一方通行「俺の打ち止めがこんなにかわいいわけがない」(451)

 第三次世界大戦が終わってから四年。
 月日がたつのは早いもので、学園都市の“闇”も完全に崩壊し、俺も番外個体もなンとか“日常”に溶け込ンできた。
 ンで、まァ。あのガキもすっかり成長して、その外見もだんだん大人びてきた……ワケだが……。

一方「おい、ガキ。ちょっと、冷蔵庫の缶コーヒーとってくれ」

打止「は? なんでアタシがとらなきゃいけないの? 自分でとれば?」

 ……。

一方「どうしてこうなった……」


※新訳までのネタバレあり

打止「てか、いい加減ガキって呼ぶのやめてくんない?」

一方「あ? じゃあ、打ち止め。コーヒーとってくれねェか?」

打止「気安く名前で呼ばないでよ」

一方「……。分かったよ、じゃあ検体番号20001」

打止「長い。キモい」

一方「……。どうしろってンだよ?」

打止「話しかけないで」

一方「」

一方「オイ。ありゃどういうことだよ番外個体?」

番外「さぁね。ミサカに聞かないでよ」

一方「お前なら、ネットワーク通じて何か分かるんじゃねェのか?」

番外「分からないって。アンタが無意識に寝込みでも襲ったんじゃないの?」

一方「馬鹿言うな」

番外「じゃあ、ミサカもしらなーい。……ちなみに蛇足だけど、ミサカはアンタらのギクシャクする姿を見てるの大好き」

一方「テメェ……。知ってて、言わないンじゃねぇだろうなァ?」

番外「ケケケッ。どうだろうねー?」

一方「くそったれが……」

黄泉川「うわぁ、やっちまったじゃん!」

芳川「どうしたのかしら?」

黄泉川「今日の晩飯、カレーなのに、じゃがいもがないじゃん!」

芳川「じゃがいもは入れなくてもいい、という意見も世には跋扈しているわ」

黄泉川「私はじゃがいも入れる派なんだよ」

芳川「へぇ……。まぁ、私もだけど」

黄泉川「とは言っても、この昼過ぎに買い物に外出るのは暑いじゃん?」

芳川「あー、はいはい。なるほどね」

 ……。

芳川「打ち止め! 一方通行! 買い物頼みたいんだけど!」

一方「あン?」

打止「……」ムスー

番外「」ニヤニヤ

番外「芳川やるじゃん、あの二人を一緒に買い物させるなんて! グッジョブ!」

芳川「ええと、多分だけど、貴方の思うような思惑じゃないわよ?」

番外「は?」

芳川「あの二人、最近ぎくしゃくしてるじゃない? だからこれを機に仲直りさせてあげようと」

番外「えー? 二人が仲直りしちゃったらミサカつまらないー!」

芳川「そ、そう……」

 ――――――――――――

一方「(どうしてこうなった……)」

打止「……」ムスー

打止「……」ダンマリ

一方「」

打止「……」ダンマリ

一方「(無言だ……)」

打止「……」ダンマリ

一方「(ま、まァ、そっちが話す気ねェンなら別にいいけどよォ……)」

打止「……」ダンマリ

一方「(いいけどよォ……)」

打止「……」ダンマリ

一方「(っ~~!)」

一方「お、おい。なんか買いたいもンねェか?」

打止「ない」

一方「」

一方「そ、その、腹すかねェか?」

打止「すかない」

一方「なんなら、俺がなンかおごってやってもいいんだぞ?」

打止「いらない」

一方「そ、そうか……」

打止「……」ダンマリ

一方「」

打止「……」ダンマリ

一方「」

打止「……」ダンマリ

一方「(なンなンだよ! この空気!)

 <スーパー内>

一方「」

打止「……」ダンマリ

一方「」

打止「……ハイ」スッ

一方「お、おう。どうした?(ビビった……)」

打止「ジャガイモ」

一方「お、おう」

打止「……」ダンマリ

一方「か、籠に入れてくれ」

打止「ん」スッ

一方「」

打止「……」ダンマリ

 ガラガラガラッ!

一方「今、帰った」

打止「……」ダンマリ

黄泉川「お、おかえりじゃん」

一方「これ、ジャガイモ」

黄泉川「お、おう」

一方「釣りはここに置いとく」

黄泉川「お、お疲れ様」

一方「……」

 バタンッ ←一方通行がドアを閉める音

芳川「駄目か。進展なしね」

番外「やった。進展なしね」ニヤニヤ

黄泉川「つーワケで、緊急黄泉川家保護者会議を始めます」

番外「わー、ぱちぱち」

芳川「……」

黄泉川「議題はもちろん一方通行と打止の関係の険悪について」

番外「はいはーい! ミサカに意見がありまーす!」

芳川「ッ、貴方は保護者じゃないでしょうが」

番外「まぁ、細かいことは置いとこうかしらん?」

芳川「はぁ……。で、意見って何よ?」

番外「第一位に打ち止めを襲わせるってのはどう? 肉体関係さえ結んでしまえば、あとはどうにでもなんだろ」

芳川「却下。やっぱロクでもないわね、貴方」

番号「な、なんでさー!?」

黄泉川「馬鹿は放っといて。まぁ、二人一緒に遊びにいかせるってのが無難じゃん?」

芳川「そうね」

黄泉川「で、場所はどうする?」

番外「ラブホとかいいんじゃ、」芳川「今日、商店街が駄目だったから……。いっそのこと遊園地とかどう?」

黄泉川「ああ、それいいじゃん」

芳川「でも、そうすると、外へ行く許可が必要ね」

番外「だから、ラブh」黄泉川「そこらへんは警備員の権利行使してなんとかするじゃんよ」

芳川「あら? 職権濫用よ?」

黄泉川「ちょっとぐらい大丈夫じゃん」

番外「」ショボーン

 ミーンミンミンミンミーン

一方「どうしてこうなった……(三回目)」

打止「……」ダンマリ

一方「……」

 ピポパポッ prrrrr prrrrrr

一方「おい、黄泉川? 待ち合わせの時間とっくに過ぎてンぞ!?」

 シーン

一方「クソっ」

 ピポパポッ prrrrr prrrrrr

一方「おい、芳川ァ!? 番外個体も! なんで誰もでねェんだよォ!」 

打止「うるさい。周りの視線痛いから止めてくんない?」

一方「(ンだよ、この理不尽はァッ!)」

一方「あー。とりあえず、何か乗りたいもンあるか?」

打止「特にない」

一方「……そォかよ」

打止「……」ダンマリ

一方「……」

打止「……」ダンマリ

一方「(クソッ、何様なんだよコイツ。……あー、もういい。付き合ってらんねー)」

一方「オイ?」

打止「なによ?」

一方「どうして最近、俺のことシカトしたりするんだよ?」

打止「ッ!」

一方「あン?」

打止「あ、アンタには関係ない」

一方「フン、そォかよ」

一方「とにかく、俺ら二人じゃシラけるだけだ。俺は帰るぜ?」

打止「え……? ちょ、待って!」

一方「あン?」

打止「~~~ッ! な、何でもない! 帰りたきゃ勝手に帰れれば!?」

一方「そォかよ。じゃあな」

 テクテク

打止「……」 

 ――――――――――――

一方「ったく、なんなんだよあのガキは?」

 スッ

番外「おっと、ここから先はとおせんぼー」

一方「あン?」

一方「テメェ……。居たなら最初から出てこいよ?」

番外「おっと、怒らない怒らない。ミサカは黄泉川と芳川の指示に従っただけだっつの」

一方「黄泉川と芳川だァ?」

番外「そうそう。実はかくかくしかじか、」

 ……間。

番外「と言うワケ」

一方「随分と手のこンだ真似を……」

番外「まぁ、ミサカとしてもこのままアンタが帰るのは許せないかな?」

一方「あァ? テメェは俺とガキの仲を引き裂きたいんじゃねェのかよ?」

番外「違う違う。アンタと上位個体がギクシャクすんのをみて楽しみたいだけだって。ケケケ」

一方「相変わらずいい性格してやがンな。オマエ」

番外「そう、褒めるなってば」

書き溜めしてる?

>>39してねぇorz

一方「とにかく、俺は引き返すつもりはねェぞ? 面倒臭ェ」

番外「ケケケッ。そう言うだろうと思って、ミサカは重大な情報を伏せていたワケでした!」

一方「あン?」

番外「さっきからさぁ、ネットワークを通じて送られ続けてんだよねぇ」

一方「……」

番外「上位個体のSOSがさ!」

一方「……」ピクッ

番外「しかも特大のやつ! これって貞操の危機とかそのレベルじゃないかにゃー?」

一方「クソッタレが……」ピッ

番外「おぉ、優しいことで」

一方「黙れ。嘘だったらミンチだからな?」

番外「大丈夫。ミサカは人を引っかき回すことに関しては嘘をつかないわよん」

一方「フン」

 <男子トイレ内>

モブ男A「すげー、まさかこんなところでこんな上玉が手に入るとは!」

モブ男B「ああ、ラッキーだぜ」

打止「ンーッンーッ」ジタバタジタバタ

モブ男A&B「おっと暴れんなよ」「お嬢ちゃんがいけないんだぜ? 口説こうとしたら途端に怒鳴って来るなんて。お兄さんびっくりしちゃったよ」

打止「ンーッ!」ジタバタジタバタ

モブ男A「さーて、人が来る前にちゃっちゃと終わらせますか」

打止「(止めて……!)」

モブ男B「ほーら。ぬぎぬぎしようねー?」

打止「(誰か……誰か……、助けて!)」

モブ男B「だから、暴れんなって」

打止「(一方通行……!)」

 ドッカーン!

一方「フン、四年ぶりの能力解禁だ。クソッタレ」

モブ男A「な、なんだテメェは!?」

モブ男B「やっちまええ!」

一方「あァ?」

   瞬        殺        !

モブ男A&B「ぎゃあああああああああ! すみませんでしたあああ!」

 ドタバタドタバタ

 ……。

一方「フン」

打止「……」ウルウル

一方「今、縄解くから待ってろ」

 スルスルッ

打止「……あっ、その、」

一方「あァ?」

打止「ありがと」

一方「ッ!?」

一方「(な、なんだ、こいつ。急に素直になりやがって)」

打止「そのさ」

一方「……」

打止「このあと、一緒に遊園地回らない?」

一方「お、おう」

 ――――――――――――

番外個体「これはこれで面白くなってきやがった」ニヤニヤ

打止「ハァ? アンタ根性なさすぎ!」

一方「うるせェよ。一体何回このジェットコースター乗る気だよ?」

打止「べ、別にいいじゃないって、ミサカはミサカは……っ~~!」

一方「あァ? つか、18回も乗ってよく飽きねェな」

打止「お、面白いんだから、しかたないじゃない!」

一方「そうかい。だったら一人で乗れよ」

打止「あ、アンタは一緒に遊園地回るって約束したんだから、黙ってついてくればいいの!」グイグイ

一方「あー、分かったよ。だから、引っ張んなって」

 ――――――――――――

番外「ケケケッ。そろそろミサカの登場かなー?」

一方「……もう何回乗ったんだよお前。おいおい、あと一時間で閉園だぜ?」

打止「むー」

一方「まァ、いいけどよ。ガキが良ければそれで」

打止「だから、ガキって言うなって」ムッ

一方「あァ? だから、なンて呼べばいいンだよ……?」

打止「それは……、」

 ドタバタドタバタドタバタ

番外「一方通行ーっ!」ダキッ

一方「はァ!? いきなり、なンだテメェ!?」

番外「ごめん、遅れた―(棒)」

一方「遅れすぎだ、ボケ」

打止「むー」イライラ

番外「遅れたお詫びにアタシと一緒に観覧車にのってよ!」

一方「オイ、意味が分からねェぞ」

番外「いいからいいから」グイグイ

一方「な、なンなンだよ、テメェは?」

打止「」イライラ

番外「(お、効いてる効いてる)」ニヤニヤ

一方「おい、いい加減離せ。物理的にぶっつぶすぞ?」

番外「“これ以上は一人だって死んでやることはできない”」

一方「ッ!」

番外「ぶっつぶしてみなよー?」ニヤニヤ

一方「テメェ……」

一方「(ったく。どういう状況だこりゃあ?)」

番外「すげぇ、ホラ。見てよ、一方通行。人がゴミの様だ!」グイグイ

一方「そォだな」ユッサユッサ

番外「あー、あれは富士山かにゃーん?」グイグイ

一方「そォだな」ユッサユッサ

番外「学園都市も見えるよ、ほらー!」グイグイ

一方「そォだな」ユッサユッサ

打止「ッ~!」イライライライラ

番外「(ふふふ、そろそろかなー?)」

打止「一方通行!」ガタンッ!

一方「あァン?」

打止「え? えーっと、その、ほら」

一方「?」

打止「あ、あっちにはジェットコースターがある!」ビシッ

一方「お、おう。そォだな」

打止「そんだけよ!」

一方「そ、そォか」

 バスンッ!←打ち止めが勢いよく座る音

 ………………間。

打止「」

一方「」

一方「(だから、なんだよッ!? 黙るなよッ!)」

打止「(ヤバッ! いきなり何言ってんのよ私! ってミサカはミサカは自問自答してみたり!)」

番外「(ケケケッ、二人とも予想外におもしろすぎ)」ニヤニヤ

打止「(結局、あのあと一言もしゃべらなかった……)」

番外「うーん! 楽しかったねー観覧車!」

一方「あァン? どこがだよ?」

番外「言わせんな、恥ずかしい///」

一方「(こいつ、俺とガキがギクシャクしてンの見て楽しんでいたなァ?)」

番外「で、どうする? 閉園まであと40分ぐらいあるけど」

一方「シラけた。もォ帰る」

打止「!」

打止「その……。こ、こっちきて!」グイッ

一方「お、おう!?」

 ダダダダダダダッ!

番外「」ポツーン

番外「あらら、獲られちゃった」

一方「お、おい。ガキ、なんのつm――」

打止「ガキって言うな!」

一方「……。なんのつもりだよオマエ?」

打止「ん」ビッ

一方「ポップコーン?」

打止「た、食べたい」

一方「それだけか?」

打止「ん」コク

一方「あー、なんつーか……。いや、まァいいけどよォ」

打止「あ、ありがと」

一方「お、おう。ついでにジュースも買ってくるわ」

打止「……」

一方「……」

打止「」ンキュンキュッ

一方「……」

打止「」ポリポリ

一方「そのよォ……」

打止「な、なに?」

一方「暗くなってきたな」

打止「そうだねって、ミサカはミサカは同意してみたり……」

一方「それだよ」

打止「えっ?」

一方「何かが足りねェと思ったら、テメェその口調どうして止めたンだよ?」

打止「だ、だって」

一方「あァン?」

打止「ガキっぽいじゃん……」

一方「…………そォか」

一方「帰るか」

打止「うん」

 …………。

 ――――

番外「うげー、なんかうち溶けあってるしー」

番外「つまんないー」

番外「…………」

番外「はぁ……」

番外「飽きた。もうあの二人は放っとくことにしよう」

番外「ケケケッ、私って優しー」

番外「…………」

番外「でも、ちょっと寂しいかにゃーん?」

 <打ち止めの部屋>

 ボフッ!

打止「(疲れた……)」

打止「(あの馬鹿、番外個体とばっか絡んで……!)」

打止「(なんかイライラするー!)」

 …………。

打止「(でも……)」

打止「(助けに来てくれたときはかっこよかったかなってミサカはミサカは……)」

打止「!」ブルンブルンッ!

打止「(アイツ、結局最後の最後まで私のことガキ扱いしたじゃない!)」

打止「むー」

打止「……」

打止「今、アイツ風呂入ってるよね?」

 <一方通行の部屋>

 ゴキュッゴキュッ

一方「ぷはーっ! やっぱり風呂上がりのコーヒは最高だぜェ!」

一方「(しかし、まぁ……)」

一方「(昼のアイツはなンかおかしかったな)」

一方「(今日に限ってやたら俺に絡ンでくるしよォ)」

一方「(思春期ってヤツなのか?)」

一方「(あーやだやだ。学園都市第一位様がなんでこんなことに頭悩ませなきゃいけねェンだ)」

一方「(とりあえず、寝るか)」

一方「…………」

一方「あァン? Tシャツが一枚無くなってやがる?」

 <打ち止めの部屋>

打止「どうしようこれ……」

打止「勢いで持ってきちゃったけど……」

 …………。

打止「……んっ」スンスン

打止「んんっ……///」クンクン

打止「はぁ……はぁ……」ボーッ

 チュプッ

打止「んんっ///」

 チュプッチュプッ

打止「あんっ……///」

 チュプッチュプッ!

打止「あ、あくせられぇたぁ……」

一方「」ガラッ!

黄泉川「おう一方通行、おはようじゃん!」

一方「あァ」

番外「おはよー」

一方「あァ」

芳川「お早う」

一方「あァ」

一方「(ン? あそこにいるのはガキか?)」

一方「…………よう」

打止「ッ!」

一方「あン?」

打止「ッ~~!」

 ダダダダダダダダッ

一方「はァ?」

番外「やーい、逃げられてんやんのー」ケラケラ

打止「(ヤバッ! アイツの顔まともにみれないってミサカはミサカは焦ってみたり!)」

 コツコツ

打止「(き、来てる!? 平常心、平常心ってミサカはミサカは深呼吸してみたり!)」

 コツコツ スーハスーハー

??「おい」

打止「」ビクゥッ!

打止「な、なに!? ってミサカはミサカは全く以って超絶対的なウルトラ平常心で聞き返してみたり!」

黄泉川「い、いや、朝食何が食べたいって聞きたいだけなんだけど、そんな身構えられても……」

 ポクポクポク チーン!

打止「えーっと、……………………オムレツ」

黄泉川「お、おう。分かったじゃん」

打止「」チーン

一方「で、あのガキは?」

芳川「お腹痛いから、朝食は食べないだそうよ」

黄泉川「全くオムレツだけ作らせといて……」

一方「ふゥん。そォかよ」

番外「あれー、もしかして気になるのかしらん?」

一方「別に」

 パラパラリーン!

TV『ニュースです。今日未明、学園都市23学区って謎の爆発事故が発生。奇妙なことにそこで作業していた五人の男性が行方不明だそうです。現在五人の……』

一方「フン、臭ェな」

番外「そうね」

黄泉川「?」

番外「で、どうすんの? あの事件確実に、」

一方「あァ。“闇”の残党だろうな」

番外「放っとく?」

一方「冗談言うな。“闇”は徹底的にぶっつぶす。今度こそ再起不能になるまでになァ」

番外「おや、怖い怖い」ケラケラ

一方「お前はあのガキに悟られぬよう、ネットワークから独立しとけ」

番外「へいへい、分かってるって。絶対言うと思った」

一方「……」

番外「どうしたんだよ?」

一方「チッ。今日はやけに素直じゃねェか」

番外「んー? まぁね」

打止「(もう一方通行は食べ終わったかな? ってミサカはミサカは恐る恐る覗いてみる)」

芳川「あら打ち止めどうしたの?」

打止「! いや、腹の調子が治ったっていうかなんていうか……」

黄泉川「おぉ、よかったじゃん」

打止「」キョロキョロ

打止「一方通行はどこに行ったの?」

芳川「なんか二人で買い物ですって」

打止「そ、そう……」

打止「(むー、二人で買い物って、なんでそんなに仲良いのよあの二人!)」

打止「(こうなったら直接ネットワークで呼び出して――!)」

打止「って、あれ?」

黄泉川「ん、どうしたじゃんよ? 打ち止め?」

打止「(番外個体につながらない?)」

モブaとかの表記を見ると
ポッターが大理石で柔道技かけた人のことを思い出す

モブ能力者「ハハッ! 意外と弱っちいな第一位? とっとと能力使えよ?」

一方「黙れ、テメエなんか拳銃一本で十分だ」

モブ能力者「そうかよ」スッ

 ドカーン!   パラパラパラ……

モブ能力者「死んだか?」

番外「(今だ!)はあああああ!」ダッ

モブ能力者「フンッ、隠れてたのはバレバレだっつの」

 ガシッ

番外「くっ」

モブ能力者「ハハッ、第一位? 早く出てこないと、こいつを殺しちまうぞ?」

一方「チッ!」

一方「(糞ッ! どうする? ガキにゃバレるがここで能力を使うか?)」

 スーッ

一方「(仕方ねェ……)」

番外「馬鹿ッ! 使うな!」

モブ能力者「あん? てめぇ?」

番外「ふんっ!」

 ゴキッ!

モブ能力者「ぐあッ!」

 ゴロゴロゴロ

番外「上位個体を守るんだろ? 一切の“闇”から、指一本触れないように! その誓い忘れたのかよ?」

一方「ッ!」

番外「今更になって破るのかよ?」

一方「…………フン、まさかテメェから説教とは」

番外「うるせーよ」

一方「しかし、テメェもあれだな。随分と丸くなったもンだ」

番外「お互い様だっつの」

モブ能力者「テメェらぶっ殺す!」

なんか文章メチャメチャになってきた^q^

一方「死ね」パンパーンッ!

モブ能力者「ぐあああああああああっ!」バタッ!

一方「はァ……終わったか……」

番外「流石に今回は死ぬかと思ったねー」ニヤニヤ

一方「……あァ」

番外「でさぁ、ビックニュースがあんだよね」

一方「?」

番外「上位個体が今まさにこっちに近付いてきてる」

一方「……そォかよ」

番外「死にかけてまで隠し通したのに結局全てが水の泡だねー」

一方「……そォだな」

 パタパタパタッ!

打止「一方通行!」

 <打ち止めの部屋>

打止「馬鹿ッ! なんで能力使わなかったのよ!」

一方「……テメェにバレるからだよ」

打止「本当に馬鹿っ!」バチーンッ!

一方「痛ッ! テメェ、そこ傷口……!」

打止「馬鹿……。本当に心配したんだから」ウルウル

一方「……。悪かったよ」

打止「じゃ、じゃあ、冷や水新たに持ってくるから、ここで待ってて」

一方「あァ」

 パタパタパタ

一方「……」

一方「ん? なンだあれ?」

一方「俺のTシャツ?」

 バターン

打止「ん。おとなしくしてた?」

一方「あァ」

打止「じゃ、じゃあ。う、うう上着、ぬいでください!」

一方「……なンで敬語なンだよ?」

打止「う、うるさい! いいから脱げー!」

一方「お、おう。そりゃいいけどよォ、一つ聞きてェことがある」

打止「な、なによ?」

一方「なンで俺のTシャツがここにあるんだ?」

打止「!」

こ、ここからパンツを脱げばいいのか?

打止「そ、それは!」

一方「あァン?」

打止「汚れていたから、ミサカが勝手に洗ってあげようと思ったって、ミサカはミサカは動揺しながら嘘を言ってみたり!」

一方「……嘘って自分でいってんぞ」

打止「ああああああああああ! と、とにかく、気にするなって、ミサカはミサカはこの話題を無かったことにしようと提案してみる!」

一方「いや、テメェがそれでいいっていうならいいけどよォ」

打止「そう、いいの! この話題はこれでお終いって、ミサカはミサカは終止符を打ってみたり!」

一方「お、おう。……しかし、このTシャツ、一日前のだろ。匂い大丈夫か?」クンクン

打止「な! 嗅ぐな! 変態!」

 バチーン

一方「うごっ!」

打止「あっ。ごめん」

一方「テメェ……。なンのつもりだ?」

打止「ほ、ほら! ぐずぐずしてないで上着脱いで!」

一方「お、おう」ヌギヌギ

打止「ッ~~!」

一方「……何で、目逸らしてんだよ?」

打止「う、うるさい! はやくしろ!」

一方「なンなンだよテメェは……」ヌギヌギ

一方「……オイ、脱ぎ終わったぞ?」

打止「ええと、うん……。じゃ、っじゃあ、消毒液塗るね……?」

一方「あァ」

 ツー

一方「痛ッ!」

打止「あっ。大丈夫!?」ズイッ

一方「ッ! だ、大丈夫だから、少し離れろ!」

打止「ご、ごめん!」

一方「(チッ! 何を怒鳴っているンだ俺は? 相手はあのガキだぞ?)」

打止「あっ、その、じゃあ、再開するね?」

一方「お、おう」

 ヌリヌリ

一方「(ッ! こんなときに限って、ガキは素直だしよォ)」

 ヌリヌリ

一方「(なンだよ、この空気? ば、馬鹿! か、顔近いっつーの!)」

打止「えーっと。これで前面は終わり。次後ろ行くね?」

一方「あ、あァ」

 テクテク

打止「きゃっ!」ツルッ!

一方「?」

 バサッ←打ち止めが一方通行に覆いかぶさる音

一方通行がこの4年で鍛えたかどうかでシチュエーションが変わるんだが

一方「」

打止「」

 …………間。

一方「お、おおおッ!」

打止「……」

一方「は、離れろ! 可及的速やかにだ!」

打止「……」

一方「お、おい! 聞いているのか!?」

打止「……する」

一方「あァ?」

打止「Tシャツと同じ匂いがする……」スンスン

一方「!」

     ギ、ギ、ギギギギシギシギシ♪
    \    アンアアアアンアンアン /
       ♪ ('A`) ♪
        _ ノ  )>_ キュッキュ♪
      /.◎。/◎。/|
      | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|

打止「とっても甘いにおいがするって、ミサカはミサカは貴方をぎゅっと抱きしめながら言ってみたり……」

一方「お、オイ? 離れろ、ガキ」

打止「……ねぇ、知ってる? 一方通行?」

一方「な、何をだ?」

打止「あれから四年たったんだよ?」

一方「……」

打止「私だって成長したし、もう“ガキ”じゃない」

一方「何言ってやがるテメェ……?」

打止「ほら、ここに手をあててみて」

 スーッ ピトッ

一方「! 馬鹿っ! 何してやがるテメェ!」

打止「昔より大きくなってるよね?」

一方「ッ~!」

打止「ずーっと、貴方のためだけに育てきたんだよ?」

一方「(な、なンだ、この状況!? 落ち着け! とにかく落ち着け!)」

打止「四年前のこと覚えてる?」

一方「あ、あァ。ちょうど俺が学園都市の“闇”と戦っていたころの話だろ?」

打止「うん、そう。貴方が毎日のように傷だらけになって帰って来た日々」

一方「……」

打止「あの時、貴方はボロボロになって家に帰ってきても、私と一言もしゃべってくれなかった」

一方「そ、それは、テメェを一切の“闇”と関わらせたくなかったからだ」

打止「分かってるよ。……それで、その後、私との会話を拒むために番外個体と一緒に部屋に籠りっきり」

一方「……」

打止「貴方にしてみれば私のためだったのかもしれないけど、私はすごい寂しかった」

一方「……そォかよ」

打止「そんな日々が一年続いて、なんとなく思っちゃったの」

一方「……」

打止「貴方は私が未だに“ガキ”だから構ってくれないんだって。そしたら何かすごく悲しくなっちゃって」

打止「それで、全てを諦めようって。貴方はきっと私より番外個体が好きだから」

一方「そいつは誤解だ」

打止「分かってる。あの時の私は盲目だったの。うん、これじゃガキって言われても仕方ないかな?」

一方「……」

打止「そうして、私のために戦っているのに私に一切構ってくれない貴方がとても憎くなった。そんな貴方が番外個体とだけは普通に話すのも」

一方「……そォかよ。だから、シカトなんかし始めたのか」

打止「うん、諦めるのは楽だから」

一方「……」

打止「……」

一方「……下らねェ」

打止「えっ」

一方「俺がテメェと会ってからの戦いは全部テメェのためだよ」

 ナデナデ

打止「んっ……///」


一方「ほ、ほら。誤解は解けたからとっとと離れろよ?」

 スッ

打止「むー」

一方「な、なんだよ?」

打止「ヘタレ」

一方「……だとォ?」

打止「んっ」

 チュッ

一方「!!!!!??」

一方「て、テメェ、何しやがる!?」

打止「あくせられぇたぁ……」

一方「は?」

打止「ちゅっ……ぱっ……れろれろ……」

妄想をすると
大学生の年齢の一方山河、御坂さんの外見をした打ち止めに攻められてるんだよな

一方「おあおあおぷgwsだsjどいjdpさjどぱj」

打止「えへへ。大人のキスもしちゃった」

一方「くっ! 正気かテメェ!?」

打止「正気だよって、ミサカはミサカは満面の笑みを浮かべてみたり」

一方「よ、よく考えてみろ! 俺はテメェの姉妹達を一万も殺してきたンだぞ!?」

打止「……ヘタレ」

一方「あァ?」

打止「ミサカはもうそんなことどうでもいいの」

一方「そ、そンなことって……」

 ギュッ

打止「ただ貴方が好きで好きでどうしようもないの……、それだけ」

一方「ッ~~!」

打止「でも、いいよ? それでも貴方が嫌なら、私を突き離してくれてもいい……」

一方「ぐっ」

>>124
近くでワーストが見てるはずだよな・・・

一方「……くそったれが」

打止「……」ウルウル

一方「こ、後悔すんじゃねェぞ? こんな殺人鬼を選ンじまったことを?」

打止「しないよ?」キッパリ

一方「くそが……即答かよ……。あー、分かったよ。覚悟を決めるさ、俺も」

打止「うん……」ギュッ

 バサッ……←二人が抱き合ってベットに倒れる音

一方「……」

打止「……」

一方「服……」

打止「?」

一方「服、脱がせてもいいか?」

打止「んっ……」

>>126
2画面かよ・・・

エロゲでも発掘されてないジャンルじゃないか

一方「服、脱がせてもいいか?」

俺「んっ・・・・・・」

一方「(くそったれ……! 四年前は一緒に風呂に入ったりしたんだ! 今更、裸がなンだってンだよ!)」

打止「なんか変かな……? 一方通行?」

一方「いやっ、別に普通……だ」

打止「うん、そう……。えへへ、それにしても新鮮だね」

一方「なにがだよ?」

打止「四年も一緒にいた同士が、肌と肌をくっつけ合ってるってこと」

一方「お、おう」

打止「ずーっと、ずーーっと、こうなることが夢だったんだ。嬉しくて、涙が出ちゃうよ」

一方「ぐっ」

打止「だから、今日だけは好きにしてくれていいんだよ?」

一方「ッ~~! む、胸触るぞ? いいな!?」

打止「うん……」

打止「んっ……はっ……」

一方「そ、その痛くないか?」

打止「大丈夫だよ……? 貴方のぬくもりが気持ちいいの……」

一方「そ、そォか」

打止「やっ……ふぁっ……」

一方「」

打止「あんっ……んっ……」ガバッ!

 チュッチュ 

一方「ッ!?」

打止「ちゅっ……ぱっ……れろれろ……。だいすき……」

一方「あァ、俺もだよ……」

どうやら童貞の俺ではここまでのようだ

>>134
俺の穴でもいいよ?
終わったら続きな

>>134
画像か?zipか?今なら誰かがうpしてくれるさ

Hシーン書くのはじめてなんですぅ><

打止「ありがとう……。物凄く優しくしてくれて嬉しいよ」

一方「お、おう」

打止「だからお返ししてあげなくちゃ。言ったよね、この胸は貴方のためだけに育てたって」

一方「?」

打止「もうガキじゃないってこと証明してあげるよ……」

 ジーッ

一方「お、オイ!」

打止「んっ……/// おっきいんだね、やっぱり」

一方「ッ!」

打止「触っただけで、波打つんだ……。えへへ、一方通行、気持ちいいかな?」

一方「……あ、あァ」

打止「えいっ」

一方「(パっ……、パイズリ……!?)」

初・・・H・・・///

打止「んっ……はっ……」スリスリ

一方「ぐっ!」

打止「ふっ……」スリスリ

一方「ッ!」

打止「んんっ……、気持ちいい?」スリスリ

一方「お、おう」

打止「えへへ。……んっ……ちゅぱっ……」

一方「!」

打止「れろっ……、んっ『フェラ』って奴だよね、これ?」

一方「あ、あァ」

打止「恥ずかしいけど、貴方になら幾らでもしてあげられるよ……?」

一方「(お、オイッ! やべェぞ、これ。理性が吹き飛ンじまう……!)」

打止「ちゅっぱ……れろれろ……」

一方「(うっ)」

打止「んっちゅ……ぱっ……」

一方「(うううっ……!)」

打止「れろれろ……」

一方「(ッ! あァ、駄目だ。もう、我慢の限界だ)」

打止「んんっ……ちゅっ……」

一方「打ち止めァッ!」ガバッ

打止「きゃっ! な、なに!」

 チュッ

打止「ひゃっ……///」

 ボスッ!←打ち止めを押し倒す音 

一方「本番だ。いいなァ?」

打止「うん……」

覚悟は出来てるぜ 

打止「えへへ。ありがと……」

一方「な、なにがだよ?」

打止「今、貴方の方から私を求めてくれたでしょ? もう“ガキ”は卒業したんだなぁって」

一方「そ、そォか」

打止「いいよ、本番しよ?」

一方「お、おう」

 …………間。

一方「じゃ、じゃあ挿入するぞ? 痛くて無理だと思ったらすぐに言えよ?」

打止「えへへ、結局ヘタレなんだから、貴方は」

一方「うるせーよ。じゃあ、3、2、1」

 ズブッ

打止「んっ……」

一方「大丈夫か?」

打止「うん。ちょっと痛いけど。好きなように動かしていいよ?」

一方「お、おう」

 ズッ ズッ

打止「んっ……はっ……」

一方「ぐっ」

 ズッ ズッ ズッ!

打止「んんっ……!」

 ズッ ズッ ズッ!!

打止「やっ……! 激しい……!」

一方「す、すまん」ピタッ

打止「い、いいから! 止めないで!」

打止「ふ、二人の初めてなんだもん。つ、続けて」

一方「でもオマエ……」

打止「いいから!」

一方「……あァ、分かったよ」

 ズッ ズッ ズッ!

打止「んあっ……!」

 パン パン パンッ!

打止「はんっ……! あぁっ……!」

 パンッ パンッ パンッ!

打止「あくせられぇたぁ……!」

 ダキッ!

一方「大丈夫だ、安心しろ。俺はここにいる」

打止「はぁっ……! はぁっ……! んんっ……!」

打止「んっ……! あんっ……! あんっ……!」

一方「ッ! そろそろいくぞ!?」

打止「うん、いいよ……! んっ……!」

 パンッ パンッ パンッ!  
 
 ドピュッ!


一方「くっ!」

打止「んあああっ……!」

 …………。

 …………。

 …………。

一方「はァ……はァ……」

打止「んっ……」

1カメ 打ち止め視点
2カメ 番外視点

打止「ねぇ、一方通行?」

一方「あァ?」

打止「……幸せだよ」

一方「そォかよ」ゴロンッ←打ち止めに背を向ける

打止「えへへっ」

一方「……」

打止「泣いてるの?」

一方「うるせーよ。とっとと寝ろ」

打止「うん……!」

 ――――――――――――

番外「うげぇ。上位個体とネットワークつながんないし」

番外「はぁ。結局私の一人負けかぁ……」

番外「…………」

番外「ま、いいんだけどねー」

??「起きて、起きて! 朝だよって、ミサカはミサカは朝なのにテンションMAXで叫んでみたり!」
一方「zzz....」
??「ほら、起きないとキスしちゃうぞ? ってミサカはミサカは脅してみたり!」
一方「zzz....」
??「本当にするぞー? ってミサカはミサカは――んんぐっ!?」チュッ

一方「うるせーよ、朝っぱらから」

打止「むー、折角起こしてやったのに、その言い草は酷いって、ミサカはミサカは抗議してみる!」

一方「知るか、朝はテンション低いんだよ」

打止「貴方の場合、昼も夜もテンション低いじゃん! ってミサカはミサカは懇切丁寧に」一方「あァ、そうだな。……じゃあ、メシ喰いに行くか」

打止「むー、軽く流さないでよー!」

一方「フン。相変わらずだな、オマエ」

打止「貴方こそ」

一方「打ち止め?」

打止「なーに?」

一方「愛してる」                

打止「うん……!」                                     終わり

中学生に対して「愛してる」って殺し文句じゃね

明日の朝までこのスレが残っていたらワーストルート書こうと思います^q^

>>194
あの顔で美鈴さんのbodyを手に入れていると妄想してみるんだ・・・

>>195
俺の股間が暴れちゃうな

酉これであってるよね?

>>94からルート分岐

一方「死ね」パンパーンッ!

モブ能力者「ぐあああああああああっ!」バタッ!

一方「はァ……終わったか……」

番外「流石に今回は死ぬかと思ったねー」ニヤニヤ

一方「あァ……」

番外「でさぁ……ビックニュー……」フラッ

一方「オイ?」

番外「駄目……だ。ちょっと血……流し過ぎた……みたい……」

一方「……」

番外「ハハッ、……もしかしたら、ミサカ……ここで、死ぬかも……」

一方「馬鹿言うな、俺が殺させねェ」

番外「そりゃあ、……安心だ……」バタッ!

 パタパタパタ

打止「一方通行!」

打止「大丈夫? 酷い傷だよ?」

一方「あァ。俺の方は大したことねェ。だが、」

打止「?」

一方「番外個体がやべェ。一刻を争う。悪ィな、ガキ」

打止「えっ」

 ビュンッ←一方通行が能力を使って飛び立つ音

打止「ちょ、ちょっと! どこいくのー! ってミサカはミサカは――」

一方「(さて……、実際にどこにいくべきか……)」

一方「(冥土返しは四年前に大量のバッテリーを残してアレイスターと共に失踪)」

一方「(一般の医者に頼むのは論外だし、他の闇医者に頼むのは信用が無さ過ぎる)」

一方「(幸運なのは、こいつがただ単純に血を流し過ぎているだけということ)」

一方「(つっーことは、アソコがいいか……)」

番外「んんっ……」パチッ

番外「ここは……どこ?」

番外「ええと、とりあえずミサカネットワークに繋いで……」

一方「馬鹿、止めろ!」

番外「は?」

 ピーッ←番外個体の脳内でネットワークに繋がった音

番外「もう、繋いじゃったけど?」

一方「チッ。これでガキに居場所がバレるじゃねェか」

番外「んー? ああ、なるほど。思い出した、思い出した。確か“闇”との戦いで、ミサカが大怪我したんだっけ?」

一方「そォだよ」

番外「こりゃあ、悪いことしたねー」ニヤニヤ

一方「なンでニヤけてんだよテメェ?」

番外「で、ここどこ?」

一方「第十九学区のとある廃墟だよ。一応テメェが寝ているふとんは、さっき買った奴だけどなァ」

番外「おお、優しい。……は、いいけどさぁ、なんで廃墟なんか連れ込んでいるの? 上位個体襲う勇気ないからミサカでいいやみたいな?」

一方「ば、馬鹿言うな。黄泉川達にバラすわけにはいかねェし、テメエは血ィ流してるだけだから俺の能力でどうにかなるし、下手な病院行くよりいいと思ったんだよ」

番外「ふぅん」

一方「なンだよ?」

番外「どーでもいいけどさぁ、能力使った時点で上位個体にバレるよね?」

一方「!」

番外「気付いてなかった? ケケケッ。ミサカを救うのでいっぱいいっぱいだったのかにゃー?」

一方「……黙れよ」

番外「まぁ、いいや。とにかく、こんなとこすぐにでも――痛ッ!」

一方「止めとけ。血は止まったが大怪我には変わりねェンだ。しばらくは安静だな」

番外「ぶー」


番外「一方通行ー?」

一方「なンだよ?」

番外「お腹すいたー」

一方「そこの袋にコンビニ弁当が入ってる。適当に選べ」

番外「えー」

一方「文句あンなら喰うな」

番外「ミサカ、ステーキ食べたいー」

一方「ハ?」

番外「ミサカ、ステーキ食べたいー。しかも、アツアツやつー」

一方「無理だ」

番外「あー痛ッー! 傷が痛むよー。鉄分が欲しいよー」

一方「……」

番外「ミサカ、アツアツのステーキが食べたいなー」

一方「」

我儘娘と一通さんはカツとカレー並に合うな


一方「オラ、これで満足か?」ゼーゼー

番外「わお、優しい! 一方通行大好き!」

一方「うるせーよ。とっとと喰え」

番外「はーい」モグモグ

一方「……」

番外「ねぇ、一方通行?」モグモグ

一方「ンだよ」

番外「上位個体がすぐそこまで来てるよー」モグモグ

一方「なンだと!?」

 バターンッ!

打止「ここかしらって、ミサカはミサカは息を切らしながらドアを開けてみたり!」

一方「……よォ」

番外「」モグモグ

打止「(むー、こんな廃墟に二人っきりだなんて……)」

打止「アンタらなんで、こんなところにいるのよ?」

一方「仕方が無くだよ。成り行き上そォなった」

番外「わお、成り行き上で廃墟二人っきりって響きがエロいね!」モグモグ

一方「テメェは黙ってろ」

打止「ふぅん。で、どうするの? 黄泉川達にでも報告しようかなー?」

一方「なっ! 馬鹿かテメェ?」

打止「だって、こんなのおかしいし。何の間違いがあるかも分からない」

一方「……何が望みなンだよ?」

打止「監視役として、ミサカも此処に残ります」

一方「ハ?」

番外「いいよー。ソレ面白そう。ちょうど退屈してんだ」ニヤニヤ

一方「(どうしてこうなった……)」

     3Pくるか・・・!
  ( ゚д゚) ガタッ
  .r   ヾ
__|_| / ̄ ̄ ̄/_
  \/    /

一方「オラ、ふとんもう一枚だ」

打止「ん」

番外「あれー、アンタのふとんは?」

一方「俺は床で寝る」

番外「えー、そんなの悪いよー」ニヤニヤ

一方「あァ?」

番外「命の恩人に対して床で寝ろなんて、そんな不義をミサカは侵せない」

一方「命の恩人にステーキ買わせにいったのはどこの誰だよ……」

番外「まあ、いいからいいから」

一方「……で、テメェは恩返しに何をしてくれるんだァ?」

番外「一緒のふとんで寝ようよ!」

一方「ハァッ!?」

打止「!」

一方「妄言も大概にしろよ、テメェ?」

番外「妄言なんてひどーい。ミサカは本気だよ?」

一方「不可能だ。とっとと寝ろ」

番外「いいけど。アンタが床で寝るって言うなら、ミサカも床で寝る」

一方「ッ!」

番外「それが私が通す筋ってもんだよね」ニヤニヤ

一方「フン。じゃあ床で寝てろ」

番外「はーい。じゃあ、お言葉に甘えてー」テクテク「おじゃましまーす」スッ

一方「!?」

一方「ば、馬鹿かテメェ! なんで添い寝しよォとしてんだよ!」

番外「え? ミサカは床で寝ようとしただけだよ?」

一方「いいから、あっちいけ」

番外「はーい」テクテク「再びおじゃましまーす」スッ

一方「馬鹿が! 右側から左側に変わっただけじゃねェか!」

打止「」イライラ


一方「もォ、勝手にしろ」

番外「はーい、勝手にするー」ゴロンッ

打止「むー」イライラ

 ――――二時間後――――

一方「zzz...」

番外「zzz...」

打止「……寝れない」

打止「ってか、仲好過ぎでしょ二人とも」

打止「……」

打止「むー、イライラするー」

 スッ 
 
 テクテク


打止「馬鹿っ、この馬鹿っ」ゲシゲシ

一方「んんっ……」

 チュンチュンッ

番外「んあー、おはよー」

一方「あァ」

番外「いい朝だねー。まぁ、それは置いといてさ」

一方「?」

番外「なんで、アンタ上位個体に抱きつかれてるの?」

一方「ハ?」

打止「zzz...」スースー

一方「おわっ!?」シュバッ

番外「ケケケッ。朝からいいリアクションだね」

一方「テメェ……」

打止「zzz...」スースー

一方「それじゃあ、朝飯買ってくる」

番外「あれ? コンビニ弁当は?」

一方「テメェ、どうせ嫌がるだろォが。あれは全部俺が喰う。ガキも増えた事だし、どうせ食糧の補充が必要だろ?」

打止「ガキって言うな!」

一方「……あァ、悪かったよ。じゃあ行ってくる」

打止「待って!」

一方「あァン?」

打止「私も一緒に行く」

一方「テメェはこの馬鹿を見張ってろ」

打止「い、いいから、文句言わないの!」

一方「そォかよ、勝手にしろ。……じゃあ、テメェはおとなしくお留守番してろよ?」

番外「はーい」


一方「」

打止「……」ダンマリ

一方「(また、この空気かよ。なんで付いて来たんだこのガキは?)」

打止「(勢いで付いて来ちゃったけど、無言すぎる……。なんか話さなきゃって、ミサカはミサカは焦ってみたり!)」

 …………間。

一方「オイ」打止「ねぇ」

一方「な、なんだよ?」

打止「な、なによ?」

一方&打止「……」

打止「……手」

一方「あァン?」

打止「……手つなごう?」

一方「ハ?」

番外「あーあ、あの二人今頃ラブラブしてんだろーなー」

番外「まあ、いいんだけどさ。ミサカは別に」

番外「所詮ミサカは、負の塊だからねー」

番外「…………」

番外「はぁ……、駄目だ、こんなこと考える時点でなんか違うでしょ」

番外「どうしちゃったのかなー。アイツなんて憎い抹殺対象でしか無かったのに」

 ――――――――――――

一方「」

打止「」

 ……。

一方「(手つないでも、結局無言かよ!?)」

 ガチャッ

番外「おかえりー」

一方「あァ」

打止「ん」

番外「へー、それにしてもすごいねー。おててなんてつないじゃってさ」

打止「へっ?」

一方「ッ! テメェなんでそのことを……!」

番外「えっ? マジでつないでたの? カマかけただけなのに」

一方「……ハ?」

打止「ッ~~! こんの馬鹿ッ!」ゲシゲシ

一方「うおっ! 痛ェッって!」

一方「」

打止「……」ダンマリ

番外「」グター

 …………。

番外「ねぇ、一方通行ー?」

一方「あァン?」

番外「暇ー」

一方「雲の数でも数えてろ」

番外「ひどっ!」

打止「んっ」スッ

番外「なにそれ?」

打止「トランプ」

番外「おっ、いいね。やろうやろう」

番外「それじゃババ抜きしようぜ?」

打止「んっ」コクッ

番外「ほら、一方通行。アンタも早く来いよ?」

一方「あァ? 所詮ガキの遊びだろ? 俺はパスだ」

番外「まぁ、いいからいいから。どーせ暇でしょう?」

一方「はァ……。下らねェ。一回や二回で俺は止めるぞ?」

番外「へいへい」

 ――――30分後――――

一方「くそがァ! もう一回だァ!」

打止「うるさい」

番外「ケケケッ。流石に17連敗は学園都市第一位でも堪えるかにゃー?」

一方「うるせェ! とっとと配れ!」

番外「へいへいーい」

一方「(どういうことだ? 流石に完全に運のゲームで17連敗は確率的におかしい。となりゃイカサマか?)」

 チラッ←一方通行が自カードの裏を見る音

一方「(それらしい目印は付いてないか……。いや、待てよ)」

一方「(最初のゲームから、俺の開始時の手にはかならずジョーカーが入っている)」

一方「(それにカードを配るのはいつも、番外個体だった。つーことは……!)」

打止「引くから、さっさとカード出してよ」

一方「ちょ、ちょっと待て」

 シャッシャッ←シャッフルする音

一方「オラ、引けよ」

一方「(番外個体がシャッフルの時点でジョーカーがどれかを知っていて、二人がネットワークでそれを共有している。だとしたら、これで良い筈)」

打止「うん。じゃあ、お言葉に甘えて」ニヤニヤ

 シュバッ!

一方「チッ」

打止「はい、アガリ。これでアンタの18連敗」

番外「あー、誰かさんが弱いせいで飽きてきたちゃったかにゃー?」

打止「そうね」

一方「クッ! うるせェぞ、テメェら。どうせ、イカサマしてンだろ?」

番外「ケケケッ。言いがかりはよくないよ? あーあ、それにしてもこのままじゃつまらないし、罰ゲーム設定しようか」

一方「あァ?」

番外「負けた者は、勝者の言うことをなんでも一つ聞くってのはどう?」

打止「賛成」

一方「なっ! フザけンな!」

番外「まぁ、いいから、いいから。じゃあ、始めるよー?」

一方「ま、待て!」

番外「ん?」

一方「最初のシャッフルは俺がする」

番外「いいよー」


番外「(ケケケッ。最初のシャッフルでジョーカーを一方通行に渡していたのはバレたか。こういうイカサマが好きで何度も練習したんだけどなぁ……)」

打止『番外個体。こっちにジョーカーは無い』

番外『ミサカもだよ。ケケケッ。これで命運尽きたね、一方通行?』

一方「(くそっ、ジョーカーはまた俺かよ……)」

 …………間。

打止「これで、最後の一枚ね。早くカード出してよ、引けないじゃない」

一方「ま、待て。シャッフルさせてくれ」シャッシャッ

一方「(どういうことだ、負けちまう……!)」

番外「(ケケケッ。無駄だよ一方通行。だってアンタの後ろには、)」

御坂妹『はい、彼の右側の手札がジョーカーです。とミサカは望遠鏡を覗きながらこっそりチクります』

ちょっくら昼飯つくってくらぁ^q^

番外「わーい、一方通行の負けー」

一方「チッ」

打止「じゃあ、罰ゲームね」

一方「……あァ、分かったよ。で、何すりゃいいンだよ?」

打止「えっ? ええと、ちょ、ちょっと待ってよ。その、二人っきりじゃないと命令できないっていうか……」

一方「あァン?」

打止「その、だから、私の命令は後回し! 番外個体が先でいいよ?」

一方「そォかよ。……で、オマエの命令は?」

番外「うーんと、そうだなー」

一方「……」

番外「ここでキスして?」

一方「…………………………………………えっ?」

打止「…………………………………………はっ?」

打止「な、なななななななにいってるのよ、アンタ?」

一方「そ、そォだ。今すぐ考え直せ!」

番外「ミサカは本気だよ?」

打止「そ、そんなのミサカが許さないって、ミサカはミサカは猛反対してみる!」

番外「なにさー? 上位個体だって同じような事やらせようとした癖にー」

打止「ミサカはそこまではくぁwせdrftgyふじこlp;@:」

番外「はい、お目付役陥落ー。それじゃあ、イッツショータイム!」

一方「ば、馬鹿! 何言ってやがる!?」

番外「ほら、こっちむいてよ、一方通行?」グイッ

一方「なっ、おい!」

番外「んっ……」

 チュッ

一方「おおおおおいッ!?」

番外「……」ダンマリ

一方「な、なにしやがるテメェ!?」

番外「……」ダンマリ

一方「なンとか言えよ、オイ!」

番外「……ヤバ」ボソッ

一方「あァ?」

番外「ヤバッ、物凄いキュンってきた……」

一方「ハ?」

 グイッ

一方「お、オイ!?」

 チュッ

大事な事なので2回しました
大事な事なので2回しました

番外「んっ……もう一回……」グイッ

一方「お、おい。いい加減に――」

打止「だめーーーーっ!」

 グイグイッ←二人引き離す音

番外「!」

打止「だめだって! 流石にそれはまずいって、ミサカはミサカは本気で阻止してみる!」

一方「お、おう」

一方「(危なかった……。なンかすげェ妙な空気になってた)」

番外「……なにさ? 罰ゲームなんだから邪魔しないでよ?」

打止「えぇと、じゃ、じゃあ! 私の命令は一方通行は今すぐこの行為をやめること! これでいい!?」

番外「二人の命令の強さは対等な筈だよ? それじゃ、矛盾が生じちゃう」

打止「と、とにかく駄目なのっ!」

番外「まぁ、いいや。何かしらけちゃったしー」ゴロンッ

打止「うん、それがいいよって、ミサカはミサカは貴方の背中を押してみる!」

一方「」ホッ

 ………………間。

番外「zzz...」

一方「……」ボーッ

打止「……」

打止「そっ、その、一方通行?」

一方「あァ?」

打止「あのキスは絶対悪ふざけだからね! カウントしちゃ駄目だよ!」

一方「お、おう」

一方「(それにしては表情が本気だったよな……)」

 チュンチュンッ(二日目の朝)

一方「(結局昨日はあの後ほとんど会話なかったな……)」

番外「ん、一方通行、おはよー」

一方「!?」

番外「どうしたの? 珍獣でも見たような顔でさー」ケラケラ

一方「いや、すまン」

番外「ケケケッ。朝勃ち中だったかにゃー?」

一方「冗談言うな」

一方「(いつも通りか。ってことは俺の考え過ぎなのか……?)」

番外「ねぇ、それでさー」

一方「あァン?」

番外「もう、他人には分からない程度に、怪我治ったっぽい」

一方「そォか」

番外「っつーことで、そろそろお家に帰ろうぜ?」

打止「zzz...」スースー

 ガチャッ

番外「ただいまー☆」

黄泉川「ただいまじゃねぇよ!」

 バキッ!

番外「痛ッ~!」

黄泉川「お前らもじゃん!」バキッ! バキッ!

一方「ぐっ」打止「きゃっ!」

黄泉川「ったく、心配させやがって!」

一方「……悪かったよ」

黄泉川「フン。どうせ“裏”の仕事だろ? バレないと思ったら大間違いなんだからな」

一方「……」

黄泉川「まぁ、とにかく無事でよかったよ。さっさとあがりな」

一方「……」

 <一方通行の部屋>

一方「……」ボーッ

一方「(一体あいつ、どォいうつもりだったンだろうか?)」

一方「(番外個体か。四年前に一回殺し合ってからずっと共戦線を張ってきた。ただそれだけの関係だ)」

一方「(もし、それ以上をアイツが求めていたとしたら……?)」

一方「……」

一方「(下らねぇ……。ただの妄想だ)」

一方「はァ……」

 トントン

一方「……入れ」

番外「はろー☆」

一方「番外個体……」

一方「なンの用だ?」

番外「いや、ほら、先日ぶっ殺したあの能力者」

一方「……」

番外「アイツがまだ生きていたらしいんだ。で、まだ活動を続けているんだってさ」

一方「はァ……面倒だな……」

番外「そだねー」

一方「どうやら、二回ぶっ殺されなきゃ分からないらしい」

番外「お、やる気だねー」

一方「フン。場所はどこだ?」

番外「第三学区」

一方「(ククッ、いいねェ……。殺しは何も考えなくてよくて楽だァ……)」

番外「こっちこっちー」

一方「(個室サロンか……)」

番外「この部屋よー」

一方「フン」

 バターン!

一方「クククッ。神妙にお縄につけェ、ってか?」

 シーン

一方「あァ?」

一方「どういうことだ、誰もいねェじゃ――んんぐ!」

 チュッ

番外「えへへ、捕まえたー」

一方「お、おい」

一方「な、なンのつもりだよ?」

番外「ねえ、知ってるー? 個室サロンって性犯罪の温床なんだってさー」

一方「だ、だからどォした?」

番外「つまりさー、レイプってやつ?」

一方「あァ? テメェ、何言って――んぐっ!」

番外「んっ……ちゅぱっ……れろっ……」

一方「!?」

 ガタガタガタンッ!

一方「ばっ、馬鹿、何してんだよオマエ?」

番外「だから、レイプだってば」

髪がジメジメして気持ち悪いんでシャワーいってくる

黄泉川の口調が違うわよ!

>>295
黄泉川「じゃん、じゃん、じゃじゃん! じゃんっじゃんっじゃん!」

一方「みゃ、脈絡が無さ過ぎるぞ!」

番外「うん、ミサカもそう思う……」

一方「ハ?」

番外「いやさー。実を言うとミサカ、アンタのこと全く好きでもなんでもないんだよねー」

一方「……」

番外「だって、一方通行はミサカの仇敵なんだもん。生まれたときからずっとそう、私の使命はそれしかなかった」

一方「……そォか」

番外「でも、分からなくなった」

一方「……」

番外「アンタにキスした瞬間に全てが吹っ飛んだんだ。それは好きとか憎いとかそういった話じゃない」

一方「……」

番外「分からないけど、凄く胸が痛いんだ。ただそれだけ。ミサカはその無聊を治めるためだけにアンタを襲う」

一方「レイプってことは抵抗してもいいってことだよなァ……?」

番外「ッ! それは……!」

一方「フン、俺は行くぞ?」

番外「ま、待って!」

 ガチャガチャッ

一方「(あァ、拳銃の安全装置を外す音か?)」

一方「無駄だ。って、一年間共闘した仲だ。言わなくても分かるよなァ?」

番外「あぁ、まぁね。だから、この拳銃はアンタには向けない」

一方「?」

 ガチャッ←番外個体が自身のこめかみに銃を向ける音

一方「ッ!」

一方「……何のつもりだ、テメェ?」

番外「アンタが部屋から出ってたら、この引き金を引く」

一方「ッ!」

番外「アンタは強いよ。それこそ世界最強ってくらいに。そんなの分かってる」

一方「……」

番外「でも、片面、守る者がいるときのアンタはとっても弱い。一年間共闘してやっと分かったよ」

一方「……あァ、そうだな」

番外「だから、答えてよ! アンタにとって、私はただの利害の一致による共闘者だったのか、それとも、守る者の一人だったかを!」

一方「……」

一方「(俺にとって、守る者かどうかだって? そんなもの――!?)」

番外「」ニヤッ

 ポイッ

一方「(なっ! あれは、攪乱の羽!?)」

 ダダダダダッ!←一方通行に番外個体が接近する音

 ガチャッ!

一方「ッ!?」

一方「(くそっ、やられた。手錠か!)」

番外「これで、お終いっと!」

 ガキンッ←一方通行の杖を壊す音

一方「ッ!」

番外「ケケケッ。知ってるよー。その杖ジャミング行為への対策も兼ねているんでしょ?」

一方「(ハ、最初からそのつもりかよ……)」

番外「悪いね。こういうやり方しかしらないんだ」

番外「ん、じゃあおとなしくしていてね」

一方「チッ」

番外「まずはキスから」ダキッ

番外「んっ……ちゅっ……ちゅっ……」

番外「れろっ……れろっ……」

番外「はぁ……、はぁ……、あくせられぇたぁ……」

一方「ッ!?」

番外「上着、脱がすね……?」

一方「お、オイ?」

 ヌギヌギ

番外「んっ……一方通行の胸板……」

 ペロペロ

一方「ぐっ!」

一方「(胸ッ! 胸があたってる!)」ムクッムクッ

番外「あははっ、勃ってるよー?」ペロペロ

 ジーッ

一方「お、オイ?」

番外「んっ……、手コキしてあげるね」

 スリスリ

一方「ッ~~!」

番外「れろっ……れろっ……」スリスリ

番外「ちゅっ……ちゅっ……」スリスリ

一方「ぐっ!」

番外「えへへ、ミサカも脱ぐね?」

一方「!」

 ヌグヌギ

番外「じゃあ、横になって?」グイッ

一方「お、オイ?」

番外「んっ……こうかな……?」

 スッ

一方「ぐっ!」

番外「スマタってヤツ? 射精するまでやめないからね?」トロトロ

一方「ろ、ローション? なンでそンなもン持ってやがる?」

番外「まぁ、いいじゃん。じゃあ、いくよー?」

 ヌリヌリ

 スリスリ

番外「んっ……しょっ……」

一方「くっ!」

 スリスリ

番外「ふっ……んっ……」

一方「ッ!」

 スリスリ

番外「はぁ……はぁ……」

一方「ッ~~!」

 スリスリスリスリ

番外「えへへっ、そろそろかにゃー?」

一方「ああっ!」 

 ドピュッ!

番外「んっ熱っ!」

一方「はぁ……、はぁ……」

番外「ええと、じゃあ、その本番いくね?」

一方「……」

番外「ッ! 初体験が騎乗位って結構珍しいんじゃない?」

一方「……そォだな」

番外「じゃあ、挿れるよ」

 ズブッ!

番外「んんっ……!」

一方「ッ!」

番外「んっ……んっ……あくせられぇたぁ……!」

 パンパンパンッ

一方「お、オイ?」

 パンパンパンッ

番外「はぁ……痛っ……! んっ……! あんっ……!」

一方「オイ、落ち着け! 最初からそんなに激しくしたって!」

番外「黙っててよ!」

一方「!」

番外「アンタにミサカの気持ちなんか分かるものか!」
 
一方「お、オマエ?」

番外「馬鹿ッ! 馬鹿ッ! 馬鹿ッ!」

 パンッパンッパンッ

一方「お、オイ!」

番外「本当は分かっていたよ! ミサカはアンタのことが好きだって!」

一方「番外個体……?」

番外「好きで好きでしょうがなくて!」

一方「……」

番外「でも、真っ直ぐ見られるのは怖かった……!」

一方「……」

番外「だって、ミサカ、人が苦しむの見るの大好きだし、人が死ぬのも好き!」

一方「……」

番外「しょうがないじゃん! “負の塊”として生まれてきたんだから!」

一方「……」

番外「でも、アンタを見てて、一緒にいたいって気持ちになって!」

一方「……」

番外「分からないよ! こんな気持ちになったのも! こんな気持ちを抱くように作られらわけも!」

 | 三_二 / ト⊥-((`⌒)、_i  | |
 〉―_,. -‐='\ '‐<'´\/´、ヲ _/、 |
 |,.ノ_, '´,.-ニ三-_\ヽ 川 〉レ'>/ ノ 
〈´//´| `'t-t_ゥ=、i |:: :::,.-‐'''ノヘ|

. r´`ヽ /   `"""`j/ | |くゞ'フ/i/
. |〈:ヽ, Y      ::::: ,. ┴:〉:  |/
. \ヾ( l        ヾ::::ノ  |、     構わん続けろ

 j .>,、l      _,-ニ-ニ、,  |))
 ! >ニ<:|      、;;;;;;;;;;;;;,. /|       ___,. -、

 |  |  !、           .| |       ( ヽ-ゝ _i,.>-t--、
ヽ|  |  ヽ\    _,..:::::::. / .|       `''''フく _,. -ゝ┴-r-、
..|.|  |    :::::ヽ<::::::::::::::::>゛ |_   _,.-''"´ / ̄,./´ ゝ_'ヲ
..| |  |    _;;;;;;;_ ̄ ̄   |   ̄ ̄ / _,. く  / ゝ_/ ̄|
:.ヽ‐!-‐"´::::::::::::::::: ̄ ̄`~‐-、_    / にニ'/,.、-t‐┴―''ヽ
  \_:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::\ /  /  .(_ヽ-'__,.⊥--t-⊥,,_
\    ̄\―-- 、 _::::::::::::::::::::__::/  /  /   ̄   )  ノ__'-ノ
  \    \::::::::::::::`‐--‐´::::::::::/  / / / ̄ rt‐ラ' ̄ ̄ヽ ヽ
ヽ  ヽ\   \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::/      /    ゝニ--‐、‐   |
 l   ヽヽ   \:::::::::::::::::::::::::::::::/           /‐<_   ヽ  |ヽ

一方「……そォかよ」

番外「な、なによ? 言いたいことあるならはっきりと言ってよ?」グスッ

一方「そォだな、一つ言えることがあるとしたなら、きっと四年前まで俺も同じ様な苦しみを抱えていた」

番外「えっ」

一方「ガキに好意を向けるべきかどうか、そンなことをいちいちグダグダと考えていたよ」

番外「そんなことって……!」

一方「そンなことだよ。元々、理屈で語るもンじゃねェンだよ」

番外「……」

一方「だから言える。テメェが殺し大好きの人格破綻人間だろうが、俺の仇敵だろうが、」

番外「……」

一方「理屈じゃなく、俺はテメェが好きだ」

番外「ッ……///」

一方「あー、その、なんだ? だから、俺がテメェのことを嫌いって前提で、勝手に話進めてンじゃねェよ」

番外「馬鹿だよ、アンタ」

一方「ハッ、好きなように言え」

番外「馬鹿だけど、好き」ダキッ

 チュッ

一方「……」

番外「手錠ははずしておくよ……。色々とゴメンね?」

 ガチャッ

一方「……」

番外「じゃあ、ミサカはこれで……」

一方「待てよ」

番外「?」

一方「ったく、テメェは最初から最後まで本当に勝手な奴だな」ポリポリ

番外「な、なによ?」

一方「続きだ」

番外「ッ!」

一方「ここまでしといて、はい終わりなんて言わせねェぞ?」

番外「……一方通行?」

一方「最後までしよう」

番外「ええっと、それって……」

一方「……」

番外「ミサカとアンタが……?」

一方「そォだよ」

番外「!」

番外「えへへっ、ちょっと幸せが続き過ぎでしょ、コレ」

打ち止めともにゃんにゃんしちゃって一方通行の一方通行が打ち止めになっちゃってもいい

一方「そ、その、準備はいいか?」

番外「うん。いつでもいいよ」

一方「じゃ、じゃあいくぞ?」

 ズブッ

番外「んあっ……!」

一方「だ、大丈夫か?」

番外「レイプ権」

一方「ハ?」

番外「ミサカはアンタを一回レイプしました。だからアンタにも一回ミサカをレイプする権利があります」

一方「オマエ……」

番外「だから、好きなように動かしていいよ? 一方通行?」

一方「ッ~~!」

一方「はぁ……はぁ……」

番外「んあっ……! あんっ……!」

 パンパンパンッ

一方「ぐっ……」

番外「ひゃんっ……! ああっ……!」

 パンパンパンッ

一方「ッ! くぅっ!」

番外「あっ……! やっ……!」

 パンパンパンッ

一方「イくぞ? 番外個体?」

番外「うん、来て!」

一方「ああっ……!」

 ドピュッ

一方「で、どうすんだよ?」

番外「何がー?」

一方「攪乱の羽だよ。窓ねェから、換気もできねェじゃねェか」

番外「まーいいじゃん」

一方「いいって、オマエ……」

番外「ミサカは一方通行がいればそれでいいー」ダキッ

一方「答えになってねェぞ、それ。……でも、まァ、」

番外「?」

一方「俺も同じ気持ちだよ。番外個体」

番外「えへへ、ばーか」

一方「テメェもだろ、馬鹿」

     ∧_∧       ∧_∧
    ( 現実)      (; ' A` )
  三 (  つ つ     (つ   ,ノつ
  三 人 ヽノ      / ゝ 〉

   (__(__)     (_(__)




                ∧_∧     ∧_∧
               (;Д⊂彡  三現実  )
              ⊂    ノ  三G(   こつ

                人  Y    三(_,\ \
               し (_)        三___)





       ∧_∧     .   .    ∧_∧
       ( フ現実)フ   ::∧_∧: ⊂(現実 ,)
      (    )ノ    :( ∩∩ ).   \    )
      / / /     ::(´ ノ ノ::     ( (  |
      (_)_)     ::( ̄__)__)::     し(_)

番外「一方通行ー?」ドタバタドタバタ

一方「あン?」

番外「大好きー!」ダキッ

一方「お、オイ!? 馬鹿、離せって!」ジタバタ

黄泉川「おやおや」芳川「あらあら」打止「むー」

一方「ホラ、人が見てンだよ!」

番外「知らないー! だって、この気持ちは理屈じゃないんだもん!」

一方「テメェ……」

番外「一方通行ー! キスしてキス!」

一方「フザけんなっつの、人が見てるんだよ。そんなもん――」

 チュッ

番外「んむっ! ……えへへ」

一方「いくらでもしてやるっての」

番外「大好きー! 一方通行ー!」

黄泉川「バカップルじゃん」芳川「バカップルね」打止「バカップル死んじまえ」  終わり



個別√が終わったなら最後はあれだよね

えっ、ごめ、何が不満なの?

ああ……次は3Pだな

>>349
  `¨ - 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ

      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´

           ̄ー┴'^´

後日談って展開が思いつかん

どこに行くか安価+3

ショッピングにいこうぜ水着を買おうぜ海に行こうぜ

>>361
おk、把握^q^

ちょっと休憩したいから7時からでいい?

 後日談。

打止「起きろー!」ユッサユッサ

一方「んん……あァ?」

打止「こんな良い天気の日にソファーで寝てるんじゃない」

一方「うるせェよ。太陽は俺の敵だ」

番外「うわお、サラリといま凄い発言したね」

打止「と、とにかく!」

一方「?」

打止「8/14日にみんなで海水浴に行くことになったから。分かった?」

一方「おう、オマエも行くんだろ」

打止「もちろん」

一方「はァ、しゃあねェな、じゃあ行くとするか」

打止「うん!」

芳川「(ふふふっ。本人の行動原理の裏に、常に打ち止めがいることに彼は気付いているのかしら?)」

一方「但し俺は水着持ってねェぞ」

番外「あっ、ミサカもー!」

黄泉川「うわー、お前ら本当に若者かじゃんよ?」

一方「うるせーな。青春真っ只中ティーンエイジ時代は“闇”と戦う血どろみの時代だったんだよ」

番外「右に同じ―」

打止「じゃ、じゃあ!」

一方「?」

番外「?」

打止「一緒に買い物行こう? 水着を買いに」

一方「かまわねェ」

番外「え、えーっと、ミサカは遠慮しとくね」

芳川「(よく空気を読んだわ、番外個体……)」グッ

ティーンエイジ時代っておかしいな........orz

読解力なくてすまないがこれどっちルートの後日談なの?
それとも3P用オリジナル?

>>373 打ち止めの後日談……のつもり

 ミーンミーンミーン

打止「あっつー」ダラダラ

一方「ほら」スッ

打止「ん?」

一方「ハンカチ」

打止「あ、ありがと」

一方「あと」スッ

一方「日傘」

打止「う、うん」

一方「あとは」スッ

一方「ジュース」

打止「ええと、ありがと」


打止「あっつーい」

一方「おう」

打止「アイス食べたーい」

一方「自分で買え」

打止「こういうのって男が買うもんじゃないの?」

一方「ンなもン、知るか」

打止「むー」

一方「(うぐっ! 頬を膨らます打ち止め……)」

打止「だめ?」

一方「」

打止「一方通行?」

一方「くっ! 好きなの買え! 但し、五秒で選べよ」

打止「はーい、ありがと、一方通行」

 パタパタパタ

一方「(何してんだよ、俺は……)」

打止「着いた」

一方「そォだな」

打止「じゃあ、まずは女性の水着コーナーから!」

一方「ハッ?」

打止「なによ、文句あんの?」

一方「いや、テメェはもう水着一着持ってるんじゃねェのかよ?」

打止「む、貴方は分かってないない」

一方「な、なにがだよ?」

打止「貴方がかわいいと思うのを選んでほしいの!」

一方「お、おう」

打止「水着着るのも全部貴方のためなんだからね?」

一方「うっ、……すまンかった」

打止「これとかどうかな?」

一方「あァ、いいンじゃねェか?」

打止「むー、貴方さっきから、それしか言わない」

一方「水着だけ見せられても分からねェよ。試着しろ」

打止「水着着た姿は、当日見せる予定なの!」

一方「そ、そォか。じゃあ、その持ってるのでいい」

打止「むー、納得いかないんだけど?」

一方「うるせーよ、オマエは基本的に何着たってかわいいんだから気にすんな」

打止「!」

打止「ちょっ……/// 一方通行?」

一方「あっ、おう。すまン」

一方「(くそっ……思わず口が滑っちまった)」


打止「じゃあ次、貴方の水着ね」

一方「おう」

打止「どういうのがいいの?」

一方「あァ……、わからねェから、適当な奴でいい。コイツとか」ヒョイッ

打止「ぶっ!」

一方「あっ、どうしたンだ?」

打止「いや、何でもない……(それ、ボクサーパンツ)」クスクス

一方「? まァこれでいいか」

打止「うん。それでいいと思うよ」クスクス

一方「? 何笑ってんだよ? すンませーん。これ下さい」

打止「(あとで、もう一着水着買っといてあげるか)」

夕飯つくってくる

 ガチャッ

打止「ただいま」

黄泉川「おう、おかえりじゃん」

芳川「風呂出来てるわよ、汗かいたでしょ二人とも?」

一方「あァ、そォだな。じゃあ、打ち止め、オマエ先入れ」

打止「えっ。いいよ、ミサカは荷物とか持ってないし、貴方先入って」

一方「……そォかよ。分かった、先入る」

打止「うん」

 テクテク バタンッ!

番外「ねーねー、上位個体?」ニヤニヤ

打止「なに?」

番外「ミサカにとってもいいアイディアがあるんだー」

 <風呂場>

一方「(ふゥ、疲れた)」

一方「(ったく、アイツ俺に荷物全部持たせやがって)」

一方「あー、肩凝った」

 ガサガサガサッ

一方「(ん? 誰かいンのか?)」

一方「オイ、今入ってるぞ?」

 ガチャッ!

一方「だから、今入ってる………って」

打止「…………」

一方「…………」

打止「…………」

一方「…………」

打止「お、おはよう」

一方「お、おう、おやすみ」

一方「(なンだコイツ! なンで普通に入ってきてンだよ!?)」

打止「その、背中」

一方「あァン?」

打止「背中流してあげたら貴方が喜ぶって、番外個体が……」

一方「(くそっ、またアイツか!)」

一方「そ、そォか」

打止「えぇと、その……あんまり見ないで……?」

一方「わ、悪い」

打止「後ろ向いて」

一方「お、おう」


 カポーン

打止「ん……ん……」ゴシゴシ

一方「……」

打止「ん……ん……気持ちいい?」ゴシゴシ

一方「お、おう」

打止「良かった……!」ゴシゴシ

一方「あァ」

打止「ん……ん……」ゴシゴシ

一方「……」

打止「(一方通行の背中がすぐ目の前に……! うんうん、駄目。今日は背中を流しに来ただけなんだから……!)」

一方「(ぐっ! 俺のすぐ後ろに裸の打ち止めが……! 駄目だ、冷静になれ! 素数を数えろ、素数を!)」

打止「ん……ん……」ゴシゴシ

一方「……」

打止「(んっ……ちょ、ちょっとくらいいいよね?)」

 …………間。

一方「(ン? 背中を流すのが止まった?)」

一方「お、オイ、打ち止め?」

打止「ご、ごめん。今再開するから」

一方「お、おう」

打止「んっ……! はぁ……!」ゴシゴシ

一方「(感触が変わった? それにスポンジが二つに?)」

打止「やっ……! んんっ……!」ゴシゴシ

一方「(いやいやいや、何言ってンだ俺は。よくよく考えりゃわかるじゃねェか。これって胸!?)」

打止「あんっ……! んっ……!」ゴシゴシ

一方「(ばっ、馬鹿! なんて声出すんだよ!?)」

ワッフルワッフル

打止「あっ……! いやっ……!」ゴシゴシ

一方「(2、3、5、7、11)」

打止「んんっ……! やんっ……!」ゴシゴシ

一方「(13、17、19、23、29)」

打止「あんっ……! あんっ……!」ゴシゴシ

一方「(31、37、39、41、43、47)」

打止「あぁんっ……!」ゴシゴシ

一方「(くそが、我慢できるかッ!)」

 ピタッ

一方「ら、打ち止め?」

打止「ご、ごめん。背中流し終わったよ?」

打止「(あれ? もしかしてバレてない?)」

一方「あ、おう」

一方「(チッ。タイミング逃したか)」

 <一方通行の部屋>

一方「……」ボーッ

一方「(くそが、ほとんど生殺しじゃねェか)」

 ゴクゴクッ

一方「(あァ、くそ、コーヒーもうまくねェ!)」

一方「……」

一方「(自分で慰める……か……)」

一方「……」

一方「(ば、馬鹿言うな! ンなもンしてたまるかっての!)」

一方「はァ……」

一方「……」

一方「そォいや、最近シャツの減りが早いな」

 <打ち止めの部屋>

打止「んっ……! やっ……!」

 チュクチュク

打止「あくせられぇたぁ……!」

 チュクチュク

打止「好き……! 大好きだよ……!」

 チュクチュク

打止「んんっ……! あんっ……!」

 ビクビクッ

打止「はぁ……はぁ……」

打止「んんっ……」

打止「また、やっちゃた」

打止「……」

打止「このシャツどうやって返そう……?」

 8/14

打止「起きろー!」ユサユサ

一方「あァ、起きてる」

一方「(あのあと、ムラムラしてほとんど寝れなかったからな……)」

打止「へー、珍しいじゃん」

一方「お、おう」

打止「じゃあ、着替えて玄関集合ね」

一方「分かった」

 ――――十分後――――

芳川「あら? クマ出来てるわよ一方通行?」

一方「あァ、そォかよ」

番外「ケケケッ。昨夜はお楽しみだったかにゃー?」ケラケラ

一方「ブッコロス……」

番外「海だー!」打止「海だー」黄泉川「海じゃん!」芳川「う……海」一方「……」

番外「芳川も一方通行もノリ悪っ!」

一方「うるせェよ。いいからはやく着替えてこい」

番外「はいはい。ミサカの水着姿で勃起させて前かがみにしてやっから覚悟しとけよ?」

一方「とっとと行け。俺も着替えてくるから」

打止「あっちょっと待って」

一方「あァ?」

打止「水着着るならこっちのほう着てね」スッ

一方「なンでだよ、折角昨日買ったのに」

打止「いいから! 昨日のできたらぶっ飛ばすからね!」

一方「? わかったけど、なンでキレてンだよ?」

打止「いいから!」

番外「じゃーん! ほら、前かがみになーれ、一方通行?」

一方「予想範囲内」

番外「酷ッ! 一瞥ぐらいくれたっていいじゃないかよー」

一方「うるせェよ」

黄泉川「無駄無駄。どーせ、今のあいつの頭の中は打ち止めの水着姿しか頭にないじゃんよ」

一方「適当抜かすな、ボケ」

芳川「ほら、打ち止め? 早く出てきなさい?」

打止『ま、待ってって、ミサカはミサカは恥ずかしげに俯いてみたり……』

芳川「いいから、ほら」グイッ

打止「きゃっ……!」

一方「……」ジーッ

打止「え、ええと」

一方「ま、まァ、いいんじゃねェの?」

打止「そ、そう」

番外「素直じゃないねー、二人とも」ヤレヤレ

打止「ええいっ!」バチャバチャ

番外「オラ、死ねぇ!」バチャバチャ

 キャッキャッウフフ

一方「はァ……」

芳川「あら、貴方は遊ばないの?」

一方「下らねェ」

芳川「貴方はそう思うかもしれないけど、打ち止めはそう思っていないわよ?」

一方「……どういう意味だ?」

芳川「彼女だって貴方との思いでを作りたいはずよ? なのに今貴方がここで寝転がっててどうするのよ?」

一方「フン、そォかよ」

芳川「まぁ、どうでもいいことだけど。それじゃあ、私はひと泳ぎしてくるわ」スッ

一方「おう」

一方「……」

一方「さて、」

打止「きゃっ! ちょっと強いって! 番外個体!」

番外「ケケケッ。まだまだこんなもんじゃないさ!」ガチャッ

一方「やめとけ。そりゃ水鉄砲じゃなくて、実物だろォが」

番外「えっ、マジで?」

一方「……」打止「……」

 …………。

番外「じょ、冗談だよ? まさか素で間違えていたりしないよ?」

一方「いつか人殺すぞその性格」

打止「あ、あと数秒でミサカ撃たれていたってこと?」ガクブル

番外「……」

番外「ま、まぁ、それは置いといて! どうやらミサカは邪魔者らしいから、どっか行ってるね! あとは若い二人でごゆっくりー!」ダダダダッ!

 …………。

一方「逃げたな」

打止「逃げた」


一方「で、何してほしい?」

打止「え、えーっと」

一方「……」

打止「じゃあ“浦島太郎”」

一方「なンだそりゃ?」

打止「一人が泳いでるのの背中の上にもう一人が乗るやつ」

一方「……それって、大人と子供でやるもンじゃねェの?」

打止「いいから! ほら、はやく!」

一方「お、おう」

 ピチャッ

一方「乗っていいぞ?」

打止「ん」ノリッ

 ゴボゴボッ

一方「がっ! オイ! やっぱこれ無理!」

打止「いいから、進めー!」

そういや、一方通行の首に電気製品あるよね。まぁ、いいや。

芳川「昼御飯よー」

番外「はーい」

打止「ん」

一方「」チーン

黄泉川「あれ、どうしたじゃん、一方通行?」

一方「うるせェよ。……あァ、ガチで4度ぐらい死にかけた」

黄泉川「アハハハッ! 学園都市第一位が死ぬわけないじゃんよ!」バチーン!

一方「痛ッ! くそが、割と本当の話なんだよ……」

 そうして夕方。

打止「……」ボーッ

一方「隣、座るぞ?」

打止「うん」

一方「今日、楽しかったか?」

打止「うん」

一方「そォか」

 …………間。

一方「あァ、その、なんだ?」ポリポリ

打止「?」

 チュッ

打止「んっ……」

一方「こういうシチュエーションではキスするべきなンだろ?」

打止「キスした後に聞かないでよ、馬鹿」クスクス

打ち止めのビキニ姿見たい



 <一方通行の部屋>

一方「あー、疲れた」

一方「……ふぅ」バタンッ

一方「(駄目だ、昨日寝てない分眠気が酷ェ……)」

一方「(んっ、もう無理……)」スヤスヤ

一方「zzz...」

??「ちゅっ……ぱっ……」

一方「(なんだ、下半身に痺れが走るような……?)」

??「ちゅっ……れろれろ……」

一方「(うあっ……、なんかすげェ気持ちいい)」

??「ちゅぱっ……じゅっ……」

一方「(……って)」

一方「な、なにしてンだテメェ!」ガバッ

打止「ちゅっ……、んっ、おはよう、一方通行?」

一方「っつーか、なンて格好だよ、ソレ!」

打止「え、ええっと、スク水?」

一方「なンでそンな格好しているかって聞いてンだよ!」

打止「だって、Hも色々とバリエーション増やさないと、マンネリ化しちゃうって番外個体が……」

一方「(また、アイツかァ……!)」

打止「ミサカ、貴方に嫌われたくないから、着てみたんだけど……。嫌?」ウルウル

一方「い、嫌じゃねェよ」

打止「えへへ、良かった……! それにしても、」

一方「?」

打止「貴方が中々ミサカを襲ってくれないからいけないんだよ? このヘタレ」

一方「わ、悪かったよ」

打止「昨日の風呂場だって、襲ってくれてもよかったのに……」

一方「ぐっ!」



打止「溜まってるよね、きっと?」

一方「お、おう」

打止「じゃあ続きするね?」

打止「んっ……ちゅぱっ……」

一方「ッ~!」

打止「れろれろ……んんっ……」

一方「ぐっ!」

一方「い、イくぞ?」

打止「んんっ……!」

 ドピュッ

打止「……ごきゅっ。……えへへ。ほら、こんなに溜まってた」

一方「ッ!」

ちょっ、友人から電話かかってきたますた

電話終わりった、再開

一方「打ち止め……!」グイッ

打止「んっ……」

 ズッ チュプッ

一方「なっ。オマエ、これ?」

打止「ご、ごめん。貴方とやる前に一人で盛り上がっちゃって……」

一方「い、いや、それは、いいけどよォ」

打止「その、本当はね、シャツ返しに来ただけで。でも、貴方の寝顔見てたら急に切なくなってきて」

一方「……そォか」

 チュッ

打止「んっ……」

一方「こンだけ濡れてりゃ大丈夫だろ?」

打止「うん……」

一方「じゃあ、挿れるぞ?」

打止「うん……」

 ズブッ

打止「んっ……」

一方「だ、大丈夫か?」

打止「うん、大丈夫だよ。昔は痛みもあったけど、今はとっても気持ちいい……」

一方「お、おう。その、動かすぞ?」

打止「んっ」コクッ

 ズイッズイッ

打止「んああっ……///」

 ズイッズイッ

一方「ぐっ!」

打止「んあっ……! あんっ……!」

 ズイッズイッ

一方「ッ!」

打止「あんっ……! ああんっ……!」

 パンパンパンッ

一方「はァ……はァ……」

打止「ひゃっ……! あああっ……!」

 パンパンパンッ

一方「ら、打ち止めェッ!」

打止「やああっ……! あくせられぇたぁ!」

 ドピュッ 

笑うなよぉ……。H描写は苦手なんだよぉ……。

一方「なァ、打ち止め?」

打止「なーに、一方通行」ダキッ

一方「オマエがいてくれて本当によかったよ」

打止「えへへっ。貴方がいなきゃミサカはそもそも生まれてないんだよ?」

一方「ハ、そォいや、そォだったな」

一方「フン、俺もやっと幸せを手に入れられたか……」

打止「ふふっ……また、泣いてるの?」

一方「うるせェよ」

打止「うん……」

 …………。

一方「あァ、あと、そォだ。一つ言い忘れていた」

打止「なに?」

一方「シャツを勝手に持っていくな」

打止「」                       終わり


通行止めハスハス
えろ描写苦手ならひたすらチュッチュさせとけばおk

>>447ちゅっちゅ

         i!
          ト、 ト.ト、
      _≧ヽ`ヾヽ!:::::レ'レィ
      \::::::::::::::::::::::::::::<     「「保守」」

      ∠´/::::::::::::::::::::::::::<_,.
      _乂:::/:::/::::,.、:,..::::::<_                 ,. -‐- 、
      `7从乂〃o゜:>く〃              ,〃爪ヽヾ::ヽ
      /::::::::ヽ、:::::,.ィ升::::\i!             ハ::{::!:::ヽ川トハ
  !  v'ニミ>'´:{ ̄`ヽ┐':::/:,イ              _{{ノ从:::::::::::斥 リ
   V:::::/´::::::::::::>勺ノノ:/::::::|           ≧ミヾイ>イ,.ル'´=ミ、 
   ≧=≦ニ彡'///:::::::::/:::::|           彡'=-≪〈:V/,.ィ≦_::ミ、
   三:::::::::::::/::::::::/:::::::::∧:::::| i!           ,.彳イ≪::ヽ〃::r_リ∧ヾ
    彡〃/」:::::::::∧:::::,.イ|::::|i!                |::∧:ヾ ||::〃::r':::∧
       ´〃川N::|:::::::::ハ|::::::|            ∧:::ハ:::::}}レ/::::::「ヽ:::::V/
      /::::::::/∧:::::::::::|:::::::| /            ヽV:::::/ 〉〃》:j厂|  V::∧
      `ァ-<::::::::::ヽ:::::::|:::::::|〃             |:::::::|〈,.ヘ、|レノヽ、!  ヽ::::ヽ 〃 ̄ ̄ ̄``ヽ
      i!/::::::::::::> <`ート、__j               |:::::::レ'/∧ヽ:≫ヽ.  V:::::〉、        ` 、__,.
     V::::::::::::/    ヽ:::u、::::L_             |:::|::Kヽ/:A==ミ〈   F.彡イ
     V:::::::::::/      \::ヽ〉ヘ〉              〈__j_j'´_」-`ー―、}〃 `ーL/
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   /::::::/:/       /  ̄ ̄ ̄``ヽ、     ヽ  ヽ」]]:::::::::「   V::::::::V
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   |:::::::::/        \   V /|      ヾ.__ヽ    |:::::::::|     V:::::∧
.  |::::::,イ  二><  '´ ̄   V  !         =   |:::::::::|       V::::::::ヽ、〃
  |::::::!::|     ,、  -     ∧ ヽ           /:::::::::/      ヽ、::::∧
  .|::::::::::|    < | \へ`ー――>――‐- 、       /-―::ニ三ニ――--ヽ:::::∧
\|ー',.イ≧ユ_ `´―ー= ̄ ゝ   `     ヽ_,.-‐  ̄,  _,. 7 ̄ (_ ̄     ヽ:::::∧
  \:ミx___/ /   ><><      <、/ |\ < _, ィ7 ̄::::/ _,. -― ̄   ヽ_,.\―-
   )〈≠≡∠__/    /         |   |  \'´__ノ――  ̄ ̄ 二二 ―  、
  /'´ \__ 二=―  (_| |   \  {:::::::::〈  / ヽ ,. へ三二―    ―/\ /\

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