上条「……ハルケギニアですか?」(1000)

立ったら任せる

上条(さて、困った事になりました)

コルベール「……何と…これが私の使い魔……」

上条(なんだよこのおっさん……つうか何だよその服装…)

コルベール「…大変な事になった」

上条(どうしてこうなった)

上条(第一に…)

キョロキョロ

上条(…ここ何処だ?)

上条(……いかん…思い出せ上条さん)

上条(確か…公園でビリビリにぶっ飛ばされて…)

コルベール「……何やらサイト君と似た物を感じる…」

コルベール「まさか…彼も異世界から?」

上条(参ったな…このおっさん何か喋ってるのは解るんですがね)
コルベール「これは…一度オールドオスマン院長に報告を…」

上条(全く理解出来ん……何語だよ……)

コルベール「…と、忘れる所だった」

上条(参った…完全に人生詰みましたよ上条さん…)

上条(…もしかして、これも誰かの……)

上条(…って、うわっ!何だよ!近づくなよおっさん!)

コルベール「キスで契約を交さないと」

上条(やめ……ろ……………あ…)

コルベール「ふぅ…では後は…」

上条(死んだ)

上条(俺のファーストキッスは、ハゲでホモなメガネのおっさんに……)

上条(……詰んだ…)

バリ…バリバリ…

コルベール「おっ、始まりましたか」

上条(なっ、なんだ!?体の周りに電気みたいのが……)

ビリビリ!

上条(ぐっ……ぐああああああっっっ!!!いてぇぇぇっっっ!!)

上条(はぁはぁ……なんだ……何しやがった!?)

ポワァン

上条(みっ、右手の甲に変な模様が……!)

コルベール「……やはり、サイト君と同じで、見覚えの無いルーン…」

上条(なんだ…なんだよこれ!?)
ゴシゴシ

上条(消えねぇ…)

コルベール「君、立てるかね?」
バッ

上条(さっ、触んな!!てめぇ…まさか異能力者か!?)

コルベール「……ひどく警戒しているな…無理も無い」

コルベール「仕方あるまい」

上条(…なんだ?今度は杖なんか取り出して……何する気だ!?)
上条(…しっ、視界が……ぼやけ

コルベール「しばらく眠っててくれ……すまない」

上条(…う……)

バタン

オスマン「…ふむ…やはりのぅ……」

コルベール「何か、おわかりになったのですか?」

オスマン「…あくまでも推測の域じゃがな…」

上条(…こ……ここは……)

上条(そうだ…俺はさっきのハゲホモに連れ出されて……)

上条(なんだ?知らないサンタクロースみたいな爺さんと話してやがるな?)

コルベール「して、彼のルーンとは…?」

オスマン「それは……」

上条(あいつら何話してんだ?)
上条(…くそっ…やられる前にやってやる…!!)

シュッ

コルベール「もったいぶらずに教えて下さい!オールドオスマ……」

上条(どりゃああああ!!)

バッカチーン!!!

コルベール「そげぶっ…!!!」
パタリ

上条(ハァ…ハァ…)

上条(どうだこの野郎…!)

オスマン「……ふむ」

オスマン「なかなか荒っぽいのぅ使い魔の少年よ」

上条(だぁかぁらっ!!何喋ってんのか解らねぇっての!)

上条(次はてめぇの番だぜ!?爺さんだろうが容赦しねぇぞ!)

バッ

オスマン「言葉が通じんのか…やれやれ」

オスマン「ほいっとな」

シュルリン

上条「…さぁ!覚悟しやがれ!」

オスマン「なぜ覚悟しなきゃならんのかのぅ」

上条「決まってんだろ!お前らは俺を……ってあれ…??」

上条「解る……言葉が解るぞ…!?」

オスマン「おっほっほ」

上条「あんた……一体……」

オスマン「魔法使いじゃよ」

上条「…てめぇ…魔術士か…」

オスマン「何やら魔法使いに因縁があるようじゃのう?」

上条「とぼけやがって!どうせてめぇもインデックスをつけ狙ってるんだろうが!」

オスマン「インデックスとな?」

上条「ああ」

オスマン「さぁ…わしゃ異世界の事は知らんからのう」

上条「異世界だ?わけわかんねぇ…でたらめ抜かすなよ!」

オスマン「でたらめでは無いぞ少年」

オスマン「ここはハルケギニアの魔法学院じゃからのう」

上条「…ハルケ…ギニア…?」

コルベール「う……」」

後は任せたよ

一方その頃

才人「はぁ…今日も水が冷てぇ……」

ゴシゴシ

才人「ルイズの奴、最近洗濯物が多いんだよな」

ゴシゴシ

才人「使い魔の苦労、主人知らずか」

ゴシゴシ

才人「うぅ…冷たい」

シコシコ

才人(はぁ……日本帰りてぇ……)

シエスタ「サイトさんっ☆」

才人「……ん?おう、シエスタじゃないか?」

シエスタ「また、ミス・ヴァリエールの洗濯物ですか?」

才人「そうそう…ったく多いったらありゃしないよ」

シエスタ「ウフフ…使い魔さんも大変ですね」

才人「まぁ慣れたもんだけどね」
シエスタ「サイトさん、私で良かったらいつでもサイトさんのお世話しますからね!」

ダキッ

ムニュムニュ

才人(うほほぉーむっ…胸が二の腕に……)

シエスタ「ウフフ…それでは失礼しますね」

才人「お、おう」

才人(日本……やっぱいいや)

ルイズ「サ~…イ~…ト~~!?」

才人「ひっ!!…そっ、その声はぁ~…?」

ルイズ「ご主人様がわざわざちゃんと仕事してるか確認しに来てみたら……」

才人「ちっ…違うんだ…おちつけルイズ…」

ルイズ「まぁた他の雌に尻尾を振ってたわねぇ!?!?」

才人「ひひぃ!!」

ルイズ「この………バカ犬ーーーーー!!!!!!!!!」

チュッドーンパーン

才人「ぎゃあああああ」

上条「…なっ、なんだこの爆発は!?」

オスマン「なぁに、いつもの事じゃ」

コルベール「こっ、ここは……」

オスマン「気がついたかのう?」

コルベール「わっ、私は一体…」

オスマン「お主の使い魔にのされていたのじゃ」

上条「すっ、すいません!俺……俺…」

コルベール「なぁに。気にする事は無いさ…それより、すまなかったね?君、名前は?」

上条「上条…当麻です」

コルベール「トーマか…珍しい名前だね」

オスマン「さて、コルベールも目覚めた事じゃ」

オスマン「少し、この世界の事を教えてやろうかのう」

~30分後~

上条「……じゃあ、俺はコルベール先生の使い魔として、この世界に召喚された…」

上条「そういう事…なんですね?」

オスマン「うむ」

上条「…未だに信じられない」

上条「……だけど太陽…2つあるし、信じるしかないんです…ね…」

コルベール「すまない、トーマ君」

ペコリ

オスマン「コルベールを許してやってくれんか?
使い魔とは何が召喚されるか分からん物だからのぅ」

上条「…はい…」

上条「元より、コルベールもを責める気はありませんよ」

コルベール「トーマ君…」

上条「運が悪いのは…いつもの事っすから」

ニコリ

上条「んで…俺が召喚されたのは、もちろん理由があっての事ですよね?」

コルベール「ああ……だが…」

上条「……言いにくい事情なんですか?」

コルベール「うむ…」

上条「…何聞いても、今更上条さんは驚きませんよ」

上条「少なくとも、ここにきた理由ぐらい、知る権利はあると思います」

コルベール「…そう、だね」

オスマン「ふむ、なればわしから話そうかの」

コルベール「オールドオスマン……」

オスマン「…君には少々、酷な話じゃからのう?」

コルベール「…申し訳ありません」

ペコリ

上条「……」

上条「……戦争…!?」

オスマン「うむ…我が学院のあるトリステイン王国はアルビオンとの戦争が予測されているのじゃ」

コルベール「…」

オスマン「今はまだ勃発しとらんがのぅ…この平穏も風前の燈かもしれん」

上条「……何となく読めて来ましたよ」

オスマン「ふむ?」

上条「恐らく…この魔法学院にも国からお達しが来たんでしょう?
戦争の準備をしろ、とね」

上条「それで、それに従い、教師であるコルベール先生もサモン・サーヴァントを行い、俺を召喚した。」

上条「使い魔を戦争に行かせる為に」

コルベール「……違うッ!!!!」

疲れた

コルベール「私は……私は戦争が嫌いだ!」

ダンッ

上条「…コルベール先生?」

オスマン「…詳しくは言えんが、あやつも後悔を抱えているんじゃよ」

上条「……」

コルベール「…戦争は人が死ぬ。時が来れば、私の生徒達も杖を取り、戦争に駆り出されていくだろう……私は…私は納得出来ない!」

上条「……先生、すみません…俺……」

オスマン「……しかし、トーマよ」

上条「はい…」

オスマン「お主の推測は外れたわけではない」

コルベール「……くっ」

上条「…!……だったら先生は何故俺を…」

オスマン「カムフラージュじゃよ」

上条「え?」

オスマン「数日後に、城から調査隊が来るんじゃよ」

オスマン「仮に戦争が勃発した際、充分な戦力を用意しているかの調査にな」

上条「……」

オスマン「使い魔を召喚せねばならなかったのは、例え一時しのぎであっても、国からの通達には答えておかねば成らなかったからなのじゃ」

上条「……」

コルベール「私は……戦争が嫌いだと言っておきながら、体面の為に膝を屈し、君を召喚してしまった…」

オスマン「先ほども言った通り、主人は使い魔を選べん。
そやつは、調査が終了次第、契約を解除し、使い魔を森へ逃がす予定じゃった」

上条「……だが、現れたのは、人間の俺だった」

コルベール「……すまない、トーマ君」

オスマン「幸いにも、まだ戦争は起きておらん。予定通り、調査にだけ体面を合わせれば、少年はお役ご免じゃ」

上条「…その後は」

オスマン「じゃが、不幸にも」

上条「…帰る方法が解らない、と」

オスマン「つくづく、察しがいいのう」

コルベール「っ…!すまないトーマ君!私は…私は…!うぅ…」

上条「………」

スッ

コルベール「……トーマ…君」

上条「顔、上げてください、先生。」

コルベール「……しかし…!」

上条「先生。俺は、先生に召喚されて嬉しいです。先生は優しい人ですね」

コルベール「…トーマ君…」

上条「それに、言ったでしょ?俺は不幸には、慣れてるんですよ」

ニコリ

上条「…それに、その調査が終わってしまえば、俺の役目は終われるんですよね?」

オスマン「うむ」

上条「…なら、俺はその後帰る方法でも探してみますよ。異能な事には慣れてるし」

上条「……コルベール先生。
すいませんが、俺は戦争に加わるつもりはありません。
いくら、俺が使い魔であっても、俺は人間です。知らない土地、ましてや知らない国の為に、死ぬつもりには成れません」

コルベール「もちろんだ…もちろんだよトーマ君」

上条「その戦争が始まり次第、俺との契約を解除してください。俺は身を隠します。」

上条「……それで、いいですか?」

コルベール「……ありがとう…ありがとうトーマ君」

オスマン「…どうやら、話はまとまったみたいじゃのう?」

上条「はい」

オスマン「何度もいうが、まだ戦争は起きておらん。行き宛も無いなら、少年に学生寮の一室を用意しよう」

上条「良いんですか?」

オスマン「うむ。しばらくは、このコルベールの使い魔兼、魔法学院の転入生として過ごすと良いじゃろう。」

上条「わかりました」

オスマン「くれぐれも、生徒の間に少年が召喚された理由がばれん様にな。パニックになってしまうからのう。」

コルベール「はい」

オスマン「では、早速じゃが、この部屋に君の身元を置こう。これが地図じゃ」

上条「わかりました。じゃあ、俺、一旦部屋に行きます」

オスマン「うむ」

上条「コルベール先生」

コルベール「うん?」

上条「しばらく宜しくお願いします」

コルベール「…ああ!」

コルベール「行ってしまったか…」

オスマン「…まだ、話は終わっておらんぞ、コルベールよ?」

コルベール「…彼の、ルーンの話ですね?」

オスマン「うむ」

コルベール「して、…彼の能力は?」

オスマン「恐らく……ガンダールヴの少年と並ぶ伝説のルーン」

コルベール「……」

オスマン「【ソゥゲーイヴ】じゃ」

コルベール(ソゥゲーイヴ…)

~廊下~

ザワ…ザワ……

上条(うぅ、周りの視線が気になる…)

上条(そりゃ、見た目も全然違うしなぁ)

上条(……)

上条(……使い魔…か…)

上条(早く部屋に行こう)


???「ちょっと、そこの平民、待ちたまえ」

上条「ん…?」

ちょっと悩んだwww

ギーシュ「何ていう格好をしてるんだね君は…」

上条「へぇへぇ…それはお互い様みたいですねぇ。その手に持ってる花なんか意味わからないし」

ギーシュ「このバラの事かな?ふふ、美しい僕にはよく似合うだろう?」

上条(何だコイツ……関わらない方がいいな)

コソコソ

ギーシュ「待ちたまえ」

上条「だぁ~、うるせぇな」

ギーシュ「ワルキューレ」

ギュィン ギュィン

上条(……!なんだ、あのロボットみたいな奴は…?)

ギーシュ「やるんだ、僕のワルキューレ」

シュッ!

上条(速いっ…!)

ドスッ

上条「ぐっ!?ぐはっ!」

ドシャ

ギーシュ「レディの園に侵入する不審な人間は、このギーシュ・ド・グラモンが許さないよ?」

ナンダナンダ…ザワザワ…ナンダナンダ

ギーシュ(ああ…僕って格好いい…いつのまにかギャラリーまで出来ているではないか?)

ナンダナンダ…ザワザワ…

上条「……けよ」

ギーシュ「どうやら、相当こたえてるみたいだね?次で眠らせてあげよう」

ギーシュ「ワルキューレ」

ギュィン

ギーシュ(ここで悪人を倒せば、僕の人気も急上昇さ…)

ギーシュ「……やれ!」

ギーシュ(学院の人気いっただっきまーすっ!!!)

シュッ!

上条「……人の話はなァ…」

ヨロッ…

上条「……最後まで聴けってんだよぉおおおお!!!!!」

ダッ!!

ギーシュ「なっ、僕の気高きワルキューレに突っ込んでいく!?あの平民死ぬ気か!?」

上条「うぉおおおお!!!!!!!!」

………………………
…………………
……………
~一方その頃~

ルイズ「サイト、そこの着替え取りなさい」

才人「へいへいご主人様…」

才人(……今日もいつもと変わらねぇ日だったなぁ…何か面白い事ねぇかなぁ……)

ワイワイ……ガヤガヤ……

ルイズ「ねぇ、サイト。
なんかやけに廊下が騒がしくない?」

才人「……ん、そういやぁ…」

バタンッ!

シエスタ「大変です!サイトさん!」

ルイズ「シエスタ、何があったの?」

シエスタ「ミス・ヴァリエール!ミスター・ギーシュを止めてください!」

ルイズ&才人「……へ?」

ルイズ「サイト、急ぐわよ!!」

才人「おう!」

才人(シエスタの話によると、平民が寮の中に侵入していたらしく、ギーシュがそれを見つけて、取り押さえようとしているらしいが、一方的に平民をのしている様にしか見えないとか……)

才人「……なんか……前にも似たような事あった気がすんだけどな」

ルイズ「何ボソボソ喋ってんのよ!」

ワイワイ……ガヤガヤ……

ルイズ「ほら、着いたわよ!」

才人「ごめんな、ソコどいてくれ!悪い!」

才人「おいギーシュ、お前なぁ……って……」

才人(……あっ……あいつは……!?)

上条「うぉおおおお!!!!」

ルイズ「あっ…、あの平民、ギーシュのワルキューレに突っ込んでいくわ!」

ギーシュ「良いだろう!各の違いを見せてやれワルキューレ!」

シュッ

上条「それが…異能の力なら…!!!!その幻想を……!!」

上条「ぶち殺すっっ!!!」

ワルキューレ「……!!!」

パリィン!!

ギーシュ「なっ…!そんなバカな……触れただけで、ぼっ僕のワルキューレが……」

上条「くらええっっ!!!」

バキッ!!

ギーシュ「グッハァァーン!!!!!!!!」

ドサッ…

ザワザワ…ザワザワ…

ルイズ「うそ……何なの……あの平民……」

才人「………!」

才人(あの服……あの黒髪……あの顔の作り……)

才人(間違いねぇ……日本人だ…!)

上条「はぁ……はぁ……ったく、いきなし襲ってくんなっての…!」

上条「はぁ…はぁ……くそっ、部屋に…急…」

ドサッ…

ザワザワ…ザワザワ…

ルイズ「あの平民倒れたわよ!早く手当てしないと…」

才人「ん?…あ、ああ」

コルベール「これは何の騒ぎだね?」

ルイズ「ミスタ・コルベール!
侵入者の平民がギーシュと戦って、倒れたんです!」

コルベール「…平民?……まさか?」

上条「………」
グッタリ…

コルベール「……!!トーマ君!!」

ダッ

ルイズ「ミスタ・コルベール?」

コルベール「皆さん……彼は不審者ではありません」

コルベール「私の使い魔であり、転入生のトーマ君です」

ザワザワ…ザワザワ

才人「……あいつも……召喚されたのか…!?」

疲れますた

ルイズ「ミスタ・コルベールの……使い魔ぁ!?」

ザワザワ…ザワザワ…

コルベール「彼は保健室で寝かせておきます
彼は今日学院に来たばかりなので、目覚めたら仲良くしてあげてください」

ヒョイ

コルベール「……では、失礼します。皆さんも部屋にお戻りなさい」

ザワザワ…


才人(俺以外にも日本人が……そんな事があり得るのか…)

才人(後で……保健室に行こう……何か帰る方法を知っているかもしれない)

ルイズ「……才人?」

すんませんが、寝ます

読んでくれた人達あじゅじゅじゅじゅした!

もしもしなんで、スレ立てられる時に再度やりますんで

まだあった

保守してくれた皆さんあじゅじゅじゅじゅした

書きタメしてまたきます

才人「ん?ああ、ルイズ、何でもないよ」

ルイズ「?変な奴…
ま、いいわ。にしても、あの平民の使い魔の力…ただ者じゃないと思わない?」

才人「…そうだな」

才人(触れただけで、ギーシュの胴のワルキューレが粉々になった……内部破壊でもしてるんだろうか?それとも凄まじい腕力とか……)

ルイズ「まあ…考えてもしょうがないわね…もう誰もいないし、サイト、部屋に帰るわよ」

才人「……ああ、悪い。俺、ちょっと用事あるからさ、先に部屋帰っててくれ!んじゃ、また後でな!」

ダッ

ルイズ「あっ!ちょ、ちょっと!」

ルイズ「…………」


ルイズ(………サイト…)

才人(あの男……間違いなく日本人だった)

才人(コルベール先生の使い魔として召喚されたって事は……帰る方法については知らない可能性の方が高いよな……)

才人(……それでも…俺は……)

才人(…急ごう!)

~その頃、保健室~

上条「………ん…」

上条「ここ…は?」

シエスタ「気が付かれました?」

上条「…!……キミは?」

シエスタ「ミスタ・コルベールに頼まれて、あなた様の看病をさせてもらってました★名前をシエスタと言います」

上条「シエスタ…さんか……」

上条「俺は上条…上条当麻」

シエスタ「カミジョートーマさん?」

上条「あっ、トーマでいいよ」

シエスタ「変わったお名前ですね☆ウフフ…」

上条(……かわいいなぁ…)

シエスタ「?どうかされましたか?」

上条「いやっ、えと……ほら、最近目が覚めるといつも知らないところにいるから…はは…」

シエスタ「うふふ」

シエスタ「にしても、さっきは凄かったですね★貴族であるミスタ・ギーシュにおくびれもせず、立ち向かい打ち負かしてしまうなんて…」

上条「ギーシュ?…ああ、あのキザ野郎の事か…大したことないよ」

シエスタ「見たところ、あなた様も平民ですよね?私も平民で、この魔法学院で従者をしているんです」

上条(…オスマン院長から聞いた通りで、貴族と平民の地位がこの学院でははっきりしてるのか)

上条「……仕事、辛くないか?」

シエスタ「いえ☆辛くないですよ☆

私を変えてくれた……そう、あなたのように、平民で、使い魔で、また、異世界から現れた、【私の勇者様】のおかげで…」

上条「…異、異世界だって!」

バッ

シエスタ「………?」

上条(もしや……俺と同じ日本人?……可能性はあるぞ…)

上条「…シエスタさん、その人はどこに?」

シエスタ「え、うーん…ミス・ヴァリエールのお部屋にいるかと…」

上条「何処だかわかんねぇが……よし!」

ズキッ!!

上条「…痛ぅっ!!」

シエスタ「あ、トーマさん、まだ寝てないとダメですよ?傷も癒えてないんですし…」

上条「……ちっくしょう…」

上条(……はあ…不幸だ…)

シエスタ「………あの、トーマさん」

上条「……ん?なんだい?」

シエスタ「私が、その人を呼んできますよ?」

上条「…でも、悪いよ…」

シエスタ「大丈夫です☆
それに、同じ人間の使い魔さん同士、仲良く出来ると思いますので☆」

上条「…わざわざありがとう、シエスタさん」

シエスタ「それじゃあ、行って参ります」

ペコリ

ガラガラ……ピシャン

上条(………)

上条(……どんな奴なんだろうか?……頼む、日本人であってくれ…)

~廊下~

才人(はぁ…はぁ…)

才人(ったく、無駄に広い学院だな……保健室行くだけで息切れしてきたぜ…)

シエスタ「サイトさんっ!」

ビューン

才人「ん?……って、うわっ、シエスタ!その、行きなり抱きついてくると……」

ムニュムニュ…ムニュムニュ…

才人(胸が……た、たまらんぅぅぅぅ)

シエスタ「えへへ、サイトさん☆探してたんですよ」

才人「…え、俺を?」

シエスタ「……一緒に…保健室に来てくれませんか……?」

才人「え…ぇえ!?」

才人(女の子から保健室の呼び出し……って事はまさか……?)

才人「……まままま待て待て!シエスタ、こっ心の、じゅ、準備が……」

シエスタ「ミスタ・コルベールの使い魔さんが、サイトさんに会いたがってるんです」

才人「あ……そ、そうなんだ?
実は、俺も保健室に向かう途中だったんだ…」

才人(危うく本来の目的忘れるところだったぜ……恐るべし、エロ妄想の力…)

シエスタ「良かった☆なら、一緒に行きましょう?」

才人「ああ」

シエスタ「……サイトさん」

ピト

才人「…え、な、なんでしょうか?」

シエスタ「今度は…二人っきりで…保健室に……ね?」

才人(……ふんがぁ)

~保健室~

シエスタ「……さ、着きましたよ、サイトさん」

才人「道中ありがとうシエスタ。

悪いんだけど、ここで待っててくれるかい?
2人で話がしてみたいんだ」

シエスタ「わかりました☆では、お待ちしております」

才人(す…少し緊張するが、相手は男だ)

才人(よし、入ろう…!)

ガラガラ……ピシャン

才人「………」

上条「………あ」

上条(あのナリは……日本人に違いねぇ!!)

才人「………」

才人(やっぱり……あの姿は日本人だ…)

上条「…一つ聞いてもいいか?」

才人「おう、俺も聞きたい事があるんだ…」

上条&才人「……あんた…日本人か?」

上条&才人「……あ……」

上条「…………」

才人「…………」

上条「……ぷっ」

才人「……ぷぷっ」

上条&才人「…っあっはっはっはっはっはっは!」

とりあえず今の段階ではここまでしか…

またとっとと作りますです

うむ
構わん続けなさい

上条(嬉しかった…助かる気がしたんだ…このわけわかんねぇ世界から)

才人(嬉しかった…独りで、この世界に来て、ずっと独りだったから)

上条「はははっ……っふう、まずは落ち着こうぜ?」

才人「はははっ…っと、そうだな」

才人「…俺の名前は、平賀才人。あんたは?」

上条「俺は上条当麻だ。よろしくな」

ギュ

才人「おう!…さっき、廊下でギーシュの野郎と喧嘩してるのを見かけてね、もしかしたらと思って、飛んで来たんだが…どうやら正解だったみたいだ」

上条「そうか…俺もさっき、シエスタ…って言う女の子からあんたの話を聞いてさ、使い魔で、しかも異世界から来たっていうからな……会えて嬉しいぜ」

才人「さて…お互い積もる話はあるだろうな…少し話そうぜ?」

上条「そうだな」

~15分後~

上条「…そうか…やっぱり才人でも帰り方はわかんねぇよな…」

才人「ああ…わりぃな…」

上条「…なぁに、上条さんは特殊とか異能とかには慣れてる体質なんでね。気にしないでくれよ」

才人「すまんな。
後、そのルーンについてなんだが…」

上条「ああ……俺がコルベール先生に召喚された時、契約の証とか言って…」

才人「………」

上条「………」

才人「心中、お察しします」

上条「……ちきしょう…」

上条「才人は良いよな、ご主人様が女の子でさ?」

上条「いやいやトーマよ…あのご主人様は酷いぜ…?
人使い荒いし…胸は板みたいだし…魔法は下手くそだし…いつもぶっ飛ばされてるし……」

上条「………」

才人「………」

上条「…心中、お察しします」

才人「…ありがとうございます」

才人「…さっき、その右手で触れただけでギーシュのワルキューレ、粉々にしてたじゃないか?」

上条「ああ」

才人「…それって、魔術か何かか?」

上条「ああ、違う違う

この右手は、【幻想殺し】イマジンブレイカー、って代物だそうだ」

才人「…イマジン…ブレイカー?」

上条「ああ、そうだ。

何でか知らねぇが、この右手は異能な力であれば、それが魔術だろうと超能力だろうと、触れただけでその力を殺せるんだ」

才人「…へぇ…便利な右手だな?」

上条「まぁな…ただ、俺がよく不幸な目に合うのも、この右手のせいらしいんだが、詳しい事はよくわかんねぇんだ」

才人「そうか」

上条「見たところ、お前の左手の甲にも、似たようなルーンがあるな?どんな力なんだ?」

才人「ああ、これは
【ガンダールヴ】のルーンだ。」

上条「ガンダールヴ?」

才人「このルーンの力を使えば、それが実戦用の武器なら、なんだって使いこなす事が出来るんだ」
上条「へぇ、そっちこそ便利そうだな?」

才人「ああ、だが欠点はある。
俺自体が強いわけじゃないから、実戦用の武器じゃないと、全く力が沸かないんだよ」

上条「…お互い、苦労するな」

才人「全くだ、な」

とりあえず一旦打ち止めっす

保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 40分以内
02:00-04:00 90分以内
04:00-09:00 180分以内
09:00-16:00 80分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 60分以内
02:00-04:00 120分以内
04:00-09:00 210分以内
09:00-16:00 120分以内
16:00-19:00 60分以内
19:00-00:00 30分以内

才人「何にせよ、まだ傷は癒えてないんだろ?」

上条「ああ、見ての通りですよ」

才人「全くギーシュの奴…アイツ変態だけど、そんなに悪い奴じゃねぇんだ、許してやってくれないか?」

上条「まぁしょうがないさ。
変態にも上条さんは慣れっこです」

才人「わりぃな。
明日っから授業が始まるのは知ってるか?」

上条「…授業?」

才人「そう、ここ、魔法学院だからな」

上条「ああ。そうでした。
才人も授業受けてるのか?」

才人「いや、俺は主人のルイズが授業受けてる間は見学してるよ」

上条「そういや、才人は魔法使えないのか?」

才人「ああ。俺は元々この世界の人間じゃないしな。
それに、この世界じゃ、魔法が使えるのが貴族で、使え無いのが平民っていう分け方だからな。
俺は地位的には平民だし。」

上条「なるほどな」

才人「なぁ、当麻。
お前の傷が治ったら、今度から一緒に見学してみないか?」

上条「面白そうだな。興味ありますよ。」

才人「よし、まぁ多分そこで、うちの主人が如何に酷いかわかると思うぜ…」

上条「……そんなに酷いのか?」

才人「ああ…」

上条「……」

才人「とりあえず、もう遅いし、今日は一旦帰るよ。」

上条「そうだな。色々ありがとう」

才人「明日からよろしくな」

ギュ

上条「ああ」


ガラガラ…ピシャン

上条(……)

上条(平賀才人か……良い奴そうだな)

上条(…結局帰り方はわからずじまいでしたが…独りじゃないってわかっただけでも、充分な収穫だ)

上条(……)

上条(アイツは不安じゃないのか?…こんな世界に連れてこられて?)

上条(……)

上条(…明日…聞いてみよう…)

上条(…やれやれ…一体どうなることやら…)

上条(インデックス……)

伝説のスーパー上条なんだぞぉっ…!

ガラガラ…ピシャン

シエスタ「あっ、サイトさんっ☆お帰りなさい!」

才人「待たせたね、シエスタ」

シエスタ「いいえ。サイトさん、嬉しそうな顔してるんで良いですよ☆」

才人「はは…そうかな?」

シエスタ「トーマさんと仲良く出来そうですか?」

才人「ああ、すごく話が合うし、良い奴だよ」

シエスタ「良かったですね」

ギュ~

才人「シ…シエスタさん!?」

シエスタ「私だけのけ者にした罰でぇす☆」

ギュ…ムニュムニュ

才人(ああ……胸の柔らかさが……これは…罰というより、ご褒美では……)

シエスタ「えへへ…」

才人「あ、あはは~」

才人(…あ~やっぱりシエスタはかわいいなぁ……)

ズォォォォ

才人「…はっ!」

シエスタ「どうしたんですか?」
才人(……なんだ…?背後から……威圧感が……)



ルイズ「サ~~~イ~~~ト~~~~ぉお……」

才人「ヒヒィッ!!!!ルッルイズ………」

シエスタ「ミ…ミス・ヴァリエール…」

シエスタ「わっ、私!片付けがあったので、おっ、お先にぃ~」

タッタッタ…

才人(…!シエスタずるい…)

ルイズ「………犬の帰りが遅いから、わざわざ探しに来てみたらぁ……ずっ、ずいぶんな、【用事】みたいねぇ?」

プルプル…ワナワナ…プルプル…

才人「ひぃっ!!落ち着いてくださいご主人様ぁあっっ!!」

ルイズ「この……エロ犬ぅーーー!!!!」

ピカピカ!ドンガラガッシャン!チュドーン!

才人「ぎゃああああああああああ!!!!!!」


~保健室~


上条(……)


上条(……練れねぇ……)

これが携帯とPCの差である

携帯が少しだけ優れている

~ルイズの部屋~

ルイズ「……声が小さい」

才人「わっ私は、今後一切…」

ルイズ「声が小さいって言ってるのっ!」

バチーン!

才人「ぎゃぁあっ!!上裸の身に直接ムチ打ちは勘弁してくださいませ!!」

ルイズ「ふんっ、だったらもっと大きい声で!はい!もう一度!」

才人「わっ私は!今後一切、他の女性に触れません!自分から話しかけません!視線を合わせません!ふしだらな事は考えません!」

才人「私はご主人様に忠実な使い魔であり、犬であり、またミジンコであり、微生物でありますぅっ!!!!」

ルイズ「よろしい」

才人「うぅ…あんまりだ…」

ルイズ「自業自得よ!…明日も早いんだから、すぐ寝て、私を起こしなさい!わかった!?」

才人「…はい」

ルイズ「じゃあお休み」

ファサ…

才人(……はぁ、また今日もワラで寝るのか…)

才人(ルイズは良いよなぁ……そんなフカフカなベッドでよ……)

才人(こんなとこ……当麻には見せらんねぇ……)

才人(……寝よう…)

才人(灯りも消して…と)

才人(…はぁ……)


ルイズ「しっ、心配したんだから……」

才人(…え?)

ルイズ「サイトが……どっか行っちゃうんじゃないかって……朝からそんな夢見て……」

ルイズ「今日1日ずっと…ずっと心配だったんだから……」

才人(……)

才人(ルイズ…)

ルイズ「あんたはもう寝ちゃってるだろうけど……」

ルイズ「…寂しくて……私…まだ眠れないよぅ…」

才人(……)

ルイズ「サイト……」


才人「起きてるよ、ご主人様」

ルイズ「えっ…ええっ!!??はっ、早く寝ろって言ったじゃない!」

ルイズ「わっ…私、何も言ってないんだから…っ!!」

才人「……ルイズ…」

ルイズ「…なっ何よ…?」

ギュ…

ルイズ「きゃっ…ちょ、ちょっと、サイト…離れないと、…離れないと怒るわよ…!?」

ジタバタ

才人「ああ……怒っていいぞ、ルイズ」

ルイズ「………え?」

才人「……寂しくさせたな……ルイズ…気付かなくてごめんな?」

ルイズ「……寂しく…なんか……」

才人「俺の前で強がんなよ、ルイズ」

ルイズ「~っ…!!」

ウルウル…

ルイズ「サイトのバカ…バカバカ……」

ギュ…

才人「ああ…」

ルイズ「……しばらく……こうしてないて許さないんだから……」
才人「……お安い御用です。ご主人様。」

ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
小説11巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期決まって良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ!
コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら…
ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる?
表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け!

佐藤裕也!佐藤裕也!佐藤裕也!佐藤裕ぅぅううう也ぁああああああああああああああああああああああん!!!
(`ェ´)ピャーあぁああああ…ああ…あっあっー!(`ェ´)ピャーあぁああああああ!!!佐藤裕也佐藤裕也佐藤裕ぅううぁ也ぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハーピャーピャー!いい匂いだなぁ…ピャーピャー
んはぁっ!佐藤裕也たんのェの口をピャーピャーしたいお!ピャーピャー!あぁあ!!
間違えた!(`ェ´)ピャーピャーしたいお!(`ェ´)ピャーピャー!ピャーピャー!(`ェ´)ピャーピャー!(`ェ´)ピャーピャー…(`ェ´)(`ェ´)(`ェ´)!!
糞スレの佐藤裕也たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ガ板にも専用スレ立って良かったね裕也たん!あぁあああああ!かわいい!裕也たん!かわいい!あっああぁああ!
スレも伸びてきて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!(`ェ´)ピャー!!
ぐあああああああああああ!!!2chなんて現実じゃない!!!!あ…vipもガ板もよく考えたら…
「佐 藤 裕 也 (`ェ´) ピャー 」は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!(`ェ´)ピャー!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!佐藤裕也ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!2chなんかやめ…て…え!?見…てる?糞スレの佐藤裕也ちゃんが僕を見てる?
vipの佐藤裕也ちゃんが僕を見てるぞ!Yahoo知恵袋の佐藤裕也ちゃんが僕を見てるぞ!ガ板の佐藤裕也ちゃんが僕を見てるぞ!!
画面の前の佐藤裕也ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!(`ェ´)ピャー
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には佐藤裕也ちゃんがいる!!やったよダディ!!ひとりでできるもん!!!
あ、>>1-1000 の佐藤裕也ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ(`ェ´)ピャーぁあ!!(`ェ´)ピ、ピャー!!(`ェ´)ピャーぁああああああ!!!(`ェ´)ピャーァぁあああ!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ佐藤裕也へ届け!!現実のの佐藤裕也へ届け!(`ェ´)ピャー

ルイス!ルイス!ルイス!ルイスぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ… あっあっー!あぁああああああ!!!ルイスルイスルイスぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい投球だなぁ…くんくん
んはぁっ!コルビールイスたんの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
マウンドのルイスたんかっこよかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
ローテの柱決まって良かったねルイスたん!あぁあああああ!かっこいい!ルイスたん!かっこいい!あっああぁああ!
三振多くて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!外国人なんて忠実じゃない!!!!あ…日本人も地元出身もよく考えたら…
ル イ ス ち ゃ ん は 忠実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!
この!ちきしょー!やめてやる!!カープファンなんかやめ…て…え!?見…てる?マウンドのルイスちゃんがファンを見てる?
マウンドのルイスちゃんがファンを見てるぞ!ルイスちゃんがファンを見てるぞ!ベンチのルイスちゃんがファンを見てるぞ!!
打席のルイスちゃんが打ちそうだぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイスちゃんがいる!!やったよマーティ!!ひとりでできるもん!!!
あ、マウンドのルイスちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
俺の想いよルイスへ届け!!広島のルイスへ届け!

もうちょい待っててください

>>163
学園都市のステルス爆撃機はユーラシア大陸も楽々ぶった切る。核兵器(笑)状態。
規模が違うw

~翌朝~

チュンチュン

上条「朝か…」

上条「目が覚めたら夢だった……ってオチは望めないんですね…」
上条「はぁ…不幸だ」

ガラッ

上条「…ん?」

コルベール「トーマ君、お目覚めかい?」

上条「コルベール先生…おはようございます」

コルベール「傷の具合はどうだね?」

上条「おかげ様で。
まぁ元々、上条さんは傷の治りだけは早いんです」

>>165
赤外線監視には映るだろうから、待ち伏せすればいい 確か直進しかできないから
弾道弾迎撃ミサイルか、誘導型の魔法を使えばどうとでもなる

コルベール「そうか。
どうだね?お腹は空いてないか?」

グゥ~

上条「…減りました。」

コルベール「これから学院の皆で、大食堂で朝食なんだ。君もどうだい?
ついでに、君を皆に紹介しよう」

上条「…なんか、若干気が進まないっすけど、仕方ないっすよね」

上条(……どうせ見せ物にされるんだろうな)

コルベール(……)

コルベール「……トーマ君、本当にすまない事をしたね。」

上条「先生?」

コルベール「君には君の生活があっただろうに…ましてや、生活の文化も違ったりするんじゃないだろうかと…」

上条「今んとこ何も変わりませんよ。安心してください先生。」

コルベール「……」

上条「……日々の生活ったって…どうせ向こうでも毎日毎日不運な目に合ってたんすから(笑)」

上条「大食らいの居候に、所かまわず攻撃してくる電気女。先生のくせにちっちゃい女の子。波乱万丈なのは、大して変わらないっすよ。

それに、上条さんは此処に居て、先生の役に立とうって決めたんですよ。
それで良いじゃないですか、先生?」

コルベール「……君はいつもそう言って、励ましてくれるね」

上条「ハゲだけに…ね」

コルベール「ん?」

上条「何でも無いです」

つうか一人でも死ぬな

~大食堂~

ザワザワ…ザワザワ…

生徒一同「テンニマシマスナンチャラコーチャラ…」

才人(あ~、腹減った…)

才人(早くお祈り終わんないかなぁ…)

デルフ「もうちょい我慢だ相棒」

才人「デルフ、お前は良いよなぁ」

デルフ「まぁ俺っちは飯食う意味もねぇから、気楽なもんだけどよ」

教師「……よろしい。では…」

才人(キター!)

教師「この場を借りて、転入生の紹介です。」

才人(コネー!)

コルベール「では、入って来たまえ」

ザワザワ…ア、アイツ…キノウノ…ザワザワ

デルフ「おう相棒、なんか周りが騒がしくねぇか?」

才人「ん?」

ルイズ「才人、昨日の平民よ!」
才人「え?」

上条(うぅ…周りの視線が…)

上条(服装とかもそのまんまだし…)

上条(上条さん注目されるのって好きじゃないんですよね…)

上条(…不幸だ)

コルベール「え~…皆さん静粛に。」

シーン

コルベール「よろしい。」

コルベール「彼の名はトーマ。トーマ・ソ・ゲェイヴ・カミジョー。」

コルベール「彼は私の使い魔です。」

上条(そんな堂々と…)

シーン

上条(……)

上条(……あれ?意外とみんな普通なんですか)

コルベール「彼は使い魔ではありますが、れっきとした我ら学院の生徒であり、皆さんの友であります。」

コルベール「全ての出会いに感謝を……皆さんにはそう教えていますね?」

コルベール「彼は平民ですが、真の貴族とは、そういった差別をしない物です。皆さん、これから彼を宜しくお願いします。」

上条(はは……まるでいじめられっこみたいだ…)

生徒一同「はいっ☆」

コルベール「よろしい。
では、トーマ君。一言宜しくお願いします。」

上条「え」

上条「あ~…ごほん…」

上条「トーマ・ソ・ゲェイヴ・カミジョーと言います。不束者ですが、宜しくお願いします」

シーン

上条(……)

シーン

上条(や…やっぱ、ウケ狙った方が良かったのか…?)

シーン

上条(……不幸だ…)

スック

ギーシュ「ようこそトーマ君!我らがトリステイン魔法学院へ!みんな、彼を盛大な拍手のハーモニーで迎えようではないか!?」

パチパチパチパチパチパチパチパチ…

パチパチパチパチパチパチパチパチ…

上条(……あいつ、昨日の…)

上条(……本当に悪い奴じゃなかったんだな…)

パチパチパチパチパチパチパチパチ…

上条「……はは……どうも…」

才人(へへ…良かったな当麻…!)パチパチ

ゼロの使い魔知らんけどおもろいな
さっさと書けって思わないの初めてだ、ゆっくりでも面白いの書いてくだせー

      _            ┌                     n /7           _      .
       | |            ヘ 「ト                  L|ム//)   __ ┌┘└┐    
       | |__        く  ゝ)      _        へ人  ヘ∠    | _ . | ニニ! !ニニ    
       | __|         て彡      |  ハ        `┤フ⌒ヘ⊃   | .|_|. |└‐┐┌┘   .
   ._ . | |             .| ヘ     .| ノ |-イ_  - 不 ーーイ   .....| _ . |i二二 二i    
   .| |  | |             |\ ⌒\  .Y / √ /イ  \二 彡    .....| .|_| .|┌、 .| 「     
 ._| |_| |___         ヘ  i⌒ <~ Y//  / ヘ /    ノ       | ......| ヽゝ」 |    ....
 |________|         ーへ //⌒>イ.( ヘ  入   /         ̄ ̄   ヽ |    ....
                       \《   / / |ヘ ノ </ーイ                 ̄    .....
                         ヽヘノ へ ヘ√  | |                         ...
      _                  .| |ーー| |へ ム┘                         ..
   __| |__              //ーー// √                            ..

   |__ __|             √(⌒)□へ      ww                      ..

   ┌─┘└─┐             i (^"^)\  ゝ    <イヘ|                      ..
   └─┐┌─┘             |/ ヽイ⌒ -イヘ    ヽヲiヘ                      
   . , ─┘└- 、            . / /ヽヒ/ /  ヽ / フ⌒( ヘ                    ...
   イ と‐┐┌- .,/            ./ ん )ヘ (   <⌒ へ  ト ノ                     
   ゝ,  ̄ ノ              ./   )/  \ヽ人 ⌒) )イムi )                    .
      ̄               ん   /     √  イイヘムイ                    .....
                      | ) (  n /彳ヲ/ミヲ   | ヘ                    ...
    ._                 イ(⌒) ヒ >    /  ( \ (彡ヘ          _        
  ._| |__  ,.-‐.、           .|  イ Eイ  イ |   ヘ  ) mm7          | |       ....
  |_  .// イ .|            ) (  <  イ ヽヘ  ヘ ゝ             .| └─┐   ......
   /    / |  |            へイ   |ア~ヘ   く ヘ人               | ┌─┘   ......
   /   /  |  |           入ノ    \_/ヘ   ヽ|_\へ            . | |       ....
   |__.....|   |  レイ         //      | ノ)     へ ヘii|          , ─┘└- 、    ....
    .| |   |   /               ∠_/      んゝ \       イ と‐┐┌- .,/   .  .
    .| |   ゝ-イ                             ̄        ゝ,  ̄ ノ       ....
    . ̄                                              ̄         ..

~ルイズ達の教室~

キュルケ「ちょっと今朝の平民見たぁタバサ~?」

タバサ「…見た」

キュルケ「ダーリンと同じ匂いがするのは気のせいかしら?」

タバサ「…知らない」

キュルケ「う~ん…また一波乱起きそうな気がするわねぇ」

タバサ「…興味ない」

ルイズ「ちょっとサイト、あんた何で昨日の夜の事黙ってたのよ?」

才人「お前が早とちりしてお仕置きしてきたからタイミング逃したんだろうが……」

ルイズ「人のせいにしないでよね…全く…」

才人「あ~ハイハイ…」

才人(キュルケ達みたいに、クラスの人間みんなが、当麻の話題で持ちきりだな…)

才人(まぁ、昨日のギーシュとのやり取り見てた奴は、あいつの凄さ知ってるだろうし、無理もないか)


ガララッ

才人(……お?)

教師「皆さんおはようございます」

一同「おはようございます」

教師「はい。良い返事ですね。

今朝、ミスタ・コルベールが紹介した転入生が、私達のクラスに編入する事になりました。」

教師「入ってらっしゃい!」

上条(……また上条さん晒されるわけですね…)
トボトボ

上条「……トーマ・ソ・ゲェイヴ・カミジョーです。宜しくお願いします。」

教師「彼は生徒ではありますが、使い魔でもありますので、サイトさんと同じように、授業は見学の形で参加します。よろしいですね?」

上条「はい。」

上条(……つぅか魔法の勉強なんて出来るわけねぇしな…)

教師「席は…ミス・タバサの隣が空いてるわね。では、あの子の隣に行ってください。」

上条「あ、はい。」

テクテク…

タバサ「……」

上条(……な、なんか話しかけ辛いな……)

上条「よ、宜しく…」

タバサ「……」

上条「……?」

タバサ「……じろじろ見ない」

上条「…あっ…すいません…」

上条(……気まずい…)

教師「……では、1現目は、実技の授業ですね?支度をして、中庭に集合して下さい。それでは。」
ガララッ…ピシャン


ジロジロ…ザワザワ…ジロジロ

上条(……なんか、めちゃくちゃ見られてる…)

才人「よっ、同じクラスなんて奇遇だな」

上条「才人…お前一緒のクラスか」

才人「これから宜しくな」
ギュ

上条「ああ」

デルフ「俺っちも宜しくな!」

キョロキョロ…

上条「……ん?」

デルフ「……おいおい…無視は無いんじゃないのお兄ちゃん?」

上条「…どっ、どこだ?」

才人「ああ、悪い。
コイツだよ、ほら。」

ヒョイ

デルフ「よっ☆」


上条(……)

上条「…上条さんは夢でも見ているんでしょうか?」

上条「剣が…喋った…!」

才人「コイツは、インテリジェンスソードと言って、喋る剣なんだ。俺の相棒で、デルフリンガーって言うんだ。」

デルフ「デルフって呼んでくれい」

上条「そうか。宜しくな。」

才人「ルイズ、こっち来いよ」

ルイズ「…分かったわよ」
トコトコ

上条「…ん?そちらさんは?」

才人「ああ、こいつは…」

ルイズ「私はトリステインが誇るヴァリエール家の三女。

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ。

この犬のご主人様。よく覚えておきなさい平民。」

上条「…犬?」

ルイズ「そうよ。何か文句あんの?」

上条「いえ…」

才人「……はは…」

上条(……才人…大変なんだろうな……)

上条(…ってか少しビリビリとノリが似てる気が……)

ちょっとオナニーしてきます

キュルケ「そ・し・て」

ムギュ

上条「どぅわっ!」

ムニュムニュ…ムニュムニュ…

上条(む…胸に挟まれて……いっ息が…)

キュルケ「私がツェルプストー家のキュルケよ。
2つ名は【微熱のキュルケ】
宜しくねん。転入生さん☆」

スッポーン!

上条「はぁ…はぁ…ど、どうも…」

タバサ「……」

上条「あっ、隣の……」

キュルケ「そっちの小さくて可愛くてずーっと本読んでるのが、私の親友タバサよ。
二つ名は【雪風のタバサ】
すっごく強いんだからぁ」

タバサ「……よろしく」

上条「よ…宜しくお願いしま…」

ギーシュ「全く…転入生だったら昨日言ってくれれば良かった物を…」

上条「あっ、お前はあの時のキザ男」

ギーシュ「…名前で呼んでくれないかね?」

上条「え~と…何だったっけ?」

ギーシュ「ふぅ、この美しい僕の名前を忘れたとは……仕方あるまい…」

ギーシュ「このトリステイン魔法学院において、その名を知らない物は居ない!」

上条「……」
才人「……」
ルイズ「……」
キュルケ「……」
タバサ「……」

ギーシュ「ああ、美しいその姿…構えた薔薇は悪を打ち…魅惑の園に愛を撒く…そし」

モンモランシー「こいつはギーシュよ。二つ名は【青銅のギーシュ】」

ギーシュ「ああ愛しのモンモランシー……まだ、前口上の最中だと言うのに…」

モンモランシー「長いのよあんたは!全くもう!」

バシッ

ギーシュ「はぅあっ!」
ドサッ

上条「……あの、あなたは…?」

モンモランシー「私はモンモランシーよ。
二つ名は【香水のモンモランシー】宜しくね。」

上条「宜しく」

上条(……ルイズ、キュルケ、タバサ、ギーシュ、モンモランシー……)

上条(……)

上条(……なんかいっぱい出てきたしたよっと…)

才人「さて、自己紹介が済んだところで、そろそろ中庭に急ごうぜ。」

上条「あ、ああ」

上条(……世の中色んな奴がいるなぁ…)

単スレ規制されたんで、奇特な方はもう少し待っててください

多分そのうち外れると思うんで

テス

~中庭~

生徒A「う~ん……」

生徒B「ふぉおぉおお……」


上条(……)

才人「あー…暇だ…」

上条「……なぁ、才人?」

才人「ん?」

上条「みんな…何やってんすか?」

チラッ

才人「ああ…何でも、あの石を魔法で削って、彫刻を作るんだとさ」

デルフ「系統でいうと、ありゃ土系統の魔法力が必要だな」

上条(そうなのか…みんな杖握って、なんか念じるように唸ってるだけにしか見えないんだよな……)

ギーシュ「フフ…このギーシュ、土系統の魔法であればお手のものさ…」

ギーシュ「それ!」

シュッ シュッ シュッ バーン!

モンモランシー「へぇ、さすがに青銅のギーシュねぇ」

ギーシュ「どうだい?モンモランシー?君の為に花束の形にしてみたんだがね?」

モンモランシー「わっ…私の為に…?」

ギーシュ「ああ」

モンモランシー「ギーシュ…」

ギーシュ「モンモランシー…」


上条(何やってんすかね…)

上条「…なぁ、才人?」

才人「どうした?」

上条「そういや、あのお前のご主人様…ルイズ…だっけ?」

才人「ルイズがどうかしたか?」

上条「そういや、あの子の二つ名って何なんだ?」

ピクッ

才人「おい当麻…あまり大きい声でその話はしない方がいいぞ…」

上条「そう…なのか?」

才人「ああ…」

才人「ルイズの二つ名は……」


ルイズ「よし、次は私の番ね!」
ザワザワ…ザワザワ…

キュルケ「次はルイズかぁ…タバサ、逃げた方がいいわねぇ」

タバサ「…危険」

ギーシュ「……モンモランシー、逃げようか」

モンモランシー「そうね……」


ソソクサ…ソソクサ…


上条(……?)

上条「なんでみんな逃げていくんだ…?」

ルイズ「………よしっ!」

ルイズ「土の精霊よ…我にその力を与え、形を為す刃となれ」

才人「やべぇ!!逃げるぞ当麻!」

上条「え!?」

ルイズ「え~~~いっ!!」

上条「なっ……」

ピカッ…

ドッカーチュドードンガラチャーン!!!!!!

上条&才人「ゲホッ…」

ルイズ「なっ……なんでまた爆発すんのよーーっっ!!!」

才人「ルイズの……二つ名は…ゲホッ……【ゼロのルイズ】だ…」
上条「ゲホッ…【ゼロのルイズ】?」

才人「あらゆる魔法のセンスが無いから…ゼロだ」

上条「なるほど…ね…」

上条(いつもの爆発はコレですか…)

才人「ルイズ!無事か!?」

ルイズ「……う~…」

ルイズ「私……私は………」

ダッ!

才人「おっ、おいルイズ!どこ行くんだよ!?」

タッタッタッタッ…

才人「……ルイズ…」

才人「当麻、俺、ルイズを探してくる!」

上条「待てよ、才人」

才人「なんだよ?」

上条(才人のあの顔……よっぽどルイズが大切なんだな)

上条(ここは上条さんも手伝うべき)

上条「俺も行く」

才人「……でもお前…」

上条「……俺は使い魔だ。
ただ、使い魔ってもんが未だによくわかんねぇ…」

才人「……」

上条「使い魔が主人の為にどう動くもんなのかって事を、先輩から盗みたいんですよ、上条さんは」
ニコッ

才人「…わかった!頼む当麻!」

上条「何処に行ったか分からない以上、二手に別れた方が良いだろうな」

才人「わかった、じゃあ俺はあっちを!」

上条「なら、俺はこっちを探す!」

才人「ルイズを見つけたら、ここで落ち合おう」

上条「了解。じゃあ、また後でな」

            ザ・ワールド
ルイズ「知るがいい…世界が、まさに世界を支配する力だということをな」

~校舎裏~

才人(…はぁ…はぁ)

才人(……)

才人(…ルイズ……)

才人(あのルイズが……今日に限って…あんな悲しそうな顔を…)

才人(ルイズ……どこ行っちまったんだよ…!!)

~学校脇の森の中~

上条(はぁ…はぁ…)

上条(かっこ付けたものの……)

上条(…上条さん、この学校の地理くわしくありませんでした…)

上条(…さっきから、森の中みたいのぐるぐる回ってる気が…)

上条(……はぁ…不幸だ…)

ルイズ「こっ……来ないでよ……!!」
「へへ…待ちなよ…嬢ちゃん……」

上条(……!)

上条(……あの声は……ルイズ!?)

ルイズ「いやっ…誰か……誰か助けて………」

「へっへっへ……」
「ぐひゃひゃ…」

上条(…あと、男が数人か…)

上条(……才人を呼びに戻る時間はねぇな…)

上条(……急ぐぞ…!)

……………………
…………………
………………

ルイズ「はっ、離しなさい!私は誇り高きヴァリエール家の娘よ!あんた達みたいな薄汚い盗賊願い下げなんだからっ……!」

盗賊頭ギンナル「へへ…貴族か、なら魔法で俺達を倒してみたらどうだ?」

盗賊A「ただし、使えるならな?ヒャッハー!!」

ルイズ「くっ…!」

ルイズ(杖さえ取られなければ…爆発で倒せたのに……)

ギンナル「それによぉ嬢ちゃん?」

ルイズ「……え?」

ギンナル「魔法が使えるのは、お前だけじゃないんだぜぇ…?」

ルイズ「……あんた、貴族崩れの盗賊!?」

ギンナル「ご明答よ」

ルイズ「きっ、貴族としてのプライドは無いのっ…!?」

ギンナル「ハッ!プライドだと!?…そんなもんじゃ、俺の欲は満たされねぇんだよ!ハーッハッハ!!」

ルイズ(……こんな…こんな奴に……)

盗賊B「ギンナルさん…ハァハァ……そろそろ、犯っちゃっても良いっすか…ハァハァ…ヒャッハー!!」

ギンナル「おいおい、不粋な奴らだな…へっへっへ…」

ギロッ

ルイズ「…ひっ……!」

ギンナル「……まぁ」

ギンナル「………いっか♪

ギンナルをベジータに変換しておこう

ビリッ!ビリリッ!

ルイズ「いやっっ服…服がっ……」

ルイズ(サイト……サイト………)

ルイズ(助けて……)



上条「良かねぇなぁ…おっさんら」

ギンナル「だっ、誰だ!?」

ルイズ「……!!あ、あんた…」

上条「あん?聞こえなかったのか?」

上条「良かねぇって……」

ビュン!

ギンナル(……速いな…)

盗賊C「なっ…」

上条「言ってんだよっ!!!」

バキッ!

盗賊C「かはっ…!」

ドサッ

ギンナル「ほう…」

上条「お楽しみのところ悪いんですがねぇ」

バギッボギッ

上条「俺のダチのご主人に手ぇ上げる奴はよぉ……」

ビュン!

盗賊B「ひっ…」

上条「オラァッ!!」

ドガッ!

盗賊B「ぎひっ!!」

ドサッ

上条「ふぅ~…」

上条「この上条さんが許さないって事ですよ」

ニヤッ

ギンナル「面白い」

盗賊A「ひっ…ひぃ~!!!」

上条「てめぇ、逃げる気か!?」

ギンナル「逃がさんよ」

ギンナル「ハッ!!」

ザシュッ

盗賊A「ギ…ギンナルさばぁっっ」

ドサッ

ルイズ「いっ、いやああああ!!!!」

上条「……~っ」

上条「てめぇ……自分の仲間を………」

ギンナル「ふん…汚ぇ血だな。
ドスが汚れちまったぜ…」

上条「てめぇ…それでも…それでも頭かよ!?」

ギリッ

ギンナル「くだらん事を言うな?ガキが…」

上条「なんだと!?」

ギンナル「俺は飢えてるんだよ。その場その場で、俺の本能が一番求める物が、俺にとっちゃ最優先なのさ」

ギンナル「さっきは賊」

ギンナル「今は…テメェをぶち殺してみてぇって事に…この脳みそが疼いてんだぁ……」

ギンナル「それ以外の人間!仲間!ありとあらゆる事象!」

上条「………」

ギンナル「全てが……無用の粕よ……」
ギヒヒッ


上条「こいつ……」

ギリッ

上条「てめぇは……てめぇは人間として失格だ!!」

ギンナル「ああ、構わんさ…俺を満たすものの為なら、何だろうと捨ててやる…」

ギンナル「そうだ…ならいっそ捨ててやろう?」

上条「…なんだと?」

ギンナル「この人間という……器をなぁあっッ!!!」

フォンフォンフォンフォン……

ギンナル「ぶるぁああぁああっっっ!!!!!!!!!!!!!」

上条「な……なんだ……なんだってんだ」

上条「あいつの体に光が……」

ピカーッ!!!!

ルイズ「きゃっ!」

上条「……くっ、光が……」


バシュゥゥ………

ギンナル「ふぅぅ……」

ギンナル「久しぶりの……この感覚……最高だ……最高だぞ…」

上条(……な…)

上条「なっ……なんだありゃ…化け物!?」

ルイズ「あれは……【獣体変化】ライカン…!?」

上条「なんだよそれ!?」

ルイズ「体を魔獣に変化させる上級魔術よ!あいつは、魔術士なの!」

上条「なんだそりゃ…!?」

ルイズ「逃げなさい…生身のあんたじゃ…あんたじゃ勝ち目は無いわっ!!」

ピクッ

上条「……」

上条「月に変わっておしおきだ!」

ルイズ「…私はいいわ…せめてあんただけで…」

上条「…………うるせぇ!!!!」

ルイズ「ピクッ」

上条「……お前は…才人の何だ…!?」

上条「答えろ!」

ルイズ「ご…ご主人様に決まってるじゃない…」

上条「お前の使い魔が、今どんな顔して……お前を探してるかわかるか?」

ルイズ「迷惑かけて、怒ってるの……?」

上条「違う!」

上条「俺はまだ使い魔ってもんが解らねぇ……けど、あいつの心配そうな表情はすぐわかった」

上条「あいつがどれだけお前を大切にしてるかだけは、すげぇ伝わってきたんだよ!」


ルイズ「…!……サイト……」


上条「……お前の意志は関係ねぇ。

俺はダチの為に…」


上条「あいつを倒して、お前を無事にダチに届ける!!」


上条「少し……我慢して待ってろ」

ルイズ「………サイ…ト」

西都

ギンナル「……御託はそれで終わりか?」

上条「……ああ、聞いてたろ?
俺はお前をぶっ倒さないといけねぇ!」

ギンナル「グヒヒ……」

上条「長引かせるつもりはねぇ…」

ギンナル「……来い、小僧!!」

ダッ!

上条「ソッコーでぶっ倒す!!!」

ダッ!

上条「くらえぇっ!!」

上条「伝家の宝刀・右ストレートオォオ!」

ブンッ!

上条(この距離とこの速度なら…かわせはしない!)


ギンナル「温いわ…」

ビュン!

上条「なっ……き、消えた…!?」

ギンナル「こっちだ…」

上条「上…!?いつの間に!?」

ギンナル「フゥンッ!」

ドガッ!

上条「が……っ…はっ!!」

ズザザザザ……


ギンナル「クク……どうした、小僧?」

上条「……ちぃッ!」

上条(あいつ…あの至近距離で俺の拳を飛んでかわしやがった………ライカンの力で獣の俊敏さを持ってんのか……!!)

ギンナル「……フフ…良い眼だ…」

ギンナル「壊しがいのある…生きた人間の眼よ」

上条「だ…黙りやがれっ!!」

ダッ!

上条「おらぁぁっっ!!!」

ブンッ

ギンナル「勢い任せの飛び蹴りか…」

ギンナル「無駄だ!!!」

ビュン!

上条(また消えた……上か!?)
チラッ


ギンナル「残念

下だ」


上条「なっ…!?」

ギンナル「ハァッ!!!」

バキッ!

上条「ぐっ…ぁあっっ!!」

ズザザザザ……

              ――= =≡二、 _⌒~⌒~⌒~⌒~⌒~ヽ.           、_

             ――= =≡二/l(O)ヽ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::)        /l(O)ヽ
           ――= =≡二/  ヽ_ 。'::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::_ノ       ./  ヽ_ 。'
          ――= =≡二/:::::::/::::ヾノ             |         ./:::::::/::::ヾノ
        ――= =≡二/:::::::/:::://             |       ./:::::::/:::://

       ――= =≡二/:::::::::::l´:://     -''''-..,,_      |      ./:::::::::::l´:://
     ――= =≡二/:::::::::::/ヾ:ノ′)         "''=) {,、r=''     ./:::::::::::/ヾ:ノ′
    ――= =≡二/|::::::::::/::::/l..|::::::|       -<エユ: `"=i.zf''i   ./|::::::::::/::::/l      このペース……
  ――= =≡二/|/:::::/:::://:⌒ヽ|.            .',  | ./|/:::::/:::://             間違いねぇ、書き溜めだ・・・!

  ――= =≡二l:::::::::::::/::::/:(  |   ヾ.         ,,、、 . ', | .l:::::::::::::/::::/:(
 ――= =≡二_',:::::::/:::,..'.__|::::|  |              /ゝ=、_,ノ | ',:::::::/:::,..'.___|::::|     
 ――= =≡二`',/:::/ ,,_| ::l) ヽンイ        '   _,,,, ,,.  |.`',/:::/:::(_| ::l )
――= =≡≡,- ' / /'、/::/≡≡二| ∴∵∴∵∴∴,、イz:==ソ:|- ' /::::...、:'、/:://

――= =≡≡⌒ i´ /爻', :::.',≡≡二| ∴∴∵∴∵∴.`、'ー‐イ∵ | ⌒`l,,.-'''")x', :::.',

   ――= =≡≡〉  '''"~´  _j,, )≡二| ∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴.|  /  /ox、''''"~´)
   ――= =≡≡l  、-''"´_,,. ::.〕≡二 | ∵∴∵∴∵∴∵∵∵:.| {  ノ',xxx,,`- ''''"´〕
   ――= =≡≡〕  、-''"´ _,..、〉≡二| ∵∴∵∴∵∴∵∴∵∴| ,/  〕l::::',xxx "(''''"´〉

ちょっと飯行ってきます

こまけぇこたぁいいんだよ

インペリアルドラモンが進化したのか

たらいま

おらへま

はい?


ルイズ「トーマ……!」


ギンナル「くだらん……その程度か小僧…?威勢の割りに大した事は無いな?」

上条「ち…ちくしょお…!!」

上条(強ぇ………格が…格が違う…)

ギンナル「……これはどうだ?」

ギンナル「雷の魔光よ!」

バチバチ…

上条「…な…なんだ、奴の周りに電気が…?」

バチバチ…

ギンナル「……フフ…」

ギンナル「……飛べぃっ!!」

バチィィンッッ!!

上条「!?…ダメだ!避け切れ……」

バシュゥゥ!!!

上条「ぐああああ!!!」

ビリビリ…ビリビリ……

上条「ッ!……かはっ……」

ドサッ

ギンナル「この程度で膝を地に着けるとはな…やはり粕か…」

ギンナル「…次で終わらせてやろう……!」

ギンナル「ヌゥゥゥンッッッ!!!!」

バチバチ…

ギンナル「雷の魔光よ!」

上条(……)

上条(…はぁ…はぁ……)

上条(…次が…次が来る…)

上条(かわさないと……)

チラッ

上条(……へへ…)

ボロッ…

上条(…足が……言う事きかねぇ…もう…ダメか…)

上条(……不幸な人生だったぜ……あっちでも…こっちの世界でも……)

上条(……あっち?)


……………………………

御坂「簡単に負けるんじゃないわよ上条当麻……あんた…あんた…」

御坂「この私を倒した男じゃない!!」

……………………………

上条(………なんでビリビリの声が頭ん中に……)

上条(……待てよ…!)

上条(…ビリビリ…雷………異能………)

上条(……へへ……上条さん忘れてました……)

上条(あいつを……ぶったおす方法を……!!)

ギンナル「…やはり」

ギンナル「絶対的な力の前には、どんな力も無意味……か…」


上条「……自惚れてんじゃねぇよ」

ギンナル「…まだ、立ち上がるのか?」

上条「あたり前だ…この…野郎」

ギンナル「愚かで…くだらない男よ…」

ルイズ「トーマ……」

上条「……」

ギンナル「……よかろう、せめて、苦しまぬ様に殺してやる…」

バチバチ…バチバチ

ギンナル「…飛べぃ!!」

バシュゥゥ!!!!

上条「……サンキューな、ビリビリ…」

上条「……いつか帰れたら…なんかおごってやるぜ…」


ダッ!


ギンナル「ふん…突進とは…死に急ぐか…」

ルイズ「トーマ…!」

上条(……才人!)

ダッダッダッダッ!!

上条(……お前のご主人は無事に連れ帰るぜ…!)

上条「……いいぜ」

上条「てめぇがその絶対的な力とやらで、何でも思い通りに出来るってんなら……まずは…そのふざけた幻想を……!!」

上条「ぶち殺す!!!!」

上条「ぅぉぉおおおおっっ!!」

ダッダッダッダッ

上条「……消えやがれぇっ!!」

バチィィン!!!

ギンナル「………なっ!?」」

ギンナル「かっ…雷を触れただけで打ち消した…だとおおっっ!!!????」

ルイズ「あれはっ…ギーシュを倒した力…!」

上条「くらいやがれぇっっ!!!!!」

ギンナル「…かわせん…!!」

パリィィッッン!!!

ギンナル「ライカンの体が…崩れていく…!?」

ギンナル「グアアアアアッッッ!!!!!」

ズゥン……

上条「はぁ…はぁ」

上条「俺の右手…イマジンブレイカーはなぁ…」

上条「異能の力なら、なんだって打ち消せんだよ…!!」

ギンナル「馬………鹿……な…」

~あらすじ~

ついに本気を出した三騎士。

しかし更に強くなった佐天の前に敗れたのだ──!

佐天「手を伸ばす勇気を頂戴」

初春「ええ、だったら──」

ふわりと、包むような声。錯覚なんかじゃないだろう。

佐天「私は──」

今、女神の抱擁を受けている。

佐天「私たちは、二度と負けない!」

強く、何より強く、そう信じることが出来ていた。

            そして今、至高の超越が流れ出す。

誤爆した・・・恥ずかしい

>>299
ふむ・・・

上条「う…」

ドサッ

ルイズ「トーマ!」

タッタッタッタッ

ルイズ「しっかりして…!」


上条「…どうだ?」

上条「…上条さん強いだろ?」

ルイズ「…~っ…」
コクコク…

上条「…とりあえず、早く才人の元へ……」

すげえうぜぇ上条wwwww

ギラッ

ギンナル「…まだだ……まだだ小僧ぉおおお!!!刺し殺してやるああああああああ!!!」

ルイズ「…!」

上条「!」

上条「くっ…か、体が動かねぇ…」

ダッダッダッ

ギンナル「くたばりやがるえええええ!!!!!!」

上条(…く…)


タッタッタッタッ

才人「……させるかああああああッッッ!!!」

キーン!!

ギンナル「…ぐぬわあああああああああッッッ!!!!」

ズゥン……


上条「……お、……お前」

ルイズ「サ……イ……ト………?」

ボロボロ…


チャッ…

才人「待たせたな…ルイズ…」

誤爆ワロタ

続き書きタメしてくる

やめろよ・・・やめろよ!

>>308
期待してるからがんばれ

くたばりやがれがポルナレフで再生された

ちくしょう出遅れた今からでもあのAA貼っとくか

       `゙"''― ..,,,,_           `゙'''ー ..,,、          ヘ、    .ヽ.  ..l   .|     . /     /
                  ´゙"''―- ..,,,_           `゙''ー ,,_        `'-、   \  l  |    . /   . /
.,,,___、                   ̄''''― ..,,,_     `゙''ー ,,_     `ゝ、  .ヽ  l  |   /   ,/  ._..-'''
     ̄ ゙゙゙゙̄'''''''¬―---..........,,,,,,___、       `゙゙''''― ..,,,_、  `'''ー ..,,、  `'-. `- ″   ヾ .,/  ''"
                          ̄ ゙゙゙̄"''''''¬―---..........,,,,,,,゙,゙;;;;― ..
______________________________     ヘ(^o^)ヘ いいぜ ___

                                                      |∧  : ー ..,,,、
                          ''ー ̄ ̄二二二二二二ニニニニニ====    /    : 、.    `゙"'ー-
                           _,,,....`''ー ,,_゙'ヘ..,,、 . -''''"´ ,.. -''″  ._.       、  .\
                   _,,,,.. -ー'''''"゙´    ._,,.. -'"''ー ..,~'''ー ..,,r'"  .,./ . /      l  .| ヽ   、.\.
       _,,,.. -ー'''''^゙´         _,,.. -‐'''"゛     _.. ‐`''ー、,_ `'''ー.、,,,'"   .,.   ,! ., ! ...l.ヽ ヽ.  \
... -ー''''''"´            _,,,.. -‐''"゛       . _,, -'"゛ _..-'"゛._..‐`''ー ,,、 `゙''ー 、,,,   .!  .| .l  .l..ヽ .ヽ.  ..\
            _,,,.. -‐''"´          _.. ‐''″ _,, ‐'″ ,/゛ . ,/   `''ー..,,,  `゙''ー ..,_.′ l  ...l. ヽ ヽ.
   'l¬―--ニ ......,,,,,__、      _..-‐'″ _..-'"゛  _/´  .,/    ,/ /   `ハ ,,、  .`'''ー ..,,, ヽ ヽ  ヽ
''''"´ .l,           ̄ ゙゙̄'''''''''――-..........,,,,,___.゛   ."     /  /   /   ./`゙'ー ,,_    `゙''ー ミ,,, .ヽ
    l,     (^o^) 三                      ̄ ゙゙̄'''''''¬―--..........,,,,,,__  .′ ′ ! `'''- ,,、    .`゙''ー    /
     .l,    (\\ 三                                   ̄ ゙゙̄"'''''''――- ニニッ   (^o^)/  てめえが何でも
      l    < \ 三                                                /(  )    思い通りに出来るってなら
. _,, -'"゛ ..l                   : 、―ー―――--------________________   / / >
     ._..- l               \./  ../  ./        ,i'  ./  ,i  .,i  .i   .、  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ._.. ‐'″   l                \ /  ./   ./      ./   /   !  │  !   .|      ヽ
'"          l                    \  /   ./      ./   l   .!   .l   .|    .!      .ヽ
         l                     \    /       /   .l゙   ,!   .l゙   .|    !      ..l.
      .,/´  l                        \ /      /    /   /   |   .!    l
   .,/゛    ..l,                      \      /    !   l    !   .|     !
.._/゛        ヽ          \              \   /    /   . l   │   l     .l
゛        . /  l       (/o^)              \ /      l゛   /   │   .|     !
       .,/    l      ( / まずはそのふざけた\   ./   /    .,!    .|     .!
     .,/     ,/..l       / く   幻想をぶち壊す    \  ′   ,!    !    ,!     .!

上条「へへ……遅いっすよ…」

ルイズ「…っ~!!」

ダッ

ルイズ「っ…サイトのバカァッッ!!!!」

ポカポカ

才人「いたっ!…おいおい、元はと言えばお前が勝手に…」

才人(…ルイズが…)

才人(……泣いてる…)

ルイズ「ひっく……ぅっ……ちゃっ……ちゃんと……ちゃんと側に居てくれないとダメじゃない……!!!」

才人「………」

才人(…肩が震えてる)

才人(…怖かったんだな…)

ルイズ「危うく私…私……」

才人「……ルイズ、ごめんな」

ギュッ…

ルイズ「…っ~サイト……」

ルイズ「…お礼なんて…言わないんだからっ……抱いててくれないて…許さないんだから……」

才人「……ああ」

ギュッ

才人「ずっと抱きしめてるよ
俺だけの…ご主人様」



上条「……もしもーし」

続き思いつかん

突然次元の穴があいてゴテンクス登場

上条「…お楽しみのとこ…申し訳ないんですが…」

ルイズ「……はっ…!」

バッ

才人「いてっ!」

ルイズ「…いっ、いちゃついてた訳じゃないんだから」

フンッ!

才人「何なんだよ…全く…」

おいィ?ゴテンクスはどうした?

上条「…早めに保健室に運んで、くれると…」

才人「そうだ!……しっかりしろ当麻!!」

上条(……心配すんの遅ぇなあ…)

上条「お前のご主人…何とか助けておいたぜ…」

才人「ああ…ありがとうな当麻。
遅くなってすまない…」

上条「…へへ」

上条「……才人、見してもらったぜ?」

才人「ん?」

才人「……使い魔ってもん…な」

ドサッ

才人「当麻…当麻ぁあっ!?」

ルイズ「やだ……死んじゃやだ……」

才人「当麻ぁああああッッッ!!!!!」



上条(いっそ死にたい)

???「待てぇいっっ」

才人&ルイズ「……?」

ゴテンクス「俺はゴテンクスだぞ!!」

才人&ルイズ「………?」

ゴテンクス「どうだ!驚いたか!ワッハッハ!」

才人&ルイズ「………?」




上条「………」

バタッ

>>333はネタ

ちゃんと書きタメしてくる

~保健室~

上条「ん……」

上条(ここは……って保健室だよな)

才人「……お、起きたか?」

上条「…才人か」

才人「お前本当に傷の治り早いなぁ…もう見ただけじゃわからないぐらいだぜ?」

上条「まぁな。上条さんは、ケガに慣れてるんですよ。」

才人「そっか…」

上条さんは基本一人称は『俺』なんだぜ
茶化したりするときは『上条さん』になるけど

才人「当麻…昨日は本当にすまなかった!」

ペコリ

上条「おいおい…止めてくれよ才人」

才人「………」

才人「俺……あいつの事……」

上条「好き…なんだろ?」

才人「…バレてたか…」

上条「上条さんは恋愛事には疎いですけどね。
才人を見てればすぐわかるってもんすよ。」

才人「ははっ……内緒な?」

上条「おう」

上条「……」

上条「……お前さ」

才人「ん?」

上条「もしこの先帰る方法がわかったら…どうすんだ?」

才人「……帰る」

才人「……と、思う」

上条「そうか」

上条「……いいのか?」

才人「……ああ」

才人「俺はどう転んでも、この世界の住人じゃない」

才人「まだまだ、色んな事知らないし…貴族のしきたりも…色々知らない」

才人「…そんな俺じゃ、あいつを幸せには出来ない……そんな気がするんだ」

上条「………」

上条「……ま、どうせまだ帰り方もわかっちゃいないんだ」

上条「…結論は焦んなよ、才人?」

才人「……ああ」

才人「…なんか、ありがとうな」

上条「ん?」

才人「俺…お前が来てから、ずっとお前に頼りっきりな気がしてさ」

上条「何言ってんだか(笑)」

才人「え?」

上条「俺はずっとお前に感謝しっぱなし祭りだけどな」

才人「何で?」

上条「俺は初めてこの世界に来てから、ずっと一人だと思ってた。どんなに周りを見渡しても、異世界から、なんてのは俺だけだと思ってたんだ。」

上条「でも、お前がいた。」

才人「……」

上条「お前がいたから、俺はこの世界でも生きていく自信がついた。感謝してる。」

上条「これからも頼むよ、兄弟」

才人「…ああ!」

コンコン

才人「ん?誰か来たみたいだな
…はーい?」

コルベール「失礼するよ」

才人「コルベール先生!」

コルベール「やぁサイトくん。
トーマくんも、調子はどうかな?」

上条「だいぶ。外傷も消えましたし、内傷も無いでしょうね。」

コルベール「そうか、安心したよ。君が、盗賊と戦って、大怪我を負ったって聞いたものだから。」

上条「心配かけました。」

コルベール「いや、気にしないでくれたまえ。……ただ、今後はなるべく争いは控えて欲しい。」

上条「……」

コルベール「前にも言ったが、私は戦争が嫌いだ。そもそも、人を傷つけると言う行為が…。」

コルベール「争いは何も生み出さない。憎しみは憎しみを呼ぶ……私は、そんな暗く深い世界を、君達に知って欲しくない」

上条「……」

才人「先生!でも……当麻が戦ってくれたのは、俺達のせいなんです。」

コルベール「…話は、聞き及んでいるよ。ミス・ヴァリエールが、不逞な輩に捕われたのを救う為だったんだろう?」

才人「…はい」

コルベール「行動事態は立派だった。それはサイト君、君にも言える事だよ。」

コルベール「ただ、私は0から100までは、褒める事は出来ない。」

才人「……」


上条「……」

コルベール「私は、もう誰も失いたくないんだ…。今後、もしそういう事があったら、私に相談して欲しい。分かってくれるかい?」

才人「…はい」

上条「…解りました」

コルベール「ありがとう。
まぁ、何はともあれ、君が無事で良かった。…私はこれで失礼するよ。」

上条「…待ってください。」

コルベール「…ん?」

上条「俺は、先生の使い魔です。先生に何かあった時は、俺は、その約束を守れないかも知れません。」

コルベール「……」

コルベール「ははは…。
大丈夫だ、トーマくん。何かあるような所に、私は滅多に足を踏み入れないからね。」

上条「……」

コルベール「見た目どおり、臆病な人間だからね。」

ニコッ

コルベール「じゃあ、トーマくんにサイト君。
体調が戻り次第、教室に戻りたまえ。君たちは我が校の大事な生徒なのだから。」

ガララッ…ピシャン

上条「………」

この先の案、考えてはいるんだけど、大まかな部分以外はだいぶ原作と違うけどへーきっすか?

まぁ既にもう完全にパラレってますけど

了解です。

ってか一回書き為タイム欲しいんで、三時ぐらいまで時間ください

スレ残ってたら、続きかかせてもらいますゆえ

自すれ保守のつらさ

ないっす

生粋のもしもしでおま

~中庭~

教師「さぁて、今日も実習頑張りましょう!」

上条(……)

上条(……戦う事を恐がってるわけじゃないんだろうか?)

上条(先生は…一体何から逃げているんだろう?)

上条(…空、)

チラッ

上条(青いな…)


タバサ「…ぬーん」

上条「……ってうわっ!?

タッ、タバサ…いきなり上から覗き込まないでくださいよっ!」

タバサ「…成功」

上条「せっ…成功…?」

キュルケ「ハァイ、トーマ。聞いたわよぉ?」

上条「キュルケ。
聞いたって…何を?」

キュルケ「貴方、ルイズを助ける為に、1人で何人もの盗賊を倒したんですってぇ?」

上条「…まぁ…一応…」

キュルケ「凄いわぁ~

…私、強い男って好きよん?」

上条「は、はぁ……」

キュルケ「顔は、ダーリンの方がまだ可愛いかも。
だけど、一晩くらいなら、良い夢見させてあげるわよ?」

上条「遠慮しとくよ。
悪かったな不細工で…」

ルイズ「ちょっと、キュルケ。
トーマに何してるのよ?」

キュルケ「あ~ら、ルイズ?
貴方にはダーリンがいるじゃない?」

キュルケ「乗り換えはダメよぉ?」

ルイズ「べっ、別にトーマはそんな訳じゃ!」

キュルケ「じゃあ、サイトはそんな訳なのね?」

ルイズ「カァーッ///
しっ、知らない知らないっっ!!」

プイッ!スタスタ…

上条「…キュルケ、あんまいじめすぎんなよ…」

キュルケ「うふふ、可愛いルイズ。」

キュルケ「でも、さっきの話は本当よぉ?
良かったら今晩、部屋に来ない?」

上条「お、俺、才人の所に行ってくるであります!!」

スタコラサッサ

キュルケ「あぁん、意地悪ね」

タバサ「…興味ない」

~噴水前~

才人「はっ…せい、どりゃぁ!」

デルフ「相棒、やけに気合い入ってんなぁ?」

才人「ふぅ…まぁな」

才人(……)

才人(……もっと、強くならないと……)

【争いは何も生み出さない】

才人(…先生…)

才人(俺は……それでも……)

デルフ「……何か、悩み事かい?」

才人「……少し、な」

デルフ「あの貴族の娘っこの事か?」

才人「……ち、違っ!」

デルフ「図星だな」

才人(………)

才人「……なぁ、デルフ?」

デルフ「あん?」

                       ヘ(^o^)ヘ いいぜ
                         |∧  
                     /  /

                 (^o^)/ てめえが何でも
                /(  )    思い通りに出来るってなら
       (^o^) 三  / / >

 \     (\\ 三
 (/o^)  < \ 三 
 ( /

 / く  まずはそのふざけた
       幻想をぶち殺す

才人「もし俺が帰ったら、お前、どうすんだ?」

デルフ「そんなもんお前…別のマスターが現れんの待つだけだなぁ…」

才人「……」

才人「……そうだよな」

デルフ(………)

デルフ「相棒よ?」

才人「……ん?」

デルフ「トーマの野郎も言ってただろ?」

デルフ「決断は早まるなよ?」

才人「……ああ」

才人(……もし、俺が帰ったら、ルイズも別の使い魔を探して…)

才人(…いつかは、知らない奴と幸せに…)

才人(………)

才人(…それでいいんだろ?平賀才人……)

才人「…………」


シエスタ「サイトさんっ★」

                        ヘ(^o^)ヘ ok.
                          |∧  
                      /  /

                  (^o^)/ If you are confident in
                 /(  )    what you can do everything you wish,
        (^o^) 三  / / >

  \     (\\ 三
  (/o^)  < \ 三 
  ( /

  / く  I would destroy
        your fuck'n fantasy.

つか一方さんの能力は特殊すぎてラノベ本スレですら保留にしているというのに

おはようじょ

まぁ色々?な部分ある方は、優しい眼で見てやってくだされ

もうちょい書き為してきま

シエスタ「本当ならサイトさんも一緒に来てくれれば嬉しいんですが…」

才人「さ…さすがにルイズがいるし…それにいきなり実家ってのはちょっと…」

シエスタ「サイトさん使い魔ですもんねぇ…残念…」

シエスタ「あ~あ、サイトさんが来ていただけたら実家で面白いお話聞かせてあげられたかもなのに~」

ショボーン

才人「はは…ごめんな
面白い話って、どんな事だったんだい?」

シエスタ「えぇ、実は祖父の話なんです★」

才人「おじいさんの?」

投稿順間違えた………


才人「ん?…やあシエスタ!

……って、どうしたんだ?その服装?」

シエスタ「へへっ、実は、今日からしばらくお休みを頂いて、実家に帰るんですよぉ★」

才人「へぇ…そうなのか」

(…帰る家があるのって良いよな…)

シエスタ「本当ならサイトさんも一緒に来てくれれば嬉しいんですが…」

才人「さ…さすがにルイズがいるし…それにいきなり実家ってのはちょっと…」

シエスタ「サイトさん使い魔ですもんねぇ…残念…」

シエスタ「あ~あ、サイトさんが来ていただけたら実家で面白いお話聞かせてあげられたかもなのに~」
ショボーン

才人「はは…ごめんな
面白い話って、どんな事だったんだい?」

シエスタ「えぇ、実は祖父の話なんです★」

才人「おじいさんの?」

シエスタ「ウフフ、面白い人だったんですよ?」

シエスタ「【自分は異世界から来たとか】とか、【異世界への帰り方を見つけた】とか…笑っちゃいますよね★」


才人「……!!」

ガッシャーン…

デルフ「いてっ!おい相棒!いきなり落としてくれるなよ!」

シエスタ「……サイトさん?どうしたんですか?」

才人(……………うそだろ…)

才人(……帰れる…帰れるのか?)

才人(…そういえば…)

才人(初めてシエスタを見た時から…少し感じていた違和感)

才人(黒い髪に、黒い瞳…他の連中とは違う感じ)

才人(…シエスタにはおじいさんの……日本人の血が流れていたんだ…)

才人「ふふ…っはっはっは!!」

デルフ「………」

シエスタ「さ…サイトさん?」

才人「シエスタ!俺を、俺を連れて行ってくれないか!?」

シエスタ「サイトさん★はい!」

才人(帰れる…確証が出来たら当麻にも話しておこう…)

才人「そうと決まったら、善は急げだ!俺、馬借りてくるよ!」

シエスタ「お待ちしてますね★」

~中庭~

ルイズ「サイトの奴、どこ行ったのよ?全く…」

タバサ「…噴水前」

ルイズ「え、そうなの?ありがとうタバサ」

タバサ「…別に」

ルイズ「あの犬、見つけたらとっちめてやるんだから」

~噴水前~

ルイズ「誰もいないじゃない…」
キョロキョロ

ルイズ(…ひょっとして、タバサに騙されたのかしら?)

才人「…ハイヨォ!」

馬「ヒヒーン」

パカラッ!…パカラッ!

ルイズ「あっ!サイト!
……ってシエスタも一緒!?

ちょっと待ちなさいよっっ!!!」

才人「ん?ああ、ルイズか。わりぃ、急いでるんだ。」

ルイズ「いっ、急いでるって、どこ行くつもりなのよ!?」

シエスタ「色々わけあって、私の実家に★」

ルイズ「じっ、実家ですってぇ!?ど……どんなワケなのよ!?」

才人「悪い、ルイズ!
話してる暇はねぇんだ!今日中に帰るから。」

才人「ハイヨォ!」

馬「ヒヒーン!」

ルイズ「ちょ、ちょっと……」

パカラッ!パカラッ!


ルイズ「…………サイト……」

ルイズ「……ん?あそこで話しているのは…」

ルイズ「ミスタ・コルベールと……トーマじゃないの?」

ルイズ「何はなしてるんだろう…?」

ルイズ「……盗み聞きなんて、よくないんでしょうけど……」

ルイズ「………」

~噴水前~

※ルイズが噴水前に到着する少し前

上条「才人の奴、どこ行っちまったんだぁ?」

キョロキョロ

上条「タバサが才人はここら辺で素振りしてたって言ってたんだが……」

上条「もしかして騙されたんすかね」

上条「はぁ……」

コルベール「朝ぶりだね、トーマ君」

上条「その声は?」
クルッ

上条「コッパゲール先生じゃないですか?」

コルベール「…コルベールだ、トーマ君。」

上条「あっ、すんません」

コルベール「いいさ。ところで、学校には慣れたかな?」

上条「まぁぼちぼちですね
クラスの連中とは上手くやれてる気はしないでもねぇっすよ」

コルベール「それは良かった」

コルベール「……君が召喚された理由は、まだ誰にもバレてないかい?」

上条「…って言うか、使い魔が召喚されんのは、わりとこの世界じゃメジャーな話なんでしょう?いちいち理由なんて聞いてくる奴はいないっすよ」

コルベール「それもそうだね」

上条「そもそも、本当に戦争なんか起こるんすか?
何の緊張感も、何の危機感もないし…こんな平凡なのに」

コルベール「危機感や緊張感が無いのは、我々教員の間で学院内にそういった話が入らないようにしているからさ。」

コルベール「尊い教えの場に、出来るだけ悲しい話を持ち込みたくないんだ」

上条「……」

コルベール「しかし…時計の針は進んでいくものなんだ…それも急速に」

コルベール「……今朝、国から通達が来た」

上条「…通達?」

コルベール「アルビオン軍の役一万の部隊が、不穏な動きを見せているらしい」

コルベール「その様子から見て…」

コルベール「恐らく、1週間後には戦争が勃発する」

上条「い…1週間後!?」

コルベール「幸い…まだ小規模な戦闘が予測されているので、我が校の生徒に出陣要請は下っていない…」

上条「だが、俺には関係ありますよね?」

コルベール「ああ…もし、戦闘が拡大した場合の為に、例の調査団が明日には来る事になっている」

上条「明日、ですか?また急ですね」

コルベール「明日はトリステインの姫様も直々に来られるそうだ」

上条「なんでまた…ただの調査なんでしょ?」

コルベール「何でも、姫さまからの強い希望だそうだよ。」

上条「ふーん」

コルベール「トーマ君。すまないが、明日は協力してくれるかい?」

上条「元々、その為にいるんですから」

ニコッ

コルベール「ありがとうトーマ君。」

上条(……戦争か)

上条(…いやな単語だな)

上条(キュルケに、タバサ、ギーシュに、モンモランシー、それとルイズ)

上条(あいつらも…実際戦争始まったら、無関係じゃすまないんだろうな)

上条(……才人も)

上条「………」

コルベール「…いやな話ですまなかったねトーマ君。」

上条「いや」

コルベール「……そうだ!君を連れて行きたい所があるんだよトーマ君。」

上条「?」

コルベール「私は学者でもあるからね。常に、興味をそそる物を探しているんだ。」

コルベール「この学院の近くのタルヴという村に、【竜の羽衣】と呼ばれる不思議なマジックアイテムが眠ると言われているんだ」

上条「へぇ~竜の羽衣とは、また大層なネーミングですね。」

コルベール「何でも、超巨大なマジックアイテムで、大きな翼を持つ事から竜という名がついたみたいだよ」

上条「へぇ~」

コルベール「私はこれから調査に行くんだが、君もついてくるかい?」

上条(正直……なんの興味もねぇなんて言えないよな……どうせ暇だし…)

上条「解りました。この使い魔、お供致します!」

コルベール「ようし、そうと決まったら、早速馬車に乗ろう。さぁ」

上条「はい」

上条(竜の羽衣ねぇ……一体どんな代物なんだか…)

~聞き耳をたてていたルイズ~

ルイズ「タルヴ村ですって?」

ルイズ「…確か、シエスタの実家は……」

ダッ

ルイズ「ミスタ・コルベール、ちょっと待って!!」

コルベール「ん?ミス・ヴァリエールじゃないですか?どうしました?」

上条「あれ?ルイズじゃねえか?どうしたんだ?」


ルイズ「お願い……私も……」

ルイズ「私も連れて行ってください…!」

~タルヴ村【才人・シエスタ】~

ワイワイ…ガヤガヤ…

才人「へぇ~…賑やかな村だねぇ」

シエスタ「何もない村ですけどね☆元気だけはあるんですよ」

シエスタ(……あぁ…サイトさんと二人で帰省なんて…夢みたい…)

シエスタ(…このまま…願わくば…)

シエスタ(けっ…結婚とか!)

ボンッ!

カァー///

シエスタ(って私ったら何を考えてるんでしょう)

才人「…シエスタ…どうかしたの?」

シエスタ「なななななっっ!!!何でもありませんっっ///!」

才人「?」

才人「………」

才人「…ところで、例の話なんだけどさ、詳しく聞かせてもらえるかな?」

シエスタ「はい☆」

シエスタ「おじいさんは、この世界に来た時、【竜の羽衣】と呼ばれる大きな空飛ぶ竜にのって来たそうなんですね。」

シエスタ「ちょうど、日食の日だったそうです」

才人「日食…」

シエスタ「はい☆
何でも、その【竜の羽衣】は、お祖父さんがとある場所に隠したらしいんです。地図を書いて、私の家系以外には見つからないように」

才人「なるほどね。」

才人「お祖父さんが来た事と、日食については何か関係があるのかい?」

才人「お祖父さんが来た事と、日食については何か関係があるのかい?」

シエスタ「何でも、日食の日、その竜の羽衣に乗って、太陽に入り込むと、異世界へと羽ばたく事が出来るそうなんです。」

才人「太陽に…ねぇ」

シエスタ「まぁ、最も家の家系の人間は誰もその話を信じてないし、第一にその場所まで行っても、読めない字で封印されていて、開ける事が出来なかったそうです。」

シエスタ「なので、私の家系では、それを解読して、竜の羽衣を扱える物に譲ろうという話になっているんです☆」

才人「…読めない字…」

才人(もし、本当にシエスタのお祖父さんが、日本人だったとしたなら)

才人(その文字は日本の文字である可能性が高いだろうな…)

才人「それは、もし仮に俺がその封印を解けたら、俺が貰ってしまっても構わないのかな?」

シエスタ「もっちろん!
私の家系には、宝の持ち腐れですから☆」

才人「ありがとうシエスタ☆」

シエスタ「なら、私、実家がすぐそこにあるので、ちょっと地図貰って来ますね☆」

才人「ああ、頼むよ!」

才人(……その竜の羽衣とやらが、一体どんな代物なのかわからない以上…確証はまだないけど…)

才人(俺には……やっと見つけた手がかりなんだ…)



シエスタ「サイトさぁーん☆」

タッタッタッタ

才人「おかえり、シエスタ」

シエスタ「地図ありました☆案内しますね♪」

才人「助かるよ☆
じゃあ早速行こうか」


才人(…待ってろよ当麻…)

才人(きっと、いい報告が出来るぜ!)

ちょっと仕事いてきま

行ってまいります

良かったら保守お願いしますです

休憩中っす

多分、続き書けるのが8時ぐらいになりそうなんで、それまですんませんお願いします妹が病気なんですすんません

たらいま

~タルヴ村【上条・コルベール・ルイズ】~

コルベール「そろそろですよ」

上条「そうっすか
なんかその【竜の羽衣】とやらがあるようには見えない村っすね」
コルベール「ははは…重要な遺産と言うものは存在する場所を選んだりはしないものだよ」

上条「ふ~ん…」


ルイズ(………)

ルイズ(……サイトのバカ…)

ルイズ(……何で、シエスタの実家なのよ……)

ルイズ(……いつも…いつも助けてくれるのは使い魔だから?…)
ルイズ(……サイト……)


上条(………)

上条「……ずいぶん、浮かない顔してんな、ルイズ?」

ルイズ「そ、そんな事…」

上条「才人の事、だろ?」

ルイズ「………」

上条「黙るって事は、当たりだな」

ルイズ「…あたしは…あたしは、才人の主人だもの。主人が、使い魔の事を考えるのは当たり前じゃない…」

上条「使い魔…ねぇ…」

ルイズ「……何よ?」

上条「別に」

ルイズ(……はぁ……サイト……)

上条「好き、なんだろ?」

ルイズ「ちっ!?違っ…」

上条「……ぷっ」

ルイズ「……?」

上条「……ハハハハハッ!」

ルイズ「何よ!?何がおかしいってんのよ!?

上条「似てんだよ」

ルイズ「……え?」

上条「お前と、才人がな」

ルイズ「む……なっ…何が?」

上条「……ははっ、内緒にしろって言われてるから具体的には内緒」

ルイズ「何よそれっ!」

上条「男と男の約束っすよ」

ルイズ「…あっそ」

上条「…相手の気持ちを知ったかぶって、自分勝手な決めつけを押し付け合う」

上条「そんな風に、すげぇ不器用な付き合い方だ」

ルイズ「…………」

ルイズ「偉そうに…」

上条「なら、聞くが、アイツの気持ちに応えてやった事、今まで何回ある?」

上条「なら、聞くが、アイツの気持ちに応えてやった事、今まで何回ある?」

ルイズ「そ、それは…」

上条「アイツの気持ちを取り違えて、けんかした事が何度ある?」

ルイズ「………」

ルイズ「…全部……全部私が悪いの!?」

上条「そう言う話をしてるんじゃねぇさ」

上条「才人も…よく似てるんだよ」

上条「飼い犬は、主人に良く似る……俺の世界の言葉な」

ルイズ「………」

上条「なぁ、ルイズ?今後、アイツを信じられねぇ時はな」

ルイズ「…?」

上条「この俺を信じな」

ルイズ「……」

上条「他人の意見も、たまには良いもんさ」

ルイズ「……わかったわよ」


上条「……」


上条(やれやれ…何言ってんすかね上条さんは)


上条(……恋愛沙汰にゃ、程遠いくせにね)


コルベール「着きますよ、そろそろ降りる準備をして下さい」


ルイズ「………」


ルイズ(……サイト……)

書き為無双してきま

自ほ

あれ

~タルヴ村近隣の林【才人・シエスタ】~


才人「……随分と繁ってんなぁ~…」

シエスタ「そうですねぇ~…」

才人(……竜の羽衣か…)

才人(…早く見てみたいな)

才人「シエスタ、まだかかりそうかい?」

シエスタ「う~んと……」

シエスタ「着きました!ここです!」

デーン!

才人「………ここか!」

シエスタ「随分大きな岩の壁ですね……」

才人「ここに……竜の羽衣が…」

シエスタ「……ん?」

シエスタ「サイトさん、見てください!あそこの石碑みたいなのに何か文字が書いてあります!」

才人「え?」

才人「……!」

才人(………これは)

シエスタ「…全く読めませんね……サイトさん、わかりますか?」

才人(思った通り…)

才人「…シエスタ、これは日本語だよ」

シエスタ「ニホンゴ?」

才人「……俺の国の言葉さ」

シエスタ「すごいっ!何て書いてあるんですか??」

才人「どれどれ……」

デルフ「……!!」

デルフ「おい、相棒!」

才人「何だよデルフ?」

デルフ「誰か来るぜ…!」

才人「何っ?まさか盗賊…!」

シエスタ「こっ、怖いです……」

才人「シエスタは下がっていてくれ!」

シエスタ「はっ、はいっ!」

ガサガサ…ガサガサ…

ガサガサ…ガサガサ

才人(…段々音が大きくなってくる……近いな…)

スチャ!


ガサガサ…ガサガサ

ガサガサ…ガサガサ

才人(来るなら……きやがれ!!!)


才人(………あれ?)


デルフ「?どうした相棒?」


才人(………あれは…まさか?)

~タルヴ村近隣の林【上条・コルベール・ルイズ】~

コルベール「…いかにも何かありそうな林ですねぇ」

上条「そうっすね」

ルイズ「………」

上条「…大丈夫か、ルイズ?」

ルイズ「え、ええ…」

上条「まだ悩んでんのか?」

ルイズ「………」

ルイズ「…ねぇ、トーマ」

上条「あん?」

ルイズ「……私、サイトに会ったら何て言えばいいのかな…」

上条「……」

ルイズ「…私、また怒ってしまいそう……」

上条「…そうか」

ルイズ「……サイト…何しに来たんだろう……この村に…」

ルイズ「私の事、イヤになったのかな?」

上条「…さぁな」

ルイズ「イヤになって、…シエスタと逃げたって、私考えてる…」

上条「信じるって、決めたんだろ?」

ルイズ「…トーマを?」

上条「それもそうだが、それ以上に才人をな」

ルイズ「…でも、私疑ってるんだよ?サイトの事を…」

上条「【こう思うけど、そうであって欲しくない】」

上条「そう思わないか?」

ルイズ「……うん」

上条「それは、【信じてる】って事と何が違うんだい?」

ルイズ「あ……」

上条「出来てるじゃないか?」

ルイズ「そう…?」

上条「ああ」

上条「色々考えて…不安になったり、時には、疑ってかかってしまうのが人間ってもんだ」

上条「みんながみんな、ルイズと同じなのさ。俺だってそうだ」

上条「でも、人を信じれない奴なんか、実際は一人もいない」

ルイズ「…ありがとう、トーマ」

上条「そんな顔見たら…才人も心配すんぜ?」

上条「たまには、笑って見せてやんな」

ルイズ「……うんっ!私…私頑張ってみる…!」

コルベール「ややっ!?」

上条&ルイズ「……?」

上条「先生、どうしたんすか?」

コルベール「新しい足跡だ……もしかしたら、竜の羽衣を狙ってきた盗掘者かもしれん!」

ルイズ「なんですって!?」

上条「先生、俺先に行って様子見てきます!」

コルベール「ダメだ!一人では危険すぎる!」

上条「大丈夫ですよ先生」

ニコッ

コルベール「トーマ君!」

上条「先生。
…色々、戦ってきた人生ですけど、実は俺も、平和主義者なんすよ」

上条「様子見たら、すぐ帰って来ますよ

少しは、使い魔らしいことさせてくださいよ、ご主人?」

コルベール「トーマ君…」

コルベール「わかった、気をつけてくれたまえ。我々も、後で追い付こう!」

上条「了解!」

タッタッタッタッ


コルベール(………ありがとう、トーマ君)

タッタッタッタッ…

上条(…随分と深くまできたな…)

上条(…ん?)

ピタッ!

上条(……話し声がするな?)

上条(………もっと近くに……)

ガサッ

上条(やべっ!)


???「誰だ!?」


上条(……ん?)

上条(………この声はもしかして……)

上条(……才人か?)

上条(……出ていってみるか…)

上条「………おっ!」

上条「よっ、才人にシエスタ」

才人「とっ、当麻!?」

シエスタ「トーマさん!?」

デルフ「なんでぇ、トーマじゃねぇか驚かせやがって…」

上条「ははっ…わりぃわりぃ」


才人「どうして当麻がここに?」

上条「ああ、うちのご主人の研究熱心に付き合わされて、こんな林の中にな」

上条「そういうお前らはどうしてこんな山ん中に?」

シエスタ「うちの家系に伝わる、【竜の羽衣】を探しに来たんです」

上条「なに!?お前らもか?」

才人「じゃあお前も?」

上条「ああ、ルイズも一緒にな」

才人「ルイズも来てるのか!?」

上条「ああ」

上条「サイト殺すって言ってたぜ?」

才人「ひぃっ……」

上条「冗談」

才人「本当か嘘かわからん嘘はやめてくれ……」

上条「こりゃ失礼しました」

才人「……先生とルイズは?姿が見えないが?」

上条「ああ、後から来るだろうよ」


上条「……」

上条「……ってか、何でお前らが竜の羽衣探してるんだ?考古学者でも無いだろ?」


才人「そうだっ…!」

才人「当麻!ちょっと来てくれ!」

グイッ!

上条「いてて…引っ張んなよ才人…」

才人「この石碑を見てくれ…」

上条「ん~?」

上条(………)

上条(………!!)

上条「……こっ、これは日本語じゃねぇか…!」

上条「一体……どうなってんだ!?」


才人「どうやら…竜の羽衣とやらは、シエスタのお祖父さんの残した物らしいんだ」

上条「シエスタの?」

才人「ああ…」

才人「……それに、シエスタのお祖父さんは…【異世界から来た】と言ってたそうだ」

上条「……!」

上条「ま、まさか…」

才人「そう、どうやら、シエスタのお祖父さんは、俺たちと同じ日本人だったみたいだ…」

上条「…マジかよ…」

上条「…じゃあ、シエスタは日本人の血を引いてるってワケか…」

才人「そうなるな」

才人「お祖父さんは、こうも言ってたそうだ」

才人「【異世界への帰り方がわかった】……ってな」

上条「…おいおい……本当かよ…!」

才人「まだ、確証は無いけどな…」

上条「……そうか…。
んで、帰り方については何かわかってるのか?」

才人「どうやら、この岩の向こう側にある例の【竜の羽衣】に乗って、日食のタイミングに太陽に飛び込むんだそうだ」

上条「日食の時に…」

才人「……前例が無い以上、確証は持てない……」

才人「けど…」

才人「俺たち…もしかしたら帰れるかも知れないぜ…!!」

上条「……っはは…」

才人「…くくくっ!」

上条&才人「っはっはっはっはっ!」



シエスタ「あの二人……どうしちゃったんだろう…」

次、書き為してきやす

一時間ちょいくらい待っててくんろ

才人「やったな、当麻っ!」

上条「あんまし、取らぬ狸の皮算用は好きじゃないんですがね」

上条「でも、これは素直に嬉しいぜ!」

才人「だよな!」

上条「さて、と…で、本題に入ろうぜ」

才人「ああ、問題はこの岩の退け方なんだが…」

上条「石碑には、何て書いてあるんだ?」

才人「どれどれ?」

才人「………」

才人(これは……)

才人「【異世界からの訪問者、異世界の地に眠る】」

上条「それって……」

才人「シエスタのお祖父さんの事……だよな?」

上条「そうだろうな」

才人「………」


才人「なぁ、当麻」

上条「あん?」

才人「……どうして…」

才人「どうして、シエスタのお祖父さんは、帰り方を知っておきながら」

才人「この、ハルケギニアに残ったんだろう…?」

上条「………」

上条「…さぁ、な」

上条「シエスタ、何かお祖父さんがそれについて言ってた事はあるかい?」

シエスタ「ええっと…」

シエスタ「………」

シエスタ「そういえば……祖父が口癖の様に言ってた事が…」

才人「何でもいい。教えてくれないか?」

シエスタ「【俺は全てを無くした。
ただ、こうして、そばに居る人達の笑顔を見ていると、何かを無くした事で、かけがえない何かを手に入れた気がする】

、と…。」

上条「………」

才人「………」

シエスタ「あと、笑いながら、【婆さんの笑顔を見てたら、気がついたら日食が終わってた】、と…よく私に話してくれました」

上条「そうか……」

才人(………)

才人(……全てを無くして…)

才人(…かけがえない何かを……)

才人(………)

才人(………ルイズ……)

才人(…俺が帰ったら……ルイズとは…)

才人(……ルイズとは二度と………)

才人「……なぁ、当麻」

上条「…どうした?」

才人「…帰るのは…正しいんだよな……?」

上条(………)

上条「………俺は、お前じゃないんだ才人」

才人「……そうだよな…」

上条「……お前が何を望んで、何を正しいと信じるのか」

上条「俺にはわからんよ…」

才人(………ルイズ……)

ルイズ「っっ……サイトっ!」

才人(……!)

才人「………ルイズ……」

ルイズ「………サイト……」


コルベール「サイトくんに…シエスタくん…!?」

コルベール「…こっ、これは一体…」

上条「遅かったっすね、先生」

上条「詳しい話は俺からしますよ」

コルベール「……」

また書き為してきま

…………………
………………
……………

上条「…ってワケです」

コルベール「何と……」

コルベール「つまり、竜の羽衣はシエスタ君のお祖父さんの遺品と言うことか…」

シエスタ「そういう事になりますね」

コルベール「ふむ……興味深い…」

コルベール「そして、この竜の羽衣を使えば、トーマ君は元いた世界に帰れると言うことか…」

上条「ま、確証はありませんがね」

コルベール「……ところで、サイト君と、ミス・ヴァリエールは?」

上条「あいつらは、ちょっと席外して、林の方に」

上条「今は…二人にしてやってください」

コルベール「……ふむ」

~林の中~

才人「……ごめん。勝手に飛び出したりして…」

ルイズ「……」

才人「……でも、その…別にシエスタと駆け落ちとか…そんな風に思ってるかも知れないけど…」

ルイズ「……」

才人「………竜の羽衣のことを調べたかっただけなんだ…」

才人「………本当にごめん!」

ルイズ「……」

才人「………怒ってるよな?」

ルイズ「……」

ルイズ「信じるわ…」

才人「え?」

ルイズ「サイトを…信じる」

才人「…っ~…ルイズ…」

ルイズ「でも……でも…」

才人「……ん?…」

ルイズ「…っ~!」

ダッ

才人「うわっ!ル…ルイズ……?」

ルイズ「……サイト……」

ギュッ…

ルイズ「……ス、て……」

才人「……え?」

ルイズ「お願い…サイト…」

ギュッ…

ルイズ「……キス……して…」

ルイズ「お願い……」

才人(…!)



才人「ルイズ……」

ルイズ「…サイト……」

才人「………」

ルイズ「………」


チュッ…


才人「………ルイズ…」

ギュッ


ルイズ「…私、強くなんてない……」

ルイズ「本当は…いつも側にいて欲しい…」

ルイズ「ねぇ、お願い……」

ルイズ「勝手に……どこにも行かないで……」

ルイズ「サイト……お願いよぅ………」

ギュッ…!

才人(………ルイズ……)



才人(………言わなきゃ…)

才人(言わなきゃ……いけないんだ……)

才人「………ルイズ……」

才人(………)

才人「俺……帰れる…かも知れないんだ……」

ルイズ「か……帰るって……」

才人「俺の……」

才人「俺の世界に…」

才人「竜の羽衣を使って…」


ルイズ「……ッッ!!?」

ルイズ「そんなっ……!!!」

ルイズ(………サイトが…帰る……)

ルイズ(元の……世界に……!!?)



ルイズ「……やだあああああああッッッッ!!!!!!!!!!」
ギュッ!!

才人「………ルイズ…」

ルイズ「サイトっ!サイトっ!イヤっ!そんなのあんまりよっ…!!」

ギュッ!!

ルイズ「……サイトォ…」

ボロボロ…ボロボロ…

才人「………ルイズ……」

ルイズ「あんた使い魔じゃない!私だけの使い魔じゃない…!契約のキスだってしたじゃない!!」

ルイズ「なのに…なのに…」

ルイズ「私を置いていかないでよぉっっ!!」


ルイズ「もう犬って呼ばないからっっ!他の女の子に触ったっていいからっっ!キスしたっていいからっっ!!」

ルイズ「独りに……しないでよぅ……!」

ギュッ!

才人「…………」

才人「………行かないよ」

ルイズ「……え……?」

才人「…帰ったり、しないよ」

ニコッ

ルイズ「………ほ、本当に…?」

才人「ああ…本当に」

ギュッ

ルイズ「……サイトォッ!!」

才人「…だから、泣くなルイズ」

ニコッ

ルイズ「うっ…ひっく…うわああああん…」

才人「………よしよし」

ポンポン


才人(………)

才人(俺は……俺は………)

才人(これで……良かったんだ………)

才人(これで……これで……)



上条(………才人…)

今日はそろそろアレっすかね

明日また書けたら嬉しいっす

おやすっす

小倉「おざまァアアアッッす!!!」

上条(………)

上条(……やれやれ)


上条「おーい、才人、ルイズ!」

才人「ルイズ、当麻が呼んでる。行こうぜ?」

ルイズ「うん…」

才人「今行くー!」


才人(………)

~岩壁の前~

上条「まっ、何はともあれ、とりあえずあの岩壁を退かそうぜ?」

才人「あ、ああ」

上条「石碑には他に何てかいてあるんだ?」

才人「えっと、【この石碑より、左に三歩、右に七歩、前に十五歩の位置にからくりあり。】」

才人「だってさ」

コルベール「…すごい!サイト君はこの不可解な文字を解読できるのか!」

才人「まぁもともと…俺の国の言葉ですし」

上条「んじゃ、早速試してみようぜ?」

才人「ああ」

上条「左に三歩」
テクテクテク

上条「右に七歩…」
テクテクテク

上条「前に十五歩か…」
テクテクテク

カチッ

上条「ん?なんか踏ん…」

ズズゥゥン…!!

上条「おわっ、地震か!?」

シエスタ「見てください!岩の壁がズレていきます!」

才人「本当だ…!」

コルベール「何という仕掛けだ…」

ルイズ「……」

コルベール「何やら……岩壁の向こうは洞窟になっているみたいですね…」

才人(この中に…竜の羽衣が……)

上条「……んじゃ、中身の確認に行きますか」

シエスタ「はいっ」

コルベール「ワクワクしますな」

才人「行くか!」

ルイズ「………」

才人「ん?ルイズ、どうしたんだ?」

ルイズ「な、何でもないわ…」

才人(……………)

才人「大丈夫だよルイズ」

才人「見るだけだからさ」

ニコッ

ルイズ「………うん」

ルイズ(………………)

~岩壁の洞窟~

コルベール「洞窟とは、学者の血が騒ぎますなぁ…」

上条「そういうモンすかねぇ」

シエスタ「それにしても暗いですねぇ」

才人「そうだな…」

上条「先生、魔法で灯りつけませんか?」

コルベール「いや、灯りをつける事で何かしらのトラップが発動するかも知れない」

コルベール「今はまだ待とう」

上条「…へぇい」

才人「……」

ルイズ「………ねぇ、サイト」

才人「どうした?ルイズ?」


ルイズ「手…」

ルイズ「繋いでて頂戴…」

才人「…ああ、ほら」

ギュッ

ルイズ「ありがとうサイト…」

才人「…ありがとうってお前…」

ルイズ「なっ、何よ?」

才人「…今日はきっと雪が降るな」

ルイズ「…わ、私だってお礼くらい…」

ルイズ「…本当はいつだって…」
ボソッ…

才人「ん?何だって?」

ルイズ「何でもないわよ!」

才人「そ、そうですか…」

ルイズ(……………)


コルベール「………むっ、歴史的な遺産の匂いがする…近いな…」

シエスタ「匂い…ですか?」

上条「先生、そんな動物じゃないんすから…」

コルベール「ははは…私くらいになれば、匂いでハッキリとわかるもんさ」

上条&シエスタ「はぁ」

コルベール「そろそろ……灯りをつけてみましょう」


スッ

コルベール「火の精霊よ、我が杖に宿り光と為せ…」

ブゥンッ!

上条「…………あ、あれは…!」

コルベール「…これが……竜の羽衣……なんと巨大な……」

シエスタ「す…すごい…!」

上条「……才人…あれって…」


才人「………間違いねぇ…」

上条&才人「戦闘機の【零戦】だ……」

ルイズ「なんて……おっきいの……」

コルベール「凄い…凄すぎる…」

コルベール「このアイテムの素材はなんだ?この設計性の高さ…何という文明だ……」

コルベール「………」

コルベール「トーマ君!」

上条「はい?」

コルベール「君の…君の世界にはこんな超文明の塊が空を飛び回っているのかい?」

上条「うーんと」

上条「まぁ、そうなりますね。

ただ、これは俺や才人が暮らしてる時代にしたら古い代物です。
今はもっと改良された物が飛んでますよ。」


コルベール「何と…このアイテムより更に高度な物が存在するのかね!?」

上条「えぇ、まぁ」

コルベール「…はは……計り知れないな……」

才人「なぁ、当麻?」

上条「ん?」

才人「これ、動くのか?」

上条「確かに…こんだけ古いとその心配も出てくるな…」

才人「…………」

デルフ「触ってみりゃいいじゃねぇかよう、相棒?」

才人「何でだよ?」

デルフ「おめぇ、【ガンダールヴ】だろ?これが戦闘用につくられた代物なら、使い方もわかるんじゃねぇか?」

才人「………!そっか!」

才人「……よし…!」

スッ…

才人「…………」

才人「………!!」

才人「わかる、わかるぞ!」

上条「全く便利な力だなぁ…」

ちょっと朝オナ中

ふぅ…

上条「…で、どうなんだ?動きそうかい?」

才人「どれどれ…」

才人「……機体に損傷は無いし、弾も燃料も充分に残ってる。握った感覚で、大体の操作方法も解ったな」

才人「どうやら、動かすことは出来そうだ!」

ルイズ「…………」

上条「そうか…」

コルベール「…………」



コルベール「……羨ましいな、トーマ君。」

上条「え、何がっすか?」

コルベール「君や、サイト君の世界が……」

上条「……先生…」


コルベール「……君の世界には、戦争など無いんだろう?」

上条「……昔はあったみたいですけどね。今はありません」

コルベール「そうか……」

コルベール「私も……」

上条「ん?」

コルベール「……私もいつか、行ってみたいものだ」

上条「………」

コルベール「君達の、世界へ…」

ニコッ

上条「……先生」

コルベール「何にせよ、サイト君」

才人「はい」

コルベール「動くという事は…これで君とトーマ君は、元いた世界に帰れると言うわけだろう?」

ルイズ「………」

上条「まだ、問題は消えちゃいませんがね」

コルベール「問題?」

上条「帰るには、日食のタイミングで無いといけないんだそうです。」

上条「日食がいつになるか解らない以上、いくら空を飛ぼうと無意味って事ですよ」

コルベール「ああ、それなら問題無いだろう」

コルベール「今からなら、丁度1週間後ぐらいには日食になるはずだ」

ルイズ「いっ…1週間!?それだけしか無いんですか!?」

コルベール「えっ、あ、ああ…。」

ルイズ「……」

才人「…ルイズ」

上条(……)

上条「ま、逆に考えれば、まだ1週間あるって話だ」

上条「とりあえず、帰り方とタイミングはハッキリしたんだ」

上条「先生、竜の羽衣の調査以外は特別他に用事ないんすよね?」

コルベール「うむ」

上条「なら、この話は一旦ストップな」

上条「さ、帰ろうぜみんな」

才人「…ああ」

ルイズ「…そうね…」

シエスタ「私は帰省中なので、また実家に戻りますね」

才人「色々ありがとうシエスタ」

シエスタ「いえいえ、サイトさんのお役に立てて嬉しいです!」

上条「……んじゃ帰りますかね」

才人(……………)




ルイズ(………サイトが……)

ルイズ(………………サイトが、帰らないでいてくれる…)

ルイズ(………嬉しい…)

ルイズ(……嬉しい…はずなのに……)


ルイズ(………本当にこれで………良かったのかな……)

ツレが「零戦の正しい読み方は『レイシキ』だ。正式名称は『零式艦上戦闘機』だ」と熱く語ってた
ついでに「神風は『シンプウ』」と言ってたが、軍事オタってスゲェ無駄知識多いな


と言う支援

零戦の読みががレイシキ?
し…戦!

ちょっと一旦書き為してくるんで打ち止めっす

http://j.pic.to/1247qb
ルイズかわいい

~その日の夜【上条の部屋】~

上条「……ふぅ、今日は疲れたな…」

ドサッ

上条「……明日は、調査隊が来るんだったな…」

上条「明日さえ来ちまえば、この使い魔としての役目も終わりか」

上条「…んで、その後はこの世界ともオサラバ」

上条(…………)

上条「……しっかし…」

上条「せっかく帰る方法見つかったってのに……」

上条「あの2人見てると…なんか素直に喜べねぇんだよな……」

上条「…………ふぅ」

上条(………って、待てよ?)

上条(……俺、零戦の操縦なんて出来ねぇぞ……)

上条(ははっ…)

上条(才人が、帰るのを諦めたら、俺も必然的に帰れねぇ…ってワケね)

上条(何処までもついてねぇなぁ…笑っちまうぜ)

上条(……………)

上条(………でも、俺は……)

上条(………………)

上条(……へへ……難儀な性分だな…俺も)


ガチャ

上条「…………ノックは基本っすよ才人君」

才人「あっ、わりぃな…」

上条「どうしたよ?浮かねぇ顔して?と、言ってはみたが…まぁ見当はついてるけどな」

才人「…多分、その見当は当たりだな」

上条「やっぱりな

念の為に聴いとくが、
【帰るか帰らないか】だろ?」

才人「ああ…」

上条「……まぁ座れよ」

才人「ああ」

スッ

上条「……どうしたい、って思ってんだ?」

才人「……俺、今日ルイズに話したんだ、帰れるかも知れないって…」

上条「…………」

才人「そしたら、ルイズさ…今まで見た事ない顔で泣いてさ…」

上条「………で?」

才人「俺、シエスタに初めて零戦の話聴かされた時、嬉しかったんだ」

才人「【これで俺は帰れる!】【前の生活に戻れる!】…ってな」

才人「けど、あんな顔のルイズ見た時、わかんなくなっちまった」

才人「【帰りたくない】って気持ちが出てきてしまった」

上条「………」

才人「【ルイズと離れたくない】【ルイズを悲しませたくない】そんな風に」

才人「色んな気持ちがぶつかり合って…何が何だかわかんなくなっちまったよ……」

上条「…そうか」

上条「……で、俺にどうして欲しいんだ才人?」

才人「……どうして欲しいってのはねぇんだ…ただ、俺と同じ日本人のお前なら、この話も理解してくれるんじゃねぇかって……さ」

上条「………」

上条「才人……前にも話したろ?」

上条「…悪いが、俺はお前にはなれない」

才人「…ああ」

上条「それと、お前は一つ勘違いしてる」

才人「…え?」

上条「【俺と同じ日本人のお前なら】」

上条「そう言ったな?」

才人「ああ…」

上条「なら、この世界の…ハルケギニア人のルイズは、お前の悩みや苦しみが、全く理解出来ないと言うワケか?」

才人「それは…」

上条「あとお前、今のルイズの気持ちがどうなってるか解るか?」

才人「俺に帰って欲しくない…だろ?」

上条「それもそうだが、それ以上に本当の自分の気持ちに悩んでるのさ」

上条「お前と同じ様に、【帰って欲しいか、帰ってもらいたくないか】……ってな」

上条「少なくとも、俺にはそう見えるぜ?」

才人「………」

上条「……あんな小さな体で、胸一杯に溜まった様々な思いを、必死で自分だけで手繰り止せ、解決しようとしてる」

上条「そんなルイズに…今のお前が出来る事は何だ?……才人?」

才人「でもよ……俺だって、張り裂けそうなぐらい考えてるんだ……」

才人「そんな俺が…そんな俺が一体何をしてやれるってんだよ……」

上条「………男って奴はよぉ」

上条「何があろうと、好きな女が泣いてるなら、その涙を拭いてやる」

上条「倒れそうな時は、その肩を抱いてやる」

上条「そういうモンだろ?」

才人「……」

上条「…なぁ、才人。

話をする相手がちげぇんじゃねぇか?」

才人「………!」

上条「すぐ近くに居るじゃねぇか」

上条「お前と同じ悩みを抱えた…日本人でも、ハルケギニア人でもない」

上条「1人の人間、がよ?」

才人「………ルイズ…」

上条「………俺は、別にこの世界に執着はねぇ」

上条「帰れるもんなら、帰ってやりてぇさ」

才人「……そうだ…当麻、お前は……」

上条「俺の事は気にすんなよ、才人」

才人「でも!」

上条「俺はな、才人

帰るなら帰る、もしお前がこの世界に居るなら、全く問題なく、この世界に留まっても構わねぇ」

才人「……当麻…」

上条「うだうだ考えんのは、どうも性に合わなくてな」

才人「…………」

上条「もう一度言うが、俺はお前じゃない」

上条「お前の悩みは、俺じゃ解らねぇ…」

上条「帰りな、才人」

上条「誰よりもお前を理解していたい、また、誰よりもお前に理解して欲しい」

上条「かわいいかわいい、ご主人様の元によ?」

才人「………」

才人「………ああ!」

スック

才人「俺…あいつの気持ち解った気になってただけだった…」

才人「ちゃんと、話し合う事もしないままで…」

才人「……俺、ルイズと話してくるよ!…サンキューな、当麻」

上条「ちょい待ち!」

才人「ん?どうした?」

上条「……ちゃんと、抱きしめてやんな」

才人「…わかってるさ!」

バタン…タッタッタッタ…

上条(………ふぅ)


上条(難儀な……性分だな…)

上条(………寝るか……)

ちょっと仕事いてきま

良かったら、保守お願いします

いてきま

>>570
悪い
零戦→レイセン
零式艦上戦闘機→レイシキカンジョウセントウキ




もしもし規制解除されたとたんこれだよ
後で吊ってくる

たらいま

今家まで歩いてるからもうちょい待って

多分2230ぐらいになる

~ルイズの部屋の前~

才人(…………)

才人(……ルイズの気持ち…)

才人(……俺にしか解れない気持ちか…)

才人(ルイズ………あんな事があった後じゃ、元気ないだろうな…)

才人(……よし!)

ガチャ…

才人「…ただいま、ルイズ」

ルイズ「遅いわよバカ犬っ!」

才人「ひぃっ!すいませんでしたぁあっっ!!!」

才人(…………)

才人(………って……)

才人(…あれ…?)

ルイズ「全く…使い魔の自覚あんのかしら!?」

才人「あ、ああ、ごめんな?」

才人(……いつもの)

才人(ルイズじゃねぇか……)

才人「………」

才人(……変だ)

才人(……絶対変だ)

才人「なぁ、ルイ…」

ルイズ「さぁ、今日はもう遅いんだから寝るわよ?」

才人「その前に…なぁ、ルイズ…」

ルイズ「そういえばあんた!洗濯は毎日しないとダメじゃない!」

才人「…おい、ルイズ!」

ルイズ「はぁ…ダメな使い魔を飼うと主人もくろ…」


才人「…ルイズっっ!!!」


ルイズ「………」

才人「何だよ………」

才人「どうしちまったんだよ…?何が……何が…あったんだよ…?」

ルイズ「………」

才人「黙ってないで答えてくれよ!!なぁ、ル…」

ルイズ「帰りなさいサイト」


才人「………え?」


ルイズ「サイト…お願い」

才人「……ル…イズ…?」

ルイズ「帰ってあげて…」

ルイズ「あなたを待つ人の所へ……」

才人「………っ」

ルイズ「私考えたの」

ルイズ「あなたを待つ人達は……どれだけ深い淋しさにやられてたんだろうって……」

才人「……ルイズ…?」

ルイズ「だから、帰って?」

ルイズ「サイト……」

才人「………」

ボロ…ボロ…

ルイズ「……サイト…?」

才人「っ~…何言ってんだよっ!!」

ルイズ「サイト………」

才人「だって…!だってお前…!」
ボロ…ボロ…

才人「ひっ……1人じゃ何にも出来ないじゃねぇかっっ!!!!」
ボロ…ボロ…

才人「掃除もっ…!」

才人「洗濯もっ…!」

才人「着替えもっ…!!」

才人「何にも……何にも出来ないじゃねぇかよっっ!!」

ボロ…ボロ…

ルイズ「…………」

才人「誰がお前の面倒見るんだよっっ…!?」

才人「誰が…」

才人「誰がお前を守るんだよっっ…!!?」

ボロ…ボロ…

ルイズ「………サイト…」

才人「命令だ……」

才人「命令してくれルイズっっ!!!!!」

才人「帰るなって……私を守れって……!!」

才人「そうすれば……俺は……」

才人「俺はっっ………!!」

ボロ…ボロ…


ルイズ「………そうね」

ルイズ「…命令します」


才人「そうだっ!命令してくれルイズっ!!」

ルイズ「サイト…」

ルイズ「………帰りなさい」

才人(…………!)

才人「ルイ…ズ……?」

ルイズ「帰るのよ、サイト……」

ルイズ「あなたの……世界に………」

才人「……………」

才人「っ~…いいのかよ…!?」

才人「もう二度と………」

才人「二度と会えなくなっても………」

才人「良いって言うのかよっ………!?」
ボロ…ボロ…


ルイズ「……………」

ルイズ「………サイト」

才人「何だよ!?」

ルイズ「…………」

ギュッ…

才人「…………!」

ルイズ「サイト……」

ギュッ…

才人「………ルイズ……」


ルイズ「この際だから言うわ」

才人「…え?」

ルイズ「………」

ルイズ「……大好き、サイト…」

才人(………っ~!!!)

ボロ…ボロ…

才人「…あ…」

ルイズ「私の……一番……」

ルイズ「一番……」

ルイズ「大好きな人…」

才人「ルイ…ズ……っ」

ルイズ「だから、ね…サイト」

ルイズ「帰りなさい…」

ルイズ「サイト……」

ギュッ…

才人「勝手なんだよ……」

ボロ…ボロ…

ルイズ「ごめんね…」

ボロ…ボロ


才人「ルイズ……」

ギュッ


才人「大好きだルイズ」

ルイズ「……っ~……!」

ボロ…ボロ

ルイズ「お願いサイト…今夜だけは……」

ルイズ「……今夜だけは………」

サイト「ああ……」

ギュッ

ルイズ「朝が来るまで…」

ルイズ「離さないで……」

ボロ…ボロ…

書き為してきま

自ほ

~翌朝~

上条「ん………」

上条「…朝か」

パチーン

上条「………ふぅ」

上条「あんまり寝れなかったな……」

上条「…………」

上条「おまけに……」

上条「ふぅ…いやな夢見ちまったぜ……」

……………夢の話………………

御坂「ちょ、ちょっと待ちなさいよ…」

上条「ん?なんだビリビリか…)

御坂「あんたっ…私を置いてどこ行くつもりよっ!?」

上条「……ハルケギニアだよハルケギニア」

御坂「か…勝手にそんなとこ行くんじゃないわよ…」

上条「はぁ?俺がどこ行こうと俺の勝手っすよ」

上条「じゃあなビリビリ」

御坂「………っ~!」

御坂「あんたがいないと…」

御坂「わたし……わたし…」

上条「元気でなビリビリ…」

…………………………
……………………
………………

上条「………わけわからん」

上条(…第一に、なんでビリビリなんだよ後味わりぃな…)



コンコン…

上条「どうぞ」

ガチャ

コルベール「おはようトーマ君」

上条「おはようっす」

コルベール「……今日は例の調査隊が来るよ」

上条「ですよね」

コルベール「君が私の使い魔で無くなるのも、また今日だ」

上条「………」

上条「………」

上条「……一個だけ質問があるんすけど?」

コルベール「ん?何だい?」

上条「……ずっと、気になってたんすけど」


上条「死ぬ、つもりですか?」

コルベール「……………」

上条「確かに、調査さえ終わってしまえば、俺は晴れてお役ご免」
上条「先生が、俺との契約解除を行っても、何の問題も無いでしょうよ」

コルベール「…………」

上条「だが、それはあくまで戦争が拡大しなければ、の話だ」

上条「仮に…戦争が拡大して、この学院に出兵要請が来たら、その虚偽を真実にしようとしていた事はすぐバレますよね?」

上条「そうなればそれは」

上条「お上の意向に背いた【反逆者】のレッテルを貼られる事になる」

コルベール「…………」

上条「違いますか?」

コルベール「………」

コルベール「…やれやれ」

コルベール「……君は、何でも見抜いてしまうんだな、トーマ君」

続きは深夜

>>635
才人「ルイ…ズ……?」が
才人「ルイーズ……?」に見えてワロタ

上条「やっぱりね…」

コルベール「…全ての命は尊い」
コルベール「…………」

コルベール「私は、かつてその尊い命を多く奪った」

上条「………先生が?」

コルベール「そう、私が……」

上条「一体……」


コルベール「………」

コルベール「…村を焼き、人を焼き…そして、平和を焼いた」

コルベール「その村は流行り病に侵されていたと聞いた」

コルベール「…感染の拡大を防ぐため、私は国の命令でその村を焼いた」

コルベール「泣き叫ぶ村民の断末魔の声に、私は目を背け、心を殺した…」

コルベール「……そして、その村が八割ほど炎に包まれた後、私は聴かされた」

コルベール「【この村には元々、流行り病の形跡が無かった】、という真実を…」

上条「!」

コルベール「国は、新しい軍事拠点を作る為、村が邪魔だった」

コルベール「私は、道化だった」

コルベール「泣き叫ぶ少女の声が聞こえて、無我夢中で炎の中を走った」

コルベール「1人の少女を抱いて、私は脱出したが、その子の両親は燃え朽ちた材木の下敷きになっていた」

上条「…………」

コルベール「その子を、私は救ったのではない」

コルベール「私は、その子から奪ってしまった、ありとあらゆる物を…」

上条「…………」

コルベール「何をしても償えないんだよ」

コルベール「命を奪った罪は…」

上条「………」

コルベール「私はもう、二度と…」

コルベール「二度とそんな過ちに繋がるような事を繰り返したくないんだ…」

コルベール「例え、私自身がどうなろうと…」

上条「……」

上条「先生、言ったでしょう?」

コルベール「え?」

上条「俺、平和主義者なんすよ」

上条「……色々元いた世界で体験もしてるんで、命の尊さはわかってるつもりっす」

上条「俺から見りゃ、軽々しく自分の命を捨てるという先生は」

上条「誰かの命を奪ってた時と、何か違いがあるように見えません」

コルベール「………」

上条「今日の調査が終わっても…先生の身の安全が解るまで、俺は使い魔でいますよ」

コルベール「……しかしそれでは…」

上条「黙ってください」

上条「俺は、目の前で死ぬ死ぬ言ってる人間を、ハイそうですかと死なせられるほど、人間が出来ちゃいないんですよ」

上条「……それに、俺はアンタを気に入ってるんすよ」

上条「生きる宛てが無いなら、俺の為に生きてくださいよ先生」

コルベール「………トーマ君…」

続きはもうちょいかかりますんで、気長に待っててください

自ほ

news

ルイズがジャイアンに喧嘩を挑んで勝ってからサイトが帰るんだよね?

おは

もうちょいしたら投下しまする

コンコン…

上条「どーぞ」

教師「お邪魔するわね」

教師「ミスタ・コルベール、それにトーマ君、そろそろ調査隊の皆様がお見えになるわ」

コルベール「…そうですか」

上条「まだ飯も食ってないんすけどね…随分と早いこった…」

コルベール「すまないね、トーマ君」

上条「さっきの話に関して、ですか?」

コルベール「それは…」

上条「違うんなら謝らないでくださいよ」

上条「さ、行きましょう先生」

コルベール「…うむ!」

コルベール(……ありがとうトーマ君…)

~院長室~

オスマン「困ったのぅ…」

オスマン「あの女生徒の今日のパンツは何色かのう…」

コンコン…

オスマン「お入り」

コルベール「失礼します、オールド・オスマン院長」

上条「ういーっす」

オスマン「少年よ、久しぶりじゃのう」

上条「どうもっす」

コルベール「して、オスマン院長、本日は具体的にどのような調査なのですか?」

オスマン「ふむ、詳しい話は聞かされてないんじゃがのう…」

オスマン「何でも、使い魔の戦闘力調査らしいぞい」

上条「せ、戦闘力?」

コルベール「実戦、というワケですか?」

オスマン「それはまだわからんがのう…」

上条「おいおい…」

上条(マジかよ、何だよその調査……)

コルベール「しかし…使い魔と言ってもトーマ君はただの人間です…」

上条(………わりと、ただの…ってワケじゃねぇっすけどね)

オスマン「まぁまぁ、コルベールよ。まだわからんと言ったであろう?」

上条「まぁ…そうっすね」

上条「大丈夫っすよ、コルベール先生」

コルベール「…だがトーマ君」

上条「俺!!」

コルベール「……?」

上条「やんない内に、諦めるような真似だけは嫌いなんすよ」

コルベール「………」

コルベール「…わかった。
トーマ君、全てを君に託そう」

上条「まぁ、任せといてくださいよ」

上条(とか何とか言っちゃってるけど)

上条(不安ですとか言えねぇしなぁ…)

オスマン「…………ふむ」

バタンッ!

教師A「オールド・オスマン院長!」

オスマン「来たかのう?」

教師「はい。本日は教員のみの調査で、グラウンドでの調査を希望と言う事です」

オスマン「して、生徒の方は?」

教師「生徒には、王国からの【定期的な】調査、と話をしておきました」

オスマン「ふむ」

オスマン「では、行くか」

コルベール「はっ」

上条「了解」

ガチャ…バタン

~グラウンド~

オスマン「ようこそ、おいでくださいましたのぅ姫様」

アンリエッタ「オスマン院長殿、久しいですわね…」

オスマン「さようでございますな…相変わらずお美しい事で…」

アンリエッタ「まぁ、院長殿。お上手ですこと。うふふ…」

上条(………すげーかわいい…)

アンリエッタ「……あら、そちらの方は……?」

コルベール「……この者は、私の使い魔のトーマと言います」

上条「お、おおおお初におめめにか、かかりますす!トーマ・ソ・ゲェイヴ・カミジョーと言いまままます!へっ!陛下に置かれましては…」

コルベール「おっ…落ち着きたまえトーマ君!」

アンリエッタ「何と、サイトさんと同じ人間の………」

上条(だぁ~!!貴族相手の…ましてや姫様相手の礼節なんて知らねぇっつーの……)

アンリエッタ「……」

スッ

上条「………え?」

アンリエッタ「トーマさん、でよろしいでしょうか…?」

ニコッ

上条「はっはい」

上条(姫様が屈んで俺の前に)

上条(だめだ…可愛いすぎる…)

アンリエッタ「…………」

アンリエッタ「色々、苦労も多い事でしょう…?」

上条「え………あっ、はい…」

アンリエッタ「この学院内には、サイトさんという、私の大事な親友の人間の使い魔さんがいます」

上条「…才人とルイズの事でしょうか?」

上条(…………おいおい…)

上条(ルイズの奴が……姫様の親友!?)

アンリエッタ「あら、お知り合い?」

上条「…ええ、友達としてやらせてもらってます」

アンリエッタ「なら…」

ギュッ

上条「ひっ、姫様…!」

上条(手…手を……)

アンリエッタ「彼女らのお友達であるあなたは、私の友人です」

アンリエッタ「これから…仲良くしてくださいね、トーマさん」

ニコッ

上条「………は、はい!」

アンリエッタ「ウフフ」

スッ

アンリエッタ「では、本題に入りましょう」

オスマン「はっ」

アンリエッタ「本来であれば、このような調査は無い事を願うばかりでしたが、最近のアルビオンの動向から、最悪のケースを防ぐ手段として、今回の調査に踏み切ってしまいました……」

オスマン「お優しい姫様の事…胸中お察しいたします」

アンリエッタ「…ありがとう。

現在、アルビオンとは表面上、通常の国交が続いておりますが、
通達した通り、アルビオン一万の軍に、トリステインへの進軍準備を整えている様子があるとの報告を密偵から聞きました。」

コルベール「………」

アンリエッタ「……もし…もし仮に、一万というアルビオンの一部の軍がトリステインに侵攻してきた場合、それまでの国交は遮断され、一気に戦争の火蓋が切られるでしょう」

アンリエッタ「これはもはや、避けられぬ現実なのです」

オスマン「ふむ……」

コルベール「………」

上条「…………」

アンリエッタ「我が国を…我が国民を…ひいては、この学院の生徒を戦火から守る為……」

アンリエッタ「教員の皆様と…そして使い魔さんには、今しばらく今回の調査にご協力をお願いしたいのです…」

オスマン「もちろんでございます。姫様。」

上条「調査でも何でも受けてやりますよ」

コルベール「…私は、戦争には反対ですが…大事な学院の生徒を守る為に、ご協力させて頂きます。」

アンリエッタ「ありがとう…」

アンリエッタ「では、早速ですが……」

アンリエッタ「調査隊、前へ。」

調査隊長ゼムヌス「はっ!」

ゼムヌス「全員前へ!」

ザッザッ…

アンリエッタ「あまり、危険な調査は避けてください。これは、あくまで調査なのですから」

ゼムヌス「はっ。」

アンリエッタ「この者は今回の調査において、隊長に任命したゼムヌスです」

アンリエッタ「では、後はゼムヌスにお任せします。」

ゼムヌス「はっ!」

上条(……おいおい…明らかに戦闘態勢じゃねぇか…)

~調査中~

ゼムヌス「弱い、弱すぎますぞ」

ポイッ

使い魔「キュー…」

教員「ああ、僕の使い魔が…」

ゼムヌス「そんな事では生徒など守り切れぬ!鍛え直せ!」

上条(……結局、実戦かよ……)

上条(しかも…あのゼムヌスとかいう隊長、強いし…)

ゼムヌス「次の使い魔、前に出ろ」

コルベール「………はっ」

上条「おっ、俺か!?」

コルベール「………」

コルベール「ゼムヌス殿、彼は使い魔であり、人間です。」

コルベール「あまり手荒な真似はしないでください」

ゼムヌス「ふん…人間の使い魔か…」

ゼムヌス「良いだろう、本気は出すまい」

上条(……あ?)

ゼムヌス「見たところ、特別な力を持っているようにも、魔力を持っているようにも見えん」

ゼムヌス「くく…三分の力を出すまでも無いだろう」

上条(…………プチン)

コルベール(何という男だ…だが、逆に今回はこれで…)


上条「大概にしとけよオッサン」

コルベール「と、トーマ君!?」

ゼムヌス「何だと小僧?」

上条「先生、俺このオッサンぶっ倒します」

コルベール「いかん!君の力では彼には」

ゼムヌス「くく…面白い…」

コルベール「ゼムヌス殿!」

コルベール「オスマン院長!二人を止めてください!」

オスマン「………」

オスマン「落ち着くのじゃコルベール」

コルベール「しかし」

オスマン「向こうもあのアンリエッタ姫のお抱えの者じゃ、大ケガをさせる様な真似はせんじゃろう」

コルベール「…………」

オスマン「少年の力を信じるのじゃコルベール」

ゼムヌス「小僧、名は?」

上条「当麻だ。おいオッサン、舐めてかかると痛い目見るぜ?」

ゼムヌス「トーマか…左様な口は我が輩を倒してから言うんだな」

上条「行くぜ……!!」

ゼムヌス「来るがいい…!!」

アンリエッタ「………」

アンリエッタ(一体トーマさんにはどんな力があるんでしょう…?)

上条「グフゥ・・・・」

コルベール「死んじゃった。」




                      完

上条(あいつ、槍使いか)

上条(間合いが重要だな…)

上条「………よし」

ダッ

ゼムヌス「ほぅ…迷い無く先駆けるか、見事よ。」

上条(槍相手なら間合いを一気に詰めてしまえば…っ!)

ゼムヌス「…!」

上条「よし、射程圏内っ!もらったぁ!」

ゼムヌス「甘いわ!」

ギィンッ!

上条「なっ…」

上条(こいつ、槍の柄の方で俺の拳を防ぎやがった…)

コルベール「何という返し手の速さだ…!」

ギィン…

ゼムヌス「惜しかったな小僧」

上条「ちぃっ!」

ゼムヌス「速度、力ともに申し分ないな」

ゼムヌス「だが、我が輩とお前では決定的な差がある。それはな…小僧…」

ゼムヌス「でりゃああっ!」

バチィィンッ!

上条「ぐっ、うわあっ!」

ズザザザザ…

ゼムヌス「……経験と、鍛練の差よ」

ズキッ

上条「くそっ…」

上条(…槍を振るスピードが速すぎて、柄がまるでムチみてぇにしなりやがる…)

オスマン「なかなかの強者よのう…」

コルベール「トーマ君…」


ゼムヌス「どうした小僧?…威勢の割に、もう終わりか?」

上条「まだまだ!へへ…これからだぜ…」

ゼムヌス「ならばこれならどうだ?」

ゼムヌス「ぬぅん!」

ブンブンブンブン…

上条(槍を頭上で回転させてやがる…)

上条(なんか来そうだな…今の内に…!)

ダッ

上条「うおぉぉぉお!」

ゼムヌス「フフ…」

ブンブンブンブン…

上条(あと少しで射程圏内…)

ゼムヌス「荒らぶる風よ!!」

ズォォオオオッッ!!!!!

上条「なっ、奴の周りに竜巻がっ…」

バシィィンッ!

上条「ぐあっ!!」

ドサッ…

上条「痛ッ……!」

ゼムヌス「まだだぞ小僧」

ブンブンブンブン…

ゼムヌス「はあっ!!」

ズォォオオオッッッ!!

ゼムヌス「ほらほら!もう一発だ!」

ズォォオオオッッッ!!

上条「ぐっ……調子に…」

上条「乗ってんじゃねぇ!!」

上条「おらぁっっ!!」

バシュウゥン…

ゼムヌス「!?」
アンリエッタ「!?」
コルベール「!?」

コルベール「あの竜巻を…」

アンリエッタ「打ち消した…!?」

オスマン「ほほーう…」

上条「はぁ…はぁ…」

ゼムヌス「……どうやら…ただの人間では無いようだな…」

上条「へっ、ちったぁ驚いたか…?」

上条(とは…言っても…)

上条(近づきゃ、柄で弾かれるし…離れりゃ、竜巻が襲ってくる)

上条(……完全に手詰まりだな……)

ズキッ

上条(痛っ…あ、足が…!)

ゼムヌス「…なかなかの物は持っているようだが、お前では、我が輩に勝てない」

ゼムヌス「次で終わりにしてやろう」

上条(竜巻が…来る)

ゼムヌス「はぁっ!!」

ズォォオオオッッッ!

コルベール「………っ!」

ダッ!

オスマン「…コルベール!?」

バッ!

上条「せっ、先生」

コルベール「ぐああああっっ!!」

ドサッ

上条「………先生っっ!!」

ダッ

コルベール「……う…」

上条「先生、しっかりしてくれ!」

コルベール「もう、やめるんだ…トーマ…君…」

上条「先…生…」

コルベール「君も…私の大事な、生徒だ…」

上条「………先生」

コルベール「調査と言えど…これは戦い…だ…」

コルベール「……君はよく頑張った…私は…充分、だ…」

アンリエッタ「調査隊!早くコルベールさんを医務室へ!!」

上条「…………」


ゼムヌス「ちっ、邪魔をしおって…」

ゼムヌス「使い魔に対しての優しさなど、甘ったれた考えだからそんな目に合うのだ」

上条「………黙れ」

ゼムヌス「愚かな男よ」

上条「……………そのベラベラうるせぇ口を…」

ブチッ

上条「…………黙らせろって言ってんだよっっ!!!!!」

ピカーッッ!!

ゼムヌス「……ぬぅ!?」

ゼムヌス「な、なんだこの光は!?」

オスマン「ルーンが光を放っている……覚醒しおったか…!!」

ゼムヌス「……奴が…居ない!?」

上条「……こっちだ」

ゼムヌス「なっ…後ろに…!?」

バキッ!

ゼムヌス「ぐおあっ!?」

ゼムヌス「…おのれっ!!」

バッ

ゼムヌス「なっ…また居ない!?」

上条「上だ」

ゼムヌス「な」

上条「オラァッ!!」

ドガッ!

ゼムヌス「!?ぐふっ…」

ズゥゥゥン…

ゼムヌス(……な…)

上条「……………」

ゼムヌス(なんだ…奴のあのスピードは……先ほどの何倍も…)

アンリエッタ「これは一体……」

オスマン「少年のルーン【ソゥゲーイヴ】が覚醒したのですじゃ…」

と、仕事行ってきま

上条「スゥー………」

上条「……オラァァァァ!!!!!!!!」


バギッ!

ボゴッ!

ドガッ!

ゼムヌス「かはっ………」

上条「くたばりやがれっ!!!」

アンリエッタ「トーマさん!待ってください!」

バッ

ゼムヌス「ひ……姫様………」

アンリエッタ「この者の無礼は、私の責任にあります」

スッ

上条「!」

ゼムヌス「姫様っ……!」

アンリエッタ「幾らでも頭は下げます…この者は、度がすぎる所があるのです…」

上条「…………」

アンリエッタ「トーマさん…」

上条「……頭を上げて下さいアンリエッタ姫様…」

スッ…

アンリエッタ「トーマさん…」

上条「このトーマ、主人の危険に思わず我を無くしてしまいました」

上条「私の【個人的な振る舞い】で姫様が頭を下げるなど恐れ多い事…どうか頭を上げて下さい」

上条「……ゼムヌス、俺は合格か?」

ゼムヌス「……あ、ああ…」

上条「なら、失礼致します。ご無礼を致しました。」

タッタッタッタ…

一同「…………………」

アンリエッタ(………優しい人ね…)

~医務室~

バタンッ!

上条「コルベール先生っ!!」

コルベール「……トーマ君…」

上条「先生……よかった…」

上条「…………」

上条「………先生、すいません。俺が…俺が大口たたかなければ…!」

コルベール「…いいのだよトーマ君」

コルベール「…君が、無事でいてくれた事で、全て無かった事にしようじゃないか?」

上条「先生……」

コルベール「私は教師だ。」

コルベール「生徒を守るのは、当然、…だろう?」

上条「………」

上条「…………力が、欲しいです」

コルベール「……」

上条「あなたの様な…」

上条「何かを守る力が…」

コルベール「……君は、もう持っているよ」

上条「………え?」

コルベール「君の右手は、破壊を防ぐ力がある」

上条「………」

コルベール「色々な人を救えるさ……」

コルベール「それは君にしか…出来ない事だ」

上条「先生………」

残少なくて完結出来るかわかんなくなってきたっす

~その日の夜【ルイズの部屋】~

才人「Zzz...」

ルイズ「よく眠ってるわね…」

ルイズ「………」

ルイズ「サイト…」

ルイズ(…このまま)

ルイズ(…時間が止まってしまえばいいのに…)

才人「ムニャムニャ…ルイズゥー…」

ルイズ「…全く…しょうがない犬ね」

コンコン…

ルイズ(あら?こんな夜更けに誰かしら…?)

ガチャ

ルイズ(…………!?)


ルイズ「ひっ…姫様…!?」


アンリエッタ「……ルイズ…」

アンリエッタ「あなたに…」


アンリエッタ「あなたに…お願いがあります…」

ルイズ「………」



それから数日、何もない日々が続いた、何もない日々は、本当に何もないのに、やけに…懐かしい気がした。

戦争という大きな亀裂を予見した、トリステイン王国の一部の人間達は、その何もない日々を如何に愛しく思った事か。

俺も、その一人だったから。

続き待ってくれ

自ほ

身体能力あっぷっぷ

続き待って

~アルビオン戦役勃発前日~


才人「俺、帰る事にしたよ」

上条「そっか…」

上条「出発は明日なんだろ?」

才人「…ああ、ちょうど日食の日。」

上条「…別れは、済んだか?」

才人「………」

才人「今日の夜に、ルイズと結婚する事にした」

上条「はい!?」

才人「…二人で、決めたんだ」

才人「離れてたって」

才人「心が…離れない様に」

上条「……そうか」

上条「………おめでとう」

才人「ありがとう当麻」

上条「羨ましい限りだ」


才人「…お前、本当に良いのか?」

才人「コルベール先生の使い魔として残るって…」


上条「ああ。だが、ただ残るワケじゃねぇさ」

上条「ちょいとこっちで仕事が出来ちまってな…」

上条「俺が自分の役割を終えたら、先生と二人で空飛ぶ船を作るつもりだ」

才人「そんなもん、本当に作れんのか?」

上条「さぁな」

才人「………」

上条「わかんねぇけど、多分すぐには無理だろうな」

才人「…そうか」

才人「決心は固いのか?」

上条「…決心とは、ちょいと違うな才人」

才人「ん?」

上条「しがらみと、難儀な性分って奴さ」

才人「はは…なんだそりゃ」

才人「……今まで、楽しかったぜ」

上条「ああ、俺もお前のお陰で退屈しなかった」

上条「…」

上条「いつか、向こうで会おうぜ平賀才人」

才人「……………」

才人「ああ、上条当麻」

続きは待ってくだちい

~アルビオン戦役勃発前夜~


才人「じゃあ、ルイズ」

ルイズ「うん、才人」

ルイズ「…………」

ルイズ「始祖ブリミルの御名に誓います」

ルイズ「この者を夫とし、生涯愛する事を…」

才人「同じく誓います」

才人「この者を妻とし、生涯愛する事を…」

ルイズ「…………」

才人「…………」

チュッ…

ルイズ「………ありがとう、サイト」

才人「どうして?」

ルイズ「…私、今すごく今まで生きてきた人生の中で一番幸せよ」

才人「そうかい?まぁ、突然の思いつきな結婚式だったけどな」

ルイズ「うふふ」

才人「俺もすごく幸せだよ、ルイズ」

ギュッ…

ルイズ「うん、サイト…」


才人「そうだ!……なぁ、ルイズ?」

才人「俺の世界じゃ、結婚したら、お互いの指にリングを通すんだ」

ルイズ「何だか、素敵ね…」

ゴソゴソ…

才人「へへ…ほらっ」

キラーン

ルイズ「わっ…綺麗…どうしたの、これ…?」

才人「ギーシュが、作ってくれたんだ」

ルイズ「ギーシュが…」

才人「おまけに、みんなの魔法がかかってるらしくてな」

才人「お互いが、お互いの事を強く想う時……このリングが輝くんだそうだぜ」

ルイズ「みんなが魔法を……」
ウルウル…

才人「ああ。これで、例え世界が離れてもずっと……ルイズの心を感じられる」

ルイズ「……サイ…ト…」
ポロポロ…

才人「…だから、……な?」

才人「な……泣く…なよ…ルイズ…?」
ポロ…ポロ…

ルイズ「あ…あなただって…」
ポロ…ポロ…

才人「………」

ルイズ「……サイトぉっ!!」

ギューッ!!!!

才人「ルイズ…」
ポロ…ポロ…

ルイズ「わた…わたし、本当はずっと、ずっと一緒にいたいよぅ…」
ボロ…ボロ…

才人「……ああ、…ああ」
ポロ…ポロ

ルイズ「お願い…忘れ…ないで…?」

ルイズ「私…私の事を…」
ポロ…ポロ…

ギューッ

才人「……当たり…前だ…」
ポロ…ポロ…

ルイズ「……っ~!」

ルイズ「愛してるわ……サイト…」

才人「…愛してるぜ…ルイズ…」

ルイズ「…………」

才人「…………」

チュッ…

それから残されたわずかな時間、俺は、ルイズと何度も抱き合ったり、キスをしたり、色んな思い出を語った。

時折、ルイズが涙ぐむ。

表情は変わらないのに、その顔はすごく悲しげに見えた。

たまらず、その度に抱きしめて、キスを交わし、慰めると、
「あなたも泣いてるくせに」と、笑みをこぼした。

二人だけの空間に、魔法灯の柔らかなオレンジ色の光が差し込んで、ルイズを照らす。

笑ったり、泣いたり、忙しい夜。

時折、風に吹かれビューッと膨らむカーテンと、溢れてしまいそうなこの胸の想いがリンクして…思わず、ベッドにルイズを押し倒してしまった。

ルイズが、嫌がらず、むしろ嬉しいと涙する物だったから、俺は抱きしめて体に触れて…ただ、それ以上に手を伸ばす事が出来なかった。

しばらくして、俺は気が付いたら眠ってしまっていた。

夢を見た。

それは、ルイズと二人で日本に帰って…二人で暮らす…夢であって、夢でしかない、楽しい夢だった。

………………………
……………………
…………………

ルイズ(…………)

才人「Zzz…」

ルイズ(……っ)

ルイズ(サイト……)

チュッ

才人「ぅぅん……」

才人「………Zzz」

ルイズ(………)

ガチャ…

ルイズ(………さようなら…)

ルイズ(……私の…サイト…)

バタン…


朝、起きるとそこにルイズの姿は無くて、俺はトイレにでも行ってるのかと思った。

ふと、テーブルに目をやる。
そこには、俺には読めない文字で、何か書いてある紙とペンが置いてあった。

嫌な予感がした。
俺は、ギーシュの部屋に走り、ギーシュを叩き起こすと、解読を求めた。

ギーシュ「全く…朝から君という男は…どれどれ…?」

以下は、ルイズの残した言葉。

―おはようサイト。

朝、私が居なくてビックリしたでしょう?ごめんなさい。

実は今日、あなたを見送る自信が無くて……。
少し離れた所から、あなたが日食の太陽に入っていくのを見ようと決めました。
勝手でごめんなさい。

あなたといた時間は、私に取って、かけがえのない時間でした。
仮に、私がこの世から消え去っても、それは永遠の物です。

今までありがとうサイト。
私の…私だけの旦那さま。

ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ヒラガ    ―

手紙の後半から下には、水滴が滲んだ後がある。
書いてる内にルイズが涙ぐんだのだろう。

手紙を読み終えた時、俺は泣いていた。ギーシュは、俺の肩を抱き、切なさが枯れるまで、その場から動かないで居てくれた。

出発は、もうそろそろだ。

俺は、ギーシュに礼を言い、みんなが魔法でタルヴ村から運んでくれた零戦が待つ中庭へ向かった。

廊下を走ると、数多の思い出がこの心の中を駆け巡った。

滲み出る涙を拭いながら、俺はただひたすら走った。

羽ばたく隙間を作り出すために。

続きもうちょい待って

~廊下~

キュルケ「…あら?」

才人(……本当に長い廊下だよな…)

キュルケ「サイトー!」

タバサ「………」

才人「……ん?」

才人「よう、キュルケにタバサ」

キュルケ「昨日は…ちゃんとエスコート出来たの?」

才人「何だよそれ…(苦笑)」

才人「…まぁいいや」

才人「2人とも…色々ありがとうな…」

タバサ「…礼は要らない」

キュルケ「そうよん。水臭いじゃない?」

才人「2人とも……」

キュルケ「…あっ、それよりサイト、気を付けなさいよ?」

才人「…気を付けろって?」

タバサ「…アルビオン軍が、トリステインの領土を侵攻している、との噂が流れている」

才人「何だって!?」

キュルケ「まぁ、あくまで噂なんだけどねぇ…。空を飛ぶなら、気を付けなさいって事。」

才人(……そんな大事が……)

才人「…わかった。サンキューな、キュルケ、タバサ!」

キュルケ「何でそんな噂が流れたのかしらねぇ…」


タバサ「…1週間ぐらい前…」

才人「ん?」

キュルケ「どうしたのタバサ?」

タバサ「…深夜、トイレに起きたら、ルイズの部屋の前に姫がいた」

才人「はぁ?」

タバサ「…気がする」

キュルケ「寝ぼけて見間違えでもしたんじゃないの~?」

タバサ「…む」

キュルケ「何で姫様がいるのよ?」

才人「ははっ…タバサらし……」

才人(……!)

才人(………遠い場所から…見てる…?)

才人「……あ…」

タバサ「?」

キュルケ「どうしたのよ、真っ青な顔して……」

才人(…まさか……!?)

才人「………ルイズが…!」

ダッ!

キュルケ「あっ、ちょ、ちょっとサイト!!」

タバサ「?」



タッタッタッタ…

才人(くそっ……くそおっ!!)

才人(ルイズの……)

才人(ルイズの大バカ野郎っっ!!)


―仮に、私がこの世から消え去っても……―

才人(……なんで…)

才人(…なんで黙ってたんだよ!!)

~中庭~

コルベール「………そろそろ、時間だな。」

上条「………」

上条(………遅いな…)

ダンッ!

コルベール&上条「!」

上条「………どうした才人?血相変えて…」

才人「ハァ……ハァ……」

才人「当麻…コルベール先生…」

才人「ルイズが……ルイズが…!」

コルベール&上条「……?」

……………………
…………………
………………


上条「何……だと…!?」

コルベール「ミス・ヴァリエールが戦場へ!?」

才人「間違いない…」

才人「……先生っ!これ、飛びますか!?」

コルベール「ん?あ、ああ…飛ぶが…」

コルベール「…まさか、君は……!?」

ドゥルルルル…!

上条「うおっ…!」

コルベール「まっ…待ち給え…サイト君…!!」

才人「………飛びやがれぇぇっっ!!」

ブオーン!!!!

ブーン…………………

コルベール「………」

コルベール「……トーマ君…」

コルベール「…君はここで待っていてくれ」

上条「………」

コルベール「彼らを…助けに行かないと…!!」

上条「…………先生…」

上条「……」

上条「………わかりました」

上条「でも、先生。その前に…」

コルベール「ん?…なん…」

ボグッ!

コルベール「か…はっ…」

ドサッ……

コルベール「トー…マ君…」

バタッ…

上条(……………)

上条(……すんません先生)

上条(あんたは…あんたは教師だ)

上条(……ここに残ってくれ…)

上条(俺は…2人も…あんたも)

上条(失いたくない…)

ギリッ

上条「………」

ピカーッ!!

上条「…待ってろよ……ルイズ…サイト…!!」

~アルビオン戦役最前線・タルヴ村~

アンリエッタ「……ごめんなさい、ルイズ」

アンリエッタ「親友のあなたを……こんな戦場に連れ出してしまって……」

ルイズ「!な、何を仰るのですか姫様!」

スッ

ルイズ「私は、如何な場所であれ、姫様のお役に立てるなら、恐悦至極にございます。」

アンリエッタ「………ありがとう……」

アンリエッタ「私が今回の総指揮に自ら志願したとはいえ…こんな戦場の中…あなたが側に居てくれて…私は…」

ルイズ「姫様…」


兵士「姫様!報告致します!」

アンリエッタ「…して、現況は?」

兵士「はっ!」

兵士「…陸において、このタルヴ村を占領土とせんアルビオン軍との攻防は一進一退!しかし、敵方の勢い凄まじく…」

アンリエッタ「何と……」

ルイズ「…………」

兵士「さらには、敵グリフォン隊に空から攻め込まれ…兵士の間には、混乱が巻き起こっておりまする!」

アンリエッタ「…く…!」

アンリエッタ「我が軍のグリフォン隊はどうしたのですか?」

兵士「それが…敵グリフォン隊の能力は底知れず……こちら側のグリフォン隊は既に…」

ルイズ「そんな……」

兵士「姫様…このままでは、我が軍の敗走は時間の問題…どうかご帰還のご準備を……」

アンリエッタ「なりませんわ!我が軍の皆が戦っている中…私だけ戦場から逃げ出すなどと、絶対に致しません!」

ルイズ「……姫様……」

兵士「…姫様…では、私は戦場に戻ります」

アンリエッタ「お気をつけて…!」

兵士「承知致した!」

ダッ…

アンリエッタ「………」

ルイズ(……サイト…)

~上空【才人】~

デルフ「急げっ!相棒!」

デルフ「あの娘っこ……死ぬつもりだぞ!」

才人「ああ!わかってる!」

才人(…………)

チラッ

才人(……そろそろ日食か…)

才人「……」

キラーン!

才人「リングが…光を!」

才人「………」

グッ!

才人「…必ず…必ず助けてやるからな…ルイズ!!」

才人(待ってろよっ!!)

デルフ「………!」

デルフ「相棒、見ろ!敵のグリフォン隊だ!」

才人「本当だ!よしっ…!」

才人(弾はまだ残ってるよな…)

才人(うおおおおっっ!!!)

~陸路【上条】~

シュンッ!!

上条「このルーンの力で、身体の感覚が研ぎ澄まされていく…」

上条「ただ走ってるだけなのに…すげぇ速さだ……」

上条「……………」

上条「……先生」

チラッ

上条(………)

上条(……もし…この俺の右手に誰かを守る力があると言うなら……

グッ

上条(……あの2人を助ける為に…)

上条(今、使って見せる!!)

シュンッ!!

上条(見えた!)

上条(あの数……敵の本拠地…ってトコか…)

ガクガク

上条(ちっ……足が震えてきやがった…)

上条(あんなトコ突っ込んだら…俺、確実に死ぬよな…)

上条(………はは…)

上条(ビリビリわりぃな…)

上条(おごってやれんのはよ………!)

ダッ

上条(あの世での話になりそうだぜっっ!!!!)

上条「うおおおおっっ!!!!」

―敵グリフォン隊本拠地―

グリフォン兵「へへ…この戦楽勝だぜ…」

グリフォン兵「全くだ、トリステインの雑兵ども、我らグリフォン隊の前に為す術も無いぜ」

グリフォン兵「なぁ、聞いてるか?トリステインの女はべっぴんだらけだそうだ」

グリフォン兵「ああ、この戦争さえ終っちまえば……後は…」

グリフォン兵「グフフ……」

見張り「てっ………敵襲ー!!!!!」

グリフォン兵「なっ何ぃ!?」

グリフォン兵「何事だ!?」

見張り「はっ、な…謎の巨大な竜を操る男によって………」

見張り「第一陣から第三陣グリフォン部隊まで………」

見張り「完全に…撃破されました!!!」

グリフォン兵「なっなにぃ!?」

………………………
……………………
…………………

才人「くらいやがれぇっっ!!」

バババババッ

グリフォン兵「ぐあっ」

ヒューン…

グリフォン兵「ぐひっ」

ヒューン…

グリフォン兵「ぎゃあっ」

ヒューン…

才人「まだまだぁああっっっ!!」

バババババッ!

グリフォン兵「がはっ」

ヒューン…

続き仕事いてきま

たらいま

―それは破壊の竜だった。

大空を飛び回り、その奇怪な竜は、我が軍の精鋭グリフォン隊を次々に喰らっていったのだ。

グリフォンを駆る一人の男は言った。

「竜には一人の少年が乗っていた」と。

その男はこうも言った。

「その竜に乗った少年の目は、今まで見た事も無いような澄んだ瞳を持ち、それでいて凛々しく愛に満ちていた」のだと。―


【アルビオンの崩壊記録】
著・ジリシッド・ロー・センテンス

才人「ちぃっ…ちょこまか逃げやがって!」

デルフ「相棒!前だ!」

グリフォン兵「【火炎球】ファイヤーボール!」

ボゥッ!

才人「ぐあっ!」

才人「ちぃっ!」

バババババッ!

グリフォン兵「ぎゃっ!」

ヒューン…


才人「大体片付いたか…」

デルフ「相棒!今度は左だっ!」

才人「くそっ!旋回が間に合わねぇ!」

グリフォン兵「【雷弓】サンダーアロー!」

バチィィン!

才人「ぐぅっ!」

才人「くらえ!」

バババババッ

グリフォン兵「かっ…」

ヒューン…

才人「今の一撃で左翼がやられたっ!」

デルフ「何っ!?」

才人「墜落するぜっ……しっかり捕まってろデルフ!」

ガコン!

デルフ「相棒!ハッチなんて開けてどうすんだ!」

才人「飛ぶんだよっっ!」

バッ!

デルフ&才人「うわああああああああっ……………」

ヒューン…

~アルビオン軍地上隊本拠地~

ザワザワ…

アルビオン兵A「おい…!?聞いたか?グリフォン隊が一匹残らず壊滅したそうだ…」

アルビオン兵B「なにぃ!?トリステインの連中どうやって」

ザッ…

アルビオン兵C「誰だ!?」


上条「どうやら、才人の奴うまくやってるみてぇだなぁ」

アルビオン兵B「貴様…一体何者だ!」

アルビオン兵A「おい…こいつを取り囲め!」

デーン……!!

上条「………」

アルビオン兵B「バカめ…此処をアルビオンの本拠地と知って乗り込んだのか!」

アルビオン兵A「くくっ…今この場にはまだ五千の兵がいる…そして、お前は今その五千に囲まれているのだ」

上条「……だから、どうした?」

アルビオン兵B「へへ…このバカ、自分の立場がわかって…」

シュンッ

バキッ!

アルビオン兵B「ぎゃぶっ!」

ドシャ…

アルビオン兵一同「……!!!!!」

上条「ふぅ…」

アルビオン兵C「な……なんだ、何が起こっ………!?」

シュンッ

ドゴッ!

アルビオン兵C「がはぁっ……!!」

ドシャ…

上条「五千だろうが……一万だろうが関係ねぇ……」

ピカーッ!

バギッ!ボギッ!


上条「助けてぇバカが2人この戦争に巻き込まれてんだ……!」

ブチッ!

上条「この戦争なんてふざけた幻想はよぉ……?」

アルビオン兵D「くっ…」

アルビオン兵D「火炎球!」

ボゥッ!

上条「………」

スッ…

バシュゥゥッッ…

アルビオン兵一同「!?!?」

アルビオン兵D「ま…魔法が打ち消された……!?」

上条「魔法だけじゃねぇさ」

上条「こんなふざけきった幻想はよぉ…………」

シュンッ

バキッ

「ぎゃっ」

上条「この俺が…」

シュンッ

ドゴッ

「ぎはっ」

上条「この右手でぇ!」

シュンッ

バキッ

「ぎぃっ」

上条「その幻想を…ぶち殺す!!」

アルビオン兵長「か、かかれぇぇっっ!!」
ドドドドド!!!!!!!!

上条「うおおおおっっ!!」

―それは、一陣の風だった。

突如、吹き荒れた風にアルビオンの五千の兵士達は次々に凪ぎ払われる。

凄まじく速く、凄まじく強靭な一翼の風は、触れる物全てを破壊していった。

その風に呑み込まれた一人の男は言った。

「風の中には、一人の少年がいた」と。

風の如く少年は拳を振りあげる。

兵士達も火炎の球、雷の槍、大地の振動、持てる全ての力で、その風を振り払おうとしたが、

風は全てを吸い込み、打ち消した。

男はこうも言った。

「その風の中に見えた少年の目は、今まで見た事も無いような鋭い瞳を持ち、それでいて凛々しく義に満ちていた」のだと。―

【アルビオンの崩壊記録】
著・ジリシッド・ロー・センテンス

~タルヴ村トリステイン本拠地~


ザワザワ…ザワザワ…

ルイズ(…戦場の空気が…ざわついている…?)

アンリエッタ「これは一体…?」


兵士「姫様ぁっ!!」


アンリエッタ「何事です!?」

兵士「報告致します!」

兵士「敵、グリフォン隊…」


兵士「かっ…壊滅致しましたぁ!!」


アンリエッタ「!?」

アンリエッタ「一体何が…何が起こったのですか?」

兵士「はっ…」

兵士「目撃した者の情報によりますと……」

兵士「見た事も無い竜が……竜が…グリフォン隊を、次々に…撃破していったそうであります…」


ルイズ「!!!!」


アンリエッタ「竜…?」

ルイズ(………サイト……サイトだわ……)

ルイズ(………はっ…!)

チラッ

ルイズ(日食が……終わっている………?)

ルイズ「サイト……どうして…?」
ポロ…ポロ…

アンリエッタ「……ルイズ…?」

ガッ!

兵士「ルイズ殿…?」


ルイズ「その竜はっっ!?」
ポロ…ポロ…


ルイズ「竜はどうしたのよぉっ!!?」

兵士「……そっ…それが…」

アンリエッタ「何があったのです?」

兵士「身体中に敵グリフォン隊の火炎を受け……墜落を……」

ルイズ「!!?」

ルイズ「嘘っ……嘘っ……」

ボロ…ボロ…

アンリエッタ「ルイズ?」

兵士「ルイズ殿?」

ルイズ「いっ……嫌ぁあああッッッ!!!!」

ダッ!

アンリエッタ「ルイズ!何処へ行くのですっ!?外は危険です!」
ルイズ「竜には…竜にはサイトが乗っていたんですっ!!」

アンリエッタ「サイトさんがっ……!?」

ルイズ「サイトを……サイトを助けに行かないとっっ!!」

ダッ!

ガッ!

兵士「お止めくださいルイズ殿!!今行けば…ルイズ殿までっっ!!」

ルイズ「嫌っ…!離してっ!離してよっ!」

アンリエッタ「何て…事……」

ルイズ「サイト………」
ボロ…ボロ…


ルイズ「………サイトォーッッ!!!」ボロ…ボロ…

ピカーッ

ルイズ「こ…これは……!?」

ルイズ(サイトから貰った指輪が……!?)


ザッ…


ルイズ「!?」


才人「呼んだ、か……ルイズ…?」


ルイズ「………っっ!?」

アンリエッタ「!」

ルイズ「あ………あ………」
ポロ…ポロ…



才人「……ただいま…」

才人「………ルイズ…」
ニコッ…


ガッ!

兵士「うわっ!」

ダッ!

ルイズ「…っっサイトぉー!!」
ドンッ!

才人「いてて………ちったぁ優しく飛んで来てくれよ…」

ルイズ「バカ!バカ!どうして!?どうして帰らなかったのよっ!!?」

ボロ…ボロ…

ルイズ「もう…日食…」
ボロ…ボロ


才人「…………」

才人「まだ…」


ルイズ「……え…?」
ボロ…ボロ…


才人「………言って無かったろ…?」

才人「俺の……答えを…」

ルイズ「………答え…?」


才人「…何を無くしてもいい」

才人「…無くしたくない物の為なら…」

ルイズ「…サイ…ト………」

才人「他の何を失って…何を奪われても……」

才人「【俺は、お前と一緒にいたい】」

才人「ダメか………?ルイズ…?」

ギュッ…

ルイズ「………っっ~!」

ギュッ…

才人「…ルイズ…?」

ルイズ「……バカ…」
ボロ…ボロ…

ルイズ「ひっく……勝手なのはどっちよ…」
ボロ…ボロ…

才人「…ああ、俺だな…」

才人「……愛してるんだ、ルイズ…」

ギュッ…

ルイズ「もうっ…離れたくない…」

ルイズ「ひっく…ひっく…」

ギュッ…

ルイズ「お帰りなさい…サイトォ……」

才人「………ああ、ただいまルイズ…」

アンリエッタ「……よかった…」

才人「…姫様も心配かけました」

アンリエッタ「いえ、後は…この戦争が…」


兵士「報告致しますっ!」


アンリエッタ「今度は何事です?」

兵士「はっ…実は…」

兵士「敵方に送った密偵より…敵の本拠地に何者かが侵入し…数千の敵を壊滅させているとの報告が…」

ルイズ「たった…一人で!?」

才人「なっ……」

アンリエッタ「一体、何者なんですか?」

兵士「はっ!密偵によれば…以前、魔法学院にて、ゼムヌス隊長を打ち負かした少年に酷似していると…」

アンリエッタ「!!!」

才人「姫様?知ってるんですか?」

ルイズ「一体誰が…」

アンリエッタ「…………」

ギリッ

アンリエッタ「トーマさんです…」

ルイズ&才人「!!?」

ルイズ&才人「!!?」

ルイズ「と…トーマが…!?」

才人「…………当麻…!」

ダッ!

ルイズ「待って、サイト!
私も………私も行くわっ…!」

才人「……ああ!助けに行くぞルイズ!」

ダッ!

アンリエッタ「!2人とも!?」
アンリエッタ「トーマさん………」


タッタッタッタ…

才人(当麻……!お前一人死なせてたまるか……!)

才人(頼む……!間に合ってくれ…!)

―アルビオン軍本拠地―

バギッ
「ぎひっ」

ドゴッ
「がはっ」

ガッ
「ぎゃっ」

上条「ハァー………ハァー…………」

上条「……………」

上条「……うらああああああっっっ!!」

バギッ
「ぐえっ」

ドゴッ
「ぎひぃ」

ガッ
「ばはっ」

ドサッ…ドサッ…ドサッ…

上条「ハァー……ハァー……」

アルビオン兵「うっ……うわあああっっ!」

グサッ!

上条「かはっ……!」

上条(…か、肩に槍が……)

上条「……ちっ…くしょぉっ!!」

シュンッ

バギッ

アルビオン兵「ぎゃはぁっ!!」
ドサッ…

上条「ハァー…ハァー…」

アルビオン兵長「……たっ…たった一人に三千九百の兵が……」

上条「……ギロッ」

アルビオン兵長「ひぃっ…!」

アルビオン兵長「弓兵!奴を討ち取れ!!」

ビュン…ビュン…ビュン…ビュン

上条「……」

上条「…あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ッッッ!!!!」

ガッガッガッガッガッガッ…!

アルビオン兵長「な…何と…あの数の矢を……打ち落としている…!?」


グサッ!

上条「…ぐっ!?」

グサッ!
グサッ!
グサッ!

ブシュッ…

上条「がはっ…!?」

上条(身体中に矢が刺さって……血が、血が足りねぇ………)

アルビオン兵長「今じゃ!もっと射れ!!」

ビュン…ビュン…ビュン…ビュン…

上条(く……くそっ……)

上条(才人………ルイズ………先生………)

上条「負けて………」

ピカーッ

上条「たまるかぁあああっっっ!!!!!!!」

シュンッ

アルビオン兵長「消えた!?」

上条「うがぁぁっっ!!」

バギッ!

アルビオン兵長「がああっっ!」
ドサッ…


上条「ハァー……ハァー……」

上条「ハァー……ハァー……」

ボタ…ボタ…

上条(俺……死んだ…死んだな…)

上条「ハァー……ハァー……」

上条(けど…けどよ…ぉ…)

弓兵長「……ってェー!!!」

ビュン…ビュン…ビュン…ビュン…

グサッ!
グサッ!
グサッ!

上条「ぐぅっ…!」

ボタ…ボタ…

上条「だっ…誰一人…こっから先には……」

上条「行かせるわけにいかねぇんだよおっっ!!!」

ダッ!

上条「うおおおおっっ!!」

…………………………
……………………
………………

30分後

アルビオン軍地上隊本拠地

そこに、立ち上がっていたアルビオン兵は…一人として居なかった。



上条「ハァー……ハァー……」

上条「目が…ハァー…霞んできやがった…ハァ…ハァ」

ドクドクドク……

上条「身体中から……血の気が……ハァ…ハァ…」

上条「……」

上条「才人と…ハァハァ……ルイズ……会えたかな……ハァ…」

上条「先生…ハァハァ…俺もうダメっぽいっす…ハァー…ハァー…」

才人「………………ぁあっ」

ルイズ「ト…………マァッ」


上条「へへ……幻聴っすか…」

上条(才人………ルイズ………みんな……)


タッタッタッタ!

才人「当麻ぁっっ!!」

ルイズ「トーマっっ!!」

上条「………!?」

上条(才人……ルイズ……)

才人「当麻っ!!おい当麻っ!しっかりしろ!」

ルイズ「こんなに……こんなにボロボロになって………」

上条「な……なぁ、才人よぉ…」
上条「ゴフッ…!」

才人「無理にしゃべんな…!当麻っ!」

ルイズ「……っっ~」
ポロ…ポロ…

上条「嫁さんに会えて……ハァ…ハァ……」

グッ

上条「…良かったな……才人…」

ギュッ…

才人「あぁ…ああ!お前のおかげだ…」

上条「へへ……ゴフッ…」

才人「当麻っ!?」

ルイズ「トーマッ…!」

上条「トリステインは……勝ったのか…?」

ルイズ「勝ったわ……貴方のおかげよ…」

上条「………先生は…?」

才人「当麻…先生は………」


ダッ!

コルベール「トーマ君っっ!!!」

才人&ルイズ「!!?」

バッ

上条「……へへ…先生……」

コルベール「トーマ君!しっかりするんだトーマ君!!」

上条「どうやって……こんな所に…」

コルベール「私だけじゃないぞ…トーマ君……」

タッタッタッタ…

上条「………?」

キュルケ「トーマ!!」

タバサ「…トーマ…」

ギーシュ「……トーマ!」

モンモランシー「トーマ…」


才人&ルイズ「みんなまで…」

上条「いっ…一体どうやって……」

タバサ「…みんなシルフィードに乗って来た…」

キュルケ「トーマ…お願い…しっかりして!」

ギーシュ「トーマ……勝ち逃げは…勝ち逃げは僕が許さん…!」

モンモランシー「トーマ…」
ボタ…ボタ…

コルベール「ここに居るのは…」

コルベール「みんな……みんな君に守られた者だよ…」

上条「へへ……」

ポゥッ……

一同「!?」

才人「先生、当麻の体が薄く…!」

コルベール「………オスマン院長から聴いた…」

コルベール「代々…ソゥゲーイヴのルーンを持って召喚された者は、役目を終えると姿が消えてしまう……」

一同「!?」

スッ…

上条「俺…消えてしまうんですね…」

コルベール「……君は…君は、私達を守る役目を背負って…この世界に来たんだね……」

コルベール「君は……立派に使命を果たしてくれた……」

コルベール「……君は私の自慢の生徒だ…」

上条「……へへ…」

上条「…先生…みんな………」

上条「いままで…ありがとう…」

ボゥッ………シュンッ!


コルベール「……!」

一同「!?」

才人「当麻……当麻ァァーッッッ!!!」

一同「………」
ボロ…ボロ…


コルベール「………信じよう…」

コルベール「……彼は、彼の望む場所に帰れたのだと…」
ボロ…ボロ…


一同「…………はいっ」


コルベール(………)

コルベール(私は……どれだけ時が経っても………)

コルベール(君を忘れない…)

コルベール(トーマ君……)

~とある東京の公園~

御坂「………はぁ…」

御坂「あいつ………」

御坂「どこ……行っちゃったんだよぅ……」

ブゥゥゥン……

上条「う、うわぁー!!!!!」

ヒューン…

御坂「……なっ、何?」

御坂(!?)

ドシーン…!

上条「そげぶっ!」

御坂「きゃあっ!」

上条「いてて……」

上条「こっ、ここは!?」

キョロキョロ

上条「まさか……俺…」

キョロキョロ

上条「帰って…」

キョロキョロ

上条「帰ってきたのか!!!」

御坂「いい加減に……」

御坂「どきなさいよぉぉっ!!」

ドンッ!

上条「ぐあっ!…げっ、ビリビリ……」

御坂「あんた!
いきなり人の上に乗っかってくるって何考えてんのよっ!?」

上条「~っ!」

御坂「あっ、あんた!なっ…何抱きついて…ちょっ!はっ…離れなさいよっ!!」

上条「ビリビリ……会いたかったぜ……」

ボンッ

御坂「………/////」

ドンッ!

上条「ぐへっ!!」

御坂「こ…このバカ!//いっ、いきなり何言ってんのよ!はったおすわよ!」

上条「もう倒してるじゃねぇか…」

上条(…………)

上条(……才人……ルイズ…みんな…)

上条(……先生……)

御坂「?何よ?空なんか見つめちゃって……」

上条「何でもねぇよ…」

御坂「…変な奴ぅ…」

上条(…………)

上条(…………いつまでも…)

上条(………忘れはしない)

上条(そして…)

上条(……守り続けます、先生)

グッ

上条(この右手で……守れる人達を…)


我ながらひでぇエンドだ……

読んでくれた人達最後あたりすんませんでした
毎日ストーリー考えながらなんでもうキツキツっす

最後に本当にありがとうございました

今度スレ立てられる時きたらまた何か書きますんで、是非読んでください

暇なんで、なんかこのSSに質問あったら答えます

ソゥゲーイヴのルーンて幻想じゃ無いの?

上条さんの話し方が原作もアニメも見てないんじゃないかってぐらい不自然だったのは何故?

>>934

うーん
幻想っちゃ幻想なんですが、ストーリー的な違和感でちゃうんであえてイマジンブレイカーは無視しますた

なかなか良かった
次も期待してるぜ

>>935

実際、インデックスはそんなに詳しく見てないんですよ
それで、元々ストーリー上クロスさせたら面白いだろーなって2人掛け合わせたら、こんな上条さんが召喚されますた

>>937

あざます!

ちなみに、イルククゥが好きです

ちなみに、姫神が好きです

ちなみに、学園新撰組の斉藤初音が好きです

乙!面白かった!
ルイズ虚無には目覚めなかったなwww

>>945

あざます

パラレルワールドだと思ってください(笑)

ちなみに、アンリエッタのおっぱいが一番好きです

おもしろかった!

>>948-949

あざます
ストーリーはその場その場でひねり出してたんで投下遅かったかもですが嬉しいっす

なんでインデックスじゃなくて御坂だったのか不思議

>>974

何となく各ヒーローのヒロインはツンデレで合わせたかったからっす

安価ミス
>>971

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