カレン「パパがインダストリアルイリュージョン社を買収するデス」
カレン「ここは大好きなパパのためにカレンが一肌脱ぐデス!」
カレン「ペガサスにデュエルで買ってパパの買収をお手伝いするデース!」
カレン「でも遊戯王よくわからないデース。あ、そうだ!アリスたちに聞いてみよーっと!」
ピポパポ
アリス「もしもーし、あ、カレン、どうしt」
カレン「おい、デュエルするデース!!」
-忍の家-
カレン「えー! じゃあアリスも遊戯王知らないんデスかー?」
アリス「遊戯王なんてやったことないよ~」
忍「ごめんなさい。私も良く知らないのです。 確かカードゲームなのは知っているのですが……」
カレン「これは困りましたネー。はやくしないとペガサスが逃げてしまうデス」
アリス「ペガサス? 天馬?」
忍「あ、そういえばなんだかお姉ちゃんがよくドロー!とかやってるのを見たことがあります!」
カレン「oh! 勇はデュエリストなんですか?」
勇「そうよ~」
忍「あれ、お姉ちゃんいたんですか?」
カレン「勇! 私に遊戯王教えてくだサイ!!」
アリス「私もやってみたいな~。 カードゲームは実は得意なんだよ! 花札とか!」
忍「アリスもやるなら私もやってみます!」
勇「でも遊戯王するならまずはカードを手に入れないとね」
カレン「ハイハーイ! 私知ってマース! カードは拾うんデスよね?!」
勇「カードショップに行くのよ」
-カードショップ-
陽子「綾ーこのカード可愛くない?」
綾「え? そ、そ、そ、そそうねかわいいわね」
綾(モ、モリンフェン?! 陽子こんなのが好きなの?!)
忍「あ、綾ちゃんに陽子ちゃんです!」
陽子「あれー? 皆揃ってこんなところで会うなんてびっくりだなー」
綾(えぇ?! な、なんで皆がカードショップに?! これじゃ陽子とのデュエルデートが!!)
カレン「ヨーコとアヤヤは遊戯王してるんデスかー?」
陽子「私はまだルール覚えたぐらいだよー。綾がどうしても一緒にやろうって言うからさー」
綾「ちょ、ちょちょっと何言ってるのよ! 別に私は陽子とふたりでタ、タ、タッg」
綾「たーーー、たーーーー」
陽子「……え?何?」
アリス「アヤは遊戯王得意なの?」
綾「え? あ、そ、そうよ! 一応大会とかでも入賞したことあるんだから!」
アリス「へぇ~アヤはすごいなぁ」
勇「あら、綾ちゃんはなかなかできそうね。 どう? 私とデュエルしてみない?」
カレン「おお! デュエル見たいデス! ヨーコ! アヤとイサミのデュエル見ながら私にルール教えてくだサイ!」
陽子「いいよー」
忍「あ、陽子ちゃん私たちにもお願いします! アリスも一緒に見ましょう!」
アリス「うん!」
綾「え、ちょ、ちょっとまだ私はするだなんて……」
綾(…・・・陽子にいいところ見せたい…・・・)
綾「わ、わかったわ! 勇さん、うけて立ちます!」
勇「お手柔らかにね~」
陽子「始まる前に簡単にルール説明するね」
~説明中~
カレン「OKデス! 大体わかったデス!」
アリス「結構複雑なんだね~」
忍「」
カレン「あれ~? シノどうしたデース? 大丈夫デスよ! やってるうちにわかってくるデスよ!」
アリス「一緒に覚えようね」
忍「ううっ、アリスはなんて優しいのでしょう! そうだ! 私は優しいアリスデッキをつくります!」
アリス(私のカードなんてないよ……)
陽子「お、そろそろはじまるみたいだよー」
綾 LP8000
勇 LP8000
綾「先攻はもらいます! 私のターン! ドロー!」
綾「私はマジックカード、《テラ・フォーミング》を発動! デッキから《忘却の都 レミューリア》を手札に加えます」
勇「あら、綾ちゃんは水属性デッキなのね。ふふ、似合ってると思うわ」
アリス「イサミはファッションだけじゃなくてデュエルのコーディネートの才能もあるんだね」
陽子「勇姉はすごいなー。多才だね」
綾「さらに《ジェネクス・ウンディーネ》を召喚! 効果発動!」
カレン「遊戯とかは表側守備表示で召喚してマスけど、アヤヤはなんでしないデース? どうせ攻撃できないなら守備表示のほうがいいと思うんデスけど」
陽子「OCGルールでは表側守備表示では召喚できないんだ」
カレン「ふーん。色々違うんデスね! カードも落ちてないし!」
陽子(カードが落ちてるのなんてサテライトだけだよ……)
綾「《海皇の竜騎隊》を墓地に送って、手札に《ジェネクス・コントローラー》、さらに竜騎隊の効果で《深海のディーヴァ》を手札に加えます!」
勇「【ジェネクス海皇】ね、やっかいなデッキだわ」
綾「私はカードを1枚伏せてターンエンドです」
綾 LP8000 手札5・モン1《ウンディーネ》・魔罠1
勇 LP8000 手札5
勇「私のターン! ドロー!」
綾(絶対に陽子にいいところ見せるんだから! 勇さんがまずは殴ってきてくれれば予定通りなんだけど……)
勇「私は《ライトロード・マジシャン ライラ》を召喚!」
綾「ライトロード?!」
勇「そうよ~私のデッキは【ライトロード】 さぁ、行くわよ~」
勇「ライラでウンディーネを攻撃!」
綾「くっ!」
勇「さらにメインフェイズ2でライラの効果を発動! 伏せカードを破壊するわ」
勇「伏せカードはサイクロンね」
綾「う~~」
勇「ふふふ、私はこのままターンエンド。エンドフェイズにライラの効果でデッキトップから3枚を墓地に送るわ」
落ちたカード:《オネスト》《ライトロード・モンク エイリン》《BF-暁のシロッコ》
綾(シロッコ? 墓地BFとの混合型ね!)
カレン「おお、イサミはうまいデスネー!」
陽子「綾ーがんばれー!」
綾「」ボッ
カレン「アヤヤはイサミにしてやられて顔真っ赤デスかー? それともヨーコn」
綾「あああああかくなんてなってないわ!!!!」
綾 LP7500 手札5
勇 LP8000 手札5・モン1《ライラ》
綾「私のターン! ドロー!」
綾(ライロ相手だとあんまりのんびりできないわ。墓地のシロッコも嫌だし……ここは」
綾「勇さん! 覚悟してくださいね! いきますよ!」
綾「私は《深海のディーヴァ》を召喚! 効果を発動! デッキから《海皇の重装兵》を特殊召喚」
綾「ここでフィールド魔法《忘却の都 レミューリア》を発動するわ! その効果でディーヴァと重装兵のレベルを2上げます!」
勇「合計レベルは8……何が出てくるのかしら?」
綾「勇さん、まだ終わりじゃありませんよ! 私は重装兵の効果でさらに《氷結界の輸送部隊》を召喚します!」
勇「これでレベルの合計は9……なるほど、そうくるのね」
綾「《海皇の重装兵》と《氷結界の輸送部隊》に《深海のディーヴァ》をチューニング! シンクロ召喚! 《氷結界の龍 トリシューラ》 !」
カレン「オオー! アヤヤカッコイイデース!!」
忍「ほうほう。今のがシンクロ召喚なのですね。とってもかっこいいです!」
陽子「早くも綾のエースモンスターの登場だ! はりきってんなー」」
勇「まずいわね~」
綾「トリシューラの効果でライラ、墓地のシロッコ、さらに勇さんの手札を1枚除外します!」
除外された手札:《ライトロード・エンジェル ケルビム》
綾「トリシュでダイレクトアタックよ!」
勇「ふふっ、綾ちゃん、まだまだよ」
綾「え?!」
勇「戦闘ダメージを受けた瞬間、手札から《冥府の使者ゴーズ》を発動するわ~」
綾「そ、そんな!!」
勇「ふふふ、トリシュで抜かれなくて良かったわ~」
綾「う、う~~」
綾「私は《サルベージ》を発動! ディーヴァと重装兵を手札に加えて、カードを1枚セットしてターンエンドです……」
綾(まだ激流葬があるから大丈夫よ……このターン耐えればまたディーヴァで返せるわ!)
綾 LP7500 手札3・モン1《トリシュ》・魔罠1
勇 LP5300 手札3・モン2《ゴーズ》《カイエントークン》
勇「私のターン、ドロー」
勇「まずは《大嵐》を発動して伏せカードを割るね」
綾「あ、あ~」
勇「《激流葬》、危ないカードね」
勇「さらに私は《ソーラー・エクスチェンジ》を発動。《ライトロード・ウォリアー ガロス》を捨ててカードを2枚ドロー」
勇「《ソーラー・エクスチェンジ》の効果でデッキトップからカードを2枚墓地へ送るわ」
落ちたカード:《裁きの龍》《サイクロン》
勇(うーん、落ちが悪いわねぇ)
勇「私はさらに《光の援軍》を発動。デッキトップからカードを3枚墓地へ送り、《ライトロード・サモナー ルミナス》を手札に」
綾(ルミナス……っ……まずいわ!!)
落ちたカード:《トラゴエディア》《ライトロード・ビースト ウォルフ》《ソーラー・エクスチェンジ》
綾「ああぁ! ウォルフが!」
勇「いいカードが落ちたわ~。ウォルフを特殊召喚。さらに私はルミナスを召喚して効果を発動」
勇「手札から《BF-大旆のヴァーユ》を捨てて、墓地から《ライトロード・マジシャンライラ》を特殊召喚」
陽子「綾はまずいなぁ、勇姉のデッキすげぇ回ってる」
アリス「でもライフはアヤがだいぶ勝ってるよ?」
陽子「大体はライフアドバンテージよりもボードアドバンテージのほうが重要なことが多いんだよ」
忍「??」
カレン「そろそろ決まりそうデスね!」
勇「レベル4ウォルフとライラでオーバーレイ! エクシーズ召喚! 《輝光子パラディオス》!」
カレン「oh! これがエクシーズ召喚デスね!! カッコイイーー」
陽子「これは決まっちゃったなぁ」
勇「パラディオスの効果でトリシューラの攻撃力を0にするわ。さぁ、総攻撃よ~」
綾「ううう~~」
勇「ゴースでトリシューラを攻撃! さらに他のモンスターでダイレクトアタックよ~!」 綾LP7500→0
綾「ま、まけたぁ~」
陽子「いやーいいデュエルだったよ! 綾も勇姉も強いなー」
勇姉「ふふ、綾ちゃんすごかったわよ~」
綾「勇さんはすごく強いですね。とてもかないませんでした……」
アリス「なんだかとっても楽しそう! 私もデッキ組んではやくやりたいなー!」
忍「まだよくわかりませんが、なんだか楽しそうでしたね。私もデッキを組んでみます!」
カレン「遊戯王はとっても楽しそうデース!」
カレン「あれぇ、なんか忘れてる気がするデス……」
カレン「まぁいっかー!」
アリス「うーん、カードがいっぱいありすぎて選べないよ~」
陽子「自分の好きなカードが1枚見つかれば後はそれに合うカードを選んでいけばいいんだけどねー」
アリス「うーん、好きなカードかぁー」
アリス「好きなもの……シノ、シノ…あ、これにしよーっと!」
陽子「私もデッキ組もうかなー!」
綾「陽子はもうデッキあるじゃない。ところで、陽子って本当に初心者なの? やたらとルールに詳しいわよね」
陽子「あ、ばれたー? 実は弟や妹とよくやってたんだよねー」
綾「どうりで詳しいわけね。なんで嘘なんてついたのよ!」
陽子「嘘じゃないよー。確かに初心者ではないけれどルール知ってるだけで私は弱いからさー」
陽子「それに大会上位の綾先生に初心者として教えを請おうと思ってねー」
綾「あああああやせんせい?!」
カレン「シノはもうデッキできたデスかー?」
忍「はい! できました! 見てください! 金! 髪! 金! 髪!」
カレン「シノー同じカードは3枚までなんデスよー! 40枚同じカードじゃダメデス!」
忍「そうだったんですか! うーん、困りましたねー。どうしましょう」
アリス「シノの好きなそのカードに合うカードをいれていけばいいんだよ! ヨーコが教えてくれたんだ~」
忍「なるほど! この可憐な金髪少女にあうカードをいれればいいんですね!」
アリス(大丈夫かな……シノ……)
カレン「それじゃあ私もデッキを組むデース!」
カレン「うーん、どんなデッキがいいデスかねー」
カレン「あ、このキラキラ光ってるのカッコイイ! あ、これも!」
忍「カードって結構高いんですね。お小遣いが足りないかもしれません」
綾「レアカードはやっぱり高いわねー」
カレン「フッフー、実はパパの権力でここのカードショップの商品は全部半額にしてもらいまシタ! 思う存分デッキを組みまショー!!」
陽子「全部?!」
綾「カレンのお父さんって何者なの……」
カレン「皆デッキはできたデスかー?」
忍「はいっ、できました!」
アリス「できたよ~」
陽子「私もデッキ新しく作ったよ」
綾「私も少し改良したわ」
カレン「OK! それでは早速デュエルデース!!」
勇「もうここのカードショップ閉まる時間よ」
カレン「NOOOO!」
忍「ここは一度私の家に皆で来てください! そこでデュエルしましょう!」
忍「お姉ちゃん、皆を呼んでもいいですか?」
勇「いいわよ~」
カレン「それではシノの家に行きまショー!」
-忍の家-
カレン「さぁ、デュエルデース! 最初の相手は誰デスかー?」
ピンポーン オトドケモノデース
忍「宅急便ですかね。ちょっと見てきます」
・・・・・・
・・・・・
・・・
・・
忍「小包が届きました。誰からでしょう」
アリス「差出人の名前書いてないの?」
忍「インダストリアルイリュージョン社と書いてありますね」
カレン「あれぇ? なんだかどっかで聞いた名前デース」
綾「インダストリアルイリュージョン社、通称I2社。デュエルモンスターズを作っている会社よ」
陽子「へぇーそんなところからなんだろう。もしかしてレアカードかもしれないね!」
綾「何か懸賞でも応募したの?」
忍「私はしていませんが……お姉ちゃんは何か応募しましたか?」
勇「私も知らないわ~」
忍「うーん、なんでしょうね。とりあえず開けてみましょう」
忍「ビデオが入ってました」
陽子「カードじゃないの?」
綾「今やブルーレイの時代にビデオ?!」
カレン「時代遅れデース」
アリス「なんでビデオなんて送ってきたんだろう」
忍「とりあえず見てみましょうか」
綾「だ、だめよ!!」
陽子「え?」
綾「だ、だって、呪いのビデオかもしれないわ!!」
綾「女の人がテレビから出てくるのよ!!!」
カレン「アハハー! アヤヤは面白いこといいマスねー!」
陽子「綾~、それこないだ私が貸したホラー映画の……」
綾「陽子があんなもの貸すからよー!! 一人で寝れなくなったらせ、せ、責任とってよね!!」
陽子「え~、除霊でもしてもらう~?」
綾「もーっそういうことじゃないわよー!」
アリス「大丈夫だよー呪いのビデオなんてないよ~」
忍「そうですよ、見てみましょう」
ガチャン
TV「ハロー、ナイストゥーミートゥー、ガール達」
忍「銀髪の男の人ですね。なんでしょうか」
綾「こ、この人ペガサス・J・クロフォードよ! I2社の会長よ!」
ペガサス「私をご存知なようデスねー。そうデース。私はI2社の会長ペガサス・J・クロフォードデース」
カレン「あ! 思い出したデス! 私はペガサスを倒すために遊戯王始めたデース!!」
綾「えぇ?! そうなの?!」
陽子「カレンはペガサスと知り合いなのか?」
カレン「全然知らないデース! 私はパパのために戦うのデス! いざ、勝負勝負!」
アリス「ぱぱのため?」
ペガサス「私のI2社は彼女、九条カレンの父親によって買収の危機に立たされていマース」
ペガサス「私は九条カレンとのデュエルに勝利し、I2社を守らなければなりまセーン」
綾(デュエルで買収が決まるだなんて……デュエル脳すぎるわ!!)
忍「なんでカレンのお父さんじゃなくて、カレンがデュエルするんですか?」
カレン「パパはデュエルは素人なんデスよー。そこで私の出番というわけデス!」
陽子(カレンも遊戯王今日始めたんじゃないか……)
ペガサス「それではデュエルをはじめマース」
カレン「のぞむところd」
勇「待ちなさい!」
ペガサス「WOW! ユーは確か先代のジャパンチャンピオン大宮勇!」
綾「ジャパンチャンピオン?!」
アリス「イサミってそんなすごい人だったの?!」
陽子「ファッションモデルでプロデュエリスト?! 勇姉すごすぎる!!」
忍「そうだったんですか。知りませんでした!」
アリス「えぇ?! シノも知らなかったの?!」
勇「カレンちゃん、ここは私に任せなさい。たまにはお姉ちゃんらしいところも見せるわ~」
カレン「う~、イサミ、私を甘く見てマスねー! 私でも勝てマスよー!!」
勇「相手はデュエルモンスターズの生みの親……それにおそらくこれは闇のゲームよ」
アリス「やみのげーむ?」
カレン「なんだかカッコイイデスね!」
綾「闇のゲーム?!」
忍「綾ちゃんは知っているんですか?」
陽子「闇のゲームといえば確か伝説のデュエリストたちの……」
綾「き、危険だわ! やっぱり呪いのビデオよ! 勇さん、もうやめましょう!」
勇「ふふふ、大丈夫よ、私は負けないわ」
ペガサス「OKデース。九条カレンの代わりに大宮勇とのデュエルをしマース!」
カレン「うーん、なんだかよくわからないデスけど、今日のところはイサミに譲るデース」
ペガサス「それではデュエル開始デース」
ペガサス LP 8000
勇 LP 8000
ペガサス「先攻はもらいマース。ドロー!」
ペガサス「私は《増援》を発動。《終末の騎士》を手札に加えマース」
勇「あら、そんなカード使ったことないわよね?」
ペガサス「ミーのデッキは日々進化してマース。もう紙束ではありまセーン!」
ペガサス「終末の騎士を召喚して、効果を発動しマース。デッキから《トゥーン・キャノンソルジャー》を墓地に送りマース」
勇「相変わらずの【トゥーン】ね」
ペガサス「トゥーンのキャラクター達は最高デース! OCGルールでもトゥーンが強いことを証明してみせマース!」
ペガサス「私はさらに魔法カード《強欲で謙虚な壺》を発動しマース!」
めくったカード:《トゥーン・ジェミナイ・エルフ》《リビングデッドの呼び声》《トゥーンのもくじ》
ペガサス「私が手札に加えるカードは《リビングデッドの呼び声》デース。これで私はターンエンドデース」
カレン「イサミ! こんな変な奴はすぐやっつけるデスよ!」
カレン「私とキャラが被って許せないデス!!!」
ペガサス LP 8000・手札5・モン1《終末の騎士》
勇 LP 8000
勇「私のターンよ。ドロー」
勇「私はカード・ガンナーを召喚して効果を発動するわ」
ペガサス「カード・ガンナー、デッキトップから1~3枚を墓地へ送り攻撃力をアップさせる準制限カード。強力なモンスターデース」
勇「私はもちろん3枚墓地へ送るわ」
落ちたカード:《死者蘇生》《裁きの龍》《オネスト》
勇(落ちが悪すぎるわ……)
勇「バトルよ。カードガンナーで終末の騎士を攻撃!」
ペガサス「オーノー! ミーのモンスターは破壊されダメージを受けマース!」
勇「私はこれでターンエンドよ」
忍「やりました! お姉ちゃんがダメージを与えましたね!」
陽子「墓地のカードが悪いな・・・・・・ライトロードには辛すぎる」
綾「ペガサスがなんだか不穏だわ。何かのコンボの準備をしているのは間違いないわね」
アリス「イサミなら大丈夫だよ! きっと勝てるよ!」
カレン「そうデスよ! こんなカタコトヤロウなんてイサミの敵じゃないデス!!」
ペガサス LP 7500・手札5
勇 LP 8000・手札5・モン1《カード・ガンナー》
ペガサス「OK、私のターン。ドロー」
ペガサス「フフ、マジックカード《打ち出の小槌》を発動しマース!」
ペガサス「手札のカード3枚をデッキに戻してカードを3枚ドローしマース!」
綾(手札交換カード、やっぱり何かあるわね……)
勇「そのカードはディスアドバンテージを負うわよ?」
ペガサス「そんなことユーに言われなくても知っていマース!ミーは必要だから採用しているのデース!」
ペガサス「私はカードを3枚セットしてターンエンドデース」
ペガサス LP 7500・手札2・魔罠3
勇 LP 8000・手札5・モン1《カード・ガンナー》
勇「私のターン」
勇(伏せカードが少し怖いわね)
勇「私は《ソーラー・エクスチェンジ》を発動。手札のウォルフを捨てて2ドローするわ」
落ちたカード:《ライトロード・マジシャン ライラ》《光の援軍》
ペガサス「oh! 強力なサーチカードが落ちてしまったようデース。WOW!」
勇「さらに私はカード・ガンナーの効果を発動。墓地に送るカードは3枚よ」
落ちたカード:《ライトロード・ビースト ウォルフ》《ライトロード・パラディン ジェイン》《BF-暁のシロッコ》
ペガサス「NO! 今度はすばらしいカードたちが墓地へ送られたのデース!アンビリーバボー!」
勇「ウォルフを効果で特殊召喚するわ!」
勇(罠の発動はなし……激流葬の可能性が高いわね)
勇「このままバトルフェイズよ! ダイレクトアタック!」
綾「罠を警戒して通常召喚を見送ったのね」
ペガサス「激流葬をよんだユーのプレイングが見事ですが、この罠は《聖なるバリア ミラーフォース》!」
綾「あぁ! 止められた!」
陽子「やっぱりそううまくはいかないか~」
勇「ミラーフォースだったのね」
勇「まぁ仕方ないわ。カードガンナーの効果で1ドロー。さらにメインフェイズ2で私は《ライトロード・ウォリアー ガロス》召喚するわ」
勇「私はこのままターンエンドよ」
ペガサス「NO! 勝手に終わらないでくだサーイ。ユーのエンドフェイズにリバースカードを発動しマース!」
ペガサス「トラップカード《リビングデッドの呼び声》を発動しマース! 墓地の《トゥーン・キャノン・ソルジャー》を特殊召喚!」
勇「ついに動いてきたわね」
ペガサス「そうデース、次のターンでユーは負けるのデース! さらに速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動! デッキから2体のトゥーンキャノンソルジャーを特殊召喚しマース!!」
勇「暴走召喚? まずいわね~。ガロスはデッキに1体しかいないわ」
綾「これはまずいわ! 次のターン1キルされるかもしれない!」
アリス「イサミー……」
ペガサス LP 3750・手札3・モン3《トゥーンキャノンソルジャー》×3・魔罠1《リビデ》
勇 LP 8000・手札5・モン1《ガロス》
ペガサス「私のターン、ドロー!」
ペガサス「トゥーンの恐ろしさをユーに特別に見せてあげマース!」
ペガサス「2000ライフを払い、《トゥーン・ワールド》を発動しマース!」
ペガサス「さらに手札から《団結の力》を《トゥーン・キャノン・ソルジャー》に装備しマース!」
勇「装備カード?!」
綾「まずいわ!!」
ペガサス「トゥーンのキャラクター達はトゥーン・ワールドから飛び出してダイレクトアタックができるのデース!」
ペガサス「3体のトゥーンキャノンソルジャーでダイレクトアターーック!」
勇 LP8000→1400
勇「……やられたわね」
陽子「なんとか耐えたな……」
カレン「さぁ、ここからイサミの逆転がはじまるデスよー!!」
綾「いや、だめだわ・・・…」
ペガサス「安心するのは早いデース! 私はレベル4トゥーン・キャノン・ソルジャーでオーバーレイ。《ガガガガンマン》を守備表示で特殊召喚しマース!」
ペガサス「ガガガガンマンの効果を発動! さらにトゥーンキャノンソルジャーでガガガガンマンと自身を射出するのデース!」
ペガサス「これでミーの勝ちデース! 【トゥーン1キル】は無敵デース!」
勇 LP1400→0
ペガサス「私の勝ちデース! これでI2社は買収の危機から脱しマース!」
カレン「イサミ! 大丈夫?!」
勇「」
忍「た、大変です! お姉ちゃんが負けたショックで気絶してしまいました!!」
ペガサス「ちっちっち 気絶ではありまセーン。今のゲームは闇のゲームデース!」
勇「私はここよ~」
陽子「勇姉の声だ!」
カレン「テーブルのほうから声がするデス」
アリス「あれ、こんなカードさっきまであった?」
綾「そ、そのカードから声がしてるわ!」
ペガサス「アンビリーバボー! 彼女の魂はカードに封印されてしまったのデース!」
ペガサス「ミレニアムアイがなくてもなんで闇のゲームができるかなんて細かいことは知りまセーン!」
ペガサス「I2社を買収しようとした報いデース!」
綾「やっぱり呪いのビデオだったじゃない! 闇のゲームだなんて!!」
アリス「闇のゲームに負けるとカードにされちゃうの?」
綾「そうとはかぎらないけど、色々な罰ゲームがあるのよ・・・・・・。実際に見たのは初めてだわ」
カレン「カタコトヤロウ! 許さないデスよ! 今すぐ私とデュエルするデス!」
ペガサス「デュエルデース! といいたいところデスがもうビデオの残り時間はありまセーン!」
ペガサス「私とデュエルしたければアメリカまで来るのデース」
ペガサス「今アメリカでペガサス・J・クロフォード杯という大会が開かれていマース」
ペガサス「そこで勝ち抜けばミーとデュエルする権利を差し上げマース!」
ペガサス「それではがんばってくだサーイ!」
アリス「ビデオ終わっちゃったよ」
勇「はやくペガサスに勝って私をここからだしてね」
忍「なんてすごいことでしょう! アリスもぜひカードに!!」
アリス「やめてよ!!!」
カレン「パパに頼んで皆でアメリカにいけることになったデース!」
カレン「イサミを元に戻すため、いざ、しゅっぱーつ!デース!」
ブーン
カレン「アメリカについたデスよー!」
忍「わ~、外国です! 金髪です! 金!髪!」
勇「まずは大会会場でエントリーしないとね」
アリス「うーん……」
陽子「どうしたんだ、アリス。なんだか顔色悪いよ?」
アリス「私まだデュエルしたことないんだけど大丈夫かなぁ」
綾「大丈夫よ、陽子でさえできるんだから」
陽子「ちょっと綾! それどういう意味だよー!」
-大会会場-
忍「わぁ、たくさん人がいますね」
アリス「みんなデュエリストなのかなぁ」
カレン「あ、あそこでデュエルしてますよ!」
男1「フゥン! 久方ぶりに合えばまた凡骨に逆戻りか。貴様など大会に出る前に潰してやる!」
男1「リバースカードオープン! エネミーコントローラー!」
男2「ぬうう!」
綾(確かあの人って……)
陽子「エントリーはあっちだな」
カレン「よーし、エントリーするデース!」
-第一回戦-
アリス「いきなり私の出番だなんて……」
忍「アリス! がんばってください! もしカードになっても一生大事にしますよ!!」
アリス「えぇ?! 今回も負けたらカードになるの?!」
勇「だいじょうぶよ~。少なくとも第一回戦は普通のデュエルよ」
綾「そうね、大丈夫だと思うわ」
アリス「よかったぁ」
陽子「相手は誰なんだ?」
綾「それが……」
アナウンス「第一回戦はアリス・カータレットVS烏丸 さくら!!」
陽子「からすちゃん?!」
烏丸先生「アリスさん?! それに皆さんも! どうしたの?!」
陽子「それはこっちのセリフだよ! まさか、からすちゃんもデュエリストなのか?」
烏丸先生「はい! 先生はこう見えても実はプロデュエリストなんですよ!」
綾「ええええー!」
勇「あら、みんな知らなかったの?」
烏丸先生「大宮さんのお姉さんとはよく戦ったんですよ~」
アリス「先生は強いの?」
烏丸先生「ふふふっ先生は結構強いのよ~」
アリス「そ、そんなぁ」
忍「烏丸先生と、アリス、どっちのカードも捨てがたいですっ!」
陽子「カードから離れろー!」
アナウンス「デュエルを開始します。参加者フィールドについて下さい」
烏丸先生「アリスさん、今日は楽しいデュエルにしましょうね」
アリス「ま、負けないよ!」
烏丸先生「先生だって負けませんよっ!」
デュエル開始ィ
アリス LP8000
烏丸先生 LP8000
アリス LP8000
烏丸先生 LP8000
アリス「先攻はもらうよっ! ドロー!」
アリス(ええと、まずは……)
アリス「魔法カード《増援》を発動するよ! サーチするカードは《忍者マスター HANZO》!」
綾「アリスのデッキは忍者ね!」
忍「アリスかっこいいですよー!」
カレン「oh! ジャパニーズ忍者!」
陽子(なるほど、忍ってか……)
アリス「HANZOを召喚して効果発動! 《忍法 超変化の術》をサーチ!」
アリス「カードを2枚伏せてターンエンドだよ」
アリス LP8000・手札4・モン1《HANZO》魔罠2
烏丸先生 LP8000・手札5
烏丸先生「アリスさん、なかなかの立ち上がりね。先生も負けません! ドロー!」
烏丸先生(あの伏せの1枚は超変化。うかつにモンスターはだせません……)
烏丸先生「カードを2枚セットしてターンエンドです」
アリス(うーん、先生がモンスターをだしてくれないと発動できないよー)
烏丸先生「さぁ、アリスさんのターンですよ」
アリス LP8000・手札5・モン1《HANZO》魔罠1
烏丸先生 LP8000・手札4・魔罠2
アリス「ドロー!」
アリス(あ、このカードは!)
アリス「私は《成金忍者》を召喚するよ! そして効果発動! これでモンスターがいっぱい!」
アリス「手札の《忍法 変化の術》を捨てて《覆面忍者ヱビス》を特殊召喚!」
烏丸先生「アリスさん、伏せにはもう少し警戒しないといけませんよっ! トラップカード《激流葬》を発動! モンスターを全て破壊します!」
アリス「あー、あー!」
アリス「このままターンエンド……」
アリス LP8000・手札4・魔罠1
烏丸先生 LP8000・手札4・魔罠1
烏丸先生「先生のターンです! ドロー! 魔法カード《サイクロン》で伏せカードを破壊します!」
アリス「伏せカードは超変化の術だよ……」
烏丸先生(アリスさんのモンスターがいなくなったから安心して展開できます!)
烏丸先生「先生は《レスキューラビット》を召喚! 効果を発動します!」
綾「レスキューラビット! 何が出てくるかによるけどちょっとまずいわ……」
烏丸先生「ふふ、このカードにも実はアリスさんって名前をつけたんですよっ!」
アリス(せ、先生?!)
烏丸先生「《ジェリービーンズマン》を2体特殊召喚です!」
綾「レベル3バニラの最強モンスター! 先生のデッキは3軸ね!」
陽子「うさぎだなんてからすちゃんらしいなぁ~」
烏丸先生「2体のモンスターでダイレクトアタック!」
アリス「キャーッ」
シノ「アリスー! がんばってくださいーい!」
アリス「うぅ、シノ~」
アリスLP8000→4500
烏丸先生「さらに、レベル3《ジェリービーンズマン》2体でオーバーレイ! エクシーズ召喚!《発条機雷ゼンマイン》」
綾「戦闘耐性に加えて除去性能もあるやっかいなカードだ出てきたわね」
陽子「からすちゃんやるなぁ」
カレン「先生もなかなかやりマスねー!」
烏丸先生「これでターンエンドです」
アリス LP4500・手札4
烏丸先生 LP8000・手札3・モン1《ゼンマイン》魔罠1
アリス「私のターン! ドロー!」
アリス「私はもう一度《忍者マスターHANZO》を召喚するよ! そして効果発動! 今度は《忍法 変化の術》を持ってくるよ!
烏丸先生「罠カード発動します! 《奈落の落とし穴》 アリスさんのモンスターをゲームから除外です!」
アリス「また罠にやられたーっ!」
アリス「カードを1枚伏せてた、ターンエンドっ」
アリス LP4500・手札4・魔罠1
烏丸先生 LP8000・手札4・モン1《ゼンマイン》
烏丸先生「ドロー!」
烏丸先生「アリスさん、悪く思わないでください! ここで決めます!」
烏丸先生「先生は800ライフポイント払って《魔の試着部屋》を発動します!」
綾「まずいわ!! アリスの伏せカードはきっと変化の術……たくさんモンスターがでたら危ない!」
カレン「アリスーっ! もっとがんばるデース! アリスなら勝てるデスよー!!」
めくったカード:《サイクロン》《神の警告》《強欲で謙虚な壺》《魔の試着部屋》
烏丸先生「あ、あれー?」
烏丸先生「こ、こういうこともありますっ! 先生は《マッド・ロブスター》を召喚! ゼンマインを攻撃表示にしてバトルっ」
烏丸先生「ダイレクトアターック!」
アリス「フフン、先生、伏せカードには警戒するんだよっ!」
アリス「トラップカード発動! 《強制脱出装置》!
烏丸先生「変化の術じゃない?!」
アリス「ゼンマインをエクストラデッキに戻すよっ!」
綾「破壊できないゼンマインをうまく除去したわ!」
忍「アリスすごいです!」
烏丸先生「アリスさん、すごいです! よくできました!!」
烏丸先生「先生はこれでターンエンドです」
アリス LP4500・手札4
烏丸先生 LP8000・手札2・モン1《マッドロブスター》
アリス「私のターンドロー!」
アリス「!」
烏丸先生「さぁ、アリスさん、ここが正念場ですよっ!」
アリス「先生、いくよ! 私は《忍者義賊ゴエゴエ》を召喚! カードを2枚伏せてターンエンドだよ!」
烏丸先生(こんどこそ変化の術ね)
アリス LP4500・手札2・モン1《ゴエゴエ》魔罠2
烏丸先生 LP8000・手札2・モン1《マッドロブスター》
烏丸先生「ドロー!」
アリス(いまだっ!)
アリス「先生のドローフェイズにトラップカード《忍法 変化の術》を発動!
烏丸先生「このタイミングで発動?! まさか!」
アリス「特殊召喚するのは《ダーク・シムルグ》だよ! さらに続けてトラップカード《魔封じの芳香》を発動!」
烏丸先生「アロマコントロール?!」
綾「やったわ!! シムルグのロックが完成したわ! これは簡単に抜けないっ!」
カレン「おおお!! アリス最高デース!!」
陽子「いいぞ! アリス!」
忍「アリスー! アリスー!」
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