IV「まきますか まきませんか ?」 (80)

※効果はナンバーズ関連のみアニメ効果です


IV「なんだこのメールは」

III「どうしたんですか?IV兄様」

IV「ファンクラブの上位会員限定で、俺と直接メールのやりとりができるサービスをやってるんだが……そのメールの中に変なのが混じってやがったんだよ」

III「どれどれ、見せてください」

III「ふむぅ。もしかして僕宛じゃないですかね?これ」

IV「何でだ?」

III「いや、最近よくいるんですよね。「俺のグスタフマックスにIIIきゅんのくるっとした耳毛を巻いてくれえええええ!!」みたいなファンレターを送ってくる輩が」

IV「突っ込みたいところは色々あるんだけどなんでそんなのを俺のとこに送ってくるんだよ。てかお前ファンいたのかよ」

III「はい。WDCに出場して以来、ファンがつき始めました。今ではファンクラブもできる程です」

IV「まぁこの俺の弟なんだから、ファンクラブくらいないとな」

III「フフ、IV兄様はそんなことを言っていられる程余裕は無いはずですよ。先日、僕のファンクラブの会員数が兄様を上回りました」

IV「な、なんだと!?嘘つけ!」

III「本当ですよ。これを見てください」

IV「これはハートランドシティのデュエリストのファンクラブ規模ランキングか………何!俺が3位でお前が1位!?」

III「えへへ」

IV「弟に負けるとは屈辱だ、畜生。しかも3位…………もう一人は誰だ」

III「んーと、柴崎元治?見たことのない名前ですね」

IV「まあいい!今に見てろIII!すぐにまた1位の座に返り咲いてやる」

III「尤も、WDCで兄様のゲスい本性を見せてしまった以上、それは困難だと思いますけどね」

IV「うるせえ!もう用が無いなら出てけ!」

III「全く、兄様ったら。短気は損気って言いますし、あんまり怒ると血圧上がりますよ?乳酸菌とってますか?」

IV「いい加減出てけよ!出てけぇ!」

IV「はぁ、やっと出ていったか。」

IV「しかし、IIIに勝つのは実際かなり難易度が高いな……あいつの場合女みたいなルックスのせいで俺とは違い男性ファンもついているだろうし」

IV「だが地道にやるしかない。まずはファンへの態度を改めるか。この意味不明なメールにも返信してやろう」

IV「まきます…と。送信」カタカタッターン

IV「さて、暇だしテレビでも見るか」ポチッ

TV(司会)「今、今世紀最大の対決が行われようとしている!!!!」

TV(司会)「赤き血滾る超熱血プロデュエリスト、片桐大介に挑むは!!」

TV(司会)「期待の超新星!!柴崎元治ーーーーー!!!!!」

TV(観客)「うおおおおおおおお!!!」

TV(柴崎)「ハローーーーーー!!!皆待ってたかーー!!ここに柴崎の爺さん降臨だよーーーーー!!!!」

TV(観客)「うおおおおおおお!!!!」

IV「すごい人気だな。これがファンクラブ会員数2位のデュエリストか」

IV「しかし、ただの爺さんじゃねーか」

TV(柴崎&片桐)「デュエル!!」

TV(片桐)「いけえ!ン熱血指導だァ!!熱血指導王ジャイアントレーナーでダイレクトアタック!!!」

TV(柴崎)「ぐああああああ!!」

TV(司会)「おーっとお!柴崎元治に大ダメージだぁーーー!!!残りライフは100!!このまま負けてしまうのかーー!?」

TV(柴崎)「まだだ!!まだ私は負けてはいない!私は真の切り札!!かじゅきを召喚する!!!」

TV(柴崎)「かじゅきいいいいいいいいいい!!!!」

TV(司会)「おおーーーっと!ここできたか!!柴崎元治の切り札!!」

TV(観客)「ワーワー!!」

TV(柴崎)「出でよ、RNo.4!!蒼星石!!」

IV「……!?なんだ、あのモンスターは…!ナンバーズだと!?」

TV(蒼星石)「はぁっ!庭師の鋏!!」

TV(司会)「勝ったああああああ!!柴崎が勝ったああああ!!!見事な逆転勝利!今年の新人王は彼になること間違いなし!!」

IV「ナンバーズか。これは調べてみる必要がありそうだ」

トロン「IV、入るよ」ガチャッ

IV「おい、入る時はノックしろって言ってるだろうが!」

トロン「あぁ、ご、ごめん」

IV「それで何の用だ?」

トロン「君宛に荷物が届いていたよ。ここに置いておくから、じゃあね」ガチャン

IV「なんだあこのデカい鞄は。また武田鉄男とかいうやつの嫌がらせじゃないだろうな。この前送ってきやがったヤツワクガビルは流石に応えたが……まあ開けてやるか」ガチャン

IV「?なんだこれ。人形?」

IV「綺麗だな。俺好みの人形だぜ。今日寝る時はネクロドールと一緒に抱いて添い寝するとしよう」て

IV「ん?なんだこりゃ。薇?」

IV「ここに入れるのかな……」カチャキリキリキリ

人形「」キリキリキリキリキリキリ

IV「うわっ、動き始めた!?」

人形「…….」パチッ

IV「ッ……」ビクッ

人形「あら…?あなたが私の薇を巻いたのぉ?」

IV「キエェェエエエエシャベッタアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」ドンガラガッシャーン

人形「ちょっと、驚きすぎじゃない?腰抜けねぇ」

IV「突然人形が喋り始めたら誰でも驚くだろ!お前は一体なんなんだ!」

人形「私は逆十字を標されし最凶のローゼンメイデン。第1ドール、水銀燈よぉ」

IV「ローゼン……メイデン?」

水銀燈「そう。もしかしてご存知かしら?」

IV「あぁ、知っているとも……俺たちドールマニアに知らぬ者はいない伝説中の伝説!俺も探しまわったことがあったぜ」

水銀燈「そう。なら話が早いわぁ。あなたからは闇のフィールが感じられる…私の媒介になりなさい」

IV「は?意味わからないが…媒介、つまり契約者ということか」

水銀燈「いいえ。私があなた如きに指輪を渡すとでも思って?おばかさぁん」

IV「どういうことだ?」

水銀燈「知らないようだから教えてあげるけど、私は契約無しに人間から力を吸い上げることができるのよぉ」

水銀燈「尤も、例えあなたにその気が無くとも使わせてもらうけど」

IV「光栄だ、是非使ってくれ」

水銀燈「え?」

IV「伝説のドールの媒介になれるなんて、滅多にあるもんじゃない。俺にとってはご褒美だ」

水銀燈「チッ、気持ち悪ぅい。死ぬまで使い尽くしてあげるわ。じゃあね、あなたが死んだら見にきてあげるわぁ」

IV「待て、どこへ…」

水銀燈「決まってるじゃなぁい、出てくのよ。あなたみたいなおばかさんといたら私にまで移るわ」

水銀燈「………」

水銀燈「あ、あのぉ…」

IV「なんだ?」

水銀燈「外に出るにはどうしたら…」

IV「ここをこう行ってこうだ」

水銀燈「礼は言わないわよ!」

IV「行ってしまったか。少し残念だな」

IV「しかし今は、他にやるべきことがある。柴崎とかいうデュエリストが持っていたナンバーズについて調べなければ…」

IV「そうですか、ありがとうございます。では明日、よろしくお願いします」ピッ

IV「なんとかアポとれたか。タダの爺さんに見えるが意外と忙しいんだな」

IV「さて、デュエルをしないとも限らないし、デッキを調整しておおくか…ん?」

IV「おい、そんなとこで何してるんだ?水銀燈」

水銀燈「チッ」

IV「出てったんじゃなかったのか?」

水銀燈「う、うるさいわねぇ」

IV「一体どうしたんだよ、用があるなら言え」

水銀燈「う……」

IV「おい、はやく言え」

水銀燈「それは…」グー

水銀燈「ッ…!?」

IV「なんだ、腹が減ってたのか」

水銀燈「い、今のは私じゃないわよ!///」

IV「ハイハイ、ちょっと待ってろ」

水銀燈「くっ…」

IV「ほらよ、クロワッサンしか無かったが。食うか?」

水銀燈「しょうがないわねぇ……どうしても食べてほしいみたいだから食べてあげるわぁ。光栄に思いなさい」ガツガツ

IV「言い終わる前から食べてんじゃねーか」

IV(こいつ生意気だな…しかし、いつもの俺ならマジギレしてるレベルなんだが、不思議と怒りが湧いてこない。というより、罵倒されたとしても伝説のドールと会話していること自体が喜びだ)

水銀燈「」ジー

IV「なんだ?ああ、おかわりか、しょうがねえなぁ」

水銀燈「べ、別にそんなこと言ってないわよ!」

IV「はいはい、待ってろ待ってろ」

水銀燈「そういえば、まだ名前を聞いてなかったわねぇ。なんて言うの?」

IV「IV…だ」

水銀燈「あらぁ、偽名?」

IV「ああ」

水銀燈「本当の名前は教えてくれないのねぇ。まぁ、興味ないからいいけど。それより、はやくクロワッサンを持ってきて」

~次の日~

IV「ここが柴崎の爺さんとの待ち合わせの場所か」

水銀燈「随分寂れたところねぇ。全くひと気が無い。私好みだけど」

IV「まぁ、プロデュエリスト2人が会うんだからな。こういうところじゃないと、ファンに見つかったら大変だ」

水銀燈「そう」

IV「で、お前何でついてきたんだ?」

水銀燈「だって興味があるじゃなあい。柴崎ってデュエリスト、なかなかの腕前なんでしょう?」

IV「ああ。というか、お前デュエルわかるのか」

水銀燈「ええ。これでも薔薇乙女最凶のデュエリストと呼ばれていたのよぉ」

IV「へぇ……おっと、柴崎の爺さんが来たぞ、隠れてろ」

水銀燈「あっ、ちょっとその前に」

IV「何だよ」

水銀燈「私、隠れてる間暇になっちゃうでしょう?だから…」

IV「はいはい」つポッキー

水銀燈「流石、わかってるわねぇ」ススッ

柴崎「やぁやぁ、遅れてすみませんねぇ」

IV「いえいえ、初めまして。この日を楽しみにしておりました」

柴崎「こちらこそ。いつかお会いしたいと思っていましたよ」

IV「早速ですが、柴崎さんにお伺いしたいことがありまして」

IV「あなたの持っている、RNo.というカードについてなのですが…」

IV「少し見せてもらえないでしょうか?」

柴崎「いやぁ、それは少し無理ですねぇ。申し訳ない」

IV「そうですか。そのカード、一体どこで手に入れたものなんですか?」

柴崎「はは、パックで当てたんですよ」

IV「そのようなカードの収録しているパックはありません」

柴崎「…………」

IV「失礼ですが、何故嘘をおつきに?」

柴崎「お前…私のかずきを奪いにきたのか」

IV「かずき?」

柴崎「そうはさせないぞ!私のかずきは誰にも渡さない!!デュエルだ!」

IV「はぁ?」

柴崎「うおおおおお!!デュエルディスク、セット!Dゲイザー、セット!」

IV「チッ、仕方ねぇ」

IV「フォオオオオオオ!!」

柴崎&IV「デュエル!!」

水銀燈「ふふっ、面白くなってきたじゃなあい…あなたの実力、見せてもらうわよぉ」ボリボリ

柴崎:LP4000
IV:LP4000

IV「先攻は俺だ!俺のターン、ドロー!」

IV「俺は魔法カード、トレード・インを発動!手札からネクロ・ドールを墓地へ送り、デッキからカードを二枚ドローする!」

IV「更に、手札からジャンク・パペットを発動!ネクロ・ドールを蘇生する!」

ギミック・パペット-ネクロ・ドール ☆8
DEF/0

水銀燈「あのモンスター…」

IV「そして、ギア・チェンジャーを召喚!」

ギミック・パペット-ギア・チェンジャー☆1
ATK/0

水銀燈「フフ、やっぱり。私とデッキが同じなんて、やるじゃなあい」ボリボリ

IV「ギア・チェンジャーの効果発動!自分フィールドの選択したギミック・パペットと同じレベルになる!俺が選択するのはネクロドール!……ギアアップだ!!」

ギミック・パペット-ギア・チェンジャー☆1→☆8

IV「そして俺は、レベル8のモンスター2体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れよ!運命の糸操りし片翼の人形!No.40!ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス!」

No.40 ギミック・パペット-ヘブンズ・ストリングス★8
ATK/3000

IV「俺はこれでターンエンドだ。精々足掻いてみせろや、ジジイ!」

IV:手札4

柴崎「私のターン、ドロー!」

柴崎「私は時の魔術師を召喚!」

時の魔術師☆2
ATK/500

IV「時の魔術師…まさか!?」

柴崎「私は時の魔術師の効果を発動!」

水銀燈「へぇ、ギャンブルを…面白いじゃなあい」ボリボリ

柴崎「コインの裏表を当てる。当たれば相手モンスターを全て破壊。ハズレなら自分のモンスターを全て破壊し、その攻撃力の半分のダメージを受ける」

IV「ふん、やってみやがれ!」

柴崎「私は表を選ぶ!」

コイントスの結果:表

柴崎「ハハハ!!やれえ、時の魔術師!タイムマジック!!ヘブンズストリングスを破壊だ!」

IV「くっ!」

柴崎「まだだ!私は手札から二重召喚を発動!そして、D・クロックンを召喚!」

D・クロックン☆2
ATK/600

柴崎「更に!手札からレベル・マイスターを発動!手札の勇気の砂時計を墓地へ送り、クロックンと時の魔術師のレベルを4に変更する!」

時の魔術師☆2→4
D・クロックン☆2→4

柴崎「レベル4モンスター2体でオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!!現れよ、RNo.4!蒼星石!!」

IV「くるか…!」

水銀燈「何!?」

書きためは嬉しいが早すぎんよー追いつけない

RNo.4 蒼星石★4
ATK/1900

水銀燈「蒼星石!?」

蒼星石「水銀燈、久しぶりだね」

水銀燈「!?……気付かれた!」ボリボリ

IV「水銀燈!隠れていろと言っただろう!」

蒼星石「例え隠れていたとしても、気配でわかるけどね」

柴崎「お前もローゼンメイデンの契約者か」

>>36
すまん
まさか読んでる人いると思わなかったからさっさと終わらそうかと
もうそろそろ書き溜めなくなる

水銀燈「フン、誰がこんなおばかさんと契約すると思って?ただの媒介よ。それに蒼星石……あなた、一人なのねぇ。あなた一人だとすごく惨めに見えるわよぉ」

蒼星石「嫌味のつもりかい?ポッキーの食べカスを口の周りにつけたまま言われてもねぇ」

水銀燈「!?……あっ!うるさいわねぇ」フキフキ

柴崎「私がこの蒼星石と契約して以来、全てが上手くいっている。若い頃に断念したプロデュエリストの夢も、今こうして叶えることができている」

柴崎「ファンの数も今やハートランドシティで2位!」

柴崎「私がハートランドシティのキングになるのも時間の問題!」

IV「だが、ファンの数がいくら多かろうと実力が伴わなければ何の意味もない」

蒼星石「ならマスターの実力が君より上だということを今ここで証明する。僕の力で」

柴崎「さあ、デュエルの続きだ。私は蒼星石の効果を発動!オーバーレイユニットを1つ使い、相手の手札を確認することができる!」

蒼星石「レンピカ!」ピカーン

IV「何!?」

柴崎「護封剣の剣士、やはり持っていたか。ならば、更なる効果!相手の手札のカードを一枚選択し、墓地へ送る!私が選ぶのはは当然護封剣の剣士!」

IV「くそッ…」

柴崎「更に、蒼星石でダイレクトアタック!」

蒼星石「はぁーッ!」

IV「ぐあああああ!!」

IV:LP4000→2100

柴崎「私はこれでターンエンド!」

柴崎:手札1

IV「俺のターン、ドロー!」

IV「俺は墓地のネクロ・ドールの効果を発動!ヘブンズストリングスを除外し、ネクロ・ドールを墓地より特殊召喚!」

IV「更に、手札からマグネ・ドールを特殊召喚!」

ギミック・パペット-マグネ・ドール☆8
DEF/1000

IV「こいつは、お前のフィールドにモンスターが存在し、俺のフィールドにモンスターがギミック・パペットしか存在しない時手札から特殊召喚できる」

IV「俺の本当のサービスはこれからだ…レベル8のモンスター2体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

IV「現れろ、No.15!地獄からの使者!ギミック・パペット-ジャイアントキラー!!」

No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー★8
ATK/1500

柴崎「何のつもりだ?攻撃力は蒼星石の方が上だ!!」

IV「俺の本当のファンサービスを見せてやる!!ジャイアントキラーの効果発動!!」

IV「オーバーレイユニットを1つ使い、このカード以外のエクシーズモンスターを全て破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!!」

IV「やれ、ジャイアントキラー!蒼星石をジャンクにしろ!!」

蒼星石「それはどうかな?」カンコーン

IV「何!?」

柴崎「残念ながら、RNo.はRNo.以外のモンスターとの戦闘では破壊されず、RNo.以外の効果では破壊できない」

IV「なん…だと…!?」

蒼星石「フフ、それで終わりかい?」

IV「……くっ……カードを一枚伏せ、ターン、エンドだ……」

IV:手札3

柴崎「私のターン、ドロー!!」

柴崎「私は手札から装備魔法、庭師の鋏を発動!蒼星石に装備!!」

蒼星石「ありがとう、マスター」ジャキィン

柴崎「そして、私はオーバーレイユニットを1つ使い、蒼星石の効果を発動!!さあ、手札を見せろ」

蒼星石「やれ、レンピカ!!」

IV「くっ…」

柴崎「ならばこのカード、トラゴエディアを墓地へ送らせてもらう!」

柴崎「そしてバトルフェイズ、蒼星石でジャイアントキラーに攻撃!」

IV「だが、お前の持つRNo.と同じように、ナンバーズはナンバーズでしか倒せない!!」

蒼星石「それはどうかな?」カンコーン

IV「まさか!」

柴崎「庭師の鋏の効果発動!コイツは蒼星石にのみ装備することができる。そしてその効果!装備モンスターが攻撃する場合、バトルフェイズの間、攻撃対象のモンスターの効果を無効にしその攻撃力の数値を蒼星石に加える!」

RNo.4 蒼星石
ATK/1900→3400

蒼星石「庭師の鋏の切れ味!たっぷり味わってもらう!」ズバッ

IV「ぐああああああ!!!!」

水銀燈「IV!!」ボリボリ

IV:LP2100→200

柴崎「お前に蒼星石を倒す手段は無い……カードを一枚伏せ、ターンエンド!」

柴崎:手札0

IV「くっ、勝てないのか………俺は…」

IV「アジアチャンピオンが…情けねぇ…」

時々ID変わってるけど、iPhoneとPC併用してるんだすまん

水銀燈「立ちなさい!媒介!」ボリボリ

IV「水銀燈?つかもう食うのやめろ」

水銀燈「私の媒介として、負けることは許されない。諦めたら人の心は死んじゃうのよ。かっとビングよ!」

IV「お前昨日のWDC特集番組見てたろ」

水銀燈「この指輪に口づけしなさい」

IV「何だと?」

水銀燈「この私が力を貸すと言っているのよぉ?」

IV「水銀燈、お前………」

IV「わかった。俺はお前と、契約する!」

水銀燈「さぁ、私の力を使いなさぁい」

IV「これは………水銀燈がカードに!?」

IV「フッ、面白ェ。ここからが俺の…いや、俺たちのファンサービスだ!!」(ここらへんでBattle of Rozeが流れる)

IV「俺のターン、ドロー!」

IV「リバースカードオープン!傀儡儀式-パペット・リチューアル!!」

柴崎「何!?魔法カードを伏せていただと!?」

蒼星石「なるほど、僕の効果で墓地へ送られるのを防ぐために」

IV「その通り!そして、このカードは自分のライフが相手より2000ポイント以上少ない時のみ発動できる!」

蒼星石「上手い……!」

柴崎「だが、私がそんなカードの発動を許すと思うか!リバースカードオープン!魔宮の賄賂!そのカードは無効になり、お前はカードを一枚ドローする!」

IV「フッ」

柴崎「何を笑っている!?」

IV「パペット・リチューアルの効果は強力だ。だが、発動したターンはバトルを行えない制約がある。どのみちこのターンでお前たちを倒すことはできなかった」

蒼星石「ということは、本命は別か」

IV「俺はギミック・パペット-死の木馬を召喚!」

ギミック・パペット-死の木馬☆4
ATK/1200

IV「そして、死の木馬の効果発動!死の木馬自身を破壊する!そして、死の木馬が墓地へ送られた時、手札からギミック・パペットを2体特殊召喚する!」

IV「出でよ、2体のギア・チェンジャー!」

IV「そして、2体目のマグネ・ドールを特殊召喚!」

IV「ギア・アップだ!!ギア・チェンジャーのレベルはマグネ・ドールと同じレベル8となる!」

IV「水銀燈…お前の力、使わせてもらうぜ!俺はレベル8のモンスター3体でオーバーレイネットワークを構築!エクシーズ召喚!!」

IV「出でよ、RNo.1!!水銀燈!!!」

RNo.1 水銀燈★8
ATK/3000

IV「水銀燈の効果、発動!!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い、相手フィールド上のモンスター1体を破壊し、その攻撃力分のダメージを与える!!」

水銀燈「ジャンクにしてあげる!!」

柴崎「かじゅきいいいいいい!!!」

蒼星石「うわあああああ!!!」

柴崎:LP4000→2100

IV「まだだ!水銀燈は、この効果で破壊したモンスターの攻撃力分、その攻撃力をアップする!!」

IV「よって水銀燈の攻撃力は!!」

RNo.1 水銀燈
ATK/3000→4900

柴崎「バ、バカな……!攻撃力4900だと!?」

水銀燈「倍返しよ!」

IV「意外とミーハーなんだな」

IV「まぁいいや…バトルフェイズ!!水銀燈でダイレクトアタック!!」

水銀燈「はぁっ!!」

柴崎「ぐあああああ!!」

柴崎:LP2100→0

柴崎「そんな…この私が負けるなんて!」

IV「悔しいでしょうねぇ」

蒼星石「マスター……」

IV「所詮ナンバーズ頼り。大したことねえな、ヘボデュエリストが」

蒼星石「それ以上マスターを悪く言わないで!!」

>>53
蒼にもNo.の名前はついてるから倒せるだろ

水銀燈「さて、蒼星石。わかっているわねぇ?」

蒼星石「水銀燈…」

水銀燈「形はどうであれ、これは薔薇乙女同士の戦い。歴としたアリスゲームよぉ」

蒼星石「わかっているさ」

水銀燈「わかっているなら、さあ早く。あなたのローザミスティカを寄越しなさぁい」

蒼星石「マスター」

柴崎「どうした、蒼星石?」

蒼星石「ここでお別れだ」

柴崎「何!?そんな……何故だ!私はそんなこと認めない!」

蒼星石「これが僕たち薔薇乙女の宿命なんだ。さよならマスター、楽しかったよ」

柴崎「かずき!!」

蒼星石「今までありがとう…」

柴崎「かじゅきいいいいい!!!!」

水銀燈「貰っちゃった貰っちゃったぁ~wwwwww蒼星石のローザミスティカぁ~wwwwwww」

IV「と、いうわけだ」

トロン「ふむふむ。それで、結局RNo.って何だったの?」

IV「俺もよくは知らない。どうやら、ローゼンメイデンと契約した者にドールが力を貸す時にとる一つの形らしい」

トロン「じゃあ、ナンバーズとはあまり関係ないんだね」

IV「ああ。ちなみに柴崎の爺さんはあの後1勝もできず、そのままプロデュエリストを引退したらしい」

トロン「それで、水銀燈は?帰ったの?」

IV「いや、うちにいる」

トロン「!?」

IV「別に構わんだろう?」

トロン「いや、構うよ!ただでさえうちには超絶穀潰しクソニートがいるというのに」

IV「あんたも人のこと言えねーだろうが」

蒼星石「あ、マスター!お茶を淹れてきました」ガチャリ

IV「ありがとう」

トロン「?この子が水銀燈?イメージと違うなあ」

IV「違う。こいつは蒼星石」

トロン「え?ローザなんとかを抜かれて物言わぬ人形になったんじゃ?」

IV「なんだかよくわからんが…カードの精霊になって生き伸びているらしい」

トロン「拾ってきたところに返してきなさい」

IV「俺がカードを持っている限り、俺から離れることができないらしい」

トロン「じゃあそのカードを捨ててきなさい」

IV「蒼星石が嫌だって」

トロン「破れ」

IV「俺家出てくぞ」

トロン「嘘嘘!僕おにんぎょうだぁ~いすきwwwwww」

IV「まああんたが働くようになったら考えてやるよ。今はあんたも俺の金で食ってるんだから文句言うな」

V「どうしたんだ?騒がしいぞ。私の至高のネトゲタイムの邪魔だから静かにしてくれないか」

トロン「穀潰しさん!潰れちゃいな!」

III「そういえば、あのメール送ってきたのって誰だったんですか?ファンクラブの上位会員しか送れないんですよね」

IV「あぁ…白崎って名前だった。会ったことは無いからどんなやつかは知らん」

III「ちょっと怖いですね。ストーカーの女性ファンとかだったらどうします?」

IV「いや、男だったぞ。しかも、ファンクラブの会員の中でも特に熱心なメンバーだ」

III「それって…」

IV「うぇ…」ゾクッ



ラプラスの魔「IV様ーー!結婚して!!」



おわり

>>68
すまん、ご指摘の通りだ

SSって難しいね、俺の考えが安易だった

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年10月08日 (火) 18:50:27   ID: KNzxUCxT

デュエルばっかなのが残念
キャラ同士の絡みがもっと見たい

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom