承太郎「…俺がボーカル?」(609)

ある日の昼休み!

花京院「承太郎、君は部活には入らないのか?」
「毎日喧嘩ばかりして。何か入ればいいじゃないか」

承太郎「俺はこう見えても忙しいんだよ、色々とな」

花京院「どうせ相撲観戦だろ?そういえば君の父親はミュージシャンだったな」

承太郎「…それがどうかしたのか?」

花京院「軽音部なんかどうだ?」
放課後!
承太郎(ここが音楽室か…)

「ねぇねぇ、どうしたの?」

承太郎「少し軽音部に興味があってな… それよりお前は誰だ?」

「私?私は平沢唯って言うんだ。 軽音部のギター担当だよ!」

唯「それよりも入部希望でしょ?立ち話も何だし入ろう!」

承太郎「そうだな」

ドア ガチャッ

唯「ごめ~ん!遅れちゃった」

律「遅いぞー唯!」

唯「いやぁ、掃除がなかなか終わんなくて」

紬「今お茶用意するわね」

唯「ありがとー あ!一杯追加で!」

澪「どうしたんだ?お代わりすればいいだろ?」

唯「いやぁ~それがね、見学したいって人がいたから連れて来たんだよ!」

律「マジで!?」ガタッ

澪「本当か唯?」

唯「本当だよ!私が声かけたんだぁ」フンス
「じゃあ入っていいよ~」

承太郎「…」ヌッ

澪「ヒッ…」ガクガクブルブル

紬「…」ガシャーン

律(う…嘘…だろ?)ブルブル

唯「じゃあ紹介するね!あれ?名前何だっけ?」

承太郎「…空条承太郎だ」

唯「あれ?澪ちゃん何で泣いてるの?」

律(いや…誰が見てもビビるだろ…)

唯「まぁいっか!座って承太郎君」
「あっムギちゃんお茶が無いよー。」

紬「ハッ…い、今用意するわ!」パタパタ

すいません共学って事で

律「あ、あのっ!」

承太郎「…何だ?」ジロ

律「ヒィッ!…あの、承太…空条さんは何か楽器の経験はおありなんでしょうか…?」

承太郎「親父がミュージシャンでな…ギターなら少しはやったことあるが」

唯「えっ!ギター!?私と一緒だね!どれぐらいやってたの?」

承太郎「3日ぐらいだ。あんなチマチマしたのは俺に合わん」

律(あれ?ちょっと親近感)

律「ていうか澪!もうそろそろ戻ってこい!」ボソボソ

澪「嫌だ!よりによって何で私の席の前なんだよ!」ボソボソ

律「仕方ないだろー。ムギは立ってるって言ったし、私はムギの席にいるし」ボソボソ

澪「お前のせいじゃないか!」ボソボソ

承太郎「…おい、お前」

澪「!」ガクガクブルブル
 「……グスッ」ガタガタ

承太郎「おい、俺はお前を呼んでるんだぜ」ガタッ

律「あ、あのー澪は人見知りでさ!」

承太郎「…そうか」ドサッ

唯「そういえば楽器って何か他に出来ないの?」

律「そうそう、楽器だよ!何か他に昔やったのはないの?」

承太郎「…」
「小学校の時に鍵盤ハーモニカはやったな」

律「ブフォッ」

律(何で鍵盤ハーモニカなんだよ!かわいいじゃねーか)プルプル

 「あー、軽音じゃそれ使わないんだよ」
「それに鍵盤はムギがいるしな」

承太郎「そうか…」シュン

律(あれ?ちょっと落ち込んでね?)

紬「ボーカルなんてどうかしら?」

律(久しぶりの発言だな、ムギ… やっぱりムギでも緊張するのか)

唯「あ!それいいねぇ!」

律「そういえばうちのバンドってボーカルいなかったな」
「よし、ムギ!その意見採用だ!」

承太郎(…俺は最初見学って言ったはずなんだが)

承太郎「今更なんだが…」

唯「ん?どうしたの?」

承太郎「…お前らはガールズバンドとかじゃないのか?」

唯澪律紬「!」

澪(そうだ!最初からそう言っとけば良かったんだ!)
(何で私は気付かなかったんだ。ありがとう空条さん…さようなら…)

唯「大丈夫だよ~ ねぇりっちゃん?」

律「ん~そうだな。私達もこっちで勝手に色々決めてたし」
「ていうか共学だしこんなこともあるだろ」ヘヘッ

紬「そうね。それに人数は多い方がいいわ」

澪(みんな…)

承太郎「…そうか。それじゃあよろしく頼むぜ」

唯「そういえば承太郎君、紅茶飲まないの?」

承太郎「…コーヒーは無いのか?」

紬「…替えます」

律「おっ、あったあった入部届け。はい、よろしく」

承太郎「ああ」サラサラ

唯「へぇー、こんな字なんだ」

紬「空“条承”太郎… 『ジョジョ』って呼べるわね!」

唯「ジョジョ?何かかっこいー!」

律「だな!」

承太郎「…書きおわったぞ」ピラッ

澪(何で満更でもなさそうな顔してんだよ…)

承太郎「こんなの無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理ァアアアアア!!!!」

唯「ぐあばあ!!」

唯「!」ピコーン

律「どした唯?」

唯「りっちゃん、承太郎君のために演奏してあげようよ!」

律「いいな、それ!」

紬「やろうやろう♪」

律「ほら、行くぞ澪」ガシッ

澪「うん…」トボトボ

ジャカジャーン♪

唯「ねぇねぇ!どうだった私達の演奏!?」キラキラ

承太郎(お世辞にも上手いとは言えねぇ…)
(だが…何か引き込まれるものがあったのは確かだ)

承太郎「…少なくとも悪くはないと思うぜ」
「何か…引き込まれるような演奏だった」

律「お~やっぱり?私達って才能あるのかなぁ!?」

澪「…唯には上手くないって言われたじゃないか」

律「ウグッ…」

承太郎「…まぁ何だ、これからよろしく頼むぜ…あー」

律「あ!そういえば私達まだ名前教えてなかったっけ」
「私は部長の田井中律!」

紬「私達は琴吹紬よ。よろしくね」ニコッ

澪「…」モジモジ

律「おい澪、早く言えって!じゃないと殴ら…」ボソボソ

澪「ヒィッ…あ、秋山澪でしゅ!」

唯「澪ちゃん慌て過ぎ~」ケラケラ

承太郎「そうか。よろしく頼む、田井中、琴吹、秋山、それと平沢」

唯律紬「うん!」
澪「…ハイ」ボソッ

翌日放課後!

花京院「軽音部はどうだった、承太郎?」

承太郎「…女しかいなかったな」

花京院「そうか。じゃあ入部は…」

承太郎「…した」

花京院「何ッ!?」ガタッ
「どういう風の吹き回しだ承太郎!?君が女の子だけの部活に入るなんてッ!」

承太郎「一々騒ぎ立てるもんじゃあねーぜ、花京院?」
「…俺が入りたいと思ったから入った、それだけだ」

花京院「…そうか。まあ頑張ってくれ承太郎。じゃあ僕は生徒会に行くよ」ガタッ

承太郎「やかましい!うっおとしいぞォ!!」

澪「ヒイイイィィィ!!」ガクガク

音楽室!

紬「今日はマドレーヌよ♪」

唯「やった~!んふ~おいふぃ~」ニコニコ

ガチャッ

承太郎「…最後みたいだな」

律「よっ!ジョジョ」

唯「ヤッホー承太郎君!」

紬「こんにちは承太郎君。今おち…コーヒー入れるわね♪」

律(あれ?こいつらが昨日ジョジョって呼び方で騒いでたんだよな?何か恥ずかしい…)

承太郎「ああ…」ドサッ

澪(…私も挨拶しないと…… 同じ軽音部の仲間なんだし)

澪「……コ、コンニチハ」ボソッ

度々すみません
全員一年って事で

承太郎「ああ」
澪(!)
 (返事してくれた!)

ガチャッ

さわ子「みんなやってるー?」

律「おう、さわちゃん!」

紬「今日はマドレーヌですよ」

さわ子「あら、美味しそう!」
「で…あなたが新入部員の空条承太郎君ね?」モグモグゴクゴク

承太郎「ああ…」ズズッ

さわ子「私は顧問の山中さわ子よ。よろしくね!」
「女の子ばっかりで大変だと思うけど…頑張ってね!」ムギチャンモウイッコチョウダイ パクパク

承太郎「大丈夫だ。自分の意志で入部したんだ。中途半端には辞められないさ」

さわ子「そう。それなら大丈夫そうね。」
「期待してるわ!」ニコッ

律「騙されるなよジョジョ。今はあんなたいどだけど…」ボソボソ

さわ子「聞こえてるわよ~、りっちゃん」ニコニコ

律「ヒィッ…何でもありましぇん…」
(笑ってるけど分かる!私にしか分からないように睨んでる!)ガタガタ

承太郎「…何となく分かったぜ…この先生の正体……」

さわ子「あれぇ?何の事かしら」ニコニコ
「あら、もうこんな時間!私行くわね」スタスタ

唯「じゃーねー」フリフリ

ガチャバタン

承太郎「やれやれだぜ」

何日か後!

澪「合宿をします!」ズビシッ

唯「合宿~?」

澪「そう、合宿。あと少しで学園祭だろ?それに向けての合宿だ」

律「でも合宿って言っても場所とかどうするんだよ?機材もなきゃだめだし」

澪「うっ…それは…」

紬「あの~」

唯「どうしたのムギちゃん?」

紬「小さくていいのなら別荘があるんだけど…」

律「マジで!?」

澪「使っていいのか?」

紬「今聞いてみるわ」

紬「いくつか空いてるから使っていいって♪」
「どこがいい?」

唯律「海!」

ガチャバタン

承太郎「何が海なんだ?」ドサッ

律「ああ、あのな…おい澪!」

澪「えっ!?わ、私?」

律「当たり前だろー?言い出しっぺ澪じゃん」ニヤッ

澪「うっ…」

唯「頑張って澪ちゃん!」フンスッ

紬「頑張って~」ニコニコ

澪「…アノ、ガッシュクヲヤリタインデスケド」ボソボソ

承太郎「?」
「おい、何て言ってるのかわかんねーぜ」

澪「ヒィッ…」グスッ
「が…が、合宿を!し、したいんですけど!」

承太郎「…どこでだ?」
(やかましい…)

澪「ムギの!別荘でしっ…す!」
承太郎「いつだ?」

澪「夏休みの…さ、最初の金土日…」

承太郎「わかった。空けとけばいいんだな?」

澪「!」
「はいっ!」ニコッ
(つ…伝わった!)

承太郎(やれやれ…人見知りってのも楽じゃあないんだろうな)

律「よし!そうと決まれば買い物行こーぜぃ!」

唯「おーっ!」

承太郎「何を買いに行くんだ?」

律「ふふ~ん」ニヤッ
「着いてからのお楽しみ!行こうぜ!」

ガチャバタン

デパート!

承太郎「…水着か」

律「そうだ!何たって海だからな!」

澪「遊びに行くんじゃないんだぞ!」
(それに…空条君がいたら恥ずかしいだろ///)

律「ちょっとぐらいいいじゃん。なぁ、唯?」

唯「そうだよ!折角の夏休みなんだし!」

律「よーし、みんな行くぞ!」グイッ

紬「ごめんね、承太郎君」
「待って~」パタパタ

承太郎「…」

海パン一丁の承太郎想像するとじわじわくる

二時間後!

ポツーン
承太郎(長いな…)パカッ
(二時間か…)
(今日は千代の富士の大事な試合があったんだが…)
   (…花京院にビデオ借りるか)

パタパタガサガサ

唯「ごめーん!遅くなっちゃった!」ガサガサ

律「いやぁ、澪の奴がさ、『どれが一番セクシ

澪「…言ってないだろ!」ゴツン

律「すいましぇん…」プクー

紬「もうそろそろ帰りましょうか。暗くなっちゃった」

唯「そうだね!憂も心配しちゃう!」

律「ジョジョ!合宿楽しみにしとけよ~」ニヤッ

ジャーネバイバーイ

承太郎(…やれやれ)

終業式の日の放課後!

律「いやぁ、やっと終わったな」ノビー

紬「ええ、何かあっという間」

唯「だよね~。楽しい時間は過ぎるの早いや」
「そういえば、さわちゃんの高校時代ってどうだったの?」

律「あ!私も聞きたい!」

紬「私も!」

さわ子「…承太郎君はどうだった?一学期終わっちゃったけど」

律(うわー…シカトかよ…)

唯(よっぽど嫌な質問だったのかな?)

紬(何かかわいそう…)

承太郎「…楽しかったんじゃないか?」

さわ子「何で疑問で返すのよー」ブー

律「そうだぜジョジョー。楽しかったか楽しくなかったか。この2択に限る!」ニヤニヤ

承太郎「…時間は…早かったな」

唯「答えになってないよぉ。さぁ、承太郎君。言っちゃいな!」

承太郎「………楽しかったぜ」ポツリ

唯律(キャハーーーッ♪)

唯律「萌え萌え~キュン♪」

澪(いや…どう考えてもおかしくないか?)

                     ___
             、__ ...  - ‐__'' "´     ゙i
           ヾ   ̄  ̄             |
         ヾ`r             |

         ミ `(            __ r"|..._
          ミ  ´(  _____ ....((  )lノ  `ヽ
            ヾ  ◎===__====== =- ‐ ′
            `r''ヽ ノ tも=ッ‐< rテラ( }
          {(り"′ `¨´"/`  「´ l )ノ     やれやれだぜ
            シヽヾ)            l l
         〃 `ー゚ 、       <フ l
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VIP列島@ジョジョの奇妙な冒険 ーVIPPERで杜王町を作るー
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いや承太郎だけでいい

さわ子「そう。それは良かったわ」ニコッ
「そういえば澪ちゃん、何でさっきから黙ってるのよ?」

澪「!」
「いえ…あの…歌詞考えてきたんですけど…」
「…クウジョウクンニミセタラコロサレソウッテイウカ」ボソッ

さわ子「へぇー。見せてみなさいよ」パッ

律「見せて見せて!」

唯「私も!」

紬「私も見たいで~す」

澪(あっ!取られた!)

―ふわふわ時間―

さわ子(ゲッ…こ、これを承太郎君が歌うの?)ガクガク

律(…マジかよ……これは無しだろ)

唯(歌詞かわいい!けど…承太郎君……)

紬(この歌詞いい!是非これでいきたいわ!)

澪「ど、どう?」キラキラ

さわ子律(変な眼差し向けんじゃねーーッ!)

さわ子「ちょ、ちょっとこれは…」

律「だよな、さわちゃん!ちょっと…」

唯「でもかわいいよね、歌詞!」

紬「うん、とっても素敵!」

承太郎「…2対2か」
「ちょっと貸してくれ」パッ

さわ子律(!)
(ああ…死んだ…)

承太郎「………」

承太郎「………」ペラッ

さわ子律(ああ!何も言わない!)
(終わった…)ガクガク

澪「…どう?空条君…」ジッ

承太郎「3対2だ…」

唯澪律紬さわ子「…えっ!?」

承太郎「…いいぜ、歌ってやる」

「元々ここには俺の意志で入ったんだ」
「それに、秋山も多くの時間を使って考えたんだろう」
「軽音部の為だ。断る理由はないぜ」

澪「!」パァッ

律(マジかよ…)

さわ子「…そう。なら私は言うことはないわ」
「が、頑張っ…頑張ってね」ブフォッ

承太郎「…」ギロ

さわ子「ヒィッ…」ブルッ

澪「あの…ありがとう……」

承太郎「…俺は自分のしたいようにしただけだ」

唯「よぉ~し!これで歌詞は決まったし後は合宿だね!」

合宿!

紬「着いたわよ~」

唯「うぉ~!凄い!りっちゃん、海だよ!」

律「ああ!海だぞ唯!」

澪「凄い!大きいな、この別荘!」

紬「そう言ってくれたら嬉しいわ」

唯「よし!泳ごうりっちゃん!」ヌギヌギ
律「合点!」ヌギヌギ

澪「待て」
「私達は練習しにきたんだ。ていうか何で水着を着てるんだ」

唯「時間の節約だよ」フンスッ

澪「偉そうに言うな」

澪「練習が先だ!」

唯律「え~っ、あしょびた~い」ブー

澪「じゃあ多数決だ!」
「ムギ!練習だよな!?」

紬「遊びたいで~す♪」

澪(負けた…)
(いや、空条君が私の味方になったら!)
(絶対にみんなは逆らえないッ!)

澪「空条君!」

唯「あれ?どこにもいないよ?」

律「あ!」
「船に乗ってやがる…」

紬「お船はいらないって言ったでしょ~!」ジタバタ

律(つーか…ここでも学ランかよ…)

律「なぁなぁ澪ー」

澪「何だよ律?」

律「フジツボの話しってる?」

澪「?」

律「昔な、フジツボがあるところで膝を擦り剥いた人がいてさ」
「傷は塞がったけど、何日かしたらまた痛みだしたんだよ」
「それで調べてみると、膝にフジツボがびっしり…」

澪「…」スクッ スタスタ

―三時間後―

承太郎「…」スタスタ

澪「…ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」ブツブツ

承太郎(…秋山か)
「1人で何してるんだ?」
澪「!」ビクゥ
「な、何だ…空条君か」ホッ

承太郎「何だとは失礼だな…」

澪「ご、ごめん…」

承太郎「まあいい。そんな所で何してるんだ」

澪「実は、律が…ry」

承太郎「…」
「腹が減ってるんでな、俺は先に戻る」
スタスタ

澪「!」グスッ
「ま、待って…」ヒック

スタスタ

澪「置いてかないで!空条君!!」

この身長差・・・間違いなく澪の顔は承りの股間

すいません、承太郎は話はちゃんと聞いてます



クウジョウクーン…

承太郎(…)
(やかましい奴だな…)

クルッ スタスタ

澪「あ…戻ってきた…」グスッ

承太郎「俺はやかましい奴が嫌いなんだ。黙っとけ…」ヨッコラショ

ヒョイッ

澪「!」オンブ

スタスタ

澪「…ありがとう、ジョジョ」ボソッ

承太郎「…やれやれ」

スタスタ

唯「あーっ!澪ちゃん承太郎君お帰り!」ブンブン

律「あらーん?お二人揃ってのご帰宅で。お熱いこと♪」ニヤニヤ

紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ」ニコッ

澪「違う!そんなんじゃ…」

承太郎「…」ドドドドドドド

律「ヒィッ!しーましぇん…」

夕食後!

律「肝試ししよーぜ!」

唯「面白そう!」

紬「いいわね!やりましょう!」

澪「私はやらないからな!」

律「残念!強制参加です!」

>>136
承太郎君お持ち帰りに見えた

承太郎「…」スタスタ

承太郎「…」スタスタ

ギャーッギャーッ

承太郎「…」スタスタ
(誰もいないな…)

?「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙…」

承太郎「!?」バッ

承太郎「オラァ!」
律「ウゲァ!!」

律-再起不能-

承太郎(…俺の順番は最後だったッ)
(あいつらが脅かしにきたのか?)
(いやッ!こんなに早く二人組でも戻ってこれるはずはないッ!)
(不審者か!ここは倒さないとあいつらが危険だ…)

ダッ

?「じ…じょ…」

承太郎「オラァッ」ドガッ

?「ちょ!私よ…」ゲフッ

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!」

?「…」ドサッ

>>143
マジでやるなw

承太郎(戻るか、あいつらが心配だぜ…)

別荘!

唯「承太郎君お帰り~!遅かったね!」

律「ホントだよ。道間違えたのかと思ったよ」

紬「でも無事そうで良かったわ!」

澪「何かあったの?」

承太郎(…こいつの前で言っちゃあ駄目だな)
「何でもない…」

夏休み明け!

唯「ねぇねぇ、さわちゃん重体ってホントなの?」

澪「うん…何でも全身打撲に肋骨7本、左右の両手と両足合計で32本骨折だって…」

律「一体誰がこんなことを…!」

紬「許せないわ!」

承太郎「…そうだな。見つけたらヤキ入れねぇと気が済まねえぜッ!」ドンッ バキィッ

学園祭!

紬「とうとう学園祭ね!」

唯「そうだね!でも午前中はクラスの出し物やんなくっちゃ」

澪「みんな、出来るだけ早く集合してくれよ。なるべく沢山練習したいんだ」

律「そんな事言わなくてもわかってるって!」
「それじゃ、一旦解散な~」
「行こうぜ、ムギ、ジョジョ!」

音楽室!
澪(みんな遅いな…)
(よし…)
ガチャバタン

1年2組!

律「は~い次の方~」
「はい、ありがとー」

澪「なあ律」

律「おう澪。ムギ達なら中だぜ」

澪「中!?」ビクッ

律「あんま怖くないから大丈夫だよ。ほら、探してるなら行ってこい。クラスの人はタダなんだ」

1年2組の中!

澪「…」プルプル
「…ム、ムギ?ジョジョ?」
「いるんだろ?出て来てくれよ…」グスッ

紬「なあに?澪ちゃん」

澪「ムギ!」クルッ
「!」
「きゃあああああ!」ダッ

紬「この顔で出ちゃ不味かったかしら…」

澪(早く出よう!ここは危ない!)ダダダダッ

ガシッ

澪(肩を掴まれた!)
(何でこんな演出するんだよ!)

承太郎「…何の用だ?」

澪(この声はジョジョ!)
「ジ、ジョジョぉ~」クルッ

私の目の前には、2mはあろうかという、学ランに学生帽を被ったフランケンシュタインだった。
私は意識を失った。

濡「ジ、ジョジョぉ~」ジョー

承り「うおっ漏らしやがった」

音楽室!

澪「…ん」パチクリ

律「お、気が付いたか!」

唯「大丈夫~?」

紬「とても心配したのよ?」

律「ジョジョが気付いて運んでくれたから良かったよ」

承太郎「…」ズズッ

澪(何コーヒー飲んでるんだよ…お前のせいだろ…)


キコキコキコキコ
コンコン
唯「あれ?もう時間かな?どうぞー」

ガチャッ

唯「さわちゃん!?」

さわ子「ええ、戻ってきたわよ」キコキコ バタン

律「何で来たんだよ!安静にしてなきゃ駄目だろ!」

澪「ていうかどうやってここまで…」

さわ子「それなら彼が運んでくれたわ」

花京院「承太郎、久しぶりだね」

承太郎「花京院!お前生徒会はどうしたんだ?」

花京院「真鍋さんという人がやってくれてる。それに僕の役目は君達を迎えに行くことさ」

律「てことはもう時間かよ!」

さわ子「みんな、聞いて!」
「私、みんなにプレゼントがあるの」
「みんな、是非これを着て頑張ってちょうだい!」

唯「うわー!フリフリだぁ!かわいい!」

澪「こ、こんなの着るなんて…恥ずかしい!」

律「…でも折角さわちゃんが作ってくれたんだしな」

紬「そうね。これを着て頑張りましょう!」

律「あれ?そういえばジョジョは?」

承太郎「…」

律「私達のズボン版か…」

さわ子「フヒッ…」

ピリリリリ

花京院「!」
「みんな、もうすぐ出番だそうだ。急ごう!」

唯「うん!」フリフリ

澪「わかった!」フリフリ

律「おっけー!」フリフリ

紬「ええ!」フリフリ

承太郎「…ああ」フリフリ

ダダダダッ

さわ子(…頑張ってね、みんな!)
(あれ?花京院君がいない…)

ステージ裏!

花京院「連れてきましたッ!」

和「ありがとう花京院君」

「あなた達、後残り5分よ。準備よろしくね」

律「みんな!今日は私達の初ライブだ!今までの練習の成果を見せてやろうぜ!」

唯澪紬「おおーっ!」

承太郎「……ああ」ヒラヒラ

ステージ!

律「…ジョジョ…もしかして緊張してる?」

承太郎「…当たり前だ」ヒラヒラ

唯「大丈夫だよ!みんな承太郎君が沢山練習してきたの知ってるよ!自信持って!」

澪律紬「…」コクッ

承太郎「…」フッ
(…やれやれだぜ)

花京院&和「次は軽音部による演奏です」

ガガガガガガガガ…ガシャン

ピカッ

生徒 ザワ…ザワ…

承太郎 ポン
『ポーン』

承太郎『…軽音部だ』

生徒(!)ドドドドドドド

承太郎『俺達は見ての通り5人で活動している』

女生徒「キャーッ あの衣装かわいい!」

承太郎『やかましいッ!』

やかましいwwwwwwww

生徒(!)ビクゥ

律(うわー…ジョジョのMC安心出来ねー……)

承太郎『…俺達は今日の日の為に練習してきた』
『合宿も頑張った。大事な顧問が重体にもなったりしたッ!』
『俺達は、それを乗り越えてここに立っている…』
『この曲は俺達の日々の結晶だ!』
『心して聞いてくれ…』


『ふ わ ふ わ 時 間 ッ !』
ドッギャーーーン

パンパンパンパン

承太郎『…おい、拍手の音が小さすぎやしねーか?』

生徒(!)

パンパンパンパンパンパンパンパン

承太郎「オラオラオラァ!」パンパンパン
澪「あっ!ひっ!ひぃっ!」グチュグチュ

承太郎(これでこいつらも活気づいただろう)クルッ

唯澪律紬「…」コクッ

承太郎「…」コクッ!


承太郎『君を見てると いつもハートDOKI☆DOKI♪』

『揺れる思いはマシュマロみたいにFU-WA☆FUWA♪』

×唯澪律紬「…」コクッ

○唯澪律紬「…」ゴクッ

承太郎『いーつも頑張ーる』

唯澪「いーつも頑張ーる」

『きーみの横顔』

「きーみの横顔」

『ずっと見ーてーても気付かないよね?』チラッ

澪紬「…」~♪

チラッ

唯律「…」~♪

承太郎(…いい顔じゃねーか)

キャプテンテニールat舞台裏「シブイねえ・・・まったく オタク シブいぜ」

ジャカジャカジャーン

………

ウワァアアアアアア
パチパチパチパチパチパチパチパチ

承太郎(終わった…)

クルッ

唯澪律紬「…」ニコッ

ダダダダッ

承太郎「!」ギュッ
(…やれやれだな)

しかしッ!このまま大成功と言うには早すぎたッ!

承太郎「…みんな、退場だ」

4人の背中を見届け、最後に退場しようとしたその時ッ!

承太郎「何ッ!?」

何かが足に引っ掛かったッ!

意外!それはシールド!

そのままバランスを崩した承太郎は転倒した…臀部から聞こえる破裂音と共に

まさかの放屁

…シーン

ダイジョウブナノ?スゴイオトシタヨネ
キャーーーッ
ジョジョッタライケナイヒト!

俺のハート柄のパンツを隠すかのように、ステージの幕は降りた



第一部 完ッ

という事でお付き合いしてくださった方ありがとう

保健の先生の前でズボンを脱ぐ太郎にとっちゃむしろ願ったり叶ったりだろ

第二部は右手の疲れがとれたらかこうかなと

ho

mo

保守サンクス

第二部
―軽音潮流―


学園祭の次の週!

律「いやぁ、ライブは大成功だったな!」

唯「そうだね!演奏してすっごく気持ち良かったよ!」

紬「早く次のライブがしたいわ!」

澪「…パンツ…オトコノヒトノパンツ…ハートガラノパンツ」ブツブツ

律「…おい澪、忘れてやれよ。ジョジョだって忘れたい過去なんだぞ?」チラッ

承太郎「…」ズズッ

律(…前言撤回。こいつ気にすらしてねぇ)

紬「そういえば、もうすぐクリスマスね」

唯「そっか~、何か早いなぁ」

律「!」ピコーン
「なあ!軽音部でクリスマス会しないか!?」

唯「いいね!」

紬「面白そうね、やりましょう!」

澪「でも場所はどうするんだ?」

キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!

律「ん~…ムギの家は駄目なのか?」

紬「ごめんなさい…今年は予約が入ってて…」

律「…」チラッ

承太郎「……」

律(…聞いても意味ないか。ていうか話に加われよ)

唯「りっちゃん!」
「私の家使っていいよ」フンスッ

律「マジで!?じゃあクリスマスは唯ん家に集合な!」
「プレゼントは用意してくれ。あと他に呼びたい人呼んでいいからな!」

クリスマスの午前!

唯「憂~。私も何かお手伝いするよ!」

憂「大丈夫だよ。お姉ちゃんは座ってて?」

唯「でもでも~」ウネウネ

憂「ん~、そうだ!プリンにさくらんぼ乗せてくれない?」

唯「わかった!行ってくるよ!」

憂「ありがとう、お姉ちゃん」ニコッ

クリスマスの昼!

ピンポーン

憂「はーい!」タタタタッ

ガチャッ

澪律紬「こんにちは~」

憂「こんにちは!私、妹の憂です。今日は楽しんでいってください!」

澪律紬(出来た子だ…)

唯「あ!みんな!上がって~」

澪律紬「お邪魔しま~す」

チュミミミ~ン

リビング!

律「そういえばジョジョは?」

澪「ん~、遅いな…」

紬「連絡してみる?」

ピンポーン

唯「はいはーい!あっ3人共!上がって」

律「3人?」

パタパタパタ

和「あら、みんな早いわね」

花京院「本当に僕が来てよかったのか、ジョジョ?」

承太郎「…ああ」

律「これで全員揃ったな!」
「じゃあまずは!かんぱーい!」

カンパーイ!

憂「皆さんどんどん食べてくださいね!」

澪「憂ちゃん料理上手だな」モグモグ

紬「本当!とってもおいしいわ!」

唯「でへへ~」

律「何でお前が照れるんだよ…」
唯「だって憂が誉められたら何か嬉しいんだもん!」

憂(お姉ちゃん…///)

承りは澪みたいな女の子好きそう

>>251
日本人らしいしね

―二時間後―

憂「みなさん、良かったらデザート食べてください」

和「ありがとう憂。いただくわ」
律「なぁなぁ、プレゼント交換しようぜ!」

さわ子「いいわね、みんなやるわよ!」

律「さわちゃん!?いつからいたんだよ?」

花京院「さっき窓から入ってきてたよ」

さわ子「はい!音楽が止まったら回すのストップよ!」

憂(…お姉ちゃんのプレゼント)
(私が絶対に貰うッ!)ドドドドドドド

律(何このプレッシャー…)

~~~~~♪

さわ子「はいストップ!」

憂(来たッ!お姉ちゃんのプレゼント!)
(私の勝ちだッ!)

花京院「おや、僕は自分のプレゼントが戻ってきたよ」
「誰か交換…」

キャーキャー ア、オネエチャンノテブクロ ダレダヨノリヤッタノ

花京院(何で僕はここにいるんだろうな、承太郎…)

律「なあ、これ誰?」

承太郎「…俺だが?」

律「…何これ?」

承太郎「きな粉棒だ」

>>254
だが詩のセンスは……

>>261
ピュアな子じゃないか

律(それぐらい知ってるわ…)
 (箱で1ダースも貰っても嬉しくねえよ…)


律「次は一発芸しようぜ!」

憂「…じゃあわた…」

花京院「待ってくれ!先に僕にやらしてくれないか?」
(ここで成功する!そして僕は輪に溶け込むッ!)

憂「え…ええ…」
(誰?)

花京院wwwwwwwwwww

花京院「メロンだ」

花京院「さくらんぼが高速移動しまーす!」

「いくよ?せーのッ!」




「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

ところでさわちゃん承りにぼこられたの覚えてないのか?

        / _ノ ヽ_\

       / ∩l^l^lnnl^l^|\
     /  。ヽ   ∥  ノ \
     |   /   人   l   |    いやあああああああああああああああああああああああ!!!
     \ /   /|ii!i!|\ \/
.      |    /. |;;;;;;|  \ |
            `ー´

唯(うわぁ…)

澪(おぇっ…)

律(気持ち悪っ…)

紬(凄い…)

さわ子(…)

和「憂!見ちゃ駄目よ!」ギュッ

憂「…」グスッ

承太郎「…花京院、少し外で待っててくれ。話がある」

花京院「レロレロレ…え?ああわかった」スタスタ

ガチャバタン

花京院「承太郎!まだ…」

カチャリ

花京院「!」

     __                      ,_
 ,、‐'´ ̄   ̄`'ヽ、           _,,,_ i、`'iヽtr、 i-、

/              `、     r‐-、,,、ト亥 ''v!ヾ/| !!ノ |'i .)ヽ, ,、
    レ レ レ  `,   r‐亠彡ミ、  ミ|トミミ|ヾ))/ノ ノ ´.''彡}ノ!|
    ロ ロ ロ   i  i´ /// ≡゙、`vi∥| !以´' <ヾ≡ ノノi
             |  !, //// (r、、i , ン、/  ヽヾ  ≡三.c,,ノ|
.  レ レ レ レ    |  ) | |/ 》 )/イ´''''‐-i |iノ iiノ ヾ、ヾ= <<
.  ロ ロ ロ ロ   .|  く ! |  |` .|イ{    i!/ノノイ ミミ=---ミζ
             /  ,、! 彡r,ソ  ト、ri ,, リノソ ト、ミ ミミ≡γ
    レ       /  , ア .t‐'    tテ}゙ '`===-、⊥,,.t三≡彡,
ヽ、  .ロ        / .//τ''       | 7  ヾr゚‐´´ ̄  i!/´ri.|、|
  ヽ、,      /  |!ii|'´       |<..  ´       ' ))!ノ、|
    `''''''''''' ̄ヽゝ  ヾi.!   _ ''r, |、,_        ,, t-‐´ヾ|i
              `` ,、r-<ヽ, CO、'''''‐ァ    /σ゙'λ!i |

                i! >, テ=|.ミ三彡'´    /  / ヽiκ
                   } ノゝ'`´ .|`''''''  ,、、-‐'''´,、-''    yヘ,
                ヽ、  .!´-、ミ-t'''i´,,、、-''´_     //υi
                  \    ! . } {  !i'´´i!   /    \
              _,,,,、、、/`'''‐ ,.r‐' ヽ    . /\       \
              | ´'''''''‐‐‐‐‐‐''''r'|  ヽ   /   \      ´

このスレに丁度いいAAがあった

                     _∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
                    |                          |
                    <     すたーだすとくるせいだーす    >
   ☆      ピコピコ      |_  _  _ _ _ _ _ _ _ _|
        ☆   コロン .       ∨  ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
.      ______ オラオラ

   __|\         (___                          ポポポポポ
  ゞ。_o__| \            `ヽ、  デケデケ  ,,,,,,,,,,       ♪      コココココ ‡†‡†‡†‡
  ミ<____プ \       ♪      \         |!| :|i|         ♪        〈==∽==|
  | ^o^ ||   \              〉♪     ./  \                  .| ^o^ |
   \_/ .| ♪ \__        /≡     | ^o^ |   (:::::::::::,、::,,::) ♪.      \_/ 
 ∥ / つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ____ ̄ ̄ ̄ ̄ノ   /   .\_/.    )::::::ソヾリソレ ∬   ○ .|   |  ○  []
 ∥( 匚____ _|____ |_ーrー´  〆 ┌\と\と.ヾ ∈ヾ::::| ^o^ | | ||⊂ [] ―o[][][][][][o―[]

  〓〓UU ∥    | ^o^ |   ||     ||  γ ⌒ヽヽコ ノ   ||ソ \_/ ノ ∥ヘ |ボンボン ☆    ||
 ∥    ∥. ∥)   \_/-┓ ||       .|| ΣΣ  .|:::|∪〓  ||  |   (  ∥ ) ||  ボンボン    .||
        ◎    l  つ.|  ‡ ◎   ./|\人 _.ノノ _||_  /|\ |つ━)━╋(━|ノォホホノォホ♪  [] || []
  υ ⌒ゝ       ヽ  | ¶.@   ♪     ドムドム.        (__ (__( ∬ .)         ☆  _||_
  γ' ^(Å)        UU し′            ダダダダ!        ⌒†⌒
  υυUU  ☆        ブ-ブ-    ♪    ポルポル!      ♪

ガチャガチャ!

花京院「おい嘘だろ!?承太郎!」 「頼む!何とか言ってくれ!承太郎!!承太郎!!」

―花京院は―
二度と平沢家へは戻れなかった…
変態というレッテルを張られ、後の約二年間の学校生活を1人さまようのだ
そして、学校を辞めたいと思っても将来を思うと辞めれないので
―そのうち花京院は考えるのをやめた

―花京院典明、再起不能

リビング!

承太郎「…」
「…すまなかった」

唯「そんな!承太郎君が悪いわけじゃないよ!」

澪「そうだ!謝ったりなんかしないでくれ…」

承太郎「…ああ」

律「……解散するか」

ゾロゾロ

花京院の残した爪痕は、予想以上に大きなものだった

元旦!

唯「明けましておめでとう!」

澪「おめでとう」

律「おめでとー!」

紬「おめでとう♪」

承太郎「ああ」

律「よし!お賽銭行くか」

唯「そうだね!」

パタパタパタ

澪「凄い人だな…」

紬「本当…気を抜いたら流されていきそう」

ゾロゾロ

律「あ、私達の番だぞ!」

唯「何お願いしよっかな~」

澪「部活のことにしないか?」

律「ん~、そうだな!」
「みんな決まったか?じゃあ賽銭投げるぞ」

チャリーン

唯「ギターがもっと上手くなりますように!」

澪「ベースが上手くなりたいです…」

律「ちゃんとリズムキープできますように!」

紬「軽音部のみんながずっと仲良くいれますように」

承太郎「……高音が出るようにしてくれ」

律「ブフォッ」プルプル

――そして時は流れる

俺達は高校二回目の春を迎えた



第二部 完ッ

ちょっと4時まで休憩します


再開します

というより終着点が見えません

第三部
―未来への遺産―


3月の桜ヶ丘高校!

憂「あ!あったよ!お姉ちゃん!」

唯「…ほんとだ!」グスッ

憂「もう、何でお姉ちゃんが泣いてるの?」ナデナデ

唯「だって嬉しくてぇ~」グスッ

律「お~い!憂ちゃん!」

憂「あ、皆さんお久しぶりです」
唯「憂受かってたよ!」

オメデトウ ヨカッタネ アリガトウゴザイマス

スタスタスタスタ

梓「…」ジッ

梓「…あれ?」

4月の桜ヶ丘高校昇降口!

唯「あ!りっちゃん私とクラス同じ!2組だって」

律「ムギも一緒だぞ!」

紬「承太郎君も一緒ね!」

唯律紬「…けど」

澪「…1組……」

律「ま、まあ休み時間は来ればいいじゃないか!」

スタスタ

憂「皆さんおはようございます」
澪律紬「おはよう!」

律「制服似合ってるじゃん!」

紬「初々しいわぁ」

憂「ありがとうございます」
「あ、お姉ちゃん髪の毛寝癖ってるよ」ナオシナオシ

ジカンガナカッタンダヨー ドッチガネエチャンダヨ

梓(…良かった。受験番号あって…逆さまにしちゃってた)

スタンドはちょっと考える頭が…

3部4部はちょっと今からは無理

2年1組!

澪(…誰も知ってる人がいない)
(…寂しい)チラッ

花京院「…レロ」ドドドドドドド

澪「ヒィッ…」ブルッ

和「どうしたのよ、澪」

澪「の、和ぁああ…」グスッ

wwwwww

この花京院は間違いなく登場時のキャラデザ

放課後!

律「なあ、新歓ライブの前にビラ配らないか?」

澪「あぁ、結構効果あるかもな」
唯「りっちゃんたまにはいい事言うね!」

律「何だよたまにはって…」

紬「じゃあ明日から配りに行きましょう」

翌日の放課後!

律「よし、みんなこれに着替えろ!」ドサッ

唯「なぁに、これ?」

律「着ぐるみだよ。目立つだろ?」


中庭!

唯「軽音部でーす!」

澪(…何か避けられてないか?)

紬「よろしくお願いしまぁーす」
承太郎(…)ゴゴゴゴゴゴゴゴ

律(…原因はこいつだろ)
(着ぐるみに入りきってねえし…)

音楽室!

律「ふぅ…」ドサッ

澪「ある意味宣伝効果はあるかもな…」

唯「あ!承太郎君全然汗かいてない!」

律(そりゃあ通気性良さそうだったしな…)

ガチャッ

さわ子「みんないる?」

律「いるよ。てか何その荷物」

さわ子「ねぇあなた達、1年生を迎えるのに制服はちょっとあれじゃない?」

唯「でもこれ以外ないよ?」

さわ子「ふふーん」ニヤッ
「じゃーん!メイド服」

承太郎「!」

俺も帽子さえ脱がなければ・・・こんな高校生活ができたのに

承太郎「…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

澪(うわっ!)

さわ子「大丈夫よ。承太郎君のは執事服だから」
「じゃあみんな、早速それに着替えて!1年生はいつ来るか分からないわよ!」

少し後

コンコン

憂純「こんにちは~」

唯律紬「いらっしゃいませ~♪」
承太郎「…こちらへどうぞ」

純「!」
(でかっ!怖っ!もう帰りたい…)

憂(大丈夫!優しい人だよ)ニコッ

憂「あの、この子鈴木純ちゃんって言って、軽音に興味あるそうです」

紬「はい、お茶どうぞ」

純「あ、ありがとうございます…」

唯「ねぇねぇ、純ちゃんはどこ中出身なの?」

律「やりたい楽器とかあるの?」
紬「お菓子おかわり一杯あるわよ♪」

数十分後!

唯「あれ?もうこんな時間だね」

律「最後に私達の演奏聞いてってよ!」

純「悪いですよ…」

律「大丈夫!ほら、みんな配置につけ!」

スタンバイ!

澪「ジョジョ、今日は何にする?」

承太郎「…今日は『カレー』の気分だな」

律「オッケー。」
「みんないくぞ!1、2、1、2、3、4!」

~~~♪

承り「ごめんねルーだけ残したカレー♪」

承太郎『カレーCHOPPILI ライスTAPPLI♪』

律(あ、少し声高くなってる)

ジャーン♪

唯「どうだった!?」

純「凄く上手でした。…入部は考えさせていただきますね。では…」

唯「じゃーねー」ブンブン

ガチャバタン

唯「入ってくれるかな?」

紬「そうだといいわね♪」


廊下!

純「憂、私トイレ行ってくるから先に帰ってて。じゃ!」

憂(これは期待薄かな…)
(お姉ちゃんのために次の子探さなきゃ!)

声高くなってるwww

同時刻音楽室!

承太郎(平沢達はああ言ってるが…)
(あいつは入部しねぇ…)
(それに考えとくなんて言ったが、入部の事なんか一生考えませんって顔してやがったッ!)
(新歓ライブに賭けるしかねえか…)
(…やれやれ)

唯「承太郎君、アイス食べに行こうよ!」

承太郎「…31か?」

承太郎「…31か?」

wwwwwwwwwwwww

翌日!

和「律?講堂の使用届けと演奏する曲目、書いた?」

律「ああ、書いたよ。はい」ピラ

和「『ふでぺん~ボールペン~』、『カレーのちライス』、『私の恋はホッチキス』、『ふわふわ時間』」
「これでいいのね?」

承太郎「…ああ。」

和「そう。じゃあ今度の新歓ライブ頑張るのよ」

新歓ライブ当日!

梓(そういえば今日新歓ライブか…)
(軽音部…気になるけど…)
(ジャズ研もあるしな)
(………トイレ行こう)

憂(…)チラッ
(あの子…外に行こうとしてる?…チャンスかも!)
「あのっ!」

梓「!」

体育館前!

憂「ごめんね、付き合わさせちゃって…」

梓「ううん、平気」
「それより中に入ろう?」

体育館!

憂「あ、もう始まってる!」

~~~♪
承太郎『始まりだけは軽いノリで~』
『知らないうちに厚くなって~』
『もう針がなんだか~とおらな~い~』
『ララ☆また明日~♪』

ジャカジャーン

ウワアアアアアアアアア
カッコイイー カワイイヨー コッチムイテー レロレロレロ

憂「!?」
(ス…スタンディングオベーション!?)

同級生でジョジョを知ってる奴がいないってどう思う?

>>365
ユトレヒト条約乙って思う

憂(凄い…)
(既に承太郎さんの周りには飲み干したペットボトルが8本も落ちてる…)
(それだけ本気なんだ!)

承太郎『…軽音部だ』

キャーキャー

承太郎『…』イラッ
『1年生、まずは祝福してやる』
『俺達は去年からこの5人で活動してきた』
『これからも人数を減らすつもりはないが…入部希望者は歓迎するぜ』
『…興味のあるやつは来い』

律(ジョジョ…成長したな…)

承太郎『いくぜ…最後の曲ッ!』『ふわふわ時間ッ!』

~~~♪
『君を見てると~』

梓(凄い…)
(たったワンフレーズ聞いただけで歌に引き込まれる…)
(わかった…スゴ味だッ!)
(この人達のスゴ味のせいだッ!)

『ふわふわたーぁいむ』

ジャカジャーン…

放課後!

唯「誰か来てくれるかな~?」

紬「大丈夫よ。きっと私達の演奏に心を動かされた人はいるわ」

澪「そうだな…今は信じて待ってよう」

スタスタ
コンコン ガチャッ

梓「あの~入部希望なんですけど…」

律「確保~!」

承太郎「…言われないでも分かってるぜッ!」ガシィッ!

梓「ヒィッ!」

こうして、軽音部は6人になった

翌日の放課後!

梓「中野梓と言います!」
「パートはギターを少し」
「これからよろしくお願いします!」

律「ギターかぁ。唯と被るな。」 「ねぇ、ちょっと何か弾いてみてよ」

梓「は、はい!」

ピロピロピロギュワーン

梓「こんな感じです」

………

梓(あれ?何でみんな黙ってるんだろう…もしかして私の演奏が下手すぎた!?)
「あのっ、すみま…

律「すっげぇ上手いじゃん!」

>>383
いや、俺の嫁という事だ
二度と間違えるな

>>384
すまんねバービーくん

澪「これなら即戦力だよ!なあジョジョ」

承太郎「…そうだな」

律「あとはどっちがリードかリズムするかだな」

唯「私リードがいい!」

梓「じゃあ私はリズムで…」

律「でもな~…」

承太郎「いいじゃあねぇか平沢で」
「こういうのはやる気のある奴にさせた方がいい」
「そっちのほうが伸びるしな」

>>385
ファービーだ!!
二度とナデナデシテー

>>388
おまえは俺を殺す気かwwwwwwwwwww

律「それも一理あるかもな」
「じゃあ今まで通り唯はリード頼むな。梓はリズムで」

唯「うん!」

梓「はい!」

紬「それじゃあパートも決まったことだし…」

梓「練習ですか!?」キラキラ

承太郎「…お茶だ」

>>388
wwwwwwwww
まだまだVIPも捨てたモンじゃねえなw

数日後!

梓(ここのところ毎日ティータイムばかり…)
(全然練習する気配もないし…)
(あの時感じたスゴ味は気のせいだったのかな…)
(これなら…他のバンドに入った方がいいかも…)

ライブハウス!

梓(上手い…)
(技術はあの人達より数段上…)
(でも違う…私が求めているのは)

翌日の放課後!

ガチャバタン

唯「あ!あずにゃん!」

律「どうしたんだよ梓?最近顔見せないで」

紬「とても心配してたのよ?」

梓「…分からなくなって」グスッ

唯「え?」

梓「何で私がここに入部したのか!何に魅力を感じたのか分からなくなって!」グスッ

澪「そうだったのか…」
「1人で悩んでたんだな…」

承太郎「………」

承太郎「…おい、お前ら配置につけ」

唯「…え?」

承太郎「わからなくなったって言ってんなら!俺達が再び演奏してやればいいだけだッ!」

律「そうだな!」
「みんなやろう!」

~~~♪
梓(暖かい…)
(凄く暖かい音楽…全身を優しく包み込むような…)
(私はこの音楽に惹かれたんだ…)

承太郎「…中野」

梓「はい…」

承太郎「思い出したか?」

梓「…はい」

承太郎「そうか」
「なら、その気持ちをずっと忘れるんじゃあねーぜ」
「またお前のために演奏してやるのは面倒くさいからな」

梓「はい!絶対に忘れません!」
「先輩方、ありがとうございました!」ペコリ

承太郎(やれやれ…だな)

主(笑)

キリがいいんで終わります

お付き合いくださった方ありがとうございました

自分的には大丈夫かと思った

だったら暫く休憩もらっても?

ええええええええええええええええええええええええええええええええ

>>421
おk
期待して待ってる

度々すみません

遅くても9時には戻ってくると思います

再開します
保守サンクス

よっしゃあ

夏休み前!

唯「ねぇりっちゃん、今年は合宿しないの?」

律「そうだなー…」

紬「ウチの別荘なら大丈夫よ?」

澪「でも去年も使わせてもらったし…本当にいいのか?」

紬「ええ♪」

梓「ムギ先輩のお家って…」

律「ああ!すんごい金持ちなんだぞー!」

紬「そんなのじゃないわ」フフッ
「そうそう、今年は海か山のどちらか…」

承太郎「…海にしてくれ」

律「えぇーっ!?去年も海だったし今年は山だろ!」

唯「そうだよ!りっちゃんの言う通り!」

承太郎「…俺の言う事が聞けねぇっていうのか?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

律「あれ!何だか急に海に行きたくなったな唯!」ガクガク

唯「そ、そうだねりっちゃん!今年も海を満喫しよう!」ブルブル

澪(………)

律「そうと決まれば買い出しだな!」

梓「新しい機材でも買うんですか?」

澪「…水着だよ」


デパート!

律「という事で今年も留守番頼むよジョジョ!」

唯「すぐに戻ってくるよ!」

ダダダダッ

承太郎(…行ったか)
(…俺も買い出しに行くかな)

スタスタ

ついに海パンか・・・

二時間半後!

澪「ごめんジョジョ!また遅くなった…って」

紬「承太郎君もお買い物してきたの?」

承太郎「ああ、少しだが」

律(全然少しじゃねーよ…袋が1m超えてね?何買ったんだ?)

梓「先輩は何買ったんですか?」

承太郎「…いずれ分かるさ」

合宿の別荘!

律「…去年より大きくなってないか?」

紬「ええ。去年のは小さい別荘だったから」

澪(あれで小さいのか…)

唯「うわー!ここの海もすっごく綺麗だね!」

梓「本当です!」

律「よし!じゃあ遊ぶか!」

澪「練習だ!」

律「また多数決とるか!?」

澪「のぞむところだ!」

律「遊びたい人ッ!」シュバッ

唯紬「は~い」

澪「3人か。という事は梓とジョジョはこっちか」
「…ってそういえばジョジョは?」

梓「あれ?そういえば見ませんね…」

律(またこのパターンかよ…)

律「また船にでも乗ってんじゃないのか?」

紬「それはないわ。この近辺の船は全部移動させたの」

澪「まさか…行方不明じゃないだろうな…」

唯「どうしよう、りっちゃん!」

律「なーに、あいつならひょこっと戻ってくるさ」

梓「そうだといいですけど…」


どこか!

承太郎「…」シュコー

夕方の浜辺!

唯「承太郎君帰って来ないね…」

律「本当だな…」

澪「…なあ、そろそろ本格的にヤバいんじゃないか?」

紬「警察を呼んだ方がいいかしら…」

梓「それも考えた方がいいかもしれませんね…」
「!」
「あ、あれ見てください!海から何かあがってきます!」

バシャバシャ

澪「ジ、ジョジョ!?」

律「1人で何してたんだよ!?」

唯「そうだよ!すっごく心配したんだよ!」グスッ

承太郎「…」ポイッ

ドサッ

紬「これは…」

梓「網一杯の…ヒトデですね…」 (3桁はありそう…)

律(…ていうかデパートの買い物はこれか…)

夕食の準備!

紬「買い出し戻ってきたわよ」

梓「お疲れ様です」

澪「じゃあ夕食作るか」

律「腹減った~…キャベツ食わせろー!」

承太郎「…構わないが…俺は知らないぜ」ヒョイッ

律「キャベツうめー!」ボリボリ


夕食!

唯澪律紬梓「いただきま~す!」

律「今回はバーベキューかぁ!」

唯「おいしそうだね!」キラキラ

このスレ読んでたら
承り太郎と風子がヒトデについて話すSSを見たくなった

>>475
超見たい

梓(このおにぎり…絶対承太郎先輩が作ったのだ…)
(爆弾おにぎりみたい…)

澪「なあ、キャベツない?」

紬「あれ?買ったわよね?承太郎君?」

承太郎「ああ…しかし、無いという事は誰かが食ったって事だ。生のうちにな…」
「いいか…『生のキャベツ』を食った奴を発見する方法がある」
「それは…生のキャベツを食ったら…」
「額に血管が浮き出る」

律「えっ!」

承太郎「…」ニヤッ

唯「ほんと!?」

澪「嘘だろ!?」

承太郎「ああ…嘘だ」
「しかしマヌケは見つかったようだな」

唯澪紬梓「あっ!」

澪「りーつー…」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

律「えっ!?あいつ自分から渡してきて…」

澪「言い訳するな!」ゴンッ

律「いてっ!」プクッ
(あいつひでぇよ…)

支援

http://imepita.jp/20100613/746880

>>483
絵師(笑)かよキメェ
って思ったら違った。良いな

夕食後!

律「花火しようぜ!」

唯「おーっ、いいね!」ワクワク

承太郎「…持ってきたぞ」ドスン

梓「うわっ!凄い沢山」

紬「楽しみましょうか♪」

キャーキャー ボンボーン


唯「やっぱり締めは線香花火だね」ジリジリ

澪「綺麗でいいよな…」ジリジリ

ジリ…ジリ…

承太郎(何ッ!?もう終わるだとッ!)
(クソッ仕方ねー。セコい手を使うかッ!)

バッ

承太郎「合体だッ!」ジュオッ

律「あー、セコいぞジョジョ!」

唯「こうなったら私達も合体しよう!」

唯律「合体!線香花火マン!」

承太郎「線香花火マンだか何だか知らねーが…俺は誰にも負けないぜッ!」バッ

律「何!?あいつ合計で10本近くあるじゃないか…」

唯「私達の負けだね…」シュン

承太郎「…フッ」

澪(いや…ドヤ顔されても…)

帰宅日!

梓「そういえば、ヒトデどうなったんですかね?」

律「さあ?毎日戯れてたんだろ」

ガタンゴトンガタンゴトン


駅!

承太郎「…おい」

唯澪律紬梓「?」

承太郎「…渡したいものがある」
「手を出してくれ」

唯澪律紬梓「??」サッ

承太郎「中身は家に帰ってから見てくれ」

田井中家!

律(楽しかったな…)
(でも…あと一回きりなんだよな…)
(そういえばジョジョから貰ったの開けてねーや。開けるか)

シュルシュル ポトン

律「!」ゾクッ
(干からびた…ヒトデ…)

ピロリロリン

律(メールか)

律(!)
(ジョジョから!?珍しいなー!)
(ん?それにみんなに一斉送信だ。何々…)

承太郎《俺の選りすぐりのヒトデ5匹をそれぞれに入れた。勿論自分の分はある》
《これが俺達の何らかの絆の証になればと思ったんだ》
《そして、提案なんだが、そのヒトデの形を俺達軽音部のトレードマークにしないか?》

        /: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :\
       / : : : : /: : : : : : : : : : : : \: : : : : : : : ヽ
     /:/: : : : :/: : : : / /: : : : :{ : : : : ヽ : : : : : : :ハ

.    /:/: :/: : /: :/ : / : {: : : : :い:.: : : : :l : :ヽ: : :l : :!
.     / イ : l : :,': : l: :/|: : :|: { : : |: :ヽ.: : : :|: : :│ : |: :.|
     |: /|: : l: : :|:7 ト、/lハ: : |\:レく: :丁「: :|: : :|:/:|
     |/' |: : l: : :l/レ价沁{ハ: :l  价f沁│: l.: : :'.:│
     ヽハ: :|: : :| {ハト:::jr|  ヽ  |イ:::jrハ|: ハ: /: : !

         |lヘ:{ヽ小. V少   ,    ゞ少 j/ : j/:!: : |
         |:l: : : : |∧ ''''    r;     '''' /|: l: : ∧: :|
.         从 : : : |: :}ゝ    /\   _ イl |: l: :/ : :八
       /: ∧ : : !: l : |/{≧/ ⌒ヘ≦}\| : Ⅵ∧: : :ヽ:\
.      /: /{: :\ |:ノ|\_|_ノ/   ヽj__,/: : : 厶_}_ : : : : : \
.     〃:( r<¨( ̄|  |        ー‐ ̄)'  / >、:ノ\: :ヽ
     ヽ: ∨⌒\\「 ̄l___ r‐<\ /   / /   }__ ノヽ:ノ
.      ∨    \ゝ'´//)f\ヽ\ヽ、__//   {: : : :/
      ∧   { ̄/   '´/入 ヽ` /} }/  /⌒} ̄
      ∧ \  } \    ∧ ヽ.__//l∧ .ノ   〉

寿太郎

律(フフッ…)

全くおかしな奴だ

私は了承のメールを送り、私達の絆を握り締めた。



第三部 完ッ

最終部
―軽音部は壊れない―



二回目の学園祭より前の日!

澪「それで和がさぁ…」

唯「あはは 和ちゃんらしいね」
律(まーた和の話かよ澪の奴…)

澪「そしたらまた和が…」

律(イラッ)
「なぁ!明日から昼練しないか?学園祭も近いだろ?」

梓「いいですね!」

唯「あー、りっちゃんが真面目になっちゃった」ブー

翌日の昼休み!

澪「~~でさぁ」
和「フフッ」

ガチャッ

律「澪~。昼練行こうぜ」グイッ

澪「…そうだったな」
「ごめん和、少し抜けるよ」

和「別にいいわ。それよりも練習頑張ってね」


音楽室!

律「よし!全員揃ったな!」
「じゃあお茶にするか」

澪(イラッ…)

澪「…練習するために集まったんだろ?」

律「冗談だよ~。ほら、たこ焼き~」ムニュッ

澪「…練習しないなら帰るぞ……」

律「うん、帰れば?」

澪「!」

律「悪かったよ、和との二人きりの時間を邪魔してさ」

澪「そんな事言ってないだろう!?」ダンッ

唯紬梓(ヤバい…)

唯「どうしちゃったの?二人共…」オロオロ

紬「!」
「二人共?ケーキ食べよう?ね?」

梓(…)オロオロ ハッ!
「け、喧嘩はやめてくださいにゃん!」

澪「元はと言えば~~~」

律「何だよ!お前だって~~」

唯紬梓(本当にヤバい…)

ドグシャァァァアアアアアアン!

承太郎「やかましいッ!うっおとしいぜッ!!お前らッ!!」

唯澪律紬梓(…噛んだ)

シーン…

律「…練習するか」

澪「…そうだな」

唯紬梓(ホッ…)


ジャカジャカジャーン

澪「ん~、まあまあだな」
「それより律、リズムキープできてるのはいいんだけど音が弱いぞ?」

律「大丈夫だよ…」

澪「大丈夫じゃないから言ってるんだろう?」

律「…帰る」

ガチャバタン

澪「なんなんだよ…」

放課後!

唯「りっちゃん来ないね…」

紬「そうね…」

澪「…今日はもう帰るか」
(明日、直接律に聞きに行こう)



翌日2年2組の前!

澪(律は…)

唯「あ、澪ちゃん」

澪「…唯にムギ」
「なあ、律はどこにいる?」

紬「りっちゃんなら風邪で学校をお休みよ」

俺の3部は文庫なんですよぅ

>>534
何をするだぁー

ド低脳が
もないのか
かわいそうに

放課後田井中家!

ピンポーン

澪(反応なしか…)
(ドアは…)

ガラッ

澪(開いた…)

澪「お邪魔します」ボソッ

スタスタスタスタ

澪(律の部屋… 入るか…)

律「澪…?」

ガチャッ

澪「何でわかったんだ?」

律「澪なら足音でわかるよ」

澪「風邪ひいたんだって?」

律「もう大丈夫だよ~。ほら、このとぉー…」コテッ

澪「無理しないで寝とけ」

律「…」

澪「…」

律「ねえ澪…」

澪「…何だ?」

律「…怒ってない?」

澪「怒ってないよ」

律「…本当に?」

澪「本当だよ」フフッ

澪「それじゃあ、私はそろそろ帰るよ」

律「…もう少しいてくれよ。なぁ澪ぉ~」

澪「全く…」フフッ



翌日!

律「りっちゃんふっかーつ!」

唯「心配したよぉ」

紬「本当。すぐ治って良かったわ」

梓「全くです」

承太郎(…喉の調子が悪いな……イガイガする)

次の週!

梓「承太郎先輩が風邪!?」

澪「ああ…さっき連絡があった」

律「全くこんな時期にかかるなんてな~ たるんでるッ!」

澪「お前が言うな!」ゴツン

唯「ねぇ、学園祭まであと1週間だよ?間に合うかなぁ…?」

澪(ジョジョは私を変えてくれた…助けてくれた)
(今度は私が助ける!)
「私、念のためにボーカルの練習もするよ!」

2日後!

コンコン ガチャッ

唯澪律紬梓「!」

さわ子「みんなやってる~?」

律「何だよ、さわちゃんか…」

さわ子「何だとは何よ」ブー
「それより、新しい衣装よ!」

唯「かわいいけど…今はそんな気分じゃないんだ」

澪「すみません…先生」

さわ子「もう!あなた達がそんな事でどうするの!?あなた達は承太郎君を信じてあげなさい!」


この日、ロンドンから一機の飛行機が飛び立った

学園祭当日!

唯「…結局承太郎君来れなかったね」

律「ああ…」

紬「みんな!まだ諦めちゃだめよ!」

澪「でも…」

梓「…承太郎先輩が来れないなら辞退した方がマシです!」
「承太郎先輩がいない軽音部なんて…軽音部じゃありません!」

律「梓…それは誰よりもあいつが望んじゃいない」
「あいつを裏切るような事をしちゃダメだ!」

梓「でも…」

『軽音部のみなさんは体育館に集合してください』

澪「…集合だ」

すみません

ロンドン→ニューヨーク

ステージ裏!

和「あなた達、空条君がいなくても大丈夫なの?」

唯「…仕方ないよ」

澪「うん…辞退だけはしちゃダメだ、ジョジョのためにも」


ステージ!

律「みんな!切り換えていくぞ!」
「今日の私達の演奏をジョジョに届けれるように!」


ガガガガガガガガガ

ピカッ

ザワザワ… オイ、ジョジョガイネーゾ ホントウダ ドウシタノカシラ

唯『みなさん、こんにちは。軽音部です』

『今、ボーカルの空条承太郎君が欠席しちゃってて…』

『今日は臨時で秋山澪ちゃんにやってもらいます』

『不完全な状態の私達だけど、精一杯演奏します』

『まず1曲目、「カレーのちライス」』

1曲目が終わり、2曲目も終わる。

きっと、とても酷い演奏なんだろうな…


唯『次は3曲目、「私の恋はホッチキス」』

~~~♪


ジャカジャカジャーン


終わった。

次で最後だ。

承太郎君がいないだけでこんなに変わるなんて…

今はただ、早く時間が過ぎ去って欲しかった。


唯『最後の曲です。「ふわふわタ…

バタンッ

「待てッ!」

生徒 !

唯澪律紬梓「!!」

スタスタスタスタ

承太郎「…遅れたようだな」

ダダダダッ

唯「遅いよ…」プルプル

律「…怒る気にもなんねーよ」

澪「…ジョジョ」グスッ

紬「待ってたわ…」

梓「遅すぎです…責任とってください…」グスン

承太郎「…みんな、悪かった」
「俺はもう大丈夫だ、じいさんのおかげで」

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