なんですぅ……」
まどか「そう……なんだね」
ほむら「そこで……最初に皆を見渡したとき、一番優しそうな子だったまどっち。そのまどっちにならお願いできるかなって」
まどか「なぁに、ほむらちゃん」
ほむら「私の、お友達になって欲しい。そして、私は皆と仲良くしたいから、誰かに嫌われちゃいそうな私がいたら、こっそり注意して欲しいのです」ペコリ
まどか「……うん、わかった。そのお願い、聞くよ。ほむらちゃん」
まどかの眩しい笑顔は、所々作り話を交えて話している私には辛いところもあった。
けれど、またまどかと仲良くできる事は、何よりも喜ばしかった。
これはほむほむじゃない
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内.
保守
駄目だ後は頼む寝る
お昼休み。たくさんの女子で構成されてる仲良しグループにお呼ばれされ、そのメンバーに混じって昼食を取る。
このグループはざっと10人くらいで、最初の休み時間に真っ先に声をかけてくれた子達は皆このグループだった。
ほむら「ここで暁美ほむらちゃんから、重大なお願い事がありま~す!」キリッ
女1~11「???」
ほむら「えーっとっと……みんなに、ほむほむのお友達になって欲しいです!!」キラキラ
女1~11「「「「いや~ん、ほむほむ可愛い~♪」」」」
上手い事友達の頭数を荒稼ぎして、私はクラスの空気に溶け込んでいった。
……いや、クラスの空気が私に溶け込んでいったと言うのか。
シリアスでも無くバカ話でも無くぶっ飛んだ話でもなく微妙な感じ
午後の授業では積極的に発言し、「できる子アピール」も欠かさない。
体育ではチートギリギリの身体能力で話題を掻っ攫い、運動系の子とも交流を深める。そうする事で、さらに友人の数は増えていく一方。
こうも上手くいくと怖いものだが、事の運び方よりも自分の猫かぶった姿が一番怖かったのは、どうなのだろう……
ほむら「まどっちまどまど~」
まどか「あ、ほむらちゃん。さっきは凄かったね~」
おかしな呼び方で寄ってくる私にも笑顔を向けてくれるまどかが、一瞬天使の様に映った。
まどかの順応力が高いだけなのか、私の事を大事に思ってくれているからなのか……後者を押したい。
ほむら「一緒に帰ろうよ~♪美樹さん達も一緒でしょ?二人とも仲良くしたいし☆」
まどか「うん、一緒に行こうか。えへへ、ほむらちゃんって面白いね!」
人間関係は驚くほど上手くいっている。当然なのだろうか、研究を重ねた上での実践なのだから。
それでも、今喋っているのが本当に自分なのか怪しく思えてしまう感覚……これはどうなのだろう。
ワルプルギスの夜という脅威を討ち払い、まどかを魔法少女の運命から回避させ、そこに残った私が……もし私じゃないなら。
私のしている事は、私のため?まどかのため?自分を捨てて行っているなら、まどかのためだろう。
でも、まどかのために動いてるのは私がそうしたいから。つまりは私のための事なのかな……
わからなくなっちゃいそう、でも。今目の前にあるまどかの笑顔が護れるなら、今の私の在り方も……悪くないんだよね?
まどか「仁美ちゃん、今日は一緒に帰れないのか~」
さやか「まあまあ。転校生、ちょっと付き合ってもらっていい?寄りたいところあるんだ」
ほむら「もちですよ。さやさや♪」
なんとなく、眠気交じりのテンションで新しいほむほむを開拓したくなったからやってみた
結果、脳内再生困難な台詞ばかり喋ってるから自分でも微妙に感じている……
まあ、保守代わりだからいいか
再度
保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内
保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内.
ほむら「ああ、CDショップですにゃ」
さやか「ちょっと探し物してくるよ、適当に見てて」
上条恭介へのお見舞いの品。これまで見てきた彼女の行動は大体が裏目に出て、自身を破滅に導いていた。
心に持っている「優しさ」と「強さ」のバランスが悪くて、うっかりしてるとすぐに塞ぎ込んだ彼女の出来上がり。
優しくある事は結構だけれど、なんとか強さの面も確保できないものだろうか。そうすれば……
まどか(あのね、さやかちゃんには)
ほむら(事故に遭ってから入院してる幼馴染がいるんですよね?)
まどか(え?)
ほむら(他のお友達とたくさんお喋りしましたもの、知ってても不思議ではないでしょう?)
まどか(そっか。そうなんだよね、さやかちゃんにとって大事な人なんだけど…)
ほむら(バイオリンがお上手だった方なんですよね。でも、治しようがない怪我で二度と演奏できないとか…)
まどか(上条君もさやかちゃんも、大変だよね…)
さやか「♪~ よし、これがいいかな?恭介喜ぶといいな~」
優先すべきは彼女じゃない。だからいつも、割れ物のような彼女はすぐに闇に堕ちてしまう。
何も思わないわけではないけれど、一々思ってもいられないのも本音で。
でも…でも、今の私のスタイルだったら、他の条件を満たしながら、美樹さやかのケアもできるんじゃないだろうか?
他ならぬ自分自身を打ち捨ててまで動いてる私なら、今の私なら……できないことは、無いんじゃないだろうか。
そのぐらいの見返りもないなら、私が自分を捨ててる意味なんてあるだろうか。
ほむら「……さやさやの努力、報われるといいわね」
まどか「うん!きっと、きっと大丈夫だよ。これだけがんばってるんだもん、上条君も良くなるはずだよ!」
???『助けて…助けて、まどか……』
まどか「? ほむらちゃん、何か言った?」
ほむら「(そう、来たのね)ううん、何も言ってないよ。どうかした?」
まどか「おかしいな…今、確かに」
???『助けて!!助けて、まどか!!』
まどか「や、やっぱり!誰か…誰かが呼んでる…!!」
今回は仲良く手を組む事になるわね…吉と出るか、凶と出るか。
凶に出るような事なんて、絶対にさせたりしないけれどね。
美樹さやかの襟元を引っつかんで、まどかの後を追う。
まどかは人気の無い道に向かって全力疾走し、見慣れた白い小動物を見つけて立ち止まった。
まどか「あなたが私を呼んだの…?」
恐る恐る、傷ついたそれに手を伸ばすまどか。
今回の私が、フルに利用する事になる生物、インキュベーター。
どのタイミングでどこまでカードを見せて交渉するかが悩みどころではあるけれど、基本的には味方となる予定の生物。
ほむら「あ、あなたは!キュウべえ、キュウべえじゃない!!」
さやか「げほげほ……なんだよ転k、ほむら。それ知ってんのか~?」
ほむら「ええ、私の大事なお友達なの。そう、ずっと前からの……」
QB「きゅう……」
ほむら「ど、どうしよう…キュウべえが、キュウべえが!」
周囲がざわつき、使い魔の気配がしはじめる。私は周りの事に気付かない振りをして、二人は徐々に周囲の異常に感づいていく。
使い魔が私達を包囲した頃、私も気付いたような素振りで周りを見渡した。
ほむら「え、これって…」
さやか「な、何なんだよこれ…景色がどんどん変わっちゃってる!ここどこだよ!!」
まどか「何だろう…なんだか気味が悪いよ…」
QB「魔女だよ…」
まどか「えっ」
さやか「ちょ、え?今、そいつが喋ったの!?」
QB「魔女が近くにいるんだ…二人とも、早く…逃げて…」
さやか「な、何のことよ…魔女って、魔女って何なのさ!」
まどか「それに、二人って言ったけど、私たち三人だよ?一人犠牲にしろって事…?」
ほむら「その必要は無いわ。それに、逃げる必要があるのは二人であってる」
最も、私が一働きすれば逃げる必要は無いわけだけれど。
ほ
ほ
馬鹿な…まだスレが残っているだと…?
保守感謝、SS書いてた人もまた来たら書いてもおkだからね
もう少ししたら、投下します
前回の失敗点を踏まえて行動を慎重に…でも、迅速に行わなくてはならないわね…。
あと……まどかが協力をしてくれるかもしれない…、でもそれは憶測でしかないわ。
まどかはああ言ってたけど…恐らく、協力してくれない可能性だって否定できない…。もし、駄目でも挫けちゃだめよ…。
………でも、やっぱり…少し、寂しいけど……ね。
<<2周目スタート>>
支援
先生「転校生の暁美ほむらさんです、暁美さんは今まで入院をしていましたので、そこらへんを踏まえて皆さん接してください」
ほむら「暁美ほむらです、これからよろしくお願いします」
先生「では、あの空いている席に行ってください」
ほむら「……はい」
先生「えーこれはめんどくさいので公式を使う事により──」
ほむら「………」
……今回は静かだと思っていたのだけど…どうやら美樹さやかは別のクラスのようね…、まどかはいるみたいだし別に問題はないのだけれど。
…いえ、むしろコレはまどかと二人きりになる口実を作るのに最適な状況と考えられるのか…、これは有効活用しなくては…。
ずっと入院してた転校生が居るのに「めんどくさいので公式を使う」とは何たるクズ教師
────────────────────────────────
ほむら「鹿目…さんよね」
まどか「え…うん、どうしたの?暁美さん」
ほむら「貴女が保険委員だって聞いたの、だから保健室の場所を教えてほしくって…」
まどか「ああ、そうだね!いいよ、教えてあげる。ついてきて!」
ほむら「ええ、ありがとう」
…やっぱり最初はこれしかないわね……我ながらレパートリー無さすぎだと思うけど…
……でも、前回とは違うわ。ここから先……保健室周りは人が少なかった。そこが勝負よ…!!暁美ほむら!!
まどか「…着いたよ、ここが保健室。道順分かった?」
ほむら「ええ、ばっちりよ。ありがとう」
まどか「そっか、じゃあまたね」
ほむら「……待って」
まどか「? 何かな、暁美さん」
ほむら「…少し話したい事があるの、いいかしら」
まどか「うん、いいよ?」
ほむら「……今から突拍子もないこと言うのだけれどちゃんと……聞いてくれるかしら」
まどか「???」
ほむら「……私、未来から来たの」
まどか「……え?」
まどか「えーっと……どういうこと…なのかな」
ま、そうよね……今日初めて会った人にいきなり未来から来たなんて言われても…誰だってそんな顔するわよね…。でも…。
ほむら「私の言う事……信じていないのでしょう?」
まどか「え……まぁ、それは……そうか…な」
ほむら「いいでしょう…。なら、私が未来から来た証明をするわ…。今日お昼二人きりで一緒に食べましょう、…その時私が未来から来た事を証明してあげるわ」
まどか「……うん、わかった。お昼だね、いいよ暁美さん」
ほむら「……ええ、お昼よ」
まどか「うん、じゃあ教室戻るね。また教室で」
ほむら「ええ、また……」
ほむら「………ふぅ」
……なんとかなったわ…。あの空気に耐えられなくてお昼に時間延ばしちゃったけど、結果的にGOODなよりいい感じになった……。でも、やっぱり性格は……根がもう引っ込み思案すぎて参っちゃうわ…。
それに、多分あんなんでも成功したのは……まどかの性格のおかげよね…。例えば…もしあれが美樹さやかだったりでもしたら──
~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「私、未来から来たの」
さやか「ふーん……は?」
ほむら「えっと……だから」
さやか「へぇ~?未来から…?……くくく…あーはははっはっはっは!!!」
ほむら「あ…あの」
さやか「未来から来たの?あんた!っくく……そりゃすごいねー未来からねぇー…あっはっは!!」
ほむら「……」
さやか「くっくっく……あんた、意外とユニークなこと言ってくれんじゃん…ぷぷ…その話詳しく言ってみ?………くくく、あー!!!やっぱり駄目!!おかしー!!」
ほむら「……うう……」
~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「う…」
これは……恐ろしいわ…。容易に想像できるし……多分、一撃で心が折れる……。
やっぱり、まどかは優しいのね……。今にして思えば、今の状態の私って、誰から見たって電波女そのものだもの…。
ま、でもこれからあの事をまどかに言えば……って思ってるけど、今思えばこの事って格段大したことじゃないような気が……まどかがあんなに真剣に教えてくれたけど…。
…でも、アレって貴女にとってそこまで重要なことなのかしら……ホントに大丈夫よね?……まどか…。
────────────────────────────────
先生「では授業を終わります」
ほむら「………」
ああああ!!つ…ついに昼休みが来てしまったわ…。うう…一度不安になってしまった所為で全然授業も聞けなかった……。途中、まどかをずっと凝視してたりしてたし…気づかれて無いわよね……。
と…とりあえずっ!ま、まどかを誘わなくてはならないわ……。落ち着くのよ、落ち着いて、落ち着け……。
ほむら「……」
まどか「ん?」
ほむら「……まっ!まどきゃ!!」
まどか「………え?」
ほむら「ぁ…ぅ……」
ああ……やってしまった…。しかも、何故に呼び捨て……私まだ、まどかを名前で呼ぶような関係じゃないでしょうが…。
まどか「…あっそっそうだよね!暁美さん、行こっか!」
ほむら「え…」
まどか「ほらほら、食堂はこっちだよ!ついてきて」
……ああ、そうか。私の失態をごまかそうとしてくれているのか。……この子は、ホントに…。
実はまどかのまんまんはアワビだった!!!
まどか「もう大丈夫だよ」
ほむら「ごめんなさい…」
まどか「あはは、いいよべつに。…まぁいきなり名前で呼ばれた時はビックリしちゃったけどね…、ふふ…しかも噛んでたし」
ほむら「……本当に迷惑かけてしまったわね」
まどか「いいよそんなこと…。それよりも…」
ほむら「………そうね、さっそくだけど本題に入るわ」
まどか「…うん」
ほむら「私は未来から来た、それをあることで証明するわ。…そして、もし貴女がそれを信じてくれたら…協力してほしいの」
まどか「……協力?」
ほむら「…そうよ、協力。…でも、まずその前に証明するわね」
まどか「うっ…うんそうだね。…でも、どうやって?」
ほむら「そうね…、…貴女の秘密を言い当てるわ」
まどか「私の…秘密?」
ほむら「ええ、未来の貴女から聞いた……誰にも言ってない貴女の秘密」
……でも、本当に大丈夫なのかしら…。このまどかの秘密って…私からすれば別に…いや、全然大した事じゃないような気がするけど…。
…いえ、信じましょうまどかを。というかもうなんとでもなればいいわ。
ほむら「……………くりーむ君」
まどか「!!!!」
ほむら「……聞き覚えがあるみたいね」
まどか「どっどうしてそれを……」
ほむら「……未来の貴女が言っていたのよ。ウサギのくりーむ君」
ほむら「貴女が一番大切にしてるぬいぐるみで、唯一名前を付けてるものだって」
まどか「あう……それ、誰にも教えた事ないのに…」
ほむら「あと密かに貴女がダメ鬼っていうシリーズの物を集めている事も言っていたわね」
まどか「ええええ……それも誰にも言った事、ないのに」
……口にしては見たけど、これって………本当に大丈夫なの…?
ほむら「……えっと……それだけ…なんだけど」
まどか「……そっか、何かすごいね…。ホントにそれ、誰にも言った事ないのに」
ほむら「……ねえ、これって本当に秘密の事…なの?」
何聞いてるのかしら私…。前回のまどかに聞かなくちゃ意味ないじゃないの。
まどか「えっ!!それはもう!秘密も秘密だよ!!恥ずかしいし!」
ほむら「でも、コレクションなんて……誰でもやるようなもんだと思うし…名前だって」
まどか「う…でも、私もう中学生だし……ぬいぐるみに名前付けてるとか…恥ずかしいかなって」
ほむら「じゃあコレクションの方は…?」
まどか「…ダメ鬼ってさ、すごい不人気でさ……みんな気持ち悪いって言うんだよね…あんなに可愛いのに」
ほむら「……そう」
まったく知らないんだけど……そういうものなのかしら…ってそうじゃなくて!
ほむら「じゃっ…じゃあ……信じてくれる…?」
まどか「え……そうだよね……でも…」
まどか「信じたいんだけど……なんか実感湧かないっていうか…何というか…」
ほむら「……そう」
まどか「あっでっでも!!まだ私暁美さんのことそんなに知らないし…もう少し経ったら信じられるようになるかもしれないから…」
ほむら「まどか…」
まどか「……だから、出来る限り協力はするよ。暁美さん」
ほむら「……ありがとう」
まどか「……ふふ、それにまた私を名前で呼んでるね」
ほむら「あっ!!ごっごめんなさい」
まどか「……ううん、いいよ別に。…それよりも私も暁美さんのこと…ほむらちゃんって呼んでもいいかな」
ほむら「……もちろん」
まどか「うん、じゃあこれからもよろしくね。ほむらちゃん」
ほむら「…うん、よろしく。…まどか」
────────────────────────────────
まどか「でも、協力って?何すればいいのかな?」
ほむら「…そうね、巴マミって先輩がいるでしょう」
まどか「う…うん、よく知ってるね」
ほむら「未来から来たからね」
まどか「あっ…そっか、そうだったね」
ほむら「今はその人と仲良くしててくれてもらえればそれでいいわ」
まどか「…それだけ?」
ほむら「……今は…ね」
まどか「それなら、もう大丈夫だよ!マミさんとはもう仲良しだもん!」
ほむら「そう、それはよかったわ」
ほむら「そう、それはよかったわ」
まどか「…でも、一体何の協力なの?」
ほむら「……それを貴女に理解してもらうには、私の現実を理解してもらわなければいけないわ」
まどか「…ほむらちゃんの現実…?」
ほむら「そう…、私だけの現実。でもそれは…まだ今の貴女には理解できないわ」
まどか「そうなんだ……」
ほむら「……でも、近い未来貴女は知ることになる。…その時に全てを話すわ。……だから、今はこれだけ」
まどか「うん……よく分からないけど…分かったよ」
ほむら「うん…、ごめんね」
まどか「ううん…、仕方ないよ。…でも」
ほむら「?」
まどか「……あのさ」
ほむら「……何かしら」
まどか「その……マミさんと仲良くするのは分かったんだけど…」
ほむら「ええ、今はそれだけで…」
まどか「……ほむらちゃんとも仲良くしたいな…って、…ダメかな?」
ほむら「……」
ほむら「……それは、こっちからお願いしたいぐらいよ」
まどか「えへへ、そっか。駄目って言われたらどうしようって思った」
ほむら「そんなわけないわ、まどか。……こちらこそ、よろしくね」
まどか「……うん、改めてこれからもよろしくね。ほむらちゃん──」
ほむら「……なんとかなった…のよね」
実感はイマイチ湧かないけど……まどかは協力はしてくれるとは言ってくれた。…まどかがこれから先、私を信じてくれるかどうかはそれこそ私次第だろう。
これから、また巴マミと接触をして協力を仰がなくてはならない。
……そして、美樹さやかと佐倉杏子の件。……今回はもっとうまく動かなくてはならないわ。
……それにしても、くりーむ君…だったかしら。…あの名前って…、これも、因果…なのかしら。………まどかの魔女になった姿『Kriemhild Gretchen』。
でも、二度とあんなもの見たくはない…。まどかが…あんな………。
……そうならないために、私は動くんでしょ…。もっとしっかりしなくちゃ。
────────────────────────────────
マミ「もう…何も怖くない!!!」
まどか「うわぁ……マミさんすごい」
さやか「っすっごい…これが魔法少女なんだ」
マミ「もう私には一緒に戦う仲間が居るもの!!!それえええ!!」
シャルロッテ「…!!……!!」
ほむら「……」
もう戦っているわね…、今回は美樹さやかも一緒にいるわね。…いいえ、それよりも!……あの一瞬の隙をフォローする…。……その瞬間の逃しちゃ駄目…!!
マミ「これで終わりっ!!ティロ・フィナーレ!!」
まどか「やった!」
さやか「よっしゃー!!マミさん流石!!」
マミ「ええ……」
まどか「……あっ!!」
さやか「まっマミさん!!危ない!!」
マミ「……え?」
シャルロッテ「あ~ん」グパァ
今っ!!時間停止!!
これで……前回と同じように…。よし、これで!
シャルロッテ「~♪」
シャルロッテ「……?」
シャルロッテ「……ッ!」ッペ
ドカァァァァン!!!
「PEッッッ!!!」
何でこんなに救われないんだ
ほむら「なっ……!!」
はっ吐き出した!?どっどうして……今までそんなことなかったのに…。
マミ「暁美さん!!……どうして」
ほむら「今はそれより、戦いに集中して!!一緒に片をつけるわよ!!」
マミ「え…ええ!!」
さやか「何アレ……?…転校生も魔法少女だった…ってこと?」
まどか「………どうして、ほむらちゃんが……。……まさか…、ほむらちゃんがあの時言ってた現実って…」
さやか「……まどか?」
正直、マミは死んだと思ってました
ループするほど難易度上がるとかつらいなほむほむ
ほむら「……ぐぁっ!!」
マミ「暁美さん!!」
ほむら「ええ、大丈夫……それよりも早く!!」
っく……何なの…?前回より確実に強くなっている……どうして。
マミ「ええ!…今よっ!!ティロ・フィナーレ!!!!」
シャルロッテ「!!!???」
ドシュウウウウウ……
まどか「…ほむらちゃん!!」
ほむら「……まどか」
まどか「ほむらちゃん……すごい血が…」
ほむら「気にしないでまどか……これくらいはすぐ治るわ」
マミ「ええ、そうよ鹿目さん。…魔法少女はそんなやわな造りになってないわ」
まどか「……でも」
ほむら「……それよりもまどか…、分かってくれたわね。……これが魔法少女、……私の現実よ」
∧ /| __
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ヽ 〉:::::`x__x:´::::::::ヘ ハ_
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/||' !:! !:ト、 \} ',
まどか「………うん」
さやか「こんなんが……魔法少女なんだ」
マミ「そうよ……、これが魔法少女の戦い。……殺すか殺されるかの戦い」
ほむら「そういうこと……よ」
まどか「あっまだ立っちゃ…」
ほむら「もう平気よまどか。魔法少女は回復力も、人間のそれとは訳が違うわ。……それよりも、今はこの空間から出ましょう。…話はそれからでもいいはずよ」
マミ「……そうね、いつまでもいていい気分になる場所じゃないもの」
さやか「まぁ……不気味だし」
まどか「うん……」
魔女倒せばイヌカレー空間消えるぞ
さやか「……魔法少女ってもっとこう…華やかなものだと思ってた」
マミ「……遊びじゃないのよ」
ほむら「…そうね」
まどか「……」
マミ「今日は、皆さん帰りなさいな。……思うところもあるだろうし…ね」
さやか「……そうですね、そうします」
まどか「……うん」
ほむら「……じゃあ、失礼するわ」
さやか「じゃあ、帰ろっか…まどか」
まどか「……うん」
マミ「それじゃ、気をつけてね」
ほむら「……」
ほむら「………まどか」ボソッ
まどか「!」
ほむら「……後で、○×公園で落ち合いましょう」ボソ
まどか「……」コクリ
さやか「ん?まどかー?置いてっちゃうよー?」
まどか「あっ待って!さやかちゃん──」
────────────────────────────────
…もうここに着いて1時間か……。4月も夕方となるとちょっと冷えるわね………。まどかもまだ来ないし………来てくれるか分からないけど…。
…それにしても、あの魔女……前回より確実に強くなってた……。何故…?
……でも、やはり巴マミの魔力も上がっていたわ……。私の予測どおり、因果律が巴マミにも影響して魔力が強くなっている…はず、…確信はないのだけれど。
「ほむらちゃん!」
ほむら「!!」
まどか「ゴメンねほむらちゃん…待たせちゃった?」
ほむら「……いいえ、まどか。私もさっき来たばかりよ」
まどか「そっか…それで」
ほむら「……まどか、アレが私の現実。……そして、これから私の話す事は全て事実にあったこと……。今のまどかにこんなこと言うのはつらいけど……それでも聞いて」
まどか「…うん、大丈夫だよ。…そのために来たんだもん」
ほむら「ええ、分かったわ──」
そうして私は、今までのループ、前回の出来事。……そして私の罪と、まどかとの約束を全て話した。
……特に最後の事はすごく丁寧に。
まどか「………そういうことだったんだね」
ほむら「……うん」
まどか「……ゴメンね、私なんかのために」
ほむら「…そんなことないわ。……これは私の我侭でやってることだから」
まどか「……そっか」
ほむら「そんなことより……信じてもらえたかしら…」
まどか「………」
ほむら「………そ…う」
やっぱり駄目……か。…覚悟はしていたけど……やっぱり、寂しいものね。
まどか「………信じるよ」
ほむら「……え?」
まどか「さっき話してるときのほむらちゃん……とっても真剣だった…」
まどか「…………そして、悲しそうだった」
ほむら「……」
まどか「あんな悲しそうに話してたんだもん……作り話なはずないよ」
ほむら「まどか……」
まどか「私は……何をしてあげればいいかな」
ほむら「………ぅぅ」
まどか「えっ!どっどうしたのほむらちゃん?泣かないで?」
ほむら「…いいえ、違うのまどか……その…嬉しくて」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「…ぐずっ……そうね、……そう、…ただ考えてくれるだけでいいわ」
まどか「考える?」
ほむら「そう……これから私のしたいこと…どうすればいいか、考えてくれるだけで十分よ」
まどか「…それくらい当たり前だよ」
ほむら「……そう言ってくれて助かるわ」
まどか「……他にも何か手伝える事……ないかな」
ほむら「……そうね、必要になったら連絡するわ」
まどか「そっか…。…分かったよ、ほむらちゃん」
ほむら「……ありがとう、まどか」
まどか「うん。……それにしてもほむらちゃんは優しいね」
ほむら「…どうして?」
まどか「……だって、ほむらちゃんのやろうとしてる事って、皆が幸せにいられる方法でしょ?…すごいよ」
ほむら「……そんなんじゃ…ないわ」
まどか「ふふ、それでもだよ。……結果的にそうなるんだったら同じだよ」
ほむら「……そうかしら」
まどか「……うん、ホントにすごいよほむらちゃんは」
ほむら「……そんなに褒めないで…照れるわ」
まどか「……ふふ、照れてるほむらちゃんも可愛いよ」
ほむら「…もう」
まどか「あはは、……でも、これからなんだよね」
ほむら「……そうね、…そうよ」
まどか「うん。でも、今日はもう遅いし…明日からだね」
ほむら「…ええ」
まどか「じゃあ、また明日ね…ほむらちゃん」
ほむら「ええ、また明日」
こうしてまどかはあの時言ってくれたように、本当の意味で協力してくれるようになった。
多分……それは気休めぐらいにしかならないのだろうけど…それで十分だった。…ただ、ただただ嬉しかった。…ありがとう、まどか……。私、まだ頑張れそうだよ。
────────────────────────────────
アレから数日、私とまどかは他には内緒でいろんなことを話し合った。…結果、美樹さやかを魔女化を止めるためにまどかはさやかに付きっ切りになってくれると言った。
そうして、前回…美樹さやかが魔女になった日…。
まどか「さやかちゃん……魔法少女になったよ」
ほむら「そう……」
まどか「でも…さやかちゃんがおかしい様子はないみたい…」
ほむら「そうとは限らないわ…。…まどかがいる体、そのように振舞っているだけかもしれない」
まどか「……そうだね…。私もさやかちゃんに魔女になんかなってほしくないし…もっとさやかちゃんのことフォローするよ」
ほむら「うん…お願い」
まどか「じゃあ、そろそろ行くね」
ほむら「ええ、私も行くところがあるし」
まどか「……もう一人の魔法少女のとこ…?」
ほむら「……ええ。……ここをしくじったら前回と同じになってしまうかもしれない」
まどか「そっか…。頑張ってね、…私には手伝えないことだから」
ほむら「いいえ、貴女には随分助かっているわ。ありがとう、まどか」
まどか「ふふ、最近ほむらちゃん…私にお礼を言ってばっかだね」
ほむら「…それほど貴女に感謝しているということよ」
まどか「…そっか、じゃあ…いってらっしゃい」
ほむら「ええ、まどかも頑張って」
────────────────────────────────
廃教会…。前回、全てが終わった場所。
まどかとこのことで話し合った結果、別に佐倉杏子に協力を施す必要はない……必用なのは美樹さやかと佐倉杏子に接点を作ることだけ…それならば。
ほむら「……さて、ここが最重要分岐点の一つなのよ…。前回のような失敗は許されないわ…心していかないと」
廃教会の古く重い扉はあの時と同じ音を立てた。
杏子「こんな時間に誰だ?こんなボロっちい教会に来る好き物はよ」
ほむら「佐倉杏子、貴女に話があるわ」
杏子「ああん?何でアタシの名前知ってんだてめー…キュゥべえにでも聞いたのか?」
ほむら「……そんなとこよ。…それより」
杏子「……あんだよ、なげー話になんだったら名前ぐらい言ってけ」
ほむら「…失礼。暁美ほむらというわ」
杏子「ふーん、で?その暁美ほむらさんは精々アタシに有益な情報を提供してくれんだろうな」
ほむら「ええ、とりあえず──」
杏子「……ヘッ、面白いじゃねーか。いいぜ、やってやんよ」
ほむら「そう、随分と乗り気ね」
杏子「……売られた喧嘩は買う主義なんだよ、…美樹さやか…だったか?…面白ぇ…先輩の威厳ってのをみせてやんよ」
ほむら「……そう、話はそれだけよ」
杏子「そうかよ、…んじゃあ近々そっちに行くぜ?……へヘッ面白くなってきやがった」
ほむら「じゃあ、失礼するわ」
杏子「…おい」
ほむほむ
ほむら「……何?」
杏子「食うかい?」
ほむら「………どういうことかしら」
杏子「……有意義な情報を提供してくれた、情報料みてぇなもんだ。いいから受けとっときな」
ほむら「……そう、それじゃあいただくわ」
杏子「ほれ」ポイッ
ほむら「……」パシッ
ほむら「……ありがとう」
杏子「…ヘッ…別にいいさ」
ほむら「…じゃあ、失礼するわ」
ほむら「……よし」
今回は確かな手ごたえを感じた。…恐らくこれで、佐倉杏子は自分から美樹さやかに接触するはず…。後はまどかがやっていることのフォローに回りましょう。
そう心の中で思い、私は手に持っている林檎を一口齧った。
_//_\い\
_ -―┐ <_://::::::::::\} }〉〉 -―‐-
´ / { ̄_ノ{/`丶、::::::∨///⌒\ }
/ / -‐ァ | ー=ヘ::::::レく∠ニニニヽ/./
┌─┴─┐ ,r'""´`゙゙''、, / / / / \:::::::::::::::::::::::∨
ノ レ / l, / / / /\ /  ̄| ヽ::::::::::::::::::::_>
─┬─ rヽ .,‐- ,- | 〃 //汽 /' / / | ハ\:::::厂\
─┴─ ヾ `゙" ,l ゙´| ./ // / r';:〉 // /⌒/\/ '.  ̄ ヽ
ヽ ├── . _> -=='./ |/ |/∨、、、ヾ' /≧x./// / / } '.
ヽ ┌┬┐ _/|, `゙ヽー--ノヽ、,_ ∧ ' r';;:::犲' / / ′ } }
. ┼┼┼ rー'""l, 'l, / .| ||/`>、、 ヒ:.ン/ / /
/ └┴┤/ | 'l, / .|./》/ ∧. 〔::y 、、、/ // / / ,′
/ , | ヽ ヽ,、/.@ / 《l,l / ヽ 丶 -=彡 '⌒)' / /
/ 、,ヽ|/ ヾ。ツ`' 「ゞ / /《ヾ /゙ヽ >‐-; イ、_ ∠ イ / /
./ ///l`゙'゙ー-'" / // ノ// //`l、二 } __,|_⌒/ /
,|. /// | |___,,,ノ≡≡ツノ//_,,-‐'"".l, 厂 ̄ ̄\__\/ / /
| /// /| /二=‐'"´´/ /`゙゙'ー-、,_.l.=ニ二|:::::.. -=ニ二 /
. |/// / | /|三="´ / //"´´゙'ー、| |/ ´ /
///ノ ノ ノ ノ‐-二‐'"´ ノ/r=、,_ー-、_| / / / /〕
サルさんも食らったことだし、少し野暮用ができたんであんこちゃんと一緒に林檎狩りにいってくる
多分3時間くらいで帰ってくるんで、生きてたら続き投下縞馬
マミッ
あんこ「腹減ったなぁ」
あのさぁ・・・
まどか「ほむらちゃんとひとつになりたい」
まどか「ほむらちゃんとひとつになるためにおちんちんが欲しい」
マミさんはあんこのSG破壊してたよね
キタよーワルプルギスキタよー
────────────────────────────────
あれから2日後の夜…、私はある場所にいた。
まどか「あっほむらちゃん!!」
ほむら「まどか、そこにいたのね」
まどか「見て…さやかちゃんが…小さな女の子と戦ってる…」
ほむら「…ええ、でもこれは望んだ結果よ」
まどか「……これで、大丈夫なんだよね」
ほむら「……二人の因果を考えれば…大丈夫のはずよ」
…大丈夫と言ってみたものはいいが、確信などない。……ただ、無事うまくいくことを今は祈るしかない。
音が止んだ…。戦いが終わったのだろうか…。
まどか「……静かになったね…終わったのかな」
ほむら「……少し様子をみてくるわ」
まどか「…うん」
向こうには気づかれないように慎重に近づく。……近づいて行くと、彼女達の姿が見えた…そして、彼女達の声が聞こえてくる。
杏子「─ッ何だよてめーは!!何で魔法少女が化け物って決め付けるんだよ!!!」
さやか「だって!!!もうこの体は私じゃないんだ!!!もう…こんなの人じゃない!!!恭介とも一緒にいられない!!!」
杏子「そんなの知るか!!別にいいだろ!!てめーはてめーじゃねーか!!!違うのかよ!!!」
さやか「アンタには分からない!!!私の気持ちなんて分からない!!!」
杏子「わかんねーよ!!!てめーみたいなウジウジした考えなんて知りたくもねえ!!!」
あんこ「ユッケ食うかい?」
さやか「もう何も感じない…痛みも…苦しみも全部…全部消えちゃえばいい!!!」
杏子「くそっ!!…そんなこと…!……そんな悲しい事言うなよっ……私はこれでもちゃんと生きてきたんだ……それも否定すんじゃねぇよ…」
さやか「うわああああああん」
ほむら「………」
まさか…ここまでだとは思わなかった…私はどうすればいいの……また、私は何も動けないままなの…?
そんな風にまごまごしていた私の視界に…何故かまどかが映った。
ほむら「まどか!?何故そんなとこに!!」
まどか「さやかちゃん!!!」
さやか「え…?まど…か?」
まどか「さやかちゃん…そんな、そんな悲しい事言わないで……言わないでよ」
さやか「……アンタには分からないよ…人間であるまどかに私の気持ちなんて」
まどか「……うん、たしかに私はさやかちゃんの苦しみは分からないよ………でも!!!」
まどか「さやかちゃんが今とっても悲しんでる、辛くて…苦しいのは分かるよ!!」
さやか「……まどか」
まどか「さやかちゃん……私は…さやかちゃんがどんな風になっても、さやかちゃんはさやかちゃんだよ」
さやか「……」
まどか「さやかちゃんは……私の親友だよ」
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さやか「……まどかぁ……」
まどか「だから……だから止めようよ、そんな風に自分を卑下しないで?……私の親友がそんな風に言われるのは…嫌だよ。……それがさやかちゃん自身であっても」
さやか「……まどか、…私、恭介と……まどかと一緒にいてもいいのかな」
まどか「……もちろんだよ、さやかちゃんは……さやかちゃんがしたいこと……していいんだよ」
さやか「……ありがとう、まどか…目が覚めた気がする」
まどか「ううん、……友達が苦しんでるのを助けるのは当たり前だよっ。…だから、元気…出してね」
さやか「うん、まどかのおかげだよ……私どうかしてたみたい!……こんなウジウジしてんのなんて私じゃないもんね!」
まどか「うん!元気なさやかちゃんが一番だよ!!!」
さやか「おー?まどかー…私は元気しか取り得がないだとー?許せんなー!!そんなことを言う子はぁ~こうだ!!」
まどか「きゃあ!やめてよさやかちゃんったら!!もー!」
うんこちゃん・・・
あんこぼっち確定か
ほむら「……」
流石ね…、ホントにすごい子ねまどか…。……私は何も出来なかったのに、……ホントに。
私も…いつかあんな風に…なれたら。
さやか「よっし!杏子だっけ?スーパーさやかちゃん復活ってことだけど、まだやる?」
杏子「……いや、もういい」
さやか「え?マジ?ふーん何か興ざめじゃん」
杏子「……いや、そこの女に感謝しろよ…お前。アタシもなんかさ…ちょっと思い出したから」
さやか「え?」
杏子「……今日はもういいよ、帰る。……また何かあったらよろしく」
さやか「ん?再戦の申し込みってこと?ばっちこいだ!!いつでも来い!!」
杏子「ああ、また頼むぜ…さやか」
ほむ?
ぼっちじゃないあんこちゃん!
ほむら「……何とかなったのね」
杏子「これがてめーの望んだ事か?」
ほむら「……まだいたの」
杏子「てめーにゃ聞きてー事があるからな」
ほむら「……」
杏子「まあいいや、一つだけ教えろ」
杏子「てめーの目的は何だ」
ほむら「……協力よ」
杏子「……協力?」
ほむら「……そうよ、私と…巴マミと……そして美樹さやかと一緒に…アレを討つのに協力してほしい」
杏子「……ワルプルギスの夜…か」
ほむら「……そうよ」
杏子「…さやかがいんのか」
ほむら「彼女の力も必ず必要になる」
杏子「……そうか、分かった。……てめえの提案に乗ってやる」
ほむら「…ありがとう、佐倉杏子」
杏子「……礼はいらねえ、……礼ならあのさやかと一緒に居た…まどかってやつに言ってやれ」
ほむら「……そうね」
杏子「……じゃあな」ヒュン
ほむら「……これで、準備は整った」
これで、『巴マミの死亡フラグを回避』、『美樹さやかの魔女化回避』、『佐倉杏子が仲間になる』をクリアできた…。後は彼女達の連携を高めて、ワルプルギスの夜に挑む…。
もう少しで…、まどか……──
ほむっ!
順調すぎて怖い
────────────────────────────────
杏子「あーやっぱり4人だとグリーフシード集まんねーな」
さやか「まぁ瞬殺だしねー」
ほむら「そうね」
マミ「仕方ないわよね!!」
さやか「マミさん何で興奮してるんですか…」
まどか「やっぱりすごいね!!四人集まれば怖いものなしだよ!」
さやか「まぁね~このさやかちゃんがいれば一人でもよゆーだけどさ」
杏子「はっよくゆーぜ!さっき一番危なかったのにさ」
マミ「アレは危なかったわね」
ほむら「ええ、もっと注意を払うべきよ」
さやか「へーいすみませんでしたー」
てかさやか魔法少女化はとめないのな
>>474
上条がいるから止められない
杏子「ところで、巴マミ…あのティロなんたらって一体
まどか「あわわ」
さやか「それは聞いちゃ駄目」
マミ「何かしら?」
さやか「いえいえ、何でもないですよー!なんか杏子が腹減ったーって言っただけですから」
杏子「はっ!!ちがっ…むぐっ…こら!さやかっ口…むぐっ塞ぐなぁ!!」
まどか「でも、良かったよ。さやかちゃんもあの後上条君と付き合ったんでしょ?」
さやか「えっへへ~、ホントにさ…それについてはまどかに感謝だよ」
まどか「ううん、そんなことないよ。さやかちゃんが元気になってくれたのが嬉しいだけだし」
杏子「へっ惚気かよー」
ほむら「元気そうでなによりだわ」
わかめざまあwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
こうして私達は時々連携を高めるべく、一緒に戦ったりしてきた。美樹さやかももう大丈夫みたいだし、これで完全に不安要素は消えた……かのように見えた。
だが、私はこの時ある部分を見落としていた…。……そして私はもう一度絶望することになる。
>>479
そんな設定あったっけ?
殺るならシーウィードだ。
ほむ!?
>>487
マミさんが死んだ辺りでそんな話してなかったっけ
海草殺っても上条の右手を治すために契約しちゃうから
上条自身を爆殺するのが確実
しくじると逆に契約確実になる諸刃の剣
正直、ワルプルギスさんって四人がかりでもどうにもならなくね
さやか「まーでも、最近学校での過ごし方も変わったしさ~大変よ」
まどか「そうだねーさやかちゃん忙しそうだもん」
マミ「……私は変わらないわ」
杏子「ふーん、学校ってそんなもんかね」
ほむら「まぁ、別格段楽しいってわけでもないかも」
まどか「え!そんなことないよー!楽しいよ!ね、さやかちゃん!」
さやか「………」
まどか「? さやかちゃん?──」
この瞬間、美樹さやかの体から鮮血が飛び散った。後ろから発せられた衝撃波によって。
うわあああああああああああああああああああああああああああああ
シーフードキター
>>496
物理攻撃がダメでも魔法攻撃ならどうにかなる可能性が無きにしもあらず、だよ!
しいいいいいいいいいいいいいふうううううううううううううううううどおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
まどか「─ッ!?ひっ…」
杏子「さやか!!!!」
ほむら「──ッ!!!まどかっ!!!」
私はその場からまどかを抱いて遠ざかった。…そして後ろにいた、そいつは─
さやか「ぐ……ひと…み」
仁美「……御機嫌よう、美樹さん」
紛れもない、さやかのクラスメイト…志筑仁美だった。
さやさやはナメック星人
QB「ククク ......」
わかめの能力なんだよwww
────────────────────────────────
杏子「何だてめーは!!!!さやかになんて事を!!!!」
マミ「……貴女は……学校で鹿目さんと美樹さんと一緒にいた…」
ほむら「……志筑……仁美……」
まどか「仁美ちゃん……どうして」
仁美「……本当にすごい力ですね。……この魔法少女の力というのは」
さやか「仁美……あん…た……」
仁美「ええ、私も手に入れましたの。……貴女達と同じ、化け物の力をね」
杏子「なっ……あたし達は化け物なんかじゃねえ!!!」
マミ「そう……契約したのね」
まどか「何で……」
ほむら「まどか、私から離れないで。魔法少女ではない貴女では危険だわ」
まどか「仁美ちゃん…」
やめるんだマルフォイ!
仁美「……まぁ、流石にアレ程度では全然ダメージはなさそうですね。美樹さん」
さやか「ぐ…何故…」
仁美「……別に大した事じゃありませんわ。……ただの女の嫉妬ってやつですわ」
さやか「……ぐ…ふざっけんじゃないわよ!!」
仁美「ふふふ、そうこなくては……張り合いがありませんもの」
杏子「さやか!」
さやか「杏子!!アンタは引っ込んでて!!!…こいつは私一人でやる……そうしなきゃ駄目だ」
杏子「ッ──!!…………ああ、分かったよさやか」
さやか「・・・…ごめん」
QB見えてない時点でワカメに魔法少女の才能はないのは気にしたら負けか
やっちゃだめだろwwwwww
こいつ言うたwwww
ほむほむはやくきてくれえーーーーっ!
>>529
さやかに男を取られたことで強い願いを持ち
それがエントロピーを凌駕したんだろう
そういやわかめの願いって何
ほむら「く…そうか、彼女の存在を失念してた……」
QB「いやあ、まさかこんなことになるとはね」
ほむら「──ッ……キュゥべえ……!!」
QB「……そんなに睨まないでよ、暁美ほむら。……僕だって本当は彼女と契約する予定はなかったんだ」
まどか「……じゃあ、何で」
QB「お願いされたからね、仕方なくさ」
ほむら「……」
絶対嘘だ……。もし、仮に本当にする気がなかったのなら……そもそも志筑仁美に姿を見せる事すらしないはず……!!
完全にこいつにやられた!!……これは私の完全な失態だ……こいつの危険性をすっかり忘れていた……私の……。
QB「それに美樹さやかは 絶 対 志筑仁美には勝てないよ。これは確実に言えることだ」
これが女の世界。地獄の一丁目さ。・・・落ちたぜ?
ほむら「やれやれだぜ」
女子中学生が男の取り合いで殺し合いか。怖い怖い
まさか緑のやつアレを願ったんじゃ…
>>544
手足切り取って
わかめの願いってさやかに勝つことか
マミ「……そんな事はないはずよ、美樹さんはかなり熟練度を上げたわ。それがそこらへんのポッと出に負けるとは思えないわ」
杏子「そうだ!!アタシ達が鍛えたんだ!!!負けるはずがねえ!!!!」
QB「…本来ならそうだろうね」
ほむら「……どういうこと?」
QB「……残念ながら志筑仁美はそこまで魔法少女の資格を持っていない…でも、願いは一応叶える事は出来るんだ…。それ相応のね」
ほむら「………意味が分からないわ」
QB「ははは、深く考える必要はないんだよ暁美ほむら。志筑仁美は、ただ美樹さやかを殺したかったみたいなだけだったみたいだしね」
ほむら「──ッ!!!…まさか」
QB「そうさ、彼女の願いは単純なものだったよ!ただ『``美樹さやか``に勝てる力がほしい』…これが彼女の願いだったからね」
杏子「なっ!!じゃあさやかは!!!」
QB「だから美樹さやかは負けるのさ、それがたとえ美樹さやかがどれほど強くてもね」
ホムラ「ヒューッ怖いねえー女の怨みは!」
仁美「ふふふ、その程度ですか?私に触れてもいないですわよ?」
さやか「くそっ…!!その鎌居達は卑怯だっつの…!!」
仁美「ふふふ、これは戦いです。卑怯も何もありませんわ」ガスッ
さやか「ぐぁぁあああ!!」
仁美「あら、今のはいいボディーブロウだとは思いませんか?美樹さん」
さやか「ぐふ…」
仁美「ふふふ、貴女では恭介さんを幸せにできませんわ」
さやか「はっ……そんなのアンタだって……同じでしょうが」
仁美「……そうですわね。……だけど、貴女みたいな意気地なしにだけは恭介さんは渡しませんわ」
さやか「──ッ!!!……私は……意気地なしなんかじゃ……ない!!!!」
しかしさやかはナメック星人・・・
まどあんマミ「ほむほむがんばってー」
>>556
さやか「コアさえ砕かれなければ再生できる」
こういうことか
>>559
ああトグロ兄かwwwww
仁美「……どうかしら………ねっ!!!」ブンッ
さやか「ぐああああ!!!!」
仁美「……ふぅ、なんかもう飽きたし……それに時間ももう残されてないようですし、終わりにしてあげますわ」
さやか「……うう………くそぉ」
仁美「では、お休み美樹さん……さよなら」ビュン
さやか姫に改名だ
~ここでコブラの登場~
そういえばいそうでいなかったな。
最初から誰かを呪う気満々の願い事をした魔法少女。
>>566
この場合「希望を信じて」無いっぽいしまど神の救済対象になりえないんじゃ
同士討ちはQB的にも絶望エネルギーを回収できないからおいしくないな
>>566
ある意味始めっから魔女みたいなもんだよな
そういやワカメはソウルジェムのこと知ってんの?もし知らないならそれ
壊せば終了……ってさすがに殺すのはまずいか
さやかが仁美の原動力である「呪い」を癒やせば仁美は間違いなく死ぬ
さやかはウルヴァリンに改名すればいいよ
仁美魔女化→さやか「ひとりぼっちは寂しいもんね」
ガンッ
仁美「──ッ!!!」
杏子「……やらせるか」
仁美「……な」
さやか「…杏……子」
杏子「……悪いなさやか、とても見てられねえ……こんなフェアじゃねえ戦い認められるか」
仁美「く……」
杏子「ほむら!!!さやかを頼む!!!」
ほむら「!!……分かったわ」
……とりあえず、時間停止してこちらに美樹さやかをつれていきましょう。
あれ「美樹さやかに勝つ」っていう願いって・・・ずっと発動し続けてるってことは・・・
あくまで「勝つ」であって「殺す」じゃないのもポイントか?
さやか「ぅぅ……」
まどか「さやかちゃん!!さやかちゃん!!」
さやか「だ……大丈夫、まどか……全然平気」
ほむら「いいえ、そんなことないわ。……治りが遅い……どうして」
QB「恐らく、志筑仁美の力だね」
マミ「……どういうことかしら」
QB「志筑仁美の魔力…力は大した事はないけど、美樹さやかにのみに対しては絶対的な力を持っているということだよ」
マミ「そう…『限定せし孤独の力』(リミテットロンリーパワー)っていうことね……」
ほむら「じゃあ、この傷は…」
QB「治らない……かもしれないね」
まどか「そんな……」
この状況でも厨二ワード放つ余裕の有るマミさんマジぱねぇ
>>597
彼女にとって厨二思考は呼吸と同じなんだよ
そういや複数の魔法少女の願いで矛盾が起こるときはどうしてんだろう。
A「Bより強く」
B「Aより強く」
グーグル翻訳でイタリア語訳
Limitato potere di solitudine Seshi
読めねえ……
ジョジョ風に言うと美樹さやかは負け続けることができる・・・つまり・・・ゴールドエクスペリエンスレクイエムか
>>603
無限にお互いに対してのみお互いより強くなってくんじゃね
で、どっかで片方の心が折れて魔女化したらもう片方も崩れて
QB「限定的とは言え無限に近しい絶望ゴチっす」
ってなる
>>604
イタリア語は基本的にはローマ字読みすればいいよ
杏子「おらああああああああああ!!!!」
仁美「ぐっ……」
杏子「死ね!!死神!!ぶっ殺してやる!!!!」
仁美「ぐっ……あああああ!!!!」
杏子「……なんだ!?何が……まさか」
仁美「あああああああああああああああああああ!!!!」
ほむら「!!??」
マミ「何…何が」
まどか「仁美ちゃんの声……」
AとBは八百長できない
絶望wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
あーマミさん\(^o^)/
まどかの武器無いからどうなるかわからんな
QB「どうやら…始まったみたいだね─────魔女化が」
ほむら「な!?」
QB「彼女、魔法少女になってから一回もグリーフシードを手に入れてないからね」
QB「それにあんな不の念を持ち続けていたら、こうなるのは時間の問題さ」
ほむら「佐倉杏子が危ない!!!」
さやか「……行かなく…ちゃ」
まどか「さやかちゃん!?まだ起きちゃ駄目だよ!!!」
マミ「そうよ、私達が行くから」
さやか「……駄目だ、私は行かなくちゃいけないんだ……ケジメをつけなくちゃいけないんだ…私のためにも……仁美のためにも」
ほむら「……それでも駄目よ!!」
今の貴女が行ったら……それこそ……。
森の魔女、Endeavourの誕生か。
その性質は、報復。
さやか「……転校生、……まどかを頼むね。………どっちにしても多分もう私はここまでだと思う」
まどか「なっ何言ってるの!!??」
さやか「……まどか、アンタには本当に感謝してるよ。…まどかのおかげで、今の私がいる。……でも、仁美も友達だから…私が説教してやんなくちゃさ!…まどかが私にしたように」
まどか「……!!」
さやか「ありがとうまどか、本当にありがとう。……私、まどかの友達になれて本当に良かった」
まどか「さやか…ちゃ…」
さやか「…さて、行こっかな!仁美が待ってるから…。……ほら、仁美が呼んでる」
ほむら「美樹さやか!!」
さやか「………転校生、アンタはまどかを守ってあげてよ」
ほむら「…でも!」
さやか「……転校生……いや、ほむら。……後は頼んだぞ」ヒュン
ほむら「………そんな」
マミ「…彼女も……導かれてしまったのね、運命という聖域に」
ヒント:運命(さだめ)、聖域(サンクチュアリ)
なんだろう、このマミさん凄くビンタしたい
あれマミさん発狂しない・・・?
仁美「ぐぁああああああああああああ!!!!」
杏子「ぐっやべえ!!もう…魔女になっちまうのか!!」
さやか「よっ、大丈夫?杏子」
杏子「──!!!…なっ何でお前!!!!」
さやか「後はまかせてよ」
杏子「はっ!!馬鹿か!!!そんな怪我でアレを倒せるわけねーだろ!!」
さやか「……それでもやんなくちゃ駄目でしょ」
杏子「……そうじゃねーよ」
さやか「…え?」
杏子「…アタシも一緒に戦ってやる。もうここまで来たんだ、地獄まで付き合ってやるよ」
さやか「……杏子」
杏子「拒否ンじゃねーぞ!!……あたしだってプライドあるんだ、もう戦うなとは言わねえ…だから、ここは黙って背中預けろ」
さやか「……うん、じゃあ行くよ。杏子」
杏子「ああ!振り落とされんなよ!!さやか!!!!」
グリーフシードで浄化するには手遅れなのか?
仁美「ぐぅぅううう美樹さやかぁあああああ!!!!!!!」
さやか「仁美…!!今、楽にしてあげるよ」
杏子「ああ、いくぜ!…さやか」
仁美「うがああああああああああ!!!!!」
さやか「うぐぁぁ!!」
杏子「さっさやか!!」
さやか「うう……仁美……コレで満足?……じゃあもういいでしょ、休みなよ」
杏子「なっ何言ってんだ!?さやか!!!」
仁美「…ぅぅぅうう…美樹…さん」
うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
さやか「私がハッキリしないせいだもんね…、仁美。……アンタが私を憎くても、恨んでても…私は仁美の友達だから…一緒に居てあげる…恭介には悪いけど…私は仁美を見捨てられないから」
仁美「ぐぐ…美樹……さん…、こんな……私でも……まだ……友達って……言ってくれますの…ね」
さやか「あったりまえでしょ!……当たり前のこと言わないでよ」
杏子「さやか!!……お前!!!」
仁美「でも…もう私は……」
さやか「……いいよ、私ももう疲れたし。一緒にお疲れ様パーティでも……向こうでしようよ」
仁美「そう……ですわね……その時はお願いします……わ」
パリン
俺がほむほむだったら・・・
>>664
とりあえず潮噴く
杏子「さ…さやかぁぁぁああああ!!!!!」
仁美「うぐあああああああああああ!!!!」
杏子「──ッ……そういうことかよ、さやか。…ついて来れるもんならついて来てみなってか?……面白ぇよ…!!!行ってやるよさやか…地獄まで、てめえのそこのでっかい友達を連れてよ!!!!」
仁美(魔女)「ギャァァァァアアア!!!」
杏子「……さぁ、今すぐにでも追いついてやる…。……だからアタシもパーティに混ぜろよ、馬鹿やろー!!!」
ドッカァァァァァン
これは3週目フラグですか
違いますかそうですか
もう上条あぼんしかないな
>>672
マミさんマミマミ…!
無理やな、一周目の再現やで
ほむら「……終わった」
言葉通り、全てが。
QB「まさか、同士討ちとはね…まあ、想定内だったけども」
ほむら「…キュゥべえ……!!」
QB「ははは、また無駄に体を無くすのは有意義じゃないし、これで失礼するよ。きゅっぷい」
ほむら「く……ちくしょぉ……」
また、駄目だった。……そう、駄目だった。
上条も魔法少女にしちまえよもう
上条「さやかを」
さやか「恭介を」
二人「「守りたい」」
キュゥべえ「契約成立だ」
仁美「まけましたわ」
仁美「二人が未来永劫幸せでありますように」
キュゥべえ「契約成立だ」
まあ三人ないしは五人ほど共倒れするんでしょうけど
上条なら自分の腕を治すだろうな
転校前に緑と上条さんジェノサイドしちゃった場合
いや上条さん消えたらさやかが魔法少女になってくれない
しかもさやかがいなかったらあんこの改心が果てしなく遠回り
ここでまどかですよ
まどか「世界を消して私も消える」
Q B「契約完了」
>>684
まどか「詰んだな」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「……ゴメンね、まどか…また、駄目だったよ」
まどか「……また、やり直す…んだよね」
ほむら「……そう…ね」
マミ「……時間を戻す能力ってやつよね」
ほむら「……ええ」
まどか「…そっか、じゃあもう帰ろうか」
ほむら「…え?」
まどか「ほむらちゃん…疲れたでしょ?…少し休も」
マミ「…すぐに戻れるというわけではないのでしょう?」
ほむら「………そうね」
マミ「……行ってしまったのね……二人は……いえ、三人は…私達の知らない『未だ見ぬ少女達の楽園』へ…」
こうして、私はまどかに施された。…でも、とても家に帰る気にはなれなかった。
仁美がさやかを恨まないためには、さやかが手っ取り早く上条に告白してればよかった
あとは>>678みたいになるんじゃないか割と
最良ではないにしろ、これが一番すっきりいくルートなんじゃ
…本音言うと誰にもいがみ合って欲しくないし誰にも死んで欲しくない
マミさんやっぱりマミられててください
シャングリラに行ってしまったのね・・・
仁美と上條くっつけたところで
マミさんがリボン拘束、杏子とマミさんとほむほむで調教しさやかをガチレズ道に引き込めば勝ち
世界見捨てる宣言されたのに妙に達観しとるなマミさん
何かあったんやろか
>>694
このSSのように、仁美の契約如何によっては詰む
契約前にガチレズ道に突き落とせば或いは
…アワビスレで杏仁とやらがあったそうじゃないか。
上条が女になればいいんだよ
上条「女になりたい」
キュゥべえ「契約成立だ」
やったじゃん
てか本編見る限りさやかが告白してりゃ仁美は身を引いてたよな多分
まぁさやか振られる気がしてならないけど
仁美も叶わなかったら叶わなかったで引きずりそうだがな
────────────────────────────────
ほむら「……ぅぅ」グズッ
私は公園で一人で泣いた。辛くて、苦しくて……詰めの甘い自分の馬鹿さが悔しくて。
暗闇の中、ただ独り泣いた。
「ほむらちゃん」
不意に名前を呼ばれた私は顔を上げた。…そこには、私の大好きな、でも…どこか悲しそうな表情のまどかがいた。
まどか「…泣いてたんだね」
ほむら「……」
もう誤魔化すつもりもない、誤魔化すことなんかできないくらい私は泣いていた。
まどか「……駄目だったね」
ほむら「……ゴメンなさい」
まどか「謝る必要なんてないよ、ほむらちゃんは頑張ってた。誰よりも…ずっと」
こうなったらさやかに余命一カ月の病気になってもらうしか
>>704
面白かったけど赤い人の出番が1ミリだったんだよなぁ
死ぬよりはマシだが
>>704
それこそまどかが契約しかねないだろ
マミさんが強化されてるから勝てたりしてな
>>707
新必殺技ティロ・アモーレでしゅんころですよ
>>699
仁美の存在を知ってたら振られるだろうなぁ
振られるまではなくても、上条の中で葛藤が起きそうだ
>>701
仁美はさやかに先越されたらすっぱり諦めるんじゃないかな。
仁美が振られた場合解らないけど、振られることはなさそう。
ほむら「…結果がついてこなければ意味なんて…ないわ」
まどか「…そんなことないよ」
ほむら「………」
まどか「私馬鹿だから、うまく言えないけど…失敗から学ぶ事もあるって…今回の失敗を検証して、また次に生かそうよ」
ほむら「……そう…ね」
まどか「…ほむらちゃん」
ほむら「…?」
…不意にまどかが私に近づいて、私を抱きしめた。
マミ「くらえッ! ワルプルギスの夜ッ!
半径2000メートル! ティロ・フィナーレの結界をーーーーーッ!」
んで上條がほむほむに一目惚れ
ほむら「…え?」
まどか「……嫌かな」
ほむら「……ううん、まどかの温もり…感じる」
まどか「私にはこんなことしか思いつかなかったから……ゴメンね」
……そうか、まどかは私を励ましてくれているんだ…。あんな光景を見たのに、…私を気にかけて…優しくしてくれて……。
私は…多分ずっと……この人には敵わないんだ。
>>714
さやかと仁美が魔女化してあんこあぼんだろうな
>>713
マミ「さい…ご…の………ティロ……フィ…ナーレ………」
マミ「3段ティロフィナーレじゃい!!!」
さやかヤンデレルート
上条の四肢もいで「もう何も痛くない」で永久退場
魔女化の要素もないし死んでないしたぶん平和
────────────────────────────────
ほむら「ありがとうまどか、もう大丈夫よ」
まどか「…うん」
ほむら「じゃあ、行くわ……希望の光はまだ消えてないもの」
まどか「うん、…また会おうね」
ほむら「ええ、また」
こうして私はまどかに一端の別れを告げ、私はまた貴女のために歩みだす。……微かな光を辿って。
to be continued...
ティロ・フィナーレ(連射)
お疲れ
面白かった
あwwwるwwwwうぇwww終わらなかった…why?
なんとかしようと思ったんだけど結構長編になったし、何がとぅーびーうんたらだよ…
今日は朝から夜まで用があるしレス数からいって完結できる気がしない
なんでかさやかには肉体的苦痛を、ほむほむには精神的苦痛を与えたくなるんだ…
でもあんこちゃんは天使だからいつもきれいでかわいいあんこちゃん!
これは映画化決定・・ほむ。
乙
あれ マミさんはまだ生きてんじゃね
なんで帰るん
>>733
まみまみとほむほむ2人でワルプル殺せなくね?じゃあ、もう諦めよってことでループ
私思ったんだけど
この理論ならほむほむが自分に執着しまくってループを繰り返せば
最強の魔法少女が誕生するんじゃね
さすがに2人じゃ力不足と踏んだんだろ
続きはいつ来るのですか
マミ「ゼロ距離ティロフィナーレ!」
マミ「ツインサテライトティロ・フィナーレ!」
あと甘えかもしんないけど、まだ救済ルート考えてない
だからどうしたらほむほむ助かるとか途中の考察みたいのにあった案はもらったりしてる
つまり、ネタくれ
>>740
6日の夜に同じスレタイでだな把握
ん? 6日って今日だが夜まで用事じゃないのか
ほむほむがガンダムmk2を強奪
>>744
今日の夜10時ごろにスレ建てるかも…ねっということ
>>742
まどか母が魔法熟女に
マミさんとまどかを盾にぶち込んでループ先に持っていく…
ダメだ、同じネタ使ってるSSを二つ知ってるし…
ありがちだけど魔法少女全員の共通の敵になって呉越同舟に持ち込むとか
ソレスタルビーイングと言うかディバインクルセイダーズと言うか
ヴァルシオン懐かしいな
そういやシャルが強かったのはなんでなんだ
最終的にはたっくんが目覚めてビッグバンが起こるな
>>756
因果の糸がまどか以外にも拡散してるからじゃね
>>758
でも因果の集約って「遡行者である暁美ほむらの執着」が原因だろ?
執着対象に含めた魔法少女が強化されるのは納得だけど
魔女まで強化されるってのは・・・・?
現時点でどこまで完成してる?オチだけ決まってるとか
>>742を見逃してた
>>759
すいませんわかりません許してください
しかしなんだな、こうループしてるとPSPのハルヒ思い出す
>>759
あれだ、網の一部を持ち上げると周りも一緒に持ちあがるってことじゃないの?
>>763
まあなんだ、巴マミに執着することで
彼女を殺す可能性の高いシャルロッテにも知らずに執着してるとか補完はできる
シャルロッテちゃんかわいいよ第一形態可愛い
>>759
今回みたいに全員助けようとしてるならそれの障害になる殺害実行犯の魔女にも因果が関わってくるんだと思った
なんて言うかな…
「"巴マミ"を"お菓子の魔女"から救いたい」と思ってるとすると、「」内の""でくくった名詞に干渉する事になる訳で、そこに因果が生まれると
うわぁ、何言ってんだか全然わからないや
>>759
あと魔女の強さって魔法少女の強さにある程度比例するからでは?
いつの間にか哲学スレに。いやそうでもないのか?
助けたい人間自身と、そのために回避すべき災難に関わる存在に
因果の糸が絡み付く、ってことでいいのかしら。でもこれじゃワルプルギスの夜もやばいことになるんじゃ
>>769
実際最終回ワルプルギスさんめっちゃ強かったし
仮に一周目であのほむウェポンがあれば倒せてたんじゃないかな
そういえば本編でも語られてないけどワルプルギスの夜を倒したとして、その後
ほむらはどうするつもりだったんだ?魔女になるのは嫌だから自殺?
最初からほむほむは無理ゲーやってたのか・・・
まぁワルプルギスを倒さなくても見滝原が壊滅するだけなんだけどね
最初から無視するという手もある
まどか神が出たら並行世界も消滅するんだっけ
>>776
他の魔女と違ってわざわざQBが予告するのはなんでかねえ?倒せずに死んだら
グリーフシード回収できないし。何か考えがあるのか……?
だから、まどかの願いが受理されて魔法少女(神)化する前に巻き戻したんだろう
いや知らんけど
一応、まどか様が神になる前に時間を戻したということで、契約する前に戻したという設定だったんだ
まぁ少し時間おかしいけどそこは見ぬふりで
スレは残ってたけど終わってなかった…だと
とりあえずスレタイの台詞を言わせるのを目標になんとかならんか
具体的なネタは思いつかないけども
>>807
まどかが契約しそうになった時に言わせればいいんじゃないか?その台詞は。
まあ契約する理由を考えないといけないけど
もういっそマミさんを砲台にすれば勝てんじゃね?
ワル夜戦までGS溜め込んで
全力全開ティロ→SG浄化→全力全開ティロ→以下ループ
マミ「ワルプルよ!私は帰ってきた!」
>>820
他魔法少女全員でマミさん護衛MAPだね
2ターンに一度発射されるMAP兵器のフルパワーフィナーレに巻き込まれたら即死とかギミック有りそうだね
なんかスパロボみたい!
>>825
さやか「あたしの癒しの力は、きっと誰かを守るためにあるんだ」
マミ「これが私たちの、正義だあああああ!!」
BGMはPROUDだな
>>827
・正義の味方気取りの厨二病
・痛みを感じない
・↑を利用した無茶苦茶な戦闘スタイル
・回復能力持ち
・青い
・剣をいっぱい出す
さやかちゃん=森次さん…?
>>828
森次さやかはマントから剣出したあたりからずっと言われてる
ttp://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org1611623.jpg
ほむら「私の、大切なお友達を傷つけた魔女に使い魔!その命、神に返しなさい!!」
ソウルジェムを天にかざし、舞うような動きで魔法少女に変身する。
まどかと美樹さやかがポカーンと口を開けこっちを見ているので、二人を背にしてばっちりとポーズを決める。
ほむら「天が呼ぶ地が呼ぶ人が呼ぶ…魔女を倒せと私呼ぶ。魔法少女、homu strange参上」
さやか「……うわぁ」
まどか「ほ、ほむらちゃん……?」
ショートコントをやってる間に、私達は使い魔に取り囲まれていた。
本当は使い魔とだけ距離をとって欲しいのだけど、二人は私からも距離を取っている。
ほむら「使い魔たち、悪の住処に帰りなさい」
両手に携えた拳銃が火を噴く。じわじわと距離を詰めていた敵を片っ端から打ち落とし、二人の周囲の安全を確保する。
その際も動きは極力美しく、切れのある形を意識する。
まどか「なんだかわかんないけど、凄い……」
さやか「これ、もしかして私達守られてるの?」
ほむら「ええ。でも、こいつで最後」
一通りの使い魔を撃ち倒し、変身を解除する。そして、二人の方へ向き直る。
どうやら魔女は逃げたらしく、いつの間にか私達は結界の外だった。
ほむら「あらら、もうばれちゃうなんて思ってなかったな。私、魔法少女なの」
ID:g5i3FuTo0か?期待
>>829
やっぱり有ったのかwwww
生き残ってたら森次さん並の戦士になれたんやろか
さやか「魔法少女……って、アニメじゃあるまいし」
ほむら「でも、事実なのですよ。私達ぐらいの年頃の女の子は、稀にその素質を持っている子がいるです」
まどか「それが、ほむらちゃんなの?」
ほむら「その通り。そして希望を振りまく我ら魔法少女は、絶望を引き寄せる存在である魔女達と」
QB「日々、戦い続けてるのさ。人知れずね」
まどか「あっ、やっぱりこの子、喋るんだ」
さやか「やれやれ、普通の女の子である私たちまで…もしかして巻き込まれちゃった感じかな?」
ほむら「ざっつらい。そーなのよ」
マミ『ねえQB、……ピンチの女の子達を助けて、命の恩人になろうと思ったのに』
QB『どうやらその女の子が魔法少女だったようだね』
マミ『ようだね、って…もう!出るタイミングがなくなっちゃったじゃない』
QB『僕に文句言われても……それは彼女に言ってよ』
ほむら「ん?そこに誰かいるわね…もしかして巴マミかしら」
マミ『……』
QB『こそこそしてないで出てきてくれないかい?マミ』
マミ『今行くわよ、少し静かにしててくれる?』
マミ「さっきの戦い、見せてもらったわ。あなたも魔法少女なのね」
まどか(あれ、見滝原の制服…?)
さやか「まどか、この人知ってる?」
まどか「ううん、知らないけど…」
ほむら「三年生の巴マミ先輩。成績は中の上で、友達は多くない。休み時間は主に本を読んだりして過ごす静かな少女」
マミ「気持ち悪いくらい知ってるのね。あなたは何者かしら?」
ほむら「今日転校して来たばかりのあなたの後輩よ。よろしく、巴先輩…いえ、魔法少女mami sniper」
マミ「へぇ……」ニヤリ
>>154来たかと思いきや
まさかの3人目だと!?
ほう、いいぞもっとやれ
俺はこれからあんこちゃんと魔女狩りのバイトに行ってくるから
今まで私が実践した事があるのは、『クールで無表情で付き合いの悪い私』と、素の状態の私の2パターンだった。
それなのに今回は……全く別の、『正直こちらから関わりを持ちたくは無い電波女な私』として活動する事にした。
その理由の一つが、巴マミ。お姉さんを気取りたがる彼女なら、今の私のような『(頭が)可哀想な女の子』は放っておけないだろう。
まして、魔法少女という接点があるなら尚更のこと。そこにもう一つ『仲間が欲しい』という彼女の気持ちにこたえてあげたなら、私と親しくならないはずはない…!
これなら巴マミが対ワルプルギスの夜で共に戦ってくれる事は決まったも同然と言えるだろう。
そして、私が初めて出会ったまどかは、巴マミの教えによって最終決戦で力を発揮できた。新人をたくさん確保する事が前提の作戦である今回、指導者としての彼女の存在も貴重なものなのだ。
ほむら「現役の魔法少女でトップクラスの実力を持つベテランさん。それはそれは、素敵な噂になってますわ」ペコリ
マミ「……余計に気味が悪いわね。まあいいわ、すぐにでも魔女を追いたいところだけれど、あなた方を放っても置けない」
ほむら「だったらお茶でもしましょう?ね、まどまど。さやさや」
まどか「ふぇ?!」
さやか「私はいいよー、付き合ったげる。なんだかもう他人事じゃないみたいだしね~…」
他の魔法少女が絶望しにくい方法だな
>>831
そうこうしている内にワルプルギスの夜も過ぎ、季節は夏
>>855
あわびも、沖縄も、無いんだよ
むほっ
ほむら「前もって話しても誰一人信じてくれなかった・・・」
ほむら「ほむほむッ!(契約しちゃ駄目!)」
まどか「え?」
ほむら「ほむぅ!ほむむー!(みんな、そいつにだまされてるのよ!)」
これ思い出した
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY-dr1Aww.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuYmM33Aww.jpg
http://beebee2see.appspot.com/i/azuY8tT3Aww.jpg
>>865
なんで一瞬画太郎絵に見えたんだろう
さやか「大丈夫だよ。きっと何とかなるよ。諦めなければきっと、いつか…」
上条「何でも出来るくせに何もしないあんたの代わりに、あたしがこんな目に遭ってるの。それを棚に上げて、知ったような事言わないで」
あれ?ほむスピナーにワルプルしまっちゃえば解決じゃね?
/ / ,r ====ヾi/r=' ´ ̄ ̄`ヽ、:`:ヽ、
/ / ム--,-,- :/: ヾ: :'´: :/ :ヾ: -、. r-、
,. /////: /: /: : : /: :/: : : : :_: : - '´ ヽ
,///////: :/: :/: : : : /:/|: : : : / `ヽ: : : : : :l: : ヽ、
〉/////: : :/: :/: : : :イ:/ |: : :/ ヽ:i: : : :.l: : : : ヽ
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/:/: :{//:ll: : :|: :i: : : / | |X、 l:|l: : : |: : : : : :|
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/:イ: :i: : :|: : : : :l: : : : ト ,r'//i}゙ヽ _/__|:/ |: :l: : : :i.|
l:/|: :|: : : l:__ : : ヽ: : :| ゙ー' ' イ/r-、, |:/: : /l:| なんでまだスレ生きてんだよ
!' .|: :l: : :,>,-、ヽ:|ヽ: :| ヽヽヽ !,-'リ ' /: : :/ |:!
| .l: :|: : { { /,> ヽ{ ' `゙゙ /: : / /
| l: :l゙、:ヽ 、_ ゝ, ,. -- 、 ヽヽ/: :/ あと私が華麗に>>900ゲットだ
! ヽ!ヽ: :ヽ二´__ / ´ `,ゝ -'イ
゙、: : : : : : i\ ` ー ― '´ /i
l: :i: : : : :| .i`ヽ、 , . イ: |
__ |: :i : : : :| | イ ´i: : :.iヽ!
/ __ `ヽ,.r―t- 、| | l: : : | ヾ
i/ `ヽ、\`ヽヽ、 ト-、i: : :.|
/ }`ヽ、 \\ ヽ , ヾ / ー‐ 'ヽ
/ | ヽ \\ / / ̄ヽ
ヽ / / / ( )`ヽ
ヽ / / / /`='ヽ .l
ヽ / / l ゝ== ' l
/ .l ヽ ノ
/ ,l _ ` ー― '
/ | ,r'´ ,´`ヽヽ
/ | / rヽ--{ i
/ | l l ゝ __ノ l
/ | ヽ ゙、 / /
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/ 、 r― --- ' `ヽ
/ 、 、 ノ
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/ ヽ ,.
|\ ,.イ
ヽ / `ヽ、 ,. - ' /
、 ヽ ./ ` ー 、 _____ , - ' /
..ヽ ヽ ,〈 /
ヽ ヽ ∧ヽ /
まさかスレ生きてると思ってなかったよ
それに此処に書くにしても絶対終わらないし、スレ建てたほうがやっぱりいいよね
さぁ、続きが読みたかったら僕と『契約』してこのスレを埋めてくれると魔力が上がるよ!
QB卵産め
__
-‐ニ ┤
_ -‐ ´ / }
__ /´ `ヽ、 j
_ -‐二 ─ァ (:.r:.) ヽノ
く  ̄ / (:.r:.) ヽ\
\ / / 、_, } ヽ
ヽ/ { ー´ ノ ヽ
/ ハ イ ヽ
,′ | ゝ / l ヽ_┐
_ l ├─`ー ┬- l´ l ヽ //
\ヽミヽ/ ! l ! l /ヘ
/⌒ ヽ\〃ミヽ、 j ,' l\ ∧_ // ゚ \
/ ( `ノ \、 l \/レ-< 、 ゚、_ _ )
/ \ /o ノヽ\ ハ i ヾ、:..ヽ \゚`ヽ、 \
{ r‐` ̄ / o o / `ー┘ { { | `"ヽ `ヽ、_)`ー--'
、 ゝ-/ / / ! 丶 { ヽ
\ 'ー─/__ / / l ∨ / }
\ ´ _ -‐ ´ l { ∧ ノ
` ー─-- -─ ´ ((l, H ト、ゝ─ ´ /
〉 ハ / (r , '´
ゝノ/ ノ  ̄'
ハァ…君達の力はそんなものなのかい?これじゃあまどかの秘めた魔力の足元にも及ばないよ
…まぁでも仕方ないから君達の願いは叶えてあげよう
23時30分にスレを探してみるといい。…きっと君達の望んだものがみられるはずさ
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