御坂「なななななな何よ突然!?」
上条「いやさー、終末にオープンする遊園地のチケットもらったんだけどな
インデックスの奴が風邪引いちまってさ
捨てるのももったいないし、お前が暇ならどうかなと」
御坂「なによそれ、あんたそんなに一緒に行く友達いないわけ?」
上条「いやー、このチケットカップルチケットなんだよ
男女ペアじゃねーと使えないんだってさ」
御坂「!?」
終末にオープンしてどうするんだよ
修正
いやさー、終末にオープンする遊園地のチケットもらったんだけどな
→いやさー、週末にオープンする遊園地のチケットもらったんだけどな
上条「俺のイメージだけど、お嬢様学校に行ってる奴ってこういうところ行ったことなさそうだからさ
だからお前にこえかけたんだけど、迷惑だったか?」
御坂(え、何? カップル? それって私を意識してるってこと?
あ、でも始めはあのシスターと一緒に行くっていってたし……
でも私を誘ったって事は……ああもーーーーー!!!)
上条「あのー…御坂さん? 話を聞いてらっしゃいますか?」
御坂「うるさいわね! 今考えてんのよ!」
上条「は、はぁ」
上条(そんなにおれといくのが嫌なのか……俺は友達だと思ってたんだけどなぁ……)
御坂(でもここで一気に接近すれば……でもそんな露骨な行動取ったら軽い女に見られない?
そりゃあ、こいつは鈍感だからちょっとくらい大胆になってもいいと思うけど)
上条「み、御坂? 無理しなくていいんだぞ。
お前にだって都合があるだろうし、俺と一緒に遊園地なんてそりゃきついよなー!
あははー!」
御坂「予定はあいてるからちょっと黙ってて!」
上条「」
上条(……行きたいのか行きたくないのかどっちなんだよ)
上条「あ、そうか」
上条(なんだ、そういうことか)
上条「御坂」
御坂「だからって、観覧車の中でキスとかしちゃったら……でもそういうのもロマンチックよね……」
上条「おーい、御坂さーん」
御坂「え!? な、なに?」
上条「つまりお前はアレだろ? 遊園地には行きたいけど俺と一緒に回りたくないんだろ
ったくしゃあねぇなぁ。くれた人には悪いけど、お前にこのチケットやるよ
このまま俺が持ってるよりいいだろ。お前の行きたいやつと一緒に行けばいいさ」
御坂「…………はい?」
御坂「え、ちょっと待って。何でそういうことに」
上条「遠慮すんなって! ほらこれチケット。後で何が面白かった、とか聞かせてくれよな!
んじゃ、俺はこれから特売のタイムセールがあるからこれで!」
御坂「え、ちょ、ちょっとおおおおおお!!!!????」
御坂「…………どうしてこうなった」
夕方
佐天「……なるほど、で御坂さんはその人のことが嫌いなんですか?」
御坂「嫌いって言うか、そういうことじゃなくて
あいつに一方的に借りを作るのが嫌なのよ。こんな勘違いで後々何か言われるのもいやだし
べ、別にあいつと遊園地に行きたいってわけじゃないのよ!?」
佐天(うわー、わかりやすー。……しかたない後押ししてやりますか)
佐天「えーと、そういうことなら普通に「勘違いだから一緒に行こう」っていってあげればいいんじゃないですか?
多分向こうもそれで納得すると思いますけど」
御坂「それじゃあ私があいつと一緒に遊園地に行きたいみたいじゃない!」
佐天「そこは誤解を解くためなら仕方ないですよ
勘違いされた原因は御坂さんにもあるわけだし」
御坂「で、でも私のほうから誘ったら、あいつ誤解しそうじゃない!?
私は遊園地に行きたいだけだけど!?
ほら! まさか本気にしちゃったらなんか悪いし!」
佐天(このレベル5めんどくせぇえええええええええええ!!!!!!)
佐天「御坂さん、話に聞くと御坂さんより前に誘う予定だった人がいるみたいですけど」
御坂「う、そ、それが?」
佐天「とられちゃいますよ?」
御坂「っ!? な、何の話!?」
佐天「御坂さんがそれでいいなら、それでいいんですけど
まぁ早いもの勝ちって言うし」
御坂「うう……」
佐天(ずるいなー、こういうところとか無駄に可愛いんだモンなーこの人
私が男ならほっとかないんだけど。相手はどれだけ鈍感なんだか)
佐天「んー、じゃあこうしましょう
これは練習なんです。御坂さんが好きな人ができた時のための練習」
御坂「練習?」
佐天「そう、だからカップルのふりをしても問題ありません
もちろんこっちから誘っても大丈夫です
仕方なく誘うんですだって練習ですから」
御坂「な、なるほど。そ、そうよね、練習のために誘ってあげるってことなら……
一応確認しとくけど本気じゃないからね!?」
佐天「はいはい、ソウデスネー」
御坂「そうよ。これは練習なのよ……だから……」
佐天(はい、乙女一人転落)
佐天「誤解を解くなら早い方がいいですよ。それじゃ私はこれで」
御坂「あ、うん! ありがとう佐天さん!」
佐天「いえいえー」
佐天「……メール送信っと」
ピッ
「to初春
週末空けといて面白いものが見れる」
佐天「まぁー、これくらいは相談料としてもらわないと、ね」
≦(⌒o くcぅ ~ r'r‐(_,.ィ
>ィ(.人ノ7:.:.:.}个ー'r ゚ 、)ム
V:/:.:./:斗{=ミ/}i_ハ__ハ小:.i:ムr‐f’
//{:.:.:|!/、__ミ′ 厂`ト}.:i|:.:.},、》
}小 :::}7 (゚) .. (゚) T:.:..ハ:{. ___
フ´ヘ.__i 'ー=三=-' '^}:/{:.ト{ ./::/::.::.::.::.::.::.::.\::.::.\
八 '_人{. /::/::.::.:/:|::.::.::.::.::.::ヽ::.::.:ヽ
'フ.:\ .イ´ '::.:|i::.i::.j| |::.ヽ :|i:.::.::|::(V゙ハ
. ⌒/{ノ> --< :从 i::.::|i::.ト八|\j斗\::|::(ノ{):|
r⌒ヽ / \. |::.::|iY`(゚) (゚)´ |:.::j|::.::|/',⌒:l
| \│;:。:. :。;|. |:.:リハ Ц .|/)/ ノ i
| .i \. i ∨|::.:: __ , -厂 /ヽ i
│ .i ヽ. . i , -. | i人 トェェェイ /、./::.:| ! l
| . ノ\ . .¦ l ノ|::∨ :.:.しw/ノイ .;:。:;i:|::.:.:| /之ツ
| ./ ヽ、_iツ ノ. ヽ t │;。 ∪ ¦\::| ''´ ヾミ
| / / /. ヽ .ヽ \: . :;l 、__
/ / / / . ,} ,ヽ l.ヽ ,´ : ヽ
(_/ / / '´7/l ; >'´``~`..ヾξiξツ _ .ノ
./ / "Y' : : _,ヾlツ '‐-‐¬丁 ::/
/ ./ l : r‐'ー- ' ´ _l.: /
/./ ヽ . l、 〈 i /
翌日
上条「え? 俺でいいの?」
御坂「あんたが勝手に誤解してチケット渡したんでしょうが!
私は嫌なんて一言も……」
上条「そっかー! 実は気になってたんだよ!
どんな感じか知らないからさ!」
御坂「遊園地行った事ないの?」
上条「ん、あー。行った事あるかもしれないけど子供の頃すぎて覚えてないんだよ
だからほとんど初体験なんだ」
御坂「もう、そんなんなら私にチケット渡すんじゃないわよ」
上条「はは、ま、当日はよろしくな。御坂」
御坂「せっかく私が一緒に行ってあげるんだからそれなりの格好してきなさいよねー」
上条「……善処します。っとまずいもうこんな時間か。じゃあ御坂、またな!」
御坂「あっ、うん。バイバイ……」
上条さん記憶あるのか?
御坂「~~~~~~~!!!」
御坂(やばいやばいやばいやばい!! 私今にやけてる。顔が元に戻らない~~!!)
御坂「あいつすごく嬉しそうだったな……も、もしこれで付き合っちゃったりしたら、私にあの顔してくれるのかな?
いやーもー!!!!」
滝壺「はまづら、あの人は一人で何してるの?」
浜面「お前は知らなくていいことだ」
>>38
ないよ。とっさに嘘ついただけ
当日
御坂「……3時間前に待ち合わせ場所とか……私って結構」
御坂「あうー……退屈ー……まだ1時間もあるー」
佐天「よっす、初春。どう、御坂さんは」
初春「だいぶ前から来てたみたいですね。ずっとそわそわしてた御坂さん可愛いです」
佐天「うむ、では監視を続けよう」
御坂「……来ない。もう待ち合わせ時間だぞー!
何やってんだあいつはー!」
佐天「デートに遅刻かー。こりゃ減点だな」
初春「むー、御坂さん可哀そうです」
1時間後
御坂「メールも電話も反応なし、か
……どうしたんだろう」
佐天「なんか雲行きが怪しくなってきた」
初春「まさか、忘れてるなんて事はないですよね?」
さらに1時間後
御坂「……来ない、な
はは、3時間も前に来て、私、馬鹿みたい…………ひっく」
佐天「これはまずい、偶然を装って御坂さんと話そう」
初春「……こんなのあんまりです」
佐天「私は事情を知ってるから話しかけるとまずい
だからまずは初春が話しかけて
それから私とあのクレープ屋で合流って流れで」
初春「わかりました。白井さんには連絡入れますか?」
佐天「……いや、やめとこう。本気で相手を殺しちゃうかもしれないから」
初春「……なおさら連絡入れたいですね」
佐天「気持ちの上では私も同じ。でもここは御坂さん優先だよ」
初春「ちょっとわざとらしいかもしれないけど……
あっ! 御坂さん! 奇遇ですね」
御坂「初春さん」
初春「どこかの帰りですか? お時間あるなら一緒にクレープでもどうです?」
御坂「あ、ごめんなさい。私、今人を待ってるんだ」
初春「!? で、でもちょっと食べて戻るくらいの時間はありません?」
御坂「ううん。もしそいつが来た時に私がいなかったら傷つけると思うの
約束破る奴じゃないし、今はちょっと約束の時間すぎてるから
来たら電撃の二三発は浴びせるけどね!」
初春「御坂さん……御坂さんはその人のこと大事に思ってるんですね」
御坂「やだ! やめてよ! ただの友達よ! そう、友達!
あははー! 勘違いする人が多いなー!」
初春「……そうですか。もし何かあったら絶対に相談してくださいね
私は御坂さんの味方ですから」
御坂「も、もう大げさなんだからー」
クレープ屋前
佐天「初春! ってなんであんた一人なの!? 御坂さんは!?」
初春「うっう……ざでんざーん!!!!!」
佐天「あんたが泣いちゃ話がわからないでしょうが!
ああもうよしよし、とにかく落ち着いて」
初春「うえええええええええええん!!!!!」
●
●
●
佐天「それで御坂さんは待つって言ったんだ」
初春「約束破る人じゃないからって! だから時間がすぎても待ってるって!
でも御坂さん泣いてました! 私何もいえなくて……ふえええええん!!!!」
佐天「…………そう」
初春「佐天、さん?」
佐天「白井さんに連絡を入れよう。ちょっとこれは、ダメだ」
御坂「足、痛くなってきちゃった……
おーい、早くこーい。私遊園地回れなくなっちゃうぞー……」
御坂「……なーんて、言ったって来るわけじゃないけどさ
まーた誰か助けてるのかなぁ……あいつらしいっちゃあいつらしいけど」
御坂「…………今日くらい、私と会ってくれてもいいじゃない」
???「お姉さま」
御坂「……くろ、こ」
黒子「帰りますわよ」
御坂「ちょ……離してよ、私今日は……」
黒子「いいえ、離しません」
黒子「悪いとは思いますが、話は聞かせてもらいました
あの類人猿のためにここで待つ必要はありませんわ」
御坂「やめてよ! 私が待ちたいから待ってるの!
あいつは絶対に来てくれる! そういうやつなの!」
黒子「では何故泣いていらっしゃるのですか!!!!」
御坂「!!」
黒子「悔しいですがお姉さまの涙を見ればお姉さまの思いはわかります
ですが! 私はそんなお姉さまの姿を見ていられません!」
御坂「あんたには関係……」
黒子「ないですわね。でもお姉さま、私はそれを踏まえた上でお姉さまにお願いします
どうか、これ以上自分を傷つけないでくださいませ
私とて、あの殿方の全てを否定する気はございません。何か理由があってのことでしょう
ならばお姉さまがここで待ち続けることを望んでいるとは思えませんの」
御坂「…………」
黒子「お願いしますお姉さま。今日はどうか、お帰りくださいませ……」
ちょっと中断
いちゃラブな話を書こうと思ったらどうしてこうなった
困った
バッドエンドしか思いつかないでござる
学生寮
黒子「お姉さま、ひとまず湯浴みをなさってはいかがですか?」
御坂「うん……」
黒子「ごゆっくり、お姉さま……さて」
ピッ
黒子「もしもし、初春? 例の殿方のパーソナルデータはわかりました?
初春「はい、でもその前に御坂さんの様子だけ教えてください」
黒子「正直よろしくありませんわね、ここまで落ち込んだお姉さまははじめてみますわ」
初春「……白井さん。私、もしこの人がただひどい人だったら絶対に許せません」
黒子「それは本人に聞きましょうか。住所もわかっているのでしょう?」
初春「合法的な手段じゃありませんけどね。名前は上条当麻、レベルは0
私も前にあったことがありますから、何か理由があるって思いたいんですけど……」
黒子「……レベル0、ね。それで住所は……なるほど。お姉さまを寝かせたらすぐにでも向かいましょうか
寮の規則は破ることになりますが、まぁいいでしょう」
???「その時は私も一緒に行きますから、連絡お願いしますね」
黒子「佐天さん!? あなた今初春と一緒なんですの」
佐天「本当は今すぐにでも行きたいけど、白井さんを置いていくのは、ね」
黒子「はぁ……まったく仕方のない人ですの」
黒子「……では、また後で」
黒子「……お姉さまの様子でも見に行きますか」
黒子「お姉さまー、湯加減はどうですのー?」
………………
黒子「あら? お姉さまー! 聞こえていらっしゃいますかー!?」
………………
黒子「…………お姉さま?」
黒子「……まさか……! 失礼しますわお姉さま!」
ヒュン
黒子「!? お姉さま……!! なんて馬鹿なことを!!」
黒子「早く寮監様を……! いえ、ダメですわ大声を上げてはお姉さまの今後に……!
内線を……!」
プルルルルル,ガチャ
寮監「あー、もしもし、どうした白井」
黒子「早く来てくださいませ! お姉さまの手首から血が止まりませんの!!!」
翌日 病院
冥土返し「命に別状はないんだね。でもメンタル的な問題が重いんだねぇ
親御さんがこっちに来るにも時間がかかるというし、友達のキミ達が支えてほしい」
黒子「ありがとうございました。先生……」
初春「御坂さん……なんでこんなことに……」
黒子「……初春、佐天さん。お姉さまのこと、お願いしますわ」
佐天「……例の男の子のところに行くんですね? 私も一緒に行きます!」
黒子「それにはおよびませんの、他に人がいるとまずいことにもなりそうですし……」
佐天「白井さん!?」
ヒュッ
上条アパート前
黒子「ここですの……」
ピンポーン
黒子「反応なし、想定の範囲内ですわね」
黒子「……なんとしてでも見つけ出してやりますわ」
●
●
●
黒子「……どういうことですの?」
黒子「お姉さまとの待ち合わせの日の前日、妙なシスターと一緒に街を歩いていることは確認できましたの
でも……それ以降がぱったり」
黒子「ここに帰ってきたという話も聞かないし、監視カメラにも写っていなかった」
黒子「……上条当麻とシスターさんが同時に消えた?」
すまん、この後の展開は欝すぎて書けんわ
箇条書きで許して
黒子、上条さんの行方を追ったため暗殺
上条さんとその周辺行方不明
御坂リスカ常連化
上条さん発見されるも右腕切断+廃人
御坂付きっ切りで看病
車椅子を押して二人で遊園地へ
思いつきでシリアスにするもんじゃないな
素直にいちゃいちゃさせとけばよかった
完全にミスったわ
書き直すんなら>>44から分岐かな
ハッピーエンドに持ってきたいが、さて
飯食いながら考える
しばらく待て
>>44から続き
目指せハッピーエンド
上条「よー、御坂。先に来てたのか」
御坂「おそーい! 約束の時間から10分も遅れてる!」
上条「なんだよ10分くらいいだろ、遊園地が逃げるわけでもなし」
御坂「……一緒にいられる時間が減るのよ」ボソッ
上条「ん? なんだって?」
御坂「なんでもない! ……ちょっとは意識しなさいよね」
佐天「あちゃー、相手は御坂さんに興味ないっぽいなー」
初春「あれ? あの人グラビトン事件の時の……」
遊園地
上条「うひゃー、すげー人だな」
御坂「ね、ねぇ? そのチケットってカップルチケットなのよね?」
上条「ああそうだな。それがどうかしたか?」
御坂「じゃ、じゃあ呼び方とか変えたほうがいいんじゃないかしら?
カップルなのに苗字で呼ぶのもあれじゃない?」
上条「そんなとこまでチェックされねーって
それに俺はお前に苗字ですら呼ばれた覚えがねーぞ」
御坂「…………あっそう! そうよね! あんたなんか呼ぶ機会ないもんね!」
上条「何でそこで怒るんだよ……」
佐天「これは御坂さんが悪いなー」
初春「ところで佐天さん、私たちはどうやって入るんですか?」
佐天「ジャッジメントの視察って言い張れない? ここって管轄内じゃないの?」
初春「学園都市が運営に関わってるからできないこともないでしょうけど……
まさか私を呼んだ理由って……」
佐天「てへっ」
初春「さーてーんーさーん!」
上条「フリーパス付きチケットとはまた豪勢なもんだ
お金を無駄に使わなくて上条さんは安心しましたよ」
御坂「乗り物代すらあんたは出せないの?」
上条「貧乏学生舐めんな! お前は白米と水で一週間以上すごした経験はあるまい!?」
御坂「そりゃないけどさ……」
上条「米があるならまだいいんだ! それがなくなってみろ!
お前には想像も出来ない生活が待ってるんだぞ!」
御坂「……そんなに困窮してるなら私が何か作ってあげるのに」
上条「やめろ! 哀れんだ目を俺に向けるな!」
佐天「反応するところそこ!?」
初春「この二人乗り越えなきゃいけない障害おおいですねー」
上条「にしても……人、人、人だな
入場までどれだけ時間がかかるのやら」
御坂「あー、もう超電磁砲でふっ飛ばしたい」
上条「物騒なこと言わないの
ほら、手ぇ出せ御坂」
御坂「えっ、ひゃん! あああああああんた何いきなり手、握って」
上条「この人ごみではぐれたら面倒だろ
嫌かもしんねーけど、入るまで我慢しろ」
御坂「嫌じゃないわよ!?」
上条「痛い痛い痛い!? わかったからそんなに強く握るな!」
佐天「やっべ初春とはぐれた……
まいっか、花畑探せばすぐ見つかるし!」
初春「さーてーんーさーん……どーこー? えうぅ……」
俺がss書こうじゃなイカ!!
禁書「と~ま~」
上条「次はなんだ?」
禁書「背中流して!!」
上条「はぁ・・またか」
禁書は最近俺となぜか風呂に入りたがる。
禁書「もっとちゃんと流すんだよ」
上条「へいへい」
ザッパーン
上条「こんなもんでいいだろ」
禁書「今日も・・なんもないんだね」
上条「・・・??なんかいったか?」
禁書「と~まのバカ!!!!!」
ガブッ
上条「不幸だぁああああああああああ」
上条「ようやく中に入れた……
おい御坂。手、離していいぞ」
御坂「へ? なんで?」
上条「いや、もうはぐれるような人ごみでもないし」
御坂「え?」
上条「ん?」
御坂「…………!! いいいいつまで手繋いでんのよ!
あ、あー! 恥ずかしかった!」
上条「理不尽だ」
佐天「あー! どうしてそこで引いちゃうかなー!」
初春「佐天さん……ようやく見つけた……」
佐天「あれ? いつのまに」
初春「キレていいですか?」
上条「ってな、ことがあってこのありさまってわけ」
御坂「・・ふ~ん。そうなんだ」
上条「なんだ?機嫌悪いのか?」
御坂「別に・・(何よ!!バカ!バカ!バカ!)」
上条「熱じゃないのか!!顔真っ赤だぞ」
ピトッ
御坂(カァァァァァァァァ///おでこが・・)
上条「熱はないよだな・・」
御坂「・・・・・もっかい」
上条「・・・は?」
御坂「もっかい計れって言ってんのよ!!」
上条「な・・なんなんだいったい・・」
ピタッ
御坂(///////)
上条「やっぱ熱はねえよ」
御坂「あっ・・そう」
上条「やっぱお前おかしいって」
御坂「あのさ・・お願いがあるんだけどさぁ・・」
上条「なんだ?」
御坂「・・・せ・・なか・・」
上条「なんだ?聞こえないぞ」
御坂「せ・・なか・・なが・・」
上条「・・・背中??・・」
上条「うわっっ!」
上条「まぁいいや。何か乗りたいものあるか?
誘ったの俺だし、何でも付き合うぞ」
御坂「乗りたいものって言ったって」チラッ
御坂「私は特にないけどねー」チラッ
御坂「ほら、だって遊園地って基本的に子供の来るところじゃない」チラッ
上条(……メリーゴーランドですか。こいつ少女趣味なんだなー)
佐天「プランなしかよ! デートで男がリードしなくてどうする!」
初春「逆に俺俺って感じの人も私はちょっとなぁ」
上条(仕方ない)
上条「んじゃーあれなんかどうだ?」
御坂「め、メリーゴーランド!? あ、あんなの子供の乗るものでしょ!?
いい年して乗るのものじゃないわよ!」
上条「よく見ろよ。いい年した奴だって並んでるぞ
別に誰に見られてるって訳じゃないんだし。列待ちもあんまりないしな
乗って損するんじゃなし、行って見ようぜ」
御坂「あんたがそこまで言うなら……」
御坂(やったー! ラッキー! 一度乗ってみたかったのよねー!)
佐天「メリーゴーランドねぇ……御坂さん喜んでるし、合格点かな」
初春「いいなぁ」
上条「ん、他は全部乗られちまったか
ほら、御坂。乗れよ」
御坂「う、うん。でもあんたは?」
上条「俺はここで立ってるだけでいいよ
ちょっとさびしいけどな」
御坂「……っていいわよ」
上条「ん? 何か言ったか?」
御坂「……一緒に乗っていいわよって、言ったの!」
上条「いやー、それは流石に……」
御坂「早くしなさい! 始まっちゃうでしょ!」
上条「お、おう」
佐天「御坂さんから攻めたー! これは面白くなってきたー!」
初春「むしろここまでされて無意識な相手の人はいったい何なんですかね」
しい
ロットン ザ イザード
あ
上条「御坂って俺のこと名前で呼んでくれないよな」
美琴「」
上条「呼んでくれないよな…」
美琴「…と…と」
上条「いきなり下の名前からとはハードル高いですね、御坂さん」
美琴「///」
上条「御坂って俺のどこがいいの?」
美琴「へ?はぇ?」
上条「そんなにかっこいいわけでもないだろ?」
美琴「…そ、そんなことはn(ry」
上条「優しいとか?」
美琴「と、ときどきちょっと意地悪かも」
上条「それに無能力者で将来無望ですよ。正直常盤台のお嬢様とは釣り合いが
取れてないんじゃないかと、思ったりしてしまうわけですが」
美琴「そ、そんなことはないわよ!っていうか、あんたはどうなのよ!」
上条「ん?ああ、ほら、御坂っていつもなんか一生懸命じゃん。まっすぐっていうか
そういうとこ大好きだ」
美琴「///////////////////////
わ、わた、わたしもあんt(ry」
上条「おーい、御坂、次アレ乗ろうぜ」
美琴「」
上条「クリスマスでインデックスも出かけてるし」
美琴「ねぇ」
上条「家で二人っきりとか、ひさしぶりだな」
美琴「ねぇ、寒いんだけど」
上条「スフィンクス使うか?」
美琴「あんたの家にはまともな暖房器具はないの?」
上条「それはですね、御坂さん。 夏休みの初めに誰かさんが雷落としてくれたおかげで、うちの電化製品全滅なわけですよ」
美琴「…」
上条「罰として」
美琴「え?なに?」
上条「ゆたんぽの刑に処す」
美琴「いやっ、ちょッ!」
上条「あー…御坂ってあったかいなー…なんだかいい匂いもする」
美琴「あqwせdrftgyふじこ」
上条「お?さらに温かくなってきた。お前の能力ってこんなこともできるのかー」
美琴「ふにゃぁ」
ho<にゃ~ん
保守乙
まさか残ってるとは思わなかった
上条「お、動いた動いた」
御坂(や…やばい。これって密着しすぎてこいつの体温が…)
上条「ん~? おい、御坂。うつむいてちゃもったいないぞ
せっかくなんだから回ってるのを楽しめって」
御坂(はひっ…い、息が、耳元にかかって…)
上条「おいおい、いまさら恥ずかしがってどうするんだよ
もう乗っちまったんだから楽しめって」
御坂(違う~! 私が恥ずかしいのはそっちじゃなくて…
うう…でもこのままだとこいつにも悪いし…)
御坂「う、うわー。け、景色が回ってるわー」
御坂(何言ってんだ私はぁああああ!!!! そんなん当たり前だろうがああああ!!!)
上条「お、見ろよ。次はあれに乗ってみたいな」
御坂「そ、そうね。あんたが乗ってみたいならいいんじゃな~い↑」
御坂(声が……絶対、変な奴だと思われてる)
上条「ん、もう終わりか。よいしょっと、ほら御坂」
御坂「……うん」
御坂(もう、自分がいや……)
上条「……なぁ、やっぱり嫌だったか?」
御坂「え?」
上条「ずっとうつむいてたし、すげー恥ずかしそうだったし
なんか俺が無理に載せちゃったかなって」
御坂「ち、ちが」
上条「嫌なら嫌って言ってくれていいんだぞ?
お前が楽しめなかったら一緒に遊園地に来てる意味ないんだからさ」
御坂(あああああ、私のバカバカバカ! こいつにそんなこと言わせたらダメじゃない……!
えっと、何か言わないと……!)
御坂「た、楽しかったから! あんたと一緒でよかったから大丈夫よ!」
上条「そ、そうか。でもそんなに大声で宣言しなくてもいいんだぞ
……その、周りの目がな」
御坂「ふえ?」
他客「あらあら…若いっていいわねぇ」
他客「バカップルかー死ねばいいのにー」
上条「と、流石の上条さんもこういう視線には慣れないのですよ」
御坂「あ、あ……いいいい行くわよ!!」
上条「って引っ張るなよ!」
佐天「もう告っちゃえよ、鬱陶しい」
初春「佐天さーん。ダークサイドに落ちないでくださいねー」
上条「んじゃー次はあれに乗ろうぜ
ジェットコースター~十連ループ垂直落下式~ってやつ」
御坂「……普通に死人が出そうなんだけど
あんたが乗りたいならいいわよ」
御坂(…あれ? なんかさっきの流れで普通に手を繋いじゃってる
や、やば。意識したら急に……でもこいつは何も思ってないみたいだし
今言い出したら変に私が意識してるってことになっちゃう……)
御坂「はぅ……」
上条(……何か今日の御坂可愛いなー。これはあれか、二人きりで遊園地補正という奴か
ま、どっちにしろ俺じゃな。向こうから手ぇ繋いできたし、全然男として見られてないだろ
わかっちゃいるけど、不幸だ……)
佐天「手繋ぐだけで何であんなにテンパってんだよ! 中学生か!」
初春「中学生ですよ」
ジェットコースター中~
上条「ギャアアアアアああああああああああああ!!!!!!!(泣)」
御坂「きゃああああああああああああ!!!!!(笑)」
御坂「あー楽しかったー! ねぇもっかい……は、無理そうね」
上条「…死ぬかと思った。何度も死に掛けたけどこれは本当に死ぬかと思った」
御坂「変な奴ねーあんたも。実際にもっとやばい状況にたったことあるのに
作り物の方が怖いの?」
上条「そういうのとはまた別なんです! あー……もう疲れた」
御坂「へぇ、それじゃああんたを怖がらせたければ遊園地につれてくればいいのね」
上条「悪い顔で笑うな。それにそれだと毎回俺と一緒に遊園地に来ることなるぞ? いいのか?」
御坂「……いいんじゃない? あんたのその顔が見れるなら安いもんよ」
御坂(…これは……次も遊園地に誘えるってこと? …ジェットコースターばんざーい!)
初春「……えううー」
佐天「待っててあげるからパンツ買ってきな」
つか、こいつら中学生だったんだ。
高校かと思ってた
ゴンドラ搭乗中
上条「あー、落ち着く」
御坂「だらけた顔すんなー、私を楽しませてくれるんじゃないのかー」
上条「今は休憩中ですー上条さんタイムなんですー」
御坂「……ねぇ、もしも、さ。私とあのシスターがおぼれてたとするじゃない?」
上条「何、お前泳げないの?」
御坂「仮の話よ。それでさ、どっちかしか助けられないならどっちを助ける?」
>>399
御坂は中学生、上条さんは高校生
上条「うーん……その時の俺の状況は?」
御坂「そうねー、二人乗りのボートに一人で乗ってる。三人以上乗ると沈没」
上条「なら簡単じゃんか。俺が泳いでお前とインデックスがボートに乗ればいいだろ」
御坂「……そういうことじゃないでしょ」
上条「だって二人とも助けられないなんて、そんなことないだろ
俺はどんなことをしてでも二人とも助けるぞ
誰かのために誰かが犠牲になるなんてそんなのはダメだ」
御坂「はぁ……まぁ、あんたらしいっちゃらしいんだけどさ」
御坂(でもさ、それだとあんたは誰が救ってくれるのよ…)
レストラン
上条「ここは俺が」
御坂「はいはい、さっきから財布の中身を確認してるような男が見栄張らない」
上条「少しはかっこつけさせろよ!?」
御坂「あんたにそういうことは期待してないから大丈夫よ
それとも何? デザート全種類とか頼んでもいいの?」
上条「滅びろ格差社会!!」
御坂(あれ? なんか普通にカップルの会話みたいになってる……
これは……あ、あれをやっても……)
佐天「どうしよ、なんか飽きてきちゃった」
初春「あははー最低ですねー」
食事中
御坂(……よし!)
御坂「ねぇ」
上条「ん? !?」
御坂「あーん」
上条「……これはいったい何の真似だ?」
御坂「いやー、仮にもカップルチケットで入ってんだから
あんたにも役得がないとねー」
御坂(うわーーーん!! やっちゃったやっちゃったやっちゃった!!!
引いてない? 引いてないよね? 心臓がやばいー!!!!!)
初春「みみみみ見てください佐天さん! あれは伝説のあれですよ!」
佐天「……はい、チーズと」カシャ
御坂「……食べないの?」
御坂(お願いー! 早く食べてー! あ、やばい震えてきた)
上条「あのさ」
御坂「ふえっ!?」
上条「こういうのやめてくれねーかな」
御坂「…………え?」
御坂「…………ど、どうして?」
上条「俺さ、正直お前と来れて嬉しかったんだわ
だからそういう冗談は、結構きついんだよ」
御坂「…………えと」
上条「お前は冗談でやってるかもしれないけどさ
こういうことやられると、こっちも勘違いするだろ?」
御坂「ま、待って! それって」
上条「悪い、ちょっとトイレ行って来る。変な空気にしてごめんな」
御坂「あ…………」
佐天「……うわー、ここまで鈍感だと一種の暴力だね」
初春「御坂さん……」
御坂「…………何で、こうなっちゃうのかな」
御坂(……そっか、そりゃあ今まで散々冷たい態度取っといていきなりなんて都合良すぎか
私の、バカ……)
上条「ただいま、御坂。ま、こういう冗談はもう簡便って事で
さ、次に乗るアトラクション決めようぜ」
御坂(冗談、冗談か……そうよね、私がどんなことやってもこいつには冗談としか見えないんだ……)
上条「これとかどうだ? お前絶叫系が好きなんだろ?
高いところから落ちるのは俺もなれてるし」
御坂(こいつはこいつで何事もなかったかのように話を進めようとしてるし……
……何なの? 何なのよの状況は……)
上条「他にもさ、あ! これとかどうだ? これなら──」
御坂「…………じゃないわよ」
上条「……へ?」
御坂「っざけんじゃないわよーーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
上条「ってビリビリぃいいいいい!!??」
佐天「あばばばばばばば」
初春「佐天さんが放電の巻き添えに!?」
上条「み、御坂さん?」
御坂「あーもうやめやめ! こんなデリカシーのないやつにうじうじしてるなんて
ぜんっぜん私らしくない!」
上条「す、すいません!?」
御坂「冗談? 冗談ですって? こっちが勇気出してとった行動が冗談!?
はっ! バカも休み休み言いなさいよこのろくでなし!」
上条「ろくでなし!?」
御坂「いい! よく聞きなさい!」
上条「はいぃ!」
御坂「私は!
あんたが!
大好きだああああああああああああ!!!!!!!!!」
御坂「ええそうですよ、毎日毎日あんたのこと考えて
どうすればあんたと一緒にいられるかを妄想しちゃってるわよ!」
御坂「こっちがアピールしてもあんたには素通り、何? 何なの? 私に喧嘩売ってんのかゴラアアアアア!!!
第一好きでもない奴に彼氏の代役なんて頼まないっつーの!
って言うか一緒に遊園地行くとかもう露骨すぎるだろ何で気づかないのか逆に聞きたいわ!」
御坂「笑いたきゃ笑いなさいよ!
こっちだって好きな人にどうしていいかわかんないのよー!!!!!!」
初春「きゃあああああ!!! すごいすごい! 大告白ですよ佐天さん!!!」
佐天「ああ初春……私にも刻が見える……」
御坂「はぁはぁ…………」
上条「…………」
御坂「……グスッ」
上条「え? 何で!? 今度は何で泣くんですか!?」
御坂「どうでもいいでしょ…………で?」
上条「え?」
御坂「……返事!」
上条「…………す、すまん。あっけにとられすぎて」
上条「……えと、マジ、なんだよな?」
御坂「……ううぅ……」
上条「だから何で泣くんですか!? えええええと、その」
上条「俺は、そのこんなんだし、お前の気持ちにも気づけなかったけど……」
上条「そんな俺でよかったら、つ、付き合ってください!!!」
御坂「……ひっく」
上条「……え?」
御坂「うわあああああああああああん!!!!!!」
上条「だから何で泣くんですかーー!!!!!???」
ワアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!
ヒュー! 熱いぜおねーちゃん!
オープン初日から伝説になったなこの遊園地は!
幸せにしてあげなさいよー! 男の子ー!
上条「……なんか、周りの歓声すごいことに」
初春「みざがざーーーん!!!!!」
御坂「…………初春さん!? 佐天さんも!」
初春「おめでとうございます! おめでとうございます!
あううー、私まで泣けてきちゃいましたー!」
御坂「どどどどどどうしてここに!?」
初春「細かい事はいいじゃないですか!
そんなことよりこれでお二人はカップルなんですよ!?
きゃーー!!!!」
佐天「うぼあー」
初春「ああもう、佐天さんが壊れちゃったので私たちはこれで失礼しますね!
さぁ行きますよ佐天さん!」
佐天「ごはんはおかず……」
上条「……なんだったんだ」
御坂「さぁ……!! あ……」
上条「ん? どした御坂」
御坂「い」
上条「い?」
御坂「いやああああああああああああああああ!!!!!!!」
上条「なぜ全力ダッシューーーー!!???」
おっかけろよ彼氏ー!!
あんな子捨てたら罰当たるぞー!
もう結婚しちまえー!
上条「……ご迷惑おかけしましたあああ!! 待て御坂ああああ!!!」
夕方、観覧車内
御坂「死にたい……」
上条「いい加減立ち直れよ。ほら、こうして年間カップルチケットももらったんだし」
御坂「どうしてこうなるのよ!? 責任者だかなんだか知らないけど『最高のデートスポットになりそうです』って何!?
そんなんでチケットもらっても嬉しくないわよ!」
上条「そうか? 俺は、その、結構嬉しかった、けど」
御坂「!? ば、バカ……って言うか今思い出したわね!?
忘れろ! あのことは未来永劫忘れなさい!」
上条「無理言うな! あれを忘れられる奴がこの世にいるわけねーだろ!」
御坂「うるさーい!」
上条「バカ! こんなとこで電撃撃つんじゃねぇ!!」
数分後
上条「ハァハァ……これ毎日やるのかよ、勘弁しろよ」
御坂「なんで毎日なのよ。そんなに私を怒らせるの?」
上条「いや、だって、俺は毎日今日のこと忘れないぞ
忘れろって言われたって絶対に忘れない
……こんな幸せな記憶、忘れてやるもんか」
御坂「……バーカ」
上条「はいはい、御坂さんに比べれば俺はバカですよー」
御坂「……ねぇ、その御坂ってのやめない?」
上条「……じゃあ俺のこともいい加減名前で呼んでくれよ」
御坂「じゃあ、いっせーので言お?」
上条「……お前本当に少女趣味な」
御坂「そうでーす、少女趣味で何が悪いのよ! もう吹っ切れたわよ!
あははははは!!」
上条「はぁ、……じゃあ行くぞ、せーの」
上条「」 御坂「当麻!」
御坂「!?」
上条「こんなに簡単に引っかかるなんて
上条さんは今後が不安ですよ」
御坂「こ、このバ──」
上条「ごめんな、美琴」
御坂「っ!? ……最低」
御坂「ねぇこっち来て」
上条「電撃は簡便な」
御坂「どーせあんたには効かないでしょ、さっさと来る」
上条「へいへい」
御坂「…………まさか今日はこんなことになるなんて思わなかったわ」
上条「それは俺が一番言いたいセリフです。『これは伝説になる』なんてことの当事者にされるとは」
御坂「……じゃあ、もう一つ伝説作らない?」
上条「はい!? またなんかする気ですか!?」
御坂「そんなにビビらないでよ……別に大したことじゃなくて……その……」
上条「わかったわかった何でも言いなさい。今日は上条さん美琴ちゃんの言うことなら何でも聞いてあげますから」
御坂「…………」
上条「……あー」
御坂「……こういうときの演説は用意してないの?」
上条「えーと……い、いただきます?」
御坂「……バーカ」
HAPPY END
よし、まぎれもないいちゃいちゃハッピーエンドだったな
完璧だった
ここまで保守してくれた奴乙
バッドエンドも嫌いじゃないんだけどなー
即興でやるには無理があった
佐天さんと初春が空気気味なのはご勘弁
当事者以外を話に絡ませるってむずいでござる
禁書「それは、私が主役の物語をつくらないからいけないだよ!」
vip「黙れ!」
絹旗「仕方ないですね、そろそろ超我慢して私が浜面といちゃいちゃする物語をつくってあげますよ」
浜面「…いや、俺滝壺がいるし」
麦野「はまづら、ほら私をこんなにした責任をとりなさいよ」
浜面「…それじゃ学園都市で有名な医者を」
フレ/ンダ「……」
浜面「…」合掌
美鈴「ねぇ上条君、うちの美琴ちゃんとはどうなってるの?」
美琴「///」ドキドキ
上条「えっ?別に仲のいい友達やってますよ」
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