一方通行「こっから先は一方通行でェーす」打ち止め「」(140)

一方通行「すンませン、工事中で通れませン」

打ち止め「」

一方通行「はァい、ご協力感謝しまァーす」

打ち止め「」

一方通行「あ、休憩すか? あざァーす」

打ち止め「」

一方通行「あァ? なンだオマエ、居たのかァ」

打ち止め「……何してるの、ってミサカはミサカは……」

一方通行「バイトだァ」

打ち止め「」

打ち止め「な、なんでバイトしてるの、ってミサカはミサカは……」

一方通行「社会勉強だァ」

打ち止め「」

一方通行「ふィ~一服一服……」カチッ シュボッ

一方通行「……」スゥーッ

一方通行「!? ゲェッホゲェッホッ!!」

一方通行「く、クソマジィ……なンでこンなもン吸いたがるンだァ? 人間はよォ」

打ち止め(こ、壊れちゃったのかな……)

一方通行「で、オマエはどォしてこンな所に居るンですかァ?」

打ち止め「よ、黄泉川とお散歩……ってミサカはミサカは答えてみたり……」

一方通行「黄泉川はどォしたンだァ?」スパー

一方通行「ゲェッホゲェッホ!!」

打ち止め(す、吸わなきゃいいのに……)

打ち止め「よ、黄泉川はね……ま、迷子になったんだよ! ってミサカはミサカは答えてみたり……」

一方通行「迷子はオマエだろォが」

打ち止め「うっ……」

一方通行「ったく……もうちっとでバイト終わっからそこで待ってろ」

打ち止め「はい……」

一方通行「工事中でェーす。イッツーでェーす。すンませェーン」

打ち止め「……」

一方通行「あ? セブンスミスト? 学区が違いますよォおねェさン」

打ち止め「……」

一方通行「工事中ですご協力お願いしまァーす……すンませン、工事中なので通れませン」

打ち止め「……」

一方通行「あァ!? 工事中だっつってンだろ!! 通れねェンだよ!! 迂回しやがれェ!!」

打ち止め「……」

一方通行「……オーケェーオーケェーそンなにミンチになりてェのかそうかそうか分かった車から降りろ三下ァ!!」

打ち止め「……あ、ちょうちょ」

一方通行「はい……はい……すンませン監督……」

打ち止め「ちょうちょってマヨネーズ食べるかな……」ゴソゴソ

一方通行「えェ……減給は勘弁して下さいよォ……」

打ち止め「はい、ちょうちょさんにマヨネーズ上げるね、ってミサカはミサカはマヨネーズを絞ってみたり」ニュルニュル

一方通行「そ、そンなにボク短気ですかねェ? ……え? カルシウム不足? ……よく言われますゥ」

打ち止め「あ、行っちゃった……」

一方通行「はい……持ち場に戻ります……」

打ち止め「……マヨネーズそんなに苦手なのかな?」クンクン

打ち止め「……くっさ」

一方通行「お、勤務時間終了かァ」

打ち止め「終わったの? ってミサカはミサカはあなたに聞いてみたり」

一方通行「あァ。タイムカード押してくっから待ってろ」

打ち止め「は~い! ってミサカはミサカは元気に返事……」

一方通行「あ、チーフ。お疲れっす」

御坂妹「お疲れ様です。と、ミサカは部下を労います」

打ち止め「」

一方通行「~♪」スタスタ



御坂妹「これはこれはクソガk……上位個体ではありませんか。と、ミサカは久しぶりにあった姪っ子に対する様に上位個体の頭を撫でます」グァシグァシ

打ち止め「……泥だらけの手袋付けた手で頭撫でないで。なんでここに居るの、ってミサカはミサカは10032号に聞いてみたり」

御坂妹「見ての通りバイトですよ。と、ミサカはつるはしを見せびらかします」ジャーン

打ち止め「そうじゃなくて……なんでここでバイトしてるの、ってミサカはミサカは答えてみたり。ウェイトレスとか他にもあるでしょ?」

御坂妹「作業服着て泥だらけになって働く女の子って可愛くないですか? と、ミサカはその場で一回転してみます」クルクル

打ち止め「……自画自賛」ボソッ

御坂妹「元が良いですからね。と、ミサカはお姉さまに感謝します」

打ち止め「それより答えになってないよ。欲しいものでもあるの? それともお金に困ってるの? ってミサカはミサカはちょっとお姉さんモードになってみる」

御坂妹「ミサカの方がお姉さんですが……お金には困ってません。それに欲しいものは手に入れました。と、ミサカは心配そうな顔をしている上位固体の頭を撫でます」グァシグァシ

打ち止め「……手袋外してよ。で、欲しいものってなんだったの? ってミサカはミサカは気になってみる」

御坂妹「それは……これですよ」ヌギヌギ

打ち止め「ちょ」

御坂妹「どうですか? この括れ。これなら19090号にも負けません。と、ミサカは欲しかった括れを見せ付けます」フフン

打ち止め「……」

御坂妹「綺麗過ぎて言葉もでませんか。と、ミサカは上位個体の網膜に焼き付けさせます」ホーレホーレ

打ち止め「……あのさ」

御坂妹「おや感想ですか。でしたら1000文字以上の言葉を連ねてお願いし」

打ち止め「……腹筋割れてるよ」

御坂妹「」

御坂妹「そ、そんな馬鹿な……」チラリ

腹筋「やぁ」ムキムキ

御坂妹「」

打ち止め「チーフ、だっけ? お仕事いっぱい頑張ったんだね。えらいえらい、ってミサカはミサカは10032号の腹筋を撫でながら褒めてみる」ナデナデ

御坂妹「」

打ち止め「お、結構硬いね。ってミサカはミサカは1000文字じゃないけれど10032号の腹筋の感想を触りながら言ってみる」グニグニ

御坂妹「……なんならパンチしてみても良いですよ」

打ち止め「ていっ」ペチッ

御坂妹「ははは、痛くも痒くもありません。と、ミサカは……ぐすっ」

一方通行「またせたなクソガキィ……なンだ、チーフも居たンすか」

打ち止め「あ、お帰り! お疲れ様! ってミサカはミサカは10032号を見習ってアナタを労ってみる!」

一方通行「そォかい」ワシャワシャ

打ち止め「えへへ」

一方通行「で、こいつはどォしたンだァ?」

御坂妹「……」ズーン

打ち止め「えっとね……」

一方通行「ぎゃっはぐぇはくきゃこきゃくかかかかか!!!!」

打ち止め「言うべきじゃ無かったかも……ってミサカはミサカは……ひっどい笑い方」

御坂妹「括れが出来るくらいで良かったのに……うぅ……」

一方通行「くくくくく……でェ? 見せてみろよォ立派な腹筋さンをよォ!」ゲラゲラ

御坂妹「笑いたければ笑ってください……」ヌギヌギ

一方通行「……」

打ち止め「? どうしたの? ってミサカはミサカはアナタに尋ねt」

一方通行「……見事な腹筋さンだなァ」

打ち止め「」

一方通行「おィ、ちょっと触ってみていいかァ?」

御坂妹「……好きにしてください。と、ミサカは今年の夏はセパレートの水着は無理だと思いながら答えます」

一方通行「……ほォ……へェ……ふゥン……」サワサワ

御坂妹「……んっ」

打ち止め「」

一方通行「綺麗に段差になってんなァ……なぞれンぞォ」スリスリ

御坂妹「ちょ、ちょっと……」

一方通行「あァ? なンだァ?」

御坂妹「さ、触り方がなんだかイヤらしいです……と、ミサカは」

打ち止め「すとっぷっ! すとぉーっぷ!!」

一方通行「ってェな……噛み付くこたァねェだろォがクソガキ」

打ち止め「せ、セクハラだよってミサカはミサカは! ミサカはミサカはぁ!」

一方通行「同意の下だろォが」

打ち止め「ど、同意の下……そ、それでもそれでも! セクハラなんだよってミサカはミサカは10032号を庇ってみる! ね、10032号!?」

御坂妹「ミサカの腹筋、どうでしたか? と、ミサカは一方通行に感想を求めます」

一方通行「悪くねェよ。引き締まってるし形も硬さも……って、変な事言わせンじゃねェ!!」

打ち止め「」

御坂妹「そう……ですか……悪くない、ですか……ふふ」

一方通行「チッ……」パカッ

打ち止め(何この空気。ひょっとしてひょっとしなくてもミサカはミサカはお邪魔虫?)

一方通行「あァ……黄泉川の事忘れてたわ。着信履歴が全部黄泉川になってやがる」

打ち止め「! そ、そうだヨミカワだよ! 早く探そうってミサカはミサカはアナタの手を引いてみたり!」グイグイ

一方通行「引っ張ンじゃねェ転ぶだろォがクソガキィ!!」ヨタヨタ

御坂妹「……明日は10時からですよ。寝坊しないで下さいね。と、ミサカは去り際の部下にお節介を焼きます」

一方通行「……オマエもな」

御坂妹「……はい」ニコッ

打ち止め(あ、今死にたくなった)




一方通行「あ、黄泉川かァ? ッ!?」

一方通行「落ち着け電話越しで叫ぶんじゃねェ!! クソガキなら見つけたから安心しろ!!」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「つゥかオマエはクソガキ置いてどこ行ってやがったンだァ!!」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「あァ!? 迷子ォ!? ンなもン見りゃ分かるだろォが!!」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「……あァ? オマエが迷子になったのかァ? ……はァ……オマエホントに警備員かァ?」

打ち止め「……」チューチュー

一方通行「わァーったよ。じゃあなァ」ピッ

一方通行「……で、さっきからオマエは何やってンだァ?」

打ち止め「……自棄マヨチュッチュ」チューチュー

一方通行「はしたないから止めろ。没収」ヒョイ

打ち止め「あー」

打ち止め「マヨネーズは身体に良いんだよってミサカはミサカは抗議しながらマヨネーズを奪い返そうとしてみる!」カエシテー

一方通行「オマエのソレは明らかに過剰摂取じゃねェか。身体に悪いわ馬鹿野郎」ダーメーデースゥー

打ち止め「……ねぇねぇ、屈んで? ってミサカはミサカは上目遣いでアナタに言ってみる」

一方通行「あァ? 急にどォした?」

打ち止め「いいからいいから! ほらほら早く!」

一方通行「ったく、なンだってンだ……おら、屈ンだぞ」

打ち止め「……」スーッ

一方通行「おま、顔が近」



打ち止め「ハァ~」

一方通行「くっせええええ!!!!!!!!!!」

打ち止め「あっはっはっ! ざまあみろ~! ってミサカはミサカは鬼から逃げ出してみたり!」ダッ

一方通行「待ちやがれクソガキィイ!!!!!」ダダッ

打ち止め「待たないよ~だ! あはははは!」ダダダッ

一方通行「オマエ家に着いたら覚えてろよォ!!」ダダダダッ

打ち止め「じゃあお家まで競争だー! ってミサカはミサカは勝負宣言!!」ビシッ

一方通行「上等だァ!!」ダダダダダダッ……



――今日は楽しかったなぁ

――ライバルが一人、増えちゃったかもしれないけどね

――ってミサカはミサカは心の日記帳に綴ってみる!



一方通行「飯出来たってよォ。さっさと食わないと冷めちまうぞォ」

打ち止め「サラダはある!?」

一方通行「あァ。マヨネーズもなァ」

打ち止め「わーい!!」



おしまい

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