唯「ロッカーはいつだってね“今”やんちゃ盛り♪」(726)

唯「すっすめ乙女抱きしめて希望を!」

ロッカー「♪」

1日目!

梓「こんにちはー」

唯「お、あずにゃん!おいっす!」

梓「鼻歌歌ってご機嫌ですね」

唯「私はいつでもご機嫌です!」

梓「そうですね。あれ?唯先輩だけですか?」

唯「りっちゃんと澪ちゃんは用事があるから遅れるって。ムギちゃんはよく分からないけどしばらくお休み」

梓「そうですか」

唯「むぎちゃーん…」

梓「しばらく寂しくなりますね」

ロッカー(あらあら♪)

唯「…お菓子」

ロッカー(唯ちゃん…)シュン

梓「じゃぁ練習しましょう」

唯「その前に!」ギュウ

ロッカー(あらあらあらあら)

梓「ちょっちょっと唯先輩!抱きつかないでください!」

唯「お菓子が無いから栄養をあずにゃんからいただきます!」

梓「何ですかそれ!」

唯「ぎゅううううう」

ロッカー(はあああああああああん!!!!!!)

唯「あーずにゃん」スリスリ

梓「唯先輩、いつもより長いですよ」

唯「いいじゃん。二人きりなんだし」

梓「もー。離してくださいー」バタバタ

唯「梓」

梓「へ?」

唯「梓、もうちょっとこのまま」ギュ

ロッカー(どういう事なの唯ちゃん!)

ロッカー(今日の唯ちゃんはなんだかイケメンよ!)

ロッカー(ほら!梓ちゃんも顔真っ赤にしちゃって!)

律「おーっす」

澪「こんにちは」

ロッカー(ちっ。いいところだったのに)

梓「ひゃあああ!律先輩!澪先輩!こんにちは!」バッ

律「どうした梓?顔真っ赤だぞ」

梓「何でもありません!」

唯「あずにゃーん」

梓「もう唯先輩!いい加減にしてください」

唯「うぅあずにゃん冷たい…りっちゃーん」ギュ

律「おお?よしよし」ナデナデ

ロッカー(いつもの唯ちゃんだわ)

ロッカー(そんなことより唯律!)

ロッカー(あんなにくっついちゃってええ!)

澪「おい唯!そんなことしてないで練習するぞ!律も離れろ!」

ロッカー(澪ちゃんったらあんなに険しい顔して)

ロッカー(定番の律澪ね!)

唯「ティータイムが無いと元気が出ないよ…」

律「私もだ…」

澪「ほら、これやるよ」

唯「こ、これは!」

律「飲みかけペットボトルのお茶!」

唯「なんてぞんざいな扱い」

律「かぁぁ!唯!ミルクティー買いに行くぞ!」

唯「了解であります!」

澪「お、おい!練習は!?」

律「自販いってからなー」ガチャ

唯「行ってきまーす」

澪「全く…」

梓「澪先輩、二人で練習しましょう」

澪「そうだな」

梓「ジャカジャカジャーン」

澪「ベンベンベンベン」

梓「さっきのことなんですけど」

澪「さっき?」

梓「澪先輩が来たときの事です」

澪「ああ。相変わらず唯に抱きつかれてたな」

梓「私は嫌だって言うのに唯先輩が無理やり抱きついてきたんです!」

澪「ははっ。分かった分かった」

梓「本当なんです!」

澪「そ、そんなムキになるなよ」

梓「澪先輩には誤解されたくありません」

澪「梓…」

梓「澪先輩だけには…」

ロッカー(こ、この展開!)

ロッカー(あずみおおおおおおおおおおお!!!???)

律「たっだいまー!」ガチャ

ロッカー(もう!またりっちゃん!)プンスカ

律「ミルクティーうめぇ!」ゴクゴク

ロッカー(これからりっちゃんのお茶だけ缶にするわよ!)

唯「あずにゃん、澪ちゃんと何話してたの?」

梓「ゆ、唯先輩には関係ありません!」

唯「えー教えてよー」

梓「嫌です!」

ロッカー(再びの唯梓!)

ロッカー(梓澪でも唯梓でもなんでもいいわ!)

ロッカー(第三者の目から見るとこんなにも百合要素が転がっていたのね)

ロッカー(百合研究家としてロッカーになってみたけど1日でこの成果!)

ロッカー(恐るべしだわ!)

2日目!

梓「今日は私が一番か」ガチャ

梓「まだ来ないよね」

梓「ちょっとだけ…」ガタ

ロッカー(澪ちゃんの席に座った!)

梓「へへっ」ニコニコ

ロッカー(梓ちゃん可愛い!)

ロッカー(憧れの先輩の席に座れて喜んでるわ!)

梓「おい律!ふざけるな!」キリッ

梓「んー!たまらん!」

梓「梓、好きだよ」

梓「澪先輩…」

梓「きゃーきゃー!」

ロッカー(なんと一人芝居を始めてしまわれた)

澪「お、梓」ガチャ

律「あれー梓何してんだー?」

唯「そこは澪ちゃんの席だよ」

梓「うわぁ先輩!入るならノックぐらいしてください!」

律「何を言うか」

澪「どうしたんだ?席替え?」

梓「い、いえ、温めておきました!」

澪「そう…」

ロッカー(この暑い中!?)

唯「いいなー私も温めて!」ダキッ

梓「暑苦しいです!離れてください!」

律「見てるだけで暑い…」

3日目!

律「…」ボケー

律「…」ボケー

律「暇だ」

律「誰か来ないかなー」

ロッカー(りっちゃんってこんなに大人しい子だったのね)

ロッカー(一人で騒いでてもびっくりしちゃうけどね!)

澪「こんにちはー…律だけか」

律「ん」

ロッカー(りっちゃんの元気の源登場!)

ロッカー(本命キマシタワー!)

ロッカー(夫婦!夫婦!!ふーふー!!!)

ロッカー(さぁさぁ誰も見てないわよ)

ロッカー(いちゃいちゃでもにゃんにゃんでもどんとこいです)

律「…」

澪「…」

律「…」

澪「…」

律「…」

澪「…」

ロッカー(こ、これは…)

ロッカー(一体二人に何があったというの!)

唯「ぉぃー」ガチャ

律「なんだその挨拶は」

澪「元気ないな」

唯「この前の小テスト赤点で補習です…」

律「この前って英語の?」

澪「どこ間違えたんだ?」

唯「はい答案…」

律「うぉおお!真っ赤だ!」

澪「なんでこんなに…」

唯「うぅうぅ…澪ちゃん!」

澪「はいはい。教科書出して」

ロッカー(今は普通の雰囲気ね)

ロッカー(あれ?そういえばこの二人が会話してた事ってあった?)

ロッカー(初日から二人の間に会話は無いわ!)

ロッカー(皆の前では普通にしてるけど二人きりになった途端っていうアレね!)

ロッカー(なんで今まで気付かなかったのかしら!)

ロッカー(何かが!何かがあったのよ!)

ロッカー(1日目二人が遅れてきたときね!?)

ロッカー(ああもうばかばか!なんで私の目の届かないところで事を進めるの!?)

梓「こんにちは」ガチャ

唯「あずにゃん助けてー」

梓「勉強ですか?ってなんですかこのテスト!」

唯「反省してます…」

梓「2年生の問題もあるじゃないですか!私でもここまで酷い点は取りませんよ」

唯「あずにゃーん」シクシク

澪「梓、そのくらいにしといてやれ」ポンポン

梓「は、はい」カァァ

ロッカー(澪ちゃんのポンポン攻撃!)

ロッカー(効果は抜群だ!)

ロッカー(梓ちゃんは真っ赤になっている!)

4日目!

ロッカー(雨だわ)

ロッカー(すごい湿気…髪の毛はねちゃう)

律「…」ボケー

律「…」ボケー

ロッカー(またりっちゃん)

ロッカー(何か面白いことしてくれないかしら)

ロッカー(一人でしててもびっくりしちゃうけどね!…ってあら?)

律「鏡、かがみ…」ゴソゴソ

律「カチューシャ外して」

律「前髪」ワシャワシャ

ロッカー(前髪下ろしりっちゃん!)

ロッカー(イイイイケエメン!!!!)

律「こうやってまとめて…ピンでとめれば」

律「おかしーし」

ロッカー(おかしくねーし!!!)

ロッカー(唯ちゃんみたいな髪型も似合うわ!!!かわいいいい!!!!)

唯「おいっす!」

律「わわっ」グシャグシャ

唯「りっちゃんが前髪おろしてる!!」

律「ちげーし!湿気で上手くまとまんないからセットしなおしてただけだよ!」

唯「いやー似合うよりっちゃん!」

律「うっせ!」

唯「澪ちゃんにも教えてあげよ」

律「言うな。澪だけには言うなー」

ロッカー(りっちゃんってば照れちゃってもう!)

ロッカー(乙女乙女よ!!)

5日目!

唯「おはようギー太」

唯「昨日はごめんね。今日は雨降ってないから一緒に帰ろうね」

唯「良い子にしてたかな?」

唯「そうかそうか。よしよし」

ロッカー(何言ってるか全く分からないけど可愛いわ唯ちゃん)

唯「ねぇギー太」

唯「どうしたらあずにゃんは私の事好きになってくれるかな?」

唯「ギー太知ってる?」

唯「そうだよね。知らないよね」

唯「でも私頑張るからね」

唯「じゃぁまた放課後」

ロッカー(ドンピシャだわ)

ロッカー(私の目に狂いはなかった)

ロッカー(唯→梓は決定ね)

ロッカー(梓→澪も間違いないわ)

ロッカー(そして律澪の妖しい関係…)

ロッカー(どうしよう…)

ロッカー(ロマンチックが止まらない!)

澪「こんにちはーって誰も居ないか…」

ロッカー(今日の部活一番乗りは澪ちゃんね)

澪「…」

澪「ギー太」

ロッカー(ん?)

澪「お前は良いよな」

澪「いつも唯の傍にいれて」

ロッカー()

ロッカー(ええええええええええええええええええええええ)

ロッカー(ここでまさかの唯澪!!!!!????)

唯「おいーっす!」

澪「ゆ、唯!」

唯「澪ちゃんギー太とおしゃべり中?」

澪「ち、違う!」

唯「エリザベスをよろしくねって?」

澪「違うってばー!」

唯「あ、そういえばこの前の小テスト追試合格しました!」

澪「そうか!よかったな!」

唯「澪ちゃんのおかげだよ」

澪「唯が頑張ったからだよ」

ロッカー(良い雰囲気ね)

ロッカー(でも唯ちゃんは…)

唯「えへへー。あのね、合格したら一緒にアイス食べに行こうってあずにゃんと約束したんだー」

澪「そ、そう」

唯「あずにゃん早く来ないかなー」

澪「早く来ると良いな」

ロッカー(あああああなんて切ないの!)

ロッカー(唯ちゃんの馬鹿!鈍感!)

ロッカー(澪ちゃん…)

6日目!

ロッカー(また月曜日!)

ロッカー(これで1週間ね)

ロッカー(今日は何が起きるのかしら)

唯「うんったんうんたぁーん」ガチャ

ロッカー(あら唯ちゃん)

ロッカー(すごいこぶしね)

唯「うんったぁあああああああああん」

ロッカー(魂の叫び!)

梓「何やってるんですか」ガチャ

唯「あ、あずにゃあああああああん」

梓「ひぃっ」ブルブル

唯「ボーカルの練習だよ」フンス

梓「いつから演歌の道に」

唯「ああああずぬぁあん」

梓「怖いですよ!…それより唯先輩」

唯「ん?」

梓「今日は抱きつかないんですか?」

ロッカー(梓ちゃん!?)

ロッカー(週始めの新展開!?)

唯「抱きしめて欲しいならそう言えば良いのにー」ギュウウ

梓「べっ別にそういうわけじゃありません!」

唯「じゃぁ」パッ

梓「あっ…」シュン

唯「あずにゃん」ギュウ

梓「へへ」ニコニコ

唯「…」パッ

梓「あっ…」シュン

唯「あずにゃん!」ギュウウウウ

梓「唯先輩」ニコニコ

澪「こんにちは」ガチャ

唯「澪ちゃんおいーす」

澪「二人とも相変わらずだな」

唯「今日はあずにゃんが抱きしめて欲しいと要求してきたのです!」

澪「梓が?」

唯「うん!」

梓「言わないでくださいよ!」

唯「へへーん」

ロッカー(みるみるうちに澪ちゃんが涙目になっていくわ)

ロッカー(どう見ても二人は相思相愛だもの)

ロッカー(それにしても梓ちゃんは…)

律「おっす」ガチャ

ロッカー(よかった!りっちゃんが来てくれた!)

ロッカー(この重い空気を吹き飛ばせるのはりっちゃんだけよ!)

唯「おっす!」

梓「こんにちは」

澪「…」

ロッカー(こっちの空気も淀んでいたわ!)

ロッカー(一体何があったの!)

ロッカー(いい加減教えてくれてもいいじゃない!)

唯「澪ちゃんどうしたの?」

澪「え?」

唯「元気ないよ?」

ロッカー(唯ちゃん空気を読んで!)

澪「そんなことないよ」

唯「ええ?でも変だよ。ね?りっちゃん」

律「何で私に聞くんだよ」

唯「澪ちゃんといえばりっちゃんでしょ」

律「何それ」

唯「だって二人いつも仲良しで」

澪「唯!!」

唯「ひっ」ビク

澪「あ、ごめ…ごめん唯」

唯「ううん、私こそごめんね…」

澪「…」

唯「…」

律「今日はもう帰るか」

梓「そうですね」

唯「うん」

澪「律」

律「澪…何?」

澪「残って」

律「え、えー帰ろうよー」

澪「話があるんだ」

律「…うん」

ロッカー(やっと二人が喋った!)

ロッカー(話って何!?)

唯「じゃあ帰るね」ガチャ

梓「失礼します」

律「…」

澪「…」

ロッカー(夫婦にも新たな風!?)

ロッカー(月曜日だからって飛ばし過ぎよ!!)

ロッカー(でも止んじゃ駄目!)

ロッカー(もっと吹いて!台風のように!竜巻のように!)

律「何?」

澪「この前の返事」

律「え、あ、今?」

澪「うん」

律「…」

澪「耳貸して」

律「え?別に誰もいないんだからいいじゃん」

澪「恥ずかしいもん」

律「まぁ良いけど」

澪「あのね…」コショコショ

ロッカー(バカ澪!!!!)

ロッカー(こんなところで恥じらい持ってんじゃないわよ!!!)

ロッカー(ああああんん!!聞こえない!!!)

律「本当に?」

澪「うん」

律「本当に本当に?」

澪「しつこいな。何度も言わせるな」

律「やったぁやったー!!!」

澪「喜びすぎだろ」

律「だって嬉しい!嬉しいよおおおおおお!!」

澪「叫ぶな!もっもう帰るぞ!」

律「あーん澪ちゃーん一緒に帰りましょ」

ロッカー(何が起きたのかは分からないけど)

ロッカー(仲直りできたみたいね!)

ロッカー(めでたしめでたしだわ!)

ロッカー(空気が軽い!おいしい!スーハー!)

7日目!

梓「うん。言おう。がんばれあずにゃん」

ロッカー(梓ちゃん意気込んでるわね)

ロッカー(自分であずにゃんって言うくらい)

ロッカー(何を言うのか。誰に言うのか。予想はついてるわ)

唯「ちーす」ガチャ

梓「唯先輩!」

唯「あずにゃーん」ギュ

梓「唯先輩!」ギュ

唯「やや!あずにゃんが抱き返してくれた!」

梓「私唯先輩が好きです!」

唯「えっ」

梓「明るくて、楽しくて、いつも私に構ってくれる唯先輩が大好きです!付き合ってください!」

ロッカー(いつの間にか唯ちゃんのことが好きになってたのね)

ロッカー(一番近くにいてくれる人だもの)

ロッカー(良かったわね唯ちゃん。あなたの気持ちが通じたのよ)

ロッカー(だから早く!)

ロッカー(りっちゃんと澪ちゃんが来る前に!!)

ロッカー(キッス!キッス!キッスウウウウウウウウウ!)

唯「ごめんね、あずにゃん」

梓「え?」

唯「私、澪ちゃんが好きなんだー」

ロッカー(なん…だと…?)

梓「そ、そんな…」

唯「あずにゃん澪ちゃんのこと好きだったでしょ?」

梓「…」

唯「邪魔だったんだよね」

梓「あんなに優しくしてくれたのに…」

唯「私の事好きになってくれればライバル減ると思って気引いてたんだけど、本当にひっかかるとはね」

梓「酷いです…」

唯「あずにゃんと仲良くしてれば澪ちゃんの気も引けて一石二鳥?」

梓「…えぐっ…」ウルウル

唯「な、泣かないであずにゃん」

ロッカー(完全に騙された)

ロッカー(泣かないでなんて、あなたの言えるセリフじゃないわ)

律「ちわーっす!田井中でーす!」ガチャ

澪「もう律ー。大きい声出すなよー」

ロッカー(なんというバッドタイミング!)

ロッカー(ん?)

ロッカー(んんんんんんんん!!??)

ロッカー(恋人繋ぎ!!??)

律「こほん、皆さんにご報告が」

ロッカー(もしかしてもしかしちゃうの!!??)

律「私と澪は付き合うことになりました!」

ロッカー(やっぱりいいいいいいいいいい!!!!!)

ロッカー(昨日の返事ってこういうこと!?)

律「一週間前くらいに告白したんだけど、ようやく昨日返事もらえたんだー」

ロッカー(りっちゃん何て幸せそうな顔!)

ロッカー(だけど周りを見て!)

ロッカー(誰ひとり笑ってないわよ!)

唯「…」ダッ

梓「唯先輩っ」ダッ

律「お、おい唯?梓?」

澪「追いかけるなよ。二人っきりにさせてやろう」

律「…」

澪「唯は梓のこと、多分好きだと思うんだ」

律「…なぁ澪」

澪「何?」

律「唯、本当にいいのか?」

ロッカー(りっちゃんは澪ちゃんの気持ちに気付いていたのね!)

ロッカー(ああ!だから髪型を唯ちゃんに似せようと頑張ってたの?)

ロッカー(そんなことしてもりっちゃんは唯ちゃんの代わりになるだけなのよ)

澪「もういいんだ。唯が幸せならそれでいい」

律「澪は…幸せになれるのか?」

澪「律が幸せにしてよ…唯のこと忘れさせて」ギュ

律「…うん。だからこれからは私を、律を見てろよ」ギュウウ

ロッカー(好きな人を振り向かせるために他人を巻き込む唯ちゃん)

ロッカー(1週間で好きな人が変わってしまった梓ちゃん)

ロッカー(好きな人を忘れるために他人と付き合う澪ちゃん)

ロッカー(自分を好きでない人を一途に思い続けるりっちゃん)

ロッカー(百合が見れればと思っていたけど)

ロッカー(実際にその願いはかなったけど)

ロッカー(こんなの苦しいだけじゃない…)

ロッカー(…)

ロッカー(キスはしないのかしら?)

8日目!

唯「それでね、さわちゃんが怒ったの!」

律「クラス全員引いてたよな」

梓「そんなことされたら誰だって怒りますよ。さわ子先生が可哀そうです!」

唯「悪気はなかったんだよー」

律「そうそう」

梓「ひどいと思いませんか!澪先輩!」

澪「うぅ…」ブルブル

律「思い出して怖がってるよ」

唯「鬼婆のような顔だったからね!」

ロッカー(いつも通り…だと…?)

ロッカー(昨日の尋常でなく複雑な恋愛模様はどこへ行ったの)

ロッカー(つまんない!つまんない!)

唯「んじゃ、そろそろ帰ろっか、あずにゃん」

梓「はい」

律「あー悪い。私と澪ちょっと残ってくから」

梓「はい。分かりました。さようなら」ガチャ

唯「…ばいばい」

ロッカー(よっしゃぁあ!)

ロッカー(今日も律澪ね!!)

ロッカー(待ってました!!)

ロッカー(昨日は何もなかったし、期待してるわ!!)

ロッカー(ベンチに並んで座る二人!)

ロッカー(何が始まるの!?)

ロッカー(あああん!ここからじゃ後ろ姿しか見えない!)

律「へへっ」

澪「ふふっ」

ロッカー(顔を見合わせて笑う二人!)

ロッカー(少し離れた距離間が初々しいわ!!)

律「みーお」

ロッカー(あ!りっちゃんが澪ちゃんのほうに近づいた!)

澪「ち、近いよ」

ロッカー(ああ…澪ちゃんが離れちゃった!)

律「そんなことないよ」

ロッカー(りっちゃんがさらに近付く!積極的!)

澪「や…やだ…」

ロッカー(澪ちゃん離れようとするけどもうベンチの端まで追い詰められてしまったわ!)

律「部活後、二人になりたいって言ったのは澪なのにな」

ロッカー(ああ!どんどんりっちゃんが近づいて行く!)

律「キスしてもいい?」

ロッカー(きゃああああああああああああ)

ロッカー(きゃああああああああああああ)

ロッカー(きゃああああああああああああ)

ロッカー(きゃああああああああああああ)

ロッカー(きゃああああああああああああ)

ロッカー(きゃああああああああああああ)

ロッカー(キマシタワー!!!!!!!!!!!)

澪「え…えっと…」

律「駄目かな?」

澪「恥ずかしいよ…」

律「そっか。じゃぁまた今度にするか」

澪「ごめんね?」

律「いいよ。澪からキスしたいって言ってくれるまで待つ!」

澪「ありがと」コテン

ロッカー(澪ちゃんの頭がりっちゃんの肩に!!)

澪「…」

律「…」

ロッカー(沈黙までもが愛おしい)

律「なぁ澪」

澪「何?」

律「前から思ってたんだけど、この部屋臭くね?」

澪「あぁ確かに。日に日に増してるよな」

ロッカー(え?)

ロッカー(もしかして私!?)クンクン

ロッカー(自分じゃ気付かないけど…)

ロッカー(そろそろお風呂に入りたいわ)

9日目!

ロッカー(…)

10日目!

ロッカー(さっぱりした!)

ロッカー(さてさて今日は何が起きるのかしらね!)

唯「…」ガチャ

ロッカー(唯ちゃん…元気ないわね)

唯「…」

ロッカー(唯ちゃんのしたことは酷いと思うけど、唯ちゃんなりに振り向いてもらうために必死だったのよね)

ロッカー(あんなにかなしそうな唯ちゃんの表情見たこと無い)

梓「…」ガチャ

唯「みっ…なんだあずにゃんか」

梓「…唯先輩こんにちは」

唯「おいっす」

梓「唯先輩、今日アイス食べに行きませんか!」

唯「でも…今日も澪ちゃんはここに残るよ?」

梓「二人でです!」

唯「…」

梓「まだ好きですか」

唯「うん。そんな軽い気持ちじゃないんだよ」

梓「私だって…まだ好きなんです」

唯「だから、そっけなくしてるの。気付いてるでしょ?」

梓「…」

唯「あずにゃんがどんなに頑張っても私はあずにゃんのこと好きにならないよ」

梓「それでも…何もしないなんて嫌です」

唯「そう。頑張ってね」

梓「…はい」

ロッカー(ああああああああああ)

ロッカー(もう何が正解なのかが分からないわ)

ロッカー(誰と誰が百合百合すれば幸せになれるの?)

ロッカー(澪ちゃんとりっちゃんも来て相変わらず仲良く4人でおしゃべり!)

ロッカー(あっという間に帰る時間になりました!)

唯「澪ちゃんは今日も残ってくの?」

澪「ああ」

唯「ふーん。じゃあね。あずにゃん行こう」

梓「はい」

唯「何の味にしようかなー?」

梓「何の話です?」

唯「アイス食べ行くんでしょ?」

梓「は、はい!行きます!」

唯「早く行こ!」ガチャ

梓「それでは先輩方、また来週に」

律「唯たちアイス食べ行くんだ?うらやましいな」

澪「律も一緒に行きたかったのか?」

律「んー…澪は?」

澪「律といる方がいい」

律「えっへへー。私もだよん!」

ロッカー(何何!)

ロッカー(一昨日よりも親密よ!)

律「こうやって二人きりになるのが当たり前になってきたな」

澪「そうだな」

律「嬉しい」

ロッカー(りっちゃん素直!二人でいるだけで喜べるなんて本当に澪ちゃんが好きなのね!)

律「帰って昨日の続きしたい」

澪「え…」

律「嫌?」

澪「だって…あの時の律怖いんだもん」

律「あー…ごめん。夢中になっちゃって」

澪「もう…バカ」

律「バカでもいいよ。澪が可愛すぎる」

澪「な、何言ってんだよ」

律「やだやだ言いながら半泣きで首に抱きつくなんて反則だぞ」

澪「律のせいだ…」

もし保守が必要なら言ってくれ

ロッカー(ちょ)

ロッカー(昨日何が起きた)

ロッカー(あああああああああしくったああああああああああ!!!!!)

ロッカー(お風呂なんてどうでもいいのよ!)

ロッカー(ああもう私のばかばかばか!)

律「はっやく帰ろうぜ!」

澪「お、おい!本当にするのか!?」

律「だって好きなんだもん」

>>145
ありがとう。3時までは頑張る。



ロッカー(家でするの!?)

ロッカー(ここでもいいじゃない!誰も来ないわよ!)

ロッカー(どうしよう。りっちゃんの家のロッカーに移動しようかしら)

ロッカー(りっちゃんの部屋ロッカーあったけ?クローゼットでもいいわ)

ロッカー(それが無いならベッドの下でも)

ロッカー(ベッドおおおおおおおおおお!!!!???)

澪「よくあんな怖いゲームできるな」

ロッカー((゚д゚)ハァ?)

律「怖いか?目の前にきゅうに現れたらびっくりはするけど」

澪「ゾンビだぞ…?」

律「まぁ、怖かったら私に抱きついてればいいのだ!」

澪「お前もしかしてそれ狙ってワザと?」

律「ち、違うぞ!そんな邪な気持はない!」

澪「ふーん」

律「信じて澪しゃーん…」

ロッカー(私のときめきを返して!)

11日目!

ロッカー(これで2週間。半月をロッカーで過ごしたわ)

ロッカー(それでもどうして飽きが来ない)

澪「皆遅いな…」

澪「練習しとこ」

澪「ベベベンベンベン」

唯「澪ちゃんおいっす!」ガチャ

澪「唯!どうしたそんなに息切らせて」

唯「ベースの音が聞こえたから。澪ちゃんに早く会いたくて!」

澪「な、何言ってんだよ…同じクラスなのに…」

唯「澪ちゃんとずっと一緒に居たいんだもん」

ロッカー(この二人、両想いだったのよね)

ロッカー(澪ちゃんは今でも唯ちゃんの事好きなのかしら?)

ロッカー(澪ちゃん嬉しそう…)

唯「でも、澪ちゃんと二人きりになったらりっちゃん妬いちゃうよね」

澪「そんな事ない…」

唯「いいなぁりっちゃん」

ロッカー(唯ちゃん…今度はどういうつもり?)

澪「唯…お前」

律「おーっす」ガチャ

ロッカー(修羅場)

唯「あ、りっちゃん」

律「2人だけか…何話してたんだ?」

澪「何でも無いよ」

律「えー。教えてくれてもいいじゃんか」

唯「りっちゃんは澪ちゃんと付き合えていいなって話だよ」

律「…あ、そう」

ロッカー(空気が重いわ)

ロッカー(でもこの重さが心地よいパラッダイス)

ロッカー(二人きりになっても重い重い)

律「…」

澪「…」

律「…」

澪「…」

律「帰るか」

澪「うん」

律「今日も家来る?」

澪「…やめとく」

ロッカー(再び波が訪れそうな予感)

ロッカー(びggggggっぐうええええええええええぶ!)

ロッカー(ざっぱーん)

12日目!

律「…」ハァ

ロッカー(りっちゃん溜息ついて…)

ロッカー(昨日の唯ちゃんの言葉を引きずってるのね)

梓「こんちわ…」ガチャ

律「よっ…」

梓「…」ハァ

律「…」ハァ

ロッカー(もう唯ちゃんのせいよ!)

ロッカー(どんだけ人を振り回せば気が済むの!)

律「梓、変なこと聞いてもいい?」

梓「何ですか?」

律「恋したことある?」

梓「なっ何言ってんですか!」

律「ごめんごめん」

梓「もう!澪先輩といい感じだからってのろけるつもりですか?」

律「そんなつもりないよ。ただ…」

梓「ただ?」

律「好きな人が別の誰かさんを見てるって苦しいよな」

梓「…」

ロッカー(澪ちゃんはまだ唯ちゃんの事が好き、りっちゃんはそう思ってるのね)

ロッカー(二人とも片思い…)

ロッカー(お互いの状況は知らないけど、きっと同じ気持ちなんだわ)

ロッカー(切ないわ…)

梓「り、律先輩は幸せじゃないですか!」

律「そうだな…付き合えてるんだもんな」

梓「律先輩には私の気持ちなんて…」

律「お、おい梓、どうしたんだよ…」

梓「今日はもう帰ります!」ダッ

唯「りっちゃん。ちわっす」

律「おー」

唯「今あずにゃんとすれ違ったけどりっちゃん何かした?泣きそうだったよ」

律「んー…片思いって辛いな、と」

唯「あずにゃんの前でそれは禁句だよー」

律「へ?何で?」

唯「あずにゃん今片思い中だから」

律「そうなのか!?悪いことしちゃったなー」

唯「りっちゃん何でそんな事言ったの?両想いでしょ?」

律「そんな事より、唯は梓の片思いの相手知ってるのか?」

唯「うん」

律「誰?」

唯「私だよ」

律「は?」

唯「お!目がまんまる」

律「はぁあああ!?マジで!?」

唯「いくら私でもそんな冗談言わないよー」

律「で、唯お前はどうなんだよ」

唯「どうって?」

律「その、梓と付き合うとか…」

唯「付き合わないよ。私にも好きな人がいるから」

律「え!?」

唯「りっちゃんさっきから驚いてばっかりだよー」

律「いや、まさか唯に好きな人がいるとは…」

唯「私だって恋愛するのです!」フンス

律「誰、とか聞いてもいいの?」

唯「澪ちゃんだよ」

律「は、ははは」

唯「面白い?」

律「…」

唯「だからりっちゃんと付き合うって聞いたときショックだったんだ」

律「ごめん…」

唯「謝らなくていいよ」

律「…うん」

唯「あ、りっちゃん何で片思いの話したの?」

律「そ、それは…」

唯「澪ちゃんはりっちゃんの事が好きなんだよね?」

律「…」

唯「違うの?」

律「…澪は唯が好きだ」

唯「え?でもりっちゃんと付き合ってるでしょ?」

律「うん」

唯「なんで?」

律「唯が梓を好きって、澪が勘違いして、唯の事忘れるために…」

唯「そうなの!?」

律「ああ」

唯「澪ちゃん…どうしよう…私今でもこんなに好きなのに…」

律「唯がその気持ちを伝えてあげれば澪喜ぶよ」

唯「そうかな?」

律「うん」

唯「嬉しい…。でもりっちゃんは…りっちゃんも澪ちゃんのこと好きなんだよね」

律「私は、澪が一番好きな人と付き合える事を望んでるから」

唯「りっちゃん、澪ちゃんのこと大好きなんだね」

律「…ああ、すごい好き」

唯「じゃぁ、私が澪ちゃんと付き合ったら嫌だよね?」

律「言ったろ?私は澪の幸せが最優先だから。唯さえよければあいつと付き合って欲しい」

唯「わかった。私澪ちゃんに告白する」

律「ありがと」

唯「あ…でも…」

律「どうした?」

唯「澪ちゃんは今りっちゃんと付き合ってるでしょ?」

律「それが?」

唯「私が告白しても、りっちゃんがいるからって言われると思うんだ」

律「そうだな。あいつ変なところで義理堅いからな」

唯「だからりっちゃんにお願いがあるの」

律「私に出来る事なら」

唯「澪ちゃんを振ってほしいんだー」

寝ま

律「振るって…はは」

唯「りっちゃんが澪ちゃんをまだ好きって、澪ちゃんがそう思ってたら別れられないでしょ?」

律「ん」

唯「だから澪ちゃん大っ嫌いって言ってきて」

律「それは言いすぎじゃ…」

澪「こんにちは」ガチャ

律「澪!」

澪「ん?」

唯「あー…私帰るね」

澪「え?何で?」

唯「りっちゃんが話があるみたい。あずにゃんも来ないから。じゃぁね」ガチャ

澪「話って何?」

律「あーいや…その」

澪「唯に関係あるのか?」

律「ん。まぁ」

澪「何だよ」

律「ほら、明日また小テストあるだろ?」

澪「うん」

律「で、唯と勝負することにしたんだよ」

澪「そうなんだ、頑張れよ」

律「おう」

澪「それで私に話って?」

律「だから勉強教えて欲しいなー」

澪「それじゃ勝負にならないだろ」

律「唯は和に教わるから、私は澪に教わって、それで勝負しようって話になったんだ」

澪「ああ。なるほど」

律「お願いします」

澪「律も唯も受験生だからな。そう言う勝負なら協力するよ」

律「ありがと」

澪「ここでやろうか」

律「ああ」

澪「この前もらったプリントの範囲だったよな」

律「これだよな」ピラッ

澪「…何も書いてないじゃないか」

律「う…寝ちゃってた」テヘ

澪「可愛い子ぶってもだーめ」

律「すまねぇ」

澪「…律」

律「何?」

澪「昨日、唯が言ってた話なんだけど」

律「…ああ」

澪「私は律と付き合うって決めたんだから…気にするなよ」

律「…分かってる」

澪「なら良かった。よしやろうか」

律「うん」

澪「結構範囲広いからな。徹夜コースかも」

律「えええ?そんなに?」

澪「さっさと解く」

律「…あのさ」

澪「どうした?分からないところあった?」

律「好きだよ。何があってもずっと」

澪「はいはい。そんなことより早く解こうな」

ロッカー(あいた口がふさがらない)

ロッカー(真剣に見入ってしまったわ)

ロッカー(結局りっちゃんは言いだせなかったけどこれからどうするつもりなのかしら)

ロッカー(唯ちゃんは?澪ちゃんは?)

ロッカー(明日が待ち遠しいです!)

ロッカー(唯澪でも律澪でも律唯でもこの際なんでもいいわ!)

13日目!

澪「どうだった?」

律「最後の問題が微妙」

澪「あれは難しかった」

律「だよなー…はぁぁ」

澪「大きい欠伸だな」

律「昨日ほとんど寝てないんだせ?澪はさっさと寝ちゃうんだもん。ずるいよなー」

澪「ごめんごめん。皆が来るまでちょっと寝る?」

律「うん」

澪「じゃベンチ行こ」ガタ

律「澪もいくの?」

澪「枕無いと寝にくくないか?」

律「え?まさか」

ロッカー(いやああああああああ)

ロッカー(まだ早いわ!日が沈んでからじゃないと!!)

澪「嫌ならいいよ…」

律「嫌じゃ無い嫌じゃない!お願い!」

澪「ふふっ。仕方ないなぁ」

ロッカー(ああ昨日のギスギスが嘘みたい)

ロッカー(今からギシギシタイムね!)

律「じゃおじゃまします」

澪「ど、どうぞ!」

律「はぁ…澪の太ももやわらけえ」

澪「ばっ馬鹿!恥ずかしいこと言うな!」

律「恥ずかしいことさせてんのは澪だもーん」

ロッカー(澪ちゃんの背中しか見えない)

澪「律の髪さらさら」

律「ん…」

澪「ふふっ」

ロッカー(何のんびりとおしゃべりしてるのかしら!)

ロッカー(何のためにりっちゃんは澪ちゃんのあれに顔を埋めているの!?)

ロッカー(早く早く!)

ロッカー(もっと激しく!)

ロッカー(唯ちゃんたち来ちゃうわよー)

ロッカー(来ちゃったら)

ロッカー(どうするんだろう…)

唯「ちーっす」

ロッカー(まじで来たしいいいいいいいいいいい!!!!!)

律「…」

唯「…」

澪「…」

ロッカー(誰か何か喋ってー!!)

唯「りっちゃん昨日言わなかったの?」

律「…ごめん」

澪「小テストのことなら聞いたぞ?」

唯「小テスト?何の事?」

律「それ嘘なんだ」

澪「えっ」

律「ごめん」

澪「何で嘘ついたんだよ…それに何話そうとしてたんだ?」

律「…」

澪「唯、何?」

唯「りっちゃんが言わないって決めたなら私からも言えない」

澪「おい律。何なんだよ」

律「それは…」

唯「ねぇりっちゃん。何が澪ちゃんのためになるのかな?」

ロッカー(唯ちゃん!!)

ロッカー(そう言われたらりっちゃん言うしか無くなっちゃうでしょ!!)

ロッカー(策士ね!策士なのね!)

律「分かった。言うよ」

唯「りっちゃんの意思が大事なんだよ?」

律「分かってる。私が決めた事だ」

ロッカー(何がりっちゃんの意思なの!)

ロッカー(昨日言わなかった事がりっちゃんの意思でしょう!)

澪「おい何なんだよ。二人で話すなよ」

律「澪」

澪「うん?」

律「別れよう」

澪「は?」

律「付き合うのやめよう」

澪「何で…」

律「いやー…付き合ってみたら何かイメージ違くって、ははは」

澪「笑うなよ」

律「ごめ…」

澪「私はそんな軽い気持ちで付き合ってたんじゃない」

律「ごめん」

澪「律だから付き合ったんだよ」

律「…」

澪「昨日は好きっていってくれたのに…どうしていきなり」

ロッカー(澪ちゃん泣きそうな顔してる…)

ロッカー(1週間考えた上で付き合ったのよね)

ロッカー(澪ちゃんなりに真剣だったのね)

律「ごめんな」

澪「謝ってばっかりじゃ分かんないよ!」

律「…ごめん…なさい」

唯「りっちゃん。昨日私に言ってくれたみたいに言えばいいんだよ」

ロッカー(嫌いだよって今のりっちゃんに言わせるの!?)

ロッカー(鬼畜だわああああ!!!!)

律「疲れたんだ」

澪「何に?」

律「お前唯しか見てない」

澪「なっ何言ってんだよ!唯の前で変なこと言うな!」

律「一回も私の事好きって言わなかった」

澪「それは…」

律「唯がまだ好きなんだろ?」

澪「…」

律「もう嫌なんだ。辛いんだよ」

澪「私は律が好きだよ…」

律「そんな冗談やめてくれよ!」

澪「ごめん」

律「謝るのもやめろよ…」

澪「…」

律「…別れてください」

澪「…うん」

律「ありがとう」

澪「…」

律「…」

ロッカー(りっちゃん…これでいいの?)

律「私も今日は帰るわ…ごめん」ガチャ

澪「…」

唯「澪ちゃん」

澪「律ぅ…」ポロポロ

唯「よしよし」ギュ

ロッカー(ここで抱きしめるなんて反則よ!!)

ロッカー(興奮しちゃうじゃない!ばかばか!)

澪「…ひっく…唯ありがと」

唯「気にしないで?」

澪「どうして…律は唯に話したんだ?」

唯「私がりっちゃんに言っちゃったから…」

澪「何を?」

唯「あのね澪ちゃん」

澪「うん」

唯「私真剣に話すから聞いて欲しい」

澪「分かった」

唯「澪ちゃんが好き」

ロッカー(言ったああああああ!!!)

ロッカー(唯澪!唯澪!唯澪!唯澪!)

唯「りっちゃんが言ってた事って本当?」

澪「あ…」

唯「澪ちゃんも私のこと好きなの?」

澪「…」

唯「私と付き合ってくれる?」

澪「あ、あの唯」

唯「何?澪ちゃん」

澪「少し考えさせてほしい。今日はいろいろあり過ぎて混乱してるんだ」

唯「うん。そうだよね。澪ちゃんの気持ち考えずに一人で突っ走っちゃってごめんね」

澪「いや…今日は帰るね」

唯「また明日ね」

澪「ああ。またな」ガチャ

唯「…」

唯「りっちゃんが嫌いって言わないから…」

唯「…」ハァ

ロッカー(さっきまでの優しい表情はどこに!?)

ロッカー(ん?こっち来る?)

ロッカー(え?ばれた!!!??)

唯「…」ガシャァアアン!!

ロッカー(ひいいいいいい!!蹴ったあああああ!!!)

唯「ふぅ…」

唯「私も帰ろう」ガチャ

ロッカー(怖かった)

ロッカー(ああ、少し凹んでしまったわ)

ロッカー(動きにくい…)

ロッカー(ばれなくて良かった)

ロッカー(そんなことより唯澪よ)

ロッカー(明日ね!明日が勝負ね!)

ロッカー(澪ちゃんなんて答えるのかしら)

14日目!

澪「…」ガチャ

ロッカー(澪ちゃん酷い隈…)

ロッカー(そうよね…昨日は眠れないに決まってるわよね)

ロッカー(あ、ベンチに寝転んだ)

澪「ごめん…律…」

ロッカー(りっちゃん…澪ちゃんはどうするの?)

ロッカー(一晩で答えは出たのかしら)

唯「あ、澪ちゃん」ガチャ

ロッカー(唯澪!唯澪!唯澪!唯澪!)

ロッカー(唯ちゃんがベンチの前でしゃがんだわ)

ロッカー(澪ちゃん!答えはどうなの!)

唯「昨日は電話ありがとね」

ロッカー(は)

ロッカー(はっはっはっは)

ロッカー(笑止!)

ロッカー(どういう事なの!)

ロッカー(約束が違うじゃない!)

ロッカー(それでそれで!昨日は何て言ったの!!)

ロッカー(ああんもう!)

ロッカー(ここからじゃ二人の顔が見えないわ!)

ロッカー(笑ってるの!?)

ロッカー(泣いてるの!?)

ロッカー(っていうかなんで無言なの!)

梓「こんにち…」ガチャ

澪「あっ梓!」

梓「な、なんでお二人がキスして…」

ロッカー()

ロッカー(うひょ?)

ロッカー(ひゃっはーーーー!!)

ロッカー(二人ってば私に隠れてキスしてたの!?)

ロッカー(たったたまらん!!)

ロッカー(見てよ!あの梓ちゃんの愕然のした顔!)

ロッカー(二人のいちゃいちゃに興奮したのかしら!)

ロッカー(NTR!NTRね!)

ロッカー(っていうかキスってキスって)

ロッカー(きゃあああああああ!!!)

ロッカー(今度は私に見せつけるように!)

ロッカー(お願い!一度でいいから見たかった!)

取り敢えず一回落ち着いて風呂に入るべき

>>282
了解。行ってくる

お前のせいだよ。
まぎらわしい。

梓「澪先輩最低です!」

澪「梓!話を聞い」

ロッカー(澪ちゃんったらあんなに取り乱して起き上って)

梓「律先輩と付き合ってるのに唯先輩と…」

唯「あずにゃん。澪ちゃんは今私と付き合ってるんだよ」

ロッカー(そしてこの落ち着き)

梓「え…」

唯「もうりっちゃんとは別れたの」

梓「なんで…」

唯「なんでって…何て言ったらいいかな?もともと私たち両想いだったんだ!」

梓「そうなんですか?」

澪「ああ」

梓「律先輩は?」

澪「…」

唯「あずにゃんには酷いことしちゃったね。ごめんね」

梓「…すみません…今日も帰らせてください」ガチャ

ロッカー(梓ちゃん分かってるわね!)

ロッカー(ここは二人きりにさせるべき!)

澪「梓に何かしたのか?」

唯「ちょっとね」

澪「…」

唯「今日りっちゃん来ないって」

澪「そうか…」

唯「罪悪感?」

澪「当たり前だろ。私律に酷いことを…」

唯「りっちゃんはね澪ちゃんが幸せならそれでいいって、そう言って私に告白勧めてきたんだよ」

澪「律が?」

唯「うん。だから澪ちゃんはその分幸せにならなきゃね」

澪「うん…」

唯「私が幸せにします!」フンス

澪「ふふっ。頼りにしてます」

唯「澪ちゃん…」

澪「唯…」

ロッカー(二人の顔が近づくわ!)

ロッカー(やっと…やっと見れる…)

ロッカー(この瞬間を…)

ロッカー(待っていた!)

澪「うぅ…やっぱり恥ずかしい」

唯「えぇえ?さっきはしたのに」

ロッカー(何してんだわれこら)

ロッカー(はよせんかい)

唯「みーおちゃん」ギュ

澪「唯柔らかい…」

唯「澪ちゃんのほうが柔らかいよー」

澪「どういう意味だ」

唯「あっ別にお肉がついてるとかそういう意味じゃ」

澪「言ったなー。ばかー」ポカポカ

唯「違うよー誤解だよー」

ロッカー(いちゃいちゃ)

ロッカー(まぁこれが見れただけでも満足ね…)

澪「唯目瞑って」

唯「うん」パチ

ロッカー(なんてね!満足するわけないじゃない!)

ロッカー(澪ちゃん積極てっきいい!)

澪「あぁ…緊張する」

唯「頑張って!」

澪「うん…いくぞ」

唯「ん」

澪「好き」コツン

唯「えー?おでこ?」

ロッカー(空気よめよ)

澪「今日はこれで!」

唯「ま。いっか」

ロッカー(よくない!)

ロッカー(唯ちゃん騙されちゃ駄目よ!)

ロッカー(くっつけるのはもっと下の方でしょ!)

ロッカー(あなたたちの両足の間にあるでしょ!)

澪「律も来ないなら帰ろうか」

唯「ちょっと寄り道してかない?」

澪「うん。どこ行きたい?」

唯「えっとねー」ガチャ

ロッカー(勝手に出ていくんじゃないわよ!!!)

15日目!

律「誰もいないか」ガチャ

ロッカー(あ、りっちゃん)

ロッカー(見るからに憔悴してるわね…)

律「あいつと二人になるよりかはましか…」

律「結局どうなったんだろうな…」

ロッカー(くっついちゃったわよ!)

ロッカー(りっちゃんのへたれ!)

ロッカー(りっちゃんが頑張ればもっと違う展開もあったかもしれないのに!)

梓「こんにちは」ガチャ

ロッカー(律梓でもいいけど)

律「梓、この前はごめんな」

梓「何のことです?」

律「いや、好きな人がどうこうって…唯の事…梓の気持ちも考えずに」

梓「…私は別に構いませんけど…律先輩は大丈夫なんですか?」

律「何が?」

梓「澪先輩と別れたんですよね?」

ロッカー(ズバッと過ぎるわ!)

ロッカー(そんなあなたにオブラート!)

律「あ…唯から聞いたのか?」

梓「聞いたというか見ました」

律「何を?」

梓「キスしてるところ」

ロッカー(オブラアアアアアアアアアアアアトオオウウウウ!!!!!)

律「…」

梓「部室でいちゃつくのやめてもらいたいです」

律「そうだよな…辛かったろ?」

梓「だから、私は別にいいんです。それより律先輩です」

律「私?」

梓「一昨日、カッとなってでてっちゃいましたが本当は嬉しかったんです」

律「え?」

梓「私が苦しんでる事に気付いてもらえたと思ったから」

律「でもそれは自分のことで…」

梓「それでもいいんです。私は救われました」

律「それなら良かった」

梓「一人で立ち直るなんて無理なんです」

律「うん…辛かったよな…」

梓「律先輩…私じゃ駄目ですか?」

ロッカー(え?冗談だったのに)

ロッカー(律梓!律梓!律梓!律梓!)

律「えっと…それはどういう…」

梓「好きになっちゃったみたいです」

律「はは、でもそんな急に…」

梓「いきなりすぎるのは分かってます。自分でも困ってるんです」

律「…」

梓「でも真剣なんです」

律「梓。私は」

梓「待ってください」

律「お、おう」

梓「今言っても律先輩は断るに決まってるんですよね。だから…時間をください」

律「…」

梓「というか…時間かけてでもいいから、私を好きになってくれませんか?待ってます」

律「でも…」

梓「返事はいらないです。もし好きになってくれたら…律先輩から告白してくれませんか?」

ロッカー(梓ちゃん…)

ロッカー(りっちゃんじゃなければ恋も出来たのに…)

ロッカー(りっちゃんはまだ澪ちゃんが好きなのよね)

ロッカー(早く梓ちゃんに乗り換えればいいのに)

律「分かった」

梓「ありがとうございます」

唯「こんにちはー」ガチャ

澪「こんにちは」

律「お、おいーす」

唯「お!久々に4人集合だね!」

律「そうだなー」

ロッカー(空気)

ロッカー(私、空気)

律「昨日は休んでごめん」

澪「あ…うん」

律「元気ないぞー!」ワシャワシャ

澪「おい!髪の毛ぐしゃぐしゃにするな!」ゴツン

律「いて!」

澪「あ…ごめん」

律「はは、やっぱ澪はこうじゃないとなー」

澪「律…」

ロッカー(今まで通りに接するりっちゃん…切ない)

唯「ねぇねぇ久しぶりに練習しない?」

梓「唯先輩がそんなこと言うなんて」

唯「ひどーいあずにゃん」

律「でも最近練習してなかったからな。やりますか!」

唯「あ!そうだ!澪ちゃん昨日買ったお揃いのピック使おうね」

澪「…あ、うん」

律「…はは、おいおいいちゃつくなよー」

澪「いちゃついてなんか…」

ロッカー(まだりっちゃんを虐め足りないの!)

ロッカー(唯ちゃんの馬鹿!)

澪「うん!なかなかの演奏だったな!」

唯「あー疲れたー」

律「今日はもう終わろうぜー」

澪「まだ1曲通しただけなんだが」

律「澪も満足してたじゃんか」

澪「そうだけど」

唯「まぁまぁ澪ちゃん。久しぶりに皆で何か食べ行かない?」

律「いいねー」

梓「唯先輩そればっかり…まぁいいですけど」

澪「梓もそう言うなら…行くか」

ロッカー(皆に私は含まれてるのかしら)

ロッカー(ロッカーを辞めれば済む話)

ロッカー(どうしよう…)

梓「あ、澪先輩。少し相談したい事があるので残ってもらっていいですか?」

澪「うん。いいぞ」

梓「すぐ追いつくので先に下行っててもらっていいですか?」

律「了解。じゃ後でな」ガチャ

唯「早くおいでよー」

ロッカー(迷った私が馬鹿だった)

ロッカー(ロッカー命。これ定義)

澪「相談って何?」

梓「今日律先輩に告白しました」

澪「え…」

梓「だからもう律先輩傷つけるようなことしないでくださいね」

澪「…」

梓「行きましょうか」

澪「梓!」

梓「早くしないと皆さん待ってますよ?」

澪「梓は律のこと好きなのか?」

梓「はい」

澪「…」

梓「行きましょう」ガチャ

澪「うん…」

ロッカー(梓ちゃん…やるわね…)

ロッカー(まだまだロッカーから抜け出せないわ)

16日目!

ロッカー(ううーん)

ロッカー(土日挟むとやっぱり退屈ね)

ロッカー(早く誰か来ないかしら)

澪「…」ガチャ

ロッカー(あら澪ちゃん…真剣な顔しちゃって)

ロッカー(この前の梓ちゃんの一言が効いたのかしらね)

律「ちょっと早く部室来いって何?」ガチャ

澪「律…梓に告白されたのか?」

律「なんで知ってんだよ」

澪「…付き合ってるの?」

律「澪には関係ないし」

澪「関係あるよ!友達だろ?」

律「じゃあ何で唯とのこと私に教えてくれないの?澪の口から聞いてないんだけど」

澪「…誰から聞いた」

律「梓。キスしてたって」

澪「…」

律「あー…やっぱりあれ本当なんだ」

澪「あれは唯が!」

律「別に弁解する必要無いだろ」

ロッカー(あれ?また律澪しゅらばん?)

澪「そうだけど…」

律「じゃ、この話終わりな」

澪「待って。梓はどうするんだよ!」

律「何でそんなに喰いつくんだよ」

澪「律は私の事が好きなんだろ?梓と付き合ってなんて無いよな?」

律「お前が言えたセリフじゃないだろ!何なんだよもう!」

澪「…」

律「…」

梓「こんにちはー」ガチャ

律「梓。付き合おうよ」

ロッカー(ああもう思考回路ストップだわ)

ロッカー(バージョンアップ開始)

ロッカー(さああああああああああああああああ)

ロッカー(バージョンアップ完了)

ロッカー(よっしゃ!ばっちこーーーーーーーーい!)

梓「え?本当ですか?」

律「うん。よろしくな」

梓「…澪先輩になんか言われたんですか?」

律「澪は関係ないよ」

澪「そんな言い方しないでよ!」

律「はぁ…うざ…」

ロッカー(しゅらばんしゅらばん!)

ロッカー(わくわく!わくわく!)

澪「律の馬鹿…」グス

律「何で泣くんだよ」

澪「やだよぉ…」

律「は?」

澪「やだ…」

律「だから何?」

ロッカー(ぴくん!)

ロッカー(階段を駆け上る音!)

ロッカー(楽しみ…間違えた、嫌な予感しかしない!)

唯「澪ちゃん何で先に行っちゃうのー」ガチャ

澪「律が誰かと付き合うなんて嫌だよ!」

唯「…え?」

律「は!?勝手なこと言うなよ!」

唯「え、えっと何の話してるの?」

律「梓と付き合うことになった」

澪「やだ!!」

梓「澪先輩いい加減にしてください!」

澪「律の一番は私なんだ!律は私が好きなんだろ?」

律「思い込みも大概にしろよ」

澪「律は私と付き合えばいい!」

律「お前は唯と付き合ってるんだろ!」

唯「澪ちゃんそうだよ。私がいるよ?」

澪「それでも律は私のものだ!」

ロッカー(しゅらばんしゅらばんしゅらんばん!!)

ロッカー(どうなるの!?どうなっちゃうの!?)

唯「あまりりっちゃん困らせたら駄目だよ」

澪「律を困らせていいのは私だけだ!」

律「ざけんな!もう一人で喚いてろよ!」

梓「律先輩帰りましょうよ」

律「そうだな。行くぞ梓」

澪「ふざけてるのは律だろ!?律は梓のこと好きじゃないくせに付き合うなんて間違ってる!」

律「だからお前が言うな!もう帰る!」

澪「私と付き合え!」

律「うっさい!キスもできないくせに何言ってんだ!」

澪「出来るよ!」チュ

ロッカー(しゅらばんしゅらばんしゅらしゅしゅしゅしゅ)

ロッカー(シュシュシュシュシュ)

ロッカー(シュッポーーーーーーーー!!!!!!!!)

唯「み、澪ちゃん?」

律「何すんだよっ」ドン

澪「きゃっ」ドスン

律「澪のばかやろう!」ダッ

梓「律先輩!」ダッ

澪「律!」

唯「澪ちゃん待って!」ヒシッ

澪「離せ!」バッ

唯「澪ちゃんは私が好きなんだよね!?」

澪「律っ!」ダッ

唯「澪ちゃん!」ダッ

ロッカー(はじめて見ちゃった)

ロッカー(キス!)

ロッカー(接吻!)

ロッカー(ああ思い出しただけでも…)

ロッカー(シュボボボbッボボボボ)

ロッカー(シュポーーーーーーーーーーーー!!!!!)

ロッカー(シュポーーーーーーーーーーーー!!!!!)

ロッカー(シュポーーーーーーーーーーーー!!!!!)

ロッカー(シュッシュシュ…)

ロッカー(ふぅ…オーバーヒートしちゃったわ…)

ロッカー(あれ?皆どこいったの?)

17日目!

ロッカー(昨日の続きー!!!)

ロッカー(まだなの!?)

唯「…」ガチャ

ロッカー(唯ちゃん来た!)

ロッカー(あら…りっちゃんのドラム用の椅子に近づいて…)

ロッカー(何する気なの唯ちゃん!)

唯「りっちゃんがいなければ…」

ロッカー(駄目よ唯ちゃん!)

唯「…」キコキコ

ロッカー(微妙に椅子を高くした!!)

ロッカー(地味すぎる仕打ち!!!)

梓「こんにちは」ガチャ

唯「お、あずにゃん」

梓「律先輩の椅子に何したんですか?」

唯「汚れてたから掃除してたんだよ」

梓「そうですか」

唯「あずにゃん私の事もう好きじゃなくなっちゃったんだね」

梓「あんな酷いことしたくせに良く言いますね」

唯「でもまさかりっちゃんのこと好きとはなー」

梓「唯先輩には関係ないでしょ」

唯「関係あるよ!あれから澪ちゃんと気まずくなっちゃったんだよ」

梓「良かった」ニコ

ロッカー(梓ちゃん何で急に笑顔!?)

唯「え?」

梓「邪魔だったんですよね」

唯「あずにゃん…?」

ロッカー(まさか梓ちゃん!)

ロッカー(黒い!黒すぎるわ!)

梓「澪先輩嗾ければなびくと思ったんですが、まさかその通りになるとは思いませんでした」

唯「酷いよ…」

梓「酷いだなんて、そんなこと言える感情が唯先輩にもあったんですね」

唯「あずにゃんもしかしてまだ私の事…」

ロッカー(好きなのね)

梓「あははっ自惚れないでください」

ロッカー(漆黒の片思い(ダーク・ラビリンス))

梓「律先輩が好きなのは本当です」

唯「そう、なんだ…」

梓「唯先輩、私がいつまでも好きでいられると思うほど自分に価値があると思ってるんですか?」

唯「そんなことないよ」

梓「へー」

唯「本当だよ!」

ロッカー(いつになく毒舌)

ロッカー(しびれちゃうわ)

ロッカー(びりびりっ)

ロッカー(びりびりで思い出したけど、服を破る展開はいつ来るのかしら)

梓「私の理想は、私と律先輩がくっついて唯先輩は一人になることです。澪先輩はどうでもいいです」

唯「何それ」

梓「でも澪先輩邪魔なんですよね」

唯「…」

梓「澪先輩も唯先輩にはもう興味なさそうだし…」

唯「違うもん!澪ちゃんは私の事好きだもん!」

梓「へー」

唯「さっきからその見下すような返事やめてよ!」バチン

ロッカー(いたぁい!)

梓「何するんですか!」バチン

ロッカー(きゃあ!)

唯「先輩に向かって何するのー!」バチン

ロッカー(いやああ!!)

梓「先輩なら後輩を可愛がるべきでしょう!?」バッチン

ロッカー(きゃああああ!!!)

唯「いった…もう!」バシーン

ロッカー(あはん)

梓「っ…」バチーン

ロッカー(うふん)

律「外まで声響いてるぞ。喧嘩か?」ガチャ

ロッカー(りっちゃん!いいところだったのに!)

梓「律先輩!こんにちは!」

唯「りっちゃん…」

律「お、おい。お前らほっぺた真っ赤じゃないか!?何してんだよ!?」

梓「別に何も。ねー唯先輩」

唯「うん。なんでもないよ」

律「私のせいか?」

梓「違いますよ!律先輩は悪くありません!」

律「でも…」

唯「そうだよ。りっちゃん関係ないからすっこんでて」

律「…」

梓「律先輩にそんな口のきき方していいと思ってるんですか?」ニコ

唯「いいと思ってるからしてるんだよー」ニコ

梓「まだ分かってないようですね」ニコニコ

唯「中野さんこそ」ニコニコ

梓「…」バチン

唯「…」バチン

梓「…」バチン

唯「…」バチン

ロッカー(はぁはぁ)

律「おい…」

梓「黙ってて!」

唯「りっちゃんもぶつよ!」

律「…」

ロッカー(りっちゃん空気)

ロッカー(私と同類)

ロッカー(クソワロタwwww)

ロッカー(それにしても…いつまでビンタしてるつもりなのかしら?)

澪「…こんにちは」ガチャ

梓「…」バチン

唯「…」バチン

澪「何これ」

律「…よお」

澪「…おう」

ロッカー(勝負の傍らで律澪!!)

ロッカー(くふふふふふふ)

律「来たらこうなってた」

澪「止めなくていいのか?」

律「止めようとしたら怒られた」

澪「へぇ…」

梓「…」バチン

唯「…」バチン

律「…」

澪「…なぁ律」

律「何?」

澪「昨日はごめん」

律「…別に良いよ」

ロッカー(りっちゃん澪ちゃんお口チャック!)

ロッカー(二人の熱き闘いに集中できないじゃない!)

澪「自分でも勝手だと思うけど…それでもやっぱり嫌なんだ」

律「お前昔から自己中だもんな」

澪「何だよそれ」

律「そうやって睨むところも変わってないよなー」

澪「む…」

律「本当、昔からいつも一緒だったな」

澪「うん…」

律「これからも一緒に居たい」

澪「私もだよ」

律「友達として、だろ?」

澪「…」

梓「…」バチン

唯「…」バチン

梓「…」バチン

唯「…あ」

梓「どうしたんですか?」

唯「…あ、あれ」

梓「あ」

ロッカー(どうしたのかしら?)

ロッカー(唯ちゃんの指さす方って…)

ロッカー(ぬわああああああああああああんでええ)

ロッカー(なんでりっちゃんと澪ちゃんが抱き合ってるの!!??)

律「澪…離せよ」

澪「律のこと私が好きになればいいの?」

律「無理やり好きになるのって違うだろ…」

ロッカー(ああもうこんなに近くにいたのに私は何を見ていたの!)

ロッカー(目が一つだけじゃ足りない!)

ロッカー(って目は二つあるやないかーい!)

ロッカー(はぁ!こんなことしてる場合じゃないわ!)

唯「澪ちゃん!」

澪「うわ!」バッ

唯「何してるの!?」

澪「違うんだよ唯。これは…」

梓「何が違うんですか!人の彼女に手を出さないでください!」

唯「澪ちゃんに手を出したのはりっちゃんでしょ!」

梓「はぁ!どこに目ついてるんですか!」

唯「ここだよー。目の前にあるのに中野さんには見えないのかなー?」

梓「あぁ。それ目だったんですか?あまりにも汚かったので気付きませんでした」

ロッカー(小学生レベル)

ロッカー(ぷふっ)

律「お前らいい加減にしろよ」

唯「いい加減にするのはりっちゃんだよ!澪ちゃんを誑かさないで!」

梓「してませんから」

唯「したよね澪ちゃん!?」

澪「今のは私が抱きついたんだ」

唯「ふぇ?」

梓「あははははっ」

ロッカー(勝者の高笑い!)

律「…笑うなよ」

梓「すみません…」

ロッカー(逆転負け!残念!)

唯「どういうこと澪ちゃん?」

律「澪は悪くないよ。私が変な事言ったから」

唯「でも抱きついたのは澪ちゃんでしょ!?澪ちゃんは誰が好きなの!?」

澪「…」

律「唯だよ」

唯「私は澪ちゃんに聞いてるの!」

梓「今さら律先輩が好きだなんて言えませんよね」

唯「澪ちゃん!」

澪「私が好きなのは…」

ロッカー(私だったりして)

澪「…」

唯「澪ちゃん!何で答えられないの!?」

澪「うぅ…」ウルウル

唯「泣いても駄目!」

澪「ごめん…」

唯「誰!?」バチン

梓「いたっ!」

ロッカー(梓ちゃんを殴った!)

澪「ひぃっ!」

唯「私だよね!」

澪「唯!唯が好き!」

ロッカー(脅迫です)

梓「言わせたじゃないですか!」

唯「えー。違うよ。追い詰められたときに人は本音が出るでしょ?」

梓「いやいやいやいや」

唯「あずにゃんだって変な事言われるよりはこっちのがマシだよね?」

梓「ま…確かに」

唯「みーおちゃん」ギュ

澪「…」

律「よかったよかった!」

澪「律?」

律「これで丸く収まったんだろ?これからは仲良くしろよー」

澪「うん…」

ロッカー(え!?収まっちゃったの!?)

律「梓、お邪魔虫は帰ろうぜ」

梓「え?今来たばっかりなのに…」

律「なんだよ。私と帰りたくないのか?」

梓「帰ります!」

律「じゃーな。お幸せに」ガチャ

澪「…」

唯「澪ちゃん。二人っきりだね」スリスリ

澪「ああ」

唯「ちょっとこっち来て?」

澪「ん?」

唯「ここに座って」

澪「何?」ストン

ロッカー(私の目の前にー!!!)

唯「ここならドア開けてもすぐに見つからないからね」

澪「そうだね」

ロッカー(見つかっちゃいけない事するのね!)

ロッカー(でも私は見てるわよ!)

唯「よいしょっと」

ロッカー(澪ちゃんの足の上に座った!!)

ロッカー(セクシュアルハラスメントよ!)

唯「澪ちゃん大好き」チュッチュ

澪「ふぁ…ん…」

唯「澪ちゃんも私の事好きだよね?」

澪「うん」

唯「うんじゃなくてちゃんと言って」

澪「好きだよ」

唯「えへへ」

澪「唯」チュ

ロッカー(どうして両思いなのに)

ロッカー(澪ちゃんは泣いてるのかしら)

18日目!

律「…」ガチャ

律「…練習しよ」

ロッカー(りっちゃんが自主練!?)

ロッカー(嵐が起きないと良いけど)

律「ダムダムシャンシャン」

律「やりにくい…」

唯「ういーす」

律「おー、唯」

唯「りっちゃんが自主練してる!」

律「なんだそのアンビリーバボーって顔は」

唯「いやいや」

律「あ、馬鹿にしたなー」

唯「してないよー。私も一緒に練習しようかな」

律「おう」

唯「ジャカジャカ」

律「ダンダン」

唯「りっちゃん今日あまり迫力なくない?」

律「なんか踏みにくいんだよなー」

唯「あ!」

律「どした?」

唯「りっちゃんの椅子いつもより高くない?」

律「あー。そういえば」

唯「低くしてみたら?」

律「ああ」キコキコ

唯「どう?」

律「ダムダム!」

唯「おお!」

律「よし!さんきゅーな唯」

唯「どういたしまして」

律「なんで知ってたんだ?椅子高いこと」

唯「それはですね…」

律「ん?」

唯「あずにゃんが高くしてるとこ見ちゃったんだよ」

ロッカー(擦り付けた!!!!)

律「何であいつはそんな事…」

梓「こんにちは」ガチャ

ロッカー(そうよね!来るわよね!)

ロッカー(これでまた修羅場が見れるわ!!!!)

ロッカー(よっしゃあああああああああ)

律「おい梓。私に何か言うこと無いか?」

梓「今日も可愛いですね」

ロッカー(ま!おませさん!)

律「うふんってちげーよ!!」

梓「何ですか?」

律「いーす!高くしたろ?」

梓「え?あー!唯先輩この前椅子の前にいたのって!」

唯「ひゃい!」

律「唯!お前か!」

唯「うわあああんごめんねえええ」

律「全く…何でこんなことしたんだよ…」

唯「澪ちゃんがりっちゃんにとられちゃうと思ったから…」

律「何言ってんだよ…澪は唯が好きなんだろ?」

唯「りっちゃんの馬鹿」

律「いきなり馬鹿はないだろ」

唯「気付いてるんでしょ?」

律「何が」

唯「言わせないでよ」

律「何の事だよ」

唯「りっちゃんが帰った後、澪ちゃん泣いてたんだよ」

律「…」

ロッカー(あれは…うれし泣き)

梓「澪先輩が好きなのは唯先輩です」

唯「…」

律「ごめん。ちょっと行ってくる」

梓「どこに!?」

律「澪んとこ」ガチャ

梓「やだっ!行かないで!」

唯「あずにゃん駄目だよ!」

梓「う…ひっく…」ポロポロ

唯「あずにゃんも分かってるよね?」

ロッカー(私にはさっぱり分からないわ)

ロッカー(澪ちゃんは唯ちゃんのことが好きじゃないの?)

唯「あずにゃん元気出して」ギュ

梓「唯先輩…」ギュ

ロッカー(結局唯梓!?)

ロッカー(どうしてこうなった!)

澪「こんにちはー」ガチャ

唯「あ」

梓「あ」

澪「…」ガチャ

ロッカー(どうしてこうなった!)

梓「いいんですか唯先輩」

唯「いいわけないじゃん!」

梓「え?」

唯「澪ちゃん!」ダッ

梓「えぇ!?唯先輩!?」ダッ

律「澪いねーし」ガチャ

唯「うわっ」バターン

律「うおお!?」バターン

梓「何やってるんですか…」

澪「おい!何してるんだよ!」

ロッカー(もう何がなんだか)

澪「何で唯が律の…その…胸を…」

律「へ?うわあああ!どこ触ってんだ唯!」バッ

唯「事故だよ事故!」バッ

澪「最っ低!さっきだって梓といちゃついてたし、何なんだよもう!」

唯「澪ちゃん落ち着いて!」

澪「落ち着いてられるかー!」

ロッカー(修羅場というよりコメディじゃない)

ロッカー(もっとドロドロしたのが見たかったんだけど)

澪「昨日私の散々揉んどいて!誰でもいいのか!」

ロッカー(ぺっ?)

唯「わわわ。澪ちゃんしーっ!」

澪「もう唯なんて知らない!」プンスカ

律「唯お前、何してるんだよ!」

梓「さっき律先輩に話してたことと矛盾してるじゃないですか!」

唯「最後まではしてないよ?澪ちゃん恥ずかしがるから途中までだよ?」

律「そう言う問題じゃねーし!」

梓「唯先輩の馬鹿っ変態っ!」

唯「酷いよー澪ちゃん助けてー」

澪「いーっだ!」

ロッカー(詳細をどなたか…詳細を…)

律「澪、こっち来い。そんな奴の傍にいるな」

澪「うん」

梓「3人で仲良くしましょうねー」

唯「ええええぇん」

律「ところで澪…昨日は気持ち良かったのか?」

澪「ななん何言ってるんだお前は!」

律「私もその豊満なバストに興味がありましてね…」ワキワキ

澪「やめろー!」

梓「私だって律先輩の小ぶりな胸触りたいです!」ペタ

律「うわ!梓!手どけろ!」

唯「私も混ぜてー!」ドーン

ロッカー(ああパトラッシュ…もうすぐ天国にイケるんだよ…)ポタポタ

ロッカー(私も混ざりたい!)

ロッカー(この日のために私はロッカーになったのよ!)

ロッカー(出るとしたら今!)

ロッカー(皆!久しぶりね!)ガタ

ロッカー(ん?)

ロッカー(腰が引っ掛かって動けない!)

ロッカー(丁度唯ちゃんが蹴った部分が飛び出して嵌って…)

ロッカー(生き地獄ううううううう!!!)

ロッカー(何とかして何とかして出るのよ!)ガタガタ

梓「あのロッカーさっきから揺れてません?」

唯「中に何かはいってるのかなー?」

澪「あ、開けるのか?」

律「澪、さては怖いのかー?」

澪「違う!」

唯「なんだろう?」ガチャ

ロッカー(∵)

澪「きゃああ!」

律「何でムギロッカーの中で…」

梓「鼻血出しながら腰振ってるんですか…?」

ロッカー(∵)

唯「…」ガチャ

19日目!

澪「律ー今日律の家行ってもいい?」

律「いいよ」

梓「私も行きます!」

澪「何で!?」

梓「付き合ってるからです」

澪「は!?」

律「いや、一度付き合うって決めたらそんな簡単に別れられないだろ」

澪「やだ!梓と付き合っちゃやだー!」ギュウ

律「おいおい抱きつくなよ」

唯「私空気」

ロッカー(ああ皆いつもと変わらない)

ロッカー(昨日のは悪い夢だったのね)

律「あーもう。しゃーねーな」

澪「律?」

律「唯もこっち来いよ」

唯「りっちゃーん!!」

梓「むー」

律「そうむくれるな。皆で仲良くしようぜ」

澪「律優しい!」

律「惚れるなよー?」

唯「私は澪ちゃん一筋です!ねっ?」

澪「嫌」プイ

唯「りっちゃーん。澪ちゃんが虐めるー」ダキッ

律「よしよし」ポンポン

梓「私にもポンポンしてください!」

ロッカー(もう!皆可愛すぎるわ!)

ロッカー(修羅場もいいけど皆が仲が良いのが一番ね!)

こんにちは1です。
時間がないので今は続き書き込めないですが夜書きます。
今夜で終わりにします。残りちょっと。
ですので保守お願いします。
ロッカーへの愛を書き込んでくれるとロッカーが興奮します。
そいじゃまた夜に。

期待して待ってる

>>627
よ、よろしくお願いします///

ロッカーさーん早く来て―

20日目!

澪ちゃん「こんにちは」ガチャ

澪ちゃん「…」ガチャ

ロッカー(あら?)

ロッカー(澪ちゃんが来たような気がしたのだけれど)

律「相変わらず澪は怖がりだなー」ガチャ

澪「だだだってあんなことがあったのに一人でいられるか!」

律「仕方ないなー」

ロッカー(気のせいじゃなかった!)

ロッカー(律澪きた!)

ロッカー(りっちゃんは一昨日澪ちゃんに何を話すつもりだったのかしら?)

律「澪ー、お前唯いいの?」

澪「いいのっ!」

律「いい加減痴話げんか止めてくれないとこっちが気まずいよ」

澪「痴話げんかじゃない!」

律「はいはい」

澪「信じてないな?」

律「信じてるよ。澪の事だから」

ロッカー(告白!!!!告白しちゃいなさい!!!!)

律「澪が大好きだから」

澪「ん」

律「ずっと見てきたから」

澪「律」

律「これからもずっと一緒にいるから」

澪「約束だよ?」

律「ああ。だからお前は、自分の気持ちに素直になりなさい」

澪「…」

律「唯、悲しんでるよ」

ロッカー(え?唯ちゃんがどうして…)

ロッカー(は!?これは律澪と見せかけての唯澪!?)

ロッカー(高度テクニックを身に付けたわねりっちゃん!!)

唯「ちはー」ガチャ

律「ちょっと席外すわ」

澪「お、おい!」

律「しっかり話せよ」

澪「…」

律「唯、後でな」ガチャ

唯「りっちゃん?」

ロッカー(正統派百合のお時間です)

唯「…澪ちゃん」

澪「…唯」

唯「隣座っていい?」

澪「うん」

唯「澪ちゃんは頼りになるよね」

澪「そんなことないよ」

唯「そんなことあるんだよ。いつも澪ちゃんが助けてくれる」

澪「そう思ってくれるなら…光栄かな?」

唯「困ったときは澪ちゃんをいつも探してて、いつの間にか何もなくても澪ちゃんを捜してて」

唯「澪ちゃんを見つけるとすっごい胸がきゅんってなるの」

唯「澪ちゃんがいないと駄目なんだよ。これからも隣に居たい」

澪「…唯」

唯「澪ちゃんが好き」

澪「唯の馬鹿」

唯「ふぇ?」

澪「何で先に言うんだよ」

唯「えええ?」

唯「唯の無邪気なところも」

澪「唯の一生懸命なところも」

澪「全部私には無いもので憧れててキラキラしてて…」

澪「今も一緒にいて…すごいドキドキしてるんだ」

澪「唯…」

唯「うん」

澪「好き、です…」

唯「…」

澪「…」

唯「澪ちゃああん!!!」

ロッカー(澪ちゃああああああああああんん!!!!)ガタガタ

唯「…」

澪「…」

唯「りっちゃん呼んでくるね」ガチャ

澪「え…一人にしないでよぉ!私も行く!」

ロッカー(にやにやにやにや)ガタガタ

律「そうかー。よかったな!」ガチャ

唯「りっちゃんのおかげだよー!」

澪「律…」

律「ん。私は何て言うか…澪と近くにいすぎたから錯覚しちゃったのかな?」

澪「…」

律「そんな顔すんなよー。まだ解決しなくちゃいけない問題があるだろ?」

澪「うん」

律「2人のおかげで先に進めそうなんだ」

唯「りっちゃん…」

律「目を瞑ってちゃ駄目だよな」

ロッカー(解決しなくちゃいけない問題…梓ちゃんね)

律「梓が来たら話すよ」

梓「こんにちはー」ガチャ

律「タイミングいいな、おい」

梓「何の事です?」

律「なぁ梓」

梓「はい」

律「無かったことにして見なかったことにして生きることは簡単だよな?」

梓「もしかして…」

律「ああ。開けようと思う」

ロッカー(開けるのね!)

ロッカー(さぁりっちゃん、心のドアをオープン!!!)

ロッカー(くぱぁ)

律「何してんだー!!」ガチャ

ロッカー(くぱ?)

律「間違えました」ガチャ

唯「何で閉めちゃうの!?」

律「唯も見ただろ?なーんで最上級の笑顔なんだよ!」

唯「だからってこれじゃまたふりだしだよ」

律「分かってるよ!」

ロッカー(喧嘩しちゃ駄目!)

ロッカー(そうだここは私のとっておきの一発芸で…)

梓「もう私があけます!」

律「梓!」

唯「頑張れ!」

梓「いい加減に出てきてください!」ガチャ

ロッカー(まんぼー)

ロッカー(なんて卑猥な響き…)

梓「幻覚が」ガチャ

唯「閉めちゃった…」

律「うん。これは仕方ないよ」

梓「あわあわあわ」

唯「あずにゃんは初めてのご対面だね」

律「あれは1年のクリスマスだった…」

唯「今でもトラウマだよ」

律「ところで澪、いつまで震えてるんだ?」

澪「あ…あは、私とした事が」

律「次、澪の番だぞ」

澪「」

律「昨日は唯、今日私と梓が挑戦した」

澪「む、無理だよ!」

唯「澪ちゃんなら出来るよ!」

澪「唯…。う…うわあああああ」ガタガタ

律「おお!直接開けずにロッカーを揺らして出てこさせる作戦か!」

ロッカー(いやあああああ!!!)

澪「うわああああああ」ガタガタ

ロッカー(駄目!澪ちゃん!)

ロッカー(そんなに揺らしたら…)

唯「なかなか出てこないなぁ」

梓「しぶといですね」

澪「うわあああああああああああ」ガッタンガッタン

ロッカー(もうダメ!駄目だよぉ!)

ロッカー(そんな激しくしたら出ちゃうよぉ…!ら、らめぇえええええ!!)

澪「うわああああああ」ガッターン

律「ロッカーごとなぎ倒した!」

ロッカー(で、でるううううううううううう)コロン

紬(はぁはぁ…出ちゃった…)ポッ

唯「出たー!!」

律「ポッじゃねぇよ!!」

梓「きゃあああああ!!」

澪「」チーン

唯「澪ちゃんさっすがぁ」ギュウ

澪「えへっ…そんなことないよ…」デレデレ

律「はいそこいちゃつかなーい。先にこっちな」

唯「合点承知の助!」

梓「ムギ先輩、何してたんですか?」

律「最近学校来ないと思ってたら」

唯「1…2…4週間も学校来なかったんだよ?心配してたんだよー」

澪「ずっとここにいたのか?」

紬「皆聞いて!私…私は…!」

梓「ムギ先輩が喋った!」

律「久しぶりにこの声聞いたぞ!」

唯「久しぶりムギちゃん!」

澪「今!?」

唯「ムギちゃん!何!?」

紬「私は…どこのカップリングに混ぜてもらえるのかしら」

梓「」

律「」

澪「」

唯「カップリングぅ?」

紬「カップリング…恋仲と考えてもらっていいわ」

紬「この4週間ずっとあなたたちを見てきたけどとても興味深いものだったわ」

紬「唯澪、律梓、律澪、梓澪、唯梓」

紬「でも良く考えてみて」

紬「軽音部は何人?」

紬「そうよね。5人です」

紬「私が入ってないじゃない!」プンスカ

紬「唯紬、律紬、澪紬、梓紬」

紬「わほーーーーーいい!!!!」

紬「でねでね、ずっと考えてたんだけど2人である必要ってあるかしら」

紬「3人でも4人でもお互いが納得してたらそれでもいいと思うのよ」

紬「ぜひね、唯紬澪でここはひとつ」

紬「この前の続きをね」

紬「この前って言うのは澪ちゃんの乳房の話よ」

紬「立ち会わせてもらえたら嬉しいわ」

紬「あ、でもりっちゃんと梓ちゃんのささやかな膨らみを愛でる会もいいと思うわ」

紬「私は大きくても小さくても構わないの」

紬「普段はベスト、ブラウス、ブラの3重のロックに隠されてる幻のルビーを見れるってだけで興奮しちゃうわ」

紬「そうだ!むしろ皆で楽しまない!?」

紬「そしたらもう修羅場とはおさらばよ」

紬「さらばしゅらば…ぷっ」

紬「笑ってる場合じゃないわ!」

紬「せっかくだから>>612->>641も一緒にね!」

紬「ただし女子に限る」

紬「>>628は人気者だから今回はご遠慮願おうかしら」

紬「あと途中に憂ちゃんいたけど早く自分のスレに戻ってね」

紬「一番いやらしい身体は澪ちゃんよね」

紬「唯ちゃんはどんなふうに攻めるのかしら」

紬「優しく?唯ちゃん。優し過ぎても物足りないから気をつけてね」

紬「澪ちゃんは恥じらうの?それとも二人きりだと豹変しちゃうのかな」

紬「りっちゃんは強がってるけど、その強がってる感じを抑えつけて無理やりしたいわ」

紬「もう…何をかなんて聞かなくても分かってるでしょ?」

紬「梓ちゃんの幼い身体を女性のボディに開発するのも楽しそう」

紬「はぁはぁはぁはぁ」

律「ムギ…お前ってやつは…」

唯律澪梓「やんちゃ過ぎ!!!」

紬「きゃぁ」ビクッ

紬(みんな何で怒ってるの??)

紬(怖い…逃げなきゃ…)

紬(でもどこに…はぁっ!!)

紬(あの中なら!)イソイソ

ロッカー(助かったー)ガチャ

ロッカー(おしまい!)

律「勝手に終わらすな!」ガチャ

ロッカー(ひいっ)

梓「今からお説教です!」

唯「お菓子もってこーい!!」

澪「見たこと聞いたこと全部忘れろ!!!いいな!!!」

ロッカー(皆が私を求めてる)ハァハァ




おわり

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