銀時「かぶき町体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」 (457)

――小学校 朝礼

校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『では続いて新任の先生からのご挨拶となります……え、来てないの?』

学年主任『あ、生徒の皆さんはそのままちょっと休めで……はい。はぁ?』

学年主任『……キミが?大丈夫なの?本当に?』

学年主任『ごほんっ。失礼しました。新任の先生が急病になってしまったので、今日からしばらく代理の先生がいらっしゃいます』

学年主任『では坂田先生、壇上へどうぞ』

学年主任『……』

学年主任『坂田先生?壇上へ――』

学年主任『ちょ、ちょっと待っててくださいね?休めで休んでてください』

学年主任『はぁ!?目立つの嫌い?なんで?』

学年主任『「新入りが調子ぶっこくと虐められる?」違うから!キミ止める方だから!』

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学年主任『いや、挨拶だけだからね?一言二言、うん。得意な教科とか。そうそう』

学年主任『糖じゃないよね?それもう甘いもの食べ過ぎで糖尿まっしぐらだよね?』

学年主任『まぁまぁいいから。アドリブも入れていいから、うん』

学年主任『ごほん。では改めまして坂田先生です。はい、拍手―』

パチパチパチパチパチパチ

銀時「……」

銀時「……おぇっ……」

学年主任『え、どうしたの坂田君?キミ何で壇上でエヅいてんの!?開幕から何超必殺技出そうとしてるの?』

銀時「いや、主任さん。昨日ちっとレッツパーリィしちゃてさ……うぇぇぇぇっ!」

学年主任『戻ってきて!いいからっ早くっ!リバースする前に!』

学年主任『ハリーハリーっ!落ち着いて慎重にねっ!』

銀時「『刻むぜ、波紋のビィィィィィィィィトッ!』」

学年主任『うん、キメてる場合じゃないよね?キミ、グズってた割には壇上で一発芸ってどういう事なの?』

銀時「一回は断るじゃん?」

学年主任『関係ないよね?つーかそれ修学旅行のバスん中で、マイク回ってきた時のリアクションだよね?』

銀時「ガキ同士のパワーバランスなんざぁ、そんなもんだよ」

学年主任『格好良くないからね?キミ、二日酔いでリバースしそうになってるだけだからね?』

銀時「うぇえっ……ヤバっ」

学年主任『誰かあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?紙袋と洗面器持って来てぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい、と言う訳で改めて自己紹介をして貰います。坂田先生です』

学年主任『はい、みなさん拍手―』

シーン

学年主任『……』

学年主任『何?「場が暖まってない?」そりゃそうでしょ、キミ今ゲ×吐いたんだから』

学年主任『暖まってないっていうか、ドン引きだからね?完全アウェイだからね?』

学年主任『クラスのちょっと可愛い子が、貰いゲ×して明日からどうするの?今までのポジションやキャラ作り全崩壊だからね?』

学年主任『え、なに?』

学年主任『サスケはいいんだよ?そういう子だもん。そりゃ言うよ、火影になりたいですって』

学年主任『ネジ兄さんがフェードアウトしても軽く流されたけど、サスケ違うもの』

学年主任『しかも同期全員集合だぜ!的な流れになったけど、リーは?テンテンは?』

学年主任『俺もサスケになりたい?……あぁうん、坂田先生もある意味サスケじゃないかな?』

学年主任『ほら、全アウェーじゃない?……うん?』

学年主任『「温かい拍手がないとムリ?」今から?サスケは拍手無かったよ?』

学年主任『えーっ、どうやってもアウェイだよ?オウンゴールするにしても程があるし』

学年主任『……』

学年主任『……はい、と言う訳で坂田先生が壇上に上がるのをグズってるワケなんですが』

学年主任『皆さん良かったら、拍手してあげられないかな?うん』

学年主任『ほら、誰だって間違うじゃない?学校のみんなだって、うん失敗はするよね?』

学年主任『だからこう、もう一度だけ。チャンスをあげてくれな――何、坂田先生?今、いい話してんだから』

学年主任『島袋先生の話はしてないからね?今は全然そういうんじゃないから。チャンス違いだからね?』

学年主任『止めてくんないかな?ほら、タケシ打ち切りになって、調べたちびっ子がどんだけ居ると思ってんの?』

学年主任『島袋先生の事は忘れよう?トリコ面白いし、今更そこを掘り下げても大事故しかしないと思うんだよね?』

学年主任『「トリコ3Dの桃井かおりの演技が許せない?」わかるけど、今言ってるのはそこじゃないよね?』

学年主任『スカパラなにやってんだ、とかそれはもう生きるためだよね?うん』

学年主任『……はい、と言う訳で新任の先生代理の坂田先生です!皆さん拍手―っ!』

……パチパチ、パチ

銀時「あー……坂田です。どうも」

銀時「特技は……ありません。趣味は結野アナを朝一で拝む事です」

学年主任『はいストップー。坂田君、朝一で何言ってるの?は、キミだからね?』

銀時「女子アナの方だって!いかがわしい意味なんて無いからハゲ!」

学年主任『うん、それは分かるんだけど、ハゲは要らないよね?ハゲって誰の事?』

銀時「主任ハゲ……あっ!」

学年主任『ハゲてないからね?全然現役だよ?あんまナメてっとぶっ殺すからな?』

銀時「えー……」

学年主任『坂田先生は何の教科の先生ですか?』

銀時「今言おうと思ってたんだよ。テンション下がるわー……」

学年主任『ああそりゃ失礼しました。ではどうぞ』

銀時「体育です。保体です。魔法使いじゃありません」

学年主任『はい待ったー。違うよね?新任の先生は国語がメインなんだけど、どうして坂田先生は保体がメインなの?』

銀時「あぁいや違うんだって。前の先生が、えっと……吉原の『大江戸さわりパーク』ってぇトコでライオンちゃんをだな」

学年主任『あ、ごめんねっ坂田君!取り敢えず降りてきて貰えないかな!?』

銀時「たまたま隣の席でハッスルしてたら、途中で腰が抜けちまったらしくて」

学年主任『生徒に聞かせられる話とそうじゃない話は線引こう?分かるよね、いい大人なんだから』

銀時「夜のサバンナは危険でいっぱいだぞ!よい子のみんなは18になってから行こうな!」

学年主任『――はい!と言う訳で体育の先生の坂田先生でしたーっ!皆さん仲良くしてあげて下さいねっ!』

銀時「え、もう終り?なんか体操とかしなくてイイの?」

学年主任『大丈夫?色々と問題山積みなんだけと、これ以上盛らない?』

銀時「俺に任しとけって」

学年主任『あー、それじゃラジオ体操第一を流しますから。それでお願いします』

銀時「……ぇっ?」

学年主任『おいお前今何つった?小さく「ぇっ」って言っただろ?』

銀時「言ってないしぃ。なんで俺が言うんだよ?体育の先生だぜ?」

学年主任『ですよね?信じて良いんだよね、キミを』

銀時「なぁに俺に任せときゃデシル体操の第一から第二まで完璧だよ」

学年主任『デシルじゃねーぞ?あんな面倒臭い兄貴の体操ねぇからな?』

学年主任『つーか坂田先生、ほんとーーーにっ大丈夫なの?今、俺すっげー不安なんだけど』

銀時「さっさとしろよハゲ」

学年主任『ハゲてませーん。これはーちょぉぉっと薄めなだけですぅーー』

銀時「はぁ?ハゲじゃん。誰がどう見たって上部スケルトンじゃねぇか」

学年主任『スケルトンバカにすんなよ!俺はバカにしても良いけど、スケルトンはダメだかんな!』

学年主任『……はい、みなさん。両手を伸ばしてぶつからないぐらいに間隔を取ってくださいー』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『ほら、始まるから。坂田先生お願いします』

銀時「かぶき町体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『え?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

銀時「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉっ!」

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『そうそう。そんな感じそんな感じ。ちょっと名前があれだけど噛んだんだよね?』

銀時「次は両手を腰に当てて首の運動ぉぉっ!」

学年主任『あれ、順番違うよね?』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「次はそのまま両手を下に、首だけを上下に振ってぇぇぇぇぇっ!」

銀時「ヤクザがメンチを切る運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『はいっストップー!音楽止めて貰えないかな?取り敢えず坂田先生は降りてきて?』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「次は両手を前に出しぃぃぃぃぃっ!」

銀時「客から胸元に手を入れられるのを防ぐキャバ嬢の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『オイバカ止めろ!誰の得もならないから!?つーか放送室何やってんの!?』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「次はアゴに手を当ててぇぇぇぇぇっ!

銀時「ヒゲの剃り残しがないか確かめるオカマの運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『運動じゃないよね?それタダのエチケットだよね?』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「次はM字開脚しながら上下に腰を振りぃぃぃぃっ!」

銀時「客にチップをねだるストリップ嬢の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『おい誰か引きすり下ろせ!教育に悪いってレベルじゃねぇぞ!』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「次は嫌な上司を指さしぃぃぃぃぃっ!」

銀時「ヅラがばれてますよと指摘する運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『坂田君坂田君、それ個人攻撃じゃないかな?かぶき町一個も関係ないよね?』

銀時「『あ、主任。おぐしが乱れてますよ?』」

学年主任『やぁぁぁめぇぇぇろぉぉぉぉよォォォォっ!?知ってんだよ俺だって!バレバレだって事はなぁっ!』

銀時「『あ、校長。おぐしが乱れてますよ?』」

学年主任『アレンジは止めてくれないかな?校長先生こう見えてナイーブだからね?』

銀時「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

銀時「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ちょっと弁えよう?マスコミにケンカ売る必要ないよね?』

銀時「『セクハラっていうのは1人でできるもんじゃない』」

学年主任『名言っぽく言うの止めてくれないかな?』

銀時「『次男は既に成人しており、父親の自分の責任が問われるのはおかしい』」

学年主任『ごっちゃになってるよね?意図的にしてるんだと思うけど』

銀時「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

銀時「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『坂田君もっとやんなさい。俺ら散々煮え湯呑まされてっから』

銀時「『2番じゃダメなんですか?』」

学年主任『そうそう。先生そういうの好き。風刺的なね』

銀時「『ダンナは東京区長選で42位(落選)だったんですか?』」

学年主任『しかも得票数が893ってミラクル起こしたんだよね。何かのアナグラムかな?』

銀時「次はインデックス厨のフリをして余所のSSを荒らしてぇぇぇぇぇっ」

銀時「結果的にインデックスさんのファンを減らす運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ってか空気を読まないで文句書いてれば、厨ウザっ!ってみんなから総スカン喰らうよね?』

銀時「『注意書きにインデックス下げがありますと一言書いておくべきだな』」

学年主任『過去作でインデックスメインのド王道恋愛SS書いてんのに、どうせ見てねぇんだろ?』

銀時「『インデックスに親を殺されたのか?と思うレベルぐらい嫌いだからな』」

学年主任『人の内心を勝手に想像して断言する事自体が、ヘイトスピーチだからな?つかお前本当はインデックスのファンですらねえだろ?』

学年主任『もし好きなら、インデックスってタイトルついたSSはチェックする筈だから、ヘイトなんて書けないし、荒らしたくて荒らしてるだけだろ?』

学年主任『そうだよな、「つまんない」って書いて「余所行け」って言われたから、人格攻撃するしかないもんな』

銀時「次は両手の手首を合わせて腰まで落としぃぃぃぃぃっ!」

銀時「かめはめ波を撃つ運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『やったけどね?俺らの世代でやらなかった奴はいないけどね!もう運動関係ないよねコレ?』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「次は左手を前に伸ばしぃぃぃぃぃっ!」

銀時「牙突の練習ぅぅぅぅぅぅっ!」

学年主任『いいのかなぁ?もうジャンプあるあるになっちゃってるけど』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

学年主任『良かったぁ、終わるんだね。色々な意味でキミも終わってると思うけど』

銀時「校長のヅラが少しズレているのを優しく教える運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『何一つ優しくないよね?むしろ追い込みをかけるのも程々にしないと、校長先生の毛根以外も死んじゃうんだよ?』

銀時「『あ、校長先生。とくダネに出てませんでしたっけ?』」

学年主任『許してやれよおォォォォォっ!?ただ頭の上に帽子乗っけてるだけじゃねぇかよおォォォォォっ!?』

学年主任『言ってる事は人間のクズだし、やってる事も人間のクズだけど死ななくたって良いんだよ?』

銀時「『やくみつるさんは東京五輪に反対するけど、プロ野球の優勝セールと日本一パレードには反対しないんですか?』」

学年主任『仕方がねーじゃん!アイツらは被災者をダシにして文句言ってるゴミなんだから!』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

銀時「……ふう」

学年主任『えっと、坂田先生?「やりきったぜ!」みたいな顔してるけど、実際には「やっちゃったぜ!」って感じだからね?』

学年主任『取り敢えず下に……はい、みなさん。休んでて下さいねー』

学年主任『えっと……校長?これはその、ジョークでして、はい』

学年主任『坂田先生はその、別に悪い意味でやった訳では無くてですね。ツカミ的なアレでして』

学年主任『……え、違う?そうじゃなくって?』

学年主任『……はい、はい。えぇまぁヅラネタは確かに』

学年主任『それじゃ……はい。そう、ですね』

学年主任『……』

学年主任『……はい。では皆さんに悲しいお知らせがあります』

学年主任『本日をもって坂田先生とお別れする事になりましたー』

学年主任『それでは、最後に坂田先生からのご挨拶があります』

学年主任『では壇上へどうぞ』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

銀時「えっと短い間でしたが。楽しかったです」

銀時「では最後にこれでみなさんとお別れをしたいと思います」

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『……え』

銀時「かぶき町体操第二ぃぃぃぃっ!ハイッ!」


-終-



※銀魂SSです
勢いで書きました。反省はしてますが身につきません。誰か助けて下さい
おかしいな銀月書くつもりがご覧の有様に……

――小学校 朝礼

校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『では続いて新任の先生からのご挨拶となります。えぇ先週はドタバタしましたけど……え、また来てないの?』

学年主任『生徒の皆さんはそのままちょっと休めで……はい。はぁ?』

学年主任『……キミが?大丈夫なの?本当に?』

学年主任『ごほんっ。失礼しました。新任の先生が再び急病になってしまったので、今日からしばらく代理の先生がいらっしゃいます』

学年主任『では先生、壇上へどうぞ』

学年主任『……』

学年主任『先生?壇上へ――』

学年主任『ちょっと待っててくださいね?休めで休んでてください』

学年主任『え、また?またグズるの?』

学年主任『大丈夫だって、ね?誰も先生をイジめないから』

学年主任『先週の先生はノコノコやってきたサスケ状態になったけど、先生は違うでしょ?』

学年主任『「実は追われてる身」?じゃあなんで代役やろうとしたの?』

学年主任『「昔見たマンガであったから」?それってジーザスだよね?サンデーの方に話飛ばすの止めてくれないかな?』

学年主任『あれちびっ子の時には「カッケー!」って読んでたけど、やってる事は壮大なコントだよね?』

学年主任『今だと百キロ単位で陸揚げされたとかニュースよくあるし、伝説の殺し屋が体張って守ったり、組織が狙うほどのもんかぁ?とか思うけど』

学年主任『だから先生――あぁうん、大丈夫だよ。誰も君を追いかけてなんかないから、安心して?』

学年主任『不安?大丈夫、今校長以下始め全教職員が君に感じてる不安に比べれば、大した事ないよ?』

学年主任『はい、では先生、壇上へどうぞ。皆さん拍手―』

パチパチパチパチッ

学年主任『えっと……先生のお名前は……「坂本金パづら」先生です』

桂「ヅラじゃない桂だ」

学年主任『じゃ桂って書けよ。なんで金パづらってメモに書いてあんの?』

桂「私は追われてる身だぞ!桂小太郎などと本名を名乗れる訳があるまい!」

学年主任『はい、という訳で桂先生ですー。みなさん仲良くしてあげて下さいねー』

桂「桂だ。このような学舎で、諸君らのような輝かしい未来を持った若人に接せて嬉しく思う」

学年主任『ありがとう桂君、ちょっと堅めだけど先週の今頃よりはすっごくいいよ』

桂「そう言えば学年主任殿や校長殿の頭も輝いてるな」

学年主任『また!?坂田君と一緒でまたハゲネタへ持ってくの!?』

桂「……」

学年主任『か、桂君?どうしたの急に黙っちゃって、ぽんぽん痛いの?』

桂「おのれ銀時ぃぃぃぃぃっ!」

学年主任『ちょっと!?なにいきなり怒り出すの!?』

桂「聖職である校長殿や主任殿の頭を!若干芳しくない毛根を嘲笑うとは!」

桂「武士の風上にも置けん!身体的特徴を蔑むなど!天が許してもこの桂小太郎が許さんぞぉぉぉぉぉっ!!!」

学年主任『桂君?あんまシビアにならなくっても、私らとしても軽く流してくれ方が良いっていうのか、ね?』

学年主任『笑って流さないと「あれ?この人らマジ気にしてる?」って世間から見られるんだけど』

桂「ハゲがハゲている事にどんな不都合があるというのか!むしろ隠す事が恥と知れ!」

学年主任『あの、桂君?キミ、フォローしてるようでしてないよね?私も校長先生も、とくダネ!的なものを装着してるって気づいて?』

桂「元々髷は兜を被りやすいようにしていたと聞く!ならば校長殿も主任殿も、教育という戦場で戦うサムライという事だなっ!!!」

学年主任『遠回しに言ってるけど、それヅラ被ってるって事だよね?見て、校長先生いたたまれなくて俯いちゃってるから』

桂「ヅラしゃない桂だ」

学年主任『あの、桂君ちょっと、ちょっといいかな?』

桂「なんだ主任殿」

学年主任『さっきから気になってたんだけど、キミの脇でプラカード持ってる、白いオバQの人って、誰?』

エリザベス(プラカード)【倍返しだ!】

学年主任『地味にキミの台詞へ相づち入れてるけど、何なの?』

桂「エリザベスだが?」

学年主任『そうじゃなくって、ほら。そんな面白生物いないし、さっきから加齢臭がするんだけど?』

桂「あぁそれはエリザベスだな。エリザベスにオッサンの臭いが移ってしまったのだろう」

学年主任『あ、あぁそうなの?てっきり中にオッサン的なものが入ってるのだとばかり』

桂「ふむ。そう誤解されるのも致し方ない事ではある。何故ならばエリザベスは酒、タバコ、キャバ嬢が好物だからな」

学年主任『オッサンだよね?もうそれ中にオッサン入ってるって言ってるよね?』

エリザベス(プラカード)【うるせーよハゲ。ケツ揉むぞ。けつもんだ、なんちゃって】

学年主任『生態もオッサンだけど暴言もオッサンだよね?つーか桂君、なんでキミ代理で来れたの?』

桂「エリザベスが通っていたキャバクラに、偶然新任殿がいらしててな。その縁だ」

学年主任『へー。でも桂君、スルーしちゃったけど、あんまりキャバキャバって言わないでくれる?』

桂「む。だがしかし真実を教えるのが教師という職ではないのだろうか?」

学年主任『順番があるからね?キミがやってる事はアリアハンの隣にアッサラームがあるぐらいの話だからね?』

桂「いかんな!それでは近所の人の目が怖くてぱふぱふ出来んではないかっ!?」

学年主任『そうだね桂君。ある程度レベルを上げていかないと、ボスは倒せないもんね』

桂「では言い換えて――新任殿は女性がスケスケの服を着て体を密着させながら酌をする店でだな」

学年主任『降りて来いやロン毛。お前俺の話聞いてねーだろ?』

桂「バイト出来ていたリーダーの腰を触ったら、雪崩式オクラホマスタンピードで腰をやられてしまったのだ」

学年主任『それ本当にキャバなの?大の大人抱え上げてぶん投げるキャバ嬢なんて居ないよね?』

桂「さて自己紹介は済んだが、これで良いのだろうか?」

学年主任『殆どがハゲの悪口とエリザベス君の話だけど。あぁそれじゃ特技とかないの?』

桂「仲間から堅物と言われるぐらいなので、一発芸的なものは……あぁ、形態模写が」

学年主任『あ、いいじゃない。物真似とか生徒は喜ぶよ』

桂「だがあまり原作を知らないので、拙いものだと思うが、そこは許して欲しい」

学年主任『大丈夫大丈夫、少しスベったぐらいでも逆に面白いし』

学年主任『だから桂先生、どうぞ!』

桂「『キラァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!』」

学年主任『完璧じゃん。それもう物真似じゃないよね?文句言えないぐらいご本人だよね?』

桂「『カガリは今泣いているんだっ!!!』」

学年主任『うん、そうだね。お前にその逆ギレされた時、「こんなブラック上司のとこ辞めた方がいいんじゃ?」って泣きそうになってた子もいたけど』

学年主任『主役から外された挙げ句、中の人がガンガン叩かれまくったのを見て、別の意味でシン派の俺泣きそうになったけどね?』

桂「『キラが好きすぎて双子の妹を彼女にしてみた。反省はしてない。むしろ合法的に兄弟になれる』」

学年主任『アスランはそんな事言わない。そう思った人は多分大勢居ると思うけど』

桂「『えっ、うえっ。トリコー、よそ見しちゃイヤー』」

学年主任『いやバカやめろ!トミーロッドの真似はヤバ――』

桂「『おえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』」

学年主任『パラサイトエンペラー出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい。と言う訳で先週に引き続き今週も大惨事を引き起こしてしまいましたが』

学年主任『なに桂君?「頑張った」?うん、それは認めるけど。まるでご本人降臨かと思ったけど』

学年主任『でもね、フツーの人からはパラサイトエンペラーは出ないんだよ。キミのはタダのゲ×だったじゃない?』

学年主任『キミ以上に頑張ったんだよ、先週貰いゲ×しちゃった子達は?お泊まりがバレた北乃きいみたいに、キャラ変えようとしたんだよ?』

学年主任『失敗確実と言われるラノベの実写映画にキャスト決まったり、黒歴史量産してる努力は認めるけどさ』

学年主任『でもダメだもの。また貰っちゃったもの。これはもう一生汚れキャラとして弄られるって事だよね、うん』

学年主任『そもそもキミはグルメ細胞的なものはないでしょ?うん、なに?』

学年主任『サムライってそんなに万能じゃないよね?つーかサムライに過剰な期待を寄せるのは、逆にプレッシャーじゃないかな?』

学年主任『サムライジャパンとか言うけどさ。帯刀はしてないし、どこにも仕えてないよね、基本?』

学年主任『だから桂先生……え、なに?挽回したいの?気持ちは分かるけどさ』

学年主任『いや言うよ?あんまり言いたくないけど、言うからね?』

学年主任『サスケサスケ言ってたサクラちゃんが、今更何を言ったって無理だもの。ヒロイン目指そうたって無駄あるもの』

学年主任『せめて、ほらヒナタちゃんみたいに?優しい言葉の一つでも掛けてあげるんだったら、まぁまぁフラグ的なものは立ってたけど』

学年主任『それを考えるとオビトさん、片思いだったけどそれなりに優しくされてんじゃん。ナルト君みたいに全部敵じゃないよね?』

学年主任『もう無理しなくたっていいと思うんだよ。ぬらりひょんの孫も人間のヒロイン脱落してたじゃない?』

学年主任『そうだね。ぬーべーでリツコ先生が要らない子扱い、つーか子供の味方のぬーべーを虐める嫌なヤツとして嫌われていたけど』

学年主任『映画見たよね?そうそう、ナルト君とサクラちゃんの立場が入れ替わる話。現時点で最新版の』

学年主任『ナルト君はご両親が健在で、サクラちゃんは「命を捨てて里を守った英雄の子」で孤児って奴』

学年主任『でもね、あの映画を見た人、多分冗談抜きで4・5割は見終わった後の感想はこうだと思うんだよ』

学年主任『「ヤンデレ気味のヒナタちゃん超可愛いかった」って』

学年主任『って言うか映画版丸々一本使ってフォローしなくちゃいけないヒロインって、それはもうヒロインじゃないよね?』

学年主任『だからもう次は岸本先生の次回に期待した方がいい――え、なに?』

学年主任『うん、島袋先生みたいに。実力があれば再チャレンジ出来るって事だけど、それは今言う必要はないよね?』

学年主任『弄るのやめてあげて?「ゼブラ=しまぷー投影」的な説を流すのどうかと思うんだよ』

学年主任『だから後は代わりが来るまでゆっくり――いやだから、桂君?サムライは万能調味料じゃなんいだからね?』

学年主任『うん、まぁ確かに最近定義は変わって「青い目のサムライ」とか、言ったもん勝ちみたいになってるけど』

学年主任『取り敢えずサムライって言っときゃいいだろ的なやっつけは……あぁうん、どうしても?退かないのね?』

学年主任『じゃあ、はい拍手でー』

……

学年主任『桂君?……拍手がない?キミ何坂田君みたいな事言ってんの』

学年主任『……あー、生徒の皆さん、多分この人終わるまで納得しないので』

学年主任『だからこう皆さんも大人になってね、拍手を――何?桂君、今ちょっといい話をしてるんだけど』

学年主任『「エリザベスは雑食だ」?うん、今の話の流れでは必要ない豆知識ありがとう』

学年主任『それでなんだけど、えー――って?まだ何かあるの?』

学年主任『「先週もスタンバってました」?どういう事?キミ、坂田君のおっかけか何か?怖いんだけど』

エリザベス(プラカード)【れんほうってどんな漢字でしたっけ?】

学年主任『エリザベス君は口で言おう?あと今その質問をする意味が分からないけど』

学年主任『あーもう面倒臭いから適当にやっちゃってくれないかな』

パチパチ、パチ

桂「桂だ」

学年主任『知ってた』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『待って?何ラジオ体操流してんの!?誰か放送室――』

桂「すまないが、放送室は占拠させて貰った。我が大願のためにも!」

学年主任『ごめん、誰か通訳の人いないかな?あと、出来ればこの中にお医者様はいませんか?頭イタイの直せる人は?』

桂「先週銀時がやってて楽しそうだった」

学年主任『よーし桂君、取り敢えず下りて来ようか?あと、生徒の皆さんも体操しやすいように幅開けるの止めて?』

学年主任『先週の坂田君大人気だったのは分かるけど、教育の現場にイロモノはいらないんだよ?』

桂「それでは元気よくぅぅぅぅぅっ!」

桂「攘夷志士体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『語呂悪っ!?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

桂「それでは両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉっ!」

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『あー良かった。名前だけだよね?今ちょっとテロリスト的な名前があったんだけど、気のせいだよね?』

桂「次はそのまま両手を下に、首だけを上下に振ってぇぇぇぇぇっ!」

桂「ポリ公にメンチを切るサムライの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『はいっストップー!銀時君とほぼ同じレベルのマズさだからね??桂先生も降りてきて?』

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

桂「次はそのまま片手を前へ突き出しぃぃぃぃぃっ!」

桂「中指を立ててポリ公に喧嘩を売るサムライの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『無政府主義者だよね?桂君、思想が中二煩ってる人みたいだよ』

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

桂「次はそのまま両手を下にぃぃぃぃぃっ!」

桂「ポリ公の尾行から隠れて一般人に混ざるサムライの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『桂君、キミこれネタなんだよね?もしかしてこれテロリストの中で普及してるとかじゃないよね?』

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

桂「次はジャンパーを深く被りぃぃぃぃぃっ!」

桂「警察に連行される時にも素顔を見せないサムライの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ごめんよ、それ犯罪者だよね?あとキミさっきからサムライサムライっつってるけど、サムライそんなみみっちい事しないよね?』

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

桂「次は上司殿を指さしぃぃぃぃぃっ!」

桂「立派なひたいですねとフォローする運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『桂君桂君、それもう個人攻撃じゃないかな?つか攘夷志士一個も関係ないよね?』

桂「『あ、主任。今日も……あっ』」

学年主任『やぁぁぁめぇぇぇろぉぉぉぉよォォォォっ!?知ってんだよ俺だって!視線が一回上の方へ行くのはなぁっ!』

桂「『あ、校長。今日も……あっ』」

学年主任『アレンジは止めてくれないかな?校長先生のギリースーツはお高いんだから、自然なんだよ?世界陸上の織田裕二並みに違和感はないんだからね?』

桂「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

桂「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ごめんそれ坂田君がやっちゃったネタだから』

桂「『カップラーメンの値段を知らない政治家は攻撃するけど、セクハラは取り上げません』」

学年主任『狂ってるよね』

桂「『山本モナと路チューした細野豪志の不倫にも触れません』」

学年主任『娘の運動会の日に、議員チケット使って京都で密会してたんだよね。俺が娘だったら死ぬか殺すわ』

学年主任『ってか福島来ないでくれる?福島でNPO立ち上げるとか、イメージ悪すぎるんだけど』

桂「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

桂「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『桂君それは大好きだ。もっと積極的に入れよう』

桂「『まるで疑惑の総合デパートやないですか!』」

学年主任「桂君、それ辻元清美。キャラ被ってるけど蓮舫じゃないから。まぁハゲの疑惑は正しかったけど、自分も議員秘書詐欺で前科一犯だし」

桂「『学生時代に立ち上げたNPO法人、ピースボートが万景峰号借り切って北朝鮮ツアーを組んではるやないですか!』」

学年主任『うん、社民党は北朝鮮の日本人拉致を「日本政府の陰謀だ」っつってた連中だからね』

エリザベス(プラカード)【しかも割高な上、NGOだから収益が発表されていない】

学年主任『ちなみに俺ウィキペディアを年一保存して比較資料にしてるんだけど、2010年以降の記事からその記述は消されてるんだよね。なんでだろ?』

桂「次は右手を伸ばして一指し指を出しぃぃぃぃぃっ!」

桂「どどん波を撃つ運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『やったけどね?桂君は鶴仙流なんだ?』

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

桂「次も右手を伸ばして拳を固めぇぇぇぇぇっ!」

桂「鳳凰幻魔拳を撃つ運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ジャンプあるあるだよね?つーかさっきから右手しか動かしてないけど』

桂「『相手の神経にダメージを与え、幻覚や悪夢を見せて精神だけを破壊する技だ……!』」

学年主任『凄いけど、どうして青銅聖闘士がラスボス級の技持ってんの?』

桂「『ジャスト60秒だ……夢は、見れたかよ?』」

学年主任『バトルの天才はマガジンな?使うならジャンプだけにしとけ?』

桂「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

学年主任『良かったぁ、やっと終わるんだね。生徒は半分ぐらいきょとんとしてるもの』

桂「校長のヅラ――ヅラじゃない、桂だ」

学年主任『どういう事?何途中で元のテンションに戻ってんの?』

桂「いやあの、鳳凰幻魔拳の辺りで少しヅラが浮い――ヅラじゃない桂だ」

学年主任『おい校長なにやってんだ?何調子に乗って鳳凰幻魔拳やろうとしてんの?あれただの寸止め右ストレートだろ?』

桂「『イオンで400万トン近い中国米が国産米として偽装販売されていたのは、報道しないんですか?』」

学年主任『仕方がねーじゃん!震災直後に福島へ来て「岡田さんの所で福島米(基準値クリアの)を買ってください!」って言われたのに』

学年主任『「それとこれとは別の話だ」って一蹴した岡田克也の実家なんだからなっ!』

桂「『やくみつるさんは東京五輪に反対するけど、伊勢神宮の遷宮祭には反対しないんですか?』」

学年主任『テメェらは被災地にすら来ないのに、被災者を口実にして文句言ってるカスだからね』

学年主任『つか連中の言ってんのは「福島県民は他人が喜んでるのを許容できない心の狭い人間どもだから祝い事は一切するな!」って話だよな?』

学年主任『福島県民バカにすんのもいい加減にしやがれクソども。去年の北京五輪はチベットとウイグル忘れて大喜びしてたじゃねぇかボケ』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

桂「――ふむ。運動はいい。心を晴れやかにしてくれる!」

学年主任『桂君、モヤモヤっとしてるんだけど?むしろ嫌なアレコレ思い出しちゃってるんだけど?』

桂「いや、青春とはそういうものであるべきだ」

カチャンッ

桂「む?」

沖田「へーい。午前9時20分、桂小太郎確保。容疑は反国家罪とか色々」

学年主任『え、どういう事!?桂君、キミなにしたの!?』

桂「うむ、主任殿。短い付き合いであったが、これも渡世の定めというもの」

学年主任『バカなの?俺が何言っているか理解してないの?』

桂「だがしかし!引き留めて貰っても、私には教育よりもやらねばならん事があるのだ!!!」

学年主任『バカなんだね。うん、もう分かったよ。だって話通じないもの』

桂「では――さらばだっ!」

ドゥゥゥゥンッ!!!

学年主任『煙幕ぅぅぅぅぅっ!?ちょ、桂君何やっ』

沖田「追いかけろぃ!桂が逃げた!」

ダッダッダッダッ……

学年主任『……』

学年主任『だ、だいじょうぶ?ケガした子とか……』

学年主任『煙吸って気分が悪くなった人―?……うん、保健室にね』

学年主任『えっと……校長、これは。はい』

学年主任『え、代理の代理?マジで?』

学年主任『本人はやる気がある……?はぁ、まぁ人気は出そうですけど』

学年主任『……はい。では皆さんに悲しいお知らせと良いお知らせがあります』

学年主任『本日をもって桂先生とお別れになりましたが、なんと新しい先生が来て下さっています』

学年主任『それでは新しい先生からのご挨拶があります』

学年主任『では壇上へどうぞ』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

学年主任『無理じゃないかな?誰かフォローする人がいないと』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

エリザベス(プラカード)【攘夷志士体操第二ぃぃぃぃっ!ハイッ!】


-終-


※他でやってるSSより、二時間で書いたこっちがレス多いってのはどういう事だコラ
蓮舫か?蓮舫出しゃ人気出るのか?
違うんだ、そうじゃないんだ、私は伝奇系がメインでギャグとラブコメはむしろ苦手なんだよ!

――小学校 朝礼

校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『えぇっと先週と先々週は大変でしたねー。テロリストとか来ましたし』

学年主任『もしも桂君見たらすぐ通報するか、大声出して下さいね。先生との約束ですよー』

学年主任『で、今日は特別講師の方がいらっしゃってます。あぁいうテロリストに出くわした時、どうすればいいのかを……何?』

学年主任『生徒の皆さんはそのままちょっと休めで……はい。はぁ?』

学年主任『……変更?「やっぱり拙者が」?……いやいいですけど、こっちは』

学年主任『「ババつけたくない」?どういう事それ?学校の教壇は汚れてませんよ?』

学年主任『「汚すと別料金」?意味が分かりません。というか料金は発生しませんから、そもそも』

学年主任『はぁまぁ、では先生。よろしくお願いします。はい、拍手―』

パチパチパチパチッ

東城「『半径20m!お前の動きは手に取るように探知出来る……ッ!』

東城「『エメラルドスプラァァァシュッ!!!』

学年主任『降りてこいロン毛その2。お前開幕から声優ネタってどうなの?』

学年主任『嫌いじゃない。超嫌いじゃないっていうか、その前後はJOJOで一番泣けるシーンだと思うけどさ』

東城「『ここがぼくの家なんです!』」

学年主任『オブライトさん格好良かったけど。でもAGE自体黒歴史みたいになっちゃってるじゃん?』

東城「『セリック隊長……!どうやったらそんな所にハマるんですかっ!?』

学年主任『どんなミラクル起こしたら戦艦にスッポリ嵌るの?あれ新しいアプサラスかと思ったもの』

東城「――はい、と言う訳で皆さんご存じでしょうがねっ。セレブの!柳生一門の師範代を戴いておりますセレブの東城です!」

学年主任『あの、先生?セレブセレブ言い過ぎじゃないですかね?』

東城「セレブとは『Celebrity』の略ですからっ。決して『CAN YOU CELEBRATE?』と一緒にしないで下さいっ」

東城「一時期結婚式の定番ソングになってたんですけど、歌った人ご本人が離婚しちゃったんでね!逆に縁起が悪くなっちゃってますから」

学年主任『東城先生?安室さんDISるのはその辺に、えぇ。大変ご苦労されてますから、あんまり責めてあげないで貰えませんか』

東城「ちなみに元旦那SAMこと丸山さんのご実家は、丸山記念総合病院の創設者の一人ですから!彼らもセレブですよー」

学年主任『あの、ホントやめてあげてくれません?ご本人Crazy Gonna Crazyとか散々言ってるのに、いいトコのボンボン的なのはちょっと』

東城「中には親父の名前消して出て来たラッパーが、気がつけば大河ドラマで斎藤一やったりしますけど、あれもセレブです」

学年主任『それもうセレブじゃないですね?ただの親のコネ以外の何物でもないですよね?』

東城「今日は我が柳生家に伝わるテロリスト対処法を教えに来たんですが、若はちょっとアレですので。拙者が!」

学年主任『えぇまぁそんな感じで柳生一門からわざわざ――何?マイクを貸せ?』

九兵衛『僕もやってみたい。と言うか僕に来た依頼なんだが』

東城「いっけまっせぇぇぇぇぇぇぇぇぇんっ若っ!!!そんな柳生の跡取りともあろうものがはしたないっ!」

東城「若みたいな世間知らずがなさったら、そりゃもう大変な事になりますぞっ!!!」

東城「映画版ドラゴンボールのように、神龍がヴィルス様に敬語使うみたいな大惨事に!」

東城「見ましたかっ最新版っ!?『あれ、ベジータはそんなキャラじゃなくね?』的なツッコミが一杯の!」

九兵衛『つまり?』

東城「ドラゴンのボールを集めてコロっコロ転がすなんて、そんな卑猥な事出来ますかな!?」

学年主任『おい降りてこい。子供聞いてるんだからな?……予備のマイク持ってきて貰って正解だったわ。ボケが全スルーってどういう事だよ』

学年主任『つーかはしたないって何?PTAがうるせーから、有名人呼んどけみたいな企画だって説明しましたよね?』

九兵衛『それがお妙ちゃんのであればやってみせよう!』

学年主任『ないよね?その子知らないけど、人体のどこを探してもドラゴンボールは装着してないよね?』

学年主任『もしそれで済むんだったらみんな冒険してないもの。おっさん四人ぐらい集まりゃいいだけの話だし』

東城「ブルマ殿が活躍すれば『目覚めるとドラゴンボールを護る美少年男子になっていた』全三巻外伝一巻的な話に」

学年主任『あとみっく文庫の話はすんな?俺こないだラノベと間違って手にとってビビったんだから』

九兵衛『成程。本来ない筈のボールかついてしまってさぁ大変、という事か……!』

学年主任『お前もおかしいよな?つーか止めろよ、空気読めよ?見て、この有様を』

学年主任『さっきから危険なワード連発しているけど、意味知ってる子は顔真っ赤になってるからな?察して上げて?』

東城「ですから若!この東城歩の代わりにポールダンスを踊って、ポラとおひねりを貰う覚悟がおありかっ!?」

学年主任『学校そこまでフシダラな所じゃねぇぞ』

九兵衛『確かに僕は男が苦手だが、露出ぐらいは何とかして見せよう!』

学年主任『この状況でそんな展開になる訳ねーだろ』

東城「大体ですな!男装少女が捕まった後にはアレやコレやの命令でバイブを入れて授業とかさせられんですよっ!」

学年主任『それエロゲの話な?弟の代わりに転入してくる時点でフィクションにも程があるじゃねぇか』

東城「そんな若がっ!若が汚れる所などっ!私は、私はっ……!」

九兵衛『東城……』

東城「スッゴイ興奮しますよね」

九兵衛『うん、だから僕はお前のそんな所も気持ち悪い』

学年主任『おいセレブども。いい加減教育に悪すぎるから帰ってくれ、な?漫才は帰ってからすりゃいいじゃねぇか』

学年主任『つーか坂田君、桂君、柳生さんちって段々レベル下がってるよね?一般人が一番マシってどういう事なの?』

学年主任『ハゲとゲロネタがどんだけ教育に良かったかって実感しちゃったもの』

東城「……」

学年主任『……先生?どうしました?嫌な予感しかしないけど』

東城「ぐああああああああああっ!?」

学年主任『てかいつも思うんだけど、そっから降りればいいじゃない。なんでボディガードのヒューストンみたいに、頑なにライブしようとすんの?』

東城『オババの野郎ォォォォォっ!朝の卵も腐ってたじゃねぇかァァァァァっ!』

学年主任『ちょっ!?壇上でズボン下ろ――』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい、と言う訳で色々ありましたがっ!』

学年主任『東城先生が戻ってきてから、バスタオル一枚だけの不自然な格好になってますけど、何もありませんでしたから』

学年主任『これはあれですよ。結婚式のお色直し的な意味で、運動した後に汗かいた服を取り替えるみたいな。ですよね、柳生先生?』

九兵衛『いや僕は体操させてくれるって聞いたんだけど』

学年主任『あの白髪か?余計な事吹きまくってんのは天パかよ?道理でこんな無茶な講習通る訳はなかったんだよなぁ』

学年主任『あー、それじゃちゃっちゃと――何?東城先生はまだ何か』

学年主任『「汚名挽回したい」?うん、誤用だね。名誉挽回とごっちゃになってるけど』

学年主任『いやぁ……まぁ、どうします?』

九兵衛『取り敢えずやらせといて、何だかんで「嘘ぉぉっ!?」ってやってから、僕が第二番をするってオチでどうだろうか?』

学年主任『オチバラすのやめて貰えないかな?マイク入ってるのも分かりますよね?いや三回目も同じオチなのもどうかと思うけどもだ』

学年主任『君が言っちゃったから使えなく――何?東城先生、何でしょうか?』

学年主任『「私も今イッちゃった所です」?確かある意味そうだけど、テメーはスカトロかましただけだろ。行ったっつーか出ただけだろ』

学年主任『柳生先生にババ着けるなとか言ってといて、そのババを産み出したの東城先生だよね?』

学年主任『「そういうプレイも嫌いじゃない」?お前の性癖はいいんだよ』

九兵衛『僕はお前のそういう所も嫌いだ。大嫌いだ』

学年主任『柳生先生もやめてあげて?いや可哀想じゃなく、喜ぶ人だから、多分』

学年主任『んじゃ、どっちが――東城先生でいいの?』

学年主任『「生き恥を晒したくない」?うん、学生の前で漏らすよりも恥ってないよね?俺だったらハラ切るけどさ。物理的に』

学年主任『あーそれじゃ、みなさん拍手―』

…………

学年主任『分かるよ。皆さんの気持ちは分かるけど。ギャグで済ませるには重い重い空気だけどさ』

学年主任『セレブの人だって体調悪い時ぐらいあるじゃない?そういう失敗を許せる人になりた――何?東城先生?』

学年主任『今、ある意味お前のケツを拭ってるみたいな感じなんだけど』

学年主任『「北乃きい再お泊まり発覚ですね」?うん、あまりにもタイムリーで笑ったけどさ』

学年主任『だって先々週ネタに出したら、その三日後ぐらいにiモード見て笑ったもの』

学年主任『もう許してやれよって意味だったんだけど、もう許されないもの。ファンの人どうするんだろうね?』

学年主任『はっきり言うのはアレなんだけど、言うよ?言っちゃうからね?』

学年主任『サクラちゃんのパワーアップって唐突すぎないかな?』

学年主任『いやまぁ「綱手様も弟子の育て方が~」って言うけど、多分湿骨林行ってないよね?』

学年主任『ドヤ顔でやってるけどもさ。死ぬ思いで修行したナルト君と、気持ち悪い思いして修行したサスケ君はいいんだよ』

学年主任『血統もあるけど、実力に合うだけの修行してんだから。修羅場潜ってるし』

学年主任『でもサクラちゃんは……?んー……?』

学年主任『何?東城先生それも駄目でしょ。厳しいもん』

学年主任『ラスト近くなってきたから大蛇丸さんも急に良い人になったのって、有り得ないよね?』

学年主任『風がどうこうって、サスケ君みたいなフワフワっとした事言い出したけど。多分罹患していた中二ウイルスが伝染したんだと思うけど』

学年主任『特に大した理由もないのに味方面するのって、うーん?』

学年主任『しかも「大蛇丸細胞+呪印(仙人チャクラ)」で復活するんだったら、カブト君とっくにやってるよね?そんな難しくないし』

学年主任『そもそも穢土転生で大蛇丸さん復活させるのが先じゃないかな?なんでしなかったの?バカなの?』

学年主任『てかイタチさんの十拳剣で封印されたって設定は?幾ら何でも杜撰すぎやしないかな?』

九兵衛『多分そこはサスケ殿と同じだろう。なんか嫌になって「あぁぁぁぁぁっ!?」って里を飛び出したのはいいけど』

九兵衛『中二病が治って正気に戻ってから、帰るチャンスを探していた、とか』

学年主任『ですよね、そんな感じですよねー。しょーもない話を凄いレベルでやってる感じで』

学年主任『だから東城先生もあんまり気負わず、サスケ君や大蛇丸だって許されるんだから、深くは考えずに――何です?』

学年主任『いやぁ、先生。それはどうかなぁ?』

学年主任『島袋先生の話はしてませんから。もう許してあげて?一切突っ込まれるような事はしてないでしょ?』

学年主任『「しまぷーはハニープリズンのどの階層まで行ったんですか」?』

学年主任『入ってないからね。あそこはグルメ犯罪者だけが入れられる場所だし』

学年主任『あとこれは全然関係ない話なんだけど、美人局を「ハニートラップ」って外国では言うらしいね』

学年主任『いや別に深い意味はないんだけど。決して「作品は作者のメタファー」とか無いからね』

学年主任『……何?まだやりたいの?本当に?』

学年主任『「本気って書いてセレブって読む」?読まないよね?俺らの学校じゃそう教えてないからね?』

学年主任『つーか桂君にも言ったんだけど、セレブってそんなに万能じゃないよね?』

学年主任『味の素と同じカテゴリには入ってないんだよ?』

学年主任『つーかさ、今美容師さんたち不景気なんだって。うん、飽和状態+1000円カットの影響らしいんだけど』

学年主任『でもそれって元々はカリスマ美容師だなんだって、実態の無い看板の上に胡座かいてた結果なんだよね。いやマジで』

学年主任『だからこう、セレブもアジェンダと一緒で、オッサンがギャグ滑らしたのに連呼してるような。うん』

九兵衛『頼む、頭の薄い人。させてやってはくれまいか』

学年主任『頭下げてないよね?むしろ頭を狙い撃ちしてきてるよね?「ハゲネタ自粛するのかな?」って思った瞬間これだよ。分かってたよ』

学年主任『あぁもうすればいいじゃない。坂田君のも桂君のも大人気だったんだから。俺と校長はピンポイントで被害にあってるけど』

学年主任『みなさん面倒臭ぇから拍手してやってくんねぇかな。さっさと帰りたいでしょ?』

パチパチパチパチッ

東城「ありがとう皆の衆!セレブに恩を売っておくといい事がありますよー。キーワードは『生活保護』」

学年主任『余計な事言わないでくれるかな?それは都市伝説って事になってんだから』

学年主任『あと生活保護を斡旋するのはアカい貴族であって、決してセレブじゃないからね?』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

東城「それでは元気よくぅぅぅぅぅっ!」

東城「セレブ体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『柳生は?柳生成分はどこに忘れてきたの?常識と同じ所に置き忘れて来ちゃったのかなー?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

東城「それでは両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉっ!」

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『そこは変わらないんだ?良かったー』

東城「次は両手を上げたまま固定しぃぃぃぃぃっ!」

東城「イメクラで痴漢プレイをするセレブの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『はいっストップー!最悪だよね?前二人と比べものにならないぐらい教育に悪いよね?』

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

東城「次は両手を後ろに回し上下に揺れてぇぇぇぇぇっ!」

東城「三角木馬で揺られるセレブの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『濃いよね?嫌いな方じゃないけど、そのゾーンへ足を踏み入れるには勇気が要るよね?』

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

東城「次は屈んで腕を腰の辺りでグルグル回しぃぃぃぃぃっ!」

東城「ローションを水で割るセレブの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『嬢だよね?フワっとした言い方をすれば、おもてなししてくれる方だよね?』

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

東城「次は腕立て伏せの姿勢から前後に体を動かしぃぃぃぃぃっ!」

東城「客の体を洗うセレブの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『東城先生?段々描写的なものがリアルになってるから、うん。そこは、そこだけは気をつけて?』

学年主任『あとさっきからセレブってつけてるけど、セレブが客なのか嬢なのか分からないからね?シチュははっきりさせよう?』

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

東城「次は学年主任殿を指さしぃぃぃぃぃっ!」

東城「武田信玄公もビックリですなとフォローする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『お坊さんだから剃ってるだけだよね?つーか武田さんも引き合いに出されて不本意じゃないかな?』

東城「『疾きことハの如く、動かざることゲの如し』」

学年主任『風林火山のフレーズの中に「ハゲ」って露骨に入れないでくれる?』

東城「『人はハゲ、人は校長』」

学年主任『おいお前今堂々とハゲっつったよな?あと校長先生に飛び火させるのもやめてあげて?』

東城「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

東城「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『君らそのネタ執拗に取り上げるけど、恨みでもあるの?雪印を風評被害で潰した前科はあるけどさ』

東城「『俺に謝るよりも、まず嫁さんと子供たちに、手をついて謝るほうが先じゃないのか!』」

学年主任『被害者だよね?息子が謝るのはサイフ盗んだ相手に対してだよね?』

東城「『俺の息子じゃなかったら、ここまで大きく取り上げられなかっただろうに……』」

学年主任『息子に説教するよりも、まず吉田明世さんと視聴者に、手をついて謝るほうが先じゃないの?』

学年主任『子供は親を見て育つんだよね。ぶっちゃけ』


東城「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

東城「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『マンネリになってる感がするけど、それは続けていこう。★10目指して頑張ろう』

東城「『車が道路でちょっとコツンとぶつかるような、あてて逃げるという映像だ』」

学年主任『東城君、それ福島瑞穂。蓮舫のプロトタイプだけど違う人、RX-78-1とRX-78XXぐらい違う』

学年主任『ちなみにそれは尖閣で海保の船が中国漁船に衝突された時、最初に見た時の台詞。その後公開されて大恥かいたけど』

東城「『自民党と民主党はカレーライスかライスカレーかの違いでしかなく、私たちの社民党はオムライスであり、カレーライスでもライスカレーでもないのだ』」

学年主任『オムライスって表面は黄色いけど、腹を割ったらアカいんだよね。深い意味はないけど』

東城「次は左手で右手首をつかみぃぃぃぃぃっ!」

東城「霊丸を撃つ運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『やったけどね?やっぱりジャンプ系主人公は真似出るような必殺技がないとね』

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

東城「次も右手を伸ばして拳を固めぇぇぇぇぇっ!」

東城「ペガサス流星拳を撃つ運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『懐かしいなー。でも基本なんだかんだで右ストレート一本だよね?』

東城「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東城「ニー、ニッ、サン、シッ」

東城「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

東城「カーテンの上のシャーって所をシャーってして、シャーをシャーって前後にシャーする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『カーテンレールな?シャーシャー煩いけど』

東城「『ララァ・スンは私の母になってくれたかもしれない女性だ!』」

学年主任『シャア違いだからね?それは宇宙三大ヘタレで有名な方のシャアさんだから』

学年主任『宇宙世紀を一言でまとめると「シャアは気持ち悪い」って事だよね。リディさんも気持ち悪いけど』

東城「『イオンの中国米偽装販売事件を掲載した週刊文春が、イオン全店で売り場から撤去されたのは報道しないんですか?』」

学年主任『スポンサー的なアレコレがね?どの局もCM貰ってるから、強い相手には手を出さないでしょ?』

学年主任『ジャーナリスト()がパチンコ一切批判しないってのは笑えるよね』

桂「『やくみつるさんは東京五輪に反対するけど、ジャニーズのコンサートには反対しないんですか?』」

学年主任『思い上がると碌な事にならない典型だよね。自分がメディアに取り上げられて偉くなったつもりなんでしょ?』

学年主任『「政府批判する俺超カッコいい!そうだ!大手にも言っちゃう俺もっとカッコいい!」って勘違いしたてと思うんだけど』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

東城「――よし。中々皆さん筋が宜しいですね」

学年主任『東城先生、あの前隠して貰えますか?タオルが少しずり落ちて来ちゃってる感じなので。えぇ』

学年主任『ギャランドゥ的なものが、見え、うん。まだちびっ子にはちょっと違和感が』

東城「これを毎日続ければいつかセレブになれるかも知れませんよっ!」

学年主任『無理ですよね?基本風俗に通って散財してるだけですよね?』

学年主任『貰ったとしても性病ですし、抗生物質の飲み過ぎで耐性ついて、風邪で死にかける知り合いとか居るんですけど』

学年主任『あと日本だとセレブって言葉に過剰な信仰があるみたいだけど、「ブルーノ」って言う馬鹿映画でこき下ろされてるからね?』

九兵衛『よし次は僕の出番だな』

学年主任『帰ってくれませんか?マジでそう思うんですけど』

東城「ダメですぞ若ぁぁぁぁぁぁぁぁっ!人前で露出するなどはまだ早すぎますっ!」

学年主任『だから違うっつってんだろ。お前の想像してるのと何一つ合ってねぇよ。かすってすらねぇし』

学年主任『つーかどうすんだよこの空気?誰が決着着けるんだよ』

学年主任『……何?先生が?本当に?』

学年主任『校長……はぁ、彼なら大丈夫?いやまぁ確かに人気はありますけど』

学年主任『はい、はい。えぇ……分かりました』

学年主任『えぇっと、今ちょっと痛々しい空気になっていますが、それをフォローしてくださる勇者が現れました』

学年主任『皆さんも大好きのあの先生ですよー。ボンクラのセレブ先生じゃないですから』

学年主任『それでは先生、壇上へどうぞ』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

学年主任『はい、では改めて体操をしましょうー』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

エリザベス(プラカード)【攘夷志士体操第二ぃぃぃぃっ!ハイッ!】


-終-


※もう無理……助けてよパトラッシュ
もうヤダ、俺は下ネタを量産するために生まれてきた訳じゃねぇんだよ!
あとみっく文庫のステマなんかしたくねぇんだよ!
てかネタの殆どシモって人間として最悪じゃねぇか



校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『えぇっと、はい。先週と先々週と先々々週は大変でしたね』

学年主任『テロリストが来た翌週にエロテロリストが来ましたから』

学年主任『実際にエロくは無かったんですけど、皆さんがお家で「ねぇどういう意味?嬢ってどういう事?」ってやらかしたせいで』

学年主任『PTA的な人からね、こうものっそい怒られたんです。えぇ』

学年主任『まぁそんなアレコレは良いとして、今日もなんと!素晴らしいゲストの方が来てらっしゃいます!』

学年主任『なんと!宇宙の英雄!この間も帝国一つ潰したって評判の!』

学年主任『文字通り「宇宙最強のえいりあんハンター」ですよっ!』

学年主任『では、星海坊主さんに拍手―』

パチパチパチパチパチッパチパチパチッ

学年主任『……』

学年主任『星海坊主さん?……何か、不都合でも……?』

神楽『パピーはプレッシャーに弱いネ。昨日も口から泣いてたアル』

学年主任『口からは泣かない。それ普通にゲロだよね、プレッシャーでリバース――って君、誰?』

学年主任『……あぁ、はい。お子さんで?あー……はい、分かります分かります』

学年主任『お父さんの頑張ってる姿を見たい、はい。流石は星海坊主さんです』

神楽『嘘吐いてんじゃねーヨ、ハゲコラ?朝一で「ごめっ神楽ちゃん一緒に着いてきて!」って頼んだのは誰アルか』

神楽『「ウサギはストレスで死んじゃうけど、パパは毛根が死んじゃうんだよ!」つってたネ』

学年主任『えっと、娘さんはハゲとか、そういうのは良くないと思うよ?周りを気にしてくれないかな?具体的には、校長』

学年主任『うん、あそこで「僕には関係ないですけど何か?」って顔してる人』

神楽『おー、見事にハゲ散らかってるアルな』

学年主任『ないですよ?ほらっ、あんなにフサフサでっ、風が吹いても微動だにしないんだからね!』

学年主任『ま、まぁ星海坊主さんっ。分かりますよ、はいっ!普段はこんな事、小学校でお話みたいな事されないんですから』

学年主任『いや、いやーっ仕方がないですって!宇宙一のハンターにも苦手なものがあった、みたいな?』

神楽『そんな事ないアルっ!』

学年主任『ないの?あるの?どっち?』

神楽『昨日もマダオと「フルーツ小学校」に行くって相談してたアル』

学年主任『星海坊主さん?アンタいい大人なんだから分かるよね?子供に聞かせられない話あるよな?』

神楽『けど「果実狩り放題バーゲンタイム」って何だったアルか?』

学年主任『――はいっ、と言う訳で星海坊主さん、壇上へどうぞっ!』

星海坊主「お、おぅっ」

神楽『頑張るヨロシ』

星海坊主「あー、本来俺はガキどもに話すのなんざ、ガラじゃねぇんだがな。まぁたまには――」

学年主任『ちょ、ちょっと星海坊主さん?あの、その、アレがアレしてて』

星海坊主「あぁ?……あぁ、コイツか。左手は義手だよ。大分前にバケモン教育した時にくれてやったんだ」

星海坊主「別に意外って訳でもねぇよ。俺達は銀河を舞台に駆け回る戦闘民族」

神楽『カカロットの事かあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

星海坊主「神楽ちゃん、しーっで?いまそのネタ出すと、『え、パクり?悟空の二番煎じじゃね?』みたいな空気になっちゃうから」

学年主任『あとそれベジータ設定なんだろうけど、それは多分言ってない』

星海坊主「とにかく、三大戦闘民族と括られちゃいるが、個人戦では最強なのが俺達『夜兎』だ」

星海坊主「三度のメシより喧嘩が好きだってバカばっかりだから、傷の一つや二つ気にしちゃいらんねぇんだよ」

星海坊主「第一、んなヌルい考えしてるようじゃ、俺達の間では長生き出来ねぇしな」

学年主任『えぇ、それはそうなんですけど。つーか先週のEテレで全く同じ台詞やってたんですけど』

星海坊主「義手っつっても本物と変わらねぇし、不便ってこったねぇよ……あぁ」

星海坊主「あるとすりゃ、アンタみてぇな平和ボケが顔をしかめるぐらいだ」

学年主任『いえ、そうじゃなくてですね。腕じゃないんです、腕じゃ!』

星海坊主「あぁ?テメ男ならはっきり言いやがれ!俺ははっきりしない奴が大嫌いなんだよ!」

神楽『パピー、頭のヅラがズレてるネ』

星海坊主「……」

学年主任『……』

星海坊主「え、何のことかなぁ?お父さん全然分からないよ?」

神楽『テメーの貧相な毛根の上に乗ってるワカメがズレてるっつってんだよ』

学年主任『娘さん、もうちょっと言葉選ぼう、ね?親子なんだから、さ。うん』

星海坊主「……」

学年主任『い、いやー、あははーっ。ね、ほら、別に大した事じゃ無いんですよね?』

学年主任『夜兎の皆さんは傷つけられていも別に!みたいな事言ってましたモンね!』

星海坊主「……あのさぁ、テンションってあるじゃない?誰だって」

学年主任『……はい?』

星海坊主「なんつーか、オタクらがノリノリで盛り上げてくれたよな?そのテンションについて行けないっていうかさぁ」

星海坊主「なにそれ?ノリノリじゃん。『さんっはいっ!』みたいな前振りされたら、俺だって乗らなきゃ、みたいな思うじゃん」

星海坊主「そりゃ俺の頭はノリが生えてるかもしれないけどさ!」

学年主任『あの、すいません。面倒臭いんで、これからは坂田君と同じ突っ込みで対応しますね?』

学年主任『上手くないですよね?星海坊主さんの頭髪はノリじゃなくて不毛地帯ですよね?』

星海坊主「だってしょうがねぇだろ!誰だってナイーブな部分ってあるだろうしぃ!」

学年主任『だったらなんて今さっき夜兎の解説したの?なんか格好良い事言ってたけど、それ全否定だよね?』

学年主任『体の傷は気にしない、みたいな話だったけど、傷以外を気にしてナイーブになるってどういう事なの?』

星海坊主「もぉぉぉっ!もっと考えてくれたっていいじゃねぇか!そっとしておいてくれたって!」

学年主任『いやだから、あんま言いたくないんですけど、言いますね?』

学年主任『芸能界の中にも星海坊主さんみたいに、うすらっている人居ますよね?室内で帽子を被っている行儀の悪い方は居ますよね?』

星海坊主「うすらっているってどういう事?前天パに言ったけど、さすらっているみたいな感じで言わないでくれるかな?」

学年主任『でもそういう人に限ってバレッバレのヅラ装着するってどういう事なの?』

学年主任『明らかにリーマンの数倍稼いでいるのに、どうしてヅラにかけるお金は微々たるものなの?』

星海坊主「よっし殺しちゃおうかー。神楽ちゃんちょっと危ないから、そこどいてくれる?」

神楽『お前もうすらってないで、さっさと終わらせるアル。そんな事だからマミーはいつもいつも苦労したって……』

星海坊主「あー、ごめんごめんっ!ジョークだからねっ今のは軽いつかみで!」

学年主任『つかんでねーだろ。つーか手放しているだろ、毛を』

星海坊主「もぉいいよおぉぉっ!取れば良いんでしょうが、取ればっ!」

学年主任『いえ別にとれって言ってる訳じなゃないんですが』

星海坊主「分かってたしぃ!最初から視線が頭の方に集中してたから、分かってたけどさぁぁっ!」

学年主任『だったらなんで夜兎さんの話を挟んだの?そんな薄い氷を踏む真似をしたの?薄いのは毛髪だけで充分だよね?』

星海坊主「あぁもうっ!これが俺の生まれたままの姿だよ!これか、これで満足なのかっ!?」

星海坊主「人はねぇっ!誰だってハゲなんだよ!生まれた時はチン毛の一本も生えてないんでしょうが!」

学年主任『いえ、頭髪は稀にありますが』

星海坊主「アダムとイブだってツルッツルだったんだよ!それがなんだよ今は!」

学年主任『おい、聖書にまで話を飛ばすな。あと毛髪とギャランドゥは別勘定だろ』

星海坊主「人はハゲで生まれて、ハゲで死ぬんだよ!今俺良い事言ったじゃん!」

神楽『うるせーよハゲ……あん、パピー?』

学年主任『どうしました、娘さん』

星海坊主「……」

神楽『パピー!?』

学年主任『立ちくらみっ!?どうして急に――誰か、担架を』

神楽『これは夜兎族の呪われた宿命アル……』

学年主任『……どういう意味ですかっ?』

神楽『私たちは肌が白く、太陽とかの強い光に弱いアルね。だから名前に「兎」って字が入るネ』

学年主任『はいっ!……はい?』

学年主任『いやでもそれ、関係なくないですか?星海坊主さん、顔以外全部覆ってますし?』

神楽『パピーっ!パピーっ、しっかりするアルっ!?』

学年主任『つーか、まさか』

神楽『パピーがヅラを取ったばかりに、こんな事になったアル……っ!』

学年主任『落ち着け、な?それ絶対違うから』

神楽『どうしようっ。パピーっ!』

学年主任『いや別にそのまま死んだら死んだで良いじゃん。お墓に「ヅラ取って死んだ男」って掘って貰えばいいよね?』

学年主任『多分そこが聖地になって、オヅラさんとか巡礼に来ると思うから』

星海坊主「お、俺はもう、だめだ……」

学年主任『星海坊主さん、弱るの早すぎじゃないですかね?つい10分ぐらい前は「サイヤ人パクったんじゃねぇぞ」ってブイブイ言わせてましたよね?』

星海坊主「足も臭ぇしうすらってるし、俺ぁ悪い親父だったが、よ」

星海坊主「けど最期に!テメーの娘に看取って貰えるなんざ、幸せだって思っちまうよ……」

学年主任『何で末期風なの?日光に弱いなら、日陰に入ればいいじゃない?壇上から降りようとしないの?』

学年主任『そもそも今日、薄曇りだよね?言う程強い日光でもないよね?』

神楽『パピーっ!そんな事無いアルっ!』

学年主任『……あぁでも星海坊主さん、立派な娘さんいるじゃない』

神楽『パピーは酒癖も悪いし悪い女に騙されて病気は貰ってくるし、足だけじゃなく全身から加齢臭がするアルっ!』

学年主任『許そう?最期って言う体裁なんだから、そこは追い打ち入れる場面じゃないよね?』

学年主任『つーかさっきから気になってたんだけど、娘さんが胸元につけてるピンマイクってどっから持ってきたの?』

星海坊主「……んだ神楽ちゃん、有り難くって泣いちまうじゃねーか……!」

学年主任『それ多分娘さんに全否定されて傷ついてるだけじゃないかな』

星海坊主「……へっ、こんな立派になりやがって――お日様よりもまぶしいじゃねぇか……っ!」

学年主任『聞いてました、話?娘さんに「生理的に無理」って言われてんだよアンタ』

神楽『パピー……?だめアルっ!このままじゃパピーがっ!』

学年主任『いやだから、そっから降ろそう?そして保健室行こう?コントやってる暇があったら、お水飲ませた方が良いよね?』

学年主任『ってかお父さんが苦しんでるのに、娘さんが半袖むき出しで超元気ってどういう事なの?』

神楽『この中にぃぃぃぃぃ、この中にっ!ヅラをお持ちの方は居ませんかっ!?』

学年主任『おい、校長の方は見るなよっ!許してやれよっ!校長お前らのコントに関係ねぇじゃん!』

神楽『この中にっ!ヅラをお持ちの校長は居ませんかっ!?』

学年主任『狙い撃ちはヤメテあげてっ!いくら戦闘民族っつってもやって良い事と悪い事があるだからな!』

学年主任『自称悪魔のロックバンドが土俵に土足で上がったか上がらないかで騒ぎする時代――』

神楽『あ、ヅラかけ器に偶然置いてあったアル』 ブチッ

学年主任『校長っ!?校長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」



※しばらくお待ち下さい

学年主任『……はい。と言う訳でですね。結構時間が空いた訳なんですが』

学年主任『校長先生お加減が悪いとか、はい。深い意味は別に無いです。無いですから』

学年主任『ちょい前、「あれ、ここ吉本だっけ?」って疑うような大爆笑がありましたが』

学年主任『でもね。先生良くないと思うんだ。うん』

学年主任『確かにあの笑いがいつも取れるんだったら、世界も取れると思うけど』

学年主任『先生もね、昨年末に菅直人が選挙応援に来たんで、頑張ったんですよ』

学年主任『福島でお世話になったアレコレを込めて――』

学年主任『――「スガさん頑張ってーーーーーっ!」で爆笑を取ったけども』

学年主任『その後、目つきが悪くてエラが張ったディープ・ワンズが――何?星海坊主さん、何か?』

学年主任『「タモリ降板ですね」?うん、今関係ないですよね。つーかかぶり物つながり?』

学年主任『ってかもヤラセとかヤラセとかヤラセとか嫌になったんでしょ?半沢さんは良かったけど、すぐ劣化量産するから』

学年主任『「みのもんたの番組、名前はなんて変えるんでしょうか」?いや、いいよね?どうでもいいよね?』

神楽『「ケツもんだ、朝からっ!」』

学年主任『君はちょっと黙ってよう?くぎゅファンに喧嘩売りたくないからね、うん』

学年主任『まぁそりゃ朝からケツ揉んだら首になるけど。フェミニストは何の抗議もしないのはおかしいねぇ』

学年主任『まぁそんなかんじで星海坊主さんの有り難いお話を――って、何?』

学年主任『今シメに入ってるんだよ?分かりますよね、色々といたたまれないって言うか』

学年主任『うん。君ら戦闘民族と言ってたけど、基本傷つけたのは校長のハートだけだよね?』

学年主任『悟空は満月を見て大猿になったけど、あなたは満月を晒して局所的に大猿になってますからね?具体的には、頭』

学年主任『ってか他から疎まれる理由って「空気読まない」んじゃないの?』

学年主任『……』

学年主任『……あぁ、はい。確かに。今のは、ちょっと言い過ぎたと思います。でも』

学年主任『最近のJOJOって方向性がアレだよね?』

学年主任『いや、あの悪くないし、荒木先生が天才なのは間違いないんだけど。はい』

学年主任『第四、六、七部って主人公がラスボス倒してませんよね?』

学年主任『アレなんかモニョるっていうか、それでいいの?って感じがね。どうしても』

学年主任『特に第六部は「え!?じゃ今までの成長や自由を求める的なテーマは何っ!?」ってツッコんだけど』

学年主任『……うん?いや、はい』

学年主任『ワンピースは許してあげよう?むしろ突っ込むのは止めよう?』

学年主任『いや、面白いんだよ?面白いんだけどさ、こう』

学年主任『キャラグッズ出まくりなのも良いんだよ。ただね』

学年主任『コジマのチラシにまで出てるのって、どうなの?』

学年主任『あの世界での善し悪しを言うつもりはないけど、コジマは基本家電量販店だよね?』

学年主任『コラボするのにも限度ってものがあるし。商品広告の間にゾロやフランキーが居るって不自然すぎるもの』

学年主任『ビッグカメラと提携するのと訳が違うし。あ、D5300発売おめでとう。いい加減エントリー向けの枠を超えすぎだと思うけど』

学年主任『映画は良かったよ、うん。それはマジで皮肉無しでそう思ったもの。特にゲストの女の子』

学年主任『最初聞いた時、「酒焼けしまくって30ぐらい年取らせて声優としての技術をスタンド能力者に奪われた後の下田麻美さんかな?」って思ったし』

学年主任『どうせなら最初っから下田さん使って欲しかったけど。もう一人は言う時間すら無駄だよね』

学年主任『はい?……あー、まぁ思いましたよ』

学年主任『映画終盤の全員コスチューム変化は不自然でしたよね。はい』

学年主任『でもそれって、無想シリーズのDLC買わせるためですから、まぁまぁ?』

学年主任『尾田先生「アイディアは送って来ないで下さい!」ってコミックスで書いたけど』

学年主任『制作会社のコラボ商業的なアイディアは貰うんですね。ある意味徹底してると思うし』

学年主任『だってあいつら海賊だもの。金に汚いのは当然だけどさ』

学年主任『何?まだ何か……あー、うん』

学年主任『トミーロッドはサニーに倒されるべきじゃなかったよね。うん』

学年主任『多分グリーンパーチもなぁなぁでココに負けるんだろうけど、あれはねー』

学年主任『トリコとの因縁作っておきながら、あっさり捨てるって……うん』

学年主任『なんかもうスタージュンとトリコが、小松シェフの穴的なものを奪い合ってるみたいな』

学年主任『「小松シェフをJKにすれば良かったんじゃね」?いやぁ、許そう?もう島袋先生は許してあげよう?』

学年主任『一般人が買春したら社会からほぼ永久追放だけど、出版と芸能業界はなぁなぁで良いんだから』

学年主任『同業他社に「どんだけ人生ナメてんの?」って思われているだろうけど』

学年主任『ってワンピースの話もそうだけどさ、キャラが多すぎて訳分からん状態になってるよね?いいの?』

学年主任『それとももうオッサンが少年漫画読むのダメなのかな?脳が古いせいなのかな?』

学年主任『「ToLovるはセーフですか」?少年じゃないよね、あれは。凄いなって思うけど』

学年主任『カテゴリ的にはヴァルキリー辺りでやってるのと大して違わない……でもアレ原作ついている程に、よく練られた話って訳でもないような……?』

学年主任『古手川さんはいいんだよ!だってもうメインヒロインで良いじゃない!人気あるんだからっ!』

学年主任『そういや都条例で騒いでいた人達って、選挙前以外だと全然姿見せないよね?なんでだろ、期間労働者なのかな?』

学年主任『反対するよって約束してた民主党都議連はあっさり裏切って賛成するし、その後出来たのが民主党政権だよね』

学年主任『まぁ……バカは何度でも騙されるから、また選挙が近くなると全部なかった事にして騒ぐんだろうけど』

学年主任『……うん?』

学年主任『いやぁ、星海坊主さん、それは……』

学年主任『サクラちゃんはもう許そう?そろそろ解放してあげよう?』

学年主任『そりゃ確かにさ。ナルト君のファンからは蛇蝎より嫌われてるし?サスケ君にかけ算したがる子達からも嫌われてるけど』

学年主任『ぶっちゃけ人気無いヒロインなんて結構居るじゃないっ!?ねっ!』

神楽『あぁゴラ?そこでどうして私を見るんだ、ああんっ!?』

学年主任『い、いや別に深い意味は――イタッ!?暴力はちょっと、ダメだって!』

学年主任『だ、だからほらっ!星海坊主さんもこのまま帰ればいいじゃない!』

神楽『ダメアル。この後体操してオトさないとって銀ちゃんが』

学年主任『何調子に乗ってんのあの天パ?髪がフワッフワとしてから生き方もユルいの?』

神楽『デスノートの先生もパクられてたネ』

学年主任『おいやめろ。島袋先生の話を繰り返す前振りはよせ!とっくの昔に罪を償ってるんだからな!?』

神楽『スーパーダッシュ文庫って、どうしてアレアルか?』

学年主任『アレって何?どういう意味?ってか集英社つながりでラノベの方に話し飛ばすの止めてくんない?』

神楽『アニメ化されたのもぱっとしないアル』

学年主任『まぁ……そうなんだけど!これから!これからきっと盛り上がるんだから大丈夫!』

神楽『ニャル子さん以外はつまらないアル。メタネタに頼り切ってこの先どうするアル?』

学年主任『その先生は、違うよ?他の作品も面白いよ?増刷されない、続刊が出ない、匿名掲示板でクソミソに貶されるってだけだから』

学年主任『エロゲ業界で有名な原画家さん引っ張ってきたから、もう大丈夫だよ!きっと!』

神楽『一部のクトゥルーファンからは嫌われてるって、マジアルカ?』

学年主任『トラッキーのマンガが大人気になって、「これが野球です!」って広まるのと同じだよ?』

学年主任『しかもクトゥルー全然関係無く、メタネタ詰め込むんだったら他の看板使ってくれって思うけど』

神楽『ニャル子さんがマジになった時点でドン引きだよなー。キャラ全崩壊じゃん』

学年主任『娘さん口調忘れてる。割と今更だけど――って、星海坊主さん!?』

星海坊主「悪ぃな。こちとら娘の見ている前で恥晒すワケにゃいかねーんだよ!」

神楽『かっこいいアルっパピー』

星海坊主「おうっ!」

学年主任『いえ、格好良くないですよ?校長から奪ったメットを装備しているだけですから』

星海坊主「俺ァ生きなきゃなんねーんだよ――こいつを託してくれたアイツの分までな!!!」

学年主任『生きてますよね?今頃校長室でメソメソ泣いてると思いますけど、校長は死んでませんよ?』

星海坊主「……先生よぉ、知ってるかい?」

星海坊主「『アイナ……お前は……ッ!』」

学年主任『知ってるよ?それ知ってるけどさ、ここで声優ネタってどうなの?』

星海坊主「『アプサラスは――地球を浄化する能力がある……!』」

学年主任『それGガンな?色物っぷりではデビルガンダムと似たり寄ったりだけど』

学年主任『ってかお前テストパイロットに妹って、どんだけモビルスーツ舐めてんの?バーチャロンじゃねぇんだからな?』

学年主任『兄さん天才とか言われてるけど、ノリスさんみたいな超有能な軍人最初から乗せとけよ、なぁ?』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『また?またするの?いいよもう、それで気が済むんだったら』

学年主任『はいみなさん場所空けてー、って空いてるじゃねぇか。まぁ慣れるよね、いい加減』

星海坊主「ハゲあるある体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『待てやコラ!お前それっ校長だけじゃなく、俺とお前にもダメージ入るんだぞ!?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

星海坊主「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉぉっ!」

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『最初は良いんだよ、最初だけは。どうせこの後アレなんでしょ?』

星海坊主「次は両手を頭に当てて毛根の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『無理だよね?毛根に筋肉ついてないもんね?』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『ってかこれ、只の頭皮マッサージだよね?いや、するけどさ』

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「次は朝起きて枕に着いた抜け毛をぉぉぉぉぉっ!」

星海坊主「正座して一本一本回収する運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『星海坊主さん、その無表情で淡々とするの止めないかな?リアルって言うか、リアル過ぎるって言うか』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「次はシャワーを浴びた後ぉぉぉぉぉっ!」

星海坊主「排水溝が詰まってなんだろうと見てみたら、抜け毛だった時の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『運動じゃないですよね?これ下向いて、あっれー……!?ってリアクションするだけですよね?』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「次はお高い育毛剤を買ってぇぇぇぇぇっ!」

星海坊主「効果がないまま頭皮だけがただれていく運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ごめん、涙が止まらないよ』

学年主任『要はこれ、「お金を払って頭皮を自殺させた」って意味なんだよね?』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「次は同じかぶり物をしている同士の目が合いぃぃぃぃぃっ!」

星海坊主「どっちのメットがお高いかメンチを切る運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『意味無いよね?むしろここはハゲ同士傷を舐めあってもいいんじゃないかな?』

学年主任『ってかお互いに分かってる時点で、周囲にバレッバレって言うか。うん』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「次は首元に親指を突きつけぇぇぇぇぇっ!」

星海坊主「『さっきからごちゃごちゃうるせーんだけどテメーもハゲだろ!』って処刑のポーズをする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『おぅ、やったんぞコラ!降りて来いや、ツルッパゲのテメェにうすらハゲの俺が負けるワケねーだろ!』

星海坊主「『うるせーハゲ。死ねっ!』」

学年主任『お前が死ねよ。俺は生きるよ!』」

星海坊主「『校長のこれ貰っても良いかな?』」

学年主任『似合ってねーよ。お前も校長もバレッバレだよ。ザクアメイジング並に不自然さが際だってるよ』

星海坊主「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

星海坊主「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『拘るよね?大切だけども』

星海坊主「『世論が辞めろと言う圧力に耐えきれなかった……!』」

学年主任『テメーのセクハラを息子にすり替えるのって最低だよなぁ』

星海坊主「『しかしバラエティには引き続き出たいと思う』」

学年主任『ケンミンショーには生活保護詐欺野郎もいるしな。芸能界って前科がないと入れないシステムなの?』

星海坊主「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

星海坊主「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『それは続けよう。出来ればエロ・ハゲと続けて、あの女で一本作ろう』

星海坊主「『人殺したくて自衛隊行く人もいるんですかね』」

学年主任『それ山本太郎のカメラスタッフ。まぁ取り巻きからして似たようなもんだけど』

学年主任『伊豆大島で復旧作業してる自衛隊に言った台詞。東北来て言ってみろコラ、囲まれて子々孫々言い伝えられるからな』

星海坊主「『国会の弁当はベクレてるから食べられたモンじゃない』」

学年主任『これ、国会議員の台詞なんだぜ?マジで』

星海坊主「『失言のデパートやないですか!』」

学年主任『それは辻本。あぁでもそういや、奴の立ち上げたピートボートに乗ってた奴がシャブで逮捕されたって』

学年主任『犯罪者しか乗せない船なのかな。芸能界と一緒だね』

星海坊主「次は掌を開いて顔の真横に持ってきてぇぇぇぇぇっ!」

星海坊主「太陽拳を撃つ運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『もういいじゃないっ!?そこまで自虐ネタに走らなくたって、俺達が誰に迷惑かけたって言うんだよ!』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「次は中指と人差し指をクゥンっと上に突き出しぃぃぃぃぃっ!」

星海坊主「名前は分からないけどナッパよく使ってた必殺技の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『あったけど。あれ、地味じゃないかな?つーかどうしてナッパ?……いや、わかるけどさ』

星海坊主「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

星海坊主「ニー、ニッ、サン、シッ」

星海坊主「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

星海坊主「校長から貰ったヅラのさりげなくポジション直しする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『さりげなくないよね?むしろ全生徒の視線が集中しているからね?』

学年主任『さっきから動く度にポロリするんじゃないかって、みんなから期待されているんだよ』

星海坊主「『阪急阪神は叩いてイオンの中国毒米は叩かないのですか?』」

学年主任『犬が人を噛んでもニュースにならないけど、人が犬を噛んだらニュースになるんだよ。そーゆー事じゃねぇの?』

学年主任『民主党がsengoku38を黙らそうとした秘密保護法案には黙りで、政権交代後は反対一色になったのと理由は同じでしょ?』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

星海坊主「悪くねぇな。この腕も俺に馴染んでやがる」

学年主任『星海坊主さん、それ義手じゃなくて頭部のプロテクターですよね?しかもそれ校長から奪った奴ですし』

星海坊主「俺ぁただ、人から奪ってばっかりだったってもんだ」

星海坊主「だから――もう、神楽ちゃんだけは……っ!」

学年主任『返してやれ?校長はそれでも必死に守ってんだぞ、な?』

学年主任『あと娘さん、飽きたらしくてホラあっちに』

星海坊主「神楽ちゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!?お父さん頑張ってんのに、帰ろうとしてるのってどうなのぉぉぉぉぉぉっ!?」

神楽『よくよく考えればパピーと私が親子ってバレるだけで人気下がるネ』

学年主任『いや、別に下がらないと思うよ?だってそっくりだもの』

学年主任『つーか、今思ったんだけど、ボケが二人って俺の負担が倍になるんじゃないの?』

学年主任『捌くのだって限界があるし、一体誰が責任――え、マジで?』

学年主任『いや、ですけど。でもっ!』

学年主任『てか、別に今動いても傷口は開きませんよね?外傷はないですよね?』

学年主任『……はい、はい』

学年主任『はぁ、まぁ、そういう事であれば』

学年主任『――はい、と言う訳でボケたハゲとその娘さんはダッシュで帰ってしまいましたがっ!』

学年主任『今日はこの方に締めて下さるそうですっ!』

学年主任『それでは先生、壇上へどうぞ』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

校長「ハゲあるある体操第二ぃぃぃっ!ハイッ!」



-終-


※誰も得しねぇよこれ。つーか身バレしたらどーすんだよ。いや大丈夫だけど
だから違うんだよ。もっとアレなのが

校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『はい、お疲れ様です。さて先週は星海坊主さんがいらして、色々と衝撃的なものが判明しましたが』

学年主任『校長は未だにメットを被ったままで、「あれ?」って思う子がいるかも知れません』

学年主任『あれ家でね、奥様に「えー不自然じゃない?」って言われたらしいんですよ。はい』

学年主任『被ってるのに被ってない方が不自然なんてアレなんですけど、皆さんはイジらないでくださいねっ!』

学年主任『さて今日はツルッパゲ――じゃなかった星海坊主さんからの紹介で、新しい方がいらしてます』

学年主任『なんでもどこかの団体で流行っている踊りがどうとか、って話で大勢でね』

学年主任『あぁでも心配しないで下さいよ。さっき職員室で少しお話ししましたけど、皆さん丁寧で物腰の低い方でしたから』

学年主任『ただちょっと、「あれ?君たちどうして霜が降りてきているのに、薄着で平気なの?」って子が多かったんだけど』

学年主任『まぁいいや。では、壇上へどうぞ』

タカチン「おいテメーラよく聞け!今っからウチの隊長が話すから、耳かっぽじって聞きやがれ!」

寺門通親衛隊達『はいっ副隊長!』

学年主任『おい、降りてこいやリーゼント。どういう事?隊長って何?何の話?』

学年主任『いや確かに職員室で君見た時、「今頃ツッパリ?」的な事は思ったよ。そりゃね?』

学年主任『人は中身が大事だって言うけどさ、基本大事だもの外見は』

学年主任『ってか君たちのそのお揃いのハッピって何?寺門……?誰?』

タカチン「テメェっ!お通ちゃんを知らねぇのか!?どこのモグリだぁっ!」

新八「よせ、タカチン。相手は素人さんだ。僕たちが手を出すのはマズい」

学年主任『新八君?あれ、君キャラ変わってるよね?タカチン君ももっと職員室ではふつーに喋ってたよね?』

タカチン「でもよおっ新ちゃん!」

新八「いいんだよ。理解出来る人間とは、いつの時代でも周囲から白眼視されるもんだ」

学年主任『うん、よくその「天才は周囲から理解されない」的な論を聞くけど、でも「周囲から理解されないなら天才」は帰納証明として間違ってるからね?』

学年主任『「英雄色を好む」って言うけど、「色を好む俺は英雄だ」ってのは違うでしょ?』

学年主任『娘の小学校の運動会サボって、京都まで不倫旅行かましたバカは英雄じゃなかったよね?それと同じで』

学年主任『ほら、ナイトスクープに出てくる「放送ギリギリの発明家」さんを思い出して』

新八「あぁすまない。ここからは僕たち『寺門通ファンクラブ』が仕切らせて貰うよーこそココへクッククック!」

タカチン「文句ある奴ぁ前に出ろぃ!隊長自ら鼻フック投げ決めっからな!」

親衛隊達『はいっ、隊長!』

学年主任『だから二人ともそういうキャラじゃなかったよね?もっと真面目っぽい感じだったんだけど、この短時間に何があったの?』

学年主任『つーか寺門通?……あぁはいはい。アイドルの子だっけ?聞いたことあるような』

タカチン「『お前の母ちゃん何人だ!』でミリオン叩き出した21世紀最高のアイドルだよ!」

学年主任『いや、それは知らない。そうじゃなくってワイドショーで見たような……?』

学年主任『ハン侍とか言う人と付き合ってた、みたいな感じじゃなかったっけ?』

タカチン「おいやめろ!それ以上言うな!」

学年主任『ついこの間もビッチ系アイドルと勝負したとかしないとか。そん時にもマネージャーさんと付き合ってるって週刊誌に』

新八「お通ちゃんはそんなんじゃないしぃ!それは事務所が話題作りのためにでっち上げたんだしぃ!」

タカチン「そうだぜ!俺達ファンは全っ然気になんかしてないんだからな!」

学年主任『いやぁそんなに締め付けんのもどうだろう。アイドルの人っつっても遊びたい盛りだしさぁ』

学年主任『そこいら辺を汲んで上げたって良いと思うけど』

妙『そうよ新ちゃん!恋愛禁止条例とか言っておきながら、枕を販売している現実を見なさい!』

新八「姉上っ!?どうしてここへ!?」

妙『先週から神楽ちゃんに「最近メガネの視線がいやらしいアル」って相談されていたから、こっそり後をつけてきてみればっ!』

学年主任『あの、すいません誰?って言うかその、坊主さんの娘さんの相談内容とは別件ですよね?別件逮捕ですよね?』

学年主任『新八君のは思春期的な話ですよね?ほら、視線が合ったら向こうも見てる的な』

妙『このハゲ先生の言う通りですよ!昨今のアイドルは脱退した瞬間MUTEKIデビューするじゃないの!』

学年主任『すいませんお姉さん。そこまでドギツい事言ってないんですけど』

学年主任『あとさりげなくピンマイクしてるけど、それどっから調達したの?丁度ウチの学校も先週から見あたらなくてさ』

新八「待って下さい!僕たちはそういうのは無縁なんですよ!お通ちゃんを応援するのはもっとこう、純粋な気持ちなんです!」

新八「第一芸能スキャンダルもヤラセに決まってますし!話題作りでしょーが!」

学年主任『えー、話題作りのためにスキャンダル出すの?確かバックバンドの一つと付き合ってたアイドル声優さんがいたけど』

学年主任『作中でよりもによって同棲相手のマンションの場所出すし。アレは原作ファンからフルボッコだったじゃない』

学年主任『つーか「けいおん」人気にトドメ刺したのアレだよね?西葛西の』

新八「お通ちゃんはエッチなんてしないんですぅ!コウノトリがキャベツ畑でアレするんですぅ!」

新八「誰かとお泊まりしたとしても、それは演技の練習してただけで!」

学年主任『うん、小学生の前でボカしたのは良いと思うけど、君たちコウノトリに仕事させすぎじゃないかな?』

学年主任『あとあんまキャベツ畑を連呼していると、それはそれで胡散臭いよね。別の意味を持ってるっていうか』

妙『……いいですか新ちゃん。あなたにはアイドルのファンであり続ける覚悟はあるの?』

新八「僕たちはお通ちゃんが普通の女の子になるまで、ずっと応援するに決まってます!」

妙『例えば――アイドルで出てたと思ったら、いつの間にか声優に転身』

妙『ナコルルとかチャムチャムとか、マイナー系格闘ゲームの人気ヒロインを歴任したかと思えば、ヨガ教室を開いて引退』

新八「それはっアイドルだけじゃないですよ!誰だって芸能界を引湯する時は来ますし、その人だって色々な生き方はあるでしょうから!」

妙『……わかってない。全然分かってないわ新ちゃん』

妙『それはね。それだけであれば「あぁ、昔好きだったあの人、今は何やってるんだろうなー」ってだけで済んだのよ』

妙『ゲーセン行って隅に置いてあるMSVを見て、懐かしい思い出に浸れたのよ』

学年主任『おい、SNKプレイモアの悪口はやめろ。今もちょいちょい出してんだからな』

妙『それが今では――よくわかんねー脱原発団体の請求人に山本太郎と一緒に並ぶんですっ!』

学年主任『あー……』

新八「あ、あれじゃないですかね!『強いられているんだ!』的な!」

妙『しかもその後、「脱原発ヌード」とか言って週刊誌で脱いでるんですよ?』

妙『どうするの?「パクパクやっちゃえー」とか「メタリロクワカケー」で萌えてた人達どうすればいいの?』

妙『ネオジオCD買った人達に謝りなさい!ネオジオポケット買った数ヶ月後にカラーが出て嘆いた人にも!』

妙『ゲームボーイ全盛期に、わざわざお金をドブに捨てた親御さん達に申し訳ないじゃない!』

学年主任『君も謝ってくれないかな?初のバイト代で購入した俺に』

妙『社会運動もいいと思うわ。ドサクサで参議院議員になったみたいに、話題性みたいなの狙っているんだと思うけど』

妙『でも脱ぐのは無いわよね?関係ないもんね?それ真面目に活動やってる人ら、賛成・反対どっちにも失礼極まりないんだからね』

妙『新ちゃん……大丈夫なの?ここまで思い出を踏み潰されても、ファンでいられるの?』

新八「……」

妙『基本アイドルはバックバンドに食われるか、プロデューサーかお笑い芸人に食われてるのよ!』

学年主任『いや、それは極端じゃないですかね。青年実業家とか会社社長も結構いますし』

学年主任『あとはマネージャーさんも割と多いですね。あれ?決め手は収入的なアレなのかな?』

新八「そ、そんな事無いですよっ!たまーにファンと遊んでるのフォーカスされますけどぉっ!」

新八「あれはあれで僕らファンを大事にしているって言うねっ!証明みたいなもんです!」

妙『……新ちゃん。それは、ファンじゃないでしょ?』

新八「え、姉上……?」

妙『着てるのはカジュアルなセンスの服、顔も体型だってイケメンじゃない!つまりアレってファンじゃないのよ!』

新八「ま、待って下さい!それじゃ、あのアイドルと一緒にいた男って――」

妙『ファンじゃなくて彼氏でしょ?その友達と一緒に遊んでたのを撮られたから、「ファンとの交流ですよー()」って言っただけで』

新八「」

学年主任『ってかファンはファンだろうけどさ。一部の人をアイドル側が選んで遊んでる時点でタダのファンじゃないし』

妙『……ファンの子達は「別に付き合いたいとは思ってない!」って言うんだろうし、それはそれで立派だけど!』

妙『でもなんだかんだ言って、お泊まりとか醜聞が起きた瞬間に、バッて離れていくわ!』

学年主任『あの、すいません……?そろそろ親衛隊達の子も泣いちゃってるみたいなので、現実を突きつけるのはその辺に』

妙『だからね、いい加減現実を見つめてちょうだい。ね?』

学年主任『分かったけど、君も出来れば家庭内のグダグダを朝礼に持ち込まないでくれるかな?帰ってからやれ、帰ってから』

学年主任『っていうかこれもうコントだよね?生徒の皆さんも月曜にこれあるからって、出席率が微妙に改善されてるもの』

新八「……姉上。姉上の仰りたい事はよく理解しました」

学年主任『新八君……うん、誰だって大人になるんだよね』

新八「これからもお通ちゃんを応援し続けようと思います!志村家の男として!」

学年主任『聞いてた?ねぇ今の下りマルっと無視したのはどうして?』

学年主任『君のお姉さんが後ろの人達にトラウマ植え付けたみたいだけど、なんで君は無傷のままなの?』

妙『よく言いました。それでこそ志村家の長男です!』

学年主任『お姉さんも注意してあげて?人の話は聞きましょうって大事な事だよね』

妙『ならば――行動で示しなさい!己の道を突き通せるかどうかを!』

新八「……姉上っ!」

学年主任『家庭内で話し合えばいいじゃない。ここでやる必要はないよね、基本』

タカチン「待ってくれ!新ちゃんのお姉さん!」

新八「タカチン……」

タカチン「新ちゃんに手を出すんなら俺が相手――」

妙「どけ」

タカチン「げふっ!?」 ズリッ

新八「たか、チン……タカチぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃンっ!?」



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい、と言う訳でね。なんか色々起きたんですよ、はい』

学年主任『面倒臭いので一言でまとめると、「タカチンのタカちん出ちゃった」的なね』

学年主任『体を張ったのは評価できるし、瞬殺したお姉さんも悪くはないけど、股間を狙う必要はないよね?』

学年主任『むしろ狙ったように、ズリって行ったけど、まぁまぁ』

学年主任『でもまぁそんなには?リーゼント程じゃないけど、ちょっとしたパワードスーツ的な着てたみたいな、うん』

学年主任『外寒いから、きゅってなってたみたいだから』

学年主任『まぁそんなこんなでタカチン君は職員室で凹んでいると思うのでセーフです』

学年主任『新品だったみたいだし、色もエグくは無かったし』

学年主任『反省しよう新八君。坂田君が来てからろくな事が――何?』

学年主任『「小松シェフ大人気ですね」?うん、大人気だけど今は関係ないでしょ?』

学年主任『ジョア登場から正体バレるまで、僅か二話分しか間置かなかったけど、それは別に悪くないよね』

学年主任『島袋先生には先生のペースってものがあって、それで――』

妙『だから一回休みになったんですね』

学年主任『お姉さん口悪いよね?一回休みってどういう意味?リアル人生ゲームって事?』

学年主任『もう許してあげよう?トリコ面白いしいいじゃん』

学年主任『スターさんが「お前の包丁は綺麗だ」的な、刺したり刺されたりするの?とか思うけども』

学年主任『そもそも聖闘士星矢ん時から、そういう話はあった訳だし――はい?』

学年主任『「超合金フランキー将軍(26,250円)って手が出せない」?』

学年主任『いやー……まぁ、それは許そう?許してあげよう?だって作品内に出て来るもの』

学年主任『人気の有り無しはさておくとして、ファンだったら欲しいじゃない。コレクターアイテムの一つとして』

学年主任『よりにもよってコミックスの裏に載ってたから、欲しがる子は結構いると思うけど……居るよね?』

学年主任『でもそれは別にいいじゃん。原作には出てきたんだからさ』

学年主任『っていうかさ、こないだ朝日の日曜版開いたら「ゾロの時計」とか載ってたんだけど』

学年主任『調べてみたら他にも、うん、類似系の商品がね。公式で』

学年主任『エース、海軍、新世界編のとかね。うん』

学年主任『でもね、先生思うんですよ。いやマジで』

学年主任『ゾロ、時計つけてないじゃない?』

学年主任『エースさんも海軍大将も。別に作中の何かを再現したって訳じゃないよね』

学年主任『新世界突入は……まぁ、リニューアル記念的なね。アレだよね』

学年主任『他にも二年ぐらい前?下手したら震災前?深夜のテレフォンショッピング見てたら』

学年主任『「ワンピースキャラによるカーナビゲーション」って製品がね』

学年主任『いや、俺は嫌いじゃないよ?むしろ好きだし、最新刊も買ってるよ?』

学年主任『でもね、フツーのファンでもついて行けない一線ってあるじゃない。例えばおっぱいマウスパッドとかさ』

学年主任『マウスパッドと言いながら、マウスじゃなくタカちん的なものを乗せる人続出してると思うんだよ、うん』

学年主任『尾田先生気づこう?そろそろ目を覚まそう?』

学年主任『確かに世界発行3億冊は凄いけど、もう好きに漫画書いてもいいと思うんだけど』

学年主任『むやみやたらキャラグッズ出すと、明らかにキャラの価値チープにしてるよね?』

学年主任『今やクソの代名詞にまで落ちたフジテレビに騙されてるだけだと思うけど、いい加減気づこう?』

学年主任『Film of Zで全員が意味もなくコスチュームチェンジした、みたい余計なの』

学年主任『アレだよね。昔々「魔神英雄伝ワタル」って番組があってだね』

学年主任『主人公の乗ってるロボットみたいなのがAパート、最初の10分ぐらいでやられちゃうんですよ。はい』

学年主任『子供心に「どうするんだよワタル!」的なドキドキを引きずりつつ、CMに移るんだけど――』

学年主任『そのCMでね、「主人公が次に乗るメカの宣伝」してたんだよ、うん』

学年主任『つまり「番組に新メカ出るよりも早く、コマーシャルでお披露目しちゃった」的なね、うん』

学年主任『そのシリーズは人気あって、何回か続編も出てるんだけど』

学年主任『「前の世界を救った時の最強メカ使えば?」っていつも思って』

妙『そうよ新ちゃん。ビルドファイターズなんて全部商品宣伝じゃない!』

学年主任『いやあのお姉さん?そこまでエゲツない事言ってませんから』

妙『ギャンにビームライフル持たせるなんて存在の全否定じゃない!』

学年主任『あー、はい。そう思いましたけどね!割と!』

学年主任『でもまぁアレはアレで既存の金型の復活的な、ZZで赤い塗料が余ったから赤い敵役を多くした的な』

妙『そっか……だから富野はアカくなったのね!』

学年主任『塗料な?監督の政治思想関係ねぇぞ?』

学年主任『なんかアニメの大御所って現実見ない連中は一杯――うん?』

学年主任『エウレカの話はするな?あれは続編なんて出なかったんだからね?』

学年主任『前作で「異種間の理解」的なのを散々やったのに、アカがバカ過ぎてタダの思想アジになっちゃっているよね』

学年主任『つーか沖縄を問題にするのも良いんだけど、その直ぐ近くに世襲制の独裁国家が二つもあって、それをガン無視した上』

学年主任『テメェらんトコのアニメーターのブラックさは、改善しようとすらしないってのが、うん。クチだけだよね』

妙『ブラックじゃなくってレッドですものね』

学年主任『お姉さんちょっと上手い事言いました的なドヤ顔は――何?』

学年主任『アクエリオンは一作しかなかったんだ。続編は存在しないよ?何言ってんの?』

学年主任『主人公がアポロニアスじゃなくて、飼ってた犬の転生者なんて巫山戯た話、今後ロボット大戦からも呼ばれなくなるよ。マジで』

学年主任『必然性皆無じゃない。前作ミーナが突如としてアクエリオン乗った以上に脈絡ねぇよ』

学年主任『つーかその設定おかしいよね。ソフトバンクのCMじゃねぇんだからな』

学年主任『某国のように「犬の腹から生まれた」ってのが、「お前の父ちゃん民主党」並の悪口だって――』

学年主任『うん?なんだって?』

学年主任『「エミリオ不在の時にフラグ立てる鈴乃さんどうなの?」何?働く魔王さまにまでケンカ売るの?』

学年主任『うんまぁ別にあれはあれで。悪墜ちしちゃったし、もうメインヒロインで良いんじゃないかな?』

学年主任『いいんだよ!俺はベルが好きなんだからな!つーか他テンプレ過ぎんだろ!』

学年主任『「僕は友達が少ないが迷走してますね」?意味は分からないけど、どういう事なのかな?』

妙『元々全員ハイスペック、でも行動が残念でぼっちになる話なのに』

妙『一部は「計算でしたー」とか「わかってやってましたー」って言われると、引くわー』

学年主任『お姉さん色々と立場的なものがね、うん。いい加減にしないと干されるんだよ。いや俺は関係ないけど。フツーのリーマンだから』

学年主任『個人的には小鷹君が生徒会長さん達を瞬殺した所、一巻使ってきちんと書けよとか思いますけど……書いちまおうかな?』

学年主任『つーか真面目な話、あの年頃はヤンキー入ってる方がモテてましたし、はい』

学年主任『多分後から「実は陰でファンクラブ的なものありましたよ」的な、事実が発覚するんじゃないかなって』

妙『映画化でまたネタになる、っていうか実写化する意味が分からないわ』

学年主任『北乃便器ぃさんも、早々に二度目のババつきましたしね。でもあれ思うんですよ』

学年主任『一回目のお泊まりはガンガン叩かれましたし、ファンの子は死屍累々だったんですけど、二回目はシーンってしてたじゃないですか』

学年主任『つまり、これって「別に今更北乃さんに彼が居ようと居なかろうと、興味のある人間が減った」って事であって』

学年主任『タレント商品としての価値が暴落しちゃったから、触る価値もない的な事に』

新八「――待って下さい!」

学年主任『何?急に声張ってどうしたの?』

新八「夢を追いかけるのがそんなに悪い事なんですかっ!?信じ続けるのがどうして非難されなきゃいけないんですかっ!?」

学年主任『……いやまぁ言ってる事は正しいよ?信じるって事は大事だけどさ』

新八「確かにお通ちゃんはウンコもしないしハナクソもほじりません!」

学年主任『だからお前らファンはそれ以前の問題だっつってんだろ。特にそういうトコが』

妙『新ちゃん……!立派になったわね!』

学年主任『ダメな方にね?負のベクトル方向に成長しているよね?一方的に暗い所へ進んでいるよね』

学年主任『てか今パソ復旧してユーザー辞書フォーマットしたから、会社のイントラから落として来たんだけど』

学年主任『「いっぽう」って入力すると「一方通行」って変換されるのは、どこのクソ上司の仕業?』

学年主任『気になって調べてみたら、「イギリス清教」「ローマ正教」「ロシア成教」が登録されてるのって何なの?何に必要だったの?』

学年主任『百歩譲ってその三つはいいとしてもだよ。現実じゃ絶対に使わないだろうけど』

学年主任『でも「薄桜鬼」って入れるバカは一人しか知らない。つーか複数居たら嫌だ』

新八「『お前は電子レンジに入れたダイナマイトだ!』」

学年主任『都合が悪くなったら声優ネタに繋げるのやめよう?っていうか、ウッソ君は上手い事言おうとして、スベってるイメージがあるけど』

新八「『蛍……俺と付き合ってくれ……!』」

学年主任『沢木君はそんな事言わない、あぁいや言ったっけ?アメリカで?まぁいいけど』

学年主任『あの作品、経済的な面からの指摘が少ないから、どーにもアレなんだよねー』

学年主任『「のうりん」と同じで、「自称弱者様からの一方的な視点」だけを取り扱っているから、うん』

学年主任『畜産農業、特に牛飼ってる人達を「子供だと思って大事に育ててる!」って書いているけど』

学年主任『基本、親は自分の子供を売買しないよね?食べたりもしないよね?』

学年主任『そこら辺完全に割り切ってると思うんだけど、そう言う所は取り上げないのな。あ、もやしもんは一応やってるけど』

学年主任『バカの大失策で赤松口蹄疫が広がった事にはノータッチ。本当に上澄みだけをすくっていい気になってる典型じゃねぇか』

学年主任『震災前から農作物の輸出が激減してたのだって、09年から11年まで20円、要は20%以上円高になってんだよ。バカが放置したせいでな』

学年主任『そういった経済的な視点も持たず、「あーダメだダメだ日本の農家はオマイデース」つって小馬鹿にしてるって気づけ』

妙『「悟史君を殺した奴はみんな死ねばいいんだ!」』

学年主任『お姉さんも乗ってくるの?っていうかひぐらしのチョイスはちびっ子にキツすぎないかな?』

学年主任『俺もアニメ一期をドキドキしながら見て』

学年主任『第二期で素人が戦闘のプロ相手に圧倒しているのを見て、ガックリ膝をついたクチだけど』

学年主任『AVを何回見たって加藤鷹にはなれないよね?魅音・詩音トリックを考えたのは天才だって思うけど』

学年主任『「オヤシロ様は実在して、相手の足跡をストークして怖がらせるのか趣味です」ってのは、うんまぁまぁ』

学年主任『あと個人的な意見を言わせて貰えるんだったら、羽生さんが余計な事しなかったら、最初の一回できちんと死ねたよね?』

学年主任『百年近く殺され続けて生き返らせられるのと、最初の一回で終わらせるのって、結構悩む選択肢だと思うんだけど』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『分かってた。うん、みんな知ってたけどさ』

学年主任『もうみなさん場所空いてるもの。つーかタカチン君がタカちん晒した直後から、気持ち空けてたもの。引いてたかもだけど』

新八「アイドルに彼氏発覚した時の体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『ねぇどうして先週と今週は身を切ってるの?どうしてそこまでする必要があるの?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

新八「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『いやうん、つーかここは誰も同じって何で?』

新八「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

新八「ニー、ニッ、サン、シッ」

新八「次は握手会でアイドルの手をつかんでぇぇぇぇぇっ!」

新八「熱く熱く『嘘なんだよねっ?ねっ!?』ってやってスタッフに取り押さえられる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『新八君、最初っからクライマックスっでどうなの?それトリに持ってくる大ネタじゃないのかな?』

新八「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

新八「ニー、ニッ、サン、シッ」

新八「次は今まで集めてきたグッズを積み上げぇぇぇぇぇっ!」

新八「ハンマーで叩き割る運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『それ散々突っ込んだよね?「君ら掌返すの早すぎじゃねぇの?」って』

新八「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『かんなぎん時も思ったけどさ、嫌なら見るのと買うのやめればいいじゃない』

新八「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『テレビみたいに公共の電波使って妄想垂れ流す所はガッツリやるけど』

新八「次はストレスのあまりトイレに駆け込んでぇぇぇぇぇっ!」

新八「吐いた後にウォシュレットが誤作動して、顔面に水が当たる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『あれ……?これは、涙?泣いているのは、わたし?』

新八「『耳に精子がかかる』」

学年主任『あいなまさんのコピペ読み上げるのやめてあげて?』

新八「『処女膜から声が出ていない』」

学年主任『俺、そのレス書いた奴天才だと思うんだ』

新八「次は中学生が親の手伝いして貯めたお金でアルバム買ったのにぃぃぃぃぃっ!」

新八「握手券ほしさに何百枚と買ってるヲタに笑われる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『あー、あれね。あれどう考えても酷い商売だよなぁ』

学年主任『券抜いた後のCDがオークションに放流されているけど、あれ見るとふつーのファンってどう思ってるんだか』

新八「『こんな思いをするのなら花や草に生まれたかった』」

学年主任『声優のコピペネタはもういいよ!俺だって辛いんだからな結構!』

新八「『世界はなぜ僕を追い詰めるのか』」

学年主任『大丈夫!二次元は基本裏切らないから!こっちの世界へ来ようぜ!』

新八「次はさっきからうるさい先生を指さしぃぃぃぃぃっ!」

新八「『ビダルサスーンが効いてますよね』とお世辞を言う運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『お世辞じゃないよね?それ「不自然な光沢がありますけど?」って追い詰めてるだけだよね?』

新八「『サスーンクオリティは違います!』」

学年主任『安いヅラ使ってんじゃねぇよ、つて聞こえるんだけど。新八君?』

桂「ヅラじゃない桂だ」

学年主任『おい今謎の声がマイクに入ったぞ!?居るの?桂君どっかでスタンバってるの!?』

新八「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

新八「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『なんだかんだで続くよねー。つーかここもうそろそろ二ヶ月んなんだよ』

新八「『島倉さんは私のカムバックにふさわしい舞台を用意していただいた』」

学年主任『人の葬儀をカムバックって、どんだけ狂ってるの?鬼女や個人ブログでスポンサー凸されまくってるし』

新八「葬式で新曲流すのって、痛々しいですよね」

学年主任『亡くなった方はそれまでだけど、残った人間達は食っていく必要があるから』

学年主任『個人の葬式利用して儲けようとしてんじゃねぇのかな』

新八「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

新八「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『頑張れ新八君!それは続けよう!』

新八「『安倍総理と私の間で、最高権力者のあり方を巡って行われた論争で、総理のFBの投稿が見られなくなっています』」

学年主任『それ細野豪志。フェイスブックの機能を使いこなせなくて、ログ見られなくなってるのを「陰謀だ」っつったバカ』

新八「『ずぼらな瞳ですね』」

学年主任『うん、蓮舫の飼い犬に対しての感想なんだけど、間違いにも程があるよね』

学年主任『それとも同じ飼い犬同士、気が合ったのかな?』


新八「次はからくりサーカスの終盤でぇぇぇぇぇっ!」

新八「散々悪い事やらかして億単位で殺しまくった人と、なぁなぁで和解してモヤっとする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『え、ジャンプあるあるネタで閉めるんじゃないの?そっちにまで話し飛ばすの?』

新八「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

新八「ニー、ニッ、サン、シッ」

新八「次はからくりサーカスの最終話でぇぇぇぇぇっ!」

新八「余ったキャラ同士がくっついてて、何となくモヤっとする運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『待って?あれすっげー腑に落ちなかったって言うか、なんかもうモヤモヤしたんだから!』

新八「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

新八「ニー、ニッ、サン、シッ」

新八「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

新八「追いかけていたアイドルが引退して人妻になって、しかも不倫・離婚・浮気相手と同棲コンボを決められる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『うん。矢口さんの元ファンは泣いても良いと思うもん。あれはないし』

学年主任『つーかその状況でも関係続ける男もすげーって思うけど』

新八「『徳州会は叩いてイオンの中国毒米は叩かないのですか?』」

学年主任『選挙法違反のアレも犯罪だけどな。大企業は攻撃するのに、イオングループは黙殺するってどんだけ腐ってんだか』

学年主任『自分達に都合の悪い事にフタしても、それは万倍になってネットで発信され、テメェらの信用落とすだけだって』

学年主任『「嫌なら見るな」でお馴染み、ナイナイの岡村隆史君がDJやったらビール瓶投げつけられて怪我負ったらしいけど』

学年主任『アレも勘違いでしょ?テレビでチヤホヤされて、自分が人気のある虎だと思ってるのかもだけど』

学年主任『実際にはそう思いこんだカマドウマだからね。一般人からすれば気持ち悪いだけだし』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

新八「……ふう」

妙「新ちゃん……」

新八「やりました。やりましたよ姉上!」

学年主任『やってないよ?なんかこう、モヤっとした嫌な感じが残っちゃったよ』

学年主任『特にからくりサーカスの不完全燃焼っぷりと、ドルヲタ声ヲタの切なさを垣間見たって言うか』

学年主任『月光条例がつまんないとか、あのキャラで妖怪モノやれば良かったとか、言ってないからね。うん』

妙「それでこそ志村家の男児たるものです!」

学年主任『お姉さんも武家みたいな感じで言ってますけど、違いますよね?』

学年主任『同じ志村でもグレイトフルコメディアン、河本準一家族の生活保護詐欺を日本で唯一ネタにしたKEN=SHIMURAの方ですよね?』

学年主任『あー、もう収集が――何?戻ってきた?誰が?』

学年主任『タカチン?あぁ復活し』

学年主任『』

学年主任『いやこれタカチン……うんまぁいいや、別に。もう面倒だし』

学年主任『ではタカチン君、壇上へどうぞ。はい拍手―』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

タカティン「アイドルニ彼氏発覚シタ時ノ体操第一――イカソーメンは刺身とどう違うんですかっ!ハイッ!」



-終-


※違うんだよ。だからそうじゃねぇんだよ
俺はこうもっと、男の子が人攫いに追いかけられている女の子を助けて、世界を救う的な話がメインで、こっちは強いられているんだよ!

――小学校 朝礼

エリザベス(プラカード)【短い間でしたが、本当に有り難う御座いました】

パチパチパチパチパチパチッ

学年主任『一同、礼!』

学年主任『はい。と言う訳でエリザベス先生が退職される事になってしまいました』

学年主任『あぁいえ先生は悪くないんですよ?ただね、こう最近登下校中に親御さんから目撃例的なのがね』

学年主任『ロン毛の浪人っぽい、うん。右手にUNO、左手にカラアゲ持った変質者的な人が出始めて』

学年主任『仲間になりたそうな目でこっちを見ている、っていうか』

学年主任『飲み会とかでみんなで励ましたんだけど。どうしても』

学年主任『あと校長?今ビクってしたけど、常識考えましょうね?この流れでイジるとかないですから』

学年主任『励ますっていうか、ハゲ増す、みたいにかけたりはしないですし』

学年主任『そんなに突っ込んだりしませんからね?セブンイレブン行ったら、ペヤングの隣にアッガイ並んでたぐらいに違和感ないですから』

学年主任『アレですね。「バンパイアを倒せるのはダンピールにしかできない」的な感じで』

学年主任『「ヅラを弄れるのはハゲにしかできない」――おい、俺の頭は見るな?これはちょっと髪が細いだけだからな?』

学年主任『エリザベス先生の方は、警察の方にも相談はしたんですけど、まぁ皆さんの安全を第一に考えた的な』

学年主任『なんかキャバクラ嬢をストーキングするゴリラを抑えるのに手一杯だとか。よく知りませんけど、脱走でもしたんですかね?』

学年主任『――さて、実はですね。その後任の先生がもういらしてます』

学年主任『前の職場でご一緒だった方でしたっけ?確かそんな感じ――はい?』

学年主任『高杉先生?ですか?同業他社の中で一番の出世頭?へー、パイオニア?』

学年主任『どっちかって言えば堅そうな人に見えましたけど。えぇさっき職員室でご挨拶を――』

来島また子『全員大人しくするっス!この学校は鬼兵隊が占拠したっス!』

また子『お前らは幕府との交渉の人質になったっス!』

学年主任『あぁごめんね?君、その展開先週やったばっかだから、うん』

また子『え』

学年主任『あれでしょ?「寺門通親衛隊」みたいなんでしょ?分かってるもの』

また子『いやあのこれ、違っ!?』

学年主任『だってどう見てもそれっぽいじゃない?「鬼兵隊」なんて茨城から福島に出張してくるヤンキーみたいな名前だし』

学年主任『日本に軍隊は居ないけど、堂々と新聞社が「読売巨人“軍”」とかってネタで使うみたいな』

学年主任『10億円の裏金で獲得した選手がゴールデングローブとか、現役監督がヤクザに現金渡して問題にならないとか、あれ全部自虐ネタなんだよね?』

学年主任『ナントカ還元水で特定政党は自殺にまで追いやるけど、自分達の薄汚い身内は守りますけど何か?って事だよね』

学年主任『あぁホラ。そのモデルガンとか子供に悪いからね。仕舞っててくれないかな』

また子『そうじゃないっス!これはマジモンの話っス!』

学年主任『高杉先生のお友達かなんか?いや別に慣れちゃったけど、ちょっと非常識だよね』

学年主任『まぁまぁ最初だし、ネタに走る気持ちは分かるけど』

また子『あぁもうっ!どう言えばわかるっスか!?』

高杉「――よせよせ。ガキ相手にんなモン振り回すんじゃねェよ」

また子『晋助様……』

学年主任『あぁ先生。居たんですか、っていうかもっと早く収集つけましょうよ』

学年主任『と、まぁそんな感じで高杉先生からのご挨拶です。では壇上へどうぞ』

また子『全員有り難く聞くっス!』

学年主任『いや、一番邪魔しているの君だからね?つーか今ワンクッション挟む必然性はないんだからね?』

学年主任『てか君がつけてるピンマイク、誰が用意したの?そこら辺はっきりさせようじゃない?』

高杉「――あぁ、俺には大した事ァ言えやしねェし、別にご大層な事言うつもりねェよ」

高杉「ただ、現状。どォしようもねェってんならば、それを全部ぶっ壊そうじゃねェか。なァ?」

また子「……晋助様……!」

学年主任『何の話?』

また子「――はいっス!どこまでもお供するっス!」

武市変平太(※高杉の仮装)「大江戸青少年健全育成条例改正案反対ィィィィィっ!!!」

武市「表現の自由を守れぇぇぇぇぇっ!無邪気の楽園を死守ゥゥゥゥゥっ!」

武市「秘密保護法案と反原発で全ての小学生のスリーサイズを公開しろォォォォっ!」

学年主任『降りてこいロリコン。ペド野郎』

武市「私はロリコンではありません。フェミニストです」

学年主任『無邪気の楽園、全面肯定している時点でアウトだろ、スリーアウトだよ。人生ゲームセットだろ』

学年主任『ってかアレ無邪気な所一個もねぇよな?邪気の塊みてぇなマンガじゃねぇか』

学年主任『お前らっつーか、俺らいい加減にしとけ?表現の自由だなんだっつってて、出てきたのがアレってどうよ?』

武市「おやおや、中にはワンアウトで戻ってきた漫画家もいらっしゃるようですが?」

学年主任『おいしまぷーのネタを持ってくるのは止めろ!鉄板みたいなお約束じゃないんだよ?』

学年主任『つーか段々ネタ出る順番が早くなってないかな?意図的に流行らそうとしてるの?』

学年主任『もういいよね?罪は償ったんだから。トリコ面白いし』

学年主任『「とび出しやがった!!!!!」に「刑期を終えて」的な意味はねぇからな?勘違いすんな?』

学年主任『コミックスではもう色々インフレしすぎてて、ベジータとナッパが地球に来てすぐ、フリーザ来ちゃったよみたいな感じに』

武市「公権力の横暴に備えるのもサムライの勤めじゃないですか!」

学年主任『だからサムライ過剰評価すんなっつってんでしょ。桂君にも言ったけど、限度ってものがあってね』

武市「秘密保護法案など以ての他!公的な機関は全てを公にする必要があるのです!」

学年主任『まぁ、それに関しては一理あるけど』

学年主任『でも今の法案って秘密を漏らした公務員を罰するのが主であってさ?』

学年主任『バカがバカの一つ覚えで「居酒屋で~」っつってるけど、それ普通の会社でやってもクビだからね?下手すれば損害賠償と背任で提訴されるし』

学年主任『つーかマスコミってそういう取材ばっかしてんの?居酒屋で官僚酔い潰して情報盗むお仕事なの?』

学年主任『西山事件で女性官僚を酔い潰して強姦、それをネタに情報を脅し取った挙げ句』

学年主任『新聞で発表するんじゃ無くって、社会党の議員に情報流すとかそれ普通にスパイだよね?』

学年主任『そもそもこの本案の原型って民主党がsengoku38の時、現行法ではどうしようもないからって発案したんじゃない』

学年主任『そん時に批判どころか、碌に報道すらしなかったよね?何で?』

武市「そう、その通り!だから小学校のプールの垣根を撤廃しましょう!」

学年主任『おい真性の変態。そろそろ通報されるからよせ?な?』

武市「国家の秘密などは以ての外!ですから更衣室もフルオープンにして、第三者委員会を設置するんですよ!」

学年主任『狂ってないかな?あぁいやある意味そうなんだけど、誰だって隠すべきものはあるよね』

学年主任『なんでも第三者委員会って言うけど、それ国民に信託された議員をすっ飛ばして、得体の知れない人間入れる方が危険じゃないの?』

武市「ですから校長殿の秘密もですね」

学年主任『秘密じゃねーよ。誰でも知ってるよ。それは「とくダネ!」的な意味で認知されてるよ。誰も得しないけどさ』

学年主任『先週イジらなかったの不満なのか知らないけど、こないだ職員会議に前後逆に着けて来たんだからな?』

学年主任『教職員全員パニックだよ。「え!?突っ込み待ち?!それとも事故なの!?」って。軽いテロだよ』

学年主任『だから校長先生。軽いもんじゃないんですって。いや、重量的には人毛の塊+金具程度の重みでしょうけど』

学年主任『「イジったら飛ばされる」的なプレッシャーがですね。はい、覇王色の覇気みたいな感じで』

武市「そんな事よりも我々の表現の自由が侵されるのですよ!?こんな事態を静観していい筈が無いでしょう!」

学年主任『いやでも言いますけどね。例えばPKO法案とか、防衛庁への格上げ、あと国旗国歌法案でもそうだったじゃないですか』

学年主任『「日本ハオワリデース」「軍靴ノオトガー」とか言いながら、結局何一つも変わってないっていう』

学年主任『むしろ防空識別圏の侵略行為に対して、自衛隊がスムーズに展開できるよう、権限を強化して経験値積ませて良かったと思いますけど』

学年主任『今回のこれも同じで日本が嫌いで嫌いでしょうがない連中が騒いでるだけ、って構図ですよね?』

武市「そう、何事も変わらぬものに愛を抱くもの――それが少女だっただけの話です!」

武市「私はロリコンではありませんが!」

学年主任『話聞け?俺そんなに難しい事言ってねぇからな?』

武市「さぁまた子さん!あなたも一緒に大江戸青少年健全育成条例改正案反対をですね」

また子「……」

武市「また子さん?」

また子「死ね」 パァンっ!

武市「がふっ!?」

学年主任『高杉先生?高杉先生ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい。と言う訳でですね、アレがアレしてアレしちゃった訳ですが』

学年主任『なんかこう、相棒の「かんぼぉちょぉぉぉぉぉぉぉっ!」みたいなノリでやってしまいましたが』

学年主任『あのシーン見る度に爆笑するの俺だけかな?顔プルプルさせる水谷豊が面白くってもうね』

学年主任『今のモデルガンはなんか、ペイント弾的なね?』

学年主任『高杉――じゃなかった、武市先生の頭をかすめて血がダラッダラ流れてたけど。うん』

学年主任『やったらリアルな感じで、気分悪くして保健室送りにした生徒も結構出ちゃいましたがっ!』

学年主任『個人的には眉間にぶち当てて、そのまま終わって欲しかったんですけどね。はい』

学年主任『つか何?君らなんなの?エリザベス先生の同僚って事は、桂君と同じテロリストって事?』

学年主任『柳生さんちも酷かったけど、今回も酷いよね』

学年主任『つーか来島さん分かってたよね?俺、高杉君知らないけどさ、そんだけ入れ込むんだったらもっと手前で気づこう?』

学年主任『――はい?武市先生なんて?』

学年主任『「無邪気の楽園大人気ですね」?いや、そーだけどさぁ。つーかさっきも言ったけど』

学年主任『何一ぉぉぉぉぉっつ、無邪気じゃないよね?邪気の塊だよね?』

学年主任『鬼太郎いたら、妖気アンテナ収納出来ないぐらい立ちっぱなしだよね?ビンビンだよね?そんぐらい酷いもの』

また子『校長も鬼太郎ほどじゃないけど、立てたり飛ばしたり出来そうっス』

学年主任『空気読んであげて?来島さん、校長を狙撃するのは止めて貰えるかな?』

学年主任『まさか校長だってペド向けマンガの話題から、超ロングレンジで撃たれるとは思ってないだろうからさ』

武市「幼気アンテナ……中々通な事を!」

学年主任『テメーと一緒にすんな?確かにお前らは持ってるみたいだけどな、そのアンテナ』

学年主任『つーかあれヤングアニマルだっけ?成人指定されてないんだよ。だから、まぁ確信犯――と言うか故意犯として売ろうってお店は、うん』

学年主任『でも反対する人ら、確かに店頭には並ばなくなったとしても。結局似たような画像はネットで幾らでも見られるんだし』

学年主任『フィルタリングするよりも、子供の教育の問題じゃないんですかね。きっと』

学年主任『「職・殺、新シリーズ始まりましたね」?雑誌繋がり?同じ所で連載してるから?』

学年主任『あれもねー……あぁ、ガキの頃ね、一ヶ月の小遣い500円ぐらいの頃』

学年主任『ガンガン黎明時に「Z-MAN」って、記憶を失った男の子が女の子を助けたり』

学年主任『旅先で会った人達を助けて、世界も救うみたいなお話。まぁ王道だよね』

学年主任『毎月毎月、発売日には500円玉握りしめて本屋さんに行ったんだけど』

学年主任『それ書いてた人、今「職・殺」だぜ?いやマジで』

学年主任『「そういや西川先生、今どんなの描いてるんだろ?きっとまたドキドキするようなの描いてるんだろうな!」って検索したら』

学年主任『トップに来たのがマッチョミイラにアジェンタさん似の娘さんが××貰ってる画像だよ?家族が増えるってレベルじゃないんだから』

学年主任『いやまぁ別の意味でドキドキしたっていうか、もう勘弁して下さい。いやホンットに』

学年主任『子供の頃大好きだったマンガさんが、何でもアリアリ、鬼畜エロゲーよりもエグいマンガ描いてんだよ?分かる?』

学年主任『ナナシ君はどこ行ったの?ヤティマちゃんは今何してるの?アジェンタさんとギャンザ君は幸せになれたの?』

学年主任『アレ描いてた頃の西川先生はもう居ないの?ねぇ?』

学年主任『はい?えっと』

学年主任『天然格闘少女ちひろちゃんはいいんだよ!森尾先生って昔からあんな感じだったじゃない!』

学年主任『「これ要るか?」ってサービスカット入れてたじゃない。あれが素なんだって』

学年主任『ビーチスターズで変に持ち上げられたから、その反動であぁなっちゃったんだよ!多分!』

学年主任『でも個人的にはあんだけ露出してると逆に引く。慣れって怖いよね』

学年主任『反省しよう?君らも俺もだけど、都条例の時「子供には見せられないから、きちんと住みわけよう」って一致したじゃない、一応は』

学年主任『あんま酷いと本格的に規制喰らうからね?利用したくてコミケにまで顔出すアカも居るんだから』

学年主任『ってかまた次の選挙近くなったら児ポがどうとか騒ぎ出すんだろうけど、俺今度は規制側に賛成するからね?』

学年主任『結局カリアゲとカラアゲ事件で分かったと思うけど、「自分達の気に食わない物は法的根拠なしで潰す連中」なんだよ?分かる?』

学年主任『しかもあんだけ政府罵ってたペンクラブだかペンギンクラブだかも、政権交代後にはさらっと無視しやがったじゃない?』

学年主任『都条例だってそうでしょ?何が変わったの?何か不都合でもあった?――何?』

学年主任『「夜桜四重奏、エロすぎですよね」?……あのさぁ、俺前から思ってたんだよ』

学年主任『多分ドン引きされる気がするし、これ言ったって誰も何も特をしないんだけど』

学年主任『ヤスダ先生と的良先生のマンガって、構図がエロすぎで物語に集中出来ないよね?』

学年主任『なんだろう……絵は下手な油彩ぐらいしか描いた事ないから分からないけど、なんかね、こう』

学年主任『こないだ、「あ、夜桜最新刊出たんだー」って買ったんだけど。違和感的なものがあってね』

学年主任『あっれー?って思って前巻見直してみたら、13巻跳ばして買ってたみたいな』

学年主任『そりゃ一番悪いのは勘違いした方だけど。それは絶対に』

学年主任『けど回想シーンやたら多いし、最近誰が主人公?的な展開になってきたのも、うーん』

学年主任『「そういえばおまもりひまりのキャラソンぐだぐだでしたね」?あったね、そういや』

学年主任『何年か前にアニメになった時、キャラソンアルバム?レギュラー声優に痛々しい歌作って歌わせる罰ゲームあるじゃない』

学年主任『NEEDLESSでもクチナシさん(無言キャラ)が設定無視してガンガン歌ってるような。うん』

学年主任『で、まぁおまひまメンバーも例に漏れずって出したんだって。ミニドラマと一緒みたいな感じで』

学年主任『それはよくある話で、流石にそこまで買うつもりはなかったから放置してたけど』

学年主任『こないだ知り合いのノーパソ借りた時、iTuneに入ってたから聞いたんですね。そしたら』

学年主任『キャラソンはキャラソンでも、あれ「アニメのエンディング曲を個別に歌わせてるだけ」だったんだよ。少し歌詞変えてるけど』

学年主任『ぶっちゃけ一つのアルバムにBEAM my BEAMが6曲入ってんだよ?どんだけビーム好きなの?』

学年主任『サイクロップスだって最近抑え気味だよ?プロフェッサーX殺しちゃったんだもん。仕方がないけどさ』

学年主任『つーか映画版第三作目での扱い酷くないかな?ジェームズ=マースデンが他の映画で忙しいったって、サイクに罪は――はい?』

学年主任『いやぁ……それはちょっと、うん。言わない方が良いんじゃ』

学年主任『だって「天馬さんのペガサスさんが意外と暴れ馬だった」のは、ねぇ?』

学年主任『短編集読んで「何このマジ展開!?」ってビックリしたけど。ロウキューブと同じで、「その鬱展開いらねーから」ってのがね』

学年主任『どうなんだろうね、こう唐突なシリアス路線に読者はついて行くのか、って意味で実験だと思うけど』

学年主任『ラノベの日常系――大した事件も起きずにダラッダラと過ごすヤツの、先端切った作品だから最後まで貫いて欲しかった』

学年主任『でも平坂先生は悪くないからね。前々作の「ねくろま」ってラノベ、うんラブコメの。本編6冊、外伝1冊』

学年主任『それの最終巻あとがきでこう言ってるんだよ』

学年主任『「編集部から『人が生き返るということをあまり肯定的に書かないでほしい』と言われました」って』

学年主任『えっと……編集、バカじゃねーの?フィクションとノンフィクションの違いが分かってないの?』

学年主任『人が生き返る話って腐るほどあるよね、つーかバンパイア設定は腐ってるぐらいあるし』

学年主任『テメーんの所の作家に首輪着けてどうすんの?つーかラブコメで、ヒロインがアンデットって時点でプラン崩壊してないかな?』

学年主任『電撃文庫、うん。入間先生。『みーまー』の。アレが許されるんだから、何やったって良いんだよね?』

学年主任『個人的には『みやま零先生、大丈夫?』とかって思うけど。いや、昔は結構出てたけども』

学年主任『多分、そういうクソ編集のせいで突然妙な方向へ行かせられた――うん、アレとかコレとか。路線変更して終わった作品っていっぱいあるよね?』

また子『「この中に1人、妹がいる!」ってタイトルなのに、結局居ませんでしたってオチもあったっス!』

学年主任『具体的に言わなくて良いんじゃないかな?名前出さなくても良いよね?』

学年主任『あれは商業的には成功したんだし、主に円盤の売り上げ……だから「終わる事が出来なかった」ってのが真相だと思うけど』

学年主任『そもそも主人公の親父って、不妊治療で体外受精した自分の嫁が身重だってのに』

学年主任『同時期に余所で女作って遊んでました、って尋常な人間じゃねぇからな?周りもなぁなぁで済ませてるけど』

学年主任『てか来島さん、ちょくちょく狙ってくるの止めて貰えませんか?干されたらどうするの?いや俺は平気だけどさ、素人だから』

学年主任『「サムゲタン荘のオムニなアガシ」だっけ?鴨志田先生が不買運動受けてるの。あれはとばっちりだけど』

学年主任『だからあんま作家さんを責めないであげて。編集がクソだって事は割と――はい?』

学年主任『からくりサーカス……うん、良いんだよ。間違いなく名作だって上げるし、藤田先生はうしおととらの頃からファンだよ』

学年主任『ゾナハ病の研究施設にオートマタが乗り込んできた時』

学年主任『ナルミが「デモン」って子供達に怖がられながらも戦ったシーン、鳥肌が出るぐらい好きだし』

学年主任『終盤のアレコレ散々突っ込まれてたけど。フェイスレスがーとか、残ったものくっつけるようなーとかも』

学年主任『ってかそもそも生き残った人間、オートマタに殺されなかったのは何割程度なのかって疑問もあるし』

学年主任『仲町サーカスが護衛に行くとかもまぁ……許そう?』

学年主任『たまたま襲ってきたオートマータが死んだ嫁にそっくりだって、どんな偶然だとか、ドラムの出番は?とか思ったけど』

学年主任『まぁそれも良いとしよう?良くはないけど、つーかモヤモヤするけど』

学年主任『でも黒賀村の三姉妹、レギュラーから外す必要なかったよね?』

学年主任『別に三人ぐらい連れて行けばいいじゃん、とか思ったけど』

学年主任『つーか平馬君もあんだけ複線張ってといて、リーゼさんに一目惚れってどういう事?生方さんともフラグ立てるってどうしてなの?』

学年主任『勝君が「ごめん!ちょっと用事が!」的に抜け出して、その後を心配する三女の子見て平馬君モニョるって設定はどこ行ったの?』

学年主任『流れ的に「勝の代わりに戦う」みたいなオマージュあるんじゃないの?何で放棄したの?』

学年主任『しかもナルミの最後の相手が……うん』

学年主任『マッチョの江頭みたいな全身タイツってどういう事なの?』

学年主任『もっとこう、長い闘争の締めくくりみたいな、絶対的な敵が現れてだよ』

学年主任『序盤二人で戦ったみたいに息を合わせて勝つ、とかって発想は?エレオノール置物状態だったじゃない』

学年主任『せめて「俺は一人じゃない!ダールやティンババティ、ロッケンフィールドさん、そして――」』

学年主任『「何万人ものしろがねがついているんだ!」ぐらいは言えなかったの?』

学年主任『何かなぁ、モニョるっていうか。うん』

学年主任『あと流にーちゃん、唐突に敵に回った展開、俺まだ納得してねーからな?コミュ障の凶羅のおっさんですらデレたんだぞ?』

学年主任『「心の中にひゅうひゅう隙間風が吹く」って、それ完全に中二病じゃねぇか。ある意味ゾナハ病よりタチ悪いな』

武市「大江戸青少年健全育成条例改正案反対ィィィィィっ!!!ながされて藍蘭島を守れぇぇぇぇっ!」

学年主任『そっちにまで飛び火させないであげて?つーか関係ねぇだろ。あれ露出高いけど、エロさは欠片もないし』

学年主任『ってか人要らないから、あのファンシー動物の国に行きたいよね。人はもういいんだよ、ウンザリなんだよ』

武市「昔々エロゲーの原画をですね」

学年主任『作者の黒歴史掘り起こすのは止めろ。今の時代は大体の作家さんエロ同人ぐらいは書いてんだからな』

武市「らきすたとおまひまもと碧海のアイオーンもですね」

学年主任『それ言い出したらキリがないよね。つーか影崎先生は……うん、ちょっとねー』

学年主任『しぃちゃんのエゲつない伏線回収する前で、まぁ良いっちゃ良いけどさ』

武市「『おやおやぁ?どうしたんですかぁ前原さん、具合でも悪いんですかぁ?』」

学年主任『ひぐらしの大石さんはハマり役だったけど』

武市「『新一く――じゃなかった、コナン君はどう思うのかね?』」

学年主任『目暮警部はそんな事言わない!新一君が縮んでたとしても、空気読んで黙っててくれるだろうさ!』

学年主任『だって普通は高校生が小学生になるってんなら、余程すっごい理由ある筈だもの。普通怖くて直には訊かないじゃない?』

学年主任『毛利さんトコの娘さんの気持ちも分かるんだけど、もうちょっと信用してあげてもいいと思うんだ』

学年主任『だって若返った自分の幼馴染みの家で居候してるなんて、凄い複雑な事情があるか、凄い深刻なストーカーの二択じゃん』

学年主任『ってかあの作品、探偵と犯人以外は全員小学生並みの頭脳ってどういう事?一般人バカにしすぎじゃないかな、うん』

また子『「ビグラングはIフィールドが完全に展開できません。どうかお気をつけて!」』

学年主任『言ったっけ?つーか君、今一、うん』

また子「『あんた、今日何食べたい?』」

学年主任『モトハルのねーちゃん、飯作ってくれるだけ優しいと思うけど。つーか田○君、俺のネタマジで信じてみたいだけど、今更嘘だって言えない』

学年主任『あと個人的に言わせて貰うと、アークデーモンは居ないけど、キレると暴力振うぐらいの女はそこそこ、いる』

学年主任『つーかさっきから気になってたんだけど、武市君が小刻みに震えているのは何?プレッシャー?』

武市「あぁこれは志村剣という私の流派がですね」

学年主任『グレイトフルコメディアンの話はすんな?朝礼でビビる程度の男が口にして言い名前じゃねえから、な?』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『……いや、だからさ。何の時間?』

学年主任『朝礼の最中に体操って違うじゃない?こう、運動会とかする訳じゃないのにさ』

武市「それでは皆さん張り切ってやりましょうかっ」

学年主任『まぁでも運動自体は褒められるからね。最近体が弱くなった的なアレだし』

武市「ラノベによくある体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『降りて来い?取り敢えず警察に突き出すから』

学年主任『ってかそれ広義で俺にもダメージ入るんだからな?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

武市「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『いやぁ、うん、ここはね。ここは良いんだけど』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次は元気よく玄関から飛び出しぃぃぃぃぃっ!」

武市「毎朝隣に住む幼なじみの女の子と登校する運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『無いよね?普通は大きくなったら疎遠になるよね?』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『ってか彼氏なり彼女持ちになって続けてたら、それは相手に対して失礼だよね?』

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次は毎朝ベッドの中で眠ったフリをしてぇぇぇぇぇっ!」

武市「妹に叩き起こされる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『フィクション過ぎるよね?っていうか、妹に幻想持ちすぎじゃないかな』

武市「『あ……ハルのここ、おっきくなってる……』」

学年主任『それエロゲーな?ってかヨスガノソラ持ち出してくんな!』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『アレはフィクションの妹の中でも、更に特異な部類に入るからね。双子でアレってどういう事?』

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次は悪のヒロイン、しかもダース単位で人殺してきた連中がぁぁぁぁぁっ!」

武市「なんやかんやで仲間になっても、主人公は触れない運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『いやぁ、うんあるけどさ。誰とは言わないけどおかもっさんとかね』

学年主任『原作で強烈に贖罪を迫られてるんだけど、他のレギュラーは過去どんだけ殺して来たとしても不問みたいな風潮』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『そう言った意味で「職・殺」は「いつか必ず報いを受ける」って設定があるから、きちんとしてるんだろうけど』

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次はこれといって別に大した事してないのにぃぃぃぃぃっ!」

武市「会話をしてるだけで好感度を上げる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『えっと、まず順番に捌いていこうか。まず体操って言いながら、ベッドの中で丸くなる以後は微動だにしてねぇからな?』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『次にそれ言ったら大体の物語は終わる。個人的にはそんなユルい設定のは終わって良いと思うけど』

学年主任『「フィクションに説得力を持たせる」ってのに失敗してる訳だから、うん』

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次はさっきからうるさい主任殿を指さしぃぃぃぃぃっ!」

武市「『犬ハサのコスプレですか?』って訊く運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『おい、弄るならもっと直接言えやコラ?中途半端で「そもそも犬ハサってなに?」って顔してんだろみんな』

学年主任『つーかあの作品に出てる坊主って、大門しかいねぇだろ。あれは仕事だよ。キャラ作ってんだよ』

武市「『アニメ、大駄作でしたね』」

学年主任『あー、うん。無駄にオリジナルを入れて失敗したお手本、みたいな感じだったよね』

武市「『アニメ、犬駄作でしたね』」

学年主任『春海君には触れないであげて?俺の中で高校生のイメージだったんだけど、アニメのせいでオッサンになっちゃってるんだ』

武市「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

武市「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『二ヶ月だよ?コント始まって二ヶ月の間に不祥事起きまくったよね』

武市「『スポンサー減ったの?なんで?』」

学年主任『ラジオでご本人言ったらしいな。つーかこの期に及んで大丈夫か?』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『天狗になってたんだろうけど、実際ギャラが低くて好感度の高い“換え”は幾らでもある訳だし』

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『ナイナイの岡村君にも言いたいんだけどさ、「率持っている=人気ある」って事じゃないんだよ』

学年主任『目黒寄生虫館には結構人が来るけど、怖いものや気持ち悪いものを見たいって好奇心だけだから』

学年主任『来た人に「寄生虫を飼いたいですか?」って聞いても、首を縦に振る人は居ないよね?それと一緒』

学年主任『あぁ別にお笑いタレントが寄生虫だなんて言ってるつもりはないから、気を悪くしないで欲しいんだけど』

学年主任『寄生虫は宿主と一応共存するのに対して、お笑いは基本害にしかならないから』

学年主任『社会のクズとズブズブの先輩を、未だに「兄さん兄さん」なんて言うようなガン細胞と一緒にしてごめんね、寄生虫さん?』

武市「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

武市「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『バッチこぉぉぉぉぉぉぉぉいっ!』

武市「『機密文書が34000件も無断で破棄されてるんですよ!11』」

学年主任『武市君、それ福山哲郎。民主党のお笑い担当の人』

学年主任『直後に防衛大臣から「34000件のうち30000件は民主党政権で無断で破棄されてました」って指摘されて、沈黙バステ喰らった人』

武市「『私は菅直人を推薦します!』

学年主任『うーん、まぁそういう人だってしかね。人を見る目すらない』

武市「『日本漢字能力検定協会も推薦します!』」

学年主任『漢検が文科省に陳情する時、一緒についてきたんだよね、こいつ』

学年主任『でもってそこの理事長の息子と、そいつが代表の法人から献金。大スキャンダルだけど、報道はしないんだってさ』

学年主任『そういや一時期、漢検漢検うるさかったよねぇ?誰が宣伝したがってたのかな?ステマもいい加減にしとけ、手遅れだろうけど』

武市「次は魔法科高校の劣等生でえぇぇぇぇっ!」

武市「なんか面白いんだけど、持ち上げすぎじゃねってモヤモヤする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『武市君、ジャンプへ戻ろう?ジャンプあるあるでいいじゃない、もう』

学年主任『ってか最新刊で痛々しい一年生相手に、身内でクスクス笑ってるのが、なんか引っかかるんだよね』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次は超電磁砲Sを見てぇぇぇぇぇっ!」

武市「『あれ?妙にワンピース多くね?』って気づいてしまう運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『体のラインが出やすいからだよ。ジュニアアイドルがよく着てんのと同じ理屈、言わせんなよ恥ずかしい』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

武市「たまたま買ったラノベの内容が『主人公いじめられる→何か女の子と出会って力つける→不良に仕返し→』」

武市「『→けど不良が主人公と同じ力を手に入れる→主人公ピンチ、女の子ボコられる→』」

武市「『→しかしそこで秘めていた能力が開眼→めでたしめでたし』って内容がぁぁぁぁぁっ!」

武市「三冊連チャンしてラノベから足を洗おうか本気で悩む運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『武市君、長い。そして殆どの人間は共感出来ない』

学年主任『具体的に名前出しても良いんだけど、正直バカバカしくて思い出したくもない』

学年主任『定番にも程がある、っていうかさぁ?どんだけ読者ナメてんのって話だけど』

学年主任『もっと考えようぜ?なぁ?ライター以前に、編集がアタマおかしいからな?』

武市「『秘密保護法案は叩いて、お隣の独裁国家の秘密は暴かないのですか?』」

学年主任『元中国籍の石平先生が言った言葉、脱原発でお馴染みのノーベル賞作家に贈った台詞でね、こう言うのがあるんだ』

学年主任『「――民主主義を叫んで害のないところでは叫ぶけど、民主主義を許さないところでは一所懸命に権力に媚びるんです――」』

学年主任『それが全てであり、限界なんだよね。もう戦後は終わってたってだけの話』

学年主任『消防署を無くしたってね、火事は無くならないんだよ』

学年主任『そしてそういう人に限ってチベットやウイグルで燃えてるのを、見てみないフリをするんだよね』

武市「『自称漫画家のやくみつるさんは、東京五輪は不謹慎だと反対するけど、どうして楽天の優勝パレードには何も言わないんですか?』」

学年主任『もしも物書きとしての才能があれば、それだけで食っていけるよね?要は、そう言う事』

学年主任『どっかの女優崩れが赤旗に寄稿したりするけど、本職の分野だけで食っていけるんだったら、そうする必要がないんだよね』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

武市「……ふう」

また子「武市変態!やったっスね!」

武市「えぇ!ちなみに変態じゃありません、フェミニストです!」

学年主任『良くないよ?全然、アレだよね。要はラノベとかのサブカルに対しての文句言いに来ただけだよね?』

学年主任『理解はするし、色々な意味で乱立しすぎだと思うけどさ』

学年主任『あんまり多くても色々マズい気がするんだよなぁ。さっきも言ったけど、「これ売れると思ったの?」ってのがね』

学年主任『いやまぁ俺素人だし?心配されるような事は無いんだろうけど――はい?』

学年主任『校長……あぁ、はい。クビ?ですよね。それはしょうがないですね』

学年主任『「そういうラノベも嫌いじゃない」?……いや好き嫌いの問題じゃなくて』

学年主任『新しい先生は――え、マジで?』

学年主任『なんか、うっわーって感じですけど、まぁいいか』

学年主任『では先生、壇上へどうぞ。はくしゅー』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

宇宙キャプテンカツーラ「『もしかしたら先生が宇宙キャプテンかもしれない』体操第一ぃぃぃぃぃっ!ハイッ!」



-終-


※学年主任は「マダオ観察日記」の大五郎の担任(の、つもり)
つーかマジキチSS書くつもりなんて無かったんだよ!銀さんとツッキーのなんかそれっぽいの書く筈だったんだ……
言っとくけど年越さねぇからな。年内には終わるからな。これやってると他が大幅に遅れるんだ、年明けクトゥルーもん書く準備しなきゃいけないんだよ!

――取調室

武市「……」

土方「……おい、いつまで黙り決め込むつもりだ?あァ?」

土方「黙ってても助けは来ねぇんだよ。高杉はテメーの事なんざ、何とも思ってねぇんだからな」

武市「……弁護士を呼んではくれないん――痛っ!?」

沖田「調子に乗ってんじゃねェぞコラ?何様のつもりでぃ」

土方「おいおい、総悟。暴力はダメだろうが。暴力は」

沖田「暴力?これのどこが暴力だってんですかい。俺ぁただ指間接を反対側に曲げただけでしょーが」

土方「と、まぁそんな感じだな武市クン?このまま黙ってるのも構わねぇが、ウチのドSの責めに耐えられるかな?」

沖田「ちんかす――あ、違った、土方の言う通りでさぁ」

土方「見ろ。味方にさえご覧の有様なんだよ」

土方「ってかどんな間違え方をしたら『ひじかた』が『ちんかす』になるの?一文字もあってないよね?」

土方「あと『さん』はつけよう?ちんかすも大概だけど、言い直したら『さん』も忘れないであげて?」

沖田「おっと、こいつぁうっかりでぃ土方サン――サングラミーって希少種なのにあっさり食うんですね」

土方「トリコの話?お前どうしても俺をさん付けで呼ばない気?」

沖田「ってぇ事だ、武市。テメェも調子に乗ってっと容赦しねぇぞ」

土方「言ってやれ」

沖田「もっとも、人気投票二位のちんかすに比べりゃどうって事はねぇだろうが!」

土方「はい、タイム。お前何?俺にケンカ売ってんだよな?」

近藤「――そこまでだ!」

沖田「近藤さん」

土方「近藤さん……」

近藤「さっきからグダグダとなにやってんだ!」

土方「いや、違うんだよ近藤さん」

沖田「サンサングラミーが調子に乗ってたんでさ」

土方「誰?まさか俺じゃないよね?特殊調理食材だよね?」

近藤「なってない。これじゃ武市がゲロする訳がない、だろ?」

土方「けどな」

近藤「あとは俺がやるから、お前達は外へ出ていろ」

土方「……分かったよ」

沖田「行くぞ、土方」

土方「あぁ――『さん』は?」

沖田「ニの次にあるんじゃねぇですかね」

土方「そっかー――お前そろそろ[ピーーー]よ。マジで」

――モニタ室

沖田「にしてもいいんですかい?」

沖田「近藤さんと二人っきりにしてなんかあったら、ちんかすさんはハラ切らなきゃなんないでしょうに」

土方「惜しい!さんをつけるんだったら、名前になっ!」

土方「……いや、大丈夫だ。元々奴ぁ荒事にゃ姿を見せねぇし、そもそも丸腰だ」

土方「束になったって近藤さんにゃ敵わねぇよ」

沖田「そうですかぃ……良かった」

土方「なんだ総悟。お前近藤さん疑ってたのか?」

沖田「俺ぁ別に土方がハラ切ってくれんだったら、何だって構いませんぜ」

土方「俺悪い事してないよね?さっきから執拗にハラ切らそうとしてねぇかな?」

沖田「仮性の方でさ」

土方「やめてくんない?人を上野男みたいに言うの。俺は違うけど、男性の約70%がそうだって言うじゃない。俺は違うけども」

沖田「――あ、ホラ始まるみたいですぜ」

――取調室

近藤「あー、その悪かったな。ウチのが」

武市「あぁいえ別に。若い方はどこだってそうでしょうから」

近藤「だよねー……」

武市「……」

近藤「……」

――モニタ室

沖田「……終わった?」

土方「――いや、近藤さんの事だ!まだきっと何かある筈に違いない!」

――取調室

近藤「えっと……ご、ご趣味は?」

――モニタ室

沖田「なんか、別の方向に行きそうなんですが」

ちんかす「近藤さぁんっ!?そうじゃねぇよ、その聴き方は効かねぇだろ!」

ちんかす「ってか俺の名前ちんかすってどういう事!?」

――取調室

武市「……エロゲーを、少々」

――モニタ室

沖田「無茶ブリに対して無茶ブリが返ってきましたぜ」

沖田「まるで『すべらない話ですべっているのに、すべってないって言い張ってよりすべってる芸人』を見る感じでさぁ」

土方「それツルッツルだよな?どんだけスベったら気が済むんだ」

――取調室

近藤「『うそつき王子と悩めるお姫さま』、やった?」

武市「やりましたやりました。一応は」

近藤「俺も俺も!どうだった?」

武市「いや話は悪くないんですけど、なんか立ち絵がちょっとパースおかしくありませんでした?」

近藤「そうか?俺あんま気になんなかったけど」

武市「あー、私は何かダメな方です。一度気になっちゃうとダメって言うか」

近藤「じゃ例えばどんなの良かったの?」

武市「『カルマルカサークル』は如何でした?」

近藤「あ、俺買ってないわ。どう?」

武市「んー……難しいですなぁ。原画は文句ないんですが、シナリオはうーん?妥当?」

近藤「いやぁ妥当ならいいってば。ほら、『レミニセンス』って出たじゃんか?」

武市「あぁトモセシュンサク先生が原画の。6月頃出た奴ですな」

近藤「あれ、酷い酷い。なんつーか、修行」

武市「具体的にはどんな?」

近藤「シナリオが長いわつまらないわ、あれだったらCG集出した方が良かった」

武市「『暁の護衛』でも似たような事は言われてましたね。確か『修正パッチを出したら、不具合のあった核心シナリオ切られた』とか」

近藤「あかべぇは売り上げ業界ナンバーワンだって言うけど、んー?」

武市「奇抜よりも定番が欲しい所ですが――あぁじゃ、『なつくもゆるる』は?」

近藤「あ、ごめん。俺ロリ系はあんまり」

武市「それが意外にもそうではないのですよ。確かに攻略ヒロインはロリ系ですが、立派なSFです」

近藤「そうなの?面白いの?」

武市「是非体験版だけでもどうぞ。ミステリーとして読むと結構面白いですよ」

近藤「『D.C.Ⅲ』は?18禁の方」

近藤「俺は『るる姉の声変わってんじゃんか!?』って泣いたけど」

武市「気持ちは分かりますが、まぁまぁ声優さんのご都合もありますし。あれだけ似せたのは凄いと思います」

武市「個人的には『帰ってきたさくらさん』を見られただけでも、充分に満足しましたし」

武市「相変わらず、ななか可愛いなぁ、とも。声は好きなんですよ、声は」

近藤「『天色*アイルノーツ』は?あれ、なんかモヤっとしなかった?」

武市「『ドラクリオット』が割とシナリオに自由度があったのに対し、今回のコンセプトが丸々『教師との恋愛』がテーマだからでしょう」

武市「わざわざファンタジー世界を用意したのに、設定が全く生かされていない――木乃香さんルートは別ですが」

近藤「ロリコン?」

武市「ロリコンではなくフェミニストです。っていうか18歳以上は出ていませんから、基本」

近藤「『大図書館の羊飼い』は――」

武市「ぶるおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!?」

近藤「どうしたっ!?武さん、武さあぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!?」

武市「い、いや大丈夫。すいません、取り乱してしまいました」

近藤「どうしたんだ?なんかの発作?」

武市「その名前には因縁がありましてね、はい」

武市「私、オーガストのファンクラブに入っていたんですよ。『はにはに』の時からだから、かれこれ8年ぐらい?」

近藤「そりゃ凄いな……凄いの?」

武市「あぁいえファンクラブって言っても、四半期に一度メール便で宣伝パンフを貰ったり、そんな感じです」

武市「前作の『汚翼』は酷かったじゃないですか」

近藤「そう、か?あんまり悪い話は聞かなかったけど」

武市「えぇ私も物語としては充分に面白いと思いました。ですが――ゴリさん!」

武市「けれど『それ』は私が求めているものではなかったんですね」

近藤「つまり?」

武市「なんて言うのか、ダラダラとした日常の描写が楽しかったのであり、ドロドロっとした話は出して欲しくなかった」

武市「『そっち系』は幾らでもあるじゃないですか?ティンカーベルとか、トライアングルとか」

武市「『オーガスト』ってブランドへ対し、私が望んでいたのはそういう事じゃないんです」

近藤「あー……要はだ」

近藤「『横綱は横綱相撲を取っているから指示されるのであり、ちまちまっとした方法で勝って欲しくなかった』?」

武市「大体まぁそんな感じですかね。でもまぁ私もファンクラブの一員だから買いましたとも、えぇ」

武市「けど『羊飼い』の情報が出た時には、すっごく喜んだんです!『あぁ僕らのオーガストが帰ってくるぞ!』って」

武市「……けどね、私はゲームを一通りしたクリアした後、オーガストさんへこうメールを出しました」

武市「『今までメール便有り難う御座いました。しかしもう結構です』」

武市「『これから御社の作品を買う事は無いでしょうが、どうか遠くよりご活躍されるよう願っております』――と」

近藤「……何?ファンクラブまで入った人がそこまで言うのって普通じゃないよね?何があったの?」

武市「……シナリオは、面白い。原画も演出もエロゲーの中で最高レベルだと思います」

武市「個人的には鈴木さんシナリオが大好きですし、お勧めもするでしょう。しかし!」

武市「でも、もうこれ以上私がオーガストを買う事は、ありません」

近藤「気になるっていうか」

武市「えっと……具体的には言いたくないのですが、『この設定、要るか?』ってのが」

武市「シナリオの根幹に繋がっているので、言えないんですけどね。ぶっちゃけ前半だけでも同社最高制作として褒められたでしょう、とだけ」

近藤「……まぁ、アレじゃね?色々とやり方とか方向性とか探ってるっていうかさ」

近藤「その一環としてアレコレやったって言うか」

武市「『バイナリィ』もやったので、まぁ分かるのは分かるんですけど……どうにも納得が」

武市「カプコンってあるじゃないですか?ストリートファイターでお馴染みの会社」

近藤「最近はバイオやライジングって気もするけど。それが?」

武市「そこの制作さんが『ファンの求めているものが、決して一般ユーザーが望んでいるものと一致しない』って」

近藤「ファンとユーザーってどう違うんだよ」

武市「えっと、ファンはどこまで行ってもファンなんですね。多少アレなものを作っても、大絶賛してくれると」

武市「けれどユーザーは違います。つまらなければあっさり離れますし、大抵そう言う場合には何も言いません」

武市「市場規模でどちらを優先すべきか、ってのはあるでしょうし」

近藤「一部のイエスマンの話だけ聞いていても、企業としては成功しないかー」

武市「ファンと企業の規模にもよりますけどね。身内で固まってやっていけるのであれば、それはそれで構わないでしょうけど」

武市「ただ『初心者お断り』を掲げた某格闘ゲームは、結局『初心者やらない→餌にしていた中級者が敬遠→上級者が育たない』って結果に」

武市「また逆に初心者が上級者を食えるようなシステムにしてしまっては、バランスとか全崩壊ですからね。それはそれで問題が」

近藤「大変なんだなぁ」

武市「それよりゴリさんは何かオオスメ的なのは無いんですか?」

近藤「『ラヴレッシブ』が結構良かった、かな?ベタだけど、まぁうん、ある意味入門的な意味では」

近藤「あと『時計仕掛けのレイライン 残影の夜が明ける時』は――」

武市「OP曲、超格好良いですよね。特典マキシ欲しさに買いました買いました」

近藤「初めは『アレ?外れ?』って思ってたんだけど――つーかさぁ、ユニゾンシフトってあれじゃん。原画家さんでデカい看板が」

武市「のいぢ先生以外ハズレってイメージがあったけど、『CHUCHU』で挽回しましたよね。サントラ何枚か持ってます」

武市「かわしまりのさんのボーカル曲、非常に良い感じですし」

武市「……でも結局、声優の榊原さんに頼りっきりで、どんだけシリーズ出せば満足するの?的な感じに」

近藤「『流星☆キセキ』も結局イマイチ――じゃねぇ。時計仕掛けの話だよ」

近藤「単純に良かった。話として面白かったし、『え、これ伏線なの!?』的なのが結構あったし」

近藤「続編ものなんで、前作やるのが大前提だけどまぁそれ以外は結構良い感じだった」

武市「同じくシナリオ良作であれば『ひとつ飛ばし恋愛』も中々。つーかシナリオライターさん、良い意味で頭おかしいです」

武市「前作の話になりますが、主人公が兄一人、弟二人なんですよ。その弟の名前が――」

武市「『本田』です」

近藤「……え、名字だよね?」

武市「いやマジで『本田』って名前なんです。声優は榊原さんなんで、微妙に萌えてしまうのが欠点と言えば欠点なのですが」

武市「とにかくそんな名前をつけるライターさんが作ってるゲームです」

近藤「『ナイものねだりはもうお姉妹』は、姉妹好きにはたまらないか」

武市「ですかねぇ。まぁ桃井穂美さんのファンは抑えて然るべきですが」

近藤「『ノスフェラトゥのオモチャ☆彡』……」

武市「ライターさん、殴りたいって思いました。世界観は綺麗、他の設定もまぁまぁ良くできているのに、どうしてこうなった?的な」

近藤「そんなに悪かないんじゃないか?」

武市「もうちょっと日常系を丁寧に描写すれば、ですかね。私だったらギャグで圧縮させてしまうんですけど」

近藤「圧縮って?」

武市「普通、朝の挨拶は『おはよう』じゃないですか?でもそれを『起きろ淫乱ゴールド』『朝から暴言が来たって訳か!?』とします」

武市「同じ必要なシーンとしても、どちらが読んでる方に強い印象を残すと思いますか?」

近藤「絶対に入れないといけないシーンも、ギャグ入れて印象を深くする?」

武市「に、プラスして、本来別の所に入れるべき砕けたシーンを、代わりに持って来る事で、全体の容量を『圧縮』すると」

武市「あくまでも私がそう定義しているだけで、業界用語ではありませんけど」

武市「『ギャングスタ・リパブリカ』はやりましたか?」

近藤「やった、けどなー。原画目当て」

武市「ミヤス先生は鉄板ですからね。でも『二週目』の意味が分からなかったです。大人になるって事でしょうか?」

近藤「別になったからって、そんなに変わるって訳でもないんだけどな」

近藤「あの能力自体にどういう意味があったのか、未だに分かんないんだけど」

武市「原画家さんのお陰で売れたのに、シナリオライターさんが勘違いしてレミニセンスの二の舞にならなきゃ良いですけどね」

近藤「HOOKの『PriministAr 』……悪くない、むしろ良いんだけど」

武市「『羊飼い』と同じ理由で私ダメでした。全体的には高評価で良いと思いますけど、唐突すぎるわ、と」

武市「昔々の『DearMyFriend』でも、『え、じゃ主人公があれこれしてる最中に、この子はアレしてるって事?』ってのが、はい」

近藤「『そのルートへ入ったから良かったものの、そうじゃなかったら目も当てられない』的な事か」

武市「他は……『ミライセカイのプラネッタ』とか、まぁSF小説でしょうか」

近藤「特典が『ヒロインをロリ化するパッチ』ってどうなんだ……?」

武市「もう二三歩踏み込んで欲しかったですかねー。意外性に欠ける感じで」

近藤「武さんは結局、今年のはどれが良かった?まだ11月と12月の分残ってるけど」

武市「あー……『プリズムリコレクション』でしょうか」

武市「取り敢えずこれ買っとけば間違いないでしょう」

近藤「絵もシナリオもレベル高めだしな」

武市「後は『ハピメア』ですかね。超鉄板です」

近藤「つーかそれ妹が可愛いだけじゃないのかよ」

武市「否定はしませんが、割と考えさせられる一本ですよ――と、ゴリさん、同人ゲームってします?」

近藤「敷居高くないかな?なんかクオリティ低そう」

武市「モノにも寄りますけど、結構楽しいのがありますよ?特に同人RPGとか」

武市「RPGツクールやWolfEditorで制作されて、よく作り込まれてあるなーってのが割と」

近藤「へー?お勧めは?」

武市「ドラマラクエストという、ドラクエ1の敵全部女体化した感じの」

近藤「パクリだよね?スクエニ訴えられたら負けないかな?」

武市「りゅうおう様が超可愛いです。あ、でもゲーム性は皆無に近いですが」

近藤「ダメじゃん」

武市「あとは『サボテン』さんってメーカーが物凄い頻度で出してます。しかも全体的にクオリティ高めで、簡単に出来る感じで」

武市「他にも『KICHUREA』さんって所のが面白いんですけど、HPが暴言とジャップ連呼でちょっと引きます」

近藤「コメント腹立ったんだろうけど、普通にアク禁すりゃいいんじゃ?」

武市「割とネタ抜きで忠告しますけど、少なくともお金を頂いてゲームを作っている以上、どんな方であってもお客様はお客様ですから」

武市「そりゃ内心思う所はあるでしょうけど、ナイナイの岡村君のように『嫌なら見るな』は絶対に言ってはいけません」

武市「……まぁでも本職と違って自由に動ける分、制約がないんでしょうな」

近藤「RPGなぁ……もっと増えても良いと思うんだけどなぁ。今年の頭頃出たっけ?」

武市「ナインテイルさんと銀翼のコロネのファンディスクは確認しています。どっちともパソコンのスペック不足で、まだやっていませんが」

近藤「あー、だから『パステルチャイム3』省いたのね」

武市「今までのアーティファクト云々すっ飛ばして、今度はペルソナって……」

近藤「まぁまぁ面白いし、いいんじゃね?つかあれIfのガーディアンシステムっぽいけど」

武市「開発、と言うか回転率の問題かも知れませんかね。確かエウシェリーさんが一本作るのに『二年二億』って話が」

近藤「どんだけ?何本売れれば回収できるんだ?」

武市「私は業界の人間ではないので何とも。けどまずDVD、パッケージ、広報と莫大な先行出費が必要となるのも確かかと」

武市「対して同人ゲームは基本HP+雑誌の小コーナーぐらいでしか取り上げられないので、あまりかからないでしょうね」

近藤「ダウンロート販売すれば在庫を抱える必要もないしな。これからそう言う販売体系になるんじゃ?」

武市「個人的に敷居が下がるのは賛成なんですが……でもちょっと問題がですね」

近藤「どんな?あ、現物がないから、中古で買えなくなる心配?」

武市「私は予約派なのであまりそっちの心配はしてません。それより今まで『流通』や『制作』をしてきた所が不要になるんですよ」

近藤「あぁ小売店が必要じゃなくなるのか」

武市「売れない在庫を抱える必要が無くなるのは利点でしょうがね。何ともそこら辺は難しいかと」

武市「経済の基本は『遣えば遣う程景気が良くなる』ですからね。エロゲー一本作るにしても、DVD・パッケージ・流通・小売りと波及効果が出ます」

武市「多くの人間が関わるようになってくれば、何らかの際に『エロゲ販売禁止』になろうとしても、反対する方を多く取り込めますから」

近藤「ダウンロード販売だけじゃ市場が育たないってのも、考え物か」

武市「ですから大江戸青少年健全育成条例改正案をですね!」

近藤「あぁ!俺達の手で潰さないといけないよな!」

――モニタ室

沖田「流石は近藤さんだ。変態と意気投合してやがる、ってかどうするんで――土方さん?」

土方「……ちょっと行って来るわ」

沖田「まぁ、そうなりますよねぇ。鬼の副長見せてくださいよ」

土方「あぁ、ビシッと言ってくる」

――取調室

武市「ゴリさんは次何か買うご予定は?」

近藤「『あかときっ』のリメイクかな?」

武市「あー、あの原画外注に丸投げしたヤツですな。予想以上人気が出てしまいましたね」

武市「慌てて自分のラインでシステム採用したら、『そうじゃねぇよ、液増やしてどうすんだ!』って突っ込まれてました」

近藤「半脱ぎのロマンはなぁ……うん。匠の技だ」

武市「個人的にはクラヤミピエロさんの超熱演だけでもオイシイ作品……あ、誰か来ましたね」

バタンッ

土方「……おい、何やってんだ」

近藤「いやぁついつい話が弾んじまってな。悪い、今から真面目に――」

土方「違うよ近藤さん、そうじゃねぇ、そうじゃねぇんだよ!」

近藤「……トシ?」

土方「なんで『ひめごとユニオン』の話をしないのぉぉぉぉぉっ!?2013年最高エロゲはあれでしょうがぁぁぁぁぁっ!」

近藤「トシ……違う!?お前まさか――」

近藤「トッシー!?」

トッシー「ゴリ殿も武殿も、拙者抜きで話すのは酷いではござらぬか!」

トッシー「あと『百花繚乱エリクシル』とか『月あかりランチ』とか忘れてるしぃぃぃぃぃっ!きちんと入れなきゃダメでしょうがぁぁぁぁぁっ!」


-終-


※なんかごめん。即興で書いたけど反省はしていない

>>233
あン?

>>234
>>1じゃないけど、なんでこのSSにはトリップつけないのとか、察して?ね?俺>>1じゃないけどもだ
つーか前にも書いたけど、あくまで伝奇系が本職であってだな、出来れば黒歴史的な感じで広まって欲しくないっていうか

あと『赤さんと吸血鬼』やったんだけど、あんまオススメしない
『早っ!?』『薄っ!?』『遅っ!?』『関係ないじゃんっ!?』
って四回ビックリするから。OP曲は名曲だけども

校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『はい、校長先生からのお話でしたー』

学年主任『では続きまして新任の先生をご紹介したいと思います』

学年主任『宇宙キャプテンカツーラ先生が一身上の攘夷で依願退職するそうです』

宇宙キャプテンカツーラ『カツーラじゃない、桂だ』

学年主任『うん知ってる。けどね、もう面倒臭ぇから見て見ぬふりをしようって。察して?』

学年主任『「R100」って外国の映画祭で最低評価貰ったにも関わらず、どこも取り上げてないでしょ?』

学年主任『俺が芸人だったらネタに出来るから超オイシイって思うのに、なんかもう周囲もいたたまれなくなってるよね。それと一緒で』

学年主任『「俺>>1じゃないんだけど察して?」って念押したにも関わらず、空気読んでくれなかった子もいるけど、桂先生も同類なの?』

学年主任『っていうか武市先生が着任後1時間で逮捕されるって、君の人脈はどうなってんの?』

桂『秘密保護法案に反対ィィィィィッ!幕府打倒の芽を摘むなァァァァァッ!!!』

学年主任『いやだから何度も言ってるけど、それ公務員の情報漏洩に罰則つけようって話だからね』

学年主任『ちなみにあの後ググったんだけど、sengoku38の中の人はFBとツイッターでこう言ってるから』

学年主任『「3年前のあの映像を、誰が何のために隠蔽したのか。(ジャーナリストらは)それすら明らかに出来てはいないではないか」』

学年主任『「自分たちの都合の良い時だけ知る権利を振りかざしている姿は滑稽である」』

学年主任『「どうやら悪の日本帝国と闘う自称ジャーナリストの方々は、正義のために逮捕される覚悟もないようだ」』

学年主任『って「民主党死ね」って間接的に批判しているんだけど、マスコミにとってはこれも特定秘密なの?テメーラへの批判は封殺するの?』

桂『だかしかぁし!我々攘夷志士にとっては都合の悪い法案ではないかっ!』

学年主任『そりゃテロリストにとってはね。だからマスコミ達は大反対しているんだろうけど』

桂(裏声)『イオンの中国偽造米も禁則事項ですっ』

学年主任『やめてあげて?スポンサーのケツを舐めて栄養にしてる人だって居るんだよ』

学年主任『あと桂君、君いま朝比奈みくるさんのボケしたんだと思うけど、それも知ってる人少なくなってるから』

学年主任『少し前まで「長門」って言うと「俺はメガネかける派、むしろメガネにかけたい派」って答えが返って来たんだけど』

学年主任『最近は「あぁ艦コレでゴザるな、拙者は島風の方が」って寂しくてね』

学年主任『作品も谷川先生の知らない所でババつけられたけど、どうすんの?誰が責任とんの?』

学年主任『スレイヤーズの神坂先生みたいに、モチベーション下がってフェードアウトするんじゃねぇかって心配してるんだけど』

学年主任『……いや、そうじゃなくて。まぁこんな感じで桂先生が話にならないので、新しい先生をお呼びしました』

学年主任『えぇっとですね。今度の先生は前歴が凄――って先生?』

学年主任『ちょっとまだ紹介が終わってな』

坂本「アッハハハハハハハハハ!」

坂本「おまんらよろしく頼むぜよ!今日から担任になった坂本じゃき!」

学年主任『――と、まぁ坂本先生です。はくしゅー』

パチパチパチパチパチッ

坂本「って、そこにおるのはヅラかァ!?まっこと久しぶりじゃのうっ!」

学年主任『さっき職員室で普通に話してましたよね?』

桂『貴様こそ相変わらずだな!坂本!』

学年主任『桂先生も「こないだの飲み会、誰が払ったんだっけ?四等分した気がするんだよなー」って喋ってましたよね?』

学年主任『「まず俺がボケて、その後に」って打ち合わせやってた風に見えたんですけど』

坂本「アッハハハハハ!男ならそんな細い事いいじゃき!一々構ってたらいかんぜよ!」

学年主任『まぁ良いですけど。で、坂本先生は、以前貿易商をしてらしたそうです』

学年主任『へー、貿易ですか?どんな感じで?』

坂本「男はそげな昔の事ぁ憶えておらんき!」

学年主任『じゃねぇよ、さっき「こう聞け」って言ってたでしょうが』

坂本「アッハハハハハハハハハ!そうじゃのう、そういうばそんな事もあったかもしれんぜぃ!」

桂『全く貴様というヤツは――あぁ、この男は商人をやっている。ある意味地球一と言って良いだろう』

坂本「ヅラぁ、ぬしゃ褒めたって何も出ぇせんわい!アッハハハハハ!」

桂『一言で言えば地球と宇宙の風俗をハシゴして、股間を媒介に性病を蔓延させる仕事だ』

坂本「アッハハハハハハハハハハハハハっ!マジぶっ殺すぞ桂?」

学年主任『あの、先生達?風俗とか性病とか、もっとマイルドにね?』

桂『個室で入浴のヘルプをしてくれる職業の人がだな』

学年主任『マイルドになってねぇよ。間違ってない、間違ってないけども、丁寧に説明しろって話じゃないからね?』

桂『東北サワリパークでは、誠意を込めたおもてなしコースが90分16,000円でだな』

学年主任『実在する店とコースの名前出すのやめてくれないかな?5年ぐらい前、福島市に行った時にはやってたけどさ』

坂本「まさに船中八朔じゃき!」

学年主任『意味が分からないし字も違う。それおおかみかくしのネタになった方』

学年主任『あと、最近ヘタれてきた大阪政党の公約でも飽きられて、「アイタタタ」的な意味も付加されてるし』

学年主任『いやあの坂本先生?真面目に他何か、取引してた物って無いんですかね?性病以外に』

坂本「そうじゃのう……あぁ!エリザベスじゃ!エリザベスがあったがじゃあ!」

学年主任『え?オッサンの人身売買までやってんの!?』

桂『だからエリザベスはオッサンではないと何度言えば!』

学年主任『いやだってエリザベス先生「ギャグで着たんだけど脱ぐタイミングを失った」って、こないだ飲み会で愚痴ってたもの』

桂『エリザベスの事かああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』

学年主任『何で今「クリリンの事か」みたいなテンションで叫んでんの?どうしたの?発作?』

桂『それ以上の暴言はこの桂が許さん!!!』

学年主任『いや暴言て。別に実態そのまま言っただけで』

桂『とくダネ!の司会者が来年度降板されるのに、「ヅラ飛ばされちゃいましたよね」って書き込むなどと恥を知れぃっ!』

学年主任『待って桂君?そうじゃないよね、確かにその番組は来年三ヶ月で終りになるけどさ』

学年主任『俺が今話したのはエリザベス先生の着ぐるみの話であって、小倉さんは関係ないよね?無実だよね?』

学年主任『むしろ君が強調する事で逆に不自然にならないかな?主に、上の方』

桂『まるでオヅラのヅラが飛ばされたような言い方!ハゲを気にして必死で隠そうとしている相手に失礼でないのか!?』

学年主任『うん、だからそういう所がね?弁護しているようで追い打ちかけてるって感じで』

学年主任『つーか君さっきから校長の方、顔の横に掌持ってきて見ないようにしてるけど、それは優しさじゃないからね。バファリンの半分と勘違いしないで?』

学年主任『文章中に“”入れるぐらいの勢いで他意がありすぎるからね』

坂本「そうぜよヅラ?人の嫌がる事は言っちゃいかんき」

学年主任『そうそう。嫌がってるというか、うん自業自得ではあるけど。あの人の場合』

学年主任『ポジション的に同じキダタロー先生が親しまれているのに対し、不買運動されるまで嫌われてるぐらい差がね』

坂本「中には愛人と子供作っておいて、謝罪無しでのうのうとしてるヤツに比べればどうって事なか!」

学年主任『おい宮根誠司に話跳ばすなよ。愛人と隠し子のダブルリーチかけたのに、トバなかった相手にケンカ売るな?』

学年主任『2006年に一般人と結婚して2012年に愛人と隠し子発覚って、タレント以前に人間として終わってるとか言うなって!』

坂本「アッハハハハハハ!全くけつもんだの後輩に相応しい逸材じゃき!」

学年主任『坂本君、それ誤字だよね?けつもんだけどみのもんただからね?』

桂『みのもんた……それはつまり、みのもんたがけつもんだから、けつもんだと呼ばれたのであり』

桂『けつものんだからみのもんたではなく、みのもんたがけつもんだ、あぁだから成程けつもんだか。納得行った』

桂『要はみのもんたがけつもんだという事から、けつもんだと言われるのであって決してけつもんだがみのもんだという訳では』

学年主任『桂君、長い。そして何を言っているのかが分からない』

桂『えーしーぃぃぃっ!』

学年主任『公共広告機構はそんな事言わない。つーかあれ業界とズブズブだからね?』

学年主任『AC発揮人のサントリー元社長、佐治敬三が「東北は熊襲の産地。文化的程度も極めて低い」つって炎上した人』

学年主任『面倒だから一々突っ込まないけど、全てが只々鬱陶しい。無料のCMを流すぐらいなら停波しろよ』

坂本「あぁそうじゃヅラぁ!おまんに新種のエリザベスを持ってきちょったぜよ!」

桂『本当かっ!?オスか?メスなのか?』

学年主任『性別あるの?かエリザベス先生自体、ただのオッサンじゃない?』

坂本「ほら、エリザベス!おまんも挨拶するぜよ!」

学年主任『ちょっ、壇上に何上げて』

長谷川「……」

学年主任『オッサンだよね?しかもこれかぶり物すらしてないし』

坂本「いんやホレ、腹に巻いているダンボールに『エリザベス』て書いてあるじゃき」

学年主任『違うよね?これ「春キャベツ」だよね?一文字も合ってない上、字数すら違うのにどうやったら見間違えるの?』

学年主任『こぶいち&むりりん先生と、ほんたにかなえ先生の絵の見分けがつかない俺だって分かるからね?騙されないよ?』

学年主任『あと涼香先生と和泉つばす先生もどっちがどっちなのか分かんないんだけど、これもう業界から足洗えって事なのかな?』

学年主任『つーかさ、これさ。あれじゃん』

学年主任『駅前の公園とかに居る人だし。ダンボール的なお城を建造して住んでいる種族だよね?』

学年主任『年末になると「年越し派遣村」とかナメた事言う人達じゃないかな?』

桂(裏声)『あれあれー?どうして派遣村は景気がドン底にまで落ち込んだ政権交代後に開かれなかったのー?』

学年主任『コナン君はいいじゃない?「ルパンとコラボって怪盗キッドさんの出番は?」とか思ったけど、いいじゃない』

桂(裏声)『あれあれー?派遣村の村長だった湯浅誠さんは政権交代後に内閣参与に任命されたり、鈴木寛元議員の推薦人になっているなー?』

学年主任『論功行賞だよ言わせんな恥ずかしい。つーか派遣村に集まった寄付金5,000万円は使途不明のまま解散したんだからな』

学年主任『後期高齢者医療制度と一緒で、政府批判出来れば何だって良いんだよ』

坂本「いやぁ捕獲するのに苦労したぜよ!他のヤツに頼んでもワシ以外に見えない言うちょるし!」

学年主任『あー、はい。妖精的なアレですかね。その場にいるのに誰も目を合わせようとしない的な』

学年主任『でも捕獲って。そういう乱暴なのはちょっと』

坂本「現地人に捕まって鍋にされそうになっちょった!まさに間一髪だったぜよ!」

学年主任『おい、ダンボールの人?君も仲間内から吊し上げられるって、一体なにやらかしたの?』

桂「うむ……エリザベスCB-122亜種か。中々興味深い」

学年主任『それダンボールの生産地番号な?中の人はホモ・サピエンスだと思うよ?』

桂「千葉県の田村さんが手塩にかけて育てたと書かれてあるが……むぅ、これが噂の産地偽装というヤツか!」

学年主任『うん、そうだよね。元々入ってた春キャベツは田村さんが育てたんだと思うよ』

学年主任『でもグラサンのオッサンにまでは、ちょっと田村さん荷が重いんじゃないかな?多分育ててないだろうし、種も蒔いてないから』

坂本「『俺の股間がロックオンするぜ!』」

学年主任『ダブルオーのファンにケンカ売るのは止めよう?そのネタは薄い本で散々使われまくったと思うけど』」

桂『「外すなよストラトス!」』

坂田「『オーケィ。そっちこそヘマするんじゃねえぞザフトの赤服さんよぉ』」

桂『「問題ない――行くぞ!」』

学年主任『ごめんな?今脳内でアスランのジャスティスが前衛、後ろから支援攻撃かますロックオンのデュナメスって絵が浮かんだんだけど』

学年主任『もうアレだよね、声優ネタは余所でやってくれないかな?客入るから、絶対に』

学年主任『あとさ、個人的に聞きたいんだけど、ガンダム界屈指のコミュ障の刹那さんを、ELSとの交渉役に選んだのはどうして?』

学年主任『プラモ狂四郎ですら「俺はガンダム」とは言わなかった……どうだっけ?言ったかも?』

学年主任『何となく言いたい事は分かるんだけど、それ別に「ソレスタルビーイング」でいいじゃん?ガンダム無関係だよね?』

学年主任『サクラ大戦の大神さんが「俺が、俺達が光武だ!」つってんのと一緒だからね?』

桂『まぁ刹那殿もサムライであった、と』

学年主任『だから前から言ってるけど、サムライの過大評価はよそう?サムライにプレッシャー与えるだけだからね?』

学年主任『この間取材で繁華街行ったら、「アジアンサムライビューティ」的な看板立っててビックリしたんだからね』

学年主任『まぁ中には侍どころか日本人より魚類に近い顔立ちの人居て、後日入管にメール出したけど――坂本先生?』

坂本「……」

桂『いかんな、これは』

学年主任『え、なに?どういう事?』

桂『坂本は我が友にして元攘夷志士、古傷が開いてしまったのやもしれん!』

学年主任『それ大変じゃないですか!誰かっ!救急車を!』

桂『坂本は乗り物酔いに弱いんだ』

学年主任『乗り物じゃないよね?精々1mぐらいの壇上だよね?』

学年主任『それでどうやったら酔うの?つーか古傷一個も関係無いよね?無罪だよね?』

学年主任『星海坊主さんにも言いたいんだけど、古傷さんに冤罪着せるのにも程が無いかな?』

坂本「……えっぷ」

学年主任『降りろ!お前らまたテロ起こすつもりじゃねぇか!?』

桂『落ち着け主任殿!こうなっては焦ってどうなるもんでもあるまい!』

学年主任『手伝えよ!どうせまたしょーもないコントしている間にリバースするんでしょーがぁ!』

桂『こんな時は――そうだ!アレを思い出せ!』

桂『心穏やかにすれば体も自然と収まろう!』

学年主任『何?昔なんかいい事でもあったの?』

桂『あれは――そう!クッキングフェスに行った時だった……!』

学年主任『トリコな?トミーロッドとスタージュン繋がりじゃねぇか』

桂『あれテントの中でスターがスタンバってたって事だよね?真っ暗なテントの中で小松殿をぼーっと待ってたんだよね?』

学年主任『桂先生、意外とその絵シュールだからそのぐらいに』

学年主任『なんだかんだ言って、スターさん一人メシ多いとか言わないであげて下さいね。他の面子が濃すぎて浮いてるだけですから』

桂『……』

学年主任『……桂先生?どうしたの、君まで黙っちゃって』

桂『「トリコぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!うぇっ」』

学年主任『おいバカお前が今トミーロッドの真似したら――』

桂・坂本「「うぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええええぇぇぇぇっ!!!」」

学年主任『ジャイアントパラサイト出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――えっと、ですね。バカ――じゃなかった、えっとモジャ毛の方は保健室。ロン毛のバカは落ち着いてます。はい』

学年主任『まさかあそこでダブルが来るとは、先生正直予想すらしていませんでした。つーか予想していたら、頭オカシイと思います』

学年主任『出ないからね?君らがどんなに頑張ったって「王食晩餐」は出ないから』

学年主任『出たのはもんじゃでしょ?出たっていうか、失せたのは食欲っていうか』

学年主任『なんかもう一人、坂田君辺り集まったらアテナエクスクラメーションぶっ放しそうで怖いんですけど』

学年主任『いやぁ、じゃないよ。褒めてないからね』

学年主任『まぁでもね、いい加減皆さん慣れっこになってしまいましたね。ちょっとした鉄筋家族並の耐性を持ってしまいましたが、えぇ』

学年主任『それはそれで人の失敗を笑って許せるような、そんな人になりた――何?桂君、今なんて?』

学年主任『「スタージュン、地肌の守備力の高いのになんで鎧着てるの」?……うんまぁ思ったけどさ』

学年主任『アルティメット出す前のトリコが破壊出来たんだから、耐久度的にはそんなに無いよね。超人レベルでは、だけど』

学年主任『トリコのレッグナイフと同等の剣持ってるんだったら、鎧の強度も普通は同レベルで揃えるよね、うん』

学年主任『つーかあれ肉体駆使するトリコと炎使うスタージュン見て、「どっちが主人公?」って思わなかった?俺だけ?』

学年主任『使ってる技がトリコはフォークという名の貫手だし、ナイフは手刀だし、基本地味じゃん』

学年主任『キャラとしては面白いんだけど、一昔前の少年のマンガだったら色物枠。うん』

学年主任『堕落天使の端っこの方にいる空手家とか。つーかロッシもうちょっと喋れよ』

学年主任『うん?何?』

学年主任『「当て屋の椿グロすぎですよね」?あー、うん、まぁまぁ』

学年主任『絵は綺麗だしキャラも嫌いじゃ無いんだけどね。あれはなー』

学年主任『基本登場人物全員、死ぬか殺すかヤられるかの三択だよね?しかも普通は安全地帯の筈の子供ですら行く時は行くし』

学年主任『ちひろちゃんと足して二で割ったぐらいのアホさ加減で丁度良いと思うけど。あっちは終わっちゃったしねー』

学年主任『あんまり殺伐したのばっか読んでると、書いてるのも引っ張られて困――はい?』

学年主任『ジオブリーダーズは良いんじゃないかな?ほら、伊藤先生急病……』

学年主任『俺だって辛いよ!でも、どうしようもないしね、こればっかりは!』

学年主任『攻殻機動隊よりもご覧の有様ってどうなんだろうね、世界観シビアだって事だろうけど』

学年主任『攻殻のTVアニメ版は……うん、エウレカAOと同じで酷い事になってるし』

学年主任『結局全てのオチが「日本政府悪い」で完結するのもどうだろう?昔見た時は割と共感出来たけど、今はちょっと』

学年主任『1stの薬害事件は関係者断罪されるべきだと思うけど、笑い男はテロに走ったのを利用されたんでしょ?』

学年主任『内部告発、というか暴露?まぁどっちにしろ個人がどうこうするんじゃなくて、ネットに情報出して世論を作るのが最善だったと思うし』

学年主任『2ndの合田は共感出来るよ?やった事は犯罪、また目的が正しくても手段がダメであれば正当化は出来ない。してもいけない』

学年主任『それは、絶対に……ってのが建前だけどさ』

学年主任『……現実は東西冷戦と同じで「自分の国の兵器を無くしたからと言って、相手は減らさず、むしろ増やす」って原則がね』

学年主任『難民自体が実質上の植民、どっかの民主党の帰化済み国会議員の異様な行動見たり、政治献金の流れを見るとどうにもね』

学年主任『「個別の11人に感染した童貞が意図的に難民を攻撃する」ってのが、まぁ皮肉なんでしょ、きっと』

学年主任『「排他主義をこじらせて難民攻撃するお前らは、どうせ童貞なんだろ?」的な、監督の揶揄かな?』

学年主任『それで済めば良かったんだけどね。うん、いや、本当に心からそう思――』

学年主任『「レオとエリカがくっつくのはどうかと思う」?桂君、俺今真面目な話してたんだからね?それ劣等生の話でしょ?』

学年主任『名前忘れたけどメガネの子も最初そうだったじゃん?多分捌ききれないから絞ったんだと思うけど』

学年主任『つーか司波君以外の基本は学生の筈が、その場のノリでガンガン人殺すのもどうなの?設定は現代の延長線なんだよね?』

学年主任『でもまぁそれは許そう?襲撃かけられた方だし、「人の命を守るためには武力が必要」って代々木に聞かせたい正論だしね』

学年主任『けどね、アレ一つだけどうしても許せない事あるんだよ、うん』

学年主任『……あぁ桂君も思ったの?それじゃ結構思ってる子多いのかも』

学年主任『剣道部のキャプテンがあっさり桐原君に転ぶってありえないよね、うん』

学年主任『勢いとはいえ、「お前自分の腕斬り飛ばそうとした相手OKなの?」って』

学年主任『桐原君お見舞いに通ってたとか言ってたけど、実際には何をお見舞いしてたの?振動するブレード的なものをって事?』

学年主任『てか常識的に考えて、そんなに親しくない相手、しかも入院している相手が女性の場合、男性は行かないのがマナーだからね』

学年主任『気を遣わせるってのがあるし、誰だってすっぴんやら寝間着を見られたくないでしょ?』

学年主任『つか新入生でも思ったけど、数分前まで決闘していた相手となんかこう、無理矢理フラグ立てるのどうなの?』

学年主任『明らかに高校デビュー失敗した相手、仲間内でクスクス笑ってるのも、リアルではあるけどヒロイン達の性格悪く見えるし』

学年主任『あと「知っているのか雷電!?」役になってる雫さんの出番とフラグを立て直して欲し――』

学年主任『「ジェシーおいたん、子供好きにも程がありますよね」?……うん』

学年主任『昔さぁ、NHK教育で「フルハウス」って海外ドラマやってたんだよ。うん8年ぐらいの長いの』

学年主任『話は「妻に先立たれた夫が四苦八苦して子供達を育てる」ってホームドラマ。前半はギャグ、後半はいい話的な』

学年主任『そん中で主人公の義理の弟、子供達からすればおじさんで通称「ジェシーおじさん」って居たんだよね』

学年主任『ドラマ的にも「最初は子供が苦手で、姉と駆け落ちした主人公も嫌い」って設定だったんだけど』

学年主任『段々仲良くなってくる、みたいな感じのオイシイ役。今も人気ある人』

学年主任『家族の中で一番仲良かったのが、一番下の娘でミシェル、だっけかな?そんな名前だった気がする』

学年主任『実は双子だか姉妹だかで、交換しながら出演していたって裏話を聞いて驚いた――まぁそれはいいんだよ』

学年主任『――で、3年ぐらい前その「ジェシーおじさんとミシェル役の子がお泊まりしてた」って聞かされたんだよ、いやマジで』

学年主任『ちなみに2008年だから、ジェシー役のジョン・ステーモスは45歳、ミシェル役のオルセン姉妹22歳……うん』

学年主任『娘さんの方がドラマ第一話の年齢が8ヶ月……うん、最悪にも程があるよね?』

学年主任『ステーモスさん、テメーがガキの頃から知ってる相手に手ぇ出すなんて、性欲持て余すのもいい加減にしろ、つーか死ね』

学年主任「割とガキの頃楽しんで見てたんだけど、再放送見る度「おいたんはミシェルを性的な目で見ている」って思うんだよ?ねぇ?」

学年主任『自重しろよ、なぁ?日本のHENTAIをどうこう言う前に、お前らんトコの――』

学年主任『My Merry Mayの話はいいじゃん?アレもう俺触りたくないんだよ。正直思い出したくもないし』

学年主任『だって続編で「前作の主人公は世界に絶望して死んでいる」ってないよね?センチ2でも思ったけどさ』

学年主任『皮肉なのは一作目の主人公が最期の最期まで信じられなかった、「兄からの愛情」がヒロインの誰よりも深い「本物」だって証明された事だけど』

学年主任『そもそも一作目のヒロインのウチ、二人が「主人公の兄貴に片思い」とか「マジで援交歴アリ」って地雷にも程があるだろ』

学年主任『しかも続編でライカと篠片さんって言うのがね、うん』

学年主任『フィクションの話にアレコレ言うのも何なんだけど、普通は、引く』

学年主任『一応な?そりゃ上っ面だけは綺麗事を言うでしょ。周りの人は』

学年主任『けど、実際にはドン引きだからね。無責任過ぎるだろ、全てに於て』

学年主任『つーか伏線は凄いし、今の名作と呼ばれるゲームに何ら遜色ないと評価もするけどさ』

学年主任『逆に伏線ありきで、ギミック重視で話立ててる気が……良いんだけども』

学年主任『売れれば何をやったって許されるし、どんだけ丁寧に作っても売れなければダメだからね』

学年主任『……俺、Kid系オリジナル作品は倒産するまで大体買ってたけど、倒産した理由って「そういう所」な感じがする』

学年主任『ファンが絶賛する反面、一般ユーザーは音もなく離れていく、ってかカプコンの時もしたけど』

学年主任『物語が先鋭化し過ぎててついて行けない。逆に批判すれば「アンチ」だって切って捨てる。まぁ線引きをどこでつけるかって問題もあるけど』

学年主任『ネットで事実が広まり始めて新聞やテレビ局、また彼らがシャットアウトしていた対象を非難する世論が形成されつつあるけどさ』

学年主任『それに対して「レイシスト」だの「ネットウヨク」ってレッテル貼っても、何一つ解決はしないからね?』

学年主任『現実は受け入れて対処するしか方法はない……ま、それが出来るようであれば、最初からしていると思うけど』

学年主任『そのライターさん、シンフォニックレインでもやらかしたみたいだし――つーか、俺まだエルデでケイ先生の扱い悪かったの許してな』

長谷川「『あれだろ?ヲタクってのは犯罪者なんだろ?』」

学年主任『えっと長谷川さん?君どうして壇上に上がってんの?あと、俺ら全否定する所から入らないで欲しいんだけど』

学年主任『「俺妹」のオチ、べた褒めする人もいるけど、京介君のお父さんの心配は100%当たったって事だよね、うん』

学年主任『大人しく黒猫とくっついてれば良かったのに。黒猫とくっついていれば良かったんだよ、って大事だから二回言ったけどさ』

長谷川「『ちなみに俺も黒猫派だ!』」

学年主任『京介君のとーちゃんはそんな事言わない。気持ちは分かるけど、それこそ痛いほど』

長谷川「『おっはようっおっはようっボンジュールっ!』」

学年主任『関係ねぇよな?どうして今エリカ出す必要がある?つーかどういうチョイス?』

学年主任『確かに立木さん実は歌上手いけど。サザンアイズって昔のマンガのCDでボーカルとかやってるし』

学年主任『ってかパリシィも浮かばれねぇだろ、色々な意味で衝撃受けたし、そりゃ怪人化も仕方が無いって思うよ』

長谷川「俺ぁ……アレだよ、今までちゃんとやってきたつもりだったんだよ」

学年主任『長谷川さん?君、サングラスの奥が真っ暗で見えないんだけど、それ演出だよね?』

学年主任『ペルソナ2罰の方のドリカンさんみたいな扱いじゃないんだよね?這い寄る混沌に魅入られてる的な』

長谷川「努力してきたんだよ!こう見えて人一倍頑張ってきた!」

学年主任『いやあの長谷川さんね。言いたい事は職員室で聞きますから』

長谷川「新台出る日には早朝から並んだし!落ちてるメダル拾いだってコツコツやったんだよ!」

学年主任『おい、パチスロ廃人。まず働けよ。パチンコはただのギャンブルだからな』

長谷川「だってマジハロの限定グッズはイベント会場行かないと買えないんだもんっ!」

学年主任『あー、9月の中頃に台風来てる中でも強行したんだっけか。人多すぎて入場制限したとか』

学年主任『知り合いの序列一位は優待券で招待されたけど、なんかBKA?とかってアイドルが営業で来てたのに全然盛り上がらなかったんだって』

学年主任『むしろ「アリスを汚すな!」って言ってたけど。まぁどっちもどっちだよね』

長谷川「でもよぉダメだったじゃん!俺の努力は全て、全てっ……!」

学年主任『だからパチスロは労働じゃねぇよ。お前まるでダメなオッサンじゃんか』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『え!?坂本先生じゃないの!?大丈夫!?』

学年主任『坂本先生も坂本先生で不安だけどさ、なんかマダオ君はもっとダメな気がするんだよ!』

長谷川「テメーら場所開けろ。腕振り回してケガしてもしんねーからな」

学年主任『いやぁ、どうなの?オッサンだし、多少は常識知ってるよね?』

学年主任『柳生さんちのバカどもみたいにはっちゃけたりしないよね?信じて良いの?』

桂『大丈夫だ、課長殿』

学年主任『主任な?課長じゃないからね?』

桂『あぁ見えて長谷川殿は芯の強い男だ。きっとやり遂げてくれる――かもしれない』

学年主任『かもしれないついてんじゃん。先週のオチ残っているよね?ジジイのションベンみたいに残尿感たっぷりだからね?』

長谷川「不安定になる体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『最悪だな!?お前子供相手に何やってんだ!?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

長谷川「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『今のウチに――って離せヅラ!邪魔すんなロン毛!』

桂『ヅラじゃない桂だ。いやここは様子をうかがってみよう』

学年主任『無駄だと思うけどね、うん』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次は元気よく玄関から飛び出しぃぃぃぃぃっ!」

長谷川「もう少しで目的地に着く前に、「あ、コタツの電源切ったっけ?」って思い出す運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『やめて?子供達にトラウマを残すあるあるは良くないからね?』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『って君、どんだけいつも不安定な生活送ってるの?』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次は夜コンビニへ買い物に行き、ショートカットしようと公園を通ったらぁぁぁぁぁっ!」

長谷川「ブランコだけが音もなく揺れてるのを見る運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『怖っ!?なんか不安定になるよ!それっ!』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次は車を運転してる最中に、前の車のブレーキランプが消えるのを見てぇぇぇぇぇっ!」

長谷川「注意しようか思ったけど面倒で放置する運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『……いや、あんま共感はしないけど。これは』

長谷川「『カーブ曲がるんでどんなドライバーかなって見たら、お年寄り夫婦―』」

学年主任『あー……何か、何か引っかかるよね。車検やってれば最悪は避けられるけど』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次は風呂の湯船の中で「あぁそう言えば窒息ごっこって流行ったよな?」って思いだしぃぃぃぃぃっ!」

長谷川「軽い気持ちで頸動脈絞めたら本当にオチて、もう少しであの世にボンジュールしそうになる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『マダオ君それあんまり広めないでね?数年前にすっげー問題になったし、確か死んだ人も出てる筈だ』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『調べてみたらアメリカじゃ毎年40人前後亡くなってるから、するな?生き残っても障害が残るかも知れないから』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次はさっきからうるさいオッサンを指さしぃぃぃぃぃっ!」

長谷川「『中国製のヅラって死刑囚の……』って訊く運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『それただの都市伝説じゃねぇか。臓器関係はマジだって問題になってたけど、毛髪は別に伸びるだろ』

桂『ヅラじゃない桂だ!』

学年主任『手伝えよ。つーか桂君ちょくちょく絡んでくるけど、先週の「かもしれない体操」を端折られたの気にしてるの?』

桂『激おこぷんぷんリリカルトカレフマジカルイグニッション丸だ!』

学年主任『途中からミカるんX入ったよね?つーかあれ高遠先生シンシアん時から勘違いしていると思うけど、全裸出したって人気は上がらないからな』

学年主任『あと校長。校長のメットは日本製だから心配すんな?今でも髪売る人は少ないけど居るから』

学年主任『むしろ市松人形と一緒で髪が伸びたら伸びたでラッキー、って思えば?』

学年主任『「そうだね!」じゃねぇよ、皮肉だからな?』

長谷川「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

長谷川「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『まぁ今年も色々あったけどね。ネットでスポンサー凸すれば、みのもんたレベルでも干される時代になってきたかー』

長谷川「『エブリケンミン、カミング、アウトっ!』」

学年主任『息子のコネ入社も暴露されてたし、普段の素行が悪い分、ここぞとはかりにボロが出てるけど』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『北乃さんとオヅラさんも醜聞出たし、ここで言えば現実になんのかな?えっと――辛坊治郎は報いを受けろ、菅直人も同じ所へ行け』

武市「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

武市「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『それは続けるからな、俺のライフワークだから』

武市「『マスコミもこぞって秘密保護法案反対の声を上げている。後は国民のみなさんの声をあげてください!11』」

学年主任『マダオ君、それ大畠章宏。民主党の……なんか役員やってる人』

長谷川「『中国とレアアースの代替材料やリサイクル技術を共同研究したい』」

学年主任『って「中国からレアアース禁輸されてる時」に言った、典型的なアレな人』

長谷川「『震災で中国に支援してもらったお礼に、高速鉄道事故の原因究明と再発防止を支援したい』」

学年主任『まぁ……日立の労組、しかも専従組の赤い貴族だから選挙は鉄板』

学年主任『とはいえ前の選挙が比例を除いた過去最低得票数だし、次は落選も充分に狙える』

長谷川「次は夕子さんが旧校舎から消えてぇぇぇぇぇっ!」

長谷川「無事に完結して良かったんだけど、何か思ったよりも平和で貞一君にイラッとする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『おい黄昏乙女アムネジアの悪口はするな。良い終り方だったよ』

学年主任『西川先生もめいびい先生みたいな性格なら、俺の思い出は傷つかなかったけどな!』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『歳取らない巨乳JKと一緒なんて、大体の男は喜ぶ……いやでも浮気したら、文字通り殺されるか。貞一君モテるしなぁ』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次は物語シリーズ最新巻終物語(上)を読んでぇぇぇぇぇっ!」

長谷川「『あれ?また俺トバして買ってた?』って不安になる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『あー、うん。阿良々木君も不安定になってたヤツね、ってか西尾先生投げやりになってきてないかな?』

学年主任『物語シリーズのSS、地の文つきで書きたいんだけど、時間がねー。主に今とか』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『話的には京極先生が10年以上前に通った道ではあるけど。オチ読むの簡単だった』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

長谷川「先月取材で茨城県大洗町に行って大洗磯前神社で写真を撮っていたらぁぁぁぁぁっ!」

長谷川「ガルパンの聖地巡礼と勘違いされて、何かおばちゃんに世間話を振られる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『……あのねぇ、お前らっつーか俺らいい加減にしろ、な?』

学年主任『続日本紀(しょくにほんき)って所謂六国史(りっこくし)って史書があるんだよ。平安時代頃に書かれたヤツな』

学年主任『その一節に「少彦名神が降臨された地」として磯先(いそさき)の名前が――って面倒だから端折るけど』

学年主任『何年か前に宮城の塩竈神社行った時も、たまたまかんなぎがブレイク――あぁ壊れる方のじゃないよ?弾ける方のな?――だったけど』

学年主任『お前ら別に興味や仕事で行ってる訳じゃないよね?だったら自重して?』

学年主任『どこ行ってもガルパン一色も良いんだけどさ、もう暫く行かねぇぞって素人さんは思うんだから』

学年主任『大洗駅まで印籠弁当買いに行ったら、お前らが多すぎで売り切れってどういう事?俺なんか悪い事したの?』

長谷川「『秘密保護法案で日弁連とペンクラブと雑誌協会が非難声明を出したけど、民主党時代に同じ法案が作られていたのはスルーなんですね』」

学年主任『尊敬を受けられない連中が尊敬を受けようとするのに、一番手っ取り早いのは既存の尊敬を貶める事』

学年主任『だから国や官僚にケンカを売る。「体制に反対する俺格好良い」的な感じかな?』

学年主任『けどな、実際の所。経済にしろ政治にしろ外交軍事歴史、ほぼ全てにおいて、連中は無能だ』

学年主任『そもそもで言えばそう言った分野に明るければ、最初からそっちで身を立てていたから』

学年主任『民主主義が壊れる懸念も結構だし、ヘイトスピーチフンダララの懸念も良いんだけど』

学年主任『その両方がぶっ壊れているお隣や、その下の方の国でやっている日本人差別はスルーするって偽善にも程があるからな』

学年主任『ついさっき見てたニュースで北のナンバー4?だかの死刑執行されたらしいけど』

学年主任『異常な「独裁国家」の「死刑」には黙り。明らかにあっちの方が酷いのにも関わらず、人権派弁護士さんとジャーナリストは見て見ないフリ』

学年主任『マスコミと自称知識人の凋落ぶりは、彼らが独占していた「他社への発信」をネットが担ってしまった事かも』

学年主任『聖書――新約聖書は最初古代ギリシア・ラテン語で書かれていた。ローマ帝国が崩壊した後にもラテン語で使われ続けている』

学年主任『今もバチカンが執り行う祭祀は多少変質した古代ラテン語が主だ』

学年主任『当時の読み物としてはやはり聖書関係のものしか無く、当然文字を勉強しようとすれば例外なく教化されていった。それはまぁ?』

学年主任『活版印刷が出来るまでは仕方がないんだけど、ヨーロッパの多く、その知識は教会が支配していたのも事実』

学年主任『読み書きが出来るのは、イコール聖職者みたいな感じで、知恵の独占を図っていたんだね。謀っていたかは微妙だけど』

学年主任『けれど教育が向上するに連れ、人々が既存の価値観――教会の腐敗と独占に疑念を持つようになったのが、宗教改革だったと俺は定義している』

学年主任『活版印刷のグーテンベルグ聖書が発行されたのは1455年、ルターが教会に95ヶ条の論題を突きつけたのは1517年』

学年主任『教会税みたいなトンデモもあったし、いつかは起きる出来事だとは思うけど』

学年主任『それと同じ構図が現代でも起きている。ただそれだけの話』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

長谷川「……やったぜ!俺、俺っ!」

桂「ナイスだ!長谷川殿!」

学年主任『ナイスじゃねーよ、全然ナイスじゃねーからね?』

学年主任『俺それっぽい事言って誤魔化そうとしたけど、フォローになってないから』

学年主任『つーか降りて来なさい。自称パチスロ師って「無職」と同義だからね?』

学年主任『校長……えぇいやこれは――校長?』

学年主任『ゲスト?……いやいや誰ですか、その人』

学年主任『いいから?……はぁ、まぁじゃどうぞ』

学年主任『では改めて壇上へどうぞ。はくしゅー』

パチパチパチパチパチパチパチパチッ

長谷川「お、お前……!」

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

ハツ「クリスマスぐらい帰ってきてもいいんじゃないか体操第一ぃぃぃぃぃっ!ハイッ!」



-終-


※終り



――銀魂SS 『銀華蒼月』

――万事屋

新八「おはようございまーす――って、朝からお客さんですか?」

晴太「あ、どーもガキ(チェリー)」

新八「やったんぞコラ?表出ろ、あぁん?」

神楽「うるさいネ。ガキはガキらしくとくダネ!でも見てるアル」

新八「朝からあれはちょっとイラってするだけだと思うんだけど」

銀時「いいから座れよ新八。晴太が依頼持ってきてくれたんだから」

新八「あぁそうなんですか。今お茶入れちゃいます」

銀時「ぱっつぁん俺ミロで」

神楽「イチゴ牛乳寄越せよコラ」

新八「はいはい、ちょっと待ってて下さいね」

銀時(裏声)「『おいメガネ、俺メロウコーラで』」

新八「グルメピラミッドは遠いですよね?ってか定春君はそんな事言いませんし」

神楽(裏声)「『チッ、使えねぇなメガネは。お前もう帰ればいいんじゃね?』」

新八「やったんぞコラ?朝から新八君弄り倒すんだったら、やったん――痛い痛い痛いっ!?神楽ちゃん折れるからっ!?」

神楽「新八のメガネかけ器に生まれてきた事を呪うアルっ!」

新八「神楽ちゃんそれ本体っ!?かけてるのは僕の方だし!」

銀時「おいおいあんまはしゃぐなよ。お客さんが来てんだから」

新八「だったら止めて下さいよっ!?」

晴太「あの、オイラ帰っていいかな?」

銀時「ほら晴太もドン引きだよ。ただでさえ新八は――ぁっ」

新八「何?今何言いかけたの?新八君がどーゆー事?」

神楽「生理的に気持ち悪――ぁっ」

新八「うんもうそれ言ってるよね?言いたい事90%言っちゃってるよね?最後の“い”隠しても意味はないよね?」

銀時「そろそろレギュラー――ぁっ」

新八「どういう事?レギュラーから降ろすぞって事?けつもんださんみたいに干されるの?」

神楽「トイレから出るとイカ臭いアル――ぁっ」

新八「誤解だし関係ないし完全に言っちゃってるし!何、僕の存在全否定か!?」

銀時「最近寒くなって――ぁっ」

神楽「おでんが美味しい季節になりましたよね――ぁっ」

新八「語尾ですよね?それもう『あっ、言っちゃった』の略じゃなくなってますよね?」

晴太「おじゃましましたー」 ガラガラ

銀時「ちょ、ちょっと待つんだ晴太君!今のは軽―いジョークだから、ねっ!そうだよな神楽君っ!?」

神楽「そうアルね。いつもの事アルよ、ねっ、定春?」

定春『わんっ』

新八「僕は?今、意図的に外しただろ?明らかに今銀さんも神楽ちゃんも俺の目見たよね?」

銀時「え?」

神楽「ん?」

新八「え、いやそぉじゃないでしょぉぉぉぉっ!なにその『新八居たっけ?』みたいなリアクションはぁぁぁぁ!?」

晴太「それじゃー」

銀時「待つんだ晴太君!これは俺たちのコミュニケーションだから、なっ!」

新八「ボケ二人と突っ込みが居ればこんな感じだから――それより依頼はいいの?」

晴太「兄ちゃんたちがボケ倒したせいだと思うけど……これ」

新八「手紙?何々……」

神楽「今時『なになに』なんて言う奴いないネ」

新八「朝からなんで完全アウェイになってんの?……『家庭訪問のお知らせ』?」

晴太「うん、学校の先生がオイラんちへ来るんだけど」

新八「けど?って言うかこれ、日輪さんに渡すべきじゃ?」

晴太「オイラの実家ってアレじゃん?吉原じゃん?」

新八「あー……」

晴太「どうしたもんかなって」

銀時「おいおい晴太よぉ、お前かーちゃんたちが恥ずかしいなんて言わねぇだろうな?」

新八「そ、そうですよ!日輪さん達は立派な人ですし!」

銀時「子は親を選べねぇっては言うぜ?」

新八「それはまぁ、そうですけど。だからって」

銀時「テメーの息子が泥棒してるとか、テメーのムスコが女子アナのアナを狙った司会者とかいるじゃねーか!」

新八「銀さんそれやたら食いつきますよね?女子アナってトコに引っかかってんですか?」

神楽「コラ新八!銀ちゃんは結野アナがセクハラされてる現実を見ないようにしてるのに、そういう事言うんじゃないアル!」

銀時「結野アナはキレイなんだよっ!俺の結野アナは穴を死守してるに決まってるじゃねぇかっ!」

新八「台詞だけ聞くと刑務所へ面会に行った時を思い出しますけど……まぁまぁ、でも晴太君の気持ちも分からないでもないですよ」

新八「きれいとかきたないじゃなく、他の人からすれば偏見みたいなのは絶対にありますし?」

晴太「……うん。かーちゃんたちをそう思った事はないけど、先生がさ」

晴太「オイラたちの事情も何にも知らないで、かーちゃんの事悪く言うんじゃねぇかって心配で」

銀時「そいつぁ間違いだぜ、晴太」

晴太「銀さん」

銀時「確かに吉原ってぇのは酷い所だな。苦界だなんだ、ちょい前にゃ田舎から人買いが娘売りに来るなんざザラだ」

銀時「でもよぉ、お前のかーちゃんどもはちげーだろ?」

銀時「クソみてぇな現実ねじ曲げて、テメーらだけで強くたくましく生きてやがる」

銀時「花屋に並ぶ一束幾らの花も悪かねぇが、道端に生える雑草も綺麗なもんじゃねーか」

晴太「そう、かな?」

神楽「晴太、私のパピーもこう言ってたネ」

晴太「神楽ねーちゃん!」

神楽「『マミーを口説くのに花束持っていったけど、ケンカでダメにしちゃってそこら辺の雑草で間に合わせた』って」

新八「神楽ちゃん、しーっで?今、銀さん良い話してるんだから」

神楽「芸能界なめんな!オンリーワンで食えねぇからナンバーワン目指すんだろーがぃ!」

神楽「そもそも花屋に並んでる花は品種改良を繰り返して、のし上がってきたんじゃボケぇぇっ!」

新八「うん、あんまりそっちは触らないようにしよう?AKBにケンカ売ったり、クサナギメンバー弄った空知先生スゲーって思ったけど」

銀時「ま、俺に言えるのはそんぐらいだわな」

晴太「……そっか。そうだよね!誰になんて言われたって関係ないよな!」

銀時「お前の担任ぐれぇに嫌な顔されたって、カエルのツラにウンコぶつけるようなもんだ」

新八「銀さん、それ結構ダメージ入ると思います。カエルだって生きてるんですから」

神楽「カエルのツラにメガネ――ぁっ」

新八「どーゆー意味だコルぁっ!?カエルにとってはウンコも新八ネガネも同じって事おぉっ!?」

新八「俺の悪口はいいけど、メガネはやめろ!メガネに罪はねーだろ!」

晴太「流石は銀さん。月詠ねーちゃんの言った通りだ」

銀時「何?お前アイツに相談してんの?」

晴太「うん。『ダメ元で万事屋に頼んだとけ』って。信用してるよなー」

銀時「してねぇよな?ダメ元って言ってるじゃんか」

晴太「あ、そういえばこれ貰ってきたんだった。『依頼解決出来たら渡せ』って」

銀時「あん……?『吉原一杯目だけ無料パス券・一年有効』?」

晴太「必要なかったよねー……って銀さん?」

銀時「あん?」

晴太「オイラ帰りたいんだけど、どうしてチケットから手を離さないの?」

銀時「何言ってんだよ、こりゃ、アレだ……そうだ、チケットが俺から手を離してくれないんだよ!」

新八「いやいや、銀さん子供じゃないんですから」

神楽「大人はこれだから汚いネ。パピーも『酒に飲まれたらサイフ抜かれてる』って言ってたヨ」

新八「星海坊主さん、どんな所で飲んでんですか」

銀時「お前らっ違うよ!そうじゃねぇ、そうじゃねぇんだよ!」

新八「ただお酒飲みたいってだけじゃないですか。何が違うってんです?」

銀時「ホラ、アレだ!俺は吉原を定期パトロールしなきゃいけない義務があってだな!」

神楽「って、言い訳がパピーとそっくりアル」

銀時「あのハゲぇぇぇぇっ!娘になんつー事教えてやがる!」

新八「神楽ちゃんも苦労してるから」

神楽「晴太もこんなダメなオッサンになったらダメアルよ?」

晴太「そ、そんなことないよっ!銀さんは素敵な人よねってかーちゃんがいつも言ってるし!」

新八「ホントに?」

銀時「ほらみなさい新八君、神楽さん。俺ぁきちんと評価される人からは評価されてんだよ」

晴太「『あれでもうちょっと顔が良くて真面目で収入がきちんとしてて背が高くて天パじゃなかったらね』って」

銀時「あれあれ全否定じゃない?それもう銀さんどこにも残ってないよね?年齢ぐらい?」

銀時「っていうか顔・職・身長に並んで、最近の女って天パかどうかも審査してんの?それ俺に死ねって言ってねぇかな?」

神楽「っていうか遠回しに『まるでダメなオッサン』っつってるアル」

新八「まぁ……端から見るとアレな人達だしね、僕らは」

銀時「なぁ晴太。お前期待値って知ってるか?サイコロ振ったらどの目が出やすいか、っての」

晴太「どの目も六分の一だろ?」

銀時「一つの時はな。でも二つ振って合計するって場合、一番多い組み合わせは7だ」

新八「1と6、2と5、3と4ですからね」

銀時「サイコロ二つを振って足した数の期待値は7、って時に使うんだよ」

新八「あんまり使わない感じですけど」

神楽「しっ!黙ってるネ。オッサン世代には大切なアル」

銀時「まぁ数字だけじゃなく何だって期待値はあるよな?例えばテレビでやってた新商品、食ってみりゃ『こんなもんか?』ってのは」

晴太「あー、あるよね。好きな漫画がアニメ化されたら、予想以上につまらなかったり」

神楽「犬とハサミは使いようの悪口はやめるアル!犬はオッサンだし、原作者が原作読んでないぐらいのダメっぷりだけどな!」

新八「グラさん口調口調」

晴太「神楽ちゃんって、お父さんとお兄ちゃんが普通に喋ってるのにどうしてチャイナ風なの?」

銀時「そいつぁお前ん中での期待値の設定がデカかった分、ガッカリ感が大きかったてぇ事だ」

銀時「神楽の言葉だってそうだろ?ゴリラが何となくチャイナにしたけど、最近面倒臭くなってるっぽいし」

神楽「おーコラ。やんのか白髪?新八とニコイチにされてる屈辱を味わいてぇのか、あぁん?」

新八「今更だけどヒロインがそんな……まぁ、いいか」

晴太「ツッコミ放棄したっ!?」

銀時「はい、ほら今のが期待値だぜ。ゲロゲリタン何でもやってる分、読者は幻想を持たない」

晴太「……いいの?そんなヒロイン居ていいのかな?いつか神威編来ると思うんだけど、そんなアバウトで?」

銀時「構わねーんだよ。全員期待値が低い分、予想よりか高かった分だけ感動もあるってもんさ」

新八「あの、お通ちゃんだけはその枠から外してくれませんかね?ヨゴレの人達と別枠で是非」

銀時「結野アナ以外はちょっと……」

新八「結野アナも大概ですよね?気がついたら陰陽師+バツイチ+外道丸さんってオプションが」

銀時「外道丸はゴリがロリ向けに出しときゃいいんじゃね?的な感じだからいいんだよ」

銀時「期待値が無かった分、変な人気出たしな」

新八「いやあの期待値は分かりましたけど、それが晴太君の家庭訪問と何の関係が?」

銀時「なぁに難しい事じゃねぇよ、ぱっつぁん」

銀時「世間の連中が思ってるような『吉原』よりか、数段上のを見せてやりゃいいんだよ」

――吉原

銀時「――って訳で皆さんにはねっ、今から意識改革をして貰いたいと思いますっ!」

銀時「標語は『ノットAKB48』!これはアイドルではなく、極々普通の当たり前のことを並べただけですからっ!」

銀時「AKBとは『アバズレ・神楽・ババア』の略ですっ!ここテストに出ます――」

ドォゥンッ

神楽「……誰がアバズレネ?つーか死ぬか?いっぺん死んどくかコラ?」

銀時「やだなーグラさん。あくまでも例えじゃないですか、例えー」

銀時「『もうくぎゅ使わないでくれ』、って某ファンサイトで署名ぶち上げてたりするから、ほら真に受けちゃってボク」

神楽「中の人で悩んでんのはお前だけじゃねぇんだよ!」

神楽「てめーに定春の気持ちが分かるアルか?あぁ、高橋美佳子の『わんっ』目当てでブルーレイ買う奴の気持ちが分かるのか、あぁんっ!?」

銀時「いやでもこないだ、エロゲにヒロインの母親役(※ルート有り)で出てた――」

神楽「そぉいっ!」 バキッ

銀時「のぉうっ!?」

神楽「今は高橋美佳子のぶんアル!そして次は――高橋美佳子のぶんネっ!」 バキッ

銀時「げふっ!?」

新八「えっと、これはフィクションの中の高橋美佳子であって、実際の個人や団体は関係ありません」

新八「またエロゲに声質が似た人が出ていたとしても、それは、他人です」

銀時「『お前――アンナのフリはもういいんだっ!!!』」

新八「黙ってろロメオ。アンタの時計台のシーンで何人泣いたと思ってんだ」

銀時「『ちなみに俺は芝刈り機を持っていない』」

新八「黙ってろリオル。ベテランがノリノリで演技するのやめて貰えないかな。どっかの代打バースさん(26)にも言えるけど」

日輪「――はい、と言う訳で解散ねー、今日も一日頑張っていきましょー」

花魁・百華たち『はーい』

銀時「ちょ、ちょっと待った!話はまだ終わってないんだって!」

神楽「言うだけ言ってみるアル」

銀時「成瀬未亜さん復帰おめでとう!でも他人名義のは、うん、知ってた」

神楽「そしてこれが――――――高橋美佳子のぶんアルねっ!!!」

ズゥンッ

銀時「……」

新八「……あの、銀さん?生きてますか?セイントみたいにコンクリを顔面で掘っちゃってますけど」

新八「あと神楽ちゃん、全部高橋美佳子さんのぶんだったよね?何か含む所でもあるの?」

日輪「っていうか銀さんたち、今日は急にどうしちゃったの?いきなり来てコントの練習?」

晴太「……なんかもう、色々とオシマイのような気がするんだけど」

新八「あははーっ、どうしたんでしょうねっ!ほら、銀さん起きてくださいってば!ねぇぇっ!?」

月詠「あー、完全にオチとるようじゃな。そこら辺に捨てて置け」

新八「月詠さんまでっ」

月詠「……と、言うわけにもいかんか。腐っても吉原の英雄、義理立てすら忘れては忘八と変わらん」

月詠「どれ、部屋を用意するから運びなんし」

新八「ありがとうございますっ」

神楽「……」

月詠「なんじゃ?」

神楽「素直になるネ、ツンデレ」

月詠「殺すぞ?」

――月詠の私室

銀時「……あれ」

月詠「おぅ、起きたか」

銀時「あ、ヤベ、ここは死神太夫のお座敷じゃねーか。俺、死ぬのかも」

月詠「死にたければ勝手におっ死ね若白髪。吉原ではない所で好きなだけな」

銀時「お前は相変わらず口悪ぃのな。つーか座敷に出たらやってけんのかよ」

月詠「不要な心配じゃ。わっちを囲うような甲斐性のある男はおらんわ」

銀時「つーか定期的に死神太夫の被害に遭ってる気が?あれあれー?」

月詠「そんな事よりもさっさと起きんか馬鹿者が。わっちの布団が天パ臭くなったらどうする?」

銀時「ねぇ天パ臭くってなに?俺、結構悪口言われる方だけど、天パって臭いの?どんな臭いがするの?」

月詠「安タバコと焼き魚とサントリ×の臭いじゃ」

銀時「居酒屋だよね?俺の責任じゃないもんね、それは」

月詠「それともわっちの体臭が恋しくてたまらんか、この下衆が」

銀時「ひでー言いっぷりだなァ、オイ。つーかお前そろそろあんま俺を罵倒するのはやめた方がいいぜ?」

月詠「なんじゃ、そのぐらいで傷ついたのか?」

銀時「最近お前に罵倒されるのが気持ち良くなってきた」

月詠「――すまん。本当にわっちが悪かった!」

銀時「ネタにマジ土下座されたっ!?」

月詠「かくなる上は腹を切って詫びる他に道はあるまい……!」

銀時「待って?それちょっと重くないかな?ジョーダンだからね、ジョーダン」

月詠「心配するな。ぬしの介錯は立派に勤め上げてみせる!」

銀時「ハラ切るの俺ええええええェっ!?――ってお前、マジでクナイ抜くかっ!?」

月詠「ひと思いにバッサリ、あ、ホラ枝毛も伸びてる事じゃし」

銀時「あ、そっかー、それじゃ適当に揃えちゃってくださいー――って違うだろ!?俺の頭と枝毛って同価値なのぉぉっ!?」

月詠「呪われた天パを次世代に遺伝させるのも可哀想じゃろうに。ここはひと思いに」

銀時「だから突っかかってくんじゃねぇって!つーか天パか?天パそんなに悪りぃのかよっ!?」

銀時「男も女もある意味天パじゃねぇか!むしろモジャモジャだっつーのに!」

銀時「それを頭にあるか股間にあるかの違いでしょーが!人間誰しもボディに天パが生えているんですよっ!」

月詠「あ、コラっ!?暴れるなっ!」

銀時「イタっ!?テメこらっ!どっかにかすったぞ今!」

月詠「それはっ!ぬしが暴れるからじゃろうに!」

銀時「あぁもう面倒臭ぇっ!」 バタッ

月詠「……んなっ!?」

銀時「暴れるんじゃねぇよ……おー、イタ。ほっぺた切れちまってんじゃねぇか」

月詠「……ぬし、よくもまぁこの状況でそんな台詞が吐けるな。このたわけ」

月詠「花魁押し倒して心配するのは、ぬしの頬とは……いやいや有り得んじゃろう」

銀時「あぁ……?あぁ、別にどうって事ぁねーだろが」

銀時「つーか花魁?どこどこ?どこにそんなベッピンさんが居るって?」

月詠「その反応もシャクに障るが――さて?」

銀時「……なに?」

月詠「わっちがここで大声出したら、『ToLov○る』の始まりじゃな?うん?」

銀時「汚っ!?お前それ卑怯じゃねぇかよっ!」

銀時「ってか『ToLoe○る』は始まらないよね?『監獄学○』から『学園』を抜いた物語が始まっちゃうよね?」

月詠「だったらさっさと退け。重くて適わん、このヘタれが」

銀時「……何言ってんだお前?俺は、アレだよ銀さんの金さんは伊達じゃねぇからな?」

銀時「νガンダ○張りに活躍しちゃうよ?アクシ○だってソロプレイで押し返すからね?」

月詠「……すまん。確かにぬしはソロプレイ専門だったな」

銀時「いやいや、そっちじゃねぇよ?そう言う意味でソロだって訳じゃないからね?」

月詠「花魁何人かが本気でオトそうとしてるのに、床入りもすませんとは……いや、わっちが悪かった。許しなんし」

銀時「あれあれぇ?僕の個人情報がダダ漏れですよー?」

月詠「それは銀時の座敷に呼ばれた花魁を無作為に選んでアンケートを取っただけ。他意なんぞありはせん」

銀時「作為だらけですよね?作為でもうシャツびっちゃびっちゃだよな?」

月詠「……」

銀時「……」

月詠「……なぁ、銀時?」

銀時「……おぅ」

月詠「……その、な。足に」

銀時「言わないであげてっ!?金さんはちょっと、ホラッ!最近ご無沙汰だったからっ!」

月詠「分かってる。男がそういうものだっていうのは、まぁ腐っても吉原の女じゃし」

銀時「気を遣われるとそれはそれでツラいんですけど。つかこんな時まで空気読まなくても」

銀時「てかまぁ銀さんの金さんも、空気読んでる方だけどね。うん、いつもわね」

月詠「神楽に新一、確かに子供ばかりじゃな」

銀時「……まぁ、ホレ、うん」

月詠「しかしどうしたもんかのぅ」

銀時「どうした、って」

月詠「その、さっきから言おう言おうと思ってたんじゃが」

銀時「なんだよ急に」

月詠「別に勿体つけるつもりはなかったんじゃが、まぁまぁ言う前にこうなってしまった、的な話で?」

銀時「つまり?」

月詠「ぬしを介抱してたのは、わっちだけじゃない」

銀時「……はい?」

月詠「さかたー、うしろうしろー」

銀時「え――」

神楽「だから言ったアル。銀ちゃんはヘタレのフリをしたヘタレだって」

新八「……大人って汚い!」

銀時「待って?ねぇちょっと待って?今、セーブポイントからロードし直すから」

月詠「正気に戻れ、このウツケが。人生にそんなもんありはせん」

神楽「そもそもマミーも言ってたアルね。『パピーはケンカするたび寝技に持ち込む』って」

銀時「待ってくれ!?新一くんと神楽ちゃん、これには深い訳があってだな!」

新八「ってかさっきから新一になっていませんか?素で僕の名前間違えてますよね?」

神楽「あー、こういう手合いはオッサンに多いアルね。『昔は~』みたいな事言っておきながら本番ではヘタレるタイプネ」

銀時「リセットボタン!誰か俺の人生ゲームをリセットしてぇぇぇぇぇっ!?」

銀時「駄目だから!このままじゃ三人で万事屋やってけないからっ!?」

銀時「だってもう銀さんの価値大暴落じゃないっ!?『Tolov○る』訳じゃないし、かといって攻める訳じゃないし!」

月詠「あー……安心しなんし。これは夢じゃ」

銀時「つ、ツッキー?」

月詠「――寝ろ」 カズッ

銀時「……あふっ!?」

――月詠の私室

銀時「いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉしぃいいいいいいっ!起きたぞーーーーっ!」

銀時「いやぁ何か嫌な夢を見ちゃったよ、あはは――」

神楽「おい黙ってろよ、このヘタレの天パ?テメー今リアルに強×未遂したんだぞ、あぁ?」

新八「神楽ちゃん、しーで?ね?折角夢オチで済まそうって月詠さんが言ってくれてるんだから」

新八「っていうか少年誌で言っていけない単語とか、うん、考えよう?」

銀時「俺には何の事か分からないけどねっ!あれは事故じゃねぇかっ!?」

神楽「の割にはツッキーとラッキースケベが多いアル。一度新撰組(バカ)に相談した方が良いアルか?」

新八「うん、あの、銀さんもだけど、神楽ちゃんも空気読もうね?普通なら訴訟沙汰なのに、お互いなぁなぁで済ませよう?的なね」

銀時「――それで?テメー一体どんな依頼振りやがっ――痛い痛い痛いっ?!グラさん、天パ引っ張ってるから!」

神楽「天パかコラ?頭に陰毛生えてるのが悪いのか、あぁん?」

銀時「テメー人がせっかくそのワードだけは避けてたにあっさり言いやがっ――痛たっ!?分かった、銀さんが悪かったから!」

月詠「い、いやもうそのぐらいで堪忍してやりなんし。わっちも客商売じゃ、酔うた男に絡まれもする」

新八「……いや、ホントすいません。銀さんも、その酔っぱらいもご迷惑をかけて」

月詠「あぁ気にはしとらん。血まみ――ボコボコにして簀巻にしたし」

新八「あ、あははー、まぁまぁ。それよりも銀さんも神楽ちゃんも、ね?そろそろ真面目に」

銀時「なんだかんだ言って慣れてねぇんだろうが、無理すんなって」

月詠「無理なしとらんわ。それはぬしが!」

新八「あー、もうケンカなら後で出来るでしょう。今は晴太くんの事を優先しないと」

銀時「優先つってもなぁ?あれまだ二日……だか三日後の話じゃねーか」

新八「……いやその、言いにくいんですけど。実は」

銀時「んだよ、ぱっつぁん。テメーラに銀さんの金さんの暴れん坊将軍だってぇ片鱗見せちまっ以上に、悪い事なんてねぇじゃねぇか」

新八「銀さん銀さん、記憶が改変されてます。正確には『ヘタレた』だけですから」

新八「――あ、いえそうじゃなくって。今日なんですよ、今日」

銀時「何が?」

新八「家庭訪問の日が」

銀時「はぁあっ!?んなバカな話ある訳ねーだろ。まるで俺が何日も寝てたみてーじゃねえか」

新八「……はい」

銀時「マジで?」

月詠「医者に診せたら『安静にしとけ』と言われたんで、仕方が無くわっちの部屋に置いといた」

銀時「テメっ!こら神楽――いねーし!?どこ行きやがった!?」

月詠「今さっきこっそりと」

銀時「つーかさつーかさ、俺は悪くねーじゃん!寝起きでToLov○ったのも、そりゃ何日も寝てりゃ体カッチカチになるし!」

新八「まぁ、それも大変だったんですけど――それよりも!」

銀時「なぁ新八くん?君いい加減にしないと。俺ちょい前まで頭打って昏睡してたって事だからね?」

銀時「なんかギャグで済ませようとしているけど、場合によっちゃ後遺症とかあるんだから、気をつけてよね?いやマジで」

新八「今、来てるんですよ」

銀時「……あぁもうヤダ。分かっちゃったもの、その単語で」

新八「えぇはい、晴太くんの先生が」

――吉原 日輪の茶屋

日輪「――そうですか、晴太がそんな事を」

教師「はい。大五郎くんがいじめられてて、庇う時に。はい」

教師「その後はまぁ……なるようにしか、と」

日輪「……分かりますけどね」

教師「今じゃ友達も多く出来ましたし、晴太くんが悩んでいる程の心配はないかと」

教師「こうやってご立派なお母さんと話してて、つくづく思います」

日輪「……ありがとうございます」

教師「……まぁ、学校ってのは良くも悪くも社会の縮図ですし、やっていけなければ困るでしょうから」

教師「それよりも晴太くんの進路はどのように?」

日輪「まだ話し合っていませんけど、知り合いの万事屋さんに丁稚奉公へ出そうかと」

教師「んー……どうでしょうなぁ?晴太くんは勉強も出来ますし、上の学校も充分に狙えますが」

教師「まぁまぁそこはよく話し合って頂ければ、えぇ。まだ先の話ですし」

教師「では、今日はここで失礼致します」

日輪「はい、有り難う御座いました……全く、晴太ったら姿も見せないで」

教師「はは、いいですよ。保護者の方とお話しするのが目的ですから」

教師「何かあったらご連絡下さい。じゃ失礼します」

日輪「えぇ。失礼致します」

――吉原 通り

教師「……」

教師(次は――あぁ、これで終りか)

教師(このまま直帰しても……どっかでメシでも食べ)

銀時「――はぁいっどーもお疲れ様でーすっ!」

銀時「こちらは『吉原向上委員会』の者ですがっ、元気にしてたかこの野郎――」

教師「……あれ?君、坂田くんじゃない?」

銀時「はい?どっかで会いましたっけ――あぁ、はいはい思い出した思い出した」

教師「そうそう。半年ぶり?ぐらいじゃない」

銀時「小学校の時に通ってた駄菓子屋のオッサン。ごめんな、俺実は当たりクジなんて最初っから持ってなかったんだよ」

教師「半年っつったよね?君、今中学には見えないけど、ヒント出してるんだから当てよう?」

教師「あと凄い事カミングアウトしなかった?クジ誤魔化したみたいな告白だったよね?」

銀時「あー……あーあーっ!うんっ、憶えてる、あれじゃね?」

銀時「テレビ降板になった――」

教師「出てるよ?『とくダネ!』はまだ今年三月までやってるよね?」

教師「っていうか、君いま上の方だけ見て判断したよね?俺は薄いけど、オヅラさんはフッサフサだよね?不自然なぐらいに」

教師「いやだから、小学校で学年主任やってたの。憶えてない?」

銀時「ラジオ体操ん時の。だったらそう言えよ、なぁ?」

教師「なんでタメ?つーか君の後大変だったんだよ?基本変態ばっかでツッコミが追いつかないんだもの」

銀時「いやでも先生が晴太の先生だって事でしょ?偶然ってあるんだなー」

教師「あぁ坂田くんは晴太くんの知り合いなんだ?」

銀時「ここでたまーにバイトしてるみたいな感じ。つーか最初ん時も、体育の先生がケガして俺が代理になったんだし」

教師「あー……あったねぇ、そんな設定。ふーん。世間は狭いかー」

銀時「あぁセンセ今っからヒマ?どう?」

教師「予定はないけど。いやでも坂田くん、今委員会がどうこう言ってなかった?」

銀時「『吉原向上委員会』な――って、丁度いい。センセも見てやってくれよ」

――裏通り

神楽「流石は銀ちゃんアル!人を丸め込むのは得意ネ!」

新八「グラさん感心する所違――っては、ないけど。うん」

月詠「……なぁ、これ本当に大丈夫なんじゃろうな?」

新八「だから言ったでしょう。『一生懸命に生きているってトコ見せればいい』って」

神楽「そうアル。銀ちゃんが言うんだから間違いないアル」

月詠「いや、疑うわけじゃないんじゃが。その、これは」

新八「大丈夫ですって、ね?」

月詠「……うーん?」

――吉原 大通り

教師「――へー、意識改革?」

銀時「あぁ。なんつってもあんま評判良くねぇからな、吉原は」

教師「だからみんなで協力して町のイメージアップに繋げよう、ねぇ。いいじゃない」

銀時「だろ?素人さんも安心して来れれば、結果収入も増えるからな」

教師「よく考えてるよね。あ、だからあちこちでゴミを拾ってる人達がいるんだ」

教師「……あ、でも来る時には見かけなかったような……?急に現れた感が……?」

銀時「そうそう!風紀の乱れは心の乱れ!心の乱れはすなわち町も汚すんだよ!」

銀時「つまり!町がピッカピカになってれば、そこに住んでる連中もピッカピカなわけで!」

教師「うんまぁ良い事だよね……割れ窓理論は間違ってた、って結果は出ているんだけど」

銀時「え?」

教師「あぁ結局アレって『好景気になって収入が安定し、犯罪をしなくても食っていける』だけの話なんだよ」

教師「同じ国でも他の州と犯罪低下率は同じだったしねー」

銀時「見てくださいよ、ホラッ!犬のウンコ一つ落ちてない綺麗な町!これが今のニュー吉原です!」

教師「坂田くん、人の話は聞こう?ってかアドリブ効かないのにも程があるんじゃないかな?」

銀時「それは飼い主のシツケが良いから!どうですかっ、これで昔のイメージとは大違いでしょう!」

教師「……」

銀時「あ、すいません。その、今のピッカピカは比喩的な意味でして、センセの頭髪的なものはフィクションですから」

教師「フイクションじゃねーよ。俺の頭は実在しているよ。勝手に非存在認定してないでくれる?」

教師「つーかもしかして今、髪がフィクションつったの?テメこら天パだからって調子に乗んなよ、あぁ?」

教師「……いや、そうじゃなくてさ。坂田くん今、『ゴミの落ちてない綺麗な町は住民の心も綺麗』みたいな事言ったよね?」

銀時「違うっつーんですか?」

教師「いや、あの正しいとは思うよ?ある意味ね?」

教師「でもホラ、あそこにゴミが落ちてるもの」

銀時「マジで?なにやってんだよ新ぱ――」

女王様「ブタがっ!この卑しいブタめ!」

女王様「人が折角お散歩に出てやってるのに、ありがとうも言えないのかい!?」

ブタ「あ、ありがとうございますっ!」

銀時「……」

教師「あんま人の性癖言いたかないけどさ、あれってデッカイゴミじゃないかな?」

女王様「ブタが喋るんじゃない!この、このっ!」

ブタ「あ、ありがとうブヒィィッ!ブヒィィィィッ!」

銀時「あー……あれは、ほら。うんっ!」

教師「っていうかもうさ、道にゴミって大抵落ちてるじゃない。良くも悪くも人が生活してるんだし」

教師「犬のウンコとかも、良くはないし持ち帰るのがマナーだけどさ。それでも現実には落ちてるよね」

教師「でも、あのゴミ――つーか、ブタを散歩させてる光景は中々無いよね?っていうか有り得ないよね?」

銀時「いやぁ……でもほら、ウンコは落ちてないですよね?」

教師「そりゃあね?つーか野外でスカト×プレイかましたら大問題だからね?」

教師「確かにウンコは落ちてないかも知れないけど、あの人の尊厳は落ちてるよね?人として大切なものを失っちゃってるよね?」

教師「もう二度と拾えないだろうけどさ。そりゃサンテクジュペリも『大切なものは目に見えない』って言ってるし」

銀時「女王様のシツケがいいって証拠にならねぇかな?駄目?」

教師「いやぁ、坂田くんそこまでポジティブにはなれないなぁ。だってアレだもの、あの女の子もよく見ると引いているし」

教師「心意気は買うし、努力も認めるんだけど……うーん?もうちょっと根本的な、ね」

銀時「ま、まぁまぁまぁ?これはただの、序の口だよ?何言ってんだって」

教師「日本語間違えてるけど、つーか正しいけどこれ以上のドッキリがあるって事?」

銀時「通りの綺麗汚いなんざ、所詮は見せかけだって話だ。要は中身だよ、中身」

教師「坂田くん君今さっき言った事憶えてるかな?人生振り返る事も大事だからね」

銀時「次はアレです!店を見せるから、なっ!」

――『プレミアムミレニアム』 店内

教師「ちょ、坂田くんマズいって!こーゆーお店に入るのは立場上!」

銀時「ちなみにここが新任の先生がハッスルして腰を痛めた現場です」

教師「あー……あの先生な」

銀時「つーかまぁ、軽くだから、軽く!話は通してあるから、少し見るだけだって!」

教師「……そうなの?問題になると困るんだけど」

銀時「大丈夫!ここはただの飲み屋さんだから!極々普通のねっ!」

教師「その割には女の子の服が薄いわ露出度高いいわで。つーかキャバだよね?」

教師「先生だってお酒は飲むけどさ。出来ればもうちょっと健全な所だってある訳だし」

銀時「いやいや、そうじゃない。そいつぁ偏見だって」

銀時「例えば……あー、銀座辺りのお高い店に行ったとしようや。それこそ席代だけで何万もとられるような店にだよ?」

銀時「センセはそんな所で落ちついて飲めるかよ?」

教師「行った事無いけど難しいだろうねぇ。そこまでしてお金遣う気にはならないし」

銀時「だろ?だからそういう時には庶民の味方!俺達が通って憂さ晴らしして、また明日から働こうって気になる」

銀時「そんなお財布にも優しい店が、この町には一杯あるんだぜ?」

銀時「ホラ!昔はヤクザの溜まり場だなんだと言われてきたけども、今じゃ立派に一般人の味方じゃねぇか!」

教師「……」

銀時「あぁいや、今の味方は敵味方の意味であって、センセの見方を変えるとハゲだよね、とかそーゆー意味は」

教師「坂田くん取り敢えずハゲネタで弄ろうとするのは、やめよう?そんな勘違い誰もしないよね?」

教師「つーか見方を変えるって、どんだけ変えれば薄めがハゲって言われるの?――俺はハゲではないけどもだ」

教師「少なくとも敵味方で分けるなら、坂田くんは俺と校長の敵だよね。確実に」

教師「……いやいや、そうじゃなくって。君いま『安全で誰でも気軽に飲める町』みたいな事言ったよね?」

銀時「なんだよ。違うっつーのかよ」

教師「だってホラ、あれ見てくれないかな?」

近藤「……」

銀時「……ゴリラ……?なんて花束なんか持ってやがんだ……?」

教師「違うじゃない。そうじゃくて腰に、ほら」

銀時「あぁ確かに汚いチ×コぶらさげてるな」

教師「坂田くん学校じゃないからって卑猥な言葉言っていい、って訳じゃないからね?むしろ社会人としての品格が問われるから」

教師「前面じゃねーよ。側面側面」

銀時「あー……刀、下げてますよねー」

教師「だよねっ!?あの人って攘夷関係のヤクザじゃないの?」

近藤「あ、あのー、ボーイさんちょっと良いですか?」

店員「はい?」

近藤「あの、ローラちゃんは?ローラちゃんを指名したんですけど」

近藤「一時間ぐらい前から、誰も来なくって」

銀時「……」

店員「えっと、はい、その。ローラちゃんは今、おびえちゃってて、みたいな」

近藤「そ、そうなんですかっ!?なんでまたそんな事にっ!」

店員「何か最近、ゴリラに似たストーカーに追い回されているらしくて、ちょっと、はい」

近藤「……そっか。俺がこうやって見張るだけじゃ駄目だったのか……!」

店員「……」

教師「あ、坂田くん目を合わせちゃ駄目だよ?向こうは武器持ってるから」

銀時「……」

教師「確かに憩いの場なのかも知れないけど、あぁいう変質者ってどこにでもいるんだねー」

銀時「……で、ですよねー。それじゃ空気も悪いし、出ましょっか!ねっ!?」

坂田「――お、そこにいるのは万事屋!万事屋じゃないか!」

教師「あ、坂田くんの知り合い、なの?」

坂田「い、いやいやっ!そんな事は無いって!今まで見た事も聞いた事もないし、きっとどっかの群れからはぐれたんじゃないかな!?」

坂田「野良ゴリラって単独行動する時、『ヨロォズヤァ!ヨロォズヤァ!』って鳴く習性がですね!」

教師「それただの巻き舌。かなり明確に発音してるけど」

坂田「ほらっ!ババ投げつけてくるかも知れないから、早く逃げないと!」

近藤「丁度良かった!お前もサムライたるもの困ってる女性を助けるのが使命!手伝っ――」

教師「完全に知り合いだよね?だって坂田くんご指名だもの。あ、気にしなくていいから、ストーカー手伝ってくればいいじゃない」

銀時「だから俺はあんなゴリラ知らないって!だって人類にゴリラ・ゴリラ・ゴリラの見分けなんてつかないもの!」

銀時「他の人だってそうだって!空知先生とゴレイヌと近藤並んだら誰がどれだか分からないじゃないっ!」

銀時「つーか何!?どれだけアウェイ用意してんだああぁぁぁぁっ!?成功する訳ねぇじゃねぇかよおおおおぉぉぉっ!」

近藤「大丈夫だ!今、トシ達も呼んだから!」

銀時「警察沙汰っ!?お前この期に及んでトラブル起こしまくりじゃねぇかあぁぁっ!」

教師「……えっと、それじゃ俺、先帰るからね」

銀時「センセ、センセエエエエェェェェェェェっ!?」

――吉原 夕方

ファンファンファンファンファンファンファン……

沖田「へーい。確かにホシはウチで預からして貰いますぜ」

教師「あ、いつもご苦労様です」

沖田「センセェもアレですぜ。もうちょっと付き合う相手考えた方がいいんじゃねぇですかぃ?」

教師「い、いやいや!ご父兄のお知り合いって事で、えぇ」

近藤「なぁトシ、俺このまま帰っていいのかな?ローラちゃんの援軍呼んだ筈なんだけど」

土方「そうだな、そのローラちゃんは昨日付で実家に帰ってるんだよ。だからもう心配しなくて良いと思うぜ?」

近藤「マジでっ!?……ったく水臭ぇなローラちゃん、俺に黙って行っちまうなんて」

土方「……まぁアレだ。向こうも近藤さんにゃ迷惑かけたくない、って思ったんだろうな」

土方「だから――気持ち、汲んでやろうじゃねぇか、な?」

近藤「……うんっ!」

教師「……」

沖田「……」

教師「……えっと」

沖田「よーしっちんかす!さっさとこのゴリラ運ぶんでぃ!」

土方「おうっ!――待って?ねぇ待って?今誰の事呼んだの?」

教師「……」

沖田「ご協力ありがとうございやしたー、んじゃまたバイビー」 シュタッ

教師「……なんだったんだ、あれ」

銀時「――はいどーもーーーっ!『吉原向上委員会』でぇすっ!」

教師「うん、知ってる」

銀時「あー、駄菓子屋のおじさん?今もまだおばちゃん帰って来ないの?」

教師「気持ちは分かるし、乗ってあげたい所ではあるけど、今までの流れ無かった事にはならないなぁ」

銀時「ま、まぁまぁ?センセイよぉ、今のは全然アレだよ!まだ昼間だったし!」

銀時「吉原が輝くのは夜だぜ?まだまだこれからじゃねーか!」

教師「つーかね、ここまで来ると大体の主旨分かっちゃったんだけど。それでもまだ続けるの?」

教師「ぶっちゃけ俺の中でのニュー吉原好感度は、来た時よりもダウンしてるからね?」

銀時「俺達はまだ登り始めたばかりだろ――この、道玄坂をな!」

教師「それ死亡フラグだし、そもそも場所が違う」

――吉原 大通り 夜

教師「……いやー、この時間に来たのは初めてだけどさ。やっぱ凄いよねー」

銀時「だろ?平日の夜だってのに、ここまで集まるなんざ大盛況でいいじゃねぇか」

教師「……」

銀時「どうしたいセンセ?何か気にいらねぇって顔してっけど」

教師「いやこれマジ話なんだけど、俺こういう所苦手でさ」

銀時「んだよ。雰囲気が気に食わないっていうんじゃねぇだろーな?」

教師「いやいや、そっちじゃない。それは別に。それより、アレ。強引な客引きの」

銀時「あー……あるなぁ」

教師「始めてかぶき町に行った時さ、ポラ売りつけてくる人居るじゃない?なんかまとわりつかれて大変だった」

教師「もう10年以上前の話になるけど。あれ以来気持ち悪くて行ってない」

銀時「……確かにまぁ居るけどなぁ?どっかの三下が小遣い稼ぎでやってる、みたいなの」

銀時「でもそいつぁさ、ほらどう考えても余所モンなんだよ」

教師「……そうなの?」

銀時「だって考えてみ?そうやって強引な押し売りやっといて、結果的に客一人失った訳だしな」

銀時「ボッタくる店だってあるけどよぉ、そいつぁ極々一部だし」

教師「そうかなー?」

銀時「つーか最近じゃそういうのも大分改善してんだよ。そういう無理矢理とかしつこい客引きってのは、吉原には居ないしな」

教師「……」

銀時「あ、違うんだゼンセ。ポラ売りにまとわりつかれるなんて、どんだけカモだって思われたんだとか考えてないって」

教師「言ってるよね?100%言っちゃってるよね、本音を?ハゲネタから遠ざかったのは好印象だけどもだ」

教師「ってか俺も『ドンだけお上りさんなんだ』って凹んだけど、それは触れなくても良いじゃない?実際にそうだし」

教師「……いや、そうじゃなくってさ。ほら、あそこ、見てよ?」

銀時「あぁ……?つってもただの客引きじゃ――」

桂「ねぇちょっと寄って行ってくださいよー?ほら、ウチの子達はみんなエロいですから、ねー?」

銀時「……」

教師「ってかあの人、ウチで短期間だけど教師やってた人だからね?どんだけ身上潰せば風俗の呼び込みにまで身を落とすの?」

桂「いやいや、後悔なんてしないって!大丈夫だから!ウチは料金クリーンですから!」

桂「そうそう!軽い気持ちでも、はい」

桂「だって日本人=サムライじゃないですかっ!男子たるもの一度は立ち上がれ!みたいな」

桂「『クララも立ったけど、おじいさんも立つんじゃね?』的な話で、はい」

桂「大丈夫大丈夫!良心設定だから!ウチはここの最後の良心みたいなもんだから――え?」

桂「――はい、どうそお客様一名入りまぁぁぁすっ!!!」

銀時「……おいヅラ。何やってんだテメー」

桂「ヅラじゃない桂だ――っと、そこにいるのは銀時……と課長殿ではないか。奇妙な組み合わせだな」

教師「あぁどうも、こんばんは。あと課長じゃなくて学年主任な?」

銀時「お前何やってんの?はああぁっ?つーかこんな所で客引きやってんの!?」

桂「――知っているか、銀時よ。世の中にはアベノミク○というものが流行っているらしい」

銀時「うん、テメー以外は誰でも知ってると思うよ?多分一年前からな」

桂「景気が回復しないのは消費者が全て預金へと回してしまうからであり、だから消費を増やして経済を活性化させると!」

教師「まぁ、合ってるっちゃ合ってるけど。一応通貨供給量を増やして緩やかなインフレもさせるって付け加えておいて」

桂「だからこの俺も日本を救うために活動をだな」

銀時「つまり?」

桂「PS4予約しちゃったんだけど、お金が足りない」

銀時「死ねよ。お前もう死ねばいいじゃんか?なぁ?」

銀時「お前みたいな奴がロン毛って、センセに謝れやコラ?テキトーやってるお前がフッサフサなのに、真面目に働いてる人がハゲるって間違ってねぇかな?」

銀時「神様もいい加減にしないと、この髪の不平等格差を何とかしてやってくれよ!」

教師「坂田くん坂田くん、こっちまで銃弾撃ち込むの止めて貰えるかな?もう完全にフレンドリーファイアじゃない」

教師「それ『幸福の総量』みたいな感じで、ロン毛がいればその分ハゲが増えるみたいな話?有り得ないからね」

教師「ユングは『人間の深層心理は無意識下で全て繋がっている』とは言ったけど、毛根は違うと思うなぁ?」

教師「あと君ツッコミに回りながらボケるのも止めてくれないかな?捌きにくいし、拾いたくないし」

銀時「つーか攘夷は?お前もう飽きちゃったの?」

桂「……ふっ!心配は不要だ、見ろっ!」

銀時「見ろっつったってそれ、店の看板じゃねーか。何々――?」

教師「『攘夷志士イメクラ』……?って何?」

桂「これは維新志士のイメージプレイが出来る素敵なお店なのだ!どうだ銀時!」

銀時「……具体的には?」

桂「まずは『維新志士になって新撰組女隊士を監禁するプレイ』」

教師「ありがちだよね。まぁそう言うお店なんだから仕方がないけど」

桂「次は『維新志士になって姫様を誘拐するプレイ』」

教師「最初のと被ってないかな?ってか君らのやってる事って攘夷じゃないよね?ただの凶悪犯だよね?」

教師「どっかの革命ゴッコしてるバカどもにも言いたいけど、非戦闘地域で女子供狙ってたら絶対に反発食うだけだからな?」

桂「最後に『維新志士になって国政に打って出るプレイ』の三種類だっ!」

教師「それは維新違いだから?最近ネタバレと飽きられて退会者続々らしいけど」

教師「それとも妻が妊娠中にスッチーのコスプレさせた風俗へ通うとか、そういう展開なの?」

桂「そうやって繰り返し想像の中で維新志士になっていれば、その内無意識に幕府打倒を抱く筈……!見たか、この完璧な作戦を!」

教師「……うん、まぁ良いんじゃないかな?下手に映画のタクシードライバーみたいな、事件起こされるよりは健全で……そうかな?」

教師「いやいや健全じゃねぇよ。健全な所いっこもねぇじゃねぇか」

武市「大江戸青少年健全育成条例改正案反対ィィィィィっ!!!」

教師「誰もそんな話してねぇよ、空気読め、なっ?ってか武市くんどっから出て来たの?」

教師「どうせそいつらは選挙近くなったら騒ぐんだから。でも現実は違うでしょ?」

教師「前も言ったけど『カラアゲのカリアゲ』だって黙殺してたじゃん。あれは偽善者の政治的な活動であって意味は無いんだよ?」

教師「だってその人達に人間の心が入っているのであれば、俺達日本人差別やチベット・東トルキスタンに抗議するのが先でしょ?違う?」

武市「あ、私は『そよ姫危機一髪コース』で」

桂「お客様一名入りましたアァァァァァァっ!!!」

教師「おい、ロリコン。何やってんだテメー」

武市「ロリコンじゃないフェミニストです。何って熱心な攘夷活動をですね」

教師「あぁごめん。俺らもう行かないといけないから、その話は次で」

武市「世の中には『人体に天パが生えてない方好きな派』もいるって事を、憶えておいて頂きたい!」

教師「……って事、なんだけど。坂田くん場所移そ――坂田くん?」

銀時「なぁ、ヅラ?この、『年上の攘夷志士に誘惑勧誘されるコース』って」

教師「あれあれ?銀時くん、思い出そう?君が今何やってるのかを思い出して、ね?」

桂「ヅラじゃない桂だ。あぁ中々の人気コースだな。しかも今なら特典がつく」

銀時「……マジで?ボッタくったりしない?」

桂「今なら何と――攘夷志士になるだけでもれなく25%オフだ!」

銀時「ウッソ!?良いの、そんなんで安くしてくれるのっ!?」

教師「待とうか。それテロリストになって人生を棒に振る話だからね?違くないかな?」

教師「大学のサークルや大都市の劇団にアカとカルトが紛れ込んでるのと同じで、それ凄い危険だよね?」

教師「寂しくて入ったお上りさんがズルズルと身を持ち崩す第一歩じゃないかな?」

銀時「……なぁ、センセ?」

教師「何?」

銀時「男には、戦わなければいけない時ってあるよな?例えはそれが――」

銀時「――負けると分かっていても、だ!」

教師「坂田くん?それギャグシーンで使っていい台詞じゃないよね?出来れば俺も一回ぐらいは言ってみてーけどさ」

教師「少なくともこんな所で無駄ウチする必要はないよね?」

銀時「無駄かどうか、そいつぁ俺が決める……!」

教師「無駄だよね?要は坂田くんの坂田くんを、今から無駄撃ちしてこようってハラなんだよね?」

教師「それは結局、ローション的なものに阻まれるよね?本来の用途とは別目的じゃないかな、うん」

銀時「良し!それじゃ一時間後にここで落ち合おう――いいか、死ぬんじゃねぇぞクソッタレが!」

教師「坂田、くん?坂田くぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅんっ!?」

――“10分”後 吉原裏通り 夜

銀時「……」

教師「……あのさぁ坂田くん、あのニュー吉原的な話はどこ行ったの?ねぇ?」

教師「なんかよく分からないけど、『晴太くんが住んでる町は本当は良い所なんだよ!』みたいな企画なんだよね、これ」

教師「だっつーのに、どんだけ企画倒れしてんの?ってか君も君だよね?ツッコミかと思ったら、ボケてるし。いや、良いんだけど」

銀時 フラッ

教師「坂田くん?」

銀時「……死のう」

教師「待って?急に重すぎるんだけど、どうしたの?」

銀時「俺はなんて汚れた人間なんだ……!生きてる価値もねぇよ!」

銀時「こんな俺なんて誰からも必要されてねぇんだよ!ダメダメじゃねぇか!」

教師「あぁうんまぁ確かに、一回した後はそうなるけどね。理解はするよ」

教師「でもホラ!君のやってる事自体は正しい事じゃない?だって晴太くんのためにやってんでしょ?」

教師「結果が出てないだけだって、うん!それだけだから!」

銀時「そ、そっかな?俺、間違ってないかな?」

教師「何かタイミングが悪かっただけだって!まだ他に回る所あるんでしょ?付き合うから、最後まで。ね?」

銀時「……だよな、人生諦めたらそこで終了だよな!」

教師「そうそう、そんな感じそんな感じ!諦めなければきっと良い事が――」

銀時「……あ」

教師「どうしたの?誰か来――」

マダオ「……」

教師「……」

銀時「……」

マダオ「俺はなんて汚れた人間なんだ……!生きてる価値もねぇよ!」

マダオ「こんな俺なんて誰からも必要されてねぇんだよ!ダメダメじゃねぇか!」

銀時・教師「「うん、そうだね」」

マダオ「諦めないで止めればああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

――吉原 ソープ街

教師「って何か流れで来ちゃったけどさ。流石にここは、ちょっと」

銀時「なんだよ、個室で入浴させてくれる所でしょうが!」

教師「建前ってあるじゃん?立場上絶対入らないからね」

銀時「あぁだから子供に手を出すんだ?」

教師「多いけどね、教師業界には。あれ免許失効とかホントにやってくんねぇかなって思うんけど、クソ労組がねー」

銀時「いやいや、つーかセンセよお、入った事ぁねぇのかい?」

教師「むかーし、うん。大分昔には、だったけど」

銀時「あぁそうかい。それじゃ今はどうなってるのか、ってまでは知らねぇんだな?」

教師「今って言われてもね。言い方は良くないけど、今も昔もやる事は変わらないでしょ?」

銀時「あぁ確かにな。そこは否定するつもりはねぇよ?」

銀時「けどな、こーゆー場所に来る野郎ってのは悉く『寂しい』んだ」

教師「……そうかな?先生も寂しい方に入るけど、ここ10年以上来た憶えないんだけど」

銀時「そりゃ人付き合いってのは面倒だから、さっとここいらで片付けて、みたいな感じに収まるんだろうぜ」

銀時「――でも、まぁ最近はちょっと変わってきたみたいでな」

銀時「エロい店にエロを求めに来ない――そう、『癒し』が欲しいんだよ!」

教師「坂田くんいやぁ、それはちょっと無理があるんじゃないかな?」

銀時「なんでだよ」

教師「美化運動と誰でも気軽に寄れる飲み屋さん、ってのは良いじゃない?まぁ方向性としては、だけど」

教師「攘夷志士イメクラの客引きも……まぁ、あんなもんだよね?俺はよく知らないけど」

教師「けど流石にそれは、ねぇ?強引にも程があるって言うか」

銀時「だからそいつぁ偏見だって言ってんだろ。見てみろよ、この界隈にいる連中の顔!」

教師「信じられないぐらいギラギラしているけど。引くぐらいに」

銀時「だからそれは癒しを求めに来たんであって、決してエロは関係ないんだよ!」

銀時「最近はエロゲー業界でもいい話に特化したのも多いじゃねぇか、それと一緒で」

教師「……」

銀時「あ、ごめっ言い過ぎた。確かにな、未来戦姫スレイブニ○はどっちつかずで中途半端、しかもTSアリで誰得?って感じだったよな?」

教師「坂田くん色んな所Disるの止めて貰おうか?ライターさん、TSが受けたのを自分の力量と勘違いしたとか、言わないであげて?」

教師「あの原画と音楽とシステムを用意しておいて、どこをどうすればあんなダーク・マターが出来るの?とか言うのは良くないからね」

教師「個人的には今後やりにくくなるんじゃないかな、って凄く心配なんだからね?俺素人だから関係ないけど」

教師「……いや、そーじゃなくって。アレ見てよ」

銀時「また!?店の前で誰か――」

東条「違うでしょうが、そぉじゃないでしょーーーがっ!」

銀時「……」

東条「そう、まずはローションから入って――基本がなってない!なってないのに嬢を名乗るとは何事ですか!?」

東条「可愛いだけでエロくない嬢なんて、庶民は許してもこのセレブか許しませんよっ!!!」

教師「今日も元気に狂ってるよね、東条先生……先生って敬称付けたくねーなー。立場上しょーがねーんだけど」

東条「だから多少顔がアレでも良いんですよ!そんなに見てませんからねっ!」

東条「むしろブスであってもそれはそれて『あぁこんなブスにクララが立ってる俺ってなんて卑しいんだっっっっっっ!』って興奮しますからっ!」

教師「ねぇ違うよね?あの人は癒しを求めに来てないよね、イヤラシだよね?」

教師「ついでに言うと東条先生が今、オブラートにくるむようにクララへ例えたのは高評価ですから」

東条「大体オムツを替える時にはこうっ!高々と足を上げて恥辱を煽らないでどうするのですか!?」

教師「繰り返すけども、あの人は嬢だけじゃなくて、お母さん的なものも全否定だよね?」

教師「だっての世の中のお母さん、自分の子供に屈辱を味合わせようとはしてないじゃない。多分だけど」

銀時「……い、いやっ!?でもっオープンで良いじゃない!?ウラオモテがないっていうか!」

銀時「ザ・グレイトフルコメディアンのMr.加藤の『ちょっとだけよ』だってシモだし!」

教師「まぁ、うん。そこは評価しないでもないけど。まだ、ほら」

坂本「アッハハハハハハハハハハハ!なっちょらん!セレブの看板はそん程度のもんか!?」

東条「貴様……何者かっ!?」

坂本「何モンもホルモンも関係ないぜよ!ここは吉原、遊び人以下でも以上でもなか!」

坂本「そんな所で暴れる方が粋じゃないと思うがじゃ、アッハハハハハハハハハハハ!」

教師「坂田くんの話してる内容はアレだけど、まぁ仲裁に来たって事かな?」

銀時「あのアホが始めて俺の役に立った……!?」

教師「そうでもないよ?マイナスに少しプラス足したって、反転はしないもの」

坂本「おまんも男ならもっとハートで感じんかい!」

坂本「嬢が下手なら下手で、『あ、まだ慣れてなくてラッキー』ぐらいに思うのが筋じゃないとかっ!?」

東条「……ぐ、ぐうっ!?何という説得力だ……!」

教師「ゴメンね坂田くん?良かったらあのバカどもに『説得力なんて無ぇよ、むしろ性欲しかないよね?』って突っ込んできて良いかな?」

銀時「……死のう」

教師「ちょっと!?君も君で無責任じゃないかなっ!つーかそれで誤魔化そうって無理が――坂田くんっ!?」

東条「……私が、セレブである私が未熟でした……!」

坂本「なぁに大した事じゃないきに。男ならもっとガツンと構えて胸を張らんかい!」

坂本「一緒にハシゴと行こうじゃね、なっ?」

東条「そうですね!では一緒に性病をハシゴする仕事へ戻りましょうかっ!」

坂本「アッハハハハハハハハハハハ!マジでぶっ殺すぞこのセレブ?」

――吉原 月詠の私室

銀時「助けてヨォォォォォっ!?グラえもーーーんっ!」

神楽(ダミ声)「『どぉしたんだい銀太くぅん?いきなり泣きつくなんてぇ』」

銀時「出来杉の奴が『長編で僕をハブるのは悪意を感じるんだけど?』って、ねちねちとしつけーんだよぉぉぉっ!」

銀時「俺のしずかに色目使うし、何とかしてやってくれよぉぉっ!?」

神楽(ダミ声)「『やれやれしょうがないなぁギン太くんわぁ』」

新八「あの、銀さん?神楽ちゃん?遊んでる場合じゃなくてですね?」

新八「あと『ちゃん』はつけよう?その人は僕らがイジるのは色々と恐れ多い人だからね?」

神楽(ダミ声)「『てれれてってれー』」

神楽(ダミ声)「『ばたふらいないふー』」

新八「はい、ストップー!茶番劇はもういいじゃない?」

神楽(ダミ声)「『後ろから、ザクって?な?少年法もあるし大丈夫だべ?』」

神楽(ダミ声)「『自首すりゃ保護観察処分も狙えるって』」

新八「――はいっ!と言う訳で小芝居でしたけどもっ!」

新八「つーか銀さんダメダメじゃないですかっ!?どーしてくれてんですか!」

新八「あれじゃ吉原の良い所じゃないし、ほぼ最悪のドロッドロした所見せちゃったじゃない!」

銀時「俺ェ!?俺悪くねぇじゃん!?いつもの愉快で不快なバカ仲間がぶち壊しにしてくれたんでしょーがっ!」

新八「それもある意味、普段の行いって感じもしますけど――あ、先生はどうしたんですか?」

銀時「適当な座敷に置いてきた」

新八「最悪だなぁアンタっ!?放りっぱなしにも程があるじゃねぇかよっ!」

銀時「――なぁ、新八よぉ」

新八「な、なんですか急に?今更冷静になったフリしても、色々と手遅れですからね」

銀時「こいつぁな、万事屋で受けた仕事だ。それは分かるよな?」

新八「銀さんの仕切りでしたけど。えぇ、それが何か?」

銀時「お前、連帯責任って言葉知ってる?」

新八「違うでしょーがあぁぁぁっ!?何アンタ最期の最期で人にまで責任問題ぶつけようとしてんだよっ!?」

銀時「ほら、『カエルの面に新八』って言うじゃねぇか?なっ?」

新八「どういう意味?カエルの面に水なら聞いた事あるけど」

銀時「新八ならカエルでも平気って意味だよね」

新八「よし、表出ろ天パ?」全部ストレートにしてやっかんな!」

銀時「だから助けてよぉぉぉぉぉっ!?グラえもーーーーんっ!?」

新八「無理です銀さん。グラえもんには四次元ポケットついてませんから」

神楽(ダミ声)「『おやおやぁ?このクソネガネは疑っているのかなぁ?』」

新八「神楽ちゃんも僕たちの神様に暴言吐かせるのはそろそろ止めてくれないかな?」

神楽(ダミ声)「『てれれてってれー……ぅぇっ』」

新八「ちょっと待って!?それはポケットじゃないからっ!モノを入れる場所であって!」

神楽「うえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

新八「グラえもんの秘密道具手出て来たあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」



※暫くお待ちください

――月詠の私室、の隣室

日輪「――はい、正座」

晴太「……え、オイラがっ!?」

銀時「……なぁ日輪さんよぉ?晴太も反省してるってんだから、許してやっちゃ――」

日輪「テメーもだ、白髪」

銀時「……はい」

日輪「まったく、少し前からおかしな事やってるかと思えば、何?吉原のイメージアップ?」

晴太「……ゴメンよ、母ちゃん」

日輪「ごめんしません!晴太は明日から月詠から勉強を受ける事!あと一ヶ月お小遣い無しね!」

晴太「うぇぇぇぇ……」

銀時「あのー?僕らの取り分、つーか報酬的な……?」

日輪「あ、そうね?銀さん達は頑張ってくれたもんね?お仕事の分だけお支払いしないと」

銀時「いぃやっほおおうっ!」

日輪「――で、神楽ちゃんのゲ×で駄目になった畳とお座敷の復元費、あと飲み食いした代金なんだけど」

銀時「――水臭ぇ事ァ言いっこなしだぜ?俺らは持ちつ持たれつ、借り貸しはチャラとしようや、なっ?」

日輪「反省の色が見えない」

銀時「ごめんなさいっ!」

晴太「……あのー?それより神楽ちゃん達だいじょうぶなの?」

銀時「あぁそうだっ!神楽何やってやがったんだ?」

日輪「賞味期限の切れたアレコレとか、お座敷で下げた食べ物とか、つまみ食いしてたみたいね……はぁ」

晴太「っていうか神楽ちゃんでもお腹壊すんだ……」

銀時「ぱっつぁんがついてっから心配は要らねーだろうけど。どら」

日輪「銀さん、正座。心配するフリをして立とうとしないの」

銀時「いやこれはそんなんじゃねーんだけど!そうじゃなくって課長に頭下げに行かなくちゃなんねぇだろうが!」

晴太「学年主任ね?」

日輪「あぁ、それなら心配要らないわよ。月詠が行ったから」

晴太「あ、そうなんだ――って月詠姉がっ!?あんだけお座敷に上がるの嫌がってたのに!?」

銀時「……ふーん?」

日輪「『自分の始末は』って言い張っちゃってねー……って銀さん?」

銀時「ちっとションベンだよ。なんだ?ここでやれってのかよ?」

日輪「そうじゃなくって、お手洗いはそっちじゃないけど?」

銀時「いいんだよ!俺はこっちでしたい気分なんだからっ!」

銀時「むしろ野外でデッカイの決めたい気分なんだよ!」

晴太「銀さん……?さっきクリーンな吉原とかって言ってなかったっけ?」

日輪「……まったく、本当にしょうがないんだから」

銀時「あぁ?」

日輪「じゃ、そのついででいいから、あの子のお座敷までお使い頼まれてくれないかしら?」

銀時「――頼まれたっ!」

日輪「この間100円貸し――って、最後まで聞かずに」

晴太「……うん?銀さんどうしちまったんだい?」

晴太「急に機嫌が悪くなったかと思ったら、何か嬉しそうに走って行っちまった」

日輪「さぁ?かけに行ったんじゃないかしら――」

日輪「――澄ましたカエルの面に、きっついのを」

――吉原 座敷 夜

教師「いやいやいやっ!ご父兄の方からそういうお酒とかは頂けませんって!」

月詠「それを何とか!こんな夜遅くまであの馬鹿者が連れ回した詫びだと思って!」

教師「いやですからね?月詠さん?も頭を上げてください。怒ってなんか居ませんから」

教師「そりゃまぁ非常識だな、ぐらいは思いますけど」

月詠「すまんっ!」

教師「だから問題だなんて思っていませんって!つーか面倒臭いし早く帰りたいですし!」

教師「まぁまぁアレですよね。こう、吉原って町もアレですけど、今回はタイミング的なものが悪かった、みたいな?」

月詠「そう、じゃろうか。いつもこんなものでありんすが」

教師「じゃ銀時くんかな?問題児はほぼ全員知り合いだったみたいだし、うんっ!」

教師「まぁ?駄目な人の回りにはタメ人間が集まる的な、ね。そんな感じで」

月詠「……」

教師「っていうか日輪さんにも言ったんだけど、学校としては晴太くんの環境が問題だとは思ってな――うん?どうしたの?」

月詠「……る」

教師「はい?今なんて?」

月詠「ぬしにあの馬鹿の何が分かると言ったんじゃ!!!」

教師「つ、つつっ!?」

月詠「……あぁ確かに銀時は馬鹿者、大馬鹿者じゃ!それは間違いない!」

月詠「頭は天パだし、白髪だし、甲斐性はないし、微妙に胴長だし!」

教師「ねぇ君も結構暴言吐いてるよね?どうして今俺だけ怒られたの?」

月詠「だけども!あの馬鹿者はっ!」

教師「……」

月詠「……ぬしは、どう、思った?この町、そして住人達を」

月詠「鼻で嗤われ、畜生にも劣る辛酸を舐めてきたわっちらを!銀時は、銀時はなっ!?」

月夜「ぬしが汚いと蔑んだわっちらために!」

月詠「わっちらの――」

銀時「――はい、ストップー」

月詠「銀時っ!?」

教師「あ、坂田さん良かったー」

月詠「離せ!?離さんか銀時!?」

銀時「右手にクナイ持ってる奴の言うこっちゃねぇよ。つーかお前何してんの?馬鹿じゃねーのか?」

月詠「だ、誰がっ!わっちはきさんのためを思って――」

銀時「それが余計だっつってんだろ。俺ァガキじゃねぇ、テメーのケツぐらいテメーでふけんだよ」

月詠「銀時……」

銀時「土下座なんざやり慣れてるし、クツなんぞ何回舐めたかも憶えてねぇし?どうって事ぁねぇ。ねぇんだが――」

教師「え、坂田くんどうしたの目がマジになっ――げふっ!?」 バキッ

月詠「貴様、何をっ!?」

銀時「涙流して嫌がる女ァ、放っておける程腐っちゃいねぇんだよっ!!!」

月詠「……ぬし、は」

銀時「泣いてねぇなんて言わせねぇぞ。どうせこのハゲが無理矢理迫ってきたんだろーが――来い!」

月詠「ちょ、待っ!?」

――吉原 深夜 月の見える座敷

銀時「――っと、ここまで来ればいいか」

月詠「……」

銀時「お前もぶーたれてねぇで、何か言ったらどうよ?」

月詠「……手」

銀時「手?手がどうかしたっ……あぁ悪ぃ、思いっきり引っ張って来ちまったか」

月詠「……まったく。女の扱いは繊細に。常識じゃろーが、この馬鹿者が」

銀時「仕方がねーだろ。何か俺もテンパってて」

月詠「天パだけに?」

銀時「そうそう、これがまさにっ――って乗らねぇよ?お前ら銀さんが何でも拾うと思うなよ?香川みてーにゾーン広くねーんだからな」

銀時「むしろ俺は孤高のワントップ本田圭佑みたいなポジだからね。公私ともに」

月詠「……はぁ。日輪に叱られる」

銀時「あぁ?アイツに何言われるって言うんだよ」

月詠「いやな、銀時?」

銀時「あん?」

月詠「ぬしが殴った教師、あれは冤罪じゃ」

銀時「はぁぁぁぁっ!?だってオマっ泣いて!?」

月詠「大方暗くて分からんかったんじゃろう?貴様の思っとったような事は、何もありゃせんわ。この馬鹿者が」

銀時「そうだけどさっ!?……いやマジで?お前無理してないの?」

月詠「いや全然これっぽっちも?むしろわっちは気分がいい」

銀時「……つまり?」

月詠「客と話していたら、いきなり情夫が殴り込んでくるとはな?」

銀時「――っ!」

月詠「太夫達に修羅場の話はよく聞いとったが、まさかこのわっちが!同じ立場になるとは……くく」

銀時「あー……いや別に俺は全くどうって事ぁないからね?俺はただ日輪に言われてきただけで」

月詠「ふむ?」

銀時「なんか、忘れ物があるって」

月詠「ほぉ、で?」

銀時「……忘れちまったよ」

月詠「くく、あははははははははははははっ!」

銀時「笑ってんじゃねぇよ!?テメー俺の勘違いがそんなにおかしいのかっ!?あぁっ!?」

月詠「おかしいなぁ、銀時?いつも斜に構えてるぬしが、わっちのために……ふふっ」

銀時「……そりゃマジにもなるってモンだろうさ」

銀時「たまーにマジになっとかないと、白ジジイみてーな奴相手にする時、スタート遅くってかなわねぇ」

銀時「俺ァこう見えてモテモテで困っちまうんだよ」

月詠「……鳳仙の後継者のガキか」

銀時「面倒くせーよな?なんかもうオセロ辺りでいいんじゃね、ってたまーに思うけど」

月詠「その時は――いや、それ以外もわっちを頼れ、銀時」

銀時「そいつぁ――」

月詠「かぶき町のヤクザの抗争、その他諸々天人とのアレコレ、わっちが知らないとでも?」

銀時「つーかそれは巻き込まれた方だからね、俺は?」

銀時「俺ぁ別にダラダラ暮らして行きゃいいんであっ――」

月詠「……ぬしは確かに多くを失ったんじゃろう。そしてその阿呆な生き方を矯正出来んのならば、仕方があるまい」

銀時「……」

月詠「誰かを巻き込むよりも、誰かを死なせるよりも、自分一人が傷を負って済むのであれば、それでいい、か?」

月詠「成程、それは立派な心がけじゃ――などと、言うとでも思ったのか?」

銀時「……月詠」

月詠「わっちらを馬鹿にするのにも程があるじゃろう!?」

月詠「世の中には死ぬよりもずっとずっと辛い事がある!ぬしは知ってるじゃろうが!?」

月詠「そして、それを知っているのはぬしだけじゃない!わっちも、わっちらだってそうじゃ!」

銀時「……大切だからこそ、生きてて欲しい、ってのは――」

月詠「だったら最初から見捨てれば良かったろうが!?わっちを!日輪を!晴太を!吉原を!」

銀時「……っ!?」

月詠「そうすれば今こうして面倒な女に難癖つけられる事もなかったろう!?違うか!?」

月詠「でも、もう無理なんじゃ……わっちは、頼れる背中を知ってしまった!助けられると知ってしまった!」

月詠「だから、だから――っ!」

銀時「……参ったぜ。聞き分けの悪いガキなら、ケツ引っぱたいて終いだっつーのになぁ」


銀時「……テメーいい加減にしないと、その口塞ぐぞコノヤロー」

月詠「すればいいじゃろ、出来るものならな?」

銀時「……言ったな?言いやがったね?」

月詠「あぁ言うた。それがなん――んむっ!?」

銀時「――っと。どうだ!?」

月詠「……色気もクソもない接吻じゃな」

銀時「ウルセェよっ!?俺だって色々とっ……その、あるんだし!」

月詠「色々、なぁ?……ま、いいが。それで?」

銀時「待ってろ!もーちょい待ってろ!今考えてっから!」

月詠「なんかもうグダグダじゃが……はぁ」

銀時「えっと、ほらっアレだよ!お前は!」

銀時「ケンカっ早いわ、酒癖は最悪だわ、意外に世間知らずだわ」

月詠「……反論出来ん。が、ぬしはにだけは言われなくないぞ」

銀時「うるせーよアバズレ。テメーみてーな傷物が嫁の行き先なんぞある訳がねェ――ってエモノ抜くな抜くな抜くな!?」

銀時「まだ俺のターンでしょうが!?人の話は最後まで聞きましょうって!」

月詠「……他の誰にも言われるよりも、ぬっちに言われる方が腹立つ事もありんす――それで?」

銀時「だからまぁ、その、なんだ。アレだ」

月詠「なんじゃ?」

銀時「他の連中がイヤだっつーんなら、俺が貰ってやってもいい」

月詠「……馬鹿な男じゃな。好いた惚れたの一つも言えん。どこの獣の求婚じゃ」

銀時「ウルセェな!こっちはゆとりじゃねぇんだよ!ケンシロ○の背中見て育ってきた世代だよ!」

月詠「ソイツも最後には女の所にしけ込んだようじゃがな」

銀時「あー……俺ァ銀時だ。白髪だなんだのネタにされ続けて来たもんだが。まぁ――」

銀時「――まぶしいお天道さんよりも、月の光の方が性に合うみてぇでな。だから――」

銀時「――俺の側に、居てくれ」

月詠「……全く、どんなプロポーズじゃ。無粋にも程があろう」

銀時「……性分でね。こればっかりは何ともならねぇ」

月詠「わっちでいいのか?ぬしなら、他にも」

銀時「俺ぁ大切なもん大分前に無くしちまったんだよ。両手一杯に抱え込んでた筈なんだけどな」

月詠「……」

銀時「落としたんだか、スられたんだか、どっかに置き忘れて来たのかも分からねぇんだが」

銀時「お前と一緒なら、その捜し物見つけられる気がすんだよな」

銀時「夜だろーが、お前が照らしてくれるんじゃねぇかなって」

月詠「わっちは行灯代わりか」

銀時「……駄目、か?」

月詠「――手を」

銀時「おぅ――おおぅっ!?」 ググッ

月詠 ギュッ

銀時「……あぁっと、その、なんだ?」

銀時「返事はどうなんでしょーかね、月詠さん?」

月詠「……馬鹿者。こういう時には腕の中へ抱いて、泣いているのを見ないのが礼儀じゃろうが」

月詠「あまりわっちに恥をかかさないでおくれ、お侍さん」

銀時「……そいつぁ失礼、太夫さんよぉ」 ギュッ

月詠「大馬鹿者が。こういう時には強くても構わん」

銀時「……あー、面倒くせー。クーリングオフって効きますかね?」 グッ

月詠「残念。それは二億程かかるようじゃな」

銀時「ヤダなにその悪徳商法?」

月詠「加えて吉原の出禁も追加されるじゃろうな」

銀時「そっかー、それじゃ仕方がねぇよなクソッタレ。一生大事にするしかねーじゃねぇか」

銀時「覚悟しとけよ、月詠?テメーが生まれて来たのを後悔するぐらい、幸せにしてやっからな?」

月詠「……おぉ怖い怖い。そんな甲斐性があればいいんじゃが」

銀時「そればっかりはなぁ、何とかしてーんだけど」

月詠「まぁそれは二人で稼げば何とかなろう」

銀時「ヒモ的な生き方はあり?」

月詠「クーリングオフを頼む」

銀時「残念、俺だってこんないい女、手放すもりは無ぇよ」

月詠「……ふふっ」

銀時「あぁっ似合わないさっ!笑えばいいじゃないっ!」

月詠「……馬鹿者、大馬鹿者め。このウツケが」

銀時「あぁ?」

月詠「女はな――嬉しい時には、笑うんじゃ」

銀時「……ベッピンさんは得だねェ」

月詠「わ、わっちが、か?」

銀時「泣いても笑っても綺麗なんだから、そりゃヤローなんてコロっ参っちまうぜ、なぁ?」

月詠「――馬鹿者、ぬしだけじゃ」

銀時「あぁ、知ってた」




――エピローグ

――吉原 朝

月詠「――最近『蜘蛛』の残党が出て来たと言う情報がありんす」

百華衆一「あのー、頭?」

月詠「従ってわっちらも特別警戒態勢を組んで臨むように」

月詠「差し当たっては怪しい奴は取り敢えず捕まえる線で――」

百華衆二「それより、その、気になるんですけど」

月詠「何じゃ?まだわっちが話してる最中だというのに」

百華衆三「いえ、あの、ですからそちらは?」

月詠「あぁ紹介は忘れとった。この娘は今日から百華の一員になった――」

パー子「パー子でぇすっ!ヨロシクねっ!」

百華衆一・二・三「「「頭、くせ者です」」」

パー子「いや、新入りだってば。ってかこの下り三回目なんだけど」

月詠「……うんまぁ、そんな感じで一つ頼む」

百華衆一「鳳仙の時も思いましたけど、頭って意外と天然ですよね?」

パー子「あー、それ俺も時々思うわー」

百華衆二「坂田さん?少しぐらいは設定守ろうとした方がいいんじゃ?」

パー子「うるせーな!俺だって好きでこんな格好してんじゃねぇんだよ!」

百華衆三「でしたらどうしてこんな有様になったんですか?」

月詠「あー、この馬鹿者が悪いんじゃ、全てにおいて」

パー子「待てよ、俺関係ねーじゃんかっ!?今回はっ、つーか今回もだよ!」

老人「――おいおい、何かメモてるようだが、こんな所で綺麗所がどぉしたんで?」

百華衆一「渡世人……?いや、コイツは!?」

百華衆二「泥水――次郎長かっ!?」

次郎長(老人)「オイオイ止してくれって。俺ァ今その名は捨てて、ただのクソジジーやってんだ。そうキャンキャン騒ぐねぇい」

次郎長「それよっか白髪の兄ちゃん探してんだけど、お嬢ちゃん達知れねぇかな?」

パー子「パー子わかんなーいっ?ジジイのストーカーなんてマジ最悪―」

月詠「……はぁ」

百華衆一「(頭っ!坂田さん一体なにやらかしたんですかっ!?こんな大物に!)」

月詠「いやぁ、まぁいつもの事と言えばその通りなんじゃが。あれ」

百華衆二「あれ?」

平子「アッニッキーーーーーーーーーーーーっ!!!」ドスッ

パー子「げほおぉっ!?」

平子「あー、やっぱりアニキじゃねぇですかっ!この手触りっ感触っモジャモジャ加減っ!」

平子「なんぼタ×取った言うても、わしのアニキはアニキしか居ないんですわ~」

月詠「……な?」

百華衆三「……いやあの、同意を求められても」

次郎長「難しいこっちゃねぇんだがな。そっちの白髪は俺と娘の仲直り手伝ってくれたんだよ」

百華衆一「良い事、ですよね?」

次郎長「で、かーちゃんの墓参りの旅に行ったは良いものの、こいつがこう言ったんだわ」

平子「『わしの大事なものはアニキに持って行かれちまいました~』」

パー子「違うよね?それ『見せ場』って意味だったよね?」

次郎長「話聞くに、白髪の兄ちゃんと義兄弟の杯交わしてるってぇ話じゃねーか」

パー子「捏造だよね?そんな事実は無い、つーかテメーの娘に俺ら騙されただけだよね?」

次郎長「なんやかんやで面倒くせーから、次郎長の跡継がせるってぇ事にしたんだよ」

月詠「その話は断ったじゃろうが」

次郎長「なんつーかな、年の離れた娘ってぇのは可愛くてね?どうしてもちょい悪オヤジとしちゃ、あんま無碍に出来んのよ」

平子「てへっ」

パー子「テメーコラ調子に乗んなよモッサリ?」

平子「やだな~、アニキとわしらなら天下取れますって!今度こそ、江戸の町に真っ赤なお華を咲かせましょうよ~」

月詠「――さて、解散!」

パー子「待って!?ねぇ俺はっ!?俺はどうすればいいのっ!?」

平子「わしが面倒見ますって~、ねっ?アニキ?」

次郎長「ってかベッピンさん達よぉ、さっき言ってた『蜘蛛』ってぇのは本当の話かい?」

月詠「なんじゃ?手助けなら遠慮するぞ」

次郎長「セガレが首突っ込んでんだろ?オヤジとしちゃ重い腰上げるのも仕方が無ぇさな」

平子「わーいっアニキっ!大義名分も得てやりたい放題ですね~!」

パー子「やかましいわっ!……つーかもうっこのヅラ邪魔っ!パッドも!」

桂「ヅラじゃない桂だ」

銀時(パー子)「テメーも黙ってろ!ある意味俺が今の立場になったのも、お前が馬鹿やったせいだからなっ!?」

月詠「……ほぅ?それは良い事を聞いたでありんすな?」

平子「黙ってろ年増ババア~。アニキの代わりに彼岸花咲かせんぞコラー~?」

月詠「――ガキをしつけるのは親の仕事だと思っておったが……ま、少々手荒になるが、構わんな!」

百華衆一「頭――っ!?」

次郎長「おっと、お嬢ちゃん達ぁ俺と遊んでくれるかぃ?それ以上動いたら戦争だ」

桂「待て!ご婦人に手を出すとはこの桂が許さんぞ!」

次郎長「いいねぇ。骨のある奴ぁ大好きさ」

銀時「お前らもどっかよそでやれよおおおおぉぉぉぉぉっ!?面倒臭ぇぇぇぇっ!」

東条「お、なんだケンカですか?若っ!あそこで、ほらっ!」

九兵衛「あまり興味は――おや?異様な『気』が?」

新八「――って銀さん、探しましたよー。九兵衛さんが依頼だって」

神楽「元童貞が調子に乗ってっと潰すぞ?あぁコラ?」

新八「神楽ちゃんキャラ守ろう?最後ぐらいは」

銀時「……」

ポンッ

マダオ「……なぁ、銀さん。どう収集つけるつもりだい?」

銀時「……そりゃまぁ、決まってるでしょうが」

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

銀時「かぶき町体操第一ぃぃぃぃっ!ハイッ!」


――銀魂SS 『銀華蒼月』 -終-


※どーだこれで約束守ったぞコノヤロー


爆笑した。課長マジ人格者

いやあの俺>>1じゃないんだけど、ちょっといいかな?>>1じゃないけども

つーかさ、リアクションおかしくね?違うよね、そうじゃないよね
何で課長大人気なの?別に活躍とかしてないじゃない。基本ツッコんだだけで、話の都合上殴られただけだよね
つーかこれ完全に俺in歌舞伎町的な話になってるよね?若い頃のシモで失敗したアレコレを暴露してるだけの話になってんだけど
俺はまだ若いけどな。ハゲてもないし、これは髪の毛が細いだけだから。高校ん時ジェルで硬めてたから、うん

そもそも課長じゃねーからな?学年主任な?立場的には小学校だと6人居るし、どっちかっつーと年功序列か押し付け合いになるんだけど
ぶっちゃけ能力あんま関係ねーから、課長よりも下なんだけど

本当はこれ、銀×月で書く筈だったんだよ。某スレで「>>1の銀魂見てみたい」っつーレスあったから、それじゃって軽い気持ちでやったんだけど
でももうこれ完全に酷い事になってるよね?基本悪口だよね?杉井光先生もビックリだよ
しかも俺が書けば書くほど、空知先生が褒められるってどういう事?あぁ俺>>1じゃないけどさ

あとクドいけど野生の空知って褒めてないよね?それタダのゴリラ・ゴリラ・ゴリラだよね?
服を着てないゴリラ・ゴリラ・ゴリラってそれタダのゴリラ・ゴリラ・ゴリラだからね?
ってかゴリラゴリラうっせーんだけど、最初に名前つけた奴、確実に頭オカシイからな
一個で良いじゃんか。どうして重ねたの?最近の吉本だって二回までぐらいしか重ねないからね

だってアレじゃない、黒い三連星に例えるんだったら、ガイア・ガイア・ガイアじゃない?
ジェットストリームアタックする時どうするの?「ジェット!」「ジェット!」「ジェット!」で三回踏まれて終りだよ。踏み台にも程があるし、マリオだったら800点だよ
ポルノグラフィティに例えるならアキヒト・アキヒト・アキヒトじゃない。何回アポロ月へ行かせれば気が済むの?一回だけで充分だよね
つーかアゲハ蝶の歌詞オカシイよな?「旅人は俺」みたいな話になってるけど、他にも私とかよく分からない人称入ってるよね?

あぁTBSのカウントダウンTVで年越しライブってやるよね。ガキ使い終わってから0時半頃チャンネル変えたんだよ
そしたらポルノが生ライブやってる最中だったんだよ。お、ラッキーとか思ってみてたら、ボーカルの子が「次のラララは一緒に!一緒に歌いましょう!」みたいな言い出してね
多分、つーか確実にアドリブだったと思うんだけど、お客さんと一緒にラララ歌おうみたいなね

でもね、客席シーーーーーーーーーンってね
てか客席温まってないし、基本あそこに来てる子達って『ジャニーズの年越しライブに出られなかった層』だからね
終盤に合流する彼ら目当てで来てるんだから、体力温存するじゃない。うん
何だかなぁ、全国のドーム満員にするんだけどさ、まぁまぁ

てか知ってる?新日本プロレスに真壁っているんだけど、暴走キングコング(UNCHAINED GORILLA)ってリングネーム持ってんだわ
フィニッシュホールドっていうか、“基本この技が決まったら勝ち”ってのが『キングコングニードロップ』って技も使ってんの

でもね、彼ね。去年G1リーグ戦でプリンス・デヴィットとやった時、デヴィットがゴリラのマスク付けてきたんだよ
それ見た真壁はキレて試合が荒れる――ってアングルだったんだけど

でもさ、ちょっと考えてみようよ
確かに真壁ってゴリラに似てるけど、自分の技にキングコングの名前付けるぐらいには、なぁなぁで受け入れてる訳じゃない?
だってゴリラ嫌だったら、最初から自分の技名にコングって付けないもの。しかも一番大切な技にさ
真壁君もちょっと考えよう?別にそれキレる所じゃないからね?ゴリラ好きなんでしょ、名前つけるぐらいには?

あと真壁、BULLET CLUBと因縁作ろうとしてるけど、やってる事はヒール時代のお前と同じだから説得力無ぇからな?
ある程度人気があって泥被れる正規軍だったら、そろそろ飯塚戻した方がいいんじゃねぇの?サイコギミックもあれはあれで大好きだけどさ

あと前にも言ったけどさ。ここで愚痴ってた別SSは終わったさ。まぁ長かったけど、どーにかね
ぶっちゃけ上司([ピーーー])から「あー、これ移民と子供誘拐はNGだわー」ってボツ喰らったネタだから、まぁまぁ良いっちゃ良いんだけどさ
けどね、商業用でもイケんじゃねぇか?的な手間暇かけて伏線張ったってのに、感想のほぼ全てが「ヒロイン(12歳)可愛かった」ってどうなの?

終わってから転載されたサイトも見たんだけど、まぁまぁちょっと見てみようよ、コピペだけど


1. ○○○○な名無し
えらく長かったな…一週間ぐらい読むのにかかった
まあ、おもしろかったからいいか

後(ヒロイン名)ちゃんブヒイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!


これ仕込みでも何でもなく米欄にあったんだけど、もうちょっとあるよね?何かあるよね?台本形式とはいえトータル30万語読み終えた後の感想がコレて
何、もう[ピーーー]って事?つーか何の話してたんだか忘れたんだけど、ゴリラだっけか?

あー……はいはい、戦国†恋姫か。アレは良かった、R-15でエロシーン皆無だけど
前作で一刀さんが『喋るチ×コ』だったのに対して、今回は割と戦闘でも絡むから結構燃える展開多いし
確実に18禁版出ると思うけど、それも売り上げ次第だから買っておいて損はしない

欠点は後発の勢力のヒロインの子達が、どうやってもボリューム不足なのがねー
出来れば『真・恋姫』のように各勢力ごとにルート分岐してても良いと思うけど、まぁまぁそれも売り上げ次第じゃないかな?

絶対★魔王みたいな「よくまぁこのキャストで失敗させたよね (´・ω・`)」的な酷いゲームじゃないから。悩んだら取り敢えず買っとけ
前作で亞莎好きだった奴は悪い事言わないから絶対に、な?ある意味、誰よりも優遇されてっから

……あれ?エロゲの話だったっけ……?なんか大切な話してたような……まぁいいか、それじゃ真壁をよろしく

鳥道…アイテム…いやなんでもない

――小学校 朝礼

校長「――と、言う訳で今週一週間、皆さん学業に励んでくださいねー」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『と言う訳で新学期も始まりましたが、皆さん健康には気をつけて下さいねー』

学年主任『なんかねー、ぶっちゃけ年越すとは思ってなかったんですよ、えぇ。その場のノリと勢いで始めた割には続いちゃったみたいな』

学年主任『皆さんは良いお正月を過ごせましたかー?……うん?あー、よかったですねー、はい』

学年主任『ちなみに先生は最低でしたよー。家庭訪問の帰りにチンピラに殴られたりと散々でした』

学年主任『……さて、それではポリスマンに連行されていった長谷川先生に代わりまして、新しい先生が来ています』

学年主任『ではどう――』

さっちゃん カッカッカッ

さっちゃん「この中に変態はいないからしっ――」

さっちゃん「……」

学年主任『……』

さっちゃん「――このチェリーどもがっ!!!」

さっちゃん「……」

さっちゃん「……猿飛です。よろしく」

学年主任『噛んだの?ねぇ今君明らかに噛んだよね?“かしら”的なものを薬味と間違ったよね?』

学年主任『しかもその後長々と続くであろう台詞省略しなかった?ねぇ?』

学年主任『っていうかまず変態から入るのってどうなの?一応ココ設定じゃ小学校だよ?弁えてくれないかな?』

さっちゃん「だって――だってもう無理じゃないのよォォォォォッ!?ちょっと男の子が多いからって、年上のキレイ系気取ろうとしたら“からし”じゃない!」

さっちゃん「ってかカラシって何?どんだけリカバリしようとしても無理じゃない!だって薬味だもん!」

学年主任『拾うのそこなの?薬味は今関係ないよね?最初に言った俺が言うのも何なんだけどさ』

学年主任『大沢樹生さんと子供さんの血縁関係ぐらいご縁は無いよね?むしろ他人だったから余計に風当たりがキツくなるよね?』

さっちゃん「まだ、まだ醤油だったら分かるわよ!日本料理の味を調える時とかっ!最近じゃチャーハンの隠し味に入れるじゃない!」

さっちゃん「でもカラシはダメよ!だって隠れてないもの!隠しようがないもの!」

さっちゃん「むしろこう前面に立ってグイグイ押して来るじゃないのっ!――そう!番宣に来たジャニー○みたいにねっ!」

学年主任『ごめんね?その人らはそれが仕事だから、うん。あんまり突かないであげて?』

学年主任『時々「TOKI○って何人だっけ?」とかDAS○見てて思うけど、それはまぁまぁ、調和の問題じゃないかな?』

さっちゃん「大体カラシって何よ!?全然これっぽっちも仲良くなろうとしてないし!DAS○村に対する松岡君の態度みたいじゃない!」

学年主任『おい松岡の悪口は言うな!サイコメトラ○は神演技だっただろ!』

さっちゃん「カラシを使う料理なんてみんなそうっ!弄ぶだけ弄んでおいてっ責任を取ろうともしないのっ!」

学年主任『あの、猿飛先生?言葉的なものがですね、はい。場所を考えてくれませんかね?』

さっちゃん「男なんていつもそうよっ!最初は無関心なフリをしておきながら、こっちが熱くなったら擦り寄ってきて!」

学年主任『おでんですよね?他の意味はないですよね?』

さっちゃん「アツアツおでんにしこたまカラシを塗られて食べさせられる竜ちゃんの気持ちが分かるのっ!?」

学年主任『仕事ですよね?ダチョウ倶楽部はそれがお仕事ですから』

学年主任『何かの営業で、無茶ブリ→「聞いてないよー!?」を封印した所、何かウケが悪くて元へ戻したとか』

さっちゃん「そうかと思えば最初からこっちの心に土足で踏み込んでくる――カラシレンコンのように!」

学年主任『あれもまぁ好きな人は好きでしょうけど、カラシ効き過ぎてませんかね?』

さっちゃん「だから最初からリカバリなんて――そうっ!ダチョウのボケとツッコミじゃない人ぐらいに要らないわよっ!」

学年主任『ジモン寺門の悪口は止めろ。ジモンだって、えっと……うん、役に立ってるよ!』

学年主任『そう……暴れる竜ちゃん羽交い締めにする時とか、いないと困るだろっ!』

さっちゃん「『ロバー○にボケ二人も要るかぁ?』ってみんな思ってるわよ!」

学年主任『そうだね。それはその通りだよ』

さっちゃん「最近『サキヤマと若林君組んだ方が良くない?』みたいな話も聞くけど、そんなに仲良いんだったら結婚すればいいじゃない!」

学年主任『いやあの、ザキヤマは相方がポシャッて苦労してるけど、若林君はなんだかんだで遊んでると思うなぁ』

さっちゃん「私達と銀さんの関係みたいにねっ!」

学年主任『殴られたけどな、その天パに。先月――か、まぁそのぐらいに』

さっちゃん「ヤダちょっと課長さんケガしてるじゃない!?その包帯どうしたのっ!?」

学年主任『課長じゃねーよ。眼底骨折で全治三週間らしいです、えぇ』

学年主任『こっちは普通の素人なんだから、殴られればケガもするって』

学年主任『あぁ皆さん、よくあの、ギャグマンガとかで気軽にガンガン殴ってますけどもー、大体ケガしますので注意して下さい』

学年主任『君たちが真似すると、まず親御さんが学校に呼ばれて、場合によっては警察のお世話になります』

学年主任『最悪の場合、2chで実名晒されて一生web上に拡散されますんでね』

学年主任『プロレスとかは、基本“興行”なんでお互いに“耐えきる”訓練積んでますから』

学年主任『逆に総合格闘技とかでは殴られた方だけじゃなく、殴った方も拳とか痛めて骨折してるでしょ?あれが現実』

学年主任『プロレスが下とか言う人もいるけど、その結論を出す前に一度でいいから会場か中継を見てからにしてください』

学年主任『あんだけ激しい殴り合いと投げ合いしながら、“最低”年間50ペース、つまり週一で試合するってのが、どんだけハードか分かりますから』

さっちゃん「そっか……ケガ無いと毛が無い、みたいな感じに?」

学年主任『違うよね?在り来たりで上手くないし、人のケガ弄るってどういう事?』

学年主任『そこはガチなんだから、弄る必要ないじゃない』

さっちゃん「そこはホラ、ケガをしたのか、毛がなかったのかをはっきりとさせたいのよ?」

学年主任『ケガしているけど毛はあるよ?ハゲてないからね?これはちょっと毛根がね、うん』

さっちゃん「あら……部長さんもゲガ――」

学年主任『校長先生は放置しよう?あと部長じゃねーからな?一番偉い人、あんまそうは見えないけどさ』

学年主任『つか校長も意外とあぁ見えて小心者なんだよ?伊達に平和な日本に住みながら、ヘルメット装備してんだからね』

さっちゃん「課長さんも結構口悪いわよね?ボケばっかでスルーされまくってるけど」

学年主任『そういやこないだ海外行った時、入管の人が』

学年主任『「O,Ohhhh……fauh?」』

学年主任『みたいな感じでチラッチラッとかぶり物見てたんだけど、結局スルーしたんだって』

学年主任『最近は旅客機狙ったテロは無いからまぁまぁ、空気読んでくれたんだと思うけど』

さっちゃん「私の銀さんへの愛に勝てる者無しっ!!!」

学年主任『そして君は空気全く読もうとしないよね?フリーダムにも程があるっていうかな』

???「ちょっと待ったぁあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

さっちゃん「誰よっ!?」

学年主任『――はい、と言う訳で猿飛先生のご挨拶でしたー。みなさん拍手―』

パチパチパチパチパチッ

???「無理矢理締めようとしてるっ!?」

さっちゃん「男ってこれだから、信用できないわっ!」

学年主任『あぁ面倒臭ぇ……つーかあれでしょ?だってほら、君どっかで見覚えあるもの』

学年主任『なんだっけ、えっと――あぁ確かゴリ山さんだっけ?』

近藤(???)「近藤ですけど?課長さんどっからゴリラ成分引っ張ってきたの?やっぱり顔?」

学年主任『こないだ警察の方に連行されていった時、「キャバ嬢をストーキングするゴリ山確保」って無線で喋ってました』

近藤「なにそれェェェェェッ!?オレ身内からも嫌がられてるって事じゃん!?」

さっちゃん「ふっ!ストーカー風情が偉そうにしないでくれるかしらっ!」

学年主任『あ、今度は噛まなかったね。そうそう、そんな感じで』

学年主任『あと今なんか俺の中のゴーストが「お前が言うな、お前だけは言うな」って囁いた気がした』

近藤「とにかくねっ!愛の大きさであれば俺の方が上だってねっ!」

学年主任『うんまぁ分かったから、まぁまぁ帰ってからやれ、帰ってから』

学年主任『何も小学校のグラウンドで熱く語る必要は無いからさ』

さっちゃん「――破れたり、近藤……い、いさむ?いさみ?」

さっちゃん「あ、違った!憶えてる憶えてる!こないだ銀さんから聞いたもの、えぇっと――」

さっちゃん「――ハブられたり、高畑!」

近藤「勲です。イサオ」

学年主任『それもう完璧にわざとだよね?だって高畑まで出ているんだったら、後はイサオしかないもの』

学年主任『平成狸合戦とか、最近だとかぐや姫の物語とか撮ってる人……うん、ハブられてはないよ?』

学年主任『赤いバカが引退した後に存在感出せるの?とか、山田君の超失敗を繰り返して欲しいとか言わないであげて』

学年主任『俺が青春時代に感動したゲド戦記をゴミ未満に落としたクソが後継ぐって、それアカが一番批判してる世襲じゃねーのか?』

学年主任『つーかもう何か話の流れとは全然なくグダグダになっちゃってるんだけど、どうするの?何がしたいの?』

さっちゃん「私が銀さんに恋い焦がれる想い――そうよ、それは常在戦場の如く!」

近藤「ぬうっ……!どういう意味だ、雷電!?」

学年主任『いつも気を抜かないみたいな事……誰が雷電?説明キャラって訳でもないよね?』

さっちゃん「だから私はいつも――見なさいっ!とおっ!」 キラーンッ

近藤「なんだ光が……?」

さっちゃん「――ふっふっふ、これが、私の真の姿――そう!」

さっちゃん「『さっちゃんファイナルビューティーウェディングドリーム』……あれ?ドリームはいらない?なんか縁起悪くない?」

さっちゃん「夢で終わっちゃう的なメタファーが、うん。もうちょっと前向きなのが良いわよね」

さっちゃん「だったら『七転び八起き』……?悪くないけど、転んでるわよね?七回も」

さっちゃん「どうしたら……」

学年主任『猿飛さん、長い。そして事前に変身後の名前ぐらい決めておこう?そんなに難しくないよね?』

学年主任『だって料理作る時だって普通は鍋とかフライパンとか用意しとくじゃない?お野菜切り始めてから探さないよね?違う?』

さっちゃん「『説明しよう!さっちゃんが忍法でホニャララする事で、このアルティメットフォームに一瞬で変身出来るのだ!』」

学年主任『ウェディングは?結婚の要素排除しちゃったの?一番大事な所をパージしてるよね?』

さっちゃん「『ちなみに中は勝負下着なのだ!』」

学年主任『言葉は選べ?常在戦場がどこにかかってくるのか、実はちょっと興味あったんだけど、勝負って意味の戦闘ね』

学年主任『あとフツーは勝負した結果が結婚であって、順番が、おかしい』

近藤「……ふっ」

学年主任『近藤さん?』

近藤「甘い、甘いわっ!さっちゃんさんとやら!その程度で腸内洗浄とは笑わせてくれる!」

学年主任『常在戦場な?お前俺が言った説明理解してねぇじゃねえか。つかそれビフィズス菌な』

さっちゃん「負け犬の遠吠えね。あなたにこの私の気構えが!いつでも銀さんと創世合体する体勢が真似出来るっていうのかしら!?」

近藤「くっ、笑止!それだ、それこそが間違っているんだっ!!!」

さっちゃん「……女の幸せとはマリッジー……そしてマリッジブルー!それ以外に何があるって言うのよ!?」

学年主任『ブルーは要らなくないかな?多分勢いで何となく足したんだと思うけど』

近藤「だから女々しいと言っている!花嫁姿などとこだわる事こそつけいれられる隙を作るんじゃないのォォォォォっ!?」

学年主任『どういう意味?つけいれられるって、冠婚葬祭場にボられるって事かな?』

さっちゃん「だ、だったらあなたは何なのよっ!?私がしている以上に、覚悟を決めてるって言うの!?」

近藤「当然だ!この近藤勲!いつ何時でもお妙さんと結婚する用意はある!」

学年主任『あのね、君らね、真顔ですっっっっごい気持ち悪い事言ってるからね?手遅れだと思うけど』

学年主任『見て?風俗ネタですら盛り上がった子供達、あまりの酷いに引いてるから、ね?』

近藤「男子の心意気――見せてやるぜッッッッッ!」

学年主任『ちょ、待って!?近藤君どうして服を――』

学年主任『――出るからっ!?ちびっ子にそれはちょっとエグ――』

近藤「そぉいやっ!!!」

学年主任『近藤君のタカちん出たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい、と言う訳でね。もうね。何となく分かってたんですけども』

学年主任『タカちんっていうか、まぁまぁたけのこの里的なものがね。出ちゃった、みたいな』

学年主任『意外にグロくて「人間?人間なの?ゴリラ・ゴリラ・ゴリラじゃないの?」みたいな疑惑も、はい』

学年主任『ちょっとしたチェストバスターみたいな――』

学年主任『――いや、褒めてないからね?むしろ引いてるからね?』

学年主任『つーかさ、近藤君、君ただ悔しかっただけだよね?猿飛さんの早着替えが羨ましかっただけだよね?』

学年主任『だから何となく男とか女々しいとか、それっぽい事言って誤魔化そうとしたんだけど、でも無理でご覧の有様なんだよね?違うかな?』

学年主任『うん?』

学年主任『いやだから桂君にもよく言ってるんだけど、サムライの話はしてないじゃない?過剰な評価を持つのはどうかなって思うんだけど』

学年主任『そもそもサムライは露出しないじゃない。だってサムライだもの、したら腹切るもの』

学年主任『そうそう、どっかの都知事選と一緒で東京に原発ないよね?稼働させる・させないの権限もないよね?』

学年主任『有権者1000万人は凄いけど、脱げぱんつで立候補した人達、悉く国政選挙には出てないよね?なんで?』

学年主任『都政から政治を変えるって言うけど、たかだか人口の一割程度の民意で国政をどうこうするの?傲慢にも程があるよね?』

学年主任『脱げぱんつだかなんだか知らないけど、東海地震がいつか来るってのに何やってんの?インフラ整備減らして死にたいの?』

学年主任『って上の方で某維新政党イジったら、なんか一ヶ月後ぐらいに市長辞職ってニュース来てビックリしたんだよ』

学年主任『でもあれ「代議士制で自党の政策が多数を得られない=民意じゃない」って、市長になろうがなるまいが最初から負けてるからね?』

学年主任『そもそも大阪都にする権限は誰が持つの?市長なの?バカじゃねーのか』

学年主任『他にも沖縄に基地の見返りとして年間3000億の振興費払うのが、「札束で頬を叩く」ってバカどもは言ってるけどさ』

学年主任『3000億、ドル換算で31億ドルか。それってイエメン・ガーナ・エチオピア・ヨルダン当たりのGDPと同じだからな?』

学年主任『国家予算じゃねーぞ?「一年間その国で起きた経済活動全部」だからな?』

学年主任『ちなみに人口は2358万、2383万人、8282万、631万。沖縄は142万人』

学年主任『クソが大好きな“一人当たり○○”って言い方をすれば、「一人年間21万円配布」だわな。そんだけぶっこむんだけど』

学年主任『それだけの「誠意」を見せて、加えてどっかのアカい帝国主義の亡霊いるってのに、どうして理解しないの?出来ないの?』

学年主任『……ま、国籍不明の活動家、自称地球市民が色々やらかしてはネット拡散されているみたいだけど』

学年主任『でもあれは珍しい話じゃないんだよね。欧米でもネオペイガニズム(復興異教主義)へ胡散臭い連中が入り込んでやってんだわ』

学年主任『20世紀終盤が「人権の世紀」だったもんで、人道やら少数民族の権利を盾に好き放題して――』

学年主任『……うん?近藤君なんて?』

学年主任『「天然格闘少女ちひろちゃん終わっちゃいましたね」?うん、まぁまぁ』

学年主任『今ちょっと真面目な話をしてたよね?今から「日本のGDPが約5984億ドル、世界全体7兆1277億ドル、比率で8.3%」』

学年主任『「ガラパゴスとか騒いでるけど、世界経済の約8%を占めてる日本でやっていけりゃ充分じゃね?」的な話をですね』

学年主任『「次の連載が可愛いんだけどあんま面白くない」?』」

学年主任『それは……まぁまぁ、同時連載が社会人かサバゲーするのも良いんだけどー、うんまぁ』

学年主任『何かこうすっごい所で終わりそうな予感がするよね。打ち切り的なニオイが』

学年主任『まだ連載一回目だし?これからまだビーチスターズみたいに化ける可能性も!……ないかぁ』

学年主任『でもきっと森尾先生はやらかしてくれるよ!前が前だっただけに!』

学年主任『……でもさぁ、バガタウェイって森尾先生書くべきじゃない?こないだ資料代わりに買ったんだけど、なんかこうね、うん』

学年主任『えっと……?あー、はいはい』

学年主任『「トリコ、強さがインフレし過ぎてる」?まぁそうだけどさ』

学年主任『トリコが美食會No2のスタージュンさんと大体同じぐらい、って事は相当強いって事だし。それはまぁ納得、かな……?』

学年主任『第三勢力が出て来たかと思えば、予想以上に情勢が混沌としてきたって感じで』

学年主任『サニーの「魔王の髪」も「惑星一つを食い尽くす程の威力!」……なんだけど』

学年主任『それ別に試した訳じゃないよね?勝手に「こうだろうな」って自称しているだけだよね?試したら地球無くなってるもんね?』

学年主任『色々言ってるけど、うんまぁ、捕獲レベルが100過ぎた辺りからすっげー大雑把になってきたな、みたいなね』

学年主任『なんかもう飽和状態になってきたオンラインゲーム見てるようで、ちょっと辛いかも』

学年主任『オンゲー以外もそうなんだけど、基本娯楽の価値ってのは“かけた時間の長さ(プラス資金)”なんじゃないかな』

学年主任『まぁ攻略までに時間がかかるゲームの方が、中古にも売られないし、ファンが大勢つく的な。最後までやらせる価値があれば、だけど』

学年主任『それの究極的な形として、オンラインゲーム……まぁそれでも新規ユーザー獲得のためには、特典付ける訳』

学年主任『なんか一瞬でレベルが上がる敵とか、レア装備が出やすいダンジョンとかを作ってみたり』

学年主任『でもまぁそれはね?運営の方針として、初心者を入れるってのは当然なのね。それは、絶対に』

学年主任『けど、納得行かないのはリアルタイムで最初から遊んでたユーザーがね』

学年主任『課金しまくったり、時間をつぎ込んで手に入れた装備とかレベル、それがあっさり手に入るんだから溜まらないよね。それと一緒』

さっちゃん「一人八万円は法外よね」

学年主任『島袋先生を弄るのは止めてあげて?具体的に何の数字かは分からないけど、リアルになるからね?』

さっちゃん「男なんてねっ!銀さん以外みんなケダモノなのよおォォォォォッ!」

学年主任『俺、こないだその人に殴られたんだけど』

さっちゃん「この――泥棒猫がっ!」

学年主任『あのね、猿飛さん自由すぎないかな?ここは俺が愚痴るターンじゃなかったの?そんな感じだよね?』

学年主任『なんかこう私生活や最近読んだ本で色々と溜まった鬱憤を晴らす的な、そういう場面じゃなかったの?』

学年主任『今の流れを一つ一つ拾っていくと、まず俺が「島袋先生の援交代の金額言うのは止めてね?」って注意したんだよ』

学年主任『君の返しが「男なんてみんな一緒」だったから、俺は「いやでも坂田君が一番獣っぽいよね?」て突っ込んだんでしょ?違う?』

学年主任『普通この流れだったらば「銀さんを信じてる!」みたいなボケ入れるよね?なんで君いま「殴られるのは私の役なのに!」って方向に進んだ?』

学年主任『そっちはある意味一方通行だからね?帰っては来られないんだよ』

学年主任『ってか分かったんだけど、君はグダグダじゃなくって、フリーダムすぎるだけだよね?御木津さんみたいにツッコんだら負けなの?』

学年主任『……あぁごめんなさい近藤君、何の話だっけ』

学年主任『え――いや、うんそれはちょっと、アレかなぁ』

学年主任『それを今言うのは……どうだろう』

学年主任『「後藤麻衣がド天然」って今更じゃない?今言う必要は無いじゃない』

学年主任『あれは確か――「終末少女幻想アリスマチック」ってゲームがあってだね、うん』

学年主任『その中で巫女さんがね、大祓祝詞ってまぁ呪文みたいなの唱えるんだけど』

学年主任『後藤さん、「種種(くさぐさ)」って読むべきなのをね、「たねだね」って』

学年主任『……ま、まぁでも許すよ?雰囲気台無しじゃねぇかとか当時思ったけど、まぁまぁそれは素人さんだからね?』

学年主任『それ突っ込むのも大人げないって言うか――問題は『恋姫無想』ってゲームでね』

学年主任『それの最期の最期、物語の最終版でグランドフィナーレの場面でだよ?』

学年主任『「今まで争っていた君主達が一堂に介して仲良くする」するシーンでだ』

学年主任『「蓮華(れんか)ちゃん」ってね、うん。レンファって読むんだけど』

学年主任『……いや悪いのはスタッフよ?それは絶対にだけどさ』

学年主任『でも分かるよね?アニメで主役やってる時もレンファレンファ呼んでたもんね?』

学年主任『いやいや噛んだとかなら許せるし、確か「思春期」ってゲームでもまきいずみさんの咳き込む声とか入ってたさ』

学年主任『けどよりにもよって一番最後の締めのシーン、オーラスで間違えるのってどうなの?』

学年主任『サクラ大戦に例えるなら、ED曲の最後で「ていこーくかーげーきーたーいー」みたいな感じだよ?録り直しじゃない?』

学年主任『いやまぁ熱く語るのもどうかと思う――はい?』

学年主任『「東京レイヴンズはアニメ化しない方が良かった」?』

学年主任『あー……最初の方ねー、式神がヌルヌル動いてたり、装甲車が突っ込む所は良かったんだよ、とっても』

学年主任『途中からビックリするぐらい動かなくなったけど……まぁまぁそれはいいじゃない?大連さん可愛かったし』

学年主任『原作を微妙に端折ってる所は許せないけど、大連さん可愛いからまぁまぁ気にならなかったじゃない?』

学年主任『――でもな?なんで合宿の時、春虎くんと一緒にイジられるシーン短くしたの?意味分からないよね?』

学年主任『ただでさえポトフへ入れるローリエみたいな扱いだったのに、どうして削ったの?バカなの?[ピーーー]ば?』

学年主任『あのスタッフの名前ガンガン前に出てくるOP、ぶっちゃけ気持ち悪いよ?別にテメーラの自己満足見たいんじゃないんだからさ』

学年主任『ってかどうして原作を再現しないの?ラノベが原作だと会社のギャラが低いとかあるの?』

学年主任『もうちょっと空気を読もう?何となく察して、ね?』

学年主任『ってか>>347君は自制しよう?散々言ってきたじゃない俺。色々面倒臭ぇんだって』

学年主任『なんか某SSお勧めスレ覗いたら、推薦貰うと一定確率で「でも××だからな」って専従さん付いてて気持ち悪ぃし』

学年主任『つーか推薦してくれるのも有り難いんだけどさ、放置しておいてくれないかな。面倒臭いから』

学年主任『てか>>333-341が全員課長って何なの?例外なくレスで弄り倒すってどういう事?』

学年主任『俺>>1じゃないけどリアクション違くないかな?そうじゃないよね、そうじゃないもんね』

学年主任『前にも言ったじゃない、ギャグは苦手だって。専門じゃないって、多分俺も含めて「そ、そうかなー?」みたいな感じだろうけどさ』

学年主任『どこでどう間違ったのか、もう方向修正は効かないんだけどね、うん』

学年主任『知り合いの話なんだけど、HP立ち上げたんだよ。他のまとめサイトまで行って感想読むのが面倒になったとかで』

学年主任『で、まぁ約8ヶ月で106万語(※除くここ)投稿した事実に自分でも引きながら、サイト作ってカウンター設置したんだって』

学年主任『でもね、そのバカは約18ヶ月前から別口でHPもやってんのね。つっても政経系のまとめのまとめみたいな感じなんだけど』

学年主任『一回どっかには登録したんだけど、気がついたらランキング外されててさ。面倒だからバナーは今も貼ってんだけど』

学年主任『まぁでも趣味でやっからいいやー、ってやってたんだ。開設半年でまぁ1000ヒットぐらい?』

学年主任『でもね、新しく作った方が一ヶ月経たずに1000超えってどういう事?それは無いよね?幾ら原作が偉大だっつっても程があるよね?』

学年主任『しかも古い方は週に三桁行けばいい方なんだけど、新しい方は200、300当たり前って何なの?俺は[ピーーー]ばいいの?』

学年主任『……つーかね、さっさと次の設定とか色々しないといけないんだけど、なにやってんだみたいな』

学年主任『こっちだけじゃねぇし、確定申告とか仕事もしなっきゃいけないし……まぁ選挙ない分、慌ただしくはないけどさ』

学年主任『あと某大手まとめで「○○の文に似てね?」って言うのは、止めよう?それ誰も得をしないんだよ。実際に違うしさ』

近藤「ヨォロヅヤァァァァァァッ!!!」

学年主任『あれ?どこかからゴリラ・ゴリラ・ゴリラの声が聞こえてくるよ?』

学年主任『そっかぁ、坂田君の言ってた「ヨロヅヤァ」って鳴き声は正しかったんだねぇ』

近藤「課長さん、明らかに俺を無視しようとしてるよね?何で?」

近藤「嫌いじゃないよな?こないだネタ帳にこう書き込んでいたよな?」



ゴレイヌ「俺が三人分になる。それなら問題ないだろ?」白ゴリ「ウホッ」近藤「ウホッ……待って?あれ?なんか違くね?」

学年主任『それで短編書こうとしたんだけど、君が爆[ピーーー]る展開以外思い付かなかったんだよ』

近藤「ってか無茶ブリにも程があるっていうか、俺H×Hに呼ばれたら瞬殺じゃねぇかな?ハンター試験はいける気がするけど」

学年主任『あれもインフレだもんねー。幻影旅団は超一流なんだけど、蟻の念覚えた師団長クラスと同格ってのがね』

近藤「ってかそうじゃないでしょーが!これは俺とさっちゃんさんの勝負だったのに!」

学年主任『いや、いいんだけどね?何かもう面倒臭いから余所でやってくれないかな?』

近藤「――ここは、俺に任せろ!」

学年主任『不安だっつってんだろ。不安定すぎるんだよ、君達は』

近藤「ここは俺達に任せて先に行けェェェェェっ!」

学年主任『近藤君それ死亡フラグ。映画とかでは主にアフリカ系か情報屋のポジション』

近藤「『行けぇぇぇっ!とっとと行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!』」

学年主任『おい、俺のリトルバスターズを穢すな?個人的には棗お兄ちゃんが理樹君好きすぎるだろうって思うけどさ』

学年主任『あんましつけーと「恭介×理樹」で一本書くぞ、R-18で地の文アリアリの』

学年主任『ネタで女装させた理樹君に恭介さんが有頂天になるのやったンぞコラ?良いのか?あぁ?』

近藤(※裏声)「『――貴様は分かっているのか……!?』」

近藤(※裏声)「『この私を殺めれば、貴様もまた死ぬのだぞ!?』」

近藤「『……だから、何だ?』」

近藤(※裏声)「『なん、だとォォォォォっ!?キサマはっ――』」

近藤「『――俺一人の命で救える世界であれば――』

近藤「『――充分すぎるっ!!!』」

学年主任『あのね、近藤君?多分誰一人分からないネタだと思うけどさ、それ確かPSの『グローランサー』のシーンだよね?ゲヴェル倒す時の』

学年主任『そんな熱いやりとりは無かったし、そもそもカーマインさんに声がついたのってⅡからだからね、うん』

学年主任『ちなみにⅠのOPは歌・ムービー共に二種類あって、それぞれ男女別の歌手が別の歌詞を歌ってる。PSP版では差し替えられてたけど』

学年主任『当時のクオリティとしては最高傑作だと思うから、どっかに動画あったら見てみると良いよ』

さっちゃん「『お嬢様は――私がお守りいたします!』」

学年主任『ハッピーマテリアルで意味不明な台詞を喋らせられたセッさんはいいじゃない。もうそっとして置こう?』

学年主任『ドラマで史上稀に見るぐらいに大失敗かましたネギまさんは触れないであげて?』

学年主任『多分もうちょっとすると「僕友」の映画版が黒歴史に追加されるから。北乃さんのタレント人生と一緒に』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『あぁもおォォォォォッ!面倒臭ぇぇぇぇぇっ!つーかもう殺してやりてぇなオイっ!』

学年主任『つーか誰よ曲流してるの――って猿飛さん?いつも全然読まないのに何でこういう時だけ読むのォォォォォっ!?』

近藤「それでは元気よくやっていきましょう――」

近藤「大切な相手を世間の荒波から守る運動第一ぃぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『どういう意味?どういう主旨の運動なの?一番訳分からないんだけど』

チャララ、ラララ、チャラララ……

近藤「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『いやまぁここはね、ここだけはね。評価しないけど共通なんだよね』

学年主任『つーか世間の荒波ってどういう事?経済的な意味で?』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次は通勤通学の際に路上で待機してぇぇぇぇぇっぉぉぉぉぉっ!」

近藤「大切な相手が無事に目的地へ着くまで優しく見守る運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『あ、分かっちゃった。近藤君、これあれじゃないかな?“ス”で始まって“トーカー”で終わるお仕事の人じゃない?』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『ってか優しくはないよね?気持ち的なものは汲んで上げたいんだけど、もう少し優しさを使うべきポイントは別にあるんじゃないかな?』

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次はターゲットの出したゴミ袋を回収しぃぃぃぃぃっ!」

近藤「どっかのホストに騙されていないかを確認する運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『あー、さりげなく回収する動き、みたいなのね。分からないし、分かりたくもないけど』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『あとせめて“ターゲット”は止めよう?そこは“大切な相手”で曖昧にした方がね。大人の都合的な意味で』

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次はシャイな彼女に替わって実家のご両親に一足早くご挨拶をする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『近藤君、君そろそろいい加減にしないと、ね?本格的に気持ち悪くなっちゃってるから、気をつけて?』

学年主任『なんだったら今すぐ警察を呼んだって良いんだよ?』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次にシャイな相手に替わって婚約届けを出す運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『最悪だな、っていうかある意味大トリでいいんじゃないかな?』

学年主任『ちょい前に「勝手に結婚させられてたんだけど、民法上取り消しは出来ないから、結果的にバツイチ」みたいな問題になってたでしょ?』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次は両手で胸をドラミングしてぇぇぇぇぇっ!」

近藤「さっきからウルサイローランドゴリラを威嚇する運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『一応補足しておくけど、ローランドゴリラってのは後頭部が盛り上がってる方のゴリラね』

学年主任『遠くから見たり、年老いた個体はハゲに見える――って近藤君?違うよね?分かりづらいよね?』

近藤「はいっ、ウホッ、ウホホッ、ウホホホッ、ウホッ」

学年主任『君もなんだかんだでゴリラ押しだよね?いや嫌いじゃないけど』

近藤「はいっ、ウホッ、ウホホッ、ウホホホッ、ウホッ」

学年主任『つーかゴリラの「漫画家を目指す子へのアドバイス」がツイッターで拡散されてるけど、基本真面目だからね?』

学年主任『俺みたいに嫌々ギャグやってるみたいな感じでさ。強いられてるんだよ』

近藤「次は右の掌を上にしてぇぇぇぇぇっ!」

近藤「CM開けに女子アナの尻を撫でる運動ぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『それもいい加減消費期限終わってるなー。何か新しいネタあれは良いんだけど』

近藤「『ミス世界一吉松さんの事件は特定秘密です☆』」

学年主任『狂ってるよね。何かストーカーした芸能事務所関係者が、親御さんに会って』

学年主任『「自殺したアナウンサーみたいになりますよ?」的な話をしたんでしょ』

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『マスコミは本当に[ピーーー]ばいいと思うよ』

近藤「次はエリを立てて指を差しぃぃぃぃぃっ!」

近藤「事業仕分けをする蓮舫の運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『かかってこい!いつ何時でも、誰からの挑戦も受けるぞ!』

近藤「『アメリカは日本に失望している!私が外務大臣の頃に「失望している」と言われた事はない』」

学年主任『それ岡田克也、民主党の金持ちの人。兄貴がイオンの社長、弟が東京新聞ってとこの政治部長やってる』

近藤「『数週間後に中国が人権活動家を禁固四年にして「深く失望した」と声明出したのはスルーします』」

学年主任『あいつら基本クズだからな?テメーらの用意した結論ありきで、それに事実が反するようなら、平気で続報打ち切るんだから』

学年主任『自衛艦おおすみだってそうでしょ?“再現”って物理法則を無視した超機動をさせてまで悪者にしやがったかと思えば』

学年主任『衝突した漁船が「救命胴衣着ない・右側優先を無視・存在しない船を避けたと虚偽証言」ってドラ3乗ってからは黙殺でしょ?』

近藤「次はベル坊を掲げて魔翌力をチャージしぃぃぃぃぃっ!」

近藤「お父さんスイッチを起動する運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『あー、ジャンプあるあるねー。つーか別にあれポーズとか無かったじゃない?』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『そもそもで言うのであれば、あのマンガ自体ジャンプよりもマガジンで連載するべきじゃないかなぁ?』

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次は小宇宙(コスモ)を高めながらポージングをしぃぃぃぃぃ!」

近藤「ペガサス閃光券を放つ運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『最近のマンガとゲームって、ほんっっっっっっっとにそういう“タメ”のポーズ無いよね。時代なんだろうけどさ』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『あるとしたら「ディーふらぐ!」ぐらい?……あれも「萌える銀魂」って感じだよねぇ』

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

学年主任『アニメの実況スレ見たら「高尾山登りたい」って、気持ちは分かるけどお前ら自制しろ』

学年主任『……ってか最初からあっちのSS書けば良かった……!』

近藤「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

近藤「サスケ君が改心した理由をウヤムヤにする運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『突っ込まないで?そこはホラ、きっとフォローあるだろうからさ』

学年主任『改心するにしてももっとあったよね?お兄さん時に一回、五影襲撃で一回、ダンゾウん時もそうだしさ』

学年主任『つーか行動見てると、無限月詠乗っ取る気満々じゃねぇかな、って心配になるんだけど。何かもう面倒臭いよね』

近藤「サクラちゃんの出番は?」

学年主任『あー……まぁアレだよ。なんやかんやでナルト君とサスケ君が解決した後、間に入って「これが綱手様の力よ!」みたいなのでいいじゃない?』

学年主任『高校の部活動のアルバム撮る時、幽霊部員がいつの間にか来てて写っていくけど、アレみたいな感じで』

学年主任『つーか結局サクラちゃん、サスケ(うちわ一族・超エリート)→ナルト(火影候補・先代火影の子)って手堅いトコだけ狙うよね?』

学年主任『サスケ君が里出る時、でもってダンゾウ倒した後の一騎打ちの時とか、完全に別フラグ立ってるのにナルトナルト言って前出てくるのは止めてくれないかな?』

学年主任『そっちはそっちでいいじゃない?二人で幸せになればいいと思うよ』

学年主任『つーかナルト君がサスケ君の事散々悩んでる時に、「実は前から」みたいな追い打ちかけたの忘れねーかんなコラ?あぁ?』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

近藤「……決まったな」

学年主任『決まってないですよ?前半ストーカーあるあるで飛ばしすぎじゃないですかね?』

学年主任『納得行かない事がチラホラあって眠れないって言うか』

学年主任『……?』

学年主任『……あれ?終わらないんですかね?ここで猿飛さん来て二番に入って終わる、ってパターンじゃ?』

学年主任『もしくはテロリスト――もとい、キャプテン・カツーラかエリザベス先生が来て締める』

学年主任『……』

学年主任『ってのも違いますね』

校長 スッ

学年主任『校長先生?何で校長が壇へ上がる必要が――』

チャンチャンチャンチャン、チャチヤチャンチャチャン――

学年主任『……何この曲……どっか聞いたような?』

学年主任『布袋……?で、あぁこれ』

学年主任『「移民の歌」だっけ』

校長 スゥゥゥゥッ

学年主任『どうしたんです校長?ハンドマイク片手に何やるつもりなんですか?』

校長「赤コーナーよぉりぃぃぃぃぃっ――」

校長「――真壁刀義(まかべとうぎ)選手の入場ですっ!!!」

学年主任『……はい?』

アナウンサー『やって来ました戦いの時!今や新日を背負って立つ男!』

学年主任『あれこれ野上アナだよね?なにやってんの?』

アナウンサー『今!暴走キングコングが堂々入場しますっ!』

真壁「……」

観客『まーかーべっ!まーかーべっ!まーかーべっ!』

アナウンサー『場内に響き渡る真壁コール!見たか!これが雑草魂だっ!』

学年主任『おかしいよね?これ頭オカシイよね?一時期SSでエルフの女騎士乱入するのあったけど、収集つかなくなるよね?』

校長「続きましてぇぇぇぇぇ、青コーナーよりいぃぃぃぃっ――」

チャラチャラーチャラッ、チャララーチャッチヤラー

校長「中ぁ邑ぁぁぁぁぁっ!真んんん輔ぇぇぇぇぇっ!」

ワァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!

学年主任『いやだから校長何やってんの?何でリングアナ風に紹介してんの?』

中邑「――」 ブルブル

学年主任『ってか中邑君、最初っから滾ってるけど大丈夫?ギア入れ過ぎじゃないかな?』

校長「それでは後楽園ホール、IWGPインターコンチネンタル選手権、30分一本勝負――」

校長「――始めっ!」

カーンッ

学年主任『リング違うよね?そこ一辺1m未満の台じゃない?』

アナ「さぁやってきました、IWGPインターコンチネンタル選手権!実況はワタクシ野上と柴田さんでお届けします!」

アナ「柴田さん、今回の一戦は如何でしょうか?」

学年主任『そうですねー――って、まず俺は柴田さんじゃないね?つーかこれどっから中継してる設定?』

アナ「さーまずは中邑が、中邑がっ右手を差し出したぁっ!これはどういう事でしょうか柴田さん?」

学年主任『いやだから柴田じゃねぇって』

真壁「――おぅっ!」 ガン!

アナ「おおっと!ここで真壁が中邑の膝をかわして逆水平!」

真壁「おぅらぁぁぁっ!」

アナ「そして体制の崩れた中邑をそのままコーナーへと持っていきました!」

学年主任『コーナーじゃないよね?あんなクソ狭い所で殴り合ってるだけだよね?』

アナ「そして――何と!コーナーポストの上に持ち上げる!どうですかー解説の柴田さん?」

学年主任『コーナーじゃなくないかな?あれただ壇の端っこに座らせてるだけだよね?』

真壁「――あいっ!あいっ!あいっ!あいっ!」

アナ「出ました真壁の鉄拳制裁!怒りのナックルパートが中邑の戦意を奪う!」

アナ「真壁が!暴走キングコングが――これはっ!?」

アナ「スパイダージャーマンの姿勢に移ろうしていますよ柴田さん!」

学年主任『これはいけませんね。真壁君は今回の試合開始前に「三分以内にやってるやるよ!」と言ってましたっけ』

アナ「それはやはり真壁の意気込みと言えるのではないでしょうかっ!」

学年主任『でも真壁君、三分以内に勝った事、2014年1月30日時点で一回もないんですけどね』

中邑「――ふぁふんっ!」 バスッ!

アナ「そうしている内にも中邑の反撃だぁっ!膝が!スパイダーの体勢に行こうとする真壁を捕らえる!」

アナ「そして――跳ぶのか!?あの中邑がっ!中邑がっ!?」

アナ「真壁は立ち上がれない!強烈な膝を喰らってダメージが抜けきれないのかっ!?」

中邑「あふぅんっ!!!」 ガッ

アナ「跳んだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

学年主任『――いや、違いますよ野上さん。あれは――』

学年主任『――あれは、波紋じゃないですかね』

アナ「なんと!トップロープから波紋が跳んだぁぁっ!」

アナ「赤い波紋が!クリムゾンオーバードライブの洗礼がっ!」

アナ「今!まさに真壁を捕らえたっ!!!」

学年主任『中邑君は新日、いやプロレス界唯一の波紋使いですからねー……いや、ネタ抜きでこの設定なんだよ』

アナ「これには真壁もたまらない!グロッキー状態になる真壁!そしてえぇっ!」

アナ「……おや?柴田さぁんあれは……?」

中邑「……」 ガクガク

学年主任『あぁ膝やっちゃいましたかねー。今のジャンピングクリムゾンオーバードライブの時、着地で変な角度に入っちゃいましたかね』

アナ「でーすーがーっ!真壁もおかしいようだっ!」

真壁 ブルブル

学年主任『真壁君も腰に爆弾抱えてますからね。中邑君の攻撃を喰らって無事ではいられなかったんでしょう』

アナ「そうしている間にも真壁が!真壁が立ち上がる!」

アナ「これぞ男!真壁刀義の生き様がっ!」

真壁「おぉうらっ!!!」 ダンッ

アナ「ラリアット一発!中邑がリングに沈むぅぅぅぅぅぅっ!」

アナ「さぁそしてぇぇぇぇぇっ!来るか来るかくーるーかぁぁぁぁぁっ!」

アナ「真壁が登る!ゴリラがトップロープによじ登るっ!」

アナ「そして跳ぶかっ!跳ぶかぁぁぁぁぁ真壁ぇぇぇぇぇっ!」

真壁「――あぁいぃっ!!!」

ッダン!!!

アナ「出たぁぁぁぁぁっ!キングコングニードロップぅぅぅぅぅっ!!!」

アナ「そしてすかさずフォールに入る!」

校長「――ワン!ツー!」

観客『スリーっ!!!』

カンカンカンカンーーンッ!!!

アナ「真壁勝利ぃぃぃぃぃぃぃいぃぃぃぃぃっ!」

アナ「雑草が!中邑を下したぁぁぁぁぁぁぁっ!」

学年主任『いやー真壁君もね。長い下積み時代があったからこそ、こうやって活躍できる訳ですからね』

学年主任『ってかそろそろこの茶番止めて貰って良いかな?俺、柴田さんじゃねーし』

学年主任『どうせだったら引退したミラノコレクション君的な扱いして欲しかったんだけどさ』

校長「えー、放送席放送席、勝利した真壁選手に来て貰っています」

学年主任『何やってんの、って言葉だけじゃ物足りないぐらいに何やってんの?何この仕込み?』

校長「真壁選手、地元での初勝利おめでとう御座います。今のお気持ちをどうぞ」

学年主任『ここ横浜じゃねーぞ?』

真壁「あー、なぁ?やっぱ地元だからかな?こう、あるんだよ」

真壁「俺の背中を、こうスーって後押しくれるみたいな」

真壁「……」

真壁「失笑じゃねぇぞバカヤロー。何笑ってんだ、笑う所じゃねぇんだコノヤロー」

真壁「って今俺いい事言ってんじゃねぇか。笑うトコじゃねぇんだぞバカヤロー」

真壁「つーか他になんか質問ねぇのか?あんだろ、こうなん聞きたい事みてぇなの」

校長「あの、テレビ朝日ですが」

真壁「あーそうそう!お前アレだよ!テレビ朝日じゃねぇか!」

真壁「今日よ。会場入りした時、俺が普通に入ってんだろ?」

真壁「でもそれ撮り逃したからって、もう一回やり直してくれってどういう事だよバカヤロー?」

真壁「お前アレだぞ?俺が若手だったら容赦しねぇんだからなコノヤロー?」

真壁「こう、カメラをすーっと、何撮り逃してんだ――」

真壁「――って、今の動きで腰が痛てぇんだよ。何やらしてんだよコノヤロー?」

真壁「若手だったら承知しねぇんだからな……そうじゃねぇよ、俺が言いたい事ってのはだ」

真壁「俺はぁー、今までやってきたんだって事だよ。声援とかぎゃーぎゃー騒がれているけどな」

真壁「でも結局は俺は俺だって事だな、うん」

学年主任『あの、その真壁君のものっそいグダグダなインタビューって有名なの?新日ファンならドッカンドッカン笑ってると思うけどさ』

学年主任『殆ど意味分からないじゃない?つーかこれどうやって締めるの?』

真壁「それじゃ最後に一言だけな。柄じゃねぇんだけどよ」

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

真壁「新日本プロレス最強体操第一ぃぃぃっ!ハイッ!」



-終-


※書いてて思ったんだけど、俺アタマおかしいよな?

俺ゴリラじゃないよね?特に野生って訳でもないしさ、あぁ>>1じゃないんだけど
まぁ別にどこにでもいるようなオッサンだけどさ。ゴリラじゃないからね?って散々否定してんじゃん
嫌いじゃないけど、出来ればカビパラとかパンタとかシェルティー(コリーの小さいの)とか、そっちの方が好きだし
ヒトの居ない藍蘭島行けるんだったら行きたいよ。もうヒトは男も女もウンザリなんだよ
アパートの隣に住んでる嬢やってる子の愚痴を聞くのはもうたくさんなんだよ。ヒモやってる子に聞いて貰えばいいじゃない
てかああゆう子達の「家事得意なんですよ」アピール、俺には罠にしか思えないんだけど、考えすぎかな?

あとさ、頭オカシイっつったのは俺だけどさ。いや俺じゃないけど、普通受け止めはしないじゃない?何で肯定から入ってんの
そこはまず「違うよ?」みたいな否定から入るのが筋じゃないの?何キャッチしてんの?イチローじゃねぇんだからさ

やんわりと受け止めるのは決して優しさじゃないからね?それはきっとバファリンの半分には入ってないと思うな、多分
そこはアレだよ、こう、もうちょっと想像力的なものがね、あるんだよね
例えばムカつく上司がブランドの服着て、「ど、どう?似合ってないかな……?」つったらさぁ

「うん、そうですね、似合ってませんよ。ってかそのスーツ、胸元が若干開き気味なのはおっぱいある人が着るためですから」

っては言わないでしょ?一回は否定するじゃない、礼儀として。明らかにガキが無理して服に着られてるような状態だったとしてもだ
考えよう?まず前提として俺が頭オカシイ上で乗っかるのは止めよう?俺をゴリラ・ゴリラ・ゴリラ前提にするのもだ

ゴリラで思い出したんだけど、こないだTV見てたらAUのCMに大島出てんじゃん?森三中の
「あれ?最近キレイになったんじゃね?」って思ってよくよく見たら、剛力だったんだよね

週末に雪降ったんだよ。ウチは東北なんだけど年一降るか降らないか、ぐらいの所でさ
何かちょっと楽しかったから、大家さんちのガキと近くの公園でサイレントヒルごっこで遊んでたのね
あれの最初の方にアームレスってクリーチャー出てくるじゃない?ストレイトジャケットとか呼び方変わるけど
まあ新日で例えるんだったら、中邑かな?滾ってきた時の、うん

俺が半纏被って部位破損喰らったクリーチャーの真似して、子供が撃退したりとか楽しかったんだけど
両手を胸の前で組んで走る走る走る、みたいな?銃で撃たれてダウンしたけど、トドメ刺すの忘れて暫くしたら起き上がる、みたいなの
どれだけ『ヌルっとした気持ち悪い動き』をするか、多分俺は東北一のアームレスになったと思うんだよ

そしたらその翌日ぐらいから濁った咳が止まらないんだけど、俺死ぬのかな?
しかも車で病院行ったら、雪で道路マヒしててさ。いつもは10分ありゃ着く所が、2時間半かけて受付時間に間に合わなかった
だって普段雪なんて降らねえから除雪車とかなくてさ、業者の人、ショベルカーとかの重機で除雪やってんだぜ?

つーかサイレントヒルって怖ぇよな。世界観もそうだけど、あれ基本八つ当たりじゃねぇか
Sirenもコンセプトは良かったし好きは好きなんだけど、映画版でババがね。ババコンガみたいな。またゴリラかよ


後なんか38℃の熱出しながらStoryEditor使ってたんだけどさ。書いた憶えのないネタがチラホラあるんだよ
あぁ何かちょっと面白いかもー?とか思って読んでたら、

○○○○○(キャラ名)
1.アイドル(※着やせする)
2.天然(※着やせする)
3.大食らい(※着やせする)

とかって書いてあったんだけど、着やせをそこまで強調する必要はねぇよな?いや、書いたの多分俺だけど
ってかどんだけ着やせに執着してんだ。キャラ作るにしても他にもっと拘る所あるだろ。明らかにラッキースケベ前提じゃねーか
そもそも着やせ強調するアイドルって、嬢的なものデビュー寸前って事だよね?もしくはMUTEKI的な

つーかラブコメ苦手なんだよ!ギャグも得意じゃねぇんだよ!

それはさておきこのスレ上司も見てるらしいんだけども、俺どうすればいいと思う?
取り敢えず熱のせいにしとけば大丈夫かな?ムリ?

なんで上司知ってんだよwwww

SIREN映画は堤監督だししょうがない。あの人原作破壊すんの好きそうだし。
だが石田の中の人と森本レオの演技は良かった。それだけは譲れない。

――卒業式

校長「――皆さんの前途に多くの希望がありますように」

学年主任『一同、礼!』

学年主任『はい、校長先生のお言葉を頂きました。では引き続いて卒業生の挨拶を行いたいと思います』

学年主任『……』

学年主任『ちょ、ちょっとすいません。あぁ着席して下さい。もう少し時間が――』

学年主任『……はい?なに?』

学年主任『答辞を読む子が……?来てない?何で?』

学年主任『「キャバクラでハッスルして二日酔い」?違うよね?それタダのオッサンだよね?』

学年主任『何でちびっ子の卒業式にオッサン混じってるの?そうじゃなくて何で今言うの、って事だよね』

学年主任『「言うと怒られると思った」?怒らないよね?むしろこの状況で無茶ブリしてくる方が怒られるよね?』

学年主任『誰か居ないの?つーか、別に紙持たせりゃいいじゃない。そうして喋らせれば――何?今なんつった?』

学年主任『「台詞を憶えない女優はステージに立つ資格が無い!」?違うよね?テメー俺の話聞いてたかコラ?』

学年主任『確かにステージはステージだけど違うじゃん。別に卒業式でどうこう演技する必要はないじゃない』

さっちゃん「そこはこう『六年間楽しくなかったけど、卒業式補正で明るく振舞っとけ』みたいな?」

学年主任『あぁさっきから話してたの君だったんだね。どうりで噛み合わないと思った』

さっちゃん「まさにっ!……」

さっちゃん「……」

さっちゃん「えっと……」

学年主任『考えよう?君今「まさに○○っ!」ってボケ入れるつもりだったんでしょ?その発想はまぁ良いとするけどさ』

学年主任『でもそれアドリブで思い付いたのはいいけど、オチが決まってないのに取り敢えずボケるのってどうなの?』

学年主任『せめてボケの具体的な内容が思い付いてからにしてくれないかな?』

さっちゃん「では続きましてぅぇぇぇぇっ――真壁刀義選手の入場ですっ!!!」

学年主任『来てねーよ。真壁オチは一回やっただろ。流石にアレは頭おかしいと思ったけどさ』

学年主任『何で卒業式に真壁呼んでんの?俺だったら嬉しいけど、別にOBって訳でもねーじゃん』

学年主任『いやだから折角の卒業式の日にアナ開ける訳には行かないんだからな』

さっちゃん「わたしは銀さんにアナ――」

学年主任『言わせねぇからな!?流石にそこまで露骨なのはNGだよ!』

学年主任『ってか他に誰か居ないの?猿飛先生以外に常識人がいたっておかしくないでしょ?』

学年主任『つーかテメーどのツラ下げてここ来てるの?前回は完全にストーカーどもの自慢大会だったじゃない?』

学年主任『シモネタはまぁまぁ良いとして、いや良くないけど。ストーカーは駄目すぎるだろ』

桂「ツラじゃない桂だ」

学年主任『おい誰か警察呼んでこい!モノホンのテロリストが来てっから!』

近藤「あぁご心配なく!市民の味方!江戸の治安を守る新撰組が来ておりますので!」

学年主任『誰?誰がゴリ山さん呼んじゃったの?急にゴリラ係数が上がったんだけど』

桂「いやなに課長殿。今日は卒業式、晴れの日であるだろう?」

学年主任『まぁそうですけど。よりにもよってコント集団が茶化して良い日じゃ無いからね?』

桂「そこはそれ我々も当校OBとして卒業をだな」

学年主任『関係なくね?君らは一応先生の代行的な意味であってだ』

学年主任『つーか主役は子供達なんだから、君は大人しくしてると助かるんだけど』

銀時『――はい、では今から卒業生答辞を行いたいと思います』

学年主任『おい頭にチ×毛生えてる奴。下りてこいコラ?こないだの決着つけてやっからな?あぁ?』

銀時『うるせーなハゲ、テメェコラまたぶっ飛ばされてぇのか?』

学年主任『やってみろコラ?今度こそ治療費払って貰うかんな!』

学年主任『つか校長、一々坂田君の台詞に反応しない。この流れで校長ハ×だっつー脈絡は無いでしょ?』

神楽「部長もハゲ散らかってるネ」

学年主任『神楽さんはもうちょっと思いやりを持とう?話振ったのは俺だけど、別にトドメ刺せつってる訳じゃねぇからな?』

学年主任『確かに今の流れは「言えよ?校長にまで話飛ばせよ?」って感じだったけども』

銀時『うっせーんだよ!ごちゃごちゃ言ってねぇで万事屋銀さんがこの場収めてやるっつってんだから!』

学年主任『いやでも収集つかないよね?君どっちかっつーと散らかして逃げ出した前科があるからね?』

銀時(裏声)『「でも俺の頭よりはマシだけどね」』

学年主任『オイ俺の頭に攻撃絞ってくるのは止めろ!俺の悪口は良いけど、毛根に罪はねぇじゃねぇかよ!』

神楽(裏声)「でも校長の頭頂は……あっ」

学年主任『だから校長狙撃すんなっつってるでしょ!?あぁ見えて結構ナイーブなんだから!』

桂「おのれ銀時ぃぃぃぃぃぃ!部長と課長殿の、ほんの少し広めの富士額をネタするとはぁぁぁぁぁっ!」

学年主任『待ってくれないかな?前も言ったけど、君どっちかっつーと追い打ちかけてる方だからね?』

学年主任『ホラあの、俺と校長は「ネタにされるぐらい本人は別にどうとも思ってない」ってスタンスであってだね』

学年主任『あんまこう、「気にしてるから触れないで?」って言うと深刻感が増すって言うか』

桂「ヅラじゃない桂だ!」

学年主任『言ってないよね?今一言たりともヅラって言ってなかったもんね?』

学年主任『それとも何?「ヅラを付けた分際で喋るな」って事かな?よし、表出ろ桂!ぶっ飛ばすから!』

エリザベス(プラカード)【どうしてアンネの日記を破いたのが右翼の仕業って分かるんですか?】

学年主任『うん、それはね。ナチスが共産党を弾圧した手口が「国会に自分達で火を付けて、その犯人に仕立て上げたんだ」よね』

学年主任『だから今回もそっち系の人が「日本人はレイシストだ」って世界に宣伝して回るためでしょ?』

学年主任『だってその証拠に杉原千畝さん、命のビザで有名な人の本も破られてるんだし、それはただ単に「日本人が嫌いな誰か」の犯行でしょ?』

学年主任『そもそも日本には連合赤軍ってテロリスト達が居て、イスラエルで無差別殺人をしてた“前科”があるからね?』

学年主任『そっちを疑う前に何故か同じ左翼が右翼になすりつけようとしているだけ、って言うか』

銀時『それでは卒業生壇上へどうぞ!』

学年主任『オイ待て天パ。テメーラ式ぶち壊してんじゃねぇぞ!つーか警備員は何してやがんだ!?』

星海坊主「心配すんなよ、課長さんよ」

学年主任『あぁ良かった来てたんですね』

星海坊主「神楽ちゃんの邪魔は誰にもさせねぇからよ……ッ!!!」

学年主任『テメこらツルッパゲ?何してくれてんだ?天人だっつってもやって良い事と悪りぃ事があんだろ?』

学年主任『つーか鎌池先生っぽい台詞は止めてくれないかな。色々と穢したくないって言うか』

さっちゃん「まさに毛が無い、的な?」

学年主任『うんまぁベタだけど合ってるけど、そのボケも今更だけど』

学年主任『まず何よりも、そんなには上手くないしぶっちゃけ滑ってるし』

学年主任『そのボケを処理して滑った片棒を担がなくちゃいけない俺の身にもなれ?なぁ?』

学年主任『吉本新喜劇でスベった芸人の後始末させられる石田靖並に数裁いてんじゃんか?』

銀時『あ、すいませーん?BGM流して貰っていいですかー?』

学年主任『え!?本当にやるの!?卒業生の出番喰うの!?』

銀時『サムライってぇのは面倒臭ぇ生き物なんだよ!!!』

桂「……見事だ!銀時!」

学年主任『いやだから割と最初っから言ってたけどさ、取り敢えずサムライ付けるの止めよう?それで納得するとか思ったら大間違いだからな?』

学年主任『それ大して美人でもない人に「美人過ぎる○○」っつのーと同じで、そろそろイジメじゃねえかって最近思うんだけど』

学年主任『A×の「美人過ぎるシリーズ」って、それ要は単体女優さんって話であってだね』

エリザベス【田中理恵選手(体操)はクローズアップされすぎですよね?】

学年主任『エリザベス先生慎もう?確かに綺禮な“方”だなーとは思うけど、もっと結果を出している選手は他にもいっぱい居るとか言わないであげて?』

学年主任『今まで鶴見虹子選手って、顔以外は全て上の選手が居たにも関わらず、田中選手が勝った瞬間隅っこに追いやられたんだからね』

学年主任『他にも村治佳織さん(ギター奏者)がデビューした頃、ギター映さずに顔ばっかり抜いてたとか追求しないであげて?』

銀時『あぁアレだな。外っ面の良いヤツだからってぇ中身も良いっ訳じゃ無ぇだろ』

銀時『大切なのはハートだ、ハート』

銀時『ここに一本、デケェ芯が持ってる奴ぁ折れねぇんだよ!』

学年主任『それで?月詠さんはやっちゃったの?』

学年主任『勘違いで人殴っておいて、テメーラはそのしけ込んだようだけど、結局銀さんの金さんは刀抜いちゃった?』

学年主任『銀さんの逆刃刀は血を吸っちゃったの?九頭竜閃は繰り出しちゃったの?』

銀時『ごめんなさい後で土下座しますからその件はどうか内密に』

学年主任『つーか鉄の塊で人殴ったら死ぬよね?』

学年主任『元々合戦用、戦国時代にメジャーだった“野太刀”ってのがあってだね』

学年主任『ありゃ重さで叩き殺すって役割もあったんだし』

チャラーララー、チャラーラーラー

学年主任『つーか何でBGM流してんの?折角人が警察来るまで時間稼いでんのに、警察は何やってんの?』

坂本「アッハッハッハッハッハッハッ!男が一々細かい事気にするんじゃなか!」

学年主任『あ、性病を輸出するのが仕事の人だ』

坂本「アッハハハハハハハハハハッ!死ねよこのハゲ?」

学年主任『死なねーわ、むしろ生きるよ。誰よりも生きてやるよ』

銀時『えー、それでは卒業生代表からの挨拶をしたいと思います』

学年主任『マシで?マジでするの?幾らネタだってつっても不謹慎じゃねえかな?』

銀時『――楽しかった修学旅行』

学年主任『いやまぁそんな感じだけどさ。嫌な予感しかしねぇんだもん』

生徒達『しゅーがくりょこー』

学年主任『そしてなんで君らも繰り返すの?あっ、もしかしてグルか?俺以外全員仕込みなんだろ?』

銀時『酔ってゲロを吐いた××クン』

学年主任『個人名は止めよう?本人が封印した思い出をこじ開けるのは止そう?』

生徒達『酔ってゲロを吐いた××クン』

学年主任『君たちも察してやれ、な?これタダのイジメだから』

銀時『生徒達の入ってる女湯を熱心に覗い――監視してた××先生』

学年主任『なんか、こう、あるよね?今にして思えば「あの先生、やたら女の子(or男の子)にペタペタ触ってたような?」って記憶が』

学年主任『あと××先生は後で教育委員会に訴えるから、退職届け出す準備はしとけ』

桂『思い出に残った討幕運動』

生徒達『とーばくうんどー』

学年主任『どこのアルカイ×?一体この平和な日本で反政府運動が思い出って、どういう事?』

エリザベス(プラカード)【僕たちは一生懸命火炎瓶を作ったのを忘れません】

学年主任『それ学生運動だよね?特に意味は無いけど、政府相手に革命ゴッコしてたクソ馬鹿どもの思い出だよね?』

近藤『雨にも、風にも負けず』

近藤『ご近所の厳しい目線や』

さっちゃん『定期的に巡回してくるお巡りさんの目を盗み』

さっちゃん『張り込んだ日々を忘れはしません』

学年主任『だから違うよね?下ネタが飛び交うこのスレであっても、君たちの異常さは群を抜いているよね?』

学年主任『洒落で済まない所は多々あったけど、それでも風刺って言えば何となく通るかもだけど』

武市『フェミニストとして女性のプール監視をした夏休み』

学年主任『あぁごめん。君っていうド変態を忘れていたよ。つーか何普通に来てやがるんだこの変態。ドレッドノート級ロリコン』

武市『ロリコンじゃありません。フェミニストです』

武市『「ロウきゅーぶ!」の作者、蒼山サグ先生も「大は小を兼ねるはありえない」と名言を残してらっしゃいますし!』

学年主任『あのさぁ言いたくないんだけどもさぁ、こう、ネタで内輪で楽しむ内容と、それと対外的な建前ってあるじゃん?』

学年主任『飲み屋やカラオケとかで身内で集まってぎゃーぎゃー騒いでんのとは違うんだよ?もっと責任持とう?』

学年主任『そこは嘘でも良いから、もう少し大人になって誤魔化しようがあるじゃない?』

学年主任『先生自ら「ロ×向けに書いてます」って宣言しちゃうと別の意味を持つっていうかね』

また子『さすが別名義で13歳~18歳ヒロインを脱がせた男は言う事が違うっス!』

学年主任『誰の事を言っているのか分からないけど、木島さんそこで狙撃してくる必然性は無いよね?』

学年主任『なんかこう勢いで書いたのはいいんだけど、今にして思えばあれはちょっと薄い本でコッソリ出すべきかなー、とか反省してるし』

学年主任『いや木島さんが誰の話をしているのかは分からないんだけどね、俺は全然知らないんだけどさ』

東条『プレイの途中で挫けそうになったけど』

東条『最近露出もアリだなって思うようになってきました』

学年主任『……あのさぁ、ゴリ山さんと猿飛さんのストーカーコンビ、武市さんのロリコン見た後だとさ』

学年主任『東条先生も霞むよね?つーか今ちょっと「あ、放送できる内容で良かった」って安心したもの』

東条『セレブは空気を読むのですよっ!こう見えても――セレブですから!』

学年主任『それで東条先生の知能はいつ帰宅されるんですか?羞恥心もですけど』

九兵衛『楽しかったお妙ちゃんとのお泊まり』

学年主任『あぁ良かった。ここできちんとした軌道修正があって。でもそれは個人だから学校関係ないよね?』

妙『先生に褒められた家庭科の料理』

学年主任『……あれ?何か異臭がするんだけど……?』

妙『あ、課長さんも食べますか?今日はお弁当を作ってきたんですよ』

学年主任『はぁ、そりゃどう――も?』

妙『どうしました?』

学年主任『……今ちょっとお腹いっぱいって言うか、胸がいっぱいみたいな?食欲が無いんで、はい』

妙『教え子さんの晴れ舞台ですもんね』

学年主任『それよりゴリ山さんがね!食べたそうな顔してますけど!』

近藤『お妙さんの料理と聞いてェェェェっ!!!』

妙『どうぞ』

近藤『……え、ぇぇっと』

妙『何だテメー私の料理が食えないってのか、あぁ?』

近藤『いやだからそういう訳じゃ無くてですね!なんかこう、よくよく見たらグロいって言うか黒いって言うか!』

近藤『いや別に食べられないとかじゃなくって!ほらねっ!?』

近藤『……』

近藤『……あれ?どうしてお前ら俺と視線を合わせないの?今まで仲良くやってたじゃ無い!?ノリノリで答辞読んでたじゃない!』

近藤『課長さん!課長さんだったら分かってくれる筈だよなぁっ!』

学年主任『ごめんねー、俺はゴリラ・ゴリラ・ゴリラじゃないから意思の疎通は出来ないんだよ』

近藤『ヨロヅヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!?』

銀時『おっ。春ゴリラの鳴き声だぜ』

神楽『もうそんな季節アルかー』

近藤『誰カッ!?だれか俺をたすけ――』

妙『いいから喰えつってんだろ!』

近藤『がふっ!?』

近藤『……』

学年主任『……ゴリ山さん?』

近藤『おえええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』

学年主任『ゴリラからババ出て来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?』



※しばらくお待ち下さい

学年主任『――はい、という訳でね。新撰組さんのね、局長らしいんですけども』

学年主任『ゴリ山さんがダーク・マター的な物を食べてしまったら、体が受け付けなかったんですね-、まぁでもあまり責めるのは、はい』

学年主任『なんか月一ぐらいでこの話をしていますけど、在校生並びに卒業生の皆さんも、他人を許す寛大な心を――何?』

学年主任『「カンピオーネ!アニメ版は散々だったけど原作ではアテナ様復活しましたね」?誰?武市氏君言ってるの?』

学年主任『あーうん、まぁまぁアニメはいいじゃない。ファンの俺ですら途中から見るに堪えなくて止めたけどさ』

学年主任『それより原作は面白いよ!個性の無い上条さんが頑張る話だからね!』

学年主任『そういう世界観なんだから仕方が無いだろうけど、やたら滅多に「蛇と鋼」が多くてグッタリするけども!』

学年主任『……つーかさ、あれ確実に悪い影響与えてるよね?こないださ、宮城県の金蛇水神社ってとこに取材へ行ったんだけどさ』

学年主任『そん時、どー見ても高校生っぽいにーちゃんが「鋼と蛇がフンダララ」つってて目眩がしたんだよ』

学年主任『あれ関係ねぇからな?蛇ってぇのは基本水神、治水と利水関係の所では普通に奉られてるし』

学年主任『そもそもそういった所では砂鉄を原料に――って面倒臭いから端折るけど』

学年主任『とにかく今まで引っ張るに引っ張ってきた「最強の鋼」が、日本のショッボイ英雄だったらガッカリで怖いんだよ』

学年主任『「むかしむかしあるところに」で始まるのは……うん』

学年主任『……いや別に日本のおとぎ話がどうこうってんじゃなくてだ。バカにしてる訳でも無いんだよ』

学年主任『ただウチ――というか日本は極東。文化にしてもシルクロードから様々な物を取り入れつつ、発展させてきた訳で』

学年主任『あの世界観だと失われたユダヤ八枝族?みたいに、西方から逃れてきたまつろわぬ神が眠りについている、って設定なんだろうけどさ』

学年主任『なんかもう、東北にある「キリストの墓」みたいに、ネタ半分だったらどうしよう、っていうかね』

学年主任『てかあれオルフェウスじゃないの?スサノオがやったら気にしているって事は、日本に来てイザナギと同一になったとか、多分』

学年主任『彼もアルゴー船に乗ったって記述があるし、まぁまず間違いないと思うんだ……いやでもヘラクレスか?』

学年主任『むかしむかしで始まるのって桃太郎とか……はぁ。既に猿スタンバってるじゃねぇか』

学年主任『現在の敵の面子はパラス・アテネ、ランスロット、ペルセウス、斉天大聖に嵐の神、だっけ?』

学年主任『ここまで集まった面子よりも下、ってのはうん。ちょっとねー』

学年主任『ってかそもそもアレ、余計なシーン要らないから神殺しの場面だけで十分――はい?』

学年主任『「エロゲーとラノベがアニメ業界席巻してますね」?……あぁうんうん、まぁね?確かにね、そう見えるとは思うんだよ』

学年主任『でもね、俺は素人だからよく分からないけど、少なくともエロゲ業界は結構シンドいらしいな。最後だから言っちまうけどさ』

学年主任『昔――10年ぐらい前?ちょっとした縁があってエロゲのシナリオを書かせて貰ったんだよ。つってもメインとかじゃ無いんだけど』

学年主任『パッケージとかだと端っこ、登場順も一番最後のあんまり人気が出ないキャラね。個別ルートっていうか』

学年主任『あんまり言うとバレ――ても、まぁ構わないんだけど、なんで俺に話が回ってきたかって言うと、当時は趣味で同人の手伝いをしてたんだよ』

学年主任『あのー、たまーにさ。同人誌とか読んでると唐突に小説が入るじゃん?何これ、みたいなの』

学年主任『あーゆーのは、例えば知り合いとかに原稿頼んで落としたり、自分で原稿落とした場合、印刷所との関係で枚数減らせないんだって。減らしても値段は一緒、みたいな』

学年主任『今はどうか知らないけど、俺の周りはそんな感じだったんで、何の因果か俺に「二日で○○字書いて!」みたいな無茶ブリが回ってきたのね』

学年主任『まぁ別に書いても何が減る訳じゃないし、現物売れ残ったらくれるっていう条件でやってたら――いつの間にかスキマ仕事が回ってくるように』

学年主任『それで、そっち関係に話を聞いてダメ元で――で、まぁ一応俺の担当分はやったけど、聞いたのさ。そこの社長さんに』

学年主任『「俺みたいな胡散臭い外注に頼むより、自分の所のシナリオライターさんはどうしたの?」って』

学年主任『そしたら言葉を濁して、「う、うん?ちょっと急がしくてね」――が、10年ぐらいの前の話』

学年主任『それから暫く経って、震災の前の年ぐらい?神保町に資料買いに行ったら、その社長さんと会って、話し込んだんだけど――』

学年主任『何か、そこの会社のライターと原画の人、ギャラの取り分で揉めて逃げちゃったんだって。いやマジで。ネタじゃ無く』

学年主任『元々は同じ学校の同期で興した会社らしくてね、絵が上手い子とお話が書ける人と、プログラムと経理が出来る社長の三人で立ち上げたんだよ』

学年主任『最初のウチはそこそこ売れて、ちょっとした雑誌でも広告料あんま払わずに載せて貰えるぐらいにまでは、有名になったんだわ』

学年主任『でも途中から、俺が手伝った辺りから他の二人が不満言い出して――「ギャラが少ない」って』

学年主任『二人が言うには何か会社の利益を三等分しないで、社長が多く取ってる、って話』

学年主任『……いやだから会社ってのはそういうもんだからね?事務所やら仕事場やら機材やら、在庫の管理等々、金がかかるんだよ』

学年主任『別に横領してた訳じゃ無く、会社として資金を管理してたっては何度も説明したんだ』

学年主任『それを理解出来ない――だけじゃなく、社長が自分達の稼ぎをだまし取ってる、ぐらいに思って退社。つーか仕事放って逃げたんだって』

学年主任『突然仕事を投げられた社長は、仕方が無く適当な面子をかき集めるも、急遽集められた連中が結果を出せる訳も無く、倒産』

学年主任『幸いにも社長さんは“そんなには”借金を被る事も無く、今じゃ後少しみたいな事は言ってたんだよ』

学年主任『――で、その原画家とライター、退社したのは良いんだけどさ。二人で会社を興したんだって』

学年主任『んでゲームも作ったんだけど――惨敗。何でだと思う?』

学年主任『「HPで発表すれば、雑誌が載せてくれる」って思ったんだって。分かる?意味?』

学年主任『その馬鹿どもはゲーム作りましたー、HP載せましたー、発売日になりましたー……あれ?売れない?注文も来ない?」

学年主任『流通に載せたり、広告出したり、宣伝するのを全部しなかった……いや、信じられないだろうから、信じなくても良いけどさ?』

学年主任『当然そんな会社が長続きする訳は無く、一年経たずに倒産』

学年主任『原画家はどっかで塗りやってるらしいけど、ライターは消息不明。ぶっちゃけ自業自得だけどね』

学年主任『まぁそんな話を聞いた後、「某メーカーがスタッフ募集してるから、やる気あったら応募してみれば?」って言われてさ』

学年主任『ペルソナ3のSS送った……まぁ一次審査すら通らなかったんだけどねー、俺の実力じゃなぁ?』

学年主任『まぁまぁここでオチたと思ったよね?でもそうじゃねぇんだよ。オチはもっと酷いから』

学年主任『俺がシナリオライター募集で原稿送った会社、その後かれこれ5年経つけど』

学年主任『その間に出したゲーム数、一本だぜ?正確には2011年の6月に一本、後は全て過去作の廉価版しか出してねぇし』

学年主任『その廉価版ですら12年の5月以降、つまりあと二ヶ月で二年丸々何も出してないって事になる』

学年主任『元社長さんに詳しく訊いてみたら、募集かけた直ぐ後に主要な面子が別ブランドへ移籍したらしくてさ』

学年主任『いや今にして考えれば、そういう面子が足りなくなったから募集したって事か?まぁいいけど』

学年主任『あん時もしも入ってたら、抜け殻になった+制作資金も下りない会社で一体何やってたのか、ってのは興味ある』

学年主任『……まぁ多分、何かは書いてんだろうけど。そんなクソみてーな会社に集まる奴は、きっと似たような連中ばっかだろうからさ』

学年主任『会社に内緒でシナリオ書いて絵ぇ描いて貰って同人ゲーム出すとか、それはそれで楽しそうだけどな』

学年主任『つー訳で、いいか?ネタじゃ無く本気で気をつけろよ?下手に業界に首突っ込むと、それが善意であっても借金負う羽目になるからな?』

学年主任『元社長さんは借金どうこうよりも、一緒に働いた友達を失った方が悲しいとは言ってた』

学年主任『だからこう、趣味でやる分には良いし、学生さんが暇潰しや思い出作りでするのも良いとは思うんだ』

学年主任『でもね、マジでやりたいんだったら、きちんと下調べをして――はい?』

学年主任『「そろそろサモンナイト○の原稿返して欲しい」?あー、そりゃ上司の話な』

学年主任『去年、去年の夏コミ。フォルス×シーダ×フローテで一本書いたんだよ。里帰りしながら「王の書」のドタバタに巻き込まれる、的な外伝な』

学年主任『それにイラストつけるっつって結構経つんだけど、テメーまだ何も描いてないよな?』

学年主任『つーかさぁ、サモンナイト5ってゲームシステム以下、全部酷くないか?フル3Dにしたのは良いんだけど』

学年主任『召喚獣・ユニット・アイテム少ない、戦略性悪い、ストーリーもノーマルとカルマしか無いって酷い出来じゃねぇ?』

学年主任『幸いキャラは屈指レベルで可愛いんだけど、シナリオは特に男×男ルートでは「頭が悪すぎる」って言われてるみたいだし』

学年主任『まぁ別の意味で一部に評価されてたのは、「3Dの立ち絵キャラ、きちんとパンツまで詳細に作り込んでた」って事か』

学年主任『……いいの?力入れる方向性間違ってねぇかな?パンツのポリゴン作るのに力入れるより、もっと大切な事はあるよね?』

学年主任『サモン1・2で金字塔、3で鉄板、4で「これPS2のシナリオじゃねぇ」って言われて5だけど』

学年主任『……なんだろうな?3は今でも名作だって言えるけど、あの時の「抜剣覚醒」が評価されたとでも考えてんのかな?』

学年主任『あれはそうじゃなくてキャラ全員が可愛い上、言う程ドギツいシナリオじゃないし、そもそもゲームバランスが良かったからね』

学年主任『新しいシステム採用すりゃいいっつーもんじゃねぇんだよ。ベタなシステムでも代重ねれば定番になんだって』

学年主任『OPも相変わらず良い感じだし、シーダ姐さん可愛いし普通に疑似2Dでも良かったんじゃね?』

学年主任『VITAでリメイクされれば嬉しいんだけどなー。売れるのは売れたんだし、続編は出んだろうけど』

学年主任『つーかさ>>397の意見は分かるんだよ。土田も含めてベテラン勢は問題ないさ』

学年主任『ってかココリコ田中もアレだけど、当時やってた「ココリコ・ミライクルダイブ」ってコント番組を思い出させるけど、まぁまぁ?』

学年主任『けど映画版のオチってさ、「主人公が最初からアレだった」ってオチじゃない?』

学年主任『だから逆に終盤ネタバレするまでは「半屍人超怖ぇ」って見てたんだけど」

学年主任『バレてからは全部主人公のアレなアレだってなったら、別にそんなに怖いもんでもないしね』

学年主任『堤監督なぁ……SPECってどうなの?あんなラノベ未満のドラマ作って見る人居るの?』

学年主任『つーか全体的にドラマって、なんかこう、頭悪い方向に来てないかな?安易って言うか』

学年主任『作ってる人達は「若者に合わせる」つもりで、適当なラノベか近い小説から引っ張ってるんだろうけど、設定その他、三次元がやったら台無しっての多いよね?』

学年主任『どうなんだろうね。新規開拓を狙ってんのかな』

学年主任『そういや同じTBSで、図書館戦争書いた人の小説がドラマにならなかったっけ?自衛隊か何かの広報の奴』

学年主任『業界の中の人が危機感持ってるのは喜ばしい事、か?まぁどっちにしろ見ないんだけどね』

学年主任『つかSirenの原作好きなんだったら、サイレントヒルの映画版と見て比べてみ?』

学年主任『なんだったらちょい前に資料探してて見た「マウス・オブ・マッドネス(In the Mouth of Madness、1994年)」でもいいから』

学年主任『なんで邦画監督って無駄に高いプライドと反政府思想の割に、原作一つ碌な再現すら出来ねぇんだろって思うから』

学年主任『あー……でもそうでもねぇかな。こないだ「アパートメント」って去年公開された映画見たんだよ』

学年主任『高いマンション買ったのは良いんだけど、実はそこで幽霊が出て悲惨な目に遭うっていう』

学年主任『……なんかねー、文化の違いなんかなー。その幽霊がまたショッボイんだよ』

学年主任『白いキャミ着た女の人なんだけど、普通に美人なのね?奇形って訳でもないし、たまーに黒くなるけどそのレベルで』

学年主任『あと登場の仕方も普通?「あれ風呂場の電気消し忘れっぎゃー!?」みたいに、普通に居るのね』

学年主任『あと幽霊は怖いは怖いんだけど、遭ったら即死って訳でも無くて、何回か警告した後に殺すんだけど。その方法がね』

学年主任『足を引っ張ってベランダから突き落とす、胸ドンしてベランダ以下略、って感じ。どんだけベランダ好きなんだ』

学年主任『ぶっちゃけ「ほん怖」に劣る。吾郎さんの隣で全く同じリアクション取ってるガキの方が怖い』

学年主任『……はい?なんて?』

学年主任『「安倍政権が右翼で世界からのけ者にされるんだったら、実際に軍事行動を起こしたロシアはどうなんですか」?あれはねー』

学年主任『まぁ、ぶっちゃけそういう話だよね。今の日本が極右で、世界中から危機感を持たれている――なんて訳がねぇだろ』

学年主任『最初っからフィクションだよ。騒いでんのは日本のマスコミが取り上げ、そこと支局や業務提携している新聞がネタにして』

学年主任『そいつをまた日本の新聞が取り上げる――某板風に言えば「ソース・ロンダリング」だわな』

学年主任『アンネの日記然り、国内で「こんな極右がーっ!!1」って犯人捕まってないのに大騒ぎして、向こうでも話題になる』

学年主任『今度はその記事を国内に輸入して「海外は日本の右翼化を懸念して居るぞ!」って伝える“手口”だ』

学年主任『だったらロシアのプーチンはどうなの?実際にクリミアに軍事侵攻しているハゲはどんな感じ?』

学年主任『俺はよく知らないけど、極東のたかが一国の首相が神社に行くか行かないかで世界ってぇのは懸念を示したりすんでしょ?』

学年主任『小学生の女子並みに潔癖な国が“世界”って奴ならは、当然戦争仕掛けて領土分捕る侵略者には、さぞや大騒ぎすんだろな?』

学年主任『……ま、ネタはともかく、これが現実だよね。どんだけ大義があろうとも、それを守る力が無きゃ貫けはしないって話』

学年主任『ドイツがポーランドへ侵攻した時も、オーストリアを合併させる住民投票した時だって、基本欧米は見て見ぬフリをしてた訳で』

学年主任『ちなみに今回の件、7年間前にグルジアが同国南部を制圧しようと北京五輪の間に軍を動かした事があってだ』

学年主任『結局介入したのはロシアだけ、そん時にはグルジア南部が独立して自治共和国が出来たプラスロシア軍が駐屯中な訳で』

学年主任『今回プーチンがソチ五輪開会式に各国首脳が出て来なかったのを見て、弱腰――その程度だと見限って軍事行動を起こしたって話もある』

学年主任『日本が右翼化どうたら騒いでいるのは日本のマスコミと、それのスポンサーの国だけでしょ?違う?』

学年主任『だって首の上に頭を乗せている人であれば、慰霊施設へ行った日本と軍事行動を起こしているロシア、どっちがタチ悪ぃか分かるよね?』

学年主任『それで?グルジア紛争でもロシアは軍を動員して、相手の国の一部を独立させてっけど、これは“右翼”かい?』

学年主任『日本が“極右”呼ばわれされているんだったら、“超ハイパー激おこイグニッションぷんぷん右翼”とか言うんじゃねーの?』

学年主任『でもって日本は孤立してんだよね?たかだか歴史解釈如きで、世界中からシカトされてんだよな?』

学年主任『それで?ロシアはどうなの?2008年にも軍事侵攻してますけどー?世界中からハブられてるって話は聞かないよね?違う?』

学年主任『バカどもの話なんか真に受けない方がいいぞ?信じるのは勝手だけど、そもそも報道とかマスコミってのは「知る」もんであって、「信じる」のは宗教だからな?』

学年主任『靖国にしたって小泉が行ってんのにどうして安倍が行くと問題になんの?前に別の総理が行ってる時は、何処も無反応だったよね?』

学年主任『国連人権委員会が取り上げた?2012年の中国での日本企業の焼き討ち事件はどうして黙殺したんだ?チベットは?ウイグルは?』

学年主任『結局の所、茶番だ、茶番。テメーラに都合の良い世論作るために、適当な所からそれっぽい話持ってきてるだけだって』

学年主任『あー……あと、今のウクライナにも“ブダペスト覚書”ってのがあってだ』

学年主任『要は旧東欧圏に残された核兵器、それを手放す代わりにアメリカやイギリスへ安全保障を求める事が出来て』

学年主任『2005年のロシア・ウクライナガス紛争で一回行使済み――で、追い詰められれば頼らざるを得ないし?』

学年主任『問題なのはアメリカが史上最悪の大統領であるオバマだって事。イランでヘタれてトルコでヘタれてシリアでヘタれた』

学年主任『どうせヘタれてなぁなぁで済ませてアメリカの抑止力は失墜……ま、他人事じゃ無いんだけどな』

学年主任『でもまぁ逆に?この件を取って「現実」を知る良い機会ではあるし』

学年主任『なんだったら「憲法九条」って書いた紙でも、クリミア半島に送ってやったらいいんじゃね?きっと平和になるって』

学年主任『ちなみに今回ドイツ辺りは経済制裁に乗って来ない、つか来れない。あそこは原子力発電を完全に停めている上、自然エネルギー発電が大失敗』

学年主任『特に太陽光発電からは虎の子のシーメンスですら撤回してるんだわ。採算が全く取れないってんで』

学年主任『だからガス――“ロシアから供給されているガスライン”が文字通り生命線になってる』

学年主任『ついでに今、ドイツは他のユーロ諸国をモルグへ送って、代わりにユーロ安で絶好調……だった、んだけど』

学年主任『伸び続ける電気料金が暗―い影を落としてる、ってのもまた確かな訳で』

学年主任『そもそも大概輸出が好調なのは景気の良い国が他にある事が大前提』

学年主任『アメリカが通貨供給量を絞ったりー、中国から企業が逃避して景気が悪くなってー引きずられれば――はい?』

学年主任『……あぁ、うん。それはね、俺もビックリしたんだけど。話があまりに飛びすぎで怒られそうなんだが、まぁ?』

学年主任『こないだなぁ、スーパーでバナナ買ったんだよ。つっても見切り品ってあるじゃん?少し痛んで黒くなってる奴、シュガースポットだっけ?』

学年主任『だからまぁ、値段だけ見て買い物かごに放り込むじゃない?つーかマジマジとは見ないじゃない』

学年主任『それで値下げ処分になった弁当とかも買って――家帰ったら知り合いの人が遊びに来てたから、うん』

学年主任『「着替えるからこれ冷蔵庫入れといて」つって着替えたの、うん』

学年主任『んで、顔洗ってからまた話したんだけど、何か空気が悪いんだよ。つーか知り合いが引いてんだよ』

学年主任『「何?どうしたの?」って聞いたらさ、「これ……何?」って』

学年主任『まぁ取り敢えずこの写真を見てくれ。コイツをどう思う?』
http://up3.viploader.net/jiko/src/vljiko099243.jpg

学年主任『……見た?大丈夫?多分引いていると思うけど、家帰った俺の気分が分かる?』

学年主任『“プリキュアバナナ”ってどういう事?何?プリキュアさんにバナナ食べそうとか、そういうプレイなの?』

学年主任『それとも「俺のバナナではぴねすチャージ!」的な事なの?バカなの?ねぇ、バカなんでしょ?制作側』

学年主任『タイアップさせるにも、もっとこうあるじゃん?つーかこれさぁ、薄い本じゃねぇんだからさぁ』

学年主任『しかもこれ「“プリキュア”バナナ」って銘打ってあるんだから、わざわざこのために印刷したって事だよね?果物関係と一斉にコラボしたって訳じゃ無く』

学年主任『他にもっとあるよね?俺プリキュアは専門外だから分かんないけど、果物の名前とかあったじゃない?そっちやったら良かったのに』

学年主任『なんでバナナ?しかも確か見てないから分かんないけど、「ハピネス注入」とか色々な意味でギリギリな事やってんでしょ?』

学年主任『バナナで注入ってどんだけ?視聴者ナメるにも程がないかな?』

学年主任『知り合いから引かれた俺の信頼を返してくれないかな?俺プリキュア目当てでバナナ買う痛い奴だって冤罪喰らってんだよ!?』

学年主任『初代が黒い子と白い子だっけ?ぐらいしか知らねぇのに酷すぎんだろ!幾ら何でもさ!』

土方「ちょっぉぉぉぉぉぉぉぉっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

学年主任『……誰?どうしたの急に?』

学年主任『ってか土方さん、でしたっけ?ゴリ山さん引き取りに来たの?』

土方「違うでしょーが!そうじゃないでしょおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『何が?』

近藤『――いや、課長さん違うぞあれは!トシじゃない……!』

学年主任『課長じゃねぇぞ――って、それじゃあれは』

武市『彼から漏れ出してくれるこの気は……!?』

学年主任『気って何?いつからここはバトル漫画になったの?』

学年主任『あんましつけーと俺の中のエアマスター覚醒させんぞ?あぁ?』

土方『――黒い子じゃなくて、なぎさちゃんでしょーーがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!』

近藤・武市『トッシーーーーーー!』

学年主任『帰ってからやれ、帰ってから。わざわざ余所様の卒業式でするネタじゃねぇし』

トッシー『あと白い子じゃなくってほのかタソはぁはぁだからぁぁぁぁぁぁぁっ!間違えちゃらめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!?』

学年主任『このSSはバカ(>>1)の妄想であり、実在する土方さんや実在しない土方さんとは何ら関係ありませんので、予めご了承下さい』

学年主任『……って言わないで欲しいんだけど。他にガンガン喧嘩売ってるのに、始めて気を遣ったのがトッシーってどういう事?』

トッシー『あ、イッチー氏にゴリ殿、お疲れ様でゴザル』

学年主任『てか言わないよね?リアルでそれ言ってる奴、ネタ以外で聞いた事ないんだけど』

トッシー『ハピメアFD買ったでゴザルか?』

学年主任『だからR指定の話もすんな?いや買ったけどさ。相変わらず会話が楽しかったけど』

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『知ってた』

銀時「それでは元気よくやっていきましょう――」

銀時「かぶき町体操第二ぃぃぃぃぃっ!ハイッ!」

学年主任『なんかもう諦めてはいるんだけど、第二ってあったんだ?』

チャララ、ラララ、チャラララ……

銀時「両手を上に上げて背伸びの運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『ってか卒業式で体操はしないよね?多分体育大でもしない……よね?』

銀時「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

銀時「ニー、ニッ、サン、シッ」

桂「次は反オスプレイ運動に紛れ込みぃぃぃぃぃ!」

桂「新たな維新攘夷志士をスカウトする運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『それは革マ×派だよね?公安がネットで発表している資料にも書いてあるし』

学年主任『ってか体操っつーか運動って言うか、そういや最近オスプレイ騒がなくなったっけ?

桂「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

東条「桂さん、その雄プレイのプレイ内容を詳しく」

学年主任『首突っ込んでくるな?つーか雄プレイって何?』

武市「響きからするに雄々しいプレイ――そう!“プリキュアバナナ”のように!」

坂本「いやいや。そこは『集団で双眼鏡を使って他人の敷地内を覗く』んじゃなか?」

学年主任『誰かこの変態ども引き取ってくれ!?』

桂「ニー、ニッ、サン、シッ」

武市「次は買ってきたエロゲの箱を開ける際にぃぃぃぃぃっ!」

武市「紙箱の真ん中の白い所がベコって折れてしまう運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『それもうかぶき町関係ないよね?つーかエロゲ買った人じゃないと分からないよね?』

武市「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『ってなんで今それを指摘する必要があるの?』

武市「ニー、ニッ、サン、シッ」

東条「次はバレンタインの日に可愛い店員さんがいるコンビニでぇぇぇぇぇっっ!」

東条「チョコを買ってなんかこうその瞬間だけホッコリゆする運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『東条さん、卒業式だから控えてくれるのかな?』

東条「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『なんだろ、こう、でも逆にもやっとするというか』

東条「ニー、ニッ、サン、シッ」

さっちゃん「次は好きな子の縦笛をこっそりぃぃぃぃぃっ!」

さっちゃん「ペロペロする運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『おい、犯罪者。誰かコイツを取り締まってくれ』

さっちゃん「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

近藤「――俺に任せろ!」

学年主任『テメーもな?テメーも何とかして欲しいんだけど』

さっちゃん「ニー、ニッ、サン、シッ」

近藤「次は好きな子の体操着を盗んでぇぇぇぇぇっ!」

近藤「くんかくんかはぁはぁする運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『すいません、あの、卒業式ですよね?』

近藤「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『君らはシャバする卒業するって事かな?良かったね!』

近藤「ニー、ニッ、サン、シッ」

九兵衛「次は大好きな子に同性としてぇぇぇぇぇっ!」

九兵衛「コッソリボディタッチをしてはぁはぁする運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『あれ?柳生先生も実はそっち側の人だったの?』

九兵衛「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『セレブってもしかして変態養成所も兼ねているの?』

九兵衛「ニー、ニッ、サン、シッ」

長谷川「次は夜間病棟の帰り道で駐車場に戻ってぇぇぇぇぇっ!」

長谷川「つい後ろから足音がしたんで振り向いたら誰も居ない運動ぉぉぉぉぉっ!

学年主任『あの、ちびっこ不安定になるからやめよう?』

長谷川「はいっ、イチ、ニ、サン、シッ」

学年主任『って無神論者の筈なのにちょくちょく不思議体験してるよね?なんで?』

長谷川「ニー、ニッ、サン、シッ」

銀時「はい、最後にゆっくりと息を整えながらぁぁぁぁぁっ!」

学年主任『良かったー、最後なんだね。苦しかった旅が終わるんだ』

銀時「スクエニがドラクエのオンゲーで返金祭りになってる運動ぉぉぉぉぉっ!」

学年主任『最後の最後でそれっ!?』

チャラチャン、チャラチャン、チャチャン……

銀時「……よし……!」

学年主任『よしじゃねーよ、全然よしじゃねーからね?』

学年主任『最後の最後でハム速で見たネタってどういうこと?あぁそりゃ少しスクエニ大丈夫とか思ってるけどさ』

学年主任『ここは最後なんだか島袋先生イジる流れじゃないのかな?イジるだけイジって最後は触れないって無責任じゃない?』

学年主任『トリコもなんかもうボスがこう割と在り来たりの動機でガックリしてるっていうか』

桂「ヅラじゃない桂だ」

学年主任『言ってねえよ?ボスって二文字しか合ってねぇじゃねえか』

星海坊主「ハゲてないよ?うん、全然全然?」

学年主任『おいハゲがハゲからかうってどういうことだよ?しかも進行度はオッサンの方が上だろ』

学年主任『何?この空気誰が収集するの?』

学年主任『坂田君もいい加減ハラ括った方がいいんじゃないの?』

学年主任『そろそろメインヒロイン的なモノをだね――』

銀時『――まぁ何だ。今まで色々やってきたけどもだ』

銀時『楽しい時間なんてのは永遠に続く訳じゃねぇ、どんだけ面白いゲームだってクリアしちまえばそこで終りだわな』

銀時『人生もまぁ似たようなもんで、親父さんやお袋さん、昨日までバカやってたダチと別れる時は来る。そいつぁ絶対に』

銀時『まぁ?そりゃ寂しいもんで、俺みてーな大人でも、まぁ辛いっちゃ辛いよ』

銀時『でもな、それでも辛い事とかあったとして』

銀時『そん時にゃ楽しかった事、仲間とバカやった事を思い出せ』

銀時『何も比べろっつってんじゃねぇ。そういやあんな下らねぇ連中いたっけな、みたいな感じで思い出して』

銀時『そうすりゃお前らはいつでも楽しかった時に戻れるし、そういう「重み」がありゃ現実と戦っていけるってもんだわな』

銀時『生き方なんてのは色々あっけど、前向いて進むだけじゃ疲れんだろ?シンドイよな?』

銀時『だったらたまには後ろ向いて振り返るのだって悪かねぇさ』

銀時『……ま、どーしてもしんどくなったら、またここ――かぶき町にでも来ればいいんじゃねーの?』

銀時『イチゴ牛乳一杯で、この銀さんが愚痴ぐれーは聞いてやっからよ、な?』

学年主任『……』

銀時『それじゃまぁ、そんな感じで一つ――卒業生代表、坂田銀時』

……パチ、パチ……

パチパチパチパチパチパチパチッ

学年主任『――はい、卒業生からのお言葉でした。ありがとうございました』

学年主任『えっと、まぁ色々、色々とありましたけど結局皆さんは人生の先輩から、こういう言葉を頂けて良かったと思います』

学年主任『今は理解出来ないかも知れません。それどころかずっと理解出来ない――かも、しれませんけど、まぁそれはそれで?』

学年主任『それでもあなたの人生に於て、こういった余裕……というか、「寄り道」が出来たという事実はなくなりはしませんから』

学年主任『では引き続き――』

新八「あのー」

学年主任『はい?』

新八「ちょ、ちょっといいですかね?」

学年主任『あぁはい、どうぞ?あ、気分でも悪くなったんで――』

新八「僕の、出番は?」

学年主任『……え?』

銀時「……ぁっ」

新八「待って下さいよ銀さん!?てっきりこれ最後にお通ちゃんの生ライブかなんかでシメると思ってたのに!?」

新八「あれ?これでマジで忘れてたって事かな?ねぇ銀さん、ちょっとぉぉぉぉぉぉっ!」

銀時「あー、なんだ?別にこれはお前をどうこうって訳じゃなくてだ、新一?」

新八「八です。そっちはコナン君の中の人です」

銀時「あぁっと、アレだ!こういう時にはアレなんだよ!」

チャンチャラーチャラチャラ、チャンチャラーチャラチャラ

学年主任『はーい、みなさん間開けて下さいねー』

銀時「かぶき町体操第三ぃぃぃぃっ!ハイッ!」


-完-



※最後まで付き合った変人どもに感謝を。そして願わくはまたいつか

人居なくなるせいで
バイト→サブ→メイン
に短期間で繰り上がった絵師いたしやっぱあるあるなんかね

おい!おれにお前の着やせする上司くれよ!

>>1じゃないけど、多分上司にめっさ怒られたんじゃないかな?いやうんフィクションなんだけどさ
>>477
個人的には銀さんヘタレ攻めだと思うから、んな度胸はないと思う
>>449
人居なくなるにも理由があって、人間関係以外にも引き抜きも結構あるんだわ
いやまぁ?出てった先で成功するのはいいとは思うんだけどね、大抵は前より下の環境に置かれる事が多いんだって
何でかっていうか、「もう帰るところがない」から。口約束が破られるのはザラ、紙契約も資金難で破られるって話も聞く
んで、ブラックでこき使われる内に色々と諦めちゃって、業界から足洗う人もチラホラと
>>450
テメーコラ俺の上司なめんなよ?震災ん時、俺ら住んでる所が避難準備地域に指定されて、荷物の整理手伝ったんだけど、
そん時、なかじまゆ○さんの『打ち止め抱き枕』を持っていこうとした筋金入りのバカだぞ?手に負えんのか?

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