ほむら「あんこちゃんマジあんあん」(436)

ほむら「幾多のループを繰り返して気が付いた」

ほむら「佐倉杏子はどの世界でもまともなままで頼もしい」

ほむら「ちゃんと私の話を聞いてくれる優しさもある」

ほむら「高確率でポッキーを分けてくれるのもかわいい」

ほむら「しかもダンレボする時の声がちょっとエロいし」

ほむら「あんこちゃんマジあんあん」

ほむら「もうあんこちゃんに鞍替えするわ」

ほむら「あんこちゃんと仲良くするために私は何をすればいいのかしら?」


>>3

デート

>>3

ほむら「……」

杏子「ん? 誰だテメェ?」

ほむら「あん、じゃなくて佐倉杏子。同じ魔法少女である貴女に大切な話があるわ」

杏子「……。良いよ、言ってみな」

ほむら「私とデートしましょう」

杏子「はぁ!? でっ、デート!?」

ほむら「返事はOKね?」

杏子「いや勝手に決めんなよボンクラ!
     つーか、初対面の相手にいきなりデートの誘いとか頭おかしいだろアンタ!」



そうだった! この世界では私とあんこちゃんはこれが初対面だった
あんこちゃんと仲良くなるため私が次にとる行動は

>>7

セックスよ!

>>7

ほむら「そうね、いきなりデートというのは性急だったかも知れないわ。
      こういうことは段階を踏んでいかないとね」

杏子「いやそういう問題じゃねーよ!」

ほむら「というわけでまずはセックスしましょう」

杏子「ちょ、はっ!? せせせセックスって、その……」

ほむら「性交渉のことよ」

杏子「テメェやっぱ絶対頭おかしいだろ!」


そんな……あんこちゃんが私を拒絶するなんて……
こんなの絶対おかしいわ
魔女の仕業かしら
でも顔を僅かに赤らめる焦った様子のあんこちゃんも可愛い

ほむら「あんこちゃん……、どうして私とセックスしたくないの?」

杏子「したくない理由だらけで逆に説明しにくいぐらいだ!」

……!!
ひらめいた!
ひょっとしてあんこちゃんはツンデレなんじゃないだろうか!
そうに違いない!

ほむら「照れないでいいわ。私はそんなあんこちゃんも好きよ」

杏子「つーかだからあんこちゃんって誰だよ!」

ツンデレを崩さないあんこちゃん相手に私はどう行動するべきかしら

>>13

キス

>>13

ほむら「あんこちゃん……。いいえ、佐倉杏子」

杏子「何だよ……というかさっきも思ったけど、なんであたしの名前知ってんだよ」

私はその問いを無視し、機嫌の悪そうなあんこちゃんに黙ってにじり寄る

杏子「……?」

警戒心を露わにするあんこちゃん
しかしそんなこと気にしていては埒があかない
私はあんこちゃんの頭を抱え込むような形で両腕を伸ばした

杏子「なっ、何するつも……!?」

そしてあんこちゃんの頭を引き寄せ、口づけをする

杏子「止め……ろよっ!」

すぐにあんこちゃんに突き飛ばされ、キスは一瞬で終わってしまった

杏子「なっ、なっ、何すんだよ馬鹿ぁ……!」

大声でわめくあんこちゃん
だけどその頬は、リンゴのように赤く染まっている
次に私は、

>>19

脱ぐ

>>19

ほむら「キス、嫌だった?」

杏子「嫌に決まってんだろ……、だって、初めてがこんなのって……」

ほむら「ごめんなさい。だけど悪気があった訳じゃないの。
      私はただ、あんこちゃんのことが好きで」

杏子「だからあんこちゃんって誰だよ……」

ほむら「おわびに私の全部を見せてあげるわ」

杏子「……は?」

あんこちゃんはキョトンとした顔を浮かべる
私はそれにかまわず、自分の衣服に手をかけた
手早く服を脱ぎ捨てていく

杏子「アンタ正気か……?」

混乱した様子のあんこちゃん
だけど逃げずにいてくれる。ここが彼女の可愛いところ
私の身体を見たせいか、彼女の顔の赤らみはますます増していた

さあ全裸になったわ
次はどうしようかしら

>>25

着る

>>25

杏子「……」

なんだかんだいいながらも彼女は私の身体から目を反らせずにいる
やはり彼女はツンデレに違いない! しかも恐らくそっちの気がある!!

ほむら「あら? どうして顔が赤いの?」

杏子「ばっ、テメェのせいだろ! テメェがその、裸になんてなるから……」

ほむら「おかしいわね。普通の人間は同性の裸を見てもそのような顔はしない筈だけど」

杏子「ちがっ! あたしはそういう趣味なんかじゃ……」

ほむら「そういう趣味ってどういう趣味?」

杏子「んなこと知るかよ馬鹿ぁ……」

あんこちゃんは泣きそうな顔だ
私はもう少し意地悪をしたくなった
何をしようか少し考えた末、もう一度服を着直すことにした

杏子「えっ……?」

本人も意識せずのことだろうが、あんこちゃんは少し残念そうな顔をした

ほむら「もしかしてもっと見ていたかった?」

杏子「そんな訳あるかバーカ! いっぺん死ね!」

あんこちゃんはご立腹の様子
次に私がとる行動は、


>>36

抱きつく

>>36

少し苛めすぎたかもしれない
純粋なあんこちゃんを翻弄するのはこれぐらいにしておこう

ほむら「あんこ……」

杏子「なっ!?」

私はあんこちゃんの華奢な体をぎゅっと抱きしめた

杏子「離せよ」

あんこちゃんは口ではそう言うが、さっきのキスの時みたいに突き飛ばすようなことはしてこない
純粋な力では、私はあんこちゃんにはかなわない
あんこちゃんがその気になれば、すぐに彼女は私の腕の中から脱出できる

杏子「さっきっからなんなんだよアンタは……」

だけど、文句を言いながらも黙って腕の中におさまっているあんこちゃんが、可愛くて仕方がない

ほむら「あんこちゃん」

杏子「杏子だ」

ほむら「あなたは今まで何年一人で戦ってきたの?」

私がそう問いかけると、彼女は小さくビクッと身体を揺らした

杏子「……知ったことか。同情なんて反吐が出る」

ほむら「同情なんかじゃない。でも、あんこちゃんさえ良ければ……」

私はあんこちゃんを抱きしめる腕に力を込めなおした

ほむら「これからあんこちゃんのそばにいさせてくれないかしら?」

杏子「……。嫌だね。魔女狩りの効率が落ちる」

あんこちゃんはどこまでも素直じゃない
ここからどうしようかしら

>>42

閃光弾

>>42

杏子「ねえ。本当にアンタどうしてあたしに接触してきたんだよ?」

うおおおおおおおおお!
なんだかこの質問は展開を分岐させる重要な選択肢のような気がする
どう答えるのが正解かしら
えーっと、えーっと……、

ほむら「それはね、貴女を愛し―――」

直後、武器の収納スペースから何かが転がり落ちた

ほむら「!?」

それは軍隊仕様の閃光弾だった

時間を止めて対処する間もなく、閃光弾は私とあんこちゃんの足元で破裂した
戦闘中にすぐ使えるよう、魔法で改造を施していたのが仇になった
元のままの仕様ならこうはならなかったのに……

ほむら「う、うぅぅ……」

目が痛い
耳がぐわんぐわんする
これでも普通の人間よりはマシなのだろうが、
魔法少女といえど閃光弾を無効化することまではできない

杏子「やっぱ……、あんたもそうなのかよ……。
    油断させて、隙をついて殺すつもりで近づいてきたんだな……」

耳鳴りの向こう側から、あんこちゃんの敵意に満ちた声が聞こえてきた

杏子「信じかけていたあたしが馬鹿だった……」

まずい
どうしよう

>>55

時間を停止させて後ろに回って頬をつんつんをばれないように何度も繰り返す

>>55

あんこちゃんが槍を構える気配がする
やばいやばいマジやばい
とりあえず気持ちを落ち着けたい
一度時間を止めよう

ほむら「ふう……」

ようやく五感が元に戻ってきた

杏子「……」

魔法少女の衣装のまま動きを止めたあんこちゃんを見ていると、なんかこう……

ほむら「!!」

いいえ、駄目よ!
これは純愛なの!
時間を止めている内にあんなことやこんなことをするなんて

ほむら「……」

よし、気持ちが落ち着いてきた
そして気持ちが落ち着いてきたことで、一つ誤解をとくいい方法を思いついた

杏子「……」

止まったままのあんこちゃんの後ろに回り込む
そしてそこで一度、私は時間停止を解除した

杏子「……!? いねぇ!? どこいきやがった!」

焦った声を出すあんこちゃん
私は彼女の背中側から手を伸ばし、彼女の頬をつついた

杏子「そこか!」

バッと振り返るあんこちゃん
そこでまた時間を停止させる
そうしてさっきと同じようにあんこちゃんの後ろに回り込み、時間を動かす

杏子「また消えた!?」

あたりをキョロキョロ見渡すあんこちゃん
私は彼女の頬を後ろから指で突いた

杏子「どうなってやがる!?」

時間を止める
後ろに回り込む
時間を動かす
頬をつつく
再び時間を止める

このループを、えんえん十数回続けた

杏子「もういい加減にしろよぉ……」

あんこちゃんは半泣きだ
もっと苛め続けたい気もするが、収拾がつかなくなるので止めておく
私はあんこちゃんから少し距離をおくと、できるだけ柔らかな声色で彼女に話しかけた

ほむら「私は貴女に敵意を持っていないわ」

杏子「ふざけんな! 散々人を馬鹿にしておいてどの口がそんなこと言うんだよっ!」

ほむら「本当よ。考えてもみなさい。
      今のやりとりの中で、私はその気になれば、いくらでもあなたを殺すことができた」

杏子「……」

ほむら「でも私はそんなことしなかった。これが私が敵意を持っていないという証拠」

杏子「……納得は、できないけど……理解はできた……」

ほむら「誤解が解けたようでよかったわ」

あんこちゃんは、どうにも腑に落ちない様子だが、槍はしまってくれた

杏子「でも、なんでわざわざ顔をつつくなんて方法で敵意の無さを示したんだよ」

ほむら「あんこちゃんが可愛かったから、つい」

杏子「かかっ、可愛い!? ばっ、馬鹿言ってんじゃないよ!」

あんこちゃんは照れたようにそっぽを向いてしまった
ここからどうしようかしら

>>75

時間を止めてパンツを奪い取り、停止解除して目の前で食べ始める

>>75


ほむら「あんこちゃん。どうして自分に接触してきたのかって、さっき私に尋ねてきたわよね?」

杏子「ああ。アンタの行動はあたしには理解できない」

ほむら「それはねあんこちゃん。あんこちゃんのことが好きだからよ」

杏子「好き……? えっ……?」

ほむら「打算なんて何もないわ。ただ純粋にあんこちゃんのことが好きで、少しでも仲良くなれたらって。
      本当にそれだけよ」

杏子「あたしなんて……誰かに好きになられるようなタマじゃねーよ……」

ほむら「信じることが怖いのね? でも大丈夫。私はあなたの味方よ」

杏子「本当に……?」

ほむら「ええ。だからもうあなたは一人ぼっちじゃないわ」

杏子「……お、おかしいな。コイツはすっげームカつくやつなのに……、
     どうしてあたし、涙が出てんだろう……」

ほむら「あんこちゃん……」

杏子「ああもうっ、湿っぽいのは止め止め! その、なんだ……食うかい?」

その瞬間、私の理性の糸が切れた

あんこちゃんはポケットをまさぐると、ポッキーの箱を取り出した
そしてそれを私に差し出してくる
あんこちゃんが……黒い棒を握りしめて……
これで理性を保てと言う方が無理な話だ

ほむら「ええ、いただくわ」

私はそう答えると、時間を停止させた
そしてあんこちゃんのスカートの下からパンツを剥ぎ取る
パンツを取る際に、あんこちゃんのおあんこが視界に入った
まだ未開発なそこは、とても可愛らしい形をしていた

ほむら「……」

少し悩んだが、そちらに手を出すのは止めておいた
私は紳士だから

あんこちゃんのパンツを握りしめたまま、時間停止を解く

杏子「……ん? 妙な感覚が……。
     って、ちょっ、テメェ! 何持ってやがる! 返せよっ!」

あんこちゃんはツンデレだ
これはきっと、私にパンツを食べて欲しいという遠回しな意思表示なのだろう

ほむら「分かったわあんこちゃん」

私はあんこちゃんのパンツを口に入れてほむほむした

ほむら「はむっ、ハフハフッ、ほむっ!」

テンションが上がってきたwwwwwwww
今ならワルプルギスも余裕で倒せそうな気がするわwwwwww
あんこちゃんの反応はというと、

杏子「……」

……徹底したノーリアクションだった

ほむら「はむっはむ!」

杏子「……」

ほむら「はむはむっ……はむっ……」

杏子「……」

ほむら「はむっ……」

だんだんと、何やってんだ自分という気分になってきた

杏子「……」

ほむら「……」

杏子「……」

ほむら「……」

気まずい
助けて

>>102

自分のパンツを差し出して「食うかい?」

>>102

ほむら「あ、あんこちゃん……」

杏子「何だよ変態」

私は自分のパンツをとると、それを握りしめてこう言った

ほむら「食うかい……?」

杏子「食うわけねぇだろ!!」

ほむら「そっ、それはそうよね……」

杏子「つーかどうしてくれんだよ馬鹿! のっ、ノーパンなんて……落ち着かないじゃん……」

ほむら「このパンツを返すわ。履きなおしなさい」

杏子「んな涎まみれなパンツを今更履けるか!」

涎まみれなパンツ……?

ひらめいた

私は時間を停止させた
この能力マジ便利

杏子「……」

自分の涎にまみれたパンツをあんこちゃんに履かせる
これはすなわち……間接ぺろぺろ!!
興奮してきた
時間停止を解除する

杏子「なっ!? お前まさか!」

ほむら「ええそうよ。貴女のおあんこは今、私の涎まみれ」

杏子「ふざっ、ふざけんな馬鹿! なっ、ななっ、何してくれてんだよぉ!!」

あんこちゃんは顔を真っ赤にして怒鳴ってきた
どうにも落ち着かないのか、もぞもぞと足を擦り合わせている
エロい
さて、次は……、

>>115

πタッチ

>>115

杏子「さっさと死ね変態!」

ほむら「大好きよ、あんこちゃん」

杏子「……きっ、気持ち悪いんだよ」

ほむら「愛してるわ」

杏子「……」

あんこちゃんは誰かに好意を向けられることに慣れていない
適当にそれっぽいことを言うと、すぐに大人しくなった

ほむら「だからあんこちゃん……、私はもっとあんこちゃんを知りたいの」

杏子「もっと知りたいって……何するつもりなんだよ……」

あんこちゃんは上目遣いで尋ねてきた

ほむら「……」

私は無言であんこちゃんの胸に手を伸ばした
服の上から僅かな膨らみが伝わってくる
同時に、どくんどくんと脈打つ心臓の音も

杏子「止めろよ……」

あんこちゃんは弱弱しくかぶりをふった
みなぎってきた私は、

>>125

マミを呼ぶ

>>125

なんだか巨乳分が欲しくなってきた
私はAAAカップ
あんこちゃんも私よりマシとはいえ小ぶり
これでは刺激が足りない

ほむら「少し出かけてくるわ。ここで待っていて」

杏子「えっ? い、行っちゃうの?」

ほむら「あら。続きがしたかった?」

杏子「ばっ、馬鹿! んなこと言ってねーよ! テメェなんかどこへなりと消えちまえ!」

これはツンデレ的に解釈すると、結婚の申し込みも同然だ
そうか、あんこちゃん、そんなに私のことを……
私は胸が熱くなった
早く巨乳を捕まえて戻ってきてやろう

誰か手頃な巨乳はいないかしら
そう思いながら町を歩いていると、一人の見知った人物を発見した

マミ「はぁ……」

ほむら「随分疲れているようね」

マミ「あら? あなた……、見ない顔だけど、新人というわけでもなさそうね」

ほむら「そんなことはどうでもいいわ。それより貴女に一つ提案があるの」

マミ「何かしら」

ほむら「これから私と手を組んで戦わない? もちろんグリーフシードは平等に分け合うわ」

マミ「えっ……?」

巴マミは孤独が苦手な人間だ

マミ「……分かったわ」

少し考え込んだものの、すぐにOKを出してくれた

ほむら「ありがとう。そうそう、実はもう一人仲間がいるの。今から紹介したいのだけど大丈夫?」

マミ「ええ。その仲間って子はどこにいるの?」

ほむら「すぐそばよ。ついてきて」

ほむら「ただいまあんこちゃん。仲間を連れてきたわよ」

杏子「なんだ早かったな。……って、テメェ、巴マミ!?」

マミ「ふーん。まさかあなたが暁美さんのお仲間だったなんてね」

なんとこの時間軸では、マミと杏子は>>138という関係だった

愛人

マミ「どういうことなの? もしかして浮気……?」

杏子「う、浮気というか……。そもそもあたしとアンタは恋人ってわけじゃないだろ!?」

マミ「それはそうだけど……」

ほむら「……」

まずい
何やら喧嘩を始めてしまった
ここは一つ、私が場を納めないと

ほむら「>>144

3pしましょ

ほむら「3pしましょ」

杏子「は……? ちょっ、何言って」

マミ「良いわね3p!」

杏子「テメェもかよ!?」

ほむら「そうと決まればさっそく服を……」

そこで気が付いた
私が今まで見たことのあるエロ漫画や、やったことのあるエロゲは、どれも2pものばかりだった
3pの空気が私には分からない

ほむら「あわわ……」

急に不安になってきた
3pってまず始めに何をすればいいのかしら

>>154

カレー汁をかける

>>154

テンパった私は、夕飯にしようと思っていたカレー汁を撒き散らしてしまった

杏子「あっつつうううう!?」

マミ「なっ、何のつもり暁美さん!?」

杏子「というか食いものを粗末にするんじゃねえ!」

ほむら「ほむぅ……」

二人に責めるような目を向けられて、流石に精神的に堪えた

杏子「シュンとしたからって何でも許されると思うなよ! さすがに怒ったからな!」

凄い勢いで怒るあんこちゃん
私は


>>164

ぶっかけたカレー汁をぺろぺろする

>>164

ほむら「ごめんなさい……」

大人しく謝ると、あんこちゃんの顔をぺろぺろした

杏子「なっ!? ななな何してあdじゃfpそ」

ほむら「こぼしたカレー汁はちゃんと無駄にしないわ……。
      もちろん巴マミの分も」

マミ「わ、私もっ……!?」

ほむら「ぺろぺろ」

杏子「もうお前の気持ちは分かったから止めろよぉ……」

あんこちゃんは身体をくねくねさせながらそう言った
でも勿論止めるわけにはいかない
私はさらに舐め続ける

杏子「そっ、そこは別に汚れてないだろ!?」

ほむら「いいえ! 肉眼では見えない細かい飛沫が飛んでいる可能性があるわ!」

杏子「いくらなんでもスカートの中には……あっ、もう……止めろったらぁ……」

マミ「……」

なんでマミさん呼んだんだよwww

マミ「放置プレイもまたよし・・・」

マミ「ね、ねえ、そろそろ私も……」

巴マミが寂しそうな声を出した
だけどもう止まらない

杏子「本当に止めろったらぁ……これ以上はぁ……」

ぺろぺろされて色っぽく鼻を鳴らすあんこちゃん
……と、その時
私の背中に柔らかな膨らみが押し当てられた

マミ「お願い……構ってよ……」

ほむら「っ!?」

ぐりぐりと大きな胸が押し当てられる
口元にはあんこちゃんのおあんこ
背中には巴マミの胸
なんという……なんという……

パライソwww

やばい
3p難しい。マジ難しい
二人とも同時に喜ばせる方法は無いのかしら
少し思考して……、ひらめいた
私は一度、あんこちゃんから顔を離す

杏子「えぇ……?」

物足りなさそうな声を漏らすあんこちゃん

ほむら「少しじっとしていて」

私はそう声をかけると、あんこちゃんの本体
ソウルジェムに手を伸ばした

杏子「何するつもり……?」

ほむら「ソウルジェムにもカレー汁が飛び散っていたわ」

私はあんこちゃんのソウルジェムに舌を這わせた

杏子「きゃっ!?」

ソウルジェムを舐められた瞬間、あんこちゃんは、らしくもなく女の子らしい悲鳴をあげた
本人もそれを自覚しているのか、顔を真っ赤にする
私はその隙をつき、ソウルジェムを奪い取ると、口の中でそれを転がしはじめたた

杏子「ん……えっ? あ、うあっ……んんっ……」

とまどいながらも、全身を舐めまわされる感触に浸るあんこちゃん
あんこちゃんの全てを口の中にほおばっているという感覚は……何とも言えずエロい

マミ「ど、どうなってるの……?」

突然様子の変化したあんこちゃんを見て、困惑する巴マミ
そういえばソウルジェムが本体だということは、共通認識ではなかったか

ほむら「あなたも一緒に気持ち良くしてあげるわ」

私は時間を停止させると、巴マミのソウルジェムを髪から外した
そしてそれを口の中に放り込んでから、時間停止を解除する

マミ「なっ、何な……の……これぇ……?」

ほむら「気持ちいいでしょう?」

マミ「ぁ……だめ……」

巴マミは絞り出すような高い声を出した
彼女はこうなりながらも、なおも私にぐりぐりと胸を押し当てている
快感に身体が落ち着かないから、何かに抱きつかずにはいられないのだろう

ほむら「……」

ますますいやらしい気持ちになってきた

杏子「無理……無理……」

あんこちゃんは、さっきから泣きそうな声でそう連呼している
巴マミとあんこちゃんのソウルジェムを同時にほうばっているということは、
今その二人は、裸で絡みあっているも同然
ただ舐められるよりも強い刺激が体中を襲っている筈だ

あんこちゃんが、力の抜けた身体を引きずって私の足にしがみ付いてきた

杏子「無理だよぉ……」

そう言いながらも、私の黒いストッキングに顔をうずめる
私は彼女の頭を優しく撫でた

杏子「んぅぅ……」

頭を撫でられるたびに、あんこちゃんは嬉しそうな声を出す
自分にとても懐いてくれているペットを可愛がっているような気持ちになる
発情した獣のようにお尻を揺らす姿は、いつもの彼女からは想像できないぐらいに色っぽい

マミ「ふ……あぁ、ん……」

巴マミは、今はだらんと私の背にもたれかかるようにしている
首筋に彼女の涎がたれてくるところから察するに、とてもだらしない口元をしているのだろう
押し当てられる胸は、なお柔らかい

3pって意外とちょろいwwwwww
もっと何かしてみようかしら
次の行動はどうしよう

>>205

マミのソウルジェムを噛み砕く

>>205

よし、舐めるばかりでなく、今度は歯を立ててみよう
新たな刺激を与えれば、また違った世界が開ける筈!

ほむら「んっ……」ガッ

杏子「ひっ!?」

あんこちゃんの身体がビクンと揺れる
歯を立てるという選択は悪くなかったようだ
今度はもう一つのソウルジェムをいじめよう

ほむら「んん……」ガッ

マミ「ああっ!」

こちらも大きく反応してくれた
歯を立てる度に反応してくれるので、正直少し面白くなってきた
今度はもう少し力を入れてみようかしら

ほむら「ほむっ……」バキグシャグチャ

あ、やべ

背中にもたれかかっていた巴マミの身体が、だらだらとずり落ちてきた
完全に脱力している
これは……やばい、どうしよう……

ほむら「……」

新しい世界が開けるどころか、違う世界に飛び去っていってしまった巴マミ
どうして私を置いていってしまったの……?
あなたはいつもそう
私は……、自分に戦い方を教えてくれた貴女を、本当は失いたくないのに……

お前のせいだwww

杏子「どうした……?」

何か感触の変化に気がついたのか、あんこちゃんが不安そうにたずねてきた
私は彼女を安心させようと、また頭を撫でた

杏子「ん……」

あんこちゃんは目をつむってうっとりした表情を浮かべる
本当に頭を撫でられるのが好きみたいだ
彼女を悲しませないためにも、巴マミの死は隠し通さなければ
自分の本体がバラバラ死体まみれになっているだなんて知ったら、正直やばいだろうし

さあ、ここからどうしようかしら

>>235

マミさん復活

>>235

しかし、次の瞬間!
なんと巴マミが再び動き始めた!

ほむら「リアルゾンビ!?」

驚いて振り返ると、そこにいたのは、

マミ「ここ、どこ……?」

ほむら「えっ?」

杏子「どうなってんだ……?」

幼女化した巴マミだった
恐らくだが、ソウルジェムが砕けて小さくなった影響が仮の肉体に出てしまったのだろう
どうしようかしら……なんか面倒そうね
ここから巻き戻す? それとも続行する?

>>260

マミのソウルジェムを徹底的に砕いて続行

さやかが増殖するSSがあったな

>>260

マミ「お姉さん達は誰?」

杏子「そりゃこっちが聞きたいよ……」

困惑している二人をよそに、私は状況を少し楽しんでいた
ソウルジェムを半端に砕くことにこんな作用があったなんて
これは……、もっと実験してみるべきね

あんこちゃんの目が巴マミに向いている内に、
私は巴マミのソウルジェムを口から吐き出した

マミ「!?」

いきなり身体を変な衝撃が襲ったからか、ロリマミは不思議そうな顔をしている

ほむら「さて、と……」

私は一番大きい、本体っぽいソウルジェムの破片を地面に叩き付けた
ソウルジェムが大きく欠ける

>>271
さやか37「ティ・・・」
さやか72「・・・?」
さやか93「・・・?」
さやか59「・・・?」
さやか48「ティロ・・・」
さやか20「!」
さやか83「!」
さやか61「!」
全さやか「ティロ・フィナーレ」

――30分後、そこには元気に遊び回る手の平サイズの巴マミ×5000体の姿が!
これにはさすがの私も苦笑い

杏子「何がどうなってんだよ」

マミ1「ワーイ」

杏子「ちょっ、危ないだろ走りまわったら! 踏んじゃったらどうすんだよ!」

マミ666「ティロ・フィナーレ!」

杏子「いてっ!? ちょっ、何この微妙な痛さ!」

マミ0721「コウチャハイカガー?」

杏子「あー、ごめん。小さすぎて飲めない」

マミ4「サクラサーン!」

杏子「はいはい」

マミ4545「3P! 3P!」

杏子「お前はチビの癖に……」

あんこちゃんはチビ5000体を相手に大忙しだ
この事態をどう収集つけようかしら……マジで接着剤でも使おうかな

>>286

無視して杏子とイチャイチャ

>>286

杏子「ああもうお前らいい加減にしろって!」

チビ巴マミ相手に必死になるあんこちゃん
その姿を見ている内に、ふと、自分が当初何を目標としていたかを思い出した

―――あんこちゃんマジあんあん

そう、私はあんこちゃんとあんあんする為に行動していたんじゃないか
巨乳に目がくらみ巴マミに手を出している場合ではなかった

ほむら「あんこちゃん!!」

杏子「ああ? 何だよ、あたしは今チビの相手で忙し……」

抗議の言葉をキスで塞ぐ

ほむら「やっと自分があんこちゃんだって認めてくれたのね」

杏子「そういう訳じゃ……、ただ、何度もそう呼ばれたからつい」

あんこちゃんはバツが悪そうだ

ほむら「あんこちゃん。巴マミばかり見ていないで私も見て」

杏子「いや、そもそも巴マミを連れてきたのはアンタだろ」

杏子「本当のこと言うとな……。割とショックだったんだよ?」

ほむら「ショック? 巴マミを連れてきたことが?」

杏子「ああ。だってほら、アイツを連れてきたってことは、
     あたしと二人じゃ……物足りなかったんだろ?」

私は、数時間前の自分を殴りたくなった

なーにが、“なんだか巨乳分が欲しくなってきた”、だ
何が“あんこちゃんも私よりマシとはいえ小ぶり。これでは刺激が足りない”、だ

巨乳をもふもふしたいというちょっとした欲が、あんこちゃんを傷つけていただなんて

ほむら「違うわあんこちゃん! 私はあんこちゃん一筋よ!」

杏子「でも……」

ほむら「巴マミは……、そう、向こうから勝手についてきたのよ!」

杏子「そうだったのか?」

ほむら「ええ! 私はやんわりと断ろうとしたのに、それを理解せずについてきたの!」

これでいいんだ
これで

杏子「凄く、今更なんだけどさ」

あんこちゃんが正面から私にもたれかかってきた
甘い香りがふわっと鼻腔をくすぐる

杏子「アンタの名前を教えてよ……」

言われてみれば、パンツをほむほむするような仲だというのに、
私はまだあんこちゃんに名前を教えていなかった

ほむら「暁美ほむら、よ」

杏子「良い名前だな」

ほむら「そう言ってくれたのは……、あんこちゃんで二人目よ」

杏子「なんか悔しいな。どうせなら一人目になれたらよかったのに」

杏子「なあ、ほむら……。一人ぼっちは寂しいよ」

ほむら「そうね」

杏子「あたしはずっと一人で頑張ってたし、これからもそうするつもりだった。
     でも本当は、一緒にいられる相手がいたらなって、考えたことないわけじゃなくって」

ほむら「……」

杏子「だから……」

あんこちゃんにしては珍しく、言葉を濁らせる
少しの間をおいて
歯切れ悪く、こう呟いた

杏子「これからは……ほむらに甘えても……いいかな?」

ほむら「あんこちゃんマジあんあん!」

杏子「えっ?」

       \ヽ, ,、
        `''|/ノ
         .|
     _    |
     \`ヽ、|

       \, V
         `L,,_
         |ヽ、)

         .|
        /                   ,、
   _,,....,,_  /                  ヽYノ
-''":::::::::::::`''.|                 r''ヽ、.|
ヽ:::::::::::::::::::::| :\                ー-ヽ|ヮ
 |::::::;ノ´ ̄ | :::::::\_,. -‐ァ     __   ___`|   ______
 |::::ノ   ヽ、ヽr-r'"´  (.__   ,´ _,, '-´ ̄ ̄`-ゝ 、_ イ、

_,.!イ_  _,.ヘーァ'二ハ二ヽ、へ,_7   'r ´          ヽ、ン、

::::::rー''7コ-‐'"´    ;  ', `ヽ/`7 ,'==─-      -─==', i
r-'ァ'"´/  /! ハ  ハ  !  iヾ_ノ i イ iゝ、イ人レ/_ルヽイ i |
!イ´ ,' | /__,.!/ V 、!__ハ  ,' ,ゝ レリイi (ヒ_]     ヒ_ン ).| .|、i .||
`!  !/レi' (ヒ_]     ヒ_ン レ'i ノ   !Y!""  ,___,   "" 「 !ノ i |
,'  ノ   !'"    ,___,  "' i .レ'    L.',.   ヽ _ン    L」 ノ| .|
 (  ,ハ    ヽ _ン   人!      | ||ヽ、       ,イ| ||イ| /
,.ヘ,)、  )>,、 _____, ,.イ  ハ    レ ル` ー--─ ´ルレ レ´
                                      ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                                       d⌒) ./| _ノ  __ノ

ほむら「ごめんなさい、言い間違えたわ」

杏子「な、なんだ、言い間違いか……」

ほむら「さっきの質問の答え。……勿論いいわよあんこちゃん、好きなだけ甘えてちょうだい。
      その代わり、私も貴女に甘えてもいいかしら?」

杏子「ああ……当然だよ!」

ほむら「これから一緒に頑張っていきましょう」

よっしゃああああああ!!
あんこちゃんと両想あdっじゃいfhぉ

それから私は、あんこちゃんに全てのことを話した

自分の能力のこと
何度もひどい結末を目にしてきたこと
ワルプルギスの夜がもうじきやってくること
QBの正体
魔法少女システムの実態

それら全てを洗いざらい
ただしまどか関係のことだけは伏せておいた

杏子「マジかよ……」

あんこちゃんは色々とショックを受けた様子だったが、それでも全てを受け止めてくれた
そしてその上でこう言ってくれた

杏子「じゃあ……、ループとやらは、今回で終わりだな」

ほむら「えっ?」

杏子「あたしが協力してやるんだ。何もかも上手くよ。絶対にだ」

そう言ってあんこちゃんはほほ笑んでくれた

ほむら「ありがとう、杏子……」

杏子「どうってことないって。……ん? ほむら、アンタ今、あたしのこと名前で……」

ほむら「あんこちゃんあんあん!」

杏子「なんで誤魔化すんだよボケ! お前やっぱわっざと間違えてんだろ、オイ!」

ちょっと書きたい展開が思い浮かんだから
ここからは安価が無くなるかも

それからしばらくの間は、私とあんこちゃんと巴マミの5002人で魔女を狩って時間を過ごした

巴マミが5000人に増殖したことは、結果的にはかなりのプラス要素だった
というのも5000という数は、監視の目を大きく増やすため、
QBの動きを察知するのに非常に役立つのだ
また、思考が単純化したせいか、チビマミはオリジナルと比べて考え方が能天気になった
そのため、真実を知っても魔女化するようなことは無かった

そうして、まどかも美樹さやかもQBと接触することがないまま、
ワルプルギスの夜を迎えることとなった

マミさん5000人いれば何人マミられても平気だね!

――――


その日は、よく晴れた青空の広がる、一見すると長閑な1日だった
しかし、空気に何かざわざわした乱れのようなものが混じっているのが、
魔力を持つ私達魔法少女にだけは感じられた
ワルプルギスの夜が現れようとしているのだ

ほむら「……」

正直、怖かった
私の内心の恐怖を察したのか、あんこちゃんは私を抱きしめてくれた

杏子「だーいじょうぶだって! お前が時間を止めて、あたしが槍でズバッ!
     そうすりゃ誰にも負けることは無いよ」

ほむら「そう、よね……。うん。ありがとうあんこちゃん。元気が出たわ」

マミ1「ワーイ!」

杏子「ま、少しはチビマミぐらい気楽に構えてもいいんじゃないかね」

リアルにさやか分裂SSと同じ人な気がしてきた

そしてとうとうワルプルギスの夜が現れた

杏子「でかっ!?」

ほむら「気をつけて。アイツは手当たり次第広範囲の攻撃をしかけてくるわ」

そう注意した直後、ワルプルギスの夜から強烈な衝撃波が発せられた
その攻撃は、現実世界にも大きな破壊の爪痕を残した

マミ×5000「キャー!」

自重の軽い巴マミ達は、皆散り散りになって飛ばされてしまった
実質、私とあんこちゃん、二人だけの戦いとなりそうだった

杏子「んじゃ、いくか」

あんこちゃんが手を差し出してきた

ほむら「ええ!」

私はその手を握り返した
温かな熱が伝わってくる
この熱がある限り、私は絶対に負けない

時間を止められるといえど、私の能力は無敵ではない
使えば使うだけ魔力を消費するため、実際に能力を発動する時間は極力抑えなくてはならない
私達はワルプルギスの攻撃をギリギリで掻い潜りながら進んでいくこととなる

ほむら「っ!?」

と、自由に身動きが取れない跳躍中に、手榴弾では壊しきれないサイズの瓦礫が飛んできた
私は能力を発動しようとしたが、

杏子「これぐらいならなんとか……なるっ!」

あんこちゃんが片手で槍を振るい、瓦礫を散らしてくれた
両手で弓を持たなければならないまどかと比べ、
あんこちゃんの武器は、私と手を繋いでいてもある程度振るえるという点で勝っていた

杏子「ああもう、瓦礫を払っても払ってもキリがない! さっさと大元を片付けよう!」

私とあんこちゃんの連携は、予想以上に上手くいっていた
それこそ、順調過ぎて怖くなるぐらいに

杏子「やっと見えてきたな!」

おかげで私は、殆ど魔力を消費することなく、ワルプルギスの夜の首元に迫ることができた

――――――


そうして、ワルプルギスの夜は敗れ去った
あまりに呆気なく倒せてしまったものだから、私は思わず拍子抜けしてしまった

杏子「やったなほむら! おい! 終わったんだよ全部!」

あんこちゃんが嬉しそうに私の肩を揺さぶる

ほむら「あ、うん……」

そうか、本当にワルプルギスの夜を倒せたんだ
じわじわとその実感が込み上げてきた
同時に、今までのループの記憶が、一度に全て蘇ってきて……

ほむら「よか……ったぁ……。よかったよぉ……、あんこ……ちゃん……」

私は思わず、あんこちゃんに抱きついて泣いてしまった

杏子「よっ、よせよ……。なんだかあたしまで……、泣けてくんじゃん……」

二人で並びながらほむホームへの道を歩く

杏子「なあ、ほむらー」

ほむら「どうしたの?」

杏子「中学ってさ……、楽しい?」

ほむら「あまり楽しくはないわよ」

杏子「ふーん」

ほむら「でもどうして急に?」

杏子「いや、さ。今時小卒ってのもあれかなーって思って。それに……」

あんこちゃんは、ちょっと言いづらそうに付け加える

杏子「中学に通えば……、ほむらと一緒にいられる時間が増えるし」

クソ可愛いな

ほむら「あんこちゃんがいるなら……、中学も少しは楽しくなるかもしれないわね……」

杏子「そっか」

ほむら「ええ」

杏子「じゃ、通ってみるわ」

そう言うとあんこちゃんは、私の手を握ってきた
必要だからそうしていた、さっきの戦いの時の手つなぎと今のこれとでは、意味合いが全く異なる
少しの恥ずかしさと大きな嬉しさが込み上げてきた

ほむら「でも戸籍関係は大丈夫なの?」

杏子「あー、多分死亡扱いになってるな、あたし」

ほむら「じゃあ結婚もできないわね」

杏子「それは別にいいよ。ほむらといられればそれで」

そんな他愛ない話をしながら歩みを進める
これから先、あんこちゃんと過ごす学校生活を想像すると、心が弾む
私の胸は、未来への期待でいっぱいだった










あるものを見るまでは

どうして……?
何もかも上手くいっていた筈なのに、どうして……?

杏子「おっ、おい! どうしたほむら!? 顔色が―――」

ほむら「まどかっ! まどかっ!」

私は、大きな瓦礫に潰されたまどかの家へ駆け寄った

ほむら「無事なの!? ねえ!」

QB「鹿目まどかなら瓦礫に潰されて死んだよ」

ほむら「インキュベーター……」

QB「そう睨まないでくれよ。僕だってこんな結末は望んでいなかった」

インキュベーターは表情一つ変えずに語り出す

QB「君達がワルプルギスの夜に集中している隙に、鹿目まどかと契約を結ぼうとしたんだ。
    あと一歩。本当にあと一歩だった。だけど契約を結ぶ寸前で、これが飛んできてね」

ほむら「嘘よ……」

QB「僕の前の身体も一緒にこの瓦礫の下さ。
    どう回収したものか、ほとほと困り果てているよ」

ほむら「嘘だって言ってよ……」

杏子「ほむら……」

私は膝から崩れ落ちた
訳が分からなくなり、ただただ涙が零れ落ちる
インキュベーターはいつの間にか姿を消していた

杏子「その、鹿目まどかってのは……」

あんこちゃんが話しかけてくる

杏子「お前にとって大事な人、なのか……?」

ほむら「……」

私は何も言えない

杏子「まあ、少しそんな気はしていたんだ」

ほむら「えっ……?」

杏子「自分以外に誰も守りたい存在がいないのなら、多少被害が出ようが、
     わざわざ何度もループを繰り返す程の事もない」

ほむら「……」

杏子「ほむらの話には、ループをする動機の部分が欠けていて……、
     でもそれが何だったか、ようやく合点がいったよ」

杏子「今から酷なことを言うぞ」

ほむら「……」

杏子「もう一度ループしな、ほむら」

ほむら「えっ?」

一瞬、あんこちゃんが何を言ったのか理解できなかった
少しして、段々とその意味が頭の中で整理されていく

ほむら「やっ、やだっ! 折角あんこちゃんと仲良くなれたのに!」

杏子「それでもだ」

ほむら「私は……、今の私には、あんこちゃんが一番大事!」

ほむら「確かにまどかは大事な存在よ! でもあんこちゃんがいれば、
      きっといつかこの悲しみも乗り越えられる!」

杏子「いいや、ほむら。このままこの世界で暮らし続けたら、
     多分お前は一生後悔することになる」

ほむら「……」

杏子「あたしさ、今でも夢に見るんだよ。妹のこと」

あんこちゃんはどこか遠くを見るような眼をした

杏子「自業自得で自分の身に降りかかった不幸は、時間さえかければ必ず割り切れる。
    でもな。誰かを救えなかったって罪悪感、これは消えないんだ」

ほむら「……」

杏子「あたしはお前にそんな十字架を背負って欲しくない。
     ほむらは好きなだけやり直せるんだろう?
     なら、この世界に納得がいかないなら、やり直すべきだ」

ほむら「嫌だって言ったら……?」

杏子「もし、本当に心から、この先後悔することが無いと言えるのなら、
     その時はあたしもその決断を受け入れる」

ほむら「……」

杏子「でもあたしには、ほむらの後悔する顔が……、ハッキリと想像できるんだよ」

ほむら「わた、しは……」

杏子の発した言葉が、自分の中でグルグルと渦を巻く
彼女の心からの言葉を無視することは、私にはできそうになかった

杏子「大好きだよほむら」

ほむら「……」

杏子「だからもう一度ループして、本当に心から幸せになってくれよ」

ほむら「……。分かったわ」

私は涙をぬぐった

ほむら「今度もまた真っ先に杏子に会いにいく」

杏子「それがいいよ。あたしとほむらのコンビは最強だからな」

ほむら「次はもっとこきつかってやろうかしら」

杏子「おいおい、お手柔らかに頼むぞー」

もっかいパンツ食ってくんねぇかなぁ・・・

ほむら「それじゃあ……、行くわね」

杏子「うん」

杏子に別れを告げると、私は過去へ遡ろうとした
しかし、それはかなわなかった

ほむら「きょ……ううん、あんこちゃん?」

杏子「ごめん……、本当にごめん……」

私をループさせようとした張本人である筈のあんこちゃんが、
私を後ろから抱き締めて時間移動を阻害したのだ

杏子「あたし……、本当に馬鹿みたいにアンタのことが好きで……、
     この感情を忘れてまた一人ぼっちになるのが怖くって……」

ループはあんこちゃんに、ここ数週間の記憶の喪失をもたらす
私にとってのループとは、全然違う辛さがあるのかもしれない

杏子「情けないよな……。これでもさっきまでは笑顔で送り出すつもりだったのに……」

ほむら「……」

杏子「うん……、でもこうして抱きついてたらちょっと楽になった。
     引きとめてごめん。もう大丈夫」

あんこちゃんは私から離れると、無理のある笑顔をつくった

ほむら「必ず会いに行くから」

杏子「信じてるよ」

そして今度こそ、私は過去へと旅立った

――――


病院独特の臭いが鼻に入り込んできた
身体を起こす
白い壁が視界に映った

「また最初からやり直し、か……」

私は溜め息をついた






ふと、頬にひんやりとした何かが当てられる感触がした
慌ててそちらの方を向くと、そこには赤いリンゴと……、

「なんだ。辛気臭い顔してんな」

「佐倉杏子!?」

「あんこちゃんでいい」

そう言って、あんこちゃんはほほ笑んでくれた

あんこちゃん!

「でも、どうして……」

「さあな。愛と勇気が勝つストーリーってのは、こういうご都合主義みたいな展開が付きものだろう?
 まあ強いて理由を挙げるとするならば……、祈りが届いたのかな」

「祈り?」

「ああ。魔法少女には、叶えた願いに応じた特殊な能力が備わるというのは知ってるよね?
 ほむらの時間移動は、何より分かりやすい例だし」

「え、ええ」

「でもあたしにはさ、なーんの力もなかった。そう、思い込んでいたんだけど……。
  祈ることで不可能を可能にする、そんな力がもしかしたらあったのかもなって、今はそう思うんだ」

そう、言われて
かつて彼女が、魔女化した美樹さやかと心中した世界のことを思い出す
そういえばあの時、魔女の目には、杏子の姿が写り込んでいたような、そんな気がする
あの時も、届くないはずの無い言葉を、祈りの力で届けることができていたのだとしたら……

「そうそう、こんなもんも拾った」

「アケミサーン」

「チビ巴マミ……?」

あんこちゃんの祈りは変なものまで引き継いでしまったようだ
思わず笑いがこみ上げる

「また頑張ろうなほむら」

あんこちゃんは力強くそう言った
今度こそうまくいくという確信で、私の胸は満たされていく

「うん……、あんこちゃん!」

私はあんこちゃんに頬笑み返すと、そっと彼女に口づけた
ほのかにリンゴの香りのする、そんなキスだった









おわり

乙!あんほむあんほむ!

   /.   ノ、i.|i     、、         ヽ
  i    | ミ.\ヾヽ、___ヾヽヾ        |
  |   i 、ヽ_ヽ、_i  , / `__,;―'彡-i     |
  i  ,'i/ `,ニ=ミ`-、ヾ三''―-―' /    .|

   iイ | |' ;'((   ,;/ '~ ゛   ̄`;)" c ミ     i.
   .i i.| ' ,||  i| ._ _-i    ||:i   | r-、  ヽ、   /    /   /  | _|_ ― // ̄7l l _|_
   丿 `| ((  _゛_i__`'    (( ;   ノ// i |ヽi. _/|  _/|    /   |  |  ― / \/    |  ―――
  /    i ||  i` - -、` i    ノノ  'i /ヽ | ヽ     |    |  /    |   丿 _/  /     丿
  'ノ  .. i ))  '--、_`7   ((   , 'i ノノ  ヽ
 ノ     Y  `--  "    ))  ノ ""i    ヽ
      ノヽ、       ノノ  _/   i     \
     /ヽ ヽヽ、___,;//--'";;"  ,/ヽ、    ヾヽ

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom