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男「というお話だったのさ」

女「ちょっと何言ってるか分からないですね。病院行きましょうか」

男「いやいや、この話は実に意味深長なんですよ」

女「どの程度の深さなのでしょうか、甚だ疑問です」

男「…1光年ですかね」

女「それは時間…あっ、普通に距離でした」

男「罠にまんまと嵌りましたね」

女「私は文系です」

男「私も文系です」

女「知っています」

男「インドア派です」

女「知ってます」

男「はがないです」

女「その略称も、貴方の交友関係も知っています」

男「サブカルチャーに詳しいんですね」

女「私は文系です」

男「さらに、私は非常に気まぐれです」

女「当然知ってます」

男「彼女もいます」

女「知ってます」

男「えっ?」

女「はい?」

男「ゲフン…何でもありません」

女「実は、私も彼氏がいます」

男「マ…マジですか」

女「マジです」

男「……」

女「ショックでした?ねえ今どんな気持ち?」

男「いや、待てよ…」


男「それは違うよ!!」

女「一瞬あなたの背後に論破の文字が見えました」

男「それはそうと、今、私達は二人っきりですね?」

女「ええ、襲われてもおかしくないシチュエーションです」

男「サブカルに影響され過ぎです。襲いませんよ」

女「…チッ」

男「舌打ち!?」

男「とにかく、彼氏が居るのならこんな状況許されないはずです。はい論破」

女「貴方童貞ですね」

男「どどど童貞ちゃうわってか何故バレた」

女「今時は貞操観念が緩いですからね。セフレと恋人、両方いてもおかしくないです。
貴方のような重い人はほとんどいませんよこの童貞」

男「お願いですからら繰り返さないでください」

男「…あれ?今の流れだと、私がセフレみたいじゃないですか」

女「問題ありません、今日は勝負下着ですから」

男「ほ、ほほう…それは何色ですか?」

女「淡いピンクです、興奮しましたか?」

男「正直、あけっぴろげ過ぎて萎えました」

女「なかなかどうして、加減とは難しいものですね」

男「後、ビッチという点も減点です」

女「おや、私に恋人がいる事を認めましたか」

男「認めるも何も、貴方が言った事でしょう」

女「むっ」

男「やはり、個人的には一途な子が一番ですね」

女「ほうほう」

男「あと下着は黒ですね」

女「今一瞬で話が吹っ飛びましたね、
というか貴方の方がすけべじゃないですか」

男「ぐへへ…すけべしようや…」

女「喜んで」スッ

男「嘘です嘘ですすいません」

女「チキンボォォイ!」

男「…でも、」

女「…はい?」

男「てえぇいっ!」

ピラッ

女「……」

男「……」





男「う…ひ、ひと思いに殴ってくれよ…」

女「は…恥ずかしい……」カアア

男「急にしおらしくならないでください。ギャップで軽く死ねます」

女「…そうですか、こういうのが好きなんですか」

男「漢のロマンって奴です」

女「では、参考にさせてもらいますね…黒下着も」

男「今さらながらそんな事言った自分が恥ずかしいです」

女「やーいへんたーい、たんしょーう」

男「」

女「くくく、弱みを見つけてしまいました」

女「とにかく、私は気になるあの人にアタックしてみます」

男「やはり彼氏は嘘でしたか」

女「何という上から目線。むかつきます」

男「なら、せいぜい落としてみてくださいね」

女「はい、必ず」

男「……正直、何でお前がここまでするのか分からない」

女「さあ、きっとそんなろくでなしに惚れた私もろくでなしなんでしょ」

男「いえいえ、貴方はとっても素敵ですよ」ニッコリ

女「なんて恐ろしい笑顔。営業スマイルとはよく言ったものです」

男「人間、相手の本音を引き出すのは簡単ではないという事でしょう」

女「何か教訓めいてますけど、普通にあったりまえだのクラッカーじゃないですか」

男「バレたか」

男「…こうしてると、時間があっと言う間に過ぎて行きますね」

女「非常に心地よいですね…」

男「……」

女「……」



男「……愛してる」

女「…ぅぁっ!?」

女「ち、ちょっといきなり何を」

男「ルイズたんを」

女「…………」




女「男ー、ザ:暴行ごっこしましょ♪」ググッ…

男「あっちょっごめんなさ」


終わり
    クソスレもう建てないで…マジで

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