小五郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」(343)

小五郎「・・・・・・・・・・・・・」

目暮警部「いや~毛利君!今回もお手柄だったな!」

コナン「(ふう、今回も事件解決っと!)」

小五郎「・・・・・・・・」

目暮警部「まさかあんなトリックだったとはなあ~。毛利君!君にはいつも感心さ

せられるよ!」ばんばん

小五郎「・・・・・・・・」

目暮警部「…?毛利君?」

小五郎「・・・・・・・・」

コナン「やッべッおっちゃん眠ったままだ!…まあ事件も解決したし別にいいか

!」

目暮警部「おい!毛利君!何寝てるんだ!(笑)」ゆっさゆっさ

小五郎「・・・・・・・・」がくがく

目暮警部「し、死んでる・・・!!!」

コナン「えっ?」

蘭「えっ?」

目暮警部「毛利君!毛利君!!」ゆっさゆっさ

小五郎「・・・・・・・・」かくかく

コナン「ちょ・・・マジかよ・・・」

蘭「イヤアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

数時間後、小五郎の遺体が運び込まれた病院

蘭「お父さん・・・」ヒックヒック

目暮警部「何故・・・毛利君が・・・」

がちゃ

医師「・・・」

目暮警部「あの、死因は・・・?」

医師「毛利さんは、不眠症か何かだったのでしょうか・・・?」

蘭「・・・いや、そんなことはないと思います・・・」ヒックヒック

コナン「・・・(まさか・・・)」

目暮警部「それはどういうことなんですか?毛利君の死因はなんだったのですか?」

医師「・・・かなり強力な睡眠薬による、中毒死です。超即効性のもので、長期間にわたって使用されていたかと・・・」

目暮警部「・・・?」

コナン「・・・(おいおい)」

医師「それと、とてもわかりにくいのですが・・・首筋に細い針のようなもので刺された跡が大量にありました。おそらくその針で睡眠薬を注入していたのかと・・・」

目暮警部「他殺か・・・?」

医師「いえ、先ほどもいいましたようにかなり長期間にわたって薬を摂取したことによる中毒死ですので、一概には言えないと思いますが・・・。」

目暮警部「でも自分で針を刺していたとは考えにくいでしょう・・・。不眠症でもないらしいし、そもそも錠剤がある」

医師「ええ。事故にしろ他殺にしろ、睡眠薬の注入は他人が行っていたでしょう。それとこんな強力な睡眠薬はそう簡単に手に入りません。
その人物が自分で薬を調合していたと考えるのが妥当かと思われます」

目暮警部「ふうむ・・・」

蘭「・・・あの、私今日はもう家に帰ります。お母さんが来たらよろしくお願い

します。ほらコナン君、帰ろ?」ヒックグスン

目暮警部「・・・ああ、わかったよ。(蘭君、どうか気を確かに持ってくれよ…)」

コナン「・・・」

帰り道

蘭「・・・お父さん・・・!!」ヒックヒック

コナン「・・・(蘭・・・)」

蘭「コナン君、これからあたしたちどうしよっか・・・」

コナン「う、う~ん、わかんないや。あ、ごめん蘭姉ちゃん。
    僕今日は博士の家に泊まるよ!じゃ!(とりあえず博士に相談しないと・・・!)」タッタッタッタ…

蘭「・・・」

阿笠邸

コナン「おい博士!」

博士「おおなんじゃ新一、いきなりどうしたんじゃ?」

コナン「やべえぞ!おっちゃんが睡眠薬のショックで死んじまった!」

博士「なんじゃと!…あ、わかった!冗談じゃろ?お前頭まで子供になったのか?」ハハハ

コナン「ちげえよマジだ!今日はある山荘で殺人事件を解決したんだけど…。眠らせたおっちゃんがそのまま起きずに逝っちゃったんだよ!」

博士「・・・ええ~・・・」

コナン「・・・どうすんだ。警察の調べではもう睡眠薬の中毒で死んだってバレちまってるぞ!」

博士「あ、あ、安心せい。そう簡単にバレやしないよ・・・」

コナン「でも・・・!」

ガチャ

灰原「あら、何のお話?」

コナン「あ、あ、ん、な、なんでもない」

博士「そうじゃよ哀君。早く寝なさい」

灰原「・・・そう。じゃあ別にいいんだけど。・・・毛利小五郎の近くにいて強力な睡眠薬を自作できる人物、
   そしてその人物と近しく、尚且つ毛利小五郎に毒針をさすチャンスが長期間に亘ってある人物はどこにいるのかしらね?」

コナン「おま・・・聞いてたのかよ・・・」

博士「・・・ワシらしかおらんな。コナンの場合は蘭君も該当するが、コナンは

   ちょっと調べられたら素性がバレてしまうし・・・」

コナン「終わった・・・」

灰原「工藤君が捕まったら私まで困るわね・・・。素性がばれたら黒の組織に殺されるわ。だから自首も無理よ・・・」

一同「・・・・・・・・」

コナン「・・・誰かになすりつけるしかないか・・・(でも、なすりつけが可能な、すなわち博士ともおっちゃんとも親しい人物は・・・)」

灰原「それしかないわね・・・。遺書を書かせて殺す?」

博士「おお!助かるのか!やった!」

コナン&灰原「(博士はどう転んでももうアウトだよ・・・)」

コナン「なすりつけるためには・・・(博士には死んでもらわないと辻褄が合わなくなるな)」

灰原「・・・ねえ博士、博士が私に依頼してた一度飲めば永遠に絶倫になる薬が完成したから飲んでみない?(青酸カリを飲ませて自殺に見せかけよう)」

博士「ほう!!どれ飲んでみよう!!」

灰原「ハイ、これよ!ちょっと苦いかもしれないけど途中で飲むのやめたら効果なくなるから一気に飲んでね!」

博士「よおし」ごくり

博士「ぐえっ」ばたり

灰原「・・・OK、死んだようね。私は今から警察に電話して博士が自殺したって言うから、
工藤君は早く自分の仕事をして!あ、これを持って行きなさい!飲ます時には自分の指紋を拭きとってからね!」

コナン「おお!これは青酸カリ!ナイス灰原!じゃあ俺は蘭の方をサクッとやってくるぜ!」

毛利探偵事務所

蘭「お父さん…!お父さん…!!」ヒックヒック

ガチャ

コナン「・・・蘭ねえちゃん、ただいま」

蘭「コナン君・・・!泊まってくるんじゃなかったの?」

コナン「いや、いや、蘭ねえちゃんが寂しいだろうと思ってさ・・・(蘭、すまねえ・・・)」

蘭「コナン君・・・ありがとう!」

コナン「いやいや、それよりも今日は色々会ったし疲れたでしょ?博士からいい物をもらってきたんだ!」

蘭「いいもの・・・?」

コナン「コレさ!頭がスッキリして気分が落ち着いて物事を冷静に考えることが出来てついでに痩せれる薬らしいよ!」

蘭「・・・そう。でも、お父さんも何かの薬のせいで死んじゃったって言うし・・・」

コナン「大丈夫だよ!博士もよく飲んでるらしいし!」

蘭「・・・コナン君がそこまで言うなら・・・」

コナン「あ、ちょっと待って!容器が汚れてるから拭くね!」ふきふき

コナン「(直接触らないように・・・)・・・ハイ!しっかり握って飲んでね!」コトッ

蘭「あ、ありがとう・・・。じゃ、いただくわね・・・」

コナン「・・・(よっしゃ・・・)」

蘭「・・・」ビチャ

コナン「あ・・・?蘭ねえちゃん?どうして薬を捨てちゃうの?(まさか毒だとわかったのか!?)」

蘭「・・・駄目よ・・・コナン君・・・いや、新一・・・!」

コナン「!?・・・はは、なに言ってんだよ蘭ねえちゃん(おいおい)」アハハ

蘭「・・・実はあたしずっと前から気づいてたのよ、新一がコナン君だってこと・・・」

コナン「・・・(そんな馬鹿な・・・)」

蘭「でも新一にも何か理由があるんだろうと思ってた・・・。だから新一が黙ってるならあたしも触れないでおこうと思ってたのよ・・・」

コナン「ははは、冗談きついな~。そんな訳ないじゃない。だいたい証拠でもあるの?」

蘭「・・・ハア。あのね、コナン君は新一がいなくなった日に現れたのよ?この時点で出来過ぎてる。それに小学一年生としては賢すぎるし、
  コナン君ここに来て初めて小学校に行った日の体育で、サッカーボールを蹴っただけでゴールのネットを突き破って木をへし折ったらしいじゃない。
  これはどうせ博士の作った機械か何かでやらかしたんでしょう?」

コナン「・・・・・・・・・・・」

蘭「お父さんだって気づいてたわよ?だいたい眠ってる間に事件を解決してた、なんて何度も続けば誰だっておかしいと思うわよ。
  それが始まったのがコナン君が来てからだった・・・。だからあたしはお父さんに頼まれて、事件があった時、こっそりとあなたを観てたわ。
  そしたらその腕につけてる時計から変な針を出してお父さんを眠らしたと思ったら、お父さんの声で話し始めるんだもん。笑っちゃうわよ。本気でバレてないと思ってたの?」

コナン「・・・・・・・・・・・」

蘭「それに気づいて、最初はお父さんもあなたを詰問しようとした。でもよく考えたらあなたが事件を解決しだす前はウチは仕事が全くなかった。借金だって相当あったわ・・・。
  でも、眠りの小五郎として名をはせるようになってからは借金も返してまともな生活を遅れるようになった。ウチにはあなたが必要だったことがわかったのよ」

コナン「・・・・・・・・・・・」

蘭「あの即効性の睡眠薬のことはずっと気にかかってたけど、もう仕方なかったのよ・・・。お父さんも何時死んでもいいって納得してたわ。あなたには感謝してるぐらいよ。
  ・・・だから今日お父さんが死んだとき、犯人はすぐにわかった。」

コナン「・・・・・・・・・・・」

蘭「あなたが博士の家に行くことはわかりきってたけど、さっき帰ってきたのには驚いたわ。まあこの薬を渡された時点で目的はわかったけど・・・。」

コナン「・・・・・・・・・・・」

蘭「・・・で?あなたは殺そうとしたのよね?あたしを。大方、あたしを自殺に見せかけて殺して、罪をあたしに擦り付けるつもりだったのかしら。
  ・・・だとしたら睡眠薬の考案者の博士も死なないといけないけど・・・」チラッ

コナン「!!・・・・・・・・・・・」

蘭「・・・まあそれは別にいいわ。あたしにとって重要なのは、あなただから。それにお父さんが死んでしまったのは不可抗力。あたしはあなたを通報したりはしない」

コナン「・・・(蘭・・・?)」

蘭「・・・あたしは・・・あなたが好きなのよ・・・。わかってたでしょ・・・?新一・・・」

コナン「・・・・・(まあ、なんとなく・・・)」

蘭「・・・だから、あなたはあたしが守る」

コナン「え・・・?」

蘭「あたしは新一を守るわ。だから、コナン君には消えてもらわないといけない・・・」

コナン「・・・どういうことだ・・・?」

蘭「あなた、何も考えてないのね。もしあたしに罪を擦り付けて殺せたとしても、そしたらあなたはこの家に独りになるわよ?
  博士も死んだのなら引き取り手もない。あったとしても同居人が二人も死んでる。身元は確実に調べられるわ。・・・そうなったら困るんじゃないの?」

コナン「・・・・・・・・・(やっべえ・・・)」

蘭「・・・だから、あなたが助かるには江戸川コナンとしての自分を消すしかないわ」

コナン「そんなこといっても・・・・・・・・」

蘭「あなた何度か新一に戻ったことあったじゃない?あれはどうやったの?」

コナン「あれは・・・ええと、最初は白乾児って言う酒を飲んだら一時的に戻ったんだ(本当に全部バレてるな・・・)」

蘭「パイカル・・・ああ、服部君が持ってきたやつね。あとは?戻ったの一度じゃなかったでしょ?」

コナン「ああ、(これ、話していいのかな・・・)後はそのパイカルの成分を元に灰原が作ってくれた薬を飲んだんだ。まあそれでも一時的にしか戻れないんだけど。」

蘭「・・・そう。じゃあ灰原さんも普通の小学生じゃないのね?」

コナン「・・・(すまん灰原・・・)ああ、そうだよ。俺と同じだ」

蘭「・・・そう。なら今はとりあえずその薬の入手が最優先ね。」

コナン「そうなるの・・・か?」

蘭「・・・いざという時のためによ。あなたが一時的にでも戻りさえすればそのときコナン君はいなくなる。もともと存在しない人間なんだから、普通の人より消えるのは簡単だと思うわ・・・」

コナン「・・・・・・・・・・・・」

蘭「・・・じきに警察が阿笠博士を訪ねるかもしれないわ・・・。早く取りに行きましょう。で、阿笠博士はどうしたの?もう殺したの?」

コナン「・・・・・ああ。死亡確認してたのは灰原だけど・・・。」

蘭「そっか・・・。どんな方法で殺したの?」

コナン「灰原が薬を飲ませてだ・・・。おそらく青酸カリだ。」

蘭「・・・・・・・・そう。早く取りに行きましょう。」

阿笠邸

ガチャ

コナン「灰原~。帰ってきたぞ~。ちょっと訳あって蘭もいるけど・・・」

蘭「・・・お邪魔します。・・・」

シーン

コナン「あれ?灰原?・・・博士の死体がない・・・。」

蘭「・・・・・・・」

ガチャ

灰原「あら、帰ってたのね。気づかなったわ」

コナン「おい!灰原!博士の死体がないぞ!どういうことだ!?」

灰原「死体?そんなものあるわけないじゃない。博士は死んでないんだから・・・。」

蘭「・・・・・・・」

コナン「・・・どういうことだ?」

灰原「あたしが博士と一芝居打ったのよ・・・。それより良いの?この人の前でそんなこと言って・・・」

コナン「ああ、大丈夫だ。俺の正体はもうバレてる」

灰原「・・・・・・・・・・」

蘭「・・・・・・・・・・・」ペコリ

灰原「まあ・・・それなら仕方ないけど・・・」

コナン「それより博士がどうなったのか教えてくれよ・・・」

灰原「毛利小五郎が死んだ時点で、阿笠博士が疑われるのは時間の問題だった・・・。それは工藤君もわかってたでしょ?」

コナン「・・・ああ。博士はどう転んでもアウトだったはずだ。だから博士は諦めて、こっちにまで火の粉がかかれないように殺したんじゃないのか?」

灰原「そうよ。でもあたしは今ここで殺してはまずいと思ったの。時間が足りないわ。あなたが蘭さんを犯人に仕立て上げたとしても、蘭さんでは不自然だと思った。
   だから博士を騙してとりあえず逃亡させることにしたの。博士にはあなたを騙したと思い込ませてあるわ・・・」

コナン「・・・・・?」

灰原「あなたさえいなくなれば、全てを博士になすりつける事が出来る・・・。
   博士があなたのことを工藤新一だといったところで誰も信じやしないわ。そんなことを言ってたらすぐに組織に消されるだろうし・・・」

コナン「・・・う~む」

灰原「で?あなた、何しに戻ってきたの?彼女まで連れてきて・・・」

コナン「ああ・・・。・・・あの薬がいるんだ。ありったけくれないか?・・・・・これは蘭の意見なんだが・・・」

蘭「・・・・・・・・・」

灰原「・・・あたしの考えてたことと同じね」

まだ見てくれてる人いますか?
もしいたら申し訳ないですがちょっと落ちます
2、3時間後もスレが残ってたら続きを書きます
ここまで読んでくれてありがとうございました

コナン「・・・で、薬はあるのか?急がないとやばいぞ・・・」

灰原「あるわよ。待ってて」タッタッタッタ・・・

蘭「・・・博士は泳がせてある・・・か」

コナン「蘭?どうした?」

蘭「いや・・・。それよりも、こうなったら哀ちゃんも連れて行かないといけないわね。」

コナン「・・・・・・・」

ガチャ

灰原「お待たせ。・・・作った時期はまばらだけど、50錠はあるわ」

蘭「・・・ありがとう灰原さん」

灰原「どういたしまして。それよりこれからどうするの?」

コナン「どうするんだ?蘭?」

蘭「とりあえずここを離れましょう・・・。二人ともウチに来てちょうだい。灰原さん、残してたら困るものは・・・?」

灰原「もう処分してあるわ。この薬とアポトキシン4869に関する研究データ・・・。あたし達ふたりの幼児化に関するデータ全てよ」

コナン「・・・・・(仕事が速いな・・・)」

蘭「・・・OK、わかったわ。じゃあ行きましょう・・・」

毛利探偵事務所

蘭「さて、これからどうするかだけど・・・。罪は阿笠博士に被せます。あなた達2人も小さいとはいえこのままじゃ身元を調べられてまずいことになる・・・。
なら今の立場はもう捨てるしかないわ。あなた達は失踪したことにして、とりあえずウチに隠れててもらうってのはどう?」

コナン「・・・・・オレはもともとこの家に住んでるんだけど・・・」

灰原「あたしもその案には賛成しかねるわ・・・・・。危険すぎる」

蘭「・・・そう。どこかいい場所はないかしら・・・?面倒な手続きもなくて、追っ手が来ず、確実に隠れられる場所・・・」

コナン「う~ん」

灰原「・・・あるじゃない」

コナン「え?」

灰原「工藤の本当の家よ・・・。どうしてさっきまで気がつかなかったのかしら・・・」

蘭「あ・・・・・そういえば・・・」

コナン「俺の家かよ・・・!?」

蘭「・・・あたしそこら辺の事情には詳しくないんだけど、あそこ、新一がいない間、どうなってるの?」

コナン「誰もいないはずだけど・・」(沖矢が登場する以前の話ということにさせてください…)

灰原「ここならいいでしょう・・・?」

蘭「…そうね。新一、良い?」

コナン「良いよ。まぁそこしかないし…。(灰原と共同生活か…)」

灰原「決まりね」

蘭「・・・そうと決まれば早く移動するに越したことはないけど・・・。また博士の家に近づかないといけないわね。そういえば灰原さん、博士は今どうしてるの?」

灰原「「あたしがなんとかしとくから、博士は早くここから離れて。事が落ち着いたらこちらから連絡するわ。」と言ってあるわ・・・」

蘭「そう・・・じゃあ博士は携帯電話を持ってるのね?」

灰原「ええ」

蘭「じゃあいつ博士に警察から電話が行くかわかったもんじゃないわね・・・音を上げて自首するかもしれない。それまでに二人は身を隠さないとまずいわ」

灰原「それまでにあたしたちは身を隠さないとまずいわ」

コナン「(話がどんどん進んでいくな・・・)」

蘭「急ぎましょう」

灰原「ええ」

コナン「いや・・・」

蘭「?どうしたの、新一?」

コナン「蘭は残ってた方が良いんじゃないか?ここにはいつ電話があるかわからないし、俺達と一緒に歩いてるのを誰かに見られたら、あとで困ることになるかもしれない・・・。
    電話もいくらでも誤魔化せるかもしれないが、疑いは少しでも持たれない方が良い。俺達の罪を消すのは諦めて、俺達を消すことにしたんだろ?なら蘭が俺達といたらまずい」

灰原「・・・確かにあなたの言う通りね。工藤くん、二人で行きましょう」

蘭「・・・仕方ないわね。くれぐれも気をつけてね・・・」

コナン「ああ・・・」

コナン&灰原 工藤家への途中

コナン「ったく、俺は探偵のはずだったのに、わざとじゃないとは言え殺人者に転落しちまったぜ・・・。
    俺としたことが、毎日のように起こる事件に夢中になって、おっちゃんの健康をおろそかにしちまうとは…」

灰原「・・・」

コナン「はぁ・・・」

灰原「あの」

コナン「あん?」

灰原「ずっと気になってたんだけど・・・」

コナン「なんだよ・・・」

灰原「・・・あたし達の正体を知ってる人って、まだいたんじゃないかしら」

灰原「あなたの親じゃないわよ?」

コナン「・・・服部のことか?あいつは・・・」

灰原「あの人、今回のことを知ったら・・・」

コナン「・・・」

灰原「黙ってると思う?」

コナン「・・・」

毛利探偵事務所

蘭「・・・お父さん・・・・・」ハア

蘭「・・・しっかりしないと」

プルルルルルルルルルルルルルル

蘭「!!・・・」

ガチャ

蘭「はい毛利です」

阿笠博士「あ・・・?蘭君?え・・・?」

蘭「・・・博士、何か用ですか?」

阿笠博士「い、いや・・・そうだ、しんい・・・いや、コナン君はいるかね?ちょっと話があるんだが・・・」

蘭「・・・・・。コナン君?博士の家にはいないんですか?そっちに行ったと思ってたんですけど・・・こっちには帰ってきてないですよ」

阿笠博士「・・・あ、ああ・・・そうか・・・。う、う~ん、すまん、ちょっと取り込んでて・・・。またかけ直すよ・・・」ガチャッ

蘭「・・・・・・・・・・・」

コナン&灰原 工藤家への途中

コナン「・・・お前、何が言いたいんだ?」

灰原「・・・疑いは少ないにこしたことはない。危険因子は少ないに越したことはない・・・あなたが言ったのよ?」

コナン「・・・・・・・・・・・」

灰原「もう後戻りは出来ないわ・・・。この計画に綻びは許されない。
   それに蘭さんはあなたに殺されようとしたのにわたし達を守ってくれようとしているのよ?・・・・・いまさら退けないわ・・・」

コナン「・・・わかってるよ」

灰原「・・・それならいいのよ・・・・・」

コナン「・・・・・・・・・・・・」

灰原「・・・・・見えてきたわね・・・」

毛利探偵事務所

蘭「阿笠博士・・・」

蘭「(二人はちゃんと着いたかしら?今の電話の感じだと、博士、そうとう焦ってる・・・)」

蘭「(あたしがまだ生きているとバレたし、灰原さんからの連絡も一向に来ない・・・。音を上げるのも時間の問題ね。)」

蘭「・・・」

プルルルルルルルルルルルルル

蘭「・・・・・また博士かしら・・・」

ガチャ

蘭「・・・はい毛利です」

警察官「あ、毛利さんのお宅ですか?警察です。・・・あの、娘さんはいらっしゃるでしょうか?」

蘭「・・・あたしですが」

警察官「そうでしたか。あの、お父さんの事件についてなんですが・・・ちょっとお話があるので、捜査員が伺っても宜しいでしょうか?」

蘭「・・・。はい、構いませんよ」

警察官「そうですか。こんな大変な時にすいませんね・・・。では10分ほどでウチの者がお宅を伺いますので…協力宜しくお願いします」

蘭「・・・はい、わかりました・・・」

10分後 毛利探偵事務所

蘭「警察・・・」

コンコン

高木刑事「すいませーん!警察でーす!!蘭さーん!」

蘭「あ、はい・・・」

ガチャ

高木刑事「あ、いきなりすいませんね。こんばんは!」

佐藤刑事「蘭ちゃん・・・この度は・・・・・なんといっていいか・・・お気の毒さまでした・・・・・(高木お前ちょっと黙ってろ)」

蘭「・・・・・いえ・・・」

高木刑事「・・・・・・・・・・・」

佐藤刑事「・・・・・で、さっそく要件なんですが、・・・小五郎さんの事件に進展があったの」

蘭「・・・・・」

蘭「進展、ですか・・・」

佐藤刑事「その、参考人というか、事件に関係があると思われる人物があがったの」

蘭「はぁ・・・」

佐藤刑事「その人物っていうのが、・・・阿笠博士なの・・・・・・」

蘭「(・・・・・・・・・・)え・・・!?阿笠博士・・・?」

佐藤刑事「・・・」

蘭「博士とお父さんの事件になんの関係が・・・?」

佐藤刑事「・・・蘭ちゃんも小五郎さんが亡くなったのはかなり強力な睡眠薬による中毒によるものだというのは知ってるわよね?」

蘭「・・・・・はい・・・」

佐藤刑事「その薬なんだけど、それがとてつもなく速効性なもので日本はおろか、世界でも類を見ないほど強力なものらしいの」

蘭「・・・」

佐藤刑事「で、あたし達も初動捜査から考えてたことなんだけど、…小五郎さんに薬を盛った人物を
     仮に悪意を持った「犯人」とするとだけど…薬はその「犯人」が自作した、という可能性がとても高いの・・・」

蘭「・・・・・・・・・・・」

佐藤刑事「だからその方面で捜査を開始したんだけど・・・そんなことが出来そうで、小五郎さんに近い人物といったら・・・・・」

蘭「(・・・・・)それが阿笠博士、ですか・・・」

佐藤刑事「・・・ええ」

蘭「それは・・・・信じがたいです。阿笠博士がそんなこと・・・・・」

佐藤刑事「あたし達もそう思ってたわよ・・・。それでさっき博士の家に行ってきたの」

蘭「・・・(もうそこまで進んでるのか・・・危なかった・・・)」

佐藤刑事「でね?・・・・・・・もぬけの殻だったのよ。明かりも付けずに真っ暗け。呼び鈴を鳴らしてもまるで反応なし。まだ中の探索は出来てないけど、まず間違いなく誰もいないわ」

蘭「・・・」

佐藤刑事「おかしいでしょ?携帯電話にも出ないし…」

蘭「・・・たまたま外に出かけてるんじゃないんですか?」

佐藤刑事「そうだと良いんだけどね・・・。このままだと捜査状が下りて強制捜査に
なるわ・・・」

蘭「・・・」

佐藤刑事「・・・・・・・」

蘭「話はそれだけですか?」

佐藤刑事「いや・・・。・・・」

蘭「・・・・・なんですか?」

佐藤刑事「えっと、その、・・・・・気分を悪くしたらごめんなさいね・・・」

高木刑事「阿笠博士を匿ってはいませんか?もしくは灰原哀ちゃん!」

蘭「えっ・・・」

佐藤刑事「あ、ごめんね蘭ちゃん、確認作業として聞いてるだけだから・・・。本当にごめんなさい(高木君お前ちょっと黙ってろ)」

高木刑事「・・・・・・・・・・・」

蘭「(・・・・・)匿ってなんかいませんよ・・・。というか哀ちゃんは博士と一緒にいるんじゃないですか?」

佐藤刑事「多分そうだろうね・・・・・」

蘭「・・・・・・・・・・・・。あの、すいません。あたしも言っておかないといけないことがあるんです・・・」

佐藤刑事「?なにかしら、なんでも言ってね?」ニコッ

蘭「・・・すいません。・・・さっき阿笠博士から電話がありました」

佐藤刑事「ええ!?いつ!?」

蘭「さっき警察の方から電話があった少し前です」

佐藤刑事「・・・!!どんな内容だったか覚えてるかしら?」

蘭「えっと・・・コナン君はそこに居るか?って・・・」

佐藤刑事「・・・?どういうことかしら?そういえばコナン君は・・・?」

蘭「それが・・・・・お父さんの病院から帰る道で、突然「今日はちょっと阿笠博士の家に泊まってくるよ」・・・って」

佐藤刑事「・・・で?」

蘭「・・・・・それっきりです」

佐藤刑事「大変だわ・・・高木君!本部に連絡して!!」

高木君「あ、は、ハイッ!」

佐藤刑事「蘭ちゃん・・・大変な時にありがとう。・・・今日はゆっくり休んでね。なんなら女性捜査官を何人か居させるけど・・・」

蘭「・・・いえ、大丈夫です・・・」

佐藤刑事「・・・・・そう。じゃああたし達は行くわね。・・・阿笠邸の捜査状が下りたらここの電話にも逆探知の機械とかつけたりいろいろさしてもらうかもしれないけど・・・」

蘭「・・・・・・・わかりました。わざわざありがとうございました」

佐藤刑事「・・・じゃあね」

ガチャッバタン

蘭「・・・・・・・大丈夫かしら・・・」

すいませんちょっと昼ごはん食べてきます

コナン&灰原 工藤家付近物陰

コナン「・・・・・なんか博士の家の周りに何人か人がいるな」

灰原「たぶん警官でしょう・・・」

コナン「もう来たのかよ・・・博士、今頃どうしてんだろな」

灰原「・・・・・・・」

コナン「まあ今はこいつらだ。・・・どうする」

灰原「さっさと突破するだけよ」

コナン「でも見つかったらいろいろまずいぞ・・・」

灰原「・・・・・誰もいないと思ってる阿笠邸の中で物音がすれば、周りの人間はそっちに気を取られるんじゃないかしら・・・」

コナン「!!…よし、このキック力増強シューズで小石を…おらッ」

パリーン・・・ガッシャン!!

警官「・・・?なんだ!?」ダダッ

灰原「中庭に入っていったわね…今のうちよ!」ササッ

コナン「…ふぅ上手くいったな」

灰原「鍵はあるの?」

コナン「ああ、ここの傘立ての下に隠してある…よいしょ」チャリン

灰原「OK、静かに入りましょう…」

小五郎の遺体が運び込まれた病院

妃英里「・・・・・あなた」

小五郎「・・・・・・・・・・・」

目暮警部「・・・・・」

妃英里「・・・・・死因は強力な睡眠薬を長期間に何度も摂取したことによる中毒…」

目暮警部「妃さん・・・」

妃英里「毛利小五郎・・・人呼んで「眠りの小五郎」・・・・・」

目暮警部「・・・?」

妃英里「必ず・・・あたしが・・・・・」

目暮警部「・・・・・・・・・・・」

工藤家

コナン「・・・・・・・ふぅ。なんとか入れたな。でも・・・さすがに埃だらけだな・・・」

灰原「明かりも付けられないのは困るわね…。電気自体は来てるんでしょ?」

コナン「ああ、電気ガス水道全て大丈夫なはずだ。ただメーターが回っちまうのが気になるな・・・」

灰原「それは・・・。・・・・・気にし過ぎなんじゃないかしら。はた目には工藤新一とあたし達に直接的な接点はないはずよ。気がかりなのは恐らく強制捜査されるであろう阿笠邸が隣にあるってことね・・・」

コナン「・・・・・」

毛利探偵事務所

蘭「・・・(あの二人…ちゃんと着いてるのかしら…)」

蘭「・・・・・」

プルルルルルルルルルルルルルルルル

蘭「!!・・・また?」

ガチャ

蘭「・・・はい毛利ですが」

妃英里「・・・あ、蘭?」

蘭「お、お母さん!・・・病院で会えなかったから困ってたの。・・・どうしたの?」

妃英理「ああ、ごめんなさい。ちょうど大事な仕事が入ってて、連絡をもらったのがちょっと前なのよ。さっき病院に行ってきたところよ。」

蘭「・・・そう。・・・・・お母さん、元気だね」

妃英理「・・・・・。蘭、お父さんは殺されたのよ。万が一事故だったとしても、あの人の死に深く関わっている人間が必ずいるはず。私は絶対にそいつを探し出して見せるわ・・・。・・・そのためには、今は泣いてる場合じゃない。」

蘭「・・・・・・・。そう。お母さんは強いね・・・。」

妃英理「・・・。あなたは?大丈夫?・・・って大丈夫なわけないわよね。ごめんなさい。あなたはゆっくり休んでなさい・・・。」

蘭「・・・うん。ありがとうお母さん。じゃあね・・・。」

妃英理「あ、ちょっと待って。・・・聞きたいことがあるの」

蘭「なに?」

妃英理「そこにコナン君いる?」

蘭「・・・え?なんで?」

妃英理「いるの?いないの?」

蘭「・・・いないよ。今日は阿笠博士のところに泊まるって・・・」

妃英理「!!・・・・・そう。わかったわ。もしコナン君が帰ってきたり、連絡があったりしたら・・・すぐ私に伝えてね」

蘭「(・・・・・・・・・・・・)どうしたの?お母さん。話が見えないよ・・・?」

妃英理「いいから。・・・頼むわよ?」

妃英理「わかった?」

蘭「う、うん・・・」

妃英理「・・・じゃあね。」

ガチャ ツーッツーッ

蘭「・・・・・・・・・・・」

工藤家

コナン「さてと、・・・そろそろ寝るか?灰原?」

灰原「・・・少し、今後のことについて話し合いましょう」

コナン「今後・・・?」

灰原「これからあたし達はとりあえずここに住む。ライフラインは大丈夫みたいだけど、食料はどうするの?
   ここには何もないし、毛利家からインスタント食品を出来るだけ持ってきたけれど、それも数日でなくなるわ・・・。あたしたちが自分で買いに行くなんて出来ないし」

コナン「・・・それは蘭に頼めば・・・」

灰原「とりあえずの解決策はそれでしょうけど、出入りするところを見られたら困るんじゃない?」

コナン「いや、それは大丈夫だ。あいつ以前から時々ここの掃除してくれてたからな。中には変わらず誰もいないことにして、同じ理由で出入りできる」

灰原「でも頻繁には無理ね」

コナン「・・・」

灰原「・・・・・まあ当面はそれで大丈夫でしょう(彼女が裏切らなければね・・・)」

コナン「よし、寝るか?」

灰原「待って。・・・事件が落ち着くまではここにいるとして、それからどうするの?」

コナン「・・・とりあえず博士が捕まるだろ?そしたら・・・・・」

灰原「そしたら?」

コナン「・・・・・そしたら博士は俺たちのことをわめくはずだ。俺たちは幼児化してて、事件に関係してるってな。江戸川コナンは本当は工藤新一なんだ!・・・てな。でも警察はそんなこと信じない。そうなりゃ・・・」

灰原「そうなりゃ?」

コナン「そうなりゃ・・・ほとぼりが冷めて・・・・・」

灰原「ほとぼりは冷めるでしょうね。・・・でも博士のその話に黒の組織が興味を持ったら?」

コナン「・・・・・・・」

灰原「・・・・・当然、この家に来るわ・・・」

コナン「・・・・・・・ならここにずっといるのは無理だな・・・」

灰原「・・・だから今のうちから次を考えておかないとね」

コナン「・・・・・それでもどうしようもなくなったら・・・」

灰原「その時があの薬の出番よ」

コナン「・・・・・・・・・・・もう寝よう」

灰原「・・・・・・・・・・・」


翌日

毛利探偵事務所

蘭「あ・・・寝ちゃってたみたいね・・・・・」

蘭「・・・・・・・(2人はどうなったんだろう。阿笠博士も・・・)」

蘭「・・・ちょっと見に行こうか」

コンコン

蘭「!は~い?」

ガチャ

妃英理「蘭・・・・・おはよう」

蘭「あ・・・お母さん。どうしたの?」

妃英理「犯人を探しにきたの」

蘭「・・・へ?」

妃英理「コナン君いる?嘘つかないでね」

蘭「いや、いないって・・・」

妃英理「そう。・・・蘭。信じられないかもしれないけどよく聞いてね?」

蘭「・・・・・・・」

妃英理「これは既に聞いているかもしれないけれど、警察は阿笠博士を疑ってるわ。超強力な睡眠薬を作ったとね。
    その博士が機能から行方不明…。そして同居人の灰原哀さんもね。この子は博士がいざという時の人質代わり
    として無理やり連れ出したと考えられているわ。私もそうよ。・・・簡単なことなのよ」

蘭「・・・そんな・・・・・・・」

妃英理「そして同時刻に行方不明になった人物がもう一人いる。」

蘭「・・・・・・・」

妃英理「・・・・・・・」

妃英理「・・・私は阿笠博士は薬を作っただけの存在と考えているわ…。実行犯、つまりあの人に直接薬を注入した者は別にいる、と確信しているの」

妃英理「・・・その人物に成りえるには、①毛利小五郎とかなり近しい人物である②阿笠博士ともかなり近しい人物である③動機がある・・・
    この場合動機というより「理由」といった方がいいのかしら。・・・・・これらの条件を全てクリアしなくてはならないわ・・・。」

妃英理「そんな希少な人物が一人だけいた。そしてその人物は、先ほど言った行方不明者と同一・・・。
    最近になって現れ、急速に毛利小五郎と接近して親しくなり、身元不明にもかかわらず、現れた時には阿笠博士とも親交があった・・・・・」

プルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

妃英理「・・・取りなさい」

蘭「・・・・・・・・・・」ガチャ

蘭「・・・はい、毛利ですが」

佐藤刑事「あ、蘭ちゃん!?落ち着いて聞いてね?・・・ついさっき、阿笠博士と連絡がついたの!!」

蘭「佐藤刑事!!・・・そうですか・・・!。博士はなんと?」

蘭「(・・・・・チラッ)それとコナン君は・・・?」

佐藤刑事「それが・・・訳のわからないことを口走っていて・・・聞き取ろうとしていたところで電話が途切れたの。
     どうやら車の運転中に電話してたみたいで、事故を起こしたみたい。逆探知で大体の場所は絞り込めたから、今現場に向かってる最中なの」

蘭「そうですか・・・」

妃英理「・・・・・?」

佐藤刑事「コナン君のことも全力を尽くすわ!・・・また新しい情報が入ったら連絡するね!」

蘭「はい、ありがとうございました・・・。・・・・・。」

ガチャ ツーッツーッツー

妃英理「刑事さん、何だって?」

蘭「・・・行方不明だった阿笠博士と連絡がついたって」

妃英理「!!それで!?」

蘭「なんだか変なことを言ってたらしいけど、途中で電話が切れちゃったらしくて、佐藤刑事が言うには事故を起こしたんだろうって・・・。いま現場に向かってるらしいわ・・・」

妃英理「・・・・・そう。(・・・・・終わりが近いわ・・・)」

妃英理「・・・・・蘭、さっきの話の続きだけど」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

妃英理「あなた・・・本当はわかってるんでしょ?」

妃英理「「眠りの小五郎」・・・あの人がこう呼ばれだしたのは何時からだったのかしらね・・・。」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

妃英理「・・・あなたが庇おうとしている人物の本当の身元を私は知らない。でも彼が何をしたのかはわかってるつもりよ。
    彼もはじめは事件への好奇心で「眠りの小五郎」を誕生させたのかもしれない。でもいつしかそれが基本になってしまって
    本当の自分に戻る努力をしなくなってしまったんじゃないかしら・・・。・・・・・・・それが今回の事件を招いたんじゃなくて?」

蘭「・・・事故なのよ」

妃英理「・・・・・あなたが彼を自分の父親が死んでも庇う理由は知らないけれど、それは本当に彼のためになっているの?
    わざとしたんじゃないって言うならなおさらよ。彼は、自分でしたことは全て自分で浴びるべきだわ。・・・・・栄光も挫折もね」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

妃英理「「眠りの小五郎」なんて存在しない・・・・・・・・・・・・・・・「江戸川コナン」なんていう人間も存在しない」

妃英理「いるのは死んでしまった毛利小五郎と、あなたが庇ってる彼だけよ・・・・・」

蘭「・・・・・あたしはどうすればよかったの?どうすればいいの?・・・わからない」

妃英理「簡単なことよ。」

蘭「・・・・・・・・・・・」

妃英理「彼に自分がしてきた現実を見せてやりなさい」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・行ってきます」

工藤家

コナン「ふうよく寝たぜ・・・」

灰原「あなたこんな環境でよく寝られるわね・・・」

コナン「」

コナン「ああ、はやくこの呪縛から開放されたいぜ・・・江戸川コナンでもなく、工藤新一でもなく・・・」

灰原「・・・あたしもよ・・・・・・・・・・・・・」

賀ちゃ

コナン「・・・・・・・・・・だれだ?」

灰原「鍵かけてなかったの・・・?」

コナン「い、いやかけてたはずなんだけど・・・・・・・」

灰原「あ・・・・・・・・」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

すいません>>179はミスです

工藤家

コナン「ふうよく寝たぜ・・・」

灰原「あなたこんな環境でよく寝られるわね・・・」

コナン「ああ、はやくこの呪縛から開放されたいぜ・・・江戸川コナンでもなく、工藤新一でもなく・・・」

灰原「・・・あたしもよ・・・・・疲れたわ・・・・・・・・」

ガチャ

コナン「・・・・・・・・・・だれだ?」

灰原「鍵かけてなかったの・・・?」

コナン「い、いやかけてたはずなんだけど・・・・・・・」

灰原「あ・・・・・・・・」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

コナン「・・・・・なんだ・・・蘭か、そういえばお前鍵持ってたな!ははは、びっくりさせんなよ~」

蘭「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・新一、帰りましょう・・・」

コナン「・・・は?」

灰原「・・・・」

蘭「・・・帰りましょう、新一。逃げるのはもう終わりよ・・・」

灰原「(裏切ったか・・・!)工藤君!」

コナン「・・・蘭どうした?落ち着けよ・・・。うまくやれば逃げ切れるって・・・」

蘭「・・・・・・・・・・だめよ・・・昨日のあたしはどうかしてたわ・・・。お父さんはもう二度と戻ってこないのにッ!!」

蘭「もう、お父さんに二度と会えないお父さんと二度と話せない・・・」

コナン「・・・・・・・・・・・・・・・・・(今更そこかよ・・・)」

蘭「それにあなたはあたしに罪をなすりつけようとまでした・・・。それでもあたしがあなたを庇うのは・・・あなたのことが好きだから・・・」

コナン「・・・いやいや・・・・・いやいや・・・・・・」

蘭「でもそれは間違ってる。好きだからこそ、庇うのではなく、楽な方ダメな方へ倒れようとするのを支えるべきだった。・・・・・簡単なことよ・・・」

蘭「新一・・・今からでもやり直しましょう・・・」

コナン「・・・・・・いや、そんなこといってもな、・・・俺は自首する訳には行かないんだよ・・・残念ながらな・・・・・」

蘭「・・・・・」

コナン「俺が自首して身元がバレたら、ある巨大な組織に狙われることになる・・・。そうしたら俺の周りの人間にも危害が及んでしまうんだよ・・・。
    俺だけならいいんだ。俺が死ぬだけならなんてことはないさ・・・。でも・・・でも、蘭達が傷つくのは・・・耐えられねえ・・・!!!」

灰原「・・・・・・・・・・・」

蘭「新一・・・それは嘘だわ。現にあたしを殺そうとしたのはあなたじゃない・・・」

コナン「・・・あ・・・・・・いや・・・・」

灰原「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

蘭「それに新一・・・あたしはあなたが逃げずに戦うって言うなら危害が及ぶぐらい屁でもないわよ」

コナン「・・・・・・・・・・・でもなあ・・・」

灰原「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

蘭「それに新一・・・あたしはあなたが逃げずに戦うって言うなら危害が及ぶぐらい屁でもないわよ」

コナン「・・・・・・・・・・・でもなあ・・・」

灰原「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

蘭「・・・・・・・新一、このままじゃいつまでも逃げる羽目になるわよ?」

コナン「・・・・・いや・・・・・・しかし・・・・・・・・・・・」

灰原「・・・・・・・・・・・・・あたしは・・・・・蘭さんの提案に乗るわ・・・もう・・・・・疲れた・・・」

コナン「おま・・・・・・。・・・いやあ・・・・・・・・。う~ん・・・・・なあ・・・・・。・・・・・・・・。・・・・・。」

蘭「・・・・・・新一?」

コナン「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」

コナン「・・・・・・・・・・・・・。・・・・・・・・ちっ・・・しゃあねえなあ・・・・・・」

蘭「・・・・・・新一・・・・泣いてるの・・・・・・・・・・・?」

コナン「・・・・・・・・・・・・・・・・・バーロー・・・・・んなんじゃねえよ・・・・」グスリ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・

毛利小五郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

毛利小五郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

目暮警部「いや~毛利君!今回もお手柄だったな!」

コナン「(ふう、今回も事件解決っと!)」

小五郎「・・・・・・・・」

目暮警部「まさかあんなトリックだったとはなあ~。毛利君!君にはいつも感心させられるよ!」ばんばん

小五郎「・・・・・・・・」

目暮警部「・・・?毛利君?」

小五郎「・・・・・・・・」

コナン「やッべッおっちゃん眠ったままだ!…まあ事件も解決したし別にいいか!」

目暮警部「おい!毛利君!何寝てるんだ!」ゆっさゆっさ

小五郎「・・・・・・・・」がくがく

目暮警部「し、死んでる・・・!!?」ゆっさゆっさ

コナン「えっ?」

蘭「えっ!?」

小五郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・むにゃむにゃ」

小五郎「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・んお?」

目暮警部「おお!毛利君!!やっと起きたか!びっくりさせおって!死んだかと思ったぞ(笑)」ばんばん

小五郎「・・・おお!警部殿!!!・・・そういえば事件は!?」

目暮警部「な~にをいっとるんだね君は!君がこの事件を解決したんじゃないか!いつもどおり見事な推理だったぞ!」

コナン「よっ!名探偵・眠りの小五郎!!(びびった・・・てっきり睡眠薬が強すぎて起きなくなったのかと・・・)」

蘭「も~びっくりさせないでよね~!?」グスン

小五郎「・・・なんかしらんがまた事件を解決したのか・・・」

コナン「そうだよおじさん!!!」

小五郎「がっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!!!!!!!!」

お わ り

おわりです
終盤めちゃくちゃですいません
なんか自分で書いてて訳がわからなくなりました
とりあえずハッピーエンドで終わらそうと思っていたのですが夢オチになってしまいました
最後まで読んでくださった方本当にありがとうございました

コナン「・・・グスッ、ヒックヒック」


蘭「新一・・・そんなに泣かないで、裁判ではあなたに悪気がなかった事をきちんと証言するわ」

灰原「工藤君、はい、ハンカチ」


コナン「あ、ありがとう」

灰原「珍しいわね、素直にお礼をいうなんて」


コナン「ば、バーロぉ・・・・」ゴシゴシ

コナン「ヒック・・・・」ゴシゴシゴシゴシ


カチッ

灰原「あ、危ないっ!!涙をふくふりして麻酔銃を・・・!!」

プシユ

蘭「あ・・・」

バタン

コナン「俺が捕まってたまるかってんだ!」

コナン「ふぅ・・・まさか都合よくハンカチを渡してくれるとはな」

灰原「あなた自分がなにをしたかわかっているの?!」

コナン「さっきまで協力して逃げようとした奴がなにいってんだよ」

灰原「く・・・・」

コナン「さぁ、どうする灰原」

コナン「蘭がいれば俺を力づくで捕まる事ができたが、お前には無理だ。」

コナンよくわからないので続き誰かに任せました。

蘭「・・・じゃあ警察へ行きましょう」

コナン「・・・・あぁ」

灰原「あ、ちょっと待って」

蘭「どうしたの?」

灰原「阿笠博士の家に寄ってもいいかしら?ちょっと持っていきたい物が・・・・」

蘭「じゃあ私は玄関で待っているわね」

灰原「わかったわ」

コナン「・・・・オレも行くよ」




阿笠家

コナン「おいおい、ずいぶん部屋が荒れてるなぁ・・。刑事たち調べて片付けなかったな・・・・」

灰原「じゃあ少し待ってて」

コナン「あぁ」

『・・つぎのニュースです・・・・・』

コナン「テレビまで点けっぱなしかよ・・・・」

コナン「博士の机もひどいことになってるな、引き出しが出てるぜ・・ん、奥に何か紙が・・・・」








灰原「おまたせ。・・・あら、どうしたの?」

コナン「灰原!! これをみてく『緊急ニュースが入りました。』

『名探偵毛利小五郎さんの殺害容疑で手配されていた阿笠博士容疑者が死体で発見されました』

灰原「な・・・・」

コナン「博士・・・」

灰原「そんな・・博士が・・」

コナン「・・・先手を打たれたか」

灰原「えっ!?どういうこと工藤くん?」

コナン「・・・これを見てくれ」パサ

灰原「これは・・・・『時計型麻酔銃の人体への影響実験』?」

コナン「あぁ、そうだ」

コナン「あの阿笠博士が麻酔銃が人体にとって害があるか調べなかったはずが無かったんだよ」

コナン「その紙には、いくら麻酔銃を打っても人体に影響がないって結果が出ている」

コナン「つまり、おっちゃんが麻酔銃の打ちすぎで死ぬはずがないんだ!! 」

灰原「そんな・・・」

コナン「あの老いぼれがこの実験忘れてなかったらこんなことには・・・」

灰原「」

灰原「じゃあ毛利探偵はなぜ・・・」

コナン「それは

ピーポーピーポー

灰原「なっ、パトカー!?」

コナン「・・・何故今さら!? まずいな・・・・」







玄関

蘭「目暮警部どうしてここに!?」

目暮「それが阿笠の家に誰かがいると通報を受けてな。入らせてもらうよ」

蘭「あ、ちょっと待って・・・」


ガシャーン

蘭・目暮「!?」

目暮「なんだね今の音は!?」ズンズン

蘭「まさか、新一・・・」







コナン「あぶねーあぶねー、今捕まるわけにはいかないからな・・」ハァハァ

灰原「それよりこれからどうするつもり?もう誰も当てにできる人がいないわよ・・・」

コナン「それはだな・・・・」

公園

歩美「うわぁーん、博士ぇー」エーン

光彦「うぅ、そんな博士が・・・・」グス

元太「うな重おごってくれるって言ってたのによぉ」プンスカプンスカ

??「おーい、そこの坊主どもぉー」ブロロロ

元太「お、お前はぁ」

光彦「西の高校生探偵!!」
歩美「服部平次!?」

服部「呼び捨てかいな、あん時助けてやったっちゅうのに」

歩美「ついついノリで」アセアセ

服部「まあええわ、それよりくど・・やのうてメガネの坊主は?さっきから連絡してもでぇへんねん」

光彦「それが・・・」

歩美「阿笠博士がぁー」ウワァン

服部「なんのことや、詳しく説明せい」







服部「そないなことがあったんか・・・」

光彦「テレビで見たことしか言えないんですけど・・」

元太「うな重食いたかったんだぜ」プンプン

服部「よっしゃ、いっちょ俺に任しとき」

歩美「うわぁーんはがぜぇ」グスカ

阿笠の死に場所

服部「ここが阿笠博士の発見現場か・・」

服部「事故死らしいけどなぁー、おーいそこの刑事はん」

高木刑事「おや、君は確か服部君・・」

服部「覚えててくれたかぁ、事件どうなっとるんや?坊主どもから聞いただけやからなにがなんやら」

服部「毛利探偵が死んだゆうから、飛ばして来てみたのにまさか阿笠博士まで死んどるやなんて・・」

高木「それはですね・・・」

佐藤「私から説明するわ」
高木「さ、佐藤さん!?」

服部「サンキューな、佐藤刑事」




毛利邸

妃「蘭遅いわねぇ、まさか・・・、いやそんなはずはないわね」

プルルル


妃「!? 事務所の電話かしら」ガチャ

妃「はい、こちら毛利探偵事務所」

千葉『もしもし、こちら警視庁の千葉です。あれ、蘭さん?』

妃「妃です、こんにちは。娘がいつもお世話になって・・・」

千葉『いえいえ、こちらこそ』

妃「どうなさったんですか、まさか犯人が・・・」

千葉『いえいえ、ただ毛利さんの件で新しい発見があって・・・』

妃「えっ?主人の?」

千葉『はい、まぁそこまでのことではないのですが━━━━━

再び阿笠の死に場所

服部「なるほどなぁ、それで阿笠博士を疑っていたと」

佐藤「えぇ、でも阿笠博士はここで事故死に・・・・」

高木「一件落着ですね、そうだ佐藤さんこれからデー

服部「いや、なんか妙やな・・」

佐藤「やっぱり?」

高木「トに・・・へ?」

服部(毛利探偵の死は工藤睡眠薬・・・でも、阿笠博士がそないなもの渡すんかいな?あの博士のことや、しっかり確かめてから渡しそうやのに・・・ただ工藤とも連絡がとれへんしなぁ)

佐藤(阿笠博士には睡眠薬を打つ機会がない・・・共犯がいる?いつも近くにいるのは蘭さんとコナン君よね・・・・)

高木(佐藤さんとデートどこ行こっかなぁ)ニマニマ

高木「あれ、この車・・・」

佐藤「どうしたの高木くん?」

高木「いえ、じつはカクカクシカジカで・・・」

服部「なんやて!?」

佐藤「そんな・・・阿笠博士は殺害された可能性もでてきたわね・・・」

服部「でもこれならだれにでもできるで」

佐藤「そうなのよね」

服部(だめや、まだ情報が足らん、あとすこし分かれば・・・)

服部「毛利探偵殺害のときのこともっと詳しくわからんのかいな?」

佐藤「それが、いつも通り事件を解決して、目暮警部が話しかけたときには死んでたとしか・・・(あれ、じゃあどうやって事件を解決したのかしら?)」

高木「あれ、お手柄なはずなのに省略されてるようなきが・・・・」

服部「まぁええわ、じゃあいろいろ教えてくれてありがとなぁ」

佐藤「あなたこそ高校生は大人しくしてるべきよ」

服部「そういう訳にもいかんねん、あいつのためやからな・・・」

佐藤「・・・」

高木「(・・・あとでうな重食いに行こ)」






服部「さてと、まずは工藤を探さんとな。てか、もう一回電話してみよ」

ピッピッピッ

灰原&コナン

灰原「それで、なんで小学校なのかしら?」

コナン「うるせぇ、バーロー(思い付かず歩いてたらついたなんて・・・言えねぇよな)」アセアセ

灰原「まぁいいわ。でもそろそろ聞かせてもらおうかしら、あなたの推理」

コナン「・・・いや、まだ証拠がねぇ、それに阿笠博士が死んだ理由も・・・

ブルブル

コナン「うぉっ、携帯のこと忘れた・・・服部!?」


灰原「・・・・!?」


コナン「もしもし服部か?」

服部『やっと通じおったでえぇ、今なにしとんねん。』グス

コナン(灰原、服部に伝えていいか?)

灰原(好きにすれば・・・)ハァ


コナン「じつはな・・・・

服部『なるほどのぅ、やっと疑問が解けてきたで』

コナン「おめぇはなにやってんだよ、てかいまどこいんだよ」

服部『こっちも話せば長くなるで━━━━━━━




服部『━━━━というわけや』

コナン「お手柄だぜ服部!!それさえ解ればあとは証拠だけだ!!」ガッツポーズ

服部『は?まだ毛利探偵の死因が・・』

コナン「あぁ、服部の今の話じゃわからねぇかもな、あの場にいないとな・・・」
服部『?』

コナン「じゃあまたな、サンキュー服部」

服部『ちょ、まてやくど』プツン

ツーツー

灰原「で、今度こそ説明を━━

??「やっと見つけたわよ」

コナン&灰原「ッ!?」

いったん休憩

今書いてるので少々おまちを~

こんな駄文に付き合ってくれる人がいるなんて感謝で一杯です

おお、引き継いでくれてたんだ
支援

小五郎「俺が麻酔で眠らされてることに気がつかないとでも思ってたか?
今までどんだけ苦労しながらそばにある椅子やソファに上手く座ってきたと思っている」

コナン「アニメ260話の時みたいに頭強く打って常時覚醒してて下さい、おっちゃん」

蘭「あの話の犯人役の声優さんは本当に下手だった、の…能登?何とかさん」

コナン「おじゃマンボウ事件の人達の方がよっぽど上手い件について」



コナンに出演した能登は完全に黒歴史、あれは擁護できない

とある公園

??「これで私の仕事も終わりだな・・ふふふふ」

蘭「・・・」

??「ホントはコイツを殺すのは計画外だがしかたあるまい。なにせ知っていたのだからな・・・」


??「では、さらばだ蘭くん」グワッ

チキチキ
イッケェ
ゴッーゴゴゴゴゴ,ドガ

??「ひでぶッ!!」



コナン「そこまでだ!!」

??「何者だぁ!?」

コナン「江戸川コナン、探偵さ!!」ドン

??「ッ!?なぜここがわかった!?」

コナン「蘭にいつも発信器を付けているのさ!!」

灰原「(・・・うわぁ)」

コナン「もう逃げられないぜ、真犯人!!」

??「なんのことかな、私にはさっぱり・・・」

コナン「とぼけんなよ、おっちゃんを殺害し、阿笠博士を事故死に見せかけ殺し、蘭まで殺そうとした」

コナン「犯人はお前だ!!」





コナン「目暮警部!!」

目暮「そんな、コナン君。ただ私は縛られてる蘭くんを見つけて助けようと・・」

コナン「いや、このトリックはあんたにしかできないんだよ、警部」

コナン「警部は、オレが麻酔銃でおっちゃんを眠らせていることを知っていた」

目暮「ッ!?」

コナン「そうさ、トリックは簡単さ」

コナン「事件が解きあと、おっちゃんが目を覚ます前に近寄って」

コナン「致死量の麻酔を打ち込んだんだ」

コナン「その薬はあらかじめ阿笠博士に貰っていたんだろうな、『眠れないからうんと強い睡眠薬をくれ』とでも言ってな」

目暮「」

コナン「そりゃあ警察も気付かないよなぁ。警察には『警部が話しかけたときには死んでいた』って報告されていたんだものなぁ」

コナン「あの場に残っていたのは、オレと蘭と警部だけだった」

コナン「だから、警部が犯人だと服部は気付けなかったんだ」

目暮「ははは、証拠はどこに・・・」

妃「証拠ならあるわよ?」

目暮「え?」

妃「残念ながら阿笠博士はあなたに違う薬を渡していたようね」

妃「主人の体から二種類の薬が検出されたそうよ」

コナン「そして、あんたは口封じと犯人にしたてあげるために博士を殺したんだ」

目暮「どうやって博士を私が殺せたというんだね?」アセアセ

コナン「カクカクシカジカさ!!」キリッ

目暮「くそぉ」

コナン「なぁ警部、なぜこんなことを・・・」

ネタバレだったらゴメン

目暮「今までわしは何度も毛利を死神だと思ってきた…単行本17巻とか26巻とか…
このままでは毛利が行く先行く先で死者が出る!だからその死神毛利を止めようと思ったのだ!」

コナン「(全部青山のせいだよ…)」

目暮「・・私がコナン君が毛利君のことを眠らせてたのは、すぐに気付いた」

目暮「事件を解いているときの毛利君は完全に寝ていたからね」

灰原(そりゃそうよね・・)

目暮「そして、彼が推理しているとき、コナンが必ずいない。さすがの私でも気付くさ」

コナン(マジかよ・・バレてないと思ってたのに・・)

妃(私も気付いてたけどね)

目暮「君たちが行く所では事件が起こる」

目暮「すぐにコナン君が解決するけどね」

目暮「しかし、毎回必ず善良な市民が死んでいく」

目暮「ある日私は思ったんだよ」

妃・灰原・(まさか・・)

目暮「君たち二人がいなくなれば事件は起こらなくなるんじゃないかってね」

コナン「」

目暮「すぐに私は実行に移した」

目暮「ホントは二人だけを殺すつもりだったんだかね。阿笠博士はどうしても殺さなければいけなかった」
目暮「蘭くんも殺すつもりはなかったが、しかたがないのさ」


目暮「そして、まだ計画は完遂していない」

妃(懐に手を・・まさか)

目暮「さらばだコナン君!!」


蘭(新一!!)ガバッ


ドンッ


妃「なっ・・・」

灰原「っ!?・・・」

目暮「なぜ・・そんな」

コナン「蘭!?なんでオレをかばって・・」

蘭「しん・・・い・・ち・だいじょ・・ぶ・・?」

コナン「蘭!?蘭!?しっかりしろ!?おい」


目暮「今のうちに」ジャキ

妃「そこまでよ」セオイナゲッ
グハァ


コナン「灰原ぁ!!救急車!!」

灰原「わかってるわよ(自分も殺そうとしたくせに)」

その頃高木と佐藤はイチャイチャしてたりする

コナン「蘭・・・なんで俺なんかを、オレはおまえを殺そうとしたんだぞ」

蘭「・・す・・から」

コナン「え?」

蘭「しんいちが・・好きだか・・ら・・」バタッ

コナン「らぁぁぁぁん!!」

目暮「」

次の日

服部「まったく、せっかく大阪から駆けつけたのに出番あれだけかいな」

コナン「わりぃな服部、小学校で妃さんにあってからは色々急だったんでな」

服部「まぁええわ、で、蘭ちゃんの容態は?」

コナン「あぁ、気を失いはしたけど急所には当たってなかったようでな、命に別状はないそうだ」

服部「無事かよ」

歩光元「コナン(くーん)」

コナン「おぉおめぇらなにやってんだよ」

歩美「心配したんだから」グワァッ

光彦「そうですよー、服部さんいなくなってから連絡まったくなくて、どうなってるかさっぱりわからずで」

元太「うな・・・じゅう・・が・・好きだから・・」バタ

光彦「げんたくぅぅぅぅぅん!?」

佐藤「結局毛利探偵の推理の謎がわからなかったわ・・・」

高木「佐藤さんデートに・・・

プルルルル

佐藤「はい、こちら佐藤・・ええっ、はい、はいわかりました」

ガチャ

佐藤「高木君、事件よ!!行くわよ!!」

高木「不幸だぁーー」スコシニヤニヤ

灰原「工藤君、ちょっと」グイグイ

コナン「なんだよ灰原」ズルズル

灰原「今回のこと・・組織にバレてないでしょうね」

コナン「心配ねぇよ、目暮警部はオレが新一だとまではわからなかったっぽいし、最後もオレらと妃さんしかいなかったしな」

灰原「ならいいけど・・気を付けなさい。毛利探偵み博士も警部もいなくなってらあなたを守るものはもう、ほとんどないのよ」

コナン「あぁ・・でもな━━━━

病室

蘭「・・・・・」


コンコン


蘭「・・・どうぞ」


ガチャ


コナン「・・・」


蘭「・・・会いたかったよ」




蘭「・・・新一」


最後なんかモヤモヤした・・・

コナン「妃法律事務所での新しい生活が始まるZE!」
灰原「私はこれからどうしようかしら…」
白鳥「これからは私の時代です」
白馬「これからの東の名探偵のポジションは僕にお任せを」
コナン、平次「無理無理、この泥棒狂め」

番外編

プルルルル

服部「電話?」ガチャ

服部「はいもしもs和葉『平次ぃぃぃぃぃいまどこいてるんまったく急にいなくなりおってあんたのおかんもおとんも心配しとるでってかちゃんとお守り持っていったんやろなぁあれがないと平次はって平次聞いとるn服部「じゃかあしぃねん聞こえとるわドアホぉぉ」

ナース「病院では静かにお願いします」

服部&和葉「『すんまへん』」



やっとおわったりました、初めてSS書いたから正直めちゃくちゃ下手になってしまいました


>>314自分もそう思います

>>1様こんな駄文でまとめてしまいすいません

こんな時間までみてくれた方がたに感謝!!

ジン「ここか、シェリーの隠れ家ってのは」
ウォッカ「はい、確かな情報らしいですぜ。まあ、まさか日本の法律事務所なんかに居るとは思いもしませんでしたね」

霊安室



小五郎「・・・・・・・・・・・・・」


小五郎「・・・・・・・(ムクリ)」


小五郎「っっっ・・・ん?ここは・・・?」


???「お目覚めですか?名探偵?」


小五郎「誰だっ!?うっ・・・!」


???「おっと、あまり大きな声を出すと手術痕が開きますぜ?」

???「とりあえずここにいてはマズい、一緒に来てもらえますかね?」


小五郎「一体何がどうなってんだ・・・?」


???「詳しい話はまた後ほど」ガチャ


???「さ、乗ってください」


小五郎「・・・(古い車だなオイ)」

続編・・だと・・

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